インレット装置
【課題】過電流が流れるのを防止でき、容易にヒューズ交換作業ができるインレット装置を提供する。
【解決手段】インレット装置1は、ヒューズ収容部8を有するインレット本体5と、電源コードの電源線を電気的に接続する電源端子6とを備える。ヒューズ収容部8にはヒューズ体12を出し入れ可能に収容し、ヒューズ体12のガラス管ヒューズ10を電源端子6に電気的に接続する。電源端子6は、ヒューズ体12をヒューズ収容部8外に押し出す弾性変形部69を有する。
【解決手段】インレット装置1は、ヒューズ収容部8を有するインレット本体5と、電源コードの電源線を電気的に接続する電源端子6とを備える。ヒューズ収容部8にはヒューズ体12を出し入れ可能に収容し、ヒューズ体12のガラス管ヒューズ10を電源端子6に電気的に接続する。電源端子6は、ヒューズ体12をヒューズ収容部8外に押し出す弾性変形部69を有する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、過電流が流れるのを防止できるインレット装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば一対の電源端子とアース端子とを有するインレット本体と、インレット本体をカバーするとともにインレット本体を電気機器の筐体に取り付ける導電性固定部材と、導電性固定部材とアース端子とを電気的に接続するフェライトコア接続部材とを備えるインレット装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2004−95302号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記従来のインレット装置では、過電流が流れないようにするためには、電気機器の電気回路基板にヒューズを設けなければならず、またヒューズ交換作業が容易ではない。
【0004】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、過電流が流れるのを防止できるインレット装置を提供することを目的とする。また、本発明は、過電流が流れるのを防止できるとともに、容易にヒューズ交換作業ができるインレット装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1記載のインレット装置は、ヒューズ収容部を有するインレット本体と、電源コードの電源線が電気的に接続される電源端子と、前記ヒューズ収容部に出し入れ可能に収容され、前記電源端子に電気的に接続されたヒューズ体とを備えるものである。
【0006】
請求項2記載のインレット装置は、請求項1記載のインレット装置において、電源端子は、ヒューズ体をヒューズ収容部外に押し出す弾性変形部を有するものである。
【0007】
請求項3記載のインレット装置は、請求項1記載のインレット装置において、インレット本体は、係合受け部を有し、ヒューズ体は、前記ヒューズ収容部に収容された状態時に前記係合受け部と係合する係合部と、この係合部と前記係合受け部との係合を解除する際に操作する操作部とを有し、前記電源端子は、前記操作部が操作されて前記係合部と前記係合受け部との係合が解除された場合に、前記ヒューズ体を前記ヒューズ収容部外に押し出す弾性変形部を有するものである。
【0008】
請求項4記載のインレット装置は、請求項3記載のインレット装置において、ヒューズ体は、係合部および操作部を有するヒューズホルダと、このヒューズホルダにて保持されたヒューズとにて構成されているものである。
【発明の効果】
【0009】
請求項1に係る発明によれば、インレット本体のヒューズ収容部に出し入れ可能に収容され電源端子に電気的に接続されたヒューズ体を備えるため、過電流が流れるのを防止できる。
【0010】
請求項2に係る発明によれば、請求項1に係る発明の効果に加え、電源端子がヒューズ体をヒューズ収容部外に押し出す弾性変形部を有するため、容易にヒューズ交換作業ができる。
【0011】
請求項3に係る発明によれば、請求項1に係る発明の効果に加え、電源端子が、操作部が操作されて係合部と係合受け部との係合が解除された場合にヒューズ体をヒューズ収容部外に押し出す弾性変形部を有するため、容易にヒューズ交換作業ができる。
【0012】
請求項4に係る発明によれば、ヒューズ体がヒューズホルダとこのヒューズホルダにて保持されたヒューズとにて構成され、ヒューズホルダにてヒューズを適切に保持できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明のインレット装置の一実施の形態を図面を参照して説明する。なお、図1に示す矢印の方向を前後方向および左右方向として説明する。
【0014】
図1ないし図9において、1はインレット装置で、このインレット装置1は、例えば測定器等の電気機器の筐体2に固着具であるねじ3にて固着される3極タイプのヒューズ付きACインレットである。
【0015】
