クローン病のための遺伝子発現マーカー
本発明は、炎症性腸疾患発病学に対する遺伝子発現プロファイリングの方法に関し、哺乳類被験体からの試験試料における一又は複数のIBDマーカーの、コントロールに対する異なる発現が決定され、試験試料における異なる発現は試験試料が得られた哺乳類被験体おけるIBDを示す。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
哺乳類被験体における炎症性腸疾患(IBD)の存在を診断する方法であって、被験体から得られた試験試料における配列番号:5、6、8、11、12、2、14、16、18、20及び22の何れか一つに示されるポリペチドをコードする核酸の、コントロールの発現レベルに対する異なる発現レベルを決定することを含んでなり、前記異なる発現レベルは試験試料が得られた被験体におけるIBDの存在を示す方法。
【請求項2】
異なる発現レベルが、配列番号:5、6、8、11、12、2、14及び16の何れか一つに示されるポリペチドをコードする核酸のより低いレベルの発現であり、より低いレベルの発現は試験試料が得られた被験体におけるIBDの存在を示す請求項1に記載の方法。
【請求項3】
異なる発現レベルが、配列番号:18、20、及び22の何れか一つに示されるポリペチドをコードする核酸のより高いレベルの発現であり、より高いレベルの発現は試験試料が得られた被験体におけるIBDの存在を示す請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記哺乳類被験体がヒト患者である請求項1、2、又は3に記載の方法。
【請求項5】
前記発現レベルのエビデンスが、遺伝子発現プロファイリングの方法によって得られる請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記方法が、PCRに基づいた方法である請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記発現レベルが、一又は複数の参照遺伝子、又はそれらの発現産物の発現レベルに対して正規化される請求項5に記載の方法。
【請求項8】
少なくとも2つの前記遺伝子、又はそれらの発現産物の発現レベルのエビデンスを決定することを含んで成る請求項1、2又は3に記載の方法。
【請求項9】
少なくとも3つの前記遺伝子、又はそれらの発現産物の発現レベルのエビデンスを決定することを含んで成る請求項1、2又は3に記載の方法。
【請求項10】
少なくとも4つの前記遺伝子、又はそれらの発現産物の発現レベルのエビデンスを決定することを含んで成る成る請求項1又は2に記載の方法。
【請求項11】
少なくとも5つの前記遺伝子、又はそれらの発現産物の発現レベルのエビデンスを決定することを含んで成る成る請求項1又は2に記載の方法。
【請求項12】
前記IBD検出をまとめたレポートを作成する工程を更に含んで成る請求項1、2又は3に記載の方法。
【請求項13】
前記IBDが、クローン病である請求項1、2又は3に記載の方法。
【請求項14】
前記試験試料が、結腸組織生検からである請求項1、2、又は3に記載の方法。
【請求項15】
前記生検が、回腸結腸、上行結腸、下行結腸、及びS状結腸からなる群から選択される組織からである請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記生検が、炎症性結腸領域由来である請求項14に記載の方法。
【請求項17】
前記生検が、非炎症性結腸領域由来である請求項14に記載の方法。
【請求項18】
前記決定工程は前記哺乳類被験体におけるIBDの再発を示し、且つ前記哺乳類被験体は以前にIBDと診断され、以前に診断された前記IBDに対して治療を受けている請求項1、2又は3に記載の方法。
【請求項19】
前記治療が手術を含む請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記決定工程が、前記哺乳類被験体における前記IBDの再発を示す請求項1、2又は3に記載の方法。
【請求項21】
治療を必要とする哺乳類被験体の炎症性腸疾患IBDを治療する方法であって、
(a)被験体から得られた試験試料における配列番号:5、6、8、11、12、2、14、16、及び18の何れか一つに示されるポリペチドをコードする核酸の、コントロールの発現レベルに対する異なる発現レベルを決定する工程;及び
(b)前記被験体に有効量のIBD治療薬を投与する工程
を含んでなる方法。
【請求項22】
異なる発現レベルが、配列番号:5、6、8、11、12、2、14及び16の何れか一つに示されるポリペチドをコードする核酸のより低いレベルの発現であり、より低いレベルの発現は試験試料が得られた被験体におけるIBDの存在を示す請求項21に記載の方法。
【請求項23】
異なる発現レベルが、配列番号:18、20、及び22の何れか一つに示されるポリペチドをコードする核酸のより高いレベルの発現であり、より高いレベルの発現は試験試料が得られた被験体におけるIBDの存在を示す請求項21に記載の方法。
