アポトーシス性抗IgE抗体
本出願はアポトーシス性抗IgE抗体、これをコードする核酸、その治療的組成物、およびIgEが媒介する疾患の治療におけるそれらの使用に関連する。
Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298
【特許請求の範囲】
【請求項1】
IgEのM1'セグメントを特異的に結合し、IgEを発現するB細胞にアポトーシスを誘導する抗IgE/M1'抗体。
【請求項2】
ヒト、アカゲザルおよびカニクイザルの起源であるIgEを結合する、請求項1に記載の抗体。
【請求項3】
治療上有効量が哺乳動物にインビボ投与されると、IgEのM1'セグメントを特異的に結合し、IgE産生B細胞を特異的に枯渇させる抗IgE/M1'抗体。
【請求項4】
総血清IgEを減少させる、請求項3の抗体。
【請求項5】
無血清IgEを減少させる、請求項4に記載の抗体。
【請求項6】
IgEがアレルゲン特異的である、請求項4に記載の抗体。
【請求項7】
キメラである、請求項3に記載の抗体。
【請求項8】
ヒト化される、請求項3に記載の抗体。
【請求項9】
ヒトである、請求項3に記載の抗体。
【請求項10】
47H4、7A6、26A11、47H4v5、7A6v1および26A11v6からなる群から選択された抗体によって結合されるエピトープと同じエピトープに特異的に結合する、抗IgE/M1'抗体。
【請求項11】
エピトープが、ペプチド4(配列番号:8)、ペプチド5(配列番号:9)、ペプチド7(配列番号:11)又はペプチド8(配列番号:12)からなる群から選択されるペプチドに対応する、請求項10に記載の抗体。
【請求項12】
エピトープがペプチド4(配列番号:8)に対応する、請求項11に記載の抗体。
【請求項13】
ペプチド4(配列番号:8)、ペプチド5(配列番号:9)、ペプチド7(配列番号:11)又はペプチド8(配列番号:12)からなる群から選択されるペプチド。
【請求項14】
マウス抗IgE/M1'抗体47H4のスキャッチャード結合親和性と同等であるスキャッチャード結合親和性でIgEのM1'セグメントに特異的に結合する抗IgE/M1'抗体。
【請求項15】
親和性が0.30と0.83nmの間である、請求項14に記載の抗体。
【請求項16】
ヒト化抗IgE/M1'抗体47H4v5のスキャッチャード結合親和性と同等であるスキャッチャード結合親和性でIgEのM1'セグメントに特異的に結合する抗IgE/M1'抗体。
【請求項17】
親和性がおよそ1.5nmである、請求項16に記載の抗体。
【請求項18】
26A11、26A11 v.1-16、7A6、7A6v1、47H4、47H4v1-6からなる群から選択される抗体ないしこれらの抗原結合断片の重鎖及び軽鎖HVRを含んでなる、抗IgE/M1'抗体。
【請求項19】
26A11、26A11 v.1-16、7A6、7A6v1、47H4、47H4v1-6からなる群から選択される抗体ないしこれらの抗原結合断片の重鎖及び軽鎖の可変領域を含んでなる、請求項18に記載の抗体。
【請求項20】
47H4v1-6の抗体ないしこれらの抗原結合断片又は重鎖および軽鎖HVRを含んでなる、請求項18に記載の抗体。
【請求項21】
アフコシル化された、請求項18に記載の抗体。
【請求項22】
少なくとも一の製薬的に許容される担体と組み合わせて請求項1から21のいずれか一の抗体を含んでなる組成物。
【請求項23】
抗IgE抗体、抗ヒスタミン剤、気管支拡張薬、糖質コルチコイド、NSAID、TNF−アンタゴニスト、インテグリンアンタゴニスト、免疫抑制剤、IL−4アンタゴニスト、IL−13アンタゴニスト、二重IL−4/IL−13アンタゴニスト、DMARD、B細胞表面マーカーに結合する抗体およびBAFFアンタゴニストからなる群から選択される一又は複数の薬剤と少なくとも一の製薬的に許容される担体とを組み合わせて、請求項1から21のいずれか一の抗体を含んでなる組成物。
