説明

ばね座金

【課題】被締結部材への結合部材の取り付けに際し結合部材の緩み防止を可能にする。
【解決手段】ボルト(第一結合部材)6の雄ねじ部62が被締結部材3、4に形成された孔部を通り、ばね座金1を介してナット(第二結合部材)7と螺合することで、ナット7の底面部71をばね座金1の基盤部10側に当接させ、フラップ部12の端辺部121が、被締結部材3に近接した、ボルト6の雄ねじ部62の、外径621と谷の径622との間に入り込んで雄ねじ部62に当接し、ボルト6とナット7との螺合が進むことで凸状の形状125が基盤部10内に入り、フラップ部12に変形部128が形成され、さらなるボルト6とナット7との螺合によりナット7の底面部71に変形部128が伸ばされ、フラップ部12がボルト6の雄ねじ部62を挟持する押圧が加わるとともに、フラップ部12が凸状の形状125に戻ろうとしてボルト6とナット7との螺合部に押圧が加わる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
面部側から軸方向に沿ってばね力を生じるばね座金において、
前記面部が形成された平板状の基盤部と、
前記基盤部の板厚方向を貫通して形成された孔部と、
前記基盤部に連続し、前記基盤部の外縁部側から前記孔部に向かって、前記基盤部を前記基盤部の板厚方向に切断して形成され、前記孔部側の前記基盤部に連結されていない先端が前記孔部の外周を超えて前記孔部内に伸びるフラップ部と、を備え、
前記フラップ部は、前記基盤部に対して、前記基盤部の外縁部側の、前記基盤部に連結されている側、から前記基盤部に連結されていない先端側が前記基盤部に対して鋭角で傾斜させることで、前記基盤部に対して凸状の形状に形成されていることを特徴とするばね座金。
【請求項2】
頭部と該頭部と連続する雄ねじ部とを備えた第一結合部材と、前記雄ねじ部と螺合する雌ねじ部が形成された孔部を有する第二結合部材とで、被締結部材を固定する際に、前記第一結合部材と前記第二結合部材との間に組み込まれ、前記第一結合部材と前記第二結合部材との螺合部に押圧を加えるばね座金において、
前記第一結合部材と前記第二結合部材とが螺合して前記被締結部材を締結する際に、前記第一結合部材、或いは前記第二結合部材と当接する平板状の基盤部と、
前記基盤部に形成された、前記第一結合部材の雄ねじ部が挿入される孔部と、
前記基盤部に連続し、前記基盤部の外縁部側から前記孔部に向かって、前記基盤部を前記基盤部の板厚方向に切断され、前記基盤部に対して、前記基盤部の外縁部側の、前記基盤部に連結されている側、から前記基盤部に連結されていない先端側が前記基盤部に対して鋭角で傾斜させることで、前記基盤部に対して凸状の形状に形成され、前記基盤部に連結されていない先端は前記孔部に挿入された前記第一結合部材の雄ねじ部を挟み込むフラップ部と、を備えることを特徴とするばね座金。
【請求項3】
前記フラップ部は、前記基盤部内の孔部を中心に、前記基盤部を交差する方向に形成され、一方の対向するフラップ部同士の、前記基盤部に連結されていない先端側同士は前記基盤部の孔部側の、前記孔部に連続する隙間部に対向する位置で対向し、前記一方の対向するフラップ部と交差する方向に形成された他方の対向するフラップ部同士の、前記基盤部に連結されていない先端側同士は前記基盤部の孔部側の、前記孔部に連続する隙間部に対応する位置で対向することを特徴とする請求項1又は2に記載のばね座金。
【請求項4】
面部側から軸方向に沿ってばね力を生じるばね座金において、
前記面部が形成された平板状の基盤部と、
前記基盤部の板厚方向を貫通して形成された孔部と、
前記基盤部に連続し、前記基盤部の外縁部側から前記孔部に向かって、前記基盤部を前記基盤部の板厚方向に切断して形成され、前記孔部側の前記基盤部に連結されていない先端が前記孔部の外周を超えて前記孔部内に伸びるフラップ部と、を備え、
前記フラップ部は、前記基盤部の外縁部側の、前記基盤部に連結されている側と、前記基盤部に連結されていない先端側とを前記基盤部の面部方向に沿って形成し、前記基盤部の外縁部側の、前記基盤部に連結されている側を前記基盤部に対して鋭角に折り曲げ、前記基盤部の外縁部側の、前記基盤部に連結されている側を前記基盤部に対して鋭角に折り曲げた部分と対向して、その鋭角に折り曲げた部分と連続して、前記基盤部に連結されていない先端側に前記基盤部に対して鋭角に折り曲げた部分を形成して前記基盤部より突出させることで前記基盤部に対して凸状の形状に形成されていることを特徴とするばね座金。
【請求項5】