【請求項24】
前記哺乳類被験体がヒト患者である請求項21、22又は23に記載の方法。
【請求項25】
前記発現レベルのエビデンスが、遺伝子発現プロファイリングの方法によって得られる請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記方法がPCRに基づいた方法である請求項24に記載の方法。
【請求項27】
前記発現レベルが、一又は複数の参照遺伝子、又はそれらの発現産物の発現レベルに対して正規化される請求項26に記載の方法。
【請求項28】
少なくとも2つの前記遺伝子、又はそれらの発現産物の発現レベルのエビデンスを決定することを含んで成る請求項21、22又は23に記載の方法。
【請求項29】
少なくとも3つの前記遺伝子、又はそれらの発現産物の発現レベルのエビデンスを決定することを含んで成る請求項21、22又は23に記載の方法。
【請求項30】
少なくとも4つの前記遺伝子、又はそれらの発現産物の発現レベルのエビデンスを決定することを含んで成る請求項21、又は22に記載の方法。
【請求項31】
少なくとも5つの前記遺伝子、又はそれらの発現産物の発現レベルのエビデンスを決定することを含んで成る請求項21、又は22に記載の方法。
【請求項32】
前記IBD検出をまとめたレポートを作成する工程を更に含んで成る請求項21、22又は23に記載の方法。
【請求項33】
前記IBDがクローン病である請求項21、22、又は23に記載の方法。
【請求項34】
前記試験試料が、結腸組織生検からである請求項21、22又は23に記載の方法。
【請求項35】
前記生検が、回腸結腸、上行結腸、下行結腸、及びS状結腸からなる群から選択される組織からである請求項34に記載の方法。
【請求項36】
前記生検が、炎症性結腸領域からである請求項34に記載の方法。
【請求項37】
前記生検が、非炎症性結腸領域からである請求項34に記載の方法。
【請求項38】
前記決定工程は前記哺乳類被験体におけるIBDの再発を示し、且つ前記哺乳類被験体は以前にIBDと診断され、以前に診断された前記IBDに対して治療を受けている請求項21、22又は23に記載の方法。
【請求項39】
前記治療が手術を含む請求項38に記載の方法。
【請求項40】
前記決定工程が、前記哺乳類被験体における前記IBDの再発を示す請求項21、22又は23に記載の方法。
【請求項41】
前記IBD治療薬が、アミノサリチル酸である請求項21、22、又は23に記載の方法。
【請求項42】
前記IBD治療薬がコルチコステロイドである請求項21、22又は23に記載の方法。
【請求項43】
前記IBD治療薬が、免疫抑制剤である請求項21、22又は23に記載の方法。
【請求項1】
哺乳類被験体における炎症性腸疾患(IBD)の存在を診断する方法であって、被験体から得られた試験試料における配列番号:5、6、8、11、12、2、14、16、18、20及び22の何れか一つに示されるポリペチドをコードする核酸の、コントロールの発現レベルに対する異なる発現レベルを決定することを含んでなり、前記異なる発現レベルは試験試料が得られた被験体におけるIBDの存在を示す方法。
【請求項2】
異なる発現レベルが、配列番号:5、6、8、11、12、2、14及び16の何れか一つに示されるポリペチドをコードする核酸のより低いレベルの発現であり、より低いレベルの発現は試験試料が得られた被験体におけるIBDの存在を示す請求項1に記載の方法。
【請求項3】
異なる発現レベルが、配列番号:18、20、及び22の何れか一つに示されるポリペチドをコードする核酸のより高いレベルの発現であり、より高いレベルの発現は試験試料が得られた被験体におけるIBDの存在を示す請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記哺乳類被験体がヒト患者である請求項1、2、又は3に記載の方法。
【請求項5】
前記発現レベルのエビデンスが、遺伝子発現プロファイリングの方法によって得られる請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記方法が、PCRに基づいた方法である請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記発現レベルが、一又は複数の参照遺伝子、又はそれらの発現産物の発現レベルに対して正規化される請求項5に記載の方法。
【請求項8】
少なくとも2つの前記遺伝子、又はそれらの発現産物の発現レベルのエビデンスを決定することを含んで成る請求項1、2又は3に記載の方法。
【請求項9】
少なくとも3つの前記遺伝子、又はそれらの発現産物の発現レベルのエビデンスを決定することを含んで成る請求項1、2又は3に記載の方法。
【請求項10】
少なくとも4つの前記遺伝子、又はそれらの発現産物の発現レベルのエビデンスを決定することを含んで成る成る請求項1又は2に記載の方法。
【請求項11】
少なくとも5つの前記遺伝子、又はそれらの発現産物の発現レベルのエビデンスを決定することを含んで成る成る請求項1又は2に記載の方法。
