説明

オートフォーカス機能を有する情報処理装置、オートフォーカス機能を有する情報処理装置の制御方法等

【課題】課題の一例として、カメラ付き携帯電話のオートフォーカス機能について、複数のフォーカス対象が存在した場合に、どの対象に優先的にフォーカスを当てるかを携帯電話に蓄積されている他の情報と連携することで、ユーザにとってより快適なオートフォーカス機能を提供する情報処理装置等を提供することにある。
【解決手段】情報処理装置であって、前記撮影情報を解析し、当該撮影情報を特徴付ける特徴情報を抽出する特徴情報抽出手段と、特徴情報を記憶手段において検索し、フォーカス優先度情報に基づいてフォーカス対象を決定するフォーカス優先度決定手段と、フォーカス優先度決定手段によって決定されたフォーカス優先度情報に基づいて、撮影のフォーカス対象を決定するフォーカス対象決定手段とを備えることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、オートフォーカス機能を有する情報処理装置、オートフォーカス機能を有する情報処理装置の制御方法及びオートフォーカス機能を有する情報処理装置の制御プログラムの技術分野に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、カメラが搭載された携帯電話が主流となっており、また、搭載されるカメラが高機能となってきたことから、オートフォーカス機能について注目されることが増えてきている。また最近では、複数の顔を検出しフォーカスを合わせる機能などもでてきている(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−215040号公報
【特許文献2】特開2008−277903号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、フォーカスを合わせる対象が複数あった場合、どこにフォーカスを優先的に合わせるかがあまり検討されていない状況である。
【0005】
そこで、本発明は上記の課題に鑑みて為されたもので、その目的の一例は、カメラ付き携帯電話のオートフォーカス機能について、複数のフォーカス対象が存在した場合に、どの対象に優先的にフォーカスを当てるかを携帯電話に蓄積されている他の情報と連携することで、ユーザにとってより快適なオートフォーカス機能を提供するオートフォーカス機能を有する情報処理装置、オートフォーカス機能を有する情報処理装置の制御方法及びオートフォーカス機能を有する情報処理装置の制御プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、撮影機能を有する情報処理装置であって、撮像対象の中から選定されたフォーカス対象に対して自動的にレンズの焦点を合わせるオートフォーカス手段と、前記レンズを介して取得した撮像光に基づいて撮影情報を生成する撮影情報生成手段と、前記撮影情報を解析し、当該撮影情報を特徴付ける特徴情報を抽出する特徴情報抽出手段と、前記特徴情報抽出手段によって生成された前記特徴情報を記憶手段において検索し、前記特徴情報と同一の特徴情報が前記記憶手段において検出された場合であって、一回の撮影中に前記特徴情報の一つのみが前記記憶手段で検出された場合にはフォーカス優先度決定情報を前記特徴情報に対応する撮影対象にフォーカスし、一回の撮影中に前記特徴情報が前記記憶手段で複数検出された場合には前記特徴情報に対応する前記フォーカス優先度決定情報に基づいてフォーカス対象を決定するフォーカス優先度決定手段と、前記フォーカス優先度決定手段によって決定された前記フォーカス優先度決定情報に基づいて、撮影のフォーカス対象を決定するフォーカス対象決定手段と、を備えることを特徴とすることを特徴とする。
【0007】
このようにして、請求項1に係る発明によれば、カメラ付き携帯電話のオートフォーカス機能について、複数のフォーカス対象が存在した場合に、どの対象に優先的にフォーカスを当てるかを携帯電話に蓄積されている他の情報と連携することで、ユーザにとってより快適なオートフォーカス機能を提供することが可能になる。
【0008】
上記課題を解決するために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の情報処理装置であって、前記フォーカス優先度決定手段は、前記撮影情報が前記撮影情報生成手段によって生成される度に前記撮影情報に対応する前記フォーカス優先度情報を高く設定し、前記フォーカス優先度情報は当該撮影情報の前記特徴情報とともに前記記憶手段に記憶されることを特徴とする。
【0009】
このようにして、請求項1に係る発明によれば、ユーザが撮影対象を撮影するたびにその撮対象に係わる撮影情報が生成されるので、撮影情報が生成されるたびに、撮影情報に対応するフォーカス優先度情報の優先度を高くする。
【0010】
この構成によれば、複数の(他の)撮影対象が一回の撮影の画面の中に含まれている場合でも、ユーザが好んで撮影している撮影対象(被写体)に対して、フォーカスが優先的に自動で合うことが可能になる。
【0011】
上記課題を解決するために、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の情報処理装置であって、前記記憶手段には、前記情報処理装置を介して入力された情報であって、前記特徴情報抽出手段によって当該情報から抽出された前記特徴情報が記憶されていることを特徴とする。
【0012】
