説明

カメラ

【課題】複数の電源情報をまとめて知らせるカメラを提供すること。
【解決手段】カメラは、該カメラへ電力を供給する複数の電源についての情報をそれぞれ取得する情報取得手段と、複数の電源のうち1つの電源から供給される電力を用いて達成し得る連続撮影時のコマ速度を、取得された情報に基づいて電源ごとに演算する演算手段と、演算手段による演算結果を電源ごとにならべて表示する表示手段とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カメラに関する。
【背景技術】
【0002】
リチウム電池とアルカリ電池等の異種電池が使用可能なカメラで、該カメラに装填されている電池種を判定し、電池残量を判定する際の電圧レベルを上記判定した電池種に応じて変更制御する技術が知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−46837号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来技術では、複数の電池を使用可能であっても、電池交換しなければ電池情報がわからなかった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明によるカメラは、該カメラへ電力を供給する複数の電源についての情報をそれぞれ取得する情報取得手段と、複数の電源のうち1つの電源から供給される電力を用いて達成し得る連続撮影時のコマ速度を、取得された情報に基づいて電源ごとに演算する演算手段と、演算手段による演算結果を電源ごとに並べて表示する表示手段とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によるカメラでは、複数の電源情報をまとめて知らせることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の一実施の形態による電子カメラの構成を説明するブロック図である。
【図2】電池パックが装着された状態の電子カメラを例示する図である。
【図3】カメラコントローラが行うコマ速推定処理の流れを説明するフローチャートである。
【図4】画像表示LCDの表示画面を例示する図である。
【図5】画像表示LCDの表示画面を例示する図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。図1は、本発明の一実施の形態による電子カメラ10の構成を説明するブロック図である。図1において、カメラコントローラ26は、マイクロコンピュータなどによって構成される。カメラコントローラ26は、後述する各ブロックから出力される信号を入力して所定の演算を行い、演算結果に基づいて制御信号を各ブロックへ出力する。コントローラ20は、カメラコントローラ26からの指令に基づいて撮像系の各ブロックに対する制御信号を出力する。
【0009】
撮像素子14は、たとえばCCDイメージセンサなどによって構成される。撮像素子14は、撮影レンズ11、絞り12およびシャッタ13を通過した被写体光による像を撮像し、撮像信号をCDS・A/D変換回路15へ出力する。
【0010】
CDS・A/D変換回路15は、相関二重サンプリング(CDS)によって撮像信号のノイズを除去し、アナログ撮像信号をディジタル信号に変換する。撮像素子14とCDS・A/D変換回路15は、それぞれタイミングジェネレータ19から出力される駆動信号によって所定の動作タイミングで駆動される。タイミングジェネレータ19は、コントローラ20からの指令によって駆動信号の出力開始および出力停止を行う。
【0011】
画像処理部16は、コントローラ20からの指令により、ディジタル変換後の信号に所定の画像処理を行う。画像処理は、ホワイトバランス(WB)調整処理、画像データを所定の形式(たとえば、JPEG)で圧縮する圧縮処理、圧縮処理後のデータを伸長する伸長処理を含む。表示制御回路17は、画像データによる再生画像を画像表示LCD18に表示させるために必要な処理を行う。画像表示LCD18は、表示制御回路17から出力される表示制御信号に基づいて再生画像や操作メニュー、メッセージ、後述する電源の情報などを表示する。
【0012】
バッファメモリ21は、画像処理部16によって信号処理された画像データを逐次入力し、当該データを一時的に格納する。記録メディア30は、着脱可能なフラッシュメモリなどによって構成され、バッファメモリ21に一時格納されている画像データを記録する。
【0013】
操作入力部材27は、不図示のレリーズボタンなどの各種操作部材によって構成され、操作に応じた操作信号をカメラコントローラ26へ出力する。表示出力部28は、カメラコントローラ26からの指令により、シャッタ速度や絞り値、露出情報など表示する。
