インテリジェントデバイスのネットワークを管理する装置および方法
サーバと通信しているインテリジェント装置のネットワークの管理のシステムおよび方法を開示する。ネットワークの一部である各インテリジェント装置に対して、前記装置と関連するクライアント処理は、指示に関する前記サーバへのクエリの発行を引き起こす前記装置にクエリを発行する。前記クライアント処理の結果として、前記クエリへの制御可能な応答において、前記サーバは、(i)前記装置と関連した使用のために、データおよび指示のうち少なくとも1つを、前記装置にとってローカルの格納のためにダウンロードするステップ、および(ii)前記装置に関するデータをアップロードするステップのうち少なくとも1つを引き起こす。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ネットワークにおける装置を管理するステップ、より具体的には、装置独立性通信インターフェースを使用して装置を管理するステップに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の技術において、クライアント/サーバシステムは、ネットワーク内の装置の状態について報告するために設計されているが、これらのシステムは、装置依存性であり、全ての装置が同じオペレーティングシステム(Linux、Windows(登録商標)など)を作動して同じ言語コードまたはオブジェクトの型を実行することを必要とするという点で制限されている。これらの報告システムは、標準3層アプリケーションアーキテクチャ(データ層、ビジネスロジック層、プレゼンテーション層)を採用する。この3層アーキテクチャはシステム依存性をビジネスロジック層から分離しないため、3層アーキテクチャは異なる装置の種類に再利用性を提供しない。
【0003】
さらに、これらのシステムは報告のためのみで、遠隔管理、構成、自己回復、およびコンテンツ管理のためには設計されていない。よって、従来技術のシステムは適応処理自動化に対応しない。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の一実施例において、異機種ネットワークアドレス可能ソフトウェアコンポーネントを使用して装置のネットワークを管理するための分散プラットフォームが開示される。前記プラットフォームは、インテリジェント制御下で現実の世界において行われる装置上の制御タスクを可能にする。前記プラットフォームはサーバコンポーネントおよびクライアントコンポーネントを含み、その場合は前記クライアントコンポーネントおよびサーバコンポーネントは、ソフトウェア、ハードウェア、またはその組み合わせとすることができるロジックを伴う。各装置は、クライアントコンポーネントと関連する。装置は、前記コンポーネントのロジックを実行するか、または解釈することができる。装置例は、コンピュータ端末、キオスク、プリンタ、ロボット機械、自動販売機、ステレオシステム、感知装置、またはコンピュータネットワークに直接または間接的に接続されることができるその他の機械を含む。前記装置は、前記クライアントコンポーネントを通して前記ネットワークに接続され、前記クライアントコンポーネントを使用して前記ネットワーク上で前記サーバと直接通信する。
【0005】
前記プラットフォームは、前記クライアントコンポーネントが周期的、または装置独立プロトコルを使用するイベントの発生時のいずれかにおいて前記サーバコンポーネントに連絡するように構成される、サービス指向アーキテクチャを提供する。よって、前記サーバは、装置の状態、構成情報、または装置についてのエラー状態に関する警告を受信することができる。前記プラットフォームは、サービスの一群を提供するステップに基づく。サービスは独立処理として存在し、明確な任意機能を有し、一意かつ明確に描かれた責任を提供する。サービスは通信プロトコルと関連する。前記プラットフォームは、前記サーバコンポーネントがサービス要求側(クライアントコンポーネント)からの「要求」を受信し、前記要求を処理し、適切な「応答」を前記装置に関連する前記クライアントコンポーネントに返信するように、作動する。前記クライアントコンポーネントは前記要求が処理される方法、または前記サービスが実施される方法を知る必要はない。前記要求の形式および生じる結果を知る必要があるのみである。このことは前記プラットフォームをモジュール式および相互運用可能にする。よって、前記プラットフォームは、前記装置依存性の分離を提供するサービス指向アーキテクチャと、複数の装置によるビジネスロジックの再利用を可能にするビジネスロジックを組み合わせる。さらに装置は、類似特性を共有するが異種の基本通信プロトコルまたはオペレーティングシステムを有するグループにまとめることができる。
【0006】
前記装置は、状態/エラー情報を提供するためのソフトウェア(スクリプト、機械コード)またはハードウェア(感知装置)を含むことができる前記クライアントコンポーネントを収容することができる。一実施例において、前記プラットフォームの前記クライアントコンポーネントは、エラー状態を報告する前に自己回復を試みるよう構成される。自己回復は、前記装置上のソフトウェアを再起動するか、またはそのスクリプトプログラムを作動することによって生じることができる。また、異なるレベルの報告するステップがあってもよく、例えば、エラー状態が自己回復を通した解決なしである期間にわたって発生すると、前記装置は、ユーザーの指定アドレスにメッセージを送信する前記サーバに連絡する。前記サーバはEメールメッセージを技術者に送信することができる。前記エラーが持続し、これを前記サーバに通信する場合、前記サーバは前記装置を制御する組織内の管理者に連絡するよう構成することができる。
【0007】
前記サーバコンポーネントは、事業規定を入力するためのインターフェースを含む。これらの事業規定は、前記サーバによって、前記クライアントコンポーネントによって、または前記サーバと前記クライアントコンポーネントの組み合わせによって、実行することができる。前記事業規定は、前記クライアントコンポーネントが前記サーバからの前記事業規定を要求すると前記装置に関連する前記クライアントコンポーネントに送信される。複数階級の装置により、または装置のその他の決定を通して、装置の一部類である一意の装置と関連する事業規定があってもよい。前記事業規定は、分類に関してユーザーインターフェースを通してユーザーに提供される。前記分類は装置独立性である。各分類内には、行うことができる1つ以上の動作がある。動作は装置依存性である。前記サーバは、どの動作がどの装置に対して許容可能であるかを知っており、動作を行うことができる前記装置を表示するのみである。前記プラットフォームの一部である各装置と関連するのは、前記装置の履歴(何が前記装置に送信されたか、および何が前記装置から受信されたか)、適用できる規定、構成情報、およびいくつかの装置に対しては、前記サーバコンポーネントから前記装置へ配布されたデジタルコンテンツを示すプロファイルである。
【0008】
装置と関連する前記クライアントコンポーネントは、前記サーバから情報の送信および受信の両方を行うことができ、状態の報告および更新および構成情報の受信を可能にする。前記サーバコンポーネントは、コンテンツ配布、構成データ配布、および前記ネットワーク内の前記装置のそれぞれと関連するデータ報告の受信のための中心位置を提供する。
【0009】
前記サーバコンポーネントは、各モジュールが異なるコンピュータ、コンピュータシステム、またはネットワーク上で独立して動作することができる、複数のモジュールを含むことができる。前記モジュールに対するアーキテクチャは、クラスタ化された環境における展開に対応し、プレゼンテーション、ウェブサービス、ビジネスロジック、データアクセス、およびシステムサービス層を含む全てのアプリケーション層におけるフォールトトレランスを通して高可用性を提供する。J2EE規格に従って、J2EE準拠アプリケーションサーバによって提供されるフォールトトレランス、負荷バランシング、および可用性特徴を活用する。前記データ層におけるフォールトトレランスは、並列データベースプラットフォームを導入することによって対応される。
【0010】
前記クライアントコンポーネントと前記サーバコンポーネントとの間の通信は、通信メッセージおよび通信されている前記サーバの前記モジュールによって、異なるチャネル上または異なるネットワーク上で生じることができる。前記サーバにおけるモジュール間の通信の分割は、拡張可能性、セキュリティ、および単一障害点がないことを提供する。通信は、SOAP、およびHTTPまたはHTTPS上のXMLなどのプロトコルを使用して達成される。前記クライアントにインターネット接続を通して前記サーバへと要求を行わせることによって、前記プラットフォームはファイアウォールによる通信問題を回避する。直接通信およびHTTPセッションは、ファイアウォールの裏でも前記クライアントへのHTTPの転送を可能にする前記クライアントによって確立される。よって、前記クライアントコンポーネントは、SOAPプロトコル構造内の実行および指示に関するコマンドを受信することができる。HTTP上の単純XMLは、添付ファイル、デジタルコンテンツ、およびレポートの送信などのより複雑な機能性のためにSOAPが使用される前記サーバへコンポーネント状態情報を送信するために使用される。
【0011】
前記プラットフォームは、装置プロファイルが前記サーバコンポーネント上に作成される既知の装置で動作する。前記プラットフォーム内の装置の数および種類は前記サーバによって識別され、追加装置は前記サーバコンポーネントを通して追加できるのみである。前記サーバコンポーネントは、前記装置プロファイルが、メタデータとして格納される前記装置の特性を含む、前記装置プロファイルに対するモジュールを含む。本発明の一実施例において、装置がオンラインになり許可された装置として認識されると、前記サーバは構成パラメータを装置へプッシュ配信する。前記装置は、前記サーバから前記構成情報を受け取り次第、前記装置を構成する関連裏慰安とコンポーネントを入手する。よって、前記クライアントコンポーネントは手動で構成される必要がない。
【0012】
前記プラットフォームの前記ユーザーインターフェースは、ユーザーが1つの装置、装置の一群、または全ての装置に対して、エラーパラメータ、報告特性、または自己回復特性を選択できるように、事業規定のカスタマイズを可能にする。この情報は前記装置プロファイルに格納され、装置と関連する前記クライアントコンポーネントが前記サーバに接続すると配布される。前記ユーザーインターフェースは、前記カスタマイズされた事業規定の作成を可能にするダイアログボックスおよびプルダウンメニューの両方に関して構築される。前記ユーザーインターフェースの使用を通して定義される報告および自己回復などの事業規定が前記クライアントに提供されて実行される。エラーレポートに基づいて対象個人に連絡を送出することなどのその他の規定は、前記サーバによって実施される。前記事業規定は、エラー処理、警告および通知、定期報告、および定期保守という5つの分類に分けることができる。前記ユーザーインターフェースは、インターネットの接続を行うこと、およびHTTP/HTTPSを使用してブラウザウィンドウを表示することができるあらゆるコンピュータ/装置からアクセスすることができる。よって、前記サーバコンポーネント上に格納される前記事業規定を構成しているユーザーは、物理的に前記サーバに位置する必要がない。前記サーバコンポーネントにアクセスしているユーザーに提供される各画面/テンプレートは、前の画面から入力された情報に基づく。例えば、ユーザーは、装置の位置、装置の種類、および装置の構成、前記装置と関連する周辺機器、または前記装置プロファイルに格納されるその他の特性に基づく組織的グループに対する事業規定/エラー処理を構成または作成することができる。
【0013】
よって、売上高データおよびデジタルコンテンツまたは装置についての利用情報の追跡を含むインテリジェント分析を行うことができるように、前記ユーザーインターフェースを使用して事業規定およびレポートを構成することができる。エンドユーザーに提供される前記レポートは、エンドユーザーの事業役割に合わせることができる。マーケティング情報はマーケティングユーザーによって制御および更新することができ、販売情報は販売管理者によって監視することができ、エラーレポートはサービススタッフによって監視することができる。
【0014】
本発明の一実施例に従って、サーバと通信しているインテリジェント装置のネットワークの管理の方法を提示する。前記方法は、各装置に対して、指示に関する前記サーバへのクエリの発行を引き起こす前記装置と関連するクライアント処理を確立するステップを含む。前記クライアント処理の結果として前記サーバで受信される前記クエリへの制御可能な応答において、(1)前記装置と関連した使用のために、データおよび指示のうち少なくとも1つを、前記装置にとってローカルの格納のためにダウンロードするステップ、および(2)前記装置に関するデータをアップロードするステップのうち少なくとも1つが引き起こされる。
【0015】
本発明の関連実施例に従って、前記方法は、前記ネットワーク上の選択可能な一式の装置の操作の管理を規定する事業規定の確立を許容する前記サーバと関連したインターフェースを含むことができる。前記サーバ上で作動する事業方法ダウンロード処理は、前記装置レベルで規定を実行する前記選択可能な一式の装置のそれぞれにとってローカルの格納のために、前記選択可能な一式の装置に関する指示のダウンロードを引き起こすことができる。
【0016】
本発明のもう1つの実施例に従って、ネットワークへの接続時におけるネットワーク内インテリジェント装置の自動構成のための方法を提示する。前記方法は、装置と関連するクエリを受け入れるようサーバを構成するステップを含む。前記装置と関連するクライアント処理は、前記サーバへのクエリの発行を引き起こして確立される。前記装置は、前記クエリに少なくとも基づいて前記サーバにおいて認識され、前記装置への構成データの発行を引き起こす。前記装置と関連するクライアント処理は、前記構成データに基づいて前記装置を自動的に構成するために確立される。
【0017】
本発明のもう1つの実施例に従って、ネットワーク内のインテリジェント装置の管理のための方法を提示する。前記方法は、前記ネットワーク接続されたインテリジェント装置の組織的グループを定義する装置特性を含む一式の基準をサーバで受信するステップを含む。前記グループ内のインテリジェント装置のメンバーシップは、前記ネットワーク内のインテリジェント装置の特性を収容するデータベースに基づいて、前記サーバにおいて決定される。前記グループの各メンバーへの信号は前記サーバから送信され、各メンバーに前記グループを定義する前記一式の基準を提供する。装置更新信号は、例えばハードウェアまたは構成に対する更新を有する前記グループのメンバーから受信し、よって、前記更新信号に基づいて、前記サーバは、前記組織的グループにおけるメンバーシップに対する更新済み装置の適格性を自動的に監視する。
【0018】
本発明の関連実施例に従って、前記組織的グループの前記基準の変更は、前記サーバにおいて受信することができる。グループ基準の更新は、各グループメンバーに送信される。ドロップアウト信号は、グループメンバーシップの更新済み基準を満たさなくなった前記グループのメンバーから受信される。
【0019】
本発明のさらなる関連実施例に従って、前記グループの各メンバーに送信される信号は、前記インテリジェント装置と関連するクライアントによって受信することができる。前記クライアントは、前記信号を前記インテリジェント装置によって理解される1つ以上の指示に翻訳することができる。
【0020】
本発明のなおさらなる関連実施例において、前記方法は、前記インテリジェント装置のうちの1つ以外のネットワーク接続された装置から組織的グループ情報の要求を前記サーバにおいて受信するステップを含む。前記組織的グループに関する情報は、前記ネットワーク接続された装置に送信される。各グループは関連アクセスレベルを含むことができ、前記ネットワーク接続された装置からの受信済みアクセスレベルに基づいて、前記サーバは、前記ネットワーク接続された装置がグループ情報を受信できるかどうかを決定することができる。前記関連アクセスレベルは、選択的アクセスを装置特性に提供する。装置特性は例えば、位置、ハードウェアの型、ソフトウェア構成、および装置の種類を含むことができる。前記グループの前記基準の前記変更は、ネットワーク接続された装置によって作り出すことができる。
【0021】
本発明のもう1つの実施例に従って、サーバと通信しているネットワーク接続された装置を管理するためのシステムを提示する。前記システムは、各ネットワーク接続された装置に対して、前記サーバへのクエリの発行を引き起こすクライアント処理を確立するためのクライアント処理モジュールを含む。前記クエリに応答するサーバ処理モジュールは、(1)前記インテリジェント装置と関連した使用のために、データおよび/または指示を、前記装置にとってローカルの格納のためにダウンロードするステップ、および/または(2)前記装置に関するデータをアップロードするステップを引き起こす。
【0022】
本発明の関連実施例に従って、前記サーバ処理モジュールと関連したインターフェースは、前記ネットワーク上の選択可能な一式の装置の操作の管理を規定する事業規定の確立を許容することができる。前記サーバ上の事業方法モジュールは、装置レベルで前記事業規定を実行する選択可能な一式の装置のそれぞれにとってローカルの格納のために、選択可能な一式の装置に関する事業指示をダウンロードすることができる。前記事業方法モジュールは、前記クライアント処理モジュールと前記サーバ処理モジュールとの間で前記事業指示を通信指示から分離することができる。
【0023】
本発明のもう1つの実施例に従って、ネットワーク内のインテリジェント装置の管理のための方法は、サーバに位置する受信機モジュールを含む。前記受信機モジュールは、前記ネットワーク接続されたインテリジェント装置の組織的グループを定義する装置特性を含む一式の基準を受信する。前記サーバに位置するグループ決定モジュールは、前記ネットワーク内のインテリジェント装置の特性を収容するデータベースに少なくとも基づいて前記組織的グループ内のインテリジェント装置のメンバーシップを決定する。前記グループの各メンバー上の前記クライエントに位置する通信モジュールは、前記グループメンバーシップを更新する前記サーバへ信号を送信する。前記受信機モジュールは、前記サーバが前記装置はまだ前記グループのメンバーであるかどうかを決定する更新を有する前記グループのメンバーから更新信号を受信する。
【0024】
本発明の関連実施例に従って、前記システムは、通信モジュールが前記グループメンバーシップを更新する、前記グループの前記基準の変更を示す信号を前記サーバにおいて受信するためのインターフェースを含む。前記グループ決定モジュールは、前記更新信号に基づいてグループの所属を更新することができる。前記通信モジュールによって、前記グループの各メンバーへ送信される前記信号は、前記インテリジェント装置と関連するクライアントによって受信することができる。前記クライアントは、前記信号を前記インテリジェント装置によって理解される1つ以上の指示に翻訳することができる。
【0025】
本発明のさらなる関連実施例に従って、情報モジュールは、前記インテリジェント装置のうちの1つ以外のネットワーク接続された装置からグループ情報の要求を受信し、前記通信モジュールに1つ以上のグループリストを前記ネットワーク接続された装置へ送信させることができる。前記情報モジュールが、ネットワーク接続された装置からグループ情報の要求を受信すると、セキュリティモジュールが関連アクセスレベルを決定することができる。前記アクセスレベルに基づいて、前記セキュリティモジュールは、前記ネットワーク接続された装置が情報を受信することができるかどうかを決定することができる。前記セキュリティモジュールはユーザープロファイルを使用し、ネットワーク接続された装置が情報を受信することができるかどうかを決定することができる。前記セキュリティモジュールは、ユーザーが前記情報の特性を変更することができるかどうかを決定することができる。
【0026】
本発明のもう1つの実施例に従って、コンピュータシステム上での使用のためのコンピュータプログラム製品を、サーバと通信しているインテリジェント装置のネットワークを管理するステップに対して提示する。前記コンピュータプログラム製品は、それの上にコンピュータ可読プログラムを有するコンピュータ使用可能媒体を含む。前記コンピュータ可読プログラムコードは、各装置に対して、指示に関する前記サーバへのクエリの発行を引き起こす前記装置と関連するクライアント処理を確立するコンピュータコードを含む。さらに、前記コンピュータ可読プログラムコードは、前記クライアント処理の結果として前記サーバで受信される前記クエリへの制御可能な応答において、(1)前記装置と関連した使用のために、データおよび指示のうち少なくとも1つを、前記装置にとってローカルの格納のためにダウンロードするステップ、および(2)前記装置に関するデータをアップロードするステップのうち少なくとも1つを引き起こすためのコンピュータコードを含む。
【0027】
本発明の関連実施例に従って、前記コンピュータ可読プログラムコードは、前記ネットワーク上の選択可能な一式の装置の操作の管理を規定する事業規定の確立を許容する前記サーバと関連したインターフェースを含むことができる。前記サーバ上で作動する事業方法ダウンロード処理のためのコンピュータコードは、前記装置レベルで規定を実行する前記選択可能な一式の装置のそれぞれにとってローカルの格納のために、前記選択可能な一式の装置に関する事業指示のダウンロードを引き起こすことができる。
【0028】
本発明のもう1つの実施例に従って、コンピュータシステム上での使用のためのコンピュータプログラム製品を、ネットワークへの接続時におけるネットワーク内インテリジェント装置の自動構成に対して提示する。前記コンピュータプログラム製品は、それの上にコンピュータ可読プログラムを有するコンピュータ使用可能媒体を含む。前記コンピュータ可読プログラムコードは、装置と関連するクエリを受け入れるようにサーバを構成するためのコンピュータコードと、前記サーバへのクエリの発行を引き起こす前記装置と関連するクライアント処理を確立するためのコンピュータコードと、前記装置への構成データの発行を引き起こす前記クエリに少なくとも基づいて前記サーバにおいて前記装置を認識するためのコンピュータコードと、前記構成データに基づいて前記装置を自動的に構成するための、前記装置と関連するクライアント処理を確立するためのコンピュータコードと、を含む。
【0029】
本発明の付加的な実施例に従って、コンピュータシステム上での使用のためのコンピュータプログラム製品を、ネットワーク内のインテリジェント装置の管理に対して提示する。前記コンピュータプログラム製品は、それの上にコンピュータ可読プログラムを有するコンピュータ使用可能媒体を含む。前記コンピュータ可読プログラムコードは、前記ネットワーク接続されたインテリジェント装置の組織的グループを定義する装置特性を含む一式の基準をサーバで受信するためのコンピュータコードを含む。前記コンピュータ可読プログラムコードは、前記ネットワーク内のインテリジェント装置の特性を収容するデータベースに基づいて前記グループ内のインテリジェント装置のメンバーシップを前記サーバにおいて決定するためのコンピュータコードをさらに含む。また、前記コンピュータ可読プログラムコードは、各メンバーを前記グループに所属しているとして識別して、前記サーバから前記グループの各メンバーへ信号を送信するためのコンピュータコードを含む。一実施例において、前記グループの各メンバーは、前記グループを定義する前記一式の基準を備える。いつかの実施例において、前記コンピュータプログラム製品は、メンバーシップの前記基準を満たさなくなった前記グループのメンバーからドロップアウト信号を受信するためのコンピュータコードを含む。もう1つの実施例において、前記インテリジェント装置は、前記サーバにおけるコンピュータコードは前記更新済み装置がまだ前記グループのメンバーであるかどうかを決定する、前記サーバへ更新信号を送信する。前記インテリジェント装置は、よって、前記組織的グループにおけるメンバーシップに対する適格性を自動的に監視することができる。
【0030】
本発明の関連実施例に従って、前記コンピュータプログラム製品は、1)前記組織的グループの前記基準の変更を前記サーバにおいて受信するためのコンピュータコードと、2)各グループメンバーにグループ基準の更新を送信するためのコンピュータコードと、3)グループメンバーシップの前記更新済み基準を満たさなくなった前記グループのメンバーからドロップアウト信号を受信するためのコンピュータコードと、をさらに含むことができる。
【0031】
本発明のさらなる関連実施例に従って、前記コンピュータプログラム製品は、前記グループの各メンバーに送信される前記信号を、前記インテリジェント装置と関連するクライアントによって受信するためのコンピュータコードをさらに含むことができる。前記コンピュータプログラム製品は、前記クライアントにおいて、前記信号を前記インテリジェント装置によって理解される1つ以上の指示に翻訳するためのコンピュータコードをさらに含むことができる。
【0032】
本発明のなおさらなる関連実施例において、前記コンピュータプログラム製品は、1)前記インテリジェント装置のうちの1つ以外のネットワーク接続された装置から組織的グループ情報の要求を前記サーバにおいて受信するためのプログラムコードと、2)前記組織的グループに関する情報を前記ネットワーク接続された装置に送信するためのプログラムコードと、をさらに含むことができる。各グループは関連アクセスレベルを含むことができ、前記コンピュータプログラム製品は、前記ネットワーク接続された装置がグループ情報を受信できるかどうかを前記サーバにおいて決定するためのコンピュータコードをさらに備える。前記関連アクセスレベルは、選択的アクセスを装置特性に提供する。前記装置特性は例えば、位置、ハードウェアの型、ソフトウェア構成、および装置の種類を含むことができる。コンピュータプログラム製品は、ネットワーク化された装置でグループの基準の変更を送信するためのコンピュータコードをさらに含んでもよい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0033】
定義。この説明および付随する請求項で使用されるとおりに、下記の用語は文脈が別段必要としなければ、示される意味を持つものとする。「ハイパーテキスト転送プロトコル」(「HTTP」)という用語は、ブラウザとサーバとの間での交換に対する一式の規定を提供するアプリケーションレベルプロトコルを参照するものとする。それは、ハイパーテキストおよびハイパーメディアなどの情報の転送、およびファイルの種類の認識を提供する。HTTPプロトコルは、TCP/IPなどの転送層プロトコルよりも高いレベルにある。HTTPは、クライアントとサーバとの間の処理状態を把握しないトランザクションを提供する。「シンプル・オブジェクト・アクセス・プロトコル」(「SOAP」)という用語は、非集中的分散環境における情報の交換に対するプロトコルを参照するものとする。それは、1.メッセージの内容およびそれを処理する方法を説明する枠組みを定義するエンベロープ、2.アプリケーションで定義されるデータの種類の例を表現するための一式の符号化規定、および3.遠隔手続呼び出しおよび応答を表すための協定という2つの部分から成るXML基盤のプロトコルである。SOAPは、情報交換の機構としてワールドワイドウェブのハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)およびその拡張可能マークアップ言語(XML)を使用することによって、1種類のオペレーティングシステム(Windows(登録商標)2000など)において作動しているプログラムが、同じまたは別の種類のオペレーティングシステム(Linuxなど)と通信できるようにする。SOAPは、いずれのオペレーティングシステム、言語、またはオブジェクトの型に拘束されることなく、既存のインターネット基盤上で作動する。この仕様で使用されるとおりに、「プラットフォーム」という用語は、前記装置と関連するサーバコンポーネントおよびクライアントコンポーネントを含む前記システムを参照する。「コンポーネント」は、ソフトウェア、ハードウェア、またはその2つの組み合わせのいずれかになり得る。コンポーネントは多くの異なるモジュールから成ることができる。「モジュール」は、特定タスクを行うよう設計されるオブジェクト指向言語におけるオブジェクトなどの、ロジックのブロックである。「インテリジェント装置」という用語は、計算またはテキストの印刷以外の専門タスクを行うよう特別に設計される装置を参照する。制御器およびメモリは前記インテリジェント装置の内部または外部にすることができる。インテリジェント装置のネットワークは、コンピュータのネットワークとは異なる。「性質」、「特性」、および「属性」という用語は、説明および付随する請求項内で同意語として使用されるものとする。「メタデータ」という用語は、データがどのように、いつ、どこで作成され、アクセスされ、修正され、および削除されるかを含む、前記装置についてのその他のデータについてのデータを参照するものとする。例えば、メタデータは、装置の性質、特性、および属性についてのデータとすることができる。「スペース」という用語は、タスク入力およびその結果入力が前記クライアント上に格納される、物理記憶場所を参照するものとする。タスク入力は、前記クライアントが実行する必要のあるタスクについての情報、およびその特定タスクを実行する必要のあるその他の情報を収容する。結果入力は、タスクの実行の出力を含む、特定のタスクの実行の結果についての情報を収容する。
【0034】
