説明

アプリケーションソフトウェア履歴管理装置およびアプリケーションソフトウェア履歴管理方法

【課題】 対象機器にダウンロードされる目的で作成されるアプリケーションソフトウェアの履歴を適切に管理できるアプリケーションソフトウェア履歴管理装置およびアプリケーションソフトウェア履歴管理方法を提供する。
【解決手段】 作成受付手段101は、アプリケーションソフトウェアの作成操作を受け付ける。ダウンロード手段102は、作成受付手段101により作成されたアプリケーションソフトウェアを対象機器にダウンロードする。検出手段103は、アプリケーションソフトウェアの作成からダウンロードに至る経過状態が所定の段階に到達したことを検出する。保存手段104は、検出手段103により所定の段階への到達が検出された場合に、アプリケーションソフトウェアを履歴保存する。また、保存手段103は、ダウンロード手段102によるダウンロードに際して、対象機器に実装されていた前回のアプリケーションソフトウェアを履歴保存してもよい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、対象機器にダウンロードされるアプリケーションソフトウェアの履歴を管理するアプリケーションソフトウェア履歴管理装置およびアプリケーションソフトウェア履歴管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
プラント各部に分散配置されたフィールドコントローラを介して種々のフィールド機器を制御するプラント制御システムが知られている。このようなプラント制御システムでは、フィールドコントローラに制御アプリケーションソフトウェアを実装することで、フィールドコントローラの機能を設定している。
【0003】
特許文献1には、フィールド機器にダウンロードするソフトウェアの履歴管理をするシステムが記載されている。
【0004】
【特許文献1】特開2005−99988号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
制御アプリケーションソフトウェアは、アプリケーションソフトウェアを作成するツールを用いて作成することができる。作成中のアプリケーションソフトウェアは一定周期でバックアップされ、その内容が保存される。
【0006】
しかし、バックアップのタイミングが一定周期に設定されているため、アプリケーションソフトウェアのコンパイル時やフィールドコントローラへのダウンロードと無関係にバックアップが実行される。したがって、編集途中の状態で保存されるなど、利用価値の低い履歴が残される場合があるうえ、単世代の履歴しか残せない。このため、実際にダウンロードされ、フィールドコントローラに実装された状態を復元できないという問題がある。
【0007】
本発明の目的は、対象機器にダウンロードされる目的で作成されるアプリケーションソフトウェアの履歴を適切に管理できるアプリケーションソフトウェア履歴管理装置およびアプリケーションソフトウェア履歴管理方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のアプリケーションソフトウェア履歴管理装置は、対象機器にダウンロードされるアプリケーションソフトウェアの履歴を管理するアプリケーションソフトウェア履歴管理装置において、アプリケーションソフトウェアの作成操作を受け付ける作成受付手段と、前記作成受付手段により作成されたアプリケーションソフトウェアを対象機器にダウンロードするダウンロード手段と、前記アプリケーションソフトウェアの作成からダウンロードに至る経過状態が所定の段階に到達したことを検出する検出手段と、前記検出手段により前記所定の段階への到達が検出された場合に、前記アプリケーションソフトウェアを履歴保存する保存手段と、を備えることを特徴とする。
このアプリケーションソフトウェア履歴管理装置によれば、アプリケーションソフトウェアの作成からダウンロードに至る経過状態が所定の段階に到達したことが検出された場合に、アプリケーションソフトウェアを履歴保存するので、利用価値の高い履歴を保存することができる。
【0009】
前記所定の段階は前記アプリケーションソフトウェアを前記対象機器にダウンロードする段階であってもよい。
【0010】
前記所定の段階は前記アプリケーションソフトウェアをコンパイルする段階であってもよい。
【0011】
本発明のアプリケーションソフトウェア履歴管理装置は、対象機器にダウンロードされるアプリケーションソフトウェアの履歴を管理するアプリケーションソフトウェア履歴管理装置において、アプリケーションソフトウェアの作成操作を受け付ける作成受付手段と、前記作成受付手段により作成されたアプリケーションソフトウェアを対象機器にダウンロードするダウンロード手段と、前記ダウンロード手段によるダウンロードに際して、前記対象機器に実装されていた前回のアプリケーションソフトウェアを履歴保存する保存手段と、を備えることを特徴とする。
