説明

サッシ

【課題】 室外側が負圧になるなどして障子が室外側に強く加圧されたときでも、障子の戸先が外れるのを確実に防止することができるサッシの提供。
【解決手段】 枠体25と、枠体内に左右方向に移動可能に収納した障子4aとを備え、枠体は、竪枠5aの内周側に突出片6aが設けてあり、障子は、戸先框に戸当りブロック1aが取付けてあり、戸当りブロックは、引き寄せ部2と受け部28を有し、引き寄せ部は、竪枠の突出片に当接して障子の戸先を室内側に引き寄せる傾斜面7を有し且つ弾性力により室内外方向に変位自在であり、受け部は、竪枠の突出片の室内側面に隙間をあけて対向し且つ引き寄せ部が室内側に変位したときに突出片の室内側面を受けることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、枠体内に左右方向に移動する障子を備えるサッシに関するものである。
【背景技術】
【0002】
引き違いサッシの障子は、図11に示すように、戸先框90に硬質樹脂で形成した戸当りブロック91が取付けてある。戸当りブロック91は、竪枠92に向かうにつれて次第に室内側に向かう傾斜面93を有しており、障子94を閉める際にその傾斜面93が竪枠の突出片95に当接して、障子の戸先が室内側に引き寄せられるようにしている。
引き違いサッシにおいては、室外側が負圧となって障子94が室外側に加圧されると、障子全体が室外側に膨らむように変形する。このとき、図11(b)に示すように、障子94が室外側に傾き、戸当りブロック91の傾斜面93に竪枠の突出片95の先端が当たって押し付けられるので、戸当りブロック91から竪枠の突出片95に加えられる荷重Fが分散されて傾斜面93に沿って戸先を障子面内方向に押す力Fが生じるために、傾斜面93に沿って突出片95の先端が滑り、図中の点線矢印96で示すように、戸先が障子面内方向に斜めに移動し、戸先が竪枠92から外れ易くなるという問題がある。
【0003】
特許文献1記載の引き違いサッシは、障子の戸先框に取付けた戸当たりピース55に、室内外方向の突き当て面56と、障子を閉める際に戸先を室内側に引き寄せるための斜状面57との間に、突き当て面から斜状面に向かうにつれて次第に室外側に向かう斜面58を形成し、障子が室外側に加圧されて戸先が室外側に傾いたときに、その斜面58が竪枠のガイド突条31と面接触することで戸先を障子面内方向に押す力が生ずるのを防止して、戸先が外れるのを防止している。
しかし、この戸当りピースは、障子の変形や戸先の傾きを抑えられるものではなく、障子が湾曲して戸先が室外側に傾けば、それに伴って戸先が障子面内方向に移動する。戸当りピースの前記斜面58は、戸先を室内側に引き寄せるための斜状面57と連続して設けてあって、斜面58の幅はそれほど広くはないため、障子が強く室外側に加圧されて障子が大きく湾曲すれば、竪枠のガイド突条31の先端が斜面58から外れて斜状面57に押し付けられ、そうなると戸先を障子面内方向に押す力が生ずるので戸先が外れるおそれがある。
【特許文献1】特開2004−308241号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は以上に述べた実情に鑑み、障子が室外側に強く加圧されたときでも、障子の戸先が外れるのを確実に防止することができるサッシの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を達成するために請求項1記載の発明によるサッシは、枠体と、枠体内に左右方向に移動可能に収納した障子とを備え、枠体は、竪枠の内周側に突出片が設けてあり、障子は、戸先框に戸当りブロックが取付けてあり、戸当りブロックは、引き寄せ部と受け部を有し、引き寄せ部は、竪枠の突出片に当接して障子の戸先を室内側に引き寄せる傾斜面を有し且つ弾性力により室内外方向に変位自在であり、受け部は、竪枠の突出片の室内側面に隙間をあけて対向し且つ引き寄せ部が室内側に変位したときに突出片の室内側面を受けることを特徴とする。
