説明

コンテンツを提供する方法、情報提供システム及び情報提供プログラム

【課題】 コンテンツを提供する処理の用に供するアプリケーションプログラムが複数あった場合に、それぞれのアプリケーションプログラムに対するユーザ識別子を認識せずにコンテンツを容易に提供すること。
【解決手段】 情報提供システムは、端末装置から受信した、第一のユーザ識別子及びアプリケーション識別子の組合せに関連付けられた第二のユーザ識別子を記憶装置から読み出す(S50)。そして、情報提供システムは、端末装置から受信したアプリケーション識別子に対応するアプリケーションプログラムを実行して、当該アプリケーションプログラムのプロセスに、前記読み出した第二のユーザ識別子と、端末装置から受信したファイル識別子とを引渡す(S55)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、所定のユーザにコンテンツを提供する方法等に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、文書等のコンテンツを電子メールで送付する際に、ユーザ識別子としてのメールアドレスを認識する必要がなく、操作を簡略化することができる電子メールシステムが開示されている(例えば、特許文献1)。
【0003】
当該電子メールシステムは、ウィンドウシステムを用いてオフィスを視覚的に表現する機能と、ポインティングデバイスのカーソル位置を認識する機能と、ポインティングデバイスによるドラッグアンドドロップによってメールの送付を実行する機能とを有することを特徴としている。
【0004】
しかし、上記従来例においては、電子メールプログラム、インスタントメッセンジャープログラム、ウェブサーバプログラム等のコンテンツを提供する処理の用に供するアプリケーションプログラムが複数あった場合に、それぞれのアプリケーションプログラムに対するユーザ識別子を認識せずにコンテンツを容易に提供することはできなかった。
【特許文献1】特開平6−242886号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、かかる従来例の有する不都合を改善し、特に、コンテンツを提供する処理の用に供するアプリケーションプログラムが複数あった場合に、それぞれのアプリケーションプログラムに対するユーザ識別子を認識せずにコンテンツを容易に提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明では次のような構成を採っている。
【0007】
本発明は、コンテンツを提供するための情報提供システムと、コンテンツの提供を要求するための端末装置とが通信ネットワークに接続されたコンピュータシステムに用いられる、コンテンツを提供する方法である。
【0008】
そして、上記情報提供システムの記憶装置に、コンテンツと、ユーザに対してコンテンツを提供する処理の用に供する少なくとも一つのアプリケーションプログラムと、当該アプリケーションプログラムを選択するためのアプリケーション選択画面の表示制御情報とを記憶し、さらに、ユーザを識別する第一のユーザ識別子及び上記アプリケーション識別子の組合せと、当該アプリケーション識別子に対応するアプリケーションプログラムにおいて上記ユーザを識別する少なくとも一つの第二のユーザ識別子とを関連付けて記憶する。
【0009】
上記端末装置は、コンテンツを識別するファイル識別子と、上記第一のユーザ識別子とを上記情報提供システムに送信する。
【0010】
上記情報提供システムは、上記ファイル識別子と、上記第一のユーザ識別子とを受信する。そして、情報提供システムは、上記アプリケーション選択画面の表示制御情報を上記記憶装置から読み出し、当該読み出したアプリケーション選択画面の表示制御情報を上記端末装置に送信する。
【0011】
上記端末装置は、アプリケーション選択画面の表示制御情報を受信し、当該受信した表示制御情報に基づいてアプリケーション選択画面を表示する。そして、端末装置は、所望するアプリケーションプログラムに対応するアプリケーション識別子を受付け、当該受付けたアプリケーション識別子を上記情報提供システムに送信する。
【0012】
上記情報提供システムは、上記アプリケーション識別子を受信し、上記受信した第一のユーザ識別子及び当該受信したアプリケーション識別子の組合せに関連付けられた第二のユーザ識別子を上記記憶装置から読み出す。そして、情報提供システムは、上記受信したアプリケーション識別子に対応するアプリケーションプログラムを実行して、当該アプリケーションプログラムのプロセスに、上記読み出した第二のユーザ識別子と、上記受信したファイル識別子とを引渡す。続いて、情報提供システムは、上記実行したアプリケーションプログラムのプロセスにより、上記引渡された第二のユーザ識別子に対応するユーザに、上記引渡されたファイル識別子に対応するコンテンツを提供する。
【0013】
本発明の別の態様は、上記「端末装置が、コンテンツを識別するファイル識別子と、上記第一のユーザ識別子とを上記情報提供システムに送信する」処理が、上記ファイル識別子に対応するアイコンが上記第一のユーザ識別子に対応するアイコンにドラッグアンドドロップされたことを契機として実行されることを特徴としたコンテンツを提供する方法である。
【0014】
