説明

もやしの両端部除去方法

【課題】もやしから根部分と芽部分を機械的に切断して除去することができるもやしの両端部除去方法を提供する。
【解決手段】もやし選別装置1等で除去するもやし選別工程、縦溝33が並列して形成され上下方向成分を含む振動が与えられている溝付き板31、32上にもやしを供給し溝付き板31、32の上に供給されたもやしを縦溝33内に入れてもやしの長さ方向を揃えるもやし揃え装置等でもやしの長さ方向を揃えるもやし揃え工程、複数枚のカッター43を、互いに刃部を向かい合わせて並べて配設され送り方向の移動と停止を繰り返えす切断コンベア42と、その上方で切断コンベア42の送りより遅い速度で連続移動をする移送バー47を有する移送コンベア48とを有し、両コンベア42、48の間の相対移動によってもやしから根部分と芽部分を切断除去するもやしの両端部除去装置等でもやしの両端部を除去する両端部除去工程からなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、もやしから根部分と芽部分との両端部を機械的に切断して除去するもやしの両端部除去方法に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、商品として流通しているもやしは、収穫されたもやしから殻、毛根、滓などは除去されているが、毛根を除いた後の根部分や芽部分は付いたままの状態となっている。根部分は若干黒ずんでいる場合が多いし、芽部分は少し日が経つと直ぐに黒ずんでしまうという難点があり、根部分と芽部分を除去することが望ましいのであるが、機械的にこれら両端部だけを除去することが難しく、従来からもやしはこの状態で市場に受け入れられており、また、根部分と芽部分を除去することはコストが掛かることから、それらを除去していない状態で流通されているのが一般的である。
従って、高級食材としてそれらのもやしを使用する場合は、根部分と芽部分を1つずつ手で除去することが行われているのが現状である。
【0003】
前記したように、若干黒ずんでいる根部分と、少し日が経つと直ぐに黒ずんでしまう欠点をもつ芽部分とを除去した状態にしたもやしを提供することが望まれている。本出願人は先にもやしから根部分を機械的に除去する技術として特許文献1に示すものを提案したが、この技術では芽部分は一部しか除去できない。また、特許文献2に示すように、もやしから根部分と芽部分を機械的に除去しようとする技術が提案されている。これは、根部分と芽部分とが除去された状態のもやしを提供するための1つの方策とは思われるが、この考えに基づいてもやしの両端部を完全に除去できるものとはなっていない。
【特許文献1】特開平10−136959号公報
【特許文献2】特開2003−310229号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、機械的にもやしの両端部を効果的に除去する実用可能なもやしの両端部除去方法を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題を解決するため、本発明は、収穫されたもやしから未生育もやしと短小もやし片を分離して除去するもやし選別工程、同選別工程で選別されたもやしの長さ方向を揃えるもやし揃え工程、及び同もやし揃え工程で揃えられたもやしの両端部を切除する両端部切除工程によってもやしから根部分と頭部分を機械的に除去するもやしの両端部除去方法を提供する。
【0006】
また、本発明によるもやしの両端部除去方法では、前記もやし選別工程を、所定間隔の升目を形成して移動する升目コンベア上に選別すべきもやしを分散状態で供給して、同升目コンベアの下方に同升目コンベアと小間隔を保って配置されたベルトコンベアと共に移送し所定長さ以上のもやしを升目コンベア上に残し、所定長さ以下のものを前記コンベア上に分離して除去することによって行うことができる。
【0007】
また、本発明によるもやしの両端部除去方法では、前記もやし揃え工程を、縦溝が並列して形成され上下方向成分を含む振動が与えられている溝付き板上にもやしを供給し、同溝付き板の上に供給されたもやしを前記縦溝内に入れてもやしの長さ方向を揃えることによって行うことができる。
【0008】
また、本発明によるもやしの両端部除去方法では、前記両端部切除工程を、両側縁に刃部が形成された複数枚のカッターを隣り合うカッターの刃部の間に間隔を保って互いに刃部を向かい合わせて前後に並べて水平に配設され移動される切断コンベア上にもやしを供給し、同切断コンベアの上方で同切断コンベアとの間に小隙を保って複数本の移送バーを有する移送コンベアを前記切断コンベアと異なる速度で移動させ、前記切断コンベアと移送コンベアの間の相対移動によってもやしから根部分と芽部分を切断除去することによって行うことができる。
【0009】
また、本発明によるもやしの両端部除去方法では、前記両端部切除工程を、両端が開口された筒状のもやし収容容器が列をなして立設され走行路を上下にしたエンドレスな搬送コンベアにおける前記もやし収容容器に長さ方向を縦にしてもやしを入れ、同搬送コンベアの上下の走行路のそれぞれにおいて、前記容器の下端との間に間隔を保って配置された底部受け部材でもやしの端部を受けて搬送し、前記容器の下端と前記底部受け部材との間に露出するもやし端部をカッターで切断することによって行うことができる。
