説明

グリッパー

【課題】 低出力なモータを用いながら、強い把持力で高速に物品を把持できるグリッパーを提供することを目的とする。
【解決手段】 引き伸ばされた状態から復元する際に、把持部材1及び2を閉じる方向に強制揺動する把持用弾発部材5と、馬力と速度との積が把持用弾発部材5の弾性復元力と復元速さの積より小さい駆動部10と、駆動部10の駆動力を増幅して把持用弾発部材5を引き伸ばす増幅部9と、把持用弾発部材5が引き伸ばされた状態で、その復元を阻止するようロックし、外部からの制御によりロック解除可能である係止部材11とを備え、ロックが解除されると、把持用弾発部材5の復元力により把持機構が強い把持力で高速に物品の把持を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、物品を把持するグリッパーの改良に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、様々な分野でロボットが利用されているが、その多くの用途でロボットが物品を把持する機構が必要とされている。そこで、モータ等の駆動力によりクランプジョーを揺動させることで物品を把持するグリッパーが用いられる(例えば、特許文献1)。
グリッパーは、用途に応じて様々な形状、機能が求められるが、ロボットアームに組み込むという制約から、小型化や構造の簡易化が必須であり、低出力な小型モータの使用が一般的である。そこで、グリッパーの把持力の強化、把持の高速化には、モータの駆動力をギア等で増幅したり高速化することとなる。
【特許文献1】特開2000-225590号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、ギア等を用いた駆動力の増幅は、把持力と把持速度とのトレードオフをもたらすという問題がある。ロボットの利用分野は、今後ますます増えることが予測され、用途によっては、グリッパーに強力且つ高速な把持性能が求められる場面も考えられる。
本発明はかかる問題に鑑み、低出力なモータを用いながら、強い把持力で高速に物品を把持できるグリッパーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記目的を達成するために、本発明に係るグリッパーは、一対のクランプジョーを備え、それの開閉により物品の把持と、把持解除とを行う把持機構と、前記把持機構に連結されていて、緊張状態から復元する際に復元力が前記クランプジョーへ伝達して、クランプジョーを閉じる方向に強制揺動する弾発部材と、馬力と速度との積が、前記弾発部材の弾性復元力と復元速さの積より小さく、前記弾発部材が復元状態にあるとき、外部からの指示に基づいて、弾発部材を緊張状態に状態遷移させる低速高馬力駆動機構と、弾発部材が緊張状態に遷移されたとき、その復元を阻止するようロックし、外部からの指示によりロック解除可能であるロック機構とを備え、ロックが解除されると、弾発部材の弾性復元力により把持機構が強い把持力で高速に物品の把持を行うことを特徴としている。
【発明の効果】
【0005】
上記の構成により、本発明に係るグリッパーは、低出力なモータの駆動力をギア等で増幅する機構を低速高馬力駆動機構とすることで、強力、且つ高速に復元する弾発部材を引き伸ばし、弾発部材の復元力、復元速度により高速高馬力で物品の把持を行うことができる。
従って、低出力なモータを用いながら、強い把持力で高速に物品を把持することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係るグリッパー100の一部を切り欠いた図である。グリッパー100は、ハウジング20の内部に、把持部材1、把持部材2、開放用弾発部材3、ブロック部材4、把持用弾発部材5、連結紐6、プーリ7、連結紐8、増幅部9、駆動部10、係止部材11、係止用弾発部材12、連結紐13、プーリ14、増幅部15、及び駆動部16を有する。
【0007】
把持部材1は、顎部1aと切欠部1bと取付部1cとから一体的に形成されており、切欠部1bに支持軸20aの挿通孔が穿設されており、顎部1aの側面に引留ピン1dが突設されている。把持部材2は、顎部2aと切欠部2bと取付部2cとから一体的に形成されており、切欠部2bに支持軸20aの挿通孔が穿設されており、取付部2cの側面に引留ピン2dが突設されている。また、把持部材1及び2は、切欠部1bと切欠部2bとの挿通孔へ、ハウジング20に突設された支持軸20aを挿入することにより、ハウジング20に揺動自在に軸支された把持機構を形成する。
【0008】
開放用弾発部材3は、コイルスプリングから形成されており、把持部材1の引留ピン1dと把持部材2の引留ピン2dとの間に張架され、その弾性力が顎部1a、2aが離間するように作用する。
ブロック部材4は、ハウジング20に突設されたガイドレール20bによって、図の左右方向へ移動自在に支持されている。
【0009】