頭部と該頭部と連続する雄ねじ部とを備えた第一結合部材と、前記雄ねじ部と螺合する雌ねじ部が形成された孔部を有する第二結合部材とで、被締結部材を固定する際に、前記第一結合部材と前記第二結合部材との間に組み込まれ、前記第一結合部材と前記第二結合部材との螺合部に押圧を加えるばね座金において、
前記第一結合部材と前記第二結合部材とが螺合して前記被締結部材を締結する際に、前記第一結合部材、或いは前記第二結合部材と当接する平板状の基盤部と、
前記基盤部に形成された、前記第一結合部材の雄ねじ部が挿入される孔部と、
前記基盤部に連続し、前記基盤部の外縁部側から前記孔部に向かって、前記基盤部を前記基盤部の板厚方向に切断され、前記基盤部の外縁部側の、前記基盤部に連結されている側と、前記基盤部に連結されていない先端側とを前記基盤部の面部方向に沿って形成し、前記基盤部の外縁部側の、前記基盤部に連結されている側を前記基盤部に対して鋭角に折り曲げ、前記基盤部の外縁部側の、前記基盤部に連結されている側を前記基盤部に対して鋭角に折り曲げた部分と対向して、その鋭角に折り曲げた部分と連続して、前記基盤部に連結されていない先端側に前記基盤部に対して鋭角に折り曲げた部分を形成して前記基盤部より突出させることで前記基盤部に対して凸状の形状に形成され、前記基盤部に連結されていない先端は前記孔部に挿入された前記第一結合部材の雄ねじ部を挟む込むフラップ部と、を備えることを特徴とするばね座金。
【請求項6】
前記フラップ部は、前記基盤部内の孔部を中心に、前記基盤部を交差する方向に形成され、一方の対向するフラップ部同士の、前記基盤部に連結されていない先端側同士は前記基盤部の孔部を挟み込む位置で対向し、前記一方の対向するフラップ部と交差する方向に形成された他方の対向するフラップ部同士の、前記基盤部に連結されていない先端側同士は前記基盤部の孔部を挟み込む位置で対向することを特徴とする請求項4又は5に記載のばね座金。
【請求項7】
前記基盤部の外縁部側の、前記基盤部に連結されている側では、前記フラップ部は前記基盤部の面部に沿って伸びた、前記基盤部を前記基盤部の板厚方向に切断した切り込み部が形成されて、前記切り込み部に連続して、前記基盤部に対して前記凸状の形状が形成されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のばね座金。
【請求項8】
前記第一結合部材と前記第二結合部材とが前記被締結部材を介して螺合すると、前記基盤部から折り曲げられた、前記フラップ部の、前記基盤部における前記凸状の形状が圧縮されることにより、圧縮による押圧が前記第一結合部材と前記第二結合部材との螺合部に加わり、前記フラップ部の、前記基盤部に連結されていない先端側が前記基盤部の孔部内に伸びて、前記フラップ部の、前記基盤部に連結されていない先端側が、前記第一結合部材の雄ねじ部の、外径と谷の径との間に入り込むことを特徴とする請求項2、3、5、6又は7のいずれかに記載のばね座金。
【請求項9】
前記一方の対向するフラップ部と前記他方の対向するフラップ部との長さが異なり、前記一方の対向するフラップ部の、前記孔部側の前記基盤部に連結されていない端辺部より前記他方の対向するフラップ部の、前記孔部側の前記基盤部に連結されていない端辺部の方が前記孔部内に長く伸びて形成されていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のばね座金。
【請求項10】
前記第一結合部材と前記第二結合部材とが螺合することで、前記ばね座金における、前記他方の対向するフラップ部側の、前記ばね座金の基盤部側に前記第一結合部材の頭部、或いは前記第二結合部材が当接することで、前記第一結合部材の頭部、或いは前記第二結合部材からはみ出した部分である、前記他方の対向するフラップ部の端辺部側の、前記外縁部寄りは、前記被締結部材に対して反り、前記第一結合部材の頭部、或いは前記第二結合部材の、底面部と側面部とでなす端縁部側を挟持することを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載のばね座金。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【公開番号】特開2012−172768(P2012−172768A)
【公開日】平成24年9月10日(2012.9.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−35695(P2011−35695)
【出願日】平成23年2月22日(2011.2.22)
【出願人】(511046900)
【出願人】(511047011)
【Fターム(参考)】