説明

アルミニウム及びケイ素を含有するアルミニウム合金の処理方法

【課題】時効に要する時間を短縮すると共に、機械的性質及び押出し性の両方に優れたアルミニウム合金を与えるアルミニウム合金の処理方法を提供する。
【解決手段】マグネシウム及びケイ素の合金混合物0.5重量%〜2.5重量%(Mg/Siのモル比は0.70〜1.25である);並びにアルミニウムで形成される残部を含むアルミニウム合金が、冷却後に、均質化、押出し前の予熱、及び時効(該時効は、押出し後に、160℃〜220℃の最終保持温度に2段階時効操作として行われる)にかけられるアルミニウム合金の処理方法において、時効は、押出し材が100℃/時を超える加熱速度で100℃〜170℃の温度に加熱される第1段階と、押出し材が5〜50℃/時の加熱速度で最終保持温度に加熱される第2段階とを含み、加熱開始から最終保持温度での保持終了までに要する時間が3〜24時間の間であることを特徴とするアルミニウム合金の処理方法とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、
マグネシウム及びケイ素の合金混合物0.5重量%〜2.5重量%(Mg/Siのモル比は0.70〜1.25である);並びに
アルミニウムで形成される残部;
を含むアルミニウム合金が、冷却後に、均質化、押出し前の予熱、及び時効(該時効は、押出し後に、160℃〜220℃の最終保持温度に2段階時効操作として行われる)にかけられるアルミニウム合金の処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
上記の型の処理方法は、WO95.06759号明細書に記載されている。この公報によれば、時効は150℃〜200℃の温度で行われ、加熱速度は10℃/時〜100℃/時、好ましくは10℃/時〜70℃/時である。全加熱速度を上記の特定の範囲内で得るために、保持温度が80℃〜140℃である代替の2工程加熱過程が提案されている。
【0003】
Mg及びSiの全量が多いほど、最終製品の機械的性質に積極的効果が得られることは一般に既知であるが、このことはアルミニウム合金の押出し性に悪い作用を与えるものである。従来Al−Mg−Si合金の焼入れ相は、MgSiに近い組成を持つと考えられていた。しかしながら、過剰のSiがより高い機械的性質を生じることも知られていた。
【0004】
最近の研究は、析出順序が非常に複雑であること、及び平衡相を除き包含される相が化学量論的な比のMgSiを有さないことを示した。S.J.Andersen等のActa mater,Vol.46.No.9、第3,283〜3,298頁、1998年の刊行物には、Al−Mg−Si合金中の焼入れ相の一つがMgSiに近い組成を持つことが示唆されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従って、本発明の目的は、より良い機械的性質及びより良い押出し性を有するアルミニウム合金の処理方法を提供するものであり、この合金が最小量の合金剤、及び従来のアルミニウム合金に出来るだけ近い一般組成を持つようなアルミニウム合金の処理方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記及びその他の目的は、押出し材が100℃/時を超える加熱速度で100℃〜170℃の温度に加熱される第1段階と、押出し材が5℃/時〜50℃/時の加熱速度で最終保持温度に加熱される第2段階とを時効が含み、加熱開始から最終保持温度での保持終了までに要する時間(以下、「全時効時間」ともいう)が3時間〜24時間の間であることによって達成される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】A〜Eの異なる時効サイクルの全時効時間(X−軸)と温度(Y−軸)との関係を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