インレット装置1は、絶縁性のインレット本体5と、電源コード(図示せず)の電源線が電気的に接続される導電性の一対の電源端子6と、電源コードのアース線が電気的に接続される導電性の1つのアース端子7とを備えている。
【0016】
そして、インレット本体5のヒューズ収容部8には、一対で2本のヒューズである略円柱状のガラス管ヒューズ10を絶縁性のヒューズホルダ11で保持したヒューズ体12が出し入れ可能に収容され、各ガラス管ヒューズ10がそれぞれ各電源端子6の中間部に電気的に接続されている(図7参照)。
【0017】
インレット本体5は、本体部材21と、本体部材21にこの本体部材21の後板部23を覆うように取り付けられたリアカバー部材22とにて構成されている。
【0018】
本体部材21は、前方に向って開口するヒューズ収容部8を上部に有している。ヒューズ収容部8には、ヒューズ体12が出し入れ可能に嵌合収容されている。ヒューズ収容部8は、前方に向って開口する開口部分8aと、開口部分8aに連通しガラス管ヒューズ10に対応した略円柱形状をなす左右一対の円柱状空間部分8bとを有している。本体部材21は、前方に向って開口する電源コード挿入用開口部25を下部に有している。電源コード挿入用開口部25には、電源コードのコネクタ部が挿脱可能に嵌合挿入される。
【0019】
本体部材21は、電源コード挿入用開口部25に連通し後方に向って開口する左右一対のピン挿入用孔部26と、電源コード挿入用開口部25に連通し後方に向って開口する1つのアースピン挿入用孔部27と、ヒューズ収容部8の開口部分8aに連通し後方に向って開口する左右一対の第1孔部28と、ヒューズ収容部8の円柱状空間部分8bに連通し後方および上方に向って開口する左右一対の第2孔部29とを有している。また、本体部材21の前側外周のつば部31には左右一対のねじ挿入用孔部32が形成され、ねじ挿入用孔部32にはインレット装置1を電気機器の筐体2に固着する際にねじ3が挿入される。
【0020】
また、図7および図8に示すように、インレット本体5の本体部材21の上板部33におけるヒューズ収容部8の開口部分8aに臨んだ下面には、係合受け部35が下方に向って突出状に形成されている。係合受け部35は、本体部材21のつば部31と対応する位置に設けられている。係合受け部35は、水平面36と、水平面36の後端から上方に向う鉛直面状の係合受け面37と、水平面36の前端から斜め前上方に向う傾斜面38とを有している。
【0021】
また一方、リアカバー部材22は、前後方向に貫通した左右一対のピン挿入用孔部41を上部に有し、1つのアースピン挿入用切欠部42を下端部に有している。リアカバー部材22の上部には、前方および上方に開口するとともにピン挿入用孔部41に連通する孔部43が形成されている。
【0022】
各電源端子6は、4つの構成部材、すなわち例えばピン部材(Hピン)50と、弾性変形可能な第1スプリング部材(Fスプリング)51と、弾性変形可能な第2スプリング部材(スプリングコンタクト)52と、端子部材(Fピン)53とにて構成されている。
【0023】
ピン部材50は、本体部材21のピン挿入用孔部26および第1孔部28に挿入された状態でインレット本体5の本体部材21に取り付けられている。ピン部材50は、本体部材21の電源コード挿入用開口部25に位置するピン部54を有している。ピン部54は電源コードのコネクタ部に差し込まれ、このピン部54に電源コードの電源線が電気的に接続される。ピン部材50は、本体部材21の第1孔部28に位置する水平板状の接触部55を有している。
【0024】
端子部材53は、リアカバー部材22のピン挿入用孔部41および孔部43に挿入された状態でインレット本体5のリアカバー部材22に取り付けられている。端子部材53は、インレット本体5の後面つまりリアカバー部材22の後面から後方に向って突出する水平板状の端子部56を有し、この端子部56は測定器等の電気機器の電気回路基板(図示せず)にワイヤ等を介して電気的に接続される。端子部材53は、リアカバー部材22の孔部43に位置する鉛直板状の接触部57を有している。
【0025】
第1スプリング部材51は、ヒューズ体12のヒューズホルダ11の凸状の被取付部13に取り付けられている。第1スプリング部材51は、ガラス管ヒューズ10の前側下面に接触する前方に向って上り傾斜状で板状のヒューズ接触部61を前部に有し、ピン部材50の接触部55に接触する後方に向って下り傾斜状で板状のピン接触部62を後部に有している。第1スプリング部材51の前後方向中間部には凹状の取付部63が形成され、この取付部63がヒューズホルダ11の被取付部13に嵌着されている。
【0026】
第2スプリング部材52は、リアカバー部材22の孔部43に挿入された状態でインレット本体5のリアカバー部材22に取り付けられている。第2スプリング部材52は、ガラス管ヒューズ10のヒューズホルダ11から突出した側の端面である後面に接触しガラス管ヒューズ10を前方に向けて付勢する前方に向って下り傾斜状で板状のヒューズ接触部66を前部に有し、端子部材53の接触部57に接触する端子接触部67を後部に有している。この端子接触部67がリアカバー部材22の孔部43に嵌合挿入されている。なお、この第2スプリング部材52にて、ヒューズ体12の少なくとも一部をインレット本体5のヒューズ収容部8外に押し出す弾性変形部69が構成されている。
