説明

オーバレイネットワークのノード間ネットワーク性能を測定する方法、装置、およびシステム

オーバレイネットワークのノード間ネットワーク性能を測定する方法、装置、およびシステムが提供される。本方法は、オーバレイソースノードに対応しているソースネットワークノード207、208およびオーバレイターゲットノードに対応しているターゲットネットワークノード209、210を見出すこと、ソースネットワークノード207、208およびターゲットネットワークノード209、210に対応している収束ノード211、212を見出すこと、ソースネットワークノード207、208とこれに対応している収束ノード211との間のノード間ネットワーク性能、2つの収束ノード211、212間のノード間ネットワーク性能、及びターゲットネットワークノード209、210とこれに対応している収束ノード212との間のノード間ネットワーク性能を測定すること、最後にそれら結果に従いオーバレイノード間のノード間ネットワーク性能を計算することとを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、通信ネットワーク分野の測定技術に関し、特に、オーバレイネットワークのノード間ネットワーク性能を測定する方法、装置、およびシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
オーバレイネットワークは、アプリケーション層で動作するネットワークトポロジー構造であり、アプリケーション層のノード間にネットワークトポロジーを構築することによって、具体的なサービスを実施する。オーバレイネットワークの代表的な応用例として、コンテンツデリバリネットワーク(CDN)、ピアツーピア(P2P)ネットワーク、アプリケーション層マルチキャスト(ALM)などがある。
【0003】
オーバレイネットワークは、アプリケーション層のノード間の相互接続により構築される。オーバレイネットワークの構築時には、ネットワーク内の代替経路の数を少なくするために、オーバレイネットワークにおけるノード間距離や各ノードの遅延および帯域幅のような性能、ならびに各ノードのサービス処理能力を測定する必要があり、それによって、より好ましいネットワーク経路およびサービス処理能力を有するノードをデータ伝送用として選択して、効率的なオーバレイネットワークを構築することが可能である。
【0004】
現時点では、オーバレイネットワークのノード間ネットワーク性能の測定は、一般に、オーバレイネットワークに測定ユニットを構成することによって実施される。図1は、先行技術の、ネットワークノード間のノード間ネットワーク性能のリアルタイム測定を示す概略図である。図1を参照すると、オーバレイノードA、B、C、Dがアプリケーション層でオーバレイネットワークを構成し、ネットワークノード1が、このオーバレイネットワークを経由して、ネットワークノード2にあるサービスを要求する。ノードB、C、Dのどれからでもネットワークノード2に到達できる場合、ノードAは、測定対象であるノードB、C、Dにリアルタイムでデータパケットを送信して、ノードB、C、Dからのフィードバック(たとえば、距離、伝送遅延、利用可能な帯域幅など)に基づいて、ネットワークノード1からネットワークノード2への最適伝送経路を選択することが必要である。
【0005】
本開示の実施態様から、本願発明者らは、先行技術には、少なくとも以下の問題があることがわかった。
【0006】
上述の測定は、主として、ネットワーク伝送経路を最適化するために行われる。しかしながら、ネットワーク伝送経路の諸性能(たとえば、ネットワーク距離、伝送遅延、各ノードの利用可能な帯域幅など)はすべて、ネットワーク層の属性であるため、これらの属性をアプリケーション層の各ノード(A、B、C、D)間で測定すると、オーバヘッドが高くなるばかりでなく、測定結果も不正確になる。具体的には、遅延に対する要求が厳しい音声サービスの場合、このリアルタイム測定方法は、サービス品質に深刻な悪影響を及ぼす遅延を引き起こすおそれがある。さらに、リアルタイム測定時にはデータ記憶が行われないため、距離などの静的データは、繰り返し測定されなければならず、これによって、帯域幅の消費が増える。さらに、帯域幅割り当てのような動的データを測定する場合、データパケット送信に基づく、アプリケーション層に対する測定方法では、正確な測定結果が得られない可能性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】米国特許出願公開第2003/0162499号
【特許文献2】米国特許出願公開第2005/0015511号
【特許文献3】米国特許出願公開第2004/0085912号
【特許文献4】米国特許出願公開第2005/0083848号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
そこで、オーバレイネットワークのノード間ネットワーク性能を先行技術で測定した場合の、測定遅延および測定結果の不正確さという問題を解決するために、本開示の各種実施形態が、オーバレイネットワークのノード間ネットワーク性能を測定する方法、装置、およびシステムを含む、以下の技術的解決策を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
オーバレイネットワークのノード間ネットワーク性能を測定する方法は、以下のステップを含む。
【0010】
ソースネットワークノードおよびターゲットネットワークノードに対応しているネットワーク測定ユニットおよび収束ノード(コンバージェンスノード)を、それぞれサーチする。
【0011】
ソースネットワークノードおよびターゲットネットワークノードが同じ収束ノードに対応しているかどうかを判定する。
【0012】
ソースネットワークノードおよびターゲットネットワークノードが同じ収束ノードに対応している場合は、ソースネットワークノードに対応しているネットワーク測定ユニットが、ソースネットワークノードとその収束ノードとの間のノード間ネットワーク性能を測定して、第1のノード間ネットワーク性能を求め、ターゲットネットワークノードに対応しているネットワーク測定ユニットが、ターゲットネットワークノードとその収束ノードとの間のノード間ネットワーク性能を測定して、第2のノード間ネットワーク性能を求める。
【0013】
測定ユニットが、第1のノード間ネットワーク性能および第2のノード間ネットワーク性能に従って、ソースネットワークノードとターゲットネットワークノードとの間のノード間ネットワーク性能を計算する。
【0014】
ソースネットワークノードおよびターゲットネットワークノードが異なる収束ノードにそれぞれ対応している場合は、ソースネットワークノードに対応しているネットワーク測定ユニットが、ソースネットワークノードとソースネットワークノードに対応している収束ノードとの間のノード間ネットワーク性能を測定して、第3のノード間ネットワーク性能を求め、ターゲットネットワークノードに対応しているネットワーク測定ユニットが、ターゲットネットワークノードとターゲットネットワークノードに対応している収束ノードとの間のノード間ネットワーク性能を測定して、第4のノード間ネットワーク性能を求め、ソースネットワークノードに対応しているネットワーク測定ユニット、および/またはターゲットネットワークノードに対応しているネットワーク測定ユニットが、ソースネットワークノードに対応している収束ノードと、ターゲットネットワークノードに対応している収束ノードとの間のノード間ネットワーク性能を測定して、第5のノード間ネットワーク性能を求める。
【0015】
測定ユニットが、第3のノード間ネットワーク性能、第4のノード間ネットワーク性能、および第5のノード間ネットワーク性能に従って、ソースネットワークノードとターゲットネットワークノードとの間のノード間ネットワーク性能を計算する。
【0016】
オーバレイネットワークのノード間ネットワーク性能を測定する別の方法は、以下のステップを含む。
【0017】
ソースネットワークノードおよびターゲットネットワークノードに対応しているネットワーク測定ユニットおよび収束ノードを、それぞれサーチする。
【0018】
ソースネットワークノードに対応しているネットワーク測定ユニットが、ソースネットワークノードとソースネットワークノードに対応している収束ノードとの間のノード間ネットワーク性能を測定して、第1のノード間ネットワーク性能を求め、ターゲットネットワークノードに対応しているネットワーク測定ユニットが、ターゲットネットワークノードとターゲットネットワークノードに対応している収束ノードとの間のノード間ネットワーク性能を測定して、第2のノード間ネットワーク性能を求める。
【0019】
ソースネットワークノードおよびターゲットネットワークノードが同じ収束ノードに対応しているかどうかを判定する。
【0020】
ソースネットワークノードおよびターゲットネットワークノードが同じ収束ノードに対応している場合は、第1のノード間ネットワーク性能および第2のノード間ネットワーク性能に従って、ソースネットワークノードとターゲットネットワークノードとの間のノード間ネットワーク性能を計算する。
【0021】
ソースネットワークノードおよびターゲットネットワークノードが異なる収束ノードにそれぞれ対応している場合は、ソースネットワークノードに対応しているネットワーク測定ユニット、および/または、ターゲットネットワークノードに対応しているネットワーク測定ユニットが、ソースネットワークノードに対応している収束ノードと、ターゲットネットワークノードに対応している収束ノードとの間のノード間ネットワーク性能を測定して、第3のノード間ネットワーク性能を求める。
【0022】
第1のノード間ネットワーク性能、第2のノード間ネットワーク性能、および第3のノード間ネットワーク性能に従って、ソースネットワークノードとターゲットネットワークノードとの間のノード間ネットワーク性能を計算する。
【0023】
ネットワーク測定ユニットは、受信モジュール、測定モジュール、および転送モジュールを含む。
【0024】
受信モジュールは、ノード間ネットワーク性能の測定コマンドを受信することと、ノード間ネットワーク性能の測定コマンドを測定モジュールへ転送することと、を行うように適合される。
【0025】
