ケーブル整理装置
【課題】本発明は、取り外しをしなくても空間を調整することができるケーブル整理装置を提供する。
【解決手段】本発明のケーブル整理装置は、キャビネットの片側のガイドレールに取り付けられ、サーバーのバックエンドの接続線を整理することに用いられ、接続線を積載できる第一積載アーム及び第二積載アームと、第一積載アームの一端に回転可能に接続され且つガイドレールの内部レールに取り付けられる第一取付部材と、第二積載アームの一端に回転可能に接続され且つガイドレールの外部レールに取り付けられる第二取付部材と、第一積載アーム及び第二積載アームの他端を接続する接続部材と、を備え、接続部材は、第一積載アームの接続部材に接続される一端と第二積載アームの接続部材に接続される一端との間の距離を調節することができ、第一積載アーム及び第二積載アームを別々に第一取付部材及び第二部材に対して回転させ且つキャビネットの片側に集める。
【解決手段】本発明のケーブル整理装置は、キャビネットの片側のガイドレールに取り付けられ、サーバーのバックエンドの接続線を整理することに用いられ、接続線を積載できる第一積載アーム及び第二積載アームと、第一積載アームの一端に回転可能に接続され且つガイドレールの内部レールに取り付けられる第一取付部材と、第二積載アームの一端に回転可能に接続され且つガイドレールの外部レールに取り付けられる第二取付部材と、第一積載アーム及び第二積載アームの他端を接続する接続部材と、を備え、接続部材は、第一積載アームの接続部材に接続される一端と第二積載アームの接続部材に接続される一端との間の距離を調節することができ、第一積載アーム及び第二積載アームを別々に第一取付部材及び第二部材に対して回転させ且つキャビネットの片側に集める。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、キャビネットの部品に関するものであって、特にキャビネット内部のサーバーのバックエンドに取り付けられたケーブル整理装置に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
現有のサーバーは、ガイドレールによってキャビネットの中に取り付けられ、前記キャビネットから前記サーバーを便利に引き出すために、前記サーバーのバックエンドにケーブル整理装置を設置して各種の接続線を整理する。
【０００３】
現有のケーブル整理装置は、第一ケーブル整理アーム、第二ケーブル整理アーム、別々に前記第一ケーブル整理アーム及び前記第二ケーブル整理アームの一端に回転可能に接続される第一取付部材及び第二取付部材、前記第一ケーブル整理アーム及び前記第二ケーブル整理アームの他端を接続するヒンジを備える。前記第一取付部材は、サーバーを積載するガイドレールの内部レールに取り付けられ、前記第二取付部材は、前記ガイドレールの外部レールに取り付けられる。前記サーバーを引き出す時、前記第一取付部材が前記サーバーと一緒に運動し、且つケーブルを積載した前記第一ケーブル整理アーム及び前記第二ケーブル整理アームが回転して、いつでも接続線を順列に配列する。しかし、従来の技術において、ケーブル整理装置が存在し且つキャビネット内部の空間は有限であるため、ただサーバーのバックエンドの電源モジュール又は接続線などを修理する場合でも、サーバー全体又は該サーバーのケーブル整理装置を取り外して、空間を調整しなければならない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
本発明の目的は、前記課題を解決し、取り外さなくても空間を調整することができるケーブル整理装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
