説明

もやしの両端部除去装置

【課題】
もやしから根部分と芽部分の両方を切断して除去可能なもやしの両端部除去装置を提供する。
【解決手段】
長さ方向を横に揃えた状態のもやしを受け入れる複数個の収容区画3を横にして前後方向に並べて設けたコンベア1と、そのコンベア1の両側と間隔を保って配置され収容区画3に受け入れられたもやしが収容区画3の両側部からはみ出ているはみ出し端部を揃える端部受け5、8及びコンベア1の両側に配設されたカッター7、10を有している。収容区画3に水流を与える給水手段が設けてあり、収容区画3上に発生される水流によって収容区画3上に載せられたもやしが端部を端部受け5、8に向けて変位されて揃えられる構成となっており、収容区画3からのもやしのはみ出し端部がカッター7、10で切断される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、もやしから根部分と芽部分の両端部(本発明では単に両端部と称する)を切除することができるもやしの両端部除去装置に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、商品として流通しているもやしは、収穫されたもやしから殻、毛根、滓などは除去されているが、毛根を除いた後の両端部は付いたままの状態となっている。根部分は若干黒ずんでいるし、芽部分は少し日が経つと直ぐに黒ずんでしまうという難点があり、両端部を除去することが望ましいのであるが、機械的にもやしから両端部だけを除去することが難しく、従来からもやしは根部分と芽部分が付いた状態で市場に受け入れられていることと、両端部を切除することに要するコストとの関係で、それらを除去していない状態で流通されているのが一般的である。
従って、両端部を取り除いて高級食材としてそれらのもやしを使用する場合は、両端部を1つずつ手で除去することが行われているのが現状である。
【0003】
前記したように、若干黒ずんでいる根部分と、少し日が経つと黒ずんでしまいがちな欠点をもつ芽部分とを除去した状態にしたもやしを提供することが望まれている。この目的に沿うべく、特許文献1に示すように、もやしから両端部を除去しようとする技術が提案されている。これは、両端部が除去された状態のもやしを提供するための1つの方策とは思われるが、この考えに基いてもやしの両端部を完全に除去できるものとはなっていない。また、特許文献2に示すように、もやしの両端部を除去し易いように栽培するやり方も提案されているが、もやしの栽培に手間がかかるという問題や、もやしを細く育成する必要があり、もやしの品質に影響するという問題がある。
【特許文献1】特開2003−310229号公報
【特許文献2】実用新案第3031690号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、もやしの両端部を良好に切除することが出来る、簡素化され低価格な装置で実用可能なもやしの両端部除去装置を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題を解決するため、本発明は、長さ方向を横に揃えた状態のもやしを受け入れる複数個の収容区画を横にして前後方向に並べて設けたコンベア、前記コンベアの両側と間隔を保って配置され前記収容区画に受け入れられたもやしが同収容区画の両側部からはみ出ているはみ出し端部を揃える端部揃え部材、及び前記コンベアの両側に配設されたカッターを有し前記はみ出し端部を前記カッターで切断するように構成したことを特徴とするもやしの両端部除去装置を提供する。
【0006】
本発明による両端部除去装置では、前記端部揃え部材が、前記コンベアの両縁部とそれぞれ間隔を保って同コンベアの走行方向側で同コンベアに近づくように斜めに配設された2つのもやし端部揃えコンベアであり、前記カッターが前記もやし端部揃えコンベアの先端近傍に配置され前記収容区画の両縁からはみ出ているもやし端部を切断する構成とすることができる。
【0007】
また、本発明による両端部除去装置では、前記収容区画を、前記端部揃え部材又は前記端部揃えコンベアに向けて下降する方向に傾斜された構成としたり、これに加え、前記端部揃え部材又は前記端部揃えコンベアを前記収容区画の両縁に向けて振動させる構成とすることができる。
【0008】
