説明

エアセルラーシート製袋の製造方法

【課題】 エアセルラーシートを重ね合わせた箇所を圧接した際の反発抗力を無くすることができ、しかも、溶着箇所を強固に接合して強度を向上せしめて切断加工をスムーズに行うことができ、その上、切り口を美しく仕上げることができるエアセルラー製袋の製造方法を提供すること。
【解決手段】 多数のエアセルラー11・11…が成形された長尺の熱可塑性樹脂製のシート材1における略中央部を長手方向に沿って折り返して二重に重ね合わせる一方、所定間隔で設けられた幅方向に亙る加工条部Lに沿ってエアセルラー11・11…を破裂せしめ、ヒートプレス装置により、前記加工条部Lに沿ってシート材1を圧潰して平坦化させ、一体に熱溶着した後、当該加工条部Lをプレス冷却して、加工条部L・L…に沿ってシート材1を次々と切断することにより、一対の加工条部L・Lの間に袋体Bを成形する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エアセルラーシート製袋の製造方法の改良、更に詳しくは、エアセルラーシートを重ね合わせた箇所を圧接した際の反発抗力を無くすることができ、しかも、溶着箇所を強固に接合して強度を向上せしめて切断加工をスムーズに行うことができ、その上、切り口を美しく仕上げることができるエアセルラー製袋の製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
周知のとおり、プラスチック製のシート材にエアセルラー(気泡)が多数成形された緩衝シート材(air-cellular-cushioning-sheet)が多く用いられており、このシート材を二つ折りにしてその両側の端縁部をそれぞれ溶着して、その溶着部分を切断することによって、袋状に成形したものがある。
【0003】
従来、かかる袋体を製造するにあっては、前記溶着部分の切断加工に際し、エアセルラーに内包された空気の弾力によるプレス時の反発を無くすために、ニードルによってエアセルラーに穴を開けて空気を抜いた後に、当該箇所をヒートプレスして熱溶着し、其処を切断することによって、袋体に形成するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
しかしながら、かかる従来の製造方法にあっては、折り返したシート材同士の熱溶着加工と切断加工とを同時に行っていたために、熱溶着した部分が十分に冷却硬化されていないうちに切断するおそれがあり、そこが剥がれ易く袋が破れてしまうおそれがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2007−190797号公報(第8頁、図1−5)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、従来のエアセルラー製の袋体を製造する方法において、上記のような問題があったことに鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、エアセルラーシートを重ね合わせた箇所を圧接した際の反発抗力を無くすることができ、しかも、溶着箇所を強固に接合して強度を向上せしめて切断加工をスムーズに行うことができ、その上、切り口を美しく仕上げることができるエアセルラー製袋の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者が上記技術的課題を解決するために採用した手段を、添付図面を参照して説明すれば、次のとおりである。
【0008】
即ち、本発明は、多数のエアセルラー11・11…が成形された長尺の熱可塑性樹脂製のシート材1における略中央部を長手方向に沿って折り返して二重に重ね合わせる一方、
こうして重ね合わせたシート材1において、所定間隔で設けられた幅方向に亙る加工条部Lに沿ってエアセルラー11・11…を破裂せしめ、
ヒートプレス装置により、前記加工条部Lに沿ってシート材1を圧潰して平坦化させ、そして、一体に熱溶着した後、
当該加工条部Lをプレス冷却して、平坦状に接着硬化せしめるとともに、
加工条部L・L…に沿ってシート材1を次々と切断することにより、一対の加工条部L・Lの間に袋体Bを成形するという技術的手段を採用したことによって、エアセルラーシート製袋の製造方法を完成させた。
【0009】
また、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、加工条部Lに沿ってエアセルラー11・11…を破裂せしめると同時に、ヒートプレス装置により、前記加工条部Lに沿ってシート材1を圧潰して平坦化させ、そして、これらを重ね合わせたシート材1を一体に熱溶着するという技術的手段を採用することができる。
【0010】