本発明の別の態様は、コンテンツを提供する情報提供システムにおいて、上記情報提供システムが、記憶装置、通信装置及び処理装置を備えている。
【0015】
そして、上記記憶装置に、コンテンツと、ユーザに対してコンテンツを提供する処理の用に供する少なくとも一つのアプリケーションプログラムと、当該アプリケーションプログラムを選択するためのアプリケーション選択画面の表示制御情報とを記憶し、さらに、ユーザを識別する第一のユーザ識別子及び上記アプリケーション識別子の組合せと、当該アプリケーション識別子に対応するアプリケーションプログラムにおいて前記ユーザを識別する少なくとも一つの第二のユーザ識別子とを関連付けて記憶する。
【0016】
上記処理装置が、コンテンツを識別するファイル識別子と、上記第一のユーザ識別子とを外部の端末装置から上記通信装置を介して受信する。そして、処理装置は、上記アプリケーション選択画面の表示制御情報を上記記憶装置から読み出し、当該読み出したアプリケーション選択画面の表示制御情報を上記外部の端末装置に上記通信装置を介して送信する。
【0017】
続いて、上記処理装置は、上記アプリケーション識別子を上記外部の端末装置から上記通信装置を介して受信する。そして、上記受信した第一のユーザ識別子及び当該受信したアプリケーション識別子の組合せに関連付けられた第二のユーザ識別子を上記記憶装置から読み出す。また、上記処理装置は、上記受信したアプリケーション識別子に対応するアプリケーションプログラムを実行して、当該アプリケーションプログラムのプロセスに、上記読み出した第二のユーザ識別子と、上記受信したファイル識別子とを引渡す。
【0018】
さらに、上記処理装置は、上記実行したアプリケーションプログラムのプロセスにより、上記引渡された第二のユーザ識別子に対応するユーザに、上記引渡されたファイル識別子に対応するコンテンツを提供する。
【0019】
本発明の別の態様は、上記情報提供システムに用いられる情報提供プログラムである。
【0020】
そして、上記処理装置に、コンテンツを識別するファイル識別子と、上記第一のユーザ識別子とを外部の端末装置から上記通信装置を介して受信するステップと、上記アプリケーション選択画面の表示制御情報を前記記憶装置から読み出すステップと、当該読み出したアプリケーション選択画面の表示制御情報を上記外部の端末装置に上記通信装置を介して送信するステップと、上記アプリケーション識別子を上記外部の端末装置から上記通信装置を介して受信するステップと、上記受信した第一のユーザ識別子及び当該受信したアプリケーション識別子の組合せに関連付けられた第二のユーザ識別子を上記記憶装置から読み出すステップと、上記受信したアプリケーション識別子に対応するアプリケーションプログラムを実行して、当該アプリケーションプログラムのプロセスに、上記読み出した第二のユーザ識別子と、上記受信したファイル識別子とを引渡すステップと、を実行させる。
【0021】
本発明の別の態様は、端末装置に用いられる情報提供プログラムである。上記端末装置は、入力装置、表示装置、記憶装置及び処理装置を備えている。また、上記記憶装置に、コンテンツと、ユーザに対してコンテンツを提供する処理の用に供する少なくとも一つのアプリケーションプログラムと、当該アプリケーションプログラムを選択するためのアプリケーション選択画面の表示制御情報とを記憶し、さらに、ユーザを識別する第一のユーザ識別子及び上記アプリケーション識別子の組合せと、当該アプリケーション識別子に対応するアプリケーションプログラムにおいて上記ユーザを識別する少なくとも一つの第二のユーザ識別子とを関連付けて記憶する。
【0022】
そして、上記処理装置に、コンテンツを識別するファイル識別子と、上記第一のユーザ識別子とを上記入力装置から受付けるステップと、上記アプリケーション選択画面の表示制御情報を上記記憶装置から読み出すステップと、当該読み出したアプリケーション選択画面の表示制御情報に基づいて、アプリケーション選択画面を上記表示装置に表示するステップと、上記アプリケーション識別子を、上記アプケ−ション選択画面を介して上記入力装置から受付けるステップと、上記受付けた第一のユーザ識別子及び当該受付けたアプリケーション識別子の組合せに関連付けられた第二のユーザ識別子を上記記憶装置から読み出すステップと、上記受付けたアプリケーション識別子に対応するアプリケーションプログラムを実行して、当該アプリケーションプログラムのプロセスに、上記読み出した第二のユーザ識別子と、上記受付けたファイル識別子とを引渡すステップと、を実行させる。
【発明の効果】
【0023】
情報提供システムが、第一のユーザ識別子及びアプリケーション識別子の組合せに関連付けられた、前記アプリケーション識別子に対応するアプリケーションプログラムにおいて前記第一のユーザ識別子に対応するユーザを識別する第二のユーザ識別子を記憶装置から読み出すので、コンテンツを提供する処理の用に供するアプリケーションプログラムが複数あった場合に、それぞれのアプリケーションプログラムに対するユーザ識別子を認識せずにコンテンツを容易に提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
〔実施形態1〕
【0025】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
