説明

インターネットによるクーポン券の管理方法及び決済方法

【目的】 インターネットと携帯電話を利用してクーポン券を電子的に管理して、その特典の実行を簡易に処理することができるインターネットによるクーポン券の管理方法及び決済方法に関する。
【構成】 顧客が端末装置からホームページ49にアクセスし、顧客の携帯電話番号およびクーポン券10に印刷してある発券情報を電子メールで送信し、券管理装置15がその電子メールを受信して顧客の携帯電話番号および発券情報を入手すると、記憶している発券情報と照合して一致したクーポン券10と顧客の携帯電話番号を対応付けて管理することを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、店舗が顧客勧誘のために発券するクーポン券の管理と決済に関し、特に、インターネットと携帯電話を利用してクーポン券を電子的に管理して、その特典の実行を簡易に処理することができるインターネットによるクーポン券の管理方法及び決済方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、物販店や飲食店などの店舗では、顧客を再度来店させるためにクーポン券(サービス券とも呼ぶ場合がある)を発券することがある。独立した単一の店舗だけではなく、地域の商店街で共同して発券する場合や、デパートに入店しているテナントで共通して発券する場合もある。このクーポン券は、来店したその都度、或いは支払い金額に応じて顧客に渡すものであり、その種類は次のように区分されると考えられる。
【0003】(1) 1回の来店について、1枚のクーポン券を発券する。
【0004】(2) 1回の支払い額において、一定金額毎にクーポン券を発券する。
【0005】(3) 支払い金額に比例したポイント数を印刷したクーポン券を発券する。
【0006】(4) 購入した商品、役務により価値の違うクーポン券を発券する。
【0007】顧客がそのクーポン券を収集すると、特定の価値が発生するものである。すなわち、顧客が所定の枚数、或いは所定のポイント数のクーポン券を集めると、その店舗や提携した他の店舗で金券と同様な利用が保証されることになる。クーポン券の利用例としては次のようなものが挙げられる。
【0008】(a) クーポン券を所定枚数集めると、商品や役務が無料となる。
【0009】(b) 集めたクーポン券の数により、商品や役務の料金を予め決められた割引率で値引くことができる。
【0010】(c) 集めたクーポン券に記載されたポイント数の合計が金券となり、特定の商品や役務の金額から差し引くことができる。
【0011】また、このようなクーポン券の発券ではなく、サービスカードを発行する店舗もある。これは、名刺大の大きさの厚紙やプラスチックのカードに来店の都度、或いは一定金額毎にスタンプを押印するものである。サービスカードでは、カードの押印の数によってクーポン券と同じように商品や役務を無料にしたり、値引いたり、支払金額から差し引くことができるシステムである。
【0012】店舗がクーポン券やサービスカードを発券するのは、その店舗、商店街、デパートに顧客を吸引させ、リピートさせるためである。顧客を囲い込み、同じ店舗に何度も足を運んでもらうための販売促進の一つの戦略といえる。
【0013】さて、このように発券されたクーポン券を利用するには、所定の枚数が溜まるまで顧客が収集して保管しておかなければならない。その収集方法では、顧客の財布や定期券入れなどに入れて保管することが多い。クーポン券を財布や定期券入れなどに溜めておくと、本来の目的とする紙幣や定期券以外のものが混ざり、紙幣や定期券を取り出し難いものであった。また、複数種の店舗からそれぞれ異なった種類のクーポン券を保管すると、財布や定期券入れが膨らみ、持ち歩き難くなるものであった。さらに、財布や定期券入れに紙幣や定期券とクーポン券が混在すると、見苦しいものであった。なお、クーポン券を自宅で保管することもできるが、時間の経過とともに保管してある場所を忘れたり、紛失することもあり、顧客が特典を受けることができなくなるものであった。
【0014】サービスカードは一枚の紙片であることから、クーポン券のような収集は必要が無くなり、財布や定期券入れで保管しても嵩張らない利点がある。しかし、買い物の都度、サービスカードに押印して貰うために、顧客が店員にサービスカードを提示するのは心理的に億劫なものがあり、本来の顧客の囲い込みにはなりにくいものであった。サービスカードに押印するため、スタンプのインクが手や財布、定期券入れに付着し、汚れの原因となるものであった。
【0015】また、店舗がクーポン券やサービスカードを発券するとなると、店舗内でのクーポン券やサービスカードの管理の問題が発生する。クーポン券やサービスカードはその店舗や商店街では一種の金券と同じ価値を持ち、現金に近い管理を行わなければならなくなる。すなわち、何枚かのクーポン券を集めると商品や役務が無料となったり、特定のポイント数を集めるとその店舗で現金と同じように商品の購入や役務の提供を受けることができるとなれば、その店舗では現金と同じ利用価値が発生することになる。保管してあるクーポン券やサービスカードが盗難にあったり、従業員による横流しがあると、店舗では現金が盗まれたのと同じ被害が発生することになる。このような損害を防止するために、店舗側ではクーポン券やサービスカードを現金と同じように慎重に取り扱わなければならず、煩わしいものとなっていた。また、盗難や横流しを防止するために、クーポン券やサービスカードに通し番号(シリアルナンバー)を印刷することもあるが、印刷代が高くなる欠点があった。本来ならば、安い経費で実施できる販売手法の一つであるが、管理のために印刷代などが嵩むことになると本末転倒の結果となってしまうものであった。