図1は、装置独立性インターフェースを使用してネットワーク接続されたインテリジェント装置を管理するためのプラットフォーム100を示す。ネットワーク110は、有線または無線のいずれかのネットワークとなり得る。図示されるインテリジェント装置は、携帯電話120、カジノ端末130、ジュークボックス140、ATM機150、情報表示システム160、およびPDA170を含む。プラットフォームは、サーバコンポーネント180およびクライアントコンポーネント(図示せず)を含む。各装置は、前記装置と通信している関連クライアントコンポーネントを有する。前記クライアントコンポーネントは、前記インテリジェント装置の一部とすることができるが、必ずしもそうではない。前記プラットフォーム110は、前記装置が状態情報を提供し、サービス構成を受信し、配布されたコンテンツを受信し、および前記クライアントコンポーネントを使用してエラー情報を前記サーバコンポーネントに送信することができる、インテリジェント装置120〜170の事業管理のために設計されている。前記プラットフォームにおいて、前記クライアントコンポーネントは前記サーバ180に連絡し、ネットワーク接続110上で指示を要求する。実質的に全ての通信が前記クライエント側から発信する。前記サーバコンポーネント180は、複数のクライアントコンポーネントから要求を受信するためのキューを含む。
【0035】
図1Aは、クラスタ化分散環境における前記プラットフォームを示すブロック図である。前記サーバコンポーネント180は、この実施例において示されるとおりに、ウェブサーバ200A、200B、アプリケーションサーバ201、201B、およびデータベースサーバ202A、202Bから成る。各サーバは別々のコンピュータに備えられ、前記装置と関連する前記クライアントコンポーネントによって要求が行われると処理を配布する。プラットフォーム内に数百、または数千もの装置がある可能性を考えると、前記プラットフォームは、前記サーバコンポーネントがクラスタ化できるように設計される。よって、負荷分散装置210が処理能力に基づいて適切なサーバ(200〜202)に直接要求できるように冗長サーバがある。図示するとおりに、各サーバ(ウェブサーバ、アプリケーションサーバ、およびデータベースサーバ)間に冗長性がある。いくつかの実施例において、前記サーバコンポーネントのモジュールは細分することができ、別々のサーバ上で独立して動作することができる。また、各装置は各自のサーバを有することが可能であり、前記サーバは同じまたは異なるネットワーク上で局所または遠隔に位置することが可能である。
【0036】
図2は、自律サービスおよび前記クライアントコンポーネント220と前記サーバコンポーネント230との間の通信を示すブロック図である。前記プラットフォームは、前記クライアントコンポーネント220およびサーバコンポーネント230を経由してサービスを配布するためのサービス指向アーキテクチャである。サービスは独立処理として存在し、明確な任意機能を有し、一意かつ明確に描かれた責任を提供する。各サービスは各自のプロトコルと関連する。サービスは、前記サービスを作り上げる1つ以上のモジュールまたはオブジェクトによって定義される。サービスに対する通信は、前記装置と関連する前記クライアントコンポーネントによって発信される。サービスの実施詳細は、前記装置からカプセル化される。よって、多くの異なる種類の装置の間で前記サービスを再利用することができる。さらに、前記サービス自体は、別々の実体として保持され、よってサービスの実施の変更は他のサービスに影響を及ぼさない。
【0037】
図2は、3つの個別サービスがある例を示す。第一はコンテンツ配布240である。装置は前記装置のユーザーにコンテンツを表示することができ、前記クライアントコンポーネントは新規または更新済みいずれかのコンテンツを受信するために、前記サーバコンポーネントに要求を行うことができる。例えば、前記装置は、新規音楽が前記クライアントコンポーネント220によって要求されて前記サーバコンポーネント230が前記新規音楽を前記装置に送信する、レコード店に位置する音楽局とすることができる。特定の実施例において、前記サーバコンポーネントは事業規定を適用し、前記装置に配布されるコンテンツを決定することができる。例えば、事業規定を作成して、音楽店のクラシック音楽部門における音楽局にクラシックのコンテンツのみを送信することができる。
【0038】
前記サービスは自主的であるため、前記サービスおよびこれらのサービスに対応するためのモジュールは、複数のコンピュータ、コンピュータシステム、またはネットワークの間で配布することができる。コンテンツ配布に加えて、図2は、構成サービス250および装置状態サービス260という2つの付加的なサービスを示す。再度、通信は、前記装置状態を送信する、または構成更新を要求する前記クライアントコンポーネントによって開始される。サービス間の分離のため、1つのモジュールが前記システム内で故障すると、サービスが中断する可能性があるが、前記プラットフォーム全体は故障しない。
【0039】
図3および4は、前記サーバコンポーネントおよび前記クライアントコンポーネント内で動作して、それぞれサービスを実施する内部モジュールを示す。ハートビートサービス301a、b、遠隔コマンドサービス302a、b、コンテンツサービス303a、b、報告サービス304a、b、およびランデブーサービス305a、bという、1つ以上の関連モジュールを使用することができる5つの分散サービスがある。前記プラットフォームは、前記サービスに対する前記モジュールを3種類に分ける。第一は、前記サーバと前記クライアントとの間で配布される分散モジュールである。分散モジュールは、前記クライアントと前記サーバとの間の通信、およびサービスの配布を可能にする。第二のモジュールの種類は、サーバ側モジュールである。前記サーバコンポーネントモジュールは、もっぱら前記サーバ上で動作する。第三のモジュールの種類は、クライアントコンポーネントのみである。前記クライアントコンポーネントモジュールは、もっぱら前記クライアントコンポーネント内に存在し、前記装置と連動する。
【0040】
図3および4について、前記分散サービスおよびモジュールは今は検討されない。「a」で示される要素はクライアント側モジュール/サービスを参照し、「b」で示される要素はサーバ側モジュール/サービスを示す。図3および4に対する指定なしでここで参照される要素は、前記サーバおよび対応するクライアントモジュール/サービスの両方を参照する。ハートビートサービス201は、基盤および前記クライアントから前記サーバへ装置状態および装置調子情報を送信する方法および手段を提供する完全内蔵型ウェブサービスである。このウェブサービスは、通信およびデータ交換のためにHTTPまたはREST上で単純XMLを使用する。
【0041】
前記遠隔コマンドサービス302は、前記クライアントから前記サーバへ遠隔コマンドを送信するシステム能力を有効にするウェブサービスである。これにより、ユーザーは前記サーバユーザーインターフェースを使用して、前記遠隔クライアント上でOSレベル操作を局所的に実行することができる。これは通信のためにSOAPを使用する。
【0042】
前記コンテンツサービス303は、通信のためにSOAPを使用するウェブサービスである。これおは、スケジューリングおよびサーバからクライアントへの起動情報などのコンテンツ配布パラメータを含む、コンテンツ配布を可能にする。
【0043】
前記報告サービス304は、前記プラットフォームの報告能力を有効にする。これにより、クライアントは、報告および分析のために、事業データおよびサービスログを含む報告データを前記サーバに送信することができる。これは、前記報告データを作成する、およびSOAPを使用してそれを転送する標準的手段を提供する。
【0044】
前記ランデブーサービス305は、クライアントと前記サーバとの間のメタデータおよびライセンス情報を含む構成データを管理および配布するために前記プラットフォームによって必要とされる能力を提供する。この基盤は、前記プラットフォーム上のデータ、および装置特性、エラー処理、および事業規定を含む装置構成の同期化の標準的方法を提供する。このサービスはまた、前記サーバ上で前記ランデブーモジュール305と相互作用し、あらゆる構造または事業規定を検出して前記規定を変更するためのインターフェースを提供する。前記ランデブーサービスはまた、装置特性およびメタデータおよび前記サーバおよび前記クライアント上の装置配置情報を管理する前記装置配置モジュール306bと相互作用する。前記エラー処理モジュール307bは前記ランデブーサービス305aと連動し、ユーザーが前記サーバ上のエラー処理企業規定を構成して前記規定を前記クライアントに送信できるようにする。これらの規定は、サービスプロビジョニングおよび自己改善措置を含む。このモジュールのワークフローは、段階的拡大および通知にも対応する。このモジュールは、これらの規定を構成するためのモジュールを提供する。前記ランデブーモジュール305aは前記ランデブーサービスを使用してこれらの規定を配布し、前記Catapult事業規定モジュールは前記クライアント上で前記規定を実行する(図4参照)。
【0045】
前記サーバコンポーネント308aの前記警告および通知モジュールは、前記システム上の警告を監視するための企業規定の構成を可能にし、通知を注意に対して適切な送り先に送信する。このモジュールは、これらの規定を構成するためのモジュールを提供する。前記ランデブーサービスは、前記クライアントコンポーネントにおける前記企業規定モジュール309bがこれらの事業規定を実行する場所である前記装置にこれらの規定を配布する。
【0046】
前記サーバのスケジューリングモジュール310aは、保守活動、サービスレポート、事業レポート、およびコンテンツ配布および有効化をスケジュールするための共通基盤を提供する。前記企業規定モジュール309aは、エラー処理、警告および通知、および定期動作を含む全装置監視事業規定を実行することに対して責任がある。この事業規定エンジンは、前記サーバおよび前記クライアントがそれらを実行することに対して責任があるという全ての事業規定を実行する。前記遠隔コマンドモジュール311aは、前記クライアントコンポーネントが前記装置上で局所的に行うことができるシステムレベルまたはOSレベル操作を行う。このモジュールは前記クライアント上でこの特徴を有効にするために必要とされる基盤を提供し、ユーザーが前記サーバからそれと相互作用できるようにする。
【0047】
前記コンテンツ配布モジュール312aは、コンテンツアップロード、スケジューリング、および有効化を含む、前記システム上のコンテンツ配布の全側面を処理する。このモジュールにより、ユーザーは前記サーバ上のコンテンツ配布パラメータを構成することができる。それはまた、コンテンツ導入および有効化を含む、前記クライアント上の全てのコンテンツ配布操作を実行する。それは、コンテンツの配布のためのコンテンツサービスを利用する。
【0048】
前記報告および分析モジュール313aは、データ操作および前記サーバ上の報告のスケジューリングを含む、前記システム上のレポートの全側面を処理する。このモジュールにより、ユーザーは前記サーバ上の報告パラメータを構成することができる。それはまた、報告データ生成を含む、前記クライアント上の全ての報告操作を実行する。それは、報告データの転送のための報告サービスを利用する。ライセンスモジュール314は、位置管理、前記サーバのライセンス供与との通信、位置反復の監視および禁止を含む、前記サーバ上での全てのライセンス供与の側面を管理する。このモジュールはまた、前記クライアント上でライセンス情報を生成し、前記ランデブーサービスを使用してそれを前記サーバに送信する。これらのモジュールのそれぞれはサーバおよびクライアント側の間で情報を通信するため、前述したモジュールのそれぞれにはクライアント側およびサーバ側両方の実施がある。
【0049】
サーバ専用モジュールをここで検討し、図3で表される。ユーザーアカウントモジュール315aは、ユーザーの役割および許可を含む、前記システム上のユーザーアカウントを管理する。前記システム上の許可は粒度が細かく、前記システム上の機能性および装置への低レベルアクセスに基づいてユーザーが前記システム上に役割を作成できるようにする。前記装置プロファイルにより、ユーザーはメタデータに基づいて前記システム上の装置を編成し、装置をより良く説明して企業の事業プロセスに従ってそれらを効果的に管理することができる。これは前記装置プロファイルモジュール316aによって処理される。このモジュールにより、ユーザーはメタデータに基づいて前記システム上でサービス、コンテンツ、および装置の事業プロファイルを作成することができる。これらのサービスが知的かつ効果的にそのサービスを提供できるように、プロファイルは後に他のサービスによって使用することができる。
【0050】
装置検索エンジン317aは、前記システムの能力の検索および選別を可能にする。このエンジンにより、ユーザーはメタデータおよびエラー状態に基づいて装置に対する前記システムを検索することができる。それはまた、一般的な検索能力も提供して、ユーザーが前記ユーザーインターフェースをより有効かつ機能的にするための項目の区分および一覧内で検索ができるようにする。
【0051】
前記サーバはまた、通知枠組み318aも含む。通知枠組み318aは、前記サーバ上でのカスタム通知動作を作成するステップ、およびそれらを前記サーバ上の警告および通知およびエラー処理のワークフローおよび事業プロセスへ組み入れるステップを可能にする。これは外部企業システムとの一体化を容易にし、顧客関係管理(CRM)システム、ヘルプデスク、およびサポートシステムおよびレガシーシステムを含むエンタープライズ・アプリケーション・インテグレーション(EAI)に対する基盤を提供する。
【0052】
マイCatapultモジュール319aは、前記システム上でのユーザーの最も頻度の高い動作および挙動ならびにユーザーの優先に基づいて前記システムの個人ダッシュボード表示を提供する。マイCatapultは、報告および分析、警告および問題のある装置、ユーザーアカウント、コンテンツ配布ならびにクイックリンクおよびお気に入りからの構成要素を含む。
【0053】
クライアント専用モジュールは図4に示され、コンポーネント枠組みを含む。前記コンポーネント枠組み320bは、アプリケーションプログラムおよびハードウェアコンポーネントなどのクライアントコンポーネントを追加およびカスタマイズするための基盤を提供する。このモジュールは、これらのコンポーネントの遠隔管理能力を有効にし、前記ランデブーサービスを使用してこれらのコンポーネントを構成するための標準インターフェースを提供する。ジョブ枠組み312bは、特定事業プロセスを実施し、それを前記クライアントコンポーネントに組み入れるためのインターフェースを提供する。スペース枠組み322bは、タスクに対するメモリおよび前記クライアント上のジョブ実行を管理する。それは、ビジネスロジックおよびプロセスをカプセル化する入力を格納する。前記スペース枠組みは、アドホック基準または定期的に要求されるとおりに、スペース内の入力への同期アクセスを提供し、結果オブジェクトとして結果を前記スペース内に同時に戻す際に前記入力を処理する。
【0054】
図5および6は、前記クライアントおよびサーバに対する7層アプリケーションアーキテクチャを示す論理的配線図である。サービス特有モジュールが前記データおよびシステムアクセスモジュールから分離されるため、前記7層アーキテクチャは再利用性を許容する。よって、前記ビジネスロジックは装置独立性であり、異なる種類の装置に対して再利用することができる。
【0055】
図5は前記サーバに適用できる層を示し、図6は前記クライアントに適用できる層を示す。前記7層とは、企業システム500、システム装置アクセス501、データアクセス502、ビジネスロジック503、ウェブサービス505、プレゼンテーション506、タスク処理層(前記クライアントに位置する)である。前記プラットフォームをこれらの層に分離することによって、前記層は装置/オペレーティングシステム独立性のままとなることができる。また、この分離は実施複雑性を軽減し、前記製品の安定性を増大させる。
【0056】
前記プレゼンテーション層506は特定アプリケーションに対する(ユーザーインターフェース)サービスを提供すること、およびユーザー相互作用を管理することに対して責任がある。前記層分離によって、ユーザーインターフェースの外観の素早い改変は、他のアプリケーションに対する影響なく、新たなユーザー要求およびビジネスニーズを満たすことができる。前記プレゼンテーション層506は、同じ事業プロセスフローサービス、中心サービス、およびデータアクセスサービスを使用することによって、ウェブアプリケーションに対するHTMLページまたは無線アプリケーションに対するWMLページを作り出すことができる。
【0057】
前記ウェブサービス層505は、前記アプリケーション内のウェブサービスの容易な一体化を可能にする。この層は全てのサービス終点インターフェースを含み、クライアントサービス要求を処理する。それはデータバインディングおよび前記サーバと前記クライアントとの間の中心アプリケーション機能性にアクセスするための共通機能性を提供する。この層は、前記アプリケーションビジネスロジックが通信から独立するように、XMLメッセージデータを分離する。
【0058】
前記メッセージ層は、翻訳、セキュリティ、およびクライアントおよびサーバからの基本通信プロトコルを抽象化することによって分散システム内のより緩い結合を可能にするメッセージ指向ミドルウェア(MOM)を提供する。この層はまた、企業メッセージバスとして前記ウェブサービス層505によって使用され、SOAP(シンプル・オブジェクト・アクセス・プロトコル)およびXML基盤メッセージを使用して前記クライアントと前記サーバとの間の非同期通信を可能にする。この層はJava(登録商標)メッセージングシステムJMSおよび企業メッセージ駆動型ビーンを活用する。
【0059】
前記ビジネスロジック/ワークフロー層503は、事業プロセスサービスを提供することに対して責任がある。これらのコンポーネントは規定の事業規定に基づいて複数の中心機能的サービスを調整する。事業プロセスフローロジックを前記中心サービスから分離すると、これらのサービスの再利用性が有効になる。
【0060】
図3の枠組み/システムおよびデータアクセスコンポーネントと同じ前記データアクセス層502は、データがどこにまたはどのように格納されるかにかかわらず、前記アプリケーションコンポーネントに対する共通データアクセスサービスを提供する。この層分離は、アプリケーションデータが多くの異なるデータプラットフォームに格納できるように前記データ下部を分離する。よって、前記アプリケーションに対する変更は、前記データアクセス層に影響するのみである。これは、基本データ構造ならびに接続詳細を分離し、データ持続性を管理する。
【0061】
図3のシステムサービスと同じ前記システムサービス層501は、アプリケーションに標準サービスを提供する。これらのサービスはコンポーネントの名付けおよびオブジェクト検索を含む。セキュリティおよびディレクトリサービスもまた、システムサービスと考慮される。例えば、セキュリティおよびディレクトリサービスは、アプリケーションを通して活用することができる。セッション管理などいくつかのサービスは、前記プレゼンテーション層のみに含むことができる。
【0062】
企業システム層500は、データ格納、ジャバメッセージングシステム(JMS)およびメールなどのサービスを提供することに対して責任がある。前記データ層502は、物理データ格納を提供することに対して責任がある。前記データは複数の関係方データベースおよび/またはレガシーシステムに格納することができる。前記プラットフォームは、Oracle、MS SQL、DB2、MySQLおよびPostgreを含む複数のデータベース構成に対応する。複数のデータベース対応は、JDBCおよびHibernateの使用を通して利用可能となる。
【0063】
前記ウェブサービスアクセス層505は、ウェブサービスにアクセスするための共通インターフェースを提供する。前記インターフェースはクライアントの前記サービスとの相互作用の開始点である。この層はまた、クライアント要求の送信、およびサーバ応答の受信ならびにサーバの位置付けなどの他の責任も処理する。この層はまた、前記要求を前記ビジネスロジックに委譲する前に、前記ウェブサービスアクセス層内の同等なオブジェクト表現にXML文書をマッピングするステップを処理する。
【0064】
前記タスク処理層504は、タスクにカプセル化される全てのビジネスロジックおよび前記スペースに格納される結果オブジェクトを保持する。それは、スペース入力の管理、およびマスターオブジェクトがタスクの要求を生成し、結果が書き込まれて結果オブジェクトから回収できる要求された事業プロセスを実行するための基盤を提供する。
【0065】
図7は、前記プラットフォーム700の物理的な表示のブロック図を示す。前記物理的表示は、前記ハードウェア上に前記ソフトウェアをマッピングするステップを説明し、前記システムの前記サーバ側の分散側面を示す。図7は、アプリケーションが前記物理的サーバに対して配置される方法、およびそれらの互いとの主な相互作用を図式的に表す。よって、前記ウェブサービス705、アプリケーションサービス701、データベース702、メールサーバ703および企業システム704は、物理的または論理的いずれかで分離される。
【0066】
前記システム内の冗長性は、冗長ハードウェアを追加し、クラスタ化環境を構成することによって、処理される。前記環境は、セッション反復およびトランザクション管理を含む。フォールトトレランスは、クラスタ化環境を実施することによって処理される。アプリケーションサーバ701は、前記サーバのうちの1つが故障した場合に備えて前記フォールトトレランスおよび二重安定装置の低レベル実施を処理する。
【0067】
前記プラットフォームは、前記サーバ側のクラスタ構成内に多くのハードウェアを追加することによって拡大することができる。前記アプリケーションサーバ701は、前記クラスタ化環境において異なるノード間で負荷を分配することの詳細を処理する。
【0068】
前記プラットフォームの一部である前記装置のそれぞれは、まず前記サーバコンポーネント700に進入し、前記装置および前記付随するクライアントコンポーネントに対するプロファイルを作成する。前記クライアントコンポーネントは前記装置に、または前記装置と連動して設置され、初期化の際に前記サーバコンポーネントに連絡する。前記サーバコンポーネントは前記装置を識別し、これが最初の接続であることを認識する。前記サーバコンポーネントは前記装置に対する構成情報を自動的に回収し、前記構成情報を前記クライアントコンポーネントに送信する。前記構成情報を受信した後、前記クライアントコンポーネントは前記装置に対する前記構成パラメータを設定し、そして前記装置がアクティブとなり前記プラットフォーム内で使用する準備ができる。
【0069】
図7Aは、前記ネットワークレベルにおける前記プラットフォームのセキュリティ図を示すモデルである。すでに述べたとおりに、前記サービスおよびモジュールは複数のサーバにわたって配置することができる。非武装地帯はファイアウォールを構成することによって作成される。前記公的DMZ(非武装地帯)715により、ユーザーはインターネット716を通して前記プラットフォームに連絡することができる。前記私的DMZ716内のサーバは、インターネット基盤のユーザーによって直接連絡を受けることができず、前記公的DMZ715内のサーバを通して間接的に連絡を受けることしかできない。矢印で示されるとおりに、前記サーバコンポーネント内へのトラフィックは、左から右へ通過できるのみである。前記公的DMZサーバ715は要求/データを前記私的DMZ716へ渡すことしかできず、前記私的DMZ716は要求/データを前記内部ネットワーク717へ渡すことしかできない。通信は前記内部ネットワーク717から前記私的DMZ716に、または前記公的DMZ715に、または前記インターネット715にも直接行うことができる。サーバ間の通信は、HTTP通信ポートであるポート80を通す。前記サーバコンポーネント700の前記モジュールは、前記DMZ内の私的ネットワークに位置するべき前記アプリケーションサーバ701上に備わっている。前記SMTPサーバ703およびデータベースサーバ702などのその他の企業システムは、役割ベースのセキュリティ、ユーザー認証、および極秘データの暗号化を使用して無許可アクセスから保護されるよう前記DMZ域内の前記私的ネットワーク716に位置するべきである。前記サーバコンポーネントを往復するインターネット上のデータトラフィックの暗号化は、セキュア・ソケット・レイヤー(SSL)プロトコルを使用して行われる。特定の実施例において、前記ウェブサーバ705と前記SMTPサーバ703との間のトラフィックは、メール操作を行うための所定のポートを通してのみ可能となる。特定の実施例において、前記ウェブサーバ705と前記データベースサーバ702との間のトラフィックは、データベーストランザクションを行うための異なる所定のポートを通してのみ可能となる。前記データベースサーバ702は、前記装置プロファイルおよび前記ユーザープロファイルなどのデータを収容する。前記ネットワークおよびファイアウォールセキュリティ基盤に加えて、前記アプリケーションおよびデータベースレベルが中間階層によって保護される。前記中間階層は、役割ベースセキュリティ、ユーザー認証、および暗号化を使用する。
【0070】
図8〜23は、前記サーバコンポーネントと関連する前記ユーザーインターフェースのスクリーンショットである。図で示されるとおりに、矢印は選択済みタスクを指し示す。ユーザーは、マイCatapult、装置、装置プロファイル、規定、ユーザー、ソフトウェア更新、コンテンツパッケージ、およびレポートから選ぶことができる。前記アプリケーションレベルプロトコルはSOAPを使用するHTTPなので、前記インターフェースはどこからでもインターネット接続を使用してアクセスすることができる。よって、前記ユーザーインターフェース(「UI」)は前記サーバ自体において、またはウェブブラウザを使用して遠隔位置にてアクセスすることができる。図8は、ユーザーが前記サーバにログインしてその身元を認証した後にブラウザ内部に現れるユーザー状態ウィンドウ(マイCatapult)800を示す。前記ユーザー状態ウィンドウは、しなければならないことの一覧803、受信箱内のメッセージ802、および行われたあらゆる分析801を示す。前記分析区分801で示されるとおりに、既定の店に対して全ての接続された装置が機能していた時間の割合を表示するレポートが示される。
【0071】
特定の実施例において、ユーザーは、図3からの前記装置プロファイルモジュール316aにアクセスすることによって、装置構成プロファイルを作製することができる。前記装置構成プロファイルは装置属性を示し、ユーザーが共通の装置種類に対する装置属性を再入力する必要がないように、再利用することができる。例えば、ユーザーは「キオスク」に対するプロファイルを定義することができる。前記プロファイルは、例えばプロセッサの種類、通信プロトコル、印刷能力、およびネットワーク接続などの属性といった、前記装置を説明するために使用できるあらゆるメタデータを含むことができる。よって、キオスクプロファイルに対する前記共通属性が定義されると、その往路ファイルはそれぞれの以降のキオスク装置に対して再利用することができる。図8Aで示されるとおりに、ユーザーは、矢印で指し示されるとおりにタブ指標付き装置プロファイル800を選択する。そしてユーザーは前記装置プロファイルに対する特性を設定する。例えば、ユーザーは特定の店810または特定の都市820に位置する全装置に対する装置プロファイルを定義することができる。前記サーバは、前記プロファイルと関連する前記装置を自動的に維持する。前記プラットフォームの前記サーバ側は、既存のプロファイル定義の変更を、前記プロファイルと関連する前記装置に自動的に広める。同様に、ユーザーがプロファイルの割り当てを切り替えたり、またはプロファイルの属性を修正すると、前記サーバは前記サーバの能力によって、装置の関連性を更新または削除する。
【0072】
ユーザーはまた、1つ以上の共通属性を共有する装置のグループ化を作成することもできる。属性は制限なく、位置、連絡先情報、ソフトウェア/ハードウェア構成、ライセンス供与状態、装置エラー、外部参照情報、および/またはバージョニング情報を含むことができる。図8Bで示されるとおりに、ユーザーは前記装置タブ820を選択して「組織的グループ」を作製する。前記組織的グループは、前記組織的グループにそれらを設置するためにユーザーが装置を明確に選択することを必要としない。ユーザーは前記グループに対する装置属性を選択することができる。例えば、ユーザーは特定の装置の種類825または特定の装置の状態(アクティブ、非アクティブ、全て)800を選択することができる。そして前記サーバは前記基準を満たす全ての装置を検索し、これらの装置のリストを作成して前記リストを前記サーバと関連するメモリに格納する。そして前記サーバは前記グループの各メンバーに前記グループ基準のリストを配布する。例えば、前記装置にグループ属性がなくなるようにハードウェアアップグレードを通して前記装置属性が変更された場合、前記装置は前記サーバに連絡する。一実施例において、前記サーバは、前記グループ基準にアクセスし、前記インテリジェント装置の前記更新済み基準を前記グループ基準と比較することによって、前記インテリジェント装置がまだ前記グループの一部であるべきかどうかを確認する。その他の実施例において、前記装置は信号を前記サーバに送信し、前記装置がもう前記葬式的グループのメンバーではないことを示す。そして前記サーバは前記インテリジェント装置を前記組織的グループリストから外して、前記グループに対する更新を伴って前記インテリジェント装置に連絡することはなくなる。それぞれ異なる装置属性を有する複数の組織的グループがあってもよいことを理解すべきである。また、組織的グループは、インターネットを通してユーザーによって前記ウェブインターフェースを通してアクセスすることができる。よって、複数のユーザーが組織的グループを使用することができ、前記組織的グループ内の装置についての情報を得ることができる。異なる権限レベルを持つ異なるユーザーが同じ組織的グループにアクセスすることができるが、前記グループに対する認定された情報にしかアクセスできない。
【0073】
前記組織的グループの作成者などの認定ユーザーは、前記サーバにアクセスして組織的グループに対する前記属性を変更することができる。前記サーバは、前記組織的グループリストを更新し、前記属性変更に基づいて前記グループに対する前記装置の状態に関して現在のグループメンバーのそれぞれおよび新規グループを更新する。前記グループメンバーを更新する過程は、ユーザーによる介入なしで自動的に発生する。結果として、組織的グループは多数の装置の管理のための機構を提供する。属性を基盤としたグループ化および再グループ化はユーザーの介入なしに行われる。
【0074】