この構成によれば、携帯電話の機能である電話帳(個人情報)や登録できる様々なデータ、認識できる物体や顔(笑顔)などを抽出し、それらに優先的にフォーカスをあてることで複数のオートフォーカス対象に対してユーザがスムーズに撮影を行うことができる。また、携帯電話を使用することで蓄積されたユーザの趣味や嗜好を判別し、興味が深い物体などに自動的にフォーカスを当てることも可能である。
【0013】
上記課題を解決するために、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の情報処理装置であって、前記撮像対象からの音声情報が入力される音声情報入力手段を更に備え、前記特徴情報抽出手段は前記音声情報から前記特徴情報を抽出し、前記フォーカス優先度決定手段は前記特徴情報に対応する前記音声情報が入力されるたびに当該特徴情報の前記フォーカス優先度情報を高く設定し、前記フォーカス優先度情報は当該撮影情報の前記特徴情報とともに前記記憶手段に記憶されることを特徴とする。
【0014】
この構成によれば、ユーザが携帯電話機等の情報処理装置に入力された音声情報から特徴情報が抽出され、同一の音声情報が入力されるたびに、音声情報の特徴情報に対応するフォーカス優先度情報が高く設定される。したがって、撮影対象中から音声情報が情報処理装置に入力されれば、被写体中のユーザの趣味や嗜好に合致さすると推定される物体が速やかに判別されて、自動的にフォーカスが当てられることが可能である。
【0015】
上記課題を解決するために、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の何れかに記載の情報処理装置であって、インターネット回線上にアップロードされた情報が入力されるインターネット情報入力手段を更に備え、前記特徴情報抽出手段は前記インターネット回線上にアップロードされた前記情報から前記特徴情報を抽出し、前記フォーカス優先度決定手段は前記特徴情報に対応するアップロードされた前記情報が検索されるたびに当該特徴情報の前記フォーカス優先度情報を高く設定し、前記フォーカス優先度情報は当該撮影情報の前記特徴情報とともに前記記憶手段に記憶されることを特徴とする。
【0016】
この構成によれば、ユーザが携帯電話機等の情報処理装置に入力されたインターネット上のウェブ情報等の情報から特徴情報が抽出され、インターネット上のウェブ情報等の情報をユーザが検索または選択するたびに、そのインターネット上のウェブ情報等の特徴情報に対応するフォーカス優先度情報が高く設定される。したがって、撮影情報中の特徴情報が過去のユーザのインターネット検索履歴の特徴情報と一致すれば、被写体中のユーザの趣味や嗜好に合致さすると推定される物体(ユーザのインターネット検索履歴の特徴情報と一致する物体)が速やかに判別されて、自動的にフォーカスが当てられることが可能である。
【0017】
上記課題を解決するために、請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5の何れかに記載の情報処理装置であって、電話帳データとして登録されるべきデータ情報が入力される電話帳データ情報入力手段を更に備え、前記特徴情報抽出手段は前記電話帳データとして登録されるべきデータ情報から前記特徴情報を抽出し、前記フォーカス優先度決定手段は前記特徴情報に対応する前記電話帳データとして登録されるべきデータ情報が前記情報処理装置において検索されるたびに当該特徴情報の前記フォーカス優先度情報を高く設定し、前記フォーカス優先度情報は当該撮影情報の前記特徴情報とともに前記記憶手段に記憶されることを特徴とする。
【0018】
この構成によれば、ユーザが携帯電話機等の情報処理装置に入力された電話帳データとして登録されるべきデータ情報から特徴情報が抽出され、携帯電話機等の電話帳データをユーザが検索または選択するたびに、その電話帳データとして登録されるべきデータ情報の特徴情報に対応するフォーカス優先度情報が高く設定される。したがって、撮影情報中の特徴情報がユーザの電話帳データ中の情報の特徴情報と一致すれば、被写体中のユーザの趣味や嗜好に合致さすると推定される物体(電話帳データ中の情報と一致する人物)が速やかに判別されて、自動的にフォーカスが当てられることが可能である。
【0019】
上記課題を解決するために、請求項7に記載の発明は、撮影機能を有する情報処理装置の制御方法であって、撮像対象の中から選定されたフォーカス対象に対して自動的にレンズの焦点を合わせるオートフォーカス工程と、前記レンズを介して取得した撮像光に基づいて撮影情報を生成する撮影情報生成工程と、前記撮影情報を解析し、当該撮影情報を特徴付ける特徴情報を抽出する特徴情報抽出工程と、前記特徴情報抽出工程において生成された前記特徴情報を記憶工程において検索し、前記特徴情報と同一の特徴情報が前記記憶工程において検出された場合であって、一回の撮影中に前記特徴情報の一つのみが前記記憶工程において検出された場合にはフォーカス優先度決定情報を前記特徴情報に対応する撮影対象にフォーカスし、一回の撮影中に前記特徴情報が前記記憶工程において複数検出された場合には前記特徴情報に対応する前記フォーカス優先度決定情報に基づいてフォーカス対象を決定するフォーカス優先度決定工程と、前記フォーカス優先度決定工程において決定された前記フォーカス優先度決定情報に基づいて、撮影のフォーカス対象を決定するフォーカス対象決定工程と、を備えることを特徴とする。
【0020】
このようにして、請求項7に係る発明によれば、カメラ付き携帯電話のオートフォーカス機能について、複数のフォーカス対象が存在した場合に、どの対象に優先的にフォーカスを当てるかを携帯電話に蓄積されている他の情報と連携することで、ユーザにとってより快適なオートフォーカス機能を提供することが可能になる。
