説明

グローブボックス構造

【課題】収納物の視認性を向上すると共に、収納物の出し入れをしやすくすることができるグローブボックス構造を提供すること。
【解決手段】インストルメントパネル2の内側に配置されて荷物を収容可能なハウジング10と、このハウジング10を開閉する開閉手段とを備えたグローブボックス構造1であって、ハウジング10は、インストルメントパネル2の下方に開放した下側開口部11と、この下側開口部11に連続し且つインストルメントパネル2の上方に開放した上側開口部12とを有し、開閉手段は、下端部20aが回動することで下側開口部11を開閉するリッド体20と、リッド体20の回動動作に連動してハウジングに10沿って移動することで上側開口部12を開閉する可動フィニッシャ30と、を備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インストルメントパネルに設けられるグローブボックス構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、車室内に膨出したインストルメントパネルに形成されたインパネ開口部内に設けられ、下端部が回動することで上記インパネ開口部を開閉するリッド体を備えたグローブボックス構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このグローブボックス構造では、リッド体が下方に回動することで、インパネ開口部を下方に向かって開放する。
【特許文献1】特開2005−306134号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述のグローブボックス構造では、インパネ開口部が下方に開放するので、インストルメントパネルの最も車室内に突出したインパネ先端部にこのインパネ開口部が遮られ、収納物が見えにくくなり、インパネ開口部内をよく見るためにインストルメントパネルの下側を覗き込む体勢を取らなければならないことがあった。
また、収納物の出し入れ時にインパネ先端部が妨げになり、このインパネ先端部に収納物が干渉しないように注意しながら出し入れしなければならないという問題もあった。
【0005】
そこで、この発明は、収納物の視認性を向上すると共に、収納物の出し入れをしやすくすることができるグローブボックス構造を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、この発明に係るグローブボックス構造は、インストルメントパネルの内側に配置されて荷物を収容可能なハウジングと、該ハウジングを開閉する開閉手段とを備えたグローブボックス構造であって、前記ハウジングは、前記インストルメントパネルの下方に開放した下側開口部と、該下側開口部に連続し且つ前記インストルメントパネルの上方に開放した上側開口部とを有し、前記開閉手段は、下端部が回動することで前記下側開口部を開閉するリッド体と、前記リッド体の回動動作に連動して前記ハウジングに沿って移動することで前記上側開口部を開閉する可動フィニッシャと、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
この発明によれば、リッド体によりハウジングの下側開口部が開閉され、可動フィニッシャにより上記ハウジングの上側開口部が開閉される。そして、可動フィニッシャは、リッド体の回動動作に連動してハウジングの上面に沿って移動する。
すなわち、リッド体が回動して下側開口部を開くことに連動して可動フィニッシャがハウジングに沿って移動して上側開口部が開き、この下側開口部及び連続する上側開口部からなる一つの大きな開口部が開放する。さらに、可動フィニッシャがハウジングに沿って移動することで、インストルメントパネルの内側に入り込むことができ、可動フィニッシャが邪魔にならない。
この結果、収納物の視認性を向上すると共に、収納物の出し入れをしやすくすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明のグローブボックス構造を実現する最良の形態を、図面に示す実施例1に基づいて説明する。
【実施例1】
【0009】
まず、構成を説明する。