また、複数のユーザーが、組織的グループ内の装置についての情報を得るために組織的グループに遠隔的にアクセスして使用することができる。レポートは組織的グループに関して定義され、ユーザーは前記サーバへのウェブインターフェースを通してログインすることができ、前記ウェブサービス層、および報告が望ましい場合は前記報告サービス、または例えば前記事業規定の更新が望ましい場合は前記ランデブーサービスにアクセスする。
【0075】
各装置に対して、または前記プラットフォーム内の装置のグループに対して、一式の事業規定を開発することができる。ユーザーは単一装置に対する、または組織的グループに対する事業規定を定義することができる。図8Cは、事業規定840、装置プロファイル850、および組織的グループ860の関係を示す。ユーザーは事業規定840を使用して装置プロファイル850を定義することができる。また、組織的グループ860は、図の中の矢印で指し示されるとおりに、装置プロファイル850および事業規定840を使用することができる。
【0076】
図8の規定ボタンを選択した後、ユーザーは前記サーバへのHTTP伝達を引き起こし、新規画面が前記規定に対して表示されて前記事業規定モジュール309Aにアクセスする。図9は前記事業規定ページのスクリーンショットを示す。そしてユーザーは様々な規定分類900から選択して新規規定を作成することができるか、またはユーザーは既存の規定から選択することができ、エラー処理モジュール307aにアクセスする。図10で示される画面は、ユーザーが新規エラー処理規定を設定することを選択するとユーザーに提示される。そしてユーザーは前記プロファイル内の前記装置のうちいずれからも選択することができる。図示されるとおりに、ユーザーは選択することができる1,000の装置のリストを提供される。ユーザーは「条件を使用して装置を検索する」ボタン1001を選択することによって装置を選別することができるか、またはユーザーは「装置の種類を選択する」ボタン1002を選択することによって、ユーザーが前記規定に対して実施を望む装置の特定種類を識別することができる。さらに、ユーザーは装置プロファイル1003に基づいて装置を選択することができ、装置プロファイルモジュール316aにアクセスする。図11は、チェックマーク1100によって指し示されるとおりに、前記エラー処理メッセージを作成するために8つの装置がこの例において選択されていることを示す。図12は、それに対して共通規定を作成することができる、選択された前記装置の全てのコンポーネント1200の全てを示す。図12において、ユーザーはプリンタ1201に対する規定を作成することを選択している。ユーザーは次ボタン1202を選択し、図13で示されるとおりにコンポーネント状態/エラー種類画面1300を提示される。前記画面は、プリンタ1301と具体的に関連する選択可能なエラー/問題1301を表示する。前記画面はまた、特定のエラー種類について前記プリンタに対する状態1302の選択も可能にする。図13において、「クレジットカード読取機障害閾値」1303というエラーは、状態選択1204を含み、ユーザーはドロップダウンツールからの複数の割合より選択することができる。図示するとおりに、複数のエラー/状態を組み合わせて複合エラー要件を形成することができる。その他の装置に対するその他の多くのエラー状態があってもよいが、プリンタと関連するエラーのみが選択に対して提供される。よって、前記システムはその状況に応じた情報を提供する。状況対応性は、前記選択されたサーバ、前記選択された組織的グループ/装置、ユーザー権限、位置、および前記装置についてのメタデータを含む多数の変数に基づくことができる。前記エラー/状態に基づき、前記プラットフォームは、前記クライアントコンポーネントによって、前記エラー/状態の状況が発生するとまたは前記サーバによって行われるステップの選択を可能にする。図14で示されるとおりに、選択される前記事業規定1400は、スクリプトを作動し、前記スクリプトが失敗した場合は規定の時間の後に警告を送信するものである。ユーザーは、行われる措置1401、以降の措置がとられるべきかどうか1402、および前記措置に対する条件文を選択することができる。とられる前記措置は、前記クライアントコンポーネント上または前記サーバコンポーネント上で発生することができる。例えば、前記スクリプトが前記クライアントコンポーネント内で解釈され、前記警告が前記サーバコンポーネントから発信する。図15は、エラー処理事業規定が作成される時に提示される最終画面である。図9〜23の前記スクリーンショットは説明目的で提供され、多くの異なる組み合わせの事業規定およびレポートを、図1〜8および図24〜25で開示される前記システムアーキテクチャを使用して、前記ネットワーク内の前記インテリジェント装置に基づいて作成できることを認識するべきである。
【0077】
図16は、前記装置アイコン1600が前記ウェブブラウザウィンドウの最上部にあるバーから選択されると生じるスクリーンショットである。前記装置アイコン1600は矢印でハイライトされている。ZenPhoto1602と名付けられた装置に対する装置情報を示す画面の左側にある装置の表示1601は、前記画面の右手側に表示されている。ユーザーは前記装置の表示において装置間を移動することができ、異なる装置スナップショットが新規画面上に提示される。同様に提供されるのは、動作、履歴、規定、およびプロファイルを含む一連の選択バー1603である。ユーザーは、結果として新規画面の表示となる前記バーの選択によって、この情報間を移動することができる。前記選択バーはまた、前記選択済み事業規定、装置、位置、メタデータ、または装置特性などの変数に基づく状況依存性でもある。前記装置スナップショットは、前記装置および同様に前記付随するクライアントコンポーネントについての情報を提供する。図示されるとおりに、前記ZenPhoto装置は、CPU、ディスクドライブ、スキャナ、ビルアクセプタ、プリンタ、およびメディア読取機を含む。前記装置は、写真キオスクまたは音楽局として使用することができる。ユーザーが前記装置についてのさらなる情報を知りたい場合は、異なる選択バーを選択することができる。
【0078】
図17は、前記履歴選択バーが図16に示すとおりに選択された時の履歴表示を示す。装置の動作は前記クライアントコンポーネントによって記録および保存され、結果として生じる情報は、提示のために前記サーバコンポーネントへ渡される。前記サーバは、前記クライアントコンポーネントが通信を開始する結果として前記情報を受信する。図示されるとおりに、前記装置は、前記クライアントコンポーネントに装置再起動1701を引き起こさせた紙幣読取機エラー1700、および前記クライアントコンポーネントに前記アプリケーション1703を再起動させたオフラインプリンタ状態1702を含む多数のエラー状態(前記エラー状態が、エラー状態事業規定を作成することによって前記装置に対して以前定義された)に遭遇している。
【0079】
図18は、前記コンテンツ配布モジュール312aおよび前記コンテンツ配布サービス303aにアクセスする前記デジタルコンテンツアイコン1800の選択を示すスクリーンショットである。前記画面は、前記デジタルコンテンツのタイトル1801、転送が認定されているかどうか、前記デジタルコンテンツの状態1802、前記デジタルコンテンツを分類するための部類1803、ならびに前記対象装置1804、および前記転送に対する日付および時間1805を示す。ユーザーはデジタルコンテンツのリストを選別することができ、また対応するボタンを選択することによって前記配布スケジュールを編集、削除、有効、無効、または変更することができる。すでに示したように、ボタンがユーザーによって選択されると、前記ボタンを図式的に選択することによって入力装置を使用して、指示が前記コンピュータ端末からXML/SOAPメッセージとして、前記サーバコンポーネントのモジュールからの表示に対して適切な画面を要求するHTTPを通して伝達される。
【0080】
図19は、「配布スケジュールを変更する」バーの選択後に提示されるスクリーンショットである。前記装置のうち全ての前記プロファイルから、前記サーバコンポーネントは、デジタルコンテンツを受信することができる前記装置を選別し、それらの装置が提示され、ユーザーによって選択可能である。図19では、ZenCheck装置が選択されている。
【0081】
図20は、ユーザーが「ボストン地域バレンタインの宣伝」2000である前記デジタルコンテンツの配布に対する時間および日付を選択できるようにするスクリーンショットである。ユーザーは利用可能な様々なパラメータを設定し、前記サーバに情報を伝達し、かつ前記プラットフォームの一部である特定の装置への所望のデジタル媒体の伝達をスケジュールする次ボタンを選択することができる。図21は、前記デジタルコンテンツのダウンロードが前記ZenPhoto装置に対してスケジュールされていることを確認するスクリーンショットである。前記サーバモニタの前記モジュールおよびサービス、前記インテリジェント装置と関連する前記クライアントアプリケーションの前記コンテンツ配布モジュールによって発信される定期または周期的更新を受信する前記コンテンツ配布状態。ユーザーは状態に対する事業規定を作成することによって、前記状態更新を生成することができる。
【0082】
情報を前記装置と関連する前記クライアントコンポーネントに提供することに加えて(デジタルコンテンツ、事業規定、構成情報)、前記サーバコンポーネントは、前記装置について前記クライアントコンポーネントから受信した情報に基づいてレポートを作成することもできる(状態情報)。図22で示されるとおりに、ユーザーはレポートアイコン200を選択している。そしてユーザーは閲覧のために所定のレポートを選択するか、またはレポートを作成することができる。ユーザーがレポート2201の作成を決定すると、各画面が以前の選択に基づいている一連の画面が提供される。よって、ユーザーに提示される前記画面は、ユーザーによって選択および提供される前記情報のうち全てに左右される。図23は、「プロファイルによるログ活動」と題された所定のレポートが選択された時のスクリーンショットを示す。レポートを作成する際に、ユーザーは前記報告モジュール313aを使用する。前記報告モジュール313aにより、ユーザーは報告パラメータを構成することができる。前記報告モジュールはまた、報告データ生成を含む、前記クライアント上の全ての報告操作を実行する。前記企業規定モジュール309aと共に前記報告モジュール313aを使用して、所定のイベントまたは特定の装置の種類に基づいて生成されるレポートを作成することができる。
【0083】
図24および25は図3および4のより詳細な図をそれぞれ提供し、より具体的には、図24は前記サービス相互作用層2400、前記プレゼンテーション層2401、および前記サービス処理層2404を含む様々な層、および前記層内の前記モジュールを示す。これらのモジュールは、図3で示されるとおりに、前記サービスおよび対応するアプリケーションモジュールに対応する。
【0084】
前記プレゼンテーション層2401は最初に対応される。前記モデルモジュール2401は、事業分野およびその分野へのアクセスおよび修正を提示する。前記モデル2410は、表示に対する能力を提供して状態についてのモデルのクエリを行い、それが変更すると表示に積極的に通知することができる。前記モデルは、事業プロセスを有効にすること、または前記モデルの状態を変更することに対して責任がある。前記表示モジュール2411は、モデルのコンテンツを表示する。前記表示モジュール2411は、前記モデルモジュール2410からデータにアクセスし、そのデータがどのように表示されるべきかを特定する。前記表示モジュール2411は、前記モデルモジュール2410が変更するとその表示における一貫性を維持することに対して責任がある。前記表示モジュール2411は、ユーザー動作/要求を前記制御器モジュール2412に転送する。前記制御器モジュール2412はアプリケーション挙動を定義する。前記制御器モジュールはユーザー動作/要求を解釈し、それらを前記モデルモジュール2410によって行われる作用にマッピングする。ウェブアプリケーションにおいて、前記動作/要求は、GETまたはPOST HTTP要求として表示される。前記モデルモジュールのコマンドの結果に基づき、前記制御器モジュール2412は、前記ユーザー要求に対する応答の一部としてレンダリングされる表示を選択する。
【0085】
前記サーバはサーブレットおよびJSP(Java(登録商標)サーバページ)の両方の使用を組み合わせるため、前記サーバコンポーネントは動的コンテンツのために働くことができる。それは、前記プレゼンテーション層およびサーブレットをレンダリングしてプロセス強化タスクを行うためにJSPを使用して、両方の技術の優勢な強みを活用する。ここで、前記サーブレットは前記制御器として働き、要求処理および前記プレゼンテーション層によって使用されるあらゆるビーンズまたはオブジェクトの作成、ならびにユーザーの動作により、どの動的ページに要求を送信するか決定することを担当する。前記ページは、前記サーブレットによって以前作成された可能性のあるあらゆるオブジェクトを回収すること、および静的テンプレート内の挿入のためにそのサーブレットから前記動的コンテンツを抽出することに対して責任がある。この方法は結果として、コンテンツからの提示の分離となる。前記プラットフォームの設計は、前記プレゼンテーション層2401がビジネスロジックを直接含んだりまたは呼び出したりしないことを保証するが、前記プレゼンテーション層からのビジネスロジック層の分離を実施する。より明確な言葉では、前記プレゼンテーション層から前記事業層内の事業オブジェクトへの呼び出しは禁止される。
【0086】
前記制御器サーブレット/モジュールに加えて、前記プレゼンテーション層は、動作基盤階級、エラー処理支援、構造と相互作用するための構造ビーンズ、およびJSP表示を含む。JSPタグを活用して、前記アプリケーションインターフェースコンポーネントのうちのいくつかにアクセスする。JSPタグは、バックエンドおよびフロントエンドコード間の明瞭な分離を提供し、前記フロントエンドは前記ユーザーインターフェースおよびプレゼンテーション層であり、その他全ての層は前記バックエンドと考慮される、前記バックエンドおよびフロントエンドコード間の途切れのない統合を提供する。この仕様で使用されるとおりに、「層」および「階層」という用語は同意語として使用される。
【0087】
前記制御器サーブレット/モジュールは、要求を処理するための連絡の初期点として使用される。前記制御器サーブレットは、認証および承認などのセキュリティサービスを呼び出すステップ、事業処理を委譲するステップ、適切な表示の選択を管理するステップ、エラーを処理するステップ、およびコンテンツ作成方策の選択を管理するステップを含む、前記要求の処理を管理する。前記制御器サーブレットは、ウェブ要求処理を制御および管理する集中型入り口点を提供する。決定点および制御を集中させることによって、前記制御器サーブレットは、Java(登録商標)コードの量を削減することにも役立つ。前記制御器サーブレット内の制御を集中させて前記表示モジュール内のビジネスロジックを削減することで、要求にわたってコードの再利用を促進する。前記制御器サーブレットは、前記アプリケーションによって必要とされる前記ウェブコンポーネントが必要な時に初期化されることを保証する。
【0088】
前記サービス相互作用層2400には、前記サービスが前記クライアントコンポーネントに提示するインターフェースを提供することを含む、いくつかの主な責任がある。前記クライアントコンポーネントはそれを通して前記サービスにアクセスするため、前記インターフェースは前記クライアントの前記サービスとの相互作用の開始点である。前記相互作用層2400はまた、クライアント要求を受信すること、要求を適切なビジネスロジック2421に委譲すること、および応答2420を作成し送信することなど、その他の責任も扱う。前記相互作用層2400はまた、前記サービスが前記要求をビジネスロジックに委譲して応答を策定する方法に対するロジックも含む。前記サービス相互作用層2420がクライアントから要求を受信すると、前記相互作用層2420は、要求を前記ビジネスロジックに委譲する前にあらゆる必要な前処理を行う。前記ビジネスロジック処理が完了すると、前記相互作用層は前記応答を前記クライアントに返送する。
【0089】
前記サービス処理層2402は、クライアント要求を処理するために使用される全てのビジネスロジックを保持する。それはまた、データベースなどのその他のシステムサービスとの統合および相互作用、および前記データアクセス層2451および前記メッセージング層2452を使用したメッセージングに対しても責任がある。
【0090】
前述のとおりに、前記サーバコンポーネントは動作階級を含む。前記動作階級は、ユーザーによって作成されるイベントを処理することに対して責任がある。典型的な動作階級は下記のようなロジックを実施する。
・ユーザーのセッションの現在の状態を検証すること
・コンポーネントの呼び出しなど、この要求に必要とされる処理を行う
・ユーザーインターフェースの新規ページを作成するために使用される前記サーバ側オブジェクトを更新すること
・新規に更新されたビーンズに基づいて、前記応答を生成するために使用されるJSPページを識別する適切な作用転送オブジェクトを返送すること。
【0091】
ウェブビーンは、遠隔サービスまたはモジュールに対するローカルプロキシとして働く。それは、EJB(企業Java(登録商標) Bean)アーキテクチャの検索およびアクセス詳細など、事業サービスの基本実施詳細を隠す。ウェブビーンを使用すると、前記事業プロセス層と前記中心サービス層との間の結合を軽減する。前記ウェブビーンは、前記事業サービスAPIの実施における可能性のある不安定性からクライアントコンポーネントを保護することができる。このことは、前記事業サービスAPIまたはその基本実施が変更すると前記事業プロセスコードに対して行わなければならない変更の数を削減する。前記クライアントコンポーネントは、名付けおよび検索サービスに対して透過的になる。前記ウェブビーンはまた、EJB例外、JMS例外などの前記事業サービスからの例外も処理する。前記ウェブビーンは、そのようなサービスレベル例外を妨害し、その代わりにアプリケーションレベル例外を生成することができる。前記ウェブビーンは、結果をキャッシュに格納する機会を提供する。それは前記ネットワーク上の不必要かつ潜在的に費用のかかる往復を制限するため、結果は有意に性能を向上させることができる。
【0092】
前記プラットフォームのウェブサービス階層は、クライアントコンポーネントと前記サーバコンポーネントとの間の通信およびデータ交換の基盤を提供する。この階層は全ての前記ウェブサービス終点インターフェースを含む。ウェブサービスは、文書型ウェブサービスとして設計および実施することができる。アダプタオブジェクトは、前記アプリケーションの前記サービス相互作用層2400と前記ビジネスロジック層2450との間のプロキシとして使用される。前記サービス終点インターフェースに対して行われた要求は翻訳されて処理のために前記ビジネスロジック層2450に渡される。アダプタオブジェクト2460もまた、メッセージオブジェクトをドメインオブジェクトに変換し、前記サービス要求を前記ビジネスロジック2450に委譲して特定の事業プロセスを行う。アダプタオブジェクト2460は、前記サービス相互作用層2400および前記ビジネスロジック層2450の分断を可能にする。それらはまた、前記サービス相互作用層2400からアプリケーション機能性にアクセスするための透過的方法を提供する。それは、前記アプリケーションの再利用性および拡張可能性を増大させる。
【0093】
メッセージオブジェクト2462を使用して、前記クライアントと前記サーバとの間で交換されるXMLメッセージデータをカプセル化する。前記事業オブジェクト2461はメッセージオブジェクト内にカプセル化されるのみであるXMLメッセージデータにアクセスする。メッセージオブジェクト2462は、前記事業オブジェクトおよび前記XMLメッセージデータの分断を可能にする。それらはまた、前記XMLメッセージデータにアクセスするための透過的方法を提供する。それは、前記アプリケーションの再利用性および拡張可能性を増大させる。
【0094】
前記メッセージング層2440は、前記クライアントと前記サーバとの間の非同期通信を可能にする。これは、アプリケーション応答時間を向上させ、前記アプリケーションの拡張可能性を増大させる。AU SOAPおよびXMLメッセージは企業メッセージバス方策を使用し、(Java(登録商標)メッセージングシステム)JMSを使用して前記アプリケーションにメッセージを配信する。メッセージ駆動型ビーン(MDB)はJMSメッセージ消費部である。クライアントコンポーネントはMDBに直接アクセスすることはできない。アプリケーションは、JMSメッセージを前記MDBが聞いている目的地に送信することによって、前記MDBと連動する。このことは、次々と来るメッセージの同時処理を可能にする。メッセージ駆動型ビーンはトランザクションを認識する。アプリケーションサーバは、MDMも同様にクラスタ化するための支援を提供する。メッセージ駆動型ビーンズ(MDB)を使用して、前記クライアントから前記サーバへ送信されるメッセージを処理する。MDBは前記事業プロセスを前記事業ロジック階層内の前記事業オブジェクトに委譲する。
【0095】
前記ビジネスロジック層2450は、事業委譲パターンおよび取扱部パターンを活用する。事業委譲パターンは、前記ビジネスロジック階層および前記システムサービス階層の分断を提供し、前記サービスにプロキシインターフェースを提供する。取扱部パターンはクエリ実行、結果、および結果処理を管理する。このことは、結果として前記アプリケーションコードのより高度なモジュール方式および再利用性となる。それはまた、前記アプリケーションの拡張可能性も増大させる。
【0096】
前記事業階層は、JMSメッセージ処理のためのメッセージ駆動型ビーンズ、および図5で示されるとおりに動作をスケジュールするためにタイマーとともに使用される処理状態を把握しないセッションビーンズなど、前記アーキテクチャに対して制限された数のEJBを採用する。EJBメッセージ駆動型ビーンズまたは処理状態を把握しないセッションビーンズを使用して実施される全ての事業サービスは、各事業サービスの詳細な実施を前記サービスと相互作用するその他のコンポーネントから隠す外見オブジェクト2466(図24に示す)を有する。
【0097】
図5に示されるとおりの前記J2EEタイマーサービスは、特定の間隔で動作をスケジュールして特定の事業プロセスを開始するために使用される。これらの種類の動作に対して、アプリケーションは通常、ある種のタイマーサービスを採用する。データベースをスキャンするステップ、および無効記録を除去するステップ、または一定時間を基盤とした事業規定を実行するステップなどのバッチ操作を開始するアプリケーションは、タイマーサービスを使用することができる。J2EE1.4は、前記アプリケーションが周期的イベントを自動的に開始されることを必要とし、実時間イベントを処理していない時に使用されるロバストタイミングサービスを含む。企業ビーンズは、具体的にこのサービスに対する処理状態を把握しないセッションビーンズを使用して、前記アプリケーションの前記アーキテクチャに導入される。
【0098】
データアクセスオブジェクト設計パターンを使用して、システム資源にアクセスする。データアクセスオブジェクトパターンは、透過的アクセスを具体化し、データソースおよびシステム資源に提供する。DAO設計パターンは前記アプリケーションの移植性を増大させる。前記データアクセスオブジェクト(DAO)263を使用して、前記データソースへの全アクセスを抽象化およびカプセル化する。前記DAO2463は、前記データソースとの関係を管理し、データを取得して格納する。
【0099】
前記DAO2463は、前記データソースと連動するために必要とされるアクセス機構を実施する。前記データソースは、RDBMSのような持続性貯蔵、B2B交換のような外部サービス、LDAPデータベースのような貯蔵庫、またはCORBA HOPまたは低レベルソケットを介してアクセスされる事業サービスにすることができる。前記DAOオブジェクト2463に依存する前記事業コンポーネントは、そのクライアントに対する前記DAO2463によって公開されるより簡便なインターフェースを使用する。前記DAP2464は、前記データソース実施詳細をそのクライアントから完全に隠す。前記DAOによってクライアントに対して公開される前記インターフェースは、前記基本データソース実施が変更する場合に変更しないため、このアプリケーションアーキテクチャは、前記DAO2463がそのクライアントまたは事業コンポーネントに影響を及ぼすことなく異なる格納組織に適合できるようにする。本質的に、前記DAOは前記コンポーネントと前記データソースとの間のアダプタとして働く。
【0100】
前記システムサービスアクセス層をこれから説明する。前記プラットフォームは向上階級を活用し、データアクセスサービス2464、メッセージングサービス2465、およびロギングサービスを含むアプリケーションサービスを作成する。前記工場オブジェクトは、それらの実施と無関係に、これらのサービスを作成およびアクセスする標準的方法を提供する。それは、異なる実施の交換ができるように、これらのサービスとそれらを使用する前記オブジェクトとの間の重要な分離を可能にする。(データベースメッセージングなど)。
【0101】
前記プラットフォームはJava(登録商標)ネーミングサービス、RDBM、ファイルシステム、およびメールサーバを活用する。Java(登録商標)ネーミングおよびディレクトリインターフェースは、システムサービスおよび資源にアクセスするための標準的方法を提供する。それはまた、前記アプリケーションの管理容易性および移植性を増大させる。
【0102】
前記プラットフォームはまた、アプリケーションロギングに対する共通インターフェースも活用する。このインターフェースは、前記アプリケーション内で使用される特定のロギングパッケージの周りのラッパーである。前記アプリケーション内の全コンポーネントはこのラッパーを使用して、デバッギングおよびエラー情報の記録を取る。このことは、コード修正なしでランタイムでのアプリケーションロギングを可能にする。それはまた、アプリケーションロギングに対する標準機構も有効にする。
【0103】
前記プラットフォームで使用される前記データベースには、アプリケーションロジックへのアクセスがない。また、前記プラットフォームは、セキュリティの危険を回避するために同じデータベースを使用するその他のオブジェクトと表スペースを共有しない。
【0104】
前記プラットフォームは、前記サーバと前記クライアントとの間の基本通信プロトコルとしてHTTPに対応する。前記クライアントと前記サーバとの間のデータ交換は、XMLまたは/およびSOAP通信を通して処理される。XMLを使用して、ハートビートおよびコンポーネントの状態など頻繁に生成されるデータを送信するための軽量プロトコルを提供する。SOAPは、HTTPS(SSL)に加えて全ての標準SOAPセキュリティ特徴に対応しながら大量のデータおよびファイルを転送するために使用される。図24内に示されるその他のオブジェクトは、当業者または通常の技術にはよく知られており、本開示内では詳述しないものとする。
【0105】
前記クライアントアプリケーション設計は図25で示される。クライアントコンポーネントは、マスター−作業部パターンのアーキテクチャに従い、そこでは前記作業者が実行しなければならないタスクを管理するメモリスペース内で前記マスターおよび作業者が動作する。前記マスター−作業部パターンは前記スペースの使用を精密に提示し、前記スペースの入力内にカプセル化される前記ビジネスロジックおよびプロセスを定義する。タスクおよび結果入力(2500、2501)という、前記クライアントコンポーネント上で使用される2種類の入力がある。前記マスター2502は、アドホック基準または定期的に要求されるとおりに、タスク入力を非同期的に前記スペース2503へ投入する。前記責任作業部2504は、結果オブジェクト(2501)として前記スペース内に同時に戻す際に前記タスク2500を処理する。前記マスター2502は、結果を回収してそれらを処理する。この構造パターンを使用する利点がたくさんある。前記相互作用プロセスは、前記スペースを前記アーキテクチャが直線的に拡大縮小できるようにする通信媒体として使用することによって、分断される。既存のサービスに影響を及ぼすことなく、新規機能をサービスに追加することもできる。アクセスは同時にデータおよびシステム機能性に行うことができる。前記スペースは、同時に動作する複数のプロセスの同時データアクセス操作を透過的に満たす。前記スペースは、プロセスが明らかに削除するまでオブジェクトがアクセス可能なままであることを保証する格納機構を持つ。
【0106】
前記マスターモジュール2502は、タスクを前記スペースに投入すること、およびタスク2500の実行の結果を回収することに対して責任がある。前記作業部モジュール2504は、前記スペースに投入されたタスクを実行することに対して責任がある。各作業部は、特定のタスクを実行する責任がある。前記タスクおよび結果オブジェクト2500、2501は、特定のビジネスロジックまたは前記クライアントによって行われる必要のある機能性を実施する。各タスクオブジェクト2500には、その特定タスク実行の結果を処理する方法を知っている対応する結果オブジェクト2501がある。
【0107】
前記サービスアクセス層2510は、前記クライアントと前記サーバとの間の通信を容易にし、明確かつ任意の事業プロセスを行う多数のウェブサービスクライアントを内蔵する。APIは、タスクおよび結果に対してすぐに利用可能に作成することができる。図24内に示されるその他の層およびオブジェクトは、当業者または通常の技術にはよく知られており、本開示内では詳述しないものとする。
【0108】
前記クライアント側(図25で示されるとおり、XMLデータアクセスオブジェクト)および前記サーバ側(図24で示されるとおり、システムサービスアクセス層)の中心サービス層は、複数のアプリケーションによって共有することができる共通中心(機能的および実用性)サービスを提供することに対して責任がある。各中心サービスオブジェクトは、明確な任意の事業プロセス、事業機能、または実用性機能を行う。この層分離は、柔軟性および再利用性を提供する。
【0109】