【0021】
上記課題を解決するために、請求項8に記載の発明は、撮影機能を有する情報処理装置の制御プログラムにおいて、撮像対象の中から選定されたフォーカス対象に対して自動的にレンズの焦点を合わせるオートフォーカス手段、前記レンズを介して取得した撮像光に基づいて撮影情報を生成する撮影情報生成手段、前記撮影情報を解析し、当該撮影情報を特徴付ける特徴情報を抽出する特徴情報抽出手段、前記特徴情報抽出手段によって生成された前記特徴情報を記憶手段において検索し、前記特徴情報と同一の特徴情報が前記記憶手段において検出された場合であって、一回の撮影中に前記特徴情報の一つのみが前記記憶手段で検出された場合にはフォーカス優先度決定情報を前記特徴情報に対応する撮影対象にフォーカスし、一回の撮影中に前記特徴情報が前記記憶手段で複数検出された場合には前記特徴情報に対応する前記フォーカス優先度決定情報に基づいてフォーカス対象を決定するフォーカス優先度決定手段、前記フォーカス優先度決定手段によって決定された前記フォーカス優先度決定情報に基づいて、撮影のフォーカス対象を決定するフォーカス対象決定手段、として機能させることを特徴とする。
【0022】
上記課題を解決するために、請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の情報処理装置の制御プログラムがコンピュータに読み取り可能に記録されていることを特徴とする記録媒体である。
【発明の効果】
【0023】
本発明によれば、カメラ付き携帯電話のオートフォーカス機能について、複数のフォーカス対象が存在した場合に、どの対象に優先的にフォーカスを当てるかを携帯電話に蓄積されている他の情報と連携することで、ユーザにとってより快適なオートフォーカス機能を提供することが可能になる。
【0024】
また、ユーザが撮影対象を撮影するたびにその撮対象に係わる撮影情報が生成されるので、撮影情報が生成されるたびに、撮影情報に対応するフォーカス優先度情報の優先度を高く設定することが可能になる。
【0025】
また、複数の(他の)撮影対象が一回の撮影の画面の中に含まれている場合でも、ユーザが好んで撮影している撮影対象(被写体)に対して、フォーカスが優先的に自動で合うことが可能になる。
【0026】
また、携帯電話の機能である電話帳(個人情報)や登録できる様々なデータ、認識できる物体や顔(笑顔)などを抽出し、それらに優先的にフォーカスをあてることで複数のオートフォーカス対象に対してユーザがスムーズに撮影を行うことができる。また、携帯電話を使用することで蓄積されたユーザの趣味や嗜好を判別し、興味が深い物体などに自動的にフォーカスを当てることも可能である。
【0027】
また、ユーザが携帯電話機等の情報処理装置に入力された音声情報から特徴情報が抽出され、同一の音声情報が入力されるたびに、音声情報の特徴情報に対応するフォーカス優先度情報が高く設定される。したがって、撮影対象中から音声情報が情報処理装置に入力されれば、被写体中のユーザの趣味や嗜好に合致さすると推定される物体が速やかに判別されて、自動的にフォーカスが当てられることが可能である。
【0028】
また、ユーザが携帯電話機等の情報処理装置に入力されたインターネット上のウェブ情報等の情報から特徴情報が抽出され、インターネット上のウェブ情報等の情報をユーザが検索または選択するたびに、そのインターネット上のウェブ情報等の特徴情報に対応するフォーカス優先度情報が高く設定される。したがって、撮影情報中の特徴情報が過去のユーザのインターネット検索履歴の特徴情報と一致すれば、被写体中のユーザの趣味や嗜好に合致さすると推定される物体(ユーザのインターネット検索履歴の特徴情報と一致する物体)が速やかに判別されて、自動的にフォーカスが当てられることが可能である。
【0029】
また、ユーザが携帯電話機等の情報処理装置に入力された電話帳データとして登録されるべきデータ情報から特徴情報が抽出され、携帯電話機等の電話帳データをユーザが検索または選択するたびに、その電話帳データとして登録されるべきデータ情報の特徴情報に対応するフォーカス優先度情報が高く設定される。したがって、撮影情報中の特徴情報がユーザの電話帳データ中の情報の特徴情報と一致すれば、被写体中のユーザの趣味や嗜好に合致さすると推定される物体(電話帳データ中の情報と一致する人物)が速やかに判別されて、自動的にフォーカスが当てられることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本実施形態におけるシステム構成の一例を示す図である。
【図2】本実施形態における情報処理装置のブロック図の一例である。
【図3】本実施形態における情報処理装置のブロック図の一例である。
【図4】本実施形態における情報処理装置の機能ブロック図の一例である。
【図5】本実施形態における動作を説明するフローチャートの一例である。
【図6】本実施形態における概念を説明する図の一例である。
【図7】本実施形態における概念を説明する図の一例である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本発明は、有線または無線による電子通信回線を通じて情報をダウンロードできる全ての情報処理装置(電子情報機器)に対して適用することも可能である。
[1.システム構成の一例]
図1には、サーバ装置10と、本実施形態に係るユーザ端末20と他のユーザ端末30から構成される情報処理システム1を示す。なお、図1においては、情報処理システム1は、サーバ装置10と、ユーザ端末20とがそれぞれ一つずつで示されているが、これに限られず、それぞれ複数台で構成されても良い。ユーザ端末20の一例としては携帯電話機がある。