最適のMg/Si比は、全ての利用可能なMg及びSiがMgSi相に変態するものである。このMg及びSiの組み合わせは、合金元素Mg及びSiの最小使用量で最高の機械的強度を与える。最大押出し速度は、Mg/Si比に殆ど依存しないことが分かった。従って、最適のMg/Si比により、Mg及びSiの合計は一定の強度要求に対して最小となり、よってこの合金も最良の押出し性を提供する。本発明による組成物を本発明による2段階速度時効方式と組み合わせて使用することにより、最小の全時効時間で、強度及び押出し性が最大となる。
【0009】
MgSi相の外に、MgSi相よりも多いMgを含有するもう一つの焼入れ相がある。しかしながらこの相はMgSi相ほどには有効ではなく、また機械的強度に貢献もしない。MgSi相のSiリッチ側では多分焼入れ相は存在せず、5/6よりも小さいMg/Si比は有効でないであろう。
【0010】
2段階速度時効方式の機械的強度に及ぼす積極的な効果は、低温での時間を延長したことが、一般的により高い密度のMg−Siの析出の形成を高めるという事実によって説明される。全時効操作がこのような温度で行われると、全時効時間は実際的な限界を越え、時効オーブン内の処理量は非常に少なくなるであろう。最終時効温度への温度増加を遅くすることにより、低温で核化された多数の析出物が成長を続けるであろう。その結果、低温時効ながらも相当に短い全時効時間と関連した多数の析出物及び機械的強度値が得られるであろう。
【0011】
2工程時効工程は、機械的強度の向上も示すが、第1保持温度から第2保持温度への速い加熱により最小析出物の実質的な反転の機会が生じ、結果として硬化析出物がより少なくなり、従って機械的強度がより低くなる。正常の時効及び2工程時効と比較して2段階速度時効方式のもう一つの利点は、遅い加熱速度が負荷中のより良い温度分布を保証することである。負荷中の押出しの温度履歴は、負荷の大きさ、充填密度及び押出しの壁厚さに殆ど依存しないであろう。その結果、他の種類の時効方法よりも安定した機械的強度が得られるであろう。
【0012】
遅い加熱速度が室温から開始されるWO95.06759号明細書に記載された時効方式と比較して、2段階速度時効方式は、室温から100℃〜170℃の温度の速い加熱を適用することにより全時効時間を減少させる。遅い加熱を中間温度から開始したときに得られる強さは、遅い加熱を室温から開始したときと殆ど同様に良好である。
【0013】
強さのクラスに依存して異なってみられる組成物が、本発明の一般的範囲内で可能である。
【0014】
従って、マグネシウム及びケイ素の合金混合物の量が0.60重量%〜1.10重量%であって、クラスF19〜F22の引張り強さを有するアルミニウム合金を得ることができる。クラスF25〜F27の引張り強さを有する合金に対しては、マグネシウム及びケイ素の合金混合物0.80重量%〜1.40重量%を含有するアルミニウム合金を使用することができ、クラスF29〜F31の引張り強さを有する合金に対しては、マグネシウム及びケイ素の合金混合物1.10重量%〜1.80重量%を含有するアルミニウム合金を使用することができる。
【0015】
好ましくは本発明によれば、合金混合物0.60重量%〜0.80重量%を含有する合金によってクラスF19(185−220MPa)の引張り強さが得られ、合金混合物0.70重量%〜0.90重量%を含有する合金によってクラスF22(215−250MPa)の引張り強さが得られ、合金混合物0.85重量%〜1.15重量%を含有する合金によってクラスF25(245−270MPa)の引張り強さが得られ、合金混合物0.95重量%〜1.25重量%を含有する合金によってクラスF27(265−290MPa)の引張り強さが得られ、合金混合物1.10重量%〜1.40重量%を含有する合金によってクラスF29(285−310MPa)の引張り強さが得られ、合金混合物1.20重量%〜1.55重量%を含有する合金によってクラスF31(305−330MPa)の引張り強さが得られる。