【請求項24】
26A11、26A11 v1-16、7A6、7A6v1、47H4、47H4v1-6からなる群から選択されるアポトーシス性抗IgE/M1'抗体ないしこれらの抗原結合断片の重鎖及び軽鎖HVRを含んでなる抗体ないしこれらの抗原結合断片をコードする単離された核酸。
【請求項25】
26A11、26A11v1-16、7A6、7A6v1、47H4、47H4v1-6からなる群から選択される抗体配列の重鎖及び軽鎖の可変領域をコードする核酸をさらに含む、請求項24に記載の核酸。
【請求項26】
コードされた抗体がアフコシル化されている、請求項25に記載の核酸。
【請求項27】
請求項25に記載の核酸が作用可能に結合しているベクター。
【請求項28】
請求項27に記載のベクターを含む宿主細胞。
【請求項29】
哺乳類である、請求項28に記載の宿主細胞。
【請求項30】
チャイニーズハムスター卵巣である、請求項29に記載の宿主細胞。
【請求項31】
抗体ないし断片の発現に適切な条件下で請求項28に記載の宿主細胞を培養し、抗体ないし断片を回収することを含む、アポトーシス性抗IgE/M1'抗体ないし機能的断片の製造方法。
【請求項32】
請求項22に記載の組成物とIgEが媒介する疾患の治療のための使用を示すパッケージ挿入物とを具備する製造品。
【請求項33】
バイアルである、請求項32に記載の製造品。
【請求項34】
予め満たしてあるシリンジである、請求項32に記載の製造品。
【請求項35】
注入用デバイスをさらに含む、請求項34に記載の製造品。
【請求項36】
自動注入器である、請求項35に記載の製造品。
【請求項37】
IgEのM1'セグメントに特異的に結合し、IgE発現B細胞にアポトーシスを誘導する抗IgE/M1'抗体の治療上有効量を哺乳動物に投与することを含む、IgE産生B細胞を特異的に枯渇する方法。
【請求項38】
抗体が、26A11、26A11 v1-16、7A6、7A6v1、47H4、47H4v1-6からなる群から選択される抗体の重鎖及び軽鎖HVRを含む、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
総血清IgEの減少を更に含む、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
無血清IgEの減少を更に含む、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
IgEがアレルゲン特異的である、請求項39に記載の方法。
【請求項42】
抗体がADCC活性を有する、請求項38に記載の方法。
【請求項43】
IgEのM1'セグメントに特異的に結合し、IgE発現B細胞のアポトーシスを誘導する抗IgE/M1'抗体の治療上の有効量を投与することを含む、IgEが媒介する疾患の治療方法。
【請求項44】
抗体がIgEを発現するB細胞を特異的に枯渇させる、請求項43に記載の方法。
【請求項45】
抗体が総血清IgEを減少させる、請求項43に記載の方法。
【請求項46】
抗体が無血清IgEを減少させる、請求項45に記載の方法。
【請求項47】
IgEがアレルゲン特異的である、請求項45に記載の方法。
【請求項48】
抗体が、26A11、26A11v1-16、7A6、7A6v1、47H4、47H4v1-6からなる群から選択される抗体又は重鎖及び軽鎖HVRを含む、請求項43に記載の方法。
【請求項49】
IgEが媒介する疾患が、アレルギー性鼻炎、アレルギー性喘息、非アレルギー性喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性胃腸疾患、アナフィラキシー、蕁麻疹、食物アレルギー、アレルギー性気管支肺アスペルギルス症、寄生虫病、間質性膀胱炎、高IgE症候群、毛細管拡張性運動失調症、ウィスコット‐アルドリッチ症候群、胸腺欠損リンパ異常、IgE骨髄腫、移植片対宿主反応およびアレルギー性紫斑病からなる群から選択される、請求項43に記載の方法。