【0016】クーポン券やサービスカードには上記のような欠点があったが、発券する店舗、商店街、百貨店などでは顧客の囲い込みができ、店舗へのリピート率が高い効果がある。また、紙片に印刷したり、カードに押印する極めて単純な方法であることから、昔から現在に至まで全国で普遍的に利用されてきている。しかし、クレジットカードの普及などにより、原始的な顧客サービスシステムの改善が望まれるものであった。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述のクーポン券やサービスカードの欠点に鑑み、顧客が収集したクーポン券をインターネットを通じてサーバーで電子的に管理でき、その特典の行使においても電子的に処理することができるインターネットによるクーポン券の管理方法及び決済方法を提供するものである。
【0018】また、本発明では、昨今は誰でもが持っている携帯電話をクーポン券の発券情報の入力と決済のために利用している。技術進歩により携帯電話はインターネットと接続でき、データー通信できる機能を持つようになってきた。このインターネット接続機能を利用し、携帯電話によりクーポン券に印刷された発券情報を券管理装置に記憶させ、券管理装置側でクーポン券やサービスカードの枚数や押印を電子的に管理することができる。
【0019】携帯電話を通じて券管理装置で管理されているクーポン券やサービスカードの枚数や押印が所定の価値にまで達したならば、その枚数や押印に応じた特典を店舗で行使することができる。その特典の決済では、携帯電話番号で顧客を確認し、店舗での商品や役務の料金を無料にしたり、割り引いたり、値引く一連の手順を電子的に処理することができるものである。
【0020】通常、携帯電話は外出の時に持ち歩くものである。財布や定期券入れを持たなくとも、外部と連絡をとるためには携帯電話は必需品となっている。このため、顧客が店舗、商店街、デパートなどに顧客が来店する時には、必ず携帯電話を持ち込むことになる。携帯電話でクーポン券、サービスカードの管理を行わせるならば、紙片やカードを持ち歩くこともなく、煩わしいことがなくなる。また、クーポン券やサービスカードのような小さな紙片では紛失することもあるが、インターネットによりサーバーで保管するとなれば、このような欠点が全て解消することができる。
【0021】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明は、店舗側がクーポン券を発券して顧客に配付し、顧客が収集したクーポン券の枚数あるいは券面に印刷された価値の合計値により、店舗側が提供した特典を顧客が享受できる顧客勧誘のシステムにおいて、店舗側が発券するクーポン券のそれぞれの券面には互いに異なった発券情報を印刷すると共に、それぞれのクーポン券の発券情報を券管理装置に記憶させ、さらに顧客からクーポン券登録を受け付けるホームページをインターネットに開設し、顧客が端末装置からホームページにアクセスし、顧客の携帯電話番号およびクーポン券に印刷してある発券情報を電子メールで送信し、券管理装置がその電子メールを受信して顧客の携帯電話番号および発券情報を入手すると、記憶している発券情報と照合して一致したクーポン券と顧客の携帯電話番号を対応付けて管理することを特徴とするインターネットによるクーポン券の管理方法である。
【0022】本願の請求項2の発明は、店舗側がクーポン券を発券して顧客に配付し、顧客が収集したクーポン券の枚数あるいは券面に印刷された価値の合計値により、店舗側が提供した特典を顧客が享受できる顧客勧誘のシステムにおいて、店舗側が発券するクーポン券のそれぞれの券面には互いに異なった発券情報を印刷すると共に、それぞれのクーポン券の発券情報を券管理装置に記憶させ、さらに顧客からクーポン券登録を受け付けるホームページをインターネットに開設し、顧客が端末装置からホームページにアクセスし、顧客の携帯電話番号およびクーポン券に印刷してある発券情報を電子メールで送信し、券管理装置がその電子メールを受信して顧客の携帯電話番号および発券情報を入手すると、記憶している発券情報と照合して一致したクーポン券と顧客の携帯電話番号を対応付けて管理し、券管理装置には着信した電話番号を検出する番号解析装置を介して公衆回線を接続しておき、クーポン券による特典を行使する際には顧客が携帯電話で券管理装置に架電すると、番号解析装置がその携帯電話番号を認識して顧客を識別し、券管理装置で管理しているクーポン券の発券情報に値する特典を顧客に享受させることを特徴とするインターネットによるクーポン券の決済方法である。
【0023】本願の請求項3の発明は、前記クーポン券の券面には、乱数による不連続で、少なくとも同一日に発券する他のクーポン券とは重複しない番号が印刷されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のインターネットによるクーポン券の管理方法及び決済方法である。