【0032】
図2は、ユーザ端末20の一例としての携帯電話機28の構成を例示する図である。この図2に示すように、前記携帯電話機28は、中央演算処理装置であるCPU100と、読出専用メモリであるROM102と、随時書込読出メモリであるRAM104と、フラッシュROM等の憶部106と、表示部108と、操作部110と、アンテナ112と、送受信部114と、モデム部116と、音声コーディック部118と、アナログフロントエンド120と、スピーカ122と、音声入力装置であるマイクロフォン124と、前記カラオケ装置16にリモコン信号(赤外線信号)を送信するための情報送信部としてのリモコン送信部126とを、備えて構成されている。
【0033】
また、上記記憶部106には、携帯電話の機能である電話帳(個人情報)や登録できる様々なデータ、認識できる物体や顔(笑顔)などの情報が特徴情報とともに、サーバ装置10を介してあらかじめ記憶されていてもよい。
【0034】
上記CPU100は、随時書込読出メモリであるRAM104の一時記憶機能を利用しつつ読出専用メモリであるROM102に予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行う所謂マイクロコンピュータであり、所定の文字ボタン等を備えた操作部110からの入力に従って文字入力が実行されるように制御したり、その操作部110から入力された電話番号に従って通信或いは通話チャンネルを成立させると共に相互の通信或いは通話が可能となるように制御したり、その操作部110から入力されたURLに従って所定のウェブサイトにアクセスしたり、メールの作成及び送受信を制御する等の基本的な制御に加えて、後述する本発明の制御を実行する。
【0035】
例えば、前記携帯電話機28の通話状態においては、上記アンテナ112を介して送受信部114に受けた通話信号等がモデム部116を介して音声コーディック部118においてデジタルコード信号から音声信号に変換され、アナログフロントエンド120によりスピーカ122が駆動されて音声が出力される。
【0036】
同時に、上記マイクロフォン124により音声から変換された音声信号が上記アナログフロントエンド120を介して上記音声コーディック部118に送られてそこでディジタル信号に変換され、上記モデム部116、送受信部114、及びアンテナ112を介して送信される。
【0037】
また、通信状態において、上記CPU100は、上記操作部110から入力された信号を通信先へ送信すると同時に、通信先から受信された信号を表示部108に表示させる制御を行う。
【0038】
また、他の通信端末からの着信があったと判定される場合には、上記記憶部106に予め記憶された着信メロディ情報を読み出し、その着信メロディ情報に基づいて図示しない音源部により所定のメロディ(呼出音)を発生させて前記スピーカ122から出力させたり、呼出音非出力モードにおいては図示しないバイブレータを駆動させて振動を発生させたりする。
【0039】
また、前記CPU100にインストールされた所定のアプリケーションにより、前記リモコン送信部126を介して前記カラオケ装置16に対する選曲入力や後述するゲームの結果情報等のリモコン送信制御を行う。
【0040】
次に、サーバ装置10および他の端末装置30の内部構成について説明する。
【0041】
サーバ装置10および他の端末装置30は、図3に示すように、制御部300を構成するCPU(Central Processing Unit)310(マルチプロセッサ構成ではCPU320等複数のCPUが追加されても良い)、バスライン200、通信I/F(I/F:インターフェース)330、メインメモリ340、BIOS(Basic Input Output System)350、I/Oコントローラ360、ハードディスク370、光ディスクドライブ380、並びに半導体メモリ390を備える。なお、ハードディスク370、光ディスクドライブ380、並びに、半導体メモリ390はまとめて記憶装置410と呼ばれる。
【0042】
制御部300は、サーバ10(または他の端末装置30)を統括的に制御する部分であり、ハードディスク370に記憶された各種プログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、本発明に係る各種機能を実現している。
【0043】
通信I/F330は、サーバ10が、ネットワークを介してユーザ端末30等の他の装置と情報を送受信する場合のネットワーク・アダプタである。
【0044】
BIOS350は、サーバ10の起動時にCPU310が実行するブートプログラムや、サーバ10のハードウェアに依存するプログラム等を記録する。
【0045】
I/Oコントローラ360には、ハードディスク370、光ディスクドライブ380、及び半導体メモリ390等の記憶装置410を接続することができる。
【0046】
ハードディスク370は、本ハードウェアをサーバ10として機能させるための各種プログラム、本発明の機能を実行するプログラム及び後述するテーブル等を記憶する。なお、サーバ10は、外部に別途設けたハードディスク(図示せず)を外部記憶装置として利用することもできる。
【0047】
光ディスクドライブ380としては、例えば、DVD−ROMドライブ、CD−ROMドライブ、DVD−RAMドライブ、CD−RAMドライブを使用することができる。この場合は各ドライブに対応した光ディスク400を使用する。光ディスク400から光ディスクドライブ380によりプログラム又はデータを読み取り、I/Oコントローラ360を介してメインメモリ340又はハードディスク370に提供することもできる。
