説明

コーナー補強材

【課題】キャノピーの支持されていない辺上の強度を改善する。
【解決手段】素早く組み立て可能なキャノピーシェルタの構造体のコーナー補強材は、シェルタの脚に接続される周部トラスアッセンブリの間に接続される。コーナー補強材は、周部トラスアッセンブリの外側トラスの第1リンク部材にマウントされるコーナー補強材マウントピンと、脚の一方側において、外側トラスの第1リンク部材の一端に回転可能に接続される支持トラスチューブ部材を備える。支持トラスチューブ部材の他端は、脚の他方側において外側トラスに対して着脱可能に接続される。支持トラスチューブ部材は、キャノピーシェルタのリンク部材のひとつにスナップ式に取り付け可能な支持トラスクリップを含んでもよい。構造体はまた、キャノピーを支持するために、キャノピー構造体支持アッセンブリを含んでもよい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、折りたたみ(folding/collapsible)構造に関し、特に、キャノピーシェルタ構造体(骨格)のコーナー補強材に関する。
【背景技術】
【0002】
容易に移動可能であり、非常事態に素早くセットアップ可能な仮設シェルターは、一時的ケア、仮設住宅の提供に有用である。このようなシェルタは、仮設的な指揮所や実地調査をはじめとする非緊急時の野外集会のためにも有用である。素早く組み立て、分解可能な公知のシェルタのひとつは、X型連結の構造体、伸縮可能な脚およびシェルタを覆うキャノピー(天蓋)を含む。シェルタの脚は、収納状態の約2倍に伸ばすことができ、X型トラスペアの構造体は、キャノピーを支持するために、複数の脚の間を水平方向に伸展可能となっている。構造体は軽量な材料で構成され、伸縮可能な脚を伸ばすことによってシェルタの構造体を持ち上げることができる。
【0003】
このような一時のシェルタの携帯性および多用途性を高めるためには、シェルタは軽量であり、容易に移動するためにコンパクトに折りたたまれた構造において小さいのみでなく、シェルタが展開され、人々がその下に集まった状態において、十分なヘッドルームが確保される程度に大きいことが重要である。構造が大きくなり、軽量化するにしたがい、強度、収容性能、組み立ておよび分解の容易性に寄与する補強機構の重要性がますます高まってきている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年のテント構造のひとつは、軽量な屋根構造を備える。屋根構造は、ヘッドコネクタ部材により中心においてたがいに連結された4本のルーフロッドを有し、2本のルーフロッドは中間ピボット接続部材を介して接続されている。ルーフロッドはベース構造体の上に支持され、このベース構造体は、4本の脚と、各脚の頂部固定コネクタおよび底部スライドコネクタに接続されたハサミ型のリンク部材を有している。各ルーフロッドの間の各中間ピボット接続部材は、ロッド部材の上方向への回転を、最上の上方向に弧を描いた位置(アーチ位置;arching position)に制限するが、この中間ピボット接続部材によって、テントを崩す際に、ルーフロッドを下方向に折りたたむことができるようになる。ルーフ構造体のコーナーに配置される補強用連結ロッドは、その一端が脚の下側スライドコネクタに接続され、その他端がルーフロッドにスライド可能に接続されており、シェルタを完全に展開した状態において、ルーフロッドが上方向のアーチ位置で安定化するのを補助する。しかしながら、コーナー接続ロッドのスライド式の接続は、ルーフロッドのある程度の長さにわたってスライドできる必要があるが、これはルーフロッドの摩耗の要因となり、最終的には構造体を組み立て、分解する際に連結ロッドのスライドと干渉することとなり、シェルタが完全に組み立てられた状態において、十分な補強強度あるいはルーフ構造体の垂直支持を提供できなくなる。
【0005】
