説明

コネクタ

【課題】 接続作業が容易な中継用コネクタを提供することにある。
【解決手段】 ハウジング20に設けた第2凹部22dに係合可能な仮止め用突部を有する操作レバー60と、前記ハウジング20内に取り付けられるとともに、前記操作レバー60によって操作可能な仮止め用可動爪53aを設け、前記操作レバー60の仮止め用突部66が前記ハウジング20の第2凹凸部22dに係合したときに、前記仮止め用可動爪53aが前記第1フレキシブルプリント基板70の一端部72に設けた仮止め用切り欠き部75に係合する仮止め金具50と、からなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はコネクタ、特に、2枚のフレキシブルプリント基板(以下、「FPC」という)を相互に接続するため、ゼロインサーションフォース(ZIF)構造を備えた中継用コネクタに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、FPCのためのZIF構造を備えた中継用コネクタとしては、例えば、ハウジング9に第一,第二のフレキシブル基板3,4を挿入して位置決めした後、スライドカバー25をスライドさせることにより、前記フレキシブル基板3,4をコンタクト11の両端部17,19に所定の接触圧でそれぞれ弾性接触させ、前記第一,第二のフレキシブル基板3,4を相互に電気接続するものがある(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平9−199241号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、前述の中継用コネクタ1を介して第一,第二のフレキシブル基板3,4を相互に電気接続する場合、ハウジング9の対向する開口部に2枚のフレキシブル基板3,4をそれぞれ挿入した後、スライドカバー25をスライドさせてフレキシブル基板3,4を相互に電気接続するまでの間、ハウジング9および2枚のフレキシブル基板3,4を正確に位置決めしつつ、保持する必要がある。このため、2枚のフレキシブル基板3,4の接続作業は手間がかかり、容易でない。特に、中継用コネクタ1の小型化に伴い、ハウジング9およびフレキシブル基板3,4をも小型化する必要があり、接続作業がより一層困難になるという問題点がある。
【0004】
本発明は、前記問題点に鑑み、接続作業が容易な中継用コネクタを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明にかかるコネクタは、前記課題を解決すべく、ハウジングの対向する開口部から第1,第2フレキシブルプリント基板の一端部をそれぞれ挿入し、前記ハウジングに回動可能に取り付けた操作レバーを操作することにより、前記ハウジング内に支持した接触子を介して前記第1,第2フレキシブルプリント基板を相互に電気接続するコネクタにおいて、前記ハウジングに設けた仮止め受け部に係合可能な仮止め部を有する操作レバーと、前記ハウジング内に取り付けられるとともに、前記操作レバーによって操作可能な仮止め用可動爪を有し、前記操作レバーの仮止め部が前記ハウジングの仮止め受け部に係合したときに、前記仮止め用可動爪が前記第1フレキシブルプリント基板の一端部に設けた仮止め用受け部に係合する仮止め金具と、からなる構成としてある。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、操作レバーおよび仮止め金具を介して第1フレキシブルプリント基板をハウジングに仮止めした後、第2フレキシブル基板をハウジングに挿入できるので、接続作業が容易となり、作業性が向上する。
【0007】
本発明にかかる実施形態としては、接触子に突設した受動接点と、前記受動接点に対向するように形成され、かつ、前記受動接点側に付勢される第1能動接点とで、第1フレキシブルプリント基板の一端部を挟持し、電気接続してもよい。
本実施形態によれば、接続パッドを第1能動接点と受動接点とで挟持するので、接触不良が生じにくくなり、接触信頼性が向上する。
また、一端部の上下面のいずれかの面に接続パッドを設けたFPCであっても接続できるので、使い勝手が良くなり、汎用性を有するコネクタが得られる。
【0008】
本発明にかかる他の実施形態としては、接触子から弾性変形可能に延在した受動接点と、前記受動接点に対向するように形成され、かつ、前記受動接点側に付勢される第1能動接点とで、第1フレキシブルプリント基板の一端部を挟持し、電気接続してもよい。