【0014】
モータドライバ22は、カメラコントローラ26からの指令によってAFモータ23を駆動制御する。AFモータ23は、撮影レンズ11を構成するフォーカスレンズ(不図示)を光軸方向に進退駆動する。絞り制御アクチュエータ24は、カメラコントローラ26からの指令により、所定の絞り値が得られるように絞り12を駆動する。シャッタ制御マグネット25は、カメラコントローラ26からの指令により、シャッタ13の不図示の先幕および後幕の保持および解除をそれぞれ制御する。
【0015】
DC/DCコンバータ29は、後述する電池パック401(402)および外部電源501から供給される電圧をカメラ10内の各ブロックで必要な電圧に変換する。
【0016】
電池パック401は、電子カメラ10の筐体内の電池室(不図示)に装填される。電池パック401は、その内部に充電可能な二次電池セル44、電池コントローラ41、メモリ42、容量演算素子43、抵抗器45A、45B、温度検出素子46、およびスイッチ47を含む。スイッチ47は電池コントローラ41によって通常オフに制御される。電池パック401が電子カメラ10に装填されると、二次電池セル44による電圧がカメラ10のダイオード(不図示)を介してDC/DCコンバータ29に印加される。
【0017】
この状態で電子カメラ10のメインスイッチがオンされると、電池コントローラ41がカメラコントローラ26との間で通信を行うように構成されている。カメラコントローラ26が電池コントローラ41へ電池情報を要求する信号を送信すると、電池コントローラ41はカメラコントローラ26へ電池情報を送信する。電池情報は、二次電池セル44の残容量を示す情報と、二次電池セル44の内部抵抗値を示す情報とを含み、メモリ42に記憶されている。
【0018】
容量演算素子43は、スイッチ47がオフ時に抵抗器45Aの両端に発生する電圧値を検出し、検出電圧を抵抗器45Aの抵抗値で除算することによって二次電池セル44に流れる電流(この場合は放電電流)を得る。容量演算素子43は、電流値を時間積分することによって二次電池セル44の使用済み容量(消費量情報)を算出し、算出結果を電池コントローラ41へ送信する。使用容量の単位は、たとえば、mAHである。電池コントローラ41は、あらかじめメモリ42に記憶されている二次電池セル44の総容量から使用済み容量を減算することにより、残容量を算出する(残容量=総容量−使用済み容量)。残容量の情報はメモリ42に記憶され、新たな残容量が算出される所定間隔ごとに更新される。
【0019】
二次電池セル44の総容量は、二次電池セル44の充電時にメモリ42に記憶される。電池パック401は、不図示のチャージャーに装着されて充電される。容量演算素子43は、スイッチ47がオフ時に抵抗器45Aの両端に発生する電圧値を検出し、検出電圧を抵抗器45Aの抵抗値で除算することによって二次電池セル44に流れる電流(この場合は充電電流)を得る。容量演算素子43は、電流値を時間積分することによって二次電池セル44の充電容量を算出し、算出結果を電池コントローラ41へ送信する。充電容量の単位は、上述したmAHである。電池コントローラ41は、充電終了時の充電容量をメモリ42に記憶し、この値を二次電池セル44の総容量とする(総容量=充電前の残容量+充電容量)。
【0020】
電池コントローラ41は、二次電池セル44の内部抵抗値を測定するように構成されている。電池コントローラ41がスイッチ47をオンさせると、抵抗器45Aおよび抵抗器45Bが並列接続される。電池コントローラ41は、スイッチ47をオンさせている場合の二次電池セル44の端子電圧および二次電池セル44に流れる電流と、スイッチ47をオフさせている場合の二次電池セル44の端子電圧および二次電池セル44に流れる電流とを測ることにより、二次電池セル44の内部抵抗値を求める。内部抵抗値の情報はメモリ42に記憶される。
【0021】
温度検出素子46は、二次電池セル44の温度の温度を検出し、検出信号を電池コントローラ41へ送出する。一般に、電池は低温時に放電能力が低下することが知られている。すなわち、常温時の総容量に比べて低温時の総容量が少なくなる。そこで、電池コントローラ41は、温度検出素子46からの検出信号を用いて総容量を補正するように構成される。
【0022】
電池パック402は、電子カメラ10の筐体外部に着脱可能に構成される。電池パック402は、その内部に上述した電池パック401の場合と同様の構成を有する。ただし、二次電池セルの総容量が電池パック401に収容されている二次電池セル44の総容量より大きい。
【0023】
