説明

コンテンツ再生リスト検索システム、コンテンツ再生リスト検索装置、及びコンテンツ再生リスト検索方法

【課題】中央装置で記憶しているコンテンツ再生リストを、再生端末装置で記憶しているコンテンツデータ及びコンテンツ再生リスト等に基づいて検索する構成とすることで利用者の満足度が高い検索結果を得ることができるコンテンツ再生リスト検索システム、コンテンツ再生リスト検索装置、及びコンテンツ再生リスト検索方法を提供する。
【解決手段】中央装置は、検索要求を受けた場合再生端末装置から送信される再生端末装置が保有するコンテンツデータを所定の割合又は所定の数以上含むコンテンツ再生リストを抽出し(ステップS203)、抽出されたコンテンツ再生リストを再生端末装置が保有するコンテンツ再生リストとコンテンツデータの重複の割合が低い順にソートする(ステップS207)。これにより再生端末装置で記憶しているコンテンツデータを含み、且つ含む割合が低いコンテンツ再生リストが優先して検索される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテンツ再生リスト検索システムにおいて、コンテンツ再生リストを大量に記憶した中央装置から、コンテンツ再生リストを検索することに関し、特に、利用者の満足度の高い検索結果を得ることができるコンテンツ再生リスト検索システム、該コンテンツ再生リスト検索システムで用いられるコンテンツ再生リスト検索装置、及び利用者の満足度の高い検索結果を得ることができるコンテンツ再生リスト検索方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年のネットワーク帯域の広域化、及びPC(Personal Computer),携帯型オーディオ機器,並びに音楽を再生できる携帯電話機等の記憶媒体の大容量化に伴い、インターネットを介して中央装置であるサーバからMP3(MPEG−1 Audio Layer−3),AAC(Advanced Audio Codec),MPEG(Moving Picture Expert Group)等の音楽、映像データを購入し、PC,携帯型オーディオ機器,又は携帯電話機等にダウンロードすることで大量の音楽又は映像を楽しむことができるコンテンツ配信システムが普及している。
【0003】
また、PC上の音楽又は映像を再生・管理するソフトウェアでは、利用者がコンテンツデータを自分の好み,アーティスト,及び年代等で選び出したものをコンテンツ再生リスト(所謂プレイリストと呼ばれる)として記憶し、記憶されたコンテンツ再生リストに基づいてコンテンツデータを再生する機能を有している。
【0004】
ところで、昨今の音楽配信システムの普及に伴い、サーバ上に記憶されている音楽又は映像のコンテンツデータの量が膨大となり、サーバから好みのコンテンツデータを見つけ出すことが困難となっている。
【0005】
そこでコンテンツ配信システムの利用者が作成したコンテンツ再生リストを、サーバ上に記憶して他の利用者に公開することで、利用者が互いに自己が所有するコンテンツデータを紹介しあい、利用者は、公開されたコンテンツ再生リストのアクセス回数の高さで人気の高いコンテンツデータを知ることができるという、コンテンツデータの検索を助けるシステムが利用されている。
【0006】
また、共有のコンテンツ再生リストを共有サーバ内に置き、利用者が共有のコンテンツ再生リストを選択し、選択されたコンテンツ再生リストに含まれるコンテンツデータを視聴する場合に、コンテンツデータごとの識別情報を基に利用者が取得可能か否かを判断し、取得可能なコンテンツデータのみ利用者が取得できるようにし、利用者は、利用者間で人気の高いコンテンツ再生リストを参考にして、不正なコピーによらず自己のPCに取得し楽しむことができる技術が開示されている(特許文献1)。
【特許文献1】特開2005−100612号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、コンテンツ配信システムでコンテンツ再生リスト検索を利用する利用者の増大によりコンテンツデータそのものだけでなくサーバに記憶されているコンテンツ再生リストも膨大となる一方、従来の音楽配信システムのサーバでのコンテンツ再生リストの検索では、ジャンル,アーティスト名,及びコンテンツ再生リスト名等で検索することができるにとどまるので、結局大量の検索結果が出力され、その中から利用者の好みに合うコンテンツ再生リストを選ぶことは困難である。しかも、コンテンツ再生リスト名は、利用者によって内容とは関係なく自由につけることができるので、コンテンツ再生リスト名で利用者の好む内容を含むものを選ぶことは難しい。
【0008】
また、コンテンツ再生リストの検索は、利用者が既に所持しているコンテンツデータの情報とは独立して行われるため、検索の結果得られたコンテンツ再生リストが、利用者の好みに合わない内容である、又は利用者の好みには合うが既に所持しているコンテンツデータと大部分重複した内容である等、利用者にとって満足度が低い検索結果となる。
【0009】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、中央装置で記憶しているコンテンツ再生リストを、再生端末装置が記憶しているコンテンツデータ又はコンテンツ再生リストに基づいて検索する構成とすることにより、利用者の好みに合うコンテンツ再生リストを検索し、利用者の満足度が高い検索結果を得ることができるコンテンツ再生リスト検索システム、コンテンツ再生リスト検索装置、及びコンテンツ再生リスト検索方法の提供を目的とする。
【0010】
また、本発明は、再生端末装置が記憶しているコンテンツデータを所定の数以上、又は所定の割合以上含まれているコンテンツ再生リストを抽出する構成とすることにより、利用者の好みに合うコンテンツ再生リストを検索し、利用者の満足度が高い検索結果を得ることができるコンテンツ再生リスト検索システム、コンテンツ再生リスト検索装置及びコンテンツ再生リスト検索方法の提供を目的とする。
【0011】
また、本発明は、再生端末装置が記憶しているコンテンツデータを所定の数以上、又は所定の割合以上所持する他の利用者を抽出し、該他の利用者の所持するコンテンツ再生リストを検索結果とする構成とすることにより、利用者が所持していないが気に入る可能性の高い、次の購入の候補となる新たなコンテンツデータを含むコンテンツ再生リストを検索し、更に利用者の満足度が高い検索結果を得ることができるコンテンツ再生リスト検索システム、コンテンツ再生リスト検索装置及びコンテンツ再生リスト検索方法の提供を目的とする。
【0012】
さらに、利用者が既に所持しているコンテンツデータと抽出したコンテンツ再生リストとの間で重複するコンテンツデータの少ない又は重複する割合の低いコンテンツ再生リストに高い優先順位を付与する構成とすることにより、利用者の好みに合うコンテンツ再生リストであって、既に所持しているコンテンツ再生リストとは異なるコンテンツ再生リストを優先的に検索する利用者の満足度の高い検索結果が得られるコンテンツ再生リスト検索システム及びコンテンツ再生リスト検索装置の提供を目的とする。
【0013】
また、本発明は、利用者の好みに合うコンテンツ再生リストであって、利用者間で人気のあるコンテンツ再生リストが検索され、利用者の満足度が高いコンテンツ再生リスト検索システム及びコンテンツ再生リスト検索装置の提供を目的とする。
【0014】
また、本発明は、コンテンツ再生リストを送信した再生端末装置を特定する端末特定情報を記憶し、中央装置に記憶されているコンテンツ再生リストの数より、記憶される端末特定情報の数が少ないことを利用し、中央装置は、再生端末装置で記憶しているコンテンツデータと同じコンテンツデータを保有している再生端末装置の端末特定情報をまず抽出し、抽出された端末特定情報に対応付けられているコンテンツ再生リストを検索する構成にすることにより、利用者の好みに合うコンテンツ再生リストを検索し、且つ、中央装置の検索処理速度が速くなり、検索処理の間に待機させられることで利用者にかかるストレスを軽減することができるコンテンツ再生リスト検索システムの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明に係るコンテンツ再生リスト検索システムは、再生可能なコンテンツデータ及びコンテンツデータを選び出してリストにしたコンテンツ再生リストを記憶し、コンテンツ再生リストを使用してコンテンツデータを再生する再生端末装置と、該再生端末装置による取得が可能なコンテンツ再生リストを記憶する中央装置とを備え、該中央装置は前記再生端末装置からの検索要求を受けて、記憶しているコンテンツ再生リストを検索するコンテンツ再生リスト検索システムにおいて、前記再生端末装置は、記憶しているコンテンツデータを一覧にした保有コンテンツリスト及び記憶しているコンテンツ再生リストを含む端末保有情報を前記中央装置へ送信する手段を備え、前記中央装置は、前記端末保有情報を受信する手段と、記憶しているコンテンツ再生リストを、受信した端末保有情報に基づいて検索する検索手段と、検索したコンテンツ再生リストを送信する手段とを備えることを特徴とする。
【0016】
本発明に係るコンテンツ再生リスト検索システムは、前記検索手段は、記憶しているコンテンツ再生リストの中から、受信した前記端末保有情報に含まれる前記保有コンテンツリストに一覧にされたコンテンツデータが、所定の数以上、又は所定の割合以上含まれているコンテンツ再生リストを抽出する手段を備えることを特徴とする。
【0017】
本発明に係るコンテンツ再生リスト検索システムは、前記中央装置は、前記再生端末装置を特定する端末特定情報を記憶する手段と、前記端末特定情報に対応付けて、受信した端末保有情報に含まれるコンテンツ再生リスト及び前記保有コンテンツリストを記憶する手段とを備え、前記検索手段は、記憶している保有コンテンツリストの中から、受信した前記端末保有情報に含まれる前記保有コンテンツリストに一覧にされたコンテンツデータが、所定の数以上、又は所定の割合以上含まれている保有コンテンツリストを抽出する手段と、抽出された保有コンテンツリストが対応付けられている前記端末特定情報を抽出する手段とを備え、抽出された端末特定情報に対応付けられているコンテンツ再生リストを検索結果とするようにしてあることを特徴とする。
【0018】
本発明に係るコンテンツ再生リスト検索システムは、前記検索手段は、更に、受信した前記端末保有情報に含まれる前記保有コンテンツリストに一覧にされたコンテンツデータが、所定の数以上、又は所定の割合以上含まれているコンテンツ再生リストを抽出する手段を備えることを特徴とする。
【0019】
本発明に係るコンテンツ再生リスト検索システムは、前記検索手段は、更に、検索されたコンテンツ再生リストと受信した前記端末保有情報に含まれるコンテンツ再生リストとで、重複するコンテンツデータの数が少ない順又は重複する割合が低い順に優先順位を付与するようにしてあることを特徴とする。
【0020】
