説明

インタフェース装置、画像形成装置

【課題】所定の高速シリアルバスを用いて、制御モジュールに機能モジュールを多段接続した場合に、制御モジュールと隣接する機能モジュールを中継した割り込みの要求が制御モジュールに対して行われたときにおけるレイテンシを削減することができるインタフェース装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】第2機能モジュール3は、第1要求部31,32が割り込み処理の要求を行う前に、制御モジュール1の記憶部12をアクセスして、割り込み処理の割り込み要因を表す割り込み要因情報を書き込む。制御モジュール1の制御部10は、第1要求受付部11が割り込み処理の要求を受け付けたときに、記憶部12をアクセスして、割り込み要因情報を読み出して、当該割り込み要因情報で表される割り込み要因を認識する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インタフェース装置、及び画像形成装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近時、画像形成装置において、制御モジュールと機能モジュールとの間や、複数の機能モジュール相互間を、PCIE(PCI Express)規格に準拠した高速シリアルバスを通じて接続することにより、画像形成装置の高速化が図られている。
【0003】
この種の画像形成装置の一例が特許文献1に記載されている。特許文献1の画像形成装置では、制御モジュールであるシリアル通信制御部には、PCIE規格に準拠した高速シリアルバスを通じて、機能モジュールとして、プリンタコントローラ、画像入力部、画像処理部、記憶部、及び画像出力部が接続されている。
【0004】
一般に、特許文献1のように、制御モジュールに、各機能モジュールを接続するために、図7に示すPCIEシステムの構成が用いられる。図7に示すPCIEシステムでは、制御モジュール400はルートコンプレックスRC1〜RC3を備えている。ルートコンプレックスRC1〜RC3は、機能モジュール300(#1)〜300(#4)を接続するためのポートをそれぞれ備えている。
【0005】
機能モジュール300(#1)〜300(#4)は、機能モジュールを制御モジュール400に接続するためのエンドポイントEP1〜EP4をそれぞれ有している。これらのエンドポイントEP1〜EP4は、PCIEシステムにおけるI/Oデバイスをそれぞれ構成している。
【0006】
制御モジュール400において、ルートコンプレックスRC1に、PCIE規格に準拠した高速シリアルバス(以下、PCIEシリアルバスという)Bを通じて、エンドポイントEP1が接続されることにより、機能モジュール300(#1)が、制御モジュール400に接続されている。また、ルートコンプレックスRC2に、PCIEシリアルバスBを通じて、エンドポイントEP2が接続されることにより、機能モジュール300(#2)が、制御モジュール400に接続されている。
【0007】
さらに、ルートコンプレックスRC3には、PCEIシリアルバスBを通じてスイッチSWが接続されており、スイッチSWには、エンドポイントEP3及びEP4がそれぞれ接続されている。これにより、制御モジュール400が、機能モジュール300(#3)及び300(#4)のいずれかとの間で択一的に通信を行うことができる。
【0008】
以上により、制御モジュール400と、各機能モジュールとの間で、1対1の通信が可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開2005−354658号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
ところで、近時、1つの制御モジュールを起点として、複数の機能モジュールを、PCIEシリアルバスを介して順次直列に接続した構成が用いられることがある。この種のPCIEシステムの構成を図8に示す。
【0011】
図8に示す構成では、制御モジュール100は、CPU101、ルートコンプレックス102、及び、IRQC(割り込みコントローラ)103を備える。また、機能モジュール200は、エンドポイント201、ルートコンプレックス202、及びIRQC203を備える。さらに、機能モジュール300は、エンドポイント301、IRQC302、及びマスタ303を備える。
【0012】
このような構成において、制御モジュール100のルートコンプレックス102には、PCIEシリアルバスB1を通じて機能モジュール200のエンドポイント201が接続されている。また、機能モジュール200のルートコンプレックス202には、PCIEシリアルバスB2を通じて機能モジュール300のエンドポイント301が接続されている。これにより、1つの制御モジュールを起点として複数の機能モジュールが順次直列に接続された、いわゆる非透過型ブリッジが構成される。
【0013】
このような非透過型ブリッジにおいては、制御モジュールと隣接する機能モジュールを中継した割り込みの要求が、或る機能モジュールから制御モジュールに対して行われたときには、図7に示す、いわゆる透過型ブリッジでは生じなかった問題が生じる。これについて、以下に説明する。
【0014】