【0016】
Cuを添加すると、大雑把に言ってCu0.10重量%当たり10MPa機械的強度が増加するので、Mg及びSiの合計量を減少させることができ、なおMg及びSi添加だけで得られるよりも高いクラスの強さに合わせることができる。
【0017】
上記の理由からMg/Siのモル比は、0.75〜1.25であることが好ましく、さらに好ましくは0.8〜1.0である。
【0018】
本発明の好ましい実施態様において最終時効温度は少なくとも165℃であり、さらに好ましくは、時効温度は最高で205℃である。このような好ましい温度を使用すると、機械的強度は最大になるが、全時効時間は合理的な制限内に留まることが分かった。
【0019】
2段階速度時効操作における全時効時間を減少させるために、一般に使用できる装置に依存するが、使用可能な最高の可能加熱速度で第1加熱段階を行うことが好ましい。従って第1加熱段階では少なくとも100℃/時の加熱速度を使用することが好ましい。
【0020】
第2加熱段階において、加熱速度は、全時間効率及び合金の最終品質の観点から最適化されなければならない。このような理由から第2加熱速度は、好ましくは少なくとも7℃/時、そして最大で30℃/時である。7℃/時よりも低い加熱速度では一般に全時効時間は長くなり、その結果、時効オーブン内での処理量は低くなり、30℃/時よりも高い加熱速度では機械的性質が理想状態よりも低くなる。
【0021】
好ましくは、第1加熱段階は130℃〜160℃で終了し、この温度で合金の高い機械的強度を得るのに充分なMgSi相の析出が生じる。第1段階の最終温度が低いと一般に全時効時間が増大する。好ましくは、全時効時間は最大12時間である。
【0022】
時効操作の前に、殆ど全てのMg及びSiが固溶体である押出された製品を得るためには、押出し、及び押出し後の冷却の間にパラメーターを制御することが重要である。正しいパラメーターを用いて、このことは正常な予熱によって達成することができる。しかしながら、押出し前の予熱操作の間合金を510℃〜560℃の温度に加熱し、その後ビレットを正常な押出し温度に冷却する予熱操作である、ヨーロッパ特許第0,302,623号に記載されているいわゆる過熱方式を使用することにより、合金に添加される全てのMg及びSiの溶解が保証される。押出された製品の適切な冷却により、Mg及びSiは溶解したままであり、時効操作の間に焼入れ析出物を形成するのに使用することができる。
【0023】
低い合金組成に対しては、押出しパラメーターが正しければ、過熱なしで押出し操作の間にMg及びSiの固溶化(solutionising)を達成することができる。しかしながら、高い合金組成に対しては、通常の予熱条件は全てのMg及びSiを固溶体にするのに必ずしも充分ではない。このような場合に、過熱は押出し工程を一層強固にし、プロファイルがプレスから出てきた時に全てのMg及びSiが固溶体になっていることを常に保証する。
その他の特徴及び利点は、本発明による合金を用いてなされた多数の試験に関する以下の記載から明らかにされる。
【実施例】
【0024】
(実施例1)
表1に記載した組成を持つ8つの異なる合金を、6060合金に対する標準鋳込条件でφ95mmのビレットとして鋳造した。このビレットを約250℃/時の加熱速度で均質化し、保持時間を575℃で2時間15分とし、均質化後の冷却速度を約350℃/時とした。丸太状素材を最終的に長さ200mmのビレットに切断した。
【0025】
【表1】