把持用弾発部材5は、コイルスプリングから形成されており、ハウジング20に突設された固定爪20cと固定爪20cに正対するブロック部材4の左側面との間に張架され、その両端部が固定爪20c及びブロック部材4に固定されている。把持用弾発部材5のコイルスプリングは、所謂、引っ張りバネであり、その弾性力はブロック部材4を図の左方に引き戻す向きに作用する。
【0010】
連結紐6は、把持機構の把持部材1、2とブロック部材4とを連結するY字形状の紐であり、把持機構と連結する一端は分枝6a及び6bに分岐し、それぞれの分枝が取付部1c、2cの端部に固定され、ブロック部材4と連結する一端はブロック部材4において把持用弾発部材5が固定された面と対向する右側面に固定されている。連結紐6は、プーリ7を介して把持機構とブロック部材4とに架け渡されており、ブロック部材4が図の左方にスライドすることで取付部1c、2cを互いに引き寄せ、顎部1a、2aを当接させる。ここで、把持用弾発部材5のコイルスプリングが、開放用弾発部材3のコイルスプリングよりも強いため、連結紐8に張力が働かず、且つ、ブロック部材4に係止部材11が当接していない状態では、把持用弾発部材5によりブロック部材4が左方に引き戻され、顎部1a、2aが当接し把持機構が閉じた状態で安定する。
【0011】
プーリ7は、ハウジング20に突設された支持軸により、回動自在に軸支された滑車である。
連結紐8は、一端がブロック部材4において連結紐6が固定された面と同じ側面に固定され、他端が巻取ローラ9aにより巻き取られている。
増幅部9、駆動部10は、連結紐8を介して把持用弾発部材5を引き伸ばす低速高馬力駆動機構を構成する。低速高馬力駆動機構において、連結紐8を引く馬力と速度との積は、把持用弾発部材5の弾性復元力と復元速さの積より小い。
【0012】
増幅部9は、巻取ローラ9a及び増幅ローラ9bから形成されており、駆動部10の駆動により得られたトルクを増幅して連結紐8を巻き取る。
駆動部10は、外部から供給される電流の向きにより回転方向が逆転する直流モータであり、巻取ローラ9aで連結紐8を巻き取ることにより把持用弾発部材5を引き伸ばす外力を供給する。
【0013】
係止部材11は、ハウジング20に突設されたガイドレール20dによって、図の上下方向へ移動自在に支持されており、ブロック部材4が係止部材11の右側面よりも右方にスライドした状態で、係止部材11は図の上方にスライドすることで、ブロック部材4の左側面と当接し、把持用弾発部材5を引き伸ばした状態でブロック部材4を係止することができる。
【0014】
係止用弾発部材12は、コイルスプリングから形成されており、ハウジング20に突設された固定爪20eと固定爪20eに正対する係止部材11の下面との間に配設され、その両端部が固定爪20e及び係止部材11に固定されている。係止用弾発部材12のコイルスプリングは、所謂、圧縮バネであり、その弾性力は係止部材11を図の上方に押し上げる向きに作用する。
【0015】
連結紐13は、一端が係止部材11において係止用弾発部材12が固定された面と同じ面に固定され、プーリ14を介して、他端が増幅部15のローラにより巻き取られている。
プーリ14は、ハウジング20に突設された支持軸により、回動自在に軸支された滑車である。
【0016】
増幅部15、駆動部16は、係止部材11をブロック部材4との当接位置から移動させ係止を解除させる解除用駆動機構を構成する。
増幅部15は、駆動部16の駆動により得られたトルクを増幅して連結紐13を巻き取る。
駆動部16は、外部から供給される電流の向きにより回転方向が逆転する直流モータであり、増幅部15で連結紐13を巻き取ることにより係止用弾発部材12を圧縮する駆動力を供給する。以上が本実施形態に係るグリッパー100の構成についての説明である。
<動作>
次に本実施形態に係るグリッパー100において物品を把持する動作について図2〜図5を参照して説明する。グリッパー100の動作は、駆動部10及び16への電流供給により制御される。
【0017】
図2は、始動可能な待機状態のグリッパー100を模式的に示す図である。図2の状態では係止部材11がブロック部材4に当接して係止することで、把持用弾発部材5が引き伸ばされた状態で維持され、把持部材1、及び2からなる把持機構の顎は、開放用弾発部材3の弾性力により離間している。このため連結紐6には、開放用弾発部材3が把持機構の顎部を離間させることによる、張力のみがかかっている。一方、連結紐8には、ブロック部材4と巻取ローラ9aとの間に弛み8aがある。この弛みの量は、把持機構の顎が閉じる位置までブロック部材4が左方にスライドしたときに、連結紐8に張力が生じるように調節されている。
【0018】
