説明

シェービング製品および剃毛方法

【課題】永続性がありそして滑らかさを有するシェービング製品の提供。
【解決手段】1つ以上のシリコーンポリエーテル、1つ以上のシリコーンポリエーテルと会合する1つ以上の水溶性ポリマー、および水からなる永続性のある滑らかさを有するシェービング製品。1つ以上のシリコーンポリエーテルは、シェービング製品の約0.001重量%から約50.0重量%であり、1つ以上のシリコーンポリエーテルと会合する1つ以上の水溶性ポリマーが、シェービング製品の約0.001重量%から約10.0重量%であり、そして水がシェービング製品の約0.5重量%から約95.0重量%である。1つ以上のシリコーンポリエーテルは、PEG−12ジメチコーンおよびジメチコーンコポリオールからなる群から選ばれる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、永続性のある滑らかさを有するシェービング製品に関する。本発明は、さらにシェービング製品を用いる方法に関する。
【背景技術】
【0002】
多くのシェービング製品は、滑らかさをもたらすために、1つ以上の水溶性のポリマーを含む石けんに基づく組成物である。しかし、これらのシェービング製品の問題は、シェービング器具の初めの当たりが、一般にシェービング製品のベースを除くことになり、そのため、滑らかさおよび滑りを非常に低下させ、それにより、剃り残した毛を剃るために再び剃ると、しばしば、皮膚を刺激する。過去において、この問題は、再び剃る前に、皮膚の表面にシェービング製品を適用することにより解決されてきた。
【0003】
シリコーン化合物は、また皮膚に滑らかさと滑りを与えるために、シェービング製品に使用されてきた。シェービング製品にシリコーンを用いることによる問題は、高いレベルのシリコーンが、一般に、製品の起泡性を低下させることになり、それは、シェービングフォームまたは後発泡シェービングゲルのようなシェービング製品にとり望ましくない。
【0004】
そのため、剃毛により実質的になくならない皮膚への永続性のある滑らかさを与えるシェービング製品が望まれる。さらに、シェービング製品をさらに適用することなく、剃り残した毛を除くために再び剃られるように、皮膚を濡らすかまたは再び濡らすことにより再び生ずる永続性のある滑らかさをもたらすシェービング製品が望まれている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
永続性のある滑らかさの利点を有するシェービング製品を提供するのが本発明の目的である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のこの目的および他の目的に従って、1つ以上のシリコーンポリエーテルと1つ以上のシリコーンポリエーテルと会合する1つ以上の非常に滑らかな水溶性のポリマーを有する水溶液の形のシェービング製品が提供される。
【0007】
さらに本発明のこれらの目的および他の目的に従って、1つ以上のシリコーンポリエーテルとポリエーテルと会合する1つ以上の水溶性のポリマーを有するシェービング製品を皮膚に適用し、次に皮膚の表面にシェービング器具を動かして毛を剃ることによって、毛を剃るために本発明のシェービング製品を使用する方法が提供される。
【0008】
なおさらに、皮膚の剃る箇所を濡らしてシェービング製品の滑らかさを取り戻し、そして皮膚の表面にシェービング器具を再び動かして剃り残った毛を剃ることにより、シェービング製品をさらに適用することなく、皮膚の剃り残った毛を除く方法が提供される。剃った後、皮膚に残ったシェービング製品は、その滑らかさおよびモイスチャライジング性を保ち、そしてもし洗い流されないならば、皮膚のコンディショニングをもたらしそして剃りにより生ずる皮膚の刺激を弱めることができる。
本明細書で開示されたシェービング製品を使用するこれらの方法は、皮膚への当たりをより密に感じさせそして使用者にとり気持ちの良い剃りをもたらす。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