このアプリケーションソフトウェア履歴管理装置によれば、ダウンロードに際して、対象機器に実装されていた前回のアプリケーションソフトウェアを履歴保存するので、保存されたアプリケーションソフトウェアを有効に利用できる。
【0012】
前記保存手段は、すでに保存済みの履歴を残して、新たな履歴を追加保存してもよい。
【0013】
前記対象機器はプロセス制御を実行するための機器であってもよい。
【0014】
本発明のアプリケーションソフトウェア履歴管理方法は、対象機器にダウンロードされるアプリケーションソフトウェアの履歴を管理するアプリケーションソフトウェア履歴管理方法において、アプリケーションソフトウェアの作成操作を受け付けるステップと、前記作成操作を受け付けるステップにより作成されたアプリケーションソフトウェアを対象機器にダウンロードするステップと、前記アプリケーションソフトウェアの作成からダウンロードに至る経過状態が所定の段階に到達したことを検出するステップと、前記所定の段階への到達が検出された場合に、前記アプリケーションソフトウェアを履歴保存するステップと、を備えることを特徴とする。
このアプリケーションソフトウェア履歴管理方法によれば、アプリケーションソフトウェアの作成からダウンロードに至る経過状態が所定の段階に到達したことが検出された場合に、アプリケーションソフトウェアを履歴保存するので、利用価値の高い履歴を保存することができる。
【0015】
前記所定の段階は前記アプリケーションソフトウェアを前記対象機器にダウンロードする段階であってもよい。
【0016】
前記所定の段階は前記アプリケーションソフトウェアをコンパイルする段階であってもよい。
【0017】
本発明のアプリケーションソフトウェア履歴管理方法は、対象機器にダウンロードされるアプリケーションソフトウェアの履歴を管理するアプリケーションソフトウェア履歴管理方法において、アプリケーションソフトウェアの作成操作を受け付けるステップと、前記作成操作を受け付けるステップにより作成されたアプリケーションソフトウェアを対象機器にダウンロードするステップと、前記ダウンロードするステップによるダウンロードに際して、前記対象機器に実装されていた前回のアプリケーションソフトウェアを履歴保存するステップと、を備えることを特徴とする。
このアプリケーションソフトウェア履歴管理方法によれば、ダウンロードに際して、対象機器に実装されていた前回のアプリケーションソフトウェアを履歴保存するので、保存されたアプリケーションソフトウェアを有効に利用できる。
【0018】
前記保存するステップでは、すでに保存済みの履歴を残して、新たな履歴を追加保存してもよい。
【0019】
前記対象機器はプロセス制御を実行するための機器であってもよい。
【発明の効果】
【0020】
本発明のアプリケーションソフトウェア履歴管理装置によれば、アプリケーションソフトウェアの作成からダウンロードに至る経過状態が所定の段階に到達したことが検出された場合に、アプリケーションソフトウェアを履歴保存するので、利用価値の高い履歴を保存することができる。
【0021】
本発明のアプリケーションソフトウェア履歴管理装置によれば、ダウンロードに際して、対象機器に実装されていた前回のアプリケーションソフトウェアを履歴保存するので、保存されたアプリケーションソフトウェアを有効に利用できる。
【0022】
本発明のアプリケーションソフトウェア履歴管理方法によれば、アプリケーションソフトウェアの作成からダウンロードに至る経過状態が所定の段階に到達したことが検出された場合に、アプリケーションソフトウェアを履歴保存するので、利用価値の高い履歴を保存することができる。
【0023】
本発明のアプリケーションソフトウェア履歴管理方法によれば、ダウンロードに際して、対象機器に実装されていた前回のアプリケーションソフトウェアを履歴保存するので、保存されたアプリケーションソフトウェアを有効に利用できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
図1は本発明によるアプリケーションソフトウェア履歴管理装置を機能的に示すブロック図である。
【0025】
図1において、作成受付手段101は、アプリケーションソフトウェアの作成操作を受け付ける。ダウンロード手段102は、作成受付手段101により作成されたアプリケーションソフトウェアを対象機器にダウンロードする。検出手段103は、アプリケーションソフトウェアの作成からダウンロードに至る経過状態が所定の段階に到達したことを検出する。保存手段104は、検出手段103により所定の段階への到達が検出された場合に、アプリケーションソフトウェアを履歴保存する。
【0026】