【0027】
アース端子7は、1つの構成部材であるアースピン部材(Eピン)70にて構成されている。アースピン部材70は、本体部材21のアースピン挿入用孔部27およびリアカバー部材22のアースピン挿入用切欠部42に挿入された状態でインレット本体5に取り付けられている。アースピン部材70は、本体部材21の電源コード挿入用開口部25に位置するアースピン部71を有している。アースピン部71は電源コードのコネクタ部に差し込まれ、このアースピン部71に電源コードのアース線が電気的に接続される。また、アースピン部材70は、インレット本体5の後面つまりリアカバー部材22の後面から後方に向って突出する水平板状のアース端子部72を有し、このアース端子部72は電気機器のアース接続部(図示せず)にワイヤ等を介して接続される。
【0028】
ヒューズ体12は、1つのヒューズホルダ11と、このヒューズホルダ11にて脱着可能に保持された左右一対のガラス管ヒューズ10とにて構成されている。
【0029】
ヒューズホルダ11は、外形略直方体状のホルダ本体部81を有し、このホルダ本体部81には、後方に向って開口しガラス管ヒューズ10に対応した略円柱形状をなす左右一対の保持孔部82が形成されている。保持孔部82にはガラス管ヒューズ10の前部が挿脱可能に嵌合挿入され、ガラス管ヒューズ10がホルダ本体部81にて保持されている。
【0030】
また、ホルダ本体部81の上面側には、平面視で略矩形状をなす弾性変形可能な板状のロック部であるロック用板部84が一体に設けられている。すなわち例えば図7および図8に示すように、ホルダ本体部81の上板部85の後端部には立上部86が上方に向って突出状に一体に設けられ、この立上部86の上端部からロック用板部84が前方に向って一体に突出している。上下に離間対向するロック用板部84とホルダ本体部81の上板部85との間には、ロック用板部84の下方側への弾性変形を許容するための空間部87が形成されている。
【0031】
ロック用板部84は、ヒューズ体12の全体がヒューズ収容部8に収容された状態時にインレット本体5の係合受け部35と係脱可能に係合しヒューズ体12を収容状態に維持する爪状の係合部91を有している。係合部91は、ロック用板部84の上面に上方に向って突出状に形成され、ロック用板部84の前後方向略中央に位置する。係合部91は、ヒューズ体12がヒューズ収容部8に収容された状態時に、電源端子6の弾性変形部69によって前方に向けて付勢されることによって、インレット本体5の係合受け部35の係合受け面37と面状に接して当接係合する係合面92を有している。また、係合部91は、係合面92の上端から斜め後下方に向う傾斜面90を有している。さらに、ロック用板部84の先端部である前端部が、係合部91と係合受け部35との係合を解除する際に押下操作する操作部93となっている。操作部93の上面には、複数段状の段部分94が形成されている。
【0032】
そして、図7に示されるように、ヒューズ体12がヒューズ収容部8に収容された状態時に、工具の先端部或いは指先等によって、ヒューズホルダ11のロック用板部84の操作部93を押下操作し、弾性変形板部であるロック用板部84を後端側を支点として先端側が下方に回動するように弾性変形させると、図8に示されるように、互いに当接係合していた係合部91と係合受け部35との係合が解除され、その結果、ヒューズ体12が左右一対の電源端子6の弾性変形部69つまり第2スプリング部材52の弾性復元力によってヒューズ収容部8外に押し出され、ヒューズ体12の少なくとも一部、例えばヒューズホルダ11の前板部95および操作部93がヒューズ収容部8から前方に向って突出した状態になる。なお、ヒューズホルダ11の前板部95の前面には、例えば「FUSE INSIDE」と表示されている。
【0033】
次に、上記一実施の形態の作用等を説明する。
【0034】
ねじ3をインレット本体5のつば部31ねじ挿入用孔部32に挿入して電気機器の筐体2の所望部位に螺合することにより、インレット装置1を電気機器の筐体2に固着する。
【0035】
電源コードのコネクタ部をインレット本体5の電源コード挿入用開口部25に嵌合挿入すると、電源コードの電源線が電源端子6のピン部材50のピン部54に電気的に接続され、かつ、電源コードのアース線がアース端子7のアースピン部材70のアースピン部71に電気的に接続される。そして、電気機器の電源オンにより交流電源信号が一対の電源端子6に供給される。
【0036】
また、ガラス管ヒューズ10を交換する場合は、例えば工具の先端部或いは指先等によって、収容状態にあるヒューズ体12のヒューズホルダ11の操作部93を押下操作してロック用板部84を下方へ弾性変形させると、互いに当接係合していた係合部91と係合受け部35との係合が解除される。つまりロック用板部84の係合部91の係合面92が、下方移動によりインレット本体5の係合受け部35の係合受け面37から離れる。
