説明

カチオン性ホモポリマーを含有する組成物と酸化溶液を安定化するためのそれらの用途

【課題】酸化組成物を物理的に安定化させる方法の提供。該方法は、染色用組成物、脱色用組成物、パーマネントウエーブ施術用組成物、及びリラクシング/ストレート化組成物に適用できる。
【解決手段】酸化組成物に、(a)ポリクオタニウム−37ホモポリマーから選択される少なくとも一のカチオン性ホモポリマー;(b)少なくとも一の脂肪アルコール;(c)少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコール;(d)少なくとも一の脂肪アミド;(e)少なくとも一の酸化剤を含有し、45℃に制御された環境のチャンバー内に組成物を8週間配した場合に、少なくとも80%のその粘度を保持する酸化組成物を含有せしめることを含み、前記成分(a)〜(d)が、酸化組成物を物理的に安定化させるのに有効な合計量で存在している、酸化組成物を物理的に安定化させる方法。

【発明の詳細な説明】
【発明の開示】
【0001】
本発明は、(a)後記する繰り返し単位を有する少なくとも一のカチオン性ホモポリマー、(b)少なくとも一の脂肪アルコール、(c)少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコール、(d)少なくとも一の脂肪アミド、及び(e)少なくとも一の酸化剤を含有する組成物に関する。一実施態様では、本発明の組成物は物理的に安定した酸化組成物を提供し、例えばケラチン繊維の染色、脱色、リラクシング(relaxing)、及びパーマネントウエーブ施術のような方法において有用であり得る。ケラチン繊維はヒトのケラチン繊維、例えば毛髪、睫毛及び眉毛から選択され得る。また本発明は酸化組成物に物理的安定性を付与するための方法を提供する。
【0002】
染色、脱色、パーマネントウエーブ施術、又はリラクシング/ストレート化等の、様々な毛髪の化学的処理によって、ケラチン繊維、例えばヒトの毛髪を処理することは非常に一般的である。通常、これらの化学的処理では酸化組成物の使用を含む。
ケラチン物質である毛髪の繊維は、その多くがジスルフィド結合(-S-S-)により互いに結合したタンパク質(ポリペプチド)からなる。ジスルフィド結合は、その一方が2つのシステイン残基の各々と反応してシスチン残基を生成する、2つのスルフヒドリル基(-SH)の反応により形成される。毛髪繊維中にはポリペプチド間に生じる他の種類の結合、例えば塩(イオン)結合が存在しうるが、パーマネントによるカール形成又は毛髪の成形は、一般的にシスチン残基のジスルフィド結合に依存する。
その結果、毛髪のリラクシング又はストレート化は、アルカリ又は還元剤で、毛髪繊維のジスルフィド結合を破壊させることにより達成することができる。アルカリ剤によるジスルフィド結合の化学的破壊は、通常、例えばコーミングのような毛髪の機械的ストレート化と組合せされ、ストレート化は一般に毛髪繊維内の対向するポリペプチド鎖の相対位置の変化によって生じる。反応は一般に酸化組成物等の中和組成物の適用及び/又はすすぎにより終了させられる。
【0003】
酸化組成物を利用する化学的処理の同様の例はパーマネントウエーブ施術である。毛髪のジスルフィド結合を破壊するために還元剤で処理された毛髪は、酸化組成物で中和して還元過程を停止させ、ウエーブ又はカールがかかった毛髪が得られるように結合を再形成させることができる。
また毛髪染料は、合成染料の酸化のため及び/又は天然色素の除去のための酸素供給源を供給するために、染料含有溶液と組み合わせて過酸化水素等の酸化組成物を利用し得る。
【0004】
しかしながら、酸化組成物を調製する場合、酸化剤の化学的安定性と酸化組成物の物理的安定性に関する課題に直面していた。例えば、物理的安定性は、均質な酸化活性を確保するのに重要である。非均質な酸化組成物では、安全性及び/又は性能の問題を生じる可能性のある酸化活性の変動、及び/又は性能の問題をまた生じる可能性のある粘度変動に至るおそれがある。
よって、いくつかの適用例では、ケラチン繊維のよく行われる化学処理と関連して使用することができ、また物理的に安定した酸化組成物が必要とされている。本発明者は、例えば少なくとも一のカチオン性ホモポリマー、少なくとも一の脂肪アルコール、少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコール、及び少なくとも一の脂肪アミンを酸化組成物に使用すると、物理的に安定した組成物が得られることを見出した。
【0005】
一実施態様では、本発明は、(a)式(I)の繰り返し単位を有する少なくとも一のカチオン性ホモポリマー、(b)少なくとも一の脂肪アルコール、(c)少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコール、(d)少なくとも一の脂肪アミド、及び(e)少なくとも一の酸化剤を含有する組成物を提供する。式(I)は次のように定義される:
【化1】

[上式中:
− R、R及びRは同一でも異なっていてもよく、それぞれH、アルキル基及びアルケニル基から選択され;また
− Rは少なくとも一の第4級アミノ基を有する基から選択される]。
少なくとも一のカチオン性ホモポリマー、少なくとも一の脂肪アルコール、少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコール、少なくとも一の脂肪アミド、及び少なくとも一の酸化剤は、物理的に安定な組成物を提供するのに有効な合計(組合せ)量で存在する。ここで使用される場合、「少なくとも一」とは一又は複数であることを意味し、よって個々の成分、並びに混合物/組合せ物を含む。
【0006】
ここで使用される場合、「アルキル基」なる用語は、置換された直鎖状のアルキル基、未置換で直鎖状のアルキル基、置換された分枝状のアルキル基、未置換で分枝状のアルキル基、置換された環状のアルキル基、及び未置換で環状のアルキル基を称し、ここでアルキル基は少なくとも一の炭素を有し、アルキル鎖に挿入されて少なくとも一のヘテロ原子をさらに含有していてもよい。限定するものではないが、アルキル基の例には、メチル、メチルエチルエーテル及びジエチルアミンが含まれる。さらにここで使用される場合、「アルキレン基」とは、置換された直鎖状のアルキレン基、未置換で直鎖状のアルキレン基、置換された分枝状のアルキレン基、未置換で分枝状のアルキレン基、置換された環状のアルキレン基、及び未置換で環状のアルキレン基を称し、ここでアルキレン基は少なくとも一の炭素を有し、アルキレン鎖に挿入されて少なくとも一のヘテロ原子をさらに含有していてもよい。同様にここで使用される場合、「アルケニル基」なる用語は、置換された直鎖状のアルケニル基、未置換で直鎖状のアルケニル基、置換された分枝状のアルケニル基、未置換で分枝状のアルケニル基、置換された環状のアルケニル基、及び未置換で環状のアルケニル基を称し、ここでアルケニル基は少なくとも一の炭素と少なくとも一の二重結合を有し、アルケニル鎖に挿入されて少なくとも一のヘテロ原子をさらに含有していてもよい。さらにここで使用される場合、「アルケニレン基」なる用語は、置換された直鎖状のアルケニレン基、未置換で直鎖状のアルケニレン基、置換された分枝状のアルケニレン基、未置換で分枝状のアルケニレン基、置換された環状のアルケニレン基、及び未置換で環状のアルケニレン基を称し、ここでアルケニレン基は少なくとも一の炭素と少なくとも一の二重結合を有し、アルケニレン鎖に挿入されて少なくとも一のヘテロ原子をさらに含有していてもよい。
【0007】
また本発明は、酸化組成物に、(a)式(I)の繰り返し単位を有する少なくとも一のカチオン性ホモポリマー、(b)少なくとも一の脂肪アルコール、(c)少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコール、及び(d)少なくとも一の脂肪アミドを含有せしめることを含む、酸化組成物を物理的に安定化させる方法を提供する。ここで定義するところでは、「酸化組成物」は少なくとも一の酸化剤を含有する。少なくとも一のカチオン性ホモポリマー、少なくとも一の脂肪アルコール、少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコール及び少なくとも一の脂肪アミドは、酸化組成物を安定化させるのに有効な合計量(組合せ量)で存在する。
また本発明は、酸化組成物を含む少なくとも一の処理用組成物をケラチン繊維に適用することを含む、ケラチン繊維の処理方法において、該酸化組成物が(a)式(I)の繰り返し単位を有する少なくとも一のカチオン性ホモポリマー;(b)少なくとも一の脂肪アルコール;(c)少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコール;及び(d)少なくとも一の脂肪アミドを含有している方法を提供する。一実施態様では、ケラチン繊維は、ヒトのケラチン繊維、例えば毛髪、睫毛及び眉毛から選択される。
【0008】
本発明の他の主題は、ケラチン繊維の化学的処理のための多区画キットにあり、該キットは少なくとも二の分離した区画を具備する。第1の区画は、式(I)の繰り返し単位を有する少なくとも一のカチオン性ホモポリマー、少なくとも一の脂肪アルコール、少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコール、及び少なくとも一の脂肪アミドを含有する酸化組成物を収容する。第2の区画は、繊維を化学的に処理するための組成物を収容する。一実施態様では、ケラチン繊維は、ヒトのケラチン繊維、例えば毛髪、睫毛及び眉毛から選択される。
上述した一般的な説明と以下の詳細な説明のいずれも例示的で説明のためのみのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定するものではないと理解されなければならない。
【0009】
本発明の他の主題は、ケラチン物質の化学的処理、例えばケラチン繊維の染色、脱色、リラクシング、及びパーマネントウエーブ施術に有用な酸化組成物にある。一実施態様では、本発明の組成物は物理的に安定している。ケラチン繊維は、ヒトのケラチン繊維、例えば毛髪、睫毛及び眉毛から選択され得る。
【0010】
ここで使用される場合、「物理的に安定」とは、45℃の制御された環境のチャンバー内に組成物を8週間配することにより評価される。この評価において、サンプル組成物の粘度を、チャンバーにサンプルを配する前に測定しておく。例えば、粘度はレオマット(Rheomat)RM180、スピンドル#3、剪断力(Shear)200を使用し、例えば60秒間、25℃にて測定できる。45℃の制御された環境のチャンバーに8週間置いた後、サンプルをチャンバーから取り出し、サンプルの粘度を、当初の粘度測定と同じ装置及びパラメータを使用し、すなわちレオマットRM180、スピンドル#3、剪断力200を使用して60秒間、25℃にて測定する。制御された環境のチャンバーに8週間置いた後の粘度変化を記す。20%より多い粘度の低減が観察されたならば、組成物は物理的な安定性を欠くと判定される。よって、ここで使用される場合、「安定化」とは、組成物を「物理的に安定化」させることを意味する。
【0011】
上述したように、本発明の少なくとも一のカチオン性ホモポリマーは、次の式(I):
【化2】