前記共通システムサービスは、それらを使用する前記モジュールに影響を及ぼすことなくそれらを拡張または修正できるような方法で提供される。共通システムサービスは、構成サービス(ランタイム構成パラメータを回収するためのサービス)、スケジューリングサービス、ロギングサービス、JNDI、JMS、メール、およびデータベース接続性などのシステムサービス、およびXMLサービス(XML文書を作成、回収、更新、および削除するためのインターフェース)を含む。
【0110】
前記プラットフォームの通知枠組みは、サーバ基盤の一式のモジュールである。この枠組みは、前記サーバ上でのカスタム通知動作を作成するステップを可能にして、それらを前記サーバ上の警告および通知およびエラー処理のワークフローおよび事業プロセスへ組み入れる多数のAPIを提供する。また、この枠組みは前記外部企業システムとの一体化を容易にし、顧客関係管理(CRM)システム、ヘルプデスク、およびサポートシステムおよびレガシーシステムを含むエンタープライズ・アプリケーション・インテグレーション(EAI)に対する基盤を提供する。
【0111】
前記プラットフォームのコンポーネント枠組みは、クライアント側の一式のモジュールである。この枠組みは、アプリケーションプログラムおよびハードウェアコンポーネントなどのクライアントモジュールを追加およびカスタマイズするための基盤を提供する。この一式のモジュールは、これらのコンポーネントの遠隔管理能力を有効にし、前記ランデブーサービスを使用してこれらのコンポーネントを構成するための標準インターフェースを提供する。
【0112】
前記ジョブ枠組みは、クライアントの一式のモジュールである。この枠組みは、クライアントコンポーネント機能性のさらなるカスタマイズおよび拡張を可能にする。それは、特定事業プロセスを実施し、それをクライアントコンポーネントに組み入れるための簡便かつ柔軟性があるが強力なインターフェースを提供する。
【0113】
前記ウェブサービスAPIは、前記プラットフォームの前記サービス指向アーキテクチャの性質に基づく分散コンポーネント基盤である。この枠組みは、前記サーバコンポーネントと通信して任意かつ明確な事業プロセスを行うためにクライアントコンポーネント上ですぐに利用可能な多数のAPIを含む。それはまた、他のプラットフォーム上の他のクライアントを構築してこれらのサービスと通信できるように、これらの事業サービスの前記終点インターフェースも含む。これらのサービスはXMLおよびHTTPを、それぞれデータ交換および通信プロトコルとして活用する文書型ウェブサービスとして設計されるため、このことが可能になる。
【0114】
本発明の様々な模範的な実施例を開示したが、本発明の真の要旨を逸脱しない範囲で様々な変更および修正を行うことが可能であることはこの技術に精通したものなら言うまでもない。これらの、およびその他の明らかな修正は添付の請求項によって補われることを目的としている。ここで説明される実施例はJava(登録商標)およびJava(登録商標)基盤コンポーネントの使用に参照されるが、本発明概念から逸脱することなく同様の機能性を提供するその他の予備言語を使用することができることを認識すべきである。
【図面の簡単な説明】
【0115】
本発明の前述の特徴は、付随する図面を参照して取られた、下記の詳細な説明の参照によってより容易に理解される。
【図1】図1は、装置独立性インターフェースを使用してネットワーク接続された装置を管理するためのプラットフォームを示す。
【図1A】図1Aは、クラスタ化分散環境における前記プラットフォームを示すブロック図である。
【図2】図2は、自律サービスおよび前記クライアントコンポーネントと前記サーバコンポーネントとの間の通信を示すブロック図である。
【図3】図3は、前記サーバコンポーネントの一部である前記サービスおよびモジュールを示すブロック図である。
【図3A】図3は、前記サーバコンポーネントの一部である前記サービスおよびモジュールを示すブロック図である。
【図3B】図3は、前記サーバコンポーネントの一部である前記サービスおよびモジュールを示すブロック図である。
【図3C】図3は、前記サーバコンポーネントの一部である前記サービスおよびモジュールを示すブロック図である。
【図4】図4は、前記クライアントコンポーネントの一部である前記サービスおよびモジュールを示すブロック図である。
【図4A】図4は、前記クライアントコンポーネントの一部である前記サービスおよびモジュールを示すブロック図である。
【図4B】図4は、前記クライアントコンポーネントの一部である前記サービスおよびモジュールを示すブロック図である。
【図5】図5および6は、前記クライアントおよびサーバに対する7層アプリケーションアーキテクチャを示す論理的配線図である。図5は、前記サーバに適用できる層を示す。
【図6】図5および6は、前記クライアントおよびサーバに対する7層アプリケーションアーキテクチャを示す論理的配線図である。図6は、前記クライアントに適用できる層を示す。
【図7】図7は、前記プラットフォームの物理的な図のブロック図を示す。前記物理的図は、前記ハードウェア上に前記ソフトウェアをマッピングするステップを説明し、前記システムの分散側面を示す。
【図7A】図7Aは、前記ネットワークレベルにおける前記プラットフォームのセキュリティ図を示すモデルである。
【図8】図8〜23は、事業/エラー規定の作成、組織的グループ、装置プロファイルの閲覧、およびレポートの作成のための前記ユーザーインターフェースのスクリーンショットを示す。図8は、タスクバーを含むマスター画面のスクリーンショットを示す。
【図8A】図8〜23は、事業/エラー規定の作成、組織的グループ、装置プロファイルの閲覧、およびレポートの作成のための前記ユーザーインターフェースのスクリーンショットを示す。図8Aは、インテリジェント装置プロファイルの作成のためのスクリーンショットを示す。
【図8B】図8〜23は、事業/エラー規定の作成、組織的グループ、装置プロファイルの閲覧、およびレポートの作成のための前記ユーザーインターフェースのスクリーンショットを示す。図8Bは、インテリジェント装置の組織的グループの作成のためのスクリーンショットを示す。
【図8C】図8〜23は、事業/エラー規定の作成、組織的グループ、装置プロファイルの閲覧、およびレポートの作成のための前記ユーザーインターフェースのスクリーンショットを示す。図8Cは、事業規定、装置プロファイル、および組織的グループの関係を示す図である。
【図9】図8〜23は、事業/エラー規定の作成、組織的グループ、装置プロファイルの閲覧、およびレポートの作成のための前記ユーザーインターフェースのスクリーンショットを示す。図9〜15は、エラー処理に対する事業規定の作成のためのスクリーンショットである。
【図10】図8〜23は、事業/エラー規定の作成、組織的グループ、装置プロファイルの閲覧、およびレポートの作成のための前記ユーザーインターフェースのスクリーンショットを示す。図9〜15は、エラー処理に対する事業規定の作成のためのスクリーンショットである。
【図11】図8〜23は、事業/エラー規定の作成、組織的グループ、装置プロファイルの閲覧、およびレポートの作成のための前記ユーザーインターフェースのスクリーンショットを示す。図9〜15は、エラー処理に対する事業規定の作成のためのスクリーンショットである。
【図12】図8〜23は、事業/エラー規定の作成、組織的グループ、装置プロファイルの閲覧、およびレポートの作成のための前記ユーザーインターフェースのスクリーンショットを示す。図9〜15は、エラー処理に対する事業規定の作成のためのスクリーンショットである。
【図13】図8〜23は、事業/エラー規定の作成、組織的グループ、装置プロファイルの閲覧、およびレポートの作成のための前記ユーザーインターフェースのスクリーンショットを示す。図9〜15は、エラー処理に対する事業規定の作成のためのスクリーンショットである。
【図14】図8〜23は、事業/エラー規定の作成、組織的グループ、装置プロファイルの閲覧、およびレポートの作成のための前記ユーザーインターフェースのスクリーンショットを示す。図9〜15は、エラー処理に対する事業規定の作成のためのスクリーンショットである。
【図15】図8〜23は、事業/エラー規定の作成、組織的グループ、装置プロファイルの閲覧、およびレポートの作成のための前記ユーザーインターフェースのスクリーンショットを示す。図9〜15は、エラー処理に対する事業規定の作成のためのスクリーンショットである。
【図16】図8〜23は、事業/エラー規定の作成、組織的グループ、装置プロファイルの閲覧、およびレポートの作成のための前記ユーザーインターフェースのスクリーンショットを示す。図16は、装置プロファイル図を示す。
【図17】図8〜23は、事業/エラー規定の作成、組織的グループ、装置プロファイルの閲覧、およびレポートの作成のための前記ユーザーインターフェースのスクリーンショットを示す。図17は、装置履歴閲覧を示す。
【図18】図8〜23は、事業/エラー規定の作成、組織的グループ、装置プロファイルの閲覧、およびレポートの作成のための前記ユーザーインターフェースのスクリーンショットを示す。図18〜21は、コンテンツ配布に対する事業規定の作成のためのスクリーンショットである。
【図19】図8〜23は、事業/エラー規定の作成、組織的グループ、装置プロファイルの閲覧、およびレポートの作成のための前記ユーザーインターフェースのスクリーンショットを示す。図18〜21は、コンテンツ配布に対する事業規定の作成のためのスクリーンショットである。
【図20】図8〜23は、事業/エラー規定の作成、組織的グループ、装置プロファイルの閲覧、およびレポートの作成のための前記ユーザーインターフェースのスクリーンショットを示す。図18〜21は、コンテンツ配布に対する事業規定の作成のためのスクリーンショットである。
【図21】図8〜23は、事業/エラー規定の作成、組織的グループ、装置プロファイルの閲覧、およびレポートの作成のための前記ユーザーインターフェースのスクリーンショットを示す。図18〜21は、コンテンツ配布に対する事業規定の作成のためのスクリーンショットである。
【図22】図8〜23は、事業/エラー規定の作成、組織的グループ、装置プロファイルの閲覧、およびレポートの作成のための前記ユーザーインターフェースのスクリーンショットを示す。図22〜23は、レポートの作成のためのスクリーンショットを示す。
【図23】図8〜23は、事業/エラー規定の作成、組織的グループ、装置プロファイルの閲覧、およびレポートの作成のための前記ユーザーインターフェースのスクリーンショットを示す。図22〜23は、レポートの作成のためのスクリーンショットを示す。
【図24】図24は、前記サーバの高レベル層設計である。
【図24A】図24は、前記サーバの高レベル層設計である。
【図24B】図24は、前記サーバの高レベル層設計である。
【図25】図25は、前記クライアントの高レベル層設計である。
【図25A】図25は、前記クライアントの高レベル層設計である。
【図25B】図25は、前記クライアントの高レベル層設計である。
【技術分野】
【0001】
本発明は、ネットワークにおける装置を管理するステップ、より具体的には、装置独立性通信インターフェースを使用して装置を管理するステップに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の技術において、クライアント/サーバシステムは、ネットワーク内の装置の状態について報告するために設計されているが、これらのシステムは、装置依存性であり、全ての装置が同じオペレーティングシステム(Linux、Windows(登録商標)など)を作動して同じ言語コードまたはオブジェクトの型を実行することを必要とするという点で制限されている。これらの報告システムは、標準3層アプリケーションアーキテクチャ(データ層、ビジネスロジック層、プレゼンテーション層)を採用する。この3層アーキテクチャはシステム依存性をビジネスロジック層から分離しないため、3層アーキテクチャは異なる装置の種類に再利用性を提供しない。
【0003】
さらに、これらのシステムは報告のためのみで、遠隔管理、構成、自己回復、およびコンテンツ管理のためには設計されていない。よって、従来技術のシステムは適応処理自動化に対応しない。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の一実施例において、異機種ネットワークアドレス可能ソフトウェアコンポーネントを使用して装置のネットワークを管理するための分散プラットフォームが開示される。前記プラットフォームは、インテリジェント制御下で現実の世界において行われる装置上の制御タスクを可能にする。前記プラットフォームはサーバコンポーネントおよびクライアントコンポーネントを含み、その場合は前記クライアントコンポーネントおよびサーバコンポーネントは、ソフトウェア、ハードウェア、またはその組み合わせとすることができるロジックを伴う。各装置は、クライアントコンポーネントと関連する。装置は、前記コンポーネントのロジックを実行するか、または解釈することができる。装置例は、コンピュータ端末、キオスク、プリンタ、ロボット機械、自動販売機、ステレオシステム、感知装置、またはコンピュータネットワークに直接または間接的に接続されることができるその他の機械を含む。前記装置は、前記クライアントコンポーネントを通して前記ネットワークに接続され、前記クライアントコンポーネントを使用して前記ネットワーク上で前記サーバと直接通信する。
【0005】
前記プラットフォームは、前記クライアントコンポーネントが周期的、または装置独立プロトコルを使用するイベントの発生時のいずれかにおいて前記サーバコンポーネントに連絡するように構成される、サービス指向アーキテクチャを提供する。よって、前記サーバは、装置の状態、構成情報、または装置についてのエラー状態に関する警告を受信することができる。前記プラットフォームは、サービスの一群を提供するステップに基づく。サービスは独立処理として存在し、明確な任意機能を有し、一意かつ明確に描かれた責任を提供する。サービスは通信プロトコルと関連する。前記プラットフォームは、前記サーバコンポーネントがサービス要求側(クライアントコンポーネント)からの「要求」を受信し、前記要求を処理し、適切な「応答」を前記装置に関連する前記クライアントコンポーネントに返信するように、作動する。前記クライアントコンポーネントは前記要求が処理される方法、または前記サービスが実施される方法を知る必要はない。前記要求の形式および生じる結果を知る必要があるのみである。このことは前記プラットフォームをモジュール式および相互運用可能にする。よって、前記プラットフォームは、前記装置依存性の分離を提供するサービス指向アーキテクチャと、複数の装置によるビジネスロジックの再利用を可能にするビジネスロジックを組み合わせる。さらに装置は、類似特性を共有するが異種の基本通信プロトコルまたはオペレーティングシステムを有するグループにまとめることができる。
【0006】
前記装置は、状態/エラー情報を提供するためのソフトウェア(スクリプト、機械コード)またはハードウェア(感知装置)を含むことができる前記クライアントコンポーネントを収容することができる。一実施例において、前記プラットフォームの前記クライアントコンポーネントは、エラー状態を報告する前に自己回復を試みるよう構成される。自己回復は、前記装置上のソフトウェアを再起動するか、またはそのスクリプトプログラムを作動することによって生じることができる。また、異なるレベルの報告するステップがあってもよく、例えば、エラー状態が自己回復を通した解決なしである期間にわたって発生すると、前記装置は、ユーザーの指定アドレスにメッセージを送信する前記サーバに連絡する。前記サーバはEメールメッセージを技術者に送信することができる。前記エラーが持続し、これを前記サーバに通信する場合、前記サーバは前記装置を制御する組織内の管理者に連絡するよう構成することができる。
【0007】
前記サーバコンポーネントは、事業規定を入力するためのインターフェースを含む。これらの事業規定は、前記サーバによって、前記クライアントコンポーネントによって、または前記サーバと前記クライアントコンポーネントの組み合わせによって、実行することができる。前記事業規定は、前記クライアントコンポーネントが前記サーバからの前記事業規定を要求すると前記装置に関連する前記クライアントコンポーネントに送信される。複数階級の装置により、または装置のその他の決定を通して、装置の一部類である一意の装置と関連する事業規定があってもよい。前記事業規定は、分類に関してユーザーインターフェースを通してユーザーに提供される。前記分類は装置独立性である。各分類内には、行うことができる1つ以上の動作がある。動作は装置依存性である。前記サーバは、どの動作がどの装置に対して許容可能であるかを知っており、動作を行うことができる前記装置を表示するのみである。前記プラットフォームの一部である各装置と関連するのは、前記装置の履歴(何が前記装置に送信されたか、および何が前記装置から受信されたか)、適用できる規定、構成情報、およびいくつかの装置に対しては、前記サーバコンポーネントから前記装置へ配布されたデジタルコンテンツを示すプロファイルである。
【0008】
装置と関連する前記クライアントコンポーネントは、前記サーバから情報の送信および受信の両方を行うことができ、状態の報告および更新および構成情報の受信を可能にする。前記サーバコンポーネントは、コンテンツ配布、構成データ配布、および前記ネットワーク内の前記装置のそれぞれと関連するデータ報告の受信のための中心位置を提供する。
【0009】
前記サーバコンポーネントは、各モジュールが異なるコンピュータ、コンピュータシステム、またはネットワーク上で独立して動作することができる、複数のモジュールを含むことができる。前記モジュールに対するアーキテクチャは、クラスタ化された環境における展開に対応し、プレゼンテーション、ウェブサービス、ビジネスロジック、データアクセス、およびシステムサービス層を含む全てのアプリケーション層におけるフォールトトレランスを通して高可用性を提供する。J2EE規格に従って、J2EE準拠アプリケーションサーバによって提供されるフォールトトレランス、負荷バランシング、および可用性特徴を活用する。前記データ層におけるフォールトトレランスは、並列データベースプラットフォームを導入することによって対応される。
【0010】
前記クライアントコンポーネントと前記サーバコンポーネントとの間の通信は、通信メッセージおよび通信されている前記サーバの前記モジュールによって、異なるチャネル上または異なるネットワーク上で生じることができる。前記サーバにおけるモジュール間の通信の分割は、拡張可能性、セキュリティ、および単一障害点がないことを提供する。通信は、SOAP、およびHTTPまたはHTTPS上のXMLなどのプロトコルを使用して達成される。前記クライアントにインターネット接続を通して前記サーバへと要求を行わせることによって、前記プラットフォームはファイアウォールによる通信問題を回避する。直接通信およびHTTPセッションは、ファイアウォールの裏でも前記クライアントへのHTTPの転送を可能にする前記クライアントによって確立される。よって、前記クライアントコンポーネントは、SOAPプロトコル構造内の実行および指示に関するコマンドを受信することができる。HTTP上の単純XMLは、添付ファイル、デジタルコンテンツ、およびレポートの送信などのより複雑な機能性のためにSOAPが使用される前記サーバへコンポーネント状態情報を送信するために使用される。
【0011】
前記プラットフォームは、装置プロファイルが前記サーバコンポーネント上に作成される既知の装置で動作する。前記プラットフォーム内の装置の数および種類は前記サーバによって識別され、追加装置は前記サーバコンポーネントを通して追加できるのみである。前記サーバコンポーネントは、前記装置プロファイルが、メタデータとして格納される前記装置の特性を含む、前記装置プロファイルに対するモジュールを含む。本発明の一実施例において、装置がオンラインになり許可された装置として認識されると、前記サーバは構成パラメータを装置へプッシュ配信する。前記装置は、前記サーバから前記構成情報を受け取り次第、前記装置を構成する関連裏慰安とコンポーネントを入手する。よって、前記クライアントコンポーネントは手動で構成される必要がない。
【0012】
前記プラットフォームの前記ユーザーインターフェースは、ユーザーが1つの装置、装置の一群、または全ての装置に対して、エラーパラメータ、報告特性、または自己回復特性を選択できるように、事業規定のカスタマイズを可能にする。この情報は前記装置プロファイルに格納され、装置と関連する前記クライアントコンポーネントが前記サーバに接続すると配布される。前記ユーザーインターフェースは、前記カスタマイズされた事業規定の作成を可能にするダイアログボックスおよびプルダウンメニューの両方に関して構築される。前記ユーザーインターフェースの使用を通して定義される報告および自己回復などの事業規定が前記クライアントに提供されて実行される。エラーレポートに基づいて対象個人に連絡を送出することなどのその他の規定は、前記サーバによって実施される。前記事業規定は、エラー処理、警告および通知、定期報告、および定期保守という5つの分類に分けることができる。前記ユーザーインターフェースは、インターネットの接続を行うこと、およびHTTP/HTTPSを使用してブラウザウィンドウを表示することができるあらゆるコンピュータ/装置からアクセスすることができる。よって、前記サーバコンポーネント上に格納される前記事業規定を構成しているユーザーは、物理的に前記サーバに位置する必要がない。前記サーバコンポーネントにアクセスしているユーザーに提供される各画面/テンプレートは、前の画面から入力された情報に基づく。例えば、ユーザーは、装置の位置、装置の種類、および装置の構成、前記装置と関連する周辺機器、または前記装置プロファイルに格納されるその他の特性に基づく組織的グループに対する事業規定/エラー処理を構成または作成することができる。
【0013】
よって、売上高データおよびデジタルコンテンツまたは装置についての利用情報の追跡を含むインテリジェント分析を行うことができるように、前記ユーザーインターフェースを使用して事業規定およびレポートを構成することができる。エンドユーザーに提供される前記レポートは、エンドユーザーの事業役割に合わせることができる。マーケティング情報はマーケティングユーザーによって制御および更新することができ、販売情報は販売管理者によって監視することができ、エラーレポートはサービススタッフによって監視することができる。
【0014】
本発明の一実施例に従って、サーバと通信しているインテリジェント装置のネットワークの管理の方法を提示する。前記方法は、各装置に対して、指示に関する前記サーバへのクエリの発行を引き起こす前記装置と関連するクライアント処理を確立するステップを含む。前記クライアント処理の結果として前記サーバで受信される前記クエリへの制御可能な応答において、(1)前記装置と関連した使用のために、データおよび指示のうち少なくとも1つを、前記装置にとってローカルの格納のためにダウンロードするステップ、および(2)前記装置に関するデータをアップロードするステップのうち少なくとも1つが引き起こされる。
【0015】
本発明の関連実施例に従って、前記方法は、前記ネットワーク上の選択可能な一式の装置の操作の管理を規定する事業規定の確立を許容する前記サーバと関連したインターフェースを含むことができる。前記サーバ上で作動する事業方法ダウンロード処理は、前記装置レベルで規定を実行する前記選択可能な一式の装置のそれぞれにとってローカルの格納のために、前記選択可能な一式の装置に関する指示のダウンロードを引き起こすことができる。
【0016】
本発明のもう1つの実施例に従って、ネットワークへの接続時におけるネットワーク内インテリジェント装置の自動構成のための方法を提示する。前記方法は、装置と関連するクエリを受け入れるようサーバを構成するステップを含む。前記装置と関連するクライアント処理は、前記サーバへのクエリの発行を引き起こして確立される。前記装置は、前記クエリに少なくとも基づいて前記サーバにおいて認識され、前記装置への構成データの発行を引き起こす。前記装置と関連するクライアント処理は、前記構成データに基づいて前記装置を自動的に構成するために確立される。
【0017】
本発明のもう1つの実施例に従って、ネットワーク内のインテリジェント装置の管理のための方法を提示する。前記方法は、前記ネットワーク接続されたインテリジェント装置の組織的グループを定義する装置特性を含む一式の基準をサーバで受信するステップを含む。前記グループ内のインテリジェント装置のメンバーシップは、前記ネットワーク内のインテリジェント装置の特性を収容するデータベースに基づいて、前記サーバにおいて決定される。前記グループの各メンバーへの信号は前記サーバから送信され、各メンバーに前記グループを定義する前記一式の基準を提供する。装置更新信号は、例えばハードウェアまたは構成に対する更新を有する前記グループのメンバーから受信し、よって、前記更新信号に基づいて、前記サーバは、前記組織的グループにおけるメンバーシップに対する更新済み装置の適格性を自動的に監視する。
【0018】
本発明の関連実施例に従って、前記組織的グループの前記基準の変更は、前記サーバにおいて受信することができる。グループ基準の更新は、各グループメンバーに送信される。ドロップアウト信号は、グループメンバーシップの更新済み基準を満たさなくなった前記グループのメンバーから受信される。
【0019】
本発明のさらなる関連実施例に従って、前記グループの各メンバーに送信される信号は、前記インテリジェント装置と関連するクライアントによって受信することができる。前記クライアントは、前記信号を前記インテリジェント装置によって理解される1つ以上の指示に翻訳することができる。
【0020】
本発明のなおさらなる関連実施例において、前記方法は、前記インテリジェント装置のうちの1つ以外のネットワーク接続された装置から組織的グループ情報の要求を前記サーバにおいて受信するステップを含む。前記組織的グループに関する情報は、前記ネットワーク接続された装置に送信される。各グループは関連アクセスレベルを含むことができ、前記ネットワーク接続された装置からの受信済みアクセスレベルに基づいて、前記サーバは、前記ネットワーク接続された装置がグループ情報を受信できるかどうかを決定することができる。前記関連アクセスレベルは、選択的アクセスを装置特性に提供する。装置特性は例えば、位置、ハードウェアの型、ソフトウェア構成、および装置の種類を含むことができる。前記グループの前記基準の前記変更は、ネットワーク接続された装置によって作り出すことができる。
【0021】
本発明のもう1つの実施例に従って、サーバと通信しているネットワーク接続された装置を管理するためのシステムを提示する。前記システムは、各ネットワーク接続された装置に対して、前記サーバへのクエリの発行を引き起こすクライアント処理を確立するためのクライアント処理モジュールを含む。前記クエリに応答するサーバ処理モジュールは、(1)前記インテリジェント装置と関連した使用のために、データおよび/または指示を、前記装置にとってローカルの格納のためにダウンロードするステップ、および/または(2)前記装置に関するデータをアップロードするステップを引き起こす。
【0022】
本発明の関連実施例に従って、前記サーバ処理モジュールと関連したインターフェースは、前記ネットワーク上の選択可能な一式の装置の操作の管理を規定する事業規定の確立を許容することができる。前記サーバ上の事業方法モジュールは、装置レベルで前記事業規定を実行する選択可能な一式の装置のそれぞれにとってローカルの格納のために、選択可能な一式の装置に関する事業指示をダウンロードすることができる。前記事業方法モジュールは、前記クライアント処理モジュールと前記サーバ処理モジュールとの間で前記事業指示を通信指示から分離することができる。
【0023】
本発明のもう1つの実施例に従って、ネットワーク内のインテリジェント装置の管理のための方法は、サーバに位置する受信機モジュールを含む。前記受信機モジュールは、前記ネットワーク接続されたインテリジェント装置の組織的グループを定義する装置特性を含む一式の基準を受信する。前記サーバに位置するグループ決定モジュールは、前記ネットワーク内のインテリジェント装置の特性を収容するデータベースに少なくとも基づいて前記組織的グループ内のインテリジェント装置のメンバーシップを決定する。前記グループの各メンバー上の前記クライエントに位置する通信モジュールは、前記グループメンバーシップを更新する前記サーバへ信号を送信する。前記受信機モジュールは、前記サーバが前記装置はまだ前記グループのメンバーであるかどうかを決定する更新を有する前記グループのメンバーから更新信号を受信する。
【0024】
本発明の関連実施例に従って、前記システムは、通信モジュールが前記グループメンバーシップを更新する、前記グループの前記基準の変更を示す信号を前記サーバにおいて受信するためのインターフェースを含む。前記グループ決定モジュールは、前記更新信号に基づいてグループの所属を更新することができる。前記通信モジュールによって、前記グループの各メンバーへ送信される前記信号は、前記インテリジェント装置と関連するクライアントによって受信することができる。前記クライアントは、前記信号を前記インテリジェント装置によって理解される1つ以上の指示に翻訳することができる。
【0025】
本発明のさらなる関連実施例に従って、情報モジュールは、前記インテリジェント装置のうちの1つ以外のネットワーク接続された装置からグループ情報の要求を受信し、前記通信モジュールに1つ以上のグループリストを前記ネットワーク接続された装置へ送信させることができる。前記情報モジュールが、ネットワーク接続された装置からグループ情報の要求を受信すると、セキュリティモジュールが関連アクセスレベルを決定することができる。前記アクセスレベルに基づいて、前記セキュリティモジュールは、前記ネットワーク接続された装置が情報を受信することができるかどうかを決定することができる。前記セキュリティモジュールはユーザープロファイルを使用し、ネットワーク接続された装置が情報を受信することができるかどうかを決定することができる。前記セキュリティモジュールは、ユーザーが前記情報の特性を変更することができるかどうかを決定することができる。
【0026】