【0010】
また、本発明によるもやしの両端部除去方法では、前記両端部切除工程を、複数個の収容区画を横にして前後方向に並べて設けたコンベアにおける前記収容区画に長さ方向を横に揃えた状態のもやしを入れ、前記収容区画に受け入れられたもやしが同収容区画の両側部からはみ出ているはみ出し端部を前記コンベアの両側と間隔を保って配置された端部揃え部材によって揃え、前記コンベアの両側で前記揃えたはみ出し端部をカッターで切断することによって行うことができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によるもやしの両端部除去方法によれば、収穫されたもやしから、未生育もやしと短小もやし片を分離して除去して所定長さ以上のもやしを選別し、次いで、選別された所定長さ以上のもやしを長さ方向が同じになるように揃え、その長さ方向を揃えられたもやしの両端部を切除することによって、収穫後のもやしから根部分と芽部分を効果的、かつ、効率的に除去することができる。
【0012】
本発明によるもやしの両端部除去方法では、前記もやし選別工程、もやし揃え工程及び両端部切除工程として、前記した升目コンベアとその下方に同升目コンベアと小間隔を保って配置されたベルトコンベアでもやしを移送するもやし選別工程、縦溝が並列して形成され上下方向成分を含む振動が与えられている溝付き板によるもやし揃え工程及び両側縁に刃部が形成された複数枚のカッターで構成した切断コンベアと、同切断コンベアの上方に小隙を保って配置された移送コンベアの間の相対移動による両端部切除工程、両端が開口した筒状のもやし収容容器を有する搬送コンベアと、もやしの端部を受ける底部受け部材を使った両端部切除工程、及び収容区画を横にして並べて設けたコンベアと、その収容区画の両側部でもやしのはみ出し端部をそろえる端部揃え部材を使った両端部切除工程を適宜組み合わせることによって、もやしの両端部除去を確実に行うことができる。
【0013】
本発明によるもやしの両端部除去方法によれば、根部分が揃うように育成するなど、もやしを特殊なやり方で育成する必要なく、従来と同様の育成方法によって育成して収穫したもやしに対して、もやし選別工程、もやし揃え工程及び両端部切除工程を、この順に組み合わせることによって、機械的に無駄なく両端部を所望どおり除去したもやしを得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明のもやしの両端部除去方法の実施の態様について図面に基づいて具体的に説明する。本発明によるもやしの両端部除去方法では、収穫されたもやしから未生育もやしと短小もやし片を分離して除去するもやし選別工程、同選別工程で選別されたもやしの長さ方向を揃えるもやし揃え工程、及び同もやし揃え工程で揃えられたもやしの両端部を切除する両端部切除工程を組み合わせており、以下、前処理工程について説明の後、それらもやし選別工程、もやし揃え工程、両端部切除工程をこの順に、その実施形態について説明する。
【0015】
(前処理工程)
収穫されたもやしには、殻、滓、細根など、かなりの不要物が含まれており、本発明によるもやしの両端部除去方法を施す前にこれらを予め除去しておくのが好ましい。収穫されたもやしから、殻、滓、細根などの不要物を除去するには、水洗なども含め種々のやり方を採用してよいが、本出願人の出願に係る特開平10−136959号公報、特開平11−318410号公報に示す装置によって細根の除去や精製を効果的に行うのが好ましい。
【0016】
(選別工程)
前処理を終えたもやしに対して、未生育もやしと短小もやし片を分離して除去するもやし選別工程を施す。もやし選別工程を行う選別装置の例が図1、2に示してある。図1、2において、もやしの選別装置1は、隣り合うものとの間に等しい間隔を保って支持バー3、4の間に取り付けられた縦バー2を有している。また、この縦バー2の長さ方向に直交する多数の横バー5が縦バー2の長さ方向に沿って走行されるエンドレスなバーコンベア6が設けられている。バーコンベア6は、間隔を保って配置された軸7、8の両端部に配設されたチェーンホイール9、10に掛け渡された2本のエンドレスチェーン11を有し、この2本のエンドレスチェーン11に隣り合うものとの間に間隔を保って横バー5が両端を取り付けられている。縦バー2と横バー5は、横断面が円形又は円形状、少なくとも上半分が円形或いは楕円など円形状で、もやしが引っ掛からない形状になっている。横バー5の下面には、垂下片5’が所定間隔毎に設けられ、その垂下片5’は縦バー2の間に嵌った状態で、その下端が後記するベルトコンベア15との間に小隙を保って移動するように構成されている。
【0017】
バーコンベア6は、モータ12によって駆動回転される軸8によって、上方の走行路が図1の右から左へと走行される構成となっていて、バーコンベア6が走行されると、横バー5は上方の走行路で縦バー2と交差して升目を形成しつつ移送されるよう構成されている。このように、縦バー2と、横バー5を具えたバーコンベア6は、本発明のもやし選別装置において升目を形成して移動される升目コンベアを構成している。