【請求項50】
IgEが媒介する疾患の治療方法であって、高IgE抗体、抗ヒスタミン剤、気管支拡張剤、糖質コルチコイド、NSAID、鬱血除去剤、咳抑制剤、鎮痛剤、TNF−アンタゴニスト、インテグリンアンタゴニスト、免疫抑制剤、IL−4アンタゴニスト、IL−13アンタゴニスト、二重IL−4/IL−13アンタゴニスト、DMARD、B細胞表面マーカーに結合する抗体およびBAFFアンタゴニストからなる群から選択される少なくとも一の薬剤の治療上の有効量と組み合わせて、IgEのM1'セグメントに特異的に結合し、IgEを発現するB細胞にアポトーシスを誘導する抗IgE/M1'抗体の治療上の有効量を含む方法。ある態様では、抗体はIgEを生産するB細胞を特異的に枯渇させる。
【請求項51】
IgEが媒介する疾患の治療方法であって、アレルギー性疾患の治療の公知の方法の投与の前、投与と同時に、又は投与の後に、IgEのM1'セグメントに特異的に結合し、IgEを発現するB細胞のアポトーシスを誘導する抗IgE/M1'抗体の治療上有効量を投与する併用治療投与計画を含む方法。
【請求項52】
アレルギー性疾患のための公知の治療には、抗IgE抗体抗ヒスタミン剤、気管支拡張剤、糖質コルチコイド、非ステロイド系抗炎症剤、免疫抑制剤、IL−4アンタゴニスト、IL−13アンタゴニスト、二重IL−4/IL−13アンタゴニスト、鬱血除去剤、咳抑制剤又は鎮痛剤の投与が含まれる、請求項51に記載の方法。
【請求項53】
アレルギー性疾患のための公知の治療にはアレルゲン感作の治療投薬計画が含まれる、請求項51に記載の方法。
【請求項54】
IgEのM1'セグメントに特異的に結合し、IgEを発現するB細胞のアポトーシスを誘導する抗IgE/M1'抗体の治療上有効量を投与することを含む、アレルゲン誘導性のIgE産生を阻害する方法。
【請求項55】
IgEのM1'セグメントに特異的に結合し、IgEを発現するB細胞のアポトーシスを誘導する抗IgE/M1'抗体の治療上有効量を投与することを含む、アレルゲン誘導性のIgE産生を減少させる方法。
【請求項56】
PTA-8260、PTA-8261、PTA-8262、PTA-8263、PTA-8264、PTA-8265、PTA-8266、PTA-8267、PTA-8268、PTA-8269、PTA-8270からなる群から選択される、2007年3月21日にATCCに寄託されたマウスハイブリドーマ。
【請求項57】
請求項52に記載のハイブリドーマによって分泌される抗体。
【請求項58】
IgEのヒトM1'セグメントを発現するトランスジェニック動物。
【請求項1】
IgEのM1'セグメントを特異的に結合し、IgEを発現するB細胞にアポトーシスを誘導する抗IgE/M1'抗体。
【請求項2】
ヒト、アカゲザルおよびカニクイザルの起源であるIgEを結合する、請求項1に記載の抗体。
【請求項3】
治療上有効量が哺乳動物にインビボ投与されると、IgEのM1'セグメントを特異的に結合し、IgE産生B細胞を特異的に枯渇させる抗IgE/M1'抗体。
【請求項4】
総血清IgEを減少させる、請求項3の抗体。
【請求項5】
無血清IgEを減少させる、請求項4に記載の抗体。
【請求項6】
IgEがアレルゲン特異的である、請求項4に記載の抗体。
【請求項7】
キメラである、請求項3に記載の抗体。
【請求項8】
ヒト化される、請求項3に記載の抗体。
【請求項9】
ヒトである、請求項3に記載の抗体。
【請求項10】
47H4、7A6、26A11、47H4v5、7A6v1および26A11v6からなる群から選択された抗体によって結合されるエピトープと同じエピトープに特異的に結合する、抗IgE/M1'抗体。
【請求項11】
