説明

ろ過ユニット内のろ過用のカートリッジと係合する中空状の部品、ろ過ユニット及びこの型

【課題】エンジンや油圧装置の部分内で循環する流体に用いる、ろ過ユニット内のろ過用のカートリッジと係合する中空状の部品を提供する。
【解決手段】
中空状の部品は、カートリッジ内に含まれるろ過用の媒体用に、接続手段(61)から延ばして保持手段(62)を有し、これらの間にチャネルを有して流体を流す。保持手段(62)と接続手段(61)の表面は、二つの相補的な容量(50)、(51)によって定められ、容量(50)、(51)は互いの間に空間を形成して、保持手段(62)と接続手段(61)に相当する中空部(52)を定める。容量(50)、(51)は、中空部(52)を定めるように、互いに固定されるように設けられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エンジンや油圧装置内に循環する流体をろ過するために用いられるろ過ユニットの構成や方法に関する。
【背景技術】
【0002】
上述のようなろ過ユニットは、内部にろ過用のカートリッジを設けたろ過用のボデーを用いて構成されている。ろ過用のカートリッジは、一般に略円筒形状であって、例えば、紙やカーボード又はフェルト等であるろ過用の媒体を有している。通常、このろ過用の媒体は、二つの端部のフランジによって境界を定められている。
【0003】
一般に、次の二つの形態が公知である。
まず、フランジと一体か、一体であるかを問わずに、中央のチューブにろ過用のカートリッジを係合させて、この外径がろ過用の媒体の内径と近づくようにして、ろ過ユニットの内側に及ぼされる圧力の効果によって、媒体が変形することを限定させるものがある。
または、カートリッジをチューブ内に装着して、この内径がろ過用の媒体の外径に近づくようにして、媒体の中央のスペースから媒体の外部に向う流体の流れによって、媒体が変形することを限定させるものがある。
【0004】
従来公知のろ過ユニットには、保持(サポート)チューブを用いて、これに対してろ過用のカートリッジを加えて、中央のチューブがろ過ユニット内に常に組み付けられるようにしたものがある。
または、カートリッジの下方のフランジを延ばして、ろ過ユニット内にカートリッジを装着して、保持する手段を提供して、中央のチューブがカートリッジと結合するように組付けられたり、この組付けを解除するようにしたものがある。
【0005】
基本的に、上述したものと同様だが、異なる構成で、本発明も提供される。
但し、保持用のチューブをカートリッジと一体にすることに関する従来技術では、一般に、図1に示すように、チューブを構成していた。
同図から理解できるように、このようなチューブの構造は、主に、直立部2に沿って等しく分配されるように一連のリング1を備えており、これらリングによってろ過用の媒体を保持する手段を形成している。
【0006】
通常、これらチューブは、成形加工によって、プラスチック材料から形成されている。
即ち、従来のチューブの構成では、型(モールド)とコアが用いられていた。この種の構成の部品は、型を解放させるものと、コアを引き出すものの、二つの垂直方向の移動を含むプロセスによって、型から取り外されていたことを理解されたい。
【0007】
自明ではあるが、これら二つの移動を完全に行うことを考慮に入れて、リードタイムが設定されていた。
さらに、部品を成形するのに要するコストは、このリードタイムに大きく基いていた。
従って、保持用のチューブを構成することに関する従来技術の短所の一つは、リードタイムを低減することが困難な製造プロセスを用いていたことにある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、この目的の一つは、上記従来技術に関する短所を克服することにある。
【0009】
より具体的には、本発明の目的は、従来技術に関するチューブのものと比べて、相当にコストを低減することができるように製造可能なろ過用のカートリッジチューブを提供することにある。
【0010】
また、本発明の他の目的は、従来技術のものと比べて、より単純な機具によってチューブを得られるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、上記課題や、後述する他の課題を解決するための手段として、エンジンや油圧装置の部分内で循環する流体に用いる、ろ過ユニット内のろ過用のカートリッジと係合する中空状の部品を提供する。特に、この中空状の部品は、前記カートリッジ内に含まれるろ過用の媒体用に保持手段を有し、該保持手段を接続手段から延ばして、これらの間にチャネルを有して流体を流動させるようにする。さらに、前記保持手段と前記接続手段の有する空間上の表面は、二つの相補的な容量によって定められるようにし、前記相補的な容量は互いの間に空間を形成して、前記保持手段と前記接続手段に相当する中空部を定め、前記相補的な容量は、前記中空部を定めるように、互いに固定されるように設けられたことを特徴とする。