本発明のもう1つの実施例に従って、コンピュータシステム上での使用のためのコンピュータプログラム製品を、サーバと通信しているインテリジェント装置のネットワークを管理するステップに対して提示する。前記コンピュータプログラム製品は、それの上にコンピュータ可読プログラムを有するコンピュータ使用可能媒体を含む。前記コンピュータ可読プログラムコードは、各装置に対して、指示に関する前記サーバへのクエリの発行を引き起こす前記装置と関連するクライアント処理を確立するコンピュータコードを含む。さらに、前記コンピュータ可読プログラムコードは、前記クライアント処理の結果として前記サーバで受信される前記クエリへの制御可能な応答において、(1)前記装置と関連した使用のために、データおよび指示のうち少なくとも1つを、前記装置にとってローカルの格納のためにダウンロードするステップ、および(2)前記装置に関するデータをアップロードするステップのうち少なくとも1つを引き起こすためのコンピュータコードを含む。
【0027】
本発明の関連実施例に従って、前記コンピュータ可読プログラムコードは、前記ネットワーク上の選択可能な一式の装置の操作の管理を規定する事業規定の確立を許容する前記サーバと関連したインターフェースを含むことができる。前記サーバ上で作動する事業方法ダウンロード処理のためのコンピュータコードは、前記装置レベルで規定を実行する前記選択可能な一式の装置のそれぞれにとってローカルの格納のために、前記選択可能な一式の装置に関する事業指示のダウンロードを引き起こすことができる。
【0028】
本発明のもう1つの実施例に従って、コンピュータシステム上での使用のためのコンピュータプログラム製品を、ネットワークへの接続時におけるネットワーク内インテリジェント装置の自動構成に対して提示する。前記コンピュータプログラム製品は、それの上にコンピュータ可読プログラムを有するコンピュータ使用可能媒体を含む。前記コンピュータ可読プログラムコードは、装置と関連するクエリを受け入れるようにサーバを構成するためのコンピュータコードと、前記サーバへのクエリの発行を引き起こす前記装置と関連するクライアント処理を確立するためのコンピュータコードと、前記装置への構成データの発行を引き起こす前記クエリに少なくとも基づいて前記サーバにおいて前記装置を認識するためのコンピュータコードと、前記構成データに基づいて前記装置を自動的に構成するための、前記装置と関連するクライアント処理を確立するためのコンピュータコードと、を含む。
【0029】
本発明の付加的な実施例に従って、コンピュータシステム上での使用のためのコンピュータプログラム製品を、ネットワーク内のインテリジェント装置の管理に対して提示する。前記コンピュータプログラム製品は、それの上にコンピュータ可読プログラムを有するコンピュータ使用可能媒体を含む。前記コンピュータ可読プログラムコードは、前記ネットワーク接続されたインテリジェント装置の組織的グループを定義する装置特性を含む一式の基準をサーバで受信するためのコンピュータコードを含む。前記コンピュータ可読プログラムコードは、前記ネットワーク内のインテリジェント装置の特性を収容するデータベースに基づいて前記グループ内のインテリジェント装置のメンバーシップを前記サーバにおいて決定するためのコンピュータコードをさらに含む。また、前記コンピュータ可読プログラムコードは、各メンバーを前記グループに所属しているとして識別して、前記サーバから前記グループの各メンバーへ信号を送信するためのコンピュータコードを含む。一実施例において、前記グループの各メンバーは、前記グループを定義する前記一式の基準を備える。いつかの実施例において、前記コンピュータプログラム製品は、メンバーシップの前記基準を満たさなくなった前記グループのメンバーからドロップアウト信号を受信するためのコンピュータコードを含む。もう1つの実施例において、前記インテリジェント装置は、前記サーバにおけるコンピュータコードは前記更新済み装置がまだ前記グループのメンバーであるかどうかを決定する、前記サーバへ更新信号を送信する。前記インテリジェント装置は、よって、前記組織的グループにおけるメンバーシップに対する適格性を自動的に監視することができる。
【0030】
本発明の関連実施例に従って、前記コンピュータプログラム製品は、1)前記組織的グループの前記基準の変更を前記サーバにおいて受信するためのコンピュータコードと、2)各グループメンバーにグループ基準の更新を送信するためのコンピュータコードと、3)グループメンバーシップの前記更新済み基準を満たさなくなった前記グループのメンバーからドロップアウト信号を受信するためのコンピュータコードと、をさらに含むことができる。
【0031】
本発明のさらなる関連実施例に従って、前記コンピュータプログラム製品は、前記グループの各メンバーに送信される前記信号を、前記インテリジェント装置と関連するクライアントによって受信するためのコンピュータコードをさらに含むことができる。前記コンピュータプログラム製品は、前記クライアントにおいて、前記信号を前記インテリジェント装置によって理解される1つ以上の指示に翻訳するためのコンピュータコードをさらに含むことができる。
【0032】
本発明のなおさらなる関連実施例において、前記コンピュータプログラム製品は、1)前記インテリジェント装置のうちの1つ以外のネットワーク接続された装置から組織的グループ情報の要求を前記サーバにおいて受信するためのプログラムコードと、2)前記組織的グループに関する情報を前記ネットワーク接続された装置に送信するためのプログラムコードと、をさらに含むことができる。各グループは関連アクセスレベルを含むことができ、前記コンピュータプログラム製品は、前記ネットワーク接続された装置がグループ情報を受信できるかどうかを前記サーバにおいて決定するためのコンピュータコードをさらに備える。前記関連アクセスレベルは、選択的アクセスを装置特性に提供する。前記装置特性は例えば、位置、ハードウェアの型、ソフトウェア構成、および装置の種類を含むことができる。コンピュータプログラム製品は、ネットワーク化された装置でグループの基準の変更を送信するためのコンピュータコードをさらに含んでもよい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0033】
定義。この説明および付随する請求項で使用されるとおりに、下記の用語は文脈が別段必要としなければ、示される意味を持つものとする。「ハイパーテキスト転送プロトコル」(「HTTP」)という用語は、ブラウザとサーバとの間での交換に対する一式の規定を提供するアプリケーションレベルプロトコルを参照するものとする。それは、ハイパーテキストおよびハイパーメディアなどの情報の転送、およびファイルの種類の認識を提供する。HTTPプロトコルは、TCP/IPなどの転送層プロトコルよりも高いレベルにある。HTTPは、クライアントとサーバとの間の処理状態を把握しないトランザクションを提供する。「シンプル・オブジェクト・アクセス・プロトコル」(「SOAP」)という用語は、非集中的分散環境における情報の交換に対するプロトコルを参照するものとする。それは、1.メッセージの内容およびそれを処理する方法を説明する枠組みを定義するエンベロープ、2.アプリケーションで定義されるデータの種類の例を表現するための一式の符号化規定、および3.遠隔手続呼び出しおよび応答を表すための協定という2つの部分から成るXML基盤のプロトコルである。SOAPは、情報交換の機構としてワールドワイドウェブのハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)およびその拡張可能マークアップ言語(XML)を使用することによって、1種類のオペレーティングシステム(Windows(登録商標)2000など)において作動しているプログラムが、同じまたは別の種類のオペレーティングシステム(Linuxなど)と通信できるようにする。SOAPは、いずれのオペレーティングシステム、言語、またはオブジェクトの型に拘束されることなく、既存のインターネット基盤上で作動する。この仕様で使用されるとおりに、「プラットフォーム」という用語は、前記装置と関連するサーバコンポーネントおよびクライアントコンポーネントを含む前記システムを参照する。「コンポーネント」は、ソフトウェア、ハードウェア、またはその2つの組み合わせのいずれかになり得る。コンポーネントは多くの異なるモジュールから成ることができる。「モジュール」は、特定タスクを行うよう設計されるオブジェクト指向言語におけるオブジェクトなどの、ロジックのブロックである。「インテリジェント装置」という用語は、計算またはテキストの印刷以外の専門タスクを行うよう特別に設計される装置を参照する。制御器およびメモリは前記インテリジェント装置の内部または外部にすることができる。インテリジェント装置のネットワークは、コンピュータのネットワークとは異なる。「性質」、「特性」、および「属性」という用語は、説明および付随する請求項内で同意語として使用されるものとする。「メタデータ」という用語は、データがどのように、いつ、どこで作成され、アクセスされ、修正され、および削除されるかを含む、前記装置についてのその他のデータについてのデータを参照するものとする。例えば、メタデータは、装置の性質、特性、および属性についてのデータとすることができる。「スペース」という用語は、タスク入力およびその結果入力が前記クライアント上に格納される、物理記憶場所を参照するものとする。タスク入力は、前記クライアントが実行する必要のあるタスクについての情報、およびその特定タスクを実行する必要のあるその他の情報を収容する。結果入力は、タスクの実行の出力を含む、特定のタスクの実行の結果についての情報を収容する。
【0034】
図1は、装置独立性インターフェースを使用してネットワーク接続されたインテリジェント装置を管理するためのプラットフォーム100を示す。ネットワーク110は、有線または無線のいずれかのネットワークとなり得る。図示されるインテリジェント装置は、携帯電話120、カジノ端末130、ジュークボックス140、ATM機150、情報表示システム160、およびPDA170を含む。プラットフォームは、サーバコンポーネント180およびクライアントコンポーネント(図示せず)を含む。各装置は、前記装置と通信している関連クライアントコンポーネントを有する。前記クライアントコンポーネントは、前記インテリジェント装置の一部とすることができるが、必ずしもそうではない。前記プラットフォーム110は、前記装置が状態情報を提供し、サービス構成を受信し、配布されたコンテンツを受信し、および前記クライアントコンポーネントを使用してエラー情報を前記サーバコンポーネントに送信することができる、インテリジェント装置120〜170の事業管理のために設計されている。前記プラットフォームにおいて、前記クライアントコンポーネントは前記サーバ180に連絡し、ネットワーク接続110上で指示を要求する。実質的に全ての通信が前記クライエント側から発信する。前記サーバコンポーネント180は、複数のクライアントコンポーネントから要求を受信するためのキューを含む。
【0035】
図1Aは、クラスタ化分散環境における前記プラットフォームを示すブロック図である。前記サーバコンポーネント180は、この実施例において示されるとおりに、ウェブサーバ200A、200B、アプリケーションサーバ201、201B、およびデータベースサーバ202A、202Bから成る。各サーバは別々のコンピュータに備えられ、前記装置と関連する前記クライアントコンポーネントによって要求が行われると処理を配布する。プラットフォーム内に数百、または数千もの装置がある可能性を考えると、前記プラットフォームは、前記サーバコンポーネントがクラスタ化できるように設計される。よって、負荷分散装置210が処理能力に基づいて適切なサーバ(200〜202)に直接要求できるように冗長サーバがある。図示するとおりに、各サーバ(ウェブサーバ、アプリケーションサーバ、およびデータベースサーバ)間に冗長性がある。いくつかの実施例において、前記サーバコンポーネントのモジュールは細分することができ、別々のサーバ上で独立して動作することができる。また、各装置は各自のサーバを有することが可能であり、前記サーバは同じまたは異なるネットワーク上で局所または遠隔に位置することが可能である。
【0036】
図2は、自律サービスおよび前記クライアントコンポーネント220と前記サーバコンポーネント230との間の通信を示すブロック図である。前記プラットフォームは、前記クライアントコンポーネント220およびサーバコンポーネント230を経由してサービスを配布するためのサービス指向アーキテクチャである。サービスは独立処理として存在し、明確な任意機能を有し、一意かつ明確に描かれた責任を提供する。各サービスは各自のプロトコルと関連する。サービスは、前記サービスを作り上げる1つ以上のモジュールまたはオブジェクトによって定義される。サービスに対する通信は、前記装置と関連する前記クライアントコンポーネントによって発信される。サービスの実施詳細は、前記装置からカプセル化される。よって、多くの異なる種類の装置の間で前記サービスを再利用することができる。さらに、前記サービス自体は、別々の実体として保持され、よってサービスの実施の変更は他のサービスに影響を及ぼさない。
【0037】
図2は、3つの個別サービスがある例を示す。第一はコンテンツ配布240である。装置は前記装置のユーザーにコンテンツを表示することができ、前記クライアントコンポーネントは新規または更新済みいずれかのコンテンツを受信するために、前記サーバコンポーネントに要求を行うことができる。例えば、前記装置は、新規音楽が前記クライアントコンポーネント220によって要求されて前記サーバコンポーネント230が前記新規音楽を前記装置に送信する、レコード店に位置する音楽局とすることができる。特定の実施例において、前記サーバコンポーネントは事業規定を適用し、前記装置に配布されるコンテンツを決定することができる。例えば、事業規定を作成して、音楽店のクラシック音楽部門における音楽局にクラシックのコンテンツのみを送信することができる。
【0038】
前記サービスは自主的であるため、前記サービスおよびこれらのサービスに対応するためのモジュールは、複数のコンピュータ、コンピュータシステム、またはネットワークの間で配布することができる。コンテンツ配布に加えて、図2は、構成サービス250および装置状態サービス260という2つの付加的なサービスを示す。再度、通信は、前記装置状態を送信する、または構成更新を要求する前記クライアントコンポーネントによって開始される。サービス間の分離のため、1つのモジュールが前記システム内で故障すると、サービスが中断する可能性があるが、前記プラットフォーム全体は故障しない。
【0039】
図3および4は、前記サーバコンポーネントおよび前記クライアントコンポーネント内で動作して、それぞれサービスを実施する内部モジュールを示す。ハートビートサービス301a、b、遠隔コマンドサービス302a、b、コンテンツサービス303a、b、報告サービス304a、b、およびランデブーサービス305a、bという、1つ以上の関連モジュールを使用することができる5つの分散サービスがある。前記プラットフォームは、前記サービスに対する前記モジュールを3種類に分ける。第一は、前記サーバと前記クライアントとの間で配布される分散モジュールである。分散モジュールは、前記クライアントと前記サーバとの間の通信、およびサービスの配布を可能にする。第二のモジュールの種類は、サーバ側モジュールである。前記サーバコンポーネントモジュールは、もっぱら前記サーバ上で動作する。第三のモジュールの種類は、クライアントコンポーネントのみである。前記クライアントコンポーネントモジュールは、もっぱら前記クライアントコンポーネント内に存在し、前記装置と連動する。
【0040】
図3および4について、前記分散サービスおよびモジュールは今は検討されない。「a」で示される要素はクライアント側モジュール/サービスを参照し、「b」で示される要素はサーバ側モジュール/サービスを示す。図3および4に対する指定なしでここで参照される要素は、前記サーバおよび対応するクライアントモジュール/サービスの両方を参照する。ハートビートサービス201は、基盤および前記クライアントから前記サーバへ装置状態および装置調子情報を送信する方法および手段を提供する完全内蔵型ウェブサービスである。このウェブサービスは、通信およびデータ交換のためにHTTPまたはREST上で単純XMLを使用する。
【0041】
前記遠隔コマンドサービス302は、前記クライアントから前記サーバへ遠隔コマンドを送信するシステム能力を有効にするウェブサービスである。これにより、ユーザーは前記サーバユーザーインターフェースを使用して、前記遠隔クライアント上でOSレベル操作を局所的に実行することができる。これは通信のためにSOAPを使用する。
【0042】
前記コンテンツサービス303は、通信のためにSOAPを使用するウェブサービスである。これおは、スケジューリングおよびサーバからクライアントへの起動情報などのコンテンツ配布パラメータを含む、コンテンツ配布を可能にする。
【0043】
前記報告サービス304は、前記プラットフォームの報告能力を有効にする。これにより、クライアントは、報告および分析のために、事業データおよびサービスログを含む報告データを前記サーバに送信することができる。これは、前記報告データを作成する、およびSOAPを使用してそれを転送する標準的手段を提供する。
【0044】
前記ランデブーサービス305は、クライアントと前記サーバとの間のメタデータおよびライセンス情報を含む構成データを管理および配布するために前記プラットフォームによって必要とされる能力を提供する。この基盤は、前記プラットフォーム上のデータ、および装置特性、エラー処理、および事業規定を含む装置構成の同期化の標準的方法を提供する。このサービスはまた、前記サーバ上で前記ランデブーモジュール305と相互作用し、あらゆる構造または事業規定を検出して前記規定を変更するためのインターフェースを提供する。前記ランデブーサービスはまた、装置特性およびメタデータおよび前記サーバおよび前記クライアント上の装置配置情報を管理する前記装置配置モジュール306bと相互作用する。前記エラー処理モジュール307bは前記ランデブーサービス305aと連動し、ユーザーが前記サーバ上のエラー処理企業規定を構成して前記規定を前記クライアントに送信できるようにする。これらの規定は、サービスプロビジョニングおよび自己改善措置を含む。このモジュールのワークフローは、段階的拡大および通知にも対応する。このモジュールは、これらの規定を構成するためのモジュールを提供する。前記ランデブーモジュール305aは前記ランデブーサービスを使用してこれらの規定を配布し、前記Catapult事業規定モジュールは前記クライアント上で前記規定を実行する(図4参照)。
【0045】
前記サーバコンポーネント308aの前記警告および通知モジュールは、前記システム上の警告を監視するための企業規定の構成を可能にし、通知を注意に対して適切な送り先に送信する。このモジュールは、これらの規定を構成するためのモジュールを提供する。前記ランデブーサービスは、前記クライアントコンポーネントにおける前記企業規定モジュール309bがこれらの事業規定を実行する場所である前記装置にこれらの規定を配布する。
【0046】
前記サーバのスケジューリングモジュール310aは、保守活動、サービスレポート、事業レポート、およびコンテンツ配布および有効化をスケジュールするための共通基盤を提供する。前記企業規定モジュール309aは、エラー処理、警告および通知、および定期動作を含む全装置監視事業規定を実行することに対して責任がある。この事業規定エンジンは、前記サーバおよび前記クライアントがそれらを実行することに対して責任があるという全ての事業規定を実行する。前記遠隔コマンドモジュール311aは、前記クライアントコンポーネントが前記装置上で局所的に行うことができるシステムレベルまたはOSレベル操作を行う。このモジュールは前記クライアント上でこの特徴を有効にするために必要とされる基盤を提供し、ユーザーが前記サーバからそれと相互作用できるようにする。
【0047】
前記コンテンツ配布モジュール312aは、コンテンツアップロード、スケジューリング、および有効化を含む、前記システム上のコンテンツ配布の全側面を処理する。このモジュールにより、ユーザーは前記サーバ上のコンテンツ配布パラメータを構成することができる。それはまた、コンテンツ導入および有効化を含む、前記クライアント上の全てのコンテンツ配布操作を実行する。それは、コンテンツの配布のためのコンテンツサービスを利用する。
【0048】
前記報告および分析モジュール313aは、データ操作および前記サーバ上の報告のスケジューリングを含む、前記システム上のレポートの全側面を処理する。このモジュールにより、ユーザーは前記サーバ上の報告パラメータを構成することができる。それはまた、報告データ生成を含む、前記クライアント上の全ての報告操作を実行する。それは、報告データの転送のための報告サービスを利用する。ライセンスモジュール314は、位置管理、前記サーバのライセンス供与との通信、位置反復の監視および禁止を含む、前記サーバ上での全てのライセンス供与の側面を管理する。このモジュールはまた、前記クライアント上でライセンス情報を生成し、前記ランデブーサービスを使用してそれを前記サーバに送信する。これらのモジュールのそれぞれはサーバおよびクライアント側の間で情報を通信するため、前述したモジュールのそれぞれにはクライアント側およびサーバ側両方の実施がある。
【0049】
サーバ専用モジュールをここで検討し、図3で表される。ユーザーアカウントモジュール315aは、ユーザーの役割および許可を含む、前記システム上のユーザーアカウントを管理する。前記システム上の許可は粒度が細かく、前記システム上の機能性および装置への低レベルアクセスに基づいてユーザーが前記システム上に役割を作成できるようにする。前記装置プロファイルにより、ユーザーはメタデータに基づいて前記システム上の装置を編成し、装置をより良く説明して企業の事業プロセスに従ってそれらを効果的に管理することができる。これは前記装置プロファイルモジュール316aによって処理される。このモジュールにより、ユーザーはメタデータに基づいて前記システム上でサービス、コンテンツ、および装置の事業プロファイルを作成することができる。これらのサービスが知的かつ効果的にそのサービスを提供できるように、プロファイルは後に他のサービスによって使用することができる。
【0050】
装置検索エンジン317aは、前記システムの能力の検索および選別を可能にする。このエンジンにより、ユーザーはメタデータおよびエラー状態に基づいて装置に対する前記システムを検索することができる。それはまた、一般的な検索能力も提供して、ユーザーが前記ユーザーインターフェースをより有効かつ機能的にするための項目の区分および一覧内で検索ができるようにする。
【0051】
前記サーバはまた、通知枠組み318aも含む。通知枠組み318aは、前記サーバ上でのカスタム通知動作を作成するステップ、およびそれらを前記サーバ上の警告および通知およびエラー処理のワークフローおよび事業プロセスへ組み入れるステップを可能にする。これは外部企業システムとの一体化を容易にし、顧客関係管理(CRM)システム、ヘルプデスク、およびサポートシステムおよびレガシーシステムを含むエンタープライズ・アプリケーション・インテグレーション(EAI)に対する基盤を提供する。
【0052】
マイCatapultモジュール319aは、前記システム上でのユーザーの最も頻度の高い動作および挙動ならびにユーザーの優先に基づいて前記システムの個人ダッシュボード表示を提供する。マイCatapultは、報告および分析、警告および問題のある装置、ユーザーアカウント、コンテンツ配布ならびにクイックリンクおよびお気に入りからの構成要素を含む。
【0053】
クライアント専用モジュールは図4に示され、コンポーネント枠組みを含む。前記コンポーネント枠組み320bは、アプリケーションプログラムおよびハードウェアコンポーネントなどのクライアントコンポーネントを追加およびカスタマイズするための基盤を提供する。このモジュールは、これらのコンポーネントの遠隔管理能力を有効にし、前記ランデブーサービスを使用してこれらのコンポーネントを構成するための標準インターフェースを提供する。ジョブ枠組み312bは、特定事業プロセスを実施し、それを前記クライアントコンポーネントに組み入れるためのインターフェースを提供する。スペース枠組み322bは、タスクに対するメモリおよび前記クライアント上のジョブ実行を管理する。それは、ビジネスロジックおよびプロセスをカプセル化する入力を格納する。前記スペース枠組みは、アドホック基準または定期的に要求されるとおりに、スペース内の入力への同期アクセスを提供し、結果オブジェクトとして結果を前記スペース内に同時に戻す際に前記入力を処理する。
【0054】
図5および6は、前記クライアントおよびサーバに対する7層アプリケーションアーキテクチャを示す論理的配線図である。サービス特有モジュールが前記データおよびシステムアクセスモジュールから分離されるため、前記7層アーキテクチャは再利用性を許容する。よって、前記ビジネスロジックは装置独立性であり、異なる種類の装置に対して再利用することができる。
【0055】
図5は前記サーバに適用できる層を示し、図6は前記クライアントに適用できる層を示す。前記7層とは、企業システム500、システム装置アクセス501、データアクセス502、ビジネスロジック503、ウェブサービス505、プレゼンテーション506、タスク処理層(前記クライアントに位置する)である。前記プラットフォームをこれらの層に分離することによって、前記層は装置/オペレーティングシステム独立性のままとなることができる。また、この分離は実施複雑性を軽減し、前記製品の安定性を増大させる。
【0056】
前記プレゼンテーション層506は特定アプリケーションに対する(ユーザーインターフェース)サービスを提供すること、およびユーザー相互作用を管理することに対して責任がある。前記層分離によって、ユーザーインターフェースの外観の素早い改変は、他のアプリケーションに対する影響なく、新たなユーザー要求およびビジネスニーズを満たすことができる。前記プレゼンテーション層506は、同じ事業プロセスフローサービス、中心サービス、およびデータアクセスサービスを使用することによって、ウェブアプリケーションに対するHTMLページまたは無線アプリケーションに対するWMLページを作り出すことができる。
【0057】
前記ウェブサービス層505は、前記アプリケーション内のウェブサービスの容易な一体化を可能にする。この層は全てのサービス終点インターフェースを含み、クライアントサービス要求を処理する。それはデータバインディングおよび前記サーバと前記クライアントとの間の中心アプリケーション機能性にアクセスするための共通機能性を提供する。この層は、前記アプリケーションビジネスロジックが通信から独立するように、XMLメッセージデータを分離する。
【0058】
前記メッセージ層は、翻訳、セキュリティ、およびクライアントおよびサーバからの基本通信プロトコルを抽象化することによって分散システム内のより緩い結合を可能にするメッセージ指向ミドルウェア(MOM)を提供する。この層はまた、企業メッセージバスとして前記ウェブサービス層505によって使用され、SOAP(シンプル・オブジェクト・アクセス・プロトコル)およびXML基盤メッセージを使用して前記クライアントと前記サーバとの間の非同期通信を可能にする。この層はJava(登録商標)メッセージングシステムJMSおよび企業メッセージ駆動型ビーンを活用する。
【0059】
前記ビジネスロジック/ワークフロー層503は、事業プロセスサービスを提供することに対して責任がある。これらのコンポーネントは規定の事業規定に基づいて複数の中心機能的サービスを調整する。事業プロセスフローロジックを前記中心サービスから分離すると、これらのサービスの再利用性が有効になる。
【0060】
図3の枠組み/システムおよびデータアクセスコンポーネントと同じ前記データアクセス層502は、データがどこにまたはどのように格納されるかにかかわらず、前記アプリケーションコンポーネントに対する共通データアクセスサービスを提供する。この層分離は、アプリケーションデータが多くの異なるデータプラットフォームに格納できるように前記データ下部を分離する。よって、前記アプリケーションに対する変更は、前記データアクセス層に影響するのみである。これは、基本データ構造ならびに接続詳細を分離し、データ持続性を管理する。
【0061】
図3のシステムサービスと同じ前記システムサービス層501は、アプリケーションに標準サービスを提供する。これらのサービスはコンポーネントの名付けおよびオブジェクト検索を含む。セキュリティおよびディレクトリサービスもまた、システムサービスと考慮される。例えば、セキュリティおよびディレクトリサービスは、アプリケーションを通して活用することができる。セッション管理などいくつかのサービスは、前記プレゼンテーション層のみに含むことができる。
【0062】
企業システム層500は、データ格納、ジャバメッセージングシステム(JMS)およびメールなどのサービスを提供することに対して責任がある。前記データ層502は、物理データ格納を提供することに対して責任がある。前記データは複数の関係方データベースおよび/またはレガシーシステムに格納することができる。前記プラットフォームは、Oracle、MS SQL、DB2、MySQLおよびPostgreを含む複数のデータベース構成に対応する。複数のデータベース対応は、JDBCおよびHibernateの使用を通して利用可能となる。
【0063】
前記ウェブサービスアクセス層505は、ウェブサービスにアクセスするための共通インターフェースを提供する。前記インターフェースはクライアントの前記サービスとの相互作用の開始点である。この層はまた、クライアント要求の送信、およびサーバ応答の受信ならびにサーバの位置付けなどの他の責任も処理する。この層はまた、前記要求を前記ビジネスロジックに委譲する前に、前記ウェブサービスアクセス層内の同等なオブジェクト表現にXML文書をマッピングするステップを処理する。
【0064】
前記タスク処理層504は、タスクにカプセル化される全てのビジネスロジックおよび前記スペースに格納される結果オブジェクトを保持する。それは、スペース入力の管理、およびマスターオブジェクトがタスクの要求を生成し、結果が書き込まれて結果オブジェクトから回収できる要求された事業プロセスを実行するための基盤を提供する。
【0065】