【0026】
図1は、本実施形態のコンピュータシステムの全体構成を示すブロック図である。
【0027】
端末装置10と、情報提供システム20とが、通信ネットワークとしてのインターネット30に接続されている。ここで、図1では、1台の端末装置10のみがインターネット30に接続されているが、複数台の端末装置10がインターネット30に接続されていてもよい。また、端末装置10及び情報提供システム20と、インターネット30との接続は有線であるか無線であるかを問わない。通信ネットワークとしては、インターネットの他、例えば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、VPN(Virtual Private Network)、イントラネット等が該当する。
【0028】
端末装置10は、情報提供システム20に対してコンテンツの提供を要求することができるようになっている。また、情報提供システム20は、端末装置10からの要求に応じて、所定のコンテンツを所定のユーザに提供できるようになっている。コンテンツの提供方法としては、例えば、電子メールで所定のユーザにコンテンツを送信する方法、インスタントメッセンジャー(instant messenger)で所定のユーザにコンテンツを送信する方法、ウェブサーバプログラムで所定のユーザにコンテンツの閲覧権限を与えること等が該当する。コンテンツとしては、例えば、HTMLファイル、テキストファイル、画像ファイル、音声ファイル等が該当する。
【0029】
図2は、端末装置10の構成図である。
【0030】
処理装置としてのCPU12、記憶装置としてのRAM13、ROM14、及びHDD19(Hard Disk Drive)、入力装置としてのキーボード16及びマウス17、表示装置としてのディスプレイ18並びに通信装置としてのNIC15(Network Interface Card)が、バス11に接続されている。HDD19には、一般的なウェブブラウザのプログラムが記憶されている。端末装置10のCPUは、ウェブブラウザのプログラムを実行することにより、情報提供システム20が提供する表示制御情報としてのHTML(HyperText Markup Language)ファイル等をディスプレイに表示するようになっている。本実施形態では、端末装置10として一般的なPC(Personal Computer)を採用しているが、PDA(Personal Digital Assistance)、インターネット接続機能を有する携帯電話等であってもよい。
【0031】
図3は、情報提供システム20の構成図である。
【0032】
処理装置としてのCPU22、記憶装置としてのRAM23、ROM24、及びHDD26並びに通信装置としてのNIC25(Network Interface Card)が、バス21に接続されている。HDD26には、情報提供プログラムと、コンテンツと、ユーザに対してコンテンツを提供する処理の用に供するアプリケーションプログラムと、当該アプリケーションプログラムに関する情報を格納した対ユーザアプリケーションリストファイルと、ユーザに関する情報を格納したユーザ情報ファイルとを記憶している。ユーザに対してコンテンツを提供する処理の用に供するプログラムとしては、電子メールプログラム、インスタントメッセンジャープログラム、ウェブサーバプログラム等が該当する。図3では、アプリケーションプログラム1からアプリケーションプログラムnまでのn個のアプリケーションプログラムが図示されているが、このうちのいくつかはユーザに対してコンテンツを提供する処理の用に供するアプリケーションプログラムとしての電子メールプログラム、インスタントメッセンジャープログラム、ウェブサーバプログラム等であり、残りはユーザに対してコンテンツを提供する処理の用に供しないアプリケーションプログラムとしてのテキストエディタプログラム、表計算プログラム等である。情報提供システム20のCPUは、情報提供プログラムを実行することにより、所定のユーザにコンテンツを提供するようになっている。詳細については後述する。
【0033】
図4は、対ユーザアプリケーションリストファイルの構造図である。
【0034】
対ユーザアプリケーションリストファイルは、ユーザに対してコンテンツを提供する処理の用に供するアプリケーションプログラムを識別するアプリケーション識別子を予め格納している。ここで、アプリケーション識別子は、アプリケーションプログラムを一意に識別するものであり、数字、文字、記号、又はこれらの組合せからなるID番号、アプリケーションプログラムのファイル名等が該当する。図4では、当該アプリケーション識別子として、「メール」、「インスタントメッセンジャー」、「ウェブサーバ」等のアプリケーションプログラムのファイル名を採用している。情報提供システム20のCPUは、対ユーザアプリケーションリストファイルからアプリケーション識別子を読み出すことにより、HDDに記憶されているアプリケーションプログラム1からアプリケーションプログラムnのうち、ユーザに対してコンテンツを提供する処理の用に供するアプリケーションプログラムはどれであるかを判別することができるようになっている。
【0035】
図5は、ユーザ情報ファイルの構造図である。
【0036】