【請求項12】
前記IBD検出をまとめたレポートを作成する工程を更に含んで成る請求項1、2又は3に記載の方法。
【請求項13】
前記IBDが、クローン病である請求項1、2又は3に記載の方法。
【請求項14】
前記試験試料が、結腸組織生検からである請求項1、2、又は3に記載の方法。
【請求項15】
前記生検が、回腸結腸、上行結腸、下行結腸、及びS状結腸からなる群から選択される組織からである請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記生検が、炎症性結腸領域由来である請求項14に記載の方法。
【請求項17】
前記生検が、非炎症性結腸領域由来である請求項14に記載の方法。
【請求項18】
前記決定工程は前記哺乳類被験体におけるIBDの再発を示し、且つ前記哺乳類被験体は以前にIBDと診断され、以前に診断された前記IBDに対して治療を受けている請求項1、2又は3に記載の方法。
【請求項19】
前記治療が手術を含む請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記決定工程が、前記哺乳類被験体における前記IBDの再発を示す請求項1、2又は3に記載の方法。
【請求項21】
治療を必要とする哺乳類被験体の炎症性腸疾患IBDを治療する方法であって、
(a)被験体から得られた試験試料における配列番号:5、6、8、11、12、2、14、16、及び18の何れか一つに示されるポリペチドをコードする核酸の、コントロールの発現レベルに対する異なる発現レベルを決定する工程;及び
(b)前記被験体に有効量のIBD治療薬を投与する工程
を含んでなる方法。
【請求項22】
異なる発現レベルが、配列番号:5、6、8、11、12、2、14及び16の何れか一つに示されるポリペチドをコードする核酸のより低いレベルの発現であり、より低いレベルの発現は試験試料が得られた被験体におけるIBDの存在を示す請求項21に記載の方法。
【請求項23】
異なる発現レベルが、配列番号:18、20、及び22の何れか一つに示されるポリペチドをコードする核酸のより高いレベルの発現であり、より高いレベルの発現は試験試料が得られた被験体におけるIBDの存在を示す請求項21に記載の方法。
【請求項24】
前記哺乳類被験体がヒト患者である請求項21、22又は23に記載の方法。
【請求項25】
前記発現レベルのエビデンスが、遺伝子発現プロファイリングの方法によって得られる請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記方法がPCRに基づいた方法である請求項24に記載の方法。
【請求項27】
前記発現レベルが、一又は複数の参照遺伝子、又はそれらの発現産物の発現レベルに対して正規化される請求項26に記載の方法。
【請求項28】
少なくとも2つの前記遺伝子、又はそれらの発現産物の発現レベルのエビデンスを決定することを含んで成る請求項21、22又は23に記載の方法。
【請求項29】
少なくとも3つの前記遺伝子、又はそれらの発現産物の発現レベルのエビデンスを決定することを含んで成る請求項21、22又は23に記載の方法。
【請求項30】
少なくとも4つの前記遺伝子、又はそれらの発現産物の発現レベルのエビデンスを決定することを含んで成る請求項21、又は22に記載の方法。
【請求項31】
少なくとも5つの前記遺伝子、又はそれらの発現産物の発現レベルのエビデンスを決定することを含んで成る請求項21、又は22に記載の方法。
【請求項32】
前記IBD検出をまとめたレポートを作成する工程を更に含んで成る請求項21、22又は23に記載の方法。
【請求項33】
前記IBDがクローン病である請求項21、22、又は23に記載の方法。
【請求項34】
前記試験試料が、結腸組織生検からである請求項21、22又は23に記載の方法。
【請求項35】
前記生検が、回腸結腸、上行結腸、下行結腸、及びS状結腸からなる群から選択される組織からである請求項34に記載の方法。
【請求項36】
前記生検が、炎症性結腸領域からである請求項34に記載の方法。
【請求項37】
前記生検が、非炎症性結腸領域からである請求項34に記載の方法。
【請求項38】
前記決定工程は前記哺乳類被験体におけるIBDの再発を示し、且つ前記哺乳類被験体は以前にIBDと診断され、以前に診断された前記IBDに対して治療を受けている請求項21、22又は23に記載の方法。
【請求項39】
前記治療が手術を含む請求項38に記載の方法。
【請求項40】
前記決定工程が、前記哺乳類被験体における前記IBDの再発を示す請求項21、22又は23に記載の方法。
【請求項41】
前記IBD治療薬が、アミノサリチル酸である請求項21、22、又は23に記載の方法。
【請求項42】
前記IBD治療薬がコルチコステロイドである請求項21、22又は23に記載の方法。
【請求項43】
前記IBD治療薬が、免疫抑制剤である請求項21、22又は23に記載の方法。