本実施形態の電子カメラ10は、電池パック401および402の同時装着(装填)が可能に構成されている。図2は、電池パック402が装着された状態の電子カメラ10を例示する図である。両電池パック401および402が装着(装填)された場合のカメラコントローラ26は、複数の電池パックのうち先に使用する電池パックを選択することが可能である。カメラコントローラ26は、たとえば、メニュー処理を行うためのメニュー操作画面を画像表示LCD18に表示させ、該操作画面内のメニュー項目の中から操作入力部材27からの操作信号で指定された電池パックを優先して使用するように、DC/DCコンバータ29を切り替え制御する。
【0024】
外部電源501は、たとえばAC/DCコンバータによって構成される。商用電源を直流電源に変換した外部電源501からの直流電圧が電子カメラ10へ供給された場合は、電池パック401および402よりも外部電源501からの供給電圧を優先使用するようにDC/DCコンバータ29が構成されている。DC/DCコンバータ29は、外部電源501から電源供給されていることを示す信号をカメラコントローラ26へ送る。
【0025】
カメラコントローラ26は、「電池チェック」機能がオン操作された場合に、電子カメラ10に装着(装填)されている電池パック401(402)の残容量情報を画像表示LCD18に表示させるとともに、該残容量および二次電池セル44の内部抵抗値に基づいて連写撮影時に発揮し得るコマ速度を推定し、推定コマ速度を表示する。
【0026】
図3は、カメラコントローラ26で行われるコマ速推定処理の流れを説明するフローチャートである。カメラコントローラ26は、メニュー処理を行うためのメニュー操作画面を画像表示LCD18に表示させ、該操作画面内のメニュー項目の中から「電池チェック」項目を指定する操作信号が操作入力部材27から入力された場合に、図3による処理を起動する。
【0027】
図3のステップS11において、カメラコントローラ26は電池コントローラ41と通信を行い、電池パック401の電池情報(本例では残容量情報および内部抵抗値情報)を取得してステップS12へ進む。なお、電池パック401に加えて電池パック402が装着されている場合は、電池パック402からも電池情報を取得する。
【0028】
ステップS12において、カメラコントローラ26は、取得した電池パック401(402)の残容量および二次電池セル44の内部抵抗値に基づいて、電池パック401(402)を用いて達成し得る最高コマ速度を求め、ステップS13へ進む。残容量、内部抵抗値と最高コマ速度との関係は、電池パック401および402のそれぞれについて、あらかじめ実測されたデータに基づいて生成された情報がテーブルデータとしてカメラコントローラ26内のROM領域(不図示)に記憶されている。また、上記残容量、上記内部抵抗値と後述する録画時間との関係も、上記ROM領域に記憶されている。
【0029】
本ステップで求める最高コマ速度は、電子カメラ10に設定されている設定コマ速度を上限として、実際に電子カメラ10が達成し得ると見込まれるコマ速度である。一般に、コマ速度は電池パック401(402)の残容量が少なくなるほど低下し、また、二次電池セル44の内部抵抗値が大きくなるほど低下する。カメラコントローラ26は、残容量および内部抵抗値を引数として対応する電池パック401(402)についてのテーブルデータを読み出し、読み出した値を推定コマ速度として取り扱う。
【0030】
ステップS13において、カメラコントローラ26は表示制御回路17へ指令を送り、電池パック401(402)の残容量を示す情報および、各電池パック401(402)について推定したコマ速度を示す表示をさせて図3による処理を終了する。図4は、画像表示LCD18の表示画面を例示する図である。
【0031】
図4において「CAMERA」は、電子カメラ10の筐体内の電池室(不図示)に装填されている電池パック401についての表示であることを示す。また、「B.P.」は、電池パック402についての表示であることを示す。残容量を示す電池マークは、たとえば、塗りつぶし領域が広いほど残容量が多く、塗りつぶし領域が狭くなるほど残容量が少ないことを表す。「スピード:○コマ/秒」は、対応する電池パック401(402)を使用した場合に見込まれるコマ速度表示の例である。一般に、残容量が少ないほどコマ速度が低下する。
【0032】
また、「動画時間:60分」は、対応する電池パック401(402)を使用して動画記録する場合に見込まれる録画時間表示の例である。動画記録は、撮像素子14から画像信号を所定時間間隔(たとえば、30フレーム/毎秒)で読み出すように構成し、読み出した画像信号を動画像として記録メディア30に記録することをいう。
