説明

グリル付き加熱調理器

【課題】コンパクトな構成で、焼き網を簡単に、かつ滑らかに揺動させることができるグリル付き加熱調理器を提供する。
【解決手段】テーブルコンロの受け皿13には、焼き網12を揺動可能に支持する焼き網揺動支持機構35が設けられている。回転軸受け体101に連結された回転軸70がモータ95の駆動によって回転すると、偏心カム91,92によって、揺動アーム51,52が左右方向に交互に付勢される。焼き網12は揺動軸41に軸支されているので、焼き網12は揺動軸41を中心に揺動する。モータ95の駆動軸を一方向に回転させるだけで、焼き網12を揺動させることができるので、モータ95の複雑な制御が不要となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、グリル庫を備えたグリル付き加熱調理器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、グリル庫内の左右の内側面において、焼き網の上下に上バーナと下バーナとをそれぞれ設けた両面焼きグリルが知られている。この両面焼きグリルは、グリル庫内にバーナを一対しか設けていない一般のグリルに比べ、被調理物の表裏を一度に加熱できる利点がある。しかしながら、グリル庫内の左右の内側面に上バーナと下バーナとを設けているので、部品コスト及びガス消費量が増大するという問題点があった。そこで、グリル庫内で焼き網を揺動させることで、一対のバーナでも焼き網上の被調理物の表裏をムラなくじっくり焼き上げることができるグリルが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このグリルでは、グリル庫外に設けたステップモータの回転力をラックアンドピニオン機構で回転軸に伝達し、その回転軸に固定された焼き網を所定角の範囲内で揺動している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−160932号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載のグリルでは、動力源であるモータと回転軸とが離れているため、その距離に応じてラックギアを長くする必要があった。それ故、モータの動力を回転軸にスムーズに伝達することが困難であった。さらに、焼き網を揺動させるためには、ステップモータを正逆方向に回転させる必要があるので、ステップモータの制御が面倒であるという問題点があった。さらに、狭い器具内にラックアンドピニオン機構を設置するのは困難であるという問題点もあった。
【0005】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、コンパクトな構成で、焼き網を簡単に、かつ滑らかに揺動させることができるグリル付き加熱調理器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の請求項1に係るグリル付き加熱調理器は、前方が開口されたグリル庫と、前記グリル庫の左右の各内側面に設けられるグリルバーナと、前記グリル庫内に収納される焼き網と、当該焼き網の下方に設けられる受け皿と、当該受け皿の上方に前記焼き網を揺動可能に支持する支持手段とを備え、前記グリルバーナにより前記焼き網上に載置された被調理物を加熱調理するグリル付き加熱調理器において、前記支持手段は、モータにより回転駆動される回転軸と、当該回転軸に設けられた偏心カムと、前記焼き網を上方に支持する支持体と、前記回転軸の上方、かつ前記回転軸に対して平行に設けられ、前記支持体を揺動自在に軸支する揺動軸と、前記支持体の前記揺動軸を中央に挟む両端部から前記偏心カムの周側面に向けて、前記偏心カムを挟むようにして各々延設された一対の従動節部材とを備え、前記偏心カムは、回転中心となる前記回転軸から周側面までの距離が不均一であって、前記回転軸の回転を受けて前記偏心カムが偏心動作を行い、当該偏心動作を前記一対の従動節部材の各先端部が繰り返し受けることによって、前記支持体が前記揺動軸を中心に揺動することを特徴とする。
【0007】
また、請求項2に係る発明のグリル付き加熱調理器は、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記一対の従動節部材は、前記支持体の前記両端部のうち一端部から前記偏心カムの前記周側面に向かって延設した第1従動節部材と、前記支持体の前記両端部のうち前記一端部とは反対の他端部から前記偏心カムの前記周側面に向かって延設した第2従動節部材とであって、前記偏心カムは、前記周側面において前記回転中心から前記周側面までの距離が最も長い作用部を備え、前記偏心動作は、前記偏心カムを軸方向から見て、前記偏心カムが一方向に回転する場合に、前記作用部と前記第1従動節部材の前記先端部との距離が減少し、かつ前記第1従動節部材の前記先端部と前記回転中心との距離が増加するにつれて、前記偏心カムの前記周側面が前記第1従動節部材の前記先端部を外方に付勢する第1偏心動作と、前記作用部と前記第2従動節部材の前記先端部との距離が減少し、かつ前記第2従動節部材の前記先端部と前記回転中心との距離が増加するにつれて、前記偏心カムの前記周側面が前記第2従動節部材の前記先端部を外方に付勢する第2偏心動作とを交互に繰り返す動作であることを特徴とする