本発明に係るコンテンツ再生リスト検索システムは、前記再生端末装置は、記憶しているコンテンツ再生リストの使用回数を記憶する手段と、前記使用回数を前記中央装置へ送信する手段とを備え、前記中央装置は、コンテンツ再生リストに対応付けて、受信した前記使用回数を記憶する手段を備え、前記検索手段は、更に、検索されたコンテンツ再生リストに前記使用回数の高い順に優先順位を付与するようにしてあることを特徴とする。
【0021】
本発明に係るコンテンツ再生リスト検索システムは、前記中央装置は、記憶しているコンテンツ再生リストが前記再生端末装置に取得された取得回数を、コンテンツ再生リストに対応付けて記憶する手段を備え、前記検索手段は、更に、検索されたコンテンツ再生リストに前記取得回数の多い順に優先順位を付与するようにしてあることを特徴とする。
【0022】
本発明に係るコンテンツ再生リスト検索システムは、前記再生端末装置は、記憶しているコンテンツ再生リストの使用回数を記憶する手段と、記憶した使用回数を前記中央装置へ送信する手段と、前記中央装置は、前記再生端末装置を特定する端末特定情報を記憶する手段と、前記端末特定情報に対応付けて、受信した前記端末保有情報に含まれるコンテンツ再生リストを記憶する手段と、受信した前記使用回数をコンテンツ再生リストに対応付けて記憶する手段と、記憶しているコンテンツ再生リストが再生端末装置に取得された取得回数をコンテンツ再生リストに対応付けて記憶する手段と、前記端末特定情報に対応付けられている複数のコンテンツ再生リスト夫々に更に対応付けられている前記使用回数及び/又は前記取得回数に基づいて、前記端末特定情報に係るコンテンツ再生リストが使用及び/又は取得される利用頻度を算出する手段と、算出した利用頻度を前記端末特定情報に対応付けて記憶する手段とを備え、前記検索手段は、更に、検索されたコンテンツ再生リストに前記利用頻度の高い順で優先順位を付与するようにしてあることを特徴とする。
【0023】
本発明に係るコンテンツ再生リスト検索システムは、前記再生端末装置は、記憶しているコンテンツ再生リストの使用回数を記憶する手段と、記憶した使用回数を前記中央装置へ送信する手段と、前記中央装置は、受信した前記使用回数をコンテンツ再生リストに対応付けて記憶する手段と、記憶しているコンテンツ再生リストが再生端末装置に取得された取得回数をコンテンツ再生リストに対応付けて記憶する手段と、前記端末特定情報に対応付けられている複数のコンテンツ再生リスト夫々に更に対応付けられている前記使用回数及び/又は前記取得回数に基づいて、前記端末特定情報に係るコンテンツ再生リストが使用及び/又は取得される利用頻度を算出する手段と、算出した利用頻度を前記端末特定情報に対応付けて記憶する手段とを備え、前記検索手段は、更に、検索されたコンテンツ再生リストに前記利用頻度の高い順で優先順位を付与するようにしてあることを特徴とする。
【0024】
本発明に係るコンテンツ再生リスト検索装置は、再生可能なコンテンツデータを選び出してリストにしたコンテンツ再生リストを記憶する手段と、コンテンツ再生リストを送信する手段とを備え、外部装置からの検索要求を受けてコンテンツ再生リストを検索するコンテンツ再生リスト検索装置において、外部装置が保有するコンテンツデータを一覧にした保有コンテンツリスト及び前記外部装置が保有するコンテンツ再生リストを含む保有情報を受信する手段と、記憶しているコンテンツ再生リストを、受信した保有情報に基づいて検索する検索手段と、検索したコンテンツ再生リストを送信する手段とを備えることを特徴とする。
【0025】
本発明に係るコンテンツ再生リスト検索装置は、前記検索手段は、記憶しているコンテンツ再生リストの中から、受信した前記保有情報に含まれる前記保有コンテンツリストに一覧にされたコンテンツデータが、所定の数以上、又は所定の割合以上含まれているコンテンツ再生リストを抽出する手段を備えることを特徴とする。
【0026】
本発明に係るコンテンツ再生リスト検索装置は、前記保有情報の送信元を特定する送信元特定情報を記憶する手段と、前記送信元特定情報に対応付けて、受信した前記保有情報に含まれる前記コンテンツ再生リスト及び前記保有コンテンツリストを記憶する手段とを備え、前記検索手段は、記憶している保有コンテンツリストの中から、受信した前記保有情報に含まれるコンテンツデータが、所定の数以上又は所定の割合以上含まれている保有コンテンツリストを抽出する手段と、抽出された前記保有コンテンツリストが対応付けられている送信元特定情報を抽出する手段とを備え、抽出された送信元特定情報に対応付けられているコンテンツ再生リストを検索結果とするようにしてあることを特徴とする。
【0027】
本発明に係るコンテンツ再生リスト検索装置は、前記検索手段は、更に、受信した前記保有情報に含まれる前記保有コンテンツリストに一覧にされたコンテンツデータが、所定の数以上、又は所定の割合以上含まれているコンテンツ再生リストを抽出する手段を備えることを特徴とする。
【0028】
本発明に係るコンテンツ再生リスト検索装置は、前記検索手段は、更に、検索されたコンテンツ再生リストと受信した前記保有情報に含まれるコンテンツ再生リストとで、重複するコンテンツデータの数が少ない順又は重複する割合が低い順に優先順位を付与するようにしてあることを特徴とする。
【0029】
本発明に係るコンテンツ再生リスト検索装置は、記憶しているコンテンツ再生リストに対応付けて、該コンテンツ再生リストの送信回数を記憶する手段を更に備え、前記検索手段は、更に、前記送信回数の多い順に優先順位をつけることを特徴とする。
【0030】
本発明に係るコンテンツ再生リスト検索方法は、再生可能なコンテンツデータ及びコンテンツデータを選び出してリストにしたコンテンツ再生リストを記憶し、コンテンツ再生リストを使用してコンテンツデータを再生する再生端末装置と、該再生端末装置によって取得が可能なコンテンツ再生リストを記憶する中央装置とを備え、該中央装置は前記再生端末装置からの検索要求を受けて、記憶しているコンテンツ再生リストを検索するコンテンツ再生リスト検索方法において、前記再生端末装置は、記憶しているコンテンツデータを一覧にした保有コンテンツリスト及び記憶しているコンテンツ再生リストを含む端末保有情報を前記中央装置へ送信し、前記中央装置は、前記端末保有情報を受信し、記憶しているコンテンツ再生リストを、受信した端末保有情報に基づいて検索し、検索したコンテンツ再生リストを送信することを特徴とする。
【0031】
本発明に係るコンテンツ再生リスト検索方法は、前記中央装置は、前記再生端末装置を特定する端末特定情報を記憶し、受信した前記端末保有情報に含まれるコンテンツ再生リスト及び前記保有コンテンツリストを、前記再生端末装置を特定する端末特定情報に対応付けて記憶し、前記端末保有情報に基づく検索は、記憶している保有コンテンツリストの中から、受信した前記端末保有情報に含まれる前記保有コンテンツリストに一覧にされたコンテンツデータが、所定の数以上、又は所定の割合以上含まれている保有コンテンツリストを抽出し、抽出された保有コンテンツリストが対応付けられている前記端末特定情報を抽出し、抽出した端末特定情報に対応付けられているコンテンツ再生リストを検索結果とすることを特徴とする。
【0032】
本発明に係るコンテンツ再生リスト検索方法は、前記端末保有情報に基づく検索は、受信した前記端末保有情報に含まれる前記保有コンテンツリストに一覧にされたコンテンツデータが、所定の数以上、又は所定の割合以上含まれているコンテンツ再生リストを抽出することを特徴とする。
【0033】
本発明にあっては、中央装置及びコンテンツ再生リスト検索装置は、検索要求元の再生端末装置で記憶しているコンテンツデータ及びコンテンツ再生リストに基づいたコンテンツ再生リストの検索が可能となる。
【0034】
本発明にあっては、中央装置及びコンテンツ再生リスト検索装置は、検索要求元の再生端末装置で記憶しているコンテンツデータを含むコンテンツ再生リストの検索が可能となる。
【0035】
本発明にあっては、中央装置及びコンテンツ再生リスト検索装置は、検索要求元の再生端末装置で記憶しているコンテンツデータを保有している再生端末装置を抽出し、抽出した再生端末装置で保有しているコンテンツ再生リストを検索結果とすることが可能となる。検索要求をした再生端末装置で記憶しているコンテンツデータを含まないコンテンツ再生リストも検索されることが可能となる。
【0036】
本発明にあっては、中央装置及びコンテンツ再生検索装置は、記憶しているコンテンツ再生リストの数より少ない数の送信元である端末特定情報の抽出を先に行い、端末特定情報に対応付けられたコンテンツ再生リストから、再生要求をした再生端末装置で記憶しているコンテンツデータを含むコンテンツ再生リストの検索が可能となる。
【0037】
本発明にあっては、中央装置及びコンテンツ再生リスト検索装置は、再生端末装置で既に記憶されているコンテンツデータとの重複が少ないコンテンツ再生リストを優先して検索することが可能となる。
【0038】
本発明にあっては、中央装置は、他の再生端末装置で頻繁に使用されているコンテンツ再生リストを優先して検索することが可能となる。
【0039】
本発明にあっては、中央装置及びコンテンツ再生リスト検索装置は、他の再生端末装置から頻繁に取得されているコンテンツ再生リストを優先して検索することが可能となる。
【0040】
本発明にあっては、中央装置及びコンテンツ再生リスト検索装置は、再生要求をした再生端末装置で記憶しているコンテンツデータを含むコンテンツ再生リストであって、再生端末装置に対応付けて記憶されているコンテンツ再生リスト夫々に使用回数及び/又は取得回数を記憶し、記憶した使用回数及び/又は取得回数に基づいて算出した利用頻度の高いものを優先して検索することが可能となる。
【0041】
本発明にあっては、中央装置及びコンテンツ再生リスト検索装置は、再生要求をした再生端末装置で記憶しているコンテンツデータを含まないコンテンツ再生リストであって、再生端末装置に対応付けて記憶されているコンテンツ再生リスト夫々に使用回数及び/又は取得回数を記憶し、記憶した使用回数及び/又は取得回数に基づいて算出した利用頻度の高いものを優先して検索することが可能となる。
【発明の効果】
【0042】
本発明によれば、検索の際に、ジャンル,アーティスト名,又はコンテンツ再生リスト名等を自分で選んで入力をしなくても、自分の所持するコンテンツデータを反映したコンテンツ再生リストが自動的に得られるので、利用者の好みに合うコンテンツ再生リストが検索され、利用者にとって満足度の高い検索結果が得られる。
【0043】
本発明によれば、利用者の好みに合わないコンテンツ再生リストは検索されず、利用者にとって満足度の高い検索結果が得られる。
【0044】
本発明によれば、検索に係る利用者と趣向の似た利用者のコンテンツ再生リストが検索されることで、利用者にとって満足度の高い検索結果が得られる。
【0045】
本発明によれば、中央装置及びコンテンツ再生リスト検索装置に記憶しているコンテンツ再生リストの総数に比べて、記憶している送信元特定情報の総数は少ないことが考えられることから、中央装置及びコンテンツ再生リスト検索装置の検索処理速度が速くなり、検索処理の間に待機させられることで利用者にかかるストレスを軽減することができる。