[2.情報処理装置の処理機能ブロックの説明]
ここで、本発明の機能を発揮するための本実施形態に係るユーザ端末20の構成について、図4に示す機能ブロック図を用いて説明する。
【0048】
携帯電話機等のユーザ端末20のオートフォーカス手段としてのオートフォーカス部201は、撮像対象の中から選定されたフォーカス対象に対して自動的にレンズの焦点を合わせる機能を有する。
【0049】
また、優先的にフォーカスするフォーカス対象は、以降に記述されるフォーカス対象決定部に基づいてフォーカスされる。
【0050】
携帯電話機等のユーザ端末20の撮影情報生成手段としての撮影情報生成部202は、オートフォーカス部201のレンズを介して取得した撮像光に基づいて撮影情報を生成する機能を有する。
【0051】
携帯電話機等のユーザ端末20の特徴情報抽出手段としての特徴情報抽出部203は、撮影情報生成部202が生成した撮影情報を解析し、撮影情報を特徴付ける特徴情報を抽出する機能を有する。
【0052】
また、特徴情報抽出部203はインターネット回線上にアップロードされた情報から特徴情報を抽出する機能を有する。
【0053】
また、特徴情報抽出部203は音声情報から特徴情報を抽出する機能を有する。
【0054】
また、特徴情報抽出部203は電話帳データとして登録されるべきデータ情報から特徴情報を抽出する機能を有する。
【0055】
ここで、電話帳データとして登録されるべきデータ情報には、電話番号、住所、誕生日、顔写真、音声情報等の情報がある。
【0056】
また特徴情報はアルファベット、ひらがな、カタカナ等の文字、図形、記号、音声情報、画像情報等の一つの情報を他の情報から認識するための如何なる情報であってもよい。
【0057】
携帯電話機等のユーザ端末20のフォーカス優先度決定手段としてのフォーカス優先度決定部204は、特徴情報抽出部203によって生成された特徴情報を記憶手段としての記憶部106aにおいて検索し、特徴情報と同一の特徴情報が記憶部106aにおいて検出された場合であって、一回の撮影中に特徴情報の一つのみが記憶部106aで検出された場合にはフォーカス優先度情報を特徴情報に対応する撮影対象にフォーカスし、一回の撮影中に特徴情報が記憶部106aで複数検出された場合には特徴情報に対応するフォーカス優先度情報に基づいてフォーカス対象を決定する機能を有する。
【0058】
フォーカス優先度決定部204は、撮影情報が撮影情報生成部202によって生成される度に撮影情報に対応するフォーカス優先度情報を高く設定し(例えば、一回目に撮影された場合にはフォーカス優先度情報を1とし、二回目に撮影された場合にはフォーカス優先度情報を1だけインクリメントし1とし、以降撮影されるたびにフォーカス優先度情報を1つずつインクリメントする。)、フォーカス優先度情報は撮影情報の特徴情報とともに記憶部106aに記憶される。
【0059】
フォーカス優先度決定部204は特徴情報に対応する音声情報が入力されるたびに特徴情報のフォーカス優先度情報を高く設定し、フォーカス優先度情報は当該撮影情報の特徴情報とともに前記記憶部106aに記憶される(フォーカス優先度情報を撮影情報の特徴情報とともに前記記憶部106aに記憶する)機能を有する。
【0060】
フォーカス優先度決定部204は前記特徴情報に対応するアップロードされた前記情報が検索されるたびに当該特徴情報の前記フォーカス優先度情報を高く設定し、前記フォーカス優先度情報は当該撮影情報の前記特徴情報とともに前記記憶手段に記憶される
また、特徴情報に対するフォーカス優先度情報はユーザが入力部110bを介して、入力することにより設定されることも可能であり、ユーザの好みによって何時でもフォーカス優先度情報の設定が変更されることが可能である。
【0061】
携帯電話機等のユーザ端末20の記憶手段としての記憶部106aには、情報処理装置としての携帯電話機等のユーザ端末20または他のユーザ端末30を介して入力された情報であって、特徴情報抽出部203によって(入力された)情報から抽出された特徴情報が記憶される機能を有する。
【0062】
携帯電話機等のユーザ端末20のフォーカス対象決定手段としてのフォーカス対象決定部205は、フォーカス優先度決定部204によって決定されたフォーカス優先度情報に基づいて、撮影のフォーカス対象を決定する機能を有する。
【0063】
携帯電話機等のユーザ端末20の音声情報入力手段としての音声情報入力部124aは撮像対象からの音声情報が入力される機能を有する。
【0064】
この場合、撮影対象の中から音声情報が発せられた場合に、音声情報に対応する人物等の特徴情報が記憶部106aに記憶されていれば、この音声情報を発した人物等を優先的にフォーカスすることが可能になる。
【0065】
携帯電話機等のユーザ端末20のインターネット回線上にアップロードされた情報が入力されるインターネット情報入力手段としてのインターネット情報入力部114aは、インターネット回線上にアップロードされた情報が入力される機能を有する。
【0066】
この場合、ユーザがインターネット上でアップロードされた情報を検索、閲覧等してアップロードされた情報の特徴情報が記憶部106aに記憶されていれば、この特徴情報に対応する撮像対象(被写体)を優先的に自動的にフォーカスすることが可能になる。
【0067】
携帯電話機等のユーザ端末20の電話帳データとして登録されるべきデータ情報が入力される電話帳データ情報入力手段としての電話帳データ情報入力部110bは、電話帳データとして登録されるべきデータ情報が入力される機能を有する。
