説明

シングルセルギャップの半透過型液晶ディスプレイ及びその駆動方法

【課題】本発明は、シングルセルギャップの半透過型液晶ディスプレイ及びその駆動方法を提供する。
【解決手段】本発明は、上基板と、複数の画素がマトリックス状に配列され且つ各画素が反射領域及び透過領域を有する下基板と、を備える半透過型液晶パネルを備えるシングルセルギャップの半透過型液晶ディスプレイの駆動方法である。前記下基板の各画素にマルチプレクサを追加し、前記マルチプレクサは、それぞれ反射領域のコンデンサ及び透過領域のコンデンサに接続され、且つ変調走査信号及び異なる電圧データ信号に基づいて、前記異なる電圧データ信号を各画素の反射領域のコンデンサ及び透過領域のコンデンサに入力することによって、透過領域の電圧透過率(V)曲線及び反射領域の電圧反射率(V)曲線を一致させる。又、本発明は、シングルセルギャップの半透過型液晶ディスプレイにも関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半透過型液晶ディスプレイに関し、特に反射領域及び透過領域の透過率が同じであるシングルセルギャップの半透過型液晶ディスプレイに関する。
【背景技術】
【0002】
異なる応用事例で使用する電子製品の液晶ディスプレイは、異なる光源によって透過型、反射型、半透過型に分類される。半透過型液晶ディスプレイは、バックライトを光源とする一方、外光を反射させて光源とする。主に屋外で使用する携帯電話及びデジタルカメラのような移動表示できる電子製品は、ほぼ半透過型液晶ディスプレイを採用する。
【0003】
以下、半透過型液晶ディスプレイの駆動原理及び技術発展について詳細に説明する。
【0004】
図1を参照すると、従来の技術に係る半透過型液晶ディスプレイ10は、上基板(Substrate)11と、下基板(Thin Film Transistor Substrate、薄膜トランジスタ基板)12と、前記上基板11と前記下基板12との間に位置する液晶層13と、を備える。前記下基板12には、マトリックス状に配列された複数の画素(pixel area)が定義されている。各画素は、透過領域121及び反射領域122を備える。前記下基板12の反射領域122に反射層123(reflective layer)が形成されているため、前記上基板11から入射した外部光線は、前記反射層123によって反射されて前記上基板11から出射し、前記上基板11と前記下基板12との間に液晶層13が挟まれているため、前記反射光線は、表示用の光源として使用されることができる。前記下基板12の下方のバックライトは、透過領域121を直接的に透過してから前記液晶層13を通して前記上基板11から出射する。従って、前記半透過型液晶ディスプレイ10は、バックライト及び外部光源を効果的に利用して表示光源とする。透過型液晶ディスプレイに比べて、半透過型液晶ディスプレイはハイパワーを有するバックライト光源を使用しないため、省電力ばかりでなく、電子製品の小型化を達成し易い。
【0005】
しかし、前記半透過型ディスプレイ10は、前記反射層123を追加するため、グレースケール反転(gray−scale inversion)の現像を形成して画質が悪い。単一の画素を例にとると、前記上基板11から入射した外部光線が前記反射領域122によって反射されて前記上基板11から出射するため、その光路差(optical path difference)は、バックライト光源の2倍であってグレースケール反転の現像を形成する。そこで、図2に示されたように、前記透過領域121と前記反射領域122の光路差を一致させるために、デュアルセルギャップ(dual cell gap)画素を有する半透過型ディスプレイ10aを採用する。前記半透過型ディスプレイ10aにおいて、上基板11の反射領域122に対応する位置には、絶縁層(overcoat layer)124が形成されているため、前記反射領域122のセル間隔D2は前記透過領域121のセル間隔D1の約半分になり、前記透過領域121と前記反射領域122の光路差はほぼ一致する。図3は、前記反射領域122の四組の異なるセル間隔D2(4.0μm/2.2μm/2.0μm/1.8μm)に対応する電圧反射率(V)曲線を示す図である。前記透過領域121のセル間隔が4.0μmである電圧透過率(V)曲線に比べて、セル間隔が4.0μmであるV曲線は、2倍の光路差に影響されて前記V曲線と異なるが、前記反射領域のセル間隔が2.0μmであるV曲線は、前記V曲線により近い。従って、前記デュアルセルギャップ画素の構造は、バックライト光線と反射光線の光路を一致させてグレースケール反転の現像を改善する。しかし、前記デュアルセルギャップ画素の構造は、生産プロセスが複雑で、製品の良品率が低く、前記絶縁層124の辺縁から光を漏らし易い。従って、半透過型液晶ディスプレイの画質を効果的に向上させることができない。