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、シート材1における、平坦状に接着硬化した加工条部L・L…に沿って、熱溶断カッターにより切断するるという技術的手段を採用することができる。
【0011】
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、シート材1の加工条部Lに沿って、尖針を突き刺すことにより加工条部L上のエアセルラー11を破裂せしめるという技術的手段を採用することができる。
【0012】
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、シート材1の加工条部Lに沿って、レーザー光線を照射することにより加工条部L上のエアセルラー11を破裂せしめるという技術的手段を採用することができる。
【0013】
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、シート材1の加工条部Lに沿って、対向する歯形凹凸が噛合するプレス機によって挟持することにより加工条部L上のエアセルラー11を破裂せしめるという技術的手段を採用することができる。
【0014】
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、シート材1の加工条部Lに沿って、対向する加熱板体を挟持プレスすることにより加工条部L上のエアセルラー11を破裂せしめるという技術的手段を採用することができる。
【0015】
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、シート材1の加工条部Lに沿って、超音波発振器または高周波発振器により加熱溶融することにより加工条部L上のエアセルラー11を破裂せしめるという技術的手段を採用することができる。
【0016】
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、シート材1の加工条部Lに沿って、薄刃カッターを突き刺すことにより加工条部L上のエアセルラー11を破裂せしめるという技術的手段を採用することができる。
【0017】
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、シート材1の加工条部Lに沿って、ニップローラーの回転により圧潰することにより加工条部L上のエアセルラー11を破裂せしめるという技術的手段を採用することができる。
【0018】
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、シート材1の加工条部Lに沿って、通電状態の帯熱ニクロム線を押圧することにより加工条部L上のエアセルラー11を破裂せしめるという技術的手段を採用することができる。
【0019】
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、シート材1の加工条部Lに沿って、ローラーカッターを転動することにより加工条部L上のエアセルラー11を破裂せしめるという技術的手段を採用することができる。
【発明の効果】
【0020】
本発明にあっては、多数のエアセルラーが成形された長尺の熱可塑性樹脂製のシート材における略中央部を長手方向に沿って折り返して二重に重ね合わせる一方、こうして重ね合わせたシート材において、所定間隔で設けられた幅方向に亙る加工条部に沿ってエアセルラーを破裂せしめ、ヒートプレス装置により、前記加工条部に沿ってシート材を圧潰して平坦化させ、そして、一体に熱溶着した後、当該加工条部をプレス冷却して、平坦状に接着硬化せしめるとともに、加工条部に沿ってシート材を次々と切断することにより、一対の加工条部の間に袋体を成形することができる。
【0021】
したがって、本発明の製造方法を使用することにより、エアセルラーシートを重ね合わせた箇所を圧接した際の反発抗力を無くすることができ、かつ、溶着箇所を強固に接合して強度を向上せしめて切断加工をスムーズに行うことができ、しかも、切り口を美しく仕上げることができることから、産業上の利用価値は頗る大きいと云える。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の実施形態の製造方法の工程を表わす説明概略図である。
【図2】本発明の実施形態の製造方法の工程を表わす説明概略図である。
【図3】本発明の第1実施形態の穿孔手段を表わす説明斜視図である。
【図4】本発明の第1実施形態の穿孔手段を表わす説明上面図である。
【図5】本発明の実施形態の袋体を表わす全体斜視図である。
【図6】本発明の第2実施形態の穿孔手段を表わす説明斜視図である。