本実施形態によれば、前記受動接点が弾性変形可能に接触子から延在しているので、受動接点が部品精度、組立精度のバラツキを吸収,緩和し、外力によるフレキシブルプリント基板の変位に追従し、より一層接触信頼性の高いコネクタが得られるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明にかかるコネクタの一実施形態を図1ないし図15の添付図面に従って説明する。
本実施形態は、図1に示すように、中継用コネクタ10に適用した場合であり、ハウジング20と、第1,第2接触子30,40と、仮止め金具50と、操作レバー60と、第1,第2FPC70,80と、から構成されている。
【0010】
ハウジング20は、図4に示すように、ハウジング本体21の対向する正面および背面に相互に連通する開口部21a,21bをそれぞれ形成してあるとともに、対向する両側面から腕部22,22を平行にそれぞれ延在してある。そして、図4Bに示すように、前記ハウジング本体21の背面側のうち、下方縁部から延在した受け部23に、後述する第1,第2接触子30,40を圧入するための圧入溝24,25を所定のピッチで交互に設けてある。また、両端に位置する前記圧入溝24,24の外側には、仮止め金具50を圧入するための圧入溝26,26をそれぞれ形成してある。そして、前記腕部22は、その内向面の上段部にテーパ面22aおよび軸受け部22bを形成してある。さらに、前記内向面の下段部のうち、前記テーパ面22aの直下に第1凹部22cを形成してあるとともに、前記軸受け部22bの直下に第2凹部22dある。ついで、前記軸受け部22bおよび第2凹部22dの奥側には、第3凹部22eを形成してある。
【0011】
一方、図4Aに示すように、前記ハウジング20の正面側の開口部21aから前記圧入溝24,25,26の端部を目視可能である。また、前記ハウジング20の正面側の両側縁部から上段部27および下段部28を側方にそれぞれ突設することにより、後述する第1FPC70を挿入できるスリット21cが形成されている。ただし、前記上段部27よりも前記下段部28が外方に迫り出している。なお、前記開口部21aの奥側には、図3および図13Bに示すように、挿入した第1FPC70の先端部が当接する位置決め部21dが形成されている。
【0012】
第1接触子30は、図5に示すように、正面略H字形状を有する導電性板バネ材からなるものである。すなわち、連結部31の上端部から両側方に上辺部32を延在してある一方、その下端部から両側方に下辺部33を延在してある。そして、前記上辺部32の一端側に係合爪32aを形成してある一方、他端側に支点部32bを設けてある。また、前記下辺部33の一端側には第1能動接点33aを設けてある一方、他端側には第2能動接点33bを設けてある。さらに、前記上辺部32の下辺縁部うち、前記連結部31の上端部近傍から受動接点34aが前記第1能動接点33aに対向するように延在しているとともに、係止用突起34bが突設されている。そして、前記支点部32bの近傍には圧入用突起34cが突き出し加工で形成されている。
【0013】
そして、前記第1接触子30は、図2Cに示すように、前記ハウジング20に設けた圧入溝24に開口部21a側から圧入することにより、係止用突起34bがハウジングの内部に係止するとともに、前記係合爪32aが前記開口部21aの上方縁部に係合して抜け止めされる。このとき、前記第1接触子30の下辺部33は連結部31に吊り下げられ、ハウジング20に接触していない。
【0014】
第2接触子40は、図6に示すように、正面略H字形状を有する導電性板バネ材からなるものである。すなわち、連結部41の上端部から両側方に上辺部42を延在してある一方、その下端部から両側方に下辺部43を延在してある。前記上辺部42の一端側に係止爪42aを形成してある一方、他端側に係合爪42bおよび支点部42cを設けてある。また、前記下辺部43の一端側には第1能動接点43aを設けてある一方、他端側には第2能動接点43bを設けてある。さらに、前記上辺部42の下辺縁部うち、前記連結部41の上端部近傍から受動接点44aが前記第1能動接点43aに対向するように延在しているとともに、前記受動接点44aの基部に係止用突起44bが突設されている。そして、前記上辺部42の前記連結部41の近傍に圧入用突起44cが突き出し加工で形成されている。
【0015】
そして、前記第2接触子40は、図2Bに示すように、前記ハウジング20に設けた圧入溝25に開口部21bから圧入することにより、係止爪42aおよび係止用突起44bがハウジング20の内部に係止するとともに、前記係合爪42bが開口部21aの上方縁部に係合して抜け止めされる。このとき、前記第2接触子40の下辺部43は連結部41に吊り下げられ、ハウジング20に接触していない。
