説明

ウリ科果物のウリ臭の低減方法

【課題】メロンの加工において問題となるウリ臭を十分に抑制し、自然な香りを保持する方法の提供。
【解決手段】
メロンの皮をむき酢酸および/またはエチルアルコール(以下、エタノールということがある)をメロンに添加することを特徴とするメロンの加工方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ウリ科果物、そのうちでも特にメロンを加工する際に生じるいわゆるウリ臭を低減する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
メロンはウリ科の植物であり、その芳醇な香りが最も大きな特徴の1つであり、加工品においてもこのメロンの香りを充分に維持することが期待されている。しかし、メロンの自然の香りを加工品において維持することは非常に難しい。例えば、メロンを搾汁しジュースにした場合、時間の経過とともにウリのような臭い(いわゆるウリ臭、以下単にウリ臭という)が強くなってくる。また、メロンのジャム製品もウリ臭がする状態のものや、ウリ臭がしないもののメロンの自然の風味がしないものしか売られていないのが現状である。さらにまた、ゼリー等の加工品におけるメロンの香りは自然のメロン由来のものではなく、後から添加された人工香料によるものである。
このようなメロンの加工品において異臭のないメロン加工品に関する技術として例えば、特許文献1の技術が知られている。本文献には、メロンを加工する工程において人参ジュースを添加することにより熱殺菌による香りの変化、保管中の異臭の発生を抑制できることが記載されている。
また、メロンに着目したものではないが、野菜や果物のジュースを製造する技術として特許文献2の技術が知られている。特許文献2には、野菜や果物を破砕し、これにビタミンCを添加し、二軸異方向エクストルーダーに供して加熱と搾汁とを同時に行うことでジュースの製造効率を上げ、野菜や果物本来の香味を良く残すことができると記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平8−322523号公報
【特許文献1】特開平5−328949号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記従来の技術には以下のような問題点がある。すなわち、特許文献1の方法は、メロンのピューレや搾汁液に人参ジュースを添加しており、異種の野菜を添加していることからメロン果汁100%の加工品を得ることができない。また、ウリ臭を人参ジュースで単にマスキングしている可能性もある。
特許文献2の方法は、エクストルーダーを必須としており、大掛かりな製造にしか適用することができない。また、特にメロンに着目したものではないため、本方法を用いてもメロンの加工におけるウリ臭を低減できるかどうかは明らかではない。
このように、メロンの加工において問題となるウリ臭を十分に抑制し、自然な香りを保持する方法について満足できる技術は存在しなかった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らは、上記課題を解決するため、鋭意研究したところ、メロンの皮を剥いた後、ジッパー付きのビニール袋で密封保存したところ、強い酢酸エチル臭が発生するという現象に遭遇した。そして、このメロンをその後加熱してもウリ臭が発生しないことを発見した。したがって、ウリ臭の発生に酢酸エチルが関与しているのではないかとの推測のもと、試行錯誤を繰り返したところ、驚くべきことに、皮を剥き、酢酸および/またはエチルアルコール(以下、エタノールということがある)をメロンに添加することでメロンの香りに変化が生じることをつきとめ、本発明をするに至った。
すなわち、本発明は、以下の構成を有する。
〔1〕ウリ科果物の加工方法であって、以下の工程を含むことを特徴とする加工方法。
(1)ウリ科果物の皮を剥く工程
(2)皮を剥いた果物の追熟処理を行う工程