【0012】
この場合、本発明を用いることで、二つの相補的な容量は、チューブを完全に定めるのに十分となるため、コアを必要とすることなく、保持用のチューブを製造することが可能となる。
【0013】
従って、チューブを成形するために要する機具は、相当に簡略化することができる。
【0014】
本発明に従って、チューブを形成することによる直接的な結果の一つとして、型を解放する移動だけで(コアを引き抜く移動を行うことなく)、成形を完了させる(demoulding)ことができる。
【0015】
この結果、リードタイムに関して相当に有利となるので、チューブのコスト面で大きな効果を奏する。
【0016】
さらに、コアを用いないことにより、従来技術に関するステーションではコアを引き抜くように移動させるのにスペースを要していたのと比べて、本発明に関する成形用のステーションでは、必要とするスペースをより小さくすることができる。
【0017】
さらに、機具を簡略化することにより、機具のコストも低減できる。
【0018】
本発明に関する好適な実施形態の一つでは、保持手段は、二つに区別された周囲の部位として延び、これら各々は180°の角度にわたって延びて、これら部位が互いに重ならないようにする。
【0019】
従って、(コアを用いない)単一の成形用の移動により、簡潔で効果的な解決策を提供できるが、この際、媒体を360°にわたって保持させることができる。
【0020】
効果的には、上記接続手段は、二つの直径上で反対の、長手方向に延びる直立部を含む。
【0021】
また、効果的には、上記保持手段は、上記周囲の部位の間で交互に規則的に、上記接続手段に沿って分配される。
【0022】
そして、ろ過用のカートリッジ媒体は、この全高にわたって、適切に保持されるようにする。しかしながら、この保持効果を十分に保つように、不規則的に保持手段を設けることは可能である。
【0023】
また、本発明に関する好適な実施形態の一つでは、上記保持手段は半形状のリングの形態を有し、一方の上記周囲の部位の一つの半形状のリングは、他方の上記周囲の部位の二つの半形状のリングの間で、上記部品の長手方向軸に沿って設け、またこの逆を行うように設けるようにする。
【0024】
尚、同じ量の材料を用いて、円形状のリングを備えるチューブと比べて、半円形状のリング(即ち、180°にわたって延びるリング)を用いる場合、媒体を保持するのに約20%だけが損失されるのに過ぎない。
このような差異は、材料の量を向上することで、容易に補うことができる。
また、状況がなんであれ、このような差異は、本発明を実行することで得られる効果を考慮すると、二次的な問題に過ぎない。
【0025】
さらに、本発明に係る他の実施形態では、上記半円形状のリングは、他の適当な形状、例えば、楕円形状や、さらには長方形状等に形成することは可能であることを理解されたい。
【0026】
また、本発明に係る効果的な解決策によると、上記一方の周囲の部位の上記半形状のリングはこれらの間に、上記他方の周囲の部位の上記半形状のリングの厚さの1から約20倍の間で隙間を設け、またこの逆を行うように設ける。
【0027】
この場合、満足のいく保持の効果を得ることができる限界内で、多かれ少なかれ、実質的に材料の経済化を実現するように、チューブを構成できる。
【0028】
また、本発明に関する他の実施形態では、上記一方の周囲の部位の上記半形状のリングはこれらの間に、上記他方の周囲の部位の上記半形状のリングの厚さで等しいように隙間を設け、またこの逆を行うように設ける。
【0029】
また、本発明に係る他の特徴では、上記半形状のリングの厚さとこれらの間の隙間は、上記部品の高さにわたって一定であるようにする。
【0030】
自明だが、特に、ろ過ユニットの内部の媒体に及ぼされる圧力は問題とされないようにして、本発明に関する特徴から離れることなく、他の実施形態を構成することは可能である。
従って、リングの厚さを変化させて、部品に沿ってこれらを不規則的に分配させることは可能である。
【0031】
効果的には、上記保持手段の累積高さは、上記部品の高さよりも低い高さとなるようにする。
【0032】