【0024】本願の請求項4の発明は、前記端末装置は、インターネットに接続できる携帯電話であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のインターネットによるクーポン券の管理方法及び決済方法である。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、本発明のインターネットによるクーポン券の管理方法及び決済方法の一実施の形態を図面により説明する。
【0026】<システム構成の説明>図1は本発明を実行するためのインターネットを含んだシステムである。クーポン券10を発行することができる発券機11は専用線13により券管理装置15に接続してあり、レジスター12は専用線14により券管理装置15に接続してある。この発券機11は発券キー31を操作することにより、内蔵されたロール紙に必要な情報を印刷してクーポン券10を発券することができるものである。レジスター12は会計キーを操作することにより売上額、入金額などを入力することができ、現金の受け取りと支払いやクレジットカードによる決裁を行うことができる金銭登録を管理するものである。このレジスター12はそれだけ単体でも金銭管理をすることができるが、外部と通信回線により情報を交信できる機能を内蔵したたものである。これらの発券機11とレジスター12は小売店、飲食店などの店舗内に設置してあり、発券機11とレジスター12は専用線13、14により券管理装置15に接続してある。
【0027】券管理装置15は固定電話網21に接続され、さらに移動体通信網22やインターネットサービスプロバイダ(ISP)23を介してインターネット24に接続される。PHSや携帯電話25は、基地局26を介して移動体通信網22に接続される。携帯電話25は顧客が使用するものであり、音声通話ばかりでなく、固有のメールアドレスを与えられて移動体通信網22を介してインターネット24に接続可能になっている。券管理装置15は、固定電話網21との電話機能およびインターネット24との接続機能を有し、また着信する電話番号を検出する番号解析装置27が接続されており、番号解析装置27からの着信電話番号の通知を受けて所定の処理を行うようになっている。また、券管理装置15と顧客の携帯電話25は、インターネット24のホームページを介して情報のやりとりを行うようになっている。
【0028】<クーポン券10の発券と発券情報の登録>次に、図2はクーポン券10を発券する側の管理の機構と、クーポン券10を登録する顧客の側の機構を詳しく示すブロック図である。この図では、図1で示したレジスター12などは省略してある。
【0029】前述の発券機11の内部には、この発券機11全体を制御する発券制御回路30が設けられていて、発券制御回路30にはクーポン券10を発券するときに操作する発券キー31が接続してある。発券制御回路30には予め定められた手順によって乱数を発生する乱数発生回路32の出力が接続してあり、同時に、年月日時刻の信号を常に発生する時計回路33の出力も接続してある。そして、発券制御回路30の出力にはプリンター34が接続してあり、このプリンター34によってクーポン券10の発券に必要な事項が印刷される。
【0030】前述の券管理装置15はデーターベースによって発券したクーポン券10を記憶すると共に、それぞれの顧客がどのクーポン券10を取得しているかを振り分けて記憶する機能を持ち、クーポン券10の管理を行うことができる。券管理装置15には、専用線13によって発券制御回路30からの発券情報を受信する発券情報管理サーバー38が収納してあり、発券情報管理サーバー38には発券したクーポン券10の総ての情報を記憶しておく発券データーベース39が接続してある。発券情報管理サーバー38には顧客情報振分サーバー40が接続してあり、この顧客情報振分サーバー40にはどの顧客がどのクーポン券10を入手したかを振り分けて、各顧客ごとの発券情報を記憶する顧客別データーベース41が接続してある。一方、顧客は携帯電話25から移動体通信網22を介してインターネット24に接続し、店舗が開設するホームページにアクセスして携帯電話番号とクーポン券10に記載された発券情報を電子メールとして送信する。券管理装置15のインターネット接続サーバー42は、固定電話網21を介してインターネット24に接続し、ホームページからの電子メールを受信し、その電子メールの内容から分離した顧客の携帯電話番号および発券情報を顧客情報振分サーバー40に転送する。
【0031】<クーポン券発券の手順>次に、図1、図2R>2により、クーポン券10の発券と、その発券されたクーポン券10を顧客が券管理装置15に登録して管理するまでの手順について説明する。
【0032】物販店、飲食店などの店舗に顧客が来店したときに、或いは一回の売上げがあったときなどには、図1で示す発券機11の発券キー31を操作すると、発券機11からはクーポン券10が発券される。発券機11内には無地で何も情報を印刷していないロール紙が収納してあり、発券キー31の操作でロール紙には必要な情報が印刷され、金券などとして有効なクーポン券10に加工される。このクーポン券10の発券では、来店した顧客一名について一枚のクーポン券10を発券する場合、グループで来店しても一回の支払いで一枚のクーポン券10を発券する場合などが考えられる。こうして発券されたクーポン券10は顧客に渡される。