測定モジュールは、受信モジュールから転送された、ノード間ネットワーク性能の測定コマンドを受信することと、ネットワークノードと収束ノードとの間のノード間ネットワーク性能を測定することと、測定したノード間ネットワーク性能を転送モジュールへ送信することと、を行うように適合される。代替として、測定モジュールは、受信モジュールから転送された、ノード間ネットワーク性能の測定コマンドに従って、異なる収束ノード間のノード間ネットワーク性能を測定することと、測定したノード間ネットワーク性能を転送モジュールへ送信することと、を行うように適合される。
【0026】
測定ユニットは、測定用オーバレイネットワーク内に構成され、測定コマンド処理モジュールおよびノード間ネットワーク性能処理モジュールを含む。
【0027】
測定コマンド処理モジュールは、アプリケーション層オーバレイネットワークから送信された、ノード間ネットワーク性能の測定コマンドを受信することと、受信した、ノード間ネットワーク性能の測定コマンドを、ソースネットワークノードに対応しているネットワーク測定ユニットと、ターゲットネットワークノードに対応しているネットワーク測定ユニットとに送信することと、を行うように適合される。
【0028】
ノード間ネットワーク性能処理モジュールは、ネットワーク測定ユニットから送信されたノード間ネットワーク性能を受信することと、受信したノード間ネットワーク性能を処理して、ソースネットワークノードとターゲットネットワークノードとの間のノード間ネットワーク性能を求めることと、求めた、ソースネットワークノードとターゲットネットワークノードとの間のノード間ネットワーク性能を、アプリケーション層オーバレイネットワークへ送信することと、を行うように適合される。
【0029】
オーバレイネットワークのノード間ネットワーク性能を測定するシステムは、アプリケーション層オーバレイネットワーク内にネットワークノードを含み、収束ノードと、ネットワーク測定ユニットと、少なくとも1つの測定ユニットとをさらに含み、ネットワークノードは、収束ノードを経由して、ネットワーク層にアクセスする。
【0030】
測定ユニットは、アプリケーション層オーバレイネットワークから送信された、ノード間ネットワーク性能の測定コマンドを受信することと、この、ノード間ネットワーク性能の測定コマンドを、ソースネットワークノードに対応しているネットワーク測定ユニットと、ターゲットネットワークノードに対応しているネットワーク測定ユニットとに送信することと、を行うように適合され、ノード間ネットワーク性能の測定コマンドは、ネットワーク測定ユニットに関連付けられた収束ノード情報を搬送する。
【0031】
測定ユニットはさらに、ネットワーク測定ユニットから送信されたノード間ネットワーク性能を受信することと、受信したノード間ネットワーク性能を処理して、ソースネットワークノードとターゲットネットワークノードとの間のノード間ネットワーク性能を求めることと、求めた、ソースネットワークノードとターゲットネットワークノードとの間のノード間ネットワーク性能をアプリケーション層オーバレイネットワークへ送信することと、を行うように適合される。
【0032】
ネットワーク測定ユニットは、測定ユニットから転送された、ノード間ネットワーク性能の測定コマンドを受信することと、収束ノードとネットワークノードとの間のノード間ネットワーク性能を測定すること、または収束ノードとネットワークノードとの間、および異なる収束ノード間のノード間ネットワーク性能を測定することと、を行うように適合される。
【0033】
本開示を実施することにより、アプリケーション層のオーバレイノード間のノード間ネットワーク性能を正確に測定することが可能であり、さらに、測定コストおよび帯域幅消費量を低減するために、本開示を既存のネットワーク機器と組み合わせることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】先行技術の、オーバレイノード間のノード間ネットワーク性能のリアルタイム測定を示す概略図である。
【図2】本開示の一実施形態による、オーバレイノード間のノード間ネットワーク性能を測定するシステムの概略図である。
【図3】本開示の一実施形態によるネットワーク測定ユニットの構成の概略図である。
【図4】本開示の一実施形態による、ネットワーク測定ユニット内の測定モジュールの構成の概略図である。
【図5】本開示の一実施形態による測定ユニットの構成の概略図である。
【図6】本開示の一実施形態による、測定ユニット内の測定コマンド処理モジュールおよびノード間ネットワーク性能処理モジュールの構成の概略図である。
【図7】本開示の一実施形態による測定ユニットの構成の細部の概略図である。
【図8】本開示の一実施形態による、ネットワークノード間のノード間ネットワーク性能を測定する方法のフローチャートである。
【図9】本開示の一実施形態による、ネットワークノード間のノード間ネットワーク性能を測定する別の方法のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0035】
本開示の技術的解決策の利点をわかりやすくするために、以下では、本開示の実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。ただし、以下の説明は、あくまで例示であって、本開示を限定するものではない。
【0036】
オーバレイネットワークのノード間ネットワーク性能を先行技術で測定した場合の、測定遅延および測定結果の不正確さという問題を解決するために、本開示は、オーバレイネットワークのノード間ネットワーク性能を測定するシステムを提供する。
【0037】
図2は、本開示の一実施形態による、オーバレイノード間のノード間ネットワーク性能を測定するシステムの概略図である。図2に示されるように、本システムは、複数のネットワークノードと、少なくとも1つの測定ユニットで構成された測定用オーバレイネットワークと、複数の収束ノードと、複数のネットワーク測定ユニットとを含んでいる。ネットワークノード1〜4は、収束ノードを経由してネットワーク層にアクセスする。
【0038】
ネットワークノードは、サービス要求に従って、ノード間ネットワーク性能の測定コマンドを測定用オーバレイネットワーク内の測定ユニットへ送信するように適合されており、アプリケーション層では、ネットワークノードは、オーバレイノードと呼ばれる。複数のネットワークノードは、サービス要求に応じてアプリケーション層オーバレイネットワークを構成することが可能である。アプリケーション層オーバレイネットワークは、ノード間ネットワーク性能の測定コマンドを、アクセスネットワークノードを経由して測定用オーバレイネットワークへ送信することが可能であり、アプリケーション層オーバレイネットワーク内の任意のネットワークノードが、アクセスネットワークノードとして動作することが可能である。
【0039】
測定ユニットは、アプリケーション層オーバレイネットワークから送信された、ノード間ネットワーク性能の測定コマンドを受信することと、この、ノード間ネットワーク性能の測定コマンドを、ソースネットワークノードに対応しているネットワーク測定ユニットと、ターゲットネットワークノードに対応しているネットワーク測定ユニットとに送信することと、を行うように適合されており、ノード間ネットワーク性能の測定コマンドは、ネットワーク測定ユニットに対応する収束ノード情報を搬送する。さらに、測定用オーバレイネットワーク内では、測定コマンドは、アクセス測定ユニットを経由して受信されることが可能であり、測定用オーバレイネットワーク内の任意の測定ユニットが、アクセス測定ユニットとして動作することが可能である。
【0040】
測定ユニットはさらに、ノード間ネットワーク性能を受信することと、受信したノード間ネットワーク性能を処理して、ソースネットワークノードとターゲットネットワークノードとの間のノード間ネットワーク性能を求めることと、ソースネットワークノードとターゲットネットワークノードとの間のノード間ネットワーク性能をアプリケーション層オーバレイネットワークへ送信することと、を行うように適合されている。測定ユニットがアクセス測定ユニットである場合、測定ユニットは、ネットワーク測定ユニットおよび他の測定ユニットから送信されたノード間ネットワーク性能を受信し、受信したノード間ネットワーク性能を処理して、ソースネットワークノードとターゲットネットワークノードとの間のノード間ネットワーク性能を求める。測定ユニットがアクセス測定ユニットでない場合、測定ユニットは、ネットワーク測定ユニットから送信されたノード間ネットワーク性能を受信し、受信したノード間ネットワーク性能をアクセス測定ユニットへ転送する。アクセス測定ユニットは、転送されたノード間ネットワーク性能を処理して、ソースネットワークノードとターゲットネットワークノードとの間のノード間ネットワーク性能を求める。
【0041】
測定ユニットはさらに、測定ユニット、ネットワークノード、収束ノード、およびネットワーク測定ユニットの間の対応関係、または、測定ユニット、ネットワークノード、およびネットワーク測定ユニットの間の対応関係を記憶することと、アプリケーション層オーバレイネットワーク内のネットワークノードから送信された、ノード間ネットワーク性能の測定コマンドを受信することと、そのネットワークノードに関連付けられたネットワーク性能を測定することに特化して構成されたネットワーク測定ユニットおよび収束ノードをサーチし、見つかったネットワーク測定ユニットへ、ノード間ネットワーク性能の測定コマンドを転送することと、を行うように適合されている。
【0042】
ネットワーク測定ユニットは、測定用オーバレイネットワーク内の測定ユニットから転送された、ノード間ネットワーク性能の測定コマンドを受信することと、収束ノードとネットワークノードとの間のノード間ネットワーク性能を測定すること、または、収束ノードとネットワークノードとの間、および異なる収束ノード間のノード間ネットワーク性能を測定することと、測定されたノード間ネットワーク性能を、測定用オーバレイネットワーク内の測定ユニットへ送信することと、を行うように適合されている。
【0043】
収束ノードは、特定領域内のネットワークノードをネットワーク層に接続するように適合された、ブロードバンドリモートアクセスサーバ(BRAS)のようなコンバージェンス装置(統合装置)であってよい。
【0044】
測定用オーバレイネットワーク内の測定ユニットは、アプリケーション層オーバレイノードであってよく、あるいは、アプリケーション層オーバレイノード以外の独立ノードであってもよい。測定ユニットは、測定ユニット、ネットワークノード、収束ノード、およびネットワーク測定ユニットの間の対応関係、または、測定ユニット、ネットワークノード、およびネットワーク測定ユニットの間の対応関係を記憶する。各測定ユニットは、近接の原理に従って、いくつかのネットワーク測定ユニットとだけ情報交換を行う。図2のネットワークにおいて示されるような、ネットワークノード、収束ノード、ネットワーク測定ユニット、および測定ユニットの間の対応関係は、次のように表される。