ユーザ情報ファイルは、ユーザを識別する第一のユーザ識別子及び前述したアプリケーション識別子の組合せと、当該アプリケーション識別子に対応するアプリケーションプログラムにおいて上記ユーザを識別する少なくとも一つの第二のユーザ識別子とを関連付けて格納している。ここで、第一のユーザ識別子は、ユーザを一意に識別するものであり、例えば、数字、文字、記号、又はこれらの組合せからなるID番号、ユーザ名等が該当する。また、第二のユーザ識別子は、ユーザを一意に識別するものであり、上記アプリケーション識別子に対応するアプリケーションプログラムにおいて上記第一のユーザ識別子に対応するユーザへの宛先等を示すものである。図5の第一レコードでは、第一のユーザ識別子としての「user001」及びアプリケーション識別子としての「メール」の組合せと、第二のユーザ識別子としての「user001@mail.com」とが関連付けて格納されている。情報提供システム20のCPUは、ユーザ情報ファイルから第一のユーザ識別子及びアプリケーション識別子の組合せに関連付けられた第二のユーザ識別子を読み出すことにより、アプリケーション識別子に対応するアプリケーションプログラムにおける第一のユーザ識別子に対応するユーザへの宛先等を取得できるようになっている。
【0037】
次に、本実施形態のコンピュータシステムの動作について説明する。
【0038】
図6は、端末装置10及び情報提供システム20のフローチャートである。
【0039】
端末装置10のCPUは、キーボードから情報提供システム20に対応する所定のURL(Uniform Resource Locator)を受付ける。そして、端末装置10のCPUは、受付けたURLに基づいて、ウェブブラウザを介して情報提供システム20にデスクトップ画面の閲覧要求を送信する(S10)。
【0040】
情報提供システム20のCPUは、端末装置10からデスクトップ画面の閲覧要求を受信する。そして、情報提供システム20のCPUは、受信した閲覧要求に基づいて、デスクトップ画面の表示制御情報(HTMLファイル、DHTMLファイル等)を端末装置10に送信する(S15)。
【0041】
端末装置10のCPUは、情報提供システム20からデスクトップ画面の表示制御情報を受信する。そして、端末装置10のCPUは、受信した表示制御情報に基づいて、ウェブブラウザを介してディスプレイにデスクトップ画面を表示する(S20)。図7は、デスクトップ画面の一例を示す構成図である。デスクトップ画面には、所定のユーザに対応するユーザアイコン31と、コンテンツに対応するファイルアイコン32とが表示される。本実施形態では、ファイルアイコンは、ファイルアイコンに対応するコンテンツの格納場所(フォルダ)に応じたウィンドウ内に表示されるようになっているが、コンテンツの格納場所に基づいてツリー構造で表現するようにしてもよい。ここで、ユーザアイコンは、所定のユーザを識別する第一のユーザ識別子と関連付けられている。また、ファイルアイコンは、所定のコンテンツを識別するファイル識別子と関連付けられている。本実施形態では、表示制御情報としてのDHTML(Dynamic HyperText Markup Language)ファイルの記載によって、ユーザアイコンと第一のユーザ識別子とを関連付けている。同様に、DHTMLファイルの記載によって、ファイルアイコンとファイル識別子とを関連付けている。さらに、ユーザアイコンは、デスクトップ画面に複数あってもよい。この場合、それぞれのユーザアイコン毎に、対応する第一のユーザ識別子が関連付けられる。図7では、ユーザアイコンと、第一のユーザ識別子としての「user001」が関連付けられると共に、ファイルアイコンと、ファイル識別子としての「aaa.txt」が関連付けられている。さらに、当該ファイルアイコンは、表示制御情報としてのDHTMLファイルの記載に基づいて、マウスによりユーザアイコンにドラッグアンドドロップできるようになっている。
【0042】
続いて、端末装置10のCPUは、マウスによりファイルアイコンがユーザアイコンにドラッグアンドドロップされたことを契機として、ユーザアイコンに関連付けられた第一のユーザ識別子としての「user001」と、ファイルアイコンに関連付けられたファイル識別子としての「aaa.txt」とを情報提供システム20に送信する(S25)。
【0043】
情報提供システム20のCPUは、端末装置10から第一のユーザ識別子としての「user001」と、ファイル識別子としての「aaa.txt」とを受信する(S27)。そして、情報提供システム20のCPUは、対ユーザアプリケーションリストファイルから「メール」、「インスタントメッセンジャー」、「ウェブサーバ」等のアプリケーション識別子を読み出し、当該読み出したアプリケーション識別子に基づいてアプリケーション選択画面の表示制御情報(HTMLファイル、DHTMLファイル等)を作成する(S30)。続いて、情報提供システム20のCPUは、作成したアプリケーション選択画面の表示制御情報を端末装置10に送信する(S35)。
【0044】