【0033】発券機11によるクーポン券10の発券の処理について図2により説明する。発券キー31を押すと、その信号は発券制御回路30に伝達され、発券制御回路30はその発券に必要な情報を編集してプリンター34に出力する。発券制御回路30で編集する情報には、乱数発生回路32から発生された乱数、時計回路33からの年月日、その他の予め設定して不揮発メモリーなどに記憶させたおいた文字情報などがある。乱数発生回路32は発券キー31が押された時の条件で乱数を発生し、その乱数を発券制御回路30に出力する。この時、乱数発生回路32では無闇な乱数を発生するのではなく、少なくともその日には同一の乱数は出力しないように設定してある。従って、発券したその日(或いは、その週、その月)には同じ乱数は発生させないようになっている。また、乱数発生回路32から発生させる乱数には特定の法則性を持たせ、偶然に発券番号が一致しないようにすることもできる。これにより、連続した番号ではなく、顧客が発券番号を推測して偽の発券番号を推測できないように保護している。また、時計回路33からは、発券キー31を押した時の年月日(さらには、時刻まで)が常時発券制御回路30に出力されている。発券制御回路30では乱数発生回路32からの乱数、時計回路33からの年月日、不揮発メモリーなどに記憶させたおいた文字情報を組み合わせて発券情報を編集し、プリンター34に出力してその情報を印刷させる。
【0034】<クーポン券の印刷面の詳細>このようにしてプリンター34で発券情報がロール紙に印刷され、有効なクーポン券10に加工される。印刷されたクーポン券10の表面は図3で示される。クーポン券10には、上段に発券した店舗の屋号と、このクーポン券10の持つ価値、すなわち『本券を10枚集めると1回分のお食事ができます』の文字が印刷されている。このクーポン券10では、10枚を集めると1回分の食事が無料となるもので、顧客がその店舗を10回利用して同一のクーポン券10を集めたときには11回目の食事が無料となる特典が与えられるものである。中段には発行日47と発券番号48が印刷されている。発行日47はそのクーポン券10を店舗が発券した日付であり、発券番号48は乱数発生回路32から出力された乱数である。この発行日47と発券番号48の組み合わせにより、同一の発券情報を印刷したクーポン券10を発券することなく、それぞれのクーポン券10は全く違った発券情報を持つことになる。さらに、下段にはホームページのURL49とそのクーポン券10の有効期限50が印刷されている。ホームページのURL49には顧客がアクセスすることができる。また、有効期限50はそのクーポン券10による特典を利用できる最終日であり、発券制御回路30に設定した条件で、例えば、発券から1年以内、半年以内などに自動的に印刷される。
【0035】<発券したクーポン券の情報の記憶>前述のような手順でクーポン券10を発券する動作と同時に、発券制御回路30は専用線13で発券情報を発券情報管理サーバー38に向けて発信する。発券制御回路30から発券情報管理サーバー38に伝達される発券情報は、クーポン券10を発券する際に使用した発券情報と同じもので、少なくとも発行日47、発券番号48、有効期限50から構成されている。この発券情報は発券情報管理サーバー38を介して発券データーベース39に記憶され、発券データーベース39では発券情報が図5中左側の表のように記憶される。この左側の表で、Noは発券制御回路30から転送されてきた発券情報に受信した順番に連番で付されるもので、一つの発券情報には一つのNoが付されて記憶されている。従って、図5の左側の表において横方向の行が一枚のクーポン券10に対応した発券情報となる。
【0036】<クーポン券10の発券情報の入力と送信>前述の手順で発券されたクーポン券10を顧客が店舗で受け取ったなら、そのクーポン券10がその顧客のものとして有効にするために登録の手続きを行わなければならない。この登録の手続きはインターネット24に接続できる端末装置で行われ、この実施の形態では、発券情報の送信手続きは顧客の携帯電話25によって行われる。この携帯電話25は音声を通話できるとともに、固有のメールアドレスをもっていて、インターネット24に接続して電子メールを送受信することができる。図4はこの携帯電話25の表示部55を拡大して示すもので、表示部55は液晶画面などによって文字、数字などを表示させることができる。顧客は携帯電話25を操作して、図3のクーポン券10に印刷された店舗のホームページのURL49を呼び出す。
