説明

コンテンツ再生装置およびコンテンツ再生方法

【課題】コンテンツ記憶装置から楽曲データおよび映像データを取得してこれらを続けて再生する場合に、続いて再生する映像(楽曲)データの音声を頭部分から出力することができる「コンテンツ再生装置およびコンテンツ再生方法」を提供する。
【解決手段】ユーザからの入力を受け付ける入力受付部100と、コンテンツを外部出力すべき旨をコンテンツ記憶装置20に要求する外部出力要求部150と、コンテンツを再生する再生部とを備え、外部出力要求部150は、入力受付部100が受け付けた入力に基づき、楽曲データと映像データとを続けて再生部で再生するときは、当該楽曲データおよび当該映像データをアナログ外部出力すべき旨をコンテンツ記憶装置20に要求することにより、楽曲(映像)データに続く映像(楽曲)データの再生時に、デジタル(アナログ)情報の再生からアナログ(デジタル)情報の再生への処理切替が不要となるようにしている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテンツ再生装置およびコンテンツ再生方法に関し、特に、コンテンツを内部に記憶するコンテンツ記憶装置からコンテンツを取得して再生するコンテンツ再生装置およびコンテンツ再生方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
現在、楽曲データおよび映像データなどのコンテンツを内部に記憶し、内部に記憶しているコンテンツを再生する携帯型のコンテンツ記憶装置が知られている。携帯型のコンテンツ記憶装置のなかには、複数人による同時視聴に適した別体であるコンテンツ再生装置にコンテンツを外部出力するものも存在する(例えば、iPod(登録商標))。
【0003】
従来、コンテンツ再生装置は、携帯型のコンテンツ記憶装置から入力するコンテンツが楽曲データである場合も映像データである場合も、DA変換後のアナログ情報を携帯型のコンテンツ記憶装置から入力していたが、最近、携帯型のコンテンツ記憶装置から入力するコンテンツが楽曲データである場合に、DA変換前のデジタル情報も携帯型のコンテンツ記憶装置から入力するようになった。すなわち、コンテンツ再生装置は、携帯型のコンテンツ記憶装置から、楽曲データをデジタル情報により取得する一方、映像データをアナログ情報により取得するようになった。
【0004】
なお、外部出力に関するものでなく再生に関する装置であるが、再生中に、記録媒体に記録された情報がアナログ情報からデジタル情報、もしくは、デジタル情報からアナログ情報に切り替わる際に、再生モードを自動的に切り換える再生装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平10-255392号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、コンテンツ再生装置は、楽曲データに続いて映像データを再生する場合、映像データの再生を開始し、再生によって読み出したステータスに基づいて、直前に再生したコンテンツの種類(デジタル情報(楽曲データ))と今回再生するコンテンツの種類(アナログ情報(映像データ))とが異なると判断する。コンテンツの種類が異なると判断した場合、コンテンツ再生装置は、デジタル情報の再生からアナログ情報の再生へと処理の切り替えを行う。そして、その切り替えの完了後に、途中部分(切り替え完了後に出力されるべき部分)から、映像データの音声の出力を開始する。従って、楽曲データに続いて映像データを再生する場合、映像データの頭部分(再生開始から処理の切り替え完了迄に出力されるべき部分)の音声が出力されないという問題が生じる。
【0006】
同様に、コンテンツ再生装置は、映像データに続いて楽曲データを再生する場合、楽曲データの再生を開始し、再生によって読み出したステータスに基づいて、直前に再生したコンテンツの種類(アナログ情報(映像データ))と今回再生するコンテンツの種類(デジタル情報(楽曲データ))とが異なると判断する。コンテンツの種類が異なると判断した場合、コンテンツ再生装置は、アナログ情報の再生からデジタル情報の再生へと処理の切り替えを行う。そして、その切り替えの完了後に、途中部分から、楽曲データの音声の出力を開始する。従って、映像データに続いて楽曲データを再生する場合、楽曲データの頭部分の音声が出力されないという問題が生じる。
【0007】
本発明は、このような問題を解決するために成されたものである。すなわち、コンテンツ再生装置にて、楽曲データに続いて映像データを再生する場合であっても、映像データに続いて楽曲データを再生する場合であっても、続いて再生されるべき映像データまたは楽曲データの音声を頭部分から出力できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記した課題を解決するために、本発明では、ユーザからの入力を受け付ける入力受付部と、コンテンツを外部出力すべき旨をコンテンツ記憶装置に対し要求する外部出力要求部と、楽曲データおよび映像データを再生する再生部とを設けている。そして、外部出力要求部は、入力受付部によって受け付けたユーザからの入力に基づいて、楽曲データと映像データとを続けて再生部にて再生するときは、当該楽曲データおよび当該映像データをアナログ外部出力すべき旨をコンテンツ記憶装置に要求するようにしている。
【発明の効果】
【0009】