更にまた、本発明による両端部除去装置では、前記コンベアを幅方向の中心部で両側に傾動可能に構成し、その中心部まわりの傾動によって前記収容区画を前記もやし端部揃え部材又は前記端部揃えコンベアに向けて下降する方向に傾斜させる構成とすることができる。
【0009】
また、以上の本発明によるもやしの両端部除去装置にあっては、前記収容区画に水流を与える給水手段、又は前記収容区画に空気流を与える空気流供給手段を設け、前記収容区画上に発生される水流又は空気流によって前記収容区画上に載せられたもやしが端部を切断するカッター方向に変位されて揃えられるように構成することができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によるもやしの両端部除去装置にあっては、横にして配列された複数個の収容区画内に、長さ方向を横に揃えられた状態のもやしを水流によって移送したりすることによって入れ、その収容区画に受け入れられたもやしが同収容区画の両側部から端部揃え部材にはみ出す端部分を端部揃え部材で受けて揃え、同収容区画の両側部からはみ出した部分を、その収容区画が取り付けられているコンベアの両側に配設されたカッターで切断することによって、もやしから頭部分と根部分の両端部を除去することができる。本発明による装置では、横にして配列された複数個の収容区画を用いているので、その収容区画内には長さ方向を横に揃えられた状態のもやしを水流による移送などによって、長さ方向に揃えられた状態を崩すことなくもやしを容易に入れて両端部を切断することができる。
【0011】
本発明によるもやしの両端部除去装置において、前記端部揃え部材を、前記コンベアの両縁部とそれぞれ間隔を保って同コンベアの走行方向側で同コンベアに近づくように斜めに配設された2つのもやし端部揃えコンベアで構造したものでは、両端部を除去すべく収容区画内に入れられたもやしは前記収容区画の両縁部からはみ出す端部がもやし端部揃えコンベアによって揃えられ、その揃えられて収容区画から出ているはみ出し部分の適所をカッターで切断することにより両端部を容易に除去できる。
【0012】
また、本発明によるもやしの両端部除去装置において、収容区画が前記端部揃え部材又は前記端部揃えコンベアに向けて下降する方向に傾斜された構成としたものでは、収容区画内のもやしが前記端部揃え部材又は前記端部揃えコンベアに向けて移動して端部を揃えることが容易に行われ、また、この構造に加え、前記端部揃え部材又は前記端部揃えコンベアを前記収容区画の両縁に向けて振動させる構成としたものでは、収容区画内のもやしはその振動によって端部を容易に揃えることができる。
【0013】
更に、本発明によるもやしの両端部除去装置において、収容区画を設けたコンベアが幅方向の中心部で両側に傾動可能に構成したものでは、その中心部まわりのコンベアの傾動によって収容区画を、両縁側に配置されている前記端部揃え部材又は前記端部揃えコンベアに向けて下降するように傾斜させることによって、収容区画内のもやしが端部を切断するカッターに向けて容易に変位させることができる装置が提供される。
【0014】
以上説明した本発明によるもやしの両端部除去装置において、収容区画に水流を与える給水手段、又は収容区画に空気流を与える空気流供給手段を設けた構成としたものでは、その給水手段又は空気流供給手段によって収容区画内に水流又は空気流を発生させ収容区画内のもやしを端部切断を行うカッターに向けて円滑に変位させ、端部分の除去を適切に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明の実施例による装置について図面に基づいて説明する。
【実施例1】
【0016】
図1は、本発明の実施例1によるもやしの両端部除去装置を構成するコンベア1を示している。このコンベア1は図1で上から下へ走行される構成となっており、その走行方向に対して直交する方向に立ち上げられて互いに間隔Lを保って設けられた区画板2によって、複数個の収容区画3がコンベア1の走行方向に並べて形成されている。この収容区画3内には、長さ方向を区画板2と平行な方向に揃えられたもやしが収容される。従って、収容区画3の長さは、コンベア1の走行方向に対して垂直に寝かせた状態のもやしを収容できればよく、また、各区画板2の間隔は、処理するもやしの大きさや太さなどに応じて適宜の寸法に選定する。
【0017】