【図7】本発明の第3実施形態の穿孔手段を表わす説明斜視図である。
【図8】本発明の第4実施形態の穿孔手段を表わす説明斜視図である。
【図9】本発明の第4実施形態の穿孔手段を表わす説明断面図である。
【図10】本発明の第5実施形態の穿孔手段を表わす説明断面図である。
【図11】本発明の第6実施形態の穿孔手段を表わす説明斜視図である。
【図12】本発明の第7実施形態の穿孔手段を表わす説明斜視図である。
【図13】本発明の第7実施形態の穿孔手段を表わす説明断面図である。
【図14】本発明の第8実施形態の穿孔手段を表わす説明斜視図である。
【図15】本発明の第8実施形態の穿孔手段を表わす説明断面図である。
【図16】本発明の第9実施形態の穿孔手段を表わす説明斜視図である。
【図17】本発明の第9実施形態の変形例の穿孔手段を表わす説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
本発明を実施するための形態を、具体的に図示した図面に基づいて、更に詳細に説明すると、次のとおりである。
【0024】
『第1実施形態』
本発明の第1実施形態を図1から図4に基づいて説明する。図中、符号1で指示するものはシート材1であって、このシート材1は、長尺の熱可塑性樹脂製(本実施形態では、ポリエチレン)のシート材であって、多数のエアセルラー(気泡)11・11…が成形されている。本実施形態では、これらのエアセルラー11・11…は、規則的に整列して配置されており、径は7〜31mm程度(例えば、7mm・10mm・20mm・31mmの4種類)である。
【0025】
しかして、本発明におけるエアセルラーシート製袋を製造する方法について、以下に具体的に説明する。全体の工程概略図は、図1に示すとおりである。まず、多数のエアセルラー11・11…が成形された長尺の熱可塑性樹脂製のシート材1における略中央部を長手方向に沿って折り返して二重に重ね合わせる(図2参照)。本実施形態では、シート材1はロール状に巻き取られているものを解舒していく。
【0026】
次いで、こうして重ね合わせたシート材1において、所定間隔で設けられた幅方向に亙る加工条部Lに沿ってエアセルラー11・11…を破裂せしめる。本実施形態では、加工条部Lの幅は、5〜15mm程度である。
【0027】
この際、本実施形態の穿孔手段Aとして、シート材1の加工条部Lに沿って、尖針を突き刺すことにより加工条部L上のエアセルラー11を破裂せしめる(図3参照)。また、尖針を千鳥状の交互に配置することによって、エアセルラー11の配置に効率的に合致させることができる(図4参照)。
【0028】
そして、ヒートプレス装置により、前記加工条部Lに沿ってシート材1を圧潰して平坦化させ、そして、一体に熱溶着する。本実施形態では、加工条部Lに沿ってエアセルラー11・11…を破裂せしめると同時に、ヒートプレス装置により、前記加工条部Lに沿ってシート材1を圧潰して平坦化させ、そして、これらを重ね合わせたシート材1を一体に熱溶着する。即ち、前記尖針を配設した押し金型も加熱(シート表面温度が約110〜160℃)しておいて、突き刺した後にシート材を挟み込むのである。
【0029】
然る後、当該加工条部Lを冷却プレス手段Pによりプレス冷却して、平坦状に接着硬化せしめる。平坦状に圧潰した状態にシート材1の形態を安定化させるためである。
【0030】
そして、加工条部L・L…に沿ってカッター手段Cによりシート材1を次々と切断することにより、一対の加工条部L・Lの間に袋体Bを成形することができる(図5参照)。この場合、袋体Bの袋口Bは、シート材1が折り返されることにより上下各縁部が重なり合った箇所に形成するものとする。そして、本実施形態では、シート材1における、平坦状に接着硬化した加工条部L・L…に沿って、熱溶断カッターにより切断することができ、切り口を美しく仕上げることができる。
【0031】
『第2実施形態』
次に、本発明の第2実施形態を図6に基づいて説明する。本実施形態では、エアセルラー11の穿孔手段Aとして、シート材1の加工条部Lに沿って、レーザー光線を照射することにより加工条部L上のエアセルラー11を破裂せしめる方式を採用する。
【0032】
このレーザー光線としては、赤外線レーザーによる熱線を採用することができ、CO(炭酸ガス)レーザー、YAGレーザーなどを採用することもできる。そして、レーザー光線の照射方法は、上下面からそれぞれシート材1の表面に対して照射するものであっても良いし、シート材1の側方断面から加工条部Lのエアセルラー11を串刺するように照射するものであっても良い。
【0033】
『第3実施形態』
次に、本発明の第3実施形態を図7に基づいて説明する。本実施形態では、エアセルラー11の穿孔手段Aとして、シート材1の加工条部Lに沿って、対向する歯形凹凸が噛合するプレス機によって挟持することにより加工条部L上のエアセルラー11を破裂せしめる方式を採用する。