上記のように構成した本発明によれば、コンテンツ再生装置にて、楽曲データに続いて映像データを再生する場合、デジタル情報の再生からアナログ情報の再生へと処理を切り替える必要がなくなる。コンテンツ再生装置は、楽曲データに続いて映像データを再生する場合、映像データに加えて楽曲データもアナログ情報により取得するため、楽曲データおよび映像データの何れもアナログ情報の再生をすればよいからである。また、コンテンツ再生装置にて、映像データに続いて楽曲データを再生する場合も、同様に、アナログ情報の再生からデジタル情報の再生へと処理を切り替える必要がなくなる。コンテンツ再生装置は、映像データに続いて楽曲データを再生する場合、映像データに加えて楽曲データもアナログ情報により取得するため、楽曲データおよび映像データの何れもアナログ情報の再生をすればよいからである。従って、コンテンツ再生装置にて、楽曲データに続いて映像データを再生する場合であっても、映像データに続いて楽曲データを再生する場合であっても、続いて再生されるべき映像データまたは楽曲データの音声を頭部分から出力できるようになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態であるコンテンツ再生装置10およびこれに接続するコンテンツ記憶装置20の外観を示す図である。図1に示すコンテンツ記憶装置20は、デジタル形式のコンテンツである楽曲データおよび映像データを内部に記憶し、内部に記憶している楽曲データおよび映像データを再生する。
【0011】
コンテンツ記憶装置20は、ユーザの入力操作を受け付けるボタン202、楽曲データおよび映像データに関する情報などをユーザに表示するモニタ204、楽曲データおよび映像データの音声を出力するヘッドホン端子206を有する。また、コンテンツ記憶装置20は、コンテンツ再生装置10とケーブル5を介して接続する。コンテンツ記憶装置20は、内部に記憶している楽曲データおよび映像データをコンテンツ再生装置10にケーブル5を介して外部出力する。なお、ケーブル5の一例は、USB(Universal Serial Bus)、IEEE1394などの規格によるものである。また、コンテンツ記憶装置20は、有線でなく無線によってコンテンツ再生装置10と接続してもよい。
【0012】
コンテンツ再生装置10は、コンテンツ記憶装置20とケーブル5を介して接続する。コンテンツ記憶装置20は、コンテンツ記憶装置20からケーブル5を介して外部出力される楽曲データおよび映像データを取得し、取得した楽曲データおよび映像データを再生する。コンテンツ再生装置10は、ユーザの入力操作を受け付けるボタン102、楽曲データおよび映像データに関する情報などをユーザに表示するモニタ104、楽曲データおよび映像データの音声を出力するスピーカ106を有する。
【0013】
図2は、図1に示すコンテンツ再生装置10およびコンテンツ記憶装置20の構成例を示す図である。図3は、図1に示すコンテンツ再生装置10のモニタ104の表示例を示す図である。コンテンツ再生装置10は、図2に示すように、図1に示したボタン102、モニタ104およびスピーカ106に加え、入力受付部110、表示制御部120、音声制御部130、外部出力要求部150、デジタル−アナログ変換部160および入出力部170を備える。なお、モニタ104、スピーカ106、表示制御部120および音声制御部130は、本発明の再生部に相当する。
【0014】
また、コンテンツ記憶装置20は、図1に示したボタン202、モニタ204およびヘッドホン端子206に加え、コンテンツ記憶部200、入力受付部210、表示制御部220、音声制御部230、読出部240、デジタル−アナログ変換部260および入出力部270を備える。
【0015】
コンテンツ記憶装置20のコンテンツ記憶部200は、楽曲データおよび映像データを記憶する。また、コンテンツ記憶部200は、ビデオプレイリストおよびミュージックプレイリストを記憶する。ビデオプレイリストとは、1以上の映像データのみ、または、1以上の映像データと1以上の楽曲データとを指し示すプレイリストである。ミュージックプレイリストとは、1以上の楽曲データのみを指し示すプレイリストである。なお、コンテンツ記憶装置20の入力受付部210など他の機能ブロックについては後述する。
【0016】
コンテンツ再生装置10の表示制御部120は、コンテンツ記憶装置20のコンテンツ記憶部200に記憶されたプレイリストの一覧を入出力部170から取得する。表示制御部120は、入出力部170から取得したプレイリストの一覧をモニタ104に表示する。例えば、表示制御部120は、図3に示すように、プレイリストの一覧情報をモニタ104に表示する。
【0017】
なお、図3に示す例において、「VPL1」はビデオプレイリスト(タイトル)、「MPL1」はミュージックプレイリスト(タイトル)を示す。また、ビデオプレイリスト「VPL1」は、楽曲データ「M1」、映像データ「V1」および楽曲データ「M2」を指し示す(再生の順番は、楽曲データ「M1」、映像データ「V1」、楽曲データ「M2」の順である)。ミュージックプレイリスト「MPL1」は、楽曲データ「M3」、楽曲データ「M4」、および、楽曲データ「M5」を指し示す(再生の順番は、楽曲データ「M3」、楽曲データ「M4」、楽曲データ「M5」の順である)。
【0018】
また、表示制御部120は、アナログ変換後の映像データの映像部分を入出力部170から取得する。表示制御部120は、入出力部170から取得したアナログ変換後の映像データの映像部分をモニタ104に出力する。
