説明

インクジェットチャンバ製造方法

1個又は複数個のインクジェットチャンバを形成する方法であって、基板上のサーマル素子(70)の全体又はほぼ全体をある種の未硬化感光造形素材にて被覆する工程と、未硬化感光造形素材被覆領域を部分的にマスキングするよう且つサーマル素子をマスキングするよう第1マスク(50)を設ける工程と、未硬化感光造形素材被覆領域のうち非マスキング部分を露光させる工程と、サーマル素子上を少なくとも部分的にマスキングするよう第2マスク(90)を設ける工程と、未硬化感光造形素材被覆領域のうち未露光部分を吐出ノズルが形成されるよう露光させる工程と、未硬化感光造形素材被覆領域のうち露光済部分を硬化させる工程と、残りの未硬化感光造形素材全てを除去してインクジェットチャンバを形成する工程と、を実行する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、大まかにはインクジェット記録ヘッドの分野に関し、より詳細にはインクジェットチャンバ製造方法に関し、更に詳細には、インクジェット記録プロセスを質的に向上させるよう工夫されたインクジェットチャンバ製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
インクジェット記録ヘッドは、各種記録用媒体(例えば紙;以下同様)への記録プロセスにて使用されるデバイスであり、大抵は、微小液滴吐出機能付アウトレットたるノズルと、このノズルに後備された流体収蔵用のチャンバと、同じくノズルに後備されチャンバ内の流体(典型的にはインク;以下同様)を然るべき吐出先媒体に向け電気的に又は機械的に吐出させる機構とを、備えている。
【0003】
従来型のインクジェット記録ヘッド製造方法としては特許文献1に記載の方法がある。この方法はOhkuma et al.により発明された方法であり、(1)インク吐出圧発生素子が搭載された基板上に溶解性樹脂を用いてインク流路パターンを形成する工程と、(2)常温で固体状のエポキシ樹脂を含有する被覆用樹脂を溶かし込んだ溶剤をインク流路パターン上に溶剤コーティング法で被着させることにより、インク流路壁として機能させたい樹脂被覆層をインク流路パターン上に形成する工程と、(3)樹脂被覆層のうちインク吐出圧発生素子上にある部分にインク吐出用のアウトレットを形成する工程と、(4)インク流路パターンを溶解させる工程とを、実行する方法である。
【0004】
【特許文献1】米国特許第5478606号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従って、より簡潔で製造工程が少なくコスト的にも安上がりなインクジェットチャンバ形成方法が、求められているといえよう。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上述した問題点を解決することを課題としてなされたものであり、例えば1個又は複数個のインクジェットチャンバを形成する方法として実施することができる。この方法は、大まかにいうと、基板上のサーマル素子の全体又はほぼ全体をある種の未硬化感光造形素材にて被覆する工程と、未硬化感光造形素材被覆領域を部分的にマスキングするよう且つサーマル素子をマスキングするよう第1マスクを設ける工程と、未硬化感光造形素材被覆領域のうち非マスキング部分を露光させる工程と、サーマル素子上を少なくとも部分的にマスキングするよう第2マスクを設ける工程と、未硬化感光造形素材被覆領域のうち未露光部分を吐出ノズルが形成されるよう露光させる工程と、未硬化感光造形素材被覆領域のうち露光済部分を硬化させる工程と、残りの未硬化感光造形素材全てを除去してインクジェットチャンバを形成する工程と、を実行する方法である。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、サーマル素子の(ほぼ)全体をある種の未硬化感光造形素材により被覆しておきその状態を利用してインクジェットチャンバを形成する発明であり、後述の通り各種の効果を奏するものである。特に、本発明によれば、従来技術に比べ簡潔で製造工程が少なくコスト的にも安上がりな方法が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、上述のものもそれ以外のものも含めて本発明の目的をより明らかにするため、図面を参照しつつ説明を行う。なお、各図に共通する同一の構成部材については可能な限り同一の符号を付して参照することとする。
【0009】