端末装置10のCPUは、情報提供システム20からアプリケーション選択画面の表示制御情報を受信する(S37)。そして、端末装置10のCPUは、受信した表示制御情報に基づいて、ウェブブラウザを介してディスプレイにアプリケーション選択画面を表示する(S40)。図8は、アプリケーション選択画面の一例を示す構成図である。本実施形態では、アプリケーション選択画面は、アプリケーション識別子の一覧を表示する欄と、OKボタンを備えている。また、アプリケーション識別子の一覧を表示する欄において、マウスにより一つのアプリケーション識別子をクリックして選択できるようになっている。この際、選択されたアプリケーション識別子の文字色と背景色を反転して表示するようにしてもよい。端末装置10のCPUは、OKボタンがクリックされたことを契機として、選択されたアプリケーション識別子を情報提供システム20に送信する(S45)。
【0045】
情報提供システム20のCPUは、端末装置10からアプリケーション識別子を受信する(S47)。そして、情報提供システム20のCPUは、ユーザ情報ファイルから、S27で受信した第一のユーザ識別子としての「user001」及び上記受信したアプリケーション識別子の組合せに関連付けられた第二のユーザ識別子を読み出す(S50)。例えば、受信したアプリケーション識別子が「メール」の場合には、情報提供システム20のCPUは、ユーザ情報ファイルから、S27で受信した第一のユーザ識別子としての「user001」及び受信したアプリケーション識別子としての「メール」の組合せに関連付けられた第二のユーザ識別子としての「user001@mail.com」を読み出す。
【0046】
続いて、情報提供システム20のCPUは、S47で受信したアプリケーション識別子に対応するアプリケーションプログラムを実行して、当該アプリケーションプログラムのプロセスに、読み出した第二のユーザ識別子と、S27で受信したファイル識別子としての「aaa.txt」とを引渡す(S55)。例えば、S47で受信したアプリケーション識別子が「メール」の場合には、情報提供システム20のCPUは、アプリケーション識別子としての「メール」に対応する電子メールプログラムを実行して、当該電子メールプログラムのプロセスに、読み出した第二のユーザ識別子としての「user001@mail.com」と、S27で受信したファイル識別子としての「aaa.txt」とを引渡す。
【0047】
次に、情報提供システム20のCPUは、実行したアプリケーションプログラムのプロセスにより、上記引渡された第二のユーザ識別子に対応するユーザに、上記引渡されたファイル識別子としての「aaa.txt」に対応するコンテンツを提供する(S60)。より詳細には、情報提供システム20のCPUは、以下のようにしてコンテンツを提供する。
【0048】
〔電子メールプログラムを実行した場合〕
【0049】
情報提供システム20のCPUは、実行した電子メールプログラムのプロセスにより、上記引渡された第二のユーザ識別子としての「user001@mail.com」を宛先として、ファイル識別子としての「aaa.txt」に対応するコンテンツを送信する。ここで、第二のユーザ識別子が複数ある場合には、情報提供システム20のCPUは、それぞれの第二のユーザ識別子を宛先としてコンテンツを送信する。
【0050】
〔インスタントメッセンジャープログラムを実行した場合〕
【0051】
情報提供システム20のCPUは、実行したインスタントメッセンジャープログラムのプロセスにより、上記引渡された第二のユーザ識別子としての「user001−messenger」を宛先として、ファイル識別子としての「aaa.txt」に対応するコンテンツを送信する。ここで、第二のユーザ識別子が複数ある場合には、情報提供システム20のCPUは、それぞれの第二のユーザ識別子を宛先としてコンテンツを送信する。
【0052】
〔ウェブサーバプログラムを実行した場合〕
【0053】
情報提供システム20のCPUは、実行したウェブサーバプログラムのプロセスにより、上記処理によって読み出された第二のユーザ識別子としての「user001@user001.com」に対応するユーザに対して、ファイル識別子としての「aaa.txt」に対応するコンテンツの閲覧権限を与える。ここで、第二のユーザ識別子が複数ある場合には、情報提供システム20のCPUは、それぞれの第二のユーザ識別子に対応するユーザに対して、コンテンツの閲覧権限を与える。閲覧権限を与える方法としては、例えば、端末装置10から当該コンテンツを閲覧する際に認証を経由するようにしておき、当該認証の際に参照されるユーザ認証ファイル等に上記第二のユーザ識別子としての「user001@user001.com」を登録(格納)する方法等が該当する。
【0054】
また、本願の出願人は特開2004−287928号公報により、コンテンツ管理プログラムの発明(以下、関連発明という。)を開示している。当該関連発明を利用することにより、情報提供システム20のCPUは、上記第二のユーザ識別子に対応するユーザに、コンテンツを共有するようにしてもよい。
【0055】