【0037】
係合部91と係合受け部35との係合が解除されると、左右一対の電源端子6の弾性変形部69の弾性復元力に基づいてヒューズ体12が前方に移動してヒューズ収容部8外に押し出され、例えばヒューズホルダ11の前板部95および操作部93がヒューズ収容部8から前方に向って突出した突出状態になる(図8参照)。
【0038】
次いで、ヒューズホルダ11のヒューズ収容部8外に位置する部分を把持し、ヒューズ体12全体をヒューズ収容部8から取り出した後、ガラス管ヒューズ10をヒューズホルダ11から外し、新たなガラス管ヒューズ10をヒューズホルダ11に装着する。
【0039】
そして、そのヒューズ体12をインレット本体5のヒューズ収容部8に嵌合挿入して収容する。このヒューズ体12のヒューズ収容部8への挿入により、電源端子6の弾性変形部69がガラス管ヒューズ10に押されて弾性変形する。
【0040】
また、ヒューズ体12のヒューズ収容部8への挿入の際、係合部91の傾斜面90が係合受け部35の傾斜面38にて案内されることによりヒューズホルダ11のロック用板部84が下方に押されて一旦弾性変形し、係合部91が係合受け部35の水平面36から離れると、ヒューズホルダ11のロック用板部84が弾性復元力によってもとの形状に復帰する。その結果、係合部91の係合面92と係合受け部35の係合受け面37とが、電源端子6の弾性変形部69の弾性復元力に基づく所望の圧接力をもって互いに当接係合する。
【0041】
そして、このようなインレット装置1によれば、インレット本体5のヒューズ収容部8に出し入れ可能に収容され2本のガラス管ヒューズ10が両電源端子6に電気的に接続されたヒューズ体12を備えるため、電気機器の電気回路基板にヒューズを設けることなく、電気回路基板に過電流が流れるのを防止できる。
【0042】
また、両電源端子6がヒューズホルダ11の操作部93が押下操作されて係合部91と係合受け部35との係合が解除された場合に、ヒューズ体12を前方に移動させてインレット体5のヒューズ収容部8外に押し出す弾性変形部69を有するため、ガラス管ヒューズ10をインレット体5のヒューズ収容部8内から簡単に取り出すことができ、容易にヒューズ交換作業ができる。
【0043】
なお、上記実施の形態では、ヒューズ体12が、係合部91および操作部93を有するヒューズホルダ11とこのヒューズホルダ11にて保持された2本のガラス管ヒューズ10とにて構成された場合について説明したが、例えばヒューズ体をガラス管ヒューズ10のみで構成し、ヒューズ体であるガラス管ヒューズ10のみを電源端子6の弾性変形部69でヒューズ収容部8外に押し出すようにしてもよい。
【0044】
また、3極タイプのインレットには限定されず、例えば2極タイプのインレット等にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明の一実施の形態に係るインレット装置の分解断面斜視図である。
【図2】同上インレット装置の断面図である。
【図3】同上インレット装置の分解斜視図である。
【図4】同上インレット装置の斜視図である。
【図5】同上インレット装置の斜視図である。
【図6】同上インレット装置の正面図である。
【図7】図6のA−A断面図である。
【図8】同上インレット装置の係合解除状態を示す図6のA−A断面図である。
【図9】同上インレット装置を電機機器の筐体に取り付けた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0046】
1 インレット装置
5 インレット本体
6 電源端子
8 ヒューズ収容部
10 ヒューズであるガラス管ヒューズ
11 ヒューズホルダ
12 ヒューズ体
35 係合受け部
69 弾性変形部
91 係合部
93 操作部
【技術分野】
【0001】
本発明は、過電流が流れるのを防止できるインレット装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば一対の電源端子とアース端子とを有するインレット本体と、インレット本体をカバーするとともにインレット本体を電気機器の筐体に取り付ける導電性固定部材と、導電性固定部材とアース端子とを電気的に接続するフェライトコア接続部材とを備えるインレット装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2004−95302号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記従来のインレット装置では、過電流が流れないようにするためには、電気機器の電気回路基板にヒューズを設けなければならず、またヒューズ交換作業が容易ではない。