【0068】
携帯電話機等のユーザ端末20のフォーカス対象決定手段としてのフォーカス対象決定部205は、フォーカス優先度決定部204において決定されたフォーカス優先度情報に基づいて、優先的にフォーカスすべき対象(被写体)に、オートフォーカス部201のフォーカスを制御する。
[3.処理動作を示すフローチャートの一例]
次に、図5を用いて、携帯電話機等のユーザ端末20において、カメラ付き携帯電話のオートフォーカス機能について、複数のフォーカス対象が存在した場合に、どの対象に優先的にフォーカスを当てるかを携帯電話に蓄積されている他の情報と連携することで、ユーザにとってより快適なオートフォーカス機能を提供するオートフォーカス機能を有する情報処理装置の動作概要を説明する。
【0069】
なお、本発明を適用した場合において実現され得る具体的な処理手順である以下に示す処理手順は、一例であってこれ以外にも実現され得る処理手順は無数に存在する。
【0070】
まず、図5のステップS1において、携帯電話機等のユーザ端末20のオートフォーカス部201は、撮像対象の中から選定されたフォーカス対象に対して自動的にレンズの焦点を合わせる機能を有し、撮影情報生成部202は、オートフォーカス部201のレンズを介して取得した撮像光に基づいて撮影情報を生成する。
【0071】
ステップS2において、携帯電話機等のユーザ端末20の特徴情報抽出部203は、撮影情報生成部202が生成した撮影情報を解析し、撮影情報を特徴付ける特徴情報を抽出する。
【0072】
ここで、特徴情報抽出部203はインターネット回線上にアップロードされた情報、音声情報、電話帳データとして登録されるべきデータ情報が存在する場合にはこれらの情報からも特徴情報を抽出する。
【0073】
また、撮影情報の解析は、撮影情報のみを用いてもよいし、記憶部106aに記憶された各種情報を用いて解析することにより特徴情報を抽出してもよい。
【0074】
ステップS3において、携帯電話機等のユーザ端末20のフォーカス優先度決定部204は、特徴情報抽出部203によって生成された特徴情報を記憶手段としての記憶部106aにおいて検索し、特徴情報と同一の特徴情報が記憶部106aにおいて検出された場合であって、一回の撮影中に特徴情報の一つのみが記憶部106aで検出された場合にはフォーカス優先度情報を特徴情報に対応する撮影対象にフォーカスし、一回の撮影中に特徴情報が記憶部106aで複数検出された場合には特徴情報に対応するフォーカス優先度情報に基づいてフォーカス対象を決定する。
【0075】
一回の撮影中に特徴情報の一つのみが記憶部106aで検出された場合、例えば複数の人物を撮影しようとした場合に、その中の一人の特徴情報が記憶部106aに記憶されている場合には、特徴情報が記憶部106aに記憶されている人物と携帯電話機等のユーザ端末20の所有者とは友人、知人等であると考えられので、その人物にフォーカスを合わせるようにフォーカス優先度情報を決定する。フォーカス優先度情報の記憶形式は任意の構造とすることができる。
【0076】
また、携帯電話機等のユーザ端末20の所有者がユーザ端末20の入力インターフェースを介して入力した情報の全てにフォーカス優先度情報を付加することが可能である。
【0077】
フォーカス優先度情報は、ユーザがユーザ端末20の入力インターフェースを介してその情報を入力するたびに、フォーカス優先度が高くなるように設定される。
【0078】
ステップS4において、携帯電話機等のユーザ端末20のフォーカス対象決定部205は、フォーカス優先度決定部204において決定されたフォーカス優先度情報に基づいて、優先的にフォーカスすべき対象(被写体)に、オートフォーカス部201のフォーカスを制御する。
【0079】
ステップS5において、携帯電話機等のユーザ端末20のオートフォーカス部201は、ステップS4におけるフォーカス対象決定部205のフォーカス制御に従って、撮影対象にフォーカスを合わせて撮影する。
[4.本実施形態の概念を示す図の一例]
次に、本実施形態の携帯電話機等のユーザ端末20の動作概念の一例を図6に示す。
【0080】
図6には、携帯電話機によって特徴情報が抽出されるべき対象となる、携帯電話機に入力される各種情報の一例が示されている。
【0081】
携帯電話機によって特徴情報が抽出されるべき対象となる情報には、電話帳データには、情報入力部110aを介して入力される電話番号、住所、誕生日、顔写真、音声情報等が含まれる。この中の顔写真は、オートフォーカス部201を介して画像情報として入力されてもよく、音声情報は音声情報入力部124aを介して音声情報として入力されてもよい。
【0082】
また、携帯電話機をインターネット端末として使用した場合には、ユーザの趣味/嗜好に合った被写体にフォーカスを合わせるために、インターネット情報入力部114aを介して入力される情報を特徴情報が抽出されるべき対象の情報とすることも可能である(インターネット履歴)。
【0083】
また、携帯電話機のデジカメ機能を使用して撮影された情報もユーザの趣味/嗜好を示していると考えられるので、オートフォーカス部201を介して入力される撮影情報を特徴情報が抽出されるべき対象の情報とすることも可能である(撮影履歴)。
【0084】
また、携帯電話機のメール機能を使用して送受信される情報もユーザの趣味/嗜好を示していると考えられるので、送受信部114を介して入力される撮影情報を特徴情報が抽出されるべき対象の情報とすることも可能である(メール(キーワード)履歴)。