【0019】
コンテンツ再生装置10の音声制御部130は、アナログ変換後の楽曲データをデジタル−アナログ変換部160または入出力部170から取得する。音声制御部130は、デジタル−アナログ変換部160または入出力部170から取得したアナログ変換後の楽曲データをスピーカ106に出力する。また、音声制御部130は、アナログ変換後の映像データの音声部分を入出力部170から取得する。音声制御部130は、入出力部170から取得したアナログ変換後の映像データの音声部分をスピーカ106に出力する。
【0020】
入力受付部110は、ボタン102、および、モニタ104に出力された仮想ボタン(モニタ104上に表示された入力インタフェース機能を有するオブジェクト)を介してユーザからの入力を受け付ける。具体的には、入力受付部110は、プレイリストの一覧を表示すべき旨の入力を受け付ける。この場合に、入力受付部110は、プレイリストを一覧表示すべき旨の要求(以下、「プレイリスト一覧表示要求」という)を外部出力要求部150に通知する。
【0021】
また、入力受付部110は、ミュージックプレイリストを選択する仮想ボタンを介して、楽曲データのみを再生すべき旨の入力を受け付ける。この場合に、入力受付部110は、当該ミュージックプレイリストに含まれる楽曲データを続けて再生すべき旨の要求(以下、「楽曲データ再生要求」という)を外部出力要求部150に通知する。例えば、入力受付部110は、図3に示すミュージックプレイリスト「MPL1」を選択する仮想ボタン401を介して、楽曲データ「M3」を再生すべき旨の入力を受け付けた場合は、当該楽曲データ「M3」に続けて楽曲データ「M4」「M5」を再生すべき楽曲データ再生要求を外部出力要求部150に通知する。
【0022】
また、入力受付部110は、映像データのみが含まれるビデオプレイリストを選択する仮想ボタンを介して、映像データのみを再生すべき旨の入力を受け付ける。この場合に、入力受付部110は、当該ビデオプレイリストに含まれる映像データを続けて再生すべき旨の要求(以下、「映像データ再生要求」という)を外部出力要求部150に通知する。
【0023】
また、入力受付部110は、楽曲データおよび映像データが含まれるビデオプレイリストを選択する仮想ボタンを介して、楽曲データおよび映像デーを再生すべき旨の入力を受け付ける。この場合に、入力受付部110は、当該ビデオプレイリストに含まれる楽曲データおよび映像データを続けて再生すべき旨の要求(以下、「楽曲映像データ再生要求」という)を外部出力要求部150に通知する。
【0024】
例えば、入力受付部110は、図3に示すビデオプレイリスト「VPL1」を選択する仮想ボタン400を介して、楽曲データ「M1」を再生すべき旨の入力を受け付けた場合は、当該楽曲データ「M1」に続けて映像データ「V1」、楽曲データ「M2」を再生すべき楽曲映像データ再生要求を外部出力要求部150に通知する。
【0025】
外部出力要求部150は、プレイリスト一覧表示要求を入力受付部110から取得する。この場合に、外部出力要求部150は、プレイリストの一覧を外部出力すべき旨の要求(以下、「プレイリスト一覧外部出力要求」という)を入出力部170に通知する。
【0026】
また、外部出力要求部150は、楽曲データ再生要求を入力受付部110から取得する。この場合に、外部出力要求部150は、当該楽曲データ再生要求により示される楽曲データをデジタル外部出力すべき旨の要求(以下、「楽曲データデジタル外部出力要求」という)を入出力部170に通知する。
【0027】
また、外部出力要求部150は、映像データ再生要求を入力受付部110から取得する。この場合に、外部出力要求部150は、当該映像データ再生要求により示される映像データをアナログ外部出力すべき旨の要求(以下、「映像データアナログ外部出力要求」という)を入出力部170に通知する。
【0028】
また、外部出力要求部150は、楽曲映像データ再生要求を入力受付部110から取得する。この場合に、外部出力要求部150は、当該楽曲映像データ再生要求により示される楽曲データおよび映像データをアナログ外部出力すべき旨の要求(以下、「楽曲映像データアナログ外部出力要求」という)を入出力部170に通知する。
【0029】
コンテンツ再生装置10の入出力部170は、プレイリスト一覧外部出力要求を外部出力要求部150から取得する。この場合に、入出力部170は、プレイリスト一覧外部出力要求をコンテンツ記憶装置20の入出力部270に通知する。楽曲データデジタル外部出力要求、映像データアナログ外部出力要求、および、楽曲映像データアナログ外部出力要求を取得した場合も同様である。
【0030】
また、入出力部170は、プレイリスト一覧外部出力要求を通知したコンテンツ記憶装置20の入出力部270から、コンテンツ記憶装置20のコンテンツ記憶部200に記憶されたプレイリストの一覧を取得する。この場合に、入出力部170は、プレイリストの一覧を表示制御部120に供給する。
【0031】
また、入出力部170は、楽曲データデジタル外部出力要求を通知したコンテンツ記憶装置20の入出力部270から、指定したミュージックプレイリストに含まれるアナログ変換前の1以上の楽曲データを取得する。この場合に、入出力部170は、取得したアナログ変換前の楽曲データを一時記憶する。入出力部170は、一時記憶したアナログ変換前の楽曲データをひとつずつデジタル−アナログ変換部160に供給する。
【0032】