例えば、機能モジュール300内のマスタ303において、割り込みを要求する信号が出力されると、当該信号が、IRQC302及びPCIEシリアルバスB2を通じてルートコンプレックス202に到達する。ルートコンプレックス202に到達した信号は、一旦、IRQC203に入力され、当該IRQC203からエンドポイント201に出力される。エンドポイント201に到達した信号は、PCIEシリアルバスB1に中継される。
【0015】
PCIEシリアルバスB1に中継された信号は、ルートコンプレックス102により受け付けられ、一旦、IRQC103に入力され、当該IRQC103からCPU101に出力される。
【0016】
これにより、機能モジュール300内のマスタ303から出力された、割り込みを要求する信号が、機能モジュール200を通じて制御モジュール100のCPU101に到達する。CPU101は、マスタ303からの信号を受け付けると、所定の手順により割り込み要因を判定し、判定した要因に対応する割り込み処理を行う。
【0017】
以下、CPU101が割り込み要因を判定する手順を説明する。CPU101は、制御モジュール100内のIRQC103を参照して、割り込みの要求がルートコンプレックス102に起因することを確認する。
【0018】
ついで、CPU101は、機能モジュール200内のIRQC203をアクセスして、割り込みの要求がルートコンプレックス202に起因することを確認する。
【0019】
ついで、CPU101は、機能モジュール300内のIRQC302をアクセスして、割り込みの要求がマスタ303に起因することを確認する。このとき、CPU101は、割り込みがマスタ303により要求されたこと、及び、割り込み要因を確認する。
【0020】
このように、非透過型ブリッジにおいて、機能モジュール300からの割り込み処理の要求があったときに、当該割り込み処理の割り込み要因を確認するためには、CPU101がIRQC103、203、301の順にアクセスする必要がある。
【0021】
そのため、図7に示す透過型ブリッジのように、制御モジュール400と機能モジュールとの間で1対1の通信により割り込み要因を確認する場合と比べて、割り込みの要求を行ってから、実際に割り込み処理が行われるまでのレイテンシが大きくなってしまう。
【0022】
本発明は、上記問題を解決するために提案されるものであり、所定の高速シリアルバスを用いて、制御モジュールに機能モジュールを多段接続した場合に、制御モジュールと隣接する機能モジュールを中継した割り込みの要求が制御モジュールに対して行われたときにおけるレイテンシを削減することができるインタフェース装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0023】
本発明の一局面に係るインタフェース装置は、複数の機能モジュールから、割り込み処理の要求を受け付ける第1要求受付部と、当該第1要求受付部が前記要求を受け付けたときに、前記割り込み処理の割り込み要因を認識してから当該割り込み処理を行う制御部と、前記割り込み要因を表す割り込み要因情報を記憶するための記憶部と、を備える制御モジュールと、他の機能モジュールから、前記要求を受け付ける第2要求受付部と、所定の高速シリアルバスを通じて前記第1要求受付部に接続されており、前記第2要求受付部が受け付けた前記要求を前記第1要求受付部に中継する第1中継部と、を備える第1機能モジュールと、前記要求を行う第1要求部と、前記高速シリアルバスを通じて前記第2要求受付部に接続されており、前記第1要求部により前記要求が行われたときに当該要求を前記第2要求受付部に中継する第2中継部と、を備える第2機能モジュールと、を備えており、前記第2機能モジュールは、前記第1要求部が前記要求を行う前に、前記制御モジュールの記憶部をアクセスして、前記割り込み要因情報を書き込む第1情報書込部をさらに備え、前記制御モジュールの制御部は、前記第1要求受付部が前記要求を受け付けたときに、前記記憶部をアクセスして、前記割り込み要因情報を読み出して、当該割り込み要因情報で表される前記割り込み要因を認識することを特徴とする(請求項1)。
【0024】
この構成によれば、第2機能モジュールが、第1機能モジュールを中継した割り込み処理の要求を制御モジュールに行う前に、制御モジュールの記憶部をアクセスして、割り込み処理の割り込み要因を表す割り込み要因情報を書き込む。
【0025】
そして、制御モジュールでは、第1機能モジュールを中継した第2機能モジュールからの要求を第1要求受付部により受け付けたときに、制御部が、記憶部を参照して、割り込み要因情報を読み出して、当該割り込み要因情報で表される割り込み要因を認識する。
【0026】
これにより、制御モジュールの制御部は、第1機能モジュールを中継した第2機能モジュールからの要求を受け付けた時点で、割り込み要因が判る。
【0027】
そのため、制御モジュールの制御部は、第1機能モジュールを中継した第2機能モジュールからの割り込み処理の要求を受け付けた時点で割り込み要因を確認して、割り込み処理を行うことができる。
【0028】
したがって、所定の高速シリアルバスを用いて、制御モジュールに機能モジュールを多段接続した場合に、制御モジュールと隣接する機能モジュールを中継した割り込みの要求が制御モジュールに対して行われたときにおけるレイテンシを削減することができる。