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9A】
【図9B】
【図10A】
【図10B】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24−1】
【図24−2】
【図24−3】
【図24−4】
【図24−5】
【図24−6】
【図24−7】
【図25−1】
【図25−2】
【図25−3】
【図25−4】
【図25−5】
【図25−6】
【図25−7】
【図25−8】
【図25−9】
【図25−10】
【図25−11】
【図25−12】
【図25−13】
【図25−14】
【図25−15】
【図25−16】
【図25−17】
【図25−18】
【図25−19】
【図25−20】
【図25−21】
【図25−22】
【図25−23】
【図25−24】
【図25−25】
【図25−26】
【図25−27】
【図25−28】
【図25−29】
【図25−30】
【図25−31】
【図25−32】
【図25−33】
【図25−34】
【図25−35】
【図25−36】
【図25−37】
【図25−38】
【図25−39】
【図25−40】
【図25−41】
【図25−42】
【図26−1】
【図26−2】
【図26−3】
【図26−4】
【図26−5】
【図26−6】
【図26−7】
【図26−8】
【図26−9】
【図26−10】
【図26−11】
【図26−12】
【図26−13】
【図27−1】
【図27−2】
【図27−3】
【図27−4】
【図27−5】
【図27−6】
【図27−7】
【図27−8】
【図27−9】
【図28】
【図29】
【図30】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9A】
【図9B】
【図10A】
【図10B】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24−1】
【図24−2】
【図24−3】
【図24−4】
【図24−5】
【図24−6】
【図24−7】
【図25−1】
【図25−2】
【図25−3】
【図25−4】
【図25−5】
【図25−6】
【図25−7】
【図25−8】
【図25−9】
【図25−10】
【図25−11】
【図25−12】
【図25−13】
【図25−14】
【図25−15】
【図25−16】
【図25−17】
【図25−18】
【図25−19】
【図25−20】
【図25−21】
【図25−22】
【図25−23】
【図25−24】
【図25−25】
【図25−26】
【図25−27】
【図25−28】
【図25−29】
【図25−30】
【図25−31】
【図25−32】
【図25−33】
【図25−34】
【図25−35】
【図25−36】
【図25−37】
【図25−38】
【図25−39】
【図25−40】
【図25−41】
【図25−42】
【図26−1】
【図26−2】
【図26−3】
【図26−4】
【図26−5】
【図26−6】
【図26−7】
【図26−8】
【図26−9】
【図26−10】
【図26−11】
【図26−12】
【図26−13】
【図27−1】
【図27−2】
【図27−3】
【図27−4】
【図27−5】
【図27−6】
【図27−7】
【図27−8】
【図27−9】
【図28】
【図29】
【図30】
【公表番号】特表2012−533322(P2012−533322A)
【公表日】平成24年12月27日(2012.12.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−521710(P2012−521710)
【出願日】平成22年7月19日(2010.7.19)
【国際出願番号】PCT/US2010/042487
【国際公開番号】WO2011/011339
【国際公開日】平成23年1月27日(2011.1.27)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.フロッピー
【出願人】(509012625)ジェネンテック, インコーポレイテッド (357)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成24年12月27日(2012.12.27)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年7月19日(2010.7.19)
【国際出願番号】PCT/US2010/042487
【国際公開番号】WO2011/011339
【国際公開日】平成23年1月27日(2011.1.27)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.フロッピー
【出願人】(509012625)ジェネンテック, インコーポレイテッド (357)
【Fターム(参考)】
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