シェービング器具の初めの剃り後実質的に続くかまたは取り戻されるのに十分な永続性のある滑らかさおよび滑りを有するシェービング製品が、驚くことに見いだされた。さらに、追加の量のシェービング製品を適用する必要性がなく、濡らすかまたは再び濡らすことにより取り戻すのに十分な永続性のある滑らかさおよび滑りを有するシェービング製品が、驚くことに見いだされた。
【0010】
本発明のシェービング製品は、1つ以上のシリコーンポリエーテル、およびそのシリコーンポリエーテルと会合する1つ以上の非常に滑らかな水溶性のポリマーを水溶液で有する。このシェービング製品中のシリコーンポリエーテルとの水溶性のポリマーの混用は、皮膚および剃られる毛に永続性のある滑らかさおよび滑りを与え、それにより密な当たりおよび皮膚の少ない刺激を可能にする。さらに、シェービング製品の滑らかさは、シェービング器具の最初の当たりにより実質的になくなることがなく、そして滑らかさは、シェービング製品をさらに適用する必要なしに、皮膚の毛を剃る箇所を濡らすかまたは再び濡らすことにより再び生ずる。滑らかさは、一般に、皮膚の無毛および/または滑りの性質に関する。
【0011】
シリコーンポリエーテルと水溶性のポリマーとの混用は、相乗的な相互作用であり、シリコーンポリエーテルおよび水溶性のポリマーそれぞれに関する滑らかさおよび滑りの永続性の付加効果を越えて、シェービング製品の滑らかさおよび滑りの永続性を増大させる。少なくとも1つのシリコーンポリエーテル(必ずしも存在するすべてのシリコーンポリエーテルである必要はない)は、少なくとも1つの水溶性のポリマー(必ずしも存在するすべての水溶性のポリマーである必要はない)と会合する。混用は、シリコーンポリエーテルの分子と水溶性のポリマーの分子との間の実質的に非反応性の物理的相互作用および混合をいう。
【0012】
有用なシリコーンポリエーテルは、混用可能で水溶性であるものを含む。有用なシリコーンポリエーテルの例は、ポリエチレングリコール−12(「PEG−12」)ジメチコーンおよびジメチコーンコポリオールである。好ましいシリコーンポリエーテルは、PEG−12ジメチコーン(商品名「DC 193 Surfactant」の下でDow Corning Corporationから市販されている)およびジメチコーンコポリオールである。シリコーンポリエーテルについて、PEG−12ジメチコーンおよびジメチコーンコポリオールは、水溶性のシリコーンの1つの群である。
【0013】
シリコーンタイプのスルホサクシネートのような他のシリコーン界面活性剤は、水溶性であってシリコーンを含むが、また界面活性剤の活性とともに同様な効果を与えねばならない。
シェービング製品中のシリコーンポリエーテルの好ましい量は、シェービング製品の約0.001重量%から50.0重量%であり、さらに好ましい量は、シェービング製品の約0.25重量%から約5.0重量%である。これらの量は、シェービング製品に滑らかさ、滑りおよび透明性を与える。
【0014】
1つ以上のシリコーンポリエーテルと混用するシェービング製品のための好ましい水溶性のポリマーは、エチレンオキシドから誘導される線状ホモポリマー例えばポリエチレングリコール−14M(「PEG−14M」)、PEG−90M、PEG−7M、PEG−23Mの群から選ばれ、最も好ましいのはPEG−14Mであり、それは、商品名「Polyox WSR−205」の下でDow Chemical Companyから市販されている。さらに一般に、好ましい水溶性のポリマーは、アルコキシル化アルコールおよびポリマー性エーテルである。
【0015】
本発明のシェービング製品で使用される1つ以上の水溶性のポリマーの平均分子量は、約400000から約1000000の範囲、そして最も好ましくは約600000である。
シリコーンポリエーテルと会合する1つ以上の水溶性のポリマーの好ましい量は、シェービング製品の約0.001重量%から10.0重量%であり、より好ましい量はシェービング製品の約0.05重量%から約1.0重量%であって、シェービング製品の優れたしかも永続性のある滑らかさ、滑りおよび透明性を維持する。
【0016】
好ましくは、シェービング製品は、シリコーンポリエーテルと会合する1つ以上の水溶性のポリマーを1として、(重量%の比として)1つ以上のシリコーンポリエーテルが約5から約10であり、最も好ましくは約10である。