[上式中:
− R、R及びRは同一でも異なっていてもよく、それぞれH、アルキル基及びアルケニル基から選択され;また
− Rは少なくとも一の第4級アミノ基を有する基から選択される]
の繰り返し単位を有する。
、R及びRのアルキル基は、直鎖状のアルキル基、分枝状のアルキル基及び環状のアルキル基、例えばCないしC20アルキル基から選択され、置換されていてもよいものである。同様に、R、R及びRのアルケニル基は、直鎖状のアルケニル基、分枝状のアルケニル基及び環状のアルケニル基、例えばCないしC20アルケニル基から選択され、置換されていてもよいものである。一実施態様では、R、R及びRはそれぞれHであるが、他の実施態様では、R及びRはそれぞれHであり、RはCHである。
【0012】
ここで使用される場合、「置換された」とは、少なくとも一の置換基を有することを意味する。限定するものではないが、置換基の例には、原子、例えば酸素原子及び窒素原子、並びに官能基、例えばヒドロキシル基、エーテル基、オキシアルキレン基、ポリオキシアルキレン基、カルボン酸基、アミン基、アミド基、ハロゲン含有基、エステル基、シロキサン基、及びポリシロキサン基が含まれる。よって、ここで使用される場合、置換されたアルキル基は、例えばヒドロキシル化アルキル基(R-OH)を含む。
【0013】
一実施態様では、Rの定義において、少なくとも一の第4級アミノ基を有する基は、次の式(II):
【化3】

[上式中:
− R、R及びRは同一でも異なっていてもよく、それぞれH、アルキル基及びアルケニル基から選択され;また
− Rはアルキレン基及びアルケニレン基から選択される]
の化合物から選択され得る。
ないしRのアルキル基は、直鎖状のCないしC20アルキル基、分枝状のCないしC20アルキル基及び環状のCないしC20アルキル基から選択されてよく、ここでCないしC20アルキル基は置換されていてもよい。RないしRのアルケニル基は、直鎖状のCないしC20アルケニル基、分枝状のCないしC20アルケニル基及び環状のCないしC20アルケニル基から選択されてよく、ここでCないしC20アルケニル基は置換されていてもよい。Rのアルキレン基は、直鎖状のCないしC20アルキレン基、分枝状のCないしC20アルキレン基及び環状のCないしC20アルキレン基から選択されてよく、ここでCないしC20アルキレン基は置換されていてもよい。Rのアルケニレン基は、直鎖状のCないしC20アルケニレン基、分枝状のCないしC20アルケニレン基及び環状のCないしC20アルケニレン基から選択されてよく、ここでCないしC20アルケニレン基は置換されていてもよい。
さらに一実施態様では、Rはメチル基であり、Rはメチル基であり、Rは直鎖状のCないしC10アルキル基から選択されるアルキル基であり、Rは直鎖状のCないしC10アルキレン基から選択されるアルキレン基であり;また他の実施態様では、R、R及びRはそれぞれメチル基であり、Rは、直鎖状のCないしC10アルキレン基、分枝状のCないしC10アルキレン基及び環状のCないしC10アルキレン基から選択されるアルキレン基である。例えば、少なくとも一の第4級アミノ基を有する基は、例えば(CH)-CH-、(CH)-(CH)-、(CH)-(CH)-、及び(CH)-(CH)-から選択され得る。
【0014】
よって一実施態様では、少なくとも一のカチオン性ホモポリマーは、例えばアクリル酸及びメタクリル酸から選択されるモノマーを重合し、続いて、得られたホモポリマーのカルボン酸基と、少なくとも一の第4級アミノアルコール、例えばCないしC20アルキル第4級アミノアルコールとの反応を介してエステルを形成させることから誘導され得る。
限定するものではないが、本発明の組成物に使用され得る少なくとも一のカチオン性ホモポリマーの例には、アライド・コロイヅ社(Allied Colloids)からサルケア(Salcare)SC95及びサルケアSC96の名称で販売されているポリクオタニウム-37ファミリーのホモポリマーが含まれる。
【0015】
ここで使用される場合、「脂肪アルコール」とは、C以上、例えばC以上、C10以上、及びC12以上の炭素鎖を有する任意のアルコールを称する。少なくとも一の脂肪アルコールは、例えばC-C11アルコール類、C12-C13アルコール類、C12-C15アルコール類、C12-C16アルコール類、C14-C15アルコール類、アラキル(arachidyl)アルコール、ベヘニルアルコール、カプリルアルコール、セテアリルアルコール、セチルアルコール、ココナツアルコール、デシルアルコール、水素化獣脂アルコール、ホホバアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、パームアルコール、パーム核アルコール、ステアリルアルコール、獣脂アルコール、及びトリデシルアルコールから選択され得る。
ここで使用される場合、「アルコキシル化脂肪アルコール」とは、少なくとも一のアルコキシ基をさらに有する、上述したC以上の炭素鎖を有する任意の脂肪アルコールを称する。例えば少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコールは、C以上、C10以上、及びC12以上の炭素鎖を有し得る。さらに例えば、少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコールは、グリセロール等のアルコール類から誘導されるアルコキシル化ポリマー(コポリマー、ターポリマー及びホモポリマーを含む)から選択され得る(例えば4つのグリセロール分子から誘導されたポリグリセリル)。少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコールの少なくとも一のアルコキシ基は、例えばアルキレンオキシドを用いて実施されるアルコキシル化反応から誘導され得る。限定するものではないが、少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコールの例には、少なくとも一のポリプロピレングリコールエーテルを含む任意の脂肪アルコール、及び少なくとも一のポリエチレングリコールエーテルを含む任意の脂肪アルコールが含まれる。一実施態様では、少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコールは、次の式:
R(OCHCH)OH
[上式中:
− Rは、アルキル基が置換されていてもよい、少なくとも5の炭素原子を有する直鎖状のアルキル基、少なくとも5の炭素原子を有する分枝状のアルキル基、及び少なくとも5の炭素原子を有する環状のアルキル基;及び置換されていてもよい少なくとも5の炭素原子を有する直鎖状のアルケニル基、少なくとも5の炭素原子を有する分枝状のアルケニル基、及び少なくとも5の炭素原子を有する環状のアルケニル基から選択され;また
− nはエトキシ基の数である]
のエトキシル化脂肪アルコールから選択される。
例えば、nは一般的に2〜100の範囲であり、Rは、例えばCないしC22アルキル基及びCないしC22アルケニル基から選択され得る。
【0016】
一実施態様では、少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコールは、ポリグリセリルのアルコキシエステル、例えば次の式:
R(OCHCHOHCH)OH
のもの、及び次の式:
H(OCHCHOR'CH)OH
のもの
[上式中:
− Rは、アルキル基が置換されていてもよい、少なくとも5の炭素原子を有する直鎖状のアルキル基、少なくとも5の炭素原子を有する分枝状のアルキル基、及び少なくとも5の炭素原子を有する環状のアルキル基;及びアルケニル基が置換されていてもよい、少なくとも5の炭素原子を有する直鎖状のアルケニル基、少なくとも5の炭素原子を有する分枝状のアルケニル基、及び少なくとも5の炭素原子を有する環状のアルケニル基から選択され;また
− R'は、H;アルキル基が置換されていてもよい、少なくとも5の炭素原子を有する直鎖状のアルキル基、少なくとも5の炭素原子を有する分枝状のアルキル基、及び少なくとも5の炭素原子を有する環状のアルキル基;及びアルケニル基が置換されていてもよい、少なくとも5の炭素原子を有する直鎖状のアルケニル基、少なくとも5の炭素原子を有する分枝状のアルケニル基、及び少なくとも5の炭素原子を有する環状のアルケニル基から選択され;また
− nはグリセロール基の数であり;
但し、少なくとも一のR'は、少なくとも5の炭素原子を有する直鎖状のアルキル基、少なくとも5の炭素原子を有する分枝状のアルキル基、及び少なくとも5の炭素原子を有する環状のアルキル基、及び少なくとも5の炭素原子を有する直鎖状のアルケニル基、少なくとも5の炭素原子を有する分枝状のアルケニル基、及び少なくとも5の炭素原子を有する環状のアルケニル基から選択される]
から選択される。
例えば、nは一般的に1〜30、例えば1〜10の範囲である。さらに、例えばR及びR'は同一でも異なっていてもよく、直鎖状のCないしC22アルキル基、分枝状のCないしC22アルキル基、環状のCないしC22アルキル基、直鎖状のCないしC22アルケニル基、分枝状のCないしC22アルケニル基、及び環状のCないしC22アルケニル基から選択されてもよい。
【0017】
限定するものではないが、少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコールの例には、セテアレス(ceteareth)-2、セテアレス-3、セテアレス-4、セテアレス-5、セテアレス-6、セテアレス-7、セテアレス-8、セテアレス-9、セテアレス-10、セテアレス-11、セテアレス-12、セテアレス-13、セテアレス-14、セテアレス-15、セテアレス-16、セテアレス-17、セテアレス-18、セテアレス-20、セテアレス-22、セテアレス-23、セテアレス-24、セテアレス-25、セテアレス-27、セテアレス-28、セテアレス-29、セテアレス-30、セテアレス-33、セテアレス-34、セテアレス-40、セテアレス-50、セテアレス-55、セテアレス-60、セテアレス-80、セテアレス-100、ラウレス(laureth)-1、ラウレス-2、ラウレス-3、ラウレス-4、ラウレス-5、ラウレス-6、ラウレス-7、ラウレス-8、ラウレス-9、ラウレス-10、ラウレス-11、ラウレス-12、ラウレス-13、ラウレス-14、ラウレス-15、ラウレス-16、ラウレス-20、ラウレス-23、ラウレス-25、ラウレス-30、ラウレス-40、デセス(deceth)-3、デセス-5、オレス(oleth)-5、オレス-30、ステアレス(steareth)-2、ステアレス-10、ステアレス-20、ステアレス-100、セチルステアレス-12、セテアレス-5、セテアレス-5、ポリグリセリル-4-ラウリルエーテル、ポリグリセリル-4-オレイルエーテル、ポリグリセリル-2-オレイルエーテル、ポリグリセリル-2-セチルエーテル、ポリグリセリル-6-セチルエーテル、ポリグリセリル-6-オレイルセチルエーテル、ポリグリセリル-6-オクタデシルエーテル、C-C11パレス(pareth)-3、C-C11パレス-6、C11-C15パレス-3、C11-C15パレス-5、C11-C15パレス-12、C11-C15パレス-20、C12-C15パレス-9、C12-C15パレス-12、及びC22-C24パレス-33が含まれる。
【0018】
ここで使用される場合、「脂肪アミド」は、C以上の少なくとも一の炭素鎖を有する任意のアミドを称する。一実施態様では、少なくとも一の脂肪アミドは、次の式:
【化4】

[上式中:
− Rは、アルキル基が置換されていてもよい、少なくとも4の炭素原子を有する直鎖状のアルキル基、少なくとも4の炭素原子を有する分枝状のアルキル基、及び少なくとも4の炭素原子を有する環状のアルキル基;及びアルケニル基が置換されていてもよい、少なくとも4の炭素原子を有する直鎖状のアルケニル基、少なくとも4の炭素原子を有する分枝状のアルケニル基、及び少なくとも4の炭素原子を有する環状のアルケニル基;及び次の式:
【化5】