【0006】
前記デュアルセルギャップ画素の構造によって生じる種々の問題に基づいて、液晶パネルを製造するメーカーは、シングルセルギャップの画素の構造の設計に戻り、且つ反射領域の電圧を下げて、反射領域のV曲線と透過領域のV曲線とを一致させることにより、グレースケール反転の問題を解決する。
【0007】
前記反射領域の電圧を下げる方式は、静電結合式(capacitor coupled type、CC)である。図4は、この方式の単一の画素の等価回路図である。前記画素の薄膜トランジスタTFT1のドレイン電極Dは、それぞれ、コンデンサCST、透過領域のコンデンサCLC1、及び反射領域の液晶コンデンサCLC2に接続される。前記反射領域に前記コンデンサCLC2に直列(series)接続される結合コンデンサCを追加する。従って、前記反射領域の電圧Vは、直列接続された結合コンデンサCと前記液晶コンデンサCLC2との分圧によって透過領域電圧Vを調整して低電圧となる。反射領域の電圧が透過領域の電圧と異なるため、反射領域の透過率と反射領域の反射率との差値を小さくすることができる。図5に示されたように、この静電結合式にも以下の欠陥がある。
【0008】
1.透過領域及び反射領域の液晶反転の臨界電圧値(Threshold Voltage)は、異なる値Vth1、Vth2である。図5に示されたように、透過領域のV曲線は、依然として反射領域のV曲線と一致しない。
【0009】
2.反射領域の画素電極Vは、電荷の蓄積を免れることができないため、残像を発生させる。
【0010】
従って、前記静電結合式の欠陥を解決するために、図6に示されたように、前記静電結合式の構造に基づいて、各画素の中に第二公共電極線Vcom2及び前記第二公共電極線Vcom2に接続する補償コンデンサCを追加する。従って、前記第二公共電極線Vcom2の電圧変化及び前記補償コンデンサCの結合効果を利用して、透過領域の液晶反転の臨界電圧値Vth1は、反射領域の液晶反転の臨界電圧値Vth2に近づく。図7に示されたように、同様に電圧の分圧原理に基づいて透過領域の電圧V及び反射領域の電圧Vを調整してグレースケール反転の問題を解決する。しかし、反射領域の分圧の電圧は、固定値であるため、画質について以下の問題が存在する。
【0011】
1.透過領域のV曲線と反射領域のV曲線を一致させることができない。図7に示されたように、高グレースケール画像を表示した時、2つの区域のV曲線の相違は、更に大きい。
【0012】
2.反射領域の画素電極Vは、電荷の蓄積を免れることができないため、残像を発生させる。
【0013】
3.前記第二公共電極線Vcom2は、水平クロストーク(horizontal cross−talk)の現像を発生し易い。
【0014】
このように、シングルセルギャップの画素の構造を採用する半透過型液晶ディスプレイは、どのようにグレースケール反転を防ぐかを主要問題とする。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
以上の問題点に鑑みて、本発明は、反射領域の透過率と透過領域の透過率とを一致させるシングルセルギャップの半透過型液晶ディスプレイ及びその駆動方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0016】
前記問題を解決するために、本発明に係るシングルセルギャップの半透過型液晶ディスプレイの駆動方法は、上基板と、複数の画素がマトリックス状に配列され且つ各画素が反射領域及び透過領域を有する下基板と、を備える半透過型液晶パネルを備えるシングルセルギャップの半透過型液晶ディスプレイの駆動方法である。前記下基板の各画素にマルチプレクサを追加し、前記マルチプレクサは、それぞれ反射領域のコンデンサ及び透過領域のコンデンサに接続され、且つ変調走査信号及び異なる電圧データ信号に基づいて、前記異なる電圧データ信号を各画素の反射領域のコンデンサ及び透過領域のコンデンサに入力することによって、透過領域のV曲線と反射領域のV曲線とを一致させる。
【0017】
また、本発明に係るシングルセルギャップの半透過型液晶ディスプレイは、上基板と、下基板と、前記上基板と前記下基板との間に挟まれて固定される液晶層と、を備え、下基板に公共電極、互いに直交するように配列される複数の走査線及び複数のデータ線が配置され、前記走査線とデータ線とが交差する箇所は、単一の画素に定義され、各画素は、透過領域と、反射領域と、本画素の走査線及びデータ線に接続されるマルチプレクサと、を備える半透過型液晶パネルと、複数の走査線に接続され、変調走査信号を複数の走査線に順次に周期的に入力し、各画素のマルチプレクサを駆動して前記反射領域及び前記透過領域の起動順序及び起動時間を制御する走査駆動回路と、複数のデータ線に接続され、同じグレースケールに基づいて異なる2組の電圧のデータ信号を各画素の起動した透過領域及び反射領域に出力するデータ駆動回路と、固定タイミング信号を走査駆動回路及びデータ駆動回路に提供するタイミングコントローラーと、を備える。