上記関連発明は、利用者識別情報毎に個々のコンテンツ管理情報を記憶するコンテンツ管理情報記憶手段、アイコン画像を格納するアイコン画像記憶手段、外部の端末装置とインターネットを介して通信する通信手段、及びこれら各手段の動作を制御する情報の処理手段を備えるコンテンツ管理サーバ装置で実行されるコンテンツ管理プログラムである。ここで、コンテンツ管理情報記憶手段は、オブジェクトの格納場所を識別するオブジェクトパス情報と、オブジェクトを他の利用者に利用させることを許可したことを示す共有許可情報とを関連付けて格納する。そして、当該コンテンツ管理プログラムを実行するコンテンツ管理サーバ装置は、次の処理を行う。処理手段は、端末装置からインターネットを介して利用者識別情報を受信する。続いて、処理手段は、当該受信した利用者識別情報に対応するコンテンツ管理情報記憶手段を特定する。次に、処理手段は、特定されなかった他の利用者のコンテンツ管理情報記憶手段から、共有許可情報に関連付けられたオブジェクトパス情報を取得する。また、処理手段は、アイコン画像記憶手段から、アイコン画像を取得する。そして、処理手段は、当該取得したアイコン画像と、取得したオブジェクトパス情報とに基づいて、当該オブジェクトに導くアイコンを含むコンテンツ管理画面の表示制御情報を作成する。さらに、処理手段は、当該作成した表示制御情報を、端末装置にインターネットを介して送信する。
【0056】
ここで、利用者識別情報には、「ユーザID」及び「パスワード」が該当する。また、コンテンツ管理情報には、「フォルダ情報」、「コンテンツ情報」が該当する。さらに、コンテンツ管理情報記憶手段は、記憶装置上の記憶領域である。そして、オブジェクトには、「フォルダ」、「コンテンツ(コンテンツファイル)」等が該当する。
【0057】
上記関連発明によれば、同一のサーバ装置に予め登録されたユーザ間で、簡単にコンテンツ等を共有することができる。
【0058】
〔実施形態2〕
【0059】
本実施形態では、端末装置が、通信ネットワークとしてのLANに接続されている。
【0060】
実施形態1においては、情報提供システムが所定のコンテンツを所定のユーザに提供できるようになっていたが、本実施形態では、端末装置が所定のコンテンツを所定のユーザに提供できるようになっている。
【0061】
端末装置は、実施形態1と同様に、処理装置としてのCPU、記憶装置としてのRAM、ROM、及びHDD、入力装置としてのキーボード及びマウス、表示装置としてのディスプレイ並びに通信装置としてのNICを備えた一般的な構成を採用している。
【0062】
HDDには、情報提供プログラムと、コンテンツと、ユーザに対してコンテンツを提供する処理の用に供するアプリケーションプログラムと、当該アプリケーションプログラムに関する情報を格納した対ユーザアプリケーションリストファイルと、ユーザに関する情報を格納したユーザ情報ファイルとを記憶している。
【0063】
ここで、コンテンツと、ユーザに対してコンテンツを提供する処理の用に供するアプリケーションプログラムと、当該アプリケーションプログラムに関する情報を格納した対ユーザアプリケーションリストファイルと、ユーザに関する情報を格納したユーザ情報ファイルとについては、実施形態1と同様である。
【0064】
次に、本実施形態の端末装置の動作について説明する。
【0065】
端末装置のCPUは、ディスプレイにデスクトップ画面を表示する。本実施形態では、実施形態1と異なり、ウェブブラウザを介さず表示するようになっている。ここで、デスクトップ画面には、実施形態1の図7と同様のユーザアイコンと、ファイルアイコンとが表示されるものとして説明する。
【0066】
端末装置のCPUは、情報提供プログラムを実行することにより次の処理を行う。
【0067】
端末装置のCPUは、マウスによりファイルアイコンがユーザアイコンにドラッグアンドドロップされたことを契機として、ユーザアイコンに関連付けられた第一のユーザ識別子としての「user001」と、ファイルアイコンに関連付けられたファイル識別子としての「aaa.txt」とを受付ける。
【0068】
そして、端末装置のCPUは、対ユーザアプリケーションリストファイルから「メール」、「インスタントメッセンジャー」、「ウェブサーバ」等のアプリケーション識別子を読み出し、当該読み出したアプリケーション識別子に基づいてアプリケーション選択画面の表示制御情報を作成する。続いて、端末装置のCPUは、作成したアプリケーション選択画面の表示制御情報に基づいて、ディスプレイにアプリケーション選択画面を表示する。ここで、アプリケーション選択画面の構成については、実施形態1の図8と同様である。
【0069】
端末装置のCPUは、OKボタンがクリックされたことを契機として、例えば、選択されたアプリケーション識別子としての「メール」を受付ける。
【0070】
そして、端末装置のCPUは、ユーザ情報ファイルから、第一のユーザ識別子としての「user001」及びアプリケーション識別子としての「メール」の組合せに関連付けられた第二のユーザ識別子としての「user001@mail.com」を読み出す。
【0071】
続いて、端末装置のCPUは、アプリケーション識別子としての「メール」に対応する電子メールプログラムを実行して、当該電子メールプログラムのプロセスに、読み出した第二のユーザ識別子としての「user001@mail.com」と、ファイル識別子としての「aaa.txt」とを引渡す。
【0072】
次に、端末装置のCPUは、実行した電子メールプログラムのプロセスにより、上記引渡された第二のユーザ識別子としての「user001@mail.com」を宛先として、ファイル識別子としての「aaa.txt」に対応するコンテンツを送信する。ここで、第二のユーザ識別子が複数ある場合には、端末装置のCPUは、それぞれの第二のユーザ識別子を宛先としてコンテンツを送信する。
【0073】