【0008】
また、請求項3に係る発明のグリル付き加熱調理器は、請求項1又は2に記載の発明の構成に加え、前記従動節部材の前記先端部には、前記周側面に対して転動するローラが設けられたことを特徴とする。
【0009】
また、請求項4に係る発明のグリル付き加熱調理器は、請求項1から3の何れかに記載の発明の構成に加え、偏心カムは、回転軸に複数設けられ、一対の従動節部材は、偏心カムの数に応じて支持体に設けられたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に係る発明のグリル付き加熱調理器では、支持手段によって、焼き網がグリル庫内で揺動する。支持手段では、モータの動力を受けて回転軸が回転し、該回転軸の回転を受けて偏心カムが偏心動作を行う。この偏心動作を一対の従動節部材の各先端部が繰り返し受けることにより、支持体が揺動軸を中心に揺動する。よって、支持体に支持された焼き網をグリル庫内で滑らかに揺動させることができる。このように、偏心カムを利用することで、モータによる回転軸の回転力を支持体の揺動動作に変換できる。よって、構成をコンパクトにできる。また、回転軸を一方向に回転させるだけであるので、支持体上の焼き網を簡単に揺動させることができる。さらに、回転軸を一方向に回転させることによって、支持体を連続的に揺動させることができるので、焼き網の滑らかな揺動動作を実現できる。
【0011】
また、請求項2に係る発明のグリル付き加熱調理器では、請求項1に記載の発明の効果に加え、第1従動節部材は、支持体の一端部から偏心カムの周側面に向かって延設している。第2従動節部材は、支持体の他端部から偏心カムの周側面に向かって延設している。偏心カムは、周側面に作用部を備えている。作用部は、回転中心から周側面までの距離が最も長い部分である。偏心カムが一方向に回転する場合、偏心カムは、第1偏心動作と、第2偏心動作とを交互に繰り返す。第1偏心動作では、作用部と第1従動節部材の先端部との距離が減少し、かつ第1従動節部材の先端部と回転中心との距離が増加するにつれて、偏心カムの周側面が第1従動節部材の先端部を外方に付勢する。第2偏心動作では、作用部と第2従動節部材の先端部との距離が減少し、かつ第2従動節部材の先端部と回転中心との距離が増加するにつれて、偏心カムの周側面が第2従動節部材の先端部を外方に付勢する。これらの動作を交互に繰り返すことによって、支持体上の焼き網を滑らかに揺動させることができる。
【0012】
また、請求項3に係る発明のグリル付き加熱調理器では、請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、従動節部材の先端部に設けられたローラが、偏心カムの周側面を転動するので、従動節部材の先端部と偏心カムの周側面との摩擦を軽減できる。
【0013】
また、請求項4に係る発明のグリル付き加熱調理器では、請求項1から3の何れかに記載の発明の効果に加え、偏心カムは回転軸に複数設けられ、一対の従動節部材は、偏心カムの数に応じて支持体に設けられているので、支持体上の焼き網を安定して揺動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】テーブルコンロ1の斜視図である。
【図2】グリル庫15内を側方から見た断面図(A)及び正面から見た断面図(B)である。
【図3】受け皿13に設けられた焼き網揺動支持機構35の斜視図である。
【図4】支持ユニット40の斜視図である。
【図5】回転軸受けユニット100の構成を示す縦断面図(A)、及び回転軸受け体101の正面図(B)である。
【図6】回転軸受け体101に、回転軸70の後端軸79が押し込まれる状態を示す斜視図である。
【図7】回転軸70の後端軸79が回転軸受け体101に押し込まれる際の回転軸受けユニット100の動作を示した縦断面図である。
【図8】焼き網12の揺動状態(θ=0°,360°)を示す図である。
【図9】焼き網12の揺動状態(θ=60°)を示す図である。
【図10】焼き網12の揺動状態(θ=95°)を示す図である。
【図11】焼き網12の揺動状態(θ=150°)を示す図である。
【図12】焼き網12の揺動状態(θ=180°)を示す図である。
【図13】焼き網12の揺動状態(θ=210°)を示す図である。
【図14】焼き網12の揺動状態(θ=265°)を示す図である。
【図15】焼き網12の揺動状態(θ=330°)を示す図である。