【0018】
升目コンベアの下方には、升目コンベアと小間隔を保ってベルトコンベア15が配設されている。すなわち、ベルトコンベア15は、互いに間隔を保って配置されたローラ13、14と、このローラ13,14の周りに掛け渡されたエンドレスベルトで構成されており、ローラ14がモータ16によって駆動回転され、ベルトコンベア15は上方の走行路で図1の左から右へと走行される構成となっている。ベルトコンベア15の走行速度は、バーコンベア6の走行速度より遅くされていて両者間の速度差によって未生育もやしと所定長さ以下のもやしが升目コンベアから下方のベルトコンベア15上に確実に落下して分離されるよう構成されている。
【0019】
升目コンベアとベルトコンベア15の間に保たれる小間隔は、分離除去すべき未生育のもやしや、折れた短いもやしは升目コンベアからベルトコンベア15に落下させるが、分離除去する必要がない所定長さのもやしは横バー5に設けられた垂下片5’と当接した後はベルトコンベア15上に落下せずにバーコンベア6の走行に連れて搬送されるような大きさに選定する。この升目の大きさは、分離するもやしの寸法により適宜の値を選定するが、一例として3〜4cm程度とすることができる。
【0020】
17は、升目コンベアによって未生育もやしなどを分離した後の選別もやしを排出するための送り出しベルトコンベアで、エンドレスベルト20を軸8に取り付けられたロール18とロール19の周りに掛け渡されて構成されている。
ベルトコンベア15とエンドレスベルト20との間には隙間22が形成されており、その隙間からベルトコンベア上に分離された未生育もやしが下方に落下される。なお、選別すべきもやしは、升目コンベアの上に、図示していない適宜のホッパーなどによって、図の右端部で分散状態にして載せられるように供給される。
21はブロアのエア噴き出し口を示し、升目コンベア上にエアを噴き付けることにより升目コンベアを構成している縦バー2と横バー5に引っ掛かったり絡み付いている分離すべき未生育もやしと短いもやしを升目コンベアから下のベルトコンベア15に落下させる働きをする。
【0021】
本実施例による装置は、上記した構成になっており、この装置によるもやしの選別は次のように行われる。未生育もやしなどを分離して選別すべき収穫後のもやしがホッパーなどから分散状態にして升目コンベア上に図の右端側で供給され、縦バー2と横バー5が形成している升目コンベア上に搬送されて分散状態で載せられる。升目コンベアに対しブロアのエア噴き出し口21から吹き付けられるエアによって升目コンベアからは升目を通過できる大きさの未生育もやしと折れた短いもやしが、下方を走行しているベルトコンベア15上に落とされて分離される。分離不要な長さのもやしが升目に入り込むことがあっても、升目コンベアの下方には小間隔を保ってベルトコンベア15が走行していて受けられるとともに、横バー5に設けられた垂下片5’が存在しているので全体が落ち込むことがなく升目コンベアと共に搬送される。こうして未生育もやし及び所定長さ以下のもやしが分離され選別されたもやしが右端の送り出しベルトコンベア17から排出される。ベルトコンベア15上に分離された未生育もやしなどは、ベルトコンベア15とエンドレスベルト20との間の隙間22から落下排出される。
【0022】
(もやし揃え工程)
もやし選別工程により未生育もやしなどの所定長さ以下のもやしが分離され選別されたもやしに対して、もやしの長さ方向を揃えるもやし揃え工程を施す。もやし揃え工程を行う装置の例が図3及び図4に示してある。
図3、図4に示す装置は直列に配置された2段の溝付き板31、32を有している。これらの溝付き板31、32は、(b)図に断面が示されているように縦溝33が並べて形成されており、その上に載せられたもやしを、その縦溝33に沿って図の左から右方向に送るように直列して配置されている。この溝付き板31、32における縦溝33の間隔は1〜3cm、その谷の深さは1〜3cmの寸法にすることができる。また、溝付き板31、32は、処理するもやしによって必要あれば、その溝付き板31、32上に載せられたもやしを送る方向、すなわち、図3、4の左から右に向けて5〜30°傾斜された構成とすることができる。また、溝付き板31、32上のもやしを移送するため、溝付き板31、32の縦溝33に沿って水流や気流を供給する水又は空気流供給手段を設けた構造として、溝付き板31、32上におけるもやしの移送を円滑に行えるようにすることができるとともに、溝付き板31、32の上にもやしから分離されて付着した殻、毛根、滓などを除去することができる。
【0023】
溝付き板31、32は、図4に矢印35で示す水平方向に変位できるように枢着されたアーム34によって支持されており、溝付き板31、32に取り付けられた加振機36から与えられる起振力によって矢印35で示す水平方向成分をもって振動する。この水平方向成分をもつ振動の振幅と振動数は、処理するもやしに応じて適宜の値を採用することができるので、加振機36の振幅、振動数を可変な構造のものとするのが好ましい。この水平方向成分をもつ振動によって、溝付き板31、32の上のもやしは溝付き板31、32の縦溝33に沿う方向に移動され、その過程で溝付き板31、32上のもやしは、溝付き板31、32の縦溝33に落ち込んで長さ方向が縦溝33に沿うように揃えられる。