【0004】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、過電流が流れるのを防止できるインレット装置を提供することを目的とする。また、本発明は、過電流が流れるのを防止できるとともに、容易にヒューズ交換作業ができるインレット装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1記載のインレット装置は、ヒューズ収容部を有するインレット本体と、電源コードの電源線が電気的に接続される電源端子と、前記ヒューズ収容部に出し入れ可能に収容され、前記電源端子に電気的に接続されたヒューズ体とを備えるものである。
【0006】
請求項2記載のインレット装置は、請求項1記載のインレット装置において、電源端子は、ヒューズ体をヒューズ収容部外に押し出す弾性変形部を有するものである。
【0007】
請求項3記載のインレット装置は、請求項1記載のインレット装置において、インレット本体は、係合受け部を有し、ヒューズ体は、前記ヒューズ収容部に収容された状態時に前記係合受け部と係合する係合部と、この係合部と前記係合受け部との係合を解除する際に操作する操作部とを有し、前記電源端子は、前記操作部が操作されて前記係合部と前記係合受け部との係合が解除された場合に、前記ヒューズ体を前記ヒューズ収容部外に押し出す弾性変形部を有するものである。
【0008】
請求項4記載のインレット装置は、請求項3記載のインレット装置において、ヒューズ体は、係合部および操作部を有するヒューズホルダと、このヒューズホルダにて保持されたヒューズとにて構成されているものである。
【発明の効果】
【0009】
請求項1に係る発明によれば、インレット本体のヒューズ収容部に出し入れ可能に収容され電源端子に電気的に接続されたヒューズ体を備えるため、過電流が流れるのを防止できる。
【0010】
請求項2に係る発明によれば、請求項1に係る発明の効果に加え、電源端子がヒューズ体をヒューズ収容部外に押し出す弾性変形部を有するため、容易にヒューズ交換作業ができる。
【0011】
請求項3に係る発明によれば、請求項1に係る発明の効果に加え、電源端子が、操作部が操作されて係合部と係合受け部との係合が解除された場合にヒューズ体をヒューズ収容部外に押し出す弾性変形部を有するため、容易にヒューズ交換作業ができる。
【0012】
請求項4に係る発明によれば、ヒューズ体がヒューズホルダとこのヒューズホルダにて保持されたヒューズとにて構成され、ヒューズホルダにてヒューズを適切に保持できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明のインレット装置の一実施の形態を図面を参照して説明する。なお、図1に示す矢印の方向を前後方向および左右方向として説明する。
【0014】
図1ないし図9において、1はインレット装置で、このインレット装置1は、例えば測定器等の電気機器の筐体2に固着具であるねじ3にて固着される3極タイプのヒューズ付きACインレットである。
【0015】
インレット装置1は、絶縁性のインレット本体5と、電源コード(図示せず)の電源線が電気的に接続される導電性の一対の電源端子6と、電源コードのアース線が電気的に接続される導電性の1つのアース端子7とを備えている。
【0016】
そして、インレット本体5のヒューズ収容部8には、一対で2本のヒューズである略円柱状のガラス管ヒューズ10を絶縁性のヒューズホルダ11で保持したヒューズ体12が出し入れ可能に収容され、各ガラス管ヒューズ10がそれぞれ各電源端子6の中間部に電気的に接続されている(図7参照)。
【0017】
インレット本体5は、本体部材21と、本体部材21にこの本体部材21の後板部23を覆うように取り付けられたリアカバー部材22とにて構成されている。
【0018】
本体部材21は、前方に向って開口するヒューズ収容部8を上部に有している。ヒューズ収容部8には、ヒューズ体12が出し入れ可能に嵌合収容されている。ヒューズ収容部8は、前方に向って開口する開口部分8aと、開口部分8aに連通しガラス管ヒューズ10に対応した略円柱形状をなす左右一対の円柱状空間部分8bとを有している。本体部材21は、前方に向って開口する電源コード挿入用開口部25を下部に有している。電源コード挿入用開口部25には、電源コードのコネクタ部が挿脱可能に嵌合挿入される。
【0019】
本体部材21は、電源コード挿入用開口部25に連通し後方に向って開口する左右一対のピン挿入用孔部26と、電源コード挿入用開口部25に連通し後方に向って開口する1つのアースピン挿入用孔部27と、ヒューズ収容部8の開口部分8aに連通し後方に向って開口する左右一対の第1孔部28と、ヒューズ収容部8の円柱状空間部分8bに連通し後方および上方に向って開口する左右一対の第2孔部29とを有している。また、本体部材21の前側外周のつば部31には左右一対のねじ挿入用孔部32が形成され、ねじ挿入用孔部32にはインレット装置1を電気機器の筐体2に固着する際にねじ3が挿入される。
【0020】
また、図7および図8に示すように、インレット本体5の本体部材21の上板部33におけるヒューズ収容部8の開口部分8aに臨んだ下面には、係合受け部35が下方に向って突出状に形成されている。係合受け部35は、本体部材21のつば部31と対応する位置に設けられている。係合受け部35は、水平面36と、水平面36の後端から上方に向う鉛直面状の係合受け面37と、水平面36の前端から斜め前上方に向う傾斜面38とを有している。