図1は、実施例1のグローブボックス構造を設けたインストルメントパネルの外観を示す斜視図である。図2は、実施例1のグローブボックス構造を示す分解斜視図である。図3は、実施例1のグローブボックス構造を示す斜視図である。図4は、実施例1のグローブボックス構造を示す断面図である。
【0010】
実施例1のグローブボックス構造1は、車室前部に配置されたインストルメントパネル2のうち助手席に対向する位置に設けられている。このグローブボックス構造1は、図2に示すように、ハウジング10と、開閉手段であるリッド体20及び可動フィニッシャ30を有している。
【0011】
ハウジング10は、インストルメントパネル2の車両前方側に形成された収納空間(図示せず)に挿入されると共にインストルメントパネル2に固定されるものであり、ボックス形状を呈してこの収納空間を区画する。このハウジング10は、インストルメントパネル2の下方に開放した下側開口部11と、この下側開口部11に連続し且つインストルメントパネル2の上方に開放した上側開口部12とを有している(図4参照)。そして、ハウジング10は、下端部10aに一対の軸14,14を有し、両側面10bのそれぞれにボックスガイドスリット15と、アンカー係合孔16を有し、奥面10cに一対のガイド受けボス17,17と、ベルト挿入開口18を有し、上面10dに一対のガイド固定スリット19,19を有している。なお、上面10dは、車体に対してほぼ水平になっており、上側開口部12はほぼ鉛直方向に開放している。
【0012】
リッド体20は、上方が開放したボックス形状を呈しており、下側開口部11からハウジング10内に挿入可能となっている。このリッド体20は、前面に下側開口部11を覆う大きさのリッド面21を有し、下端部20aに軸14を回動可能に保持する一対の軸受22,22を有し、両側面20bのそれぞれにボックス軸23及びアンカー24を有し、奥面20cに一対のネジ孔25,25を有している。
【0013】
そして、各軸受22がそれぞれ軸14を保持し、この軸14を中心にリッド体20が上下方向に回動して下側開口部11を開閉する。各ボックス軸23は、ボックスガイドスリット15に挿入され、リッド体20が下方に回動したときにボックスガイドスリット15の最下部に当接してストッパーとなる。また、ネジ孔25は、後述するベルト体32に螺合するネジN1が貫通する部分である。
【0014】
また、アンカー24はリッド面21の表側に設けられたノブ21a(図3参照)の操作によりリッド面21内に引き込み可能になっている。各アンカー24は、リッド体20が上方に回動したときにそれぞれアンカー係合孔16に係合し、下側開口部11を閉鎖した状態でリッド体20を保持する。このとき、ネジ孔25,25はベルト挿入開口18に臨む。
【0015】
可動フィニッシャ30は、フィニッシャ体31と、ベルト体32と、一対のレール体33,33と、ダンパー部材(ダンパー手段)34とを有している。
【0016】
フィニッシャ体31は、上側開口部12を覆う大きさを有しており、ハウジング10の上面10d上に配置される。このフィニッシャ体31は、上側開口部12を覆ったときにインストルメントパネル2とほぼ面一になる加飾部31aと、加飾部31aから突出し、ベルト体32に接合する接合部31bとを有している。なお、加飾部31aには木目調や金属調の柄が施されている。また、接合部31bにはベルト体32から突出する複数の溶着棒35aがそれぞれ挿入する複数の接合穴31cが形成されている。
【0017】
ベルト体32は、フィニッシャ体31と溶着されるフィニッシャ連結部32aと、リッド体20にネジN1にて取り付けられるリッド連結部32bと、フィニッシャ連結部32aとリッド連結部32bとを繋ぐ可撓部32cとを有している。このベルト体32は、ハウジング10のベルト挿入開口18を貫通しており、フィニッシャ連結部32aはハウジング10の上面10d上に配置され、リッド連結部32bはハウジング10の内側に配置される。なおこのとき可撓部32cは、レール体33に沿って湾曲している。
【0018】
フィニッシャ連結部32aは、ハウジング10の上面10d上を摺動する板形状を呈しており、先端部近傍に複数の溶着棒35aが突出形成され、その車両前方側にダンパー用凸部35bが突出形成され、両側面にガイド用凸部35cがそれぞれ形成されている。ここでは、ダンパー用凸部35bは円弧面が車両前方に面した半円柱形状を呈している。そして、溶着棒35aをフィニッシャ体31の接合穴31cに挿入した状態で加熱することで溶着棒35aが溶解し、フィニッシャ連結部32aがフィニッシャ体31に溶着される。