【表1】

【0045】
この対応関係は、ネットワークノードに対応している収束ノードおよびネットワーク測定ユニットの迅速なサーチが可能でありさえすれば、別のかたちであってもよい。各ネットワーク測定ユニットは、1つまたは複数の収束ノードに対応していてよい。
【0046】
ソースネットワークノードとターゲットネットワークノードとの間のノード間ネットワーク性能の測定では、ソースネットワークノードおよびターゲットネットワークノードに対応しているネットワーク測定ユニットおよび収束ノードがそれぞれサーチされてから、ソースネットワークノードおよびターゲットネットワークノードが同じ収束ノードに対応しているかどうかが判定される。
【0047】
ソースネットワークノードおよびターゲットネットワークノードが同じ収束ノードに対応している場合は、ソースネットワークノードと収束ノードとの間のノード間ネットワーク性能、およびターゲットネットワークノードと収束ノードとの間のノード間ネットワーク性能をそれぞれ測定し、ソースネットワークノードと収束ノードとの間のノード間ネットワーク性能、およびターゲットネットワークノードと収束ノードとの間のノード間ネットワーク性能に基づいて、ソースネットワークノードとターゲットネットワークノードとの間のノード間ネットワーク性能を計算することが必要である。
【0048】
ソースネットワークノードとターゲットネットワークノードとが異なる収束ノードに対応している場合は、ソースネットワークノードとこれに対応している収束ノードとの間のノード間ネットワーク性能と、ターゲットネットワークノードとこれに対応している収束ノードとの間のノード間ネットワーク性能と、ソースネットワークノードに対応している収束ノードと、ターゲットネットワークノードに対応している収束ノードとの間のノード間ネットワーク性能とをそれぞれ測定し、これらの測定されたネットワーク性能に基づいて、ソースネットワークノードとターゲットネットワークノードとの間のノード間ネットワーク性能を計算することが必要である。
【0049】
当然ながら、ソースネットワークノードおよびターゲットネットワークノードに対応しているネットワーク測定ユニットおよび収束ノードがそれぞれサーチされてから、ソースネットワークノードとこれに対応している収束ノードとの間のノード間ネットワーク性能、およびターゲットネットワークノードとこれに対応している収束ノードとの間のノード間ネットワーク性能とを測定することがまず可能になり、その後、ソースネットワークノードおよびターゲットネットワークノードが同じ収束ノードに対応しているかどうかが判定される。
【0050】
ソースネットワークノードおよびターゲットネットワークノードが同じ収束ノードに対応していない場合、ソースネットワークノードとターゲットネットワークノードとの間のノード間ネットワーク性能は、ソースネットワークノードとこれに対応している収束ノードとの間の、測定されたノード間ネットワーク性能、およびターゲットネットワークノードとこれに対応している収束ノードとの間のノード間ネットワーク性能に従って計算される。
ソースネットワークノードおよびターゲットネットワークノードがそれぞれ異なる収束ノードに対応している場合も、ソースネットワークノードに対応している収束ノードと、ターゲットネットワークノードに対応している収束ノードとの間のノード間ネットワーク性能を測定し、ソースネットワークノードとこれに対応している収束ノードとの間の、測定されたノード間ネットワーク性能、ターゲットネットワークノードとこれに対応している収束ノードとの間のノード間ネットワーク性能、およびソースネットワークノードに対応している収束ノードと、ターゲットネットワークノードに対応している収束ノードとの間のノード間ネットワーク性能に従って、ソースネットワークノードとターゲットネットワークノードとの間のノード間ネットワーク性能を計算することが必要である。
【0051】
図2のシステム構造は、この実施形態のシステムの実施態様を説明するための一例として取り上げられている。図2に示されるように、ネットワークノード1が、アプリケーション層オーバレイネットワークを経由して、ネットワークノード3にあるサービスを要求した場合、複数のネットワークノードで構成されているアプリケーション層オーバレイネットワークは、ノード間ネットワーク性能の測定コマンドを測定用オーバレイネットワークへ送信し、測定用オーバレイネットワークは、測定コマンドを受信してから、測定用オーバレイネットワーク上でネットワークノード1およびネットワークノード3を管理している測定ユニットのそれぞれに照会する。ノード間ネットワーク性能の測定コマンドは、アプリケーション層オーバレイネットワークから、アクセスネットワークノードを経由して、測定用オーバレイネットワークへ送信されることが可能であり、測定用オーバレイネットワーク上のアクセス測定ユニットを経由して受信されることも可能である。
【0052】
この実施形態では、測定ユニット1はネットワークノード1を管理しており、測定ユニット2はネットワークノード3を管理している。測定ユニット1および測定ユニット2は、それぞれ、これらに記憶されている、測定ユニット、ネットワークノード、収束ノード、およびネットワーク測定ユニットの間の対応関係、または、測定ユニット、ネットワークノード、およびネットワーク測定ユニットの間の対応関係をサーチする。測定ユニット1は、ネットワークノード1がネットワーク測定ユニット1に対応していることを突き止め、収束ノード1を経由してネットワーク層にアクセスする。測定ユニット2は、ネットワークノード3がネットワーク測定ユニット2に対応していることを突き止め、収束ノード2を経由してネットワーク層にアクセスする。これによって、測定ユニット1は、ノード間ネットワーク性能の測定コマンドをネットワーク測定ユニット1へ送信し、ネットワーク測定ユニット1は、ネットワークノード1と収束ノード1との間のノード間ネットワーク性能を測定する。測定ユニット2は、ノード間ネットワーク性能の測定コマンドをネットワーク測定ユニット2へ送信し、ネットワーク測定ユニット2は、ネットワークノード3と収束ノード2との間のノード間ネットワーク性能を測定する。これらの性能は、2つのノード間の伝送距離、遅延、帯域幅などの、ネットワーク接続において考慮が必要なパラメータを含む。
【0053】
ネットワークノード1およびネットワークノード3は別々の収束ノードに対応しているので、ネットワークノード1とネットワークノード3との間のノード間ネットワーク性能を求めるためには、収束ノード1と収束ノード2との間のノード間ネットワーク性能も測定することが必要である。この測定は、測定ユニット1のコマンドを受けるネットワーク測定ユニット1によって、または、測定ユニット2のコマンドを受けるネットワーク測定ユニット2によって、または、ネットワーク測定ユニット1およびネットワーク測定ユニット2の組み合わせによって、所定のポリシーに従って実現されることが可能である。
【0054】
ネットワーク測定ユニットは、セクションごとにノード間ネットワーク性能を測定し、測定結果を、測定用オーバレイネットワーク内の対応する測定ユニットへフィードバックする。この実施形態では、ネットワーク測定ユニット1は、測定結果を測定ユニット1へフィードバックし、ネットワーク測定ユニット2は、測定結果を測定ユニット2へフィードバックする。
【0055】
図2に示されるように、測定用オーバレイネットワーク内の任意の測定ユニットが、測定用オーバレイネットワークにおいてアクセス測定ユニットとして動作することが可能であり、これは、アプリケーション層オーバレイネットワークから送信された、ノード間ネットワーク性能の測定コマンドを受信するためである。
【0056】
アクセス測定ユニットは、測定ユニット1であってもよい。このとき、測定ユニット2は、ネットワーク測定ユニット2からフィードバックされた測定結果を測定ユニット1へ転送し、測定ユニット1は、ネットワーク測定ユニット1および測定ユニット2から送信されたノード間ネットワーク性能に従って、ソースネットワークノード1とターゲットネットワークノード3との間のノード間ネットワーク性能を計算する。
【0057】
アクセス測定ユニットは、測定ユニット2であってもよい。このとき、測定ユニット1は、ネットワーク測定ユニット1からフィードバックされた測定結果を測定ユニット2へ転送し、測定ユニット2は、ネットワーク測定ユニット2および測定ユニット1から送信されたノード間ネットワーク性能に従って、ソースネットワークノード1とターゲットネットワークノード3との間のノード間ネットワーク性能を計算する。
【0058】
アクセス測定ユニットは、測定ユニット1でも測定ユニット2でもない別の測定ユニットであってもよい。このとき、測定ユニット1および測定ユニット2は、得られたノード間ネットワーク性能を、それぞれ、アクセス測定ユニットへ送信し、これによって、アクセス測定ユニットは、ソースネットワークノード1とターゲットネットワークノード3との間のノード間ネットワーク性能を計算し、その計算結果をアプリケーション層オーバレイネットワークへ送信する。
【0059】
また、測定ユニット1または測定ユニット2が、最初にソースネットワークノード1とターゲットネットワークノード3との間のノード間ネットワーク性能を計算し、その計算結果を、測定用オーバレイネットワーク内のアクセス測定ユニットへ送信し、そのアクセス測定ユニットが、計算結果を、アプリケーション層オーバレイネットワークへ直接送信することも可能である。
【0060】
ネットワークノード1が、アプリケーション層オーバレイネットワークを経由して、ネットワークノード2にあるサービスを要求した場合、ネットワークノード1およびネットワーク2は、両方とも収束ノード1に対応しているので、ネットワーク測定ユニット1は、ネットワークノード1と収束ノード1との間、およびネットワークノード2と収束ノード1との間のノード間ネットワーク性能を、それぞれ、前述のように測定し、その後、その測定結果を測定ユニット1へフィードバックする。測定ユニット1が測定用オーバレイネットワーク内のアクセス測定ユニットである場合、測定ユニット1は、ソースネットワークノード1とターゲットネットワークノード2との間のノード間ネットワーク性能を計算する。
【0061】