【0021】
また一方、リアカバー部材22は、前後方向に貫通した左右一対のピン挿入用孔部41を上部に有し、1つのアースピン挿入用切欠部42を下端部に有している。リアカバー部材22の上部には、前方および上方に開口するとともにピン挿入用孔部41に連通する孔部43が形成されている。
【0022】
各電源端子6は、4つの構成部材、すなわち例えばピン部材(Hピン)50と、弾性変形可能な第1スプリング部材(Fスプリング)51と、弾性変形可能な第2スプリング部材(スプリングコンタクト)52と、端子部材(Fピン)53とにて構成されている。
【0023】
ピン部材50は、本体部材21のピン挿入用孔部26および第1孔部28に挿入された状態でインレット本体5の本体部材21に取り付けられている。ピン部材50は、本体部材21の電源コード挿入用開口部25に位置するピン部54を有している。ピン部54は電源コードのコネクタ部に差し込まれ、このピン部54に電源コードの電源線が電気的に接続される。ピン部材50は、本体部材21の第1孔部28に位置する水平板状の接触部55を有している。
【0024】
端子部材53は、リアカバー部材22のピン挿入用孔部41および孔部43に挿入された状態でインレット本体5のリアカバー部材22に取り付けられている。端子部材53は、インレット本体5の後面つまりリアカバー部材22の後面から後方に向って突出する水平板状の端子部56を有し、この端子部56は測定器等の電気機器の電気回路基板(図示せず)にワイヤ等を介して電気的に接続される。端子部材53は、リアカバー部材22の孔部43に位置する鉛直板状の接触部57を有している。
【0025】
第1スプリング部材51は、ヒューズ体12のヒューズホルダ11の凸状の被取付部13に取り付けられている。第1スプリング部材51は、ガラス管ヒューズ10の前側下面に接触する前方に向って上り傾斜状で板状のヒューズ接触部61を前部に有し、ピン部材50の接触部55に接触する後方に向って下り傾斜状で板状のピン接触部62を後部に有している。第1スプリング部材51の前後方向中間部には凹状の取付部63が形成され、この取付部63がヒューズホルダ11の被取付部13に嵌着されている。
【0026】
第2スプリング部材52は、リアカバー部材22の孔部43に挿入された状態でインレット本体5のリアカバー部材22に取り付けられている。第2スプリング部材52は、ガラス管ヒューズ10のヒューズホルダ11から突出した側の端面である後面に接触しガラス管ヒューズ10を前方に向けて付勢する前方に向って下り傾斜状で板状のヒューズ接触部66を前部に有し、端子部材53の接触部57に接触する端子接触部67を後部に有している。この端子接触部67がリアカバー部材22の孔部43に嵌合挿入されている。なお、この第2スプリング部材52にて、ヒューズ体12の少なくとも一部をインレット本体5のヒューズ収容部8外に押し出す弾性変形部69が構成されている。
【0027】
アース端子7は、1つの構成部材であるアースピン部材(Eピン)70にて構成されている。アースピン部材70は、本体部材21のアースピン挿入用孔部27およびリアカバー部材22のアースピン挿入用切欠部42に挿入された状態でインレット本体5に取り付けられている。アースピン部材70は、本体部材21の電源コード挿入用開口部25に位置するアースピン部71を有している。アースピン部71は電源コードのコネクタ部に差し込まれ、このアースピン部71に電源コードのアース線が電気的に接続される。また、アースピン部材70は、インレット本体5の後面つまりリアカバー部材22の後面から後方に向って突出する水平板状のアース端子部72を有し、このアース端子部72は電気機器のアース接続部(図示せず)にワイヤ等を介して接続される。
【0028】
ヒューズ体12は、1つのヒューズホルダ11と、このヒューズホルダ11にて脱着可能に保持された左右一対のガラス管ヒューズ10とにて構成されている。
【0029】
ヒューズホルダ11は、外形略直方体状のホルダ本体部81を有し、このホルダ本体部81には、後方に向って開口しガラス管ヒューズ10に対応した略円柱形状をなす左右一対の保持孔部82が形成されている。保持孔部82にはガラス管ヒューズ10の前部が挿脱可能に嵌合挿入され、ガラス管ヒューズ10がホルダ本体部81にて保持されている。
【0030】
また、ホルダ本体部81の上面側には、平面視で略矩形状をなす弾性変形可能な板状のロック部であるロック用板部84が一体に設けられている。すなわち例えば図7および図8に示すように、ホルダ本体部81の上板部85の後端部には立上部86が上方に向って突出状に一体に設けられ、この立上部86の上端部からロック用板部84が前方に向って一体に突出している。上下に離間対向するロック用板部84とホルダ本体部81の上板部85との間には、ロック用板部84の下方側への弾性変形を許容するための空間部87が形成されている。
【0031】