また、自明ではあるが、保持手段に求められる、媒体の破損を予防する機能を奏するように、保持手段の間のスペースを変化させることは可能である。
【0033】
また、好ましくは、上記部位の一方の上記半形状のリングは、上記部位の他方の上記半形状のリングとともに、上記部品の長さにわたって、実質的に等しい直径を有する。
【0034】
また、本発明は、エンジンや油圧装置の部分内で循環する流体に用いるろ過ユニットを提供するが、ろ過用のカートリッジを中空状の部品と係合させ、この中空状の部品は前記カートリッジ内に含まれるろ過用の媒体用に保持手段を有し、該保持手段を接続手段から延ばして、これらの間にチャネルを有して前記流体を流動させるようにする。さらに、前記保持手段と前記接続手段の有する空間上の表面は、二つの相補的な容量によって定められるようにし、前記相補的な容量は互いの間に空間を形成して、前記保持手段と前記接続手段に相当する中空部を定め、前記相補的な容量は、前記中空部を定めるように、互いに固定されるように設けられたことを特徴とする。
【0035】
また、本発明は、エンジンや油圧装置の部分内で循環する流体に用いる、ろ過ユニット内のろ過用のカートリッジと係合する中空状の部品を形成するために用いられる型を提供するが、前記中空状の部品は前記カートリッジ内に含まれるろ過用の媒体用に保持手段を有し、該保持手段を接続手段から延ばして、これらの間にチャネルを有して前記流体を流動させるようにする。さらに、前記型は、前記保持手段と前記接続手段の表面を定めるように、二つの容量を形成する二つの相補的な部品を含み、前記容量は、これらが互いに固定されるとき、互いの間に空間を形成して、前記保持手段と前記接続手段に相当する中空部を定めるようにしたことを特徴とする。
【0036】
本発明に関する他の特徴と効果は、以下に説明する本発明に関する好適な実施形態の一つを参照することによって、より明らかになるが、この実施例は本発明を例示するために示されたものであり、本発明を限定させるものではない。
以下、本発明に係る好適な実施形態について添付した図を参照して説明する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0037】
上述したように、本発明の特徴は、ろ過用の媒体を保持するためのチューブを提供する際、この輪郭と表面を、互いの間に空間を形成する二つの相補的な容量によって定められるようにし、これら容量は互いに固定されるとき、チューブに相当する中空部を定めるようにする。
【0038】
このことは、本明細書に添付した図5と6の二つの容量50と51として示されており、この場合、本発明に従って、チューブ形成用の型の二つの部品は、一対として互いに固定され、また、これらが互いに組合わされるとき、これらの間に空間を形成して、保持用のチューブ60に相当する中空部52を定めるようにする。
【0039】
また、本発明に係る実施形態では、図2〜4に示すように、保持用のチューブは、二つの一連の半形状のリング62を接続させる、二つの直径上に反対の直立部61を用いて構成されており、これら一連のリングはチューブに対して180°にわたって延びる周囲の部位を形成して、これら二つの部位が角度的に互いに重ならないようにしている。
【0040】
以下において詳述するように、本発明に係るチューブは、一つの部品として鋳造を用いて形成され、好ましくは焼却可能なプラスチックを成形することで得られる。
【0041】
上方から示した、図4に示すように、半形状のリング62は中央のチャネル63を定めて、この中にろ過された流体が流動できるようにし、この流体は半形状のリングの間のスペース(又はチャネル)を通って、上記チャネル内に通れるようにする。
【0042】
図7を参照すると、本発明に関する実施例の一つが示されており、この場合、チューブ60の中央のチャネル内に媒体7が設けられている。自明ではあるが、この場合、ろ過された流体は媒体の中央の開口部から流動して、チューブの外部に向い、チューブの半形状のリングの間のスペースの間を通るように流れる。
【0043】
尚、半形状のリング62の厚さと、これらの間の隙間は、中央のチューブの全長にわたって一定であることを理解されたい。
【0044】
また、二つの周囲の部位の間で、半形状のリングを交互に設けることは規則的に行われることを理解されたい。より正確には、一方の周囲の部位の半形状のリングの一つは、他方の周囲の部位の二つの半形状のリングの間に置かれ、また、この逆のように行われる。
【0045】