測定ユニット1が測定用オーバレイネットワーク内のアクセス測定ユニットでない場合、測定ユニット1は、ネットワーク測定ユニットからフィードバックされた結果に従って、ソースネットワークノード1とターゲットネットワークノード2との間のノード間ネットワーク性能を計算し、その後、計算されたネットワーク性能をアクセス測定ユニットへ送信し、それによって、アクセス測定ユニットは、計算結果をアプリケーション層オーバレイネットワークへ直接送信する。代替として、測定ユニット1は、ネットワーク測定ユニット1からフィードバックされた、ネットワークノード1と収束ノード1との間、およびネットワークノード2と収束ノード1との間のノード間ネットワーク性能を、アクセス測定ユニットへ送信し、これによって、アクセス測定ユニットは、ソースネットワークノード1とターゲットネットワークノード2との間のノード間ネットワーク性能を計算し、その計算結果をアプリケーション層オーバレイネットワークへ送信する。
【0062】
測定時に、伝送距離などの非リアルタイムノード間ネットワーク性能が測定される場合は、測定されるノード間ネットワーク性能が時間とともに動的に変化しないことが必要であり、それによって、測定ユニットは、最初に、ソースネットワークノードとターゲットネットワークノードとの間のノード間ネットワーク性能を求め、次に、ソースネットワークノードとターゲットネットワークノードとの間の非リアルタイムノード間ネットワーク性能を記憶する。これによって、記憶されたノード間ネットワーク性能は、後続の測定において直接呼び出されることが可能である。
【0063】
非リアルタイムノード間ネットワーク性能は、ネットワーク測定ユニットで記憶されることも可能であり、たとえば、ネットワークノード1と収束ノード1との間のノード間ネットワーク性能は、ネットワーク測定ユニット1で記憶されることが可能である。したがって、ネットワーク測定ユニットは、測定ユニットから送信された、非リアルタイムノード間ネットワーク性能を測定するコマンドを受信したときに、記憶されているノード間ネットワーク性能を直接呼び出すことが可能である。
【0064】
帯域幅や遅延などのリアルタイムノード間ネットワーク性能が測定される場合は、測定されるノード間ネットワーク性能が時間とともに動的に変化することが必要であり、それによって、測定ユニットは、測定結果を取得し、取得した結果をアプリケーション層オーバレイネットワークへ直接送信する。
【0065】
一実施形態では、本開示はさらに、ネットワークノード間の性能を測定するように適合されたネットワーク測定ユニットを提供する。ネットワークノード間の性能は、ネットワークノードと収束ノードとの間、および異なる収束ノード間のノード間ネットワーク性能を含む。
【0066】
図3は、本開示の一実施形態によるネットワーク測定ユニットの構成の概略図である。ネットワーク測定ユニットは、受信モジュール、測定モジュール、および転送モジュールを含んでいる。
【0067】
受信モジュールは、測定ユニットからの、ノード間ネットワーク性能の測定コマンドを受信することと、受信した、ノード間ネットワーク性能の測定コマンドを測定モジュールへ転送することと、を行うように適合されている。
【0068】
測定モジュールは、受信モジュールから転送された、ノード間ネットワーク性能の測定コマンドを受信することと、ネットワークノードと収束ノードとの間のノード間ネットワーク性能を測定することと、測定したノード間ネットワーク性能を転送モジュールへ送信することと、を行うように適合されている。代替として、測定モジュールは、受信モジュールから転送された、ノード間ネットワーク性能の測定コマンドに従って、異なる収束ノード間のノード間ネットワーク性能を測定することと、測定したノード間ネットワーク性能を転送モジュールへ送信することと、を行うように適合されている。
【0069】
転送モジュールは、ノード間ネットワーク性能を転送するように適合されている。
【0070】
さらに、図4に示されるように、測定モジュールは、判定サブモジュール、処理サブモジュール、および記憶サブモジュールを含んでいる。
【0071】
判定サブモジュールは、受信モジュールから送信された、ノード間ネットワーク性能の測定コマンドが、ノード間ネットワーク性能のリアルタイム測定コマンドか、非リアルタイム測定コマンドかを判定することと、判定結果を処理サブモジュールへフィードバックすることと、を行うように適合されている。
【0072】
処理サブモジュールは、判定サブモジュールからの判定結果に従って処理を行うように適合されている。ノード間ネットワーク性能の測定コマンドがリアルタイム測定コマンドである場合、処理サブモジュールは、ノード間ネットワーク性能の測定コマンドを実行し、測定したノード間ネットワーク性能を転送モジュールへ直接送信する。ノード間ネットワーク性能の測定コマンドが非リアルタイム測定コマンドである場合、処理サブモジュールは、記憶サブモジュールに照会して、照会される必要があるノード間ネットワーク性能が記憶サブモジュールに記憶されているかどうかを判定する。記憶されている場合、処理サブモジュールは、記憶サブモジュールからノード間ネットワーク性能を読み出し、そのノード間ネットワーク性能を転送モジュールへ送信する。記憶されていない場合、処理サブモジュールは、ノード間ネットワーク性能の測定コマンドを実行し、測定したノード間ネットワーク性能を記憶サブモジュールおよび転送モジュールへ送信する。
【0073】
記憶サブモジュールは、処理サブモジュールから送信された非リアルタイムノード間ネットワーク性能を記憶するように適合されている。
【0074】
さらに、ネットワークノード間の性能は、ネットワークノードと収束ノードとの間、および異なる収束ノード間のノード間ネットワーク性能を含む。
【0075】
一実施形態では、本開示はさらに、測定用オーバレイネットワークにおいて構成された測定ユニットを提供する。
【0076】
図5は、本開示の一実施形態による測定ユニットの構成の概略図である。測定ユニットは、測定コマンド処理モジュールおよびノード間ネットワーク性能処理モジュールを含んでいる。
【0077】
測定コマンド処理モジュールは、アプリケーション層オーバレイネットワークから送信された、ノード間ネットワーク性能の測定コマンドを受信することと、ソースネットワークノードに対応しているネットワーク測定ユニットと、ターゲットネットワークノードに対応しているネットワーク測定ユニットとに、ノード間ネットワーク性能の測定コマンドを送信することと、を行うように適合されている。
【0078】
ノード間ネットワーク性能処理モジュールは、ネットワーク測定ユニットから送信されたノード間ネットワーク性能を受信することと、受信したノード間ネットワーク性能を処理して、ソースネットワークノードとターゲットネットワークノードとの間のノード間ネットワーク性能を求めることと、ソースネットワークノードとターゲットネットワークノードとの間のノード間ネットワーク性能を、アプリケーション層オーバレイネットワークへ送信することと、を行うように適合されている。
【0079】
図6に示されるように、測定コマンド処理モジュールは、第1の受信サブモジュール、第1の記憶サブモジュール、照会サブモジュール、および第1の送信サブモジュールを含んでいる。
【0080】
第1の受信サブモジュールは、アプリケーション層オーバレイネットワークから、ノード間ネットワーク性能の測定コマンドを受信することと、この測定コマンドを照会サブモジュールへ送信することと、を行うように適合されている。
【0081】
第1の記憶サブモジュールは、ネットワーク展開における、ネットワークノード、収束ノード、ネットワーク測定ユニット、および測定ユニットの間の対応関係を記憶するように適合されている。
【0082】
照会サブモジュールは、第1の受信サブモジュールから送信された、ノード間ネットワーク性能の測定コマンドに従って、第1の記憶サブモジュールに記憶されている対応関係から、ソースネットワークノードおよびターゲットネットワークノードにそれぞれ対応しているネットワーク測定ユニット、収束ノード、および測定ユニットをサーチするように適合されている。
【0083】
第1の送信サブモジュールは、照会サブモジュールによって照会された、ソースネットワークノードおよびターゲットネットワークノードにそれぞれ対応しているネットワーク測定ユニットへ、ノード間ネットワーク性能の測定コマンドを送信するように適合されている。
【0084】
ノード間ネットワーク性能処理モジュールは、第2の受信サブモジュール、計算サブモジュール、および第2の送信サブモジュールを含んでいる。
【0085】
第2の受信サブモジュールは、ネットワーク測定ユニットからノード間ネットワーク性能を受信することと、受信したノード間ネットワーク性能を計算サブモジュールへ送信することと、を行うように適合されている。このノード間ネットワーク性能は、ネットワークノードと収束ノードとの間のノード間ネットワーク性能、または、ネットワークノードと収束ノードとの間、および異なる収束ノード間のノード間ネットワーク性能を含んでいる。
【0086】
計算サブモジュールは、第2の受信モジュールから送信されたノード間ネットワーク性能に従って、ソースネットワークノードとターゲットネットワークノードとの間のノード間ネットワーク性能を計算することと、計算したノード間ネットワーク性能を第2の送信サブモジュールへ送信することと、を行うように適合されている。
【0087】
第2の送信サブモジュールは、ソースネットワークノードとターゲットネットワークノードとの間のノード間ネットワーク性能を受信することと、受信したノード間ネットワーク性能をアプリケーション層オーバレイネットワークへ転送することと、を行うように適合されている。
【0088】
測定ユニットが測定用オーバレイネットワーク内のアクセス測定ユニットである場合、第2の受信サブモジュールはさらに、他の測定ユニットから送信されたノード間ネットワーク性能を受信するように適合されている。
【0089】
測定ユニットが測定用オーバレイネットワーク内のアクセス測定ユニットでない場合、第2の受信サブモジュールは、まず、ネットワーク測定ユニットからノード間ネットワーク性能を受信し、受信したノード間ネットワーク性能を、測定用オーバレイネットワーク内のアクセス測定ユニットへ送信する。それによって、アクセス測定ユニットは、ソースネットワークノードとターゲットネットワークノードとの間のノード間ネットワーク性能を計算する。代替として、第2の送信サブモジュールは、計算サブモジュールによって求められた、ソースネットワークノードとターゲットネットワークノードとの間のノード間ネットワーク性能を、測定用オーバレイネットワーク内のアクセス測定ユニットへ送信する。