【0046】
本発明によれば、利用者が既に所持しているコンテンツデータとの重複が少ないものを優先して検索されるため、利用者の好みに合うコンテンツ再生リストであって、しかも既に所持しているコンテンツ再生リストとは異なるコンテンツ再生リストが優先的に検索され、利用者にとって更に満足度の高い検索結果が得られる。
【0047】
本発明によれば、利用者の好みに合うコンテンツ再生リストであって、他の利用者からも頻繁に使用されている、利用者間で人気の高いものが優先的に検索され、利用者にとって更に満足度の高い検索結果が得られる。
【0048】
本発明によれば、利用者の好みに合うコンテンツ再生リストであって、他の多くの利用者からダウンロードされている、利用者間で人気の高いものが優先的に検索され、利用者にとって更に満足度の高い検索結果が得られる。
【0049】
本発明によれば、利用者の好みに合うコンテンツ再生リストであって、利用者間で人気がある利用者が中央装置へ送信して記憶されたコンテンツ再生リストが検索され、利用者にとって更に満足度の高い検索結果が得られる。
【0050】
本発明によれば、利用者とコンテンツデータは重複していないが、利用者間で人気があり、利用者が気に入る可能性の高い、次の購入の候補となるようなコンテンツデータを含むコンテンツ再生リストが検索され、利用者にとって更に満足度の高い検索結果が得られ、利用者による新しいコンテンツデータの購入を促進させることができる等、本発明は優れた効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0051】
(実施の形態1)
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。
【0052】
図1は、本発明に係るコンテンツ再生リスト検索システムを模式的に示す構成図である。コンテンツ再生リスト検索システム100は、中央装置1と、複数の再生端末装置2,2,…と、中央装置1及び再生装置2,2,…を接続するインターネット等のパケット交換網3とで構成される。
【0053】
中央装置1は、コンテンツデータ4,4,…及びコンテンツ再生リスト5,5,…を記憶しており、コンテンツデータ4及びコンテンツ再生リスト5をパケット交換網3を介して再生端末装置2へ送信可能である。また、再生端末装置2でも、コンテンツデータ4,4,…及びコンテンツ再生リスト5,5,…を記憶しており、再生端末装置2は、記憶しているコンテンツ再生リスト5をパケット交換網3を介して中央装置1へ送信可能である。また、再生端末装置2は、以下の実施の形態で説明する、検索の条件となる情報を中央装置1へパケット交換網3を介して送信可能である。中央装置1は、検索の条件となる情報を受信し、該情報に基づいて検索を行い、検索結果のコンテンツ再生リスト5を再生端末装置2へ送信することで、コンテンツ再生リスト検索システム100を実現している。以下、説明を明瞭にするため、中央装置1で記憶しているコンテンツデータ4を41、コンテンツ再生リスト5を51で示し、再生端末装置2で記憶しているコンテンツデータ4を42、コンテンツ再生リスト5を52で示す。
【0054】
図2は、実施の形態1に係る中央装置1及び再生端末装置2の構成を示すブロック図である。中央装置1は、サーバ型のPC(Personal Computer)である。中央装置1は、少なくとも、各種制御を行うCPU11と、各種ハードウェア間を接続する内部バス12と、コンテンツデータ41,41,…及びコンテンツ再生リスト51,51,…等各種情報を記憶する記憶部13と、CPU11の演算処理の過程で一時的に発生する情報を記憶する一時記憶領域14と、パケット交換網3に接続する通信部15とを備える。
【0055】
記憶部13には、CPU11が読み込んで実行することにより、中央装置1が本発明に係るコンテンツ再生リスト検索システムの中央装置として動作するためのコンピュータプログラムが記憶されている。記憶部13には、コンテンツデータ41,41,…及びコンテンツ再生リスト51,51,…が記憶される。CPU11は、通信部15を介して、パケット交換網3に接続し、再生端末装置2,2,…と通信する。
【0056】
再生端末装置2は、PCであり、少なくとも各種制御を行うCPU21と、各種ハードウェア間を接続する内部バス22と、コンテンツデータ42,42,…及びコンテンツ再生リスト52,52,…等各種情報を記憶する記憶部23と、CPU21の演算処理の過程で一時的に発生する情報を記憶する一時記憶領域24と、キーボード及びマウス等を有する操作部25と、モニタを有する表示部26と、コンテンツデータ42を音声及び映像として再生するための再生部27と、スピーカ等を有してコンテンツデータ42の音声及び映像を出力する出力部28と、パケット交換網3に接続する通信部29とを備える。
【0057】
記憶部23には、CPU21が読みこんで実行することにより、再生端末装置2が本発明に係るコンテンツ再生リスト検索システムの再生端末装置として動作するためのコンピュータプログラムが記憶されている。また、CPU21は、記憶部23からコンテンツデータ42を読み出して再生部27でデコードし、D/A変換したデータを出力部28を介して音声をスピーカへ出力し、表示部26が有するモニタへ映像を出力する。
【0058】
図3は、コンテンツ再生リスト52の内容例を示す例示図である。コンテンツ再生リスト52は、記憶されているコンテンツデータ42を選び出してリストにしたデータである。コンテンツデータ42は、MP3(MPEG−1 Audio Layer−3),AAC(Advanced Audio Codec),MPEG(Moving Picture Expert Group)データであり、夫々MP3,AAC,MPGの拡張子で区別されている。コンテンツ再生リスト52は、選び出されたコンテンツデータ42の記憶部23での場所及びデータ形式等をリスト順に表したメタデータである。CPU21は、再生端末装置2の利用者によってコンテンツ再生リスト52が選択され、再生操作が行われると、コンテンツ再生リスト52に一覧にされている順にコンテンツデータ42を記憶部23から読み出し、コンテンツデータ42の形式に従って再生部27でデコードし再生する。
【0059】
例えば、再生端末装置2の利用者は、所持している大量のコンテンツデータ42から、特に気に入っているコンテンツデータ42を「ベスト50」と命名したコンテンツ再生リスト52に選び出して記憶しておくことで、以後の再生の都度、好みのコンテンツデータ42を選択する必要がない。特に気に入っているコンテンツデータ42を聞きたい場合は、「ベスト50」というコンテンツ再生リスト52を選択して一つのコンテンツデータのように再生を実行することにより、「ベスト50」に関連付けられているコンテンツデータ42をまとめて聞くことができる。
【0060】
また、コンテンツデータ42のA1.MP3は、特に気にいっていて、且つドライブに最適だとして「ベスト50」「ドライブに最適」と命名したコンテンツ再生リスト52何れに対しても選び出して記憶しておく。これにより、「ベスト50」「ドライブに最適」の何れのコンテンツ再生リスト52を使用して再生を実行しても、A1.MP3を聞くことが可能である。なお、コンテンツ再生リスト52には、映像データを関連付けることもでき、「ライブビデオクリップ」と命名したコンテンツ再生リスト52に、M1.MPG等のMPEGデータであるコンテンツデータ42を選び出し、ライブビデオばかりをまとめて再生することも可能である。さらに、コンテンツデータ42のアーティスト名,記憶日時,及び再生回数等の属性情報を記憶しておき、属性情報から自動的にコンテンツ再生リスト52を作成するようにしてもよい。
【0061】
次に、コンテンツ再生リスト検索システム100で再生端末装置2からの要求により中央装置1で検索が実行され、中央装置1がコンテンツ再生リスト51を検索要求元の再生端末装置2へ送信する処理を説明する。図4は、実施の形態1に係る再生端末装置2がコンテンツ再生リスト51の検索要求を中央装置1へ行い、中央装置1からコンテンツ再生リスト51を受信する処理手順を示すフローチャートである。CPU21は、操作部25を介して利用者により検索開始操作がされたか否かを判断する(ステップS11)。検索開始操作がされない場合は(S11:NO)、検索開始操作がされるまで待機する。
【0062】
検索開始操作がされた場合は(S11:YES)、CPU21は、中央装置1へ検索要求を通知し(ステップS12)、中央装置1とコンテンツ再生リスト51又は端末保有情報等の送受信をするための通信が確立されたか否かを判断し(ステップS13)、通信が確立されない場合は(S13:NO)、通信が確立されるまで待機する。通信が確立された場合は(S13:YES)、CPU21は、記憶部23で記憶されているコンテンツデータ42,42,…を一覧にした保有コンテンツリスト及び記憶部23で記憶されているコンテンツ再生リスト52を含む端末保有情報を通信部29を介して中央装置1へ送信し(ステップS14)、通信部29を介して検索結果を受信したか否か判断する(ステップS15)。検索結果を受信しない場合は(S15:NO)、中央装置1で検索処理中であり、検索結果を受信するまで待機する。
【0063】
中央装置1で検索処理が終了し、通信部29を介して検索結果を受信した場合は(S15:YES)、CPU21は、検索結果を表示部26に表示する(ステップS16)。CPU21は、表示部26に表示された検索結果からコンテンツ再生リスト51が利用者によって選択されたか否かを操作部25を介して判断し(ステップS17)、選択されたコンテンツ再生リスト51を検知する。コンテンツ再生リスト51が選択されない場合は(S17:NO)、選択がされるまで待機する。コンテンツ再生リスト51が選択された場合は(S17:YES)、CPU21は、選択されたコンテンツ再生リスト51を送信するように中央装置1へ要求し(ステップS18)、該当するコンテンツ再生リスト51を受信したか否か判断し(ステップS19)、受信しない場合は(S19:NO)、受信するまで待機する。該コンテンツ再生リスト51を受信した場合は(S19:YES)、処理を終了する。尚、検索結果が、該当するコンテンツ再生リスト51がないという検索結果であった場合は、検索結果を表示した後処理を終了する。
【0064】
図5は、実施の形態1に係る中央装置1が、再生端末装置2からの検索要求を受けて検索し、コンテンツ再生リスト51を送信する処理手順を示すフローチャートである。以下の中央装置1のCPU11の処理は、上記で説明した再生端末装置2の処理(図4参照)に係る要求等と対応するものである。
【0065】