また、入出力部170は、映像データアナログ外部出力要求を通知したコンテンツ記憶装置20の入出力部270から、指定したビデオプレイリストに含まれるアナログ変換後の1以上の映像データを取得する。この場合に、入出力部170は、取得したアナログ変換後の映像データを一時記憶する。入出力部170は、一時記憶したアナログ変換後の映像データについてひとつずつ、映像部分を表示制御部120に供給するとともに音声部分を音声制御部130に供給する。
【0033】
また、入出力部170は、楽曲映像データアナログ外部出力要求を通知したコンテンツ記憶装置20の入出力部270から、指定したビデオプレイリストに含まれるアナログ変換後の1以上の楽曲データおよびアナログ変換後の1以上の映像データを取得する。この場合に、入出力部170は、取得したアナログ変換後の楽曲データおよびアナログ変換後の映像データを一時記憶する。入出力部170は、一時記憶したアナログ変換後の楽曲データおよびアナログ変換後の映像データについてひとつずつ、アナログ変換後の楽曲データについては音声制御部130に供給し、アナログ変換後の映像データについては映像部分を表示制御部120に供給するとともに音声部分を音声制御部130に供給する。
【0034】
デジタル−アナログ変換部160は、アナログ変換前の楽曲データを入出力部170から取得する。この場合に、デジタル−アナログ変換部160は、当該楽曲データをデジタル形式からアナログ形式に変換して、アナログ変換後の楽曲データを音声制御部130に供給する。
【0035】
コンテンツ記憶装置20の入力受付部210は、ボタン202、および、モニタ204に出力された仮想ボタンを介してユーザからの入力を受け付ける。具体的には、入力受付部210は、コンテンツ再生装置10の入力受付部110と同様、プレイリストの一覧を表示すべき旨の入力、楽曲データのみを再生すべき旨の入力、映像データのみを再生すべき旨の入力、または、楽曲データおよび映像データを再生すべき旨の入力を受け付ける。
【0036】
なお、入力受付部210は、プレイリストの一覧を表示すべき旨の入力を受け付けた場合は、プレイリスト一覧表示要求を読出部240に通知する。そして、入力受付部210は、プレイリスト一覧表示要求を通知した読出部240から、プレイリストの一覧を取得して表示制御部220に供給する。また、入力受付部210は、楽曲データのみを再生すべき旨の入力を受け付けた場合は、楽曲データ再生要求を読出部240に通知する。また、入力受付部210は、映像データのみを再生すべき旨の入力を受け付けた場合は、映像データ再生要求を読出部240に通知する。また、入力受付部210は、楽曲データおよび映像データを再生すべき旨の入力を受け付けた場合は、楽曲映像データ再生要求を読出部240に通知する。
【0037】
コンテンツ記憶装置20の入出力部270は、プレイリスト一覧外部出力要求をコンテンツ再生装置10の入出力部170から取得する。この場合に、入出力部270は、当該プレイリスト一覧外部出力要求を読出部240に通知する。楽曲データデジタル外部出力要求、映像データアナログ外部出力要求、および、楽曲映像データアナログ外部出力要求を取得した場合も同様である。
【0038】
また、入出力部270は、プレイリスト一覧外部出力要求を通知した読出部240から、コンテンツ記憶部200に記憶されたプレイリストの一覧を取得する。この場合に、入出力部270は、プレイリストの一覧をコンテンツ再生装置10の入出力部170に供給する。
【0039】
また、入出力部270は、楽曲データデジタル外部出力要求を通知した読出部240から、コンテンツ記憶部200に記憶されたアナログ変換前の楽曲データを取得する。この場合に、入出力部270は、アナログ変換前の楽曲データをコンテンツ再生装置10の入出力部170に供給する(デジタル外部出力する)。
【0040】
また、入出力部270は、映像データアナログ外部出力要求を読出部240に通知した後に、デジタル−アナログ変換部260から、アナログ変換後の映像データを取得する。この場合に、入出力部270は、アナログ変換後の楽曲データをコンテンツ再生装置10の入出力部170に供給する(アナログ外部出力する)。
【0041】
また、入出力部270は、楽曲映像データアナログ外部出力要求を読出部240に通知した後に、デジタル−アナログ変換部260から、アナログ変換後の楽曲データおよびアナログ変換後の映像データを取得する。この場合に、入出力部270は、アナログ変換後の楽曲データおよびアナログ変換後の映像データをコンテンツ再生装置10の入出力部170に供給する(アナログ外部出力する)。
【0042】
読出部240は、プレイリスト一覧外部出力要求を入出力部270から取得する。この場合に、読出部240は、コンテンツ記憶部200に記憶されたプレイリストを参照し、プレイリストの一覧を生成し、入出力部270に供給する。
【0043】
また、読出部240は、楽曲データデジタル外部出力要求を入出力部270から取得する。この場合に、読出部240は、コンテンツ記憶部200に記憶された楽曲データを読み出して、入出力部270に供給する。
【0044】
また、読出部240は、映像データアナログ外部出力要求を入出力部270から取得する。この場合に、読出部240は、コンテンツ記憶部200に記憶された映像データを読み出して、再生装置の指定としてコンテンツ再生装置10を識別する情報とともに、読み出した映像データをデジタル−アナログ変換部260に供給する。
【0045】