【0090】
さらに、図7を参照すると、測定ユニットはさらに、記憶モジュールおよび判定処理モジュールを含んでよい。
【0091】
記憶モジュールは、ソースネットワークノードとターゲットネットワークノードとの間の非リアルタイムノード間ネットワーク性能を記憶するように適合されている。
【0092】
判定処理モジュールは、アプリケーション層オーバレイネットワークから送信された、ノード間ネットワーク性能の測定コマンドを受信することと、ノード間ネットワーク性能の測定コマンドが、リアルタイム測定コマンドか、非リアルタイム測定コマンドかを判定することと、を行うように適合されている。
【0093】
ノード間ネットワーク性能の測定コマンドがリアルタイム測定コマンドである場合、判定処理モジュールは、アプリケーション層オーバレイネットワークから送信された、ノード間ネットワーク性能の測定コマンドを、測定コマンド処理モジュールへ転送する。
【0094】
ノード間ネットワーク性能の測定コマンドが非リアルタイム測定コマンドである場合、判定処理モジュールは、記憶モジュールに照会して、照会される必要がある、ソースネットワークノードとターゲットネットワークノードとの間のノード間ネットワーク性能が記憶モジュールに記憶されているかどうかを判定する。記憶されている場合、判定処理モジュールは、そのソースネットワークノードとターゲットネットワークノードとの間のノード間ネットワーク性能を記憶モジュールから読み出し、読み出したノード間ネットワーク性能を第2の送信サブモジュールへ送信する。記憶されていない場合、判定処理モジュールは、アプリケーション層オーバレイネットワークから送信された、ノード間ネットワーク性能の測定コマンドを、測定コマンド処理モジュールへ転送し、ソースネットワークノードとターゲットネットワークノードとの間のノード間ネットワーク性能を、アプリケーション層オーバレイネットワークおよび記憶モジュールへ転送するよう、第2の送信サブモジュールに通知する。
【0095】
図8は、本開示の一実施形態による、オーバレイネットワークのノード間ネットワーク性能を測定する方法のシグナリングのフローチャートである。
この実施形態の方法は、以下のステップを含む。
【0096】
S800で、ソースアプリケーション層のオーバレイネットワークノードに対応しているソースネットワークノードと、ターゲットアプリケーション層のオーバレイネットワークノードに対応しているターゲットネットワークノードとがサーチされる。
【0097】
S801で、アプリケーション層オーバレイネットワークが、ソースネットワークノードとターゲットネットワークノードとの間のノード間ネットワーク性能を測定する、ノード間ネットワーク性能の測定コマンドを、測定用オーバレイネットワークへ送信する。
【0098】
ここで、ノード間ネットワーク性能は、ネットワークノード間の物理的距離のような非リアルタイムパラメータか、伝送遅延や利用可能帯域幅のようなリアルタイムパラメータであってよい。ネットワークノードは、本明細書での説明のための例として取り上げられているが、ネットワークノードは、アプリケーション層オーバレイネットワークに接続されたネットワーク端末または他のネットワーク機器またはシステムであってよいことに注意されたい。ノード間ネットワーク性能の測定コマンドは、アプリケーション層オーバレイネットワークと測定ネットワークとの間のインタフェースを経由して、測定ネットワークへ送信される。測定ネットワークは、オーバレイ構造または他の構造のネットワークであってよい。しかしながら、オーバレイ構造のネットワークでは、各測定ユニットは、サービスを提供する測定ユニットが都合よく見つけられるように、ネットワーク測定ユニット、収束ノード、および測定ユニットに隣接するネットワークノードの間の対応関係を記憶するだけでよい。
【0099】
S802で、測定用オーバレイネットワークは、アプリケーション層オーバレイネットワークからノード間ネットワーク性能の測定コマンドを受信した後、ソースネットワークノードおよびターゲットネットワークノードをそれぞれ管理している測定ユニットをサーチし、見つかった測定ユニットから、ソースネットワークノードおよびターゲットネットワークノードに対応しているネットワーク測定ユニットおよび収束ノードをそれぞれサーチする。
【0100】
S803で、ソースネットワークノードを管理している測定ユニットが、ソースネットワークノードとこれに対応している収束ノードとの間のノード間ネットワーク性能を測定するコマンドを、ソースネットワークノードに対応しているネットワーク測定ユニットへ転送する。
【0101】
ターゲットネットワークノードを管理している測定ユニットは、ターゲットネットワークノードとこれに対応している収束ノードとの間のノード間ネットワーク性能を測定するコマンドを、ターゲットネットワークノードに対応しているネットワーク測定ユニットへ送信する。
【0102】
ソースネットワークノードおよびターゲットネットワークノードがネットワーク層に物理的にアクセスする場合は、同じ収束ノードを経由しても、異なる収束ノードを経由してもよい。ソースネットワークノードおよびターゲットネットワークノードが、異なる収束ノードを経由してネットワーク層にアクセスする場合は、これら2つの収束ノードは、同じネットワーク測定ユニットに対応していても、異なるネットワーク測定ユニットに対応していてもよい。測定ユニットは、ノード間ネットワーク性能の測定コマンドを送信する場合には、ネットワークノードと収束ノードとの間のノード間ネットワーク性能、ならびに、2つの収束ノード間のノード間ネットワーク性能(これは、ソースネットワークノードおよびターゲットネットワークノードが、異なる収束ノードに対応している場合のみ該当する)を測定することをネットワーク測定ユニットに要求するために、ネットワークノード、収束ノード、およびネットワーク測定ユニットの間の対応関係に従って、対応するネットワーク測定ユニットへコマンドを送信することが可能である。
【0103】
S804で、ソースネットワークノードに対応しているネットワーク測定ユニットが、ソースネットワークノードを管理している測定ユニットから送信された、ノード間ネットワーク性能の測定コマンドに従って、ソースネットワークノードとこれに対応している収束ノードとの間のノード間ネットワーク性能の測定を完了する。
【0104】
ターゲットネットワークノードに対応しているネットワーク測定ユニットは、ターゲットネットワークノードを管理している測定ユニットから送信された、ノード間ネットワーク性能の測定コマンドに従って、ターゲットネットワークノードとこれに対応している収束ノードとの間のノード間ネットワーク性能の測定を完了する。
【0105】
S805で、ソースネットワークノードおよびターゲットネットワークノードが同じ収束ノードに対応しているかどうかが判定され、同じ収束ノードに対応している場合はS806が実行され、そうでない場合はS807が実行される。
【0106】
S806で、ソースネットワークノードおよびターゲットネットワークノードに対応しているネットワーク測定ユニットが、S804で測定されたノード間ネットワーク性能を、測定用ネットワーク内の対応している測定ユニットへ、それぞれ送信する。その後、S809が実行される。
【0107】
S807で、ソースネットワークノードに対応しているネットワーク測定ユニット、および/またはターゲットネットワークノードに対応しているネットワーク測定ユニットが、ソースネットワークノードに対応している収束ノードと、ターゲットネットワークノードに対応している収束ノードとの間のノード間ネットワーク性能を測定し、その後、S808が実行される。測定の実行に関して、どの選択ポリシーが採用されるか、あるいは、どのネットワーク測定ユニットが選択されるかに関係なく、測定は、本開示の実施形態の保護範囲に含まれるものでなければならない。
【0108】
S808で、ソースネットワークノードに対応しているネットワーク測定ユニットが、測定したノード間ネットワーク性能を、ソースネットワークノードを管理している測定ユニットへ送信し、ターゲットネットワークノードに対応しているネットワーク測定ユニットが、測定したノード間ネットワーク性能を、ターゲットネットワークノードを管理している測定ユニットへ送信する。この実施形態では、たとえば、ソースネットワークノードを管理している測定ユニットは、測定用オーバレイネットワーク内のアクセス測定ユニットであり、したがって、ターゲットネットワークノードを管理している測定ユニットは、さらに、求めたノード間ネットワーク性能を、ソースネットワークノードを管理している測定ユニットへ転送することが必要である。
【0109】
S809で、ソースネットワークノードを管理している測定ユニットが、各セクションのノード間ネットワーク性能に従って、ソースネットワークノードとターゲットネットワークノードとの間のノード間ネットワーク性能を計算する。
【0110】
当業者であれば間違いなく理解されるように、測定用オーバレイネットワーク内のアクセス測定ユニットは、ターゲットネットワークノードまたは他の測定ユニットを管理している測定ユニットであってよく、測定プロセスはここで説明されている実施形態と同様なので、ここでは説明を繰り返さない。
【0111】
S804およびS809では、非リアルタイムノード間ネットワーク性能を記憶することも可能であり、異なる点として、S804では、ネットワーク測定ユニットが、ソース(ターゲット)ネットワークノードとこれに対応する収束ノードとの間の非リアルタイムノード間ネットワーク性能、または、異なる収束ノード間の非リアルタイムノード間ネットワーク性能を記憶する。一方、S809では、測定ユニットが、ソースネットワークノードとターゲットネットワークノードとの間の非リアルタイムノード間ネットワーク性能を記憶する。
【0112】
S810で、ソースネットワークノードを管理している測定ユニットが、S809で得られた測定結果をアプリケーション層オーバレイネットワークへ送信し、これによって、測定プロセスが完了する。
【0113】
上記は、本開示の方法の一実施形態に過ぎない。実際には、ソースネットワークノードおよびターゲットネットワークノードが同じ収束ノードに対応しているかどうかを、最初に判定することも可能である。図9は、本開示の一実施形態による、オーバレイネットワークのノード間ネットワーク性能を測定する別の方法のシグナリングのフローチャートである。
【0114】
S900で、ソースアプリケーション層のオーバレイネットワークノードに対応しているソースネットワークノードと、ターゲットアプリケーション層のオーバレイネットワークノードに対応しているターゲットネットワークノードとがサーチされる。