図1aに、基板20上に形成されつつあるインクジェットチャンバアセンブリ10の側面を示す。この図に示す工程は、基板20上に垂直構造体(以下「チャンバ壁」と呼ぶ)30を形成するため、基板20上の感光造形素材40を第1マスク50を介し露出光60に露出させる工程である。第1マスク50は露出光60を随所で遮蔽し随所で通過させるよう設計されているので、感光造形素材40は第1マスク50を介しその一部分が露出光60に露出されることとなる。この露出は、露光された部分がチャンバ壁30となるように、感光造形素材40の厚み方向に沿い基板20に至る全厚みが状態変化するまで実行する。チャンバ壁30は、サーマル素子70の側方に且つサーマル素子70に面して形成する。また、第1マスク50を介した感光造形素材40の露光、ひいては感光造形素材40内における構造形成に使用される露出光60については、その強度、光量及び波長を適宜可変調整することができ、それにより、形成される構造物の特性を変え又はその特性を変調することができる。例えば、露出光60の波長を固定してもよいし可変としてもよい。露出光60に含まれる波長成分は1個でも2個でもそれ以上の個数でもよい。複数の波長成分を混合したものを露出光60としてもよい。更にはそうした特性を併有する光としてもよい。
【0010】
露出光60の波長は、例えば365nm、即ち水銀光源光のIライン波長とするのが望ましい。露出は、コンタクトアライナ又はプロキシミティアライナと呼ばれる装置や、Iラインステッパと呼ばれる装置等を、用いて実施すればよい。
【0011】
本発明にて感光造形素材40として使用し得る典型的な素材としては、SU−8 2000なる名称のフォトレジストがある。このフォトレジストは、米国マサチューセッツ州ニュートンに所在のMicroChem Corporationから入手可能で、化学増幅されたエポキシベースのネガティブレジストをシクロペンタノン(cyclopentanone)内に調合したものである。その特性は調合次第で変わるが、標準的な調合状態では1μm未満の膜厚から200μm超の膜厚に至る広範な膜厚範囲をカバーできるとされている。SU−8 2000というフォトレジストは、官能性が高く、光学的透明度が高く、且つ近紫外放射に対する感受性が高いフォトレジストであるので、このフォトレジストを用い密接焼き、近接焼き、投影焼き等の手法により露光を実施することにより、超高アスペクト比直立側壁を含む立体的造形物・構造物を厚膜内に難なく形成することができる。また、硬化したSU−8 2000は溶剤、酸、塩基等に対する耐性が際だって高く且つ熱的に顕著に安定であるので、硬化形成後の構造物をそのデバイスの恒久的構成部分として使用する用途に、非常によく適している。
【0012】
次に、図1bに、本発明に係り基板20上に形成されつつあるインクジェットチャンバアセンブリ10の側面を示す。この図に示す工程は、水平構造体(以下「チャンバ天井」と呼ぶ)80を形成するため、基板20上の感光造形素材40(図1a参照)を第2マスク90を介し露光させる工程である。本件技術分野における習熟者(いわゆる当業者)には自明な通り、この工程を実施する際には第1マスク50を取り払って第2マスク90に置き換える。第2マスク90は露出光60を随所で遮蔽し随所で通過させるよう設計されているので、感光造形素材40のうち第2マスク90を介し露出光60に露出された部分は状態変化してチャンバ天井80となる。チャンバ天井80は、サーマル素子70の上方に且つサーマル素子70に面して形成する。また、この2回目の露光は、図1aに基づき説明した1回目の露光に引き続いて直ちに実施するのが望ましいが、頑丈な構造としたければ、加熱状態下で短時間ベーキングした上で2回目の露光を実施するとよい。また、第2マスク90を介した感光造形素材40の露光に使用する露出光60については、その強度、照射量及び波長を適宜可変調整することができ、それにより、感光造形素材40(図1a参照)内に形成される構造物の特性を変え又はその特性を変調することができる。例えば、露出光60の波長を固定してもよいし可変としてもよい。露出光60に含まれる波長成分は1個でも2個でもそれ以上の個数でもよい。複数の波長成分を混合したものを露出光60としてもよい。更にはそうした特性を併有する光としてもよい。
【0013】
2回目の露光に使用する露出光60の波長は例えば365nmとし、第1マスク50を用いて実施したプロセスと同様の露光プロセスを繰り返すのが望ましい。また、2回目の露光に使用する露出光60の波長を、1回目の露光で使用した波長より短い水銀光源光波長ラインの中から選択してもよい。例えば、320nm波長域に属するラインを使用するとよい。1回目の露光に使用した波長より短い波長では感光造形素材40の透明度がやや低くなるので、チャンバ天井80の厚みを精細に設定・調整することができ、また、基板20による反射の影響をより受けにくくなる。
【0014】
図1aに示した感光現像部材40のうち一部は図1bに示した工程にて露光され、他の部分即ち隠れ線で示した部分は未露光感光造形素材100として残る。付言しておくと、この仕掛品即ちインクジェットチャンバアセンブリ10の半製品では既に2回の露光によりチャンバ壁30及びチャンバ天井80が形成されており、しかもそれらチャンバ壁30及びチャンバ天井80が先に述べた露出光60の可変制御によって目論見通りの寸法(高さ及び厚み)とされており、またサーマル素子70の上方を未露光とすることで後にインクジェットノズル110となる部分が初期形成されている。この状態でチャンバ壁30及びチャンバ天井80をベーキングすることで、露光済感光造形素材40についてはその硬化工程を完遂することができる。未露光感光現像部材100はこのベーキングの影響を受けずに除去可能な状態で残るので、溶剤洗浄例えばシクロペンタノン洗浄により除去する。洗浄を終えた後最高200℃の温度で最終硬化を実施すれば、図1cに示すインクジェットチャンバアセンブリ10ができあがる。
【0015】
図1cに、本発明に係る手順を実行することにより基板20上に完成されたインクジェットチャンバアセンブリ10の側面を示す。図中、基板20上にあるチャンバ壁30の上には、前段落に記した通り未露光感光造形素材100を洗い流すことでチャンバ天井80及びインクジェットノズル110が形成されており、また、インクジェットノズル110は、サーマル素子70に向かい合うようサーマル素子70のほぼ直上に位置しており垂直支持体120にも面している。付言しておくと、インクジェットノズル110の形成後に基板20には送給ポート160が形成されている。この送給ポート160は、流体(例えばインク)をインクジェットチャンバアセンブリ10内に導き入れられるようにするためのポートである。
【0016】
次に、図2aに複数個のインクジェットチャンバを有するインクジェットチャンバアセンブリ10の側面を示す。先の説明では記述の簡明化のためアセンブリ内に形成するインクジェットチャンバが1個の場合の工程を例示したが、本発明に係る方法によれば、複数個のインクジェットチャンバを有するアセンブリ10を単一の基板20上に形成することもでき、従って、より簡潔で製造工程が少なくコスト的にも安上がりだという本発明の方法の効果が更に顕著になる。当業者であれば、アセンブリ10に設けるインクジェットチャンバの個数を先の説明に基づき複数個にすることは、造作ないことであろう。加えて付言すると、図2aにてつまびらかにされたアセンブリ10に設けられている複数個のインクジェットチャンバは、互いに基本的に同一の内部構造及び容積を有している。
【0017】
次に、図2bに複数個のインクジェットチャンバを有するインクジェットチャンバアセンブリ10を示す。このインクジェットチャンバアセンブリ10は単一の基板20上に形成されており、またそのインクジェットチャンバの内部構造及び容積(例えばノズル寸法やチャンバ容積)はチャンバ同士で互いに異なっている。この例からわかるように、本発明においては、使用するマスク及び使用する露出条件を変えることで、複数個のインクジェットチャンバを有するアセンブリ10内に形成する構造を、如何様にも制御及び変形することができる。
【0018】
図3a及び図3bに、硬化も済んで基板20上に形成され終えたインクジェットチャンバアセンブリ10を示す。図中の垂直支持体120は、チャンバ天井80を支持する機能の他に注目すべき機能を発揮するよう形成されている。その機能とは例えば不純物濾過機能、即ち送給されてくる流体(例えばインク;図示せず)内に浮遊し濁らせていることがある塵埃等の不純物を、濾過する機能である。この濾過機能は、例えば、図3bに示す複数本の柱状部135から構成される濾過器として実現される。この濾過器は、インクジェットチャンバアセンブリ10の一部分として形成する。また、これを構成する複数本の柱状部135は、インクジェットチャンバアセンブリ10を横断するように形成し、その位置は、互いの間隔が所定間隔になるようにする。従って、この濾過器によって、図示しないリザーバから送給ポート160を介し送給されてくる流体(例えばインク;図示せず)中の不純物を、阻止することができる。また、複数本の柱状部135を形成するのに代えて、多孔質素材からなる単体の壁状物をインクジェットチャンバアセンブリ10の一部分として形成し、この壁状物により流体を濾過するようにしてもよい。加えて、柱状部135等による濾過器は、バッフル(隔壁乃至流体調整機構)としても機能する。
