説明

アクセス制御システム、アクセス制御方法、アクセス制御プログラム、及びアクセス制御プログラム用記録媒体

【課題】ホームネットワークに接続されたホーム機器に対して、外部ネットワークから確実かつ安全にアクセスすること。
【解決手段】HGW情報取得部132が、第3エンドユーザ端末15cからアクセス要求が送信された後に、外部ネットワーク30に接続された外部ネットワーク側のアドレスを取得する。また、ホーム機器通信部133が、アクセス対象のホーム機器の識別子を用いてホームネットワークにブロードキャストを行ってホーム機器のアドレスを解決する。さらに、HSPサーバ10へのログイン時に認証を行い、閉域かつセキュアな専用ネットワーク31を経由してHGW13のNAPT/FW設定を行う。また、HGWを構成している各機能部を、OSGiフレームワークを用いたバンドルで実装する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、外部ネットワークに配置されたエンドユーザ端末から、ホームネットワークに接続されているホーム機器にアクセスする技術に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、インターネットの普及と、エンドユーザ宅内のホーム機器相互間をネットワークで結んだホームネットワークの進展とに伴い、ホームゲートウェイ(以下、HGWという)の必要性・重要性が増大している。HGWは、PC機器、AV系機器、電話系機器、白物家電機器系等の種々の系統の標準規格間をまたいで、アドレス変換やデータの載せ換え等を行うことにより、ホーム機器を相互に接続し、更にホームネットワーク内の各ホーム機器間の通信だけでなく、それらとインターネットとの通信を橋渡しする機能も有している。
【0003】
このようなHGWはエンドユーザ宅内に配置され、インターネット側からエンドユーザ宅内へのアクセス(逆方向のアクセスも含む)を制限するファイアウォール(以下、FWという)機能や、プライベートアドレスをグローバルアドレスに変換(逆方向の変換も含む)するNAPT(Network Address Port Translation)機能を備えている。
【0004】
NAPT/FWの設定は、ホームネットワークに接続されたホーム機器上で動作しているアプリケーションのポート番号や、ホーム機器にアクセスするエンドユーザ端末の接続位置等により、ユーザの有するホームネットワーク環境に応じて適宜設定されるが、一般的には、外部ネットワーク側からホームゲートウェイ側へのアクセスを拒否し、その逆のアクセスは許容するようにFWを設定し、UPnP(Universal Plug and Play) NATトラバーサル(非特許文献3参照)を用いて、NAPT/FWが設定されている。
【0005】
しかしながら、DNSサーバ運営においては、アドレス情報の原本を保持するサーバへの問い合わせを最小にするため各サーバがキャッシュを一定期間保持しており、ダイナミックDNSによりサーバのアドレスが書き換えられた直後には、各DNSサーバのキャッシュと不整合が生じるため、外部ネットワークに接続されているエンドユーザ端末からアクセスできないという問題があった。
【0006】
また、UPnPを用いたNAPT/FW設定は、ホームネットワークに接続されたホーム機器がUPnPに対応している必要があるため、アクセス対象となるホーム機器が限定されるという問題があった。さらに、UPnPを用いたNAPT/FW設定は、外部ネットワークからのアクセスに対して認証を行わないため、悪意あるスクリプト等の攻撃対象となり得るという問題があった。
【0007】
また、特許文献1には、アクセス対象となる対象機器が、自身にアクセスするためのURLを外部サーバ装置に登録しておき、同一のホームネットワークのWebブラウザ装置から該外部サーバ装置にアクセスすることにより、ソースアドレスの同一性をキーにしてURLを検索し、対象機器にアクセスする技術が開示されている。
【0008】
しかしながら、外部サーバ装置へ登録するには対象機器がその登録機能を備える必要があるため、やはり、アクセス対象となるホーム機器が限定されるという問題があった。また、Webブラウザ装置は同一のホームネットワークに接続されているため、開示された構成や方法を用いた場合であっても、外部ネットワークからのアクセスには対応できないという問題もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特許第4110145号公報
【非特許文献】
【0010】
【非特許文献1】“Dynamic Updates in the Domain Name System (DNS UPDATE)”、[online]、RFC2136、The Internet Engineering Task Force、[平成21年6月2日検索]、インターネット<http://www.ietf.org/rfc/rfc2136.txt>