図7は、前記プラットフォーム700の物理的な表示のブロック図を示す。前記物理的表示は、前記ハードウェア上に前記ソフトウェアをマッピングするステップを説明し、前記システムの前記サーバ側の分散側面を示す。図7は、アプリケーションが前記物理的サーバに対して配置される方法、およびそれらの互いとの主な相互作用を図式的に表す。よって、前記ウェブサービス705、アプリケーションサービス701、データベース702、メールサーバ703および企業システム704は、物理的または論理的いずれかで分離される。
【0066】
前記システム内の冗長性は、冗長ハードウェアを追加し、クラスタ化環境を構成することによって、処理される。前記環境は、セッション反復およびトランザクション管理を含む。フォールトトレランスは、クラスタ化環境を実施することによって処理される。アプリケーションサーバ701は、前記サーバのうちの1つが故障した場合に備えて前記フォールトトレランスおよび二重安定装置の低レベル実施を処理する。
【0067】
前記プラットフォームは、前記サーバ側のクラスタ構成内に多くのハードウェアを追加することによって拡大することができる。前記アプリケーションサーバ701は、前記クラスタ化環境において異なるノード間で負荷を分配することの詳細を処理する。
【0068】
前記プラットフォームの一部である前記装置のそれぞれは、まず前記サーバコンポーネント700に進入し、前記装置および前記付随するクライアントコンポーネントに対するプロファイルを作成する。前記クライアントコンポーネントは前記装置に、または前記装置と連動して設置され、初期化の際に前記サーバコンポーネントに連絡する。前記サーバコンポーネントは前記装置を識別し、これが最初の接続であることを認識する。前記サーバコンポーネントは前記装置に対する構成情報を自動的に回収し、前記構成情報を前記クライアントコンポーネントに送信する。前記構成情報を受信した後、前記クライアントコンポーネントは前記装置に対する前記構成パラメータを設定し、そして前記装置がアクティブとなり前記プラットフォーム内で使用する準備ができる。
【0069】
図7Aは、前記ネットワークレベルにおける前記プラットフォームのセキュリティ図を示すモデルである。すでに述べたとおりに、前記サービスおよびモジュールは複数のサーバにわたって配置することができる。非武装地帯はファイアウォールを構成することによって作成される。前記公的DMZ(非武装地帯)715により、ユーザーはインターネット716を通して前記プラットフォームに連絡することができる。前記私的DMZ716内のサーバは、インターネット基盤のユーザーによって直接連絡を受けることができず、前記公的DMZ715内のサーバを通して間接的に連絡を受けることしかできない。矢印で示されるとおりに、前記サーバコンポーネント内へのトラフィックは、左から右へ通過できるのみである。前記公的DMZサーバ715は要求/データを前記私的DMZ716へ渡すことしかできず、前記私的DMZ716は要求/データを前記内部ネットワーク717へ渡すことしかできない。通信は前記内部ネットワーク717から前記私的DMZ716に、または前記公的DMZ715に、または前記インターネット715にも直接行うことができる。サーバ間の通信は、HTTP通信ポートであるポート80を通す。前記サーバコンポーネント700の前記モジュールは、前記DMZ内の私的ネットワークに位置するべき前記アプリケーションサーバ701上に備わっている。前記SMTPサーバ703およびデータベースサーバ702などのその他の企業システムは、役割ベースのセキュリティ、ユーザー認証、および極秘データの暗号化を使用して無許可アクセスから保護されるよう前記DMZ域内の前記私的ネットワーク716に位置するべきである。前記サーバコンポーネントを往復するインターネット上のデータトラフィックの暗号化は、セキュア・ソケット・レイヤー(SSL)プロトコルを使用して行われる。特定の実施例において、前記ウェブサーバ705と前記SMTPサーバ703との間のトラフィックは、メール操作を行うための所定のポートを通してのみ可能となる。特定の実施例において、前記ウェブサーバ705と前記データベースサーバ702との間のトラフィックは、データベーストランザクションを行うための異なる所定のポートを通してのみ可能となる。前記データベースサーバ702は、前記装置プロファイルおよび前記ユーザープロファイルなどのデータを収容する。前記ネットワークおよびファイアウォールセキュリティ基盤に加えて、前記アプリケーションおよびデータベースレベルが中間階層によって保護される。前記中間階層は、役割ベースセキュリティ、ユーザー認証、および暗号化を使用する。
【0070】
図8〜23は、前記サーバコンポーネントと関連する前記ユーザーインターフェースのスクリーンショットである。図で示されるとおりに、矢印は選択済みタスクを指し示す。ユーザーは、マイCatapult、装置、装置プロファイル、規定、ユーザー、ソフトウェア更新、コンテンツパッケージ、およびレポートから選ぶことができる。前記アプリケーションレベルプロトコルはSOAPを使用するHTTPなので、前記インターフェースはどこからでもインターネット接続を使用してアクセスすることができる。よって、前記ユーザーインターフェース(「UI」)は前記サーバ自体において、またはウェブブラウザを使用して遠隔位置にてアクセスすることができる。図8は、ユーザーが前記サーバにログインしてその身元を認証した後にブラウザ内部に現れるユーザー状態ウィンドウ(マイCatapult)800を示す。前記ユーザー状態ウィンドウは、しなければならないことの一覧803、受信箱内のメッセージ802、および行われたあらゆる分析801を示す。前記分析区分801で示されるとおりに、既定の店に対して全ての接続された装置が機能していた時間の割合を表示するレポートが示される。
【0071】
特定の実施例において、ユーザーは、図3からの前記装置プロファイルモジュール316aにアクセスすることによって、装置構成プロファイルを作製することができる。前記装置構成プロファイルは装置属性を示し、ユーザーが共通の装置種類に対する装置属性を再入力する必要がないように、再利用することができる。例えば、ユーザーは「キオスク」に対するプロファイルを定義することができる。前記プロファイルは、例えばプロセッサの種類、通信プロトコル、印刷能力、およびネットワーク接続などの属性といった、前記装置を説明するために使用できるあらゆるメタデータを含むことができる。よって、キオスクプロファイルに対する前記共通属性が定義されると、その往路ファイルはそれぞれの以降のキオスク装置に対して再利用することができる。図8Aで示されるとおりに、ユーザーは、矢印で指し示されるとおりにタブ指標付き装置プロファイル800を選択する。そしてユーザーは前記装置プロファイルに対する特性を設定する。例えば、ユーザーは特定の店810または特定の都市820に位置する全装置に対する装置プロファイルを定義することができる。前記サーバは、前記プロファイルと関連する前記装置を自動的に維持する。前記プラットフォームの前記サーバ側は、既存のプロファイル定義の変更を、前記プロファイルと関連する前記装置に自動的に広める。同様に、ユーザーがプロファイルの割り当てを切り替えたり、またはプロファイルの属性を修正すると、前記サーバは前記サーバの能力によって、装置の関連性を更新または削除する。
【0072】
ユーザーはまた、1つ以上の共通属性を共有する装置のグループ化を作成することもできる。属性は制限なく、位置、連絡先情報、ソフトウェア/ハードウェア構成、ライセンス供与状態、装置エラー、外部参照情報、および/またはバージョニング情報を含むことができる。図8Bで示されるとおりに、ユーザーは前記装置タブ820を選択して「組織的グループ」を作製する。前記組織的グループは、前記組織的グループにそれらを設置するためにユーザーが装置を明確に選択することを必要としない。ユーザーは前記グループに対する装置属性を選択することができる。例えば、ユーザーは特定の装置の種類825または特定の装置の状態(アクティブ、非アクティブ、全て)800を選択することができる。そして前記サーバは前記基準を満たす全ての装置を検索し、これらの装置のリストを作成して前記リストを前記サーバと関連するメモリに格納する。そして前記サーバは前記グループの各メンバーに前記グループ基準のリストを配布する。例えば、前記装置にグループ属性がなくなるようにハードウェアアップグレードを通して前記装置属性が変更された場合、前記装置は前記サーバに連絡する。一実施例において、前記サーバは、前記グループ基準にアクセスし、前記インテリジェント装置の前記更新済み基準を前記グループ基準と比較することによって、前記インテリジェント装置がまだ前記グループの一部であるべきかどうかを確認する。その他の実施例において、前記装置は信号を前記サーバに送信し、前記装置がもう前記葬式的グループのメンバーではないことを示す。そして前記サーバは前記インテリジェント装置を前記組織的グループリストから外して、前記グループに対する更新を伴って前記インテリジェント装置に連絡することはなくなる。それぞれ異なる装置属性を有する複数の組織的グループがあってもよいことを理解すべきである。また、組織的グループは、インターネットを通してユーザーによって前記ウェブインターフェースを通してアクセスすることができる。よって、複数のユーザーが組織的グループを使用することができ、前記組織的グループ内の装置についての情報を得ることができる。異なる権限レベルを持つ異なるユーザーが同じ組織的グループにアクセスすることができるが、前記グループに対する認定された情報にしかアクセスできない。
【0073】
前記組織的グループの作成者などの認定ユーザーは、前記サーバにアクセスして組織的グループに対する前記属性を変更することができる。前記サーバは、前記組織的グループリストを更新し、前記属性変更に基づいて前記グループに対する前記装置の状態に関して現在のグループメンバーのそれぞれおよび新規グループを更新する。前記グループメンバーを更新する過程は、ユーザーによる介入なしで自動的に発生する。結果として、組織的グループは多数の装置の管理のための機構を提供する。属性を基盤としたグループ化および再グループ化はユーザーの介入なしに行われる。
【0074】
また、複数のユーザーが、組織的グループ内の装置についての情報を得るために組織的グループに遠隔的にアクセスして使用することができる。レポートは組織的グループに関して定義され、ユーザーは前記サーバへのウェブインターフェースを通してログインすることができ、前記ウェブサービス層、および報告が望ましい場合は前記報告サービス、または例えば前記事業規定の更新が望ましい場合は前記ランデブーサービスにアクセスする。
【0075】
各装置に対して、または前記プラットフォーム内の装置のグループに対して、一式の事業規定を開発することができる。ユーザーは単一装置に対する、または組織的グループに対する事業規定を定義することができる。図8Cは、事業規定840、装置プロファイル850、および組織的グループ860の関係を示す。ユーザーは事業規定840を使用して装置プロファイル850を定義することができる。また、組織的グループ860は、図の中の矢印で指し示されるとおりに、装置プロファイル850および事業規定840を使用することができる。
【0076】
図8の規定ボタンを選択した後、ユーザーは前記サーバへのHTTP伝達を引き起こし、新規画面が前記規定に対して表示されて前記事業規定モジュール309Aにアクセスする。図9は前記事業規定ページのスクリーンショットを示す。そしてユーザーは様々な規定分類900から選択して新規規定を作成することができるか、またはユーザーは既存の規定から選択することができ、エラー処理モジュール307aにアクセスする。図10で示される画面は、ユーザーが新規エラー処理規定を設定することを選択するとユーザーに提示される。そしてユーザーは前記プロファイル内の前記装置のうちいずれからも選択することができる。図示されるとおりに、ユーザーは選択することができる1,000の装置のリストを提供される。ユーザーは「条件を使用して装置を検索する」ボタン1001を選択することによって装置を選別することができるか、またはユーザーは「装置の種類を選択する」ボタン1002を選択することによって、ユーザーが前記規定に対して実施を望む装置の特定種類を識別することができる。さらに、ユーザーは装置プロファイル1003に基づいて装置を選択することができ、装置プロファイルモジュール316aにアクセスする。図11は、チェックマーク1100によって指し示されるとおりに、前記エラー処理メッセージを作成するために8つの装置がこの例において選択されていることを示す。図12は、それに対して共通規定を作成することができる、選択された前記装置の全てのコンポーネント1200の全てを示す。図12において、ユーザーはプリンタ1201に対する規定を作成することを選択している。ユーザーは次ボタン1202を選択し、図13で示されるとおりにコンポーネント状態/エラー種類画面1300を提示される。前記画面は、プリンタ1301と具体的に関連する選択可能なエラー/問題1301を表示する。前記画面はまた、特定のエラー種類について前記プリンタに対する状態1302の選択も可能にする。図13において、「クレジットカード読取機障害閾値」1303というエラーは、状態選択1204を含み、ユーザーはドロップダウンツールからの複数の割合より選択することができる。図示するとおりに、複数のエラー/状態を組み合わせて複合エラー要件を形成することができる。その他の装置に対するその他の多くのエラー状態があってもよいが、プリンタと関連するエラーのみが選択に対して提供される。よって、前記システムはその状況に応じた情報を提供する。状況対応性は、前記選択されたサーバ、前記選択された組織的グループ/装置、ユーザー権限、位置、および前記装置についてのメタデータを含む多数の変数に基づくことができる。前記エラー/状態に基づき、前記プラットフォームは、前記クライアントコンポーネントによって、前記エラー/状態の状況が発生するとまたは前記サーバによって行われるステップの選択を可能にする。図14で示されるとおりに、選択される前記事業規定1400は、スクリプトを作動し、前記スクリプトが失敗した場合は規定の時間の後に警告を送信するものである。ユーザーは、行われる措置1401、以降の措置がとられるべきかどうか1402、および前記措置に対する条件文を選択することができる。とられる前記措置は、前記クライアントコンポーネント上または前記サーバコンポーネント上で発生することができる。例えば、前記スクリプトが前記クライアントコンポーネント内で解釈され、前記警告が前記サーバコンポーネントから発信する。図15は、エラー処理事業規定が作成される時に提示される最終画面である。図9〜23の前記スクリーンショットは説明目的で提供され、多くの異なる組み合わせの事業規定およびレポートを、図1〜8および図24〜25で開示される前記システムアーキテクチャを使用して、前記ネットワーク内の前記インテリジェント装置に基づいて作成できることを認識するべきである。
【0077】
図16は、前記装置アイコン1600が前記ウェブブラウザウィンドウの最上部にあるバーから選択されると生じるスクリーンショットである。前記装置アイコン1600は矢印でハイライトされている。ZenPhoto1602と名付けられた装置に対する装置情報を示す画面の左側にある装置の表示1601は、前記画面の右手側に表示されている。ユーザーは前記装置の表示において装置間を移動することができ、異なる装置スナップショットが新規画面上に提示される。同様に提供されるのは、動作、履歴、規定、およびプロファイルを含む一連の選択バー1603である。ユーザーは、結果として新規画面の表示となる前記バーの選択によって、この情報間を移動することができる。前記選択バーはまた、前記選択済み事業規定、装置、位置、メタデータ、または装置特性などの変数に基づく状況依存性でもある。前記装置スナップショットは、前記装置および同様に前記付随するクライアントコンポーネントについての情報を提供する。図示されるとおりに、前記ZenPhoto装置は、CPU、ディスクドライブ、スキャナ、ビルアクセプタ、プリンタ、およびメディア読取機を含む。前記装置は、写真キオスクまたは音楽局として使用することができる。ユーザーが前記装置についてのさらなる情報を知りたい場合は、異なる選択バーを選択することができる。
【0078】
図17は、前記履歴選択バーが図16に示すとおりに選択された時の履歴表示を示す。装置の動作は前記クライアントコンポーネントによって記録および保存され、結果として生じる情報は、提示のために前記サーバコンポーネントへ渡される。前記サーバは、前記クライアントコンポーネントが通信を開始する結果として前記情報を受信する。図示されるとおりに、前記装置は、前記クライアントコンポーネントに装置再起動1701を引き起こさせた紙幣読取機エラー1700、および前記クライアントコンポーネントに前記アプリケーション1703を再起動させたオフラインプリンタ状態1702を含む多数のエラー状態(前記エラー状態が、エラー状態事業規定を作成することによって前記装置に対して以前定義された)に遭遇している。
【0079】
図18は、前記コンテンツ配布モジュール312aおよび前記コンテンツ配布サービス303aにアクセスする前記デジタルコンテンツアイコン1800の選択を示すスクリーンショットである。前記画面は、前記デジタルコンテンツのタイトル1801、転送が認定されているかどうか、前記デジタルコンテンツの状態1802、前記デジタルコンテンツを分類するための部類1803、ならびに前記対象装置1804、および前記転送に対する日付および時間1805を示す。ユーザーはデジタルコンテンツのリストを選別することができ、また対応するボタンを選択することによって前記配布スケジュールを編集、削除、有効、無効、または変更することができる。すでに示したように、ボタンがユーザーによって選択されると、前記ボタンを図式的に選択することによって入力装置を使用して、指示が前記コンピュータ端末からXML/SOAPメッセージとして、前記サーバコンポーネントのモジュールからの表示に対して適切な画面を要求するHTTPを通して伝達される。
【0080】
図19は、「配布スケジュールを変更する」バーの選択後に提示されるスクリーンショットである。前記装置のうち全ての前記プロファイルから、前記サーバコンポーネントは、デジタルコンテンツを受信することができる前記装置を選別し、それらの装置が提示され、ユーザーによって選択可能である。図19では、ZenCheck装置が選択されている。
【0081】
図20は、ユーザーが「ボストン地域バレンタインの宣伝」2000である前記デジタルコンテンツの配布に対する時間および日付を選択できるようにするスクリーンショットである。ユーザーは利用可能な様々なパラメータを設定し、前記サーバに情報を伝達し、かつ前記プラットフォームの一部である特定の装置への所望のデジタル媒体の伝達をスケジュールする次ボタンを選択することができる。図21は、前記デジタルコンテンツのダウンロードが前記ZenPhoto装置に対してスケジュールされていることを確認するスクリーンショットである。前記サーバモニタの前記モジュールおよびサービス、前記インテリジェント装置と関連する前記クライアントアプリケーションの前記コンテンツ配布モジュールによって発信される定期または周期的更新を受信する前記コンテンツ配布状態。ユーザーは状態に対する事業規定を作成することによって、前記状態更新を生成することができる。
【0082】
情報を前記装置と関連する前記クライアントコンポーネントに提供することに加えて(デジタルコンテンツ、事業規定、構成情報)、前記サーバコンポーネントは、前記装置について前記クライアントコンポーネントから受信した情報に基づいてレポートを作成することもできる(状態情報)。図22で示されるとおりに、ユーザーはレポートアイコン200を選択している。そしてユーザーは閲覧のために所定のレポートを選択するか、またはレポートを作成することができる。ユーザーがレポート2201の作成を決定すると、各画面が以前の選択に基づいている一連の画面が提供される。よって、ユーザーに提示される前記画面は、ユーザーによって選択および提供される前記情報のうち全てに左右される。図23は、「プロファイルによるログ活動」と題された所定のレポートが選択された時のスクリーンショットを示す。レポートを作成する際に、ユーザーは前記報告モジュール313aを使用する。前記報告モジュール313aにより、ユーザーは報告パラメータを構成することができる。前記報告モジュールはまた、報告データ生成を含む、前記クライアント上の全ての報告操作を実行する。前記企業規定モジュール309aと共に前記報告モジュール313aを使用して、所定のイベントまたは特定の装置の種類に基づいて生成されるレポートを作成することができる。
【0083】
図24および25は図3および4のより詳細な図をそれぞれ提供し、より具体的には、図24は前記サービス相互作用層2400、前記プレゼンテーション層2401、および前記サービス処理層2404を含む様々な層、および前記層内の前記モジュールを示す。これらのモジュールは、図3で示されるとおりに、前記サービスおよび対応するアプリケーションモジュールに対応する。
【0084】
前記プレゼンテーション層2401は最初に対応される。前記モデルモジュール2401は、事業分野およびその分野へのアクセスおよび修正を提示する。前記モデル2410は、表示に対する能力を提供して状態についてのモデルのクエリを行い、それが変更すると表示に積極的に通知することができる。前記モデルは、事業プロセスを有効にすること、または前記モデルの状態を変更することに対して責任がある。前記表示モジュール2411は、モデルのコンテンツを表示する。前記表示モジュール2411は、前記モデルモジュール2410からデータにアクセスし、そのデータがどのように表示されるべきかを特定する。前記表示モジュール2411は、前記モデルモジュール2410が変更するとその表示における一貫性を維持することに対して責任がある。前記表示モジュール2411は、ユーザー動作/要求を前記制御器モジュール2412に転送する。前記制御器モジュール2412はアプリケーション挙動を定義する。前記制御器モジュールはユーザー動作/要求を解釈し、それらを前記モデルモジュール2410によって行われる作用にマッピングする。ウェブアプリケーションにおいて、前記動作/要求は、GETまたはPOST HTTP要求として表示される。前記モデルモジュールのコマンドの結果に基づき、前記制御器モジュール2412は、前記ユーザー要求に対する応答の一部としてレンダリングされる表示を選択する。
【0085】
前記サーバはサーブレットおよびJSP(Java(登録商標)サーバページ)の両方の使用を組み合わせるため、前記サーバコンポーネントは動的コンテンツのために働くことができる。それは、前記プレゼンテーション層およびサーブレットをレンダリングしてプロセス強化タスクを行うためにJSPを使用して、両方の技術の優勢な強みを活用する。ここで、前記サーブレットは前記制御器として働き、要求処理および前記プレゼンテーション層によって使用されるあらゆるビーンズまたはオブジェクトの作成、ならびにユーザーの動作により、どの動的ページに要求を送信するか決定することを担当する。前記ページは、前記サーブレットによって以前作成された可能性のあるあらゆるオブジェクトを回収すること、および静的テンプレート内の挿入のためにそのサーブレットから前記動的コンテンツを抽出することに対して責任がある。この方法は結果として、コンテンツからの提示の分離となる。前記プラットフォームの設計は、前記プレゼンテーション層2401がビジネスロジックを直接含んだりまたは呼び出したりしないことを保証するが、前記プレゼンテーション層からのビジネスロジック層の分離を実施する。より明確な言葉では、前記プレゼンテーション層から前記事業層内の事業オブジェクトへの呼び出しは禁止される。
【0086】
前記制御器サーブレット/モジュールに加えて、前記プレゼンテーション層は、動作基盤階級、エラー処理支援、構造と相互作用するための構造ビーンズ、およびJSP表示を含む。JSPタグを活用して、前記アプリケーションインターフェースコンポーネントのうちのいくつかにアクセスする。JSPタグは、バックエンドおよびフロントエンドコード間の明瞭な分離を提供し、前記フロントエンドは前記ユーザーインターフェースおよびプレゼンテーション層であり、その他全ての層は前記バックエンドと考慮される、前記バックエンドおよびフロントエンドコード間の途切れのない統合を提供する。この仕様で使用されるとおりに、「層」および「階層」という用語は同意語として使用される。
【0087】
前記制御器サーブレット/モジュールは、要求を処理するための連絡の初期点として使用される。前記制御器サーブレットは、認証および承認などのセキュリティサービスを呼び出すステップ、事業処理を委譲するステップ、適切な表示の選択を管理するステップ、エラーを処理するステップ、およびコンテンツ作成方策の選択を管理するステップを含む、前記要求の処理を管理する。前記制御器サーブレットは、ウェブ要求処理を制御および管理する集中型入り口点を提供する。決定点および制御を集中させることによって、前記制御器サーブレットは、Java(登録商標)コードの量を削減することにも役立つ。前記制御器サーブレット内の制御を集中させて前記表示モジュール内のビジネスロジックを削減することで、要求にわたってコードの再利用を促進する。前記制御器サーブレットは、前記アプリケーションによって必要とされる前記ウェブコンポーネントが必要な時に初期化されることを保証する。
【0088】
前記サービス相互作用層2400には、前記サービスが前記クライアントコンポーネントに提示するインターフェースを提供することを含む、いくつかの主な責任がある。前記クライアントコンポーネントはそれを通して前記サービスにアクセスするため、前記インターフェースは前記クライアントの前記サービスとの相互作用の開始点である。前記相互作用層2400はまた、クライアント要求を受信すること、要求を適切なビジネスロジック2421に委譲すること、および応答2420を作成し送信することなど、その他の責任も扱う。前記相互作用層2400はまた、前記サービスが前記要求をビジネスロジックに委譲して応答を策定する方法に対するロジックも含む。前記サービス相互作用層2420がクライアントから要求を受信すると、前記相互作用層2420は、要求を前記ビジネスロジックに委譲する前にあらゆる必要な前処理を行う。前記ビジネスロジック処理が完了すると、前記相互作用層は前記応答を前記クライアントに返送する。
【0089】
前記サービス処理層2402は、クライアント要求を処理するために使用される全てのビジネスロジックを保持する。それはまた、データベースなどのその他のシステムサービスとの統合および相互作用、および前記データアクセス層2451および前記メッセージング層2452を使用したメッセージングに対しても責任がある。
【0090】
前述のとおりに、前記サーバコンポーネントは動作階級を含む。前記動作階級は、ユーザーによって作成されるイベントを処理することに対して責任がある。典型的な動作階級は下記のようなロジックを実施する。
・ユーザーのセッションの現在の状態を検証すること
・コンポーネントの呼び出しなど、この要求に必要とされる処理を行う
・ユーザーインターフェースの新規ページを作成するために使用される前記サーバ側オブジェクトを更新すること
・新規に更新されたビーンズに基づいて、前記応答を生成するために使用されるJSPページを識別する適切な作用転送オブジェクトを返送すること。
【0091】
ウェブビーンは、遠隔サービスまたはモジュールに対するローカルプロキシとして働く。それは、EJB(企業Java(登録商標) Bean)アーキテクチャの検索およびアクセス詳細など、事業サービスの基本実施詳細を隠す。ウェブビーンを使用すると、前記事業プロセス層と前記中心サービス層との間の結合を軽減する。前記ウェブビーンは、前記事業サービスAPIの実施における可能性のある不安定性からクライアントコンポーネントを保護することができる。このことは、前記事業サービスAPIまたはその基本実施が変更すると前記事業プロセスコードに対して行わなければならない変更の数を削減する。前記クライアントコンポーネントは、名付けおよび検索サービスに対して透過的になる。前記ウェブビーンはまた、EJB例外、JMS例外などの前記事業サービスからの例外も処理する。前記ウェブビーンは、そのようなサービスレベル例外を妨害し、その代わりにアプリケーションレベル例外を生成することができる。前記ウェブビーンは、結果をキャッシュに格納する機会を提供する。それは前記ネットワーク上の不必要かつ潜在的に費用のかかる往復を制限するため、結果は有意に性能を向上させることができる。
【0092】
前記プラットフォームのウェブサービス階層は、クライアントコンポーネントと前記サーバコンポーネントとの間の通信およびデータ交換の基盤を提供する。この階層は全ての前記ウェブサービス終点インターフェースを含む。ウェブサービスは、文書型ウェブサービスとして設計および実施することができる。アダプタオブジェクトは、前記アプリケーションの前記サービス相互作用層2400と前記ビジネスロジック層2450との間のプロキシとして使用される。前記サービス終点インターフェースに対して行われた要求は翻訳されて処理のために前記ビジネスロジック層2450に渡される。アダプタオブジェクト2460もまた、メッセージオブジェクトをドメインオブジェクトに変換し、前記サービス要求を前記ビジネスロジック2450に委譲して特定の事業プロセスを行う。アダプタオブジェクト2460は、前記サービス相互作用層2400および前記ビジネスロジック層2450の分断を可能にする。それらはまた、前記サービス相互作用層2400からアプリケーション機能性にアクセスするための透過的方法を提供する。それは、前記アプリケーションの再利用性および拡張可能性を増大させる。
【0093】
メッセージオブジェクト2462を使用して、前記クライアントと前記サーバとの間で交換されるXMLメッセージデータをカプセル化する。前記事業オブジェクト2461はメッセージオブジェクト内にカプセル化されるのみであるXMLメッセージデータにアクセスする。メッセージオブジェクト2462は、前記事業オブジェクトおよび前記XMLメッセージデータの分断を可能にする。それらはまた、前記XMLメッセージデータにアクセスするための透過的方法を提供する。それは、前記アプリケーションの再利用性および拡張可能性を増大させる。
【0094】