また、保存手段104は、ダウンロード手段102によるダウンロードに際して、対象機器に実装されていた前回のアプリケーションソフトウェアを履歴保存する。
【0027】
以下、図2〜図4を参照して、本発明によるアプリケーションソフトウェア履歴管理装置の一実施形態について説明する。
【0028】
図2は本実施形態のアプリケーションソフトウェア履歴管理装置が適用されるプラント制御システムの構成を示すブロック図である。
【0029】
図2に示すように、プラント制御システムは、プラントに設置される熱交換器、バルブ、コンプレッサー、ポンプ等のフィールド機器1,1,・・・を制御するフィールドコントローラ2,2,・・・と、プラントに分散配置されたフィールドコントローラ2,2,・・・との間で通信を行って各フィールド機器1を制御し、プロセスの自動操業を実行するプロセス制御装置3と、を備える。図2に示すように、フィールドコントローラ2,2,・・・およびプロセス制御装置3は、通信回線4を介して互いに接続されている。
【0030】
また、通信回線4には、プラント制御システムのメンテナンス作業を行うための端末装置5が接続されている。
【0031】
フィールドコントローラ2には制御アプリケーションソフトウェアが実装される。フィールドコントローラ2の機能は、この制御アプリケーションソフトウェアにより規定される。
【0032】
端末装置5には、制御アプリケーション作成ツールとしてのソフトウェアプログラムが実装されている。ユーザはこの制御アプリケーション作成ツールを使用して、制御アプリケーションソフトウェアの作成、編集、およびフィールドコントローラ2への制御アプリケーションソフトウェアのダウンロードを行うことができる。
なお、図2の実施形態ではフィールドコントローラ2とプロセス制御装置3は別になっているが、これらを一体の構成にしてもよい。
【0033】
図3のステップS1〜ステップS6は、制御アプリケーション作成ツールを用いた制御アプリケーションソフトウェアの作成、編集、ダウンロードの手順を示すフローチャートである。この手順は、ユーザの操作を受け付ける端末装置5の制御に基づき実行される。
【0034】
図3のステップS1では、制御アプリケーションソフトウェアの作成、編集の操作を受け付ける。次に、ステップS2では作成、編集された制御アプリケーションソフトウェアのコンパイルを実行する。
【0035】
ステップS3では、コンパイルされた制御アプリケーションソフトウェアについて、ダウンロード対象となるフィールドコントローラ2へのダウンロードがユーザにより指示されたか否か判断する。
【0036】
次に、ステップS3の判断が肯定されるのを待って、ステップS4へ進む。ステップS4では、現在、上記フィールドコントローラ2に実装されている制御アプリケーションソフトウェア、すなわち前回の制御アプリケーションソフトウェアの履歴保存を実行する。ここでは、前回の制御アプリケーションソフトウェアがフィールドコントローラ2から読み込まれ、前回のソフトウェアの圧縮ファイルが、保存時の時刻を示すタイムスタンプとともに端末装置5の記憶部51(図2)に格納される。
【0037】
次に、ステップS5では、ステップS1において作成、編集され、ステップS2においてコンパイルされた制御アプリケーションソフトウェア、すなわち今回の制御アプリケーションソフトウェアの履歴保存を実行する。ここでは、今回のソフトウェアの圧縮ファイルが、上記前回のソフトウェアの圧縮ファイルとともに端末装置5の記憶部51に格納される。
【0038】
次にステップS6では、上記フィールドコントローラ2への制御アプリケーションソフトウェアをダウンロードし、処理を終了する。これにより、フィールドコントローラ2の制御アプリケーションソフトウェアが更新される。
【0039】
以上の処理は、上記フィールドコントローラ2によるフィールド機器1の制御を継続した状態で実行することもできる。
【0040】
図3のステップS11〜ステップS12は、履歴保存の詳細情報を設定する手順を示すフローチャートである。この手順は、ユーザの操作を受け付ける端末装置5の制御に基づき実行される。
【0041】
図3のステップS11では、履歴保存の詳細情報の入力を受け付ける。ここでは例えば、詳細情報として、保存世代数、保存対象ファイル、保存先等の入力を受け付ける。
【0042】
保存世代数は、履歴として保存する世代数である。例えば世代数を「5」とすれば、最新の5回分の履歴が常に保存され、それ以前の履歴は新たな履歴保存時に1つずつ消去される。
【0043】
保存対象ファイルは、フィールドコントローラ2に格納されたファイルであって、上記制御アプリケーションソフトウェアと関連付けて履歴保存すべきファイルである。例えば、制御アプリケーションソフトウェアのプログラム実行時に必要なデータを格納するデータファイルが該当する。保存対象ファイルはユーザが任意に選択できる。
【0044】
