説明

キャパシタの検査方法

【課題】各種電子機器に使用されるキャパシタに関し、非破壊検査で高精度の保証を行うことが可能なキャパシタの検査方法を提供することを目的とする。
【解決手段】両端面から正負の電極を取り出した素子1と、この素子1を収容した金属ケース5と、この金属ケース5の開口部に配設された端子板6からなり、端子板6、金属ケース5の外表面からレーザー光を照射して素子1の一方の電極を端子板6の内面に、他方の電極を金属ケース5の内底面に接合したキャパシタの、端子板6、金属ケース5のレーザー光未照射面を基準面とし、この基準面から素子1側へ所定距離だけ平行移動した端子板6、金属ケース5のX線CT装置による断面写真データを取得し、この断面写真の濃淡から端子板6、金属ケース5と集電体との接合面積を算出して端子板6、金属ケース5と素子1との溶接状態の良否を判定する方法により、非破壊検査で溶接状態の良否を精度良く判定できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は各種電子機器に使用されるキャパシタの中で、特に、素子の両端面に形成された電極を金属ケースと端子板に溶接することにより、一方の電極を金属ケースから、他方の電極を端子板から取り出すようにした端面集電方式のキャパシタの溶接状態を検査する際に最適な、キャパシタの検査方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
図7はこの種の従来のキャパシタの構成を示した断面図、図8(a)、(b)は同キャパシタに使用される素子の構成を示した展開斜視図と斜視図であり、図7と図8において11は素子であり、この素子11は一対の電極12をその間にセパレータ14を介在させた状態で巻回することにより構成されたものである。
【0003】
また、上記一対の電極12は、集電体の一端に設けた露出部分12a、12bを除く表面に活性炭と結着剤と導電性の混合物からなる分極性電極層13a、13bを形成して構成され、上記露出部分12a、12bが互いに逆方向に突出するように配置して巻回することにより、素子11の両端面から一対の電極を夫々取り出すように構成されたものである。
【0004】
15は上記素子11の一方の端面に接続された金属板、16は素子11を収納した有底円筒状の金属ケース、16aはこの金属ケース16の内底面に設けられた突起、17は上記金属ケース16の開口部を封止した封口板、18は一端に外部接続用の端子18aを備えた棒状の芯材、19は上記金属ケース16の外表面に接合された外部接続用の端子、20は上記芯材18と金属ケース16とを絶縁するための絶縁部材、21はキャップ22と組み合わされて圧力調整弁を構成するためのゴム状弾性絶縁部材からなる閉塞体、23はOリングである。
【0005】
このように構成された従来のキャパシタは、キャパシタの内部抵抗を減少させることができ、かつ、小型化と部品点数の削減を図ることができるというものであった。
【0006】
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
【特許文献1】特開2006−210960号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら上記従来のキャパシタでは、素子11の一方の電極を金属ケース16の内底面にレーザー溶接により接合した構成であるため、このレーザー溶接の状態を確認することが難しく、溶接位置や面積、溶接痕の色等を外観から確認する程度のことしかできず、このような検査方法では精度の高い保証を行うことが困難であるという課題があった。
【0008】
本発明はこのような従来の課題を解決し、非破壊検査で溶接状態を高い精度で保証することが可能なキャパシタの検査方法を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために本発明は、両端面から正負の電極を夫々取り出すように構成された素子と、この素子を駆動用電解液と共に収容した金属ケースと、この金属ケースの開口部に配設された端子板からなり、この端子板ならびに金属ケースの外表面から夫々レーザー光を照射して素子の一方の電極を端子板の内面に、他方の電極を金属ケースの内底面に接合した構成のキャパシタの検査方法であって、上記端子板ならびに金属ケースのレーザー光が照射されていない面を基準面とし、この基準面から素子側へ所定の距離だけ平行移動した端子板ならびに金属ケースのX線CT装置による断面写真を1枚以上撮影し、この断面写真の濃淡から上記端子板ならびに金属ケースと集電体との接合面積を算出し、この算出された接合面積をあらかじめ設定した面積と比較することにより、端子板ならびに金属ケースと素子との溶接状態の良否を判定するようにした方法のものである。
【発明の効果】
【0010】
以上のように本発明によるキャパシタの検査方法は、X線CT装置による断面写真から溶接状態を検査する方法により、非破壊検査で溶接状態の良否を精度良く判定することができるという効果が得られるものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