(上式中:
− R12及びR13は同一でも異なっていてもよく、それぞれアルキル基が置換されていてもよい、少なくとも4の炭素原子を有する直鎖状のアルキル基、少なくとも4の炭素原子を有する分枝状のアルキル基、及び少なくとも4の炭素原子を有する環状のアルキル基;及びアルケニル基が置換されていてもよい、少なくとも4の炭素原子を有する直鎖状のアルケニル基、少なくとも4の炭素原子を有する分枝状のアルケニル基、及び少なくとも4の炭素原子を有する環状のアルケニル基から選択され;
− nは1〜10の範囲であり;
− mは1〜6の範囲である)
のアルコキシル化アルキル基から選択され;
− R10及びR11は同一でも異なっていてもよく、それぞれH;アルキル基が置換されていてもよい、直鎖状のアルキル基、分枝状のアルキル基、及び環状のアルキル基;及びアルケニル基が置換されていてもよい、直鎖状のアルケニル基、分枝状のアルケニル基、及び環状のアルケニル基から選択される]
の脂肪アミド類から選択される。
【0019】
一実施態様では、Rは、CないしC22アルキル基が置換されていてもよい、直鎖状のCないしC22アルキル基、分枝状のCないしC22アルキル基及び環状のCないしC22アルキル基;及びCないしC22アルケニル基が置換されていてもよい、直鎖状のCないしC22アルケニル基、分枝状のCないしC22アルケニル基、及び環状のCないしC22アルケニル基から選択される。他の実施態様では、R10及びR11はそれぞれ、CないしC22アルキル基が置換されていてもよい、直鎖状のCないしC22アルキル基、分枝状のCないしC22アルキル基及び環状のCないしC22アルキル基;及びCないしC22アルケニル基が置換されていてもよい、直鎖状のCないしC22アルケニル基、分枝状のCないしC22アルケニル基、及び環状のCないしC22アルケニル基から選択される。さらなる他の実施態様では、R10及びR11の少なくとも一は、アルキル基及びアルケニル基が少なくとも一のヒドロキシル基で置換された、直鎖状のアルキル基、分枝状のアルキル基、及び環状のアルキル基;及び直鎖状のCないしC22アルケニル基、分枝状のCないしC22アルケニル基、及び環状のCないしC22アルケニル基から選択される。さらなる他の実施態様では、R10及びR11の少なくとも一は、アルキル基が、アルキル鎖に少なくとも一のエーテル基をさらに有し、アルケニル基がアルケニル鎖に少なくとも一のエーテル基をさらに有している、直鎖状のアルキル基、分枝状のアルキル基、及び環状のアルキル基;及び直鎖状のCないしC22アルケニル基、分枝状のCないしC22アルケニル基、及び環状のCないしC22アルケニル基から選択される。
【0020】
少なくとも一の脂肪アミドは、例えばベヘンアミド、セチル-PGヒドロキシエチルデカンアミド、セチル-PGヒドロキシエチルパルミタミド、コカミド、ジブチルラウロイルグルタミド、ジステアリルフタル酸アミド、ラウラミド(lauramide)、ラウロイルメチルグルカミド、ミリストイル-PGヒドロキシエチルデカンアミド、オレイルパルミタミド、ステアラミド、獣脂アミド、トリデセス-2カルボキサミドモノエタノールアミン(トリデセス-2カルボキサミドMEA)、トリデセス-2カルボキサミドジエタノールアミン(トリデセス-2カルボキサミドDEA)、及びトリデセス-2カルボキサミドモノイソプロパノールアミン(トリデセス-2カルボキサミドMIPA)から選択される。さらに、少なくとも一の脂肪アミドは、ポリアルコキシル化脂肪アミド類、例えばポリエトキシル化脂肪アミド類(例えば2〜30のエトキシ基を有するポリエトキシル化脂肪アミド類)及びポリグリセリル化脂肪アミド類(例えば1〜5のグリセロール分子から誘導されたポリグリセリル化脂肪アミド類)から選択される。
【0021】
上述したように、一実施態様では、少なくとも一のカチオン性ホモポリマー、少なくとも一の脂肪アルコール、少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコール、及び少なくとも一の脂肪アミドは、酸化組成物を安定化させるのに有効な合計量で存在し得る。一実施態様では、本発明の組成物は物理的に安定している。
ここで記載された物理的安定性試験法を利用できる当業者であれば、それらの相対濃度を含む、少なくとも一のカチオン性ホモポリマー、少なくとも一の脂肪アルコール、少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコール、及び少なくとも一の脂肪アミドの濃度を、所望される物理的安定性、所望される粘度及び考慮される用途に基づき選択するであろう。当業者は物理的安定性試験法を使用し、その用途のための所望される安定性及び粘度を生じる少なくとも一のカチオン性ホモポリマー、少なくとも一の脂肪アルコール、少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコール、及び少なくとも一の脂肪アミドの組合せを選択するであろう。
【0022】
一実施態様では、少なくとも一のカチオン性ホモポリマーは、組成物の全重量に対して一般的には0.05重量%〜10重量%、例えば0.1重量%〜5重量%、さらに0.25重量%〜2.5重量%の範囲の量で、組成物中に存在し得る。本発明の他の成分は次の量で存在し得る:少なくとも一の脂肪アルコールは、例えば、組成物の全重量に対して0.05重量%〜10重量%、例えば0.1重量%〜8重量%、さらには0.2重量%〜4重量%の範囲の量で一般的に存在し得;少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコールは、例えば、組成物の全重量に対して0.05重量%〜10重量%、例えば0.1重量%〜5重量%、さらには0.2重量%〜2重量%の範囲の量で一般的に存在し得;また少なくとも一の脂肪アミドは、例えば、組成物の全重量に対して0.05重量%〜10重量%、例えば0.1重量%〜8重量%、さらには0.2重量%〜4重量%の範囲の量で一般的に存在し得る。
一実施態様では、本発明の少なくとも一の酸化剤は、ケラチン物質の化学的処理に使用されるものとして当該分野で知られている任意の酸化剤から選択され得る。例えば、少なくとも一の酸化剤は、過酸化水素、臭素酸塩、過炭酸塩、過ホウ酸塩及び酵素から選択され得る。少なくとも一の酸化剤は、組成物の全重量に対して0.1重量%〜20重量%、例えば0.5重量%〜12.0重量%の範囲の量で一般的に組成物に存在し得る。
【0023】
本発明の組成物は、毛髪の処理用の組成物に従来から使用されている種々のアジュバント、例えば限定するものではないが、アニオン性界面活性剤;カチオン性界面活性剤;少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコール、少なくとも一の脂肪アルコール及び少なくとも一の脂肪アミド以外の非イオン性界面活性剤;両性界面活性剤;アニオン性ポリマー;式(I)の繰り返し単位を有する少なくとも一のカチオン性ホモポリマー以外のカチオン性ポリマー;非イオン性ポリマー;式(I)の繰り返し単位を有する少なくとも一のカチオン性ホモポリマー以外の両性ポリマー;無機増粘剤;有機増粘剤;コンディショナー;キレート剤;酸化防止剤;安定剤;噴霧剤;金属イオン封鎖剤;エモリエント;湿潤剤;香料;酸性化剤;塩基性化剤;保湿剤;ビタミン類;必須脂肪酸;タンパク質;タンパク質誘導体;防腐剤;及び乳白剤から選択されるアジュバントをさらに含有することができる。言うまでもなく、当業者であれば、本発明に固有の有利な特性が考慮される添加により悪影響を受けないか、実質的に受けないように留意して、任意のアジュバントを選択するであろう。
【0024】
本発明の組成物は、例えば水性エマルション、懸濁液、分散液、ゲル、スプレー、エアゾールフォーム、クリーム、ローション、溶液、ぺースト及び水性アルコールローションから選択される形態であってよい。
【0025】
また本発明は、酸化組成物に、上述した式(I)の繰り返し単位を有する少なくとも一のカチオン性ホモポリマー、少なくとも一の脂肪アルコール、少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコール、及び少なくとも一の脂肪アミドを含有せしめることを含む、酸化組成物を物理的に安定化させる方法を提供する。少なくとも一のカチオン性ホモポリマー、少なくとも一の脂肪アルコール、少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコール及び少なくとも一の脂肪アミドは、酸化組成物を物理的に安定化させるのに有効な合計量で存在する。
また本発明は、酸化組成物を含む少なくとも一の処理用組成物をケラチン繊維に適用することを含む、ケラチン繊維の処理方法において、該酸化組成物が、式(I)の繰り返し単位を有する少なくとも一のカチオン性ホモポリマー、少なくとも一の脂肪アルコール、少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコール、及び少なくとも一の脂肪アミドを含有している方法を提供する。一実施態様では、少なくとも一の処理用組成物は物理的に安定している。また一実施態様では、少なくとも一の処理用組成物は、染色用組成物、脱色用組成物、パーマネントウエーブ施術用組成物、及びリラクシング/ストレート化組成物から選択される。
本発明の他の主題は、ケラチン繊維の化学的処理のための多区画キットにあり、該キットは少なくとも二の分離した区画を具備する。第1の区画は、上述した式の繰り返し単位を有する少なくとも一のカチオン性ホモポリマー、少なくとも一の脂肪アルコール、少なくとも一のアルコキシル化化脂肪アルコール、少なくとも一の脂肪アミド及び少なくとも一の酸化剤を含有する酸化組成物を収容する。第2の区画は、繊維を化学的に処理、例えば染色、脱色、パーマネントウエーブ施術又はリラクシングのための組成物を収容する。
【0026】
実施例以外において、又は別の定義を示さない限りは、本明細書及び特許請求の範囲に使用されている成分の量、反応条件を表す数値は、全ての例において「約」なる用語により変更されるものと理解されなければならない。従って、それに反する旨が示されていない限り、明細書及び特許請求の範囲に記載の数値パラメータは、本発明で得ようとする所望の特性に応じて変化し得る近似値である。最低でも、特許請求の範囲に均等論を適用することを制限しようとするものではなく、各数値パラメータは、有効数字と通常の四捨五入を考慮して解釈されなければならない。
本発明の広い範囲で示されている数的範囲及びパラメータは近似値であるのにかかわらず、特定の実施例で示されている数値は、可能な限り厳密に報告している。しかしながら、あらゆる数値は、それぞれの試験測定法において見出される標準偏差から必ず生じるある程度の誤差を本来的に含む。次の実施例は本発明の例証を意図しているものであって、結果としてその範囲を限定するものではない。パーセントは重量基準である。
【0027】
実施例1:酸化組成物の安定性
組成物
2つの酸化組成物A及びAを調製した。組成物A及びAは、それぞれ過酸化水素、カチオン性ホモポリマー(それぞれポリマーI及びポリマーII)、少なくとも一の脂肪アルコール、少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコール、及び少なくとも一の脂肪アミドを含有する。表に示される量は重量パーセントである。
【表1】

【0028】
結果
酸化組成物A及びAの物理的安定性を評価した。各サンプルの最初の粘度を、サンプルを制御された環境のチャンバーに配する前に測定した。粘度をレオマットRM180、スピンドル#3、剪断力200を使用し、60秒間、25℃にて測定した。45℃に制御された環境のチャンバーに入れて8週間後、サンプルをチャンバーから取り出し、サンプルの粘度を、再びレオマットRM180、スピンドル#3、剪断力200を使用し、60秒間、25℃にて測定した。結果を次の表1に示す:
【表2】

結果は、少なくとも一のカチオン性ホモポリマー、少なくとも一の脂肪アルコール、少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコール、少なくとも一の脂肪アミド、及び少なくとも一の酸化剤を含有する組成物A及びAについて許容可能な物理的安定性が観察されたことを示している。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)次の式(I):
【化1】