前記目的を達成するため、本発明に係るケーブル整理装置は、キャビネットの片側のガイドレールに取り付けられ、サーバーのバックエンドの接続線を整理することに用いられ、前記接続線を積載できる第一積載アーム及び第二積載アームと、前記第一積載アームの一端に回転可能に接続され且つ前記ガイドレールの内部レールに取り付けられる第一取付部材と、前記第二積載アームの一端に回転可能に接続され且つ前記ガイドレールの外部レールに取り付けられる第二取付部材と、前記第一積載アーム及び前記第二積載アームの他端を接続する接続部材と、を備え、前記接続部材は、前記第一積載アームの前記接続部材に接続される一端と前記第二積載アームの前記接続部材に接続される一端との間の距離を調節することができ、前記第一積載アーム及び前記第二積載アームを別々に前記第一取付部材及び前記第二部材に対して回転させ且つ前記キャビネットの片側に集める。
【発明の効果】
【０００６】
本発明に係るケーブル整理装置において、第一積載アームと第二積載アームとを別々に第一取付部材及び第二部材に対して回転させ且つキャビネットのガイドレールが設置された片側に集めるため、前記キャビネットにおける空間を調整して、技術人員がサーバーのバックエンドの設備を修理することに便利を提供する。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
【図１】本発明の第一実施形態に係るケーブル整理装置の立体分解図である。
【図２】本発明の第一実施形態に係るケーブル整理装置の他の視角の立体分解図である。
【図３】図１に示すケーブル整理装置の立体組立図である。
【図４】本発明の第一実施形態に係るケーブル整理装置をサーバーのバックエンドに取り付けた状態を示す図である。
【図５】本発明の第一実施形態に係るケーブル整理装置をサーバーのバックエンドに取り付けた状態を示す図である。
【図６】本発明の第二実施形態に係るケーブル整理装置の立体組立図である。
【図７】本発明の第二実施形態に係るケーブル整理装置をサーバーのバックエンドに取り付けた状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
図１、図２及び図４を参照すると、本発明の第一実施形態に係わるケーブル整理装置は、キャビネットの支柱の上の第一ガイドレール８０と第二ガイドレール９０との間に取り付けられて、サーバー１００のバックエンドの接続線を整理することに用いられる。前記ケーブル整理装置は、第一積載アーム１０、第二積載アーム２０、接続部材３０、複数のケーブル整理クリップ４０、第一取付部材５０、第二取付部材６０及び支持部材７０を備える。
【０００９】
前記第一ガイドレール８０の外部レールのバックエンドに矩形の固定孔８１が開設される（図５を参照してください）。
【００１０】
続いて図１を参照すると、前記第一積載アーム１０は、略Ｌ形であって、円柱形の積載部１１及び該積載部１１の一端から該積載部１１に直交するように下に向かって延在する回転部１２を備える。
【００１１】
前記第二積載アーム２０も、略Ｌ形であって、円柱形の積載部２１、該積載部２１の一端から該積載部２１に直交するように下に向かって延在する回転部２２及び前記積載部２１の他端に設置されたねじ山部２３を備える。
【００１２】
前記接続部材３０は、第一枢着体３１及び第二枢着体３２を備える。前記第一枢着体３１は、チューブ３１３、前記チューブ３１３の一端に設置された円盤状の係止部３１１及び該係止部３１１の一面から該係止部３１１に直交するように延在し且つ円形に配置された複数の係合フック３１２を備える。前記チューブ３１３の他端に円形収容孔が開設される。前記第二枢着体３２は、固定ロッド３２３、前記固定ロッド３２３の一端に設置された円環状の収容盤３２１及び該収容盤３２１の側面から該収容盤３２１の直径方向に沿って外に向かって延在する阻止シート３２４を備え、前記収容盤３２１の内部に段階孔３２２が開設される。前記固定ロッド３２３の他端にねじ穴が開設される。
【００１３】
前記ケーブル整理クリップ４０は、それぞれ、金属線を曲げて形成され、互いに平行し且つ一端が連接された二つのＣ形の箍を備え、該二つのＣ形の箍の他端にそれぞれ円形固定部４１が形成される。
【００１４】
前記第一取付部材５０は、略Ｌ形であって、固定部及び該固定部の一端から該固定部に直交するように曲げられた延在部を備え、前記延在部の末端に軸孔を有する枢着部５１が設置される。
【００１５】