前記メッセージング層2440は、前記クライアントと前記サーバとの間の非同期通信を可能にする。これは、アプリケーション応答時間を向上させ、前記アプリケーションの拡張可能性を増大させる。AU SOAPおよびXMLメッセージは企業メッセージバス方策を使用し、(Java(登録商標)メッセージングシステム)JMSを使用して前記アプリケーションにメッセージを配信する。メッセージ駆動型ビーン(MDB)はJMSメッセージ消費部である。クライアントコンポーネントはMDBに直接アクセスすることはできない。アプリケーションは、JMSメッセージを前記MDBが聞いている目的地に送信することによって、前記MDBと連動する。このことは、次々と来るメッセージの同時処理を可能にする。メッセージ駆動型ビーンはトランザクションを認識する。アプリケーションサーバは、MDMも同様にクラスタ化するための支援を提供する。メッセージ駆動型ビーンズ(MDB)を使用して、前記クライアントから前記サーバへ送信されるメッセージを処理する。MDBは前記事業プロセスを前記事業ロジック階層内の前記事業オブジェクトに委譲する。
【0095】
前記ビジネスロジック層2450は、事業委譲パターンおよび取扱部パターンを活用する。事業委譲パターンは、前記ビジネスロジック階層および前記システムサービス階層の分断を提供し、前記サービスにプロキシインターフェースを提供する。取扱部パターンはクエリ実行、結果、および結果処理を管理する。このことは、結果として前記アプリケーションコードのより高度なモジュール方式および再利用性となる。それはまた、前記アプリケーションの拡張可能性も増大させる。
【0096】
前記事業階層は、JMSメッセージ処理のためのメッセージ駆動型ビーンズ、および図5で示されるとおりに動作をスケジュールするためにタイマーとともに使用される処理状態を把握しないセッションビーンズなど、前記アーキテクチャに対して制限された数のEJBを採用する。EJBメッセージ駆動型ビーンズまたは処理状態を把握しないセッションビーンズを使用して実施される全ての事業サービスは、各事業サービスの詳細な実施を前記サービスと相互作用するその他のコンポーネントから隠す外見オブジェクト2466(図24に示す)を有する。
【0097】
図5に示されるとおりの前記J2EEタイマーサービスは、特定の間隔で動作をスケジュールして特定の事業プロセスを開始するために使用される。これらの種類の動作に対して、アプリケーションは通常、ある種のタイマーサービスを採用する。データベースをスキャンするステップ、および無効記録を除去するステップ、または一定時間を基盤とした事業規定を実行するステップなどのバッチ操作を開始するアプリケーションは、タイマーサービスを使用することができる。J2EE1.4は、前記アプリケーションが周期的イベントを自動的に開始されることを必要とし、実時間イベントを処理していない時に使用されるロバストタイミングサービスを含む。企業ビーンズは、具体的にこのサービスに対する処理状態を把握しないセッションビーンズを使用して、前記アプリケーションの前記アーキテクチャに導入される。
【0098】
データアクセスオブジェクト設計パターンを使用して、システム資源にアクセスする。データアクセスオブジェクトパターンは、透過的アクセスを具体化し、データソースおよびシステム資源に提供する。DAO設計パターンは前記アプリケーションの移植性を増大させる。前記データアクセスオブジェクト(DAO)263を使用して、前記データソースへの全アクセスを抽象化およびカプセル化する。前記DAO2463は、前記データソースとの関係を管理し、データを取得して格納する。
【0099】
前記DAO2463は、前記データソースと連動するために必要とされるアクセス機構を実施する。前記データソースは、RDBMSのような持続性貯蔵、B2B交換のような外部サービス、LDAPデータベースのような貯蔵庫、またはCORBA HOPまたは低レベルソケットを介してアクセスされる事業サービスにすることができる。前記DAOオブジェクト2463に依存する前記事業コンポーネントは、そのクライアントに対する前記DAO2463によって公開されるより簡便なインターフェースを使用する。前記DAP2464は、前記データソース実施詳細をそのクライアントから完全に隠す。前記DAOによってクライアントに対して公開される前記インターフェースは、前記基本データソース実施が変更する場合に変更しないため、このアプリケーションアーキテクチャは、前記DAO2463がそのクライアントまたは事業コンポーネントに影響を及ぼすことなく異なる格納組織に適合できるようにする。本質的に、前記DAOは前記コンポーネントと前記データソースとの間のアダプタとして働く。
【0100】
前記システムサービスアクセス層をこれから説明する。前記プラットフォームは向上階級を活用し、データアクセスサービス2464、メッセージングサービス2465、およびロギングサービスを含むアプリケーションサービスを作成する。前記工場オブジェクトは、それらの実施と無関係に、これらのサービスを作成およびアクセスする標準的方法を提供する。それは、異なる実施の交換ができるように、これらのサービスとそれらを使用する前記オブジェクトとの間の重要な分離を可能にする。(データベースメッセージングなど)。
【0101】
前記プラットフォームはJava(登録商標)ネーミングサービス、RDBM、ファイルシステム、およびメールサーバを活用する。Java(登録商標)ネーミングおよびディレクトリインターフェースは、システムサービスおよび資源にアクセスするための標準的方法を提供する。それはまた、前記アプリケーションの管理容易性および移植性を増大させる。
【0102】
前記プラットフォームはまた、アプリケーションロギングに対する共通インターフェースも活用する。このインターフェースは、前記アプリケーション内で使用される特定のロギングパッケージの周りのラッパーである。前記アプリケーション内の全コンポーネントはこのラッパーを使用して、デバッギングおよびエラー情報の記録を取る。このことは、コード修正なしでランタイムでのアプリケーションロギングを可能にする。それはまた、アプリケーションロギングに対する標準機構も有効にする。
【0103】
前記プラットフォームで使用される前記データベースには、アプリケーションロジックへのアクセスがない。また、前記プラットフォームは、セキュリティの危険を回避するために同じデータベースを使用するその他のオブジェクトと表スペースを共有しない。
【0104】
前記プラットフォームは、前記サーバと前記クライアントとの間の基本通信プロトコルとしてHTTPに対応する。前記クライアントと前記サーバとの間のデータ交換は、XMLまたは/およびSOAP通信を通して処理される。XMLを使用して、ハートビートおよびコンポーネントの状態など頻繁に生成されるデータを送信するための軽量プロトコルを提供する。SOAPは、HTTPS(SSL)に加えて全ての標準SOAPセキュリティ特徴に対応しながら大量のデータおよびファイルを転送するために使用される。図24内に示されるその他のオブジェクトは、当業者または通常の技術にはよく知られており、本開示内では詳述しないものとする。
【0105】
前記クライアントアプリケーション設計は図25で示される。クライアントコンポーネントは、マスター−作業部パターンのアーキテクチャに従い、そこでは前記作業者が実行しなければならないタスクを管理するメモリスペース内で前記マスターおよび作業者が動作する。前記マスター−作業部パターンは前記スペースの使用を精密に提示し、前記スペースの入力内にカプセル化される前記ビジネスロジックおよびプロセスを定義する。タスクおよび結果入力(2500、2501)という、前記クライアントコンポーネント上で使用される2種類の入力がある。前記マスター2502は、アドホック基準または定期的に要求されるとおりに、タスク入力を非同期的に前記スペース2503へ投入する。前記責任作業部2504は、結果オブジェクト(2501)として前記スペース内に同時に戻す際に前記タスク2500を処理する。前記マスター2502は、結果を回収してそれらを処理する。この構造パターンを使用する利点がたくさんある。前記相互作用プロセスは、前記スペースを前記アーキテクチャが直線的に拡大縮小できるようにする通信媒体として使用することによって、分断される。既存のサービスに影響を及ぼすことなく、新規機能をサービスに追加することもできる。アクセスは同時にデータおよびシステム機能性に行うことができる。前記スペースは、同時に動作する複数のプロセスの同時データアクセス操作を透過的に満たす。前記スペースは、プロセスが明らかに削除するまでオブジェクトがアクセス可能なままであることを保証する格納機構を持つ。
【0106】
前記マスターモジュール2502は、タスクを前記スペースに投入すること、およびタスク2500の実行の結果を回収することに対して責任がある。前記作業部モジュール2504は、前記スペースに投入されたタスクを実行することに対して責任がある。各作業部は、特定のタスクを実行する責任がある。前記タスクおよび結果オブジェクト2500、2501は、特定のビジネスロジックまたは前記クライアントによって行われる必要のある機能性を実施する。各タスクオブジェクト2500には、その特定タスク実行の結果を処理する方法を知っている対応する結果オブジェクト2501がある。
【0107】
前記サービスアクセス層2510は、前記クライアントと前記サーバとの間の通信を容易にし、明確かつ任意の事業プロセスを行う多数のウェブサービスクライアントを内蔵する。APIは、タスクおよび結果に対してすぐに利用可能に作成することができる。図24内に示されるその他の層およびオブジェクトは、当業者または通常の技術にはよく知られており、本開示内では詳述しないものとする。
【0108】
前記クライアント側(図25で示されるとおり、XMLデータアクセスオブジェクト)および前記サーバ側(図24で示されるとおり、システムサービスアクセス層)の中心サービス層は、複数のアプリケーションによって共有することができる共通中心(機能的および実用性)サービスを提供することに対して責任がある。各中心サービスオブジェクトは、明確な任意の事業プロセス、事業機能、または実用性機能を行う。この層分離は、柔軟性および再利用性を提供する。
【0109】
前記共通システムサービスは、それらを使用する前記モジュールに影響を及ぼすことなくそれらを拡張または修正できるような方法で提供される。共通システムサービスは、構成サービス(ランタイム構成パラメータを回収するためのサービス)、スケジューリングサービス、ロギングサービス、JNDI、JMS、メール、およびデータベース接続性などのシステムサービス、およびXMLサービス(XML文書を作成、回収、更新、および削除するためのインターフェース)を含む。
【0110】
前記プラットフォームの通知枠組みは、サーバ基盤の一式のモジュールである。この枠組みは、前記サーバ上でのカスタム通知動作を作成するステップを可能にして、それらを前記サーバ上の警告および通知およびエラー処理のワークフローおよび事業プロセスへ組み入れる多数のAPIを提供する。また、この枠組みは前記外部企業システムとの一体化を容易にし、顧客関係管理(CRM)システム、ヘルプデスク、およびサポートシステムおよびレガシーシステムを含むエンタープライズ・アプリケーション・インテグレーション(EAI)に対する基盤を提供する。
【0111】
前記プラットフォームのコンポーネント枠組みは、クライアント側の一式のモジュールである。この枠組みは、アプリケーションプログラムおよびハードウェアコンポーネントなどのクライアントモジュールを追加およびカスタマイズするための基盤を提供する。この一式のモジュールは、これらのコンポーネントの遠隔管理能力を有効にし、前記ランデブーサービスを使用してこれらのコンポーネントを構成するための標準インターフェースを提供する。
【0112】
前記ジョブ枠組みは、クライアントの一式のモジュールである。この枠組みは、クライアントコンポーネント機能性のさらなるカスタマイズおよび拡張を可能にする。それは、特定事業プロセスを実施し、それをクライアントコンポーネントに組み入れるための簡便かつ柔軟性があるが強力なインターフェースを提供する。
【0113】
前記ウェブサービスAPIは、前記プラットフォームの前記サービス指向アーキテクチャの性質に基づく分散コンポーネント基盤である。この枠組みは、前記サーバコンポーネントと通信して任意かつ明確な事業プロセスを行うためにクライアントコンポーネント上ですぐに利用可能な多数のAPIを含む。それはまた、他のプラットフォーム上の他のクライアントを構築してこれらのサービスと通信できるように、これらの事業サービスの前記終点インターフェースも含む。これらのサービスはXMLおよびHTTPを、それぞれデータ交換および通信プロトコルとして活用する文書型ウェブサービスとして設計されるため、このことが可能になる。
【0114】
本発明の様々な模範的な実施例を開示したが、本発明の真の要旨を逸脱しない範囲で様々な変更および修正を行うことが可能であることはこの技術に精通したものなら言うまでもない。これらの、およびその他の明らかな修正は添付の請求項によって補われることを目的としている。ここで説明される実施例はJava(登録商標)およびJava(登録商標)基盤コンポーネントの使用に参照されるが、本発明概念から逸脱することなく同様の機能性を提供するその他の予備言語を使用することができることを認識すべきである。
【図面の簡単な説明】
【0115】
本発明の前述の特徴は、付随する図面を参照して取られた、下記の詳細な説明の参照によってより容易に理解される。
【図1】図1は、装置独立性インターフェースを使用してネットワーク接続された装置を管理するためのプラットフォームを示す。
【図1A】図1Aは、クラスタ化分散環境における前記プラットフォームを示すブロック図である。
【図2】図2は、自律サービスおよび前記クライアントコンポーネントと前記サーバコンポーネントとの間の通信を示すブロック図である。
【図3】図3は、前記サーバコンポーネントの一部である前記サービスおよびモジュールを示すブロック図である。
【図3A】図3は、前記サーバコンポーネントの一部である前記サービスおよびモジュールを示すブロック図である。
【図3B】図3は、前記サーバコンポーネントの一部である前記サービスおよびモジュールを示すブロック図である。
【図3C】図3は、前記サーバコンポーネントの一部である前記サービスおよびモジュールを示すブロック図である。
【図4】図4は、前記クライアントコンポーネントの一部である前記サービスおよびモジュールを示すブロック図である。
【図4A】図4は、前記クライアントコンポーネントの一部である前記サービスおよびモジュールを示すブロック図である。
【図4B】図4は、前記クライアントコンポーネントの一部である前記サービスおよびモジュールを示すブロック図である。
【図5】図5および6は、前記クライアントおよびサーバに対する7層アプリケーションアーキテクチャを示す論理的配線図である。図5は、前記サーバに適用できる層を示す。
【図6】図5および6は、前記クライアントおよびサーバに対する7層アプリケーションアーキテクチャを示す論理的配線図である。図6は、前記クライアントに適用できる層を示す。
【図7】図7は、前記プラットフォームの物理的な図のブロック図を示す。前記物理的図は、前記ハードウェア上に前記ソフトウェアをマッピングするステップを説明し、前記システムの分散側面を示す。
【図7A】図7Aは、前記ネットワークレベルにおける前記プラットフォームのセキュリティ図を示すモデルである。
【図8】図8〜23は、事業/エラー規定の作成、組織的グループ、装置プロファイルの閲覧、およびレポートの作成のための前記ユーザーインターフェースのスクリーンショットを示す。図8は、タスクバーを含むマスター画面のスクリーンショットを示す。
【図8A】図8〜23は、事業/エラー規定の作成、組織的グループ、装置プロファイルの閲覧、およびレポートの作成のための前記ユーザーインターフェースのスクリーンショットを示す。図8Aは、インテリジェント装置プロファイルの作成のためのスクリーンショットを示す。
【図8B】図8〜23は、事業/エラー規定の作成、組織的グループ、装置プロファイルの閲覧、およびレポートの作成のための前記ユーザーインターフェースのスクリーンショットを示す。図8Bは、インテリジェント装置の組織的グループの作成のためのスクリーンショットを示す。
【図8C】図8〜23は、事業/エラー規定の作成、組織的グループ、装置プロファイルの閲覧、およびレポートの作成のための前記ユーザーインターフェースのスクリーンショットを示す。図8Cは、事業規定、装置プロファイル、および組織的グループの関係を示す図である。
【図9】図8〜23は、事業/エラー規定の作成、組織的グループ、装置プロファイルの閲覧、およびレポートの作成のための前記ユーザーインターフェースのスクリーンショットを示す。図9〜15は、エラー処理に対する事業規定の作成のためのスクリーンショットである。
【図10】図8〜23は、事業/エラー規定の作成、組織的グループ、装置プロファイルの閲覧、およびレポートの作成のための前記ユーザーインターフェースのスクリーンショットを示す。図9〜15は、エラー処理に対する事業規定の作成のためのスクリーンショットである。
【図11】図8〜23は、事業/エラー規定の作成、組織的グループ、装置プロファイルの閲覧、およびレポートの作成のための前記ユーザーインターフェースのスクリーンショットを示す。図9〜15は、エラー処理に対する事業規定の作成のためのスクリーンショットである。
【図12】図8〜23は、事業/エラー規定の作成、組織的グループ、装置プロファイルの閲覧、およびレポートの作成のための前記ユーザーインターフェースのスクリーンショットを示す。図9〜15は、エラー処理に対する事業規定の作成のためのスクリーンショットである。
【図13】図8〜23は、事業/エラー規定の作成、組織的グループ、装置プロファイルの閲覧、およびレポートの作成のための前記ユーザーインターフェースのスクリーンショットを示す。図9〜15は、エラー処理に対する事業規定の作成のためのスクリーンショットである。
【図14】図8〜23は、事業/エラー規定の作成、組織的グループ、装置プロファイルの閲覧、およびレポートの作成のための前記ユーザーインターフェースのスクリーンショットを示す。図9〜15は、エラー処理に対する事業規定の作成のためのスクリーンショットである。
【図15】図8〜23は、事業/エラー規定の作成、組織的グループ、装置プロファイルの閲覧、およびレポートの作成のための前記ユーザーインターフェースのスクリーンショットを示す。図9〜15は、エラー処理に対する事業規定の作成のためのスクリーンショットである。
【図16】図8〜23は、事業/エラー規定の作成、組織的グループ、装置プロファイルの閲覧、およびレポートの作成のための前記ユーザーインターフェースのスクリーンショットを示す。図16は、装置プロファイル図を示す。
【図17】図8〜23は、事業/エラー規定の作成、組織的グループ、装置プロファイルの閲覧、およびレポートの作成のための前記ユーザーインターフェースのスクリーンショットを示す。図17は、装置履歴閲覧を示す。
【図18】図8〜23は、事業/エラー規定の作成、組織的グループ、装置プロファイルの閲覧、およびレポートの作成のための前記ユーザーインターフェースのスクリーンショットを示す。図18〜21は、コンテンツ配布に対する事業規定の作成のためのスクリーンショットである。
【図19】図8〜23は、事業/エラー規定の作成、組織的グループ、装置プロファイルの閲覧、およびレポートの作成のための前記ユーザーインターフェースのスクリーンショットを示す。図18〜21は、コンテンツ配布に対する事業規定の作成のためのスクリーンショットである。
【図20】図8〜23は、事業/エラー規定の作成、組織的グループ、装置プロファイルの閲覧、およびレポートの作成のための前記ユーザーインターフェースのスクリーンショットを示す。図18〜21は、コンテンツ配布に対する事業規定の作成のためのスクリーンショットである。
【図21】図8〜23は、事業/エラー規定の作成、組織的グループ、装置プロファイルの閲覧、およびレポートの作成のための前記ユーザーインターフェースのスクリーンショットを示す。図18〜21は、コンテンツ配布に対する事業規定の作成のためのスクリーンショットである。
【図22】図8〜23は、事業/エラー規定の作成、組織的グループ、装置プロファイルの閲覧、およびレポートの作成のための前記ユーザーインターフェースのスクリーンショットを示す。図22〜23は、レポートの作成のためのスクリーンショットを示す。
【図23】図8〜23は、事業/エラー規定の作成、組織的グループ、装置プロファイルの閲覧、およびレポートの作成のための前記ユーザーインターフェースのスクリーンショットを示す。図22〜23は、レポートの作成のためのスクリーンショットを示す。
【図24】図24は、前記サーバの高レベル層設計である。
【図24A】図24は、前記サーバの高レベル層設計である。
【図24B】図24は、前記サーバの高レベル層設計である。
【図25】図25は、前記クライアントの高レベル層設計である。
【図25A】図25は、前記クライアントの高レベル層設計である。
【図25B】図25は、前記クライアントの高レベル層設計である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サーバと通信しているインテリジェント装置のネットワークを管理するための方法であって、
各装置に対して、指示に関する該サーバへのクエリの発行を引き起こす、該装置と関連するクライアント処理を確立するステップと、
該クライアント処理の結果として該サーバで受信される該クエリに対して、制御可能に応答して、
(i)該装置と関連する使用のために、データおよび指示のうちの少なくとも1つを、該装置へのローカルの格納のためにダウンロードするステップと、
(ii)該装置に関係するデータをアップロードするステップと、
のうちの少なくとも1つを引き起こすステップと、
を包含する、方法。
【請求項2】
前記サーバと関連するインターフェースが、前記ネットワーク上の選択可能な一式の装置の操作の管理を規定する事業規定の確立を許容する、ステップ、
をさらに包含する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
ダウンロード処理が、前記装置レベルで規定を実行する、前記選択可能な一式の装置のそれぞれへのローカルの格納のために、該選択可能な一式の装置に関係する指示のダウンロードを引き起こすために前記サーバ上で作動する、ステップ、
をさらに包含する、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
クライアントコンポーネントが前記インテリジェント装置のそれぞれと関連し、該クライアントコンポーネントは前記サーバによってアドレス可能であり、その結果として、異なるオペレーティングシステムを作動する複数の装置が、操作規定を設定するために該サーバによって共通にアドレス可能である、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記クライアントコンポーネントは、前記インテリジェント装置の前記オペレーティングシステムに対する前記受信済み操作規定を翻訳する働きをする、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
ネットワークへの接続時における、ネットワーク内インテリジェント装置の自動構成のための方法であって、
装置と関連するクエリを受け入れるようにサーバを構成するステップと、
該サーバへのクエリの発行を引き起こす、該装置と関連するクライアント処理を確立するステップと、
該装置への構成データの発行を引き起こす前記クエリに少なくとも基づいて、該サーバにおいて該装置を認識するステップと、
該構成データに基づいて該装置を自動的に構成するための、該装置と関連するクライアント処理を確立するステップと、
を包含する、方法。
【請求項7】
ネットワーク内のインテリジェント装置の管理のための方法であって、該方法は
該ネットワーク接続されたインテリジェント装置の組織的グループを定義する装置特性を含む一式の基準を、サーバにおいて受信するステップと、
該ネットワーク内のインテリジェント装置の特性を収容するデータベースに基づいて、該グループ内のインテリジェント装置のメンバーシップを該サーバにおいて決定するステップと、
該インテリジェント装置を該グループのメンバーとして識別し、該グループの各メンバーへ信号を該サーバから送信するステップと、
グループのメンバーから更新信号を受信するステップと、
を包含し、
該サーバは、更新済みインテリジェント装置がまだ該グループのメンバーであるかどうかを決定する、
方法。
【請求項8】
前記組織的グループの前記基準の変更を、前記サーバにおいて受信するステップと、
グループメンバーシップを更新するステップと、
をさらに包含する、請求項7に記載のインテリジェント装置の管理のための方法。
【請求項9】
前記グループの各メンバーに送信される前記信号は、前記インテリジェント装置と関連するクライアントによって受信される、請求項7に記載のインテリジェント装置の管理のための方法。
【請求項10】
前記クライアントは、前記信号を前記インテリジェント装置によって理解される1つ以上の指示に翻訳する、請求項9に記載のインテリジェント装置の管理のための方法。
【請求項11】
前記インテリジェント装置のうちの1つ以外のネットワーク接続された装置から、組織的グループ情報の要求を前記サーバにおいて受信するステップと、
該組織的グループに関する情報を、該ネットワーク接続された装置に送信するステップと、
をさらに包含する、請求項7に記載のインテリジェント装置の管理のための方法。
【請求項12】
各グループは関連アクセスレベルを含み、前記ネットワーク接続された装置からの受信済みアクセスレベルに基づいて、前記サーバは、該ネットワーク接続された装置がグループ情報を受信できるかどうかを決定する、請求項11に記載のインテリジェント装置の管理のための方法。
【請求項13】
前記関連アクセスレベルは、装置特性への選択的アクセスを提供する、請求項12に記載のインテリジェント装置の管理のための方法。
【請求項14】
装置特性は、位置、ハードウェアの型、ソフトウェア構成、および装置の種類を含み得る、請求項7に記載の方法。
【請求項15】
前記グループの前記基準の前記変更は、ネットワーク接続された装置によって作り出される、請求項8に記載のインテリジェント装置の管理のための方法。
【請求項16】
クライアントコンポーネントが前記グループメンバーのそれぞれと関連し、該クライアントコンポーネントは、該グループメンバーのうちの1つ以上に対して操作規定を設定するために、前記サーバによって共通にアドレス可能である、請求項7に記載の方法。
【請求項17】
各クライアントコンポーネントは、前記グループメンバーの前記オペレーティングシステムに対して前記受信済み操作規定を翻訳する働きをする、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記グループメンバーは、共通にまたは個別にアドレス可能である、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
サーバと通信しているネットワーク接続されたインテリジェント装置を管理するためのシステムであって、
各ネットワーク接続されたインテリジェント装置に対する、該サーバへのクエリの発行を引き起こすクライアント処理を確立するためのクライアント処理モジュールと、
サーバ処理モジュールであって、該サーバ処理モジュールは該クエリに応答して、該インテリジェント装置と関連する使用のために、データおよび指示のうちの少なくとも1つを該装置へのローカルの格納のためにダウンロードするステップと、該装置に関係するデータをアップロードするステップと、のうち少なくとも1つを引き起こす、サーバ処理モジュールと、
を備える、システム。
【請求項20】
前記ネットワーク上の選択可能な一式のインテリジェント装置の操作の管理を規定する事業規定の確立を許容する、前記サーバ処理モジュールと関連するインターフェースをさらに備える、請求項19に記載のシステム。
【請求項21】
装置レベルで事業規定を実行する、前記選択可能な一式のインテリジェント装置のそれぞれへのローカルの格納のために、選択可能な一式の装置に関係する事業指示のダウンロードを行う、前記サーバ上の事業方法モジュールをさらに備える、請求項20に記載のシステム。
【請求項22】
前記事業方法モジュールは、前記クライアント処理モジュールと前記サーバ処理モジュールとの間で、前記事業指示を通信指示から分離する、請求項21に記載のシステム。
【請求項23】
クライアントコンポーネントが前記インテリジェント装置のそれぞれと関連し、該クライアントコンポーネントは前記サーバによってアドレス可能であり、その結果として、異なるオペレーティングシステムを作動する複数の装置が、操作規定を設定するために前記サーバによって共通にアドレス可能である、請求項19に記載のシステム。
【請求項24】
前記クライアントコンポーネントは、前記インテリジェント装置の前記オペレーティングシステムに対する前記受信済み操作規定を翻訳する働きをする、請求項23に記載のシステム。
【請求項25】
ネットワーク内のインテリジェント装置の管理のためのシステムであって、
該ネットワーク接続されたインテリジェント装置の組織的グループを定義する装置特性を含む一式の基準を受信する、サーバに位置する受信機モジュールと、
該ネットワーク内のインテリジェント装置の特性を収容するデータベースに少なくとも基づいて、該組織的グループ内のインテリジェント装置のメンバーシップを決定する、該サーバに位置するグループ決定モジュールと、
該グループメンバーシップを更新する更新信号を該サーバへ送信するための、該グループの各メンバー上のクライアントに位置する通信モジュールと、
該グループの任意のメンバーから更新信号を受信する、該受信機モジュールと、
を備える、システム。
【請求項26】
請求項25に記載のインテリジェント装置の管理のためのシステムであって、
該システムは、前記グループの前記基準の変更を示す信号を前記サーバにおいて受信するためのインターフェースをさらに備え、
前記通信モジュールは、前記グループメンバーシップを更新する、
システム。
【請求項27】
前記グループ決定モジュールは、ドロップアウト信号に基づいてグループの所属を更新する、請求項26に記載のインテリジェント装置の管理のためのシステム。
【請求項28】
前記通信モジュールによって前記グループの各メンバーに送信される前記信号は、前記インテリジェント装置と関連するクライアントによって受信される、請求項25に記載のインテリジェント装置の管理のためのシステム。
【請求項29】