[上式中:
− R、R及びRは同一でも異なっていてもよく、それぞれH、アルキル基及びアルケニル基から選択され;また
− Rは少なくとも一の第4級アミノ基を有する基から選択される]
の繰り返し単位を有する少なくとも一のカチオン性ホモポリマー;
(b)少なくとも一の脂肪アルコール;
(c)少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコール;
(d)少なくとも一の脂肪アミド、及び;
(e)少なくとも一の酸化剤;
を含有する組成物。
【請求項2】
前記組成物が物理的に安定している、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記R、R及びRのアルキル基が、直鎖状のCないしC20アルキル基、分枝状のCないしC20アルキル基及び環状のCないしC20アルキル基から選択され、該CないしC20アルキル基が置換されていてもよい、請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
前記R、R及びRのアルケニル基が、直鎖状のCないしC20アルケニル基、分枝状のCないしC20アルケニル基及び環状のCないしC20アルケニル基から選択され、さらに該CないしC20アルケニル基が置換されていてもよい、請求項1に記載の組成物。
【請求項5】
、R及びRがそれぞれHである、請求項1に記載の組成物。
【請求項6】
がHであり、RがHであり、RがCHである、請求項1に記載の組成物。
【請求項7】
の定義において、前記少なくとも一の第4級アミノ基を有する基が、CないしC20アルキル第4級アミノ基から選択される、請求項1に記載の組成物。
【請求項8】
の定義において、前記少なくとも一の第4級アミノ基を有する基が、次の式(II):
【化2】

[上式中:
− R、R及びRは同一でも異なっていてもよく、それぞれH、アルキル基及びアルケニル基から選択され;また
− Rはアルキレン基及びアルケニレン基から選択される]
の化合物から選択される、請求項1に記載の組成物。
【請求項9】
前記R、R及びRのアルキル基が、直鎖状のCないしC20アルキル基、分枝状のCないしC20アルキル基及び環状のCないしC20アルキル基から選択され、ここで該CないしC20アルキル基が置換されていてもよい、請求項8に記載の組成物。
【請求項10】
前記R、R及びRのアルケニル基が、直鎖状のCないしC20アルケニル基、分枝状のCないしC20アルケニル基及び環状のCないしC20アルケニル基から選択され、ここで該CないしC20アルケニル基が置換されていてもよい、請求項8に記載の組成物。
【請求項11】
前記Rのアルキレン基が、直鎖状のCないしC20アルキレン基、分枝状のCないしC20アルキレン基及び環状のCないしC20アルキレン基から選択され、ここで該CないしC20アルキレン基が置換されていてもよい、請求項8に記載の組成物。
【請求項12】
前記Rのアルケニレン基が、直鎖状のCないしC20アルケニレン基、分枝状のCないしC20アルケニレン基及び環状のCないしC20アルケニレン基から選択され、ここで該CないしC20アルケニレン基が置換されていてもよい、請求項8に記載の組成物。
【請求項13】
前記少なくとも一の第4級アミノ基を有する基が:
(CH)-CH-;
(CH)-(CH)-;
(CH)-(CH)-;及び
(CH)-(CH)-;
から選択される、請求項8に記載の組成物。
【請求項14】
がメチル基であり、Rがメチル基であり、Rが直鎖状で未置換のCないしC10アルキル基から選択されるアルキル基であり、Rが直鎖状で未置換のCないしC10アルキレン基から選択されるアルキレン基である、請求項8に記載の組成物。
【請求項15】
、R及びRがそれぞれメチル基であり、Rが直鎖状のCないしC10アルケニレン基、分枝状のCないしC10アルケニレン基及び環状のCないしC10アルケニレン基から選択されるアルキレン基である、請求項8に記載の組成物。
【請求項16】
前記少なくとも一のカチオン性ホモポリマーが、ポリクオタニウム-37ホモポリマーから選択される、請求項1に記載の組成物。
【請求項17】
前記少なくとも一の脂肪アルコールが少なくとも8の炭素原子を有している、請求項1に記載の組成物。
【請求項18】
前記少なくとも一の脂肪アルコールが少なくとも10の炭素原子を有している、請求項17に記載の組成物。
【請求項19】
前記少なくとも一の脂肪アルコールが少なくとも12の炭素原子を有している、請求項18に記載の組成物。
【請求項20】
前記少なくとも一の脂肪アルコールが、C-C11アルコール類、C12-C13アルコール類、C12-C15アルコール類、C12-C16アルコール類、及びC14-C15アルコール類から選択される、請求項1に記載の組成物。
【請求項21】
前記少なくとも一の脂肪アルコールが、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール、カプリルアルコール、セテアリルアルコール、セチルアルコール、ココナツアルコール、デシルアルコール、水素化獣脂アルコール、ホホバアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、パームアルコール、パーム核アルコール、ステアリルアルコール、獣脂アルコール、及びトリデシルアルコールから選択される、請求項1に記載の組成物。
【請求項22】
前記少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコールが、少なくとも一のポリエチレングリコールエーテルを含む脂肪アルコールから選択される、請求項1に記載の組成物。
【請求項23】
前記少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコールが少なくとも8の炭素原子を有している、請求項1に記載の組成物。
【請求項24】
前記少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコールが少なくとも10の炭素原子を有している、請求項23に記載の組成物。
【請求項25】
前記少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコールが少なくとも12の炭素原子を有している、請求項24に記載の組成物。
【請求項26】
前記少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコールが、
R(OCHCH)OH
[上式中:
− Rは、アルキル基が置換されていてもよい、少なくとも5の炭素原子を有する直鎖状のアルキル基、少なくとも5の炭素原子を有する分枝状のアルキル基、及び少なくとも5の炭素原子を有する環状のアルキル基;及びアルケニル基が置換されていてもよい、少なくとも5の炭素原子を有する直鎖状のアルケニル基、少なくとも5の炭素原子を有する分枝状のアルケニル基、及び少なくとも5の炭素原子を有する環状のアルケニル基から選択され;また
− nは2〜100の範囲である]
のエトキシル化脂肪アルコールから選択される、請求項1に記載の組成物。
【請求項27】
Rが、直鎖状のCないしC22アルキル基、分枝状のCないしC22アルキル基、及び環状のCないしC22アルキル基から選択される、請求項26に記載の組成物。
【請求項28】
Rが、直鎖状のCないしC22アルケニル基、分枝状のCないしC22アルケニル基、及び環状のCないしC22アルケニル基から選択される、請求項26に記載の組成物。
【請求項29】
前記少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコールが、次の式:
R(OCHCHOHCH)OH
のポリグリセリルのアルコキシエステル、及び次の式:
H(OCHCHOR'CH)OH
のポリグリセリルのアルコキシエステル、
[上式中:
− Rは、アルキル基が置換されていてもよい、少なくとも5の炭素原子を有する直鎖状のアルキル基、少なくとも5の炭素原子を有する分枝状のアルキル基、及び少なくとも5の炭素原子を有する環状のアルキル基;及びアルケニル基が置換されていてもよい、少なくとも5の炭素原子を有する直鎖状のアルケニル基、少なくとも5の炭素原子を有する分枝状のアルケニル基、及び少なくとも5の炭素原子を有する環状のアルケニル基から選択され;また
− R'は、H;アルキル基が置換されていてもよい、少なくとも5の炭素原子を有する直鎖状のアルキル基、少なくとも5の炭素原子を有する分枝状のアルキル基、及び少なくとも5の炭素原子を有する環状のアルキル基;及びアルケニル基が置換されていてもよい、少なくとも5の炭素原子を有する直鎖状のアルケニル基、少なくとも5の炭素原子を有する分枝状のアルケニル基、及び少なくとも5の炭素原子を有する環状のアルケニル基から選択され;また
− nは1〜30の範囲であり;
但し、少なくとも一のR'は、アルキル基が置換されていてもよい、少なくとも5の炭素原子を有する直鎖状のアルキル基、少なくとも5の炭素原子を有する分枝状のアルキル基、及び少なくとも5の炭素原子を有する環状のアルキル基、及びアルケニル基が置換されていてもよい、少なくとも5の炭素原子を有する直鎖状のアルケニル基、少なくとも5の炭素原子を有する分枝状のアルケニル基、及び少なくとも5の炭素原子を有する環状のアルケニル基から選択される]
から選択される、請求項1に記載の組成物。
【請求項30】
Rが、直鎖状のCないしC22アルキル基、分枝状のCないしC22アルキル基、及び環状のCないしC22アルキル基から選択される、請求項29に記載の組成物。
【請求項31】
Rが、直鎖状のCないしC22アルケニル基、分枝状のCないしC22アルケニル基、及び環状のCないしC22アルケニル基から選択される、請求項29に記載の組成物。
【請求項32】
少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコールが、セテアレス-2、セテアレス-3、セテアレス-4、セテアレス-5、セテアレス-6、セテアレス-7、セテアレス-8、セテアレス-9、セテアレス-10、セテアレス-11、セテアレス-12、セテアレス-13、セテアレス-14、セテアレス-15、セテアレス-16、セテアレス-17、セテアレス-18、セテアレス-20、セテアレス-22、セテアレス-23、セテアレス-24、セテアレス-25、セテアレス-27、セテアレス-28、セテアレス-29、セテアレス-30、セテアレス-33、セテアレス-34、セテアレス-40、セテアレス-50、セテアレス-55、セテアレス-60、セテアレス-80、セテアレス-100、ラウレス-1、ラウレス-2、ラウレス-3、ラウレス-4、ラウレス-5、ラウレス-6、ラウレス-7、ラウレス-8、ラウレス-9、ラウレス-10、ラウレス-11、ラウレス-12、ラウレス-13、ラウレス-14、ラウレス-15、ラウレス-16、ラウレス-20、ラウレス-23、ラウレス-25、ラウレス-30、ラウレス-40、デセス-3、デセス-5、オレス-5、オレス-30、ステアレス-2、ステアレス-10、ステアレス-20、ステアレス-100、セチルステアレス-12、セテアレス-5、セテアレス-5、ポリグリセリル-4-ラウリルエーテル、ポリグリセリル-4-オレイルエーテル、ポリグリセリル-2-オレイルエーテル、ポリグリセリル-2-セチルエーテル、ポリグリセリル-6-セチルエーテル、ポリグリセリル-6-オレイルセチルエーテル、ポリグリセリル-6-オクタデシルエーテル、C-C11パレス-3、C-C11パレス-6、C11-C15パレス-3、C11-C15パレス-5、C11-C15パレス-12、C11-C15パレス-20、C12-C15パレス-9、C12-C15パレス-12、及びC22-C24パレス-33から選択される、請求項1に記載の組成物。
【請求項33】
前記少なくとも一の脂肪アミドが、次の式:
【化3】

[上式中:
− Rは、アルキル基が置換されていてもよい、少なくとも4の炭素原子を有する直鎖状のアルキル基、少なくとも4の炭素原子を有する分枝状のアルキル基、及び少なくとも4の炭素原子を有する環状のアルキル基;及びアルケニル基が置換されていてもよい、少なくとも4の炭素原子を有する直鎖状のアルケニル基、少なくとも4の炭素原子を有する分枝状のアルケニル基、及び少なくとも4の炭素原子を有する環状のアルケニル基;及び次の式:
【化4】