【0019】
リッド連結部32bは、リッド体20の奥面20cの外側に取り付け可能な板形状を呈しており、ネジN1が螺合する一対のボス部36,36を有している。そして、ネジ孔25を貫通したネジN1がボス部36に螺合することで、リッド連結部32bがリッド体20の奥面20cに固定される。
【0020】
可撓部32cは、硬質合成樹脂製の多数の細長部材37aの長手方向端面同士を軟質合成樹脂製の連結帯片37b(図4参照)を介して並列に連結することで形成されたいわゆるシャッター形状を呈しており、連結帯片37b部分で屈曲可能な可撓性を有している。また、細長部材37aの短手方向の端面からはそれぞれガイト棒37cが長手方向に突出している。
【0021】
レール体33は、ハウジング10の上面10dから奥面10cへと沿うレール部38aと、挿入孔が形成された固定片38bと、ハウジング10の上面10dに形成されたガイド固定スリット19に挿入されて、この上面10dを挟み込むツメ38cと、ダンパー部材34を保持する保持部38dとを有している。レール部38aには、ガイド用凸部35c及びガイド棒37cが摺動可能に挿入される。そして、固定片38bに形成された挿入孔を貫通したネジN2がハウジング10のガイド受けボス17に螺合することで、レール体33がハウジング10に固定される。
【0022】
ダンパー部材34は、一定の硬度を有する軟質合成樹脂等の弾性変形可能な材質により形成された帯状部材であり、両端部にレール体33の保持部38dに係合する固定ツメ39a,39aを有し、中央部にダンパー用凸部35bに当接するベルト当接部39bを有している。ここで、ベルト当接部39bは半円柱形のダンパー用凸部35bに沿うように車両前方に膨出した円弧形状を呈している。また、ダンパー部材34は、ベルト当接部39bを中心に両端部が車両前方に向かう円弧形状を呈している。すなわち、このダンパー部材34は、車両後方側(車室側)に膨出した円弧形状を呈している。
【0023】
次に、作用を説明する。
まず、「現行のグローブボックス構造とその課題」の説明を行い、続いて、実施例1のグローブボックス構造における作用を、「視認性向上作用」、「収納性向上作用」に分けて説明する。
【0024】
[現行のグローブボックス構造とその課題]
通常、車室に設けられるインストルメントパネルは、車室内に膨出し、最も車室側に突出したインパネ先端部を境に、車両上方に面したインパネ上面部と車両下方に面したインパネ下面部とを有している。そして、現行のグローブボックス構造では、インパネ下面部に設けられたリッド体を開くことで、インストルメントパネル内に配置されたハウジングを開放する。
【0025】
ここで、リッド体は下端部を中心に下方に回動する。そのため、インパネ上面部が障害になりハウジング内部が見えにくくなり、収納物の視認性が悪くなるという問題があった。また、ハウジング内部をよく見るためにインストルメントパネルの下側を覗き込む姿勢をとることもあった。
【0026】
また、荷物を収納する際には、インパネ先端部に干渉しないようにしなければならず、荷物の出し入れが行い難いという問題もあった。
【0027】
一方、インストルメントパネルに上端部が回動可能に保持され、この上端部を中心に上方に回動する、いわゆる跳ね上げ式のリッド体も知られている。この場合では、ハウジングを開放したリッド体がインストルメントパネルよりも車室側に突出した状態になり、荷物の出し入れ時にリッド体が邪魔になるという問題が生じる。
【0028】
以上の問題を鑑みて、本願発明では、収納空間内の視認性を向上すると共に、荷物の出し入れをしやすくするために、下方に回動して下側開口部を開放するリッド体の動きに連動し、ハウジングに沿って移動して下側開口部を開放する可動フィニッシャを設ける構成とした。
【0029】
[視認性向上作用]
図5は、実施例1のグローブボックス構造において下側開口部及び上側開口部が開放した状態を示す斜視図である。図6は、実施例1のグローブボックス構造において下側開口部及び上側開口部が開放した状態を示す断面図である。
