説明

ガスタービンエンジン組立体

【課題】ガスタービンエンジン組立体及びそれを組立てる方法を提供する。
【解決手段】本タービンエンジン組立体(10)は、高圧圧縮機(14)、燃焼器(16)及び高圧タービン(18)を備えたコアガスタービンエンジン(13)を含む。低圧タービン(20)は、コアガスタービンエンジンに結合される。本タービンエンジン組立体はまた、ブースタ圧縮機(22)を含む。ギヤボックス(100)は、低圧タービンとブースタ圧縮機との間に結合されて該ブースタ圧縮機が該低圧タービンによって駆動されるようする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、総括的にはガスタービンエンジンに関し、より具体的には、ガスタービンエンジン組立体及びそれを組立てる方法に関する。
【背景技術】
【0002】
少なくとも幾つかの公知のガスタービンエンジンは、ファン組立体、コアエンジン及び低圧又は出力タービンを含む。コアエンジンは、直列の流れ関係で互いに結合された、少なくとも1つの圧縮機、燃焼器及び高圧タービンを含む。コアエンジンに流入する空気は、燃料と混合されかつ点火されて高エネルギーガスストリームを形成する。高エネルギーガスストリームは、高圧タービンを通って流れ、該高圧タービンを回転可能に駆動し、従って第1の駆動シャフトを介して圧縮機を回転可能に駆動する。ガスストリームはさらに、低圧タービンを通って膨張し、該低圧タービンは、第2の駆動シャフトを介してファン組立体を回転可能に駆動する。
【特許文献1】米国特許第7,186,073号公報
【特許文献2】米国特許第7,140,174号公報
【特許文献3】米国特許第6,763,654号公報
【特許文献4】米国特許第6,763,653号公報
【特許文献5】米国特許第6,763,652号公報
【特許文献6】米国特許第6,739,120号公報
【特許文献7】米国特許第6,732,502号公報
【特許文献8】米国特許第6,711,887号公報
【特許文献9】米国特許第6,339,927号公報
【特許文献10】米国特許第5,274,999号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
エンジン効率を改善するために、高圧タービンの作動速度よりも相対的に低速度でファン組立体を作動させるのが望ましい。しかしながら、ファンを比較的低速度で作動させることは、ブースタ圧縮機の作動にとって有害となる可能性がある。従って、所望の全圧力比を生成するために付加的なブースタ段が必要とされ、従ってガスタービンエンジンの全体コスト、設計の複雑さ及び重量を増大させるおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
1つの態様では、タービンエンジン組立体を提供する。本タービンエンジン組立体は、高圧圧縮機、燃焼器及びタービンを備えたコアガスタービンエンジンを含む。本タービンエンジン組立体はまた、コアガスタービンエンジンに結合された低圧タービンと、ブースタ圧縮機と、低圧タービン及びブースタ圧縮機間に結合されて該ブースタ圧縮機が該低圧タービンによって駆動されるようするギヤボックスとを含む。
【0005】
またここでは、ガスタービンエンジンを組立てる方法を提供する。本方法は、低圧タービンをコアガスタービンエンジンに結合する段階と、ブースタ圧縮機をギヤボックスに結合する段階と、ギヤボックスを低圧タービンに結合してブースタ圧縮機が低圧タービンによって駆動されるようにする段階とを含む。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
図1は、長手方向軸線11を有する例示的なガスタービンエンジン組立体10の概略図である。ガスタービンエンジン組立体10は、ファン組立体12と、コアガスタービンエンジン13とを含み、コアガスタービンエンジン13は、高圧圧縮機14、燃焼器16及び高圧タービン18を含む。この例示的な実施形態では、ガスタービンエンジン組立体10はまた、低圧タービン20と多段ブースタ圧縮機22とを含む。
【0007】
ファン組立体12は、ロータディスク26から半径方向外向きに延びるファンブレード24の列を含む。ガスタービンエンジン組立体10は、吸気側28と排気側30とを有する。ファン組立体12と低圧タービン20とは、第1のロータシャフト31によって駆動されるギヤボックス100を介して互いに結合され、また圧縮機14と高圧タービン18とは、第2のロータシャフト32によって互いに結合される。
【0008】