【図16】回転角θと、揺動角ψとの関係を示したグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の一実施形態であるテーブルコンロ1について、図面を参照して説明する。これらの図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものである。以下に記載されている装置の構造などは、特に特定的な記載がない限り、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。以下説明において、図1の左斜め下側、右斜め上側、右斜め下側、左斜め上側を、テーブルコンロ1の前側(前方)、後ろ側(後方)、右側(右方)、左側(左方)とする。
【0016】
はじめに、テーブルコンロ1の構造について、図1を参照して説明する。テーブルコンロ1は、器具の幅方向中央にグリル庫15(図2参照)を備えたグリル付き加熱調理器である。テーブルコンロ1の上面には、トッププレート2が設けられている。トッププレート2の右側にはコンロバーナ3が設けられ、左側にはコンロバーナ4が設けられている。コンロバーナ3、4に挟まれる中央の後方には、グリル庫15内の燃焼排気を排出するための排気口23A(図2(A)参照)が設けられている。排気口23Aには、グリル庫15外への炎のあふれを防止するための網状の遮炎カバー10が覆設されている。
【0017】
テーブルコンロ1の正面中央には、手前側に引き出し可能なグリル扉9が設けられている。グリル扉9の上側部分には、正面視長方形状の覗き窓9Aが設けられている。グリル扉9の前面の覗き窓9Aの下部近傍には、前方に突出する把持部9Bが設けられている。グリル扉9の右隣には、グリル庫15内に設けられた後述するグリルバーナ31,32(図2(B)参照)の点火消火を行うための操作スイッチ7が設けられている。その操作スイッチ7の右隣には、コンロバーナ3の点火消火を行うための操作スイッチ6が設けられている。グリル扉9の左隣には、コンロバーナ4の点火消火を行うための操作スイッチ8が設けられている。
【0018】
そして、操作スイッチ7の下側には、焼き網12を揺動させない通常の「片面焼きモード」と、グリル庫15内の焼き網12を揺動させる「両面焼きモード」とを切り替えるモード切り替えスイッチ11が設けられている。両面焼きモードは、例えば、魚等の両面を一度に焼く際に使用される。片面焼きモードは、例えば、グラタン等の皿料理のように片面を焼く際に使用される。
【0019】
例えば、モード切り替えスイッチ11を「両面焼きモード」に切り替えた上で、操作スイッチ7を押下すると、グリルバーナ31,32が点火すると同時に、焼き網12が揺動する。この状態で、操作スイッチ7を再度押下すると、グリルバーナ31,32が消火すると同時に、焼き網12が揺動を停止する。なお、モード切り替えスイッチ11を「片面焼きモード」に切り替えた上で、操作スイッチ7を押下しても、グリルバーナ31,32は点火するが、焼き網12は揺動しない。
【0020】
次に、グリル庫15の構造について説明する。図2(A),(B)に示すように、グリル庫15は、耐熱性のよいアルミニウムメッキ鋼板によって前方が開口する箱状に形成され、右側壁21、左側壁22、天壁23、底壁24、背壁25を備えている。右側壁21の内面の高さ方向中段には、前後方向に長い略長方形状のグリルバーナ31が設けられている。左側壁22の内面の高さ方向中段位置にも、前後方向に長い略長方形状のグリルバーナ32が設けられている。底壁24の上面の奥側には、背壁25の前側に所定の空間を介して離間し、かつ背壁25と平行に配置された仕切壁27が立設されている。仕切壁27の上側には長方形状の排気孔28が設けられている。仕切壁27の背面と背壁25の前面との間には、グリル庫15内の燃焼排気を排気孔28を介して、天壁23の後方に設けられた排気口23Aに向けて排出するための排気流路29が設けられている。
【0021】
図3に示すように、受け皿13の前端部には、グリル扉9が固定されている。よって、グリル扉9の把持部9Bによって、受け皿13をグリル庫15に対して出し入れすることができる。受け皿13には、焼き網12を揺動可能に支持する焼き網揺動支持機構35が設けられている。受け皿13が、グリル庫15内に押し込まれた状態では、図2(B)に示すように、焼き網12は、グリルバーナ31,32の間に配置され、グリル庫15の左右方向に対して所定角の範囲内で揺動可能となる。
【0022】
次に、焼き網揺動支持機構35の構造について、図3を参照して説明する。焼き網揺動支持機構35は、後述する回転軸受けユニット100(図2参照)に連結される回転軸70と、焼き網12を支持すると共に、回転軸70の回転を受けて焼き網12を揺動させる支持ユニット40と、受け皿13上に固定され、回転軸70及び支持ユニット40を回転可能に軸支する一対の略三角形状の支持板81,82とを備えている。
【0023】