CPU11は、再生端末装置2から検索要求を受けたか否か判断する(ステップS21)。検索要求を受けない場合は(S21:NO)、検索要求を受けるまで待機する。CPU11は、再生端末装置2から検索要求を受けた場合は(S21:YES)、再生端末装置2とコンテンツ再生リスト51又は端末保有情報等の送受信をするための通信を確立し(ステップS22)、再生端末装置2へ端末保有情報を送信するよう要求する(ステップS23)。再生端末装置2から該端末保有情報を受信したか否か判断し(ステップS24)、端末保有情報を受信しない場合は(S24:NO)、受信するまで待機する。CPU11は、端末保有情報を再生端末装置2から受信した場合は(S24:YES)、検索処理を行う(ステップS25)。
【0066】
CPU11は、検索処理を終了すると検索結果を送信し(ステップS26)、再生端末装置2からコンテンツ再生リスト51の送信要求を受けたか否か判断し(ステップS27)、送信要求を受けない場合は(S27:NO)、送信要求を受けるまで待機する。コンテンツ再生リスト51の送信要求を受けた場合は(S27:YES)、該当するコンテンツ再生リスト51を送信し(ステップS28)、再生端末装置2とのデータ交換をするための通信を開放し(ステップS29)、処理を終了する。尚、検索処理の結果が該当するコンテンツ再生リスト51がないという内容であった場合は、検索結果を送信した後、再生端末装置2との通信を開放して処理を終了する。
【0067】
図6は、実施の形態1に係る中央装置1が検索処理を行う処理手順を示すフローチャートである。上記ステップS24で端末保有情報を受信したCPU11は、該端末保有情報から再生端末装置2が記憶しているコンテンツデータ42を一覧にした保有コンテンツリスト及びコンテンツ再生リスト52を読み出す(ステップS201)。次に、記憶部13から中央装置1で記憶しているコンテンツ再生リスト51を読み出し(ステップS202)、コンテンツ再生リスト51に含まれるコンテンツデータ41,41,…のうち、保有コンテンツリストに含まれるコンテンツデータ42,42,…の何れかと一致するコンテンツデータ41が、コンテンツ再生リスト51の50%以上を占めるか否かを判断する(ステップS203)。コンテンツ再生リスト51を、コンテンツデータ42と一致するものが50%以上占める場合は(S203:YES)、該コンテンツ再生リスト51を一時記憶領域14に保存し(ステップS204)、50%未満である場合は(S203:NO)、保存せずに次に進む。
【0068】
次に、CPU11は、全コンテンツ再生リスト51を読み出したか否か判断する(ステップS205)。全コンテンツ再生リスト51を読み出していない場合は(S205:NO)、CPU11は、処理をステップS202へ戻し、次のコンテンツ再生リスト51について処理を行う。全コンテンツ再生リスト51を読み出した場合は(S205:YES)、CPU11は、一時記憶領域14にコンテンツ再生リスト51が保存されているか否か判断し(ステップS206)、保存されていない場合は(S206:NO)、該当するコンテンツ再生リスト51がないため、そのまま検索処理を終了する。
【0069】
一時記憶領域14にコンテンツ再生リスト51が保存されている場合は(S206:YES)、端末保有情報に含まれていたコンテンツ再生リスト52とコンテンツ再生データ41(42)が重複する割合が低い順に、コンテンツ再生リスト51をソートし(ステップS207)、検索処理を終了する。
【0070】
以上の処理により、再生端末装置2で記憶しているコンテンツデータ42、つまり利用者が既に所持しているコンテンツデータ42が含まれるコンテンツ再生リスト51であって、しかも所持しているコンテンツ再生リスト52とは異なるコンテンツ再生リスト51が検索され、コンテンツ再生リスト検索システム100の利用者は、検索結果に高い満足度を得る。利用者は、検索結果のコンテンツ再生リスト51が気に入った場合、該コンテンツ再生リスト51に含まれる、新しいコンテンツデータ41を取得する、つまり購入することになる。従って、利用者の満足度の高い検索結果を得られる本発明に係る中央装置1によっては、利用者が新しいコンテンツデータ41を購入することを促進できることとなる。
【0071】
なお、実施の形態1では、ステップS203で、受信した端末保有情報に含まれる保有コンテンツリストに一覧にされているコンテンツデータ42と一致するものが50%以上を占めるコンテンツ再生リスト51を保存するとしたが、これに限らず、異なる割合を条件とすること又は一致するコンテンツデータ41(42)の数を条件とすること等で判断してもよい。
【0072】
なお、実施の形態1では、ステップS203及びS204を繰り返すことで抽出したコンテンツ再生リスト51を、ステップS207で、受信したコンテンツ再生リスト52とコンテンツデータ41が重複する割合の低い順にソートしたが、ステップS207では、重複の割合が30%以下のコンテンツ再生リスト51に絞り込むことで、検索されるコンテンツ再生リスト51の数を少なくするようにしてもよい。同様に、重複するコンテンツデータ41が10以下のコンテンツ再生リスト51に絞り込むようにしてもよい。
【0073】
(実施の形態2)
実施の形態2では、中央装置1に記憶されるコンテンツ再生リスト51は、再生端末装置2の利用者が再生端末装置2を操作して、記憶しているコンテンツ再生リスト52を中央装置1へ送信し、中央装置1で受信したものを記憶したもの、つまり利用者によって登録されたコンテンツ再生リスト52である。この場合、中央装置1では、コンテンツ再生リスト52を送信した再生端末装置2を特定する端末特定情報を記憶する。
【0074】
実施の形態2に係るコンテンツ再生リスト検索システム100の構成は、上記の実施の形態1と同様であるため説明を省き、以下同一の符号により中央装置1及び再生端末装置2の動作について説明する。実施の形態2では、中央装置1は、コンテンツ再生リスト52を中央装置1へ送信した再生端末装置2の端末特定情報,記憶しているコンテンツ再生リスト51が再生端末装置2,2,…に取得された取得回数,及び取得されたコンテンツ再生リスト51が再生端末装置2,2,…で使用されている使用回数を累計して記憶する。使用回数は、再生端末装置2夫々が記憶しており、中央装置1へ送信する。検索の際には、記憶している端末特定情報,取得回数,及び使用回数に基づいて検索を行う。
【0075】
図7は、実施の形態2に係る中央装置1で記憶する各種情報を示す模式図である。中央装置1のCPU11は、コンテンツ再生リスト52を送信してきた再生端末装置2の端末特定情報毎にコンテンツ再生リスト52(51)を記憶部13に記憶する。該コンテンツ再生リスト51が更に別の再生端末装置2から取得された取得回数,及び再生端末装置2で使用された総使用回数を記憶する。また、端末特定情報に対応付けられたコンテンツ再生リスト51が使用された総使用回数の平均値を利用頻度として記憶する。
【0076】
中央装置1で記憶するコンテンツ再生リスト51毎の総使用回数は、該コンテンツ再生リスト51を送信してきた再生端末装置2で送信するまでに使用していた使用回数に加えて、該コンテンツ再生リスト51を取得した再生端末装置2,2,…が、該コンテンツ再生リスト51(52)を使用した回数を記憶して中央装置1へ送信したものを累計したものである。再生端末装置2,2,…は、使用回数の他に、使用回数増加分を記憶しており、使用回数増加分を中央装置へ送信する都度0に初期化し、次に送信するまで使用回数及び使用回数増加分を計数する。中央装置へは、記憶している使用回数増加分を送信し、再度使用回数増加分を0に初期化する。中央装置1は、再生端末装置2,2,…から受信した使用回数増加分を受信して累計する。
【0077】
中央装置1が、ユーザBが使用している再生端末装置2から受信して記憶しているコンテンツ再生リスト51は「映画サントラ(サウンドトラック)」,「ベストヒット」,及び「ドラマ主題歌」であり、「映画サントラ」は中央装置1と接続する再生端末装置2,2,…によって121回取得され、「映画サントラ」を取得した再生端末装置2,2,…から受信した使用回数増加分を累計した総使用回数は2121回である。「ベストヒット」は660回取得され、総使用回数は16215回であり、「ドラマ主題歌」は、382回取得され、総使用回数は5121回である。利用頻度は、3つのコンテンツ再生リスト51の総使用回数の平均値で、7819である。同様に、ユーザCが使用している再生端末装置2から受信して記憶している「80年代」,「90年代」,及び「70年代」があり、夫々取得回数は23回,10回,39回であり、総使用回数は825回,221回,683回であり、利用頻度は576である。ユーザDが使用している再生端末装置2から受信して記憶している「おすすめ1」及び「おすすめ2」があり、夫々取得回数は2回,0回であり、総使用回数は51回,21回であり、利用頻度は36である。
【0078】
図8は、実施の形態2に係る再生端末装置2がコンテンツ再生リスト52を中央装置1へ送信する処理手順を示すフローチャートである。CPU21は、利用者が操作部25を介してコンテンツ再生リスト52の送信開始操作がされたか否かを判断する(ステップS31)。送信開始操作がされない場合は(S31:NO)、送信開始操作がされるまで待機する。
【0079】
送信開始操作がされた場合は(S31:YES)、CPU21は、中央装置1へ送信開始を通知し(ステップS32)、中央装置1とコンテンツ再生リスト52又は記憶している使用回数L等の送受信をするための通信が確立されたか否か判断し(ステップS33)、通信が確立されない場合は(S33:NO)、通信が確立されるまで待機する。通信が確立された場合は(S33:YES)、CPU21は、記憶部23で記憶している送信操作に係るコンテンツ再生リスト52及びそれまでに使用した使用回数Lを中央装置1へ送信する(ステップS34)。
【0080】
図9は、実施の形態2に係る中央装置1が再生端末装置2からコンテンツ再生リスト52を受信して記憶する処理手順を示すフローチャートである。CPU11は、再生端末装置2から送信開始通知を受けたか否か判断する(ステップS401)。送信開始通知を受けない場合は(S401:NO)、送信開始通知を受けるまで待機する。
【0081】
CPU11は、再生端末装置2から送信開始通知を受けた場合は(S401:YES)、再生端末装置2とコンテンツ再生リスト52及び使用回数L等の送受信をするための通信を確立し(ステップS402)、送信開始通知を通知してきた再生端末装置2が既に中央装置1で記憶されている端末特定情報に係る再生端末装置2であるか否か判断する(ステップS403)。既に記憶されている再生端末装置2でない場合は(S403:NO)、該再生端末装置2についての端末特定情報を記憶し(ステップS404)、既に記憶されている再生端末装置2である場合は(S403:YES)、コンテンツ再生リスト52を受信したか否か判断する(ステップS405)。コンテンツ再生リスト52を受信しない場合は(S405:NO)、受信するまで待機する。
【0082】