(実施の形態1)
以下、実施の形態1を用いて、本発明の特に請求項1〜3に記載の発明について説明する。
【0012】
図1(a)〜(c)は本発明の実施の形態1によるキャパシタの構成を示した平面図と正面断面図と底面図、図2は同キャパシタのレーザー溶接部分を拡大した要部断面図であり、図1と図2において、1は素子、1aはこの素子1に形成された中空部であり、この素子1はアルミニウム箔からなる集電体2a上に一端を除いて分極性電極層2bを形成した陽極電極2と、アルミニウム箔からなる集電体3a上に一端を除いて分極性電極層3bを形成した陰極電極3を互いに逆方向にして重ね合わせ、その間にセパレータ4を介在させた状態で巻回することにより、陽極電極2ならびに陰極電極3の各分極性電極層未形成部が夫々対向する端面に露出するように構成され、この素子1の両端面(図1において上下方向)から陽極電極部2cと陰極電極部3cを夫々取り出すようにしたものである。
【0013】
5は上記素子1を図示しない駆動用電解液と共に収容したアルミニウム製の有底円筒状の金属ケース、5aはこの金属ケース5の内底面に帯状に突出するように複数箇所に設けられた接合部であり、この接合部5aにより金属ケース5内に挿入された上記素子1の一方の端面に設けられた陰極電極部3cを押し潰し、この接合部5aに外部からレーザー光を照射してレーザー溶接する(溶接痕5b)ことによって金属ケース5と素子1の陰極電極部3cを機械的、かつ電気的に接合し、素子1の陰極を金属ケース5から取り出すようにしているものである。
【0014】
6はアルミニウム製の端子板、6aはこの端子板6の内面に帯状に突出するように複数箇所に設けられた接合部、6bは外部接続用の端子部であり、上記接合部6aにより上記素子1の他方の端面に設けられた陽極電極部2cを押し潰し、この接合部6aに外部からレーザー光を照射してレーザー溶接する(溶接痕6c)ことによって機械的、かつ電気的に接合し、素子1の陽極を端子板6から取り出すようにしているものである。
【0015】
7は上記端子板6の外周面と金属ケース5の内周面の間に配設されて両者の絶縁を行う円環状の絶縁部材であり、上記金属ケース5の外周面を横絞り加工することによって位置決めされるものである。8は上記端子板6の上面周縁に配設されて金属ケース5の開口端をカーリング加工することにより圧縮されて封止を行う封口ゴムである。9は上記端子板6に設けられた電解液注入用の連通孔を塞ぐようにして設けられた圧力調整弁である。
【0016】
また、上記素子1の陽極電極部2cと端子板6の接合部6aとのレーザー溶接(溶接痕6c)による接合(素子1の陰極電極部3cと金属ケース5の接合部5aとのレーザー溶接(溶接痕5b)による接合も同様)は、図2にその詳細を示すように、陽極電極部2cは陽極電極2の分極性電極層未形成部となる集電体2aが突出し、この突出した複数の集電体2aを端子板6に設けた接合部6aで押し潰し、複数の集電体2aが重なり合った部分に図中の矢印方向からレーザー光を照射して溶接痕6cの部分でレーザー溶接するようにしたものであり、このようにしてレーザー溶接により接合を行った部分の溶接状態を検査する方法について以下に詳細に説明する。
【0017】
(実施例1)
図3(a)〜(c)は上記素子1の陽極電極部2cと端子板6の接合部6aとのレーザー溶接部分の溶接状態を示した断面図と、図3(a)のスライス面AにおけるX線CT装置による断面写真とスライス面BにおけるX線CT装置による断面写真であり、この検査は上記端子板6のレーザー光が照射されていない面を基準面とし、この基準面から素子1側へ所定の距離だけ平行移動した端子板6のX線CT装置による断面写真を1枚以上撮影するようにしたものであり、上記X線CT装置による断面写真の撮影は東芝ITコントロールシステム社製のTOSCANER−32250μhdを用いて行ったものである。
【0018】
図3(b)において、両端の白い部分はレーザー溶接が行われていない端子板6の内部の金属が撮影されたものであり、この両端を除いた中央の黒い部分はレーザー溶接が行われた溶接痕6cであり、レーザー溶接により端子板6の接合部6aが部分的に溶融して窪んだために何もない部分が撮影されたものである。
【0019】
図3(c)において、溶接痕6cが白く写っているのは、アルミニウムからなる端子板6の接合部6aと陽極電極部2cを構成するアルミニウムからなる集電体2aの夫々が溶融して合金化されているものであり、上記図3(b)の断面写真と重ね合わせて判定することにより、良好な溶接がなされていることが分かるものである。このような断面写真の濃淡から端子板6の接合部6aと集電体2aとの接合面積を算出し、この算出された接合面積をあらかじめ設定した面積と比較することにより、端子板6と素子1との溶接状態の良否を判定するようにしたものである。
【0020】
(実施例2)