【0037】呼び出したその店舗のホームページ画面の一例は、図4における表示部55に示される。表示部55に現れたホームページ画面には、クーポン券10に印刷されている発券情報を入力するために必要な枠組みがレイアウトされている。このホームページ画面には四角に区切られた複数の入力フレーム56〜58が配置されていて、この入力フレーム56〜58に発券情報を入力するだけで登録の手続きが完了するようにしてある。ホームページ画面の上段にはその顧客の携帯電話番号を入力するための入力フレーム56が、中段にはクーポン券10に印刷された発行日47を入力するための入力フレーム57が、下段にはクーポン券10に印刷された発券番号48を入力するための入力フレーム58が配置されている。そして、一番下の位置には、上記の各入力フレーム56、57、58の総てに発券情報を入力したなら、各データーを一括してインターネット24に発信するための送信フレーム59が配置してある。すなわち、各入力フレーム56、57、58には発券情報である数字をキーボードから入力し、その後に送信フレーム59にカーソルを合わせてクリックすることでエンターキー(実行)を押したことになり、入力した発券情報が電子メールとしてホームページに送信される。このような携帯電話25を利用してデーターを送信する手順は従来から知られた方法である。
【0038】<発券情報の受信>このような手順により、携帯電話25から送信された電子メールは、クーポン券10を発券した店舗のホームページに送信され、さらにメール受信サーバー42に到着する。メール受信サーバー42では到着した電子メールから不要な情報を取り除き、図4で入力した顧客の固有情報、すなわち、携帯電話番号、クーポン券10を発券した発行日47、クーポン券10に印刷された発券番号48を一つの単位の情報をとして顧客情報振分サーバー40に転送する。
【0039】<発券情報の振り分けと管理>このようにして、顧客情報振分サーバー40に到達した顧客からの電子メールにより、電子メールに添付された発券情報は顧客別データーベース41で顧客別に振り分けられて管理される。すなわち、顧客別データーベース41では、各顧客ごと(携帯電話の電話番号ごと)にそれぞれ発券情報を管理し、これにより顧客が受け取ったクーポン券10の枚数を顧客別データーベース41で蓄積する。図5と図6により、クーポン券10の発券情報を顧客ごと(携帯電話番号ごと)に振り分ける処理について説明する。
【0040】図5では発券データーベース39に記憶されている発券情報と顧客の携帯電話番号を結合する処理を説明するものである。この図5では、3つの携帯電話番号に発券情報を振り分ける処理を示している。ここでは、携帯電話番号は、(1) 090−9876−5432(2) 090−4321−8765(3) 090−3556−3871が使用されているものとする。携帯電話25からクーポン券10に印刷された発券情報にそれぞれの携帯電話番号を組み合わせ、店舗のホームページを介して券管理装置15に伝達されると、発券データーベース39に記憶させてある発券情報と照合し、その発券情報と携帯電話番号を結合させることができる。すなわち、クーポン券10に印刷されている発券情報を共通の手掛かりとし、照合して一致した発券情報をその携帯電話番号にまとめることができる。図5では、090−9876−5432の携帯電話番号には、No0001、No0008、No0014の発券情報を結合させる。
【0041】090−4321−8765の携帯電話番号には、No0002、No0011、No0017の発券情報を結合させる。
【0042】090−3556−3871の携帯電話番号には、No0004、No0007、No0012、No0016の発券情報を結合させる。
【0043】つまり、携帯電話25からインターネット24を介して伝達されたクーポン券10に記載された発券情報と、発券データーベース39に記憶された発券情報とが一致した場合には、対応する発券データーベース39に記憶された発券情報がその携帯電話25の電話番号に結合される。このようにして結合された発券情報と電話番号の合成情報は、顧客情報振分サーバー40より顧客別データーベース41に電話番号ごとに区分けされて記憶される。そして、発券データーベース39に記憶されていた発券情報は、電話番号と結合されることにより顧客別データーベース41に複写され、元の発券データーベース39の記憶は消去される。これにより、同一の発券情報が第三者によって他の電話番号に振り分けられ、一枚のクーポン券10が二重に利用されないように防止している。
【0044】図6は、発券データーベース39から引き出された発券情報と携帯電話番号を結合して合成した情報を蓄積している状態を図示したものである。この図6では、それぞれの発券情報が携帯電話番号に対応して分類されていて、090−9876−5432の携帯電話番号には3つの発券情報が結合されていて、3枚のクーポン券10が蓄積され、(図6の1))
090−4321−8765の携帯電話番号には3つの発券情報が結合されていて、3枚のクーポン券10が蓄積され、(図6の2))
090−3556−3871の携帯電話番号には4つの発券情報が結合されていて、4枚のクーポン券10が蓄積されていることになる(図6の3))。このような処理により、紙に印刷してあるクーポン券10が顧客別データーベース41に電子的に保管されたことになる。
【0045】<蓄積した発券情報による特典の発生>このように、各携帯電話番号にクーポン券10の発券情報が蓄積され、図3で示したクーポン券10の案内にあるように、10枚のクーポン券10(すなわち、発券情報のことである)を集めると1回の食事が無料となる特典が顧客に発生する。図2において説明したように、携帯電話25でクーポン券10の発券情報を順次入力することにより、顧客の携帯電話番号には図6で示した発券情報が順次蓄積され、電子的な情報として管理される。この蓄積された発券情報が10個集まると、その携帯電話番号を持つ顧客には1回の食事が無料となる特典が発生することになる。
