説明

アクティブブラウジング方法

【課題】本発明は、単一チャンネルの信号を用い、アクティブインターフェースと手元の動作によって操作が習得しやすいブラウジング方法を実現した、アクティブブラウジング方法を提供する。
【解決手段】本発明によるアクティブブラウジング方法は、単一の信号チャンネルが用いられ、フリードラッグ方式に適用される。本発明の方法は、以下の工程によってなる。複数のオプションを備えるインターフェースを提供する工程。前記インターフェースに自動選択領域を提供する工程。リモートコントロール装置のボタンを押して移動させることにより前記オプションをドラッグさせる工程。前記オプションの内の一つが前記自動選択領域に進入することにより、前記オプションが選択されて選択オプションとなり、続けて前記選択オプションをクリックすることで前記選択オプションを実行する工程。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はアクティブブラウジング方法に関し、特に、単一チャンネルの信号と手元の動作だけで、アクティブインターフェースの自動選択機能を実現した、フリードラッグ方式に適用されるアクティブブラウジング方法に関する。
【背景技術】
【0002】
デジタル化時代の到来とともに、科学技術によって人々の生活はさらに快適で便利になった。今や欠かすことのできなくなったテレビや家電製品だけでなく、家庭生活をさらに便利にするために、近年は、従来の家庭用電気機器をデジタル技術やインターネット技術と結合させてなる新世代のテクノロジー家電である情報家電(Information Appliance)がいくつも登場している。情報家電は消費性電子機能を具備した情報家庭用製品で、人間と機械との間の技術的障害を減らし、応用機能を際立たせている。その最大の特徴は、操作が簡単である、性能が安定している、メンテナンスがしやすい、取り付けや習得がしやすいといった点であり、パソコンが分からない老人から子供まで皆、リモコンのキーを押すという簡単な操作で、情報家電のネットショッピングを行うことができ、インターネット機能の便利で素早いサービスを受けることができる。中でも人それぞれの操作目的に合わせられるよう、情報家電は特に操作の簡便性に力を入れているため、一般の消費者にとって非常に魅力的な製品となっている。
【0003】
しかも、情報家電の範囲は、テレビ、冷蔵庫、洗濯機からレンジまでに至り、各種の家庭用電気機器は全て、インターネット機能を兼ね備えたIT家電製品にすることができる。また、誰でもネットショッピングをできるようにするために、情報家電のオンラインショッピングは、リモコンのキーによって行われる。
【0004】
一般的なリモコンは、複雑なキーインターフェースを備えており、一般の使用者にとっては操作や習得が簡単ではない。しかも、従来のリモートコントロールインターフェースは、多くの使用者にとって、直感に頼って手元の感覚で操作を行うことができない。また、一般的にパソコンを制御するために用いられるマウスインターフェースは、特定の曲面に置かないと正常な使用を行うことはできず、しかも、目で見て確認しながら細かい動作を行わないと、カーソルを制御することが難しい。
【0005】
また、一般的なリモコンやマウスは、複数チャンネルの信号によって、相互に連動する動作が行われ、それによりブラウジング/実行等の複雑な機能を実現している。リモコンを例にとると、リモコンには複数のボタンを備えるキーボードが設けられている。キーボードは異なる機能に対応する複数のボタン(例えば、方向ボタン、電源ボタン、再生及び停止ボタンなど)を有し、各ボタンが押されると、独自の電子信号を出力し、赤外線伝送/受信器を介して、信号はリモコンからマルチメディア再生システムに伝送され、システムによって、この信号がどれに属するのか識別される。
【0006】
上述から分かるように、従来のリモコンは複雑なキーを有するため、使用者は、それぞれのキーが何の機能をもっているか覚えたり、操作を習得したりするのが困難である。しかも、機能が複雑になると、キーの数も多くなる傾向にあるため、目で確認しながらボタンを選択する必要があり、手元の感覚だけに頼って操作を行うことができない。また、マウスインターフェースは、目で確認しながら複雑で細かい動作を行う必要がある上、単一チャンネルの信号だけで操作を実現することはできない。しかも、これらのインターフェースは、暗がりや目を閉じた状態で操作するのは困難である。