【非特許文献2】“DOMAIN NAMES - IMPLEMENTATION AND SPECIFICATION”、[online]、RFC1035、The Internet Engineering Task Force、[平成21年6月2日検索]、インターネット<http://www.ietf.org/rfc/rfc1035.txt>
【非特許文献3】“Internet Gateway Device”、[online]、UPnP FORUM、[平成21年6月2日検索]、インターネット<http://www.upnp.org/standardizeddcps/igd.asp>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、ホームネットワークに接続されたホーム機器に対して、外部ネットワークから確実かつ安全にアクセスすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
請求項1に記載の本発明は、外部ネットワークに配置されたユーザ端末からホームネットワークに接続されているホーム機器にアクセスするためのアクセス制御システムにおいて、前記外部ネットワークに配置され、ホーム機器の識別子と該ホーム機器でアクセス要求を待ち受けるポート番号とを関連付けて記憶手段に記憶しておき、記憶されているホーム機器を選択可能な管理ページを前記ユーザ端末に表示し、選択された対象ホーム機器に対応するポート番号を前記記憶手段から検索して、前記外部ネットワークと前記ホームネットワークとの境界に配置されたホームゲートウェイにおける外部ネットワーク側のアドレスに到達したアクセス要求を前記対象ホーム機器に転送するようNAPT及びFWのテーブル情報を設定する設定要求を送信する受付サーバと、受付サーバ/ホーム機器からホーム機器/受付サーバへのアクセス制限を定めたアクセス制御リストに基づいて、前記設定要求を送信した受付サーバが前記対象ホーム機器にアクセス可能か否かを判定し、アクセス可能な場合に、ホーム機器の識別子からホームゲートウェイを検索可能なホームゲートウェイ識別子リストに基づいて、前記対象ホーム機器と同じホームネットワークに接続されたホームゲートウェイを検索し、専用ネットワークに配置されたアドレス管理サーバへの問い合わせ結果から得られた該ホームゲートウェイのアドレスに前記設定要求を中継する運用サーバと、専用ネットワークに接続されたホームゲートウェイの識別子と、該ホームゲートウェイにおける専用ネットワーク側のアドレスとを関連付けて管理しておき、前記運用サーバからの問い合わせに応じたホームゲートウェイのアドレスを送信するアドレス管理サーバと、前記専用ネットワークを介して中継された前記設定要求を受信する運用サーバ通信部と、該設定要求を受信した後に自身に設定された外部ネットワーク側のアドレスを取得する情報取得部と、前記設定要求を受信した後に前記対象ホーム機器の識別子を用いてホームネットワークにブロードキャストを行って該対象ホーム機器のアドレスを解決するホーム機器通信部と、前記外部ネットワーク側で待ち受けるポート番号を決定した後に、前記外部ネットワーク側のアドレス及びポート番号と前記対象ホーム機器のアドレス及びポート番号とを用いて、前記設定要求に応じた設定を行う設定部とを有するホームゲートウェイと、を備え、前記受付サーバは、前記ホームゲートウェイにおける外部ネットワーク側のアドレス及びポート番号を用いてURI又はRDPファイルを生成し、該URI又はRDPファイルへのリンクを生成して、前記ユーザ端末からのアクセス要求を管理ページから前記対象ホーム機器に遷移させることを特徴とする。
【0013】
請求項2に記載の本発明は、前記運用サーバ通信部と、前記情報取得部と、前記ホーム機器通信部と、前記設定部とは、OSGiフレームワークを用いたバンドルで構成されていることを特徴とする。
【0014】
請求項3に記載の本発明は、外部ネットワークに配置されたユーザ端末からホームネットワークに接続されているホーム機器にアクセスするためのアクセス制御方法において、前記外部ネットワークに配置された受付サーバにより、ホーム機器の識別子と該ホーム機器でアクセス要求を待ち受けるポート番号とを関連付けて記憶手段に記憶しておき、記憶されているホーム機器を選択可能な管理ページを前記ユーザ端末に表示し、選択された対象ホーム機器に対応するポート番号を前記記憶手段から検索して、前記外部ネットワークと前記ホームネットワークとの境界に配置されたホームゲートウェイにおける外部ネットワーク側のアドレスに到達したアクセス要求を前記対象ホーム機器に転送するようNAPT及びFWのテーブル情報を設定する設定要求を送信するステップと、運用サーバにより、受付サーバ/ホーム機器からホーム機器/受付サーバへのアクセス制限を定めたアクセス制御リストに基づいて、前記設定要求を送信した受付サーバが前記対象ホーム機器にアクセス可能か否かを判定し、アクセス可能な場合に、ホーム機器の識別子からホームゲートウェイを検索可能なホームゲートウェイ識別子リストに基づいて、前記対象ホーム機器と同じホームネットワークに接続されたホームゲートウェイを検索し、専用ネットワークに配置されたアドレス管理サーバへ該ホームネットワークにおける専用ネットワーク側のアドレスを問い合わせるステップと、アドレス管理サーバにより、専用ネットワークに接続されたホームゲートウェイの識別子と、該ホームゲートウェイにおける専用ネットワーク側のアドレスとを関連付けて管理しておき、前記運用サーバからの問い合わせに応じたホームゲートウェイのアドレスを送信するステップと、前記運用サーバにより、前記問い合わせ結果から得られた該ホームゲートウェイのアドレスに前記設定要求を中継するステップと、ホームゲートウェイの運用サーバ通信部により、前記専用ネットワークを介して中継された前記設定要求を受信するステップと、当該ホームゲートウェイの情報取得部により、該設定要求を受信した後に自身に設定された外部ネットワーク側のアドレスを取得するステップと、当該ホームゲートウェイのホーム機器通信部により、前記設定要求を受信した後に前記対象ホーム機器の識別子を用いてホームネットワークにブロードキャストを行って該対象ホーム機器のアドレスを解決するステップと、当該ホームゲートウェイの設定部により、前記外部ネットワーク側で待ち受けるポート番号を決定した後に、前記外部ネットワーク側のアドレス及びポート番号と前記対象ホーム機器のアドレス及びポート番号とを用いて、前記設定要求に応じた設定を行うステップと、前記受付サーバにより、前記ホームゲートウェイにおける外部ネットワーク側のアドレス及びポート番号を用いてURI又はRDPファイルを生成し、該URI又はRDPファイルへのリンクを生成して、前記ユーザ端末からのアクセス要求を管理ページから前記対象ホーム機器に遷移させるステップと、を有することを特徴とする。
【0015】
請求項4に記載の本発明は、前記運用サーバ通信部と、前記情報取得部と、前記ホーム機器通信部と、前記設定部とは、OSGiフレームワークを用いたバンドルで構成されていることを特徴とする。
【0016】
請求項5に記載の本発明は、請求項1又は2に記載した受付サーバ、運用サーバ、アドレス管理サーバ、ホームゲートウェイの各処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0017】
請求項6に記載の本発明は、請求項5に記載したアクセス制御プログラムを記録したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、ホームネットワークに接続されたホーム機器に対して、外部ネットワークから確実かつ安全にアクセスすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】アクセス制御システムの全体構成を示す図である。
【図2】HGWの機能ブロック構成を示す図である。
【図3】アクセス制御システムの処理フローを示す図である。
【図4】画面遷移の一例を示す図である。
【図5】画面遷移の他の一例を示す図である。
【図6】画面遷移の他の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、一実施の形態について図面を用いて説明する。
【0021】
図1は、本実施の形態に係るアクセス制御システムの全体構成を示す図である。本アクセス制御システム1は、エンドユーザ宅A,Bのホームネットワーク32に接続されたホーム機器14に対し、外部ネットワーク30を介して第3エンドユーザ端末15cからアクセスするためのアクセス制御システムであって、HSPサーバ10(第1HSPサーバ10a,第2HSPサーバ10b)と、HNW運用サーバ11と、HGWアドレス管理サーバ12と、HGW13(第1HGW13a,第2HGW13b)と、専用ネットワーク31とで構成されている。
【0022】
なお、このようなアクセス制御システム1を構成している各サーバやHGWは、CPU等の演算処理装置やメモリ等の記憶装置を備えたコンピュータにより構成可能なものであり、各機能処理はプログラムによって実行される。また、このようなプログラムは記憶装置に記憶されており、記録媒体に記録することも、ネットワークを通して提供することも可能である。以下、本アクセス制御システム1の機能及び処理フローについて個別具体的に説明すると共に、本実施の形態における作用及び効果について説明する。
【0023】
HSP(Home network Service Provider)サーバ10は、インターネット等の広く一般に用いられている広域網である外部ネットワーク30に接続されており、エンドユーザ宅A,Bのホームネットワーク32に接続されているホーム機器の識別子と該ホーム機器でアクセス要求を待ち受けるポート番号とをそれぞれ関連付けて記憶部に記憶しておく機能を有している。また、第3エンドユーザ端末15cからアクセス要求があった場合に、上記記憶部に記憶されているホーム機器の識別子(又はホーム機器の名称)や、ホーム機器へのアクセス方法(具体的には、リモートアクセス、又はリモートデスクトップ接続)を選択可能なホーム機器一元管理ページを第3エンドユーザ端末15cに表示する機能を有している。なお、このホーム機器一元管理ページとは、複数のエンドユーザ宅A,Bのホームネットワーク32に接続された異なる様々なベンダの機器を纏めて一元的に管理し、画面に表示されるページである。また、エンドユーザ端末(第1エンドユーザ端末15a〜第3エンドユーザ端末15c)とは、エンドユーザがアクセス制御に用いる端末であって、例えばPC、携帯電話、TV等を一例とし、ホーム機器(第1ホーム機器14a〜第3ホーム機器14c)とは、エンドユーザによりアクセス制御される対象機器である。
