説明

エマルション燃料製造装置

【課題】 本発明は、鉱物油、植物油に水を加えたエマルションを製造する事を考えている。エマルションにする事で環境負荷を低減することが出来、さらに化石燃料の延命とコストの削減に寄与する事を狙っている。植物油での原材料が不足している。BDFとしての生産が期待されている。世界中での石油需要が高まりコスト高になっている為エマルション製造装置の早期普及が望まれる。
【解決手段】 植物油での有望な生産として、フィリピンやインドネシア、アフリカ等でヤトロファの植栽が政府の補助金の基に広まっている。今後の源材料の増産が期待される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、植物油、鉱物油を原材料としてこれに水を相当割合混合させたエマルション燃料に関する物で、自動車、船舶、ホ゛イラー、ホテル、ハウス栽培発電、等の燃料として使用出来る物で、大幅なコスト削減が期待できる事に関する発明である。
【背景技術】
【0002】
本発明は、今問題となっている温暖化問題を解決できる有力な手段としての発明である。CO2、NOx、SOx、PM、の大幅な削減が出来る他、水を加えた分の燃料の割増がはかれる技術であり、あと40年から50年と言われている化石燃料を水増し分の12年から20年の延長が期待できる事を考えている。又BDF燃料が世界中で利用されているが、BDFのエマルションも考えている。
【0003】
【特許文献1】特開2008−121544号 公報
【特許文献2】特開平07-47253号 公報
【特許文献3】特願2007−155031
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が行う事は、自動車、船舶、発電、ホ゛イラー使用所等の燃料をエマルション化して有限燃料の延命を狙いとする物である。その為には安定した燃料でなければならない。本発明では、分離しないエマルションを提供する技術開発である。
【0005】
従来のエマルションでは、数ヶ月で油と水に分離している欠点があった。これでは自動車や船舶では不安が有り使用できなかった。本発明では水の同化技術を開発する物である。
【0006】
従来のエマルションでは、空気が多分に混入していてこれが分離の要因となっていた。油と水を撹拌中にどうしても空気が入ってしまう欠点があった。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明を達成する為には、水の分子をナノ単位にする。また油の分子をもマイクロの領域まで小さくする事が求められる。その為には水の分子分解と油の分子分解が不可欠となる。少なくとも特許文献1にあるような高蓄圧室が必要となるが本発明では小さい部屋を並べる事によって高蓄圧室を実現した。この分子分解のフ゜ロセスを図2にしめす。本発明では、第一段階で極微細なエマルション粒子を作り第2段階で図3にしめすような装置おっもて、エマルション粒子を分解させることができる。
【0008】
第1タンク活性装置1において、まず液体中の空気の粒を極小にする必要がある。そのために順次2,3,4,5での配列でメッシュを細かくした金網を配置する。これにより液体中の空気が影響なくなり次の工程での電子セラミクス7からの電子供給が受け安くなる。次に電子を受け取った流体は、電極板12の間を通過する事になる。そこでさらなる電流を受け10度以上の熱量を受ける事になる。次に多段式高蓄圧室13,14、15に入り最後に極小の穴から噴射させる事によってナノ粒子のエマルションが発生する。
【0009】
第2タンク活性装置2において、ナノ粒子エマルションをさらに金属網フィルター2、3、4、5を通し強力な磁場20を通過させる。すると強力な磁場20の影響を受けて、もとに戻る働きが発生する。しかしながら極小になった水分子は油の中に同化してしまう事になる。
【発明の効果】
【0010】
前記手段によると、第1活性装置1を流通した燃料が電子7の供給を受けた燃料粒子となり高蓄圧室13、14、15に入り極微細なエマルション粒子となる。さらに第2活性装置2で金属フィルター2、3、4、5と高磁場20と電子セラミクス24を流通させることによりエマルションが粒子分解し水の分子が油の分子の中に同化する現象がおこる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
安定したエマルション燃料を製造する為には、図2にしめすような油滴タンク1、第1撹拌タンク、同タンク活性装置1、第2撹拌タンク、同タンク活性装置2、歩留まりタンク、それらの制御部が必要となる。
【実施例】
【0012】
本発明の図1は全体図面である。本発明は第1タンク102に水を吸水バルブ109自動開閉して相当割合加える。次に油滴タンク101に油を自動バルブ109を自動開閉して所定量給入する。第1タンク及び油滴タンクに給油後攪拌機107、108でもって内部流体を攪拌する。
【0013】
第1タンク102の流体はさらにポンプモーター112をもって第1タンク活性装置1.105内を所定時間循環させる。所定時間終了後タイマー設定により自動的に電磁弁109が開閉して油滴タンク101から第1タンクへ油滴が開始される。そのとき調整弁110はあらかじめ少量の開閉がされている。
【0014】
第1タンクで所定時間攪拌された流体は次に電磁弁109とモーター113をもって自動的に開閉されて第2タンク103に移動する。次に第2タンク103内の流体は攪拌モーター108、第2タンク活性装置106と循環モーター112をもって循環と攪拌を所定時間行われる。
【0015】
第2タンク103で完成した製品は、一部を歩留まりタンク104に移動しさらに伝道弁111を自動制御して第1タンク102に移動する。歩留まりを確認しながら製品は自動弁111をとうして出荷される。
【0016】
本発明の図2は第1タンク活性装置1の断面図である。ここで金属円筒のケース17は鉄管がこのましく内部は次のように配列されている。樹脂製穴付仕切り板1、荒め金網1、中目金網2、最目金網3、極最目金網4これらは流体内の空気を微細化する効果がある。次に弾衝ブロック6を設置しセラミクス7が暴れないようにする。次に電極板12を2枚半円状に設定して通電させる。銅線9、端子10、絶縁材11内部セラミクス7を配置する。次に高蓄圧室13,14,15を数列配置する。前後壁面には段階的に穴径を小さく設定して圧力を大きく出来るようにする。
【0017】
本発明の図3は第2タンク活性装置2の断面図である。ここで金属円筒ケース22は鉄管が好ましく内部は次のように配列されている。樹脂製穴付き仕切り板19、これには強力な磁石20がセットされる。次に荒め金網1、中目金網2、最目金網3、極最目金網4、これらは流体内の空気を微細化する効果がある。次に弾衝ブロック25を設置しセラミクス24が暴れないようにする。次に樹脂製穴付き仕切り板19、これには強力な磁石20がセットされる。次にセラミクス24を配置する。最後に樹脂製穴付き仕切り板19、これには強力な磁石20がセットされる。
【0018】
本発明の図4は、第1タンク活性装置1の電極部の断面図である。ここで絶縁樹脂8に電極板12を外壁17に接触しないように固定する。外部電源から端子10、電線9に通電させる。内部にセラミクス7を配置するセラミクスに電気が流れ温度上昇する。10度から15度温度があがる効果がみられる。
【0019】
本発明の図5は、第2活性装置2の磁石20の設置断面であり樹脂製穴付き仕切り板19、と外壁22である。
【0020】
本発明の図6は、円筒22内部にセラミクス24を設置している配置図である。
【0021】
本発明の図7は、高圧蓄圧室最後壁面15の断面図である。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の配置図である。
【図2】第1タンク活性装置1の断面図
【図3】第2タンク活性装置2の断面図
【図4】第1タンク活性装置1の電極部の断面図
【図5】第1タンク活性装置1のセラッミクス部の断面図
【図6】第1タンク活性装置1の高蓄圧室の断面図
【図7】第2タンク活性装置2の強力磁石の配置断面図
【符号の説明】
【0023】
1、穴明き樹脂仕切り板
2、荒め金属製金網
3、中目金属製金網
4、最目金属製金網
5、極最目金属製金網
6、金網フ゛ロック
7、電子セラッミク
8、穴付絶縁樹脂
9、電線
10、端子
11、絶縁帯
12、電極板
13、高蓄圧室1
14、高蓄圧室2
15、高蓄圧室3
16、高蓄圧フ゛ロック
17、活性装置外筒1
18、接続ニップル
19、磁石固定板
20、磁石
21、接続ニップル
22、活性外筒2
23、仕切りネット
24、電子セラミクス
25、金網フ゛ロック
101、油滴タンク
102、第1タンク
103、第2タンク
104、歩留まりタンク
105、第1タンク活性装置1
106、第2タンク活性装置2
107、撹拌モーター1
108、撹拌モーター2
109、電磁弁1
110、油滴調整弁
111、電動三方弁
112、循環モーター1
113、循環モーター2