【0019】
インクジェットチャンバ動作時には、サーマル素子70に電気エネルギが供給されると当該サーマル素子70が動作し、その結果、インクジェットノズル110を介しインクジェットチャンバアセンブリ10から流体(例えばインク;図示せず)が吐出される。流体吐出プロセス実行時にインクジェットチャンバアセンブリ10内で発生する衝撃波はそのインクジェットチャンバアセンブリ10の寿命を短縮する一因であるが、上掲の如くバッフルとして機能する部材を設けて衝撃波をダンピングすることで、そのインクジェットチャンバアセンブリ10の寿命を延長することができる。
【0020】
次に、図4にチャンバ壁30を形成する方法の別例を示す。この方法においては、チャンバ壁30に含め傾斜したチャンバ壁180を形成するため、傾斜付マスク170を介して露出光60を照射している。
【0021】
これと同様の効果は、図1a中の感光造形素材40を図5aに示すように平行光源200からの直射光に露出させても達成できるし、或いは図5bに示すように第3マスク190を介し非平行光源190からの光に露出させても達成できる。
【0022】
以上、その好適な実施形態を参照して本発明について説明したが、ご理解頂けるように、いわゆる当業者であれば、本発明の技術的範囲から逸脱することなく、それらの実施形態に変形乃至変更を施すことができよう。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1a】本発明に係るインクジェットチャンバを示す側面図、特に第1マスクを介した感光造形素材の露光によって基板上に構造を形成していく工程を示す図である。
【図1b】本発明に係るインクジェットチャンバを示す側面図、特に第2マスクを介した感光造形素材の露光によって基板上に構造を形成していく工程を示す図である。
【図1c】本発明に係るインクジェットチャンバを示す側面図、特に未硬化感光造形素材のうち露光済部分の硬化及び未露光部分の除去によって基板上に形成し終えた構造を示す図である。
【図2a】本発明に係る複数個のインクジェットチャンバを示す側面図、特にそのチャンバ容積及び吐出ノズルがほぼ同一になるよう基板上に形成されたものを示す図である。
【図2b】本発明に係る複数個のインクジェットチャンバを示す側面図、特にそのチャンバ容積及び吐出ノズルが互いに異なることとなるよう基板上に形成されたものを示す図である。
【図3a】本発明に係るインクジェットチャンバを示す側面図、特にその内部に多機能的部材が形成されたものを示す図である。
【図3b】図3に示した本発明に係るインクジェットチャンバの3b−3b線沿い端面図である。
【図4】本発明に係るインクジェットチャンバを示す側面図、特に傾斜付マスクを介した露光により特徴的幾何形状を有する複数個の構造物を形成する工程を示す図である。
【図5a】本発明に係るインクジェットチャンバを示す側面図、特に平行光源への露出によって特徴的幾何形状を有する複数個の構造物を形成する工程を示す図である。
【図5b】本発明に係るインクジェットチャンバを示す側面図、特にマスクを介した非平行光源への露出によって特徴的幾何形状を有する複数個の構造物を形成する工程を示す図である。
【符号の説明】
【0024】
10 1個又は複数個のインクジェットチャンバを有するアセンブリ、20 基板、30 垂直構造体(チャンバ壁)、40 感光造形素材、50 第1マスク、60 露出光、70 サーマル素子、80 水平構造体(チャンバ天井)、90 第2マスク、100 未露光未硬化のエポキシ系感光造形素材、110 インクジェットノズル、120 垂直支持体、135 柱状部、160 送給ポート、170 傾斜付マスク、180 傾斜チャンバ壁、190 第3マスク、200 平行光源、210 非平行光源。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
1個又は複数個のインクジェットチャンバを形成する方法であって、
(a)基板上のサーマル素子の全体又はほぼ全体をある種の未硬化感光造形素材にて被覆する工程と、