さらに、周囲の部位の二つの半形状のリングの間の隙間は、この隙間内に置かれる、他の周囲の部位の半形状のリングの厚さよりも大きいようにして、半形状のリングの累積高さは、中央のチューブの高さよりも低い高さとなるようにする。
【0046】
図3に示した本発明に係る実施形態では、二つのリングの間の隙間dは、上記厚さeの約4倍に等しい。
【0047】
尚、本明細書で使われる用語“半形状のリング”は、保持用のチューブの形状が円筒形状であることを限定させるものではない。即ち、本発明に係る他の“半形状のリング”では、異なる形状を有していてもよく、例えば、卵形状や楕円形状、さらには図8に示すような長方形状のような形状を有していてもよい。
【0048】
上述したように、ここで述べたような中央のチューブは、例えば図5や6に示す型を用いて得ることができる。
この型は、相補的な形状の二つの部品50と51を有する。
添付した図から理解できるように、これら部品は雄形状53と雌形状54を有し、雄形状の部品は他の雌形状の部品に対して突入して、二つの部品を固定させるようにする。
【0049】
自明ではあるが、雄部材と雌部材の形状の大きさは、これら二つの部品を固定させるとき、チューブに相当する中空部(キャビティ)が得られるように定められる。
【0050】
各雄部材は、次のものを含む。即ち、
−半形状のリングの内面によって定められる用量に相当する部位531であり、これに対して直立部61の厚さに相当する容量が加えられ、また、
−半形状のリングの間の容量に相当する部位532を含む。
【0051】
雌部材は、半形状のリングの外面と側面に相当するように形成される。
【0052】
本発明に従ってチューブを構成する際、部品の二つの雌形状54と他方の部品の一つの雄形状によって、周囲の部位の半形状のリングの全ての外面を、上記二つの半形状のリングの間に配置される他の周囲の部位の半形状のリングと合わせて、定めることができることを理解されたい。
【0053】
従来技術と異なり、本発明に関するチューブは、二つの成形用の部品だけから(コアを用いることなく)得ることができ、これらは、型を閉鎖させたり、解放させる際、単一の方向にだけ移動する。
【0054】
図9を参照すると、上述したように、本発明に関する中央のチューブは、中央のコアを必要とせずに、二つの型の容量50、51から形成することができる。
【0055】
これら容量50、51は成形時にともに移されて、成形される材料から連続した周状の管を形成する。
【0056】
容量50は、溝部501、502のセットを有するが、溝部502は、溝部501よりも深いものとする。
【0057】
また、溝部501、502のセットは、上述したように、形状部533によって互いに離間されている。
【0058】
また、容量51は、雄の形状部533によって互いに離間されるように、同様の溝部511、512を有し、この場合、容量50に関して軸方向にオフセットするものとする。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【図1】従来技術に関する中央のろ過用のカートリッジチューブを示す図である。
【図2】本発明に関する中央のろ過用のカートリッジチューブを示す図である。
【図3】本発明に関する中央のろ過用のカートリッジチューブの長手方向の断面図である。
【図4】本発明に関する中央のろ過用のカートリッジチューブの上方からの断面図である。
【図5】本発明に関する中央のろ過用のカートリッジチューブを形成するのに用いられる型の長手方向の断面図である。
【図6】本発明に関する中央のろ過用のカートリッジチューブを形成するのに用いられる型の斜視図である。
【図7】本発明に関するチューブの具体的な実施例を示す図である。
【図8】本発明に関するチューブの具体的な実施例を示す図である。
【図9】本発明に関するチューブを形成するのに用いられる装置を示すほかの部分的な図である。
【符号の説明】
【0060】
50、51 容量(部品)
52 中空部
53 雄形状
54 雌形状
60 保持用のチューブ
61 接続手段
62 保持手段(半形状のリング)
63 中央のチャネル


【特許請求の範囲】
【請求項1】
エンジンや油圧装置の部分内で循環する流体に用いる、ろ過ユニット内のろ過用のカートリッジと係合する中空状の部品であって、前記カートリッジ内に含まれるろ過用の媒体用に保持手段(62)を有し、該保持手段(62)を接続手段(61)から延ばして、これらの間にチャネルを有して前記流体を流動させるようにし、さらに、