また、読出部240は、楽曲映像データアナログ外部出力要求を入出力部270から取得する。この場合に、読出部240は、コンテンツ記憶部200に記憶された楽曲データおよび映像データを読み出して、再生装置の指定としてコンテンツ再生装置10を識別する情報とともに、読み出した楽曲データおよび映像データをデジタル−アナログ変換部260に供給する。
【0046】
また、読出部240は、プレイリスト一覧表示要求を入力受付部210から取得する。この場合に、読出部240は、コンテンツ記憶部200に記憶されたプレイリストを参照し、プレイリストの一覧を生成し、入力受付部210に供給する。
【0047】
また、読出部240は、楽曲データ再生要求、映像データ再生要求および楽曲映像データ再生要求を入力受付部210から取得する。楽曲データ再生要求を取得した場合、読出部240は、コンテンツ記憶部200に記憶された楽曲データを読み出して、再生装置の指定として当該装置(コンテンツ記憶装置20)を識別する情報とともに、読み出した楽曲データをデジタル−アナログ変換部260に供給する。映像データ再生要求または楽曲映像データ再生要求を入力受付部210から取得した場合も同様である。
【0048】
デジタル−アナログ変換部260は、コンテンツ再生装置10を識別する情報とともにアナログ変換前の楽曲データを読出部240から取得する。この場合に、デジタル−アナログ変換部260は、取得した楽曲データをデジタル形式からアナログ形式に変換して、アナログ変換後の楽曲データを入出力部270に供給する。
【0049】
また、デジタル−アナログ変換部260は、コンテンツ再生装置10を識別する情報とともにアナログ変換前の映像データを読出部240から取得する。この場合に、デジタル−アナログ変換部260は、取得した映像データをデジタル形式からアナログ形式に変換して、アナログ変換後の映像データを入出力部270に供給する。
【0050】
また、デジタル−アナログ変換部260は、コンテンツ再生装置10を識別する情報とともにアナログ変換前の楽曲データおよびアナログ変換前の映像データを読出部240から取得する。この場合に、デジタル−アナログ変換部260は、取得した楽曲データおよび映像データをデジタル形式からアナログ形式に変換して、アナログ変換後の楽曲データおよび映像データを入出力部270に供給する。
【0051】
また、デジタル−アナログ変換部260は、コンテンツ記憶装置20を識別する情報とともにアナログ変換前の楽曲データを読出部240から取得する。この場合に、デジタル−アナログ変換部260は、取得した楽曲データをデジタル形式からアナログ形式に変換して、アナログ変換後の楽曲データを音声制御部230に供給する。
【0052】
また、デジタル−アナログ変換部260は、コンテンツ記憶装置20を識別する情報とともにアナログ変換前の映像データを読出部240から取得する。この場合に、デジタル−アナログ変換部260は、取得した映像データをデジタル形式からアナログ形式に変換して、アナログ変換後の映像データの映像部分を表示制御部220に供給するとともに音声部分を音声制御部230に供給する。
【0053】
また、デジタル−アナログ変換部260は、コンテンツ記憶装置20を識別する情報とともにアナログ変換前の楽曲データおよびアナログ変換前の映像データを読出部240から取得する。この場合に、デジタル−アナログ変換部260は、取得した楽曲データおよび映像データをデジタル形式からアナログ形式に変換して、アナログ変換後の楽曲データについては音声制御部230に供給し、アナログ変換後の映像データについては映像部分を表示制御部220に供給するとともに音声部分を音声制御部230に供給する。
【0054】
コンテンツ記憶装置20の表示制御部220は、コンテンツ記憶部200に記憶されたプレイリストの一覧を入力受付部210から取得してモニタ204に表示する。また、表示制御部220は、アナログ変換後の映像データの映像部分をデジタル−アナログ変換部260から取得してモニタ204に出力する。
【0055】
コンテンツ記憶装置20の音声制御部230は、アナログ変換後の楽曲データをデジタル−アナログ変換部260から取得してヘッドホン端子206に出力する。また、音声制御部230は、アナログ変換後の映像データの音声部分をデジタル−アナログ変換部260から取得してヘッドホン端子206に出力する。なお、音声制御部230は、ヘッドホンが接続されている場合に限り、これらをヘッドホン端子206に出力してもよい。
【0056】
以下、コンテンツ再生装置10およびコンテンツ記憶装置20の動作について説明する。図4は、図1に示すコンテンツ再生装置10およびコンテンツ記憶装置20の動作例を示すフローチャートである。図4に示すフローチャートは、コンテンツ再生装置10の入力受付部110がユーザからの入力を受け付けることにより開始する。なお、図4に示すフローチャートの右側はコンテンツ再生装置10の動作、左側はコンテンツ記憶装置20の動作を示す。
【0057】
図4において、コンテンツ再生装置10の入力受付部110は、コンテンツを再生すべき旨の入力を受け付けたか否かを判断する(ステップS100)。入力受付部110は、楽曲データのみを再生すべき旨の入力、映像データのみを再生すべき旨の入力、または、楽曲データおよび映像データを再生すべき旨の入力を受け付けた場合に、コンテンツを再生すべき旨の入力を受け付けたと判断する。コンテンツを再生すべき旨の入力を受け付けていないと入力受付部110にて判断した場合(ステップS100:No)、本フローチャートは終了する。