【0007】
上述したような従来のリモートコントロール方法の欠点を克服するため、使用者が、手元の感覚だけに頼ってキーを押し、簡単なドラッグ操作を行うだけで、手軽にホームページのオプションをブラウジングする、または、クリックによる機能の実行やパラメータの設定を行える方法が必要とされている。この方法によると、インタラクティブなインターフェースにより、リモコンを簡略化して単一のスイッチをもつ極めて小さい装置にすることができ、その他のボタンを一切必要としないため、手元の感覚だけで操作が可能になる。この方法では、アクティブインターフェースの自動選択とアニメーション效果によって、簡単に、ツリー状構造のブラウジング或いはパラメータ設定を行うことができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
そこで、本発明は、単一チャンネルの信号を用い、アクティブインターフェースと手元の動作によって操作が習得しやすいブラウジング方法を実現した、アクティブブラウジング方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明によるアクティブブラウジング方法は、フリードラッグ方式に適用され、以下の工程によってなる。複数のオプションを備えるインターフェースを提供する工程。前記インターフェースに自動選択領域を提供する工程。リモートコントロール装置のボタンを押して移動させることにより前記オプションをドラッグさせる工程。前記オプションの内の一つが前記自動選択領域に進入することにより、前記オプションが選択されて選択オプションとなり、続けて前記選択オプションをクリックすることで前記選択オプションを実行する工程。
【0010】
前記自動選択領域は、フレームによって表示されるか、或いは視覚的に区別できるその他の方法で表示される。
【0011】
前記ボタンを押して前記オプションをドラッグさせた時、前記インターフェースは、ボタンが押された開始位置からボタンが放された終点位置までの相対移動距離分だけオプションをドラッグさせ、この時、前記オプションが前記相対移動距離分ドラッグされる様子はアニメーションにより視覚的に表示される。
【0012】
前記オプションが前記相対移動距離分ドラッグされる様子の視覚的なアニメーション表示は、水平方向への相対移動距離の移動のアニメーション表示、或いは、垂直方向への相対移動距離の移動のアニメーション表示を含む。
【0013】
前記相対移動距離が所定の条件値に達していない時、前記相対移動距離のドラッグに対応する前記オプションの視覚表示は行われない。
【0014】
前記水平方向の前記相対移動距離が前記垂直方向の前記相対移動距離より大きい場合は、前記オプションは前記水平方向へ前記相対移動距離分ドラッグされ、それが視覚的に表示される。
【0015】
前記垂直方向の前記相対移動距離が前記水平方向の前記相対移動距離より大きい場合は、前記オプションは前記垂直方向へ前記相対移動距離分ドラッグされ、それが視覚的に表示される。
【0016】
前記選択オプションがクリックされると、その選択オプションが動作である場合、その動作が起動する。
【0017】
前記インターフェースは、ツリー状メニューであり、前記インターフェースは、親メニューと子メニューとを更に有し、前記親メニューは、複数の親オプションを有し、前記子メニューは、複数の子オプションを有し、前記子メニューは前記親メニューに属しており、前記選択オプションがオプションである場合、前記選択オプションに対応する下の層の前記子メニューが開く。
【0018】
前記選択オプションが下向きにドラッグされ、しかも前記ボタンが放された時に前記親オプションが自動選択領域に接触している場合、前記親オプションは自動的に前記自動選択領域に進入し、対応する上の層の前記親メニューに戻る。
【発明の効果】
【0019】