【0115】
S901で、アプリケーション層オーバレイネットワークが、ソースネットワークノードとターゲットネットワークノードとの間のノード間ネットワーク性能を測定する、ノード間ネットワーク性能の測定コマンドを、測定用オーバレイネットワークへ送信する。
【0116】
ここで、ノード間ネットワーク性能は、ネットワークノード間の物理的距離のような非リアルタイムパラメータか、伝送遅延や利用可能帯域幅のようなリアルタイムパラメータであってよい。ネットワークノードは、本明細書での説明のための例として取り上げられているが、ネットワークノードは、アプリケーション層オーバレイネットワークに接続されたネットワーク端末または他のネットワーク機器またはシステムであってよいことに注意されたい。ノード間ネットワーク性能の測定コマンドは、アプリケーション層オーバレイネットワークと測定ネットワークとの間のインタフェースを経由して、測定ネットワークへ送信される。測定ネットワークは、オーバレイ構造または他の構造のネットワークであってよい。しかしながら、オーバレイ構造のネットワークでは、各測定ユニットは、サービスを提供する測定ユニットが都合よく見つけられるように、ネットワーク測定ユニット、収束ノード、および測定ユニットに隣接するネットワークノードの間の対応関係を記憶するだけでよい。
【0117】
S902で、測定用オーバレイネットワークは、アプリケーション層オーバレイネットワークからノード間ネットワーク性能の測定コマンドを受信した後、ソースネットワークノードおよびターゲットネットワークノードをそれぞれ管理している測定ユニットをサーチし、見つかった測定ユニットから、ソースネットワークノードおよびターゲットネットワークノードに対応しているネットワーク測定ユニットおよび収束ノードをそれぞれサーチする。
【0118】
S903で、ソースネットワークノードおよびターゲットネットワークノードが同じ収束ノードに対応しているかどうかが判定され、同じ収束ノードに対応している場合はS904が実行され、そうでない場合はS905が実行される。
【0119】
S904で、ソースネットワークノードに対応しているネットワーク測定ユニットが、ソースネットワークノードを管理している測定ユニットから送信された、ノード間ネットワーク性能の測定コマンドに従って、ソースネットワークノードとこれに対応している収束ノードとの間のノード間ネットワーク性能の測定を完了する。
【0120】
ターゲットネットワークノードに対応しているネットワーク測定ユニットは、ターゲットネットワークノードを管理している測定ユニットから送信された、ノード間ネットワーク性能の測定コマンドに従って、ターゲットネットワークノードとこれに対応している収束ノードとの間のノード間ネットワーク性能の測定を完了する。その後、S906が実行される。
【0121】
S905で、ソースネットワークノードに対応しているネットワーク測定ユニットが、ソースネットワークノードを管理している測定ユニットから送信された、ノード間ネットワーク性能の測定コマンドに従って、ソースネットワークノードとこれに対応している収束ノードとの間のノード間ネットワーク性能の測定を完了する。
【0122】
ターゲットネットワークノードに対応しているネットワーク測定ユニットは、ターゲットネットワークノードを管理している測定ユニットから送信された、ノード間ネットワーク性能の測定コマンドに従って、ターゲットネットワークノードとこれに対応している収束ノードとの間のノード間ネットワーク性能の測定を完了する。
【0123】
ソースネットワークノードに対応しているネットワーク測定ユニット、および/またはターゲットネットワークノードに対応しているネットワーク測定ユニットが、ソースネットワークノードに対応している収束ノードと、ターゲットネットワークノードに対応している収束ノードとの間のノード間ネットワーク性能を測定し、その後、S906が実行される。
【0124】
S906で、ソースネットワークノードに対応しているネットワーク測定ユニットが、測定したノード間ネットワーク性能を、ソースネットワークノードを管理している測定ユニットへ送信し、ターゲットネットワークノードに対応しているネットワーク測定ユニットが、測定したノード間ネットワーク性能を、ターゲットネットワークノードを管理している測定ユニットへ送信する。同様に、この実施形態では、たとえば、ソースネットワークノードを管理している測定ユニットは、測定用オーバレイネットワーク内のアクセス測定ユニットであり、したがって、ターゲットネットワークノードを管理している測定ユニットは、さらに、求めたノード間ネットワーク性能を、ソースネットワークノードを管理している測定ユニットへ転送することが必要である。
【0125】
S907で、ソースネットワークノードを管理している測定ユニットが、各セクションのノード間ネットワーク性能に従って、ソースネットワークノードとターゲットネットワークノードとの間のノード間ネットワーク性能を計算する。
【0126】
当業者であれば間違いなく理解されるように、測定用オーバレイネットワーク内のアクセス測定ユニットは、ターゲットネットワークノードまたは他の測定ユニットを管理している測定ユニットであってよく、測定プロセスはここで説明されている実施形態と同様なので、ここでは説明を繰り返さない。
【0127】
S908で、ソースネットワークノードを管理している測定ユニットが、S907で得られた測定結果をアプリケーション層オーバレイネットワークへ送信し、これによって、測定プロセスが完了する。
【0128】
S904、S905、およびS907では、非リアルタイムノード間ネットワーク性能を記憶することも可能であり、異なる点として、S904およびS905では、ネットワーク測定ユニットが、ソース(ターゲット)ネットワークノードとこれに対応する収束ノードとの間の非リアルタイムノード間ネットワーク性能、または、異なる収束ノード間の非リアルタイムノード間ネットワーク性能を記憶する。一方、S907では、測定ユニットが、ソースネットワークノードとターゲットネットワークノードとの間の非リアルタイムノード間ネットワーク性能を記憶する。
【0129】
前述の、オーバレイネットワークのノード間ネットワーク性能を測定する方法は、様々な状況に適用可能である。たとえば、この方法は、アプリケーション層オーバレイネットワーク用のマルチキャストツリーを構築するように適合されることが可能である。アプリケーション層オーバレイネットワーク用のマルチキャストツリーの構築時には、各リーフノードからルートノードへの遅延を少なくするために、ネットワークノード間の遅延を可能な限り少なくしなければならない。まず、各ネットワークノードから現在のネットワークノード(たとえば、ノードA)までの遅延が測定され、遅延が最も少ないネットワークノード(たとえば、ノードBおよびC)が選択され、それによって、ノードB、CがノードAをそれらの親ノードとして選択する。この時点でAが全負荷状態ではないとすれば、残りのネットワークノード(たとえば、D、E、F)およびB、Cの遅延が測定される。D、EとBとの間の遅延が少ないとすれば、Bがそれらの親ノードとして選択される。FとCとの間の遅延が少ない場合は、Cが親ノードとして選択される。このようにして、アプリケーション層オーバレイネットワークの、効率的なマルチキャストツリーが構築される。
【0130】
さらに、この方法は、P2Pファイルシステムにも適用可能である。たとえば、あるP2Pネットワークで、特定のネットワークノードがP2Pネットワークからファイルをダウンロードする必要があり、3つの異なるネットワークノードが同じコンテンツのフラグメントを提供できることがわかっているとする。この時点で、サービスを提供するのに最適なネットワークノードを選択する必要がある。前述の測定方法を用いることにより、ファイルをダウンロードする必要があるネットワークノードと、同じコンテンツを提供できる他の3つのネットワークノードとの間の性能(たとえば、距離、帯域幅、およびノード処理能力)を測定して、ファイルをダウンロードする必要があるネットワークノードにサービスを提供するのに最適なネットワークノードを選択することが可能である。
【0131】
本開示の前述の実施形態を実装することにより、アプリケーション層のオーバレイノード間のノード間ネットワーク性能を正確に測定することが可能であり、測定コストおよび帯域幅消費量を低減するために、本開示を既存のネットワーク機器と組み合わせることも可能である。
【0132】
当業者には自明であるように、本発明の範囲から逸脱することなく、様々な修正および変形を本開示に施すことが可能である。以上を鑑みて、本発明の修正および変形が、後述の特許請求項ならびにそれらの等価物の範囲に含まれる限り、本開示は、それらの修正および変形を包含するものとする。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
オーバレイネットワークのノード間ネットワーク性能を測定する方法であって、
ソースネットワークノードおよびターゲットネットワークノードに対応しているネットワーク測定ユニットおよび収束ノードをそれぞれサーチすることと、
前記ソースネットワークノードおよび前記ターゲットネットワークノードが同じ収束ノードに対応しているかどうかを判定することと、
前記ソースネットワークノードおよび前記ターゲットネットワークノードが同じ収束ノードに対応している場合には、前記ソースネットワークノードに対応している前記ネットワーク測定ユニットによって、前記ソースネットワークノードと前記収束ノードとの間のノード間ネットワーク性能を測定して第1のノード間ネットワーク性能を求め、前記ターゲットネットワークノードに対応している前記ネットワーク測定ユニットによって、前記ターゲットネットワークノードと前記収束ノードとの間のノード間ネットワーク性能を測定して第2のノード間ネットワーク性能を求めることと、
測定ユニットによって、前記第1のノード間ネットワーク性能および前記第2のノード間ネットワーク性能に従って前記ソースネットワークノードと前記ターゲットネットワークノードとの間のノード間ネットワーク性能を計算することと、