【発明の効果】
【0018】
従来の技術に比べて、本発明の実施形態に係るシングルセルギャップの半透過型液晶ディスプレイは、下基板の各画素にマルチプレクサが設置され、変調走査信号及び異なる電圧データ信号に基づいて各画素の透過領域及び反射領域の電圧を別々に制御し、透過領域のV曲線と反射領域のV曲線とが等しくなるようにする。又、このような駆動方法を採用するため、半透過型液晶ディスプレイは、コストが低く、製品の良率が高く、残像がなく、水平クロストーク(horizontal cross−talk)がない。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】従来の技術に係るシングルセルギャップの半透過型液晶ディスプレイの単一の画素の縦方向に沿う断面図である。
【図2】従来の技術に係る他のシングルセルギャップの半透過型液晶ディスプレイの単一の画素の縦方向に沿う断面図である。
【図3】図2に示す半透過型液晶ディスプレイの異なる間隔に対応するV曲線及びV曲線を示す図である。
【図4】従来の技術に係る他のシングルセルギャップの半透過型液晶ディスプレイの単一の画素の等価回路図である。
【図5】図4に示す半透過型液晶ディスプレイのV曲線及びV曲線を示す図である。
【図6】従来の技術に係る他のシングルセルギャップの半透過型液晶ディスプレイの等価回路図である。
【図7】図6に示す半透過型液晶ディスプレイのV曲線及びV曲線を示す図である。
【図8】本発明の第一実施形態に係るシングルセルギャップの半透過型液晶ディスプレイを示す図である。
【図9】図8に示す半透過型液晶ディスプレイの単一の画素の等価回路図である。
【図10】図8に示す半透過型液晶ディスプレイの変調走査信号及びデータ信号の波形図である。
【図11】本発明の第一実施形態に係るシングルセルギャップの半透過型液晶ディスプレイの変形例を示す図である。
【図12】図11に示す半透過型液晶ディスプレイの第一及び第二タイミング信号及び奇数/偶数走査信号の波形図である。
【図13】図8に示す半透過型液晶ディスプレイの他の変調走査信号及びデータ信号の波形図である。
【図14】図1に示す半透過型液晶ディスプレイに補償技術を導入する前の透過領域及び反射領域の電圧及びグレースケール曲線図である。
【図15】図8に示す半透過型液晶ディスプレイの透過領域及び反射領域の電圧及びグレースケール曲線図である。
【図16】本発明の第二実施形態に係るシングルセルギャップの半透過型液晶ディスプレイの単一の画素の等価回路図である。
【図17】図16に示す半透過型液晶ディスプレイの変調走査信号及びデータ信号の波形図である。
【図18】図16に示す半透過型液晶ディスプレイの他の変調走査信号及びデータ信号の波形図である。
【図19】図16に示す半透過型液晶ディスプレイの下基板の走査線及び子走査線の配線パターンを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、図面に基づいて、本発明に係るシングルセルギャップの半透過型液晶ディスプレイについて詳細に説明する。
【0021】
図8を参照すると、本発明に係るシングルセルギャップ(Single cell gap)の半透過型液晶ディスプレイ(transflective liquid crystal display)20は、半透過型液晶パネル21と、タイミングコントローラー22と、走査駆動回路23と、データ駆動回路24と、公共電圧発生回路25と、ガンマ電圧発生器26と、を備える。
【0022】
前記半透過型液晶パネル21は、上基板(図示せず)と、下基板211と、前記上基板と前記下基板211との間に挟まれている液晶層(図示せず)と、を備える。前記下基板211には、公共電極Vcom、互いに直交して配列される複数の走査線G〜G及び複数のデータ線D〜Dが配置されている。前記走査線G〜Gと前記データ線D〜Dとが交差する箇所は、単一の画素212に定義される。図9は、本発明の第一実施形態に係る半透過型液晶パネルの下基板211の単一の画素の等価回路図であり、透過領域Aと、反射領域Aと、マルチプレクサ(multiplexer)と、を備える。前記下基板211の複数の走査線G〜G及び複数のデータ線D〜Dは、それぞれ前記走査駆動回路23及び前記データ駆動回路24に接続されている。前記走査駆動回路23により変調走査信号を複数の走査線G〜Gに周期的に順次に出力する。前記データ駆動回路24は、各画素212の表示しようとするグレースケール(Gray Scale)に対してそれぞれ2組の異なる電圧データ信号を各画素212に対応するデータ線D(mは、1〜Mの中の1つである)に出力する。前記公共電極Vcomは、前記公共電圧発生回路25に接続することによって各画素212に同じ低電圧を提供する。