前記第二取付部材６０は、略Ｚ形であって、固定部、該固定部の一端から該固定部に直交するように曲げられた延在部及び該延在部の末端から前記固定部に平行するように曲げられた弾力シート６２を備える。前記延在部に軸孔を有する枢着部６１が設置される。前記弾力シート６２の両側に別々に１つの切欠口６２１が開設される。
【００１６】
前記支持部材７０は、支持部７１、該支持部７１の一端から外に向かって延在され且つ前記第一ガイドレール８０の固定孔８１に係合することができる突出部７２及び前記支持部７１の他端から前記支持部７１に直交するように曲げられた取付部７３を備え、前記支持部７１における前記取付部７３の近傍に“凸”字形の係止孔７４が開設される。
【００１７】
図３〜図５を参照すると、組み立てる時、前記接続部材３０の第一枢着体３１の複数の係合フック３１２が、直径が小さい一端から前記第二枢着体３２の段階孔３２２を貫くように、前記複数の係合フック３１２を前記段階孔３２２の段階に係合させて、前記第一枢着体３１が前記第二枢着体３２に対して回転するようにする。前記接続部材３０のチューブ３１３、前記第一積載アーム１０の積載部１１、及び前記第二積載アーム２０の積載部２１に前記ケーブル整理クリップ４０を被せる。前記ケーブル整理クリップ４０のＣ形の箍は、前記サーバー１００のバックエンドの接続線を締めることができる。前記第一積載アーム１０の積載部１１をスライドできるように前記接続部材３０のチューブ３１３の円形収容孔に収容し、前記第二積載アーム２０のねじ山部２３を前記接続部材３０の固定ロッド３２３のねじ穴に螺合する。前記第一積載アーム１０の回転部１２及び前記第二積載アーム２０の回転部２２を別々に、前記第一取付部材５０の枢着部５１及び前記第二取付部材６０の枢着部６１に回転できるように枢着する。前記第一取付部材５０及び前記第二取付部材６０を、それぞれの固定部によって前記第二ガイドレール９０の内部レールと外部レールのバックエンドに取り付ける。前記支持部材７０の突出部７２を前記第一ガイドレール８０の固定孔８１に係合し、前記取付部７３を前記第二ガイドレール９０の外部レールの内側に挿入する。前記第二取付部材６０の弾力シート６２が弾性変形して前記支持部材７０の係止孔７４の大きい一端を貫くと、その弾力によって前記弾力シート６２が前記係止孔７４の小さい一端に向かって曲げられ、最終に前記弾力シート６２の二つの切欠口６２１が前記係止孔７４の小さい一端の二つの側辺に係合される。
【００１８】
前記サーバー１００をキャビネットに完全に押し入れると、前記支持部材７０の支持部７１の頂部が前記第二枢着体３２の阻止シート３２４を支持して、前記ケーブル整理クリップ４０及びガイドレールが多過ぎる又は重過ぎる接続線を長い時間にわたって積載するため損壊されることを免れる。前記サーバー１００のバックエンドの設備を修理しようとする時、前記サーバー１００がキャビネットに完全に押し入っている状態を保持し、前記支持部材７０の前記係止孔７４の大きい一端に向かって前記弾力シート６２を押して、前記弾力シート６２が前記係止孔７４の小さい一端から退出することにする。前記第二ガイドレール９０の外部レールから前記支持部材７０の取付部７３を取り出して、前記支持部材７０の突出部７２が前記第一ガイドレール８０の固定孔８１から退出するようにして、前記支持部材７０を取り外す。前記第一積載アーム１０と前記第二積載アーム２０は、別々に前記回転部１２と前記回転部２２を中心にして回転し、前記第一積載アーム１０の積載部１１は、前記接続部材３０の第一枢着体３１のチューブ３１３の中でスライディングして、前記第一積載アーム１０と前記第二積載アーム２０を、前記キャビネットの第二ガイドレール９０が設置された片側に集めることにより、空間を調整して、技術人員がサーバー１００のバックエンドの設備を修理することに便利な空間を提供する。
【００１９】