【特許請求の範囲】
【請求項1】
植物油又は鉱物油を原材料とし、これに相当割合の水を加え活性器内部を繰り返し流体を循環させて作るエマルション装置で、油滴タンク、第1撹拌タンク、第2撹拌タンク、歩留まりタンク、第1タンク活性器1、第2タンク活性器2で構成し、これらのタンクを電磁弁付配管とホ゜ンフ゜モーターで接続したシーケンスシステム付全自動制御エマルション製造装置。
【請求項2】
請求項1記載のエマルション製造装置において、第1タンク活性器1は第1タンクに接続配管され、外部材を鉄管とし内部構造を樹脂製穴付仕切り板で配し次に金属製金網を粗めたとえば50メッシュ、中目たとえば100メッシュ、最目たとえば150メッシュ、極最目たとえば200メッシュの順に組み合わせし、次に金網段衝フ゛ロックたとえば金属製たわしの形態を配する、次に電子発生セラミクスを配す、次に穴明き絶縁樹脂板を前後に中間に導通電板を半円状に接触しない様に配し導通電板内部に通電可能なセラミクスを配す次に電子発生セラミックを配す、次に樹脂製穴付仕切り板を配す、次に前後を球状にした空間を数列配備した筒を接続し、その前後球状壁に順次穴径を小さくして行き最後壁には噴射ノズルをつける、以上の配列をした活性機装置を持った請求項1のエマルション製造装置。
【請求項3】
請求項1記載のエマルション製造装置において、第2タンク活性器2は第2タンクに接続配管され、外部材を鉄管とし内部構造を樹脂製穴付仕切り板で強力な磁石を配し次に金属製金網を粗めたとえば50メッシュ、中目たとえば100メッシュ、最目たとえば150メッシュ、極最目たとえば200メッシュの順に組み合わせし、次に金網段衝フ゛ロックたとえば金属製たわしの形態を配する、次に電子発生セラミクスを配す、樹脂製穴付仕切り板で強力な磁石を配す、次に電子発生セラミックを配す、次に樹脂製穴付仕切り板で強力な磁石を配する事を配備した活性機器を持った請求項1のエマルション製造装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−64009(P2010−64009A)
【公開日】平成22年3月25日(2010.3.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−232920(P2008−232920)
【出願日】平成20年9月11日(2008.9.11)
【出願人】(596044147)
【Fターム(参考)】