【0058】
一方、コンテンツを再生すべき旨の入力を受け付けたと入力受付部110にて判断した場合(ステップS100:Yes)、入力受付部110は、映像データを含む1以上のコンテンツを再生すべき旨の入力を受け付けたか否かを判断する(ステップS110)。入力受付部110は、映像データのみを再生すべき旨の入力、または、楽曲データおよび映像データを再生すべき旨の入力を受け付けた場合に、映像データを含む1以上のコンテンツを再生すべき旨の入力を受け付けたと判断する。
【0059】
映像データを含む1以上のコンテンツを再生すべき旨の入力を受け付けていないと入力受付部110にて判断した場合(ステップS110:No)、つまり、楽曲データのみを再生すべき旨の入力を受け付けたと入力受付部110にて判断した場合、入力受付部110は、楽曲データ再生要求を外部出力要求部150に通知する。外部出力要求部150から楽曲データ再生要求を取得した外部出力要求部150は、楽曲データデジタル外部出力要求を入出力部170に通知する。この通知を受けた入出力部170は、当該楽曲データデジタル外部出力要求をコンテンツ記憶装置20の入出力部270に通知する(ステップS120)。
【0060】
一方、映像データを含む1以上のコンテンツを再生すべき旨の入力を受け付けと入力受付部110にて判断した場合(ステップS110:Yes)、入力受付部110は、映像データ再生要求または楽曲映像データ再生要求を外部出力要求部150に通知する。具体的には、映像データのみを再生すべき旨の入力を受け付けと入力受付部110にて判断した場合、入力受付部110は、映像データ再生要求を外部出力要求部150に通知する。また、楽曲データおよび映像データを再生すべき旨の入力を受け付けたと入力受付部110にて判断した場合、入力受付部110は、楽曲映像データ再生要求を外部出力要求部150に通知する。
【0061】
外部出力要求部150から映像データ再生要求を取得した外部出力要求部150は、映像データアナログ外部出力要求を入出力部170に通知する。この通知を受けた入出力部170は、当該映像データアナログ外部出力要求をコンテンツ記憶装置20の入出力部270に通知する(ステップS122)。同様に、外部出力要求部150から楽曲映像データ再生要求を取得した外部出力要求部150は、楽曲映像データアナログ外部出力要求を入出力部170に通知する。この通知を受けた入出力部170は、当該楽曲映像データアナログ外部出力要求をコンテンツ記憶装置20の入出力部270に通知する(ステップS122)。
【0062】
コンテンツ記憶装置20の入出力部270は、コンテンツ再生装置10の入出力部170からコンテンツの外部出力要求を受け付けたか否かを判断する(ステップS200)。入出力部270は、楽曲データデジタル外部出力要求、映像データアナログ外部出力要求、または、楽曲映像データアナログ外部出力要求を取得した場合に、コンテンツの外部出力要求を受け付けたと判断する。コンテンツ再生装置10の入出力部170からコンテンツの外部出力要求を受け付けていないと入出力部270にて判断した場合(ステップS200:No)、本フローチャートは終了する。
【0063】
一方、コンテンツ再生装置10の入出力部170からコンテンツの外部出力要求を受け付けたと入出力部270にて判断した場合(ステップS200:Yes)、入出力部270は、コンテンツのデジタル外部出力要求を受け付けたか否かを判断する(ステップS220)。入出力部270は、楽曲データデジタル外部出力要求を取得した場合に、コンテンツのデジタル外部出力要求を受け付けたと判断する。
【0064】
コンテンツのデジタル外部出力要求を受け付けたと入出力部270にて判断した場合(ステップS220:Yes)、入出力部270は、当該デジタル外部出力要求を読出部240に通知する。入出力部270からデジタル外部出力要求を取得した読出部240は、コンテンツ記憶部200に記憶された楽曲データを読み出して、入出力部270に供給する。そして、入出力部270は、読出部240から取得したアナログ変換前の楽曲データをコンテンツ再生装置10の入出力部170にデジタル外部出力する(ステップS230)。
【0065】
一方、コンテンツのデジタル外部出力要求を受け付けていないと入出力部270にて判断した場合(ステップS220:No)、つまり、映像データアナログ外部出力要求、または、楽曲映像データアナログ外部出力要求を取得したと入出力部270にて判断した場合、入出力部270は、当該映像データアナログ外部出力要求、または、当該楽曲映像データアナログ外部出力要求を読出部240に通知する。
【0066】
入出力部270から映像データアナログ外部出力要求を取得した読出部240は、コンテンツ記憶部200に記憶された映像データ(アナログ変換前の楽曲データ)を読み出して、再生装置の指定としてコンテンツ再生装置10を識別する情報とともに、読み出した映像データをデジタル−アナログ変換部260に供給する。この場合に、デジタル−アナログ変換部260は、当該映像データをデジタル形式からアナログ形式に変換して、アナログ変換後の映像データを入出力部270に供給する。そして、入出力部270は、デジタル−アナログ変換部260から取得したアナログ変換後の映像データをコンテンツ再生装置10の入出力部170にアナログ外部出力する(ステップS232)。
【0067】