【0023】
本実施形態において、各画素212のマルチプレクサは、透過領域の薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor)TFT1と、反射領域の第一薄膜トランジスタTFT2と、反射領域の第二薄膜トランジスタTFT3と、を備える。
【0024】
前記透過領域の薄膜トランジスタTFT1は、前記透過領域Aに形成されており、そのドレイン電極Dが透過領域のコンデンサCST1及び透過領域液晶コンデンサCLC1に接続され、ゲート電極Gが前記下基板211の該画素の走査線G(nは、1〜Nの中の1つである)に接続され、ソース電極Sが前記下基板211の該画素のデータ線Dに接続される。
【0025】
前記反射領域の第一薄膜トランジスタTFT2は、前記反射領域Aに形成されており、そのソース電極Sが前記下基板211の該画素のデータ線Dに接続され、ゲート電極Gが前記下基板211の該画素の走査線Gに接続される。
【0026】
前記反射領域の第二薄膜トランジスタTFT3は、前記反射領域Aに形成されており、そのソース電極Sが前記反射領域の第一薄膜トランジスタTFT2のドレイン電極Dに接続され、ゲート電極Gが該画素の次の画素の走査線Gn+1に接続され、ドレイン電極Dが反射領域コンデンサCST2及び反射領域の液晶コンデンサCLC2に接続される。
【0027】
図10は、図8に示す半透過型液晶ディスプレイの変調走査信号及びデータ信号の波形図である。前記反射領域の第一薄膜トランジスタTFT2及び前記反射領域の第二薄膜トランジスタTFT3のゲート電極Gは、それぞれ該画素の走査線G及び次の画素の走査線Gn+1に接続されるため、図10に示す波形図は、前の画素の走査線Gn−1、該画素の走査線G、次の画素の走査線Gn+1の波形を表示する。該波形図に示したように、前記走査駆動回路23から各走査線G〜Gに出力した走査信号のパルスの長さは、2Hの時間である。0H〜0.5Hの時間は、第一高電圧信号P1であり、1H〜2Hの時間は、第二高電圧信号P2である。前後走査線G、Gn+1の走査信号は、1Hの時間差を持つ。従って、該画素の反射領域の第一薄膜トランジスタTFT2及び前記反射領域の第二薄膜トランジスタTFT3のゲート電極Gは、該画素の走査線Gの1H〜1.5Hの範囲内に位置する第二高電圧信号P2及び次画素の走査線Gn+1の0H〜0.5Hの範囲内に位置する第一高電圧信号P1の時間内に伝導し、0.5Hの時間差を該画素のデータ線電圧データ信号Vに伝送して反射領域コンデンサCST2に入力する。前記透過領域の薄膜トランジスタTFT1のゲート電極Gは、該画素の走査線Gに接続されるため、前記透過領域の薄膜トランジスタTFT1は、オンになる。従って、走査線Gの1H〜1.5Hに対応する反射領域電圧データ信号Vを反射領域コンデンサCST2に入力し、1H〜1.5Hに対応する透過領域電圧データ信号Vを透過領域のコンデンサCST1に入力することによって前記反射領域A及び前記透過領域Aは、同じグレースケールを呈する異なる電圧値V、Vを記憶している。従って、透過領域に対応するV曲線と反射領域に対応するV曲線とを一致させる。
【0028】
前記変調走査信号は、以下の方式によって獲得する。図11を参照すると、前記下基板211の複数の走査線G〜Gは、その形成された位置によって順次に奇数走査線G、G、・・・及び偶数走査線G、G、・・・、Gに向けて分配される。前記奇数走査線G、G、・・・の端部は、前記下基板211の左側に形成され、且つ前記偶数走査線G、G、・・・、Gの端部は、前記下基板211の右側に形成されるため、走査駆動回路23aを追加して2つの走査駆動回路23、23aをそれぞれ前記奇数走査線G、G、・・・及び前記偶数走査線G、G、・・・、Gに接続させる。図12を参照すると、第一タイミング信号OE_L及び第二タイミング信号OE_Rを有するタイミングコントローラー22aを提供する。前記第一タイミング信号OE_Lの周波数は、前記第二タイミング信号OE_Rの周波数と同じであり、タイミングの差値は、1Hである。その中、パルスは、0.5Hである。前記第一タイミング信号及び前記第二タイミング信号は、それぞれ2つの走査駆動回路23、23aに出力し、前記走査駆動回路23、23aは、元の1Hの高電圧を有する走査信号を2Hの高電圧を有する走査信号G’、G’、G’、・・・ 、G’に調整してからそれぞれ順次に対応する第一タイミング信号OE_L及び第二タイミング信号OE_Rを減算することによって図10に示した変調走査信号G、G、G、・・・、Gを得る。
