説明

クーポンカードシステムおよびクーポンカードシステム用の冊子

【課題】電子データによるクーポンを用いることにより、大規模なオンラインを不要としたクーポンカードシステムおよびクーポンカードシステム用の冊子を提供する。
【解決手段】クーポン加入店40、50における使用条件やサービス特典が印刷された冊子1を発行し、クーポンのポイント管理を行うクーポン発行会社30が利用するクーポンカードシステム。クーポン発行会社30で加入店40、50のサービス特典、割引ポイント、使用可能ポイント、使用済ポイント、残ポイントおよび有効期限などのクーポン情報を電子データとして記録した電子記録媒体5を作成し、冊子1に添付して配布し、加入店40、50で電子記録媒体5に対する読み取り・書込みを行うクーポン処理装置20b、20cを備え、使用条件や有効期限などをクーポン処理装置20b、20cで読取ってチェックすると共に、電子記録媒体5の電子データを更新し、割引したポイント情報を記憶する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特に、今までの印刷タイプによらず、しかも、財布や手帳などに保管し易く、商店街などの小規模なエリアに好適なクーポンカードシステムおよびクーポンカードシステム用の冊子に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、通信ネットワークに接続された入出力可能な双方向通信の携帯端末機を用い、購入金額の割引、購入に伴う商品プレゼント等の購入者に有利な購入形態を生じさせるクーポン券を携帯電話機に表示するようなクーポン券配信システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このシステムによれば、クーポン券を表示可能とする電子データとして携帯移動端末(携帯電話機)に配信することにより、利用者がクーポン券の利用を様々な場所で迅速かつ容易に行うことが可能であり、さらに、クーポン券を電子データとして管理することが出来るというメリットがあるものの、携帯電話機が必須であり、しかも、会員として登録するための大規模なオンライン構築を必要とするなど導入費用が膨大であり、地域限定のエリア、例えば、小規模の商店街などの使用には不向きであるという問題がある。
【0003】
一方、集客効果を高める目的で店舗、または、商店街などの小規模エリアの加入店がチラシやタウン誌等(以下、冊子と称する)に付属させてクーポンを配布し、クーポンを持参した顧客に対するサービスを行うシステムは、相変わらず根強い人気があり、今までどおり行われている。
例えば、特許文献2には、冊子を含む印刷物の表面か裏面の少なくとも一部に貼付面を設け、この貼付面から剥離可能に貼付小片を設けるとともに、この貼付小片の印刷面の裏面の貼付面に設けられた粘着剤を介して、剥離した貼付小片を財布や手帳などの被貼付体に貼付するようなものが知られている(特許文献2参照)。
これによれば、粘着剤により被貼付体に貼付小片を貼付しておくことにより貼付小片の紛失防止が図れるものの、薄い紙製であるためよじれ易く、しかも、繰り返し貼ったり剥がしたりできるよう粘着剤を用いているため、財布等に保管したときに粘着剤により汚れる場合があるという問題があった。
また、紙により提示されるため、サービスを行う店舗側では有効期限のチェックや適用サービスの内容確認などを忙しいレジでの会計(勘定)時に目視により行う必要があるため煩わしく、特に、パート社員などの慣れない者が多い職場ではミスが起こり易い要因となったり、会計処理が滞る要因となるという問題があった。
【特許文献1】特開2002−236838号公報
【特許文献2】特開2004−17348号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記の問題点に着目して成されたものであり、紙でなくICカードやMCカードなどを用いた電子データによるクーポンを用いることにより、大規模なオンラインを不要としたクーポンカードシステムおよびクーポンカードシステム用の冊子を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に記載のクーポンカードシステムは、クーポンの加入店と、前記加入店における使用時の条件や割引するサービス特典などが印刷された冊子を発行するとともにクーポンのポイント管理を行うクーポン発行会社が協調して利用するクーポンカードシステムであって、前記クーポン発行会社にて、少なくとも前記加入店の前記割引のサービス特典、割引ポイント、使用可能ポイント、使用済ポイント、残ポイントおよび有効期限などのクーポン情報を電子データとして記録した電子記録媒体を作成するとともに、前記冊子に添付して配布し、かつ、加入店におけるポイントを管理し、また、前記加入店は、前記電子記録媒体に対する読み取り・書込みを行うクーポン処理装置を備え、前記残ポイントや有効期限などを前記クーポン処理装置にて読取ってチェックすると共に、サービス特典に基づく割引を実施して前記電子記録媒体の電子データを更新し、かつ、割引した前記ポイント情報を記憶することを特徴とする。