【0024】
本実施例による装置は、以上の構成になっており、この装置により送られるもやしは、その溝付き板31、32上での搬送過程で、その長さ方向を、溝付き板31、32の縦溝33に沿わせられた状態に揃えられて縦溝33内に落ち込む。こうして長さ方向を揃えられたもやしは図3、図4の右端から長さ方向を揃えられた状態のまま、要すれば水流又は空気流の助けのもとで縦溝33に沿う方向に送り出される。
【0025】
なお、溝付き板31、32の上を上記したように送られるもやしに曲がった形状のものが混じっていると、それが縦溝33の間の山部分に載った状態のまま搬送されてもやしの揃えを乱すので、これを除去するのが好ましい。そのために図示していないが、溝付き板31、32の山部分に接触するか、或いは山部分と小隙を保って配置されたチェーン、ブラシ、ブレードなどの曲がりもやしの除去手段を設けるのが好ましい。
【0026】
(両端部切除工程)
前記したようにもやし揃え工程で長さ方向を揃えられたもやしに対して、根部分と芽部分を切断して除去する両端部切除工程を施す。両端部切除工程を行う両端切断装置の例が4つ、図5から図15に示してある。
先ず、図5から図8に示す両端切断装置40について説明する。
両端切断装置40は、多数のカッターを横に並べて両端部をエンドレスチェーンによって連結して構成された切断コンベア42を有している。切断コンベア42は矢印41の方向に移送されるエンドレスのコンベアとして構成されている。次に、この切断コンベア42の構造について図6、図7によって説明する。切断コンベア42は多数のカッター43を有しており、各カッター43は一部を平面図で示している図6に見られるように、多数の山形に傾斜した刃部44、切断コンベア42の走行方向41に垂直な刃部45、切断コンベア42の走行方向41に平行な刃部46が形成された細長い形状をしている。このように刃部44、45、46が形成されたカッター43が、切断コンベア42の走行方向41に対して横に並べられて両端部が互いにエンドレスチェーンで連結されてエンドレスな切断コンベア42を構成している。隣り合うカッター43の刃部の間には間隔が保たれて、後で説明するように、切断されるもやしの両端部が入り込む隙間が形成されている。
【0027】
両端切断装置40は、前記した切断コンベア42に加え、多数の移送バー47を有する移送コンベア48を有している。移送コンベア48は、互いに間隔を保って横置きに並べて配置された移送バー47の両端をエンドレスチェーンで連結した構造となっている。移送コンベア48を構成している移送バー47は、図7に見られるように、切断コンベア42を構成するカッター43の上方に、カッター43(切断コンベア42)の上面との間に小隙を保って移送されるようにした構成となっている。また、両端切断装置40は、切断コンベア42の下方に間隔Lを空けて配置された底板49を有している。切断コンベア42と底板49の間の間隔Lは後述するようにもやしの両端を効率的に切断する上で重要な意味をもつ。
【0028】
以上説明したように、両端切断装置40は、切断コンベア42と、移送コンベア48と、底板49とを有しており、切断コンベア42は矢印41で示されている移送方向への送りと停止を繰り返す動作を行ない、移送コンベア48は、切断コンベア42の移送速度より遅い速度で矢印41で示されている移送方向へ連続送りされるように構成されている。底板49は静置された板であるが、エンドレスなベルトコンベアで構成し、切断コンベア42によって切断されて落下するもやしの両端部を受けて排出するようにするのが好ましい。
【0029】
図示した装置は以上説明した構成を有しており、以下、このもやしの両端部除去装置の作用について説明する。
図3、図4に示されたもやし揃え装置によって、その長さ方向を溝付き板31、32の縦溝33に沿う方向に長さ方向が揃えられて溝付き板32の端から両端切断装置40へ供給される。すなわち、両端切断装置40に対し、もやしは、図5では長さ方向を紙面に垂直な方向に揃えられて寝かされた状態、図6では模式的に図示されているもやしのように長さ方向をカッター43の長さ方向に沿うように揃えられた状態で供給される。この両端切断装置40では、切断コンベア42が矢印41で示されている移送方向への送りと停止を繰り返す動作を行ない、移送コンベア48が切断コンベア42の移送速度より遅い速度で矢印41で示されている移送方向へ連続送りされていて、切断コンベア42と移送コンベア48の間には移動速度の差による相対移動があるので、切断コンベア42の上に載っているもやしは、その相対速度により、切断コンベア42上を転がったりして移動される。切断コンベア42上を移動されるもやしは、その曲がった両端部が、隣り合うカッター43の刃部の間に形成されている隙間に入り込み、その状態で切断コンベア42と移送コンベア48の間の相対移動により動かされ、前記隙間に入り込んだ頭部分と芽部分はカッター43の刃部で切断される。