【0029】
本実施形態において、それぞれ異なる電圧データ信号V、Vを前記反射領域A及び前記透過領域Aに提供しなければならないため、前記データ駆動回路24の操作周波数を2倍まで高めることによって別々に1Hの時間内で2つの異なる電圧データ信号V、Vを各データ信号線Dに出力する。図13を参照すると、多周波のデータ駆動回路が複雑であるため、反射領域A及び透過領域Aに同じグレースケール値を入力しようとしてから各データ線に伝送する異なる電圧方式は、前記ガンマ電圧発生器26によって直接的に調整して前記データ駆動回路24に異なるグレースケール値のガンマ電圧γ0、γ1を提供することによって前記データ駆動回路24の操作周波数を増加させる必要なく、前記データ駆動回路24から出力した対応する電圧データ信号を反射領域A及び透過領域Aに出力させる。
【0030】
図14は、シングルセルギャップ半透過型液晶ディスプレイ20に補償技術を導入する前の前記透過領域A及び前記反射領域Aを模擬する電圧及びグレースケール曲線図である。単一の画素の透過領域A及び反射領域Aに同じ電圧を入力した場合、別々に異なるグレースケールを呈する。従って、本発明は、前記透過領域A及び前記反射領域Aの異なる電圧差に基づいて同じデータ線を調整して異なる電圧データ信号に入力することによって単一の画素の同じグレースケールを呈させる。図15に示す通り、本発明の駆動方法を採用して獲得した透過領域A及び反射領域Aは、いずれのグレースケールを呈している時でも、V曲線とV曲線とを一致させることができる。
【0031】
図16を参照して、本発明の下基板の1つの画素212aの第二実施形態について詳細に説明する。第二実施形態は、第一実施形態と似ている。異なる所は、下基板の複数の走査線G〜Gに対して水平に交互に設置された複数の子走査線G’〜G’が更に形成されるため、各画素212aは、互いに対応する走査線G及び子走査線G’を備えるということである。複数の走査線G〜G及び複数の子走査線G’〜G’は、走査駆動回路(図示せず)に接続する。前記単一の画素212aのマルチプレクサは、透過領域の薄膜トランジスタTFT1及び反射領域の第一薄膜トランジスタTFT2を備える。
【0032】
前記透過領域の薄膜トランジスタTFT1は、前記透過領域Aに形成され、本画素の走査線G、データ線D、透過領域のコンデンサCST1、透過領域液晶コンデンサCLC1に接続され、本画素走査線Gの変調走査信号によって駆動されて起動し、この時の本画素のデータ線Dの電圧データを透過領域のコンデンサCST1に入力する。
【0033】
前記反射領域の第一薄膜トランジスタTFT2は、前記反射領域Aに形成され、本画素の走査線G’、データ線D、透過領域のコンデンサCST2、透過領域液晶コンデンサCLC2に接続され、本画素走査線G’の変調走査信号によって駆動されて起動し、この時の本画素のデータ線Dの電圧データを透過領域のコンデンサCST2に入力する。
【0034】
図17は、本実施形態において使用する変調走査信号及びデータ信号波形図である。前記走査駆動回路(図示せず)は、順次に交互に変調信号を各画素の子走査線G’及び走査線Gに出力する。各子走査線G’及び各走査線Gは、0.5Hの高電圧信号を備える。隣接している子走査線G’と各走査線Gの時間差は、0.5Hであるため、同じ画素の高電圧信号の時間の合計は、1Hである。単一の画素の子走査線G’の高電圧信号が走査線Gより0.5Hほど早く、且つ前記反射領域の第一薄膜トランジスタTFT2のゲート電極Gが子走査線G’に接続するため、前記反射領域の第一薄膜トランジスタTFT2のゲート電極Gは、先ず導通し、且つその時の本画素データ線Dの電圧データ信号Vを反射領域コンデンサCST2に入力し、且つ0.5Hの時間続いてから前記透過領域の薄膜トランジスタTFT1のゲート電極Gは、走査線Dの高電圧信号に駆動されて導通し、且つその時の本画素のデータ線Dに対応する電圧データ信号Vを透過領域のコンデンサCST1に入力する。又、図18に示す通り、走査駆動回路は、1Hの高電圧信号を各走査線Gに持続的に出力する一方、0.5Hの高電圧信号を各子走査線に持続的に出力することによって単一の画素の子走査線G’と走査線Gの間に0.5Hの時間の重複を持たせる。
【0035】
図17及び図18の波形図を参照すると、それぞれ異なる電圧データ信号V、Vを前記反射領域A及び前記透過領域Aに提供しなければならないため、前記データ駆動回路の操作周波数を2倍まで高めることによって別々に1Hの時間内で2つの異なる電圧データ信号V、Vを各データ信号線Dに出力する。多周波のデータ駆動回路設計を簡略化するためにガンマ電圧発生器によって直接的に調整して前記データ駆動回路に異なるグレースケール値のガンマ電圧を提供することによって前記データ駆動回路の操作周波数を増加させる必要なく、前記データ駆動回路から出力した対応する電圧データ信号を反射領域A及び透過領域Aに出力させる。