他の好ましい態様は、1つ以上のシリコーンポリエーテル、1つ以上のシリコーンポリエーテルと会合する1つ以上の水溶性のポリマー、ナトリウムラウレススルフェート(ナトリウムラウリルエチルスルフェート)、コカミドプロピルベタイン、グリセリンおよび1つ以上のシリコーンポリエーテルと会合しない1つ以上の水溶性のポリマーを有するシェービング製品である。
【0017】
本発明の他の好ましい態様は、シェービング製品の約0.001重量%から約50.0重量%である1つ以上のシリコーンポリエーテル、シェービング製品の約0.001重量%から約10.0重量%である1つ以上のシリコーンポリエーテルと会合する1つ以上の水溶性のポリマー、シェービング製品の約0.1重量%から約5.0重量%であるナトリウムラウレススルフェート、シェービング製品の約0.1重量%から約5.0重量%であるコカミドプロピルベタイン、シェービング製品の約0.1重量%から約5.0重量%であるグリセリン、シェービング製品の約0.1重量%から約3.0重量%である1つ以上のシリコーンポリエーテルと会合しない1つ以上の水溶性のポリマー、シェービング製品の約0.1重量%から約2.0重量%であるトリエタノールアミン、または50%水酸化ナトリウム溶液、香料、着色剤、保存料並びにシェービング製品の0.5重量%から約95.0重量%である水を有するシェービング製品である。
【0018】
シェービング製品の特に好ましい態様は、PEG−14M(シリコーンポリエーテルと会合する水溶性のポリマー)を1として、PEG−12ジメチコーン(シリコーンポリエーテル成分)約5から約10の比、好ましくは約10の比を有する。特に好ましい量は、PEG−12ジメチコーンについて約2.0重量%であり、そしてPEG−14Mについて約0.2重量%である(重量%で1対約10の比)。
【0019】
シェービング製品の他の好ましい態様は、5対1から10対1(重量%または割合)の比好ましくは10対1の比で、約0.25重量%から約5.0重量%のPEG−12ジメチコーンと約0.05重量%から約1.0重量%のPEG−14Mとを組み合わす。好ましい態様の例(例えば10対1の比を有する)は、約0.5重量%のPEG−12および約0.05重量%のPEG−14Mを有するシェービング製品である。
【0020】
本発明のシェービング製品は、所望により、1つ以上の界面活性剤例えばアニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤および双性イオン性界面活性剤を有する。本発明のシェービング製品の界面活性剤は、滑らかさを加えそしてシェービング製品の透明性を維持するのを助ける。
【0021】
界面活性剤は、液体の表面張力を低下させるか、または2つの液体間の界面張力を低下させて、皮膚の上の物質の拡がりを容易にする。
アニオン性界面活性剤の例は、スルホネート、カーボネート、石けんおよび脂肪酸塩、並びにナトリウムドデシルスルフェート(SDS)、アンモニウムラウリルスルフェート、およびナトリウムラウレススルフェート(SLES)を含む。
【0022】
カチオン性界面活性剤の例は、セチルトリメチルアンモニウムブロミド(CTAB)、セチルピリジウムクロリド、ポリエトキシル化タローアミン(POEA)、およびベンジルアルコニウムクロリドを含む。
双性イオン性界面活性剤(両性界面活性剤)の例は、ドデシルベタイン、ドデシルジメチルアミンオキシド、コカミドプロピルベタイン、コカミドMEA、およびコカミドDEAを含む。本発明にとり好ましいアニオン性界面活性剤は、ナトリウムラウリルエーテルスルフェートまたはアンモニウムラウリルエーテルスルフェートであり、最も好ましいのは、約0.1重量%から約5.0重量%のナトリウムラウリルエーテルスルフェート(ナトリウムラウレススルフェートともよばれる)である。本発明にとり好ましい双性イオン性界面活性剤は、コカミドプロピルベタインまたはラウラミドプロピルベタインであり、最も好ましいのは、約0.1重量%から約5.0重量%のコカミドプロピルベタインである。
【0023】
本発明のシェービング製品は、また所望により、1つ以上のシリコーンポリエーテルと会合しない1つ以上の水溶性のポリマーを含む。水溶性ポリマーは、合成のポリマーでも天然のポリマーでもよく、シェービング製品で濃厚化剤またはゲル化剤として機能してシェービング製品に粘度の上昇および/または賦形に助けになる。