【0030】
もやしの両端部は、図8に模式的に示されているようにカッター43の間に形成されている隙間に入り込んだ部分で切断されるのであるが、切断コンベア42(カッター43)の下方には底板49が配置されているので、もやしは、切断コンベア42(カッター43)と底板49の間の間隔L以上の長さの部分が入り込めないのでもやしの茎部分を余分に切除するのを防ぎ、また、既に端部が切除されているもやしがカッター43の間に形成されている隙間に入り込んでもカッター43によって切除されるもやしの長さを短く抑えることができる。こうして、図6の左端に示されたもやしのように両端部が切除されて切断コンベア42の終端から排出される。
【0031】
次に、図9から図11に示す両端切断装置50について説明する。
図9及び図10において、51は搬送コンベアを示しており、この搬送コンベア51は、それぞれ2つのチェーンホイール52,53の回りに掛け渡された2本のエンドレスなチェーンベルト54と、それらのチェーンベルト54に対して走行方向に連続した状態で列をなして長さ方向を縦にして取り付けられた筒状で両端が開口したもやし収容容器55によって構成されている。この搬送コンベア51はチェーンホイール52,53の回転によって矢印方向に走行される。
【0032】
搬送コンベア51の上の走行路には、もやし収容容器55の下端開口と間隔を保って底部受け部材としての底部受けコンベア56が配置され、もやし収容容器55の下端開口からはみ出したもやしの下端を受けるように構成されている。底部受けコンベア56は、プーリ57、58のまわりに掛け渡されており、加振機59によって上下方向又は水平方向の振動が与えられるように構成されている。この底部受けコンベア56の下流には、図11に示されているように搬送コンベア51の走行路に斜めにブレード状のカッター60が配置され、カッター60の刃は、もやし収容容器55の下端開口と底部受けコンベア56の間に位置されている。61はカッター60で切断されたもやしの端部を受ける端部受けであり、62は下端部が切断されたもやしの下端を受ける下端受けである。
【0033】
搬送コンベア51が、チェーンホイール52の周りを回って下の走行路に入る位置で、収容容器55の上端の反転軌跡に沿って反転受け部材63が配置されていて、反転により上下が逆になるもやし収容容器55内のもやしの下端部を受けるように構成されている。反転受け部材63が終わる位置に底部受け部材としての底部受けコンベア64が配置され、もやし収容容器55の下端開口からはみ出したもやしの下端を受けるように構成されている。底部受けコンベア64は、プーリ65、66のまわりに掛け渡されており、加振機67によって上下方向又は水平方向の振動が与えられるように構成されている。この底部受けコンベア64の下流には、カッター60と同様、走行路に斜めにブレード状のカッター68が配置されており、その刃はもやし収容容器55の下端開口と底部受けコンベア64の間の適宜の位置に臨まされている。このように、下の走行路におけるカッター68が配置された位置に来るともやし収容容器55の下端開口からはみ出て底部受けコンベア64上に露出している端部が適宜の位置でカッター68により切断される構成となっている。69は、カッター68で切断されたもやしの下端部を受ける端部受けであり、70は両端を除去されたもやしの排出コンベア、71は下端部が切断されたもやしの下端を受ける下端受けである。
【0034】
図10に見られるように、もやし収容容器55を構成する一方の側板73の内側には側板73と平行を保ったまま変位可能な可動側板72が設けられており、その可動側板72は連結バー74を介して押圧板78と連結されている。連結バー74にはバネ75が嵌められ、側板73と押圧板78の間に位置されて側板73と押圧板78を互いに離間するように作用している。76はカム板で、もやし収容容器55の走行路の横に配置されている。77はカムローラで、押圧板78に縦軸まわりに回転可能に枢着されている。カムローラ77はカム板76と当接されており、カム板76の形状に従って、図2の矢印79方向に変位される構成となっている。カム板76は、処理すべきもやしを収容容器5に充填する図9の右上の位置と、両端を除去したもやしをもやし収容容器55から排出する図9の右下の位置で図10の(a)のように、可動側板72が側板73に近づいて収容容器5の収容空間の幅を広げるが、カッター60と68によってもやしの端部を切断する図10の(b)の位置では可動側板72を押して側板73から離間させるようにカムローラ77を変位させる形状を有して収容容器55の横に配置されている。(b)のように収容容器55の幅を狭めて内部のもやしを互いに寄せ集めてカッターによる切断を容易に行わせる。
【0035】
前記したもやし収容容器55には、図3、図4に示したもやし揃え装置によって長さ方向が揃えられたもやしが長さ方向を上下にして供給されて収容される。