持ち上げられたルーフ構造を有する軽量シェルタは、特に荒れた天候において集会を催す際に有用であり、十分なヘッドルームを提供し、降水やごみを遮断することができるが、持ち上げられたルーフ構造は、強風によってルーフ構造に与えられる下向きの力に対して特に脆弱である。持ち上げられたルーフ構造を有する軽量シェルタを提供するひとつのアプローチとして、ルーフ構造をフレキシブルに構成し、持ち上げられ上方向にアーチした状態と、下方向にアーチした状態の間で動くようにし、風による下向きの力が十分に強い場合に、自動的に強風に対する断面積(profile)が自動的に小さくなるようにする方法がある。しかしながら、脚に直接接続されておらず、脚に支持されていない周部トラス構造の中央付近にクリアスパンを有するような折りたたみ可能なシェルタでは依然として顕著な問題が残る。つまり、キャノピーの支持されていない辺上の強度を改善し、強風などの重負荷に起因して支持されていない辺が陥没するのを防止する必要がある。本発明は、これらの、あるいはその他の要求に鑑みてなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一般化して端的にいえば、本発明は、素早くセットアップ可能なキャノピーシェルタの構造体のコーナー補強材に関する。コーナー補強材は、周部トラスアッセンブリ(Perlimeter truss assembly)の部材、たとえば構造体の脚の間に接続されて、その周部トラス構造体の中央付近にクリアスパンを有するような、脚によって直接指示されないキャノピーシェルタに対して、改善された強度と安定性を提供する。
【0007】
素早くセットアップ可能なキャノピーシェルタの構造体に設けられるコーナー補強材アッセンブリが提供される。構造体は、脚と、上部と下部を有する脚と接続される周部トラスアッセンブリと、脚に対してスライド可能に接続されるスライド部材を有する。周部トラスアッセンブリは、脚に接続されるリンク部材のペアである第1外側トラスおよび第2外側トラスを有し、第1、第2外側トラスのリンク部材のペアはそれぞれ、互いに回動自在に接続された第1リンク部材と第2リンク部材を含んでおり、第1リンク部材の外側端は脚の前記上部と回動自在に接続され、第2リンク部材の外側端はスライド部材に対して回動自在に接続されている。コーナー補強材アッセンブリは、第2外側トラスの第1リンク部材にマウントされ、そこから伸びているコーナー補強材マウントピンと;キャノピーシェルタの構造体のためのコーナー補強材と;を備える。好ましい態様において、コーナー補強材マウントピンは、第2外側トラスからスペースを隔てた位置に広がった頭部を有する。
【0008】
コーナー補強材は、支持トラススイベルブラケットに対して回動自在に接続された支持トラスチューブ部材を含む。支持トラススイベルブラケットは、脚の一方側において、第1外側トラスの第1リンク部材の外側部分に回転可能に接続され、第1リンク部材に対して回転運動できるようになっている。支持トラスチューブ部材の第2端は、脚の他方側において第2外側トラスの第1リンク部材の外側部分に着脱可能に接続される支持トラス端接続部材を含む。第1、第2外側トラスを互いに着脱可能に接続するために、支持トラス端接続部材は、コーナー補強材マウントピンを着脱可能に受けるスロットを含む。好ましい態様において、リンク部材のペアである外側トラスの少なくともひとつは、リンク部材のペアである中央トラスに接続される。別の好ましい態様において、支持トラスチューブ部材は、キャノピーシェルタの構造体のリンク部材のひとつにスナップ式に取り付け可能な支持トラスクリップを含む。
【0009】
別の好ましい態様において、キャノピーシェルタの構造体は、頂部梁部材を含むキャノピー構造体支持アッセンブリをさらに備える。頂部梁部材は、内側端および脚に回動自在にマウントされる外側端を有し、シェルタを横切るように伸びる。典型的には、頂部梁部材は、オーバーセンタースペーサを介して互いに回動可能に接続される内側頂部梁チューブ部分および外側頂部梁チューブ部分を含んでもよい。好ましい態様において、オーバーセンタースペーサは、ロック用フランジを含み、内側頂部梁チューブ部分が、ロック用フランジに対して固定される展開ポジションまでオーバーセンタースペーサを中心として回転可能となっていてもよい。別の好ましい態様において、頂部梁部材の内側端は、中央頂部ハブアッセンブリに対して回動可能に接続されてもよい。
【0010】
別の好ましい態様において、キャノピーシェルタの構造体は、内側端と外側端を有する支持ストラット部材をさらに備えてもよい。外側端は頂部梁部材の下において脚に回動可能にマウントされ、支持ストラット部材はスライド部材に回動自在にマウントされてもよい。
【0011】
本発明に係る、これらのあるいはその他の形態は、以下の詳細な説明および図面によって明らかとなる。
【発明を実施するための形態】
【0012】
荒れた天候において集会を催す際に有用な、持ち上げられたルーフ構造を有する軽量シェルタが提供される。脚に直接接続されておらず、脚に支持されていない周部トラス構造の中央付近に広いスパンを有するような折りたたみ可能なシェルタにおいては、強風による重い負荷に起因する不安定さが顕著な問題となる。