エピトープが、ペプチド4(配列番号:8)、ペプチド5(配列番号:9)、ペプチド7(配列番号:11)又はペプチド8(配列番号:12)からなる群から選択されるペプチドに対応する、請求項10に記載の抗体。
【請求項12】
エピトープがペプチド4(配列番号:8)に対応する、請求項11に記載の抗体。
【請求項13】
ペプチド4(配列番号:8)、ペプチド5(配列番号:9)、ペプチド7(配列番号:11)又はペプチド8(配列番号:12)からなる群から選択されるペプチド。
【請求項14】
マウス抗IgE/M1'抗体47H4のスキャッチャード結合親和性と同等であるスキャッチャード結合親和性でIgEのM1'セグメントに特異的に結合する抗IgE/M1'抗体。
【請求項15】
親和性が0.30と0.83nmの間である、請求項14に記載の抗体。
【請求項16】
ヒト化抗IgE/M1'抗体47H4v5のスキャッチャード結合親和性と同等であるスキャッチャード結合親和性でIgEのM1'セグメントに特異的に結合する抗IgE/M1'抗体。
【請求項17】
親和性がおよそ1.5nmである、請求項16に記載の抗体。
【請求項18】
26A11、26A11 v.1-16、7A6、7A6v1、47H4、47H4v1-6からなる群から選択される抗体ないしこれらの抗原結合断片の重鎖及び軽鎖HVRを含んでなる、抗IgE/M1'抗体。
【請求項19】
26A11、26A11 v.1-16、7A6、7A6v1、47H4、47H4v1-6からなる群から選択される抗体ないしこれらの抗原結合断片の重鎖及び軽鎖の可変領域を含んでなる、請求項18に記載の抗体。
【請求項20】
47H4v1-6の抗体ないしこれらの抗原結合断片又は重鎖および軽鎖HVRを含んでなる、請求項18に記載の抗体。
【請求項21】
アフコシル化された、請求項18に記載の抗体。
【請求項22】
少なくとも一の製薬的に許容される担体と組み合わせて請求項1から21のいずれか一の抗体を含んでなる組成物。
【請求項23】
抗IgE抗体、抗ヒスタミン剤、気管支拡張薬、糖質コルチコイド、NSAID、TNF−アンタゴニスト、インテグリンアンタゴニスト、免疫抑制剤、IL−4アンタゴニスト、IL−13アンタゴニスト、二重IL−4/IL−13アンタゴニスト、DMARD、B細胞表面マーカーに結合する抗体およびBAFFアンタゴニストからなる群から選択される一又は複数の薬剤と少なくとも一の製薬的に許容される担体とを組み合わせて、請求項1から21のいずれか一の抗体を含んでなる組成物。
【請求項24】
26A11、26A11 v1-16、7A6、7A6v1、47H4、47H4v1-6からなる群から選択されるアポトーシス性抗IgE/M1'抗体ないしこれらの抗原結合断片の重鎖及び軽鎖HVRを含んでなる抗体ないしこれらの抗原結合断片をコードする単離された核酸。
【請求項25】
26A11、26A11v1-16、7A6、7A6v1、47H4、47H4v1-6からなる群から選択される抗体配列の重鎖及び軽鎖の可変領域をコードする核酸をさらに含む、請求項24に記載の核酸。
【請求項26】
コードされた抗体がアフコシル化されている、請求項25に記載の核酸。
【請求項27】
請求項25に記載の核酸が作用可能に結合しているベクター。
【請求項28】
請求項27に記載のベクターを含む宿主細胞。
【請求項29】
哺乳類である、請求項28に記載の宿主細胞。
【請求項30】
チャイニーズハムスター卵巣である、請求項29に記載の宿主細胞。
【請求項31】
抗体ないし断片の発現に適切な条件下で請求項28に記載の宿主細胞を培養し、抗体ないし断片を回収することを含む、アポトーシス性抗IgE/M1'抗体ないし機能的断片の製造方法。
【請求項32】
請求項22に記載の組成物とIgEが媒介する疾患の治療のための使用を示すパッケージ挿入物とを具備する製造品。
【請求項33】
バイアルである、請求項32に記載の製造品。
【請求項34】