【0030】
実施例1のグローブボックス構造1を使用するには、まずリッド体20のノブ21aを操作してアンカー24をリッド面21内に引き込む。これにより、アンカー24とアンカー係合孔16との係合が解除され、リッド体20が軸14を中心に下方に回動可能となる。
【0031】
そして、ノブ21aを持ったままリッド体20を手前側に引き倒し、このリッド体20をインストルメントパネル2の下方に回動する。これにより、リッド体20により閉鎖された下側開口部11が開放する。
【0032】
ここで、リッド体20の奥面20cには、ベルト体32のリッド連結部32bが固定されている。そのため、ベルト体32はリッド体20の回動に伴ってハウジング10内に引き込まれる。
【0033】
このとき、ベルト体32は、ガイド用凸部35c及びガイド棒37cがレール部38aに挿入されているので、このレール部38aに沿って案内されながらリッド体20に引っ張られる。一方、このベルト体32のフィニッシャ連結部32aにはフィニッシャ体31が溶着されているので、ベルト体32の移動に伴ってフィニッシャ体31も引っ張られる。これにより、フィニッシャ体31に覆われた上側開口部12が開放する。
【0034】
このように、リッド体20を回動して下側開口部11を開放すると、これに連動してフィニッシャ体31が移動し上側開口部12が開放される。この下側開口部11と上側開口部12とは連続しているため、同時に開放することで一つの大きな開口部となる。さらに、上側開口部12は上方に開放しているのでインストルメントパネル2の下側を覗き込む体勢を取らなくてもハウジング10内の視認性が向上する。
【0035】
さらに、フィニッシャ体31がハウジング10の上面10dに沿って移動することで、フィニッシャ体31がインストルメントパネル2の内側に引き込まれ、上側開口部12を開いたときに邪魔にならない。
【0036】
特に、実施例1のグローブボックス構造1では、ハウジング10の上面10dが車体に対してほぼ水平になっているので、フィニッシャ体31は車体に対してほぼ水平方向に移動することとなる。そのため、フィニッシャ体31の移動距離を抑えつつ、上側開口部12を十分開放することができる。
【0037】
また、実施例1のグローブボックス構造1では、可動フィニッシャ30が上側開口部12を覆うフィニッシャ体31と、このフィニッシャ体31とリッド体20とを繋ぐ可撓性を有するベルト体32とを備えている。
【0038】
そのため、ベルト体32の案内方向、すなわちレール部38aの延在方向を調整することでフィニッシャ体31の移動方向を調整することができ、このフィニッシャ体31の移動方向を容易に設定、変更することができる。
【0039】
そして、上述の実施例1のグローブボックス構造1では、可動フィニッシャ30は、ベルト体32とハウジング10との間にダンパー部材34を備えている。
【0040】
そのため、このダンパー部材34は、リッド体20の回動に連動してフィニッシャ体31が移動すると、ベルト体32のダンパー用凸部35bにベルト当接部39bが押圧される。このとき、ダンパー部材34が車両後方側に膨出した円弧形状を呈しているため、中央部に形成されたベルト当接部39bが押圧されることで、図5に示すように固定ツメ39aとベルト当接部39bとの間が弓なりに湾曲する。ここで、ダンパー部材34が一定の硬度を有する軟質合成樹脂等の弾性力を有する材質により形成されているので、弓なりにしなりながらも元の形状に戻ろうとする。すなわち、一定の押圧力をかけなければ、このダンパー部材34を変形させることができない。これにより、リッド体20の回動が規制され、開き速度の減速効果を得ることができる。
【0041】
さらに、リッド体20を上方に回動するときには、ダンパー部材34の弾性力によりベルト体32が車両後方側、つまり車室側へ押され、リッド体20の回動力をアシストすることができる。
【0042】
[収納性向上作用]
実施例1のグローブボックス構造1では、上述のようにリッド体20を下方に回動することでフィニッシャ体31が連動して移動し、下側開口部11と上側開口部12とを開放する。これにより、下側開口部11と上側開口部12とからなる一つの大きな開口部が開放する。
【0043】