【0029】
上記構成において、前記第1機能モジュールの複数が前記高速シリアルバスを通じて相互に接続されており、前記各第1機能モジュールのうちいずれか1つが、前記制御モジュールに接続されており、前記各第1機能モジュールは、前記要求を行う第2要求部と、前記第2要求部が前記要求を行う前に、前記制御モジュールの記憶部をアクセスして、前記割り込み要因情報を書き込む第2情報書込部と、をさらに備えることが好ましい(請求項2)。
【0030】
この構成によれば、制御モジュールには複数の第1機能モジュールが順次接続されており、各第1機能モジュールは、割り込み処理の要求を行う第2要求部と、第2要求部が割り込みの要求を行う前に、制御モジュールの記憶部をアクセスして、割り込み処理の割り込み要因を表す割り込み要因情報を書き込む第2情報書込部をさらに備える。
【0031】
これにより、制御モジュールの制御部は、制御モジュールに隣接する第1機能モジュールを中継した割り込み処理の要求を受け付けた時点で、割り込み要因が判る。また、制御モジュールの制御部は、制御モジュールに隣接する第1機能モジュールから割り込み処理の要求を受け付けた時点でも、割り込み要因が判る。
【0032】
すなわち、制御モジュールの制御部は、各第1機能モジュールから割り込み処理の要求を受け付けた時点で、割り込み要因が判るため、各第1機能モジュールから割り込み処理の要求を受け付けた時点で割り込み要因を確認して、割り込み処理を行うことができる。
【0033】
したがって、所定の高速シリアルバスを用いて、制御モジュールに機能モジュールを多段接続した場合に、各機能モジュールから割り込みの要求が制御モジュールに対して行われたときにおけるレイテンシを削減することができる。
【0034】
上記構成において、前記第1機能モジュール及び前記第2機能モジュールは、記録紙に画像を形成するための機能モジュールであることが好ましい(請求項3)。
【0035】
この構成によれば、第1機能モジュール及び第2機能モジュールは、記録紙に画像を形成するための機能モジュールであるため、第1機能モジュール及び第2機能モジュールが記録紙に画像を形成する処理を行う上で割り込みの要求を制御モジュールに対して行ったときにおけるレイテンシを適切に削減することができる。
【0036】
上記構成において、前記高速シリアルバスは、PCIE(PCI Express)規格に準拠したシリアルバスであることが好ましい(請求項4)。
【0037】
この構成によれば、制御モジュールに機能モジュールがPCIE規格に準拠したシリアルバスを通じて接続されているため、制御モジュールや機能モジュールを構成するチップの長寿命化や機能モジュールの拡張性を適切に確保した画像形成装置を提供することができる。
【0038】
また、本発明の他の局面に係る画像形成装置は、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のインタフェース装置を備えており、前記第1機能モジュールとして、原稿から当該原稿の画像を表す画像データを読み取る画像読取部を備えるとともに、前記第2機能モジュールとして、前記画像データを記録紙上に形成する画像形成部を備えることを特徴とする(請求項5)。
【0039】
この構成によれば、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のインタフェース装置を備えており、第1機能モジュールとして、原稿から当該原稿の画像を表す画像データを読み取る画像読取部を備えるとともに、第2機能モジュールとして、画像データを記録紙上に形成する画像形成部を備える。
【0040】
これにより、画像形成部から、画像読取部を中継した割り込みの要求が制御モジュールに対して行われたときにおけるレイテンシを削減することができる画像形成装置を提供することができる。
【0041】
また、本発明のさらに他の局面に係る画像形成装置は、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のインタフェース装置を備えており、前記第1機能モジュールとして、原稿の画像を表す画像データを記録紙上に形成する画像形成部を備えるとともに、前記第2機能モジュールとして、前記原稿から当該原稿の画像データを読み取る画像読取部を備えることを特徴とする(請求項6)。
【0042】
この構成によれば、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のインタフェース装置を備えており、第1機能モジュールとして、原稿の画像を表す画像データを記録紙上に形成する画像形成部を備えるとともに、第2機能モジュールとして、原稿から当該原稿の画像データを読み取る画像読取部を備える。
【0043】
これにより、画像読取部から、画像形成部を中継した割り込みの要求が制御モジュールに対して行われたときにおけるレイテンシを削減することができる画像形成装置を提供することができる。
【発明の効果】
【0044】
本発明によれば、制御モジュールの制御部は、割り込み処理の要求を受け付けた時点で割り込み要因を確認して、割り込み処理を行うことができる。
【0045】