CPU11は、コンテンツ再生リスト52を受信した場合は(S405:YES)、該コンテンツ再生リスト52が既に中央装置1で記憶しているコンテンツ再生リスト51と同一であるか否か判断する(ステップS406)。既に記憶しているコンテンツ再生リスト51と同一でない場合は(S406:NO)、該コンテンツ再生リスト52を記憶し(ステップS407)、受信した使用回数Lを総使用回数Jに代入し、取得回数Kに0を代入して両者を記憶し(ステップS408)、次に進む。既に記憶しているコンテンツ再生リスト51と同一である場合は(S406:YES)、該コンテンツ再生リスト51に係る総使用回数Jに使用回数Lを使用回数増加分として加算して記憶する(ステップS409)。
【0083】
次に、CPU11は、端末特定情報に対応付けられた利用頻度を、更新された総使用回数Jに基づいて算出して記憶し(ステップS410)、再生端末装置2との通信を開放し(ステップS411)、処理を終了する。上記のようにして、再生端末装置2から受信したコンテンツ再生リスト52を端末特定情報に対応付けて記憶し、更に、総使用回数及び取得回数を該コンテンツ再生リスト52に対応付けて記憶し、利用頻度を端末特定情報に対応付けて記憶する。
【0084】
次に、中央装置1が再生端末装置2から受信して記憶したコンテンツ再生リスト52(51)を、更に他の再生端末装置2が取得して使用している場合に、使用回数を記憶し、中央装置1へ送信し、中央装置1が、受信した使用回数を用いて夫々のコンテンツ再生リスト51の総使用回数を更新する処理について図7及び以下に説明する図10を用いて説明する。図7で示すユーザAが使用している再生端末装置2は、中央装置1からユーザBが使用する再生端末装置2に係る端末特定情報に対応付けられているコンテンツ再生リスト51「ドラマ主題歌」を取得して使用している。
【0085】
図10は、実施の形態2に係る再生端末装置2で記憶しているコンテンツ再生リスト52の内容例を示す例示図である。再生端末装置2は、記憶しているコンテンツデータ42夫々に対し、再生回数を記憶し、更に、コンテンツ再生リスト52の使用回数を記憶している。ユーザAが使用している再生端末装置2では、例えばコンテンツデータ42のA1.MP3は201回再生しており、コンテンツデータ42A1.MP3を含むコンテンツ再生リスト52「ベスト50」は、153回使用している。中央装置1から取得したコンテンツ再生リスト52「ドラマ主題歌」は、17回使用している。前回中央装置1へ使用回数を送信したときは、取得してから1回使用した後であったため、使用回数1を送信している。使用回数が17回となり、使用回数増加分は16回である。したがって、次に使用回数増加分を送信する場合は、16を使用回数増加分として送信する。
【0086】
図11は、実施の形態2に係る再生端末装置2がコンテンツ再生リスト52の使用回数を送信する処理手順を示すフローチャートである。CPU21は、前回の使用回数増加分の送信から1週間経過したか否か、又は起動時間の総計が20時間増加したか否か等、所定の期間が経過したか否か判断する(ステップS51)。所定の期間が経過していない場合は(S51:NO)、所定の期間が経過するまで待機する。
【0087】
所定の期間が経過した場合は(S51:YES)、CPU21は、中央装置1へ使用回数更新通知をし(ステップS52)、中央装置1と使用回数増加分Lの送受信をするための通信が確立されたか否か判断し(ステップS53)、通信が確立されない場合は(S53:NO)、通信が確立されるまで待機する。通信が確立された場合は(S53:YES)、CPU21は、中央装置1から取得したコンテンツ再生リスト52について、使用回数増加分Lを中央装置1へ送信する(ステップS54)。中央装置1から取得したコンテンツ再生リスト52全てについて、使用回数増加分Lを送信したか否か判断し(ステップS55)、コンテンツ再生リスト52全てについて使用回数増加分Lを送信していない場合は(S55:NO)、CPU21は、処理をステップS54へ戻す。コンテンツ再生リスト52全てについて使用回数増加分Lを送信した場合は(S55:YES)、処理を終了する。なお、ユーザAが利用する再生端末装置2が、図8で示されたように、コンテンツ再生リスト52を中央装置1へ送信し、中央装置1で記憶されている場合は、該コンテンツ再生リスト52についてもステップS55の判断対象に含まれ、該コンテンツ再生リスト52の使用回数増加分Lを送信する。
【0088】
図7に示す例の場合は、ユーザAが利用する再生端末装置2は、コンテンツ再生リスト52「ドラマ主題歌」について使用回数増加分16を中央装置1へ送信する。
【0089】
図12は、実施の形態2に係る中央装置1が再生端末装置2からコンテンツ再生リスト52(51)の使用回数増加分を受信して使用回数を更新する処理手順を示すフローチャートである。CPU11は、再生端末装置2から使用回数更新通知を受けたか否か判断する(ステップS61)。使用回数更新通知を受けない場合は(S61:NO)、使用回数更新通知を受けるまで待機する。再生端末装置2から使用回数更新通知を受けた場合は(S61:YES)、再生端末装置2と使用回数増加分Lを送受信するための通信を確立し(ステップS62)、使用回数増加分Lを受信したか否か判断する(ステップS63)。使用回数増加分Lを受信しない場合は(S63:NO)、受信するまで待機する。
【0090】
使用回数増加分Lを受信した場合は(S63:YES)、使用回数増加分Lに係るコンテンツ再生リスト51を特定し(ステップS64)、該コンテンツ再生リスト51に対応付けられている総使用回数Jを読み出し、使用回数増加分Lを加算して記憶する(ステップS65)。CPU11は、該コンテンツ再生リスト51に対応付けられている端末特定情報を特定し、該コンテンツ再生リスト51の総使用回数Jの他、端末特定情報に対応付けられている全てのコンテンツ再生リスト51の総使用回数Jを読み出し、平均値を取って利用頻度とし、該利用頻度を記憶する(ステップS66)。
【0091】
次に、CPU11は、再生端末装置2から全ての使用回数増加分を受信したか判断し(ステップS67)、全て受信していない場合は(S67:NO)、処理をステップS63へ戻す。全て受信した場合は(S67:YES)、再生端末装置2との通信を開放し(ステップS68)、処理を終了する。
【0092】
図7に示す例の場合は、ユーザAが利用する再生端末装置2からコンテンツ再生リスト51「ドラマ主題歌」について使用回数増加分16を受信した場合(S63)、CPU11は、コンテンツ再生リスト51「ドラマ主題歌」を特定し(S64)、総使用回数5121に16を加算して5137とする(S65)。コンテンツ再生リスト51「ドラマ主題歌」は、ユーザBが利用する再生端末装置2に対応付けられており、CPU11は、ユーザBが利用する再生端末装置2に対応付けられたコンテンツ再生リスト51「映画サントラ」「ベストヒット」「ドラマ主題歌」の総使用回数を夫々読み出して平均値を取り利用頻度とする(S66)。結果利用頻度は2121,16215,及び5137の平均値7824となる。
【0093】
次に、実施の形態2において、上記のように記憶された端末特定情報,使用回数,及び利用頻度に基づいて、中央装置1が検索を行う処理について説明する。再生端末装置2がコンテンツ再生リスト51の検索要求を中央装置1へ行い、中央装置1からコンテンツ再生リスト51を取得する手順は、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。図13は、実施の形態2に係る中央装置1が再生端末装置2からの検索要求を受けて検索し、コンテンツ再生リスト51を送信する処理手順を示すフローチャートである。
【0094】
CPU11は、再生端末装置2から検索要求を受けた場合は(S701:YES)、再生端末装置2とコンテンツ再生リスト51又は端末保有情報等の送受信をするための通信を確立し(ステップS702)、再生端末装置2へ端末保有情報を送信するよう要求する(ステップS703)。再生端末装置2から該端末保有情報を受信したか否か判断し(ステップS704)、端末保有情報を受信しない場合は(S704:NO)、受信するまで待機する。CPU11は、端末保有情報を再生端末装置2から受信した場合は(S704:YES)、検索処理を行う(ステップS705)。
【0095】
CPU11は、検索処理を終了すると検索結果を送信し(ステップS706)、再生端末装置2からコンテンツ再生リスト51の送信要求を受けたか否か判断し(ステップS707)、送信要求を受けない場合は(S707:NO)、送信要求を受けるまで待機する。コンテンツ再生リスト51の送信要求を受けた場合は(S707:YES)、該コンテンツ再生リスト51を送信し(ステップS708)、該コンテンツ再生リスト51の取得回数Kを読み出して1を加算し、記憶する(ステップS709)。再生端末装置2とのデータ交換をするための通信を開放し(ステップS710)、処理を終了する。尚、検索処理の結果が該当するコンテンツ再生リスト51がないという内容であった場合は、検索結果を送信した後、再生端末装置2との通信を開放して処理を終了する。
【0096】
図14及び図15は、実施の形態2に係る中央装置1が検索処理を行う処理手順を示すフローチャートである。上記ステップS704で端末保有情報を受信したCPU11は、該端末保有情報から再生端末装置2が記憶しているコンテンツデータ42を一覧にした保有コンテンツリスト及びコンテンツ再生リスト52を読み出す(ステップS801)。次に、記憶部13から中央装置1で記憶しているコンテンツ再生リスト51を読み出し(ステップS802)、コンテンツ再生リスト51に含まれるコンテンツデータ41,41,…のうち、保有コンテンツリストに含まれるコンテンツデータ42,42,…の何れかと一致するコンテンツデータ41が、コンテンツ再生リスト51の50%以上を占めるか否かを判断する(ステップS803)。コンテンツ再生リスト51を、コンテンツデータ42と一致するものが50%以上占める場合は(S803:YES)、該コンテンツ再生リスト51を一時記憶領域14に保存し(ステップS804)、50%未満である場合は(S803:NO)、保存せずに次に進む。
【0097】
次に、CPU11は、全コンテンツ再生リスト51を読み出したか否か判断する(ステップS805)。全コンテンツ再生リスト51を読み出していない場合は(S805:NO)、CPU11は、処理をステップS802へ戻し、次のコンテンツ再生リスト51について処理を行う。全コンテンツ再生リスト51を読み出した場合は(S805:YES)、CPU11は、一時記憶領域14にコンテンツ再生リスト51が保存されているか否か判断し(ステップS806)、保存されていない場合は(S806:NO)、該当するコンテンツ再生リスト51がないため、検索処理を終了する。
【0098】
一時記憶領域14にコンテンツ再生リスト51が保存されている場合は(S806:YES)、端末保有情報に含まれていたコンテンツ再生リスト52とコンテンツ再生データ41が重複する割合が少ない10%以下であるものに、コンテンツ再生リスト51を絞り込む(ステップS807)。CPU11は、絞り込まれたコンテンツ再生リスト51に対応付けられている端末特定情報を抽出し(ステップS808)、該端末特定情報の利用頻度を夫々読み出す(ステップS809)。CPU11は、ステップS807で絞り込まれたコンテンツ再生リスト51をステップS809で読み出した利用頻度の高い順にソートし(ステップS810)、利用頻度が同じコンテンツ再生リスト51については、コンテンツ再生リスト51毎に記憶されている使用回数及び取得回数を読み出し(ステップS811)、読み出した使用回数又は取得回数の多い順にソートし(ステップS812)、処理を終了する。