【0013】
図面に示されるように、本発明によれば、素早くセットアップ可能なキャノピーシェルタの構造体(framework)22のためのコーナー補強材アッセンブリ20が提供される。図にはその一部のみが示されるが、本明細書の説明に組み入れられる米国特許5,490,533号明細書に記載されるようなキャノピーシェルタは、キャノピーシェルタの脚に接続されて、折りたたみ可能なシェルタを安定させ支えるための、周部トラス構造体(perimeter truss framework)および中央トラス構造体(central truss framework)を備える。図1から4を参照すると、コーナー補強材アッセンブリは、上部25および下部26を有する脚24に接続される周部構造体を備える。キャノピーシェルタの構造体は、好ましくは4本の脚を備えるが、3本、5本あるいはさらに多くの脚を備えてもよい。スライド部材28は、典型的には脚に対して、具体的には脚の上部において、スライド可能にマウントされる。構造体の複数の脚を互いに接続するリンク部材の展開可能な周部アッセンブリ(perimeter assembly)30は、典型的には、ピボットポイント36において回動自在に接続されているリンク部材のペア34の形状をなすX型の外側トラス32を含む。リンク部材のペアは、第1リンク部材38および第2リンク部材40を含む。第1リンク部材は、脚の上部に回動自在に接続される外側端42を有し、第2リンク部材はスライド部材に対して回動自在に接続される外側端44を有する。つまり米国特許5,490,533号明細書に記載のように、第1、第2リンク部材はハサミ構造で接続されており、脚のペアの間に水平方向に伸びた第1の折りたたまれた位置から、脚のペアの間に水平方向に伸びた第2の展開位置へと、展開することが可能となっている。
【0014】
図1から4に示されるように、キャノピーシェルタの構造体の少なくともひとつの辺46において、X型外側トラスは別のX型外側トラスに対して、それらの内側端48において接続されており、あるいは、隣接する脚と接続されている。また、構造体の中央において広いクリアスパンを有するキャノピーシェルタの構造体の別の辺50において、リンク部材の展開可能な周部アッセンブリは、ひとつまたは複数のX型の中央トラス52であって、脚に対して直接接続されず、外側トラスによってのみ支持される中央トラス52を備えてもよい。中央トラスは、同様にリンク部材のペア54によって形成されており、ピボットポイント56において回動可能に接続される第1リンク部材58と第2リンク部材60を含んでいる。中央トラスの第1リンク部材は、隣接する外側トラスの第2リンク部材の内側端と回動自在に接続される第1端62を有する。また中央トラスの第2リンク部材は、隣接する外側トラスの第1リンク部材の内側端と回動自在に接続される第1端64を有する。つまり米国特許5,490,533号明細書に記載のように、中央トラスはハサミ構造を有しており、脚のペアの間に水平方向に伸びた第1の折りたたまれた位置から、脚のペアの間に水平方向に伸びた第2の展開位置へと、展開することが可能となっている。中央トラスは、別の中央トラスに対して、それらの内側端66において接続されてもよいし、あるいは別の外側トラスに対して接続されてもよい。
【0015】
図1から4に示すように、その中央において広いクリアスパン69が形成される構造体の辺に対して、追加的なサポートおよび補強を提供するために、本発明に係るコーナー補強材アッセンブリは、第1端72および第2端74を有する支持トラスチューブ部材70を備える。図5から9を参照すると、支持トラスチューブ部材の第1端は、支持トラススイベルブラケットあるいはユニバーサルジョイント76と回動自在に接続されている。ユニバーサルジョイントは順に、脚の一方側82上において、第1の外側トラス80の第1リンク部材の外側部分に、第1リンク部材に回転可能となるように接続されており、その結果、支持トラスチューブ部材は、第1外側トラス80の第1リンク部材に対して、旋回相互運動と回転運動が可能となっている。