また、電子記録媒体は、磁気、または、IC内蔵、もしくは、RFID内蔵のカードとすることができる。
また、前記記憶された割引のポイント情報は、累計したポイント情報とともに使用日付を記憶され、前記クーポン会社へ受け渡す手段を備えるようにできる。
また、請求項4に記載のクーポンカードシステム用の冊子は、クーポンの加入店の情報、およびこの加入店における使用時の条件や割引するサービス特典の内容などが印刷されたサービス台紙と、前記加入店ごとの少なくとも割引のサービス特典、割引ポイント、使用可能ポイントを電子データとして記憶し、かつ、使用済ポイント、残ポイントおよび有効期限などのクーポン情報を電子データとして記憶可能とした電子記録媒体と、を備えたことを特徴とする。
また、サービス台紙には、電子記録媒体を保持する保持手段を備えるようにできる。
【発明の効果】
【0006】
加入店の割引のサービス特典、割引ポイント、使用可能ポイントなどのクーポン情報を電子データとして記録した電子記録媒体を冊子に添付して配布し、この電子記録媒体に記憶されたサービス特典の内容や有効期限などをクーポン処理装置で読取ってチェックすると共に、割引したポイント情報を記憶するようにしたので、大規模なオンラインの構築を不要とし、クーポン処理装置を備えた最小構成で、加入店でのクーポンの処理が容易になるという効果がある。
また、電子記録媒体を、磁気、またはIC内蔵、もしくは、RFID内蔵のカードとすれば、クーポン情報を電子データとして記憶することができる。
また、割引のポイント情報を、定期的に送信する手段を備えるようにすれば、加入店の情報を一元管理できることになる。
さらに、割引のサービス特典、などを電子データとして少なくとも記憶した電子記録媒体を、サービス特典の内容などが印刷されたサービス台紙に添付した冊子としたことにより、従来の紙クーポンに比し、加入店で扱い易いという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、本発明の実施の形態によるクーポンカードシステムを図1ないし図6に基づき説明する。
【0008】
図1は、本発明に係るクーポンカードシステム用の冊子を示す。
冊子1は、新聞折込チラシ、パンフレット、カタログやタウン情報誌であり、サービス台紙2を備えている。
サービス台紙2は、業種別に設けられており、本実施の形態においては、飲食店を中心とする「居酒屋編」のサービス台紙2aと、リラクゼーションや美容を中心とする「美容・エステ編」のサービス台紙2bとに分かれており、糊代3により剥離可能に貼付されている。
サービス台紙2には、サービス店の情報、すなわち、店名、TEL、使用時の特典、使用の条件、住所、開店日、有効期限などの情報が印刷された印刷クーポン情報部4が形成されており、かつ、「電子記録媒体」としてのIC内蔵カード5が備えられている。
同図の「居酒屋編」のサービス台紙2aを例にとって説明すると、印刷クーポン情報部4には、店名として「居酒屋たぬき」、お店のTELとして「03−3666−××」、使用時の特典として「500円OFF」、使用の条件として「但し、2名・3千円以上。ランチタイムを除く。」、住所として「曙町2−2○ビル3F」、開店日として「(定休日毎週水曜と第1火曜)、そして、「2004/6/30まで」の有効期限が、各々目視可能な状態で印刷されている。その他のサービス店の情報は、同様につき詳説を省略する。
サービス台紙2aのIC内蔵カード5は、図示しない両面テープなどの「保持手段」により、容易に取外し可能な状態に取付けられている。
また、サービス台紙2bには、上端部が開口された袋状の収納部6が設けられており、この収納部6にIC内蔵カード5は、出し入れ自在に収納されている。なお、収納部6は、例えば、透明なビニールなどで作製することにより、IC内蔵カード5が収納されているかどうかの確認を明確とすることができる。
【0009】