【0006】
請求項2記載の発明によるサッシは、請求項1記載の発明の構成に加え、戸当りブロックは、受け部の戸尻側に突出片の室内側面と隙間をあけて対向する逃げ面を有することを特徴とする。
【0007】
請求項3記載の発明によるサッシは、逃げ面は、竪枠に向かうにつれて室外側に向かう斜面であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
請求項1記載の発明によるサッシは、室外側が負圧になるなどして障子が室外側に加圧されると、戸当りブロックの引き寄せ部が室内側に変位し、それに伴って障子の戸先が室外側に移動する。これにより、障子の戸先の傾きが小さく抑えられ、戸先が障子面内方向に移動する量も小さくなるので、戸先を外れにくくすることができる。また、引き寄せ部が室内側に変位したときに、引き寄せブロックの受け部が突出片の室内側面を受けるので、引き寄せ部の破損を防止できると共に、受け部が突出片に係止して戸先が外れるのを防止できる。
【0009】
さらに、請求項2記載の発明によるサッシは、戸当りブロックが、受け部の戸尻側に突出片の室内側面と隙間をあけて対向する逃げ面を有することで、障子が室外側に加圧されて受け部が突出片の室内側面を受けたときに、逃げ面が突出片から離間するため、戸先を障子面内方向に押す力が生ずるのを防ぐことができ、これにより戸当たりブロックが突出片に対してより一層外れにくくなり、戸先を外れにくくする効果を高めることができる。
【0010】
請求項3記載の発明によるサッシは、逃げ面を竪枠に向かうにつれて室外側に向かう斜面とすることで、請求項2記載の発明と同様に、障子が室外側に加圧されて受け部が突出片の室内側面を受けたときに、斜面が突出片から離間して、戸先を障子面内方向に押す力が生ずるのを防ぎ、戸先を外れにくくすることができる。さらに、障子の室外側への加圧が大きくなり、斜面が突出片の室内側面に面接触したときには、戸先を障子面内方向に押す力が生じないことに加え、戸先がそれ以上室外側に傾くのを防ぐ作用がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図9は、引き違いサッシの横断面図であり、この引き違いサッシは、上枠と下枠24と左右の竪枠5a,5bを四周枠組みしてなる枠体25が建物の躯体開口部に固定して設けられ、枠体25内に内障子4aと外障子4bが上下枠の長手方向に設けたレール26a,26bに沿って左右方向に移動自在に収納してある。左右の竪枠5a,5bは、内外障子4a,4bの戸先框9a,9bの外周側の溝10内に挿入される突出片6a,6bが枠体内周側に突出して設けてある。内外障子の戸先框9a,9bには、戸当りブロック1a,1bが取付けてある。
【0012】
戸先框9a,9bは、図2や図4に示すように、外周側に溝10を有し、溝10の室外側壁11にはタイト材ホルダー12を設け、タイト材ホルダー12にタイト材13が取付けてある。溝10の室内側壁14は、先端部が室外側に向けて曲げられており、戸当りブロック1a,1bの取り付け位置には、図4(b)に示すように、切り欠き15を設けてある。
【0013】
図3は、内障子4aの戸先框9aに取付ける戸当りブロック1aの第一実施形態を示している。戸当りブロック1aは、硬質樹脂で一体成形され、戸先框9aの溝10の底部に配置される板状部16と、板状部16から戸先側に盛り上がる盛り上がり部17とを有し、板状部16と盛り上がり部17とで平面視略L形の取付部3を形成している。
盛り上がり部17の室外側見付面には、上部と下部に受け部28,28を有し、受け部28,28の間に引き寄せ部2を有している。受け部28は、室内外方向に対して垂直な垂直面となっている。また、受け部28と板状部16とのコーナー部には、ガタ止め部20が突出して形成してある。盛り上がり部17の室内側の角部には、戸先框9aの室内側壁14の縁と嵌合する嵌合凹部21が設けてある。
