説明

キーシリンダ装置

【課題】カバーの一部のみが異なったデザイン同士であっても、その全てを作り替える必要が無いキーシリンダ装置を提供する。
【解決手段】カバー13を、前部カバー体13Aと胴部カバー体13Bとの2つの部材に分離独立した。そして、前部カバー体13Aに、ベース15、文字プレート部16及び照明表示部17を一体に組み込ませるとともに、胴部カバー体13Bに、嵌合穴Hb及びコイルアンテナ21を一体に組み込ませた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、キーシリンダ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、盗難防止のために、エンジンイモビライザシステムを備えた自動車が知られている。この種のエンジンイモビライザシステムは、一般に、イグニッションキーに内蔵されたトランスポンダと、キーシリンダ装置内に埋設されたコイルアンテナと、車両(ステアリングコラム)内に搭載されたコンピュータとから構成されている。
【0003】
そして、運転手がキーシリンダ装置にイグニッションキーを挿入すると、そのイグニッションキーのトランスポンダからIDコードが送信される。すると、キーシリンダ装置内に埋設されたコイルアンテナは、そのトランスポンダからのIDコードを受信するとともに、そのIDコードをコンピュータに出力するようになっている。そして、コンピュータは、入力されたIDコードと予め記憶した識別コードとを比較し、入力されたIDコードが識別コードと一致した場合はエンジンの始動を可能にし、イグニッションキーの操作によってエンジンを始動させることができるようになっている。
【0004】
一方、IDコードが識別コードと一致しない場合は、コンピュータは燃料の供給を停止させるようになっている。従って、この場合は、イグニッションキーを操作してエンジンを始動させても、一定時間後にエンジンは停止する。この結果、トランスポンダを内蔵したキー以外でエンジンを始動させても動作を継続させることができず、自動車の盗難が防止されるように工夫されている(たとえば、特許文献1参照)。
【0005】
図3は、前述したエンジンイモビライザシステムを構成する従来のキーシリンダ装置の一部分解斜視図である。図3に示すように、キーシリンダ装置50は、図示しないステアリングコラムに設けられた保持筒としての円筒状のキーシリンダホルダ51と、トランスポンダを備えたイグニッションキー(図示略)が差し込まれる差し込み口52を備えたキーシリンダ本体53と、IDコードを受信するコイルアンテナ54を埋設したカバー55とを備えている。
【0006】
キーシリンダ本体53は、円筒形状をした胴部53a、その胴部53aの前方に該胴部53aに比べて拡径である拡径部53b、さらに拡径部53bの前方に前記差し込み口52を備えた円筒形状のキー差し込み部53cを備えている。胴部53aは、その内部にキー差し込み部53cと連結し、該キー差し込み部53cの回動操作に同期して回動してエンジンスイッチの切り替えを行うための図示しないロータが回動可能に内設されている。
【0007】
カバー55は、コイルアンテナ54以外に、その先端面にエンジンスイッチの投入状態を示す「LOCK」,「ACC」,「ON」,「START」を記載した円筒状の文字プレート部55aと、該文字プレート部55aの外周囲に形成された照明表示部55bとが一体に設けられているとともに、その中心にガイド孔55cが形成されている。この照明表示部55bは、カバー55内に内蔵された図示しないLEDから導光された光を出射することで、夜間であっても、運転手が差し込み口52の位置を目視によって確認できるようにするものである。
【0008】
そして、キーシリンダ本体53は、その胴部53aがキーシリンダホルダ51の支持孔51aに嵌挿支持されるとともに、キーシリンダホルダ51から露出(突出)した前記キーシリンダ本体53の前部にある拡径部53bがカバー55によって覆われるようになっ
ている。このとき、キーシリンダ本体53の拡径部53bの前面Sは、文字プレート部55a及び照明表示部55bに対応したカバー55の後面(裏面)に当接し、キー差し込み部53cのみがガイド孔55cから前方に露出されることとなる。
【特許文献1】特開平9−100666号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
ところで、キーシリンダ装置のカバー55は、車種毎にその車種に対して設計されたデザインをしている。従って、カバー55は、車種によってその一部のみが異なったデザインであっても、その車種毎に全て作り替える必要が生じる。この結果、一部の変更だけであっても全て作り替えるために無駄なコストが掛かかってしまうという問題があった。
【0010】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、カバーの一部のみが異なったデザイン同士であっても、その全てを作り替える必要が無いキーシリンダ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記問題点を解決するため、請求項1に記載の発明は、ステアリングコラムに設けられた保持筒と、前記保持筒に嵌挿支持されるキーシリンダ本体と、前記保持筒から露出した前記キーシリンダ本体の前側を覆うとともに、前記キーシリンダ本体の胴部を挿入した前記保持筒を覆うカバーとからなるキーシリンダ装置において、前記カバーを、前記キーシリンダ本体の前側部を覆う前部カバー体と、前記保持筒を覆う胴部カバー体とに、それぞれ分離独立して設け、前記胴部カバー体は前記保持筒に連結固定され、前記前部カバー体は前記キーシリンダ本体に連結し、同キーシリンダ本体を介して前記保持筒に支持されたことを要旨とする。