グリッパー100は、このような状態から、係止部材11が図の下方に引き下ろされることで始動する。図3はグリッパー100が待機状態から始動し、物品Xを把持する様子を模式的に示す図である。係止部材11を下方に引き下ろすためには、図3に示すように、増幅部15が連結紐13を巻き取る向きに回転するよう、駆動部16へ電流を供給する。これによりブロック部材4との係止が外れ、把持用弾発部材5が引き伸ばされた状態から急速に縮み、ブロック部材4が図の左方に引かれる。このとき、把持用弾発部材5の弾性力が開放用弾発部材3の弾性力を上回るため、ブロック部材4と連結紐6を介して把持用弾発部材5に連結された把持部材1、及び2の取付部が互いに引き寄せられ、把持機構の顎が高速高馬力で閉じて物品の把持を行う。尚、外部からの駆動部16へ電流供給は、係止部材11による係止解除後に停止する。
【0019】
物品Xを把持した状態から、把持機構を開放するためには、巻取ローラ9aが連結紐8を巻き取る向きに回転するよう、駆動部10へ電流を供給する。図4は、グリッパー100が物品Xを把持した状態から把持機構を開放する様子を模式的に示す図である。巻取ローラ9aで連結紐8を巻き上げると、ブロック部材4が連結紐8に引かれて図の右方に移動することで、把持用弾発部材5が引き伸ばされると共に、ブロック部材4に固定されたれ連結紐6の張力が低下する。この結果、開放用弾発部材3の弾性力が連結紐6の張力を上回り、開放用弾発部材3の復元力により各把持部材の顎部が揺動し、これらが離間する。ここでさらに、ブロック部材4が係止部材11との係止位置より右側に移動した後、増幅部15が連結紐13を繰り出す向きに回転するように、外部から駆動部16へ電流を供給する。これにより、連結紐13の張力が緩み、係止部材11が係止用弾発部材12の弾性力によって、図の上方に押し上げられることで、係止部材11がブロック部材4を当接係止する位置へ移動する。尚、駆動部16への電流供給は、係止部材11が当接して係止する位置へ移動した後に停止する。
【0020】
グリッパー100が開放した状態から、再び始動可能な待機状態となるためには、連結紐8に弛みを持たせる必要がある。図5は、グリッパー100が開放後に再び始動可能な待機態勢へ遷移する様子を模式的に示す図である。図5に示すの状態では、図4に示す状態で駆動部10へ供給していた電流を反転させ、巻取ローラ9aが連結紐8を繰り出す向きに回転するように、電流を供給する。巻取ローラ9aから連結紐8が繰り出されると、把持用弾発部材5の弾性力によりブロック部材4が図の左方へ移動するが、係止部材11が図4での動作で上方に押し上げられているため、ブロック部材4は係止部材11との当接係止位置まで移動すると、係止部材11により係止される。この後さらに、把持機構の顎部が閉じる位置までブロック部材4が左方にスライドできる量の弛み8aが繰り出されると、駆動部10へ電流供給を停止する。この結果、グリッパー100は、再び図2に示す待機状態へと遷移する。以上が本実施形態に係るグリッパー100において物品を把持する動作についての説明である。
【0021】
以上、本実施形態によれば、準備段階で低速度ではあるが馬力の大きな駆動部10へ電力を供給して把持用弾発部材5を引き伸ばし、引き伸ばした把持用弾発部材5の弾性復元力と復元速さとにより、高速高馬力で物品の把持を行うことができる。
また、把持機構の顎を開く向きに弾性力が作用する開放用弾発部材3を備えることにより、低速高馬力駆動機構及びロック機構のみを外部から制御することで、把持機構の開閉を制御することができる。
<変形例>
尚、本発明を上記の実施形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上記の実施形態に限定されないのはもちろんである。以下のような場合も本発明に含まれる。
【0022】
(1)上記実施形態では、開放用弾発部材3、及び把持用弾発部材5を引っ張りバネ、係止用弾発部材12を圧縮バネで構成したが、これらは他の弾性体を用いて構成してもよい。例えば、開放用弾発部材3、把持用弾発部材5をゴム紐により形成してもよい。
あるいは、図6に示すように、弾性体が圧縮状態から復元する復元力により把持部材の顎を閉じる構成としてもよい。図6に示すグリッパー200は、図1のグリッパー100において、ブロック部材4及び把持用弾発部材5を、ブロック部材201及び把持用弾発部材202に置き換えた構成である。
【0023】
ブロック部材201には、固定爪20cと正対する左側面に、把持用弾発部材202の一端、連結紐6の一端、及び連結紐8の一端が取り付けられている。
把持用弾発部材202は、固定爪20cとブロック部材201の左側面との間に配置され、その両端部が固定爪20c及びブロック部材201に固定されている。ここで、把持用弾発部材202は所謂圧縮バネであり、圧縮された状態では、その弾性力はブロック部材201を図の右方に押し戻す向きに作用する。駆動部10の駆動により連結紐6が巻き取られることで、ブロック部材201が図の左方にスライドし、把持用弾発部材202が押し縮められる。また、グリッパー200では係止部材11は、ブロック部材201の右側面と当接して係止することで、把持用弾発部材202を圧縮された状態で維持する。
【0024】
このような変形例では、圧縮バネである把持用弾発部材202が圧縮状態から伸長する復元力により、物品を高速高馬力で把持することができる。