保存先は、制御アプリケーションソフトウェアあるいは保存対象ファイルを履歴保存する場所である。例えば、ユーザはフォルダ名を用いて保存先を指定できる。
【0045】
ステップS12では、ステップS11で受け付けた詳細情報を設定ファイルとして保存し、処理を終了する。設定ファイルは、端末装置5の記憶部51に格納される。
【0046】
図4は、設定ファイルに従って保存される履歴のデータ構成を示す図である。図4に示すように、設定ファイルに規定された保存世代数nに従い、最新の履歴Rec1から最も古い履歴Recnまでが、設定ファイルで規定された保存先に格納される。各履歴には、タイムスタンプとともに前回の制御アプリケーションソフトウェア、前回の保存対象ファイル、今回の制御アプリケーションソフトウェア、今回の保存対象ファイル等が記録される。
【0047】
設定ファイルの内容は、上記ステップS1〜ステップS6の処理に反映される。すなわち、ステップS4およびステップS5では、設定ファイルを読み込み、設定ファイルに規定された保存世代数、保存対象ファイル、保存先等に従って、履歴保存を実行する。また、古い履歴を消去する。さらに、保存対象ファイルが存在する場合、ステップS1では、制御アプリケーションソフトウェアの作成、編集とともに、ユーザの操作入力による保存対象ファイルの作成、変更を受け付ける。作成、変更後のファイルは、今回の保存対象ファイルとして、フィールドコントローラ2から読み込んだ前回の保存対象ファイルとともに履歴保存される(図4)。
【0048】
以上のように、本実施形態によれば、制御アプリケーションソフトウェアをフィールドコントローラ2にダウンロードする際に、前回および今回の制御アプリケーションソフトウェアを自動的に履歴保存する。このため、ダウンロード時のバックアップを忘れることによる損失を防止できるとともに、不要な履歴が記録されることもない。また、実際に実装された制御アプリケーションソフトウェアを保存するので、履歴を障害発生時の解析時等に有効に利用できる。さらに、複数時点での履歴を残すので、復元したい状態を自由に選択することができる。
【0049】
上記実施形態では、ダウンロードに際して制御アプリケーションソフトウェアを履歴保存する例を示したが、履歴保存のタイミングは任意に選択できる。
【0050】
図3のステップS21〜ステップS24は、制御アプリケーションソフトウェアのコンパイルに際して制御アプリケーションソフトウェアを履歴保存する例を示すフローチャートである。この手順は、ユーザの操作を受け付ける端末装置5の制御に基づき実行される。
【0051】
図3のステップS21では、制御アプリケーションソフトウェアの作成、編集の操作を受け付ける。次に、ステップS22では作成、編集された制御アプリケーションソフトウェアのコンパイルを実行する。
【0052】
ステップS23では、コンパイルされた制御アプリケーションソフトウェアについて、制御アプリケーションソフトウェアの履歴保存を実行する。ここでは、ステップS21において作成、編集され、ステップS22においてコンパイルされた制御アプリケーションソフトウェアの圧縮ファイルが、タイムスタンプとともに端末装置5の記憶部51に格納される。このとき、任意の世代数にわたり制御アプリケーションソフトウェアを履歴保存できる。
【0053】
次に、ステップS24では、ユーザの指示に基づいて、制御アプリケーションソフトウェアの作成、編集を終了するか否か判断する。判断が否定されればステップS21へ戻り、判断が肯定されれば処理を終了する。
【0054】
このように、ステップS21〜ステップS24に示す手順では、コンパイルの対象となった制御アプリケーションソフトウェアを自動的に履歴保存している。このため、バックアップを忘れることによる損失を防止できるとともに、不要な履歴が記録されることもない。また、結果的に実装されることになる制御アプリケーションソフトウェアを保存するので、履歴を障害発生時の解析時等に有効に利用できる。さらに、複数時点での履歴を残すので、復元したい状態を自由に選択することができる。
【0055】
本発明の適用範囲は上記実施形態に限定されることはない。本発明は、プラント制御システムへの適用に限定されることはなく、対象機器にダウンロードされるアプリケーションソフトウェアの履歴を管理する場合に、広く適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0056】
【図1】本発明によるアプリケーションソフトウェア履歴管理装置を機能的に示すブロック図。
【図2】本実施形態のアプリケーションソフトウェア履歴管理装置が適用されるプラント制御システムの構成を示すブロック図。
【図3】本実施形態のアプリケーションソフトウェア履歴管理装置の動作を示すフローチャート。
【図4】設定ファイルに従って保存される履歴のデータ構成を示す図。
【符号の説明】
【0057】
2 フィールドコントローラ(対象機器)