【0012】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のキーシリンダ装置において、前記前部カバー体は、筒体であり、前記胴部カバーは、前側に前記筒状の前部カバー体が嵌合する嵌合穴が形成されていることを要旨とする。
【0013】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のキーシリンダ装置において、前記筒状の前部カバー体は、先端面に光を導光する樹脂で形成され、前記胴部カバー体は、前記前部カバー体に光を導光する樹脂で形成されたものであることを要旨とする。
【0014】
請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載のキーシリンダ装置において、前記胴部カバー体は、前記嵌合穴の外周部にコイルアンテナが埋設されていることを要旨とする。
【0015】
従って、請求項1に記載の発明によれば、カバーは、キーシリンダ本体の前側部を覆う前部カバー体と、保持筒を覆う胴部カバー体とに、それぞれ分離独立されていることから、前部カバー体及び胴部カバー体のどちらか一方を異なった車種に応じたデザインに合わせ、他方を車種に関係なく共通した部品とすることが可能となる。この結果、カバーの一部のみが異なったデザイン同士であっても、その全てを作り替える必要が無くなる。
【0016】
請求項2に記載の発明によれば、前部カバー体はキーシリンダ本体に連結し、保持筒には連結されていないことから、嵌合穴を介してキーシリンダ本体を保持筒から取り外すことが可能となる。つまり、胴部カバー体を外すことなくキーシリンダ本体を保持筒から取り外すことができる。この結果、従来のように、カバー全体を外す必要なくキーシリンダ本体を、他のキーシリンダ本体に容易に交換することができる。
【0017】
請求項3に記載の発明によれば、胴部カバー体内の光は、前部カバー体の先端面に導光される。従って、たとえば、前部カバー体の先端面にバッテリー電源の投入状態を示す文字が形成された文字形成部を備えたデザインをしている場合、その文字形成部を胴部カバー体内の光で照らすことが可能となる。
【0018】
請求項4に記載の発明によれば、エンジンイモビライザシステムを備えた自動車に用いられるキーシリンダ装置において、そのカバーの一部のみが異なったデザイン同士であっても、その全てを作り替える必要の無いキーシリンダ装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1及び図2に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態に係るキーシリンダ装置10は、保持筒としてのキーシリンダホルダ11、キーシリンダ本体12及びカバー13を備えている。キーシリンダホルダ11は、従来のものと同じであって、キーシリンダ本体12の胴部12aをその筒部11aの支持孔11bにて嵌挿支持している。また、キーシリンダホルダ11は、その一側に設けられた連結部11cを介して自動車のステアリングコラムCに連結固定されている。
【0020】
図2に示すように、キーシリンダ本体12は、胴部12aと、キー差し込み部12bと、胴部12aの開口部から延出形成された拡径部12cとを備えている。本実施形態のキーシリンダ本体12は、その拡径部12c以外は従来のものと同じ構成である。胴部12aに、エンジンスイッチの切り替えを行うための図示しないロータが回動可能に内設されている。ロータは、胴部12a内部においてキー差し込み部12bと連結し、該キー差し込み部12bの回動操作に同期して回動する。
【0021】
また、キー差し込み部12bは、その前方側先端面にキー差し込み口14を備えている。そして、イグニッションキーK(図1参照)をキー差し込み口14に差し込んで回動操作すると、キー差し込み部12bは、イグニッションキーKの回動操作に同期して回動し、その回動運動を胴部12aに内設された前記ロータに伝達するようになっている。
【0022】
拡径部12cは、前述した胴部12aと一体的に設けられ、該胴部12a及びキー差し込み部12bに比べて拡径であって、その縁上の所定の位置には、窪部Waが形成されている。
【0023】
図1に示すように、カバー13は、前記キーシリンダ本体12の前側部(キー差し込み部12b)を覆う前部カバー体13Aと、前記キーシリンダホルダ11を覆う胴部カバー体13Bとに、それぞれ分離独立して構成されている。
【0024】
詳しくは、図2に示すように、前部カバー体13Aは、筒体であり、略筒状のベース15と、該ベース15上に設けられた円筒状の文字プレート部16と、該文字プレート部16の外周縁上に沿って配置された円筒状の照明表示部17とが一体に組み込まれている。ベース15は、光を透過することのできる樹脂で構成されている。例えば、本実施形態のベース15は、アクリル樹脂で構成されている。