【0026】
φ100mmの容器を備えた800トンプレス内で押出し試験を行い、押出しの前にビレットを誘導電気炉内で加熱した。
押出し性実験に使用したダイスから、180°離れて位置する幅0.5mmで高さ1mmの2つのリブを持つ径7mmの円筒状ロッドを製造した。
【0027】
プロファイルの機械的性質の良好な測定値を得るために、225mmバールを与えるダイスを用いて別の試験を行った。ビレットは、押出しの前に約500℃に予熱した。押出し後に、プロファイルを約2分間の冷却時間を与えて、静止大気中で250℃以下の温度に冷却した。押出しの後にプロファイルを0.5%伸張した。時効の前に室温での貯蔵時間を制御した。引張り試験によって機械的性質の測定値を得た。
これらの合金の押出し性試験の全結果を表2及び3に示す。
【0028】
【表2】

【0029】
おおよそ同じ合計量のMg及びSiであるが、Mg/Si比の異なる合金1〜4に対して、引裂き前の最大押出し速度は、比較できるビレット温度でおおよそ同じである。
【0030】
【表3】

【0031】
おおよそ同じ合計量のMg及びSiであるが、Mg/Si比の異なる合金5〜8に対して、引裂き前の最大押出し速度は、比較できるビレット温度でおおよそ同じである。しかしながら、Mg及びSiのより低い合計量の合金1〜4を合金5〜8と比較すると、最大押出し速度は、一般に合金1〜4について全般的により高くなっている。
【0032】
異なる時効サイクルで時効された異なる合金の機械的性質を表4〜11に示す。
これらの表の説明として、異なる時効サイクルがグラフで示され、文字で確認される図1を参照する。図1において、全時効時間をX−軸に、かつ使用した温度をY−軸に示してある。
【0033】
さらに、種々の欄は、次の意味を持つ。
全時間=時効サイクルの全時効時間
Rm=極限引張り強さ
po2=降伏強さ
AB=破壊伸び
Au=均一伸び
【0034】
これらの全てのデータは、標準引張り試験によって得られ、示した数値は押出されたプロファイルの二つの並行試料の平均である。
【0035】
【表4】

【0036】
【表5】

【0037】
【表6】

【0038】
【表7】

【0039】
【表8】

【0040】
【表9】

【0041】
【表10】

【0042】
【表11】

【0043】
これらの結果に基づいて次のことが言える。合金No.1の極限引張り強さ(UTS)は、A−サイクル及び全6時間の時効の後に180MPaよりわずかに小さい。2段階速度時効サイクルによれば、UTS値はより高いが、B−サイクル5時間後になお190MPaより大きくなく、C−サイクル7時間後で195MPaである。D−サイクルによれば、UTS値は210MPaに達するが、13時間の全時効時間の前ではない。
【0044】
合金No.2の極限引張り強さ(UTS)は、A−サイクル及び全6時間の後に180MPaよりわずかに上である。UTS値は、B−サイクル5時間後に195MPa、C−サイクル7時間後に205MPaである。D−サイクルによれば、UTS値は9時間後に約210MPa、そして12時間後に215MPaである。
【0045】
Mgリッチ側でMgSi曲線に近接している合金No.3は、合金1〜4の最高の機械的性質を示す。A−サイクル後にUTSは全6時間後で190MPaである。B−サイクル5時間でUTSは205MPaに近づき、C−サイクル7時間後に210MPaよりわずかに上である。9時間のD−時効サイクルによりUTSは220MPaに近づく。
【0046】
合金NO.4は、合金2及び3よりも低い機械的性質を示す。6時間のA−サイクルの後にUTSは175MPaより大きくない。10時間のD−時効サイクルによりUTSは210MPaに近づく。
【0047】
これらの結果は、Mg及びSiの最小合計量で最良の機械的性質を得るための最適組成は、Mgリッチ側のMgSi曲線に近づくことを明らかに示している。
Mg/Si比によるもう一つの重要な態様は、低い比が最大強さを得るためにより短い時効時間を与えると思われることである。
合金5〜8は、合金1〜4よりも高い一定のMg及びSi合計量を持っている。MgSi曲線と比較して、合金5〜8は全てMgSiのMgリッチ側に配置されている。
【0048】
MgSi曲線から最も離れている合金No.5は、異なる4つの合金5〜8の最低の機械的性質を示す。A−サイクルで、合金No.5は、全6時間後に約210MPaのUTS値を有する。合金No.8は、同じサイクルの後に220MPaのUTS値を有する。全7時間のC−サイクルにより、合金5及び8のUTS値はそれぞれ220MPa及び240MPaになる。9時間のD−サイクルにより、UTS値は約225MPa及び245MPaになる。
【0049】
また、上記のことはMgSi曲線に非常に近い合金によって、最高の機械的性質が得られることも示している。合金1〜4については、2段階速度時効サイクルの利益はMgSi曲線に最も近い合金に対して最高であると考えられる。
【0050】
最大強度に対する時効時間は合金1〜4よりも合金5〜8の方が短いと思われる。このことは、時効時間が合金含量の増加につれて減少するので期待される。また合金5〜8に対して、時効時間は合金5よりも合金8についていくぶん短いと思われる。
【0051】
全伸び値は、時効サイクルに殆ど依存しないと思われる。ピーク強さにおいて、全伸び値ABは、その強さの値が2段階速度時効サイクルに対してより高いものであっても約12%である。
【0052】
(実施例2)
実施例2は、6061合金の直接的に、及び過熱されたビレットから得たプロファイルの極限引張り強さを示す。この直接加熱されたビレットは表に示した温度まで加熱され、プロファイル表面が劣化する前に最大速度より低い押出し速度で押出された。過熱されたビレットは、ガス炊き炉内で合金の溶融温度以上の温度に予熱され、次いで表12に示した正常な押出し温度まで冷却された。押出しの後にプロファイルを水冷し、標準時効サイクルによりピーク強さに時効された。
【0053】
【表12】