これによると、実施形態1の情報提供システムがなくても、コンテンツを提供する処理の用に供するアプリケーションプログラムが複数あった場合に、それぞれのアプリケーションプログラムに対するユーザ識別子を認識せずにコンテンツを容易に提供することができる。
【0074】
以上で説明したように、本願発明によれば、コンテンツを提供する処理の用に供するアプリケーションプログラムが複数あった場合に、それぞれのアプリケーションプログラムに対するユーザ識別子を認識せずにコンテンツを容易に提供することができる。特に、コンテンツを提供する処理の用に供するアプリケーションプログラム毎のアドレス又はアカウント等を認識せずにコンテンツを容易に提供することができる。
【0075】
また、端末装置10のCPUは、マウスによりファイルアイコンがユーザアイコンにドラッグアンドドロップされたことを契機として、ユーザアイコンに関連付けられた第一のユーザ識別子と、ファイルアイコンに関連付けられたファイル識別子とを情報提供システム20に送信するので、所定のユーザにコンテンツを提供する際の操作が容易となる。
【0076】
さらに、ユーザアイコンを起点として、当該ユーザアイコンに対応するユーザに対するコンピュータの動作又は処理を指定することができ、従来にないユーザインターフェースを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0077】
【図1】コンピュータシステムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】端末装置の構成図である。
【図3】情報提供システムの構成図である。
【図4】対ユーザアプリケーションリストファイルの構造図である。
【図5】ユーザ情報ファイルの構造図である。
【図6】端末装置及び情報提供システムのフローチャートである。
【図7】デスクトップ画面の一例を示す構成図である。
【図8】アプリケーション選択画面の一例を示す構成図である。
【符号の説明】
【0078】
10 端末装置
11 バス
12 CPU(処理装置)
13 RAM(記憶装置)
14 ROM(記憶装置)
15 NIC(通信装置)
16 キーボード(入力装置)
17 マウス(入力装置)
18 ディスプレイ(表示装置)
19 HDD(記憶装置)
20 情報提供システム
21 バス
22 CPU(処理装置)
23 RAM(記憶装置)
24 ROM(記憶装置)
25 NIC(通信装置)
26 HDD(記憶装置)
30 インターネット(通信ネットワーク)
31 ユーザアイコン
32 ファイルアイコン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツを提供するための情報提供システムと、コンテンツの提供を要求するための端末装置とが通信ネットワークに接続されたコンピュータシステムに用いられる、コンテンツを提供する方法であって、
前記情報提供システムの記憶装置に、
コンテンツと、ユーザに対してコンテンツを提供する処理の用に供する少なくとも一つのアプリケーションプログラムと、当該アプリケーションプログラムを選択するためのアプリケーション選択画面の表示制御情報とを記憶し、さらに、
ユーザを識別する第一のユーザ識別子及び前記アプリケーション識別子の組合せと、当該アプリケーション識別子に対応するアプリケーションプログラムにおいて前記ユーザを識別する少なくとも一つの第二のユーザ識別子とを関連付けて記憶すると共に、
前記端末装置が、
a)コンテンツを識別するファイル識別子と、前記第一のユーザ識別子とを前記情報提供システムに送信するステップを実行し、
前記情報提供システムが、
b)前記ファイル識別子と、前記第一のユーザ識別子とを受信するステップと、
c)前記アプリケーション選択画面の表示制御情報を前記記憶装置から読み出すステップと、
d)当該読み出したアプリケーション選択画面の表示制御情報を前記端末装置に送信するステップと、を実行し、
前記端末装置が、
e)アプリケーション選択画面の表示制御情報を受信するステップと、
f)当該受信した表示制御情報に基づいてアプリケーション選択画面を表示し、所望するアプリケーションプログラムに対応するアプリケーション識別子を受付けるステップと、
g)当該受付けたアプリケーション識別子を前記情報提供システムに送信するステップと、を実行し、
前記情報提供システムが、
h)前記アプリケーション識別子を受信するステップと、
i)前記bステップで受信した第一のユーザ識別子及び当該受信したアプリケーション識別子の組合せに関連付けられた第二のユーザ識別子を前記記憶装置から読み出すステップと、
j)前記受信したアプリケーション識別子に対応するアプリケーションプログラムを実行して、当該アプリケーションプログラムのプロセスに、前記読み出した第二のユーザ識別子と、前記bステップで受信したファイル識別子とを引渡すステップと、
k)前記実行したアプリケーションプログラムのプロセスにより、前記引渡された第二のユーザ識別子に対応するユーザに、前記引渡されたファイル識別子に対応するコンテンツを提供するステップと、
を実行することを特徴としたコンテンツを提供する方法。
【請求項2】
前記aステップは、前記ファイル識別子に対応するアイコンが前記第一のユーザ識別子に対応するアイコンにドラッグアンドドロップされたことを契機として実行されることを特徴とした請求項1記載のコンテンツを提供する方法。