ここで、上側開口部12がインストルメントパネル2の上方に開放しているので、インストルメントパネル2によって上側開口部12が遮られることがなくなり、収納物の出し入れを容易に行うことができ、収納性の向上を図ることができる。
【0044】
次に、効果を説明する。
実施例1のグローブボックス構造1にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
【0045】
(1) インストルメントパネル2の内側に配置されて荷物を収容可能なハウジング10と、該ハウジング10を開閉する開閉手段とを備えたグローブボックス構造であって、前記ハウジング10は、前記インストルメントパネル2の下方に開放した下側開口部11と、該下側開口部11に連続し且つ前記インストルメントパネル2の上方に開放した上側開口部12とを有し、前記開閉手段は、下端部20aが回動することで前記下側開口部11を開閉するリッド体20と、前記リッド体20の回動動作に連動して前記ハウジングに10沿って移動することで前記上側開口部12を開閉する可動フィニッシャ30と、を備えた。このため、収納物の視認性を向上すると共に、収納物の出し入れをしやすくすることができる。
【0046】
(2) 前記可動フィニッシャ30は、前記上側開口部12を覆うフィニッシャ体31と、前記フィニッシャ体31と前記リッド体20とを繋ぐ可撓性を有するベルト体32と、を備えた。このため、フィニッシャ体31の移動方向を容易に設定、変更することができる。
【0047】
(3) 前記可動フィニッシャ30は、前記ハウジング10と前記ベルト体32との間にダンパー手段(ダンパー部材)34を備えた。このため、ダンパー手段34の弓なりのしなりを利用してリッド体20の回動が規制され、開き速度の減速効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】実施例1のグローブボックス構造を設けたインストルメントパネルの外観を示す斜視図である。
【図2】実施例1のグローブボックス構造を示す分解斜視図である。
【図3】実施例1のグローブボックス構造を示す斜視図である。
【図4】実施例1のグローブボックス構造を示す断面図である。
【図5】実施例1のグローブボックス構造において下側開口部及び上側開口部が開放した状態を示す斜視図である。
【図6】実施例1のグローブボックス構造において下側開口部及び上側開口部が開放した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
【0049】
1 グローブボックス構造
10 ハウジング
11 下側開口部
12 上側開口部
20 リッド体(開閉手段)
30 可動フィニッシャ(開閉手段)
31 フィニッシャ体
32 ベルト体
34 ダンパー部材(ダンパー手段)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
インストルメントパネルの内側に配置されて荷物を収容可能なハウジングと、該ハウジングを開閉する開閉手段とを備えたグローブボックス構造であって、
前記ハウジングは、前記インストルメントパネルの下方に開放した下側開口部と、該下側開口部に連続し且つ前記インストルメントパネルの上方に開放した上側開口部とを有し、
前記開閉手段は、下端部が回動することで前記下側開口部を開閉するリッド体と、前記リッド体の回動動作に連動して前記ハウジングに沿って移動することで前記上側開口部を開閉する可動フィニッシャと、を備えたことを特徴とするグローブボックス構造。
【請求項2】
請求項1に記載されたグローブボックス構造であって、
前記可動フィニッシャは、前記上側開口部を覆うフィニッシャ体と、前記フィニッシャ体と前記リッド体とを繋ぐ可撓性を有するベルト体とを備えたことを特徴とするグローブボックス構造。
【請求項3】
請求項2に記載されたグローブボックス構造であって、
前記可動フィニッシャは、前記ハウジングと前記ベルト体との間にダンパー手段を備えたことを特徴とするグローブボックス構造。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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