次に、支持ユニット40の構造について、図4を参照して説明する。支持ユニット40は、焼き網12が上方から載置される矩形状の支持枠42と、該支持枠42を揺動させる揺動軸41とを備えている。支持枠42は、右枠部45、左枠部46、前枠部47、後ろ枠部48を備えている。揺動軸41は、前枠部47の長手方向中央の下部と、後ろ枠部48の長手方向中央の下部とに固定されている。揺動軸41は、支持枠42の内側に対応する中央部分において平面視Z字状に折り曲げられ、一方、その両端側は、平面視同一直線上に、かつ前枠部47及び後ろ枠部48に直交する方向に延設されている。
【0024】
また、図4に示すように、支持ユニット40を前方から見た場合において、前枠部47の下部には、揺動軸41を中央に挟むようにして、一対の揺動アーム51,52が各々設けられている。揺動アーム51は、前枠部47の右側部分から揺動軸41の下方に対応する位置に向かって斜め下方に延設され、固定支持部61,62によって固定されている。揺動アーム52は、前枠部47の左側部分から揺動軸41の下方に対応する位置に向かって斜め下方に延設され、固定支持部63,64によって固定されている。
【0025】
揺動アーム51の先端部には、支持枠42の前後方向に軸心を有するローラ56が転動可能に軸支されている。揺動アーム52の先端部には、支持枠42の前後方向に軸心を有するローラ57が転動可能に軸支されている。揺動アーム51,52の各先端部の間に、回転軸70に設けられた後述する偏心カム91(図3参照)が配置される。偏心カム91の周側面に対して、揺動アーム51,52のローラ56,57が接触して転動する。これにより、揺動アーム51,52の各先端部と偏心カム91の周側面との摩擦を軽減できる。
【0026】
一方、支持ユニット40を後方から見た場合において、後ろ枠部48の下部にも、揺動軸41を中央に挟むようにして、一対の揺動アーム53,54が各々設けられている。揺動アーム53も同様に、後ろ枠部48の左側部分から揺動軸41の下方に対応する位置に向かって斜め下方に延設されている。揺動アーム54も同様に、後ろ枠部48の右側部分から揺動軸41の下方に対応する位置に向かって斜め下方に延設されている。なお、揺動アーム53,54の各先端部にも、揺動アーム51,52と同様に、ローラ58,59が転動可能に各々軸支されている。揺動アーム53,54の各先端部の間に、回転軸70に設けられた後述する偏心カム92(図3参照)が配置される。偏心カム92の周側面に対して、揺動アーム53,54のローラ58,59が接触して転動する。
【0027】
次に、回転軸70の構造について、図3を参照して説明する。回転軸70は、回転軸受けユニット100の後述する回転軸受け体101に収納され、グリル庫15の奥側にガイドされる後端軸79を備えている。後端軸79の近傍には、回転軸受けユニット100に連結するための連結部73が設けられている。連結部73には、後端軸79に直交する方向の両側に各々延設された一対の嵌合片74,75が設けられている。これら嵌合片74,75は、回転軸受け体101内に設けられた後述する複数の凹部116(図5参照)に各々嵌合する。これにより、回転軸受け体101の回転に伴って、回転軸70が回転する。
【0028】
また、回転軸70には、円形状の一対の偏心カム91,92が設けられている。偏心カム91,92は、図8に示すように、中心Pから離れた位置に回転中心を備えるものである。その回転中心には回転軸70が貫通して設けられ、回転軸70の回転に伴ってカム91,92が回転する。回転軸70を軸方向の前方から見た場合に、回転軸70と中心Pとを結ぶ仮想直線と、偏心カム91の外周との交点であるK点は、回転軸70から最も離間する長軸部分の位置であり、本発明の「作用部」に相当する。偏心カム92についても同様である。これら偏心カム91,92の位相は互いに同一に調整されている。
【0029】
次に、支持板81,82の構造について説明する。図2に示すように、支持板81は、正面視略三角形状に形成されている。その支持板81の下端部には略直角に折り曲げられた固定部81Aが設けられている。固定部81Aは、固定具89によって受け皿13の前端部13Aに固定されている。支持板81の上方に向けられた頂点の近傍には、揺動軸41の軸受け77が設けられ、その鉛直下方には、回転軸70の軸受け85が設けられている。
【0030】
一方、支持板82も、正面視略三角形状に形成されている。その支持板82の下端部には略直角に折り曲げられた固定部82Aが設けられている。固定部82Aは、固定具89によって受け皿13の後端部13Bに固定されている。支持板82の上方に向けられた頂点の近傍には、揺動軸41の軸受け78が設けられ、その鉛直下方には、回転軸70の軸受け86が設けられている。また、図3に示すように、受け皿13の底部中央には、回転軸70の長手方向中央を回転可能に支持するための支持片83が設けられている。支持片83の上部には、回転軸70が回転可能に挿入される軸受け溝部83Aが設けられている。
【0031】