【0054】
過熱工程を採用することにより、機械的性質は一般に過熱しないものよりも高く、そして一層確立している。また過熱により機械的性質は押出し前のビレット温度に実際上依存していない。このことは、高い確実な機械的性質を提供することに関して押出し工程を一層強化するものであり、機械的性質の要請に従う安全性の余裕を少なくしてもより低い合金組成で操作することが可能となる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
マグネシウム及びケイ素の合金混合物0.5重量%〜2.5重量%(Mg/Siのモル比は0.70〜1.25である);並びに
アルミニウムで形成される残部;
を含むアルミニウム合金が、冷却後に、均質化、押出し前の予熱、及び時効(該時効は、押出し後に、160℃〜220℃の最終保持温度に2段階時効操作として行われる)にかけられるアルミニウム合金の処理方法において、
時効は、押出し材が100℃/時を超える加熱速度で100℃〜170℃の温度に加熱される第1段階と、押出し材が5〜50℃/時の加熱速度で最終保持温度に加熱される第2段階とを含み、加熱開始から最終保持温度での保持終了までに要する時間が3〜24時間の間であることを特徴とするアルミニウム合金の処理方法。
【請求項2】
最終時効温度が、少なくとも165℃であることを特徴とする、請求項1に記載の処理方法。
【請求項3】
最終時効温度が、最大で205℃であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の処理方法。
【請求項4】
第2加熱段階において、加熱速度が少なくとも7℃/時であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の処理方法。
【請求項5】
第2加熱段階において、加熱速度が最大で30℃/時であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の処理方法。
【請求項6】
第1加熱段階の終わりに、温度が130℃〜160℃であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の処理方法。
【請求項7】
加熱開始から最終保持温度での保持終了までに要する時間が、少なくとも5時間であることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の処理方法。
【請求項8】
加熱開始から最終保持温度での保持終了までに要する時間が、最大で12時間であることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の処理方法。
【請求項9】
押出し前の予熱の間に、合金が510℃〜550℃の温度に加熱された後、合金が押出し温度に冷却されることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の処理方法。

【図1】
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【公開番号】特開2009−149991(P2009−149991A)
【公開日】平成21年7月9日(2009.7.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−3639(P2009−3639)
【出願日】平成21年1月9日(2009.1.9)
【分割の表示】特願2000−598682(P2000−598682)の分割
【原出願日】平成11年2月12日(1999.2.12)
【出願人】(591237869)ノルスク・ヒドロ・アーエスアー (24)
【氏名又は名称原語表記】NORSK HYDRO ASA
【住所又は居所原語表記】0240 OSLO,NORWAY
【Fターム(参考)】