【0036】
第二実施形態の下基板の走査線は、第一実施形態の下基板の走査線の2倍であるため、下基板の周辺の配線面積が不足する問題が有する。従って、図19に、第二実施形態の下基板の走査線G〜G及び子走査線G’〜G’の配線のパターンを示す。本実施形態において、下基板211の表示区域213に対応する各子走査線G’〜G’及び各走査線G〜Gは、第一金属加工工程によって形成される。下基板211の表示区域213以外の各子走査線G’〜G’及び各走査線G〜Gは、第二金属加工工程によって下基板の一面と他面とに互い違いとなるように形成される。例えば、下基板の表示区域213の範囲内の各走査線は、第一金属加工工程によって形成され、下基板211の表示区域213以外の各子走査線G’〜G’は、第二金属加工工程によって形成される。第一金属加工工程及び第二金属加工工程によって形成される各子走査線G’〜G’の接合箇所は、導電穴214で貫通して電気的に接続する。第一金属加工工程及び第二金属加工工程は、絶縁層によって分離されるため、下基板の表示区域213以外の各子走査線G’〜G’及び各走査線G〜Gの横方向に沿う距離は短くなることができ、配線の密度が高まる。各走査線G〜G及び子走査線G’〜G’は、第一金属加工工程及び第二金属加工工程によって形成されるため、RC遅延時間が異なる。しかし、本発明に係る透過領域の電圧は、反射領域の電圧と異なり、且つ各画素から見たものが同じものであるため、表示画面の不均一の問題がない。
【0037】
本発明に係る半透過型液晶ディスプレイの駆動方法は、下基板の各画素にマルチプレクサが設置され、変調走査信号及び異なる電圧データ信号に基づいて各画素の透過領域及び反射領域の電圧を別々に制御し、透過領域のV曲線と反射領域のV曲線とが等しくなるようにする。又、このような駆動方法を採用するため、半透過型液晶ディスプレイは、コストが低く、製品の良率が高く、残像がなく、水平クロストークがない。
【0038】
以上、本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形又は修正が可能であり、該変形又は修正も又、本発明の特許請求の範囲内に含まれるものであることは、いうまでもない。
【符号の説明】
【0039】
10 シングルセルギャップの半透過型液晶ディスプレイ
10a デュアルセルギャップの半透過型ディスプレイ
11 上基材
12,211 下基板
13 液晶層
21 半透過型液晶パネル
22,22a タイミングコントローラー
23,23a 走査駆動回路
24 データ駆動回路
25 公共電圧発生回路
26 ガンマ電圧発生器
121 透過領域
122 反射領域
123 反射層
124 絶縁層
212 画素

【特許請求の範囲】
【請求項1】
上基板と、複数の画素がマトリックス状に配列され且つ各画素が反射領域及び透過領域を有する下基板と、を備える半透過型液晶パネルを備えるシングルセルギャップの半透過型液晶ディスプレイの駆動方法であって、
前記下基板の各画素にマルチプレクサを追加し、前記マルチプレクサは、それぞれ反射領域のコンデンサ及び透過領域のコンデンサに接続され、且つ変調走査信号及び異なる電圧データ信号に基づいて、前記異なる電圧データ信号を各画素の反射領域のコンデンサ及び透過領域のコンデンサに入力することによって、透過領域の電圧透過率(V)曲線と反射領域の電圧反射率(V)曲線とを一致させることを特徴とするシングルセルギャップの半透過型液晶ディスプレイの駆動方法。
【請求項2】
マルチプレクサは、
前記透過領域に形成されて本画素の走査線、データ線、及び透過領域のコンデンサに接続され、本画素の走査線の変調走査信号によって駆動されて起動し、この時の本画素のデータ線の電圧データを透過領域のコンデンサに入力する薄膜トランジスタと、
前記反射領域に形成されて本画素の走査線、データ線に接続され、本画素の走査線の変調走査信号によって駆動されて起動する反射領域の第一薄膜トランジスタと、
前記反射領域に形成されて前記反射領域の第一薄膜トランジスタに直列接続され、本画素の次の画素の走査線及び反射領域のコンデンサに接続され、本画素の次の画素の走査線の変調走査信号によって駆動されて起動して前記反射領域の第一薄膜トランジスタと同時に起動した時、前記反射領域の第一薄膜トランジスタを介して本画素のデータ線の電圧データを反射領域のコンデンサに入力する反射領域の第二薄膜トランジスタと、
を備えることを特徴とする請求項1に記載のシングルセルギャップの半透過型液晶ディスプレイの駆動方法。
【請求項3】
前記下基板に水平に交互に配列される複数の走査線及び複数の子走査線が前記複数のデータ線に縦横に交差することによって、各画素がそれぞれ複数の走査線及び複数の子走査線を有し、