同様に、入出力部270から楽曲映像データアナログ外部出力要求を取得した読出部240は、コンテンツ記憶部200に記憶された楽曲データ(アナログ変換前の楽曲データ)、および、映像データ(アナログ変換前の楽曲データ)を読み出して、再生装置の指定としてコンテンツ再生装置10を識別する情報とともに、読み出した楽曲データおよび映像データをデジタル−アナログ変換部260に供給する。この場合に、デジタル−アナログ変換部260は、当該楽曲データおよび当該映像データをデジタル形式からアナログ形式に変換して、アナログ変換後の楽曲データおよび映像データを入出力部270に供給する。そして、入出力部270は、デジタル−アナログ変換部260から取得したアナログ変換後の楽曲データおよび映像データをコンテンツ再生装置10の入出力部170にアナログ外部出力する(ステップS232)。
【0068】
ステップS230に続いて、コンテンツ再生装置10の入出力部170は、アナログ変換前の楽曲データをコンテンツ記憶装置20の入出力部270からデジタル外部入力する(ステップS130)。入出力部170は、入出力部270から取得したアナログ変換前の楽曲データを一時記憶し、ひとつずつデジタル−アナログ変換部160に供給する。デジタル−アナログ変換部160は、入出力部170から取得した当該楽曲データをデジタル形式からアナログ形式に変換して、アナログ変換後の楽曲データを音声制御部130に供給する(ステップS140)。
【0069】
そして、音声制御部130は、デジタル−アナログ変換部160から取得したアナログ変換後の楽曲データをスピーカ106に出力して再生する(ステップS150)。音声制御部130は、楽曲データの再生を終了するか否かを判断する(ステップS160)。音声制御部130は、入出力部170に一時記憶している楽曲データを全てスピーカ106に出力した場合に、楽曲データの再生を終了すると判断する。楽曲データの再生を終了しないと音声制御部130にて判断した場合(ステップS160:No)、ステップS140に戻る。一方、楽曲データの再生を終了すると音声制御部130にて判断した場合(ステップS160:Yes)、本フローチャートは終了する。
【0070】
ステップS232に続いて、コンテンツ再生装置10の入出力部170は、アナログ変換後の楽曲データまたは映像データをコンテンツ記憶装置20の入出力部270からアナログ外部入力する(ステップS132)。入出力部170は、入出力部270から取得したアナログ変換後の楽曲データまたは映像データを一時記憶する。入出力部170は、一時記憶したアナログ変換後の楽曲データおよびアナログ変換後の映像データについてひとつずつ、アナログ変換後の楽曲データについては音声制御部130に供給し、アナログ変換後の映像データについては映像部分を表示制御部120に供給するとともに音声部分を音声制御部130に供給する。
【0071】
そして、音声制御部130は、入出力部170から取得したアナログ変換後の楽曲データまたはアナログ変換後の映像データの音声部分をスピーカ106に出力して再生する(ステップS152)。また、表示制御部120は、入出力部170から取得したアナログ変換後の映像データの映像部分をモニタ104に出力して再生する(ステップS152)。
【0072】
音声制御部130は、楽曲データまたは映像データの再生を終了するか否かを判断する(ステップS162)。音声制御部130は、入出力部170に一時記憶している楽曲データおよび映像データを全て出力した場合に、楽曲データおよび映像データの再生を終了すると判断する。楽曲データおよび映像データの再生を終了しないと音声制御部130にて判断した場合(ステップS162:No)、ステップS152に戻る。一方、楽曲データの再生を終了すると音声制御部130にて判断した場合(ステップS162:Yes)、本フローチャートは終了する。
【0073】
以上、本実施形態のコンテンツ再生装置10によれば、当該コンテンツ再生装置10にて楽曲データに続いて映像データを再生する場合、楽曲データも映像データもコンテンツ記憶装置20からアナログ外部入力する。従って、デジタル外部入力した楽曲データに続いてアナログ外部入力した映像データを再生する場合に生じるデジタル情報の再生からアナログ情報の再生への切り替え処理(直前に再生していた楽曲データを供給していたデジタル−アナログ変換部160に、続いて再生すべき映像データをまずは供給した後に、改めて供給しないように切り替える処理)がなくなる。楽曲データも映像データもアナログ外部入力したため、共にデジタル−アナログ変換部160を使用しないからである。
【0074】
同様に、コンテンツ再生装置10にて映像データに続いて楽曲データを再生する場合、映像データも楽曲データもコンテンツ記憶装置20からアナログ外部入力する。従って、アナログ外部入力した映像データに続いてデジタル外部入力した楽曲データを再生する場合に生じるアナログ情報の再生からデジタル情報の再生への切り替え処理(直前に再生していた映像データを供給していなかったデジタル−アナログ変換部160に、続いて再生すべき映像データもまずは供給しなかった後に(表示制御部120および音声制御部130に直接供給した後に)、改めて供給するように切り替える処理)がなくなる。映像データも楽曲データもアナログ外部入力したため、共にデジタル−アナログ変換部160を使用しないからである。従って、コンテンツ再生装置にて、楽曲データに続いて映像データを再生する場合であっても、映像データに続いて楽曲データを再生する場合であっても、続いて再生されるべき映像データまたは楽曲データの音声を頭部分から出力できるようになる。