図2は、図1に示すガスタービンエンジン組立体の一部分の拡大断面図である。図2に示すように、ブースタ22は、複数の円周方向に間隔をおいて配置された構造ベーン34を含み、この構造ベーン34は、ガスタービンエンジン組立体10に流入する空気流をブースタ22を通して下流方向に流すのを可能にする入口ガイドベーン(IGV)として機能する。この例示的な実施形態では、ブースタ22はまた、複数の出口ガイドベーン(OGV)組立体36を含む。さらに、この例示的な実施形態では、ブースタ22は、各段がロータセクションとディスクセクションとを備えた2つの段40を含む。具体的には、各ロータセクションは、各々がそれぞれのロータディスク44に結合された複数のロータブレード42を含む。ブースタ圧縮機22は、入口ガイドベーン組立体34の下流でかつコアガスタービンエンジン13の上流に配置される。ブースタ圧縮機22は2つの列のロータブレード42のみを有するものとして示しているが、ブースタ圧縮機22は、単一列のロータブレード42、或いは複数の列のガイドベーン46と互いに交互にかみ合った3つ又はそれ以上の列のロータブレード42を有することができることを理解されたい。1つの実施形態では、入口ガイドベーン34は、ブースタケース50に固定結合される。別の実施形態では、入口ガイドベーン34は、エンジン運転時にブースタ圧縮機22を通って流れる空気の量を変化させるのを可能にするように可動である。
【0009】
この例示的な実施形態では、ブースタ圧縮機22は、ギヤボックス100に回転可能に結合されて、該ブースタ圧縮機22は、ファン組立体12及び低圧タービン20の回転速度とは異なる回転速度で回転するようになる。具体的には、ギヤボックス100は、シャフト31とブースタ圧縮機22との間に結合されて、ブースタ圧縮機をファン組立体12と同じ又は反対のいずれかの方向に回転させるのを可能にする。
【0010】
この例示的な実施形態では、ギヤボックス組立体100は、ほぼ2対1のギヤ比を有しており、ファン組立体12が、ブースタ22の回転速度の約2分の1の回転速度で回転するようにする。従って、この例示的な実施形態では、ブースタ圧縮機22は、ファン組立体12の回転速度よりも速い回転速度で回転する。この例示的な実施形態では、ギヤボックス100は、実質的にシャフト31に外接し、かつ支持構造体102、支持構造体102内部に結合された少なくとも1つのギヤ103、入力ギヤ104及び出力ギヤ106を含む遊星ギヤボックスである。
【0011】
より具体的には、ギヤボックス100は、構造ベーン34に結合された支持構造体102を利用することによってガスタービンエンジン組立体10内に支持されかつ実質的に一定の配向に保持される。ガスタービンエンジン組立体10はまた、ファン組立体12を支持するように構成されたファンスラスト軸受組立体110を含む。ファンスラスト軸受組立体110は、構造ベーン34とシャフト31との間に結合されて、ファン組立体12及び低圧タービン20によって生成された残留スラスト力が構造体34に伝達されるようになる。より具体的には、またこの例示的な実施形態では、ファン軸受組立体110は、回転内側レース112と軸受ハウジング116に結合された固定外側レース114とを含む。従って、ファン軸受組立体110は、それぞれレース112及び114間に配置された複数の転動体118を含む。
【0012】
ガスタービンエンジン組立体10はまた、第2の軸受組立体120と第3のファン軸受組立体130とを含む。具体的には、第2及び第3の軸受組立体120及び130は、屈曲継手142を介してギヤボックス100に結合された駆動シャフト延長部140の半径方向外側に結合される。この例示的な実施形態では、第2の軸受組立体120は、駆動シャフト延長部140、従ってギヤボックス100に対して半径方向の支持を与えるために利用されるローラ軸受である。軸受組立体130は、駆動シャフト延長部140に対して軸線方向の支持を与え、またブースタ22によって生成されたスラスト力を吸収するためにも利用されるスラスト軸受である。
【0013】
さらに、またこの例示的な実施形態では、ガスタービンエンジン組立体10はまた、発電機180と、発電機180に結合された第1の端部184を備えた発電機駆動シャフト182と、第2の端部186と、駆動シャフトの第2の端部186に結合されたベベルギヤ188とを含むことができる。発電機180を作動させるために、シャフト140は、該シャフト140の下流側端部に対してスプライン結合されたベベルギヤ190を含み、このベベルギヤ190は、ベベルギヤ188と噛み合うように構成される。従って、発電機180は、例えば通常エンジン運転時及びアイドル速度時におけるピーク需要期間に対して付加的な電気エネルギーを提供することができる。より具体的には、運転時には、ブースタ圧縮機22によって生成された出力は、シャフト140を駆動するために利用される。シャフト140はベベルギヤ188及び190を利用して発電機駆動シャフト182に結合されるので、発電機180を駆動するための仕事が、ブースタ圧縮機22から取り出される。その結果、付加的なエネルギーをブースタ圧縮機から取り出して、増大し続ける電気需要を支援するために発電機180を駆動する。具体的には、より最新の航空機は、非定型的に大容量の電力を必要とするように設計される。その結果、発電機180は、より最新の航空機の増大し続ける電気需要を満たすために利用することができる。
【0014】