支持トラスチューブ部材の第2端は、脚の他方側90において第2外側トラス88の第1リンク部材の外側部分86に着脱可能に接続される支持トラス端接続部材84を含む。図7、図8に示されるように、支持トラス端接続部材は、第1、第2外側トラスを着脱可能に接続するために、ピンまたはボルト94を着脱可能に受けるためのスロット(たとえばT型スロット)92を含む。ピン又はボルトは、第2外側トラスの第1リンク部材にマウントされ、それから伸びている。ピン又はボルトは典型的には、第2外側トラスからスペースを隔てた位置において広がった頭部を有し、それにより支持トラスチューブ部材が回転可能となっており、第2外側トラスの第1リンク部材上の伸びたピンの上で支持トラス端接続部材のスロットをスライドさせ、脚の隣接する外側トラス同士を着脱可能に接続できるようになっている。図3および図5、図6に示すように、コーナー補強材アッセンブリの支持トラスチューブ部材は状況に応じて、支持トラスクリップ98を含んでもよい。移動あるいは収納を目的として、支持トラス端接続部材が第2外側トラスの第1リンク部材から取り外され、キャノピーシェルタの構造体を折りたたむ際に、支持トラスクリップは、キャノピーシェルタの構造体のリンク部材のひとつにスナップ式に取り付けることができる。
【0016】
別の好ましい態様において、図1から図4、図10から図12に示されるように、キャノピーシェルタの構造体は、キャノピーシェルタの構造体支持アッセンブリ100は、頂部梁部材102を含む。頂部梁部材102は、脚に回動自在にマウントされる外側端104を有し、シェルタを横切るように伸びており、下げられたポジション(不図示)と、持ち上げられて展開したポジションの間で可動となっている。図3および図4に示すように、ポール部材のそれぞれは、典型的には内側頂部梁チューブ部分106と外側頂部梁チューブ部分108を有し、それらはオーバーセンタースペーサ110を介して回動可能に接続される。オーバーセンタースペーサは好ましくは、ロック用フランジ112を備えている。それによって内側頂部梁チューブ部分を、外側頂部梁チューブ部分に対して折りたたまれたポジションから、図10に示す展開されたポジションへと、オーバーセンタースペーサを中心として回転させるとともに、ロック用フリンジを補強できるようになっている。
【0017】
図3から図7、図11に示すように、キャノピー構造体支持アッセンブリは、その外側端116が頂部梁部材の下において脚に回動可能にマウントされた支持ストラット部材114をさらに備えてもよい。好ましい態様において、支持ストラット部材はスライド部材に回動自在にマウントされる。支持ストラット部材の内側端118は、頂部梁部材を上側に持ち上げた状態で支持するために、頂部梁部材に回動自在に接続される支持ブラケット120を含む。図1から図4、図12に示すように、頂部梁部材の内側端122は、中央頂部ハブアッセンブリ124に対して回動自在に接続され、中央頂部ハブアッセンブリ124はキャノピーシェルタの構造体の他の複数の頂部梁部材に対して接続できるようになっている。キャノピーカバー(不図示)は、キャノピーシェルタの脚の頂部に保持されるキャノピー構造体支持アッセンブリの上に覆い被せることができる。
【0018】
具体的な実施の形態について図示し説明したが、上記の説明から、本発明の思想、範囲を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が可能であることが明らかである。したがって本発明は、特許請求の範囲以外によって限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】キャノピーシェルタの構造体のコーナー部分の外側からの正面図であって、本発明に係るコーナー補強材を示す図である。
【図2】図1のキャノピーシェルタの構造体の内側からの正面図である。
【図3】図1のキャノピーシェルタの構造体の上側平面図である。
【図4】図1のキャノピーシェルタの構造体の横からの正面図である。
【図5】図1のキャノピーシェルタの構造体の拡大された上外側からの斜視図である。
【図6】図1のキャノピーシェルタの構造体の拡大された下内側からの斜視図である。
【図7】図1のコーナー補強材の支持トラスチューブ部材のスイベルブラケットの拡大された斜視図である。
【図8】図1のコーナー補強材の支持トラスチューブ部材の支持トラス端接続部材の拡大された斜視図である。
【図9】図1のコーナー補強材の支持トラスチューブ部材の支持トラス端接続部材の拡大された下側斜視図である。
【図10】図1のキャノピーシェルタの構造体のキャノピー構造体支持アッセンブリの頂部梁部材のオーバーセンタースペーサの拡大された正面図である。
【図11】図4のコーナー部分の拡大された横正面図である。