図2は、前記印刷クーポン情報部4に掲載されたサービス店情報を電子データとして記憶するIC内蔵カード5の内容を例示する説明図である。同図に示すようにIC内蔵カード5には、店ID10、店名11、使用の条件12、サービス特典を示す使用時の特典13、使用可能ポイント14、使用済ポイント15、残ポイント16、有効期限17、所在地/TEL18の各項目が設定されている。例えば、第1行を例に説明すると、店ID10として「0253」、店名11として「居酒屋たぬき」、使用の条件12として「ランチタイムは除く。2名以上。3千円以上。」、使用時の特典13として、「500ポイントOFF」、使用可能ポイント14として「500ポイント」、使用済ポイント15として「500ポイント」、残ポイント16として「0ポイント」、有効期限17として「04/06/30」、所在地/TEL18として「曙町2−2、○ビル3F、3666−××××」の各々の項目が設定されている。勿論、IC内蔵カード5の未使用時には、使用可能ポイント14および残ポイント16は、加入店が提供する最大のポイントが設定され、かつ、使用済ポイント15は、「0」が設定されている。
なお、図2の例では、便宜上、「居酒屋編」と「美容・エステ編」のIC内蔵カード5の内容が一緒に記憶されている例で説明してある。
【0010】
図3は、前記IC内蔵カード5に対する読取り・書込みを行うクーポン処理装置20を示す図である。
クーポン処理装置20は、ケーシング21の上部に、前記IC内蔵カード5の内容やメッセージなどを表示する表示部22と、テンキーや制御キーなどより成る入力部23と、ケーシング21の前面に、IC内蔵カード5のカード挿入・排出口24が設けられた構成となっている。
【0011】
図4は、図3のクーポン処理装置20の実施の形態の構成例を示すブロック図である。同図に示すように、クーポン処理装置20は、主に、前記表示部22と、前記入力部23と、前記IC内蔵カード5に記憶されている前記店ID10や使用の条件12、使用時の特典13などのクーポン情報(図2参照)に対する読込み、および書込みを行うカード読取り・書込み部25と、ポイント算出部26と、ポイントデータ記憶部27と、外部インタフェース部28とを備え、これらの各部は前記ケーシング21内に設けてある。
ポイント算出部26では、カード読取り・書込み部25にて読取られた前記IC内蔵カード5のクーポン情報に基づいて、有効期限17や残ポイント16のチェックを行うと共に、使用時の特典13に定められたポイントを、使用残ポイント16より減算し、かつ、使用済ポイント15に加算する、クーポンのポイント更新を実行するようになっており、図示省略のCPUなどの作動により行われる。
ポイントデータ記憶部27は、前記クーポン処理に基づき更新された前記使用ポイント(使用時の特典13に定められたポイント)を累計して更新日時と共に記憶するものであり、RAM(random access memory)や書き換え可能なフラッシュEEPROM(electrIcally erasable and programmable read only memory)などの採用が可能である。
外部インタフェース部28は、例えばパソコンなどの外部機器29との接続を実現するためのものであり、この外部インタフェース部28および外部機器29としてのパソコンを介して前記ポイントデータ記憶部27に記憶された使用ポイントの累計(図示省略)などを他所へ送信することができるようになっている。
【0012】
次に、図5を用いて、クーポンカード用の冊子の使用例につき説明する。
同図は、商店街などの小規模エリアのクーポンカードシステムの概念図を表す図であって、クーポン発行会社30と、クーポンの加入店40、50と、ガイド端末60と、必要な加入店とを結ぶ通信ネットワーク70などより構成される。
【0013】
クーポン発行会社30は、パソコン(以下、単にPCと称す)31と、このPC31に接続されたクーポン処理装置20aと、を備えている。
クーポン処理装置20aの基本形は、前述のクーポン処理装置20と同様であるが、接続されるPC31により、IC内蔵カード5が作製可能なようになっている。
PC31は、全加入店の図2相当のサービス店情報が電子データとして記憶されているほか、図示省略の業種IDや店ID別のポイント集計エリアなどが設けられた記憶部(図示省略)を備えている。
なお、前記PC31の図示省略のプログラムでは、以下のような処理ができるようになっている。
1)サービス台紙2の作製
前記PC31の図示省略の記憶部に記憶されている前記サービス店情報より、業種ID(図示省略)に基づき同業種の加入店を抽出して編集し、サービス台紙2を印字・作製する。
2)IC内蔵カード5の作製
前記抽出した同業種の加入店の前記サービス店情報(図示省略)を、PC31に接続されるクーポン処理装置20aより出力し、IC内蔵カード5を作製する。すなわち、クーポン処理装置20aにセットされたIC内蔵カード5に対し、図2に示す店ID10、店名11、使用の条件12、使用時の特典13、使用ポイント14、使用済ポイント15、残ポイント16、有効期限17、所在地/TEL18を書き込むものであり、使用済ポイント15はゼロが、また、残ポイント16は使用可能ポイント14が、各々初期値として記憶される。
3)加入店40、50のポイント管理