本発明では、有限状態機械のメカニズムにより、スイッチオプション、押す、ドラッグ、放すなどの動作をシミュレーションしている。また、「自動選択」の概念を用いてインターフェースを設計し、スクロールの方向を水平或いは垂直に限定し、使用者が項目を選択するのに必要な細かい動作や視覚的な負担をなくしている。さらに、選択領域を移動させる際に自動スクロールの機能をもたせ、使用者の動作の手助けを行う。また、本発明では、「相対移動距離量」を用い、固定されてないカーソル座標によってスクロールを行う。使用者は、空間内の任意の位置をドラッグの開始位置として選択することができ、特定の位置に固定する必要がないため、操作の自由度が高くなる。このブラウジング方法を用いると、すべての線状、ツリー状のオプションのブラウジング、或いはパラメータ設定を行うことができ、さらに、視覚、聴覚の情報のフィードバックをそれぞれ個別に用いる、或いは併用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明のアクティブブラウジング方法の実施例1の操作を示したフローチャートである。
【図2】本発明のアクティブブラウジング方法の実施例1で制御する電子システムを示した概略図である。
【図3】本発明のアクティブブラウジング方法の実施例2の操作を示したフローチャートである。
【図4】本発明のアクティブブラウジング方法の実施例2で制御する電子システムを示した概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
(実施例1)
図1と図2を参照する。図1は、本発明のアクティブブラウジング方法の実施例1の操作を示したフローチャートであり、図2は、本発明のアクティブブラウジング方法の実施例1で制御する電子システムを示した概略図である。図に示すように、本発明のアクティブブラウジング方法は、電子システム200に適用される。電子システム200は、電子設備202と、インターフェース206と、信号受信装置208と、リモートコントロール装置210とによってなる。
【0022】
本発明の電子設備202は、パソコン、テレビ、DVD再生システム、マルチメディアプレイヤー、情報家電等を含む。その内、DVD再生システムは、DVDディスクに保存された内容を再生することや、テレビのリモコンを介して見たいアナログ或いはデジタル番組を選択することによりテレビ受信システムが受信した放送内容を再生することができる。DVD再生システムは複数の命令セットを備えており、各命令セットは対応する機能を備えている。例えば、早送り(forwarding)、タイムシフト(time shifting)、設定などである。複数の命令セットの内の一つである早送り命令セットは、複数の命令(スピード早送り、スロー早送り、二倍速早送りなど)を有している。
【0023】
本発明のマルチメディアプレイヤーは、使用者からの制御信号を受け取るために、更に外部入力機器を備える(例えば、押しボタン)。
【0024】
本実施例のアクティブブラウジング方法は、フリードラッグ方式に適用される。ここで、本実施例の工程の説明を行う。図1と図2に示すように、まず、インターフェース206を電子設備202に提供する(工程S102)。その内、インターフェース206は、複数のオプション(2061、2062、2063、2064、2065)を備える。次に、電子設備202のインターフェース206内に、自動選択領域204を提供する(工程S104)。なお、複数のオプション(2061、2062、2063、2064、2065)の内の一つが自動選択領域204に進入した時、そのオプションは、現在自動選択されているオプションとなる。
【0025】
次に、リモートコントロール装置210のボタン212を押して、そのまま放さずリモートコントロール装置210を移動させる(工程S106)。この時、リモートコントロール装置210は持続的に信号を発し、電子設備202の信号受信装置208は持続的に信号を受信するとともに、リモートコントロール装置210のボタン212を押した後の相対移動距離dを計算し、この相対移動距離dに基づいて、インターフェース206のオプション(2061、2062、2063、2064、2065)をドラッグさせる。
【0026】
次に、インターフェース206のオプション(2061、2062、2063、2064、2065)はドラッグされることよってスクロールし、それによりオプション2063は自動選択領域204に進入する(工程S108)。そして、電子設備202によって、オプション2063は自動選択されて選択オプションSとなる。即ち、オプション2063は現在選択されているオプションとなり、クリックすると選択オプションSが実行される。なお、図2に示すように、選択オプションSは、フレームによって表示されるか、或いは視覚的に区別できるその他の方法で表示される。