【0024】
さらに、HSPサーバ10は、第3エンドユーザ端末15cを操作しているエンドユーザにより選択されたホーム機器(以降、対象ホーム機器という)に対応するポート番号を上記記憶部から検索して、HGW13の外部ネットワーク側のアドレスに到達したアクセス要求を対象ホーム機器に転送するようHGW13のNAPT及びFWのテーブル情報を設定するNAPT/FW設定要求を送信する機能を有している。また、HGW13のNAPT及びFWのテーブル情報が上記NAPT/FW設定要求に基づいて設定(変更や追加)された場合には、HGW13の外部ネットワーク側のアドレス及びポート番号を用いてURI又はRDPファイルを生成し、生成したURI又はRDPファイルへのリンクを生成した上でリダイレクトが可能であればリダイレクトを行い、第3エンドユーザ端末15cからのアクセス要求をホーム機器一元管理ページから対象ホーム機器に遷移させる機能を有している。なお、HSPサーバ10は、第3エンドユーザ端末15cからアクセスがあった際に、予め登録されたエンドユーザ情報やパスワードを用いて、ログイン認証を行うことも可能となっている。
【0025】
HNW運用サーバ11は、HSPサーバ10とホームネットワーク32との間の通信を司るサーバであって、HSPサーバ10からホーム機器14への通信(アクション中継)とホーム機器14からHSPサーバ10への通信(ノーティファイ中継)との許可/不許可を設定したアクセスコントロールリスト(以下、ACLという)と、ホーム機器14の識別子とHGW13の識別子とを対応付けて記載したHGW識別子リスト(以下、HILという)とを記憶しておく機能を有している。また、ACLに基づいて、上記NAPT/FW設定要求を送信したHSPサーバ10が対象ホーム機器にアクセス可能か否かを判定し、アクセス可能な場合に、HILに基づいて、対象ホーム機器と同じホームネットワークのHGW13を検索し、NGN(Next Generation Network)網等の閉域かつセキュアな専用ネットワーク31に配置されているHGWアドレス管理サーバ12へHGW13のアドレスを問い合わせ、その問い合わせ結果から得られたHGW13のアドレスにNAPT/FW設定要求を中継する機能を有している。
【0026】
HGWアドレス管理サーバ12は、専用ネットワーク31に接続されているHGW13にアドレスを割り振ると共に、割り振ったHGW13の専用ネットワーク側のアドレスとHGW13の識別子とを関連付けて管理しておき、HNW運用サーバ11からの問い合わせに応じたHGW13のアドレスを送信する機能を有している。
【0027】
HGW13は、外部ネットワーク30と専用ネットワーク31とホームネットワーク32とに接続され、ルータ機能、NAPT機能、FW機能を具備している。また、図2に示すように、専用ネットワーク31を介して中継された上記NAPT/FW設定要求を受信するHNW運用サーバ通信部131と、NAPT/FW設定要求を受信した後に自身に設定された外部ネットワーク側のアドレスを取得するHGW情報取得部132と、NAPT/FW設定要求を受信した後に対象ホーム機器の識別子を用いてホームネットワーク32にブロードキャストを行って対象ホーム機器のアドレスを解決するホーム機器通信部133と、外部ネットワーク側で待ち受けるポート番号を決定した後に、外部ネットワーク側のアドレス及びポート番号と対象ホーム機器のアドレス及びポート番号とを用いて、上記NAPT/FW設定要求に応じた設定を行うNAPT/FW設定部134とで構成されている。このHGW13を構成しているHNW運用サーバ通信部131と、HGW情報取得部132と、ホーム機器通信部133と、NAPT/FW設定部134は、OSGi(Open Services Gateway initiative)フレームワークを用いたバンドルで実装されている。このようにバンドルで実装することにより、OSGiフレームワークを用いて各バンドルを容易に配布し、アップデートが可能となるので、様々なホーム機器に対応することが可能となる。
【0028】
本実施の形態では、HSPサーバ10とHNW運用サーバ11とを互いに独立した装置として説明するが、運用形態によっては、両サーバの機能を1つの装置に集約させることも可能である。
【0029】
次に、本アクセス制御システム1の処理フローについて説明する。図3は、アクセス制御システムの処理フローを示す図である。
