説明

ガラス目的物を製造する方法および装置

【課題】バッチでディスク形状のガラス基板を製造することを可能にするとともに、短時間でガラス基板を製造することができる方法を提供する。
【解決手段】底部18上に支持されるガラスシートの積層体14内の各ガラスシート12に穴を規定するあらかじめ定められた開口に沿って、ガラスシートの積層体14を切断する工程と、積層体14内の各ガラスシート12の穴を通る接続部材を介して、ガラスシートの積層体14を底部18に接続する工程と、開口に沿って切断した後に底部18に対するガラスシートの積層体14の位置を変えることなく、あらかじめ定められた周辺に沿ってガラスシートの積層体14を切断する工程とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、1バッチのガラス目的物を製造する方法、および、その方法を用いてガラス目的物を製造する装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
磁気記録媒体は、様々な用途、特にコンピューター産業で広く使用される。常用の記録媒体は概して非磁性基板に形成された複数の層を含む。基板は最も一般にはディスク形状であり、そしてその中央を貫通する穴を含む。できるだけ多くの基板を利用するために、ディスク形状の基板の内径及び外形は厳しい要求に適合しなければならない。人気が高まってきている、基板に用いられる1つの材料はガラスである。
【0003】
ガラス基板は概して少なくとも4つの工程を用いて製造され、それぞれの工程は概して異なる場所でそして異なる機械を用いて行われる。ガラスシートが最初に製造され、そしてバルク材料として用いられる。次いで、ソリッドディスク(solid disk)がガラスシートから切り出される。続いて、それぞれのディスクを貫通する穴がドリル加工される。次いで上記層を適用する前に、ディスクの表面が研磨され要求に適合される。それぞれの工程は追加の製造コストを必要として、そしてディスク形状のガラス基板の全体の生産のコストがかかる。
【0004】
バルクのガラスシートは広く用いられ、そしてガラスシートの製造を専業とする巨大産業がある。結果として、製造業者間で激しい競争もあり、ガラスシートのコストダウンが促進される。それ故に、一からガラスディスクを製造するよりも、大きなガラスシートを購入して、そしてそれらのシートから基板を切り出すほうがより経済的である。したがって、ガラス製造及びガラス加工の工程を単一のステップに組み合わせることは不経済となるだろう。
【0005】
記録媒体の基板として用いるガラスディスクの研磨が、基板上に媒体の残りの層を堆積することを目的として必要な厳しい要求に適合するために、非常に特殊な方法及びツールを用いて行われる。特殊なツールが必要となるため、その研磨ステップをこれらの基板を製造する他のステップのいずれかと組み合わせることは大きな利点とならない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、本発明の発明者は、ソリッドガラスディスクを形成することとガラスディスクに穴を形成することとのステップが類似した作業であり、両者が所望の形状を形成するためにガラスシートを切断することを含むということを認識した。したがって、発明者は、製造コストを低減するためにこれらのステップが組み合わされるべきである、ということを認識した。
【0007】
コストの不利点に加えて、これはソリッドディスクを作製することと穴を形成することとのステップを別々の工程とすることによって招かれる。基板を形成する現在の方法はまた、それぞれの基板間の相違にも悩まされる。基板の外径及び内径の両方が基板によって異なる。さらにまた、外径に対する内径の位置も基板によって異なる。それ故に、記録媒体の厳しい要求に適合するために、外径及び内径を形成するそれぞれのステップが全ての基板について注意深く行われなければならない。したがって、それほど頻繁ではないが内径及び外径の正確な形成が見積もられ得るように、バッチでディスク形状のガラス基板を製造する方法の必要性もある。
【0008】