図６及び図７を参照すると、本発明に第二実施形態に係わるケーブル整理装置の構造は、第一実施形態に係わるケーブル整理装置の構造と類似し、第一積載アーム１０ａ、第二積載アーム２０ａ及び接続部材３０ａを備える。前記接続部材３０ａは、螺旋スプリングであって、その両端は、別々に前記第一積載アーム１０ａ及び前記第二積載アーム２０ａの対応する一端に取り付けられる。前記サーバー１００のバックエンドの設備を修理しようとする時、前記サーバー１００をキャビネットに完全に押し入れられた状態を保持し、前記接続部材３０ａの弾性によって、前記第一積載アーム１０ａ及び前記第二積載アーム２０ａを別々に前記第一取付部材５０及び前記第二取付部材６０に対して回転させて、且つ前記キャビネットの第二ガイドレール９０が設置された片側に集めることにより、空間を調整して、技術人員がサーバー１００のバックエンドの設備を修理することに便利を提供する。
【００２０】
以上本発明を実施例に基づいて具体的に説明したが、本発明は、上述の実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々変更可能であることは勿論であって、本発明の保護範囲は、以下の特許請求の範囲から決まる。
【符号の説明】
【００２１】
１０，１０ａ 第一積載アーム
１１，２１ 積載部
１２，２２ 回転部
２０，２０ａ 第二積載アーム
２３ ねじ山部
３０，３０ａ 接続部材
３１ 第一枢着体
３２ 第二枢着体
４０ ケーブル整理クリップ
４１ 円形固定部
５０ 第一取付部材
５１，６１ 枢着部
６０ 第二取付部材
６２ 弾力シート
７０ 支持部材
７１ 支持部
７２ 突出部
７３ 取付部
７４ 係止孔
８０ 第一ガイドレール
８１ 固定孔
９０ 第二ガイドレール
１００ サーバー
３１１ 係止部
３１２ 係合フック
３１３ チューブ
３２１ 収容盤
３２２ 段階孔
３２３ 固定ロッド
３２４ 阻止シート
６２１ 切欠口
【技術分野】
【０００１】
本発明は、キャビネットの部品に関するものであって、特にキャビネット内部のサーバーのバックエンドに取り付けられたケーブル整理装置に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
現有のサーバーは、ガイドレールによってキャビネットの中に取り付けられ、前記キャビネットから前記サーバーを便利に引き出すために、前記サーバーのバックエンドにケーブル整理装置を設置して各種の接続線を整理する。
【０００３】
現有のケーブル整理装置は、第一ケーブル整理アーム、第二ケーブル整理アーム、別々に前記第一ケーブル整理アーム及び前記第二ケーブル整理アームの一端に回転可能に接続される第一取付部材及び第二取付部材、前記第一ケーブル整理アーム及び前記第二ケーブル整理アームの他端を接続するヒンジを備える。前記第一取付部材は、サーバーを積載するガイドレールの内部レールに取り付けられ、前記第二取付部材は、前記ガイドレールの外部レールに取り付けられる。前記サーバーを引き出す時、前記第一取付部材が前記サーバーと一緒に運動し、且つケーブルを積載した前記第一ケーブル整理アーム及び前記第二ケーブル整理アームが回転して、いつでも接続線を順列に配列する。しかし、従来の技術において、ケーブル整理装置が存在し且つキャビネット内部の空間は有限であるため、ただサーバーのバックエンドの電源モジュール又は接続線などを修理する場合でも、サーバー全体又は該サーバーのケーブル整理装置を取り外して、空間を調整しなければならない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
本発明の目的は、前記課題を解決し、取り外さなくても空間を調整することができるケーブル整理装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
前記目的を達成するため、本発明に係るケーブル整理装置は、キャビネットの片側のガイドレールに取り付けられ、サーバーのバックエンドの接続線を整理することに用いられ、前記接続線を積載できる第一積載アーム及び第二積載アームと、前記第一積載アームの一端に回転可能に接続され且つ前記ガイドレールの内部レールに取り付けられる第一取付部材と、前記第二積載アームの一端に回転可能に接続され且つ前記ガイドレールの外部レールに取り付けられる第二取付部材と、前記第一積載アーム及び前記第二積載アームの他端を接続する接続部材と、を備え、前記接続部材は、前記第一積載アームの前記接続部材に接続される一端と前記第二積載アームの前記接続部材に接続される一端との間の距離を調節することができ、前記第一積載アーム及び前記第二積載アームを別々に前記第一取付部材及び前記第二部材に対して回転させ且つ前記キャビネットの片側に集める。