【0099】
以上の処理により、利用者は、所持しているコンテンツデータ42が含まれるコンテンツ再生リスト51であって、しかも利用者が所持しているコンテンツ再生リスト52とは異なるコンテンツ再生リスト51であって、更に他の利用者から人気の高いものを得ることができ、利用者は検索結果に高い満足度を得ることができ、利用者がコンテンツ再生リスト51を取得することによって新しいコンテンツデータ41を購入することを促進できることとなる。
【0100】
実施の形態2では、端末特定情報を抽出した後、利用頻度の高い順にソートしてから、利用頻度の同じコンテンツ再生リストについて、コンテンツ再生リストの使用回数又は取得回数の多い順で再度ソートする構成としているが、何れの順でもよい。また、例えば利用頻度の高い順でソートした結果を検索結果としてもよいし、利用頻度の高い順でソートせずにコンテンツ再生リストの使用回数の多い順のみでソートするだけの構成とするのでもよい。また、コンテンツ再生リストの取得回数の多い順のみでソートするだけの構成とするのでもよい。
【0101】
以上の実施の形態2では、再生端末装置2から送信したのは使用回数であったが、これは使用回数を取得した日からの期間で割った再生頻度を情報として送信するのでもよいし、いずれも送信するのでもよい。
【0102】
(実施の形態3)
実施の形態3では、端末保有情報に含まれる保有コンテンツリストに基づいて端末特定情報を抽出してから処理をする。また、中央装置1では更に端末特定情報に対応付けて再生端末装置で記憶しているコンテンツデータを一覧にした保有コンテンツリストを記憶して、検索に使用する例について説明する。
【0103】
実施の形態3に係るコンテンツ再生リスト検索システム100の構成は、上記の実施の形態1同様であるため説明を省き、以下同一の符号により中央装置1及び再生端末装置2の動作について説明する。実施の形態3では、中央装置1は、端末特定情報に対応付けて再生端末装置2で記憶しているコンテンツデータを一覧にした保有コンテンツリストを記憶する。図16は、実施の形態3に係る中央装置1で記憶する各種情報を示す模式図である。中央装置1のCPU11は、コンテンツ再生リスト52を送信してきた再生端末装置2の再生端末装置特定情報毎にコンテンツ再生リスト52(51)を記憶部13に記憶する。更に、再生端末装置2で記憶しているコンテンツデータを一覧にした保有コンテンツリストを、端末特定情報に対応付けて記憶する。コンテンツ再生リスト51が更に別の再生端末装置2から取得された取得回数,及び再生端末装置2で使用された総使用回数を記憶する。また、端末特定情報に対応付けられたコンテンツ再生リスト51が使用された総使用回数の平均値を利用頻度として記憶する。以下、説明を明瞭とするため中央装置1で記憶している保有コンテンツリストを保有コンテンツリストA、再生端末装置2から送信される端末保有情報に含まれる保有コンテンツリストを保有コンテンツリストBで示す。
【0104】
図17は、実施の形態3に係る再生端末装置2がコンテンツ再生リスト52を中央装置1へ送信する処理手順を示すフローチャートである。CPU21は、利用者が操作部25を介してコンテンツ再生リスト52の送信開始操作がされたか否かを判断する(ステップS91)。送信開始操作がされない場合は(S91:NO)、送信開始操作がされるまで待機する。
【0105】
送信開始操作がされた場合は(S91:YES)、CPU21は、中央装置1へ送信開始を通知し(ステップS92)、中央装置1とコンテンツ再生リスト52及び保有コンテンツリスト等の送受信をするための通信が確立されたか否か判断し(ステップS93)、通信が確立されない場合は(S93:NO)、通信が確立されるまで待機する。通信が確立された場合は(S93:YES)、CPU21は、記憶部23で記憶しているコンテンツデータを一覧にした保有コンテンツリストBを中央装置1へ送信し(ステップS94)、送信開始操作に係るコンテンツ再生リスト52を中央装置1へ送信し(ステップS95)、処理を終了する。
【0106】
図18は、実施の形態3に係る中央装置1が再生端末装置2からコンテンツ再生リスト52を受信して記憶する処理手順を示すフローチャートである。CPU11は、再生端末装置2から送信開始通知を受けたか否か判断する(ステップS101)。送信開始通知を受けない場合は(S101:NO)、送信開始通知を受けるまで待機する。
【0107】
CPU11は、再生端末装置2から送信開始通知を受けた場合は(S101:YES)、再生端末装置2とコンテンツ再生リスト52及び保有コンテンツリストB等の送受信をするための通信を確立し(ステップS102)、送信開始通知を通知してきた再生端末装置2が既に中央装置1で記憶されている端末特定情報に係る再生端末装置2であるか否か判断する(ステップS103)。既に記憶されている再生端末装置2でない場合は(S103:NO)、該再生端末装置2についての端末特定情報を記憶し(ステップS104)、既に記憶されている再生端末装置2である場合は(S103:YES)、保有コンテンツリストBを受信したか否か判断する(ステップS105)。保有コンテンツリストBを受信しない場合は(S105:NO)、受信するまで待機する。保有コンテンツリストBを受信した場合は(S105:YES)、該保有コンテンツリストBを記憶する(ステップS106)。既に記憶されている再生端末装置2である場合は(S103:YES)、以前記憶した保有コンテンツリストAを受信した保有コンテンツリストBに更新して記憶する。
【0108】
CPU11は、コンテンツ再生リスト52を受信したか否か判断し(ステップS107)、受信しない場合は(S107:NO)、受信するまで待機する。CPU11は、コンテンツ再生リスト52を受信した場合は(S107:YES)、既に記憶しているコンテンツ再生リスト51と同一か否か判断する(ステップS108)。記憶しているコンテンツ再生リスト51でない場合は(S108:NO)、受信したコンテンツ再生リスト52を記憶し(ステップS109)、再生端末装置2との通信を開放し(ステップS110)、処理を終了する。記憶しているコンテンツ再生リスト51である場合は(S108:YES)、記憶せずに再生端末装置2との通信を開放し(S110)、処理を終了する。
【0109】
次に、実施の形態3において、上記のように端末特定情報に対応付けて記憶された保有コンテンツリストAに基づいて、中央装置1が検索を行う処理について説明する。再生端末装置2がコンテンツ再生リスト51の検索要求を中央装置1へ行い、中央装置1からコンテンツ再生リスト51を取得する手順は、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。中央装置1が再生端末装置2からの検索要求を受けて検索する処理も、検索処理以外は実施の形態1と同様であるため説明を省略する。以下、実施の形態3における、中央装置1での検索処理について説明する。
【0110】
図19及び図20は、実施の形態3に係る中央装置1が検索処理を行う処理手順を示すフローチャートである。端末保有情報を受信したCPU11は、該端末保有情報から再生端末装置2が記憶しているコンテンツデータ42を一覧にした保有コンテンツリストB及びコンテンツ再生リスト52を読み出す(ステップS1101)。次に、記憶部13から中央装置1で記憶している端末特定情報を読み出し(ステップS1102)、該端末特定情報に対応付けて記憶されている保有コンテンツリストAを読み出して、保有コンテンツリストAに含まれるコンテンツデータ41,41,…のうち、受信した保有コンテンツリストBに含まれるコンテンツデータ42,42,…と一致するコンテンツデータ41が、保有コンテンツリストAの30%以上を占めるか否かを判断する(ステップS1103)。保有コンテンツリストAを、コンテンツデータ42と一致するものが30%以上占める場合は(S1103:YES)、該保有コンテンツリストAが対応付けられている端末特定情報を一時記憶領域14に保存し(ステップS1104)、30%未満である場合は(S1103:NO)、保存せずに次に進む。
【0111】
CPU11は、中央装置1で記憶している端末特定情報を全て読み出したか否か判断する(ステップS1105)。全端末特定情報を読み出していない場合は(S1105:NO)、CPU11は、処理をステップS1102へ戻し、次の端末特定情報について処理を行う。全端末特定情報を読み出した場合は(S1105:YES)、CPU11は、一時記憶領域14に端末特定情報が保存されているか否か判断し(ステップS1106)、保存されていない場合は(S1106:NO)、該当するコンテンツ再生リスト51がないため、検索処理を終了する。
【0112】
一時記憶領域14に端末特定情報が保存されている場合は(S1106:YES)、夫々の端末特定情報に対応付けられているコンテンツ再生リスト51を抽出する(ステップS1107)。抽出したコンテンツ再生リスト51を一つずつ読み出し(ステップS1108)、該コンテンツ再生リスト51に含まれるコンテンツデータ41のうち、受信した端末保有情報に含まれていた保有コンテンツリストBに含まれるコンテンツデータ42と一致するコンテンツデータ41が、コンテンツ再生リスト51に10以上あるか否かを判断する(ステップS1109)。コンテンツ再生リスト51に、コンテンツデータ42と一致するものが10以上ある場合は(S1109:YES)、該コンテンツ再生リスト51を一時記憶領域14に保存し(ステップS1110)、10未満である場合は(S1109:NO)、保存せずに次に進む。
【0113】
CPU11は、ステップS1107で抽出したコンテンツ再生リスト51を全て読み出したか否か判断する(ステップS1111)。全て読み出していない場合は(S1111:NO)、CPU11は、処理をステップS1108へ戻し、次のコンテンツ再生リスト51について処理を行う。全て読み出した場合は(S1111:YES)、一時記憶領域14に保存されているコンテンツ再生リスト51を検索結果として検索処理を終了する。
【0114】
以上の処理により、先に端末特定情報を抽出し、更に、抽出された再生端末装置2で記憶しているものと同一のコンテンツ再生リスト51を抽出する。中央装置1に記憶しているコンテンツ再生リスト51の総数に比べて、記憶している端末特定情報の総数は少ないことが考えられることから、中央装置1の検索処理速度が速くなる。これにより、利用者の好みに合うコンテンツ再生リストを検索し、且つ、検索処理の間に待機させられることでシステム利用者にかかるストレスを軽減することができる。検索結果に満足した利用者が新しいコンテンツ再生リスト51を取得することで、該コンテンツ再生リスト51に含まれる新しいコンテンツデータ41を購入することを促進できることとなる。