前記ソースネットワークノードおよび前記ターゲットネットワークノードが異なる収束ノードに対応している場合には、前記ソースネットワークノードに対応している前記ネットワーク測定ユニットによって、前記ソースネットワークノードと前記ソースネットワークノードに対応している前記収束ノードとの間のノード間ネットワーク性能を測定して第3のノード間ネットワーク性能を求め、前記ターゲットネットワークノードに対応している前記ネットワーク測定ユニットによって、前記ターゲットネットワークノードと前記ターゲットネットワークノードに対応している前記収束ノードとの間のノード間ネットワーク性能を測定して第4のノード間ネットワーク性能を求め、前記ソースネットワークノードに対応している前記ネットワーク測定ユニット、および/または、前記ターゲットネットワークノードに対応している前記ネットワーク測定ユニットによって、前記ソースネットワークノードに対応している前記収束ノードと前記ターゲットネットワークノードに対応している前記収束ノードとの間のノード間ネットワーク性能を測定して第5のノード間ネットワーク性能を求めることと、
前記測定ユニットによって、前記第3のノード間ネットワーク性能、前記第4のノード間ネットワーク性能、および前記第5のノード間ネットワーク性能に従って、前記ソースネットワークノードと前記ターゲットネットワークノードとの間のノード間ネットワーク性能を計算することと、を含む方法。
【請求項2】
前記ソースネットワークノードおよび前記ターゲットネットワークノードに対応している前記ネットワーク測定ユニットおよび前記収束ノードを、前記それぞれサーチするプロセスは、
前記ソースネットワークノードおよび前記ターゲットネットワークノードを管理している前記測定ユニットをそれぞれサーチすることと、
前記ソースネットワークノードを管理している前記測定ユニットによって、前記測定ユニットに記憶されている対応関係をサーチして前記ソースネットワークノードに対応している前記ネットワーク測定ユニットおよび前記収束ノードを求めることと、
前記ターゲットネットワークノードを管理している前記測定ユニットによって、前記測定ユニットに記憶されている対応関係をサーチして前記ターゲットネットワークノードに対応している前記ネットワーク測定ユニットおよび前記収束ノードを求めることと、を含み、
前記対応関係は、前記ネットワークノード、前記収束ノード、前記ネットワーク測定ユニット、および前記測定ユニットの間の関係、または、前記ネットワークノード、前記ネットワーク測定ユニット、および前記測定ユニットの間の関係である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ノード間ネットワーク性能は、非リアルタイムノード間ネットワーク性能であり、
前記ソースネットワークノードに対応している前記ネットワーク測定ユニットは、前記第1のノード間ネットワーク性能を記憶し、かつ、
前記ターゲットネットワークノードに対応している前記ネットワーク測定ユニットは、前記第2のノード間ネットワーク性能を記憶し、または、前記ソースネットワークノードに対応している前記ネットワーク測定ユニットは、前記第3のノード間ネットワーク性能を記憶し、
前記ターゲットネットワークノードに対応している前記ネットワーク測定ユニットは、前記第4のノード間ネットワーク性能を記憶し、かつ、
前記ソースネットワークノードに対応している前記ネットワーク測定ユニットまたは前記ターゲットネットワークノードに対応している前記ネットワーク測定ユニットは、前記第5のノード間ネットワーク性能を記憶し、
前記測定ユニットは、前記ソースネットワークノードと前記ターゲットネットワークノードとの間の前記ノード間ネットワーク性能を記憶する、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記ソースネットワークノードおよび前記ターゲットネットワークノードを管理している前記測定ユニットをそれぞれサーチする前に、
ソースアプリケーション層のオーバレイネットワークノードに対応している前記ソースネットワークノードと、ターゲットアプリケーション層のオーバレイネットワークノードに対応している前記ターゲットネットワークノードとをサーチすることと、
前記測定ユニットによって、前記ソースネットワークノードと前記ターゲットネットワークノードとの間の前記ノード間ネットワーク性能を計算した後に、
前記ソースネットワークノードと前記ターゲットネットワークノードとの間の前記測定されたノード間ネットワーク性能を、アプリケーション層オーバレイネットワークへ送信することをさらに含む、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記ノード間ネットワーク性能は、前記ノード間の距離、遅延、および帯域幅を含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
オーバレイネットワークのノード間ネットワーク性能を測定する方法であって、ソースオーバレイネットワークノードがネットワーク層のソースネットワークノードに対応しており、ターゲットオーバレイネットワークノードが前記ネットワーク層のターゲットネットワークノードに対応しており、
前記ソースネットワークノードおよび前記ターゲットネットワークノードに対応しているネットワーク測定ユニットおよび収束ノードをそれぞれサーチすることと、
前記ソースネットワークノードに対応している前記ネットワーク測定ユニットによって、前記ソースネットワークノードと前記ソースネットワークノードに対応している前記収束ノードとの間のノード間ネットワーク性能を測定して第1のノード間ネットワーク性能を求め、前記ターゲットネットワークノードに対応している前記ネットワーク測定ユニットによって、前記ターゲットネットワークノードと前記ターゲットネットワークノードに対応している前記収束ノードとの間のノード間ネットワーク性能を測定して第2のノード間ネットワーク性能を求めることと、
前記ソースネットワークノードおよび前記ターゲットネットワークノードが同じ収束ノードに対応しているかどうかを判定することと、
前記ソースネットワークノードおよび前記ターゲットネットワークノードが同じ収束ノードに対応している場合は、前記第1のノード間ネットワーク性能および前記第2のノード間ネットワーク性能に従って、前記ソースネットワークノードと前記ターゲットネットワークノードとの間のノード間ネットワーク性能を計算することと、
前記ソースネットワークノードおよび前記ターゲットネットワークノードが異なる収束ノードに対応している場合は、前記ソースネットワークノードに対応している前記ネットワーク測定ユニット、および/または、前記ターゲットネットワークノードに対応している前記ネットワーク測定ユニットによって、前記ソースネットワークノードに対応している前記収束ノードと前記ターゲットネットワークノードに対応している前記収束ノードとの間のノード間ネットワーク性能を測定して第3のノード間ネットワーク性能を求めることと、
前記第1のノード間ネットワーク性能、前記第2のノード間ネットワーク性能、および前記第3のノード間ネットワーク性能に従って、前記ソースネットワークノードと前記ターゲットネットワークノードとの間のノード間ネットワーク性能を計算することと、を含む方法。
【請求項7】
受信モジュールと、測定モジュールと、転送モジュールとを備えるネットワーク測定ユニットであって、
前記受信モジュールは、ノード間ネットワーク性能の測定コマンドを受信することと、受信したノード間ネットワーク性能の前記測定コマンドを前記測定モジュールへ転送することと、を行うように適合されており、
前記測定モジュールは、前記受信モジュールから転送されたノード間ネットワーク性能の前記測定コマンドを受信することと、ネットワークノードと収束ノードとの間のノード間ネットワーク性能を測定することと、測定した前記ノード間ネットワーク性能を前記転送モジュールへ送信することと、を行うように適合されており、あるいは、
前記測定モジュールは、前記受信モジュールから転送されたノード間ネットワーク性能の前記測定コマンドに従って、異なる収束ノード間のノード間ネットワーク性能を測定することと、測定した前記ノード間ネットワーク性能を前記転送モジュールへ送信することと、を行うように適合されている、ネットワーク測定ユニット。
【請求項8】
前記転送モジュールは、前記ノード間ネットワーク性能を転送するように適合されており、
前記測定モジュールは、判定サブモジュールと、処理サブモジュールと、記憶サブモジュールを備え、
前記判定サブモジュールは、前記受信モジュールから送信されたノード間ネットワーク性能の前記測定コマンドが、リアルタイムノード間ネットワーク性能の測定コマンドか非リアルタイムノード間ネットワーク性能の測定コマンドかを判定することと、判定結果を前記処理サブモジュールへフィードバックすることと、を行うように適合されており、
前記処理サブモジュールは、前記判定サブモジュールからの前記判定結果に従って処理を行うように適合されており、ノード間ネットワーク性能の前記測定コマンドがリアルタイムノード間ネットワーク性能の測定コマンドである場合は、ノード間ネットワーク性能の前記測定コマンドを実行し、前記測定されたノード間ネットワーク性能を前記転送モジュールへ直接送信し、ノード間ネットワーク性能の前記測定コマンドが非リアルタイムノード間ネットワーク性能の測定コマンドである場合は、前記記憶サブモジュールに照会して、照会される必要があるノード間ネットワーク性能が前記記憶サブモジュールに記憶されているかどうかを判定し、照会される必要がある前記ノード間ネットワーク性能が記憶されている場合は、前記ノード間ネットワーク性能を前記記憶サブモジュールから読み出し、読み出した前記ノード間ネットワーク性能を前記転送モジュールへ送信し、照会される必要がある前記ノード間ネットワーク性能が記憶されていない場合は、ノード間ネットワーク性能の前記測定コマンドを実行し、前記測定されたノード間ネットワーク性能を前記記憶サブモジュールおよび前記転送モジュールへ送信するように適合されており、
前記記憶サブモジュールは、前記処理サブモジュールから送信された前記非リアルタイムノード間ネットワーク性能を記憶するように適合されている、請求項7に記載のネットワーク測定ユニット。
【請求項9】
測定用オーバレイネットワーク内に構成され、測定コマンド処理モジュールおよびノード間ネットワーク性能処理モジュールを備える測定ユニットであって、
前記測定コマンド処理モジュールは、アプリケーション層オーバレイネットワークから送信されたノード間ネットワーク性能の測定コマンドを受信することと、受信したノード間ネットワーク性能の前記測定コマンドを、ソースネットワークノードに対応しているネットワーク測定ユニットとターゲットネットワークノードに対応しているネットワーク測定ユニットとに送信することと、を行うように適合されており、