4は、コンベア1の両側に立設されたサイド板で、このサイド板4が切れた所の一方側に、コンベア1の側縁との間に間隔を保って、本発明における端部揃え部材に当たる端部受け5が設けられている。端部受け5と反対側のコンベア1の側縁には、水供給手段(図示していない)が設けられており、コンベア1における収容区画3内に、端部受け5に向って流れる水流6を発生させるように構成されている。端部受け5の下流には、コンベア1の側縁と端部受け5との間に刃が位置するように配設されたロータリ式のカッター7が設けられている。カッター7の下流におけるコンベア1の反対側には、端部受け5の場合と同様に、側縁と間隔を保って端部受け8が設けられている。端部受け8と反対側のコンベア1の側縁には、給水手段(図示していない)が設けられており、コンベア1における収容区画3内に、端部受け8に向って流れる水流9を発生させるように構成されている。
端部受け8の下流には、コンベア1の側縁と端部受け8との間に刃が位置するように配設されたロータリ式のカッター10が設けられている。
【0018】
以上説明したコンベア1における収容区画3には、長さ方向を区画板2に沿う方向に揃えられたもやしが供給され収容されるのであるが、もやしを長さ方向に揃えて供給する装置の例について、以下、図2,3によって説明する。
図2には直列に配置された2段の溝付き板11、12が示されている。これらの溝付き板11、12は、図2の(b)に断面が示されているように並列した縦溝13が形成されており、その上に載せられたもやしを、その縦溝13に沿って図2の左から右方向に送るように直列して配置されている。この溝付き板11、12における溝の幅は1〜3cm、その縦溝13の深さは1〜3cmの寸法にすることができる。また、溝付き板11、12は、その上に載せられたもやしを送る方向、すなわち、図2、図3の左から右に向けて適宜の角度傾斜されている。
【0019】
溝付き板11、12は、図3に矢印15で示す水平方向に変位できるように枢着されたアーム14によって支持されており、溝付き板11、12に取り付けられた加振機16によって与えられる起振力によって矢印15で示す水平方向成分をもって振動する。この水平方向成分をもつ振動の振幅と振動数は処理対象もやしの大きさ形状に基いて適宜の値を選定する。この水平方向成分をもつ振動によって、溝付き板11、12の上のもやし類は溝付き板11、12の縦溝13に沿う方向に移動され、その過程で溝付き板11、12上のもやしは、溝付き板11、12の縦溝13に落ち込んで長さ方向が縦溝13に沿うように揃えられる。
【0020】
図2、図3に示すもやし揃え供給装置は、上記した構成になっており、このもやし揃え供給装置により送られるもやしは、その溝付き板11、12上での搬送過程で、その長さ方向を、波型に形成されている溝付き板11、12の縦溝13に沿わせられた状態に揃えられた状態となって縦溝13内に落ち込む。こうして長さ方向を揃えられたもやしは図2、図3の右端から長さ方向を揃えられた状態のまま縦溝13に沿う方向に送り出される。
【0021】
なお、溝付き板11、12の上を上記したように送られるもやしに曲がった形状のものが混じっていると、それが波型の山部分に載った状態のまま搬送されてもやしの揃えを乱すので曲がった形状のもやしを除去するのが好ましい。そのために図示していないが、溝付き板11、12の山部分に接触するか小隙を保って位置されたチェーン、ブラシ、ブレードなどの曲がりもやしの除去手段を設けるのが好ましい。
以上説明した図2、図3に示したもやし揃え供給装置により長さ方向に揃えて送られるもやしは、その長さ方向を揃えた状態で、図1で説明したコンベア1の収容区画3に長さ方向を横にして供給できる。
【0022】
次に、図1に示した装置によるもやしの両端部除去操作について説明する。
両端部を除去すべきもやしは、上記したように図2、図3に示したもやし揃え供給装置により長さ方向を揃えられ、図2、図3の右端から長さ方向に揃えられた状態のまま縦溝13に沿う方向に送り出され、図1に示されている収容区画3内に長さ方向に供給されて長さ方向を横にして収容され、コンベア1によって図1の白矢印方向に搬送される。
端部受け5が配置された位置に来ると、図示していない水供給手段から供給される水流6によって、収容区画3内のもやしは端部受け5の方向に移動され、収容区画3内にもやしは、左側の端部が端部受け5に当接した状態になり、左側の端部が揃えられる。
【0023】