【発明の効果】
【０００６】
本発明に係るケーブル整理装置において、第一積載アームと第二積載アームとを別々に第一取付部材及び第二部材に対して回転させ且つキャビネットのガイドレールが設置された片側に集めるため、前記キャビネットにおける空間を調整して、技術人員がサーバーのバックエンドの設備を修理することに便利を提供する。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
【図１】本発明の第一実施形態に係るケーブル整理装置の立体分解図である。
【図２】本発明の第一実施形態に係るケーブル整理装置の他の視角の立体分解図である。
【図３】図１に示すケーブル整理装置の立体組立図である。
【図４】本発明の第一実施形態に係るケーブル整理装置をサーバーのバックエンドに取り付けた状態を示す図である。
【図５】本発明の第一実施形態に係るケーブル整理装置をサーバーのバックエンドに取り付けた状態を示す図である。
【図６】本発明の第二実施形態に係るケーブル整理装置の立体組立図である。
【図７】本発明の第二実施形態に係るケーブル整理装置をサーバーのバックエンドに取り付けた状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
図１、図２及び図４を参照すると、本発明の第一実施形態に係わるケーブル整理装置は、キャビネットの支柱の上の第一ガイドレール８０と第二ガイドレール９０との間に取り付けられて、サーバー１００のバックエンドの接続線を整理することに用いられる。前記ケーブル整理装置は、第一積載アーム１０、第二積載アーム２０、接続部材３０、複数のケーブル整理クリップ４０、第一取付部材５０、第二取付部材６０及び支持部材７０を備える。
【０００９】
前記第一ガイドレール８０の外部レールのバックエンドに矩形の固定孔８１が開設される（図５を参照してください）。
【００１０】
続いて図１を参照すると、前記第一積載アーム１０は、略Ｌ形であって、円柱形の積載部１１及び該積載部１１の一端から該積載部１１に直交するように下に向かって延在する回転部１２を備える。
【００１１】
前記第二積載アーム２０も、略Ｌ形であって、円柱形の積載部２１、該積載部２１の一端から該積載部２１に直交するように下に向かって延在する回転部２２及び前記積載部２１の他端に設置されたねじ山部２３を備える。
【００１２】
前記接続部材３０は、第一枢着体３１及び第二枢着体３２を備える。前記第一枢着体３１は、チューブ３１３、前記チューブ３１３の一端に設置された円盤状の係止部３１１及び該係止部３１１の一面から該係止部３１１に直交するように延在し且つ円形に配置された複数の係合フック３１２を備える。前記チューブ３１３の他端に円形収容孔が開設される。前記第二枢着体３２は、固定ロッド３２３、前記固定ロッド３２３の一端に設置された円環状の収容盤３２１及び該収容盤３２１の側面から該収容盤３２１の直径方向に沿って外に向かって延在する阻止シート３２４を備え、前記収容盤３２１の内部に段階孔３２２が開設される。前記固定ロッド３２３の他端にねじ穴が開設される。
【００１３】
前記ケーブル整理クリップ４０は、それぞれ、金属線を曲げて形成され、互いに平行し且つ一端が連接された二つのＣ形の箍を備え、該二つのＣ形の箍の他端にそれぞれ円形固定部４１が形成される。
【００１４】
前記第一取付部材５０は、略Ｌ形であって、固定部及び該固定部の一端から該固定部に直交するように曲げられた延在部を備え、前記延在部の末端に軸孔を有する枢着部５１が設置される。
【００１５】
前記第二取付部材６０は、略Ｚ形であって、固定部、該固定部の一端から該固定部に直交するように曲げられた延在部及び該延在部の末端から前記固定部に平行するように曲げられた弾力シート６２を備える。前記延在部に軸孔を有する枢着部６１が設置される。前記弾力シート６２の両側に別々に１つの切欠口６２１が開設される。