【0027】
本実施例では、ボタン212を押してオプション(2061−2065)をドラッグさせた時、インターフェース206は、ボタン212が押された開始位置P1からボタン212が放された終点位置P2までの相対移動距離分だけオプション(2061−2065)をドラッグさせる。この時、オプション(2061−2065)が前記相対移動距離分(即ち、P2−P1の移動量)ドラッグされる様子はアニメーションにより視覚的に表示される。
【0028】
オプション(2061−2065)が前記相対移動距離分ドラッグされる様子はアニメーションにより視覚的に表示されるが、そのアニメーションによる視覚的表示は、水平方向(即ちX方向)への相対移動距離dの移動、或いは垂直方向(即ちY方向)への相対移動距離dの移動を含み、各実施例によって異なる。ここで、具体的な例を挙げて説明する。図2に示すように、開始位置P1でリモートコントロール装置210のボタン212を押し、水平方向の右へ終点位置P2まで移動させると、電子設備202は、終点位置P2から開始位置P1を引き算して相対移動距離dを割り出す(なお、本実施例では、リモートコントロール装置210は水平方向にしか移動しないため、その相対移動距離dは、水平方向の相対移動距離|dx|に等しくなる)。そして、インターフェース206のオプション(2061−2065)が水平方向に右へスクロールする様子がアニメーションで表示される。
【0029】
(実施例2)
本発明の実施例2を図3と図4に示す。図3は、本発明のアクティブブラウジング方法の実施例2の操作を示したフローチャートであり、図4は、本発明のアクティブブラウジング方法の実施例2で制御する電子システムを示した概略図である。実施例2である図3は、図1と比較すると、工程S106の後に以下の工程を更に含んでいる。まず、リモートコントロール装置210の軽い振動により間違った判断がなされることを避けるために、インターフェース206は、相対移動距離dが所定の条件値に達しているかどうか判断を行う(工程S1061)。相対移動距離dが所定の条件値を超えている時、インターフェース206のオプションに対して、相対移動距離d分だけスクロールを行う。次に、水平方向の相対移動距離|dx|が垂直方向の相対移動距離|dy|より大きいかどうか判断する(工程S1062)。また、反対に、相対移動距離dが所定の条件値に達していない時、インターフェース206のオプションに対して、相対移動距離dのドラッグに対応するスクロールは行われない(工程S1063)。
【0030】
次に、水平方向の相対移動距離|dx|が垂直方向の相対移動距離|dy|より大きい場合は、オプション(即ち、親オプション甲40621、親オプション乙40622、親オプション丙40623、子オプション甲40641、子オプション乙40642、子オプション丙40643)に対して相対移動距離d(即ち|dx|に等しい)分、水平方向へドラッグを行い、それを視覚的に表示する(工程S1064)。なお、オプションが右か左にスクロールした時、電子設備402は、現在選択されている項目の名称を表示する。
【0031】
もし、垂直方向の相対移動距離|dy|が水平方向の相対移動距離|dx|より大きい場合は、オプション(即ち、親オプション甲40621、親オプション乙40622、親オプション丙40623、子オプション甲40641、子オプション乙40642、子オプション丙40643)に対して相対移動距離d(即ち|dy|に等しい)分、垂直方向へドラッグを行い、それを視覚的に表示する(工程S1065)。
【0032】
水平方向のドラッグ範圍が自動選択領域404を超えた時は、自動的にインターフェース406のオプションに対して左或いは右へスクロールを行う(工程S1066)。ドラッグ範圍が自動選択領域404を超えた時、そのドラッグの速度は、リモートコントロール装置410の移動速度によって決まり、それに応じて、インターフェース406に異なるスクロール量とスクロール速度が生じる(工程S1067)。なお、一度に複数のオプションを高速スクロールする時、電子設備402は、音をだんだん高くする方法、或いは音をだんだん低くする方法によって、使用者に現在のスクロールのレベルを即座に知らせる。また、インターフェース406が左か右の一番端までスクロールされたとき、電子設備402は、特殊音を発し、使用者にこれ以上スクロールできないことを知らせ、自動選択領域404に入った項目を表示する。