(b)未硬化感光造形素材被覆領域を部分的にマスキングするよう且つサーマル素子をマスキングするよう第1マスクを設ける工程と、
(c)未硬化感光造形素材被覆領域のうち非マスキング部分を露光させる工程と、
(d)サーマル素子上を少なくとも部分的にマスキングするよう第2マスクを設ける工程と、
(e)未硬化感光造形素材被覆領域のうち未露光部分を吐出ノズルが形成されるよう露光させる工程と、
(f)未硬化感光造形素材被覆領域のうち露光済部分を硬化させる工程と、
(g)残りの未硬化感光造形素材全てを除去してインクジェットチャンバを形成する工程と、
を実行する方法。
【請求項2】
請求項1記載の方法であって、インクジェットチャンバの容器外形が形成されるよう工程(e)を実行する方法。
【請求項3】
請求項1記載の方法であって、更に、その容器外形が形成されたインクジェットチャンバ内に1個又は複数個の部材を形成する工程を実行する方法。
【請求項4】
請求項3記載の方法であって、上記1個又は複数個の部材により複数の機能が実現される方法。
【請求項5】
請求項3記載の方法であって、上記機能に支持機能、濾過機能及びバッフル機能が含まれる方法。
【請求項6】
請求項1記載の方法であって、更に、基板上に複数個の相独立したインクジェットチャンバが形成されるように一連の工程を実行する方法。
【請求項7】
請求項6記載の方法であって、更に、任意の厚みのチャンバ天井及び任意の深さのインクジェットチャンバの容器外形が形成されるよう感光造形素材の露光強度を可変設定する工程を実行する方法。
【請求項8】
請求項6記載の方法であって、更に、任意の厚みのチャンバ天井及び任意の深さのインクジェットチャンバの容器外形が形成されるよう感光造形素材の露光時間を可変設定する工程を実行する方法。
【請求項9】
請求項6記載の方法であって、更に、任意の厚みのチャンバ天井及び任意の深さのインクジェットチャンバの容器外形が形成されるよう感光造形素材の露光光量を可変設定する工程を実行する方法。
【請求項10】
請求項6記載の方法であって、更に、特徴的幾何形状を有する複数個の構造物が形成されるよう感光造形素材に対する露出に勾配を付する工程を実行する方法。
【請求項11】
請求項1記載の方法であって、露光波長を設定して感光造形素材内の孔の深さを制御する方法。
【請求項12】
請求項11記載の方法であって、1回目の露光が2回目の露光より長波長で実行される方法。
【請求項13】
請求項11記載の方法であって、2回目の露光が1回目の露出に使用される波長に加えそれより短い波長で実行される方法。

【図1a】
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【図1b】
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【図1c】
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【図2a】
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【図2b】
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【図3a】
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【図3b】
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【図4】
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【図5a】
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【図5b】
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【公表番号】特表2007−509784(P2007−509784A)
【公表日】平成19年4月19日(2007.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−538152(P2006−538152)
【出願日】平成16年10月25日(2004.10.25)
【国際出願番号】PCT/US2004/035333
【国際公開番号】WO2005/044570
【国際公開日】平成17年5月19日(2005.5.19)
【出願人】(590000846)イーストマン コダック カンパニー (1,594)
【Fターム(参考)】