後述する加入店40,50の使用ポイントを累計し、累計に基づき加入店ごとの管理を行うとともに、前記ポイントデータ記憶部27に記憶された更新日付などの記憶データに基づき、月の何日頃、何曜日、何時頃の使用頻度が高いか、などの統計の管理も行う。
使用ポイントの累計は、後述の「累計IC内蔵カード」をクーポン処理装置20aより読み込ませて出力しても良いし、また、インターネットなどの通信ネットワーク70を介してPC31にて受信して処理しても良い。
クーポン発行会社30では、作製した前述IC内蔵カード5を、保持手段としての図示省略の両面テープなどを付けてサービス台紙2に貼り付けるか、あるいは、サービス台紙2の収納部6に収納・保持し、さらに、糊代3を介してサービス台紙2同士を貼り付けて冊子1を作成するものであり、これを街角やコンビニなどに置き、あるいは、街行く人に配るものである。
【0014】
クーポンの加入店40には、インターネット70に接続されたパソコン(以下、単にPCと称す)41と、このPC41に接続されたクーポン処理装置20bと、を備えている。
クーポン処理装置20bでは、お客様より提示されたIC内蔵カード5のクーポン処理を行う。すなわち、カード読取り・書込み部25にてIC内蔵カード5を読み取り、ポイント算出部26の機能を使って店ID10より自店(該当店)の情報を探し出し、有効期限17をチェックして使用有効期限内であれば、次に残ポイント16をチェックし、使用時の特典13のサービスが受けられるかどうかをチェックする。そして、使用が可能な条件が整っていた場合は、表示部22にサービスポイントを表示し、かつ、カード読取り・書込み部25を介し使用時の特典13に基づくサービスポイントを、残ポイント16より引くとともに、使用済ポイント15に加算してIC内蔵カード5を更新する。なお、前記ポイントの更新情報は、使用日時とともに、ポイントデータ記憶部27にも記憶される。
また、クーポン処理装置20bに接続されたPC41には、インターネット70を介してクーポン発行会社30のPC31に、前記ポイントデータ記憶部27に記憶されたサービスポイント情報を送信する機能があり、定期的にクーポン発行会社30に対し使用されたサービスポイント情報の報告ができるようになっている。
【0015】
クーポン加入店50は、「パソコン」を導入するほどの店の規模ではなく、クーポン処理装置20cのみが備えられている。IC内蔵カード5の提示を受けると、先の加入店40と同様のクーポン処理を行い、IC内臓カード5を更新し、かつ、ポイントデータ記憶部27にも使用日時とともにポイントの更新情報が記憶される。ポイントデータ記憶部27に記憶されたポイントの更新情報は、定期的に累計IC内蔵カード51に出力する。
図6に累計IC内蔵カード51の一例を示す。
同図に示すように、累計IC内蔵カード51には、店ID52、店名53、使用済ポイント累計54、各使用ポイント55、使用日時56の記憶エリアが設けられている。また、前記クーポン処理装置20のポイントデータ記憶部27にも同様の項目が記憶されている。クーポン処理装置20cに累計IC内蔵カード51をセットし入力部23を操作して図示省略の「累計出力処理」を行うと、ポイントデータ記憶部27より累計IC内蔵カード51へ前記店ID52、店名53、使用済ポイント累計54、各使用ポイント55、使用日時56の各データが出力されるので、これをクーポン発行会社30に郵送、あるいは、持参にて持ち込み、PC31に蓄積するものである。
【0016】
図5に戻って、ガイド端末60は、街角などに設置されたガイド用の端末機であり、IC内臓カード5を挿入すると、図2に例示されるIC内蔵カード5の内容、すなわち、店名11、使用時の条件12、使用時の特典13、使用可能ポイント14、使用済ポイント15、使用残ポイント16、有効期限17、所在地/TEL18の項目が表示・確認できるようになっており、ガイド端末60単体で加入店40、50のガイド(紹介)が可能となっている。
【0017】
上述したように、新聞折込チラシ、パンフレット、カタログやタウン情報誌などの冊子1に、加入店40,50の使用時の割引のサービス特典13、使用可能ポイント14などのクーポン情報を電子データとして記録した「電子記録媒体」としてのIC内蔵カード5を添付して配布し、このIC内蔵カード5に記憶された有効期限17や残ポイント16などをクーポン処理装置20でチェックし、かつ、使用に応じてIC内蔵カード5を更新する(書き換える)と共に、割引したクーポンのポイント情報をポイントデータ記憶部27に記憶するようにしたので、大規模なオンラインの構築を不要とし、クーポン処理装置20を備えた最小構成で、加入店40,50でのクーポンの電子的な処理が容易になるものであり、さらに、冊子1にIC内蔵カード5を添付するようにしたので、従来の紙クーポンに比し、加入店で扱い易いものである。