(3)追熟処理後の果物を加工処理する工程
〔2〕ウリ科果物がメロンである上記〔1〕に記載の加工方法。
〔3〕以下の工程を含む上記〔1〕または〔2〕に記載の加工方法。
(1)ウリ科果物の皮を剥く工程
(1A)果物の底部より酢酸を注入する工程
(2)皮を剥いた果物の追熟処理を行う工程
(3)追熟処理後の果物を加工処理する工程
〔4〕以下の工程を含む上記〔1〕または〔2〕に記載の加工方法。
(1)ウリ科果物の皮を剥く工程
(1B)果物の底部よりエタノールを注入する工程
(2)皮を剥いた果物の追熟処理を行う工程
(3)追熟処理後の果物を加工処理する工程
〔5〕以下の工程を含む上記〔1〕または〔2〕に記載の加工方法。
(1)ウリ科果物の皮を剥く工程
(1C)果物の底部より酢酸及びエタノールを注入する工程
(2)皮を剥いた果物の追熟処理を行う工程
(3)追熟処理後の果物を加工処理する工程
〔6〕以下の工程を経て得られた加工用ウリ科果物。
(1)ウリ科果物の皮を剥く工程
(2)皮を剥いた果物の追熟処理を行う工程
〔7〕ウリ科果物がメロンである上記〔6〕に記載の加工用ウリ科果物。
〔8〕以下の工程を経て得られた上記〔6〕または〔7〕に記載の加工用ウリ科果物。
(1)ウリ科果物の皮を剥く工程
(1A)果物の底部より酢酸を注入する工程
(2)皮を剥いた果物の追熟処理を行う工程
〔9〕以下の工程を経て得られた上記〔6〕または〔7〕に記載の加工用ウリ科果物。
(1)ウリ科果物の皮を剥く工程
(1B)果物の底部よりエタノールを注入する工程
(2)皮を剥いた果物の追熟処理を行う工程
〔10〕以下の工程を経て得られた上記〔6〕または〔7〕に記載の加工用ウリ科果物。
(1)ウリ科果物の皮を剥く工程
(1C)果物の底部より酢酸及びエタノールを注入する工程
(2)皮を剥いた果物の追熟処理を行う工程
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、メロンのいわゆるウリ臭を低減し、ウリ臭のしないメロン加工品を製造することができる。また、加熱によってもその効果が変わらないことからあらゆるメロンの加工品製造に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】(A)メロンの皮を剥かない状態の縦断面写真である(NO.1)、(B)メロンの皮を剥いた状態の断面写真である(NO.5)
【図2】(A)試験例5のNO.12のメロンの横断面の写真である(B)試験例5のNO.12のメロンの縦断面の写真である
【図3】(A)試験例5のNO.13のメロンの縦断面の写真である
【図4】試験例1のA群およびE群のガスクロマトグラムを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明は果物、特にウリ科の果物に適用できるものであり、メロンについて具体的に説明するがこれに限定されるものではない。
(皮むき処理)
本発明におけるメロンの皮むき処理における皮の部分とは、硬い外皮の部分をいう。すなわち、ネットメロンの場合であれば、ネット模様が表れている外皮であり、メロンの断面でいえば、外側から非常に濃い緑色の部分までをいう。厚みでいえば0.5〜3mmに相当する。
【0009】
(酢酸注入)
本発明でいう酢酸の注入とは、酢酸をメロンの果実内部に注入することをいい、例えば、シリンジと注射針などによりメロンの底部より酢酸を注入することにより行われる。酢酸の注入は皮むき処理の後に行ってもよいし、先に酢酸を注入した後、皮むき処理を行ってもよい。このような処理により、酢酸はメロン底部より維管束を通って、メロンの果実全体にいきわたることになる。また、注入処理後、後述するような微振動の付与処理を行うことによりよりいっそう果実全体にいきわたりやすくなるため、好ましい。
【0010】
(エタノール注入)
本発明でいうエタノールの注入とは、エタノールをメロンの果実内部に注入することをいい、注入方法等はすべて前記「酢酸注入」と同様である。
【0011】
(追熟処理)