上記のように左側で端部が揃えられたもやしがカッター7の位置に送られて来ると、コンベア1の左側の縁と端部受け5との間の位置で、端部が切断される。左側で端部が除去されたもやしが収容されている収容区画3が端部受け8の配置された位置に来ると、図示していない給水手段から供給される水流9によって、収容区画3内のもやしは端部受け8の方向に移動され、収容区画3内のもやしは、右側の端部が端部受け8に当接した状態になり、右側の端部が揃えられる。そして、右側で端部が揃えられたもやしがカッター10の位置に送られて来ると、コンベア1の右側の縁と端部受け8との間の位置で、端部が切断される。こうして両端部が切断されて除去されたもやしはコンベア1から排出される。
なお、収容区画3内のもやしが、カッター7、10による切断動作中に、その揃えられた状態を乱さないよう収容区画3内のもやしを上部から押さえるための板材、ベルトなど適宜のもやし上部押さえ部材を設けるのが好ましい。
【実施例2】
【0024】
次に、図4に示す実施例2によるもやしの両端除去装置について説明する。
1はコンベア、2は区画板、3は収容区画を示しており、これらは図1の実施例1の場合と同じ構成なので、重複する説明を省略する。20は本発明にいう端部揃え部材に当たるもやし端部揃えコンベアを示し、プーリ21、22の周りに掛け渡されたエンドレスベルト23によって構成されており、白矢印で示すコンベア1の走行方向側(図4の下方側)でコンベア1の側縁に近づくように斜めに配設されている。もやし端部揃えコンベア20の下流には、コンベア1の右縁とプーリ22の間に刃が位置されたロータリ式のカッター7が配置されている。
【0025】
カッター7の下流において、コンベア1の左側には端部揃えコンベア30が配設されている。端部揃えコンベア30は、プーリ31、32の周りに掛け渡されたエンドレスベルト33によって構成されており、白矢印で示すコンベア1の走行方向側(図4の下方側)でコンベア1の側縁に近づくように斜めに配設されている。もやし端部揃えコンベア30の下流には、コンベア1の右縁とプーリ32の間に刃が位置されたロータリ式のカッター10が配置されている。
【0026】
図4のもやしの両端除去装置は以上説明した構成を有しており、以下この装置によるもやしの両端部除去操作について説明する。コンベア1の収容区画3には、例えば、図2,3に示したもやし揃え装置によって長さ方向を揃えられたもやしが供給され、長さ方向を横にして収容され白矢印方向に搬送される。そして、もやし端部揃えコンベア20が配置されている所に送られて来ると、コンベア1の右側の側縁からはみ出しているもやしの端部は、もやし端部揃えコンベア20の傾斜に従ってプーリ22の位置に来るように揃えられる。こうして、コンベア1の右側の側縁からほぼ一定長さではみ出しているもやしの右端部は、下流のカッター7で切断される。
【0027】
上記のように右端部が除去されたもやしを収容した区画3がもやし端部揃えコンベア30が配置されている所に送られて来ると、コンベア1の左側の側縁からはみ出しているもやしの端部は、もやし端部揃えコンベア30の傾斜に従ってプーリ32の位置に来るように揃えられる。こうして、コンベア1の左側の側縁からほぼ一定長さではみ出しているもやしの左端部は、下流のカッター10で切断される。こうして根部分と芽部分を含む両端部が切断されて除去されたもやしはコンベア1から排出される。
本実施例の場合も、実施例1の場合と同様、収容区画3内のもやしが長さ方向を揃えられた状態を乱さないよう収容区画3内のもやしを上部から押さえるためのもやし上部押さえ部材を設けるのが好ましい。
【0028】
以上、本発明による装置を実施例に基いて具体的に説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではなく、特許請求範囲に示す本発明の範囲内で種々の変更、変形を加えてよいことは言うまでもない。
例えば、上記した実施例では、収容区画3は水平状態の構造となっているものとして説明したが、左右端部を切断する側にそれぞれ傾斜された、又は、傾斜される構造にしてもよい。その例を図5によって説明すると、収容区画3を上、左右が開放された状態のトレイ40で構成し、そのトレイ40を幅方向の中心部で両側に傾動可能に構成する。このように構成したトレイ40を切断すべき端部側に傾斜させる機構を採用し、その下降された側に端部を寄せ易いようにして切断すべき端部の揃えを良好に行えるようにするのである。
【0029】