組立時に、入力ギヤ104は、コーン又はディスク150を利用してシャフト31に対してスプライン結合されて、低圧タービン20によって生成された回転力が、シャフト31を通してギヤボックス100及びさらにファン組立体12に伝達される用になる。出力ギヤ106は、屈曲継手142を介して駆動シャフト延長部140に対してスプライン結合されて、回転力が、ギヤボックス100から駆動シャフト延長部140に伝達されるようになる。図2に示すように、ブースタロータディスク44は、シャフト160を利用して駆動シャフト延長部140の後端部に結合される。
【0015】
運転時に、コアガスタービンエンジン13は、低圧タービン20を回転させ、従ってシャフト31を回転させる。シャフト31が駆動シャフト延長部140を介してギヤボックス100に結合されているので、低圧タービン20によって発生したトルクは、ファン組立体12及びギヤボックス100の両方に伝えられる。ギヤボックス100によって伝達されたトルクは次に、ブースタ22を駆動するために利用される。この例示的な実施形態では、ギヤボックス100は、サンプ170内に設置されている。運転時に、ギヤボックス100は、絶えず潤滑される。
【0016】
図3は、ギヤ駆動ブースタ22を含む別の例示的なガスタービンエンジン組立体200の一部分の断面図である。上述したように、ギヤボックス100は、入力ギヤ104及び出力ギヤ106と、複数のギヤ108とを含む。この実施形態では、ブースタ22は、ディスク202を利用して出力ギヤ106に結合され、シャフト31は、延長装置204を利用して入力ギヤ104に結合される。
【0017】
より具体的には、ガスタービンエンジン組立体200は、ディスク202とシャフト31との間に結合された軸受210を含む。この例示的な実施形態では、軸受組立体210は、軸受組立体220と組合されて差動軸受組立体として作用して、ブースタ22及びファン組立体12を支持しかつ/又はブースタ圧縮機22からフレーム208にスラスト荷重及び/又は力を伝達するスラスト軸受である。1つの実施形態では、軸受組立体210は、コーン202に取付けられた半径方向外側レース212と、シャフト31に対して取付けられた半径方向内側レース214とを含む。軸受組立体210はまた、外側及び内側レース212及び214間に取付けられた複数の転動体216を含む。図3に示すように、ガスタービンエンジン組立体200はまた、軸受組立体230を含む。この例示的な実施形態では、軸受組立体230は、ファン組立体12、低圧タービン20及びブースタ22によって生成された残留スラスト力をフレーム208に伝達するために利用されるスラスト軸受組立体である。1つの実施形態では、軸受組立体230は、半径方向外側レース232含み、この外側レース232は、フレーム208とギヤボックス100とに取付けられて、ギヤボックス100及び該外側レース232の両方が、ガスタービンエンジン組立体200内で実質的に一定の位置に維持されるようにする。軸受組立体230はまた、シャフト延長部236を利用してシャフト31に結合された半径方向内側レース234を含む。軸受組立体230はまた、外側及び内側レース232及び234間に取付けられた複数の転動体238を含む。この実施形態では、ガスタービンエンジン組立体は、3段型ブースタ圧縮機22を含む。
【0018】
本明細書に記載したガスタービンエンジン組立体は各々、ファン組立体及びブースタ圧縮機の両方を駆動するように構成された低圧タービンを含む。具体的には、本明細書に記載したガスタービンエンジン組立体は各々、ギヤボックスを利用して低圧タービンによって駆動されるより小型かつ高速のより高圧縮比のブースタを含む。この例示的な実施形態では、ギヤボックスは、ほぼ1.5対1〜ほぼ2.4対1のギヤ比を有する。さらに、ブースタ圧縮機は、屈曲継手を介して低圧タービンに結合されて、低圧タービンによって生成されたトルクをギヤボックスにスムーズに伝達するのを可能にする。従って、ギヤ付きブースタはより小型のコアガスタービンエンジンを少ない段数で使用するのを可能にする。
【0019】
以上、ファン組立体に結合されたギヤボックスを含むガスタービンエンジン組立体の例示的な実施形態を、詳細に説明している。構成要素は、本明細書に記載した特定の実施形態に限定されるものではなく、むしろ各システムの構成要素は、本明細書に記載した構成要素とは独立してかつ個別に利用することができる。本明細書に記載したギヤボックス駆動ブースタ圧縮機はまた、他の公知のガスタービンエンジンと組合せて使用することができる。
【0020】
様々な特定の実施形態に関して本発明を説明してきたが、本発明が特許請求の範囲の技術思想及び技術的範囲内の変更で実施することができることは、当業者には明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】ギヤ駆動ブースタを含む例示的なガスタービンエンジン組立体の一部分の断面図。
【図2】図1に示すタービンエンジン組立体の一部分の拡大断面図。