したがって、所定の高速シリアルバスを用いて、制御モジュールに機能モジュールを多段接続した場合に、制御モジュールと隣接する機能モジュールを中継した割り込みの要求が制御モジュールに対して行われたときにおけるレイテンシを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の概略断面図である。
【図2】図1に示す画像形成装置の概略構成を示す機能ブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るインタフェース装置Aの概略構成を示す機能ブロック図である。
【図4】機能モジュールの基本処理の一例を示したフローチャートである。
【図5】制御モジュールの基本処理の一例を示したフローチャートである。
【図6】第2実施形態に係るインタフェース装置A1の概略構成の一例を示した機能ブロック図である。
【図7】従来の画像形成装置について説明するための図であり、PCIE(PCIエクスプレス)システムの一例を示した図である。
【図8】従来の画像形成装置について説明するための図であり、PCIE(PCIエクスプレス)システムの他の例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0047】
以下、本発明に係る一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符合を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の概略断面図である。図1に示されるように、画像形成装置Fは、画像読取部200と装置本体Mとを備える。画像読取部200は、原稿給紙部210と、スキャナ部220と、CIS231と、ユーザインタフェース部Iと、後述する反転機構を備えてなる。
【0048】
原稿給紙部210は、ADF(Automatic Document Feeder)を備え、原稿トレイ211、ピックアップローラ212、プラテン213、排紙ローラ214及び排紙トレイ215を有する。原稿トレイ211には、読取対象とされる原稿が載置される。原稿トレイ211に載置された原稿は、1枚ずつピックアップローラ212によって取り込まれ、間隙を介して順次プラテン213へ搬送される。プラテン213を経由した原稿は、排紙ローラ214によって排紙トレイ215へ順次排出される。
【0049】
前記プラテン213の周面に対向する位置のうち、原稿の搬送方向において読取位置Pより手前の予め定められた位置には、用紙を検出する図略のタイミングセンサが設置されており、該タイミングセンサの出力要求に基づき、前記読取位置Pへの原稿の搬送タイミングが図られる。前記タイミングセンサは、例えばフォトインタラプタにより構成される。
【0050】
スキャナ部220は、原稿の画像を光学的に読み取って画像データを生成するものである。スキャナ部220は、ガラス221、光源222、第1ミラー223、第2ミラー224、第3ミラー225、第1キャリッジ226、第2キャリッジ227、結像レンズ228、CCD(Charged Coupled Device)229を備える。
【0051】
このスキャナ部220は、光源222として冷陰極蛍光管等の白色蛍光ランプが用いられ、前記第1ミラー223、第2ミラー224、第3ミラー225、第1キャリッジ226、第2キャリッジ227及び結像レンズ228により、原稿からの光をCCD229に導く。スキャナ部220は、光源222として冷陰極蛍光管等の白色蛍光ランプを用いて構成されていることから、光源として3色LED等が用いられる後述のCIS231よりも色再現性に優れる。
【0052】
ガラス221には、前記原稿給紙部210によらない原稿読取時に、ユーザの手動により原稿が載置される。光源222及び第1ミラー223は第1キャリッジ226によって支持され、第2ミラー224及び第3ミラー225は第2キャリッジ227によって支持されている。
【0053】
画像読取部200の原稿読取方式として、ガラス221上に載置された原稿をスキャナ部220が読み取るフラットベッド読取モードと、原稿を原稿給紙部210(ADF)によって取り込み、その搬送途中で原稿を読み取るADF読取モードがある。
【0054】
フラットベッド読取モードでは、光源222がガラス221上に載置された原稿を照射し、主走査方向1ライン分の反射光が第1ミラー223、第2ミラー224、第3ミラー225の順に反射して、結像レンズ228に入射する。結像レンズ228に入射した光はCCD229の受光面で結像される。
【0055】
CCD229は一次元のイメージセンサであり、1ライン分の原稿の画像データを同時に処理する。第1キャリッジ226及び第2キャリッジ227は、主走査方向と直交する方向(副走査方向、矢印Y方向)に移動可能に構成されており、1ライン分の読み取りが終了すると、副走査方向に第1キャリッジ226及び第2キャリッジ227が移動し、次のラインの読み取りが行われる。
【0056】
ADF読取モードでは、原稿給紙部210が原稿トレイ211に載置された原稿をピックアップローラ212によって1枚ずつ取り込む。このとき、第1キャリッジ226及び第2キャリッジ227は、読取窓230の下方に位置する予め定められた読取位置Pに配置される。
【0057】