5 端末装置(作成受付手段、ダウンロード手段、検出手段、保存手段)
51 記憶部(保存手段)
101 作成受付手段
102 ダウンロード手段
103 検出手段
104 保存手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
対象機器にダウンロードされるアプリケーションソフトウェアの履歴を管理するアプリケーションソフトウェア履歴管理装置において、
アプリケーションソフトウェアの作成操作を受け付ける作成受付手段と、
前記作成受付手段により作成されたアプリケーションソフトウェアを対象機器にダウンロードするダウンロード手段と、
前記アプリケーションソフトウェアの作成からダウンロードに至る経過状態が所定の段階に到達したことを検出する検出手段と、
前記検出手段により前記所定の段階への到達が検出された場合に、前記アプリケーションソフトウェアを履歴保存する保存手段と、
を備えることを特徴とするアプリケーションソフトウェア履歴管理装置。
【請求項2】
前記所定の段階は前記アプリケーションソフトウェアを前記対象機器にダウンロードする段階であることを特徴とする請求項1に記載のアプリケーションソフトウェア履歴管理装置。
【請求項3】
前記所定の段階は前記アプリケーションソフトウェアをコンパイルする段階であることを特徴とする請求項1に記載のアプリケーションソフトウェア履歴管理装置。
【請求項4】
対象機器にダウンロードされるアプリケーションソフトウェアの履歴を管理するアプリケーションソフトウェア履歴管理装置において、
アプリケーションソフトウェアの作成操作を受け付ける作成受付手段と、
前記作成受付手段により作成されたアプリケーションソフトウェアを対象機器にダウンロードするダウンロード手段と、
前記ダウンロード手段によるダウンロードに際して、前記対象機器に実装されていた前回のアプリケーションソフトウェアを履歴保存する保存手段と、
を備えることを特徴とするアプリケーションソフトウェア履歴管理装置。
【請求項5】
前記保存手段は、すでに保存済みの履歴を残して、新たな履歴を追加保存することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のアプリケーションソフトウェア履歴管理装置。
【請求項6】
前記対象機器はプロセス制御を実行するための機器であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のアプリケーションソフトウェア履歴管理装置。
【請求項7】
対象機器にダウンロードされるアプリケーションソフトウェアの履歴を管理するアプリケーションソフトウェア履歴管理方法において、
アプリケーションソフトウェアの作成操作を受け付けるステップと、
前記作成操作を受け付けるステップにより作成されたアプリケーションソフトウェアを対象機器にダウンロードするステップと、
前記アプリケーションソフトウェアの作成からダウンロードに至る経過状態が所定の段階に到達したことを検出するステップと、
前記所定の段階への到達が検出された場合に、前記アプリケーションソフトウェアを履歴保存するステップと、
を備えることを特徴とするアプリケーションソフトウェア履歴管理方法。
【請求項8】
前記所定の段階は前記アプリケーションソフトウェアを前記対象機器にダウンロードする段階であることを特徴とする請求項7に記載のアプリケーションソフトウェア履歴管理方法。
【請求項9】
前記所定の段階は前記アプリケーションソフトウェアをコンパイルする段階であることを特徴とする請求項7に記載のアプリケーションソフトウェア履歴管理方法。
【請求項10】
対象機器にダウンロードされるアプリケーションソフトウェアの履歴を管理するアプリケーションソフトウェア履歴管理方法において、
アプリケーションソフトウェアの作成操作を受け付けるステップと、
前記作成操作を受け付けるステップにより作成されたアプリケーションソフトウェアを対象機器にダウンロードするステップと、
前記ダウンロードするステップによるダウンロードに際して、前記対象機器に実装されていた前回のアプリケーションソフトウェアを履歴保存するステップと、
を備えることを特徴とするアプリケーションソフトウェア履歴管理方法。
【請求項11】
前記保存するステップでは、すでに保存済みの履歴を残して、新たな履歴を追加保存することを特徴とする請求項7〜11のいずれか1項に記載のアプリケーションソフトウェア履歴管理方法。
【請求項12】
前記対象機器はプロセス制御を実行するための機器であることを特徴とする請求項7〜11のいずれか1項に記載のアプリケーションソフトウェア履歴管理方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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