ガラス基板を形成する場合に示される他の課題は、ガラスが機械加工されるときに発生する過剰な熱である。したがって、ガラスがドリル加工または切断されるときにガラスが非常に熱くなる。ガラス内部に発生する熱応力は、ディスクとして用いるには不適となるディスク内部のクラック発生につながり得る。熱応力は、ガラスをゆっくりとドリル加工して熱を放散させることで、避けられることができる。しかしながら、これは生産時間を遅くして、それによってコストを増大させる。そのゆえに、クラックまたはダメージのために相当量を失うことなく、短時間でガラス基板を製造することができる工程の必要性がある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の実施態様はバッチでガラス基板を製造する方法に関する。上記製造方法は、少なくとも1つのねじ穴を含む底部を有するフレーム内に、ねじ穴を覆う積層されたガラスシートを固定すること;積層されたガラスシート及びフレームを冷却剤に浸すこと;積層されたガラスシートに少なくとも1つの穴をドリル加工して開けて、少なくとも1つのねじ穴を露出させること、その際、破片が冷却剤中に堆積する;積層されたシートの上記の少なくとも1つの穴にねじ切りピンを設置すること;上記ねじ穴にねじ切りピンを挿入することによって、ねじ切りピンを用いて上記底部に直接、積層されたシートを固定すること;上記の少なくとも1つの穴の周囲に、基板1バッチについて少なくとも1つの外径をドリル加工すること、その際、破片が冷却剤中に堆積する;そして積層されたガラスシートの周辺から冷却剤と冷却剤中に堆積した破片とをポンプで吸い出すこと、を含む。
【0010】
これらの及び様々な他の特徴と利点とが、以下の詳細な説明を読むことから明らかになるだろう。
【0011】
本発明の実施態様の以下の詳細な説明は、以下の図を併用して読むことで最も良く理解されることができる。以下の図では、上記特徴が必ずしも原寸に比例して描かれてないが、むしろ発明に関連する特徴を最も良く説明するものとして描かれている。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の方法とともに使用するためのコアリング装置(coring station)を示す;
【図2】フレームに保持された、積層されたガラスシートを示す;
【図3】コアリング装置内の積層されたガラスシートを示す;
【図4】シートに穴を形成するステップを示す;
【図5】穴に挿入したピンを示す;及び
【図6】ピンの周囲に外径をコアリングするステップを示す。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明は、積層されたガラスシートから多数の均一な形状のガラスシート目的物を製造する方法に関する。本発明は磁気データ/情報を格納及び検索する媒体、例えばハードディスクを製造するためのディスク形状のガラス基板の加工に特に有用性がある。
【0014】
一実施態様では、本発明は少なくとも1バッチの同様な形状のガラスシート目的物の製造方法を提供する。積層されたガラスシートは、ガラスシートの最下層の下の、底部を含むフレームに固定される。積層されたガラスシート及びフレームは冷却剤のタンクに浸される。製造されるそれぞれのバッチに対して、上記積層体がドリル加工され、上記底部に向かって穴が開けられる。次いで、ピンが上記穴に設置され、そして上記底部に固定される。上記ピンは上記穴の位置で上記底部に、積層されたガラスシートを保持する。次いで、ガラスシートが、それぞれの穴の周囲に外形が切断され、1バッチ以上の上記外形を有するガラスシート目的物が形成される。上記切断工程の間、ガラスシートは上記ピンによって上記底部に固定されたままである。上記ドリル加工及び上記切断工程の両工程の際に、上記冷却剤がガラスシートの周辺からポンプで吸い出され、両工程のステップの際に形成されるいずれの破片も取り除かれる。
【0015】
他の実施態様では、本発明は少なくとも1バッチのディスク形状のガラス基板を製造する方法を提供する。積層されたガラスシートは、製造されるそれぞれのバッチに対して、ねじ穴で、ガラスシートの最下層の下の、底部を含むフレームに固定される。積層されたガラスシート及びフレームは冷却剤のタンクに浸される。製造されるそれぞれのバッチに対して、上記積層体がドリル加工され、底部に向かって穴が開けられて、ねじ穴を露出する。次いで、ねじ切りピンが、ガラス中の上記穴に設置され、そして上記底部のねじ穴に固定される。上記ピンは積層されたガラスシートを上記底部に保持する。次いで、それぞれのバッチにおいて、ディスク形状の基板の外径が、ドリルを用いてそれぞれの上記穴の周囲にコアリングされる。外径のドリル加工が行われている間、ガラスシートはねじ切りピンによって上記底部に固定されたままである。両工程の際に、上記冷却剤がガラスシートの周辺からポンプで吸い出され、ドリル加工の間に形成されるいずれの破片も取り除かれる。