【0085】
この場合には、メールで送受信される文字情報から、使用頻度の高い文字情報をキーワード情報として特徴情報にし、または、キーワード情報から特徴情報を抽出してもよい。
【0086】
以上のように携帯電話機の入力インターフェースを介して入力される全ての情報を特徴情報が抽出されるべき情報とすることが可能である。
【0087】
次に、図7には、携帯電話機によって、優先的にオートフォーカスの対象となる特徴情報に対応する撮影情報の一例が示されている。
【0088】
図7の中央上段には、携帯電話機の撮影対象となったものが複数の人物である場合について説明されている。
【0089】
携帯電話機の撮影対象となった複数の人物の一人一人について、特徴情報抽出部203は特徴情報を抽出する。特徴情報抽出部203が抽出した特徴情報に対応する顔写真と一致する人物が記憶部106aに記憶されている場合には、フォーカス優先度決定部204はその人物に優先的にフォーカスを当てるように、フォーカス優先度情報を決定する。
【0090】
図7の中央中段には、携帯電話機の撮影対象となったものが風景と物体(構造物等)である場合について説明されている。
【0091】
携帯電話機の撮影対象となった風景と物体(構造物等)について、特徴情報抽出部203は特徴情報を抽出する。特徴情報抽出部203が抽出した特徴情報に対応する風景または物体と一致する情報が記憶部106aに記憶されている場合には(この場合には、ユーザが以前に携帯電話機を使用してその風景または物体に関する情報を入力しているので、携帯電話機を使用しているユーザの趣味/嗜好に合致するものと推測することが可能である)、フォーカス優先度決定部204は風景または物体に優先的にフォーカスを当てるように、フォーカス優先度情報を決定する。
【0092】
図7の中央下段には、携帯電話機の撮影対象となったものが複数の人物と物体である場合について説明されている。
【0093】
携帯電話機の撮影対象となった複数の人物と物体の一つ一つについて、特徴情報抽出部203は特徴情報を抽出する。特徴情報抽出部203が抽出した特徴情報に対応する人物または物体と一致する情報が記憶部106aに記憶されている場合には、フォーカス優先度決定部204はその人物または物体に優先的にフォーカスを当てるように、フォーカス優先度情報を決定する。
[4.その他の実施形態の一例]
(1)(東京タワーや雷門といった)特徴のある物体が被写体となっている場合に携帯電話を介した情報提供が可能となる。
(2)電話帳データと照合した結果、フォーカスが当たった人物が誕生日であったら自動的に誕生日フレームで加飾することが可能となる。
(3)携帯電話で「城」についてユーザがインターネットを介してよく調べていた場合には、「城」をユーザの趣味と判定して、撮影情報に「城」が写りこんでいたらその「城」際立たせるようなデコレーション情報を付加することが可能となる。
(4)携帯電話に搭載されているGPS(Global Positioning System)とも連携して観光地といった有名な場所にユーザがいて撮影情報中の有名な建物を検出してフォーカスを当てることが可能となる。
【0094】
このように本発明に係わる携帯電話機等のユーザ端末20を用いた、カメラ付き携帯電話のオートフォーカス機能について、複数のフォーカス対象が存在した場合に、どの対象に優先的にフォーカスを当てるかを携帯電話に蓄積されている他の情報と連携することで、ユーザにとってより快適なオートフォーカス機能を提供することが可能となる。
【0095】
なお、図4における動作手順を、ハードディスク等の記録媒体に予め記録しておき、或いはインターネット等のネットワークを介して予め記録しておき、これを汎用のマイクロコンピュータ等により読み出して実行することにより、当該汎用のマイクロコンピュータ等を実施形態に係わるCPUとして機能させることも可能である。
【0096】
また各情報処理機器間の情報の送受信は有線、無線に限定されず、いずれの方法においても情報の送受信を行うことができる。
【産業上の利用可能性】
【0097】
本発明は携帯電話に限られず、他の情報処理装置とのインターフェースを有するデジタルカメラのあらゆる使用シーンで利用可能である。
【符号の説明】
【0098】
10 ・・・ サーバ装置
20、30・・・ 情報処理装置
201 ・・・ オートフォーカス部
202 ・・・ 撮影情報生成部
203 ・・・ 特徴情報抽出部
204 ・・・ フォーカス優先度決定部
205 ・・・ フォーカス対象度決定部
106 ・・・ 決定部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
撮影機能を有する情報処理装置であって、
撮像対象の中から選定されたフォーカス対象に対して自動的にレンズの焦点を合わせるオートフォーカス手段と、
前記レンズを介して取得した撮像光に基づいて撮影情報を生成する撮影情報生成手段と、
前記撮影情報を解析し、当該撮影情報を特徴付ける特徴情報を抽出する特徴情報抽出手段と、
前記特徴情報抽出手段によって生成された前記特徴情報を記憶手段において検索し、前記特徴情報と同一の特徴情報が前記記憶手段において検出された場合であって、一回の撮影中に前記特徴情報の一つのみが前記記憶手段で検出された場合にはフォーカス優先度決定情報を前記特徴情報に対応する撮影対象にフォーカスし、一回の撮影中に前記特徴情報が前記記憶手段で複数検出された場合には前記特徴情報に対応する前記フォーカス優先度決定情報に基づいてフォーカス対象を決定するフォーカス優先度決定手段と、