【0018】
また、クーポン発行会社30では、加入店40、50より収集したクーポン情報に基づき各加入店40、50の集計を行ない、また、使用日時に基づき、利用の多い曜日、時間帯などの情報を加入店40、50にフィードバックすることができる。
【0019】
なお、上記実施の形態の構成及び動作は例であって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することができることは言うまでもない。
【0020】
例えば、上記の例では説明の都合上、「電子記録媒体」として、IC内蔵カード5を例にとって説明したがこれに限定されないことは勿論であり、磁気カード、もしくは、RFID内蔵カードの採用も可能である。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明に係るクーポンカードシステム用の冊子1を示す概略説明図である。
【図2】IC内蔵カードの内容を例示する説明図である。
【図3】クーポン処理装置の概略斜視図である。
【図4】図3のクーポン処理装置の実施の形態の構成例を示すブロック図である。
【図5】本発明に係るクーポンカードシステムの概念図である。
【図6】累計IC内蔵カードの一例を示す説明図である。
【符号の説明】
【0022】
1 冊子
2、2a、2b サービス台紙
3 糊代
4 印刷クーポン情報部
5 IC内蔵タグ(電子記録媒体)
6 収納部
11 店名
12 使用の条件
13 使用時の特典
14 使用可能ポイント
15 使用済ポイント
16 残ポイント
17 有効期限
18 所在地/TEL
20、20a、20b、20c クーポン処理装置
21 ケーシング
22 表示部
23 入力部
24 カード挿入・排出口
25 カード読取り・書込み部
26 ポイント算出部
27 ポイントデータ記憶部
28 外部インタフェース
29 外部機器
30 クーポン発行会社
31 パソコン(PC)
40 クーポン加入店
50 クーポン加入店
51 累計IC内蔵カード
52 店ID
53 店名
54 使用済ポイント累計
55 各使用ポイント
56 使用日時


【特許請求の範囲】
【請求項1】
クーポンの加入店と、前記加入店における使用時の条件や割引するサービス特典などが印刷された冊子を発行するとともにクーポンのポイント管理を行うクーポン発行会社が協調して利用するクーポンカードシステムであって、
前記クーポン発行会社にて、少なくとも前記加入店の前記割引のサービス特典、割引ポイント、使用可能ポイント、使用済ポイント、残ポイントおよび有効期限などのクーポン情報を電子データとして記録した電子記録媒体を作成するとともに、前記冊子に添付して配布し、かつ、加入店におけるポイントを管理し、
また、前記加入店は、前記電子記録媒体に対する読み取り・書込みを行うクーポン処理装置を備え、前記残ポイントや有効期限などを前記クーポン処理装置にて読取ってチェックすると共に、サービス特典に基づく割引を実施して前記電子記録媒体の電子データを更新し、かつ、割引した前記ポイント情報を記憶することを特徴とするクーポンカードシステム。
【請求項2】
前記電子記録媒体は、磁気、または、IC内蔵、もしくは、RFID内蔵のカードであることを特徴とする請求項1に記載のクーポンカードシステム。
【請求項3】
前記記憶された割引のポイント情報は、累計したポイント情報とともに使用日付を記憶され、前記クーポン会社へ受け渡す手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のクーポンカードシステム。
【請求項4】
クーポンの加入店の情報、およびこの加入店における使用時の条件や割引するサービス特典の内容などが印刷されたサービス台紙と、
前記加入店ごとの少なくとも割引のサービス特典、割引ポイント、使用可能ポイントを電子データとして記憶し、かつ、使用済ポイント、残ポイントおよび有効期限などのクーポン情報を電子データとして記憶可能とした電子記録媒体と、を備えたことを特徴とするクーポンカードシステム用の冊子。
【請求項5】
前記サービス台紙には、前記電子記録媒体を保持する保持手段を備えることを特徴とする請求項4に記載のクーポンカードシステム用の冊子。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−11901(P2006−11901A)
【公開日】平成18年1月12日(2006.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−189242(P2004−189242)
【出願日】平成16年6月28日(2004.6.28)
【出願人】(000130581)株式会社サトー (1,153)
【Fターム(参考)】