【0075】
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【0076】
【図1】本発明の実施形態であるコンテンツ再生装置およびこれに接続するコンテンツ記憶装置の外観を示す図である。
【図2】図1に示すコンテンツ再生装置およびコンテンツ記憶装置の構成例を示す図である。
【図3】図1に示すコンテンツ再生装置のモニタの表示例を示す図である。
【図4】図1に示すコンテンツ再生装置およびコンテンツ記憶装置の動作例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0077】
10 コンテンツ再生装置
20 コンテンツ記憶装置
102 ボタン
104 モニタ
106 スピーカ
110 入力受付部
120 表示制御部
130 音声制御部
150 外部出力要求部
160 デジタルーアナログ変換部
170 入出力部
200 コンテンツ記憶部
240 読出部
260 デジタル−アナログ変換部
270 入出力部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
デジタル形式のコンテンツである楽曲データおよび映像データを内部に記憶したコンテンツ記憶装置から、デジタル外部出力またはアナログ外部出力される上記楽曲データおよびアナログ外部出力される上記映像データを取得して再生するコンテンツ再生装置であって、
ユーザからの入力を受け付ける入力受付部と、
上記入力受付部によって受け付けたユーザからの入力に基づいて、上記楽曲データと上記映像データとを続けて再生するときに、上記楽曲データおよび上記映像データをアナログ外部出力すべき旨を上記コンテンツ記憶装置に要求する外部出力要求部と、
上記外部出力要求部からの要求に応じて上記コンテンツ記憶装置からアナログ外部出力された上記楽曲データおよび上記映像データを再生する再生部とを備えたことを特徴とするコンテンツ再生装置。
【請求項2】
上記コンテンツ記憶装置は、上記楽曲データと上記映像データとから構成される複数のコンテンツを指し示すプレイリストを内部に記憶し、
上記入力受付部は、上記プレイリストに従って上記楽曲データおよび上記映像データを続けて再生するべき旨の入力を受け付け、
上記外部出力要求部は、上記入力受付部によって上記プレイリストに従って上記楽曲データおよび上記映像データを続けて再生するべき旨の入力を受け付けたときは、上記楽曲データおよび上記映像データをアナログ外部出力すべき旨を上記コンテンツ記憶装置に要求することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ再生装置。
【請求項3】
上記楽曲データをデジタル形式からアナログ形式に変換するデジタル−アナログ変換部を更に備え、
上記外部出力要求部は、上記入力受付部によって受け付けたユーザからの入力に基づいて、上記楽曲データのみを再生するときは、上記楽曲データをデジタル外部出力すべき旨を上記コンテンツ記憶装置に要求し、
上記デジタル−アナログ変換部は、上記外部出力要求部からの要求に応じて上記コンテンツ記憶装置からデジタル外部出力された上記楽曲データをアナログ形式に変換し、
上記再生部は、上記デジタル−アナログ変換部によりアナログ形式に変換された上記楽曲データを再生することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ再生装置。
【請求項4】
上記コンテンツ記憶装置は、上記楽曲データのみから構成される1以上のコンテンツを指し示すプレイリストを内部に記憶し、
上記入力受付部は、上記プレイリストに従って上記楽曲データのみを再生するべき旨の入力を受け付け、
上記外部出力要求部は、上記入力受付部によって上記プレイリストに従って上記楽曲データのみを再生するべき旨の入力を受け付けたときは、上記楽曲データをデジタル外部出力すべき旨を上記コンテンツ記憶装置に要求することを特徴とする請求項3に記載のコンテンツ再生装置。
【請求項5】
デジタル形式のコンテンツである楽曲データおよび映像データを内部に記憶したコンテンツ記憶装置から、デジタル外部出力またはアナログ外部出力される上記楽曲データおよびアナログ外部出力される上記映像データを取得して再生するコンテンツ再生方法であって、
ユーザからの入力を受け付ける入力受付ステップと、
上記入力受付部によって受け付けたユーザからの入力に基づいて、上記楽曲データと上記映像データとを続けて再生するときに、上記楽曲データおよび上記映像データをアナログ外部出力すべき旨を上記コンテンツ記憶装置に要求する外部出力要求ステップと、
上記外部出力要求ステップからの要求に応じて上記コンテンツ記憶装置からアナログ外部出力された上記楽曲データおよび上記映像データを再生する再生ステップとを備えたことを特徴とするコンテンツ再生方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2009−252250(P2009−252250A)
【公開日】平成21年10月29日(2009.10.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−94579(P2008−94579)
【出願日】平成20年4月1日(2008.4.1)
【出願人】(000101732)アルパイン株式会社 (2,424)
【Fターム(参考)】