【0115】
実施の形態3では、抽出したユーザが所持しているコンテンツ再生リストから、ユーザが所持しているコンテンツデータを含むものを抽出するのみで検索結果とする構成としているが、実施の形態2のように中央装置1で、端末特定情報に対応付けた利用頻度又はコンテンツ再生リストに対応付けた使用回数及び取得回数を記憶し、利用頻度、使用回数及び取得回数全て又は何れか一つ若しくは二つで、抽出したコンテンツ再生リストを更にソート又は絞込みをするのでもよい。
【0116】
(実施の形態4)
実施の形態4に係るコンテンツ再生リスト検索システム100の構成は、上記の実施の形態1と同様であるため説明を省き、以下同一の符号により中央装置1及び再生端末装置2の動作について説明する。実施の形態4では、再生端末装置2では、検索の際に再生端末装置2で記憶しているコンテンツデータ42を一覧にした保有コンテンツリストB及び記憶しているコンテンツ再生リスト52を端末保有情報として送信することは、実施の形態1乃至3と同様である。再生端末装置2でコンテンツ再生リスト52の使用回数が記憶され、所定の間隔で中央装置1へ送信されることは実施の形態2と同様である。また、中央装置1で端末特定情報を記憶し、端末特定情報に対応付けて利用頻度及びコンテンツ再生リスト51が記憶され、該コンテンツ再生リスト51に対応付けて使用回数及び取得回数を記憶することは実施の形態2と同様である。さらに、端末特定情報に対応付けてコンテンツデータ42を一覧にした保有コンテンツリストAを記憶することは、実施の形態3と同様である。そこで、同様の部分は説明を省き、実施の形態4では、検索処理の手順が前記の実施の形態と異なるので、該異なる検索処理について以下説明する。
【0117】
図21及び図22は、実施の形態4に係る中央装置1が検索処理を行う処理手順を示すフローチャートである。端末保有情報を受信したCPU11は、該端末保有情報から再生端末装置2が記憶しているコンテンツデータ42を一覧にした保有コンテンツリストB及びコンテンツ再生リスト52を読み出す(ステップS1201)。次に、記憶部13から中央装置1で記憶している端末特定情報を読み出し(ステップS1202)、該端末特定情報に対応付けて記憶されている保有コンテンツリストAに含まれるコンテンツデータ41,41,…のうち、受信した保有コンテンツリストBに含まれるコンテンツデータ42,42,…と一致するコンテンツデータ41が、保有コンテンツリストAの30%以上を占めるか否かを判断する(ステップS1203)。保有コンテンツリストAを、コンテンツデータ42と一致するものが30%以上占める場合は(S1203:YES)、該保有コンテンツリストAが対応付けられている端末特定情報を一時記憶領域14に保存し(ステップS1204)、30%未満である場合は(S1203:NO)、保存せずに次に進む。
【0118】
CPU11は、中央装置1で記憶している端末特定情報を全て読み出したか否か判断する(ステップS1205)。全端末特定情報を読み出していない場合は(S1205:NO)、CPU11は、処理をステップS1202へ戻し、次の端末特定情報について処理を行う。全端末特定情報を読み出した場合は(S1205:YES)、CPU11は、一時記憶領域14に端末特定情報が保存されているか否か判断し(ステップS1206)、保存されていない場合は(S1206:NO)、該当するコンテンツ再生リスト51がないため、検索処理を終了する。
【0119】
一時記憶領域14に端末特定情報が保存されている場合は(S1206:YES)、夫々の端末特定情報に対応付けられているコンテンツ再生リスト51を抽出する(ステップS1207)。該コンテンツ再生リスト51に対応付けられている端末特定情報に更に対応付けて記憶している利用頻度を読み出し(ステップS1208)、該利用頻度の高い順にソートする(ステップS1209)。次に、CPU11は、利用頻度の同じコンテンツ再生リスト51については、コンテンツ再生リスト毎に対応付けて記憶部13に記憶されている使用回数及び取得回数を読み出し(ステップS1210)、該コンテンツ再生リスト51の使用回数又は取得回数の多い順でソートし(ステップS1211)、処理を終了する。
【0120】
実施の形態4では、端末特定情報を抽出した後、利用頻度の高い順にソートしてから、利用頻度の同じコンテンツ再生リスト51について、コンテンツ再生リスト51の使用回数又は取得回数の多い順で再度ソートする構成としているが、何れの順でもよい。また、利用頻度の高い順でソートした結果をそのまま検索結果とする構成でもよい。利用頻度の高い順でソートせずにコンテンツ再生リスト51の使用回数の多い順のみでソートするだけの構成でもよい。また、コンテンツ再生リスト51の取得回数の多い順のみでソートするだけの構成とするのでもよい。
【0121】
実施の形態1乃至3では、抽出されたコンテンツ再生リスト51に、保有コンテンツリストBに一覧にされたコンテンツデータ42が含まれているか否かを判断する処理を必ず行った。しかし、再生端末装置で記憶しているコンテンツデータ42が含まれていなくても、利用者が気にいるコンテンツデータ41が含まれるコンテンツ再生リスト51はあり、むしろそのようなコンテンツ再生リスト51が結果として出力されてこそ、利用者の検索結果に対する満足度は高いといえる。実施の形態4では、保有コンテンツリストAに一覧にされたコンテンツデータ42が、コンテンツ再生リスト41に含まれているか否かは判断しないため、再生端末装置2で記憶しているコンテンツデータ42を含まないコンテンツ再生リスト51も検索される。
【0122】
以上により、実施の形態4では、記憶されているコンテンツデータ41が共通する再生端末装置2が抽出され、該共通するコンテンツデータ41を記憶する再生端末装置2から中央装置1へ送信されたコンテンツ再生リスト51からコンテンツ再生リスト51を検索する。その上で、検索されたコンテンツ再生リスト51に対応付けて記憶された、使用回数又は取得回数の多さで、更に検索結果に優先順位をつけることにより、利用者が気に入る可能性の高い、次の購入の候補となるようなコンテンツデータ41を含むコンテンツ再生リスト51も含めて検索され、利用者は更に満足度の高い検索結果を得ることができる。利用者がそれまで保有していなかったコンテンツデータ41のみであるコンテンツ再生リスト51を気に入った場合、該コンテンツ再生リスト51に含まれる新しいコンテンツデータを購入することとなり、更にコンテンツデータ41の購入の促進が可能となる。
【0123】
以上、実施の形態1乃至4では、中央装置1をサーバ型PC、再生端末装置2をPCである例を用いて説明した。中央装置1はサーバ型PCに限らず、再生端末装置2と通信し、コンテンツデータ、コンテンツ再生リスト等を記憶して動作するものであれば専用の装置であってもよい。再生端末装置2もPCとは限らず、中央装置1と通信し、音楽,映像等コンテンツデータを音声,映像として再生するための手段を有していれば、PDA、携帯電話機,携帯型音楽・映像プレーヤ等であってもよい。また、検索して取得したコンテンツ再生リストを使用して音声,映像として再生するのは、携帯電話機又は携帯型音楽・映像プレーヤ等であり、再生端末装置2で検索結果により取得したコンテンツデータ及びコンテンツ再生リストをさらに携帯電話機又は携帯型音楽・映像プレーヤ等に転送する構成であってもよい。
【0124】
また、以上の実施の形態1乃至4では、コンテンツ再生リスト検索システム100は中央装置1に対し、複数の再生端末装置2,2,…で構成されるものとして説明したが、これに限らず、中央装置1が複数あり、再生端末装置2,2,…が何れの中央装置1とも接続され、コンテンツ再生リスト等の送受信を行う構成とするのでもよい。
【図面の簡単な説明】
【0125】
【図1】本発明に係るコンテンツ再生リスト検索システムを模式的に示す構成図である。
【図2】実施の形態1に係る中央装置及び再生端末装置の構成を示すブロック図である。
【図3】コンテンツ再生リストの内容例を示す例示図である。
【図4】実施の形態1に係る再生端末装置がコンテンツ再生リストの検索要求を中央装置へ行い、中央装置からコンテンツ再生リストを受信する処理手順を示すフローチャートである。
【図5】実施の形態1に係る中央装置が、再生端末装置からの検索要求を受けて検索し、コンテンツ再生リストを送信する処理手順を示すフローチャートである。
【図6】実施の形態1に係る中央装置が検索処理を行う処理手順を示すフローチャートである。
【図7】実施の形態2に係る中央装置で記憶する各種情報を示す模式図である。
【図8】実施の形態2に係る再生端末装置がコンテンツ再生リストを中央装置へ送信する処理手順を示すフローチャートである。
【図9】実施の形態2に係る中央装置が再生端末装置からコンテンツ再生リストを受信して記憶する処理手順を示すフローチャートである。
【図10】実施の形態2に係る再生端末装置で記憶しているコンテンツ再生リストの内容例を示す例示図である。
【図11】実施の形態2に係る再生端末装置がコンテンツ再生リストの使用回数を送信する処理手順を示すフローチャートである。
【図12】実施の形態2に係る中央装置が再生端末装置からコンテンツ再生リストの使用回数増加分を受信して使用回数を更新する処理手順を示すフローチャートである。
【図13】実施の形態2に係る中央装置が再生端末装置からの検索要求を受けて検索し、コンテンツ再生リストを送信する処理手順を示すフローチャートである。
【図14】実施の形態2に係る中央装置が検索処理を行う処理手順を示すフローチャートである。
【図15】実施の形態2に係る中央装置が検索処理を行う処理手順を示すフローチャートである。
【図16】実施の形態3に係る中央装置で記憶する各種情報を示す模式図である。
【図17】実施の形態3に係る再生端末装置がコンテンツ再生リストを中央装置へ送信する処理手順を示すフローチャートである。
【図18】実施の形態3に係る中央装置が再生端末装置からコンテンツ再生リストを受信して記憶する処理手順を示すフローチャートである。
【図19】実施の形態3に係る中央装置が検索処理を行う処理手順を示すフローチャートである。
【図20】実施の形態3に係る中央装置が検索処理を行う処理手順を示すフローチャートである。
【図21】実施の形態4に係る中央装置が検索処理を行う処理手順を示すフローチャートである。
【図22】実施の形態4に係る中央装置が検索処理を行う処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0126】
100 コンテンツ再生リスト検索システム
1 中央装置
11,21 CPU
15,29 通信部
2 再生端末装置
3 パケット交換網
4,41,42 コンテンツデータ
5,51,52 コンテンツ再生リスト

【特許請求の範囲】
【請求項1】
再生可能なコンテンツデータ及びコンテンツデータを選び出してリストにしたコンテンツ再生リストを記憶し、コンテンツ再生リストを使用してコンテンツデータを再生する再生端末装置と、該再生端末装置による取得が可能なコンテンツ再生リストを記憶する中央装置とを備え、該中央装置は前記再生端末装置からの検索要求を受けて、記憶しているコンテンツ再生リストを検索するコンテンツ再生リスト検索システムにおいて、