【請求項3】
コンテンツを提供する情報提供システムにおいて、
前記情報提供システムが、記憶装置、通信装置及び処理装置を備え、
前記記憶装置に、
コンテンツと、ユーザに対してコンテンツを提供する処理の用に供する少なくとも一つのアプリケーションプログラムと、当該アプリケーションプログラムを選択するためのアプリケーション選択画面の表示制御情報とを記憶し、さらに、
ユーザを識別する第一のユーザ識別子及び前記アプリケーション識別子の組合せと、当該アプリケーション識別子に対応するアプリケーションプログラムにおいて前記ユーザを識別する少なくとも一つの第二のユーザ識別子とを関連付けて記憶すると共に、
前記処理装置が、
a)コンテンツを識別するファイル識別子と、前記第一のユーザ識別子とを外部の端末装置から前記通信装置を介して受信するステップと、
b)前記アプリケーション選択画面の表示制御情報を前記記憶装置から読み出すステップと、
c)当該読み出したアプリケーション選択画面の表示制御情報を前記外部の端末装置に前記通信装置を介して送信するステップと、
d)前記アプリケーション識別子を前記外部の端末装置から前記通信装置を介して受信するステップと、
e)前記aステップで受信した第一のユーザ識別子及び当該受信したアプリケーション識別子の組合せに関連付けられた第二のユーザ識別子を前記記憶装置から読み出すステップと、
f)前記受信したアプリケーション識別子に対応するアプリケーションプログラムを実行して、当該アプリケーションプログラムのプロセスに、前記読み出した第二のユーザ識別子と、前記aステップで受信したファイル識別子とを引渡すステップと、
g)前記実行したアプリケーションプログラムのプロセスにより、前記引渡された第二のユーザ識別子に対応するユーザに、前記引渡されたファイル識別子に対応するコンテンツを提供するステップと、
を実行することを特徴とした情報提供システム。
【請求項4】
請求項3記載の情報提供システムに用いられる情報提供プログラムであって、
前記処理装置に、
a)コンテンツを識別するファイル識別子と、前記第一のユーザ識別子とを外部の端末装置から前記通信装置を介して受信するステップと、
b)前記アプリケーション選択画面の表示制御情報を前記記憶装置から読み出すステップと、
c)当該読み出したアプリケーション選択画面の表示制御情報を前記外部の端末装置に前記通信装置を介して送信するステップと、
d)前記アプリケーション識別子を前記外部の端末装置から前記通信装置を介して受信するステップと、
e)前記aステップで受信した第一のユーザ識別子及び当該受信したアプリケーション識別子の組合せに関連付けられた第二のユーザ識別子を前記記憶装置から読み出すステップと、
f)前記受信したアプリケーション識別子に対応するアプリケーションプログラムを実行して、当該アプリケーションプログラムのプロセスに、前記読み出した第二のユーザ識別子と、前記aステップで受信したファイル識別子とを引渡すステップと、
を実行させることを特徴とした情報提供プログラム。
【請求項5】
コンテンツを提供する端末装置に用いられる情報提供プログラムであって、
前記端末装置が、入力装置、表示装置、記憶装置及び処理装置を備え、
前記記憶装置に、
コンテンツと、ユーザに対してコンテンツを提供する処理の用に供する少なくとも一つのアプリケーションプログラムと、当該アプリケーションプログラムを選択するためのアプリケーション選択画面の表示制御情報とを記憶し、さらに、
ユーザを識別する第一のユーザ識別子及び前記アプリケーション識別子の組合せと、当該アプリケーション識別子に対応するアプリケーションプログラムにおいて前記ユーザを識別する少なくとも一つの第二のユーザ識別子とを関連付けて記憶すると共に、
前記処理装置に、
a)コンテンツを識別するファイル識別子と、前記第一のユーザ識別子とを前記入力装置から受付けるステップと、
b)前記アプリケーション選択画面の表示制御情報を前記記憶装置から読み出すステップと、
c)当該読み出したアプリケーション選択画面の表示制御情報に基づいて、アプリケーション選択画面を前記表示装置に表示するステップと、
d)前記アプリケーション識別子を、前記アプケ−ション選択画面を介して前記入力装置から受付けるステップと、
e)前記aステップで受付けた第一のユーザ識別子及び当該受付けたアプリケーション識別子の組合せに関連付けられた第二のユーザ識別子を前記記憶装置から読み出すステップと、
f)前記受付けたアプリケーション識別子に対応するアプリケーションプログラムを実行して、当該アプリケーションプログラムのプロセスに、前記読み出した第二のユーザ識別子と、前記aステップで受付けたファイル識別子とを引渡すステップと、
を実行させることを特徴とした情報提供プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−309546(P2006−309546A)
【公開日】平成18年11月9日(2006.11.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−132041(P2005−132041)
【出願日】平成17年4月28日(2005.4.28)
【出願人】(399014484)ヴィジョンアーツ株式会社 (19)
【Fターム(参考)】