各マルチプレクサは、
前記透過領域に形成されて本画素の走査線、データ線、及び透過領域のコンデンサに接続され、本画素の走査線の変調走査信号によって駆動されて起動し、この時の本画素のデータ線の電圧データを透過領域のコンデンサに入力する透過領域の薄膜トランジスタと、
前記反射領域に形成されて本画素の走査線、データ線、及び反射領域のコンデンサに接続され、本画素の走査線の変調走査信号によって駆動されて起動し、この時の本画素のデータ線の電圧データを反射領域のコンデンサに入力する反射領域薄膜トランジスタと、
を備えることを特徴とする請求項1に記載のシングルセルギャップの半透過型液晶ディスプレイの駆動方法。
【請求項4】
前記下基板の複数の走査線は、変調走査信号を順次に周期的に受信し、
各変調走査信号は、2Hの駆動信号であり、0.5Hの第一高電圧信号、0.5Hの低電圧信号、及び1Hの第二高電圧信号を備え、且つ前後走査線の変調走査信号が1Hの時間差を持つことを特徴とする請求項2に記載のシングルセルギャップの半透過型液晶ディスプレイの駆動方法。
【請求項5】
前記変調走査信号を生成する方式は、先ず、2組のタイミングの差値が1Hであってパルス時間が0.5Hであるタイミング信号を獲得し、次に、2Hの高電圧信号を有する奇数及び偶数走査信号から前記2組のタイミング信号をそれぞれ減算することを特徴とする請求項4に記載のシングルセルギャップの半透過型液晶ディスプレイの駆動方法。
【請求項6】
前記下基板の複数の子走査線及び走査線は、変調走査信号を順次に周期的に受信し、
前記変調走査信号は、0.5Hの駆動信号であり、且つ各画素に対応する子走査線及び走査線の変調走査信号が0.5Hの時間差を持つことを特徴とする請求項3に記載のシングルセルギャップの半透過型液晶ディスプレイの駆動方法。
【請求項7】
前記下基板の複数の子走査線は、第一変調走査信号を順次に周期的に受信し、
前記複数の走査線は、第二変調走査信号を順次に周期的に受信し、
前記第一変調走査信号は、0.5Hの高電圧信号であり、第二変調走査信号は、1Hの高電圧信号であり、且つ各画素に対応する子走査線と走査線との時間差がないことを特徴とする請求項3に記載のシングルセルギャップの半透過型液晶ディスプレイの駆動方法。
【請求項8】
前記半透過型液晶ディスプレイは、
各画素のデータ線の電圧データ信号を提供するデータ駆動回路と、
前記データ駆動回路に接続され、前記データ駆動回路に入力した異なるグレースケールのガンマ電圧を提供して前記データ駆動回路から電圧データ信号を前記反射領域及び前記透過領域にそれぞれ出力するガンマ電圧発生器と、
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のシングルセルギャップの半透過型液晶ディスプレイの駆動方法。
【請求項9】
上基板と、下基板と、前記上基板と前記下基板との間に挟まれている液晶層と、を備え、前記下基板には、公共電極、互いに直交するように配列される複数の走査線及び複数のデータ線が配置され、前記走査線とデータ線とが交差する箇所は単一の画素に定義され、各画素は、透過領域と、反射領域と、該画素の走査線及びデータ線に接続されるマルチプレクサと、を備える半透過型液晶パネルと、
複数の走査線に接続され、複数の走査線に変調走査信号を順次に周期的に入力し、各画素のマルチプレクサを駆動して前記反射領域及び前記透過領域の起動順序及び起動時間を制御する走査駆動回路と、
複数のデータ線に接続され、同じグレースケールに基づいて異なる2組の電圧のデータ信号を各画素の起動した透過領域及び反射領域に出力するデータ駆動回路と、
走査駆動回路及びデータ駆動回路に固定タイミング信号を提供するタイミングコントローラーと、
を備えることを特徴とするシングルセルギャップの半透過型液晶ディスプレイ。
【請求項10】
マルチプレクサは、
前記透過領域に形成されて本画素の走査線、データ線、及び透過領域のコンデンサに接続され、本画素の走査線の変調走査信号によって駆動されて起動し、この時の本画素のデータ線の電圧データを透過領域のコンデンサに入力する薄膜トランジスタと、
前記反射領域に形成されて本画素の走査線、データ線に接続され、本画素の走査線の変調走査信号によって駆動されて起動する反射領域の第一薄膜トランジスタと、
前記反射領域に形成されて前記反射領域の第一薄膜トランジスタに直列接続され、本画素の次の画素の走査線及び反射領域のコンデンサに接続され、本画素の次の画素の走査線の変調走査信号によって駆動されて起動して前記反射領域の第一薄膜トランジスタと同時に起動した時、前記反射領域の第一薄膜トランジスタを介して本画素のデータ線の電圧データを反射領域のコンデンサに入力する反射領域の第二薄膜トランジスタと、
を備えることを特徴とする請求項9に記載のシングルセルギャップの半透過型液晶ディスプレイ。