【0024】
シェービング製品は、好ましくは、約0.1重量%から約3.0重量%の水溶性の合成または天然のポリマー(1つ以上のシリコーンポリエーテルと会合しない)を有し、それは、アクリレート、C10−C30アルキルアクリレート架橋ポリマー、キサンタンガム、ヒドロキシメチルセルロースを含み、最も好ましいのは、アクリレートおよび/またはC10−C30アルキルアクリレート架橋ポリマーである。
【0025】
本発明のシェービング製品は、所望により、水に加えて1つ以上の媒体または担体を有し、それは、毛剃り中に切断されるべき毛を柔らかくするのを助け、シェービング製品を望ましいコンシステンシーに希釈して皮膚の上に拡がるのを助け、そしてシェービング製品中の成分用の溶媒として働く。
【0026】
媒体は、重量でシェービング製品の主な成分であり、そして成分を溶解、分散および/または安定するのに十分な量で添加される。媒体または担体は、人の皮膚との直接的な接触で使用されるのに好適な化粧品として許容できる媒体でなければならない。有用な追加の媒体または担体は、多価アルコール例えばグリセリン、エチレングリコール、プロピレングリコール、ヘキシレングリコールなどであり、最も好ましいのは水である。脱イオン水および脱ミネラル水は、シェービング製品のための水の好ましい形であり、そしてシェービング製品の形成および透明性を促進する。シェービング製品中の水の許容できる量は、約0.5重量%から95.0重量%、好ましくは約60重量%から約94重量%、そして最も好ましくは約75重量%から約92重量%である。
【0027】
シェービング製品は、所望により、以下の成分の1つ以上を含む。麻酔剤、抗アレルギー剤、抗かび剤、抗炎症剤、抗微生物剤、抗敗血症剤、キレート剤、着色剤、エモリエント、乳化剤、充填剤、毛成長阻害剤/毛を最小にする薬剤、湿潤剤、マスキング剤、薬剤、モイスチャライザー、pH調節剤、顔料、保存料、保護剤、鎮静剤、安定剤、サンスクリーン、濃厚化剤、粘度コントロール剤、ビタミンまたはこれらの任意の組み合わせ。これらの成分は、当業者にとり周知であるか、またはINCI Dictionary and Handbook、10版、3巻(2004)にリストされている。
【0028】
シェービング製品は、1つ以上のシリコーンポリエーテルおよびシリコーンポリエーテルと会合する1つ以上の水溶性のポリマーを水中で混合することにより製造できる。
シェービング製品は、水性の組成物でありそしてゲル、フォーム、液体またはクリームの形にできる。シェービング製品は、エロゾルまたは非エロゾルの形に処方できる。本発明の好ましい態様は、エロゾル化されないゲルである。
【0029】
本発明の利点は、もし少量のシェービング製品がシェービング後に皮膚に残されそして洗い流されないならば、シェービング製品の残った滑らかさおよびモイスチャライジングの性質が、皮膚の刺激を減らしそしてシェービング後の皮膚のコンディショニングおよび快適さを改善することである。
【0030】
シェービング製品は、シェービング器具が、毛を剃る例えば顔、頚、腕、わきの下および脚の毛を剃るのに使用される任意の皮膚の表面に適用される。シェービング製品は、弾性および女性の両者により使用されるシェービング製品として処方される。
【0031】
重量%は、それ以外のことが述べられていない限り、全製品の100重量部に基づく重量部の量を意味するのに、本明細書で使用される。
以下は、本発明のシェービング製品の例であり、本発明を制限するものと考えてはならない。それ以外のことが指示されていない限り、すべての%および部は、重量に基づく。
【実施例1】
【0032】
本発明のシェービング製品は、以下のように製造できる。
(シェービングゲル)