【0016】
なお、図2B,2Cから明らかなように、前記ハウジング20に前記第1,第2接触子30,40をそれぞれ組み込むことにより、第1接触子30の受動接点34aおよび第1能動接点33aが、第2接触子40の受動接点44aおよび第1能動接点43aよりもハウジング20の奥側に位置する。このため、前記第1,第2接触子30,40は後述する第1FPC70にそれぞれ異なる位置で電気接続される。
同様に、第1接触子30の第2能動接点33bが、第2接触子40の第2能動接点43bよりもハウジング20の奥側に位置する。このため、前記第1,第2接触子30,40は後述する第2FPC80にそれぞれ異なる位置で電気接続される。
【0017】
仮止め金具50は、図7に示すように、正面略H字形状を有する板バネ材からなるものである。すなわち、連結部51の上端部から両側方に上辺部52を延在してある一方、その下端部から両側方に下辺部53を延在してある。前記上辺部52の一端側に係止爪52aを形成してある一方、他端側に係合爪52bを設けてある。また、前記下辺部53の一端側には可動爪53aを設けてある一方、他端側には操作部53bを設けてある。さらに、前記上辺部52の下辺縁部うち、前記連結部51の上端部近傍に係止用突起54aが突設されている。
【0018】
そして、前記仮止め金具50は、図13Bに示すように、前記ハウジング20に設けた圧入溝26に圧入することにより、係止爪52aおよび係止用突起54aがハウジング20の内部に係止するとともに、前記係合爪52bが開口部21bの上方縁部に係合して抜け止めされる。このとき、前記仮止め金具50の下辺部53は連結部51に吊り下げられ、ハウジング20に接触していない。
【0019】
操作レバー60は、図8に示すように、レバー本体61の両側端部から延在部62,62をそれぞれ延在してある。前記レバー本体61には、所定のピッチでスリット63,64が交互に並設されている。前記スリット63,64内には、前記第1,第2接触子30,40の支点部32b,42cに圧接する操作部63a,64a(図2B,2C)を架け渡すように形成してある。
【0020】
一方、前記延在部62の外向面には、回動軸65が同一軸心上にそれぞれ突設されているとともに、仮止め用突部66が同一軸心上にそれぞれ突設されている。また、前記延在部62の内向面には、押圧部67がそれぞれ突設され、前記押圧部67の外周面には圧接用リブ67a(図8C)がそれぞれ形成されている。さらに、前記延在部62の外周縁部には、係合爪部68がそれぞれ突設されている。
【0021】
そして、前記操作レバー60は、前記回動軸65を前記ハウジング20のテーパ面22aに沿って押し込み、前記腕部22を弾性変形させることにより、前記回動軸65を軸受け部22bに嵌合するとともに、前記仮止め用突部66を前記ハウジング20の第1凹部22cに嵌合する。
【0022】
したがって、図11および図12に示すように、操作レバー60を倒すことにより、回動軸65を中心とし、仮止め用突部66が第1,第2,第3凹部22c,22d,22eに順次、係合するとともに、係合爪部68がハウジング20の第1凹部22cに係合することにより、ロック状態となる。
【0023】
第1FPC70は、図9に示すように、前記ハウジング20への組み付け作業を容易にするため、フレキシブルな樹脂フィルムの一端部の下面に補強シート71を裏打し、折れ曲がらない先端部72を形成してある。また、前記先端部72の上面には2種類の接続パッド73,74を所定のピッチで千鳥状に交互に設けてある。さらに、前記第1FPCは、その先端部72の両側に仮止め用切り欠き部75をそれぞれ形成してある。
【0024】
第2FPC80は、図10に示すように、前記ハウジング20への組み付け作業を容易にするため、フレキシブルな樹脂フィルムの一端部の上面に補強シート81を裏打し、折れ曲がらない先端部82を形成してある。また、前記先端部82の下面には2種類の接続パッド83,84を所定のピッチで千鳥状に設けてある。
【0025】
次に、前述の構成部品からなる中継用コンタクト10に第1,第2FPC70,80を接続する方法について説明する。
まず、図13に示すように、操作レバー60の仮止め用突部66が第1凹部22cに係合しているとともに、操作部63a,64aが第1,第2接触子30,40の支点部42c,32bに圧接することにより、ガタツキなく支持されている。
【0026】