【0016】
本発明は、ガラスシート内に位置する穴を有する多数のガラスシート目的物を製造する方法を提供する。それぞれの目的物の穴及び外形の両方が単一の製造装置で形成される。このように、2つの別の装置(1つは穴の形成用、及び一方は外形の形成用)の使用を避けることで製造コストが低減される。さらなる利点として、複数のガラスシート目的物が同時に形成されるので、均一性が増してそしてさらに製造コストが低減される。
【0017】
本発明は、薄膜、高い面密度の磁気及び/または光磁気(MO)記録媒体の製造において、基板として用いるためのディスク形状のガラスシートを形成するために特定の実施態様を参照して記載される。しかしながら、本発明が、非常に多くの様々な用途のために種々の形状を有するガラスシート目的物に使用されてもよいことが、当業者にとって明らかだろう。
【0018】
本発明の方法とともに使用するためのコアリング装置を図1に示す。コアリング装置は、液体冷却剤6で満たされたタンク4の上に置かれたドリルプレス2を含む。冷却剤がポンプ8によってコアリング装置を通して循環される。その循環の際、冷却剤がフィルター10を通り抜け、フィルター10を通る破片及び以下に述べる他の物体が、冷却液から取り除かれる。図1に示す実施態様では、冷却剤の経路がドリルプレス2それ自身を通るように方向付けられる。この実施態様は、ドリル加工が行われることによって冷却剤内に堆積されるいずれの破片もその形成した位置から直接直ぐに除去されるという点で利点がある。しかしながら、この特徴は必要ではなく、そして冷却剤の経路が、タンク4から直接フィルター10及びポンプ8に通るように循環して、ドリルプレス2から完全に独立してもよいことが予測できる。
【0019】
本発明にしたがって、複数のガラスシート12が、フレーム16内にしっかりと固定された積層体14に保持される。フレーム16は底部18、サイドバー20、及び蓋またはクロスバー22を含む。積層体14は底部18の上、サイドバー20の内部に置かれ、そしてクロスバー22が、サイドバー20の最上部に置かれ、ガラスシート12の積層体14を、底部18及びサイドバー20の間にはさむ。サイドバー20及びクロスバー22の組み合わせが、シート12が底部18から個別にまたは積層体14としてのどちらでも、外れ得ないことを確かなものとする。サイドバー20及びクロスバーまたは蓋22の代わりとして、フレームが完全な側面及び開口部を有する環状の蓋を伴って形成されてもよい。
【0020】
図3に示すように、ガラスシート12の積層体14及びフレーム16がタンク4に置かれ、そして冷却剤に浸される(フィルター10、ポンプ8、及び冷却剤の経路が図3から省かれているが、運転可能な実施態様では含まれる)。本発明の好ましい実施態様では、フレーム16内に積層体14を入れたまま、複数枚のガラスシート12がタンクに置かれ、そして冷却剤に浸される。しかしながら、フレーム16が最初にタンク4内に置かれ、後からガラスシート12を置くこともまた、本発明の範囲内である。
【0021】
ガラスシート12の積層体14が冷却剤6のタンク4内に入るとすぐに、ドリルプレス2が、製造されるそれぞれのバッチの基板または目的物に少なくとも1つの穴をドリル加工するために使用される。穴をドリル加工する工程を図4に示す。プレス2がガラスをドリル加工して穴を開けるとき、その加工の際に発生したいずれの熱も冷却剤に消散する。したがって、本発明の方法は、より低い温度でガラス目的物を機械加工する。これらの温度では、ガラス内に発生する応力はより少なく、そしてガラスはあまりダメージを受けない。さらにまた、ドリル加工でガラスシート12に上記穴を形成する間に、破片24が冷却剤6内に堆積する。コアリング装置2を通して冷却剤6を循環させることによって、破片24がガラスシート12の周辺から取り除かれる。本発明の実施態様では、フィルター10を含み、破片24がフィルター10によって冷却剤から除去される。上記穴がコアリングドリルで形成される場合、その芯材(core)26も冷却剤6から除去されてもよい。図4に示すように、冷却剤はドリルプレス2を通して循環されてもよい。上記穴の大きさの好ましい範囲は、3〜30ミリメートルである。しかしながら、他の大きさの穴もまた、本発明の範囲内で用いられてもよい。