【0046】<クーポン券10による特典処理の機構>前述したように、クーポン券10を受け取り、その発券情報を登録して顧客別データーベース41に10枚分の発券情報を蓄積すると、その携帯電話番号の顧客には1回の食事が無料となる特典(権利)が発生する。この特典を行使するには、顧客がそのクーポン券10を発券した店舗で10枚を収集したことを主張し、特典を行使しなければならない。以下において、特典の行使とその行使によるデーターの転送について説明する。図7は、蓄積したクーポン券10の発券情報を特典として行使する際の構成を詳しく示すブロック図である。この図7では、図1で示した発券機11などは省略してある。
【0047】顧客の携帯電話25と店舗の番号解析装置20は、基地局26、移動体通信網22、固定電話網21を介して接続される。番号解析装置20には、店舗の券管理装置15の照合回路65が接続される。照合回路65には、顧客情報振分サーバー40が接続されるともに、特典データー出力回路66、専用線14を介してレジスター12が接続される。
【0048】携帯電話25から店舗に発呼すると、店舗の番号解析装置20に発呼信号が到達し、携帯電話25の携帯電話番号(自局番号)が通知される。番号解析装置20は、通知された携帯電話番号を券管理装置15の照合回路65に出力する。照合回路65はこの携帯電話番号を顧客情報振分サーバー40に出力し、顧客情報振分サーバー40から顧客別データーベース41に蓄積した発券情報のからその携帯電話番号に対応する蓄積情報を照合させる。その照合処理では、顧客別データーベース41に記憶させた蓄積情報の中から携帯電話番号に対応した発券情報を検索する。この検索で、該当する携帯電話番号の蓄積情報に10枚の発券情報が記憶されていると、その携帯電話番号の持ち主である顧客には1回分の食事が無料となる特典が存在する、と判断する。蓄積情報に記憶された携帯電話番号に対応する発券情報が9枚以下であるならば、特典は未だ発生していなと判断する。判断した特典データーは顧客情報振分サーバー40から照合回路65に再送され、次いで特典データー出力回路66に転送される。そして、特典データー出力回路66は、この特典データーを専用線14を介してレジスター12に転送する。
【0049】前述したレジスター12の内部には、売上や清算などの会計処理を行うための金銭計数回路70が収納してあり、金銭計数回路70には専用線14が接続してある。この金銭計数回路70には、売上げの品目、金額、単価などを入力する売上入力キー71と、売上げの総てのデーターを記憶する売上記憶回路72と、集計した売上高などを担当者や顧客に表示するための売上表示器73が接続してある。これらの金銭計数回路70、売上入力キー71、売上記憶回路72、売上表示器73の構成と機能は従来から使用されているPOSレジスターと同じである。この金銭計数回路70では専用線14より入力した特典データー出力回路66からの特典データーにより、清算を行うことができる機能が付加されている。
【0050】<特典による清算の処理の手順>さて、顧客が10枚のクーポン券10を集め、顧客が持つ携帯電話25で発券情報を顧客別データーベース41に登録すると店舗が決めた特典が発生する。この特典を行使するを権利が発生してから、その特典の行使による清算の処理の手順を説明する。
【0051】図7で、顧客が店舗に来店し、食事を済ませた後に店舗内の会計係でその食事の支払いをすることになる。会計係はレジスター12により伝票の明細を入力し、支払い金額を集計する。その計算された顧客に対する請求金額、或いは合計値は売上表示器73に数字として表示される。通常は、この状態のときに顧客は売上表示器73に示された金額を現金やクレジットカード又は金券などで支払うことになる。しかし、この時の顧客はクーポン券10を10枚蓄積しているため、1回の食事が無料になる特典(権利)を持っている。この特典を行使して、食事代を無料にする手続きが必要となる。
【0052】食事が終わり、会計係によって食事代が集計され、金銭を支払う段階の時に、顧客は会計係に食事が無料となる特典を持っていることを告げる。すると、会計係は特典の確認するために設定された或る電話番号(特典用電話番号)を顧客に告げ、顧客の持つ携帯電話25からその電話番号(特典用電話番号)に架電するように要請する。このとき、会計係は顧客に対して、架電する際には『(自局番号の)番号通知』の機能に設定を変更するように要請する。ここで、その電話番号(特典用電話番号)とは、番号解析回路20に割り当てられた固定電話番号である。
【0053】顧客が携帯電話25を『(自局番号の)番号通知』に設定し、会計係から告げられた特定の電話番号(特典用電話番号)に架電すると、携帯電話番号(自局番号)が番号解析回路27で検出され、照合回路65に伝達される。照合回路65はその携帯電話番号を顧客情報振分サーバー40に伝達し、顧客情報振分サーバー40ではその携帯電話番号に対応した発券情報が顧客別データーベース41に記憶されているかを照合させる。顧客別データーベース41では、伝達された携帯電話番号により検索し、振り分けられて蓄積されている発券情報の内で該当する携帯電話番号では何枚分が記憶されているかを引き出す。