【0033】
以上説明した実施形態によれば、以下の作用効果が得られる。
(1)電子カメラ10は、カメラコントローラ26によって該カメラへ電力を供給する複数の電池パック401、402、外部電源501についての情報をそれぞれ取得し、電池パック401、402、外部電源501のうち1つの電源から供給される電力を用いて達成し得る連続撮影時のコマ速度を、取得した情報に基づいて電源ごとに演算し、画像表示LCD18に演算結果を電源ごとにならべて表示させるようにした。これにより、複数の電源情報をまとめて知らせることができる。
【0034】
(2)カメラコントローラ26は、電池パック401、402、外部電源501のうち電池を含む電池パック401の残容量を示す情報を取得するので、電池パック401の残容量に基づいた演算を行うことができる。これにより、コマ速度が電池パック401の残容量によって変化する場合にも適切な演算をすることができる。
【0035】
(3)カメラコントローラ26は、電池パック401、402、外部電源501のうち電池を含む電池パック402の残容量を示す情報を取得するので、電池パック402の残容量に基づいた演算ができる。これにより、コマ速度が電池パック402の残容量によって変化する場合にも適切な演算をすることができる。
【0036】
(4)カメラコントローラ26は、電池パック401、402、外部電源501のうち電池を含まない外部電源501から電力供給を受けていることを示す情報を取得するので、電池パックを用いない場合にも適切な演算をすることができる。
【0037】
(5)画像表示LCD18に電池パック401の残容量を示す情報および対応するコマ速度と、電池パック402の残容量を示す情報および対応するコマ速度とを、それぞれ表示するので、複数の電池パック401、402の残容量、コマ速度をまとめて知らせることができる。
【0038】
(6)画像表示LCD18に電池パック401の残容量を示す情報および対応するコマ速度と、電池パック402の残容量を示す情報および対応するコマ速度と、外部電源501に対応するコマ速度とを、それぞれ表示するので、複数の電池パック401、402の残容量、コマ速度、および外部電源501の場合のコマ速度をまとめて知らせることができる。
【0039】
(変形例1)
電池パック401、402の代わりに、その内部にアルカリ乾電池が装填された電池パックを電子カメラ10へ装着(装填)可能に構成してもよい。この場合のカメラコントローラ26は、アルカリ乾電池の電池電圧に応じて残容量を示す電池マークのみを画像表示LCD18に表示させ、コマ速度表示および録画時間の表示は省略する。
【0040】
(変形例2)
上述したように、外部電源501からの直流電圧が電子カメラ10へ供給された場合は、電子カメラ10は、電池パック401および402に優先して外部電源501からの電力を使用する。この場合のカメラコントローラ26は、残容量を示す電池マークに代えて外部電源501を示すマークを画像表示LCD18に表示させるとともに、外部電源501を用いた場合のコマ速度表示および録画時間の表示を行う。外部電源501を用いる場合のコマ速度は、あらかじめカメラコントローラ26内のROM領域に記憶されている。なお、外部電源501から電力供給される場合は、電池容量に起因する録画時間の制限がないので、便宜上∞表示にする。
【0041】
図5は、画像表示LCD18の表示画面を例示する図である。図5において「AC.adp」は、外部電源501についての表示であることを示す。外部電源501からの電力を使用している場合のカメラコントローラ26は、電池パック401(402)の残容量を示す情報および、各電池パック401(402)についてのコマ速度、録画時間を示す表示を中間階調表示に切り替えることにより、外部電源501についての表示に比べて目立たなくする。これにより、どの電源(外部電源、電池パック)から電子カメラ10へ電力が供給されているかをわかりやすく示すことができる。なお、図5に例示したように、電力供給中の外部電源501を電池パック401(402)より上に表示することで、さらにわかりやすい表示にすることができる。
【0042】
(変形例3)
複数の電池パック401および402について表示する情報についても、電力供給を受けていない方の電池パックについての情報を目立たなくさせてもよい。電池パック401および402の双方が装着(装填)された状態であって、外部電源501から電力供給を受けていない場合には、使用していない方の電池パック401(または402)についての残容量、コマ速度、録画時間を示す表示をグレーなどの中間階調表示に切り替えることにより、使用している方の電池パック402(または401)についての表示に比べて目立たなくする。この場合のカメラコントローラ26は、上述したメニュー操作画面のメニュー項目の中で指定されていない方の電池パックについての表示を、中間階調に切り替え制御する。これにより、どの電池パックから電子カメラ10へ電力が供給されているかをわかりやすく示すことができる。なお、変形例2と同様に、電力供給中の電池パック401を電池パック402より上に表示すれば、さらにわかりやすい表示にすることができる。