【0030】
最初に、ステップS1において、第3エンドユーザ端末15cから第1HSPサーバ10aに対してエンドユーザ宅のホーム機器へのアクセス要求(Webブラウザでのウェブ接続)があった場合に、ログイン認証を行い、第1HSPサーバ10aが、該エンドユーザ宅内に配置されているホーム機器を選択させるホーム機器一元管理ページを第3エンドユーザ端末15cの画面に出力する。これにより、第3エンドユーザ端末15cを操作しているエンドユーザは、エンドユーザ宅内において所望するホーム機器を選択することが可能となる。
【0031】
ステップS2において、エンドユーザにより所定のホーム機器14が選択された(以下、第1ホーム機器14aが選択されたものする)後に、第1HSPサーバ10aが、選択された第1ホーム機器14aで利用可能なアクセス方法を選択させる画面、具体的には「リモートアクセス」又は「リモートデスクトップ接続」を選択する表示を上記ホーム機器一元管理ページに出力する。
【0032】
ステップS3において、第1HSPサーバ10aが、選択された第1ホーム機器14aでアクセス要求を待ち受けているポート番号を記憶部から検索取得し、NAPT/FW設定要求の識別子と、送信元である第1HSPサーバ10aの識別子と、送信先である第1ホーム機器14aの識別子と、第1ホーム機器14aの待ち受けポート番号と、第3エンドユーザ端末15cのソースアドレスとを指定すると共に、必要に応じてHGW13の待ち受けポート番号を指定し、これら指定情報を記載したNAPT/FW設定要求パケットを中継するようHNW運用サーバ11に送信する。
【0033】
ステップS4において、NAPT/FW設定要求パケットを受信したHNW運用サーバ11が、そのパケットに記載されている第1HSPサーバ10aの識別子と第1ホーム機器14aの識別子とを用いて、ACLの設定内容に基づいて送信可能な宛先であるか否かを判定し、送信可能な場合には、第1ホーム機器14aの識別子に対応付けられたHGW13の識別子をHILから解決する(ここでは、第1HGW13aの識別子が解決されたものとする)。その後、専用ネットワーク31を介して第1HGW13aの識別子をHGWアドレス管理サーバ12に送信して、第1HGW13aにおける専用ネットワーク側のアドレスを解決する。そして、受信しているNAPT/FW設定要求パケットを、解決されたアドレスの第1HGW13aに中継する。
【0034】
ステップS5において、専用ネットワーク31を介してHNW運用サーバ11で中継されたNAPT/FW設定要求パケットを第1HGW13aのHNW運用サーバ通信部131で受信した後に、HGW情報取得部132が、自身の外部ネットワーク側に設定されているアドレスを取得する。そして、ホーム機器通信部133が、NAPT/FW設定要求パケットに記載されている第1ホーム機器14aの識別子を用いてホームネットワーク32にブロードキャストを行い、第1ホーム機器14aのアドレスを解決する。その後、NAPT/FW設定部134が、NAPT/FW設定要求パケットにHGW13の待ち受けポート番号が指定されている場合にはそのポート番号、指定されていない場合や予め規定されている場合には該規定に従うポート番号、又はランダムに決定したポート番号のうちいずれかを第1HGW13aの待ち受けポート番号に用いて、HGW情報取得部132により取得した外部ネットワーク側のアドレスであって決定した待ち受けポート番号に到達したパケットを、ホーム機器通信部133により解決した第1ホーム機器14aのアドレスであってNAPT/FW設定要求に記載されている第1ホーム機器14aの待ち受けポート番号に転送可能とするように、NAPT及びFWのテーブル情報を設定(変更や追加)する。テーブル情報の設定が成功した場合には、第1HGW13aの外部ネットワーク側のアドレス及び待ち受けポート番号、又はこれら2つの情報から生成されたURIを、専用ネットワーク31を介して第1HSPサーバ10aに返却する。
【0035】
ステップS6において、第1HSPサーバ10aが、返却されたURIをそのまま利用し、又は返却された第1HGW13aの外部ネットワーク側のアドレス及び待ち受けポート番号からURI又はRDPファイルを生成し、URI又はRDPファイルへのリンクを生成した上でリダイレクトが可能であればリダイレクトを行い、第3エンドユーザ端末15cからのアクセス要求をホーム機器一元管理ページから第1ホーム機器14aに遷移させる。
【0036】
ステップS7において、エンドユーザは、そのまま待機するか、画面に表示されているリンクをクリックすることにより、外部ネットワーク30経由で第1ホーム機器14aにアクセスして制御することが可能となる。
【0037】
最後に、ステップS8において、第1ホーム機器14aへのアクセス終了後、タイムアウト処理、又はホーム機器一元管理ページからのユーザの明示的な指示に基づいて、ステップS5で設定した設定情報をNAPT/FWのテーブル情報から削除する。
【0038】