【0034】
この歯形凹凸はそれぞれ三角錐形状をなして上下で噛合し合うものであり、また、併せて当該歯形凹凸を加熱する機構を具備することによりヒートプレスが可能である。
【0035】
『第4実施形態』
次に、本発明の第4実施形態を図8および図9に基づいて説明する。本実施形態では、エアセルラー11の穿孔手段Aとして、シート材1の加工条部Lに沿って、対向する加熱板体を挟持プレスすることにより加工条部L上のエアセルラー11を破裂せしめる方式を採用する。
【0036】
この際、加熱板体の対向面の表面はそれぞれ平坦なものであっても良く、例えば、シート材1が低密度ポリエチレンである場合には、表面温度を110〜160℃程度にして、挟持プレスすることができる。
【0037】
『第5実施形態』
次に、本発明の第5実施形態を図10に基づいて説明する。本実施形態では、エアセルラー11の穿孔手段Aとして、シート材1の加工条部Lに沿って、超音波発振器または高周波発振器により加熱溶融することにより加工条部L上のエアセルラー11を破裂せしめる方式を採用する。
【0038】
本実施形態では、超音波発振器(10〜70kHz)のホーンをシート材1の加工条部Lに押圧するものであっても良いし、ローラー状に転圧するものであっても良く、また、高周波発振器のコイルにより誘導加熱したものにより加熱溶融することもできる。
【0039】
『第6実施形態』
次に、本発明の第6実施形態を図11に基づいて説明する。本実施形態では、エアセルラー11の穿孔手段Aとして、シート材1の加工条部Lに沿って、薄刃カッターを突き刺すことにより加工条部L上のエアセルラー11を破裂せしめる方式を採用する。
【0040】
この薄刃カッターは、略等間隔に刃が突設されており、突き刺して加工条部L上のエアセルラー11をミシン目状に破裂せしめることができる。
【0041】
『第7実施形態』
次に、本発明の第7実施形態を図12および図13に基づいて説明する。本実施形態では、エアセルラー11の穿孔手段Aとして、シート材1の加工条部Lに沿って、ニップローラーの回転により圧潰することにより加工条部L上のエアセルラー11を破裂せしめる方式を採用する。
【0042】
このニップローラーは、図示したように上下両方から挟み込むようにしてエアセルラー11を圧潰するものであっても良いし、片面から押圧するように配設したものでも良い。
【0043】
『第8実施形態』
次に、本発明の第8実施形態を図14および図15に基づいて説明する。本実施形態では、エアセルラー11の穿孔手段Aとして、シート材1の加工条部Lに沿って、通電状態の帯熱ニクロム線(nichrome-wire)を押圧することにより加工条部L上のエアセルラー11を破裂せしめる方式を採用する。
【0044】
このニクロム線に通電すると抵抗によって発熱して、この帯熱したニクロム線をエアセルラー11に接触させることにより、破裂させることができる。なお、この際、エアセルラー11がシート材1の表面に露出している場合に施工が容易である。
【0045】
『第9実施形態』
次に、本発明の第9実施形態を図16および図17に基づいて説明する。本実施形態では、エアセルラー11の穿孔手段Aとして、シート材1の加工条部Lに沿って、シート材1の加工条部Lに沿って、ローラーカッターを転動することにより加工条部L上のエアセルラー11を破裂せしめる方式を採用する。
【0046】
この際、ローラーカッターの構成は、図16に示すように、円盤基材の周縁に刃部を略等間隔で突成したものであっても良いし、図17に示すように、円盤基材と直交方向に突成したものでも良い。
【0047】
本発明は、概ね上記のように構成されるが、図示の実施形態に限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内において種々の変更が可能であって、例えば、シート材1の使用材料は、ポリエチレン(低密度、高密度)に限らず、ポリプロピレンやポリアセテート、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ポリビニルアルコール、ポリスチロール、ポリエステルなどの熱可塑性樹脂を採用することができる。
【0048】
また、エアセルラー11の配置を変更することもできるし、更にまた、加工条部Lの間隔を所望の袋体形状に合わせて適宜調節することができ、これら何れのものも本発明の技術的範囲に属する。
【符号の説明】
【0049】
1 シート材
11 エアセルラー
L 加工条部
B 袋体
袋口
A 穿孔手段
P 冷却プレス手段
C カッター手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