本発明に用いる追熟処理は、メロンの皮むき後、上述のように酢酸をメロンに注入した後、あるいは酢酸およびエタノールを注入した後、2〜20日間保存することにより行われる。保存温度は、好ましくは5〜35℃であり、さらに好ましくは15〜25℃であり、もっとも好ましくは20℃である。保存期間は、保存温度によるが、好ましくは20℃で7日間がもっとも好ましい。保存期間中、追熟は所望の成熟度になるように目的に応じて温度および期間を適宜設定することにより行われ、最大の期間は前記保存期間である2〜20日間である。
【0012】
(メロン加工品)
本発明の処理を行ったメロンを用いて製造するメロンの加工品としては、通常のメロン加工品がすべて挙げられる。例えば、メロンジュース、メロンゼリー、メロンジャム、メロンピューレ、メロンアイス等である。そのほか、これまでメロンの香りを出すために人工香料を添加して、メロン風味を謳っていたような食品も対象とすることができる。
【0013】
(他の果実への適用)
本発明の処理方法は、メロンだけではなく、他のウリ科植物にも適用することができる。またさらに、維管束を有する点で他の果物や野菜にも応用できる可能性が高い。
【実施例】
【0014】
<試験に用いた試薬、機器>
下記試験例において共通に用いた試薬、機器の詳細は以下のとおりである。
(i)氷酢酸三和合名会社製 99%
(ii)エタノール99.5%
【0015】
<メロンの皮剥き>
下記試験例において、共通に行われる「メロンの皮を剥く」とは、メロンのネット部分およびその下層の濃い緑色の部分を剥くことであり、剥いたメロンの皮の厚さは約1〜1.5mmの厚さである。また、皮を剥く前のメロン(NO.1)の断面写真を図1(A)に、皮を剥いた後のメロン(NO.5)の断面写真を図1(B)に示す。
【0016】
<メロン果実底部からの液体の注入処理>
下記試験例において、共通に行われる「メロンの台座部への液体の注入」は、25mmまたは70mmの注射針を装着したシリンジをメロン果実底部の表面より数十mmくらいに差込み、液体を注入することをいう。注入箇所は、メロンの台座部へ到達できる部分であればよく、例えば果実底部などが好ましい。
【0017】
〔試験例1〕
1.試験内容
(1)メロンの処理内容
温室で栽培し、交配後48日目に収穫したメロン15個を3個ずつ5つの群A〜Eに分け、以下の処理を行った後、メロンを搾汁した。なお、A群は処理後に皮を剥き搾汁した。
A群:収穫後、皮を剥くことなく7日間室温(平均約20℃、本試験において同じ)で保存して追熟処理を行った。
B群:収穫後4日目に皮を剥き、氷酢酸1mlをシリンジでメロン果実の底部より注入した。その後、7日間室温で追熟処理を行った。
C群:収穫後7日目に皮を剥き、氷酢酸1mlをシリンジでメロン果実の底部より注入した。その後、4日間室温で追熟処理を行った。
D群:氷酢酸1mlを0.25mlに代えた以外はC群と同様の処理を行った。
E群:収穫後4日目に皮を剥き、そのまま室温で11日間保存して追熟処理を行った。
なお、上記B〜E群は皮むき後、乾燥防止のためにビニール袋に入れて保存した(開口したまま)。
【0018】
(2)官能試験内容
搾汁して得られたメロンジュースについて、10人のパネラーにウリ臭さ、フルーティな香り、異臭程度について、7段階で官能評価をしてもらい、平均値を求めた。各項目を評価する観点と7段階の基準を以下に示す。
(i)ウリ臭さ・・・いわゆるウリ臭(キュウリのような香り)の強さについて
(基準点)
非常に弱い −3点
かなり弱い −2点
わずかに弱い −1点
無処理と同じ 0点
わずかに強い 1点
かなり強い 2点
非常に強い 3点
(ii)フルーティな香り・・・果物を連想させる甘い香りの強さについて
基準点については同上
(iii)異臭程度・・・本来メロンにはない、好ましくないマイナス要因の香りの強さについて
基準点については同上
【0019】
2.試験結果
メロンの各処理群の官能試験結果を下記表に示す。
【0020】
【表1】