【図12】図1のキャノピーシェルタの構造体の中央頂部ハブアッセンブリの拡大された上側からの斜視図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
素早くセットアップ可能なキャノピーシェルタの構造体に設けられるコーナー補強材アッセンブリであって、
前記構造体は、脚と、上部と下部を有する脚と接続される周部トラスアッセンブリと、前記脚に対してスライド可能に接続されるスライド部材と、を有し、前記周部トラスアッセンブリは、前記脚に接続されるリンク部材のペアである第1外側トラスおよび第2外側トラスを有し、前記第1、第2外側トラスのリンク部材のペアはそれぞれ、互いに回動自在に接続された第1リンク部材と第2リンク部材を含んでおり、前記第1リンク部材の外側端は前記脚の前記上部と回動自在に接続され、前記第2リンク部材の外側端は前記スライド部材に対して回動自在に接続されており、
前記コーナー補強材アッセンブリは、
前記第2外側トラスの前記第1リンク部材にマウントされ、そこから伸びているコーナー補強材マウントピンと、
前記キャノピーシェルタの構造体のためのコーナー補強材と、
を備え、
前記コーナー補強材は、第1端と第2端を有する支持トラスチューブ部材を含み、
前記支持トラスチューブ部材の前記第1端は、支持トラススイベルブラケットに対して回動自在に接続されており、
前記支持トラススイベルブラケットは、前記脚の一方側において、前記第1外側トラスの前記第1リンク部材の外側部分に回転可能に接続され、前記第1リンク部材に対して回転運動できるようになっており、
前記支持トラスチューブ部材の前記第2端は、前記脚の他方側において前記第2外側トラスの前記第1リンク部材の外側部分に着脱可能に接続される支持トラス端接続部材を含み、
前記第1、第2外側トラスを互いに着脱可能に接続するために前記支持トラス端接続部材は、前記コーナー補強材マウントピンを着脱可能に受けるスロットを含むことを特徴とするコーナー補強材アッセンブリ。
【請求項2】
前記コーナー補強材マウントピンは、前記第2外側トラスからスペースを隔てた位置に広がった頭部を有することを特徴とする請求項1に記載のコーナー補強材アッセンブリ。
【請求項3】
前記コーナー補強材の前記支持トラスチューブ部材は、前記キャノピーシェルタの前記構造体の前記リンク部材のひとつにスナップ式に取り付け可能な支持トラスクリップを含むことを特徴とする請求項1に記載のコーナー補強材アッセンブリ。
【請求項4】
リンク部材のペアである外側トラスの少なくともひとつは、リンク部材のペアである中央トラスに接続されることを特徴とする請求項1に記載のコーナー補強材アッセンブリ。
【請求項5】
頂部梁部材を含むキャノピー構造体支持アッセンブリをさらに備え、前記頂部梁部材は、内側端および前記脚に回動自在にマウントされる外側端を有し、前記シェルタを横切るように伸びることを特徴とする請求項1に記載のコーナー補強材アッセンブリ。
【請求項6】
前記頂部梁部材は、オーバーセンタースペーサを介して互いに回動可能に接続される内側頂部梁チューブ部分および外側頂部梁チューブ部分を含むことを特徴とする請求項5に記載のコーナー補強材アッセンブリ。
【請求項7】
前記オーバーセンタースペーサは、ロック用フランジを含み、前記内側頂部梁チューブ部分が、前記ロック用フランジに対して固定される展開ポジションまで前記オーバーセンタースペーサを中心として回転可能となっていることを特徴とする請求項6に記載のコーナー補強材アッセンブリ。
【請求項8】
前記頂部梁部材の前記内側端は、中央頂部ハブアッセンブリに対して回動可能に接続されることを特徴とする請求項5に記載のコーナー補強材アッセンブリ。
【請求項9】
内側端と外側端を有する支持ストラット部材をさらに備え、前記外側端は前記頂部梁部材の下において前記脚に回動可能にマウントされ、前記支持ストラット部材は前記スライド部材に回動自在にマウントされることを特徴とする請求項5に記載のコーナー補強材アッセンブリ。
【請求項10】
前記支持ストラット部材の前記内側端は、前記頂部梁部材を支持するために、前記頂部梁部材に回動自在に接続される支持ブラケットを含むことを特徴とする請求項9に記載のコーナー補強材アッセンブリ。
【請求項11】
素早くセットアップ可能なキャノピーシェルタの構造体に設けられるコーナー補強材アッセンブリであって、