図4(a)〜(c)は上記実施例1と同様にレーザー溶接を行った他のサンプルのレーザー溶接部分の溶接状態を示した断面図と、図4(a)のスライス面AにおけるX線CT装置による断面写真とスライス面BにおけるX線CT装置による断面写真であり、図4(b)において、溶接痕6cの両端が黒く写っているのは、レーザー溶接により端子板6の接合部6aが溶融して窪んだために何もない部分が撮影されたものである。しかしながら、溶接痕6cの中央部が白く写っているのは端子板6の接合部6aが部分的に隆起していることを示すものである。
【0021】
図4(c)において、溶接痕6cの両端が白く写っているのは、上記実施例1と同様に端子板6の接合部6aと陽極電極部2cを構成する集電体2aの夫々が溶融して合金化されているものであり、良好な溶接がなされていることが分かるものであるが、溶接痕6cの中央部が黒く写っているのは端子板6の接合部6aが部分的に隆起しているために何もない部分が撮影されたものである。
【0022】
従って、この溶接痕6cの中央部を上記図4(b)の断面写真と重ね合わせて判断すると、陽極電極部2cを構成する集電体2aが何らかの要因で凹みを生じ、これにより端子板6の接合部6aとの間に隙間(1mm以上)が発生したことに起因したものであり、これにより端子板6の外表面から照射したレーザー光が集電体2aまで到達しないため、端子板6の接合部6aのみが溶融して凝固し、この部分が隆起したものであり、溶接状態が異常であることを示すものである。
【0023】
(実施例3)
図5(a)〜(c)は上記実施例1と同様にレーザー溶接を行った他のサンプルのレーザー溶接部分の溶接状態を示した断面図と、図5(a)のスライス面AにおけるX線CT装置による断面写真とスライス面BにおけるX線CT装置による断面写真であり、図5(b)において、溶接痕6cが全体に白く写っているのは、レーザー照射面よりも隆起していることを示すものである。
【0024】
図5(c)において、溶接痕6cの中で白く写っている部分が少ないのは、端子板6の接合部6aと陽極電極部2cを構成する集電体2aの夫々が溶融して合金化されている部分が少ないことを意味するものであり、上記図5(b)の断面写真と重ね合わせて判断すると、端子板6の接合部6aと陽極電極部2cを構成する集電体2aとの溶融が十分に行われておらず、このために溶接強度も低いものになっており、溶接状態が異常であることを示すものである。
【0025】
(実施例4)
図6(a)〜(d)は上記実施例1と同様にレーザー溶接を行った他のサンプルのレーザー溶接部分の溶接状態を示した断面図と、図6(a)のスライス面AにおけるX線CT装置による断面写真とスライス面CにおけるX線CT装置による断面写真とスライス面BにおけるX線CT装置による断面写真であり、図6(b)において、溶接痕6cが黒く写っているのは、レーザー溶接により端子板6の接合部6aが溶融して窪んだために何もない部分が撮影されたものである。
【0026】
図6(d)において、溶接痕6cが白く写っているのは、上記実施例1と同様に端子板6の接合部6aと陽極電極部2cを構成する集電体2aの夫々が溶融して合金化されているものであり、良好な溶接がなされていることが分かるものであるが、溶接痕6cの一部が黒く写っているのは金属が存在しないことを意味するものである。
【0027】
図6(c)は上記スライス面Aとスライス面Bとの間で、端子板6のみをスライスしたものであるが、この断面写真の一部にも黒く写っている部分があり、この部分も金属が存在しないことを意味しており、従って、この金属が存在しない部分を上記図6(b)、(d)の断面写真と重ね合わせて判断すると、端子板6の接合部6aに内部と外部を連通する孔が発生していることが分かり、溶接状態が異常であることを示すものである。
【0028】
なお、上記図6(c)において、仮に金属が存在しない部分がなかった場合には、端子板6の接合部6aに内部と外部を連通する孔の発生はなく、窪みが発生しているものと判断することができる。この場合には、スライス面の位置を変えて断面写真を複数枚撮影することにより、端子板6の接合部6aの残り肉厚を測定することが可能であり、この肉厚から溶接状態の良否を判定することができるものである。
【0029】
以上のように本発明によるキャパシタの検査方法は、X線CT装置による断面写真から溶接状態を検査する方法により、非破壊検査で溶接状態の良否を精度良く判定することができるという格別の効果を奏するものである。
【0030】
(実施の形態2)
以下、実施の形態2を用いて、本発明の特に請求項4に記載の発明について説明する。
【0031】
本実施の形態は、上記実施の形態1で説明したキャパシタの検査方法において、X線CT装置による断面写真を撮影する前に、変位センサを用いてキャパシタの高さを測定し、これによりキャパシタの傾きを補正してから測定するようにしたものである。
【0032】
具体的には、被測定部に光源から光を照射し、この反射光をセンサで検知し、この情報を処理することによって被測定部の高さを測定する、いわゆる変位センサを用いた方式により、被測定物である端子板6(または金属ケース5)のレーザー光が照射されていない面(できる限り外周側が好ましい)の高さを変位センサを用いて3点以上測定し、この測定データからキャパシタの傾きを求め、この結果に基づいてキャパシタの傾きを補正するようにしたものである。