【0022】
上記穴が積層体に形成された後、次いで、ガラスシート12の積層体14が、上記穴の位置でフレーム16の底部18に固定される。ピン30が上記穴に挿入され、そして上記底部にシート12を固定するために用いられる。例えば、ガラスシート12の積層体14は、ピン30の頭部32及び底部18の間にはさまれてもよい。この説明される実施態様では、頭部32は、上記穴よりも広く、硬い環状のフランジとして示される。しかしながら、本発明はこの実施態様に限定されない。例えば、頭部32は、上記穴よりも小さいフランジ、そして上記フランジ及びガラスシート12の間にワッシャーを含んでもよい。あるいは、上記頭部が「L」字に似た形状で一方向に突き出ただけもよい。
【0023】
上述のように、ピン30の端が底部18に固定される。好ましい実施態様では、底部18は、ピン30の対応するコネクタ36に取り付けるためのコネクタ34を含む。この実施態様では、シート12の積層体14に上記穴が形成された場合は、底部18のコネクタ34が露出されるべきである。説明される実施態様では、底部18のコネクタはねじ穴であり、そして対応するコネクタ36はピン30にねじ山をつけたものである。あるいは、上記コネクタは、例えばスパークプラグのコネクタのような素早く連結する金具であってもよく、そしてケーシングに合うバルブを含んでもよい。他の実施態様では、上記底部はコネクタ34を含まない。代わりに、ピン30がピン自身を底部に固定してもよい。例えば、ピン30は、その端部にねじを含んでもよく、そして底部18に直接ねじで締めてもよい。
【0024】
一旦、上記ピンまたはピン30が底部18に固定されると、シート12の積層体14は上記穴で底部18にしっかりと固定され、そしてもはやシートを所定位置に保持するフレーム16が残ることを必要としない。この時点で、上記目的物の外形がガラスシート12に切り出されてもよい。例えば、図6に示す実施態様では、ドリルプレス2が上記穴の周囲に外径をコアリングする。ドリルプレスが操作されるにつれて、破片26が冷却剤6中に堆積して、そしてポンプを動かすことによってガラスシートの周辺から吸い出される。外径の大きさの好ましい範囲は20〜100mmである。しかしながら、外径は他の大きさからなってもよく、それでも本発明の範囲内である。さらにまた、本発明は、外形が、ドリル加工によってコアリングされる円であることを必要としない。代わりに、上記形状の端が切断されて、外形が正方形または三角形であってもよい。
【0025】
外形が切断され、またはコアリングされた時点で、ガラスシート目的物の形成は完了する。したがって、積層体14は冷却剤6から除去されてもよく、ピン30は底部18から抜き取られてもよく、ガラスシートは洗われてもよく、そしてガラス目的物またはディスクは分離されてもよい。これらのステップは、上記ピンがガラスディスクを分離する前に除去されるべきであることを除いて、任意の順番で行われてもよい。
【0026】
本発明の1つの特定の利点は、ガラス目的物の形成が同じ位置で行われることである。さらにまた、単一のドリルプレスが基板の穴及び外径の両方を形成するために用いられてもよいという利点もある。加えて、穴あけステップ、ピンの設置、及び外径の形成が全て、積層シートを動かすことなく、行われるという利点もある。結果として、上記穴、及び上記穴に対する外径の設置が、さらに正確であってもよい。
【0027】
示したように、本発明は、高い面密度の薄膜の磁気及び/またはMO記録媒体用の基板として、基板の使用を促進する信頼性のある内径及び外径を有する基板を生産するために、穴が開けられたガラスディスクを形成するための改良された方法及び手段を、低コストで確実に実行され得る加工技術のように、有利に提供する。
【0028】
先の記載では、本発明のより良い理解を提供するために、例えば特定の材料、構造、反応、工程などの多数の特定の詳細が示される。しかしながら、本発明は、明確に示した詳細を用いることなく実行されることができる。他の例では、よく知られた材料の加工及び技術は、本発明を不要に分かりにくくしないために詳しく記述されてない。
【0029】