ついで、図14に示すように、ハウジング20の開口部21aおよびスリット21cから第1FPC70の先端部72を挿入し、ハウジング20内の位置決め部21dに当接させる。そして、前記操作レバー60を略垂直に引き起こすと、回動軸部65を支点に前記操作レバー60が回動し、仮止め用突部66が第2凹部22dに係合するとともに、前記操作レバー60の押圧部67が仮止め金具50の操作部53bを押し下げる。このため、仮止め金具50の下辺部53が連結部51の下端部を支点に回動し、可動爪53aが第1FPC70の切り欠き部75に係止することにより、第1FPC70が仮止めされる。このとき、操作レバー60の仮止め用突部66が第2凹部22dに係合しているので、操作レバー60が自動復帰せず、第1FPC70が脱落することもない。
【0027】
ついで、図15に示すように、第2FPC80をハウジング20の開口部21bから挿入した後、操作レバー60を完全に倒すと、仮止め用突部66が第3凹部22eに嵌合するとともに、係合爪部68が第1凹部22cに係合する。このため、図2B,2Cに示すように、操作レバー60のレバー本体61が第2FPC80を介して第1,第2接触子30,40の第2能動接点33b,43bを押し下げる。この結果、第2FPC80の接続パッド83,84と第1,第2接触子30,40の第2能動接点33b,43bとがそれぞれ電気接続する。さらに、第1,第2接触子30,40の下辺部33,43が連結部31,41の下端部を支点としてそれぞれ回動し、第1接触子30の受動接点34aと第1能動接点33aとが第1FPC70の接続パッド73を挟持して電気接続する。同様に、第2接触子40の受動接点44aと第1能動接点43aとが第1FPC70の接続パッド74を挟持して電気接続し、接続作業が完了する。
【0028】
本実施形態によれば、ハウジング20に第1FPC70を仮止めした後、ハウジング20に第2FPC80を組み付けて電気接続でき、ハウジング20に第1,第2FPC70,80を同時に位置決めする必要がない。このため、第1,第2FPC70,80の接続作業が容易となり、作業性が向上するという利点がある。
【0029】
また、本実施形態よれば、図2B,2Cに示すように、第1FPC70をハウジング20の上段部27に沿って引き上げた場合には、前記第1FPC70のハウジング20に挿入した先端部72が硬い板状体であり、ハウジング20の位置決め部21dを支点として傾斜し、開口部21aの上方縁部に当接する。しかし、第1FPC70の接続パッド73,74が第1,第2接触子30,40の受動接点34a,34aにより強く圧接するので、接触信頼性が低下することはない。また、第1,第2接触子30,40の第1能動接点33a,43aは上方に付勢されているので、著しく接点圧が低下することはない。
【0030】
一方、第1FPC70をハウジング20の下段部28に沿って引き下げた場合には、ハウジング20の下段部28が上段部27よりも迫り出している。このため、第1FPC70のハウジング20内に挿入された先端部72が強く位置規制され、前述のように傾斜することがない。この結果、第1FPC70の接続パッド73,74に対する第1,第2接触子30,40の受動接点33a,43aおよび第1能動接点33a,43aの接点圧がそれぞれ著しく低下することがなく、接触信頼性が低下しない。特に、第1,第2接触子30,40の第1能動接点33a,43aは上方に付勢されているので、著しい接点圧の低下を防止できる。さらに、受動接点34a,44aは若干の弾性変形が可能であるので、接触信頼性が著しく低下することはない。
【0031】
このため、本実施形態よれば、第1FPC70が上下に引き回されても、その接点パッド73,74が第1,第2接触子30,40の受動接点33a,43aおよび第1能動接点34a,44aに接触している。このため、先端部の下面に接続パッドを設けたFPC(図示せず)を接続しても、接触信頼性を低下させることがなく、接続の自由度が大きい汎用性に優れた中継コネクタ10が得られる。また、下段部28が上段部27よりも迫り出しているので、第1FPC70をハウジング20に挿入する際の位置決めが容易となり、接続作業性がより一層向上するという利点がある。
【産業上の利用可能性】
【0032】
本発明にかかるコネクタは、前述の中継用コネクタ以外のコネクタにも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明に係るコネクタの第1実施形態を示す斜視図である。
【図2】図2A,図2Bおよび図2Cは、図1で示した第1実施形態の平面図、B−B線断面図およびC−C線断面図である。
【図3】図2Cの部分拡大図である。
【図4】図4Aおよび図4Bはハウジング単体を異なる角度から視た斜視図である。
【図5】図5Aおよび図5Bは第1接触子を示す斜視図である。