次に、回転軸受けユニット100の構造について、図5を参照して説明する。回転軸受けユニット100は、背壁25の外面に固定されたモータ95と、背壁25の内面に固定され、該モータ95の駆動軸150を内挿する略皿状の台座部材130と、駆動軸150の先端部に連結され、仕切壁27の挿通孔27Aを介してグリル庫15の前後方向に出退可能に支持された略円筒状の回転軸受け体101と、該回転軸受け体101と台座部材130との間に配設され、回転軸受け体101を前方に付勢するコイルバネ140とを備えている。モータ95の駆動軸150は、背壁25に設けられた挿通孔25Aを介して前方に延設されている。台座部材130の中心には貫通孔131が設けられ、該貫通孔131内にモータ95の駆動軸150が挿入されている。モータ95は高トルクを生み出す「低速回転モータ」であり、例えば、40秒で一回転するものを用いることができる。
【0032】
回転軸受け体101は、略円筒状の本体部102と、該本体部102の後端部に同軸上に設けられ、本体部102よりも径の小さい略円筒状の後方延設部103とからなる。回転軸受け体101の内側には、本体部102の前端側から後方延設部103の後端側に向かって順に、大径に形成された導入部111と、該導入部111から奥側に向けて先細り状に形成されたテーパ部112と、該テーパ部112の奥側から後方に延設された収納部113とが各々設けられている。
【0033】
導入部111は、回転軸70の後端軸79を内側に導入させる部分である。導入部111は大径に形成されている。それ故、後端軸79が回転軸受け体101の中心に対してずれた状態でグリル庫15内に押し込まれた場合でも、後端軸79を導入部111の内側に取り込むことができる。そして、導入部111の奥側には、軸方向から見た場合において、収納部113を中心に略十字の位置に形成され、かつ軸方向前側に突出する4つの凸部115が各々設けられている。これら4つの凸部115同士の間には、軸方向に沿って後方に凹んだ4つの凹部116が設けられている。凹部116には、焼き網揺動支持機構35の回転軸70の後端軸79に設けられた嵌合片74,75が嵌合する。
【0034】
本体部102の後端の外縁部には、径方向外側に延出されたリング状の係止部118が設けられている。回転軸受け体101が、仕切壁27の挿通孔27Aを介してコイルバネ140によって前方に付勢されて移動した場合、係止部118が仕切壁27の背面側に係止する。これにより、挿通孔27Aから回転軸受け体101が抜けるのを防止している。その係止部118の径方向内側には、本体部102の後端面から軸方向前側に向かって凹状に形成されたリング状の溝部119が設けられている。溝部119には、コイルバネ140の一端側が押し込まれて固定されている。なお、コイルバネ140の他端側は、台座部材130の内側に押し込まれて固定されている。
【0035】
収納部113の軸方向後端側には、収納部113の長手方向に直交して貫通し、かつ長手方向に所定長を有するガイド孔120が設けられている。ガイド孔120の所定長は、台座部材130に対して回転軸受け体101を前方に移動させる距離に調整されている。このような収納部113の後端側からモータ95の駆動軸150の先端側が挿入されている。ガイド孔120の内側には、モータ95の駆動軸150の先端側に、該駆動軸150の長手方向に直交して設けられた一対の係止片151,152が配置されている。従って、駆動軸150が一方向に回転すると、一対の係止片151,152がガイド孔120の壁面に係止するので、回転軸受け体101は駆動軸150と一体して回転することができる。
【0036】
次に、受け皿13がグリル庫15内に押し込まれ、回転軸70の後端軸79が、回転軸受けユニット100に連結して回転するまでの流れについて、図5,図6,図7を参照して説明する。まず、使用者によって受け皿13がグリル庫15内に押し込まれると、図7(A)に示すように、後端軸79は、回転軸受け体101の導入部111の内側に取り込まれる。ここで、後端軸79が、回転軸受け体101の中心に対してずれている場合は、後端軸79は、テーパ部112の壁面に接触する。そして、受け皿13がグリル庫15内に押し込まれるにつれて、後端軸79がテーパ部112の壁面を摺動する。これにより、後端軸79は、回転軸受け体101の中心である収納部113に対して位置が補正される。
【0037】
次いで、後端軸79が収納部113に挿入されるが、回転軸70に設けられた一対の嵌合片74,75と、の導入部111に設けられた4つの凹部116との位置は合わないことが多い。この場合、図7(B)に示すように、一対の嵌合片74,75は、4つのうち何れか2つの凸部115の各先端面にそれぞれ当接する。このとき、回転軸受け体101は、コイルバネ140の付勢に抗して奥側に押し込まれる。これにより、一対の嵌合片74,75が凹部116,116に嵌合しなかった場合でも、焼き網12をグリル庫15内に押し込んで収納できる。
【0038】