(A)ジナトリウムEDTA(テクニカルグレード)0.1重量%、(A)アクリレートC10−C30アルキルアクリレート架橋ポリマー1.0重量%、(B)ナトリウムラウリルエチルスルフェート(70%)2.0重量%、(B)コカミドプロピルベタイン1.0重量%、(B)ジメチルシロキサン/グリコールコポリマー2.0重量%、(C)グリセリン1.0重量%、(C)PEG−14M0.2重量%、(D)メチル/クロロイソチアゾリノン0.066重量%、(E)香料0.15重量%、(E)保存料0.025重量%、(E)ビタミン0.01重量%、(E)抽出物0.01重量%、(E)アロエベラゲル粉末0.01重量%、(F)着色剤0.55重量%、(G)トリエタノールアミン1.0重量%、脱ミネラル化水(分けて添加)90.779重量%、合計100.0重量%。
【0033】
(製造方法)
パートAの成分を、システム中の水の一部に加え、十分に混合し、そしてパートBの成分が一度個々に添加されると十分に混合できるように適切な温度に加熱する。すべてのパートBの成分をパートAに加え、そして均一になるまで混合する。
別の容器で、パートCの成分をスラリーが形成されまで混合し、次に水の一部を加えそして均一になるまで混合する。
【0034】
パートA/B成分を十分な温度に冷却し(PEG−14Mが溶液から沈殿することなく、パートCの成分が添加できるように)、そしてパートCの成分を加えて十分に混合する。
この溶液を次に、香料または保存料の性質を劣化させることなくパートD、EおよびFの成分が添加できる温度に冷却する。パートD、EおよびFの成分を加え、均一になるまで混合する。パートGの成分を次に加え、均一になるまで混合しそして得られた組成物を貯蔵容器に移す。
【実施例2】
【0035】
(シェービングゲル)
PEG−14M0.5重量%、PEG−12ジメチコーン3.0重量%、ナトリウムラウレススルフェート2.0重量%、コカミドプロピルベタイン2.0重量%、グリセリン1.0重量%、アクリレート/C10−C30アルキルアクリレート架橋ポリマー1.0重量%、トリエタノールアミン1.0重量%、香料0.3重量%、保存料0.5重量%、着色剤0.2重量%、脱イオン水(分けて添加)88.5重量%、合計100.0重量%。
【実施例3】
【0036】
(シェービングゲル)
PEG−14M0.4重量%、PEG−12ジメチコーン2.0重量%、ナトリウムラウレススルフェート2.0重量%、コカミドプロピルベタイン2.0重量%、グリセリン1.0重量%、アクリレート/C10−C30アルキルアクリレート架橋ポリマー1.0重量%、トリエタノールアミン1.0重量%、香料0.3重量%、保存料0.5重量%、着色剤0.2重量%、脱イオン水(分けて添加)89.6重量%、合計100.0重量%。
【0037】
本発明によるシェービング製品は、皮膚の刺激を減らし、そしてシェービング後皮膚の表面に無毛の感触をもたらす。
前記の記述が本発明の説明に過ぎないことを理解すべきである。種々の変更および改変は、本発明を離れることなく当業者により考えだすことができる。従って、本発明は、請求の範囲内に入るそのような変更、改変および変化のすべてを包含することを目指すものである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
1つ以上のシリコーンポリエーテル、1つ以上のシリコーンポリエーテルと会合する1つ以上の水溶性ポリマー、および水からなることを特徴とする永続性のある滑らかさを有するシェービング製品。
【請求項2】
1つ以上のシリコーンポリエーテルが、シェービング製品の約0.001重量%から約50.0重量%であり、1つ以上のシリコーンポリエーテルと会合する1つ以上の水溶性ポリマーが、シェービング製品の約0.001重量%から約10.0重量%であり、そして水がシェービング製品の約0.5重量%から約95.0重量%である請求項1のシェービング製品。
【請求項3】
1つ以上のシリコーンポリエーテルが、PEG−12ジメチコーンおよびジメチコーンコポリオールからなる群から選ばれる請求項2のシェービング製品。
【請求項4】
1つ以上のシリコーンポリエーテルと会合する1つ以上の水溶性ポリマーが、エチレンオキシドから誘導された線状ホモポリマーである請求項2のシェービング製品。
【請求項5】
1つ以上のシリコーンポリエーテルが、シェービング製品の約0.25重量%から約5.0重量%である請求項2のシェービング製品。
【請求項6】
1つ以上のシリコーンポリエーテルと会合する1つ以上の水溶性のポリマーが、シェービング製品の約0.05重量%から約1.0重量%である請求項2のシェービング製品。