予め満たしてあるシリンジである、請求項32に記載の製造品。
【請求項35】
注入用デバイスをさらに含む、請求項34に記載の製造品。
【請求項36】
自動注入器である、請求項35に記載の製造品。
【請求項37】
IgEのM1'セグメントに特異的に結合し、IgE発現B細胞にアポトーシスを誘導する抗IgE/M1'抗体の治療上有効量を哺乳動物に投与することを含む、IgE産生B細胞を特異的に枯渇する方法。
【請求項38】
抗体が、26A11、26A11 v1-16、7A6、7A6v1、47H4、47H4v1-6からなる群から選択される抗体の重鎖及び軽鎖HVRを含む、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
総血清IgEの減少を更に含む、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
無血清IgEの減少を更に含む、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
IgEがアレルゲン特異的である、請求項39に記載の方法。
【請求項42】
抗体がADCC活性を有する、請求項38に記載の方法。
【請求項43】
IgEのM1'セグメントに特異的に結合し、IgE発現B細胞のアポトーシスを誘導する抗IgE/M1'抗体の治療上の有効量を投与することを含む、IgEが媒介する疾患の治療方法。
【請求項44】
抗体がIgEを発現するB細胞を特異的に枯渇させる、請求項43に記載の方法。
【請求項45】
抗体が総血清IgEを減少させる、請求項43に記載の方法。
【請求項46】
抗体が無血清IgEを減少させる、請求項45に記載の方法。
【請求項47】
IgEがアレルゲン特異的である、請求項45に記載の方法。
【請求項48】
抗体が、26A11、26A11v1-16、7A6、7A6v1、47H4、47H4v1-6からなる群から選択される抗体又は重鎖及び軽鎖HVRを含む、請求項43に記載の方法。
【請求項49】
IgEが媒介する疾患が、アレルギー性鼻炎、アレルギー性喘息、非アレルギー性喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性胃腸疾患、アナフィラキシー、蕁麻疹、食物アレルギー、アレルギー性気管支肺アスペルギルス症、寄生虫病、間質性膀胱炎、高IgE症候群、毛細管拡張性運動失調症、ウィスコット‐アルドリッチ症候群、胸腺欠損リンパ異常、IgE骨髄腫、移植片対宿主反応およびアレルギー性紫斑病からなる群から選択される、請求項43に記載の方法。
【請求項50】
IgEが媒介する疾患の治療方法であって、高IgE抗体、抗ヒスタミン剤、気管支拡張剤、糖質コルチコイド、NSAID、鬱血除去剤、咳抑制剤、鎮痛剤、TNF−アンタゴニスト、インテグリンアンタゴニスト、免疫抑制剤、IL−4アンタゴニスト、IL−13アンタゴニスト、二重IL−4/IL−13アンタゴニスト、DMARD、B細胞表面マーカーに結合する抗体およびBAFFアンタゴニストからなる群から選択される少なくとも一の薬剤の治療上の有効量と組み合わせて、IgEのM1'セグメントに特異的に結合し、IgEを発現するB細胞にアポトーシスを誘導する抗IgE/M1'抗体の治療上の有効量を含む方法。ある態様では、抗体はIgEを生産するB細胞を特異的に枯渇させる。
【請求項51】
IgEが媒介する疾患の治療方法であって、アレルギー性疾患の治療の公知の方法の投与の前、投与と同時に、又は投与の後に、IgEのM1'セグメントに特異的に結合し、IgEを発現するB細胞のアポトーシスを誘導する抗IgE/M1'抗体の治療上有効量を投与する併用治療投与計画を含む方法。
【請求項52】
アレルギー性疾患のための公知の治療には、抗IgE抗体抗ヒスタミン剤、気管支拡張剤、糖質コルチコイド、非ステロイド系抗炎症剤、免疫抑制剤、IL−4アンタゴニスト、IL−13アンタゴニスト、二重IL−4/IL−13アンタゴニスト、鬱血除去剤、咳抑制剤又は鎮痛剤の投与が含まれる、請求項51に記載の方法。
