説明

コネクタ及びそれを備えた装置

【課題】コネクタ本体とこれを収容する筐体との位置決めを筐体の大型化を招かずに行なうことができるコネクタを提供することである。
【解決手段】筐体502を、環状空間56を介してコネクタ本体501のハウジング52を包囲するように配置されるシェル54と、このシェル54の後端部に装着され、コネクタ本体501のハウジング52以外の部分を収容する筐体本体55とで構成する。ハウジング52に装着したグランドシェル53に、環状凸部53eを形成する。シェル54に、環状凸部53eと係合可能な環状凹部54fを形成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明はコネクタに関し、例えばデジタルカメラの等コネクタとして好適なコネクタとそれを備えた装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、接続端子とカメラケースとを備える防水コネクタが知られている(下記特許文献1参照)。
【0003】
接続端子はピン状である。カメラケースはCCDカメラユニット等を収容するケースである。カメラケースはケース半部と蓋体とで構成されている。ケース半部は隔壁を有する。隔壁は接続端子を保持する。接続端子の両端部は隔壁から突出する。隔壁の外面には隔壁からカメラケース外へ突出した接続端子の一端部を囲むように円筒状部が形成されている。円筒状部内にはパッキンが収容されている。円筒状部にはパッキンを保持するパッキンホルダが装着されている。蓋体はシールゴムを介してケース半部にねじ止めされる。
【0004】
この防水コネクタによれば、CCDカメラユニット等が水に濡れるのを防ぐことができる。
【特許文献1】特開2005−327570号公報(段落0034、0035、図2参照)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述の防水コネクタでは、接続端子の他端部はケース半部に収容された第1の基板に半田付けされている。蓋体内には第2の基板が収容されている。第2の基板はFPCによって第1の基板に接続されている。第2の基板にはCCDカメラユニットが実装されている。第2の基板はCCDカメラユニットの光軸合わせの後にカメラケースに固定される。
【0006】
第1の基板はケース半部の隔壁に固定された接続端子に接続されているので、動かすことができないため、CCDカメラユニット等の部品のように位置調整を必要とする電子部品を第1の基板に実装することはできない。したがって、上述の防水コネクタでは、位置調整可能な第2の基板をカメラケース内に配置し、この第2の基板にCCDカメラユニットを実装し、第2の基板をFPCで第1の基板に接続していた。
【0007】
このように、従来の防水コネクタでは、位置調整の必要な電子部品を第1の基板に電気的に接続するために第2の基板が用いられているため、第2の基板を収容するためにカメラケース体が大型化し、それがコネクタの大型化を招く一因になっていた。
【0008】
この発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、コネクタ本体とこれを収容する筐体との位置決めを筐体の大型化を招かずに行なうことができるコネクタを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前述の課題を解決するため請求項1の発明のコネクタは、コンタクトを有するコネクタ本体と、このコネクタ本体を収容する筐体とを備えているコネクタにおいて、前記筐体は、空間を介して前記コネクタ本体の相手側コネクタとの嵌合側部分を包囲するように配置される前側筐体部と、この前側筐体部の後端部に装着され、前記コネクタ本体の前記嵌合側部分とは反対側の後側部分を収容する後側筐体部とを有し、前記コネクタ本体は、位置決め部を有し、前記前側筐体部は、前記位置決め部と係合可能な被位置決め部を有することを特徴とする。
【0010】
上述のように、筐体は前側筐体部と後側筐体部とを有し、コネクタ本体は位置決め部を有し、前側筐体部はコネクタ本体の位置決め部と係合可能な被位置決め部を有するので、組立時にコネクタ本体の位置調整をしても、その後コネクタ本体の位置決め部と前側筐体部の被位置決め部との係合によって前側筐体部をコネクタ本体に対して正確に位置決めすることができ、コネクタ本体と前側筐体部との位置関係は一定に保たれる。
【0011】
請求項2の発明は、請求項1記載のコネクタにおいて、前記コネクタ本体は、前記コンタクトを保持するハウジングと、このハウジングを覆うようにして装着されるグランドシェルとを有することを特徴とする。