【0054】この顧客情報振分サーバー40による照合で、その携帯電話番号に対応する発券情報の蓄積が10枚に足らなければ、顧客情報振分サーバー40は特典に対応する信号を照合回路65に伝達しない。携帯電話番号に対応した発券情報が10枚以上も蓄積されている場合には、顧客情報振分サーバー40はその携帯電話番号の持ち主である顧客に特典があると判断し、無料清算信号を照合回路65に伝達する。照合回路65は顧客情報振分サーバー40からの無料清算信号を特典データー出力回路66に伝え、特典データー出力回路66は専用線14により金銭計数回路70にその請求金額を無料にするための請求解除の信号を出力する。
【0055】請求解除の信号を受けた金銭計数回路70は売上表示器73に示された請求金額をリセットし、売上記憶回路72に記憶されていたその顧客の請求金額などの売上情報は消去する処理を行う。店舗の会計係は、顧客にその店舗での食事が無料であることを告げ、金銭の請求は行わない。なお、このような手順により、顧客がクーポン券10を収集したことによる特典を行使したときには、顧客情報振分サーバー40はその顧客の携帯電話番号に対応して蓄積されていた発券情報の内の10枚分を差し引いておく。
【0056】この一連の手順により、顧客が収集したクーポン券10による特典を行使し、一回の食事が無料となる特典を享受することができる。この特典の行使によってそれまで蓄積してきたクーポン券10の枚数の内で、特典に相当する枚数は顧客情報振分サーバー40より消去される。顧客が次の特典を受けるために、前述した発券情報の登録と蓄積の手続きを再度行い、クーポン券10の枚数を蓄積していくことになる。図8は、クーポン券10の発券から特典の行使までの一連の手順を示すフローチャートである。
【0057】〔本発明の他の実施の形態〕また、図9は本発明の他の実施の形態を示すものである。第一の実施の形態では、クーポン券10を発券する発券機11と清算を行うレジスター12は別々であった。第二の実施の形態では、兼用レジスターにより二つの機能を同時に処理することができるものである。すなわち、図1において、券管理装置15に接続される発券機11およびレジスター12に代えて、兼用レジスターを用いる構成であり、券管理装置15その他のシステム構成は第1の実施の形態と同様である。
【0058】<兼用領収書81の発券と特典の蓄積>図9R>9は兼用レジスターから発券された兼用領収書81の紙面を示すものである。この兼用領収書81は無地のロール紙に特定の文字を印字して発券されるものであり、一枚の紙の上半分は領収書部分91であり、下半分はクーポン券部分92となっていて、領収書とクーポン券の両者の機能を有している。領収書部分91には売上品目、売上高、合計額などが印字され、通常のレジスターと同じような領収書の機能を持っている。クーポン券部分92は図3で示したクーポン券10と同じ内容が印字されている。すなわち、その兼用領収書81を発券した発行日47、乱数による発券番号48、その店舗のホームページのURL49、特典を享受できる有効期限50が印刷されている。このように、一枚の兼用領収書81には、金銭を受領した証の領収書部分91と、その店舗が顧客に特典を与えるクーポン券部分92の二種類が印字されたことになる。
【0059】本実施の形態における発券の管理、顧客による発券情報の登録、権利行使の処理手順は、第1の実施の形態と全く同様である。
【0060】
【発明の効果】本発明では、物販店や飲食店などの店舗で発券したクーポン券の管理と蓄積において、発券されたままのクーポン券を顧客がそのまま管理、保存することなく店舗側のサーバーで電子的に管理して蓄積することができる。このため、店舗では、顧客の誘致のために紙類に特典を印刷したクーポン券(サービス券とも呼ぶ場合がある)を発券するが、物理的にクーポン券を顧客が管理する必要がなくなり、顧客の管理負担を軽減させることができる。また、店舗側においても、紙類で発券したクーポン券を一旦サーバーに登録させれば、後の処理においては紙類を受領したりやり取りすることもなく、顧客の特典管理が簡易となる。このクーポン券の発券情報の伝達にはインターネットを利用しているため、何処からでも簡単にサーバーに接続して交信することができる。特に、インターネットを利用して店舗側のサーバーに発信されたクーポン券の発券情報は携帯電話番号ごとに振り分けられて管理される。携帯電話番号はその携帯電話にのみ与えられているため、携帯電話番号がその持ち主を特定することができる。同じ携帯電話番号は二つと存在しないため、簡単な方法で発券情報を振り分けることができる(請求項1の発明)。
【0061】本発明では、店舗側のサーバーで店舗で発券したサービス券を携帯電話の電話番号を手掛かりとして振り分けて蓄積することができる。そして、サービス券による特典の行使においては、携帯電話により架電させてその電話番号を確認することで特典の保有者を特定することができる。携帯電話に振られた電話番号には同じものは無いため、携帯電話の保有者がクーポン券を蓄積した者と判別することができ、特典の保有者を特定するのが容易となる(請求項2の発明)。
【0062】本発明では、店舗側が発券するサービス券の券面には乱数で番号が印刷されているため、連番ではないため第三者がサービス券を偽造することができない(請求項3の発明)。