【図3】ギヤ駆動ブースタを含む別の例示的なガスタービンエンジン組立体の一部分の断面図。
【符号の説明】
【0022】
10 ガスタービンエンジン組立体
11 長手方向軸線
12 ファン組立体
13 コアガスタービンエンジン
14 高圧圧縮機
16 燃焼器
18 高圧タービン
20 低圧タービン
22 ブースタ圧縮機
24 ファンブレード
26 ロータディスク
28 吸気側
30 排気側
31 第1のロータシャフト
32 第2のロータシャフト
34 入口ガイドベーン組立体
36 (OGV)組立体
40 2つの段
42 ロータブレード
44 ブースタロータディスク
46 ガイドベーン
50 ブースタケース
100 ギヤボックス組立体
102 支持構造体
103 ギヤ
104 入力ギヤ
106 出力ギヤ
108 ギヤ
110 ファン軸受組立体
112 内側レース
114 外側レース
116 ハウジング
118 転動体
120 第2の軸受組立体
130 第3のファン軸受組立体
140 駆動シャフト延長部
142 屈曲継手
150 コーン又はディスク
160 シャフト
170 サンプ
180 発電機
182 発電機駆動シャフト
184 第1の端部
186 第2の端部
188 ベベルギヤ
190 ベベルギヤ
200 ガスタービンエンジン組立体
202 ディスク
204 延長装置
208 フレーム
210 軸受組立体
212 外側レース
214 内側レース
216 転動体
220 軸受組立体
230 軸受組立体
232 外側レース
234 内側レース
236 シャフト延長部
238 転動体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
高圧圧縮機(14)、燃焼器(16)及び高圧タービン(18)を備えたコアガスタービンエンジン(13)と、
前記コアガスタービンエンジンに結合された低圧タービン(20)と、
ブースタ圧縮機(22)と、
前記低圧タービンと前記ブースタ圧縮機との間に結合されて該ブースタ圧縮機が該低圧タービンによって駆動されるようにするギヤボックス(100)と、
を含むタービンエンジン組立体(10)。
【請求項2】
前記低圧タービン(20)と前記ギヤボックス(100)との間に結合されて前記低圧タービンの回転速度とは異なる回転速度で前記ブースタ圧縮機(22)を駆動するのを可能にする駆動シャフト(182)をさらに含む、請求項1記載のタービンエンジン組立体(10)。
【請求項3】
前記低圧タービンに結合された駆動シャフト(182)と、
前記駆動シャフトに結合されて、前記低圧タービンの回転速度と同一の回転速度で回転するようになったファン組立体(110)と、
をさらに含む、請求項1に記載のタービンエンジン組立体(10)。
【請求項4】
前記ファン組立体(110)と前記低圧タービン(20)とに結合され、前記ファン組立体及び低圧タービンによって生成された残留スラスト荷重を固定構造構成要素に伝達するように構成されたスラスト軸受組立体をさらに含む、請求項3記載のタービンエンジン組立体(10)。
【請求項5】
前記ブースタ(22)と前記ギヤボックス(100)との間に結合され、前記ブースタによって生成された残留スラスト荷重を固定構造構成要素に伝達するように構成されたスラスト軸受組立体をさらに含む、請求項1記載のタービンエンジン組立体(10)。
【請求項6】
前記ギヤボックス(100)が、実質的にトロイダル断面輪郭を有し、かつ実質的に前記駆動シャフト(182)に外接する、請求項1記載のタービンエンジン組立体(10)。
【請求項7】
前記ギヤボックス(100)が、1.5対1〜2.4対1のギヤ比を有する、請求項1記載のタービンエンジン組立体(10)。
【請求項8】
前記駆動シャフト(182)と前記ギヤボックス(100)との間に結合された屈曲継手(142)をさらに含む、請求項1に記載のタービンエンジン組立体(10)。
【請求項9】
前記ブースタ圧縮機(22)が、前記ファン組立体(110)の圧縮比と前記コアガスタービンエンジン(13)の全圧縮比とに基づいて、所定数の圧縮機段を含む、請求項1記載のタービンエンジン組立体(10)。
【請求項10】
前記ブースタ圧縮機(10)が、4つよりも少ないブースタ段を有する、請求項1記載のタービンエンジン組立体(10)。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2008−111437(P2008−111437A)
【公開日】平成20年5月15日(2008.5.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−277467(P2007−277467)
【出願日】平成19年10月25日(2007.10.25)
【出願人】(390041542)ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ (6,332)
【氏名又は名称原語表記】GENERAL ELECTRIC COMPANY