原稿給紙部210による原稿搬送で、原稿がプラテン213から排紙トレイ215への搬送経路に設けられた読取窓230上を通過するとき、光源222が原稿を照射し、主走査1ライン分の反射光が第1ミラー223、第2ミラー224、第3ミラー225の順に反射して、結像レンズ228に入射する。結像レンズ228に入射した光はCCD229の受光面で結像される。続いて原稿は原稿給紙部210によって搬送され、次のラインが読み取られる。
【0058】
更に、原稿給紙部210は、切換ガイド216、反転ローラ217及び反転搬送路218を備えた原稿反転機構を有する。この原稿反転機構が、1回目のADF読み取りによって表面が読み取られた原稿を表裏反転させて読取窓230に再搬送することで、再度CCD229によって裏面の読み取りが行われる。
【0059】
この原稿反転機構は、両面読み取り時にのみ動作し、片面読み取り時は動作しない。片面読み取り時及び両面読み取り時において裏面の読み取り後、切換ガイド216は上側に切り替えられ、プラテン213を経た原稿は、排紙ローラ214によって排紙トレイ215に排紙される。
【0060】
両面読み取り時における表面読み取り後、切換ガイド216は下側に切り替えられ、プラテン213を経た原稿は反転ローラ217によって反転搬送路218へ搬送される。その後、切換ガイド216は上側へ切り替わり、反転ローラ217が逆回転して原稿をプラテン213へ再給紙する。以下、原稿反転機構を用いて原稿の両面を読み取らせるモードを両面反転読取モードと表記する。
【0061】
更に、本実施形態の画像読取部200は、ADF読取モード時において、前述したように原稿の搬送途中でCCD229(スキャナ部220)によって原稿の表面の読み取りを行わせると略同時に(略並行して)、CIS231によって原稿の裏面の読み取りを行わせることが可能である。この場合、原稿トレイ211から原稿給紙部210により搬送された原稿は、読取窓230上を通過するときにCCD229によって表面が読み取られ、更にCIS231の配置箇所を通過する際に裏面が読み取られる。なお、CIS231では、光源としてRGBの3色LED等が用いられる。
【0062】
このようにCCD229とCIS231を用いることで、原稿給紙部210による原稿トレイ211から排紙トレイ215までの一回の原稿搬送操作(ワンパス)によって原稿の表裏両面の読み取りが可能となる。以下、このようにCCD229とCIS231を用いて原稿の両面を読み取らせるモードを両面同時読取モードと表記する。
【0063】
この両面反転読取モード及び両面同時読取モードは、ADF読取モードを用いて原稿の両面読み取りを行う際の読取モードとして備えられている。両面反転読取モードは、両面の印刷画像の画質を揃えたい場合に利用される一方、両面同時読取モードは、両面の印刷画像の画質に差があっても、読取時間の短縮化を優先させたい場合に利用される。なお、本実施形態における画像形成装置Fは、両面同時読取モードに初期設定されており、前記読取モードのモード設定操作が何も行われないまま画像形成指示が入力された場合には、両面同時読取モードで原稿の画像読取動作が行われるようになっている。
【0064】
画像形成装置Fは、装置本体Mと、装置本体Mの左方に配設されたスタックトレイ6とを有している。装置本体Mは、複数の給紙カセット461と、給紙カセット461から記録紙を1枚ずつ繰り出して画像形成部40へ搬送する給紙ローラ462と、給紙カセット461から搬送されてきた記録紙に画像を形成する画像形成部40とを備える。また、装置本体Mは、給紙トレイ471と該給紙トレイ471に載置された原稿を1枚ずつ画像形成部40に向けて繰り出す繰り出しローラ472とを備える。
【0065】
画像形成部40は、感光体ドラム43の表面から残留電荷を除電する除電装置421と、除電後の感光体ドラム43の表面を帯電させる帯電装置422と、スキャナ部220で取得された画像データに基づいてレーザ光を出力して感光体ドラム43の表面を露光し、当該感光体ドラム43の表面に静電潜像を形成する露光装置423と、前記静電潜像に基づいて感光体ドラム43上に、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)及びブラック(K)の各色のトナー像を形成する現像装置44K,44Y,44M,44Cと、感光体ドラム43に形成された各色のトナー画像が転写されて重ね合わせされる転写ドラム49と、転写ドラム49上のトナー像を用紙に転写させる転写装置41と、トナー像が転写された用紙を加熱してトナー像を用紙に定着させる定着装置45とを備えている。
【0066】
なお、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの各色に対するトナーの供給は、図略のトナーカートリッジから行われる。また、画像形成部40を通過した記録紙をスタックトレイ6又は排出トレイ48まで搬送する搬送ローラ463,464等が設けられている。
【0067】
記録紙の両面に画像を形成する場合は、画像形成部40で記録紙の一方の面に画像を形成した後、この記録紙を排出トレイ48側の搬送ローラ463にニップされた状態とする。この状態で搬送ローラ463を反転させて記録紙をスイッチバックさせ、記録紙を用紙搬送路Lに送って画像形成部40の上流域に再度搬送し、画像形成部40により他方の面に画像を形成した後、記録紙をスタックトレイ6又は排出トレイ48に排出する。