【0063】本発明では、インターネットを介して店舗側のサーバーに携帯電話で発券情報を送信することができ、何処であっても発券情報をサーバーに蓄積することができる。このため、紙類によりサービス券を保管する必要は無くない、何処からでも気軽に発券情報を自己の特典として蓄積することができる(請求項4の発明)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すシステムの概念図である。
【図2】本発明の発券情報の蓄積と振り分けの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明におけるサービス券に印刷された発券情報を示す平面図である。
【図4】本発明において、発券情報を携帯電話により送信する時の携帯電話の画面を示す説明図である。
【図5】本発明で、サービス券にそれぞれ振られた発券情報と、携帯電話の電話番号でその情報を振り分ける処理を説明する図表である。
【図6】本発明で、携帯電話の電話番号ごとに振り分けられて蓄積されている発券情報の蓄積状況を説明する図表である。
【図7】本発明の発券情報の蓄積による特典の照合を処理する構成を示すブロック図である。
【図8】本発明における、サービス券の発券から特典の照合までの一連の処理を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第二の実施の形態で発券するサービス券の機能を持つ兼用領収書を示す平面図である。
10 クーポン券
11 発券機
15 券管理装置
16 インターネット
18 携帯電話
20 番号解析装置
32 乱数発生回路
38 発券情報管理サーバー
39 発券データーベース
40 顧客情報振分サーバー
41 顧客別データーベース
47 発行日
48 発券番号
49 ホームページのURL
50 有効期限
65 照合回路

【特許請求の範囲】
【請求項1】 店舗側がクーポン券を発券して顧客に配付し、顧客が収集したクーポン券の枚数あるいは券面に印刷された価値の合計値により、店舗側が提供した特典を顧客が享受できる顧客勧誘のシステムにおいて、店舗側が発券するクーポン券のそれぞれの券面には互いに異なった発券情報を印刷すると共に、それぞれのクーポン券の発券情報を券管理装置に記憶させ、さらに顧客からクーポン券登録を受け付けるホームページをインターネットに開設し、顧客が端末装置からホームページにアクセスし、顧客の携帯電話番号およびクーポン券に印刷してある発券情報を電子メールで送信し、券管理装置がその電子メールを受信して顧客の携帯電話番号および発券情報を入手すると、記憶している発券情報と照合して一致したクーポン券と顧客の携帯電話番号を対応付けて管理することを特徴とするインターネットによるクーポン券の管理方法。
【請求項2】 店舗側がクーポン券を発券して顧客に配付し、顧客が収集したクーポン券の枚数あるいは券面に印刷された価値の合計値により、店舗側が提供した特典を顧客が享受できる顧客勧誘のシステムにおいて、店舗側が発券するクーポン券のそれぞれの券面には互いに異なった発券情報を印刷すると共に、それぞれのクーポン券の発券情報を券管理装置に記憶させ、さらに顧客からクーポン券登録を受け付けるホームページをインターネットに開設し、顧客が端末装置からホームページにアクセスし、顧客の携帯電話番号およびクーポン券に印刷してある発券情報を電子メールで送信し、券管理装置がその電子メールを受信して顧客の携帯電話番号および発券情報を入手すると、記憶している発券情報と照合して一致したクーポン券と顧客の携帯電話番号を対応付けて管理し、券管理装置には着信した電話番号を検出する番号解析装置を介して公衆回線を接続しておき、クーポン券による特典を行使する際には顧客が携帯電話で券管理装置に架電すると、番号解析装置がその携帯電話番号を認識して顧客を識別し、券管理装置で管理しているクーポン券の発券情報に値する特典を顧客に享受させることを特徴とするインターネットによるクーポン券の決済方法。
【請求項3】 前記クーポン券の券面には、乱数による不連続で、少なくとも同一日に発券する他のクーポン券とは重複しない番号が印刷されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のインターネットによるクーポン券の管理方法及び決済方法。
【請求項4】 前記端末装置は、インターネットに接続できる携帯電話であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のインターネットによるクーポン券の管理方法及び決済方法。

【図1】
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【図3】
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【図2】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2003−6503(P2003−6503A)
【公開日】平成15年1月10日(2003.1.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2001−191013(P2001−191013)
【出願日】平成13年6月25日(2001.6.25)
【出願人】(593013845)
【Fターム(参考)】