引き寄せ部2は、図3(b)に示すように、盛り上がり部17の上下方向中間部にコ字形の切れ目18を形成することにより、図2(b)と図3(d)に示すように、盛り上がり部17の頂部から竪枠5aの突出片6aの先端側に向けて室外側に斜めにのびる片持ちの板バネ状に形成してあり、その表面に竪枠5aに向かうにつれて室内側に向かう傾斜面7を有している。引き寄せ部2は、受け部28よりも室外側に突出しており、引き寄せ部の先端部は、上から見てガタ止め部20と重なるようにしている。
戸当りブロック1a室内側の上下方向中間部には、板状部16から戸先側に斜めにのびる取付け用弾性変形部22を設けてある。取付け用弾性変形部22は、先端部に戸先框9aの切り欠き15に嵌合する嵌合部23を設けてある。
外障子4b用の戸当りブロック1bは、上述の内障子4a用の戸当りブロック1aと左右勝手違いになる。
【0014】
戸当りブロック1aを戸先框9aの溝10内に取付ける際には、図5(a)に示すように、溝10の開口より板状部16の先端をタイト材ホルダー12と溝底面の間に差し込み、取付部3を溝底に向けて押し込めば、取付け用弾性変形部22が弾性変形して溝10内に全体が挿入され、挿入すると、図5(b)に示すように、取付け用弾性変形部22が復帰して嵌合部23が戸先框9aの切り欠き15に嵌合するとともに、嵌合凹部21に戸先框9aの室内側壁14の縁が嵌合して、取付部3が溝10内に固定される。このように本戸当りブロック1aは、戸先框9aの溝10内に障子外周側から簡単に取付けでき、且つビス止め等をしなくてもガタついたり移動したりすることなく安定に溝10内に取り付けできる。
【0015】
内障子4aを閉める際には、図2(a)に示すように、戸当りブロック引き寄せ部2の傾斜面7に竪枠5aの突出片6aが当接することで、内障子4aの戸先が室内側に徐々に引き寄せられ、内障子4aを閉めきると、図2(b)に示すように、戸当りブロック1aのガタ止め部20が竪枠5aの突出片6aの先端部の室内側に係止し、戸先のガタ付きが防止される。このとき、戸先框9aに取付けたタイト材13が竪枠5aの突出片6aの室外側面に密着することで、戸先框9aと竪枠5aの間からの風雨の浸入が阻止される。受け部28と竪枠突出片6aの室内側面との間には、隙間があいている。
【0016】
図1(a)〜(c)は、室外側が負圧になって内障子4aが室外側に加圧されたときに戸先が動く様子を示している。内障子4aを室外側に押す圧力Pは、(a)〜(c)の順で大きい。内障子4aを押す圧力Pが小さいときには、図1(a)に示すように、内障子4aが室外側に膨らむように湾曲変形するのに伴い、戸先框9aが戸当りブロック1aと竪枠突出片6aとの当接部を支点として室外側に若干傾く。内障子4aを押す圧力Pがより大きくなると、図1(b)に示すように、戸先框9aは左側に僅かに移動して戸当りブロック1aのガタ止め部20が竪枠5aの突出片6aから外れ、その後、戸当りブロック1aの引き寄せ部2が竪枠5aの突出片6aに押されて室内側に曲がるように弾性変形し、それに伴って戸先框9aが室外側にまっすぐ移動する。内障子4aを押す圧力Pがさらに大きくなると、図1(c)に示すように、戸当りブロック1aの引き寄せ部2がさらに室内側に曲がって傾斜面7が突出片6aの室内側面に面接触し、戸先框9aは室外側にさらに移動し、戸当りブロック1aの受け部28が突出片6aの室内側面を受ける。戸先框9aの傾き角度は、(a)〜(c)の間でほとんど変わらない。なお、戸先框9aが室外側に移動してタイト材13が竪枠5aの突出片6aから離れても、室外側が負圧になっている関係で風雨が室内側に吹き込まない。
【0017】