【0068】
また、装置本体Mの前方には、タッチパネルなどで構成された表示部5、及び、各種の操作ボタンを有する操作部16が組み込まれたユーザインタフェース部Iが、装置本体Mの前方に露出するように設けられている。
【0069】
図2は、図1に示す画像形成装置の概略構成を示す機能ブロック図である。図2に示すように、画像形成装置Fは、CPUなどを備えて構成されている制御モジュール1、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Ramdom Access Memory)13、画像読取部200、画像形成部40、画像データに対して所定の画像処理を施す画像処理部11、及び、公衆回線を通じたファクシミリ通信を行うためのFAX通信部17を備える。この画像形成装置Fにおいて、ROM12及びRAM13には、この画像形成装置Fが動作するために必要な各種のプログラムなどが記憶されている。
【0070】
図2に示すように、画像形成装置Fでは、制御モジュール1には、ユーザインタフェース部I、画像読取部200、画像形成部40、画像処理部11、ROM12、RAM13、及び、FAX通信部17が接続されている。このように、制御モジュール1に各構成要素を接続するために、画像形成装置Fは、本発明の一実施形態に係るインタフェース装置Aを備える。
【0071】
図3は、本発明の一実施形態に係るインタフェース装置Aの概略構成を示す機能ブロック図である。
【0072】
図3に示すインタフェース装置Aは、制御モジュール1に、複数の機能モジュール2及び3を、PCIE規格に準拠したシリアルバス(以下、PCIEシリアルバスという)を通じて直列に接続することにより構成された、いわゆる非透過型ブリッジである。尚、機能モジュール2及び3の一例として、ユーザインタフェース部I、画像読取部200、画像形成部40、画像処理部11、ROM12、RAM13、及び、FAX通信部17のいずれかが挙げられる。
【0073】
図3において、制御モジュール1は、CPU10、ルートコンプレックス(第1要求受付部)11、メモリやレジスタなどの記憶部12、IRQC13、及び、例えばDMAコントローラ(Direct Memory Access Controller)で構成されており、IRQC13をアクセスして、割り込みを要求するマスタ14を備える。
【0074】
この制御モジュール1では、CPU10、ルートコンプレックス11、記憶部12、IRQC13、及びマスタ14は、バス接続されている。
【0075】
記憶部12は、制御モジュール1のCPU10が割り込みの要求を受け付けたときに、どのマスタによる要求かを表す情報、及び、割り込み要因を表す情報を記憶するための記憶領域12Aを有している。
【0076】
IRQC13は、予め、ルートコンプレックス11を通じた割り込みとマスタ14による割り込みとについて優先順位が設定されており、予め設定された優先順位に従って、割り込みを要求する信号をCPU10に出力する。
【0077】
機能モジュール(第1機能モジュール)2は、制御モジュール1にPCIEシリアルバスB1を介して接続され、I/Oデバイスをなすエンドポイント(第1中継部)20、ルートコンプレックス(第2要求受付部)21、IRQC22、及び、マスタ23を備える。この機能モジュール2では、エンドポイント20、ルートコンプレックス21、IRQC22、及びマスタ23はバス接続されている。
【0078】
IRQC22は、予め、ルートコンプレックス21を通じた割り込みとマスタ23による割り込みとについて優先順位が設定されており、予め設定された優先順位に従って、割り込みを要求する信号をエンドポイント20に出力する。
【0079】
機能モジュール(第2機能モジュール)3は、機能モジュール2にPCIEシリアルバスB2を介して接続され、I/Oデバイスをなすエンドポイント(第2中継部)30、マスタ(第1要求部)31、マスタ(第1要求部)32、及び、IRQC33を備える。この機能モジュール3では、エンドポイント30、マスタ31、マスタ32、及びIRQC33はバス接続されている。
【0080】
マスタ31は、IRQC33をアクセスして、割り込みを要求する第1要求部として機能する他、制御モジュール1の記憶部12をアクセスして、割り込み要因を表す情報を、マスタ31を表すマスタ情報とともに書き込む第1情報書込部として機能する。
【0081】
また、マスタ32も、IRQC33をアクセスして、割り込みを要求する第1要求部として機能する他、制御モジュール1の記憶部12をアクセスして、割り込み要因を表す情報を、マスタ32を表すマスタ情報とともに書き込む第1情報書込部として機能する。
【0082】
IRQC33は、予め、マスタ31による割り込みとマスタ32による割り込みとについて優先順位が設定されており、予め設定された優先順位に従って、割り込みを要求する信号をエンドポイント30に出力する。
【0083】
以下、このような構成のインタフェース装置Aの基本動作について図4及び図5を用いて説明する。図4は、機能モジュール3の基本処理の一例を示したフローチャートであり、図5は、制御モジュール1の基本処理の一例を示したフローチャートである。