【請求項11】
前記下基板に水平に交互に配列される複数の走査線及び複数の子走査線が前記複数のデータ線に縦横に交差することによって、各画素がそれぞれ複数の走査線及び複数の子走査線を有し、
各マルチプレクサは、
前記透過領域に形成されて本画素の走査線、データ線、及び透過領域のコンデンサに接続され、本画素の走査線の変調走査信号によって駆動されて起動し、この時の本画素のデータ線の電圧データを透過領域のコンデンサに入力する透過領域の薄膜トランジスタと、
前記反射領域に形成されて本画素の走査線、データ線、及び反射領域のコンデンサに接続され、本画素の走査線の変調走査信号によって駆動されて起動し、この時の本画素のデータ線の電圧データを反射領域のコンデンサに入力する反射領域の薄膜トランジスタと、
を備えることを特徴とする請求項9に記載のシングルセルギャップの半透過型液晶ディスプレイ。
【請求項12】
前記走査駆動回路から出力した変調走査信号は、2Hの駆動信号であり、0.5Hの第一高電圧信号、0.5Hの低電圧信号、及び1Hの第二高電圧信号を備え、且つ前後走査線の変調走査信号が1Hの時間差を持つことを特徴とする請求項10に記載のシングルセルギャップの半透過型液晶ディスプレイ。
【請求項13】
複数の走査線は、下基板の相対する両側に形成される奇数走査線及び偶数走査線を備え、
前記タイミングコントローラーが、第一タイミング信号及び前記第一タイミング信号と同一の周波数を有する第二タイミング信号を提供し、第一タイミング信号と第二タイミング信号のタイミングの差値が1Hであって、パルス時間が0.5Hであり、
前記走査駆動回路から順次に2Hの高電圧信号を有する奇数走査信号及び偶数走査信号を生成し、前記奇数走査信号及び偶数走査信号から前記第一タイミング信号及び前記第二タイミング信号をそれぞれ減算して変調走査信号を出力することを特徴とする請求項12に記載のシングルセルギャップの半透過型液晶ディスプレイ。
【請求項14】
前記下基板の複数の子走査線及び走査線は、変調走査信号を順次に周期的に受信し、
前記変調走査信号は、0.5Hの駆動信号であり、且つ各画素に対応する子走査線及び走査線の変調走査信号が0.5Hの時間差を持つことを特徴とする請求項11に記載のシングルセルギャップの半透過型液晶ディスプレイ。
【請求項15】
前記下基板の複数の子走査線は、第一変調走査信号を順次に周期的に受信し、
前記複数の走査線は、第二変調走査信号を順次に周期的に受信し、
前記第一変調走査信号は、0.5Hの高電圧信号であり、第二変調走査信号は、1Hの高電圧信号であり、且つ各画素に対応する子走査線と走査線との時間差がないことを特徴とする請求項11に記載のシングルセルギャップの半透過型液晶ディスプレイ。
【請求項16】
前記データ駆動回路に接続され、前記データ駆動回路に入力した異なるグレースケールのガンマ電圧を提供して前記データ駆動回路から電圧データ信号を前記反射領域及び前記透過領域にそれぞれ出力するガンマ電圧発生器と、
公共電極に接続することによって各画素に同じ低電圧を提供する公共電圧発生回路と、
をさらに備えることを特徴とする請求項9に記載のシングルセルギャップの半透過型液晶ディスプレイ。
【請求項17】
下基板の表示区域に対応する各子走査線及び各走査線は、第一金属加工工程によって形成され、
下基板の表示区域以外の各子走査線及び各走査線は、第二金属加工工程によって下基板の一面と他面とに互い違いとなるように形成され、
第一金属加工工程及び第二金属加工工程によって形成された各子走査線の接合箇所は、導電穴で貫通して電気的に接続することを特徴とする請求項11に記載のシングルセルギャップの半透過型液晶ディスプレイの複数の子走査線及び複数の走査線の製造方法。
【請求項18】
下基板の表示区域に対応する各子走査線及び各走査線は、第二金属加工工程によって形成され、
下基板の表示区域以外の各子走査線及び各走査線は、第一金属加工工程によって下基板の一面と他面とに互い違いとなるように形成され、
下基板の表示区域以外の各子走査線の接合箇所は、導電穴で貫通して電気的に接続することを特徴とする請求項11に記載のシングルセルギャップの半透過型液晶ディスプレイの複数の子走査線及び複数の走査線の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【公開番号】特開2011−65160(P2011−65160A)
【公開日】平成23年3月31日(2011.3.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−207868(P2010−207868)
【出願日】平成22年9月16日(2010.9.16)
【出願人】(510138796)奇美電子股▲ふん▼有限公司 (24)
【Fターム(参考)】