(上式中:
− R12及びR13は同一でも異なっていてもよく、それぞれアルキル基が置換されていてもよい、少なくとも4の炭素原子を有する直鎖状のアルキル基、少なくとも4の炭素原子を有する分枝状のアルキル基、及び少なくとも4の炭素原子を有する環状のアルキル基;及びアルケニル基が置換されていてもよい、少なくとも4の炭素原子を有する直鎖状のアルケニル基、少なくとも4の炭素原子を有する分枝状のアルケニル基、及び少なくとも4の炭素原子を有する環状のアルケニル基から選択され;
− nは1〜10の範囲であり;
− mは1〜6の範囲である)
のアルコキシル化アルキル基から選択され;
− R10及びR11は同一でも異なっていてもよく、それぞれH;アルキル基が置換されていてもよい、直鎖状のアルキル基、分枝状のアルキル基、及び環状のアルキル基;及びアルケニル基が置換されていてもよい、直鎖状のアルケニル基、分枝状のアルケニル基、及び環状のアルケニル基から選択される]
の脂肪アミド類から選択される、請求項1に記載の組成物。
【請求項34】
が、CないしC22アルキル基が置換されていてもよい、直鎖状のCないしC22アルキル基、分枝状のCないしC22アルキル基及び環状のCないしC22アルキル基;及びCないしC22アルケニル基が置換されていてもよい、直鎖状のCないしC22アルケニル基、分枝状のCないしC22アルケニル基、及び環状のCないしC22アルケニル基から選択される、請求項33に記載の組成物。
【請求項35】
10及びR11がそれぞれ、CないしC22アルキル基が置換されていてもよい、直鎖状のCないしC22アルキル基、分枝状のCないしC22アルキル基及び環状のCないしC22アルキル基;及びCないしC22アルケニル基が置換されていてもよい、直鎖状のCないしC22アルケニル基、分枝状のCないしC22アルケニル基、及び環状のCないしC22アルケニル基から選択される、請求項33に記載の組成物。
【請求項36】
前記R10及び前記R11の少なくとも一が、アルキル基及びアルケニル基が少なくとも一のヒドロキシル基で置換された直鎖状のCないしC22アルキル基、分枝状のCないしC22アルキル基、及び環状のCないしC22アルキル基;及び直鎖状のCないしC22アルケニル基、分枝状のCないしC22アルケニル基、及び環状のCないしC22アルケニル基から選択される、請求項33に記載の組成物。
【請求項37】
前記R10及び前記R11の少なくとも一が、アルキル基が、アルキル鎖に少なくとも一のエーテル基をさらに有し、アルケニル基がアルケニル鎖に少なくとも一のエーテル基をさらに有している、直鎖状のCないしC22アルキル基、分枝状のCないしC22アルキル基、及び環状のCないしC22アルキル基;及び直鎖状のCないしC22アルケニル基、分枝状のCないしC22アルケニル基、及び環状のCないしC22アルケニル基から選択される、請求項33に記載の組成物。
【請求項38】
前記少なくとも一の脂肪アミドが、ベヘンアミド、セチル-PGヒドロキシエチルデカンアミド、セチル-PGヒドロキシエチルパルミタミド、コカミド、ジブチルラウロイルグルタミド、ジステアリルフタル酸アミド、ラウラミド、ラウロイルメチルグルカミド、ミリストイル-PGヒドロキシエチルデカンアミド、オレイルパルミタミド、ステアラミド、獣脂アミド、トリデセス-2カルボキサミドモノエタノールアミン(トリデセス-2カルボキサミドMEA)、トリデセス-2カルボキサミドジエタノールアミン(トリデセス-2カルボキサミドDEA)、トリデセス-2カルボキサミドモノイソプロパノールアミン(トリデセス-2カルボキサミドMIPA)、及びポリアルコキシル化脂肪アミド類から選択される、請求項1に記載の組成物。
【請求項39】
前記ポリアルコキシル化脂肪アミド類が、ポリエトキシル化脂肪アミド類及びポリグリセリル化脂肪アミド類から選択される、請求項38に記載の組成物。
【請求項40】
前記少なくとも一のカチオン性ホモポリマーが、組成物の全重量に対して0.05重量%〜10重量%の範囲の量で存在している、請求項1に記載の組成物。
【請求項41】
前記少なくとも一のカチオン性ホモポリマーが、組成物の全重量に対して0.1重量%〜5重量%の範囲の量で存在している、請求項40に記載の組成物。
【請求項42】
前記少なくとも一のカチオン性ホモポリマーが、組成物の全重量に対して0.25重量%〜2.5重量%の範囲の量で存在している、請求項41に記載の組成物。
【請求項43】
前記少なくとも一の脂肪アルコールが、組成物の全重量に対して0.05重量%〜10重量%の範囲の量で存在している、請求項1に記載の組成物。
【請求項44】
前記少なくとも一の脂肪アルコールが、組成物の全重量に対して0.1重量%〜8重量%の範囲の量で存在している、請求項43に記載の組成物。
【請求項45】
前記少なくとも一の脂肪アルコールが、組成物の全重量に対して0.2重量%〜4重量%の範囲の量で存在している、請求項44に記載の組成物。
【請求項46】
前記少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコールが、組成物の全重量に対して0.05重量%〜10重量%の範囲の量で存在している、請求項1に記載の組成物。
【請求項47】
前記少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコールが、組成物の全重量に対して0.1重量%〜5重量%の範囲の量で存在している、請求項46に記載の組成物。
【請求項48】
前記少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコールが、組成物の全重量に対して0.2重量%〜2重量%の範囲の量で存在している、請求項47に記載の組成物。
【請求項49】
前記少なくとも一の脂肪アミドが、組成物の全重量に対して0.05重量%〜10重量%の範囲の量で存在している、請求項1に記載の組成物。
【請求項50】
前記少なくとも一の脂肪アミドが、組成物の全重量に対して0.1重量%〜8重量%の範囲の量で存在している、請求項49に記載の組成物。
【請求項51】
前記少なくとも一の脂肪アミドが、組成物の全重量に対して0.2重量%〜4重量%の範囲の量で存在している、請求項50に記載の組成物。
【請求項52】
前記少なくとも一の酸化剤が、過酸化水素、臭素酸塩、過炭酸塩、過ホウ酸塩及び酵素から選択される、請求項1に記載の組成物。
【請求項53】
前記少なくとも一の酸化剤が、組成物の全重量に対して0.1重量%〜20.0重量%の範囲の量で存在している、請求項1に記載の組成物。
【請求項54】
前記少なくとも一の酸化剤が、組成物の全重量に対して0.5重量%〜12重量%の範囲の量で存在している、請求項53に記載の組成物。
【請求項55】
アニオン性界面活性剤;カチオン性界面活性剤;前記少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコール、前記少なくとも一の脂肪アルコール及び前記少なくとも一の脂肪アミド以外の非イオン性界面活性剤;両性界面活性剤;アニオン性ポリマー;式(I)の繰り返し単位を有する少なくとも一のカチオン性ホモポリマー以外のカチオン性ポリマー;非イオン性ポリマー;式(I)の繰り返し単位を有する少なくとも一のカチオン性ホモポリマー以外の両性ポリマー;無機増粘剤;有機増粘剤;コンディショナー;キレート剤;酸化防止剤;安定剤;噴霧剤;金属イオン封鎖剤;エモリエント;湿潤剤;香料;酸性化剤;塩基性化剤;保湿剤;ビタミン類;必須脂肪酸;タンパク質;タンパク質誘導体;防腐剤;及び乳白剤から選択される少なくとも一のアジュバントをさらに含有する、請求項1に記載の組成物。
【請求項56】
前記組成物が、水性エマルション、懸濁液、分散液、エアゾールフォーム、クリーム、ローション、溶液、ぺースト、ゲル、スプレー及び水性アルコールローションから選択される形成である、請求項1に記載の組成物。
【請求項57】
酸化組成物を物理的に安定化させる方法において、
酸化組成物に、
(a)次の式(I):
【化5】

[上式中:
− R、R及びRは同一でも異なっていてもよく、それぞれH、アルキル基及びアルケニル基から選択され;また
− Rは少なくとも一の第4級アミノ基を有する基から選択される]
の繰り返し単位を有する少なくとも一のカチオン性ホモポリマー;
(b)少なくとも一の脂肪アルコール;
(c)少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコール;及び
(d)少なくとも一の脂肪アミド;
を含有せしめることを含み、
前記少なくとも一のカチオン性ホモポリマー、前記少なくとも一の脂肪アルコール、前記少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコール及び前記少なくとも一の脂肪アミドが、酸化組成物を物理的に安定化させるのに有効な合計量で存在している方法。
【請求項58】
前記R、R及びRのアルキル基が、直鎖状のCないしC20アルキル基、分枝状のCないしC20アルキル基及び環状のCないしC20アルキル基から選択され、該CないしC20アルキル基が置換されていてもよい、請求項57に記載の方法。
【請求項59】
前記R、R及びRのアルケニル基が、直鎖状のCないしC20アルケニル基、分枝状のCないしC20アルケニル基及び環状のCないしC20アルケニル基から選択され、さらに該CないしC20アルケニル基が置換されていてもよい、請求項57に記載の方法。
【請求項60】
、R及びRがそれぞれHである、請求項57に記載の方法。
【請求項61】
がHであり、RがHであり、RがCHである、請求項57に記載の方法。
【請求項62】
の定義において、前記少なくとも一の第4級アミノ基を有する基が、CないしC20アルキル第4級アミノ基から選択される、請求項57に記載の方法。
【請求項63】
の定義において、前記少なくとも一の第4級アミノ基を有する基が、次の式(II):
【化6】