もやし収容容器55内に長さ方向を縦にして収容されたもやしは、収容容器55の底から下端部がはみ出した状態となり、そのはみ出したもやしの下端は、収容容器55の下端開口から間隔を保って配置されている底部受けコンベア56の上に載って立っている状態で搬送される。そして、カッター60が配置されている位置に搬送されて来ると、カム板76と当接するカムローラ77の変位により可動側板72が図10(b)の位置に移動され収容容器55内のもやしは互いに寄せられ収容容器55の下端開口から出て底部受けコンベア56上に露出している適宜の位置でカッター60により切断される。カッター60で下端部を切断された収容容器5内のもやしは、カッター60を通過したあと収容容器55の下端開口の下に配置されている下端受け62に切断後の端部が載った状態で搬送される。
【0036】
搬送コンベア51は、チェーンホイール52の周りを回って下の走行路に入り、これにより、もやし収容容器55は上下が反転される。もやし収容容器55の反転経路にはもやし収容容器55の上端の反転軌跡に沿う反転受け部材63が配置されていて、反転により上下が逆になるもやし収容容器55内のもやしを受ける。反転された後、もやし収容容器55の下端開口からはみ出したもやしの下端部は底部受けコンベア64に載った状態で搬送される。この状態で下の走行路におけるカッター68が配置された位置に来ると、上の走行路について説明したと同様に、もやし収容容器55の下端開口から出て底部受けコンベア64上に露出しているもやしの下端は適宜の位置でカッター68により切断される。
こうして両端部がカッター68で切断されたもやしは収容容器55から排出コンベア70へ排出される。
【0037】
次に、図12に示す両端切断装置について説明する。図12において、81は、もやしの両端部除去装置を構成するコンベアを示している。このコンベア81は図12で上から下へ走行される構成となっており、その走行方向に対して直交する方向に立ち上げられて互いに間隔Lを保って設けられた区画板82によって、複数個の収容区画83がコンベア81の走行方向に並べて形成されている。この収容区画83内には、長さ方向を区画板82と平行な方向に揃えられたもやしが収容される。従って、収容区画83の長さは、コンベア81の走行方向に対して垂直に寝かせた状態のもやしを収容できればよく、また、各区画板82の間隔は、処理するもやしの大きさや太さなどに応じて適宜の寸法に選定する。
【0038】
84は、コンベア81の両側に立設されたサイド板で、このサイド板84が切れた所の一方側に、コンベア81の側縁との間に間隔を保って、本発明における端部揃え部材に当たる端部受け85が設けられている。端部受け85と反対側のコンベア81の側縁には、水供給手段(図示していない)が設けられており、コンベア81における収容区画83内に、端部受け85に向って流れる水流86を発生させるように構成されている。端部受け85の下流には、コンベア81の側縁と端部受け85との間に刃が位置するように配設されたロータリ式のカッター87が設けられている。カッター87の下流におけるコンベア81の反対側には、端部受け85の場合と同様に、側縁と間隔を保って端部受け88が設けられている。端部受け88と反対側のコンベア81の側縁には、給水手段(図示していない)が設けられており、コンベア81における収容区画83内に、端部受け88に向って流れる水流89を発生させるように構成されている。
端部受け88の下流には、コンベア81の側縁と端部受け88との間に刃が位置するように配設されたロータリ式のカッター90が設けられている。
【0039】
次に、図12に示した装置によるもやしの両端部除去操作について説明する。
両端部を除去すべきもやしは、図3、図4に示したもやし揃え供給装置により長さ方向を揃えられ、図3、図4の右端から長さ方向に揃えられた状態のまま縦溝33に沿う方向に送り出され、図12に示されている収容区画83内に長さ方向に供給されて長さ方向を横にして収容され、コンベア81によって図12の白矢印方向に搬送される。
端部受け85が配置された位置に来ると、図示していない水供給手段から供給される水流86によって、収容区画83内のもやしは端部受け85の方向に移動され、収容区画83内にもやしは、左側の端部が端部受け85に当接した状態になり、左側の端部が揃えられる。
【0040】
上記のように左側で端部が揃えられたもやしがカッター87の位置に送られて来ると、コンベア81の左側の縁と端部受け85との間の位置で、端部が切断される。左側で端部が除去されたもやしが収容されている収容区画83が端部受け88の配置された位置に来ると、図示していない給水手段から供給される水流89によって、収容区画83内のもやしは端部受け88の方向に移動され、収容区画83内のもやしは、右側の端部が端部受け88に当接した状態になり、右側の端部が揃えられる。そして、右側で端部が揃えられたもやしがカッター90の位置に送られて来ると、コンベア81の右側の縁と端部受け88との間の位置で、端部が切断される。こうして両端部が切断されて除去されたもやしはコンベア81から排出される。
なお、収容区画83内のもやしが、カッター87、90による切断動作中に、その揃えられた状態を乱さないよう収容区画83内のもやしを上部から押さえるための板材、ベルトなど適宜のもやし上部押さえ部材を設けるのが好ましい。