【0043】
(変形例4)
中間階調に切り替えて表示を目立たせなくする代わりに、表示色を変えることによって目立つ/目立たないを切り替えてもよい。たとえば、赤色表示は黒色表示より目立つ。
【0044】
(変形例5)
以上の説明では、電子カメラ10の背面にある画像表示LCD18に電池の残容量情報およびコマ速度、録画時間情報を表示するようにしたが、他の表示出力部28(たとえば、電子カメラ10の筐体上部に配設される)に表示させるように構成してもよい。
【0045】
(変形例6)
電池パック401(402)の残容量を電池マークの塗りつぶし領域の大小によってグラフ状に表す例を説明した。上記グラフ状の表示に代えて、あるいはグラフ状の表示に加えて、たとえば△%のように数値表示をさせてもよい。
【0046】
(変形例7)
電池パック401(402)の残容量が約100%(90%以上)の場合は、残容量表示を省略してコマ速度および録画時間情報を表示させてもよい。十分な残容量が確保されている場合は、残容量を報知する必要性が乏しいからである。
【0047】
(変形例8)
電池パック401(402)の残容量が所定値以下(たとえば10%以下)の場合は、残容量表示の代わりに交換を促す表示をさせてもよい。使用していない電池パックであっても、交換の必要性を報知することができる。
【0048】
以上の説明はあくまで一例であり、上記の実施形態の構成に何ら限定されるものではない。
【符号の説明】
【0049】
10…電子カメラ
18…画像表示LCD
26…カメラコントローラ
27…操作入力部材
28…表示出力部
41…電池コントローラ
44…二次電池セル
45A、45B…抵抗器
47…スイッチ
401,402…電池パック
501…外部電源

【特許請求の範囲】
【請求項1】
カメラへ電力を供給する複数の電源についての情報をそれぞれ取得する情報取得手段と、
前記複数の電源のうち1つの電源から供給される電力を用いて達成し得る連続撮影時のコマ速度を、前記取得された情報に基づいて前記電源ごとに演算する演算手段と、
前記演算手段による演算結果を前記電源ごとにならべて表示する表示手段とを備えることを特徴とするカメラ。
【請求項2】
請求項1に記載のカメラにおいて、
前記情報取得手段は、前記複数の電源のうち電池を含む第1電源の残容量を示す情報を取得することを特徴とするカメラ。
【請求項3】
請求項2に記載のカメラにおいて、
前記情報取得手段はさらに、前記第1電源と異なる電源であって電池を含む第2電源の残容量を示す情報を取得することを特徴とするカメラ。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか一項に記載のカメラにおいて、
前記情報取得手段はさらに、前記複数の電源のうち電池を含まない第3電源から電力供給を受けていることを示す情報を取得することを特徴とするカメラ。
【請求項5】
請求項3に記載のカメラにおいて、
前記表示手段は、前記第1電源の前記残容量を示す情報および対応する前記コマ速度と、前記第2電源の前記残容量を示す情報および対応する前記コマ速度とを、それぞれ表示することを特徴とするカメラ。
【請求項6】
請求項4に記載のカメラにおいて、
前記表示手段は、前記第1電源の前記残容量を示す情報および対応する前記コマ速度と、前記第2電源の前記残容量を示す情報および対応する前記コマ速度と、前記第3電源に対応する前記コマ速度とを、それぞれ表示することを特徴とするカメラ。
【請求項7】
請求項5または6に記載のカメラにおいて、
前記表示手段は、カメラへ電力供給中の電源についての表示態様を該カメラは電力非供給中の電源についての表示態様と異ならせることを特徴とするカメラ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−199682(P2010−199682A)
【公開日】平成22年9月9日(2010.9.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−39079(P2009−39079)
【出願日】平成21年2月23日(2009.2.23)
【出願人】(000004112)株式会社ニコン (12,601)
【Fターム(参考)】