次いで、使用者によって、図1に示すモード切り替えスイッチ11を「両面焼きモード」に切り替えた状態で、操作スイッチ7が押下されると、グリルバーナ31,32の点火と同時に、電池からモータ95に電力が供給され、駆動軸150が一方向に回転し始める。すると、図5に示すように、駆動軸150の一対の係止片151,152が、回転軸受け体101のガイド孔120の壁面に係止し、回転軸受け体101が駆動軸150と一体して回転する(図6参照)。そして、回転軸受け体101は、自身の凸部115の各先端面を、一対の嵌合片74,75に対してそれぞれ当接させながら回転し続ける。
【0039】
次いで、回転軸70に設けられた嵌合片74,75の位置と、回転軸受け体101の凹部116の位置とが一致した場合、図7(C)に示すように、回転軸受け体101はコイルバネ140によって前方に付勢されて前方に一気に押し出される。このとき、回転軸受け体101の凹部116に対して回転軸70の嵌合片74,75が嵌合する。これにより、回転軸70は、回転軸受け体101を介して、モータ95の駆動軸150と連結するので、駆動軸150の回転に伴って一方向に回転する。そして、回転軸70が回転することによって、焼き網揺動支持機構35が駆動し、焼き網12を揺動させることができる。
【0040】
次に、焼き網揺動支持機構35による焼き網12の揺動について、図8から図15を参照して説明する。なお、以下説明では、図8に示すように、回転軸70の回転角をθ、焼き網12の揺動角をψとし、回転軸70を軸方向前側から見た場合の焼き網12の揺動について述べる。本実施例では、回転軸70は、軸方向前側から見た場合における時計回りに回転するが、反時計周りに回転させてもよい。焼き網12の揺動角ψは、回転軸70の軸方向前側から見た場合において水平状態から右端側が下がる方向を+(図8〜図11参照)、上がる方向を−(図13〜図15参照)とする。X−X線(二点鎖線)は水平方向を示す基準線、Z−Z線(二点鎖線)は鉛直方向を示す基準線である。また、本実施例では、偏心カム91の回転角θについて説明するが、偏心カム92も同様の動きをするので説明を省略する。
【0041】
なお、揺動角ψは、支持ユニット40を構成する各部分の寸法、回転軸70と揺動軸41との距離、揺動アーム51〜54の傾斜角度等によって変わる。従って、揺動角ψは、以下に示す具体的な値で限定されるものではなく、回転軸70の回転角θによって焼き網12が揺動する状態を示す指標として示すものである。
【0042】
まず、回転軸70の回転角θ=0°の場合、図8に示すように、偏心カム91のK点は最下部の位置にある。この状態では、回転軸70から揺動アーム51のローラ56までの距離と、回転軸70から揺動アーム52のローラ57までの距離とが同じである。つまり、揺動角ψ=0°であるので、焼き網12は水平状態である。
【0043】
次いで、図8の状態から回転軸70が時計回りに回転し始めると、図9に示すように、偏心カム91のK点は、揺動アーム52側に徐々に近づく。よって、回転軸70から揺動アーム52のローラ57までの距離は徐々に増加する。ここで、回転軸70の位置は変わらないため、揺動アーム52のローラ57は、偏心カム91の周側面によって左側方に付勢される。一方、回転軸70から揺動アーム51のローラ56までの距離は徐々に減少する。よって、揺動アーム51のローラ56は、偏心カム91の周側面によって付勢されない。そして、焼き網12は揺動軸41を中心に軸支されているので、揺動アーム52のローラ57が左側方に付勢されると、揺動軸41を中心に左端側がせり上がると共に、右端側が下がる。回転角θ=60°のときには、揺動角ψ=+8°となる。
【0044】
さらに、回転軸70が回転すると、回転軸70から揺動アーム52のローラ57までの距離はさらに増加する。そして、図10に示すように、回転角θ=95°のときには、回転軸70と、中心Pと、K点と、ローラ57とが一直線上に位置する。このとき、回転軸70からローラ57までの距離が最大となるので、焼き網12は揺動軸41を中心に左端側が最もせり上がり、最大揺動角ψ=+9°となる。
【0045】
その後、偏心カム91のK点が、揺動アーム52のローラ57を過ぎると、焼き網12の揺動方向は反転する。回転軸70から揺動アーム52のローラ57までの距離は徐々に減少し始め、回転軸70から揺動アーム51のローラ56までの距離は徐々に増加し始める。このとき、揺動軸41を中心に、焼き網12の右端側がせり上がり、左端側が下がり始める。そして、図11に示すように、回転角θ=150°のときには、揺動角ψ=+5°となる。
【0046】
図12に示すように、回転角θ=180°のときには、K点は真上に位置し、回転軸70から揺動アーム51のローラ56までの距離と、回転軸70から揺動アーム52のローラ57までの距離とが同じである。このとき、揺動角ψ=0°となるので、焼き網12は水平状態に戻る。
【0047】