前記ノード間ネットワーク性能処理モジュールは、前記ネットワーク測定ユニットから送信されたノード間ネットワーク性能を受信することと、受信した前記ノード間ネットワーク性能を処理して前記ソースネットワークノードと前記ターゲットネットワークノードとの間のノード間ネットワーク性能を求めることと、求めた前記ソースネットワークノードと前記ターゲットネットワークノードとの間の前記ノード間ネットワーク性能を前記アプリケーション層オーバレイネットワークへ送信することと、を行うように適合されている、測定ユニット。
【請求項10】
前記測定コマンド処理モジュールは、第1の受信サブモジュールと、第1の記憶サブモジュールと、照会サブモジュールと、第1の送信サブモジュールとを備え、
前記第1の記憶サブモジュールは、ネットワーク展開における、ネットワークノード、収束ノード、前記ネットワーク測定ユニット、および前記測定ユニットの間の対応関係を記憶するように適合されており、
前記照会サブモジュールは、前記第1の受信サブモジュールから送信されたノード間ネットワーク性能の前記測定コマンドに従って、前記第1の記憶サブモジュールに記憶されている対応関係から、前記ソースネットワークノードおよび前記ターゲットネットワークノードに対応している前記ネットワーク測定ユニット、前記収束ノード、および前記測定ユニットをそれぞれサーチするように適合されており、
前記第1の送信サブモジュールは、前記照会サブモジュールによって照会された前記ソースネットワークノードおよび前記ターゲットネットワークノードに対応している前記ネットワーク測定ユニットへ、ノード間ネットワーク性能の前記測定コマンドをそれぞれ送信するように適合されており、
前記ノード間ネットワーク性能処理モジュールは、第2の受信サブモジュールと、計算サブモジュールと、第2の送信サブモジュールとを備え、
前記第2の受信サブモジュールは、前記ネットワーク測定ユニットから送信された前記ノード間ネットワーク性能を受信するように適合されており、前記ノード間ネットワーク性能は前記ネットワークノードと前記収束ノードとの間のノード間ネットワーク性能を含むか、前記ノード間ネットワーク性能は前記ネットワークノードと前記収束ノードとの間のノード間ネットワーク性能と、前記異なる収束ノード間のネットワーク性能とを含み、
前記計算サブモジュールは、前記第2の受信モジュールから受信された前記ノード間ネットワーク性能に従って、前記ソースネットワークノードと前記ターゲットネットワークノードとの間の前記ノード間ネットワーク性能を計算することと、前記計算されたノード間ネットワーク性能を前記第2の送信サブモジュールへ送信することと、を行うように適合されており、
前記第2の送信サブモジュールは、前記ソースネットワークノードと前記ターゲットネットワークノードとの間の前記ノード間ネットワーク性能を受信することと、受信した前記ソースネットワークノードと前記ターゲットネットワークノードとの間の前記ノード間ネットワーク性能を前記アプリケーション層オーバレイネットワークへ転送することと、を行うように適合されている、請求項9に記載の測定ユニット。
【請求項11】
記憶モジュールと、判定処理モジュールとをさらに備え、
前記記憶モジュールは、前記ソースネットワークノードと前記ターゲットネットワークノードとの間の非リアルタイムノード間ネットワーク性能を記憶するように適合されており、
前記判定処理モジュールは、前記アプリケーション層オーバレイネットワークから送信されたノード間ネットワーク性能の前記測定コマンドを受信することと、受信したノード間ネットワーク性能の前記測定コマンドが、リアルタイムノード間ネットワーク性能の測定コマンドか非リアルタイムノード間ネットワーク性能の測定コマンドかを判定することと、を行うように適合されており、
ノード間ネットワーク性能の前記測定コマンドがリアルタイムノード間ネットワーク性能の前記測定コマンドである場合には、前記判定処理モジュールは、前記アプリケーション層オーバレイネットワークから送信されたノード間ネットワーク性能の前記測定コマンドを前記測定コマンド処理モジュールへ転送し、
ノード間ネットワーク性能の前記測定コマンドが非リアルタイムノード間ネットワーク性能の前記測定コマンドである場合には、前記判定処理モジュールは前記記憶モジュールに照会して、照会される必要がある前記ソースネットワークノードと前記ターゲットネットワークノードとの間の前記ノード間ネットワーク性能が前記記憶モジュールに記憶されているかどうかを判定し、照会される必要がある前記ソースネットワークノードと前記ターゲットネットワークノードとの間の前記ノード間ネットワーク性能が記憶されている場合には、前記判定処理モジュールは、前記ソースネットワークノードと前記ターゲットネットワークノードとの間の前記ノード間ネットワーク性能を前記記憶モジュールから読み出し、読み出した前記ノード間ネットワーク性能を前記第2の送信サブモジュールへ送信し、記憶されていない場合には、前記判定処理モジュールは、前記アプリケーション層オーバレイネットワークから送信されたノード間ネットワーク性能の前記測定コマンドを前記測定コマンド処理モジュールへ転送し、前記ソースネットワークノードと前記ターゲットネットワークノードとの間の前記ノード間ネットワーク性能を前記記憶モジュールへ転送するよう前記第2の送信サブモジュールに通知する、請求項10に記載の測定ユニット。
【請求項12】
前記測定ユニットは、前記測定用オーバレイネットワーク内のアクセス測定ユニットであり、
前記第2の受信サブモジュールはさらに、他の測定ユニットから送信されたノード間ネットワーク性能を受信することと、前記ネットワーク測定ユニットおよび前記他の測定ユニットから送信された前記ノード間ネットワーク性能を、前記計算サブモジュールへ送信することと、を行うように適合されている、請求項10または11に記載の測定ユニット。
【請求項13】
前記測定ユニットは、前記測定用オーバレイネットワーク内のアクセス測定ユニットではなく、
前記第2の受信サブモジュールはさらに、前記ネットワーク測定ユニットから送信された前記ノード間ネットワーク性能を前記測定用オーバレイネットワーク内の前記アクセス測定ユニットへ送信するように適合されている、請求項10または11に記載の測定ユニット。
【請求項14】
前記測定ユニットは、前記測定用オーバレイネットワーク内のアクセス測定ユニットではなく、
前記第2の送信サブモジュールはさらに、前記計算サブモジュールによって求められた前記ソースネットワークノードと前記ターゲットネットワークノードとの間の前記ノード間ネットワーク性能を前記測定用オーバレイネットワーク内の前記アクセス測定ユニットへ転送するように適合されている、請求項10または11に記載の測定ユニット。
【請求項15】
オーバレイネットワークのノード間ネットワーク性能を測定するシステムであって、アプリケーション層オーバレイネットワーク内にネットワークノードを備え、収束ノードと、ネットワーク測定ユニットと、少なくとも1つの測定ユニットとをさらに備え、前記ネットワークノードは、前記収束ノードを経由して、前記ネットワーク層にアクセスし、
前記測定ユニットは、前記アプリケーション層オーバレイネットワークから送信されたノード間ネットワーク性能の測定コマンドを受信することと、ノード間ネットワーク性能の前記測定コマンドを、ソースネットワークノードに対応している前記ネットワーク測定ユニットと、ターゲットネットワークノードに対応している前記ネットワーク測定ユニットとに送信することと、を行うように適合されており、ノード間ネットワーク性能の前記測定コマンドは、前記ネットワーク測定ユニットに対応している収束ノード情報を搬送し、前記測定ユニットはさらに、前記ネットワーク測定ユニットまたは他の測定ユニットから送信されたノード間ネットワーク性能を受信することと、受信した前記ノード間ネットワーク性能を処理して、前記ソースネットワークノードと前記ターゲットネットワークノードとの間のノード間ネットワーク性能を求めることと、求めた前記ソースネットワークノードと前記ターゲットネットワークノードとの間の前記ノード間ネットワーク性能を前記アプリケーション層オーバレイネットワークへ送信することと、を行うように適合されており、
前記ネットワーク測定ユニットは、前記測定ユニットから転送されたノード間ネットワーク性能の前記測定コマンドを受信することと、前記収束ノードと前記ネットワークノードとの間のノード間ネットワーク性能を測定すること、または前記収束ノードと前記ネットワークノードとの間のノード間ネットワーク性能、および前記異なる収束ノード間のノード間ネットワーク性能を測定することと、を行うように適合されている、システム。
【請求項16】
前記測定ユニットはさらに、前記測定ユニット、前記ネットワークノード、前記収束ノード、および前記ネットワーク測定ユニットの間の対応関係、または、前記測定ユニット、前記ネットワークノード、および前記ネットワーク測定ユニットの間の対応関係を記憶することと、前記アプリケーション層オーバレイネットワーク内の前記ネットワークノードから送信された、ノード間ネットワーク性能の前記測定コマンドを受信した後に、前記ソースネットワークノードおよび前記ターゲットネットワークノードに対応している前記ネットワーク測定ユニットおよび前記収束ノードをサーチし、見つかった前記ネットワーク測定ユニットへノード間ネットワーク性能の前記測定コマンドを転送することと、を行うように適合されている、請求項15に記載のシステム。
【請求項17】
前記測定ユニットはさらに、前記ソースネットワークノードに対応している前記収束ノードと前記ターゲットネットワークノードに対応している前記収束ノードとが同じかどうかを判定するように適合されている、請求項15に記載のシステム。
【請求項18】
前記ネットワーク測定ユニットおよび前記収束ノードは、前記ネットワーク層に構成されている、請求項15に記載のシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公表番号】特表2010−518661(P2010−518661A)
【公表日】平成22年5月27日(2010.5.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−547517(P2009−547517)
【出願日】平成20年3月11日(2008.3.11)
【国際出願番号】PCT/CN2008/070472
【国際公開番号】WO2008/113288
【国際公開日】平成20年9月25日(2008.9.25)
【出願人】(502385872)華為技術有限公司 (139)
【Fターム(参考)】