このように本戸当りブロック1aは、内障子4aを押す圧力Pが大きくなっても、引き寄せ部2が弾性変形して室内側に変位し、それに伴って戸先框9aが室外側に移動するため、戸先框9aの傾きを小さく抑えることができ、戸先が障子面内方向に移動する量も小さくなるので、戸先框9aを竪枠5aから外れにくくする働きがある。また、引き寄せ部2の傾斜面7が竪枠の突出片6aの室内側面に面接触するために、引き寄せ部2から突出片に加えられる荷重F1が分散されず、戸先を障子面内方向に押す力が生じないので、このことからも戸先が外れにくくなる。さらに本戸当りブロック1aは、引き寄せ部2の上方と下方に受け部28が設けてあることで、引き寄せ部2が曲がりすぎるのを防止できると共に、引き寄せ部2と受け部28とに荷重が分散されるので、引き寄せ部2の破損を防止できる。また受け部28が突出片6aに係止することにより、戸先が外れるのを防止できる。受け部28には、戸先を室内側に引き寄せるための傾斜面7を設ける必要がないので、受け部28の幅を広くとることができ、これにより突出片6aとの掛かり量が大きくなるので、戸先が外れるのを確実に防止できる。
【0018】
外障子4bについても、内障子4aの場合と同様である。すなわち、外障子4bを閉める際には、戸当りブロック1bの引き寄せ部2の傾斜面7に竪枠5bの突出片6bが当接して、戸先が室内側に引き寄せられる。室外側が負圧になって外障子4bが室外側に加圧されると、戸当りブロック1bの引き寄せ部2が竪枠5bの突出片6bに押されて室内側に弾性変形して戸先が室外側に移動し、これにより戸先の傾きが小さく抑えられるため、戸先が竪枠5bから外れにくくなる。
【0019】
図6は、本発明による戸当りブロック1の第二実施形態を示しており、図7は、この戸当りブロック1を使用した場合の引き違いサッシ戸当たり部の横断面図、図8は、同じく引き違いサッシ戸当たり部の横断面図であって、室外側が負圧となって内障子4aが室外側に加圧されたときの状態(第一実施形態における図1(c)の状態に相当)を示している。
この戸当りブロック1aは、図7に示すように、受け部28の戸尻側からガタ止め部20の間に、竪枠5aに向かうにつれて室外側に向かう斜面8を設けてある。斜面8の傾きは、12°前後にしている。他の部分は、第一実施形態のものとほとんど同じである。この戸当りブロック1によれば、図8に示すように、内障子4aが室外側に加圧され、戸当りブロック1aの引き寄せ部2が室内側に変位して受け部28が突出片6aの室内側面を受けたときに、斜面8が突出片6aから離間し、突出片6aの先端が戸当たりブロック1aに室内側に向けて押し付けられないため、受け部28から突出片に加えられる荷重F2が分散されず、戸先を障子面内方向に押す力が生じないので、戸先をより一層確実に外れにくくすることができる。また、受け部28に戸先を室内側に引き寄せるための傾斜面を設ける必要がないので、斜面8の幅を広くとることができ、これにより突出片6aとの掛かり量が大きくなるので、戸先が外れるのを確実に防止できる。内障子4aを室外側に押す圧力Pが図8の状態よりもさらに強くなると、内障子4aの戸先がさらに室外側に傾き、斜面8と突出片6aの室内側面とが面接触する。斜面8が突出片6aの室内側面に面接触したときには、戸先を障子面内方向に押す力が生じないことに加え、戸先がそれ以上室外側に傾くのを防ぐ作用がある。
【0020】
第二実施形態において、斜面8の傾きをより小さい角度(例えば5°前後)とし、内障子4aの室外側への加圧がより小さい段階で斜面8が突出片6aの室内側面に面接触するようにすることもできる。
【0021】
