説明

アンジオポエチン−2に対する抗体およびそれらの使用

【課題】アンジオポエチン−2に特異的に結合し、そこで腫瘍血管形成を阻害して腫瘍成長を低下させる標的結合物質の提供。
【解決手段】抗原Ang−2に対する抗体。特に抗原Ang−2に対する完全ヒトモノクローナル抗体。重鎖および軽鎖免疫グロブリン分子、特にフレームワーク領域および/または相補性決定領域(CDR)に及ぶ隣接する重鎖および軽鎖配列に対応し、より具体的にはFR1からFR4またはCDR1からCDR3をコードするヌクレオチド配列およびそれらを含むアミノ酸配列。かかる免疫グロブリン分子およびモノクローナル抗体を発現するハイブリドーマまたは他の細胞系。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
100ピコモラー(pM)未満のKdでアンジオポエチン−2に結合する標的結合物質。
【請求項2】
アンジオポエチン−1にも結合する請求項1に記載の標的結合物質。
【請求項3】
Tie2のリン酸化を抑制する請求項1に記載の標的結合物質。
【請求項4】
50ピコモラー(pM)未満のKdでアンジオポエチン−2に結合する請求項1に記載の標的結合物質。
【請求項5】
20ピコモラー(pM)未満のKdでアンジオポエチン−2に結合する請求項1に記載の標的結合物質。
【請求項6】
6ピコモラー(pM)未満のKdでアンジオポエチン−2に結合する請求項1に記載の標的結合物質。
【請求項7】
300ピコモラー(pM)未満のKdでアンジオポエチン−1に結合する請求項2に記載の標的結合物質。
【請求項8】
160ピコモラー(pM)未満のKdでアンジオポエチン−1に結合する請求項2に記載の標的結合物質。
【請求項9】
80ピコモラー(pM)未満のKdでアンジオポエチン−1に結合する請求項2に記載の標的結合物質。
【請求項10】
40ピコモラー(pM)未満のKdでアンジオポエチン−1に結合する請求項2に記載の標的結合物質。
【請求項11】
モノクローナル抗体である請求項1または2に記載の標的結合物質。
【請求項12】
完全ヒトモノクローナル抗体である請求項11に記載の標的結合物質。
【請求項13】
mAb3.19.3(ATCC登録番号PTA−7260)、mAb3.3.2(ATCC登録番号PTA−7258)またはmAb5.88.3(ATCC登録番号PTA−7259)である請求項12に記載の標的結合物質。
【請求項14】
医薬的に許容される担体に会合した請求項1または2に記載の標的結合物質。
【請求項15】
請求項1または2に記載の標的結合物質をコードする核酸分子。
【請求項16】
請求項15に記載の核酸分子を含むベクター。
【請求項17】
請求項16に記載のベクターを含む宿主細胞。
【請求項18】
動物における悪性腫瘍を治療する方法であって、当該治療を必要とする前記動物に請求項1または2に記載の標的結合物質の治療有効用量を投与するステップを含む、方法。
【請求項19】
前記動物がヒトである請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記標的結合物質がモノクローナル抗体3.19.3(ATCC登録番号PTA−7260)、3.3.2(ATCC登録番号PTA−7258)または5.88.3(ATCC登録番号PTA−7259)である請求項18に記載の方法。
【請求項21】
前記悪性腫瘍が、メラノーマ、小細胞肺癌、非小細胞肺癌、グリオーマ、肝細胞(肝臓)癌、甲状腺腫瘍、胃癌、前立腺癌、乳癌、卵巣癌、膀胱癌、肺癌、膠芽細胞腫、子宮内膜癌、腎臓癌、大腸癌、膵臓癌、および扁平上皮癌からなる群から選択される請求項18に記載の方法。
【請求項22】
アンジオポエチン−2誘発性の血管形成を治療する方法であって、当該治療を必要とする動物に請求項1または2に記載の標的結合物質の治療有効用量を投与するステップを含む、方法。
【請求項23】
前記動物がヒトである請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記標的結合物質が完全ヒトモノクローナル抗体である請求項22に記載の方法。
【請求項25】
前記標的結合物質がアンジオポエチン−1に結合する請求項22に記載の方法。
【請求項26】
アンジオポエチン−1およびアンジオポエチン−2の生物学的活性に対する拮抗剤であって、Tie−2のATP結合部位に結合しない拮抗剤。
【請求項27】
前記アンジオポエチン−1拮抗活性および前記アンジオポエチン−2拮抗活性が1分子に含まれる請求項26に記載の拮抗剤。
【請求項28】
前記アンジオポエチン−1拮抗活性および前記アンジオポエチン−2拮抗活性が2個以上の分子に含まれる請求項26に記載の拮抗剤。
【請求項29】
前記拮抗剤がTie−2受容体に結合する請求項26に記載の拮抗剤。
【請求項30】
前記拮抗剤がアンジオポエチン−1およびアンジオポエチン−2に結合する請求項26に記載の拮抗剤。
【請求項31】
前記拮抗剤が抗体である請求項26〜30のいずれか一項に記載の拮抗剤。
【請求項32】
前記拮抗剤がモノクローナル抗体である請求項31に記載の拮抗剤。
【請求項33】
前記拮抗剤が完全ヒトモノクローナル抗体である請求項32に記載の拮抗剤。
【請求項34】
前記拮抗剤が、前記完全ヒトモノクローナル抗体3.19.3(ATCC登録番号PTA−7260)、3.3.2(ATCC登録番号PTA−7258)または5.88.3(ATCC登録番号PTA−7259)である請求項33に記載の拮抗剤。
【請求項35】
前記拮抗剤が、前記完全ヒトモノクローナル抗体3.19.3(ATCC登録番号PTA−7260)、3.3.2(ATCC登録番号PTA−7258)または5.88.3(ATCC登録番号PTA−7259)と同じエピトープに結合する抗体である請求項32に記載の拮抗剤。
【請求項36】
悪性腫瘍の治療用薬剤の調製における請求項1または2に記載の標的結合物質の使用。
【請求項37】
前記悪性腫瘍が、メラノーマ、小細胞肺癌、非小細胞肺癌、グリオーマ、肝細胞(肝臓)癌、甲状腺腫瘍、胃癌、前立腺癌、乳癌、卵巣癌、膀胱癌、肺癌、膠芽細胞腫、子宮内膜癌、腎臓癌、大腸癌、膵臓癌、および扁平上皮癌からなる群から選択される請求項36に記載の使用。
【請求項38】
前記標的結合物質がモノクローナル抗体である請求項36に記載の使用。
【請求項39】
前記抗体が完全ヒトモノクローナル抗体である請求項38に記載の使用。
【請求項40】
前記完全ヒトモノクローナル抗体が、完全ヒト3.19.3抗体(ATCC登録番号PTA−7260)、3.3.2(ATCC登録番号PTA−7258)または5.88.3(ATCC登録番号PTA−7259)である請求項39に記載の使用。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8−1】
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【図8−2】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12A】
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【図12B】
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【図13】
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【図14A】
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【図14B】
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【図15A】
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【図15B】
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【図15C】
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【公開番号】特開2012−50455(P2012−50455A)
【公開日】平成24年3月15日(2012.3.15)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2011−233284(P2011−233284)
【出願日】平成23年10月24日(2011.10.24)
【分割の表示】特願2007−548333(P2007−548333)の分割
【原出願日】平成17年12月19日(2005.12.19)
【出願人】(507207775)アストラゼネカ エービー (11)
【Fターム(参考)】