【0012】
請求項3の発明は、請求項2記載のコネクタにおいて、前記位置決め部は前記グランドシェルに形成されていることを特徴とする。
【0013】
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか1項記載のコネクタにおいて、前記前側筐体部の内周面にOリングが装着されていることを特徴とする。
【0014】
請求項5の発明の装置は、請求項1〜4のいずれか1項記載のコネクタとCCDモジュールとを備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
この発明によれば、コネクタ本体とこれを収容する筐体との位置決めを筐体の大型化を招かずに行なうことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0017】
図1Aはこの発明の一実施形態に係るレセプタクルコネクタの正面図、図1Bは同レセプタクルコネクタの側面図、図1Cは同レセプタクルコネクタの底面図、図2は図1に示すII−II線に沿う断面図、図3Aは図1に示されるレセプタクルコネクタに接続されるプラグコネクタの正面図、図3Bは同プラグコネクタの側面図、図3Cは同プラグコネクタの底面図、図4は図1に示すレセプタクルコネクタに図3に示すプラグコネクタが接続される前の状態を示す断面図、図5は図1に示すレセプタクルコネクタに図3に示すプラグコネクタが接続された後の状態を示す断面図である。
【0018】
図1に示すように、レセプタクルコネクタ50はコネクタ本体501と筐体502とを備える。
【0019】
図2、4に示すように、コネクタ本体501はメス端子(コンタクト)51とハウジング52とグランドシェル53とで構成されている。
【0020】
メス端子51は接触部51aと端子部51bと連結部51cとを有する。接触部51aは後述するプラグコネクタ10のオス端子11と接触する。端子部51bはプリント基板61の導電路(図示せず)に半田付けされる。連結部51cは接触部51aと端子部51bとを連結する。
【0021】
ハウジング52はほぼ円筒状であり、受容部52aと端子収容孔52bと有する。受容部52aはプラグコネクタ100のプラグ側ハウジング12の端子保持部121をオス端子11とともに受け容れる。端子収容孔52bはメス端子51を収容し、その一端部は受容部52aに通じている。ハウジング52の後側部分を除く部分がコネクタ本体501の嵌合部に相当する。
【0022】
グランドシェル53はカバー部53aと収容部53bと連結部53cと蓋部53dとを有する。カバー部53aと収容部53bと連結部53cと蓋部53dとは導電性を有する金属薄板で形成されている。カバー部53aは円筒状であり、ハウジング52の外周面を覆う。収容部53bは円筒状であり、プリント基板61、プリント基板61に実装されたCCD62等を収容する。連結部53cはカバー部53aと収容部53bとを連結している。連結部53cには環状凸部(位置決め部)53eが形成されている。環状凸部53eはカバー部53aの方へ突出している。環状凸部53eの中心軸とカバー部53aの中心軸とは一致する。環状凸部53eの外周面はテーパ状に形成されている。蓋部53dは収容部53bに連結され、収容部53bの開口を閉じる。グランドシェル53の前端部を除く部分がコネクタ本体502の後側部分に相当する。
【0023】
筐体502はシェル(前側筐体部)54と筐体本体(後側筐体部)55とで構成されている。
【0024】
シェル54は円筒状部54aとフランジ部54bとを有する。円筒状部54aとフランジ部54bとは樹脂で一体に形成されている。円筒状部54aはグランドシェル53のカバー部53aを取り囲む。円筒状部54aとカバー部53aとの間には環状空間(空間)56が形成されている。円筒状部54aの外周面には8つのロック爪54cが周方向へ等間隔に形成されている。円筒状部54aの内周面には3つの嵌合メインキー54dが周方向へ等間隔に形成されている。嵌合メインキー54dはプラグコネクタ100のバレル16の誤嵌合防止キー溝161aに挿入される。円筒状部54aの後部の周面には環状切欠き54eが形成されている。環状切欠き54eにはOリング57が配置されている。
【0025】
フランジ部54bの背面には環状凹部(被位置決め部)54fが形成されている。環状凹部54fは円筒状部54aの方へ窪んでいる。環状凹部54fの中心軸と円筒状部54aの中心軸とは一致する。環状凹部54fの内周面はテーパ状に形成されている。環状凹部54fはグランドシェル53の環状凸部53eと係合する。