【0041】
次に、図13に示す実施例によるもやしの両端除去装置について説明する。
81はコンベア、82は区画板、83は収容区画を示しており、これらは図12の実施例の場合と同じ構成なので、重複する説明を省略する。100は本発明にいう端部揃え部材に当たるもやし端部揃えコンベアを示し、プーリ101、102の周りに掛け渡されたエンドレスベルト103によって構成されており、白矢印で示すコンベア81の走行方向側(図13の下方側)でコンベア81の側縁に近づくように斜めに配設されている。もやし端部揃えコンベア100の下流には、コンベア81の右縁とプーリ102の間に刃が位置されたロータリ式のカッター87が配置されている。
【0042】
カッター87の下流において、コンベア81の左側には端部揃えコンベア110が配設されている。端部揃えコンベア110は、プーリ111、112の周りに掛け渡されたエンドレスベルト113によって構成されており、白矢印で示すコンベア81の走行方向側(図13の下方側)でコンベア81の側縁に近づくように斜めに配設されている。もやし端部揃えコンベア110の下流には、コンベア81の右縁とプーリ112の間に刃が位置されたロータリ式のカッター90が配置されている。
【0043】
図13のもやしの両端除去装置は以上説明した構成を有しており、以下この装置によるもやしの両端部除去操作について説明する。コンベア81の収容区画83には、例えば、図3、図4に示したもやし揃え装置によって長さ方向を揃えられたもやしが供給され、長さ方向を横にして収容され白矢印方向に搬送される。そして、もやし端部揃えコンベア100が配置されている所に送られて来ると、コンベア81の右側の側縁からはみ出しているもやしの端部は、もやし端部揃えコンベア100の傾斜に従ってプーリ102の位置に来るように揃えられる。こうして、コンベア81の右側の側縁からほぼ一定長さではみ出しているもやしの右端部は、下流のカッター87で切断される。
【0044】
上記のように右端部が除去されたもやしを収容した区画83がもやし端部揃えコンベア110が配置されている所に送られて来ると、コンベア81の左側の側縁からはみ出しているもやしの端部は、もやし端部揃えコンベア110の傾斜に従ってプーリ112の位置に来るように揃えられる。こうして、コンベア81の左側の側縁からほぼ一定長さではみ出しているもやしの左端部は、下流のカッター90で切断される。こうして根部分と芽部分を含む両端部が切断されて除去されたもやしはコンベア81から排出される。
【0045】
以上、両端切断装置の例に基いて両端部切除工程について具体的に説明したが、本発明の両端部切除工程で用いる両端切断装置はこれらの実施例に限定されるものではないことは言うまでもない。
例えば、図12、13に示した例では、収容区画83は水平状態の構造となっているものとして説明したが、左右端部を切断するよる側にそれぞれ傾斜された、又は、傾斜される構造にしてもよい。その例を図14によって説明すると、収容区画83を上、左右が開放された状態のトレイ120で構成し、そのトレイ120を幅方向の中心部121で図14の(a)から(c)に示すように左右両側に傾動可能に構成する。このように構成したトレイ120を切断すべき端部側に傾斜させ、その下降された側に端部を寄せ易いようにして切断すべき端部の揃えを良好に行えるようにするのである。
【0046】
また、上記した例では、収容区画83の断面形状については特に規定していないが、図15に示すように底部を(a)V字状83−1、(b)U字状83−2、(c)四角形83−3などにして、収容されるもやしが長さ方向に揃い易いように構成することができる。
また、図13に示す両端除去装置においても、図12に示す装置の場合と同様に、両端揃えコンベア100、110に向けて水流を発生させる水供給手段を設けるのも有効である。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本発明のもやし選別工程を実施するもやし選別装置の例を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のB−B線に沿う断面図。
【図2】図1に示した選別装置の側面図。
【図3】本発明のもやし揃え工程を実施するもやし揃え装置の例を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のB−B線に沿う断面図。
【図4】図3に示したもやし揃え装置の側面図。
【図5】本発明の両端部切除工程を実施する両端切断装置の例を示す側面図。
【図6】図5の両端切断装置における切断コンベアと移送バーとを拡大して示す平面図。
【図7】図6のB−B線に沿う断面図。
【図8】図6のC−C線に沿う断面図。
【図9】本発明の両端部切除工程を実施する両端切断装置の他の例を示す側面図。
【図10】図9の断面図で、(a)はA−A線に沿う断面図、(b)はB―B線に沿う断面図。
【図11】図9におけるカッター60の配置状態を示す平面図。