本発明の好ましい実施態様だけでなくその多用途性の数例が本開示に示されそして記述される。本発明は様々な他の組み合わせ及び環境で使用することができ、そして本明細書に表すように独創的なコンセプトの範囲内で変更及び/または修飾を受け入れる余地がある。上述の実施及び他の実施は、以下の特許請求の範囲の範囲内である。
【符号の説明】
【0030】
4 タンク、6 冷却剤、8 ポンプ、10 フィルター、12 ガラスシート、14 ガラスシートの積層体、」6 フレーム、18 底部、20 サイドバー、22 クロスバー、30 ピン、36 コネクタ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
1バッチのガラス目的物を製造する方法であって、
ガラスシートを積み重ねた積層体を、底部上に支持する工程と、
前記積層体内の各前記ガラスシートに穴を規定するあらかじめ定められた開口に沿って、ガラスシートの前記積層体を切断する工程と、
開口に沿って切断した前記工程の後、前記積層体内の各前記ガラスシートの前記穴を通る接続部材を介して、ガラスシートの前記積層体を前記底部に接続する工程と、
前記接続する工程の後、前記開口に沿って切断した後に前記底部に対するガラスシートの前記積層体の位置を変えることなく、あらかじめ定められた周辺に沿ってガラスシートの前記積層体を切断する工程とを備える、ガラス目的物を製造する方法。
【請求項2】
あらかじめ定められた周辺に沿ってガラスシートの前記積層体を切断する前記工程は、前記開口の周りに同軸に外径をコアリングすることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
ガラスシートの前記積層体を切断する工程の少なくとも一つが、冷却材で切断装置を冷却する工程を含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
切断装置を冷却する前記工程は、前記切断措置から破片を除去するように冷却剤を送り込むことによって行なわれる、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記冷却剤を送り込むことは、前記冷却剤から前記破片を取り除くように、フィルターを通して前記冷却剤を送ることによって行なわれる、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記底部上にガラスシートの前記積層体を支持する前記工程は、ガラスシートの前記積層体をフレーム内に置くことによって行なわれる、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
切断する前記工程の少なくとも1つが、穴あけ工程である、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
請求項1〜7のいずれかに記載の方法を行なう装置。
【請求項9】
1バッチのガラス目的物を製造する装置であって、
ガラスシートを積み重ねた積層体を支持する寸法に形成された底部と、
ガラスシートの前記積層体を前記底部に接続することが可能な第1接続部材と、
前記積層体内の各前記ガラスシートに穴を規定するあらかじめ定められた開口に沿って、ガラスシートの前記積層体を切断することが可能であり、かつ、あらかじめ定められた各前記ガラスシートの周端縁を規定する周辺に沿ってガラスシートの前記積層体を切断することが可能な切断装置と、
前記積層体の各前記ガラスシートの前記穴を通る大きさを有し、前記切断装置が前記周端縁を切断する間、前記底部にガラスシートの前記積層体を接続するための、第2接続部材とを備える、ガラス目的物を製造する装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−236765(P2012−236765A)
【公開日】平成24年12月6日(2012.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−179512(P2012−179512)
【出願日】平成24年8月13日(2012.8.13)
【分割の表示】特願2009−111579(P2009−111579)の分割
【原出願日】平成21年4月30日(2009.4.30)
【出願人】(500373758)シーゲイト テクノロジー エルエルシー (278)
【Fターム(参考)】