【0026】
筐体本体55は有底角筒状であり、プリント基板61、CCD62等を収容する。筐体本体55の先端部には段差面55aが形成され、その先端部の内径はフランジ部54bの外径より大きい(図4参照)。フランジ部54bを筐体本体55の段差面55aに固定する前、筐体本体55に対してシェル54は嵌合方向と直交する方向(筐体本体55の図2の図面で上下方向)へ移動可能である。
【0027】
図3、4に示すように、レセプタクルコネクタ50の相手側コネクタであるプラグコネクタ100はアングル型のコネクタである。プラグコネクタ100はコネクタ本体10とアングルエンドベル15とバレル16とカップリングナット18とグランドナット19とを備える。
【0028】
コネクタ本体10はオス端子11とプラグ側ハウジング12とシールド部材13とで構成されている。
【0029】
オス端子11は金属薄板を打ち抜いて形成され、ほぼ板状である。オス端子11はレセプタクルコネクタ50のメス端子51に接触する。オス端子11にはケーブル28の電線28dの芯線28fが接続されている。
【0030】
プラグ側ハウジング12は端子保持部121と係合部122とワイヤ保持部123とを有する。端子保持部121と係合部122とワイヤ保持部123とは樹脂で一体に形成されている。
【0031】
端子保持部121はほぼ角柱状である。端子保持部121はオス端子11を保持する。端子保持部121の上面には位置決めキー121aが形成されている。
【0032】
係合部122はほぼ円板状であり、その中央部を端子保持部121が貫通している。係合部122は後述するシールド部材13のシールド部131に係止される。
【0033】
ワイヤ保持部123はほぼ円錐台形であり、端子保持部121の後端に連結されている。ワイヤ保持部123はケーブル28の電線28dを保持する。
【0034】
シールド部材13はシールド部131とクランプ部132とを有する。シールド部131とクランプ部132とは金属薄板で一体に形成されている。シールド部131は円筒状であり、プラグ側ハウジング12に装着され、プラグ側ハウジング12を覆う。シールド部131には3つのランス131bが周方向へ等間隔に形成されている。ランス131bは切り起しにより形成され、シールド部131の内側に引っ込んでいる。係合部122のワイヤ保持部123側の面を支える。
【0035】
クランプ部132はシールド部131に対してほぼ直角に連結され、ケーブル28の一端部をクランプする。ケーブル28はシールド線(図示せず)を有する。シールド線はケーブル28の外被28aの先端部に装着されたスリーブ23とクランプ部132との間に挟まれている。クランプ部132の外周面にはフェルール24が装着され、これをかしめることによってスリーブ23、シールド線、クランプ部132及びフェルール24が一体化し、シールド線がシールド部材13に電気的に接続される。
【0036】
アングルエンドベル15は包囲部151とケーブル引出部152とを有する。包囲部151とケーブル引出部152とは樹脂で一体に形成されている。包囲部151は円筒状であり、シールド部131の先端部を除き、シールド部材13を覆う。包囲部151の外周面には3つのロック爪151aが周方向へ等間隔に形成されている。
【0037】
ケーブル引出部152はほぼ円柱状であり、包囲部151に連結されている。ケーブル引出部152はシールド部材13のクランプ部132を覆う。ケーブル引出部152の外周面には3つのロック爪152aが形成されている。ケーブル引出部152の外周面の3つのロック爪152a間には嵌合凸部152bが形成されている。嵌合凸部152bはほぼ直方体状である。
【0038】
バレル16は円筒部161とフランジ部162とを有する。円筒部161とフランジ部162とは樹脂で一体に形成されている。円筒部161はシールド部材13のシールド部131の先端部を覆う。円筒部161の外周面には3つの誤嵌合防止キー溝161aが周方向へ等間隔に形成されている。誤嵌合防止キー溝161aは嵌合・離脱方向に沿って延びている。
【0039】
フランジ部162は円筒部161の後端に連結されている。フランジ部162はOリング21を介してアングルエンドベル15の段差面151dに突き合わされる。これにより、アングルエンドベル15の内部空間がシールされる。
【0040】