【0033】
次に、使用者がクリックしたかの確認を行い(工程S1068’)、続けて、現在自動選択領域404によって自動選択されているオプション(本実施例では、図4に示すように、子オプション乙40642である)が動作であるか判断する(工程S1068)。もし、動作であると判断された場合は、前記動作を起動する(工程S1069)。
【0034】
インターフェース406は、親メニュー4062と、子メニュー4064とを更に有する。親メニュー4062は、複数の親オプション(親オプション甲40621、親オプション乙40622、親オプション丙40623)を有する。子メニュー4064は、複数の子オプション(子オプション甲40641、子オプション乙40642、子オプション丙40643)を有する。子メニュー4064は、親メニュー4062に属する。選択オプションSがオプションである場合、選択オプションSに対応する下の層の子メニュー4064が開く。
【0035】
自動選択領域404に現在選択されているオプションがオプションであるかどうか判断する(工程S1070)。もし、自動選択領域404に現在選択されているオプションがオプションである場合、子メニュー4064を開く(工程S1071)。本実施例では、もし選択されているオプションが親オプション乙40622である場合、それに対応する下の層のオプションは、子オプション甲40641、子オプション乙40642、子オプション丙40643である。
【0036】
現在選択されているオプション(即ち、子オプション乙40642)が下へドラッグされたかどうか判断する(工程S1072)。そして、ボタン412を放した時に親メニュー4062が自動選択領域404に接触している場合、親オプションは自動的に前記自動選択領域に進入し、対応する上の層の前記親メニューに戻る。もし、子オプション乙40642が下にドラッグされた場合、対応する上の層の親メニュー4062の親オプション乙40622に戻る(工程S1073)。なお、上の層に戻る時、電子設備402は、自動選択領域404に進入した項目名称を表示する。
【0037】
本発明では、リモートコントロール装置を簡略化して一つのボタンのみを備える構造にしているため、手元の感覚だけに頼って操作を行うことができるとともに、アクティブインターフェースの自動選択とアニメーション效果により、簡単に、ツリー状構造のブラウジング或いはパラメータ設定をすることができる。本発明の技術の主な特徴は、単一チャンネルの信号を用い、アクティブインターフェースと手元の動作により、操作の習得が容易なブラウジング方法を実現している点にある。本発明では、有限状態機械のメカニズムにより、スイッチオプション、押す、ドラッグ、放すなどの動作をシミュレーションしている。また、「自動選択」の概念を用いてインターフェースを設計し、スクロールの方向を水平或いは垂直に限定し、使用者が項目を選択するのに必要な細かい動作や視覚的な負担をなくしている。さらに、選択領域を移動させる際に自動スクロールの機能をもたせ、使用者の動作の手助けを行う。また、音声のフィードバックにより、使用者は目で確認しなくても操作を行うことができ、例えば、暗がりや目を閉じた状態でも、フィードバックされた音声情報により現在のブラウジング状態を判断することができる。
【0038】
また、本発明では、「相対移動距離量」を用い、固定されてないカーソル座標によってスクロールを行う。使用者は、空間内の任意の位置をドラッグの開始位置として選択することができ、特定の位置に固定する必要がないため、操作の自由度が高くなる。このブラウジング方法を用いると、すべての線状、ツリー状のオプションのブラウジング、或いはパラメータ設定を行うことができ、さらに、視覚、聴覚の情報のフィードバックをそれぞれ個別に用いる、或いは併用することができる。
【符号の説明】
【0039】
S102、S104、S106、S1061、S1062、S1063、S1064、S1065、S1066、S1067、S1068、S1069、S1070、S1071、S1072、S1073、S108 工程
200、400 電子システム
202、402 電子設備
204、404 自動選択領域
206、406 インターフェース