【請求項7】
シェービング製品の重量%による比が、シリコーンポリエーテルと会合する1つ以上の水溶性のポリマーを1として、1つ以上のシリコーンポリエーテルが約5から約10である請求項2のシェービング製品。
【請求項8】
シェービング製品の重量%による比が、シリコーンポリエーテルと会合する1つ以上の水溶性のポリマーを1として、1つ以上のシリコーンポリエーテルが約10である請求項7のシェービング製品。
【請求項9】
ナトリウムラウレススルフェート、コカミドプロピルベタイン、グリセリンおよび1つ以上のシリコーンポリエーテルと会合しない1つ以上の水溶性のポリマーの少なくとも1つをさらに含む請求項1のシェービング製品。
【請求項10】
ナトリウムラウレススルフェートが、シェービング製品の約0.1重量%から約5.0重量%であり、コカミドプロピルベタインが、シェービング製品の約0.1重量%から約5.0重量%であり、グリセリンが、シェービング製品の約0.1重量%から約5.0重量%であり、そして1つ以上のシリコーンポリエーテルと会合しない1つ以上の水溶性のポリマーが、シェービング製品の約0.1重量%から約3.0重量%である請求項9のシェービング製品。
【請求項11】
1つ以上のシリコーンポリエーテルと会合しない1つ以上の水溶性のポリマーが、アクリレート、C10−C30アルキルアクリレート架橋ポリマー、キサンタンガム、ヒドロキシエチルセルロースおよびカルボキシメチルセルロースからなる群から選ばれる請求項9のシェービング製品。
【請求項12】
ゲル、フォーム、液体またはクリームからなる群から選ばれる形態の請求項1のシェービング製品。
【請求項13】
ゲルの形態の請求項12のシェービング製品。
【請求項14】
請求項1のシェービング製品を皮膚に適用する段階、および毛を剃るために皮膚の表面にシェービング器具を動かす段階からなることを特徴とする皮膚の上の毛を剃る方法。
【請求項15】
毛を剃る箇所を濡らす段階、および剃り残した毛を剃るために再び皮膚の表面にシェービング器具を動かす段階をさらに含む請求項14の方法。
【請求項16】
1つ以上のシリコーンポリエーテルが、シェービング製品の約0.001重量%から約50.0重量%であり、1つ以上のシリコーンポリエーテルと会合する1つ以上の水溶性ポリマーが、シェービング製品の約0.001重量%から約10.0重量%であり、そして水がシェービング製品の約0.5重量%から約95.0重量%である請求項14の方法。
【請求項17】
1つ以上のシリコーンポリエーテルが、PEG−12ジメチコーンおよびジメチコーンコポリオールからなる群から選ばれる請求項16の方法。
【請求項18】
1つ以上のシリコーンポリエーテルと会合する1つ以上の水溶性ポリマーが、エチレンオキシドから誘導された線状ホモポリマーである請求項16の方法。
【請求項19】
シェービング製品が、ナトリウムラウレススルフェート、コカミドプロピルベタイン、グリセリンおよび1つ以上のシリコーンポリエーテルと会合しない1つ以上の水溶性のポリマーの少なくとも1つをさらに含む請求項14の方法。
【請求項20】
ナトリウムラウレススルフェートが、シェービング製品の約0.1重量%から約5.0重量%であり、コカミドプロピルベタインが、シェービング製品の約0.1重量%から約5.0重量%であり、グリセリンが、シェービング製品の約0.1重量%から約5.0重量%であり、そして1つ以上のシリコーンポリエーテルと会合しない1つ以上の水溶性のポリマーが、シェービング製品の約0.1重量%から約3.0重量%である請求項19の方法。

【公表番号】特表2009−522266(P2009−522266A)
【公表日】平成21年6月11日(2009.6.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−548568(P2008−548568)
【出願日】平成18年12月14日(2006.12.14)
【国際出願番号】PCT/US2006/047763
【国際公開番号】WO2007/078856
【国際公開日】平成19年7月12日(2007.7.12)
【出願人】(399130393)エイボン プロダクツ インコーポレーテッド (75)
【Fターム(参考)】