前記再生端末装置は、
記憶しているコンテンツデータを一覧にした保有コンテンツリスト及び記憶しているコンテンツ再生リストを含む端末保有情報を前記中央装置へ送信する手段を備え、
前記中央装置は、
前記端末保有情報を受信する手段と、
記憶しているコンテンツ再生リストを、受信した端末保有情報に基づいて検索する検索手段と、
検索したコンテンツ再生リストを送信する手段と
を備えることを特徴とするコンテンツ再生リスト検索システム。
【請求項2】
前記検索手段は、
記憶しているコンテンツ再生リストの中から、
受信した前記端末保有情報に含まれる前記保有コンテンツリストに一覧にされたコンテンツデータが、所定の数以上、又は所定の割合以上含まれているコンテンツ再生リストを抽出する手段
を備えることを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ再生リスト検索システム。
【請求項3】
前記中央装置は、
前記再生端末装置を特定する端末特定情報を記憶する手段と、
前記端末特定情報に対応付けて、受信した端末保有情報に含まれるコンテンツ再生リスト及び前記保有コンテンツリストを記憶する手段とを備え、
前記検索手段は、
記憶している保有コンテンツリストの中から、
受信した前記端末保有情報に含まれる前記保有コンテンツリストに一覧にされたコンテンツデータが、所定の数以上、又は所定の割合以上含まれている保有コンテンツリストを抽出する手段と、
抽出された保有コンテンツリストが対応付けられている前記端末特定情報を抽出する手段とを備え、
抽出された端末特定情報に対応付けられているコンテンツ再生リストを検索結果とするようにしてあること
を特徴とする請求項1に記載のコンテンツ再生リスト検索システム。
【請求項4】
前記検索手段は、更に、
受信した前記端末保有情報に含まれる前記保有コンテンツリストに一覧にされたコンテンツデータが、所定の数以上、又は所定の割合以上含まれているコンテンツ再生リストを抽出する手段
を備えることを特徴とする請求項3に記載のコンテンツ再生リスト検索システム。
【請求項5】
前記検索手段は、更に、
検索されたコンテンツ再生リストと受信した前記端末保有情報に含まれるコンテンツ再生リストとで、重複するコンテンツデータの数が少ない順又は重複する割合が低い順に優先順位を付与するようにしてあること
を特徴とする請求項2又は4に記載のコンテンツ再生リスト検索システム。
【請求項6】
前記再生端末装置は、
記憶しているコンテンツ再生リストの使用回数を記憶する手段と、
前記使用回数を前記中央装置へ送信する手段とを備え、
前記中央装置は、
コンテンツ再生リストに対応付けて、受信した前記使用回数を記憶する手段を備え、
前記検索手段は、更に、
検索されたコンテンツ再生リストに前記使用回数の多い順に優先順位を付与するようにしてあること
を特徴とする請求項1乃至5の何れかひとつに記載のコンテンツ再生リスト検索システム。
【請求項7】
前記中央装置は、
記憶しているコンテンツ再生リストが前記再生端末装置に取得された取得回数を、コンテンツ再生リストに対応付けて記憶する手段を備え、
前記検索手段は、更に、
検索されたコンテンツ再生リストに前記取得回数の多い順に優先順位を付与するようにしてあること
を特徴とする請求項1乃至6の何れかひとつに記載のコンテンツ再生リスト検索システム。
【請求項8】
前記再生端末装置は、
記憶しているコンテンツ再生リストの使用回数を記憶する手段と、
記憶した使用回数を前記中央装置へ送信する手段と、
前記中央装置は、
前記再生端末装置を特定する端末特定情報を記憶する手段と、
前記端末特定情報に対応付けて、受信した前記端末保有情報に含まれるコンテンツ再生リストを記憶する手段と、
受信した前記使用回数をコンテンツ再生リストに対応付けて記憶する手段と、
記憶しているコンテンツ再生リストが再生端末装置に取得された取得回数をコンテンツ再生リストに対応付けて記憶する手段と、
前記端末特定情報に対応付けられている複数のコンテンツ再生リスト夫々に更に対応付けられている前記使用回数及び/又は前記取得回数に基づいて、前記端末特定情報に係るコンテンツ再生リストが使用及び/又は取得される利用頻度を算出する手段と、
算出した利用頻度を前記端末特定情報に対応付けて記憶する手段とを備え、
前記検索手段は、更に、
検索されたコンテンツ再生リストに前記利用頻度の高い順で優先順位を付与するようにしてあること
を特徴とする請求項1又は2、又は5の何れかひとつに記載のコンテンツ再生リスト検索システム。
【請求項9】
前記再生端末装置は、
記憶しているコンテンツ再生リストの使用回数を記憶する手段と、
記憶した使用回数を前記中央装置へ送信する手段と、
前記中央装置は、
受信した前記使用回数をコンテンツ再生リストに対応付けて記憶する手段と、
記憶しているコンテンツ再生リストが再生端末装置に取得された取得回数をコンテンツ再生リストに対応付けて記憶する手段と、
前記端末特定情報に対応付けられている複数のコンテンツ再生リスト夫々に更に対応付けられている前記使用回数及び/又は前記取得回数に基づいて、前記端末特定情報に係るコンテンツ再生リストが使用及び/又は取得される利用頻度を算出する手段と、
算出した利用頻度を前記端末特定情報に対応付けて記憶する手段とを備え、
前記検索手段は、更に、
検索されたコンテンツ再生リストに前記利用頻度の高い順で優先順位を付与するようにしてあること
を特徴とする請求項3乃至5の何れかひとつに記載のコンテンツ再生リスト検索システム。
【請求項10】
再生可能なコンテンツデータを選び出してリストにしたコンテンツ再生リストを記憶する手段と、コンテンツ再生リストを送信する手段とを備え、外部装置からの検索要求を受けてコンテンツ再生リストを検索するコンテンツ再生リスト検索装置において、
外部装置が保有するコンテンツデータを一覧にした保有コンテンツリスト及び前記外部装置が保有するコンテンツ再生リストを含む保有情報を受信する手段と、
記憶しているコンテンツ再生リストを、受信した保有情報に基づいて検索する検索手段と、
検索したコンテンツ再生リストを送信する手段と
を備えることを特徴とするコンテンツ再生リスト検索装置。
【請求項11】
前記検索手段は、
記憶しているコンテンツ再生リストの中から、
受信した前記保有情報に含まれる前記保有コンテンツリストに一覧にされたコンテンツデータが、所定の数以上、又は所定の割合以上含まれているコンテンツ再生リストを抽出する手段
を備えることを特徴とする請求項10に記載のコンテンツ再生リスト検索装置。
【請求項12】
前記保有情報の送信元を特定する送信元特定情報を記憶する手段と、
前記送信元特定情報に対応付けて、受信した前記保有情報に含まれる前記コンテンツ再生リスト及び前記保有コンテンツリストを記憶する手段とを備え、
前記検索手段は、
記憶している保有コンテンツリストの中から、
受信した前記保有情報に含まれるコンテンツデータが、所定の数以上又は所定の割合以上含まれている保有コンテンツリストを抽出する手段と、
抽出された前記保有コンテンツリストが対応付けられている送信元特定情報を抽出する手段とを備え、
抽出された送信元特定情報に対応付けられているコンテンツ再生リストを検索結果とするようにしてあること
を特徴とする請求項10に記載のコンテンツ再生リスト検索装置。
【請求項13】
前記検索手段は、更に、
受信した前記保有情報に含まれる前記保有コンテンツリストに一覧にされたコンテンツデータが、所定の数以上、又は所定の割合以上含まれているコンテンツ再生リストを抽出する手段
を備えることを特徴とする請求項12に記載のコンテンツ再生リスト検索装置。
【請求項14】
前記検索手段は、更に、
検索されたコンテンツ再生リストと受信した前記保有情報に含まれるコンテンツ再生リストとで、重複するコンテンツデータの数が少ない順又は重複する割合が低い順に優先順位を付与するようにしてあること
を特徴とする請求項11又は13に記載のコンテンツ再生リスト検索装置。
【請求項15】
記憶しているコンテンツ再生リストに対応付けて、該コンテンツ再生リストの送信回数を記憶する手段を更に備え、
前記検索手段は、更に、
前記送信回数の多い順に優先順位をつけること
を特徴とする請求10乃至14の何れかひとつに記載のコンテンツ再生リスト検索装置。
【請求項16】
再生可能なコンテンツデータ及びコンテンツデータを選び出してリストにしたコンテンツ再生リストを記憶し、コンテンツ再生リストを使用してコンテンツデータを再生する再生端末装置と、該再生端末装置によって取得が可能なコンテンツ再生リストを記憶する中央装置とを備え、該中央装置は前記再生端末装置からの検索要求を受けて、記憶しているコンテンツ再生リストを検索するコンテンツ再生リスト検索方法において、
前記再生端末装置は、
記憶しているコンテンツデータを一覧にした保有コンテンツリスト及び記憶しているコンテンツ再生リストを含む端末保有情報を前記中央装置へ送信し、
前記中央装置は、
前記端末保有情報を受信し、
記憶しているコンテンツ再生リストを、受信した端末保有情報に基づいて検索し、
検索したコンテンツ再生リストを送信すること
を特徴とするコンテンツ再生リスト検索方法。
【請求項17】
前記中央装置は、
前記再生端末装置を特定する端末特定情報を記憶し、
受信した前記端末保有情報に含まれるコンテンツ再生リスト及び前記保有コンテンツリストを、前記再生端末装置を特定する端末特定情報に対応付けて記憶し、
前記端末保有情報に基づく検索は、
記憶している保有コンテンツリストの中から、
受信した前記端末保有情報に含まれる前記保有コンテンツリストに一覧にされたコンテンツデータが、所定の数以上、又は所定の割合以上含まれている保有コンテンツリストを抽出し、
抽出された保有コンテンツリストが対応付けられている前記端末特定情報を抽出し、
抽出した端末特定情報に対応付けられているコンテンツ再生リストを検索結果とすること
を特徴とする請求項16に記載のコンテンツ再生リスト検索方法。
【請求項18】
前記端末保有情報に基づく検索は、
受信した前記端末保有情報に含まれる前記保有コンテンツリストに一覧にされたコンテンツデータが、所定の数以上、又は所定の割合以上含まれているコンテンツ再生リストを抽出すること
を特徴とする請求項16又は17に記載のコンテンツ再生リスト検索方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【公開番号】特開2007−265362(P2007−265362A)
【公開日】平成19年10月11日(2007.10.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−93341(P2006−93341)
【出願日】平成18年3月30日(2006.3.30)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】