以上説明した本アクセス制御システムを用いることにより、例えば、1)Webブラウザを用いたホーム機器へのhttp/httpsでのリモートアクセス、2)Webブラウザとリモートデスクトップ接続とを用いたホーム機器へのリモートデスクトップ接続、3)Webブラウザと動画ファイルを再生可能なソフトウェアとを用いたDLNA(Digital Living Network Alliance)のコンテンツ視聴等のサービスを提供することが可能となる。
【0039】
最初に、上記1)の場合における画面遷移を図4に示す。このリモートアクセスは、ホーム機器を選択した後に、HGW13のHNW運用サーバ通信部131を経由してNAPT/FW設定部134によりNAPT/FW設定を行い、設定完了後にリダイレクトを行って、ホーム機器へ直接アクセスするアクセス方法である。
【0040】
まず、第3エンドユーザ端末15cの画面には、ホーム機器を選択するホーム機器一元管理ページが表示され(遷移Sa1)、続いて、選択されたホーム機器で利用可能なアクセス方法等が表示される(遷移Sa2)。リモートアクセスを選択することにより、ホーム機器の管理画面又はファイル閲覧を選択する画面が表示され(遷移Sa3)、ファイル閲覧の開始が選択されることにより、HNW運用サーバ11経由でHGW13のNAPT/FW設定が行われる。ここで、新たなウィンドウが立ち上がり、NAPT/FW設定中には設定中であることが表示され(遷移Sa4)、設定完了後にはその旨が表示される(遷移Sa5)。その後、リダイレクトを行うか、又は画面上での指定箇所をクリックしてリンクを辿ることにより、ホーム機器のページが表示され、ホーム機器のファイルを閲覧することが可能となる(遷移Sa6)。そして、ファイルの閲覧が終了する場合にはページを閉じることにより(遷移Sa7)、遷移Sa3の画面に戻る(遷移Sa8)。その後、ファイル閲覧の終了を選択することにより全ての処理が終了する(遷移Sa9、Sa10)。
【0041】
次に、上記2)の場合における画面遷移を図5に示す。このリモートディスクトップ接続は、ホーム機器を選択した後に、HGW13のHNW運用サーバ通信部131を経由してNAPT/FW設定部134によりNAPT/FW設定を行い、設定完了後にアクセス対象のホーム機器にアクセス可能となるよう、HGW13の待ち受けポート番号と外部ネットワーク側のアドレスとを記述したRDPファイルを生成し、該RDPファイルへのURLを記述したページを生成して、ホーム機器へリモートデスクトップで直接アクセスするアクセス方法である。
【0042】
まず、第3エンドユーザ端末15cの画面には、ホーム機器を選択するホーム機器一元管理ページが表示され(遷移Sb1)、続いて、選択されたホーム機器で利用可能なアクセス方法等が表示される(遷移Sb2)。RDP接続を選択することにより、RDP接続の開始/終了を選択する画面が表示され(遷移Sb3)、RDP接続の開始が選択されることにより、HNW運用サーバ11経由でHGW13のNAPT/FW設定が行われ、RDPファイルが生成される。ここで、新たなウィンドウが立ち上がり、NAPT/FW設定中には設定中であることが表示され(遷移Sb4)、その設定やRDPファイルが生成された後に、RDPファイルへのリンクを記述したページが表示される(遷移Sb5)。その後、表示された指定箇所をクリックすることにより外部プログラムが起動し、ホーム機器へリモートディスクトップ接続でアクセスすることが可能となる(遷移Sb6)。そして、そのホーム機器への接続を終了する場合には、ページを閉じることにより(遷移Sb7)、遷移Sb3の画面に戻る(遷移Sb8)。その後、RDP接続の終了を選択することにより全ての処理が終了する(遷移Sb9、Sb10)。
【0043】
最後に、上記3)の場合における画面遷移を図6に示す。このコンテンツ視聴は、ホーム機器を選択した後に、HGW13のHNW運用サーバ通信部131及びホーム機器通信部133を経由してホーム機器が有するコンテンツ迄の階層を辿り、その提供可能なコンテンツリストを取得した後に、HNW運用サーバ通信部131を経由してNAPT/FW設定部134によりNAPT/FW設定を行い、設定完了後にアクセス対象のホーム機器のコンテンツにアクセス可能となるよう、HGW13の待ち受けポート番号と外部ネットワーク側のアドレスとを記述したリンクを生成すると共にリダイレクトを行い、ホーム機器のコンテンツへ直接アクセスするアクセス方法である。
【0044】