前記構造体は、脚と、上部と下部を有する脚と接続される周部トラスアッセンブリと、前記脚に対してスライド可能に接続されるスライド部材と、中央トラスペアと、有し、前記周部トラスアッセンブリは、前記脚に接続されるリンク部材のペアである第1外側トラスおよび第2外側トラスを有し、リンク部材からなる前記中央トラスペアは、リンク部材のペアである外側トラスの少なくともひとつと接続されており、リンク部材からなる前記中央トラスペアは、前記脚に対し、前記リンク部材のペアである前記外側トラスの少なくともひとつを介して間接的にのみ接続されており、前記第1、第2外側トラスのリンク部材のペアはそれぞれ、互いに回動自在に接続された第1リンク部材と第2リンク部材を含んでおり、前記第1リンク部材の外側端は前記脚の前記上部と回動自在に接続され、前記第2リンク部材の外側端は前記スライド部材に対して回動自在に接続されており、
前記コーナー補強材アッセンブリは、
前記第2外側トラスの前記第1リンク部材にマウントされ、そこから伸びているコーナー補強材マウントピンと、
前記キャノピーシェルタの構造体のためのコーナー補強材と、
を備え、
前記コーナー補強材は、第1端と第2端を有する支持トラスチューブ部材を含み、
前記支持トラスチューブ部材の前記第1端は、前記脚の一方側において前記第1リンク部材に対する回転運動するように前記第1外側トラスの前記第1リンク部材の外側部分に回転可能に接続される支持トラススイベルブラケットに対して回動自在に接続されており、
前記支持トラスチューブ部材の前記第2端は、前記脚の他方側において前記第2外側トラスの前記第1リンク部材の外側部分に着脱可能に接続される支持トラス端接続部材を含み、
前記支持トラス端接続部材は、前記第1、第2外側トラスを着脱可能に接続するために、前記コーナー補強材マウントピンを着脱可能に受けるためのスロットを含むことを特徴とするコーナー補強材アッセンブリ。
【請求項12】
前記コーナー補強材マウントピンは、前記第2外側トラスからスペースを隔てた位置に広がった頭部を有することを特徴とする請求項11に記載のコーナー補強材アッセンブリ。
【請求項13】
前記コーナー補強材の前記支持トラスチューブ部材は、前記キャノピーシェルタの前記構造体の前記リンク部材のひとつにスナップ式に取り付け可能な支持トラスクリップを含むことを特徴とする請求項11に記載のコーナー補強材アッセンブリ。
【請求項14】
頂部梁部材を含むキャノピー構造体支持アッセンブリをさらに備え、前記頂部梁部材は、内側端および前記脚に回動自在にマウントされる外側端を有し、前記シェルタを横切るように伸びることを特徴とする請求項11に記載のコーナー補強材アッセンブリ。
【請求項15】
前記頂部梁部材は、オーバーセンタースペーサを介して互いに回動可能に接続される内側頂部梁チューブ部分および外側頂部梁チューブ部分を含むことを特徴とする請求項14に記載のコーナー補強材アッセンブリ。
【請求項16】
前記オーバーセンタースペーサは、ロック用フランジを含み、前記内側頂部梁チューブ部分が、前記ロック用フランジに対して固定される展開ポジションまで前記オーバーセンタースペーサを中心として回転可能となっていることを特徴とする請求項15に記載のコーナー補強材アッセンブリ。
【請求項17】
前記頂部梁部材の前記内側端は、中央頂部ハブアッセンブリに対して回動可能に接続されることを特徴とする請求項14に記載のコーナー補強材アッセンブリ。
【請求項18】
内側端と外側端を有する支持ストラット部材をさらに備え、前記外側端は前記頂部梁部材の下において前記脚に回動可能にマウントされ、前記支持ストラット部材は前記スライド部材に回動自在にマウントされることを特徴とする請求項14に記載のコーナー補強材アッセンブリ。
【請求項19】
前記支持ストラット部材の前記内側端は、前記頂部梁部材を支持するために、前記頂部梁部材に回動自在に接続される支持ブラケットを含むことを特徴とする請求項18に記載のコーナー補強材アッセンブリ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公表番号】特表2009−543962(P2009−543962A)
【公表日】平成21年12月10日(2009.12.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−520880(P2009−520880)
【出願日】平成19年6月29日(2007.6.29)
【国際出願番号】PCT/US2007/072482
【国際公開番号】WO2008/008645
【国際公開日】平成20年1月17日(2008.1.17)
【出願人】(501054791)
【Fターム(参考)】