【図12】本発明の両端部切除工程を実施する両端切断装置の更に他の例を示す平面図。
【図13】本発明の両端部切除工程を実施する両端切断装置の他の例を示す平面図。
【図14】図12、13における収容区画の変形例を示す説明図。
【図15】図12、13における収容区画の断面形状を示す説明図。
【符号の説明】
【0048】
1 もやしの選別装置
2 縦バー
3 支持バー
4 支持バー
5 横バー
6 バーコンベア
7 軸
8 軸
9 チェーンホイール
10 チェーンホイール
11 エンドレスチェーン
12 モータ
13 ローラ
14 ローラ
15 ベルトコンベア
16 モータ
17 送り出しベルトコンベア
18 ロール
19 ロール
20 エンドレスベルト
21 エア噴き出し口
22 隙間
31 溝付き板
32 溝付き板
33 縦溝
34 アーム
36 加振機
40 両端切断装置
42 切断コンベア
43 カッター
44 傾斜した刃部
45 垂直な刃部
46 平行な刃部
47 移送バー
48 移送コンベア
49 底板
L カッターと底板の間隔
50 両端切断装置
51 搬送コンベア
52 チェーンホイール
53 チェーンホイール
54 チェーンベルト
55 もやし収容容器
56 底部受けコンベア
57 プーリ
58 プーリ
59 加振機
60 カッター
61 端部受け
62 下端受け
63 反転受け部材
64 底部受けコンベア
65 プーリ
66 プーリ
67 加振機
68 カッター
69 端部受け
70 排出コンベア
71 下端受け
72 可動側板
73 側板
74 連結バー
75 バネ
76 カム板
77 カムローラ
78 押圧板
81 コンベア
82 区画板
83 収容区画
84 サイド板
85 端部受け
86 水流
87 カッター
88 端部受け
89 水流
90 カッター
100 もやし端部揃えコンベア
101 プーリ
102 プーリ
103 エンドレスベルト
110 もやし端部揃えコンベア
111 プーリ
112 プーリ
113 エンドレスベルト
120 トレイ
121 中心部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
収穫されたもやしから未生育もやしと短小もやし片を分離して除去するもやし選別工程、同選別工程で選別されたもやしの長さ方向を揃えるもやし揃え工程、及び同もやし揃え工程で揃えられたもやしの両端部を切除する両端部切除工程によってもやしから根部分と芽部分を機械的に除去することを特徴とするもやしの両端部除去方法。
【請求項2】
前記もやし選別工程を、所定間隔の升目を形成して移動する升目コンベア上に選別すべきもやしを分散状態で供給して、同升目コンベアの下方に同升目コンベアと小間隔を保って配置されたベルトコンベアと共に移送し所定長さ以上のもやしを升目コンベア上に残し、所定長さ以下のものを前記コンベア上に分離して除去することによって行うことを特徴とする請求項1に記載のもやしの両端部除去方法。
【請求項3】
前記もやし揃え工程を、縦溝が並列して形成され上下方向成分を含む振動が与えられている溝付き板上にもやしを供給し、同溝付き板の上に供給されたもやしを前記縦溝内に入れてもやしの長さ方向を揃えることによって行うことを特徴とする請求項1に記載のもやしの両端部除去方法。
【請求項4】
前記両端部切除工程を、両側縁に刃部が形成された複数枚のカッターを隣り合うカッターの刃部の間に間隔を保って互いに刃部を向かい合わせて前後に並べて水平に配設され移動される切断コンベア上にもやしを供給し、同切断コンベアの上方で同切断コンベアとの間に小隙を保って複数本の移送バーを有する移送コンベアを前記切断コンベアと異なる速度で移動させ、前記切断コンベアと移送コンベアの間の相対移動によってもやしから根部分と頭部分を切断除去することによって行うことを特徴とする請求項1に記載のもやしの両端部除去方法。
【請求項5】
前記両端部切除工程を、長さ方向を縦にした両端開口の筒状のもやし収容容器が列をなして立設され走行路を上下にしたエンドレスな搬送コンベアにおける前記もやし収容容器に長さ方向を縦にしてもやしを入れ、同搬送コンベアの上下の走行路のそれぞれにおいて、前記容器の下端との間に間隔を保って配置された底部受け部材でもやしの端部を受けて搬送し、前記容器の下端と前記底部受け部材との間に露出するもやし端部をカッターで切断することによって行うことを特徴とする請求項1に記載のもやしの両端部除去方法。
【請求項6】
前記両端部切除工程を、複数個の収容区画を横にして前後方向に並べて設けたコンベアにおける前記収容区画に長さ方向を横に揃えた状態のもやしを入れ、前記収容区画に受け入れられたもやしが同収容区画の両側部からはみ出ているはみ出し端部を前記コンベアの両側と間隔を保って配置された端部揃え部材によって揃え、前記コンベアの両側で前記揃えたはみ出し端部をカッターで切断することによって行うことを特徴とする請求項1に記載のもやしの両端部除去方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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