【００１６】
前記支持部材７０は、支持部７１、該支持部７１の一端から外に向かって延在され且つ前記第一ガイドレール８０の固定孔８１に係合することができる突出部７２及び前記支持部７１の他端から前記支持部７１に直交するように曲げられた取付部７３を備え、前記支持部７１における前記取付部７３の近傍に“凸”字形の係止孔７４が開設される。
【００１７】
図３〜図５を参照すると、組み立てる時、前記接続部材３０の第一枢着体３１の複数の係合フック３１２が、直径が小さい一端から前記第二枢着体３２の段階孔３２２を貫くように、前記複数の係合フック３１２を前記段階孔３２２の段階に係合させて、前記第一枢着体３１が前記第二枢着体３２に対して回転するようにする。前記接続部材３０のチューブ３１３、前記第一積載アーム１０の積載部１１、及び前記第二積載アーム２０の積載部２１に前記ケーブル整理クリップ４０を被せる。前記ケーブル整理クリップ４０のＣ形の箍は、前記サーバー１００のバックエンドの接続線を締めることができる。前記第一積載アーム１０の積載部１１をスライドできるように前記接続部材３０のチューブ３１３の円形収容孔に収容し、前記第二積載アーム２０のねじ山部２３を前記接続部材３０の固定ロッド３２３のねじ穴に螺合する。前記第一積載アーム１０の回転部１２及び前記第二積載アーム２０の回転部２２を別々に、前記第一取付部材５０の枢着部５１及び前記第二取付部材６０の枢着部６１に回転できるように枢着する。前記第一取付部材５０及び前記第二取付部材６０を、それぞれの固定部によって前記第二ガイドレール９０の内部レールと外部レールのバックエンドに取り付ける。前記支持部材７０の突出部７２を前記第一ガイドレール８０の固定孔８１に係合し、前記取付部７３を前記第二ガイドレール９０の外部レールの内側に挿入する。前記第二取付部材６０の弾力シート６２が弾性変形して前記支持部材７０の係止孔７４の大きい一端を貫くと、その弾力によって前記弾力シート６２が前記係止孔７４の小さい一端に向かって曲げられ、最終に前記弾力シート６２の二つの切欠口６２１が前記係止孔７４の小さい一端の二つの側辺に係合される。
【００１８】
前記サーバー１００をキャビネットに完全に押し入れると、前記支持部材７０の支持部７１の頂部が前記第二枢着体３２の阻止シート３２４を支持して、前記ケーブル整理クリップ４０及びガイドレールが多過ぎる又は重過ぎる接続線を長い時間にわたって積載するため損壊されることを免れる。前記サーバー１００のバックエンドの設備を修理しようとする時、前記サーバー１００がキャビネットに完全に押し入っている状態を保持し、前記支持部材７０の前記係止孔７４の大きい一端に向かって前記弾力シート６２を押して、前記弾力シート６２が前記係止孔７４の小さい一端から退出することにする。前記第二ガイドレール９０の外部レールから前記支持部材７０の取付部７３を取り出して、前記支持部材７０の突出部７２が前記第一ガイドレール８０の固定孔８１から退出するようにして、前記支持部材７０を取り外す。前記第一積載アーム１０と前記第二積載アーム２０は、別々に前記回転部１２と前記回転部２２を中心にして回転し、前記第一積載アーム１０の積載部１１は、前記接続部材３０の第一枢着体３１のチューブ３１３の中でスライディングして、前記第一積載アーム１０と前記第二積載アーム２０を、前記キャビネットの第二ガイドレール９０が設置された片側に集めることにより、空間を調整して、技術人員がサーバー１００のバックエンドの設備を修理することに便利な空間を提供する。
【００１９】
図６及び図７を参照すると、本発明に第二実施形態に係わるケーブル整理装置の構造は、第一実施形態に係わるケーブル整理装置の構造と類似し、第一積載アーム１０ａ、第二積載アーム２０ａ及び接続部材３０ａを備える。前記接続部材３０ａは、螺旋スプリングであって、その両端は、別々に前記第一積載アーム１０ａ及び前記第二積載アーム２０ａの対応する一端に取り付けられる。前記サーバー１００のバックエンドの設備を修理しようとする時、前記サーバー１００をキャビネットに完全に押し入れられた状態を保持し、前記接続部材３０ａの弾性によって、前記第一積載アーム１０ａ及び前記第二積載アーム２０ａを別々に前記第一取付部材５０及び前記第二取付部材６０に対して回転させて、且つ前記キャビネットの第二ガイドレール９０が設置された片側に集めることにより、空間を調整して、技術人員がサーバー１００のバックエンドの設備を修理することに便利を提供する。