[上式中:
− R、R及びRは同一でも異なっていてもよく、それぞれH、アルキル基及びアルケニル基から選択され;また
− Rはアルキレン基及びアルケニレン基から選択される]
の化合物から選択される、請求項57に記載の方法。
【請求項64】
前記R、R及びRのアルキル基が、直鎖状のCないしC20アルキル基、分枝状のCないしC20アルキル基及び環状のCないしC20アルキル基から選択され、ここで該CないしC20アルキル基が置換されていてもよい、請求項63に記載の方法。
【請求項65】
前記R、R及びRのアルケニル基が、直鎖状のCないしC20アルケニル鎖、分枝状のCないしC20アルケニル鎖及び環状のCないしC20アルケニル鎖から選択され、ここで該CないしC20アルケニル基が置換されていてもよい、請求項63に記載の方法。
【請求項66】
前記Rのアルキレン基が、直鎖状のCないしC20アルキレン基、分枝状のCないしC20アルキレン基及び環状のCないしC20アルキレン基から選択され、ここで該CないしC20アルキレン基が置換されていてもよい、請求項63に記載の方法。
【請求項67】
前記Rのアルケニレン基が、直鎖状のCないしC20アルケニル鎖、分枝状のCないしC20アルケニル鎖及び環状のCないしC20アルケニル鎖から選択され、ここで該CないしC20アルケニル基が置換されていてもよい、請求項63に記載の方法。
【請求項68】
前記少なくとも一の第4級アミノ基を有する基が:
(CH)-CH-;
(CH)-(CH)-;
(CH)-(CH)-;及び
(CH)-(CH)-;
から選択される、請求項63に記載の方法。
【請求項69】
がメチル基であり、Rがメチル基であり、Rが直鎖状で未置換のCないしC10アルキル基から選択されるアルキル基であり、Rが直鎖状で未置換のCないしC10アルキレン基から選択されるアルキレン基である、請求項63に記載の方法。
【請求項70】
、R及びRがそれぞれメチル基であり、RがCないしC10アルキレン基から選択されるアルキレン基である、請求項63に記載の方法。
【請求項71】
前記少なくとも一のカチオン性ホモポリマーが、ポリクオタニウム-37ホモポリマーから選択される、請求項57に記載の方法。
【請求項72】
前記少なくとも一の脂肪アルコールが少なくとも8の炭素原子を有している、請求項57に記載の方法。
【請求項73】
前記少なくとも一の脂肪アルコールが少なくとも10の炭素原子を有している、請求項72に記載の方法。
【請求項74】
前記少なくとも一の脂肪アルコールが少なくとも12の炭素原子を有している、請求項73に記載の方法。
【請求項75】
前記少なくとも一の脂肪アルコールが、C-C11アルコール類、C12-C13アルコール類、C12-C15アルコール類、C12-C16アルコール類、及びC14-C15アルコール類から選択される、請求項57に記載の方法。
【請求項76】
前記少なくとも一の脂肪アルコールが、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール、カプリルアルコール、セテアリルアルコール、セチルアルコール、ココナツアルコール、デシルアルコール、水素化獣脂アルコール、ホホバアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、パームアルコール、パーム核アルコール、ステアリルアルコール、獣脂アルコール、及びトリデシルアルコールから選択される、請求項57に記載の方法。
【請求項77】
前記少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコールが、少なくとも一のポリエチレングリコールエーテルを含む脂肪アルコールから選択される、請求項57に記載の方法。
【請求項78】
前記少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコールが少なくとも8の炭素原子を有している、請求項57に記載の方法。
【請求項79】
前記少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコールが少なくとも10の炭素原子を有している、請求項78に記載の方法。
【請求項80】
前記少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコールが少なくとも12の炭素原子を有している、請求項79に記載の方法。
【請求項81】
前記少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコールが、
R(OCHCH)OH
[上式中:
− Rは、アルキル基が置換されていてもよい、少なくとも5の炭素原子を有する直鎖状のアルキル基、少なくとも5の炭素原子を有する分枝状のアルキル基、及び少なくとも5の炭素原子を有する環状のアルキル基;及びアルケニル基が置換されていてもよい、少なくとも5の炭素原子を有する直鎖状のアルケニル基、少なくとも5の炭素原子を有する分枝状のアルケニル基、及び少なくとも5の炭素原子を有する環状のアルケニル基から選択され;また
− nは2〜100の範囲である]
のエトキシル化脂肪アルコールから選択される、請求項57に記載の方法。
【請求項82】
Rが、直鎖状のCないしC22アルキル基、分枝状のCないしC22アルキル基、及び環状のCないしC22アルキル基から選択される、請求項81に記載の方法。
【請求項83】
Rが、直鎖状のCないしC22アルケニル基、分枝状のCないしC22アルケニル基、及び環状のCないしC22アルケニル基から選択される、請求項81に記載の方法。
【請求項84】
前記少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコールが、次の式:
R(OCHCHOHCH)OH
のポリグリセリルのアルコキシエステル、及び次の式:
H(OCHCHOR'CH)OH
のポリグリセリルのアルコキシエステル、
[上式中:
− Rは、アルキル基が置換されていてもよい、少なくとも5の炭素原子を有する直鎖状のアルキル基、少なくとも5の炭素原子を有する分枝状のアルキル基、及び少なくとも5の炭素原子を有する環状のアルキル基;及びアルケニル基が置換されていてもよい、少なくとも5の炭素原子を有する直鎖状のアルケニル基、少なくとも5の炭素原子を有する分枝状のアルケニル基、及び少なくとも5の炭素原子を有する環状のアルケニル基から選択され;また
− R'は、H;アルキル基が置換されていてもよい、少なくとも5の炭素原子を有する直鎖状のアルキル基、少なくとも5の炭素原子を有する分枝状のアルキル基、及び少なくとも5の炭素原子を有する環状のアルキル基;及びアルケニル基が置換されていてもよい、少なくとも5の炭素原子を有する直鎖状のアルケニル基、少なくとも5の炭素原子を有する分枝状のアルケニル基、及び少なくとも5の炭素原子を有する環状のアルケニル基から選択され;また
− nは1〜30の範囲であり;
但し、少なくとも一のR'は、アルキル基が置換されていてもよい、少なくとも5の炭素原子を有する直鎖状のアルキル基、少なくとも5の炭素原子を有する分枝状のアルキル基、及び少なくとも5の炭素原子を有する環状のアルキル基;及びアルケニル基が置換されていてもよい、少なくとも5の炭素原子を有する直鎖状のアルケニル基、少なくとも5の炭素原子を有する分枝状のアルケニル基、及び少なくとも5の炭素原子を有する環状のアルケニル基から選択される]
から選択される、請求項57に記載の方法。
【請求項85】
Rが、直鎖状のCないしC22アルキル基、分枝状のCないしC22アルキル基、及び環状のCないしC22アルキル基から選択される、請求項84に記載の方法。
【請求項86】
Rが、直鎖状のCないしC22アルケニル基、分枝状のCないしC22アルケニル基、及び環状のCないしC22アルケニル基から選択される、請求項84に記載の方法。
【請求項87】
少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコールが、セテアレス-2、セテアレス-3、セテアレス-4、セテアレス-5、セテアレス-6、セテアレス-7、セテアレス-8、セテアレス-9、セテアレス-10、セテアレス-11、セテアレス-12、セテアレス-13、セテアレス-14、セテアレス-15、セテアレス-16、セテアレス-17、セテアレス-18、セテアレス-20、セテアレス-22、セテアレス-23、セテアレス-24、セテアレス-25、セテアレス-27、セテアレス-28、セテアレス-29、セテアレス-30、セテアレス-33、セテアレス-34、セテアレス-40、セテアレス-50、セテアレス-55、セテアレス-60、セテアレス-80、セテアレス-100、ラウレス-1、ラウレス-2、ラウレス-3、ラウレス-4、ラウレス-5、ラウレス-6、ラウレス-7、ラウレス-8、ラウレス-9、ラウレス-10、ラウレス-11、ラウレス-12、ラウレス-13、ラウレス-14、ラウレス-15、ラウレス-16、ラウレス-20、ラウレス-23、ラウレス-25、ラウレス-30、ラウレス-40、デセス-3、デセス-5、オレス-5、オレス-30、ステアレス-2、ステアレス-10、ステアレス-20、ステアレス-100、セチルステアレス-12、セテアレス-5、セテアレス-5、ポリグリセリル-4-ラウリルエーテル、ポリグリセリル-4-オレイルエーテル、ポリグリセリル-2-オレイルエーテル、ポリグリセリル-2-セチルエーテル、ポリグリセリル-6-セチルエーテル、ポリグリセリル-6-オレイルセチルエーテル、ポリグリセリル-6-オクタデシルエーテル、C-C11パレス-3、C-C11パレス-6、C11-C15パレス-3、C11-C15パレス-5、C11-C15パレス-12、C11-C15パレス-20、C12-C15パレス-9、C12-C15パレス-12、及びC22-C24パレス-33から選択される、請求項57に記載の方法。
【請求項88】
前記少なくとも一の脂肪アミドが、次の式:
【化7】

[上式中:
− Rは、アルキル基が置換されていてもよい、少なくとも4の炭素原子を有する直鎖状のアルキル基、少なくとも4の炭素原子を有する分枝状のアルキル基、及び少なくとも4の炭素原子を有する環状のアルキル基;アルケニル基が置換されていてもよい、少なくとも4の炭素原子を有する直鎖状のアルケニル基、少なくとも4の炭素原子を有する分枝状のアルケニル基、及び少なくとも4の炭素原子を有する環状のアルケニル基;及び次の式:
【化8】

(上式中:
− R12及びR13は同一でも異なっていてもよく、それぞれアルキル基が置換されていてもよい、少なくとも4の炭素原子を有する直鎖状のアルキル基、少なくとも4の炭素原子を有する分枝状のアルキル基、及び少なくとも4の炭素原子を有する環状のアルキル基;及びアルケニル基が置換されていてもよい、少なくとも4の炭素原子を有する直鎖状のアルケニル基、少なくとも4の炭素原子を有する分枝状のアルケニル基、及び少なくとも4の炭素原子を有する環状のアルケニル基から選択され;
− nは1〜10の範囲であり;
− mは1〜6の範囲である)
のアルコキシル化アルキル基から選択され;
− R10及びR11は同一でも異なっていてもよく、それぞれH;アルキル基が置換されていてもよい、直鎖状のアルキル基、分枝状のアルキル基、及び環状のアルキル基;及びアルケニル基が置換されていてもよい、直鎖状のアルケニル基、分枝状のアルケニル基、及び環状のアルケニル基から選択される]
の脂肪アミド類から選択される、請求項57に記載の方法。
【請求項89】
が、CないしC22アルキル基が置換されていてもよい、直鎖状のCないしC22アルキル基、分枝状のCないしC22アルキル基及び環状のCないしC22アルキル基;及びCないしC22アルケニル基が置換されていてもよい、直鎖状のCないしC22アルケニル基、分枝状のCないしC22アルケニル基、及び環状のCないしC22アルケニル基から選択される、請求項88に記載の方法。
【請求項90】
10及びR11がそれぞれ、CないしC22アルキル基が置換されていてもよい、直鎖状のCないしC22アルキル基、分枝状のCないしC22アルキル基及び環状のCないしC22アルキル基;及びCないしC22アルケニル基が置換されていてもよい、直鎖状のCないしC22アルケニル基、分枝状のCないしC22アルケニル基、及び環状のCないしC22アルケニル基から選択される、請求項88に記載の方法。
【請求項91】
前記R10及び前記R11の少なくとも一が、アルキル基及びアルケニル基が少なくとも一のヒドロキシル基で置換された直鎖状のCないしC22アルキル基、分枝状のCないしC22アルキル基、及び環状のCないしC22アルキル基;及び直鎖状のCないしC22アルケニル基、分枝状のCないしC22アルケニル基、及び環状のCないしC22アルケニル基から選択される、請求項88に記載の方法。
【請求項92】
前記R10及び前記R11の少なくとも一が、アルキル基が、アルキル鎖に少なくとも一のエーテル基をさらに有し、アルケニル基がアルケニル鎖に少なくとも一のエーテル基をさらに有している、直鎖状のCないしC22アルキル基、分枝状のCないしC22アルキル基、及び環状のCないしC22アルキル基;及び直鎖状のCないしC22アルケニル基、分枝状のCないしC22アルケニル基、及び環状のCないしC22アルケニル基から選択される、請求項88に記載の方法。
【請求項93】
前記少なくとも一の脂肪アミドが、ベヘンアミド、セチル-PGヒドロキシエチルデカンアミド、セチル-PGヒドロキシエチルパルミタミド、コカミド、ジブチルラウロイルグルタミド、ジステアリルフタル酸アミド、ラウラミド、ラウロイルメチルグルカミド、ミリストイル-PGヒドロキシエチルデカンアミド、オレイルパルミタミド、ステアラミド、獣脂アミド、トリデセス-2カルボキサミドモノエタノールアミン(トリデセス-2カルボキサミドMEA)、トリデセス-2カルボキサミドジエタノールアミン(トリデセス-2カルボキサミドDEA)、トリデセス-2カルボキサミドモノイソプロパノールアミン(トリデセス-2カルボキサミドMIPA)、及びポリアルコキシル化脂肪アミド類から選択される、請求項57に記載の方法。
【請求項94】
前記ポリアルコキシル化脂肪アミド類が、ポリエトキシル化脂肪アミド類及びポリグリセリル化脂肪アミド類から選択される、請求項93に記載の方法。
【請求項95】
前記少なくとも一のカチオン性ホモポリマーが、組成物の全重量に対して0.05重量%〜10重量%の範囲の量で存在している、請求項57に記載の方法。
【請求項96】
前記少なくとも一のカチオン性ホモポリマーが、組成物の全重量に対して0.1重量%〜5重量%の範囲の量で存在している、請求項95に記載の方法。
【請求項97】
前記少なくとも一のカチオン性ホモポリマーが、組成物の全重量に対して0.25重量%〜2.5重量%の範囲の量で存在している、請求項96に記載の方法。
【請求項98】
前記少なくとも一の脂肪アルコールが、組成物の全重量に対して0.05重量%〜10重量%の範囲の量で存在している、請求項57に記載の方法。
【請求項99】
前記少なくとも一の脂肪アルコールが、組成物の全重量に対して0.1重量%〜8重量%の範囲の量で存在している、請求項98に記載の方法。
【請求項100】
前記少なくとも一の脂肪アルコールが、組成物の全重量に対して0.2重量%〜4重量%の範囲の量で存在している、請求項99に記載の方法。
【請求項101】
前記少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコールが、組成物の全重量に対して0.05重量%〜10重量%の範囲の量で存在している、請求項57に記載の方法。
【請求項102】
前記少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコールが、組成物の全重量に対して0.1重量%〜5重量%の範囲の量で存在している、請求項101に記載の方法。
【請求項103】
前記少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコールが、組成物の全重量に対して0.2重量%〜2重量%の範囲の量で存在している、請求項102に記載の組成物。
【請求項104】
前記少なくとも一の脂肪アミドが、組成物の全重量に対して0.05重量%〜10重量%の範囲の量で存在している、請求項57に記載の方法。
【請求項105】
前記少なくとも一の脂肪アミドが、組成物の全重量に対して0.1重量%〜8重量%の範囲の量で存在している、請求項104に記載の方法。
【請求項106】
前記少なくとも一の脂肪アミドが、組成物の全重量に対して0.2重量%〜4重量%の範囲の量で存在している、請求項105に記載の方法。
【請求項107】
前記少なくとも一の酸化剤が、過酸化水素、臭素酸塩、過炭酸塩、過ホウ酸塩及び酵素から選択される、請求項57に記載の方法。
【請求項108】
前記少なくとも一の酸化剤が、組成物の全重量に対して0.1重量%〜20.0重量%の範囲の量で存在している、請求項57に記載の方法。
【請求項109】
前記少なくとも一の酸化剤が、組成物の全重量に対して0.5重量%〜12.0重量%の範囲の量で存在している、請求項107に記載の方法。
【請求項110】
酸化組成物を含む少なくとも一の処理用組成物をケラチン繊維に適用することを含む、ケラチン繊維の処理方法において、前記酸化組成物が:
(a)次の式(I):
【化9】