カップリングナット18はカバー部181と嵌合部182とを有する。カバー部181と嵌合部182とは樹脂製で一体に形成されている。カバー部181はほぼ円筒状であり、アングルエンドベル15の包囲部151及びバレル161を覆う。カバー部181の後端部には3つのロック孔181aが周方向へ所定間隔に形成されている。ロック孔181aはアングルエンドベル15のロック爪151aを受け入れてロック爪151aと係合する。また、カバー部181の後端部には切欠き(図示せず)が形成されている。切欠きはカップリングナット18がアングルエンドベル15に接触しないようにするためのものである。ロック孔181aにアングルエンドベル151のロック爪151aが挿入されることによってカップリングナット18がアングルエンドベル15にロックされる。
【0041】
カバー部181の前端部には、一対のロック片181bが形成されている(図3参照)。一対のロック片181bはカバー部181の中心に対して点対称の位置にある。ロック片181bはカバー部181の径方向で変形可能であり、孔181cを有する。孔181cはレセプタクルコネクタ50のロック爪54cを受け入れる。このときロック片181bとロック爪54cとが係合する。
【0042】
嵌合部182はカバー部181に対してほぼ直角に連結されている。嵌合部182の背面には嵌合凹部182aが形成されている。嵌合凹部182aはアングルエンドベル15の嵌合凸部152bと嵌合する。
【0043】
グランドナット19は有底筒状であり、樹脂製である。グランドナット19の横断面形状はほぼ鍵穴状であり、その後部には3つのロック孔191aが形成されている。3つのロック孔191aはアングルエンドベル15のロック爪152aを受け容れる。
【0044】
グランドナット19の前部にはロック孔192aが形成されている。ロック孔192aはカップリングナット18のロック爪182bを受け容れる。
【0045】
次に、レセプタクルコネクタ50の組立手順について説明する。
【0046】
図2に示すように、まず、プリント基板61の一面にハウジング52に保持されたメス端子51の端子部51bを半田付けし、プリント基板61の他面にCCD62を実装する。
【0047】
次に、ハウジング52をグランドシェル53のカバー部53aに挿入するとともにプリント基板61及びCCD62を収容部53b内に収容する。その後、蓋部53dを閉じる。
【0048】
その後、グランドシェル53を筐体本体55に収容する。そして、CCD62の光軸と筐体本体55に設けた孔、レンズ等(図示せず)の軸との光軸合わせを行う。CCD62の光軸合わせが終わったら、グランドシェル53を筐体本体55にねじ、接着剤等により固定する。
【0049】
次に、筐体本体55の段差面55a上にシェル54を配置する。このとき、グランドシェル53の環状凸部53eとシェル54の環状凹部54fとが係合する。環状凸部53eの外周面と環状凹部54fの内周面とはそれぞれテーパ状であるので、シェル54はカバー部53aと同軸になるように位置決めされる。
【0050】
シェル54が環状凸部53eと環状凹部54fとの係合によって位置決めされたら、シェル54を筐体本体55にねじ等の固定手段によって固定する。
【0051】
次に、レセプタクルコネクタ50にプラグコネクタ100を接続する作業について説明する。
【0052】
図4に示すように、レセプタクルコネクタ50の嵌合メインキー54dとプラグコネクタ100の誤嵌合防止キー溝161aとを向い合せ、プラグコネクタ100を嵌合方向へ沿って真っ直ぐ押し込む。
【0053】
その結果、プラグコネクタ100のロック片181bの孔181cにレセプタクルコネクタ50のロック爪54cが嵌り、図5に示すように、プラグコネクタ100がレセプタクルコネクタ50にロックされる。また、オス端子11がメス端子51に接触し、プラグコネクタ100がレセプタクルコネクタ50に接続される。
【0054】
このとき、プラグコネクタ100のバレル16の先端部がレセプタクルコネクタ50のOリング57を押し潰し、レセプタクルコネクタ50の内部空間がシールされる。
【0055】
以上のように、この実施形態のレセプタクルコネクタ50によれば、レセプタクルコネクタ50の組立時にCCD62の光軸合わせのためにコネクタ本体501の位置調整をしても、その後グランドシェル53の環状凸部53eとシェル54の環状凹部54fとの係合によってシェル54をコネクタ本体501に対して正確に位置決めすることができる。その結果、レセプタクルコネクタ50にプラグコネクタ100を支障なく接続することができる。更に、レセプタクルコネクタ50とプラグコネクタ100とが偏心せずに嵌合するため、防水シール面も偏心せず、シールの信頼性が増す。