【0084】
図4に示すように、機能モジュール3において、例えば、マスタ31が管理する構成要素において所定の割り込み要因が発生したときには(ステップS1のYES)、マスタ31は、制御モジュール1の記憶部12をアクセスして、記憶領域12Aに、割り込み要因をマスタ情報とともに書き込む(ステップS2)。
【0085】
ここにおいて、割り込み要因は、例えば、機能モジュール3が画像読取部200を構成している場合、原稿画像の読取を開始したことを表す情報である。また、マスタ情報は、割り込みの要求元を表す情報であり、例えば、マスタ31を表す情報である。
【0086】
これにより、記憶部12の記憶領域12Aには、例えば、図3に示すように、「マスタ31」というマスタ情報が記憶される。また、記憶領域12Aには、「スキャン開始」という情報が記憶されることにより、割り込み要因を表す情報として、原稿画像の読取を開始したことを表す情報が記憶される。
【0087】
そして、マスタ31は、割り込みを要求する信号をIRQC33に出力する(ステップS3)。すると、IRQC33において、マスタ31による割り込みがマスタ32による割り込みよりも優先順位が上である設定がなされていれば、マスタ31からの信号はエンドポイント30に出力される。エンドポイント30に出力された信号はPCIEシリアルバスB2に出力され、ルートコンプレックス21により受け付けられる。
【0088】
ルートコンプレックス21により受け付けられた信号は一旦IRQC22に入力される。IRQC22において、ルートコンプレックス21を通じた割り込みがマスタ23による割り込みよりも優先順位が上である設定がなされていれば、マスタ31からの信号は、エンドポイント20に出力される。エンドポイント20に出力された信号はPCIEシリアルバスB1に出力され、ルートコンプレックス11により受け付けられる。
【0089】
ルートコンプレックス11により受け付けられた信号は一旦IRQC13に入力される。IRQC13において、ルートコンプレックス11を通じた割り込みがマスタ14による割り込みよりも優先順位が上である設定がなされていれば、マスタ31からの信号は、CPU10に出力される。
【0090】
一方、図5に示すように、制御モジュール1のCPU10は、或るマスタによる割り込みの要求を受け付けたときには(ステップS10のYES)、記憶部12をアクセスして(ステップS11)、割り込みを要求したマスタを特定するとともに割り込み要因を特定する(ステップS12及びS13)。
【0091】
そして、CPU10は、割り込み要因に対応する割り込み処理を行い(ステップS14)、記憶部12に書き込まれている割り込み要因をマスタ情報とともにクリアする(ステップS15)。
【0092】
以上のステップS1〜S3に示すように、機能モジュール3のマスタ31は、割り込みを要求する信号をIRQC33に出力する前に、制御モジュール1の記憶部12をアクセスして、記憶領域12Aに、割り込み要因をマスタ情報とともに書き込む。
【0093】
これにより、機能モジュール3のマスタ31による割り込みの要求を制御モジュール1のCPU10が受け付けたときには、記憶部12には、割り込み要因及びマスタ情報が書き込まれた状態となっている。
【0094】
そのため、制御モジュール1のCPU10は、割り込みの要求を受け付けた時点で、割り込み要因及びマスタ情報が判るため、機能モジュール3から制御モジュール1に割り込みを要求してから割り込み処理が実行されるまでのレイテンシを削減することができる。
【0095】
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係るインタフェース装置について、図6を用いて説明する。尚、第2実施形態に係るインタフェース装置A1は、第1機能モジュールをなす複数の機能モジュール2がPCIEシリアルバスB1を通じて相互に接続されている点が、第1実施形態に係るインタフェース装置Aとは異なる。
【0096】
また、第2実施形態に係るインタフェース装置A1は、機能モジュール2(#1)、2(#2)、・・・、2(#n)の各々において、マスタ23の代わりにマスタ24が設けられている点が、第1実施形態に係るインタフェース装置Aとは異なる。
【0097】
その他の構成は第1実施形態に係るインタフェース装置Aと同様であるため説明及び図示を省略しており、以下、本実施形態の特徴的な点について説明する。
【0098】
図6は、第2実施形態に係るインタフェース装置A1の概略構成の一例を示した機能ブロック図である。
【0099】
図6に示す構成では、機能モジュール2(#1)、2(#2)、・・・、2(#n)のうち、機能モジュール2(#1)がPCIEシリアルバスB1を通じて制御モジュール1に接続されている。機能モジュール2(#1)には、機能モジュール2(#2)、・・・、2(#n)が、PCIEシリアルバスB1を通じて順次直列に接続されている。
【0100】
この構成によれば、機能モジュール2(#1)〜2(#n)では、マスタ24は、IRQC22をアクセスして、割り込みを要求する要求を行う第2要求部として機能する他、制御モジュール1の記憶部12をアクセスして、割り込み要因を表す情報を、マスタ24を表すマスタ情報とともに書き込む第2情報書込部として機能する。