【請求項53】
アレルギー性疾患のための公知の治療にはアレルゲン感作の治療投薬計画が含まれる、請求項51に記載の方法。
【請求項54】
IgEのM1'セグメントに特異的に結合し、IgEを発現するB細胞のアポトーシスを誘導する抗IgE/M1'抗体の治療上有効量を投与することを含む、アレルゲン誘導性のIgE産生を阻害する方法。
【請求項55】
IgEのM1'セグメントに特異的に結合し、IgEを発現するB細胞のアポトーシスを誘導する抗IgE/M1'抗体の治療上有効量を投与することを含む、アレルゲン誘導性のIgE産生を減少させる方法。
【請求項56】
PTA-8260、PTA-8261、PTA-8262、PTA-8263、PTA-8264、PTA-8265、PTA-8266、PTA-8267、PTA-8268、PTA-8269、PTA-8270からなる群から選択される、2007年3月21日にATCCに寄託されたマウスハイブリドーマ。
【請求項57】
請求項52に記載のハイブリドーマによって分泌される抗体。
【請求項58】
IgEのヒトM1'セグメントを発現するトランスジェニック動物。
【図1A】
【図1B】
【図2A−1】
【図2A−2】
【図2A−3】
【図2A−4】
【図2A−5】
【図2A−6】
【図2B−1】
【図2B−2】
【図2B−3】
【図2B−4】
【図2B−5】
【図2B−6】
【図2C−1】
【図2C−2】
【図2C−3】
【図2C−4】
【図2C−5】
【図2C−6】
【図2D】
【図2E】
【図2F】
【図2G】
【図2H】
【図2I】
【図3A】
【図3B】
【図3C】
【図3D】
【図3E】
【図3F】
【図3G】
【図3H】
【図3I】
【図3J】
【図3K】
【図3L】
【図3M】
【図3N】
【図3O】
【図3P】
【図4A−1】
【図4A−2】
【図4A−3】
【図4A−4】
【図4A−5】
【図4A−6】
【図4A−7】
【図4A−8】
【図4A−9】
【図4A−10】
【図4A−11】
【図4A−12】
【図4A−13】
【図4A−14】
【図4A−15】
【図4A−16】
【図4A−17】
【図4A−18】
【図4A−19】
【図4A−20】
【図4B】
【図4C】
【図4D】
【図5A】
【図5B】
【図5C】
【図5D】
【図5E】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図6D】
【図6E】
【図6F】
【図7A】
【図7B】
【図7C】
【図7D】
【図7E】
【図7F】
【図7G】
【図8A】
【図8B】
【図8C】
【図9A】
【図9B−1】
【図9B−2】
【図10】
【図11A】
【図11B】
【図11C】
【図11D】
【図11E】
【図11F】
【図12A】
【図12B】
【図12C】
【図12D】
【図12E】
【図12F】
【図12G】
【図12H】
【図12I】
【図13A】
【図13B】
【図13C】
【図13D】
【図13E】
【図13F】
【図13G】
【図13H】
【図14A】
【図14B】
【図14C】
【図14D】
【図15A】
【図15B】
【図15C】
【図15D】
【図15E】
【図15F】
【図15G】
【図15H】
【図15I】
【図16A】
【図16B】
【図16C】
【図16D】
【図16E】
【図16F】
【図16G】
【図16H】
【図16I】
【図16J】
【図16K】
【図17A】
【図17B】
【図17C】
【図17D】
【図18A】
【図18B】
【図18C】
【図18D】
【図18E】
【図18F】
【図18G】
【図18H】
【図18I】
【図19A】
【図19B】
【図19C】
【図19D】
【図19E】
【図19F】
【図19G】
【図1B】
【図2A−1】