なお、E群についてはA〜D群と同様のパネラーによる官能試験は行わなかったが、ウリ臭の低減は明らかであった。なお、A群とE群のガスクロマトグラムを図4に示す。
【0021】
3.考察
本結果より、B、C群は、A群(無処理)に比べてウリ臭さが少なく、また、B、C、D群はA群に比べてフルーティな香りが強く、B、D群はA群に比べて異臭程度が少なかった。すなわち、メロンの皮を剥き、酢酸を注入した後追熟処理を行うことによりウリ臭が低減され、またフルーティな香りが強くなることがわかった。また、ガスクロマトグラムの比較により、A群に存在したピークがE群では消失したことから、消失したピークがウリ臭を示しているのではないかと推測される。E群はA群に比べて明らかにウリ臭が低減されたことからメロンの皮を剥き、追熟処理を行うことのみでもウリ臭が低減されることがわかった。
【0022】
〔試験例2〕
1.試験例1で得られたメロンジュースを加熱した後、同様に官能試験を行った。官能試験結果を下記表に示す。
【0023】
【表2】

「−」は測定せず
【0024】
2.考察
本結果より、加熱後においても試験例1と同様の効果を維持することがわかった。したがって、本発明の処理を行ったメロンは、加熱処理を伴う加工品にも好適に用いることができる。
【0025】
〔試験例3〕
1.試験内容
(1)メロンの処理内容
温室で栽培し、収穫したメロン12個を4個ずつ3つの群A〜Cに分け、以下の処理を行った後、メロンを搾汁した。なお、A群は処理後に皮を剥き搾汁した。
A群:収穫後、皮を剥くことなく6日間室温で保存して追熟処理を行った。
B群:収穫後、同日に皮を剥き、ビニール袋に入れて密封し、6日間室温保存して追熟処理を行った。ビニール袋は1日1〜2回開封し、内部の空気の入れ替えを行った。
C群:収穫後、同日に皮を剥き、氷酢酸1ml及びエタノール1mlをシリンジでメロン果実の底部より注入した。その後、6日間室温で追熟処理を行った。
(2)官能試験内容
搾汁して得られたメロンジュースについて、11人のパネラーにウリ臭さ、フルーティな香り、異臭程度について、7段階で官能評価をしてもらい、平均値を求めた。各項目を評価する観点と7段階の基準は試験例1と同じ。
【0026】
2.試験結果
メロンの各処理群の官能試験結果を下記表に示す。
【0027】
【表3】

【0028】
3.考察
本結果より、B、C群は、A群(無処理)に比べてウリ臭さが少なく、また、フルーティな香りが強く、異臭程度が少なかった。すなわち、メロンの皮を剥き、酢酸およびエタノールを注入した後追熟処理を行うことによりウリ臭が低減され、またフルーティな香りが強くなり、異臭程度が低減されることがわかった。
【0029】
〔試験例4〕
1.試験例3で得られたメロンジュースを加熱した後、同様に官能試験を行った。官能試験結果を下記表に示す。
【0030】
【表4】

2.考察
本結果より、加熱後においても試験例3と同様の効果を維持することがわかった。したがって、本発明の処理を行ったメロンは、加熱処理を伴う加工品にも好適に用いることができる。
【0031】
〔試験例5〕
1.試験方法
前記試験例1〜4により、酢酸またはエタノールをメロンに注入した場合のメロン果実内におけるこれらの溶液の分布を調べるため、着色した溶液を注入し、観察した。