前記保持手段(62)と前記接続手段(61)の有する空間上の表面は、二つの相補的な容量(50)、(51)によって定められるようにし、前記相補的な容量(50)、(51)は互いの間に空間を形成して、前記保持手段(62)と前記接続手段(61)に相当する中空部(52)を定め、前記相補的な容量(50)、(51)は、前記中空部(52)を定めるように、互いに固定されるように設けられたことを特徴とする部品。
【請求項2】
前記保持手段(62)は、二つに区別された周囲の部位として延び、これら各々は180°の角度にわたって延びて、前記部位が互いに重ならないようにしたことを特徴とする請求項1に記載の部品。
【請求項3】
前記接続手段(61)は、二つの直径上で反対の、長手方向に延びる直立部を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の部品。
【請求項4】
前記保持手段(62)は、前記周囲の部位の間で交互に規則的に、前記接続手段(61)に沿って分配されることを特徴とする請求項2又は3に記載の部品。
【請求項5】
前記保持手段(62)は半形状のリングの形態を有し、一方の前記周囲の部位の一つの半形状のリングは、他方の前記周囲の部位の二つの半形状のリングの間で、前記部品の長手方向軸に沿って設け、またこの逆を行うように設けることを特徴とする請求項4に記載の部品。
【請求項6】
前記一方の周囲の部位の一つの前記半形状のリングはこれらの間に、前記他方の周囲の部位の半形状のリングの厚さの1から約20倍の間で隙間を設け、またこの逆を行うように設けることを特徴とする請求項5に記載の部品。
【請求項7】
前記一方の周囲の部位の一つの前記半形状のリングはこれらの間に、前記他方の周囲の部位の半形状のリングの厚さで等しいように隙間を設け、またこの逆を行うように設けることを特徴とする請求項5又は6に記載の部品。
【請求項8】
前記半形状のリングの厚さとこれらの間の隙間は、前記部品の高さにわたって一定であることを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の部品。
【請求項9】
前記保持手段(62)の累積高さは、前記部品の高さよりも低い高さとなることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の部品。
【請求項10】
前記部位の一方の前記半形状のリングは、前記部位の他方の前記半形状のリングとともに、前記部品の長さにわたって、実質的に等しい直径を有することを請求項5〜8のいずれかに記載の部品。
【請求項11】
エンジンや油圧装置の部分内で循環する流体に用いるろ過ユニットであって、ろ過用のカートリッジを中空状の部品と係合させるが、この中空状の部品は前記カートリッジ内に含まれるろ過用の媒体用に保持手段(62)を有し、該保持手段(62)を接続手段(61)から延ばして、これらの間にチャネルを有して前記流体を流動させるようにし、さらに、
前記保持手段(62)と前記接続手段(61)の有する空間上の表面は、二つの相補的な容量(50)、(51)によって定められるようにし、前記相補的な容量(50)、(51)は互いの間に空間を形成して、前記保持手段と前記接続手段(61)に相当する中空部(52)を定め、前記相補的な容量(50)、(51)は、前記中空部(52)を定めるように、互いに固定されるように設けられたことを特徴とするろ過ユニット。
【請求項12】
エンジンや油圧装置の部分内で循環する流体に用いる、ろ過ユニット内のろ過用のカートリッジと係合する中空状の部品を形成するために用いられる型であって、前記中空状の部品は前記カートリッジ内に含まれるろ過用の媒体用に保持手段(62)を有し、該保持手段(62)を接続手段(61)から延ばして、これらの間にチャネルを有して前記流体を流動させるようにし、さらに、
前記型は、前記保持手段(62)と前記接続手段(61)の表面を定めるように、二つの容量を形成する二つの相補的な部品を含み、前記容量は、これらが互いに固定されるとき、互いの間に空間を形成して、前記保持手段と前記接続手段(61)に相当する中空部(52)を定めるようにしたことを特徴とする型。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2006−102741(P2006−102741A)
【公開日】平成18年4月20日(2006.4.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−292612(P2005−292612)
【出願日】平成17年10月5日(2005.10.5)
【出願人】(505373395)
【氏名又は名称原語表記】FLEETGUARD
【Fターム(参考)】