【0025】
文字プレート部16の先端面には、エンジンスイッチの操作位置を示す「LOCK」,「ACC」,「ON」,「START」の文字が所定の間隔で配置形成されている。照明表示部17は、光を透過することのできる樹脂で構成されている。例えば、本実施形態の照明表示部17は、アクリル樹脂で構成されている。
【0026】
また、ベース15及び文字プレート部16の各中心には前方方向に向かって連通するガ
イド孔Haが設けられている。ガイド孔Haは、その内径がキーシリンダ本体12の前記キー差し込み部12bの外径とほぼ等しくなるように形成されている。さらに、ベース15の外径は、拡径部12cの外径と等しくなるように形成されている。従って、前部カバー体13Aのガイド孔Haにキーシリンダ本体12のキー差し込み部12bの嵌合させることができる。そして、嵌合させることにより、拡径部12cの前面Sはベース15にて覆われるとともに、キーシリンダ本体12のキー差し込み口14はガイド孔Haから露出する。
【0027】
ベース15は、その外周部背面側であって、キーシリンダ本体12の拡径部12cに形成された窪部Waに対向する位置に、後方に向かって係止爪Wbを形成している。そして、前部カバー体13Aのガイド孔Haにキーシリンダ本体12のキー差し込み部12bを嵌合させた時、係止爪Wbが窪部Waを介して拡径部12cの背面と係合して、前部カバー体13Aは拡径部12cに対して連結固定される。この係止爪Wbの形成位置は、窪部Waと嵌合した状態で、キー差し込み口14にイグニッションキーKを投入して回動操作した際に、そのイグニッションキーKの回動位置が「LOCK」,「ACC」,「ON」,「START」の位置に適切に至るように予め位置決めされている。
【0028】
胴部カバー体13Bは、略中央部に嵌合穴Hbを備えた一側部20aと、図示しないLED等の各種電子素子が内蔵された電装部20bとが略L字状に連結された形状をしている。電装部20bはキーシリンダホルダ11の筒部11aに固着されている。詳述すると、胴部カバー体13Bの嵌合穴Hbの中心位置が筒部11aの支持孔11bの中心軸と一致するように、胴部カバー体13Bはキーシリンダホルダ11に配置固定されている。
【0029】
一側部20aに形成された嵌合穴Hbは、その内径がベース15(拡径部12c)の外径とほぼ同じになるように形成され、ベース15が嵌入されることによって配置されている。また、この嵌合穴Hbの内周面Mには、電装部20bに内蔵されたLEDの光が一側部20aを介して導光されるようになっている。そして、その嵌合穴Hbの内周面Mから前記LEDの光が出射するようになっている。従って、前記LEDの光は、この嵌合穴Hbの内周面Mを介してベース15に入射される。そして、ベース15に入射された光は、ベース15を介して照明表示部17に導光される。
【0030】
また、一側部20aであって嵌合穴Hbの外周部には、コイルアンテナ21が埋設されている。このコイルアンテナ21は、イグニッションキーKに内蔵されたトランスポンダから送信されたIDコードを受信するためのコイルアンテナである。尚、コイルアンテナ21は、ステアリングコラムC内に搭載された図示しないコンピュータに電気的に接続され、受信したIDコードをそのコンピュータへ出力することが可能となっている。このコンピュータは、エンジンイモビライザシステムを構成するものであって、入力されたIDコードと予め記憶した識別コードとを比較し、入力されたIDコードが識別コードと一致した場合はエンジンの始動を可能にし、一致しなかった場合は、燃料の供給を停止させて一定時間後にエンジンを停止させるためのものである。
【0031】
上記したように、本実施の形態によれば、以下の効果を有する。
(1)本実施形態によれば、カバー13を、前部カバー体13Aと胴部カバー体13Bとの2つの部材に分離独立した。従って、車種毎にデザインが異なる部位が、前部カバー体13A及び胴部カバー体13Bのいずれか一方である場合、そのデザイン変更のない方のカバー体13A,13Bを自動車の車種に関係ない共通部品とすることが可能となる。この結果、車種が異なった場合であってもカバー13の全てを作り替える必要を無くすことができる。
【0032】
(2)本実施形態によれば、前部カバー体13Aに、ベース15、文字プレート部16
及び照明表示部17を一体に組み込ませるとともに、胴部カバー体13Bに、嵌合穴Hb及びコイルアンテナ21を一体に組み込ませた。従って、車種によって、文字プレート部16及び照明表示部17の少なくともいずれか一方のデザインのみが異なる場合、胴部カバー体13Bを共通部品とすることにより、車種が異なった場合であってもカバー13の全てを作り替える必要を無くすことができる。
【0033】
(3)本実施形態によれば、キーシリンダ本体12の胴部12aをキーシリンダホルダ11の筒部11aに対して挿入してベース15を嵌合穴Hbに嵌入配置した。また、ベース15の係止爪Wbを拡径部12cの窪部Waに固定連結することで前部カバー体13Aとキーシリンダ本体12のキー差し込み部12bとが連結されている。
【0034】