まず、第3エンドユーザ端末15cの画面には、ホーム機器を選択するホーム機器一元管理ページが表示され(遷移Sc1)、続いて、選択されたホーム機器で利用可能なアクセス方法等が表示される(遷移Sc2)。ここで、コンテンツ視聴を選択することにより、HNW運用サーバ通信部131及びホーム機器通信部133が、選択されたホーム機器により視聴可能なコンテンツを該ホーム機器から検索取得して表示する(遷移Sc3)。ビデオが選択されて、更に全てのビデオが選択された場合に(遷移Sc4)、ホーム機器が提供可能なビデオ1〜ビデオ3の開始/終了を選択する画面が表示され(遷移Sc5)、例えばビデオ1の開始が選択されることにより、HNW運用サーバ11経由でHGW13のNAPT/FW設定が行われる。ここで、新たなウィンドウが立ち上がり、NAPT/FW設定中には設定中であることが表示され(遷移Sc6)、HGW13へのリンクが生成された後に、そのリンクを記述したページが表示される(遷移Sc7)。その後、リダイレクトを行うか、表示された指定箇所をクリックすることにより外部プログラムが起動し、コンテンツ視聴が可能となる(遷移Sc8)。そして、そのコンテンツ視聴を終了する場合には、ページを閉じることにより(遷移Sc9)、遷移Sc5の画面に戻る(遷移Sc10)。その後、ビデオ1の終了を選択することにより全ての処理が終了する(遷移Sc11、Sc12)。
【0045】
本実施の形態によれば、HGW情報取得部132が、第3エンドユーザ端末15cからアクセス要求が送信された後に、外部ネットワーク30に接続された外部ネットワーク側のアドレスを取得するので、ダイナミックDNSによりHGW13の外部ネットワーク側のアドレスが変更されるような場合であっても、第3エンドユーザ端末15cからのアクセスを確実にHGW13に遷移させ、ユーザによるホーム機器14へのアクセスをより確実なものとすることができる。
【0046】
本実施の形態によれば、ホーム機器通信部133が、アクセス対象のホーム機器の識別子を用いてホームネットワークにブロードキャストを行ってホーム機器のアドレスを解決するので、換言すれば、ホーム機器との通信においてはUPnPである必要はないので、ホーム機器がUPnPに対応している必要はなく、広く一般に普及している機器をアクセス制御の対象とすることができる。
【0047】
本実施の形態によれば、HSPサーバ10へのログイン時に認証を行い、閉域かつセキュアな専用ネットワーク31を経由してHGW13のNAPT/FW設定を行うので、成りすましや盗聴等の危険性を低減することができる。
【0048】
本実施の形態によれば、HNW運用サーバ通信部131と、HGW情報取得部132と、ホーム機器通信部133と、NAPT/FW設定部134とが、OSGiフレームワークを用いたバンドルで実装されているので、将来におけるホーム機器の増設や機能に拡張に対して容易に対応することができる。
【符号の説明】
【0049】
A,B…エンドユーザ宅
1…アクセス制御システム
10…HSPサーバ(受付サーバ)
11…HNW運用サーバ(運用サーバ)
12…HGWアドレス管理サーバ(アドレス管理サーバ)
13…HGW(ホームゲートウェイ)
131…HNW運用サーバ通信部(運用サーバ通信部)
132…HGW情報取得部(情報取得部)
133…ホーム機器通信部
134…NAPT/FW設定部(設定部)
14…ホーム機器
15…エンドユーザ端末
30…外部ネットワーク
31…専用ネットワーク
32…ホームネットワーク
S1〜S8…ステップ
Sa1〜Sa10、Sb1〜Sb10、Sc1〜Sc12…遷移

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部ネットワークに配置されたユーザ端末からホームネットワークに接続されているホーム機器にアクセスするためのアクセス制御システムにおいて、
前記外部ネットワークに配置され、ホーム機器の識別子と該ホーム機器でアクセス要求を待ち受けるポート番号とを関連付けて記憶手段に記憶しておき、記憶されているホーム機器を選択可能な管理ページを前記ユーザ端末に表示し、選択された対象ホーム機器に対応するポート番号を前記記憶手段から検索して、前記外部ネットワークと前記ホームネットワークとの境界に配置されたホームゲートウェイにおける外部ネットワーク側のアドレスに到達したアクセス要求を前記対象ホーム機器に転送するようNAPT及びFWのテーブル情報を設定する設定要求を送信する受付サーバと、
受付サーバ/ホーム機器からホーム機器/受付サーバへのアクセス制限を定めたアクセス制御リストに基づいて、前記設定要求を送信した受付サーバが前記対象ホーム機器にアクセス可能か否かを判定し、アクセス可能な場合に、ホーム機器の識別子からホームゲートウェイを検索可能なホームゲートウェイ識別子リストに基づいて、前記対象ホーム機器と同じホームネットワークに接続されたホームゲートウェイを検索し、専用ネットワークに配置されたアドレス管理サーバへの問い合わせ結果から得られた該ホームゲートウェイのアドレスに前記設定要求を中継する運用サーバと、
専用ネットワークに接続されたホームゲートウェイの識別子と、該ホームゲートウェイにおける専用ネットワーク側のアドレスとを関連付けて管理しておき、前記運用サーバからの問い合わせに応じたホームゲートウェイのアドレスを送信するアドレス管理サーバと、