【0033】
このように、本実施の形態によるキャパシタの検査方法は、キャパシタの傾きを補正してからキャパシタの溶接部をX線CT装置による断面写真を撮影するようにした方法により、精度の高い検査を安定して行うことができるようになるという格別の効果を奏するものである。
【産業上の利用可能性】
【0034】
本発明によるキャパシタの検査方法は、非破壊検査で溶接状態の良否を精度よく判定することができるという効果を有し、特に高い信頼性と過酷な使用環境が要求される自動車用のキャパシタ等として有用である。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】(a)本発明の実施の形態1によるキャパシタの構成を示した平面図、(b)同正面断面図、(c)同底面図
【図2】同キャパシタのレーザー溶接部分を拡大した要部断面図
【図3】(a)同キャパシタのレーザー溶接部分の溶接状態を示した断面図、(b)同スライス面AにおけるX線CT装置による断面写真、(c)同スライス面BにおけるX線CT装置による断面写真
【図4】(a)同キャパシタのレーザー溶接部分の溶接状態を示した断面図、(b)同スライス面AにおけるX線CT装置による断面写真、(c)同スライス面BにおけるX線CT装置による断面写真
【図5】(a)同キャパシタのレーザー溶接部分の溶接状態を示した断面図、(b)同スライス面AにおけるX線CT装置による断面写真、(c)同スライス面BにおけるX線CT装置による断面写真
【図6】(a)同キャパシタのレーザー溶接部分の溶接状態を示した断面図、(b)同スライス面AにおけるX線CT装置による断面写真、(c)同スライス面CにおけるX線CT装置による断面写真、(d)同スライス面BにおけるX線CT装置による断面写真
【図7】従来のキャパシタの構成を示した断面図
【図8】(a)同キャパシタに使用される素子の構成を示した展開斜視図、(b)同斜視図
【符号の説明】
【0036】
1 素子
1a 中空部
2 陽極電極
2a、3a 集電体
2b、3b 分極性電極層
2c 陽極電極部
3 陰極電極
3c 陰極電極部
4 セパレータ
5 金属ケース
5a、6a 接合部
5b、6c 溶接痕
6 端子板
6b 端子部
7 絶縁部材
8 封口ゴム
9 圧力調整弁

【特許請求の範囲】
【請求項1】
金属箔からなる集電体の表面に一端を除いてカーボン系電極層を形成した正負一対の電極を互いに逆方向に位置をずらして配置し、その間にセパレータを介在させて対向させることにより、正負の電極の各カーボン系電極層未形成部が夫々相反する方向に突出するように構成された素子と、この素子を駆動用電解液と共に収容した有底筒状の金属ケースと、この金属ケースの開口部に配設された金属製の端子板からなり、この端子板ならびに金属ケースの外表面から夫々レーザー光を照射して素子の一方の電極を端子板の内面に、同他方の電極を金属ケースの内底面に接合した構成のキャパシタの検査方法であって、上記端子板ならびに金属ケースのレーザー光が照射されていない面を基準面とし、この基準面から素子側へ所定の距離だけ平行移動した端子板ならびに金属ケースのX線CT装置による断面写真を1枚以上撮影し、この断面写真の濃淡から上記端子板ならびに金属ケースと集電体との接合面積を算出し、この算出された接合面積をあらかじめ設定した面積と比較することにより、端子板ならびに金属ケースと素子との溶接状態の良否を判定するようにしたキャパシタの検査方法。
【請求項2】
基準面から素子側へ所定の距離だけ平行移動した端子板ならびに金属ケースのX線CT装置による断面写真を異なる位置で2枚以上撮影し、この2枚以上の断面写真を重ね合わせた状態で同一箇所に金属部分が無い場合、端子板ならびに金属ケースにキャパシタの外部と内部を連通する欠損部分があると判定するようにした請求項1に記載のキャパシタの検査方法。
【請求項3】
基準面から素子側へ所定の距離だけ平行移動した端子板ならびに金属ケースのX線CT装置による断面写真を異なる位置で3枚以上撮影し、この3枚以上の断面写真を重ね合わせた状態で端子板ならびに金属ケースに最低限必要な肉厚が確保できているかを判定するようにした請求項1に記載のキャパシタの検査方法。
【請求項4】
端子板ならびに金属ケースのレーザー光が照射されていない面の高さを変位センサを用いて3点以上測定し、この測定データからキャパシタの傾きを補正した後、溶接状態の良否検査を行うようにした請求項1に記載のキャパシタの検査方法。

【図1】
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【図2】
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【図7】
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【図8】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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