次いで、図12の状態から回転軸70がさらに回転すると、図13に示すように、K点は、揺動アーム51側に徐々に近づく。よって、回転軸70から揺動アーム52のローラ58までの距離は徐々に増加する。回転軸70の位置は変わらないため、揺動アーム51のローラ58は、偏心カム91の周側面によって右側方に付勢される。焼き網12は揺動軸41を中心に軸支されているので、揺動アーム51のローラ56が右側方に付勢されると、焼き網12は揺動軸41を中心に右端側がせり上がると共に、左端側が下がる。回転角θ=210°のときには、揺動角ψ=−4°となる。
【0048】
さらに、回転軸70から揺動アーム51のローラ56までの距離はさらに増加する。そして、図14に示すように、回転角θ=265°のときには、回転軸70と、中心Pと、K点と、ローラ56とが一直線上に位置する。このとき、回転軸70からローラ56までの距離が最大となるので、焼き網12は揺動軸41を中心に右端側が最もせり上がり、最大揺動角ψ=−9°となる。
【0049】
その後、偏心カム91のK点は、揺動アーム51のローラ56を過ぎるため、回転軸70から揺動アーム51のローラ56までの距離は徐々に減少する。一方、回転軸70から揺動アーム52のローラ57までの距離が徐々に増加する。よって、焼き網12の揺動方向は再度反転し、焼き網12の左端側がせり上がり、右端側が下がり始める。図15に示すように、回転角θ=330°のときには、揺動角ψ=−5°となる。
【0050】
こうして、回転角θ=360°のときには、図8に示すように、K点は最下部に戻り、回転軸70から揺動アーム51のローラ56までの距離と、回転軸70から揺動アーム52のローラ57までの距離とが同じである。このとき、揺動角ψ=0°となるので、焼き網12は水平状態に戻る。
【0051】
ここで、上記した偏心カム91の偏心動作について、偏心カム91のK点と揺動アーム52の先端との距離が減少し、かつ揺動アーム52の先端部と回転軸70との距離が増加するにつれて、偏心カム91の周側面が揺動アーム52のローラ57を左側方に付勢する動作を「第1偏心動作」とし、偏心カム91のK点と揺動アーム53の先端との距離が減少し、かつ揺動アーム51の先端部と回転軸70との距離が増加するにつれて、偏心カム91の周側面が揺動アーム51のローラ56を左側方に付勢する動作を「第2偏心動作」とした場合、偏心カム91が第1偏心動作と第2偏心動作とを交互に繰り返すことによって、焼き網12が連続的に揺動する。
【0052】
このように、「両面焼きモード」で加熱している間は、図16に示すように、焼き網12の揺動角ψは、回転軸70の回転角θに伴って、−9°〜+9°の範囲内で増減を繰り返す。つまり、焼き網12は−9°〜+9°の範囲内で揺動するので、被調理物の裏表をムラなく焼くことができる。このように、モータ95の駆動軸150を一方向に回転させるだけで、焼き網12を揺動させることができるので、モータ95の回転方向を制御する必要がない。また、モータ95の動力を回転軸70に伝達するための構造がコンパクトであるので、テーブルコンロ1の狭い器具内にも設置することができる。さらに、モータ95の駆動軸150の回転力を、回転軸受け体101を介して回転軸70に良好に伝達できるので、焼き網12をスムーズに揺動させることができる。
【0053】
なお、グリル庫15内にて、焼き網12上の被調理物が焼き上がり、使用者によって操作スイッチ7が再度押下された場合は、グリルバーナ31,32が消火すると同時に、モータ95への電力供給が遮断されるので、焼き網12の揺動は停止する。
【0054】
以上説明において、図3に示す焼き網揺動支持機構35が本発明の「支持手段」に相当し、図4に示す支持枠42が本発明の「支持体」に相当し、揺動アーム51,52(53,54)が本発明の「一対の従動節部材」に相当する。
【0055】
以上説明したように、本実施形態のテーブルコンロ1では、受け皿13がグリル庫15に対して出し入れ可能に設けられている。受け皿13には、焼き網12を揺動可能に支持する焼き網揺動支持機構35が設けられている。焼き網揺動支持機構35は、回転軸受けユニット100の回転軸受け体101に連結される回転軸70と、焼き網12を支持すると共に、回転軸70の回転を受けて焼き網12を揺動させる支持ユニット40とを備えている。
【0056】
支持ユニット40は、焼き網12を支持する支持枠42と、該支持枠42を揺動させる揺動軸41とを備えている。支持ユニット40の前枠部47には、一対の揺動アーム51,52が設けられている。前枠部47には、一対の揺動アーム51,52が設けられている。後ろ枠部48の下部にも、一対の揺動アーム53,54が設けられている。揺動アーム51,52の各先端部の間には、回転軸70に設けられた偏心カム91が配置される。揺動アーム53,54の各先端部の間には、回転軸70に設けられた偏心カム92が配置される。
【0057】
回転軸受け体101に連結された回転軸70がモータ95の駆動によって一方向に回転すると、偏心カム91,92の偏心動作によって、揺動アーム51,52、53,54が左右方向に交互に付勢される。焼き網12は揺動軸41に軸支されているので、焼き網12は揺動軸41を中心に連続して滑らかに揺動する。このように、偏心カム91,92を用いることで、コンパクトな構成で焼き網12を揺動させることができる。さらに、モータ95を一方向に回転させるだけで、焼き網12を揺動させることができるので、モータ95の複雑な制御が不要となる。従って、焼き網12を簡単に揺動させることができる。