2.試験結果
上記処理を行った後、メロンの断面写真を撮影した(図2、図3)。
本写真によれば、メロン果実底部より注入された着色液体は、維管束を流れ、果実内部(種)に到達していることがわかる(NO.12,13)。
【0032】
〔実施例1〕メロン加工品
(1)メロンジュースの製造
皮を剥いてビニール袋にいれて密封し、室温で7日間追熟処理を行ったメロンをミキサーにより搾汁し、メロンジュースを得た。
【0033】
(2)メロンジャムの製造
上記(1)のメロンジュースにメロンに対して40重量%のテーストオリゴ糖を添加し、鍋でとろみが出るまで弱火で煮込み、メロンジャムを得た。
(3)カスタードクリーム
下記組成となるように、以下の手順にしたがい、カスタードクリームを得た。
1.バニラを入れたメロンジュースを温め卵黄と砂糖を加え、白っぽくなるまで混ぜる。
2.ふるった薄力粉とコーンスターチをよく混ぜ上記1.に添加する。
3.上記2.を裏ごしして煮詰め、バターを加えて混ぜる。

カスタードクリームの組成
上記(1)のメロンジュース 1000cc
卵黄 200g
砂糖 220g
薄力粉 50g
バター 50g
コーンスターチ 50g
バニラ 少々
【産業上の利用可能性】
【0034】
本発明によれば、メロンのいわゆるウリ臭を低減し、ウリ臭のしないメロン加工品を製造することができる。また、加熱によってもその効果が変わらないことからあらゆるメロンの加工品に適用することができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ウリ科果物の加工方法であって、以下の工程を含むことを特徴とする加工方法。
(1)ウリ科果物の皮を剥く工程
(2)皮を剥いた果物の追熟処理を行う工程
(3)追熟処理後の果物を加工処理する工程
【請求項2】
ウリ科果物がメロンである請求項1に記載の加工方法。
【請求項3】
以下の工程を含む請求項1または2に記載の加工方法。
(1)ウリ科果物の皮を剥く工程
(1A)果物の底部より酢酸を注入する工程
(2)皮を剥いた果物の追熟処理を行う工程
(3)追熟処理後の果物を加工処理する工程
【請求項4】
以下の工程を含む請求項1または2に記載の加工方法。
(1)ウリ科果物の皮を剥く工程
(1B)果物の底部よりエタノールを注入する工程
(2)皮を剥いた果物の追熟処理を行う工程
(3)追熟処理後の果物を加工処理する工程
【請求項5】
以下の工程を含む請求項1または2に記載の加工方法。
(1)ウリ科果物の皮を剥く工程
(1C)果物の底部より酢酸及びエタノールを注入する工程
(2)皮を剥いた果物の追熟処理を行う工程
(3)追熟処理後の果物を加工処理する工程
【請求項6】
以下の工程を経て得られた加工用ウリ科果物。
(1)ウリ科果物の皮を剥く工程
(2)皮を剥いた果物の追熟処理を行う工程
【請求項7】
ウリ科果物がメロンである請求項6に記載の加工用ウリ科果物。
【請求項8】
以下の工程を経て得られた請求項6または7に記載の加工用ウリ科果物。
(1)ウリ科果物の皮を剥く工程
(1A)果物の底部より酢酸を注入する工程
(2)皮を剥いた果物の追熟処理を行う工程
【請求項9】
以下の工程を経て得られた請求項6または7に記載の加工用ウリ科果物。
(1)ウリ科果物の皮を剥く工程
(1B)果物の底部よりエタノールを注入する工程
(2)皮を剥いた果物の追熟処理を行う工程
【請求項10】
以下の工程を経て得られた請求項6または7に記載の加工用ウリ科果物。
(1)ウリ科果物の皮を剥く工程
(1C)果物の底部より酢酸及びエタノールを注入する工程
(2)皮を剥いた果物の追熟処理を行う工程

【図4】
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【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−157339(P2012−157339A)
【公開日】平成24年8月23日(2012.8.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−21266(P2011−21266)
【出願日】平成23年2月3日(2011.2.3)
【出願人】(511030334)ヒノン農業株式会社 (1)
【Fターム(参考)】