【0056】
また、CCD62が実装されたプリント基板61にコネクタ本体501を実装することができ、従来技術のようにプリント基板を2枚必要としないので、筐体502を小型化、ひいてはコネクタ本体501の小型化を図ることができる。
【0057】
なお、上述の実施形態では、コネクタ本体501はグランドシェル53を有するものであるが、例えばEMI対策が必要でない場合、グランドシェル53を省略することができる。この場合、コネクタ本体501の位置決め部はコネクタ本体501のハウジング12に形成すればよい。
【0058】
また、この実施形態では、位置決め部として環状凸部53eを用い、被位置決め部として被環状凸部54fを用いたが、位置決め部や被位置決め部の形状はそれらに限られない。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【図1A】図1Aはこの発明の一実施形態に係るレセプタクルコネクタの正面図である。
【図1B】図1Bは同レセプタクルコネクタの側面図である。
【図1C】図1Cは同レセプタクルコネクタの底面図である。
【図2】図2は図1に示すII−II線に沿う断面図である。
【図3A】図3Aは図1に示されるレセプタクルコネクタに接続されるプラグコネクタの正面図である。
【図3B】図3Bは同プラグコネクタの側面図である。
【図3C】図3Cは同プラグコネクタの底面図である。
【図4】図4は図1に示すレセプタクルコネクタに図3に示すプラグコネクタが接続される前の状態を示す断面図である。
【図5】図5は図1に示すレセプタクルコネクタに図3に示すプラグコネクタが接続された後の状態を示す断面図である。
【符号の説明】
【0060】
501 コネクタ本体
50 レセプタクルコネクタ
51 メス端子(コンタクト)
52 ハウジング
53 グランドシェル
53e 環状凸部(位置決め部)
502 筐体
54 シェル(前側筐体部)
54f 環状凹部(被位置決め部)
55 筐体本体(後側筐体部)
56 環状空間(空間)
57 Oリング

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンタクトを有するコネクタ本体と、
このコネクタ本体を収容する筐体とを備えているコネクタにおいて、
前記筐体は、空間を介して前記コネクタ本体の相手側コネクタとの嵌合側部分を包囲するように配置される前側筐体部と、この前側筐体部の後端部に装着され、前記コネクタ本体の前記嵌合側部分とは反対側の後側部分を収容する後側筐体部とを有し、
前記コネクタ本体は、位置決め部を有し、
前記前側筐体部は、前記位置決め部と係合可能な被位置決め部を有する
ことを特徴とするコネクタ。
【請求項2】
前記コネクタ本体は、前記コンタクトを保持するハウジングと、このハウジングを覆うようにして装着されるグランドシェルとを有することを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
【請求項3】
前記位置決め部は前記グランドシェルに形成されていることを特徴とする請求項2記載のコネクタ。
【請求項4】
前記前側筐体部の内周面にOリングが装着されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のコネクタ。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか1項記載のコネクタとCCDモジュールとを備えたことを特徴とする装置。

【図1A】
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【図1B】
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【図1C】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【図3C】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−204802(P2008−204802A)
【公開日】平成20年9月4日(2008.9.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−39520(P2007−39520)
【出願日】平成19年2月20日(2007.2.20)
【出願人】(000231073)日本航空電子工業株式会社 (1,081)
【Fターム(参考)】