[上式中:
− R、R及びRは同一でも異なっていてもよく、それぞれH、アルキル基及びアルケニル基から選択され;また
− Rは少なくとも一の第4級アミノ基を有する基から選択される]
の繰り返し単位を有する少なくとも一のカチオン性ホモポリマー;
(b)少なくとも一の脂肪アルコール;
(c)少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコール;及び
(d)少なくとも一の脂肪アミド;
を含有している方法。
【請求項111】
少なくとも一の処理用組成物が、染色用組成物、脱色用組成物、パーマネントウエーブ施術用組成物、及びリラクシング組成物から選択される、請求項110に記載の方法。
【請求項112】
前記少なくとも一のカチオン性ホモポリマー、前記少なくとも一の脂肪アルコール、前記少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコール及び前記少なくとも一の脂肪アミドが、酸化組成物を物理的に安定化させるのに有効な合計量で存在している、請求項110に記載の方法。
【請求項113】
前記R、R及びRのアルキル基が、直鎖状のCないしC20アルキル基、分枝状のCないしC20アルキル基及び環状のCないしC20アルキル基から選択され、該CないしC20アルキル基が置換されていてもよい、請求項110に記載の方法。
【請求項114】
前記R、R及びRのアルケニル基が、直鎖状のCないしC20アルケニル基、分枝状のCないしC20アルケニル基及び環状のCないしC20アルケニル基から選択され、さらに該CないしC20アルケニル基が置換されていてもよい、請求項110に記載の方法。
【請求項115】
、R及びRがそれぞれHである、請求項110に記載の方法。
【請求項116】
がHであり、RがHであり、RがCHである、請求項110に記載の方法。
【請求項117】
の定義において、前記少なくとも一の第4級アミノ基を有する基が、CないしC20アルキル第4級アミノ基から選択される、請求項110に記載の方法。
【請求項118】
の定義において、前記少なくとも一の第4級アミノ基を有する基が、次の式(II):
【化10】

[上式中:
− R、R及びRは同一でも異なっていてもよく、それぞれH、アルキル基及びアルケニル基から選択され;また
− Rはアルキレン基及びアルケニレン基から選択される]
の化合物から選択される、請求項110に記載の方法。
【請求項119】
前記R、R及びRのアルキル基が、直鎖状のCないしC20アルキル基、分枝状のCないしC20アルキル基及び環状のCないしC20アルキル基から選択され、ここで該CないしC20アルキル基が置換されていてもよい、請求項118に記載の方法。
【請求項120】
前記R、R及びRのアルケニル基が、直鎖状のCないしC20アルケニル鎖、分枝状のCないしC20アルケニル鎖及び環状のCないしC20アルケニル鎖から選択され、ここで該CないしC20アルケニル基が置換されていてもよい、請求項119に記載の方法。
【請求項121】
前記Rのアルキレン基が、直鎖状のCないしC20アルキレン基、分枝状のCないしC20アルキレン基及び環状のCないしC20アルキレン基から選択され、ここで該CないしC20アルキレン基が置換されていてもよい、請求項119に記載の方法。
【請求項122】
前記Rのアルケニレン基が、直鎖状のCないしC20アルケニレン鎖、分枝状のCないしC20アルケニレン鎖及び環状のCないしC20アルケニレン鎖から選択され、ここで該CないしC20アルケニレン基が置換されていてもよい、請求項119に記載の方法。
【請求項123】
前記少なくとも一の第4級アミノ基を有する基が:
(CH)-CH-;
(CH)-(CH)-;
(CH)-(CH)-;及び
(CH)-(CH)-;
から選択される、請求項119に記載の方法。
【請求項124】
がメチル基であり、Rがメチル基であり、Rが直鎖状で未置換のCないしC10アルキル基から選択されるアルキル基であり、Rが直鎖状で未置換のCないしC10アルキレン基から選択されるアルキレン基である、請求項119に記載の方法。
【請求項125】
、R及びRがそれぞれメチル基であり、Rが直鎖状のCないしC10アルキレン基、分枝状のCないしC10アルキレン基、及び環状のCないしC10アルキレン基から選択されるアルキレン基である、請求項119に記載の方法。
【請求項126】
前記少なくとも一のカチオン性ホモポリマーが、ポリクオタニウム-37ホモポリマーから選択される、請求項110に記載の方法。
【請求項127】
前記少なくとも一の脂肪アルコールが少なくとも8の炭素原子を有している、請求項110に記載の方法。
【請求項128】
前記少なくとも一の脂肪アルコールが少なくとも10の炭素原子を有している、請求項127に記載の方法。
【請求項129】
前記少なくとも一の脂肪アルコールが少なくとも12の炭素原子を有している、請求項128に記載の組成物。
【請求項130】
前記少なくとも一の脂肪アルコールが、C-C11アルコール類、C12-C13アルコール類、C12-C15アルコール類、C12-C16アルコール類、及びC14-C15アルコール類から選択される、請求項110に記載の方法。
【請求項131】
前記少なくとも一の脂肪アルコールが、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール、カプリルアルコール、セテアリルアルコール、セチルアルコール、ココナツアルコール、デシルアルコール、水素化獣脂アルコール、ホホバアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、パームアルコール、パーム核アルコール、ステアリルアルコール、獣脂アルコール、及びトリデシルアルコールから選択される、請求項110に記載の方法。
【請求項132】
前記少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコールが、少なくとも一のポリエチレングリコールエーテルを含む脂肪アルコールから選択される、請求項110に記載の方法。
【請求項133】
前記少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコールが少なくとも8の炭素原子を有している、請求項110に記載の方法。
【請求項134】
前記少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコールが少なくとも10の炭素原子を有している、請求項133に記載の方法。
【請求項135】
前記少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコールが少なくとも12の炭素原子を有している、請求項134に記載の方法。
【請求項136】
前記少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコールが、
R(OCHCH)OH
[上式中:
− Rは、アルキル基が置換されていてもよい、少なくとも5の炭素原子を有する直鎖状のアルキル基、少なくとも5の炭素原子を有する分枝状のアルキル基、及び少なくとも5の炭素原子を有する環状のアルキル基;及びアルケニル基が置換されていてもよい、少なくとも5の炭素原子を有する直鎖状のアルケニル基、少なくとも5の炭素原子を有する分枝状のアルケニル基、及び少なくとも5の炭素原子を有する環状のアルケニル基から選択され;また
− nは2〜100の範囲である]
のエトキシル化脂肪アルコールから選択される、請求項110に記載の方法。
【請求項137】
Rが、直鎖状のCないしC22アルキル基、分枝状のCないしC22アルキル基、及び環状のCないしC22アルキル基から選択される、請求項136に記載の方法。
【請求項138】
Rが、直鎖状のCないしC22アルケニル基、分枝状のCないしC22アルケニル基、及び環状のCないしC22アルケニル基から選択される、請求項136に記載の方法。
【請求項139】
前記少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコールが、次の式:
R(OCHCHOHCH)OH
のポリグリセリルのアルコキシエステル、及び次の式:
H(OCHCHOR'CH)OH
のポリグリセリルのアルコキシエステル、
[上式中:
− Rは、アルキル基が置換されていてもよい、少なくとも5の炭素原子を有する直鎖状のアルキル基、少なくとも5の炭素原子を有する分枝状のアルキル基、及び少なくとも5の炭素原子を有する環状のアルキル基;及びアルケニル基が置換されていてもよい、少なくとも5の炭素原子を有する直鎖状のアルケニル基、少なくとも5の炭素原子を有する分枝状のアルケニル基、及び少なくとも5の炭素原子を有する環状のアルケニル基から選択され;また
− R'は、H;アルキル基が置換されていてもよい、少なくとも5の炭素原子を有する直鎖状のアルキル基、少なくとも5の炭素原子を有する分枝状のアルキル基、及び少なくとも5の炭素原子を有する環状のアルキル基;及びアルケニル基が置換されていてもよい、少なくとも5の炭素原子を有する直鎖状のアルケニル基、少なくとも5の炭素原子を有する分枝状のアルケニル基、及び少なくとも5の炭素原子を有する環状のアルケニル基から選択され;また
− nは1〜30の範囲であり;
但し、少なくとも一のR'は、アルキル基が置換されていてもよい、少なくとも5の炭素原子を有する直鎖状のアルキル基、少なくとも5の炭素原子を有する分枝状のアルキル基、及び少なくとも5の炭素原子を有する環状のアルキル基;及びアルケニル基が置換されていてもよい、少なくとも5の炭素原子を有する直鎖状のアルケニル基、少なくとも5の炭素原子を有する分枝状のアルケニル基、及び少なくとも5の炭素原子を有する環状のアルケニル基から選択される]
から選択される、請求項110に記載の方法。
【請求項140】
Rが、直鎖状のCないしC22アルキル基、分枝状のCないしC22アルキル基、及び環状のCないしC22アルキル基から選択される、請求項139に記載の方法。
【請求項141】
Rが、直鎖状のCないしC22アルケニル基、分枝状のCないしC22アルケニル基、及び環状のCないしC22アルケニル基から選択される、請求項139に記載の方法。
【請求項142】
少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコールが、セテアレス-2、セテアレス-3、セテアレス-4、セテアレス-5、セテアレス-6、セテアレス-7、セテアレス-8、セテアレス-9、セテアレス-10、セテアレス-11、セテアレス-12、セテアレス-13、セテアレス-14、セテアレス-15、セテアレス-16、セテアレス-17、セテアレス-18、セテアレス-20、セテアレス-22、セテアレス-23、セテアレス-24、セテアレス-25、セテアレス-27、セテアレス-28、セテアレス-29、セテアレス-30、セテアレス-33、セテアレス-34、セテアレス-40、セテアレス-50、セテアレス-55、セテアレス-60、セテアレス-80、セテアレス-100、ラウレス-1、ラウレス-2、ラウレス-3、ラウレス-4、ラウレス-5、ラウレス-6、ラウレス-7、ラウレス-8、ラウレス-9、ラウレス-10、ラウレス-11、ラウレス-12、ラウレス-13、ラウレス-14、ラウレス-15、ラウレス-16、ラウレス-20、ラウレス-23、ラウレス-25、ラウレス-30、ラウレス-40、デセス-3、デセス-5、オレス-5、オレス-30、ステアレス-2、ステアレス-10、ステアレス-20、ステアレス-100、セチルステアレス-12、セテアレス-5、セテアレス-5、ポリグリセリル-4-ラウリルエーテル、ポリグリセリル-4-オレイルエーテル、ポリグリセリル-2-オレイルエーテル、ポリグリセリル-2-セチルエーテル、ポリグリセリル-6-セチルエーテル、ポリグリセリル-6-オレイルセチルエーテル、ポリグリセリル-6-オクタデシルエーテル、C-C11パレス-3、C-C11パレス-6、C11-C15パレス-3、C11-C15パレス-5、C11-C15パレス-12、C11-C15パレス-20、C12-C15パレス-9、C12-C15パレス-12、及びC22-C24パレス-33から選択される、請求項110に記載の方法。
【請求項143】
前記少なくとも一の脂肪アミドが、次の式:
【化11】