【0101】
このマスタ24は、割り込みを要求する信号をIRQC22に出力する前に、制御モジュール1の記憶部12をアクセスして、割り込み要因を表す情報をマスタ24のマスタ情報とともに書き込む。
【0102】
これにより、機能モジュール2(#1)〜2(#n)のいずれかにおいて、マスタ24による、制御モジュール1に対する割り込みの要求が行われたときに、制御モジュール1のCPU10は、当該要求を受け付けた時点で、割り込み要因及びマスタ24のマスタ情報が判る。
【0103】
そのため、機能モジュール2(#1)〜2(#n)のいずれかにおいて、制御モジュール1に対する割り込みの要求が行われてから、割り込み処理が実行されるまでのレイテンシを削減することができる。
【符号の説明】
【0104】
1 制御モジュール
2、3 機能モジュール
10 CPU
11、21 ルートコンプレックス
12 記憶部
20、30 エンドポイント
14、23、24、31、32 マスタ
A、A1 インタフェース装置
F 画像形成装置
B1、B2 PCIEシリアルバス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の機能モジュールから、割り込み処理の要求を受け付ける第1要求受付部と、当該第1要求受付部が前記要求を受け付けたときに、前記割り込み処理の割り込み要因を認識してから当該割り込み処理を行う制御部と、前記割り込み要因を表す割り込み要因情報を記憶するための記憶部と、を備える制御モジュールと、
他の機能モジュールから、前記要求を受け付ける第2要求受付部と、所定の高速シリアルバスを通じて前記第1要求受付部に接続されており、前記第2要求受付部が受け付けた前記要求を前記第1要求受付部に中継する第1中継部と、を備える第1機能モジュールと、
前記要求を行う第1要求部と、前記高速シリアルバスを通じて前記第2要求受付部に接続されており、前記第1要求部により前記要求が行われたときに当該要求を前記第2要求受付部に中継する第2中継部と、を備える第2機能モジュールと、
を備えており、
前記第2機能モジュールは、
前記第1要求部が前記要求を行う前に、前記制御モジュールの記憶部をアクセスして、前記割り込み要因情報を書き込む第1情報書込部をさらに備え、
前記制御モジュールの制御部は、
前記第1要求受付部が前記要求を受け付けたときに、前記記憶部をアクセスして、前記割り込み要因情報を読み出して、当該割り込み要因情報で表される前記割り込み要因を認識する
ことを特徴とするインタフェース装置。
【請求項2】
前記第1機能モジュールの複数が前記高速シリアルバスを通じて相互に接続されており、
前記各第1機能モジュールのうちいずれか1つが、前記制御モジュールに接続されており、
前記各第1機能モジュールは、
前記要求を行う第2要求部と、前記第2要求部が前記要求を行う前に、前記制御モジュールの記憶部をアクセスして、前記割り込み要因情報を書き込む第2情報書込部と、をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のインタフェース装置。
【請求項3】
前記第1機能モジュール及び前記第2機能モジュールは、記録紙に画像を形成するための機能モジュールであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のインタフェース装置。
【請求項4】
前記高速シリアルバスは、PCIE(PCI Express)規格に準拠したシリアルバスであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のインタフェース装置。
【請求項5】
請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のインタフェース装置を備えており、
前記第1機能モジュールとして、原稿から当該原稿の画像を表す画像データを読み取る画像読取部を備えるとともに、前記第2機能モジュールとして、前記画像データを記録紙上に形成する画像形成部を備える
ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項6】
請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のインタフェース装置を備えており、
前記第1機能モジュールとして、原稿の画像を表す画像データを記録紙上に形成する画像形成部を備えるとともに、前記第2機能モジュールとして、前記原稿から当該原稿の画像データを読み取る画像読取部を備える
ことを特徴とする画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−175419(P2011−175419A)
【公開日】平成23年9月8日(2011.9.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−38556(P2010−38556)
【出願日】平成22年2月24日(2010.2.24)
【出願人】(000006150)京セラミタ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】