ロック用板部84は、ヒューズ体12の全体がヒューズ収容部8に収容された状態時にインレット本体5の係合受け部35と係脱可能に係合しヒューズ体12を収容状態に維持する爪状の係合部91を有している。係合部91は、ロック用板部84の上面に上方に向って突出状に形成され、ロック用板部84の前後方向略中央に位置する。係合部91は、ヒューズ体12がヒューズ収容部8に収容された状態時に、電源端子6の弾性変形部69によって前方に向けて付勢されることによって、インレット本体5の係合受け部35の係合受け面37と面状に接して当接係合する係合面92を有している。また、係合部91は、係合面92の上端から斜め後下方に向う傾斜面90を有している。さらに、ロック用板部84の先端部である前端部が、係合部91と係合受け部35との係合を解除する際に押下操作する操作部93となっている。操作部93の上面には、複数段状の段部分94が形成されている。
【0032】
そして、図7に示されるように、ヒューズ体12がヒューズ収容部8に収容された状態時に、工具の先端部或いは指先等によって、ヒューズホルダ11のロック用板部84の操作部93を押下操作し、弾性変形板部であるロック用板部84を後端側を支点として先端側が下方に回動するように弾性変形させると、図8に示されるように、互いに当接係合していた係合部91と係合受け部35との係合が解除され、その結果、ヒューズ体12が左右一対の電源端子6の弾性変形部69つまり第2スプリング部材52の弾性復元力によってヒューズ収容部8外に押し出され、ヒューズ体12の少なくとも一部、例えばヒューズホルダ11の前板部95および操作部93がヒューズ収容部8から前方に向って突出した状態になる。なお、ヒューズホルダ11の前板部95の前面には、例えば「FUSE INSIDE」と表示されている。
【0033】
次に、上記一実施の形態の作用等を説明する。
【0034】
ねじ3をインレット本体5のつば部31ねじ挿入用孔部32に挿入して電気機器の筐体2の所望部位に螺合することにより、インレット装置1を電気機器の筐体2に固着する。
【0035】
電源コードのコネクタ部をインレット本体5の電源コード挿入用開口部25に嵌合挿入すると、電源コードの電源線が電源端子6のピン部材50のピン部54に電気的に接続され、かつ、電源コードのアース線がアース端子7のアースピン部材70のアースピン部71に電気的に接続される。そして、電気機器の電源オンにより交流電源信号が一対の電源端子6に供給される。
【0036】
また、ガラス管ヒューズ10を交換する場合は、例えば工具の先端部或いは指先等によって、収容状態にあるヒューズ体12のヒューズホルダ11の操作部93を押下操作してロック用板部84を下方へ弾性変形させると、互いに当接係合していた係合部91と係合受け部35との係合が解除される。つまりロック用板部84の係合部91の係合面92が、下方移動によりインレット本体5の係合受け部35の係合受け面37から離れる。
【0037】
係合部91と係合受け部35との係合が解除されると、左右一対の電源端子6の弾性変形部69の弾性復元力に基づいてヒューズ体12が前方に移動してヒューズ収容部8外に押し出され、例えばヒューズホルダ11の前板部95および操作部93がヒューズ収容部8から前方に向って突出した突出状態になる(図8参照)。
【0038】
次いで、ヒューズホルダ11のヒューズ収容部8外に位置する部分を把持し、ヒューズ体12全体をヒューズ収容部8から取り出した後、ガラス管ヒューズ10をヒューズホルダ11から外し、新たなガラス管ヒューズ10をヒューズホルダ11に装着する。
【0039】
そして、そのヒューズ体12をインレット本体5のヒューズ収容部8に嵌合挿入して収容する。このヒューズ体12のヒューズ収容部8への挿入により、電源端子6の弾性変形部69がガラス管ヒューズ10に押されて弾性変形する。
【0040】
また、ヒューズ体12のヒューズ収容部8への挿入の際、係合部91の傾斜面90が係合受け部35の傾斜面38にて案内されることによりヒューズホルダ11のロック用板部84が下方に押されて一旦弾性変形し、係合部91が係合受け部35の水平面36から離れると、ヒューズホルダ11のロック用板部84が弾性復元力によってもとの形状に復帰する。その結果、係合部91の係合面92と係合受け部35の係合受け面37とが、電源端子6の弾性変形部69の弾性復元力に基づく所望の圧接力をもって互いに当接係合する。
【0041】
そして、このようなインレット装置1によれば、インレット本体5のヒューズ収容部8に出し入れ可能に収容され2本のガラス管ヒューズ10が両電源端子6に電気的に接続されたヒューズ体12を備えるため、電気機器の電気回路基板にヒューズを設けることなく、電気回路基板に過電流が流れるのを防止できる。
【0042】
また、両電源端子6がヒューズホルダ11の操作部93が押下操作されて係合部91と係合受け部35との係合が解除された場合に、ヒューズ体12を前方に移動させてインレット体5のヒューズ収容部8外に押し出す弾性変形部69を有するため、ガラス管ヒューズ10をインレット体5のヒューズ収容部8内から簡単に取り出すことができ、容易にヒューズ交換作業ができる。