[上式中:
− Rは、アルキル基が置換されていてもよい、少なくとも4の炭素原子を有する直鎖状のアルキル基、少なくとも4の炭素原子を有する分枝状のアルキル基、及び少なくとも4の炭素原子を有する環状のアルキル基;アルケニル基が置換されていてもよい、少なくとも4の炭素原子を有する直鎖状のアルケニル基、少なくとも4の炭素原子を有する分枝状のアルケニル基、及び少なくとも4の炭素原子を有する環状のアルケニル基;及び次の式:
【化12】

(上式中:
− R12及びR13は同一でも異なっていてもよく、それぞれアルキル基が置換されていてもよい、少なくとも4の炭素原子を有する直鎖状のアルキル基、少なくとも4の炭素原子を有する分枝状のアルキル基、及び少なくとも4の炭素原子を有する環状のアルキル基;及びアルケニル基が置換されていてもよい、少なくとも4の炭素原子を有する直鎖状のアルケニル基、少なくとも4の炭素原子を有する分枝状のアルケニル基、及び少なくとも4の炭素原子を有する環状のアルケニル基から選択され;
− nは1〜10の範囲であり;
− mは1〜6の範囲である)
のアルコキシル化アルキル基から選択され;
− R10及びR11は同一でも異なっていてもよく、それぞれH;アルキル基が置換されていてもよい、直鎖状のアルキル基、分枝状のアルキル基、及び環状のアルキル基;及びアルケニル基が置換されていてもよい、直鎖状のアルケニル基、分枝状のアルケニル基、及び環状のアルケニル基から選択される]
の脂肪アミド類から選択される、請求項110に記載の方法。
【請求項144】
が、CないしC22アルキル基が置換されていてもよい、直鎖状のCないしC22アルキル基、分枝状のCないしC22アルキル基及び環状のCないしC22アルキル基;及びCないしC22アルキル基が置換されていてもよい、直鎖状のCないしC22アルキル基、分枝状のCないしC22アルキル基、及び環状のCないしC22アルケニル基から選択される、請求項143に記載の方法。
【請求項145】
10及びR11がそれぞれ、CないしC22アルキル基が置換されていてもよい、直鎖状のCないしC22アルキル基、分枝状のCないしC22アルキル基及び環状のCないしC22アルキル基;及びCないしC22アルケニル基が置換されていてもよい、直鎖状のCないしC22アルケニル基、分枝状のCないしC22アルケニル基、及び環状のCないしC22アルケニル基から選択される、請求項143に記載の方法。
【請求項146】
前記R10及び前記R11の少なくとも一が、アルキル基及びアルケニル基が少なくとも一のヒドロキシル基で置換された直鎖状のCないしC22アルキル基、分枝状のCないしC22アルキル基、及び環状のCないしC22アルキル基;及び直鎖状のCないしC22アルケニル基、分枝状のCないしC22アルケニル基、及び環状のCないしC22アルケニル基から選択される、請求項143に記載の方法。
【請求項147】
前記R10及び前記R11の少なくとも一が、アルキル基が、アルキル鎖に少なくとも一のエーテル基をさらに有し、アルケニル基がアルケニル鎖に少なくとも一のエーテル基をさらに有している、直鎖状のCないしC22アルキル基、分枝状のCないしC22アルキル基、及び環状のCないしC22アルキル基;及び直鎖状のCないしC22アルケニル基、分枝状のCないしC22アルケニル基、及び環状のCないしC22アルケニル基から選択される、請求項143に記載の方法。
【請求項148】
前記少なくとも一の脂肪アミドが、ベヘンアミド、セチル-PGヒドロキシエチルデカンアミド、セチル-PGヒドロキシエチルパルミタミド、コカミド、ジブチルラウロイルグルタミド、ジステアリルフタル酸アミド、ラウラミド、ラウロイルメチルグルカミド、ミリストイル-PGヒドロキシエチルデカンアミド、オレイルパルミタミド、ステアラミド、獣脂アミド、トリデセス-2カルボキサミドモノエタノールアミン(トリデセス-2カルボキサミドMEA)、トリデセス-2カルボキサミドジエタノールアミン(トリデセス-2カルボキサミドDEA)、トリデセス-2カルボキサミドモノイソプロパノールアミン(トリデセス-2カルボキサミドMIPA)、及びポリアルコキシル化脂肪アミド類から選択される、請求項110に記載の方法。
【請求項149】
前記ポリアルコキシル化脂肪アミド類が、ポリエトキシル化脂肪アミド類及びポリグリセリル化脂肪アミド類から選択される、請求項148に記載の方法。
【請求項150】
前記少なくとも一のカチオン性ホモポリマーが、組成物の全重量に対して0.05重量%〜10重量%の範囲の量で存在している、請求項110に記載の方法。
【請求項151】
前記少なくとも一のカチオン性ホモポリマーが、組成物の全重量に対して0.1重量%〜5重量%の範囲の量で存在している、請求項150に記載の方法。
【請求項152】
前記少なくとも一のカチオン性ホモポリマーが、組成物の全重量に対して0.25重量%〜2.5重量%の範囲の量で存在している、請求項151に記載の方法。
【請求項153】
前記少なくとも一の脂肪アルコールが、組成物の全重量に対して0.05重量%〜10重量%の範囲の量で存在している、請求項110に記載の方法。
【請求項154】
前記少なくとも一の脂肪アルコールが、組成物の全重量に対して0.1重量%〜8重量%の範囲の量で存在している、請求項153に記載の方法。
【請求項155】
前記少なくとも一の脂肪アルコールが、組成物の全重量に対して0.2重量%〜4重量%の範囲の量で存在している、請求項154に記載の方法。
【請求項156】
前記少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコールが、組成物の全重量に対して0.05重量%〜10重量%の範囲の量で存在している、請求項110に記載の方法。
【請求項157】
前記少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコールが、組成物の全重量に対して0.1重量%〜5重量%の範囲の量で存在している、請求項156に記載の方法。
【請求項158】
前記少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコールが、組成物の全重量に対して0.2重量%〜2重量%の範囲の量で存在している、請求項157に記載の方法。
【請求項159】
前記少なくとも一の脂肪アミドが、組成物の全重量に対して0.05重量%〜10重量%の範囲の量で存在している、請求項110に記載の方法。
【請求項160】
前記少なくとも一の脂肪アミドが、組成物の全重量に対して0.1重量%〜8重量%の範囲の量で存在している、請求項159に記載の方法。
【請求項161】
前記少なくとも一の脂肪アミドが、組成物の全重量に対して0.2重量%〜4重量%の範囲の量で存在している、請求項160に記載の方法。
【請求項162】
前記少なくとも一の酸化剤が、過酸化水素、臭素酸塩、過炭酸塩、過ホウ酸塩及び酵素から選択される、請求項110に記載の方法。
【請求項163】
前記少なくとも一の酸化剤が、組成物の全重量に対して0.1重量%〜20.0重量%の範囲の量で存在している、請求項110に記載の方法。
【請求項164】
前記少なくとも一の酸化剤が、組成物の全重量に対して0.5重量%〜12.0重量%の範囲の量で存在している、請求項163に記載の方法。
【請求項165】
前記ケラチン繊維が毛髪、睫毛及び眉毛から選択される、請求項110に記載の方法。
【請求項166】
ケラチン繊維の処理のための多区画キットにおいて、該キットが少なくとも二の分離した区画を具備し、
第1の区画が酸化組成物を収容し、該酸化組成物が:
(a)次の式(I):
【化13】

[上式中:
− R、R及びRは同一でも異なっていてもよく、それぞれH、アルキル基及びアルケニル基から選択され;また
− Rは少なくとも一の第4級アミノ基を有する基から選択される]
の繰り返し単位を有する少なくとも一のカチオン性ホモポリマー;
(b)少なくとも一の脂肪アルコール;
(c)少なくとも一のアルコキシル化脂肪アルコール;及び
(d)少なくとも一の脂肪アミド;
を含有しており、
第2の区画が該ケラチン繊維を処理するための組成物を収容しているキット。
【請求項167】
前記ケラチン繊維を処理するための組成物が、染色用組成物、脱色用組成物、パーマネントウエーブ施術用組成物、及びリラクシング組成物から選択される、請求項166に記載の多区画キット。
【請求項168】
前記ケラチン繊維が毛髪、睫毛及び眉毛から選択される、請求項166に記載の多区画キット。

【公開番号】特開2008−231108(P2008−231108A)
【公開日】平成20年10月2日(2008.10.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−95738(P2008−95738)
【出願日】平成20年4月2日(2008.4.2)
【分割の表示】特願2003−504940(P2003−504940)の分割
【原出願日】平成14年6月18日(2002.6.18)
【出願人】(391023932)ロレアル (950)
【Fターム(参考)】