2061、2062、2063、2064、2065 オプション
208、408 信号受信装置
210、410 リモートコントロール装置
212、412 ボタン
d 相対移動距離
S 選択オプション
P1 開始位置
P2 終点位置
4062 親メニュー
4064 子メニュー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
フリードラッグ方式に適用されるアクティブブラウジング方法であって、
前記アクティブブラウジング方法は、
複数のオプションを備えるインターフェースを提供する工程と、
前記インターフェースに自動選択領域を提供する工程と、
リモートコントロール装置のボタンを押して移動させることにより前記オプションをドラッグさせる工程と、
前記オプションの内の一つが前記自動選択領域に進入することにより、前記オプションが選択されて選択オプションとなり、続けて前記選択オプションをクリックすることで前記選択オプションを実行する工程と、
によってなることを特徴とする、アクティブブラウジング方法。
【請求項2】
前記自動選択領域は、フレームによって表示されるか、或いは視覚的に区別できるその他の方法で表示されることを特徴とする、請求項1に記載のアクティブブラウジング方法。
【請求項3】
前記ボタンを押して前記オプションをドラッグさせた時、前記インターフェースは、ボタンが押された開始位置からボタンが放された終点位置までの相対移動距離分だけオプションをドラッグさせ、この時、前記オプションが前記相対移動距離分ドラッグされる様子はアニメーションにより視覚的に表示されることを特徴とする、請求項1に記載のアクティブブラウジング方法。
【請求項4】
前記オプションが前記相対移動距離分ドラッグされる様子の視覚的なアニメーション表示は、水平方向への相対移動距離の移動のアニメーション表示、或いは、垂直方向への相対移動距離の移動のアニメーション表示を含むことを特徴とする、請求項3に記載のアクティブブラウジング方法。
【請求項5】
前記相対移動距離が所定の条件値に達していない時、前記相対移動距離のドラッグに対応する前記オプションの視覚表示は行われないことを特徴とする、請求項3に記載のアクティブブラウジング方法。
【請求項6】
前記水平方向の前記相対移動距離が前記垂直方向の前記相対移動距離より大きい場合は、前記オプションは前記水平方向へ前記相対移動距離分ドラッグされ、それが視覚的に表示されることを特徴とする、請求項5に記載のアクティブブラウジング方法。
【請求項7】
前記垂直方向の前記相対移動距離が前記水平方向の前記相対移動距離より大きい場合は、前記オプションは前記垂直方向へ前記相対移動距離分ドラッグされ、それが視覚的に表示されることを特徴とする、請求項5に記載のアクティブブラウジング方法。
【請求項8】
前記選択オプションがクリックされると、その選択オプションが動作である場合、その動作が起動することを特徴とする、請求項1に記載のアクティブブラウジング方法。
【請求項9】
前記インターフェースは、ツリー状メニューであり、前記インターフェースは、親メニューと子メニューとを更に有し、前記親メニューは、複数の親オプションを有し、前記子メニューは、複数の子オプションを有し、前記子メニューは前記親メニューに属しており、前記選択オプションがオプションである場合、前記選択オプションに対応する下の層の前記子メニューが開くことを特徴とする、請求項1に記載のアクティブブラウジング方法。
【請求項10】
前記選択オプションが下向きにドラッグされ、しかも前記ボタンが放された時に前記親オプションが自動選択領域に接触している場合、前記親オプションは自動的に前記自動選択領域に進入し、対応する上の層の前記親メニューに戻ることを特徴とする、請求項9に記載のアクティブブラウジング方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−79299(P2012−79299A)
【公開日】平成24年4月19日(2012.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−206760(P2011−206760)
【出願日】平成23年9月22日(2011.9.22)
【出願人】(503416331)國立臺灣科技大學 (12)
【Fターム(参考)】