【００２０】
以上本発明を実施例に基づいて具体的に説明したが、本発明は、上述の実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々変更可能であることは勿論であって、本発明の保護範囲は、以下の特許請求の範囲から決まる。
【符号の説明】
【００２１】
１０，１０ａ 第一積載アーム
１１，２１ 積載部
１２，２２ 回転部
２０，２０ａ 第二積載アーム
２３ ねじ山部
３０，３０ａ 接続部材
３１ 第一枢着体
３２ 第二枢着体
４０ ケーブル整理クリップ
４１ 円形固定部
５０ 第一取付部材
５１，６１ 枢着部
６０ 第二取付部材
６２ 弾力シート
７０ 支持部材
７１ 支持部
７２ 突出部
７３ 取付部
７４ 係止孔
８０ 第一ガイドレール
８１ 固定孔
９０ 第二ガイドレール
１００ サーバー
３１１ 係止部
３１２ 係合フック
３１３ チューブ
３２１ 収容盤
３２２ 段階孔
３２３ 固定ロッド
３２４ 阻止シート
６２１ 切欠口
【特許請求の範囲】
【請求項１】
キャビネットの片側のガイドレールに取り付けられ、サーバーのバックエンドの接続線を整理することに用いられ、前記接続線を積載できる第一積載アーム及び第二積載アームと、前記第一積載アームの一端に回転可能に接続され且つ前記ガイドレールの内部レールに取り付けられる第一取付部材と、前記第二積載アームの一端に回転可能に接続され且つ前記ガイドレールの外部レールに取り付けられる第二取付部材と、前記第一積載アーム及び前記第二積載アームの他端を接続する接続部材と、を備えるケーブル整理装置であって、
前記接続部材は、前記第一積載アームの前記接続部材に接続される一端と前記第二積載アームの前記接続部材に接続される一端との間の距離を調節することができ、前記第一積載アーム及び前記第二積載アームを別々に前記第一取付部材及び前記第二部材に対して回転させ且つ前記キャビネットの片側に集めることを特徴とするケーブル整理装置。
【請求項２】
前記接続部材は、第一枢着体及び第二枢着体を備え、前記第一枢着体及び前記第二枢着体の一端が回転可能に接続され、前記第一枢着体及び前記第二枢着体の他端が別々に前記第一積載アーム及び前記第二積載アームの対応する一端に接続されることを特徴とする請求項１に記載のケーブル整理装置。
【請求項３】
前記第一枢着体は、前記第一積載アームの他端をスライドできるように収容するチューブを備え、前記第二枢着体は、前記第二積載アームの他端に固定されることを特徴とする請求項２に記載のケーブル整理装置。
【請求項４】
前記第二積載アームの他端にねじ山部が設置され、前記第二枢着体にねじ穴が開設され、前記第二積載アームのねじ山部が前記ねじ穴によって前記第二枢着体に螺合されることを特徴とする請求項３に記載のケーブル整理装置。
【請求項５】
前記ガイドレール及び前記キャビネットの他の片側における他のガイドレールの外部レールのバックエンドに取り付けられた支持部材を更に備え、前記接続部材から阻止シートが延在され、前記サーバーを前記キャビネットに完全に押し入れると、前記阻止シートが前記支持部材に支持されることを特徴とする請求項４に記載のケーブル整理装置。
【請求項６】
前記他のガイドレールの外部レールのバックエンドに固定孔が開設され、前記支持部材は、支持部、前記支持部の一端から外に向かって延在される突出部、及び前記支持部の他端から前記支持部に直交するように曲げられた取付部を備え、前記支持部における前記取付部の近傍に係止孔が開設され、前記第二取付部材は、弾力シートを備え、前記支持部材の突出部が前記固定孔に係合され、前記取付部が前記ガイドレールの外部レールに挿入され、前記弾力シートが弾性変形して前記係止孔を貫き且つ前記係止孔に係止されることを特徴とする請求項５に記載のケーブル整理装置。