前記専用ネットワークを介して中継された前記設定要求を受信する運用サーバ通信部と、該設定要求を受信した後に自身に設定された外部ネットワーク側のアドレスを取得する情報取得部と、前記設定要求を受信した後に前記対象ホーム機器の識別子を用いてホームネットワークにブロードキャストを行って該対象ホーム機器のアドレスを解決するホーム機器通信部と、前記外部ネットワーク側で待ち受けるポート番号を決定した後に、前記外部ネットワーク側のアドレス及びポート番号と前記対象ホーム機器のアドレス及びポート番号とを用いて、前記設定要求に応じた設定を行う設定部とを有するホームゲートウェイと、を備え、
前記受付サーバは、前記ホームゲートウェイにおける外部ネットワーク側のアドレス及びポート番号を用いてURI又はRDPファイルを生成し、該URI又はRDPファイルへのリンクを生成して、前記ユーザ端末からのアクセス要求を管理ページから前記対象ホーム機器に遷移させることを特徴とするアクセス制御システム。
【請求項2】
前記運用サーバ通信部と、前記情報取得部と、前記ホーム機器通信部と、前記設定部とは、OSGiフレームワークを用いたバンドルで構成されていることを特徴とする請求項1に記載のアクセス制御システム。
【請求項3】
外部ネットワークに配置されたユーザ端末からホームネットワークに接続されているホーム機器にアクセスするためのアクセス制御方法において、
前記外部ネットワークに配置された受付サーバにより、ホーム機器の識別子と該ホーム機器でアクセス要求を待ち受けるポート番号とを関連付けて記憶手段に記憶しておき、記憶されているホーム機器を選択可能な管理ページを前記ユーザ端末に表示し、選択された対象ホーム機器に対応するポート番号を前記記憶手段から検索して、前記外部ネットワークと前記ホームネットワークとの境界に配置されたホームゲートウェイにおける外部ネットワーク側のアドレスに到達したアクセス要求を前記対象ホーム機器に転送するようNAPT及びFWのテーブル情報を設定する設定要求を送信するステップと、
運用サーバにより、受付サーバ/ホーム機器からホーム機器/受付サーバへのアクセス制限を定めたアクセス制御リストに基づいて、前記設定要求を送信した受付サーバが前記対象ホーム機器にアクセス可能か否かを判定し、アクセス可能な場合に、ホーム機器の識別子からホームゲートウェイを検索可能なホームゲートウェイ識別子リストに基づいて、前記対象ホーム機器と同じホームネットワークに接続されたホームゲートウェイを検索し、専用ネットワークに配置されたアドレス管理サーバへ該ホームネットワークにおける専用ネットワーク側のアドレスを問い合わせるステップと、
アドレス管理サーバにより、専用ネットワークに接続されたホームゲートウェイの識別子と、該ホームゲートウェイにおける専用ネットワーク側のアドレスとを関連付けて管理しておき、前記運用サーバからの問い合わせに応じたホームゲートウェイのアドレスを送信するステップと、
前記運用サーバにより、前記問い合わせ結果から得られた該ホームゲートウェイのアドレスに前記設定要求を中継するステップと、
ホームゲートウェイの運用サーバ通信部により、前記専用ネットワークを介して中継された前記設定要求を受信するステップと、
当該ホームゲートウェイの情報取得部により、該設定要求を受信した後に自身に設定された外部ネットワーク側のアドレスを取得するステップと、
当該ホームゲートウェイのホーム機器通信部により、前記設定要求を受信した後に前記対象ホーム機器の識別子を用いてホームネットワークにブロードキャストを行って該対象ホーム機器のアドレスを解決するステップと、
当該ホームゲートウェイの設定部により、前記外部ネットワーク側で待ち受けるポート番号を決定した後に、前記外部ネットワーク側のアドレス及びポート番号と前記対象ホーム機器のアドレス及びポート番号とを用いて、前記設定要求に応じた設定を行うステップと、
前記受付サーバにより、前記ホームゲートウェイにおける外部ネットワーク側のアドレス及びポート番号を用いてURI又はRDPファイルを生成し、該URI又はRDPファイルへのリンクを生成して、前記ユーザ端末からのアクセス要求を管理ページから前記対象ホーム機器に遷移させるステップと、
を有することを特徴とするアクセス制御方法。
【請求項4】
前記運用サーバ通信部と、前記情報取得部と、前記ホーム機器通信部と、前記設定部とは、OSGiフレームワークを用いたバンドルで構成されていることを特徴とする請求項3に記載のアクセス制御方法。
【請求項5】
請求項1又は2に記載した受付サーバ、運用サーバ、アドレス管理サーバ、ホームゲートウェイの各処理をコンピュータに実行させることを特徴とするアクセス制御プログラム。
【請求項6】
請求項5に記載したアクセス制御プログラムを記録したことを特徴とするアクセス制御プログラム用記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−3957(P2011−3957A)
【公開日】平成23年1月6日(2011.1.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−143084(P2009−143084)
【出願日】平成21年6月16日(2009.6.16)
【出願人】(000004226)日本電信電話株式会社 (13,992)
【Fターム(参考)】