(2)上記実施形態では、把持用弾発部材5の弾性力によりブロック部材4が高速に左方へスライドする際に、増幅部9、駆動部10からなる低速高馬力駆動機構が、把持用弾発部材5の復元に負荷を及ぼすことがないように、待機中は連結紐8に弛みを持たせるとした。しかし、低速高馬力駆動機構が、把持用弾発部材5の復元に負荷を及ぼすことがない構成であれば、他の構成としてもよい。
【0025】
例えば、増幅ローラ9bを、駆動部10のトルクを巻取ローラ9aへ伝達する位置(以下、伝達位置)から駆動部10のトルクを巻取ローラ9aへ伝達しない位置(以下、非伝達位置)へ移動自在な構成とすることで、増幅部9において所謂クラッチ機構を設けることでも実施可能である。
このような構成では、増幅ローラ9bを伝達位置にした状態で連結紐8を巻き上げ、ブロック部材4を係止した後、増幅ローラ9bを非伝達位置へ移動させる動作で、図5に示した駆動部10の反転動作を代替することができる。これにより、グリッパー100が開放した状態から、再び始動可能な待機状態となるために要する時間を、より短縮することができる。
【0026】
(3)上記実施形態では、駆動部16の駆動により連結紐13を巻き上げることで、係止部材11によるロックを解除する構成としが、ロックの解除には、必ずしも高い馬力を必要としない。例えば、係止部材11の下面を鉄等の誘磁体で形成し、固定爪20eの上面に電磁石を設けることで、電磁石のON/OFFを切り替えにより係止部材11を上下にスライドさせ、ロックを解除する構成としてもよい。
【0027】
(4)上記実施形態、及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0028】
本発明は、ロボットアームに組み込まれるグリッパーとして適用でき、特に、ロボットアームの構造的な制約から低出力な小型モータを使用する場面で、強い把持力で高速に物品を把持する機能が要求される用途で有用である。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明に係るグリッパー100の一部を切り欠いた図。
【図2】始動可能な待機状態のグリッパー100を模式的に示す図。
【図3】グリッパー100が待機状態から始動し、物品Xを把持する様子を模式的に示す図。
【図4】グリッパー100が物品Xを把持した状態から開放する様子を模式的に示す図。
【図5】グリッパー100が開放後に再び始動可能な待機態勢へ遷移する様子を模式的に示す図。
【図6】本発明に係るグリッパーの変形例を示す図。
【符号の説明】
【0030】
1 把持部材
1a 顎部
1b 切欠部
1c 取付部
1d 引留ピン
2 把持部材
2a 顎部
2b 切欠部
2c 取付部
2d 引留ピン
3 開放用弾発部材
4 ブロック部材
5 把持用弾発部材
6 連結紐
7 プーリ
8 連結紐
9 増幅部
9a 巻取ローラ
9b 増幅ローラ
10 駆動部
11 係止部材
12 係止用弾発部材
13 連結紐
14 プーリ
15 増幅部
16 駆動部
20 ハウジング
20a 支持軸
20b ガイドレール
20c 固定爪
20d ガイドレール
20e 固定爪
100 グリッパー
200 グリッパー
201 ブロック部材
202 把持用弾発部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一対のクランプジョーを備え、それの開閉により物品の把持と、把持解除とを行う把持機構と、
前記把持機構に連結されていて、緊張状態から復元する際に復元力が前記クランプジョーへ伝達して、クランプジョーを閉じる方向に強制揺動する弾発部材と、
馬力と速度との積が、前記弾発部材の弾性復元力と復元速さの積より小さく、前記弾発部材が復元状態にあるとき、外部からの指示に基づいて、弾発部材を緊張状態に状態遷移させる低速高馬力駆動機構と、
弾発部材が緊張状態に遷移されたとき、その復元を阻止するようロックし、外部からの指示によりロック解除可能であるロック機構とを備え、
ロックが解除されると、弾発部材の弾性復元力により把持機構が強い把持力で高速に物品の把持を行うことを特徴とするグリッパー。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−38363(P2007−38363A)
【公開日】平成19年2月15日(2007.2.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−226786(P2005−226786)
【出願日】平成17年8月4日(2005.8.4)
【国等の委託研究の成果に係る記載事項】(出願人による申告)平成17年度独立行政法人情報通信研究機構、研究テーマ「人間情報コミュニケーションの研究開発」に関する委託研究、産業活力再生特別措置法第30条の適用を受ける特許出願
【出願人】(393031586)株式会社国際電気通信基礎技術研究所 (905)
【Fターム(参考)】