前記フォーカス優先度決定手段によって決定された前記フォーカス優先度決定情報に基づいて、撮影のフォーカス対象を決定するフォーカス対象決定手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記フォーカス優先度決定手段は、前記撮影情報が前記撮影情報生成手段によって生成されるたびに前記撮影情報に対応する前記フォーカス優先度情報を高く設定し、前記フォーカス優先度情報は当該撮影情報の前記特徴情報とともに前記記憶手段に記憶されることを特徴とする情報処理装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の情報処理装置であって、
前記記憶手段には、前記情報処理装置を介して入力された情報であって、前記特徴情報抽出手段によって当該情報から抽出された前記特徴情報が記憶されていることを特徴とする情報処理装置。
【請求項4】
請求項1乃至3の何れかに記載の情報処理装置であって、
前記撮像対象からの音声情報が入力される音声情報入力手段を更に備え、
前記特徴情報抽出手段は前記音声情報から前記特徴情報を抽出し、前記フォーカス優先度決定手段は前記特徴情報に対応する前記音声情報が入力されるたびに当該特徴情報の前記フォーカス優先度情報を高く設定し、前記フォーカス優先度情報は当該撮影情報の前記特徴情報とともに前記記憶手段に記憶されることを特徴とする情報処理装置。
【請求項5】
請求項1乃至4の何れかに記載の情報処理装置であって、
インターネット回線上にアップロードされた情報が入力されるインターネット情報入力手段を更に備え、
前記特徴情報抽出手段は前記インターネット回線上にアップロードされた前記情報から前記特徴情報を抽出し、前記フォーカス優先度決定手段は前記特徴情報に対応するアップロードされた前記情報が検索されるたびに当該特徴情報の前記フォーカス優先度情報を高く設定し、前記フォーカス優先度情報は当該撮影情報の前記特徴情報とともに前記記憶手段に記憶されることを特徴とする情報処理装置。
【請求項6】
請求項1乃至5の何れかに記載の情報処理装置であって、
電話帳データとして登録されるべきデータ情報が入力される電話帳データ情報入力手段を更に備え、
前記特徴情報抽出手段は前記電話帳データとして登録されるべきデータ情報から前記特徴情報を抽出し、前記フォーカス優先度決定手段は前記特徴情報に対応する前記電話帳データとして登録されるべきデータ情報が前記情報処理装置において検索されるたびに当該特徴情報の前記フォーカス優先度情報を高く設定し、前記フォーカス優先度情報は当該撮影情報の前記特徴情報とともに前記記憶手段に記憶されることを特徴とする情報処理装置。
【請求項7】
撮影機能を有する情報処理装置の制御方法であって、
撮像対象の中から選定されたフォーカス対象に対して自動的にレンズの焦点を合わせるオートフォーカス工程と、
前記レンズを介して取得した撮像光に基づいて撮影情報を生成する撮影情報生成工程と、
前記撮影情報を解析し、当該撮影情報を特徴付ける特徴情報を抽出する特徴情報抽出工程と、
前記特徴情報抽出工程において生成された前記特徴情報を記憶工程において検索し、前記特徴情報と同一の特徴情報が前記記憶工程において検出された場合であって、一回の撮影中に前記特徴情報の一つのみが前記記憶工程において検出された場合にはフォーカス優先度決定情報を前記特徴情報に対応する撮影対象にフォーカスし、一回の撮影中に前記特徴情報が前記記憶工程において複数検出された場合には前記特徴情報に対応する前記フォーカス優先度決定情報に基づいてフォーカス対象を決定するフォーカス優先度決定工程と、
前記フォーカス優先度決定工程において決定された前記フォーカス優先度決定情報に基づいて、撮影のフォーカス対象を決定するフォーカス対象決定工程と、
を備えることを特徴とする情報処理装置の制御方法。
【請求項8】
撮影機能を有する情報処理装置の制御プログラムにおいて、
撮像対象の中から選定されたフォーカス対象に対して自動的にレンズの焦点を合わせるオートフォーカス手段、
前記レンズを介して取得した撮像光に基づいて撮影情報を生成する撮影情報生成手段、
前記撮影情報を解析し、当該撮影情報を特徴付ける特徴情報を抽出する特徴情報抽出手段、
前記特徴情報抽出手段によって生成された前記特徴情報を記憶手段において検索し、前記特徴情報と同一の特徴情報が前記記憶手段において検出された場合であって、一回の撮影中に前記特徴情報の一つのみが前記記憶手段で検出された場合にはフォーカス優先度決定情報を前記特徴情報に対応する撮影対象にフォーカスし、一回の撮影中に前記特徴情報が前記記憶手段で複数検出された場合には前記特徴情報に対応する前記フォーカス優先度決定情報に基づいてフォーカス対象を決定するフォーカス優先度決定手段、
前記フォーカス優先度決定手段によって決定された前記フォーカス優先度決定情報に基づいて、撮影のフォーカス対象を決定するフォーカス対象決定手段、
として機能させることを特徴とする情報処理装置の制御プログラム。
【請求項9】
請求項8に記載の情報処理装置の制御プログラムがコンピュータに読み取り可能に記録されていることを特徴とする記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−217613(P2010−217613A)
【公開日】平成22年9月30日(2010.9.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−65399(P2009−65399)
【出願日】平成21年3月18日(2009.3.18)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】