【0043】
なお、上記実施の形態では、ヒューズ体12が、係合部91および操作部93を有するヒューズホルダ11とこのヒューズホルダ11にて保持された2本のガラス管ヒューズ10とにて構成された場合について説明したが、例えばヒューズ体をガラス管ヒューズ10のみで構成し、ヒューズ体であるガラス管ヒューズ10のみを電源端子6の弾性変形部69でヒューズ収容部8外に押し出すようにしてもよい。
【0044】
また、3極タイプのインレットには限定されず、例えば2極タイプのインレット等にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明の一実施の形態に係るインレット装置の分解断面斜視図である。
【図2】同上インレット装置の断面図である。
【図3】同上インレット装置の分解斜視図である。
【図4】同上インレット装置の斜視図である。
【図5】同上インレット装置の斜視図である。
【図6】同上インレット装置の正面図である。
【図7】図6のA−A断面図である。
【図8】同上インレット装置の係合解除状態を示す図6のA−A断面図である。
【図9】同上インレット装置を電機機器の筐体に取り付けた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0046】
1 インレット装置
5 インレット本体
6 電源端子
8 ヒューズ収容部
10 ヒューズであるガラス管ヒューズ
11 ヒューズホルダ
12 ヒューズ体
35 係合受け部
69 弾性変形部
91 係合部
93 操作部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ヒューズ収容部を有するインレット本体と、
電源コードの電源線が電気的に接続される電源端子と、
前記ヒューズ収容部に出し入れ可能に収容され、前記電源端子に電気的に接続されたヒューズ体と
を備えることを特徴とするインレット装置。
【請求項2】
電源端子は、ヒューズ体をヒューズ収容部外に押し出す弾性変形部を有する
ことを特徴とする請求項1記載のインレット装置。
【請求項3】
インレット本体は、係合受け部を有し、
ヒューズ体は、前記ヒューズ収容部に収容された状態時に前記係合受け部と係合する係合部と、この係合部と前記係合受け部との係合を解除する際に操作する操作部とを有し、
前記電源端子は、前記操作部が操作されて前記係合部と前記係合受け部との係合が解除された場合に、前記ヒューズ体を前記ヒューズ収容部外に押し出す弾性変形部を有する
ことを特徴とする請求項1記載のインレット装置。
【請求項4】
ヒューズ体は、
係合部および操作部を有するヒューズホルダと、
このヒューズホルダにて保持されたヒューズとにて構成されている
ことを特徴とする請求項3記載のインレット装置。
【請求項1】
ヒューズ収容部を有するインレット本体と、
電源コードの電源線が電気的に接続される電源端子と、
前記ヒューズ収容部に出し入れ可能に収容され、前記電源端子に電気的に接続されたヒューズ体と
を備えることを特徴とするインレット装置。
【請求項2】
電源端子は、ヒューズ体をヒューズ収容部外に押し出す弾性変形部を有する
ことを特徴とする請求項1記載のインレット装置。
【請求項3】
インレット本体は、係合受け部を有し、
ヒューズ体は、前記ヒューズ収容部に収容された状態時に前記係合受け部と係合する係合部と、この係合部と前記係合受け部との係合を解除する際に操作する操作部とを有し、
前記電源端子は、前記操作部が操作されて前記係合部と前記係合受け部との係合が解除された場合に、前記ヒューズ体を前記ヒューズ収容部外に押し出す弾性変形部を有する
ことを特徴とする請求項1記載のインレット装置。
【請求項4】
ヒューズ体は、
係合部および操作部を有するヒューズホルダと、
このヒューズホルダにて保持されたヒューズとにて構成されている
ことを特徴とする請求項3記載のインレット装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【公開番号】特開2008−198419(P2008−198419A)
【公開日】平成20年8月28日(2008.8.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−30461(P2007−30461)
【出願日】平成19年2月9日(2007.2.9)
【出願人】(000103194)エムデン無線工業株式会社 (15)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年8月28日(2008.8.28)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年2月9日(2007.2.9)
【出願人】(000103194)エムデン無線工業株式会社 (15)
【Fターム(参考)】
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