【図2A−2】
【図2A−3】
【図2A−4】
【図2A−5】
【図2A−6】
【図2B−1】
【図2B−2】
【図2B−3】
【図2B−4】
【図2B−5】
【図2B−6】
【図2C−1】
【図2C−2】
【図2C−3】
【図2C−4】
【図2C−5】
【図2C−6】
【図2D】
【図2E】
【図2F】
【図2G】
【図2H】
【図2I】
【図3A】
【図3B】
【図3C】
【図3D】
【図3E】
【図3F】
【図3G】
【図3H】
【図3I】
【図3J】
【図3K】
【図3L】
【図3M】
【図3N】
【図3O】
【図3P】
【図4A−1】
【図4A−2】
【図4A−3】
【図4A−4】
【図4A−5】
【図4A−6】
【図4A−7】
【図4A−8】
【図4A−9】
【図4A−10】
【図4A−11】
【図4A−12】
【図4A−13】
【図4A−14】
【図4A−15】
【図4A−16】
【図4A−17】
【図4A−18】
【図4A−19】
【図4A−20】
【図4B】
【図4C】
【図4D】
【図5A】
【図5B】
【図5C】
【図5D】
【図5E】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図6D】
【図6E】
【図6F】
【図7A】
【図7B】
【図7C】
【図7D】
【図7E】
【図7F】
【図7G】
【図8A】
【図8B】
【図8C】
【図9A】
【図9B−1】
【図9B−2】
【図10】
【図11A】
【図11B】
【図11C】
【図11D】
【図11E】
【図11F】
【図12A】
【図12B】
【図12C】
【図12D】
【図12E】
【図12F】
【図12G】
【図12H】
【図12I】
【図13A】
【図13B】
【図13C】
【図13D】
【図13E】
【図13F】
【図13G】
【図13H】
【図14A】
【図14B】
【図14C】
【図14D】
【図15A】
【図15B】
【図15C】
【図15D】
【図15E】
【図15F】
【図15G】
【図15H】
【図15I】
【図16A】
【図16B】
【図16C】
【図16D】
【図16E】
【図16F】
【図16G】
【図16H】
【図16I】
【図16J】
【図16K】
【図17A】
【図17B】
【図17C】
【図17D】
【図18A】
【図18B】
【図18C】
【図18D】
【図18E】
【図18F】
【図18G】
【図18H】
【図18I】
【図19A】
【図19B】
【図19C】
【図19D】
【図19E】
【図19F】
【図19G】
【公表番号】特表2010−521989(P2010−521989A)
【公表日】平成22年7月1日(2010.7.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−501123(P2010−501123)
【出願日】平成20年3月21日(2008.3.21)
【国際出願番号】PCT/US2008/057819
【国際公開番号】WO2008/116149
【国際公開日】平成20年9月25日(2008.9.25)
【出願人】(509012625)ジェネンテック, インコーポレイテッド (357)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成22年7月1日(2010.7.1)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年3月21日(2008.3.21)
【国際出願番号】PCT/US2008/057819
【国際公開番号】WO2008/116149
【国際公開日】平成20年9月25日(2008.9.25)
【出願人】(509012625)ジェネンテック, インコーポレイテッド (357)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]