従って、胴部カバー体13Bをキーシリンダホルダ11から取り外すことなく前部カバー体13Aとキーシリンダ本体12とをキーシリンダホルダ11から取り外すことが可能となる。そして、係止爪Wbの拡径部12cから係合を外すことで前部カバー体13Aをキーシリンダ本体12から外し、その前部カバー体13Aを新たな他のキーシリンダ本体に取り付けるようにする。そして、その新たな他のキーシリンダ本体をキーシリンダホルダ11の筒部11aに対して挿入する。このようにすることで、キーシリンダ本体12の交換が容易となる。
【0035】
(4)本実施形態によれば、前部カバー体13Aの照明表示部17を、光を導光するアクリル樹脂で形成した。また、胴部カバー体13Bの嵌合穴Hを形成する内周面Mを、光を導光するアクリル樹脂で形成した。従って、内周面Mからベース15を介して照明表示部17に光を導光することができることから、照明表示部17近傍に設けられた文字プレート部16を照らすことができる。
【0036】
(5)本実施形態によれば、胴部カバー体13Bの嵌合穴Hの外周部に、コイルアンテナ21を埋設した。従って、キーシリンダ装置10は、そのカバー13にてイグニッションキーKから送信されたIDコードを受信することができる。
【0037】
尚、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態は、照明表示部17を文字プレート部16の外周囲に設けたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、照明表示部17を文字プレート部16の内側に設けてもよい。
【0038】
・上記実施形態は、照明表示部17と文字プレート部16とを別体としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、照明表示部17を設けずに文字プレート部16を嵌合穴Hとほぼ同じ径にするとともに、光を導光する樹脂で文字プレート部16を形成するようにしてもよい。このようにすることによって、文字プレート部16自体を光らせることができる。
【0039】
・上記実施形態は、ベース15及び照明表示部17をそれぞれアクリル樹脂で構成したが、本発明は、これに限定されない。たとえば、ポリイミド樹脂で構成してもよい。要は、光を導光させる特性を有した樹脂であればどんな材料であってもよい。
・上記実施形態は、保持筒として、筒部11a及び連結部11cを備えたキーシリンダホルダ11に具体化したが、本発明はこれに限定されない。例えば、連結部11cを備えず、ステアリングコラムCにキーシリンダホルダ11と連結する連結部材が設けられているものであってもよい。要は、筒部11aを備えたものであればよい。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本実施形態に係るキーシリンダ装置を概略斜視図。
【図2】本実施形態に係るキーシリンダ装置の構成を説明するための分解斜視図。
【図3】従来のキーシリンダ装置の構成を説明するための分解斜視図。
【符号の説明】
【0041】
C…ステアリングコラム、Hb…嵌合穴、10…キーシリンダ装置、11…保持筒としてのキーシリンダホルダ、12…キーシリンダ本体、12a…キーシリンダ本体の胴部、13…カバー、13A…前部カバー体、13B…胴部カバー体、21…コイルアンテナ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ステアリングコラムに設けられた保持筒と、
前記保持筒に嵌挿支持されるキーシリンダ本体と、
前記保持筒から露出した前記キーシリンダ本体の前側を覆うとともに、前記キーシリンダ本体の胴部を挿入した前記保持筒を覆うカバーと
からなるキーシリンダ装置において、
前記カバーを、
前記キーシリンダ本体の前側部を覆う前部カバー体と、前記保持筒を覆う胴部カバー体とに、それぞれ分離独立して設け、
前記胴部カバー体は前記保持筒に連結固定され、
前記前部カバー体は前記キーシリンダ本体に連結し、同キーシリンダ本体を介して前記保持筒に支持されたことを特徴とするキーシリンダ装置。
【請求項2】
請求項1に記載のキーシリンダ装置において、
前記前部カバー体は、筒体であり、
前記胴部カバーは、前側に筒状の前記前部カバー体が嵌合する嵌合穴が形成されていることを特徴とするキーシリンダ装置。
【請求項3】
請求項2に記載のキーシリンダ装置において、
前記筒状の前部カバー体は、先端面に光を導光する樹脂で形成され、
前記胴部カバー体は、前記前部カバー体に光を導光する樹脂で形成されたものであることを特徴とするキーシリンダ装置。
【請求項4】
請求項2または3に記載のキーシリンダにおいて、
前記胴部カバー体は、前記嵌合穴の外周部にコイルアンテナが埋設されていることを特徴とするキーシリンダ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2007−303171(P2007−303171A)
【公開日】平成19年11月22日(2007.11.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−132971(P2006−132971)
【出願日】平成18年5月11日(2006.5.11)
【出願人】(000003551)株式会社東海理化電機製作所 (3,198)
【Fターム(参考)】