【図6】図6Aおよび図6Bは第2接触子を示す斜視図である。
【図7】図7Aおよび図7Bは仮止め金具を示す斜視図および正面図である。
【図8】図8A,図8Bおよび図8Cは操作レバーを異なる角度から視た斜視図である。
【図9】図9A,図9Bおよび図9Cはバックロック形式で接続されるFPCを示す斜視図、平面図および正面図である。
【図10】図10A,図10B,図10Cおよび図10Dはフロントロック形式で接続されるFPCを示す裏面斜視図、表面斜視図、平面図および正面図である。
【図11】図11A,図11Bおよび図11Cは第1実施形態にかかるアクチュエーターの操作方法を説明するための斜視図である。
【図12】図12A,図12Bおよび図12Cは第1実施形態かかるアクチュエーターの操作方法を説明するための異なる角度から視た斜視図である。
【図13】図13A,図13Bおよび図13Cは操作前を示す平面図、B−B線断面図およびC−C線断面図である。
【図14】図14A,図14Bおよび図14Cは操作途中を示す平面図、B−B線断面図およびC−C線断面図である。
【図15】図15A,図15Bおよび図15Cは操作途中を示す平面図、B−B線断面図およびC−C線断面図である。
【符号の説明】
【0034】
10:中継用コネクタ
11:バックロック式コネクタ
20:ハウジング
21:ハウジング本体
21a,21b:開口部
22:腕部
22a:テーパ面
22b:軸受け部
22c,22d,22e:第1,第2,第3凹部
23:受け部
24,25,26:圧入溝
27:上段部
28:下段部
【0035】
30:第1接触子
31:連結部
32:上辺部
32a:係合爪
32b:支点部
33a:第1能動接点
33b:第2能動接点
34a:受動接点
34b:係止用突起
【0036】
40:第2接触子
41:連結部
42:上辺部
42a:係止爪
42b:係合爪
43:下辺部
43a:第1能動接点
43b:第2能動接点
44a:受動接点
44b:係止用突起
44c:圧入用突起
【0037】
50:仮止め金具
51:連結部
52:上辺部
52a:係止爪
52b:係合爪
53:下辺部
53a:可動爪
53b:操作部
54a:係止用突起
【0038】
60:操作レバー
61:レバー本体
62:延在部
63,64:スリット
65:回動軸
66:仮止め用突部
67:押圧部
67a:圧接用リブ
68:係合爪部
【0039】
70:第1FPC
71:補強シート
72:先端部
73,74:接続パッド
75:仮止め用切り欠き部
【0040】
80:第2FPC
81:補強シート
82:先端部
83,84:接続パッド

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジングの対向する開口部から第1,第2フレキシブルプリント基板の一端部をそれぞれ挿入し、前記ハウジングに回動可能に取り付けた操作レバーを操作することにより、前記ハウジング内に支持した接触子を介して前記第1,第2フレキシブルプリント基板を相互に電気接続するコネクタにおいて、
前記ハウジングに設けた仮止め受け部に係合可能な仮止め部を有する操作レバーと、
前記ハウジング内に取り付けられるとともに、前記操作レバーによって操作可能な仮止め用可動爪を有し、前記操作レバーの仮止め部が前記ハウジングの仮止め受け部に係合したときに、前記仮止め用可動爪が前記第1フレキシブルプリント基板の一端部に設けた仮止め用受け部に係合する仮止め金具と、
からなることを特徴とするコネクタ。
【請求項2】
接触子に突設した受動接点と、前記受動接点に対向するように形成され、かつ、前記受動接点側に付勢される第1能動接点とで、第1フレキシブルプリント基板の一端部を挟持し、電気接続することを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
接触子から弾性変形可能に延在した受動接点と、前記受動接点に対向するように形成され、かつ、前記受動接点側に付勢される第1能動接点とで、第1フレキシブルプリント基板の一端部を挟持し、電気接続することを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2006−210048(P2006−210048A)
【公開日】平成18年8月10日(2006.8.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−18323(P2005−18323)
【出願日】平成17年1月26日(2005.1.26)
【出願人】(000002945)オムロン株式会社 (3,542)
【Fターム(参考)】