【請求項１】
キャビネットの片側のガイドレールに取り付けられ、サーバーのバックエンドの接続線を整理することに用いられ、前記接続線を積載できる第一積載アーム及び第二積載アームと、前記第一積載アームの一端に回転可能に接続され且つ前記ガイドレールの内部レールに取り付けられる第一取付部材と、前記第二積載アームの一端に回転可能に接続され且つ前記ガイドレールの外部レールに取り付けられる第二取付部材と、前記第一積載アーム及び前記第二積載アームの他端を接続する接続部材と、を備えるケーブル整理装置であって、
前記接続部材は、前記第一積載アームの前記接続部材に接続される一端と前記第二積載アームの前記接続部材に接続される一端との間の距離を調節することができ、前記第一積載アーム及び前記第二積載アームを別々に前記第一取付部材及び前記第二部材に対して回転させ且つ前記キャビネットの片側に集めることを特徴とするケーブル整理装置。
【請求項２】
前記接続部材は、第一枢着体及び第二枢着体を備え、前記第一枢着体及び前記第二枢着体の一端が回転可能に接続され、前記第一枢着体及び前記第二枢着体の他端が別々に前記第一積載アーム及び前記第二積載アームの対応する一端に接続されることを特徴とする請求項１に記載のケーブル整理装置。
【請求項３】
前記第一枢着体は、前記第一積載アームの他端をスライドできるように収容するチューブを備え、前記第二枢着体は、前記第二積載アームの他端に固定されることを特徴とする請求項２に記載のケーブル整理装置。
【請求項４】
前記第二積載アームの他端にねじ山部が設置され、前記第二枢着体にねじ穴が開設され、前記第二積載アームのねじ山部が前記ねじ穴によって前記第二枢着体に螺合されることを特徴とする請求項３に記載のケーブル整理装置。
【請求項５】
前記ガイドレール及び前記キャビネットの他の片側における他のガイドレールの外部レールのバックエンドに取り付けられた支持部材を更に備え、前記接続部材から阻止シートが延在され、前記サーバーを前記キャビネットに完全に押し入れると、前記阻止シートが前記支持部材に支持されることを特徴とする請求項４に記載のケーブル整理装置。
【請求項６】
前記他のガイドレールの外部レールのバックエンドに固定孔が開設され、前記支持部材は、支持部、前記支持部の一端から外に向かって延在される突出部、及び前記支持部の他端から前記支持部に直交するように曲げられた取付部を備え、前記支持部における前記取付部の近傍に係止孔が開設され、前記第二取付部材は、弾力シートを備え、前記支持部材の突出部が前記固定孔に係合され、前記取付部が前記ガイドレールの外部レールに挿入され、前記弾力シートが弾性変形して前記係止孔を貫き且つ前記係止孔に係止されることを特徴とする請求項５に記載のケーブル整理装置。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【公開番号】特開２００９−２６１２３９（Ｐ２００９−２６１２３９Ａ）
【公開日】平成２１年１１月５日（２００９．１１．５）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００９−１００１４１（Ｐ２００９−１００１４１）
【出願日】平成２１年４月１６日（２００９．４．１６）
【出願人】（５０３０２３０６９）鴻富錦精密工業（深▲セン▼）有限公司 (399)
【出願人】（５０００８０５４６）鴻海精密工業股▲ふん▼有限公司 (1,018)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２１年１１月５日（２００９．１１．５）
【国際特許分類】
【出願日】平成２１年４月１６日（２００９．４．１６）
【出願人】（５０３０２３０６９）鴻富錦精密工業（深▲セン▼）有限公司 (399)
【出願人】（５０００８０５４６）鴻海精密工業股▲ふん▼有限公司 (1,018)
【Ｆターム（参考）】
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