前記クライアントは、前記信号を前記インテリジェント装置によって理解される1つ以上の指示に翻訳する、請求項28に記載のインテリジェント装置の管理のためのシステム。
【請求項30】
前記インテリジェント装置のうちの1つ以外のネットワーク接続された装置からグループ情報の要求を受信して、前記通信モジュールをして1つ以上のグループリストを該ネットワーク接続された装置へ送信させる、情報モジュールをさらに備える、請求項25に記載のインテリジェント装置の管理のためのシステム。
【請求項31】
セキュリティモジュールをさらに備える、請求項30に記載のインテリジェント装置の管理のためのシステムであって、前記情報モジュールがネットワーク接続された装置からグループ情報の要求を受信すると、該セキュリティモジュールは関連アクセスレベルを決定し、該アクセスレベルに基づいて、該セキュリティモジュールは該ネットワーク接続された装置が情報を受信できるかどうかを決定する、システム。
【請求項32】
前記セキュリティモジュールは、ユーザープロファイルを使用して、ネットワーク接続された装置が情報を受信することができるかどうかを決定する、請求項31に記載のインテリジェント装置の管理のためのシステム。
【請求項33】
前記セキュリティモジュールは、ユーザープロファイルを使用して、ユーザーが前記情報の特性を変更することができるかどうかを決定する、請求項30に記載のインテリジェント装置の管理のためのシステム。
【請求項34】
クライアントコンポーネントが前記グループメンバーのそれぞれと関連し、該クライアントコンポーネントは、該グループメンバーのうちの1人以上に対する操作規定を設定するために、前記サーバによって共通にアドレス可能である、請求項25に記載のシステム。
【請求項35】
各クライアントコンポーネントは、前記グループメンバーの前記オペレーティングシステムに対する前記受信済み操作規定を翻訳する働きをする、請求項34に記載のシステム。
【請求項36】
前記グループメンバーは、共通にまたは個別にアドレス可能である、請求項35に記載のシステム。
【請求項37】
サーバと通信しているインテリジェント装置のネットワークを管理するための、コンピュータシステム上で使用するコンピュータプログラム製品であって、該コンピュータプログラム製品は、その上にコンピュータ可読プログラムを有するコンピュータ使用可能媒体を備え、
該コンピュータ可読プログラムのコードは、
各装置に対して、指示に関する該サーバへのクエリの発行を引き起こす該装置と関連するクライアント処理を確立する、コンピュータコードと、
コンピュータコードであって、該コンピュータコードは、該クライアント処理の結果として該サーバで受信される該クエリに対して制御可能に応答して、
(i)該装置と関連する使用のために、データおよび指示のうちの少なくとも1つを、該装置へのローカルの格納のためにダウンロードするステップと、
(ii)該装置に関係するデータをアップロードするステップと、
のうちの少なくとも1つを引き起こす、コンピュータコードと、
を含む、
コンピュータプログラム製品。
【請求項38】
前記ネットワーク上の選択可能な一式の装置の操作の管理を規定する事業規定の確立を許容する、前記サーバと関連するインターフェースに対するコンピュータコードをさらに備える、請求項36に記載のコンピュータ製品。
【請求項39】
前記装置レベルで前記事業規定を実行する、前記選択可能な一式の装置のそれぞれへのローカルの格納のために、該選択可能な一式の装置に関係する事業指示のダウンロードを引き起こすための、前記サーバ上で作動する事業方法ダウンロード処理に対するコンピュータコードをさらに備える、請求項36に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項40】
ネットワークへの接続時のネットワーク内インテリジェント装置の自動構成のための、コンピュータシステム上で使用されるコンピュータプログラム製品であって、該コンピュータプログラム製品は、その上にコンピュータ可読プログラムを有するコンピュータ使用可能媒体を備え、
該コンピュータ可読プログラムのコードは、
装置と関連するクエリを受け入れるように、サーバを構成するためのコンピュータコードと、
該サーバへのクエリの発行を引き起こす、該装置と関連するクライアント処理を確立するためのコンピュータコードと、
該装置への構成データの発行を引き起こす該クエリに少なくとも基づいて、該サーバにおいて該装置を認識するためのコンピュータコードと、
該構成データに基づいて該装置を自動的に構成するための、該装置と関連するクライアント処理を確立するためのコンピュータコードと、
を含む、
コンピュータプログラム製品。
【請求項41】
ネットワーク内のインテリジェント装置を管理するための、コンピュータシステム上で使用するコンピュータプログラム製品であって、該コンピュータプログラム製品は、その上にコンピュータ可読プログラムを有するコンピュータ使用可能媒体を備え、
該コンピュータ可読プログラムのコードは、
ネットワーク接続されたインテリジェント装置の組織的グループを定義する装置特性を含む一式の基準を、サーバにおいて受信するためのコンピュータコードと、
該ネットワーク内のインテリジェント装置の特性を収容するデータベースに基づいて、該グループ内のインテリジェント装置のメンバーシップを該サーバにおいて決定するためのコンピュータコードと、
該グループを定義する該一式の基準を各メンバーに提供する信号を、該サーバから該グループの各メンバーに送信するためのコンピュータコードと、
メンバーシップの前記基準を満たさなくなった該グループの任意のメンバーから、ドロップアウト信号を受信するためのコンピュータコードと、
を含み、
その結果として、該インテリジェント装置が該組織的グループ内のメンバーシップに対する適格性を自動的に監視する、
コンピュータプログラム製品。
【請求項42】
前記組織的グループの前記基準の変更を、前記サーバにおいて受信するためのコンピュータコードと、
各グループメンバーに、グループ基準の更新を送信するためのコンピュータコードと、
グループメンバーシップの該更新済み基準を満たさなくなった該グループの任意のメンバーから、ドロップアウト信号を受信するためのコンピュータコードと、
をさらに備える、請求項41に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項43】
前記グループの各メンバーに送信された前記信号を、前記インテリジェント装置と関連するクライアントによって、受信するためのコンピュータコードをさらに備える、請求項41に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項44】
前記クライアントにおいて、前記信号を前記インテリジェント装置によって理解される1つ以上の指示に翻訳するための、コンピュータコードをさらに備える、請求項43に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項45】
前記インテリジェント装置のうちの1つ以外のネットワーク接続された装置から、組織的グループ情報に対する要求を、前記サーバにおいて受信するためのプログラムコードと、
該組織的グループに関する情報を、該ネットワーク接続された装置に送信するためのプログラムコードと、
をさらに備える、請求項41に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項46】
各グループは関連アクセスレベルを含み、前記コンピュータプログラム製品は、前記ネットワーク接続された装置がグループ情報を受信できるかどうかを、前記サーバにおいて決定するためのコンピュータコードをさらに備える、請求項45に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項47】
前記関連アクセスレベルは、装置特性に対する選択的アクセスを提供する、請求項46に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項48】
装置特性は、位置、ハードウェアの型、ソフトウェア構成、および装置の種類を含み得る、請求項41に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項49】
前記グループの前記基準の前記変更を送信するための、ネットワーク接続された装置におけるコンピュータコードをさらに備える、請求項42に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項50】
ネットワーク内のインテリジェント装置の管理のためのシステムであって、
ネットワークと、
サーバと、
前記ネットワークを介してそれぞれ前記サーバと通信している複数のインテリジェント装置であって、該インテリジェント装置はそれぞれ該サーバによってアドレス可能なクライアントコンポーネントを有し、その結果として、異なるオペレーティングシステムを作動する複数の装置が、操作規定を設定するために該サーバによって共通にアドレス可能である、インテリジェント装置と、
を備える、システム。
【請求項51】
前記クライアントコンポーネントは、前記インテリジェント装置の前記オペレーティングシステムに対する受信済み操作規定を翻訳する働きをする、請求項50に記載のシステム。
【請求項1】
サーバと通信しているインテリジェント装置のネットワークを管理するための方法であって、
各装置に対して、指示に関する該サーバへのクエリの発行を引き起こす、該装置と関連するクライアント処理を確立するステップと、
該クライアント処理の結果として該サーバで受信される該クエリに対して、制御可能に応答して、
(i)該装置と関連する使用のために、データおよび指示のうちの少なくとも1つを、該装置へのローカルの格納のためにダウンロードするステップと、
(ii)該装置に関係するデータをアップロードするステップと、
のうちの少なくとも1つを引き起こすステップと、
を包含する、方法。
【請求項2】
前記サーバと関連するインターフェースが、前記ネットワーク上の選択可能な一式の装置の操作の管理を規定する事業規定の確立を許容する、ステップ、
をさらに包含する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
ダウンロード処理が、前記装置レベルで規定を実行する、前記選択可能な一式の装置のそれぞれへのローカルの格納のために、該選択可能な一式の装置に関係する指示のダウンロードを引き起こすために前記サーバ上で作動する、ステップ、
をさらに包含する、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
クライアントコンポーネントが前記インテリジェント装置のそれぞれと関連し、該クライアントコンポーネントは前記サーバによってアドレス可能であり、その結果として、異なるオペレーティングシステムを作動する複数の装置が、操作規定を設定するために該サーバによって共通にアドレス可能である、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記クライアントコンポーネントは、前記インテリジェント装置の前記オペレーティングシステムに対する前記受信済み操作規定を翻訳する働きをする、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
ネットワークへの接続時における、ネットワーク内インテリジェント装置の自動構成のための方法であって、
装置と関連するクエリを受け入れるようにサーバを構成するステップと、
該サーバへのクエリの発行を引き起こす、該装置と関連するクライアント処理を確立するステップと、
該装置への構成データの発行を引き起こす前記クエリに少なくとも基づいて、該サーバにおいて該装置を認識するステップと、
該構成データに基づいて該装置を自動的に構成するための、該装置と関連するクライアント処理を確立するステップと、
を包含する、方法。
【請求項7】
ネットワーク内のインテリジェント装置の管理のための方法であって、該方法は
該ネットワーク接続されたインテリジェント装置の組織的グループを定義する装置特性を含む一式の基準を、サーバにおいて受信するステップと、
該ネットワーク内のインテリジェント装置の特性を収容するデータベースに基づいて、該グループ内のインテリジェント装置のメンバーシップを該サーバにおいて決定するステップと、
該インテリジェント装置を該グループのメンバーとして識別し、該グループの各メンバーへ信号を該サーバから送信するステップと、
グループのメンバーから更新信号を受信するステップと、
を包含し、
該サーバは、更新済みインテリジェント装置がまだ該グループのメンバーであるかどうかを決定する、
方法。
【請求項8】
前記組織的グループの前記基準の変更を、前記サーバにおいて受信するステップと、
グループメンバーシップを更新するステップと、
をさらに包含する、請求項7に記載のインテリジェント装置の管理のための方法。
【請求項9】
前記グループの各メンバーに送信される前記信号は、前記インテリジェント装置と関連するクライアントによって受信される、請求項7に記載のインテリジェント装置の管理のための方法。
【請求項10】
前記クライアントは、前記信号を前記インテリジェント装置によって理解される1つ以上の指示に翻訳する、請求項9に記載のインテリジェント装置の管理のための方法。
【請求項11】
前記インテリジェント装置のうちの1つ以外のネットワーク接続された装置から、組織的グループ情報の要求を前記サーバにおいて受信するステップと、
該組織的グループに関する情報を、該ネットワーク接続された装置に送信するステップと、
をさらに包含する、請求項7に記載のインテリジェント装置の管理のための方法。
【請求項12】
各グループは関連アクセスレベルを含み、前記ネットワーク接続された装置からの受信済みアクセスレベルに基づいて、前記サーバは、該ネットワーク接続された装置がグループ情報を受信できるかどうかを決定する、請求項11に記載のインテリジェント装置の管理のための方法。
【請求項13】
前記関連アクセスレベルは、装置特性への選択的アクセスを提供する、請求項12に記載のインテリジェント装置の管理のための方法。
【請求項14】
装置特性は、位置、ハードウェアの型、ソフトウェア構成、および装置の種類を含み得る、請求項7に記載の方法。
【請求項15】
前記グループの前記基準の前記変更は、ネットワーク接続された装置によって作り出される、請求項8に記載のインテリジェント装置の管理のための方法。
【請求項16】
クライアントコンポーネントが前記グループメンバーのそれぞれと関連し、該クライアントコンポーネントは、該グループメンバーのうちの1つ以上に対して操作規定を設定するために、前記サーバによって共通にアドレス可能である、請求項7に記載の方法。
【請求項17】
各クライアントコンポーネントは、前記グループメンバーの前記オペレーティングシステムに対して前記受信済み操作規定を翻訳する働きをする、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記グループメンバーは、共通にまたは個別にアドレス可能である、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
サーバと通信しているネットワーク接続されたインテリジェント装置を管理するためのシステムであって、
各ネットワーク接続されたインテリジェント装置に対する、該サーバへのクエリの発行を引き起こすクライアント処理を確立するためのクライアント処理モジュールと、
サーバ処理モジュールであって、該サーバ処理モジュールは該クエリに応答して、該インテリジェント装置と関連する使用のために、データおよび指示のうちの少なくとも1つを該装置へのローカルの格納のためにダウンロードするステップと、該装置に関係するデータをアップロードするステップと、のうち少なくとも1つを引き起こす、サーバ処理モジュールと、
を備える、システム。
【請求項20】
前記ネットワーク上の選択可能な一式のインテリジェント装置の操作の管理を規定する事業規定の確立を許容する、前記サーバ処理モジュールと関連するインターフェースをさらに備える、請求項19に記載のシステム。
【請求項21】
装置レベルで事業規定を実行する、前記選択可能な一式のインテリジェント装置のそれぞれへのローカルの格納のために、選択可能な一式の装置に関係する事業指示のダウンロードを行う、前記サーバ上の事業方法モジュールをさらに備える、請求項20に記載のシステム。
【請求項22】
前記事業方法モジュールは、前記クライアント処理モジュールと前記サーバ処理モジュールとの間で、前記事業指示を通信指示から分離する、請求項21に記載のシステム。
【請求項23】
クライアントコンポーネントが前記インテリジェント装置のそれぞれと関連し、該クライアントコンポーネントは前記サーバによってアドレス可能であり、その結果として、異なるオペレーティングシステムを作動する複数の装置が、操作規定を設定するために前記サーバによって共通にアドレス可能である、請求項19に記載のシステム。
【請求項24】
前記クライアントコンポーネントは、前記インテリジェント装置の前記オペレーティングシステムに対する前記受信済み操作規定を翻訳する働きをする、請求項23に記載のシステム。
【請求項25】
ネットワーク内のインテリジェント装置の管理のためのシステムであって、
該ネットワーク接続されたインテリジェント装置の組織的グループを定義する装置特性を含む一式の基準を受信する、サーバに位置する受信機モジュールと、
該ネットワーク内のインテリジェント装置の特性を収容するデータベースに少なくとも基づいて、該組織的グループ内のインテリジェント装置のメンバーシップを決定する、該サーバに位置するグループ決定モジュールと、
該グループメンバーシップを更新する更新信号を該サーバへ送信するための、該グループの各メンバー上のクライアントに位置する通信モジュールと、
該グループの任意のメンバーから更新信号を受信する、該受信機モジュールと、
を備える、システム。
【請求項26】
請求項25に記載のインテリジェント装置の管理のためのシステムであって、
該システムは、前記グループの前記基準の変更を示す信号を前記サーバにおいて受信するためのインターフェースをさらに備え、
前記通信モジュールは、前記グループメンバーシップを更新する、
システム。
【請求項27】
前記グループ決定モジュールは、ドロップアウト信号に基づいてグループの所属を更新する、請求項26に記載のインテリジェント装置の管理のためのシステム。
【請求項28】
前記通信モジュールによって前記グループの各メンバーに送信される前記信号は、前記インテリジェント装置と関連するクライアントによって受信される、請求項25に記載のインテリジェント装置の管理のためのシステム。
【請求項29】
前記クライアントは、前記信号を前記インテリジェント装置によって理解される1つ以上の指示に翻訳する、請求項28に記載のインテリジェント装置の管理のためのシステム。
【請求項30】
前記インテリジェント装置のうちの1つ以外のネットワーク接続された装置からグループ情報の要求を受信して、前記通信モジュールをして1つ以上のグループリストを該ネットワーク接続された装置へ送信させる、情報モジュールをさらに備える、請求項25に記載のインテリジェント装置の管理のためのシステム。
【請求項31】
セキュリティモジュールをさらに備える、請求項30に記載のインテリジェント装置の管理のためのシステムであって、前記情報モジュールがネットワーク接続された装置からグループ情報の要求を受信すると、該セキュリティモジュールは関連アクセスレベルを決定し、該アクセスレベルに基づいて、該セキュリティモジュールは該ネットワーク接続された装置が情報を受信できるかどうかを決定する、システム。
【請求項32】
前記セキュリティモジュールは、ユーザープロファイルを使用して、ネットワーク接続された装置が情報を受信することができるかどうかを決定する、請求項31に記載のインテリジェント装置の管理のためのシステム。
【請求項33】
前記セキュリティモジュールは、ユーザープロファイルを使用して、ユーザーが前記情報の特性を変更することができるかどうかを決定する、請求項30に記載のインテリジェント装置の管理のためのシステム。
【請求項34】
クライアントコンポーネントが前記グループメンバーのそれぞれと関連し、該クライアントコンポーネントは、該グループメンバーのうちの1人以上に対する操作規定を設定するために、前記サーバによって共通にアドレス可能である、請求項25に記載のシステム。
【請求項35】
各クライアントコンポーネントは、前記グループメンバーの前記オペレーティングシステムに対する前記受信済み操作規定を翻訳する働きをする、請求項34に記載のシステム。
【請求項36】
前記グループメンバーは、共通にまたは個別にアドレス可能である、請求項35に記載のシステム。
【請求項37】
サーバと通信しているインテリジェント装置のネットワークを管理するための、コンピュータシステム上で使用するコンピュータプログラム製品であって、該コンピュータプログラム製品は、その上にコンピュータ可読プログラムを有するコンピュータ使用可能媒体を備え、
該コンピュータ可読プログラムのコードは、
各装置に対して、指示に関する該サーバへのクエリの発行を引き起こす該装置と関連するクライアント処理を確立する、コンピュータコードと、
コンピュータコードであって、該コンピュータコードは、該クライアント処理の結果として該サーバで受信される該クエリに対して制御可能に応答して、
(i)該装置と関連する使用のために、データおよび指示のうちの少なくとも1つを、該装置へのローカルの格納のためにダウンロードするステップと、
(ii)該装置に関係するデータをアップロードするステップと、
のうちの少なくとも1つを引き起こす、コンピュータコードと、
を含む、
コンピュータプログラム製品。
【請求項38】
前記ネットワーク上の選択可能な一式の装置の操作の管理を規定する事業規定の確立を許容する、前記サーバと関連するインターフェースに対するコンピュータコードをさらに備える、請求項36に記載のコンピュータ製品。
【請求項39】
前記装置レベルで前記事業規定を実行する、前記選択可能な一式の装置のそれぞれへのローカルの格納のために、該選択可能な一式の装置に関係する事業指示のダウンロードを引き起こすための、前記サーバ上で作動する事業方法ダウンロード処理に対するコンピュータコードをさらに備える、請求項36に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項40】
ネットワークへの接続時のネットワーク内インテリジェント装置の自動構成のための、コンピュータシステム上で使用されるコンピュータプログラム製品であって、該コンピュータプログラム製品は、その上にコンピュータ可読プログラムを有するコンピュータ使用可能媒体を備え、
該コンピュータ可読プログラムのコードは、
装置と関連するクエリを受け入れるように、サーバを構成するためのコンピュータコードと、
該サーバへのクエリの発行を引き起こす、該装置と関連するクライアント処理を確立するためのコンピュータコードと、
該装置への構成データの発行を引き起こす該クエリに少なくとも基づいて、該サーバにおいて該装置を認識するためのコンピュータコードと、
該構成データに基づいて該装置を自動的に構成するための、該装置と関連するクライアント処理を確立するためのコンピュータコードと、
を含む、
コンピュータプログラム製品。
【請求項41】
ネットワーク内のインテリジェント装置を管理するための、コンピュータシステム上で使用するコンピュータプログラム製品であって、該コンピュータプログラム製品は、その上にコンピュータ可読プログラムを有するコンピュータ使用可能媒体を備え、
該コンピュータ可読プログラムのコードは、
ネットワーク接続されたインテリジェント装置の組織的グループを定義する装置特性を含む一式の基準を、サーバにおいて受信するためのコンピュータコードと、
該ネットワーク内のインテリジェント装置の特性を収容するデータベースに基づいて、該グループ内のインテリジェント装置のメンバーシップを該サーバにおいて決定するためのコンピュータコードと、
該グループを定義する該一式の基準を各メンバーに提供する信号を、該サーバから該グループの各メンバーに送信するためのコンピュータコードと、
メンバーシップの前記基準を満たさなくなった該グループの任意のメンバーから、ドロップアウト信号を受信するためのコンピュータコードと、
を含み、
その結果として、該インテリジェント装置が該組織的グループ内のメンバーシップに対する適格性を自動的に監視する、
コンピュータプログラム製品。
【請求項42】
前記組織的グループの前記基準の変更を、前記サーバにおいて受信するためのコンピュータコードと、
各グループメンバーに、グループ基準の更新を送信するためのコンピュータコードと、
グループメンバーシップの該更新済み基準を満たさなくなった該グループの任意のメンバーから、ドロップアウト信号を受信するためのコンピュータコードと、
をさらに備える、請求項41に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項43】
前記グループの各メンバーに送信された前記信号を、前記インテリジェント装置と関連するクライアントによって、受信するためのコンピュータコードをさらに備える、請求項41に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項44】
前記クライアントにおいて、前記信号を前記インテリジェント装置によって理解される1つ以上の指示に翻訳するための、コンピュータコードをさらに備える、請求項43に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項45】
前記インテリジェント装置のうちの1つ以外のネットワーク接続された装置から、組織的グループ情報に対する要求を、前記サーバにおいて受信するためのプログラムコードと、
該組織的グループに関する情報を、該ネットワーク接続された装置に送信するためのプログラムコードと、
をさらに備える、請求項41に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項46】
各グループは関連アクセスレベルを含み、前記コンピュータプログラム製品は、前記ネットワーク接続された装置がグループ情報を受信できるかどうかを、前記サーバにおいて決定するためのコンピュータコードをさらに備える、請求項45に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項47】
前記関連アクセスレベルは、装置特性に対する選択的アクセスを提供する、請求項46に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項48】
装置特性は、位置、ハードウェアの型、ソフトウェア構成、および装置の種類を含み得る、請求項41に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項49】
前記グループの前記基準の前記変更を送信するための、ネットワーク接続された装置におけるコンピュータコードをさらに備える、請求項42に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項50】
ネットワーク内のインテリジェント装置の管理のためのシステムであって、
ネットワークと、
サーバと、
前記ネットワークを介してそれぞれ前記サーバと通信している複数のインテリジェント装置であって、該インテリジェント装置はそれぞれ該サーバによってアドレス可能なクライアントコンポーネントを有し、その結果として、異なるオペレーティングシステムを作動する複数の装置が、操作規定を設定するために該サーバによって共通にアドレス可能である、インテリジェント装置と、
を備える、システム。
【請求項51】
前記クライアントコンポーネントは、前記インテリジェント装置の前記オペレーティングシステムに対する受信済み操作規定を翻訳する働きをする、請求項50に記載のシステム。
【図1】
【図1A】
【図2】
【図3A】
【図3B】
【図3C】
【図4A】
【図4B】
【図5】
【図6】
【図7】
【図7A】
【図8】
【図8A】
【図8B】
【図8C】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24A】
【図24B】
【図25A】
【図25B】
【図1A】
【図2】
【図3A】
【図3B】
【図3C】
【図4A】
【図4B】
【図5】
【図6】
【図7】
【図7A】
【図8】
【図8A】
【図8B】
【図8C】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24A】
【図24B】
【図25A】
【図25B】
【公表番号】特表2008−538040(P2008−538040A)
【公表日】平成20年10月2日(2008.10.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−506605(P2008−506605)
【出願日】平成18年4月12日(2006.4.12)
【国際出願番号】PCT/US2006/013542
【国際公開番号】WO2006/113238
【国際公開日】平成18年10月26日(2006.10.26)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Linux
2.Oracle
3.Netscape
【出願人】(507340647)エスプリダ コーポレイション (1)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成20年10月2日(2008.10.2)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年4月12日(2006.4.12)
【国際出願番号】PCT/US2006/013542
【国際公開番号】WO2006/113238
【国際公開日】平成18年10月26日(2006.10.26)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Linux
2.Oracle
3.Netscape
【出願人】(507340647)エスプリダ コーポレイション (1)
【Fターム(参考)】
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