本発明は、以上に述べた実施形態に限定されない。戸当りブロックの引き寄せ部の傾斜面は、湾曲した傾斜面であってもよい。引き寄せ部は、戸先框外周の溝の底部側から戸先側に向かってのびる形状であってもよい。戸当りブロックの受け部は、引き寄せ部の上方又は下方のいずれか一方にのみ設けてもよい。引き寄せブロックの逃げ面は、図10に示すように、受け部28の戸尻側に凹部を形成し、凹部の底面にあたる室内外方向に対して垂直な面を逃げ面29とすることもできる。本発明のサッシは、片引きサッシにも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】第一実施形態に係る戸当りブロックの使用状態を示す引き違いサッシ戸当たり部の横断面図であって、(a)〜(c)の順に障子が徐々に強い圧力で室外側に加圧された場合に、戸先が動く様子を示している。
【図2】第一実施形態に係る戸当りブロックの使用状態を示す引き違いサッシ戸当たり部の横断面図であって、(a)は障子を閉めきる前の状態、(b)は障子を閉めきったときの状態を示している。
【図3】(a)は第一実施形態に係る戸当りブロックの平面図、(b)は同正面図、(c)は同側面図、(d)はA−A断面図、(e)はB−B断面図である。
【図4】(a)は第一実施形態に係る戸当りブロックを障子の戸先框に取付けた状態を示す平面図、(b)は同正面図である。
【図5】(a)は第一実施形態に係る戸当りブロックを戸先框の溝内に取付ける際の状態を示す横断面図、(b)は取付後の状態の横断面図である。
【図6】(a)は第二実施形態に係る戸当りブロックの平面図、(b)は同正面図、(c)は同側面図、(d)はA−A断面図、(e)はB−B断面図である。
【図7】第二実施形態に係る戸当りブロックの使用状態を示す引き違いサッシ戸当たり部の横断面図である。
【図8】第二実施形態に係る戸当りブロックの使用状態を示す引き違いサッシ戸当たり部の横断面図であって、障子が室外側に加圧されたときの状態を示している。
【図9】本発明の引き違いサッシの横断面図である。
【図10】戸当りブロックの他の実施形態を示す引き違いサッシ戸当たり部の横断面図であって、障子が室外側に加圧されたときの状態を示している。
【図11】従来の引き違いサッシ戸当たり部の横断面図であって、(a)は障子を閉めきったときの状態、(b)は障子が室外側に加圧されたときの状態を示している。
【符号の説明】
【0023】
1a,1b 戸当りブロック
2 引き寄せ部
3 取付部
4a 内障子(障子)
4b 外障子(障子)
5a,5b 竪枠
6a,6b 突出片
7 傾斜面
8 斜面(逃げ面)
28 受け部
29 逃げ面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
枠体と、枠体内に左右方向に移動可能に収納した障子とを備え、枠体は、竪枠の内周側に突出片が設けてあり、障子は、戸先框に戸当りブロックが取付けてあり、戸当りブロックは、引き寄せ部と受け部を有し、引き寄せ部は、竪枠の突出片に当接して障子の戸先を室内側に引き寄せる傾斜面を有し且つ弾性力により室内外方向に変位自在であり、受け部は、竪枠の突出片の室内側面に隙間をあけて対向し且つ引き寄せ部が室内側に変位したときに突出片の室内側面を受けることを特徴とするサッシ。
【請求項2】
戸当りブロックは、受け部の戸尻側に突出片の室内側面と隙間をあけて対向する逃げ面を有することを特徴とする請求項1記載のサッシ。
【請求項3】
逃げ面は、竪枠に向かうにつれて室外側に向かう斜面であることを特徴とする請求項2記載のサッシ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2007−231545(P2007−231545A)
【公開日】平成19年9月13日(2007.9.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−52028(P2006−52028)
【出願日】平成18年2月28日(2006.2.28)
【出願人】(000175560)三協立山アルミ株式会社 (529)
【Fターム(参考)】