また、上記した実施例では、収容区画3の断面形状については特に規定していないが、図6に示すように底部を(a)のV字状の縦溝3−1、(b)のU字状の縦溝3−2、(c)四角状の縦溝3−3などにして、収容されるもやしが長さ方向に揃い易いように構成することができる。
また、図1の装置では収容区画内のもやしをカッター方向に変位させる給水手段を有するものとして説明したが水流に替えて、収容区画内のもやしに対して空気流を与えてもやしをカッター方向に変位させるよう空気供給手段を設けた構成としてもよい。
更にまた、図4に示す両端除去装置においても、図1に示す装置の場合と同様に、両端揃えコンベア20、30に向けて水流や空気流を発生させる給水手段や空気供給手段を設けるのが有効である。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明の実施例1によるもやしの両端部除去装置の構成を示す模式図。
【図2】本発明のもやしの両端部除去装置に対して長さ方向を揃えたもやしを供給するもやし揃え供給装置の例を示す図面で(a)は平面図、(b)は(a)図のB―B線に沿う断面図。
【図3】図2(a)の側面図。
【図4】本発明の実施例2によるもやしの両端部除去装置の構成を示す模式図。
【図5】実施例1、2における収容区画の変形構成例を示す説明図。
【図6】実施例1、2における収容区画の横断面形状の例(a)、(b)及び(c)を示す断面図。
【符号の説明】
【0031】
1 コンベア
2 区画板
3 収容区画
4 サイド板
5 端部受け
6 水流
7 カッター
8 端部受け
9 水流
10 カッター
11 溝付き板
12 溝付き板
13 縦溝
14 アーム
16 加振機
20 もやし端部揃えコンベア
21 プーリ
22 プーリ
23 エンドレスベルト
30 もやし端部揃えコンベア
31 プーリ
32 プーリ
33 エンドレスベルト
40 トレイ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
長さ方向を横に揃えた状態のもやしを受け入れる複数個の収容区画を横にして前後方向に並べて設けたコンベア、前記コンベアの両側と間隔を保って配置され前記収容区画に受け入れられたもやしが同収容区画の両側部からはみ出ているはみ出し端部を揃える端部揃え部材、及び前記コンベアの両側に配設されたカッターを有し前記はみ出し端部を前記カッターで切断するように構成したことを特徴とするもやしの両端部除去装置。
【請求項2】
前記端部揃え部材が、前記コンベアの両縁部とそれぞれ間隔を保って同コンベアの走行方向側で同コンベアに近づくように斜めに配設された2つのもやし端部揃えコンベアであり、前記カッターが前記もやし端部揃えコンベアの先端近傍に配置され前記収容区画の両縁からはみ出ているもやし端部を切断する構成としたことを特徴とする請求項1に記載のもやしの両端部除去装置。
【請求項3】
前記収容区画が前記端部揃え部材又は前記端部揃えコンベアに向けて下降する方向に傾斜された構成としたことを特徴とする請求項1又は2に記載のもやしの両端部除去装置。
【請求項4】
前記端部揃え部材又は前記端部揃えコンベアを前記収容区画の両縁に向けて振動させる構成としたことを特徴とする請求項1又は2に記載のもやしの両端部除去装置。
【請求項5】
前記コンベアが幅方向の中心部で両側に傾動可能に構成され、その中心部まわりの傾動によって前記収容区画を前記もやし端部揃え部材又は前記端部揃えコンベアに向けて下降する方向に傾斜させる構成としたことを特徴とする請求項1又は2に記載のもやしの両端部除去装置。
【請求項6】
前記収容区画に水流を与える給水手段を設け、前記収容区画上に発生させた水流によって前記収容区画内のもやしが端部を切断するカッター方向に変位されるように構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載のもやしの両端部除去装置。
【請求項7】
前記収容区画に空気流を与える空気流供給手段を設け、前記収容区画上に発生させた空気流によって前記収容区画内のもやしが端部を切断するカッター方向に変位されるように構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載のもやしの両端部除去装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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