【0058】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、回転軸70の回転力を支持枠42の揺動運動に変換するために偏心カムを用いたが、カム形状はこれに限定されず、回転中心から周側面までの距離が不均一であればよい。
【0059】
また、上記実施形態では、回転軸70に2枚の偏心カム91,92を設けているが、1枚でもよく、好ましくは複数設けるのがよい。偏心カムを複数設けることで、支持枠42をバランスよく揺動させることができる。複数設ける場合は、各カムの位相を揃えなければならない。
【0060】
また、上記実施形態では、回転軸70に一対の嵌合片74,75を設けているが、1つでもよく、好ましくは複数設けるのがよい。複数設ける場合は、回転軸70の中心に対して回転対称に設けるのがよい。
【符号の説明】
【0061】
1 テーブルコンロ
12 焼き網
13 受け皿
15 グリル庫
31,32 グリルバーナ
35 焼き網揺動支持機構
41 揺動軸
42 支持枠
51〜54 揺動アーム
56〜59 ローラ
70 回転軸
91,92 偏心カム
95 モータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
前方が開口されたグリル庫と、
前記グリル庫の左右の各内側面に設けられるグリルバーナと、
前記グリル庫内に収納される焼き網と、
当該焼き網の下方に設けられる受け皿と、
当該受け皿の上方に前記焼き網を揺動可能に支持する支持手段と
を備え、
前記グリルバーナにより前記焼き網上に載置された被調理物を加熱調理するグリル付き加熱調理器において、
前記支持手段は、
モータにより回転駆動される回転軸と、
当該回転軸に設けられた偏心カムと、
前記焼き網を上方に支持する支持体と、
前記回転軸の上方、かつ前記回転軸に対して平行に設けられ、前記支持体を揺動自在に軸支する揺動軸と、
前記支持体の前記揺動軸を中央に挟む両端部から前記偏心カムの周側面に向けて、前記偏心カムを挟むようにして各々延設された一対の従動節部材と
を備え、
前記偏心カムは、回転中心となる前記回転軸から周側面までの距離が不均一であって、
前記回転軸の回転を受けて前記偏心カムが偏心動作を行い、当該偏心動作を前記一対の従動節部材の各先端部が繰り返し受けることによって、前記支持体が前記揺動軸を中心に揺動することを特徴とするグリル付き加熱調理器。
【請求項2】
前記一対の従動節部材は、
前記支持体の前記両端部のうち一端部から前記偏心カムの前記周側面に向かって延設した第1従動節部材と、
前記支持体の前記両端部のうち前記一端部とは反対の他端部から前記偏心カムの前記周側面に向かって延設した第2従動節部材と
であって、
前記偏心カムは、前記周側面において前記回転中心から前記周側面までの距離が最も長い作用部を備え、
前記偏心動作は、前記偏心カムを軸方向から見て、前記偏心カムが一方向に回転する場合に、
前記作用部と前記第1従動節部材の前記先端部との距離が減少し、かつ前記第1従動節部材の前記先端部と前記回転中心との距離が増加するにつれて、前記偏心カムの前記周側面が前記第1従動節部材の前記先端部を外方に付勢する第1偏心動作と、
前記作用部と前記第2従動節部材の前記先端部との距離が減少し、かつ前記第2従動節部材の前記先端部と前記回転中心との距離が増加するにつれて、前記偏心カムの前記周側面が前記第2従動節部材の前記先端部を外方に付勢する第2偏心動作と
を交互に繰り返す動作であることを特徴とする請求項1に記載のグリル付き加熱調理器。
【請求項3】
前記従動節部材の前記先端部には、前記周側面に対して転動するローラが設けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載のグリル付き加熱調理器。
【請求項4】
前記偏心カムは、前記回転軸に複数設けられ、
前記一対の従動節部材は、前記偏心カムの数に応じて前記支持体に設けられたことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載のグリル付き加熱調理器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2011−229644(P2011−229644A)
【公開日】平成23年11月17日(2011.11.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−101909(P2010−101909)
【出願日】平成22年4月27日(2010.4.27)
【出願人】(000112015)株式会社パロマ (298)
【Fターム(参考)】