多数のエアセルラー11・11…が成形された長尺の熱可塑性樹脂製のシート材1における略中央部を長手方向に沿って折り返して二重に重ね合わせる一方、
こうして重ね合わせたシート材1において、所定間隔で設けられた幅方向に亙る加工条部Lに沿ってエアセルラー11・11…を破裂せしめ、
ヒートプレス装置により、前記加工条部Lに沿ってシート材1を圧潰して平坦化させ、そして、一体に熱溶着した後、
当該加工条部Lをプレス冷却して、平坦状に接着硬化せしめるとともに、
加工条部L・L…に沿ってシート材1を次々と切断することにより、一対の加工条部L・Lの間に袋体Bを成形することを特徴とするエアセルラーシート製袋の製造方法。
【請求項2】
加工条部Lに沿ってエアセルラー11・11…を破裂せしめると同時に、ヒートプレス装置により、前記加工条部Lに沿ってシート材1を圧潰して平坦化させ、そして、これらを重ね合わせたシート材1を一体に熱溶着することを特徴とする請求項1記載のエアセルラーシート製袋の製造方法。
【請求項3】
シート材1における、平坦状に接着硬化した加工条部L・L…に沿って、熱溶断カッターにより切断することを特徴とする請求項1または2記載のエアセルラーシート製袋の製造方法。
【請求項4】
シート材1の加工条部Lに沿って、尖針を突き刺すことにより加工条部L上のエアセルラー11を破裂せしめることを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載のエアセルラーシート製袋の製造方法。
【請求項5】
シート材1の加工条部Lに沿って、レーザー光線を照射することにより加工条部L上のエアセルラー11を破裂せしめることを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載のエアセルラーシート製袋の製造方法。
【請求項6】
シート材1の加工条部Lに沿って、対向する歯形凹凸が噛合するプレス機によって挟持することにより加工条部L上のエアセルラー11を破裂せしめることを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載のエアセルラーシート製袋の製造方法。
【請求項7】
シート材1の加工条部Lに沿って、対向する加熱板体を挟持プレスすることにより加工条部L上のエアセルラー11を破裂せしめることを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載のエアセルラーシート製袋の製造方法。
【請求項8】
シート材1の加工条部Lに沿って、超音波発振器または高周波発振器により加熱溶融することにより加工条部L上のエアセルラー11を破裂せしめることを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載のエアセルラーシート製袋の製造方法。
【請求項9】
シート材1の加工条部Lに沿って、薄刃カッターを突き刺すことにより加工条部L上のエアセルラー11を破裂せしめることを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載のエアセルラーシート製袋の製造方法。
【請求項10】
シート材1の加工条部Lに沿って、ニップローラーの回転により圧潰することにより加工条部L上のエアセルラー11を破裂せしめることを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載のエアセルラーシート製袋の製造方法。
【請求項11】
シート材1の加工条部Lに沿って、通電状態の帯熱ニクロム線を押圧することにより加工条部L上のエアセルラー11を破裂せしめることを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載のエアセルラーシート製袋の製造方法。
【請求項12】
シート材1の加工条部Lに沿って、ローラーカッターを転動することにより加工条部L上のエアセルラー11を破裂せしめることを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載のエアセルラーシート製袋の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2011−68050(P2011−68050A)
【公開日】平成23年4月7日(2011.4.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−221871(P2009−221871)
【出願日】平成21年9月28日(2009.9.28)
【出願人】(592093958)酒井化学工業株式会社 (13)
【Fターム(参考)】