説明

シールド掘進機

【課題】カッタスポークの溶断時にカッタスポーク内の供給ラインをも溶断してしまうのを防止でき、供給ラインを再利用することができるシールド掘進機を提供する。
【解決手段】筒状のシールドフレーム1の前部に切羽地山を掘削するカッタ3を備え、該カッタ3は、回転駆動装置6により回転駆動又は揺動駆動される回動中心部3aと、該回動中心部3aから放射状に設けられたカッタスポーク16とを有するシールド掘進機において、所定の前記カッタスポーク16の内部には前記シールドフレーム1内から回動中心部3aを通って油圧、作泥剤、電気などの供給ライン26が挿通されており、該供給ライン26が挿通されるカッタスポーク16には溶断により分断可能な分断可能部29が設けられ、該分断可能部29の内部には溶断時に前記供給ライン26を保護するための保護管32が設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シールド掘進機に係り、特にカッタを分断して回収可能としたシールド掘進機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、シールド掘進機は、筒状のシールドフレームの前部に切羽地山を掘削するカッタを備えると共に、シールドフレーム内の後部に推進用のシールドジャッキやトンネルの内壁面に沿ってセグメントを組立てるセグメント組立装置(エレクタ)、掘削した土砂を搬出する搬出装置(スクリューコンベヤ)を備えている。
【0003】
このようなシールド掘進機を用いて所定の工事区間にトンネルを構築する場合、その工事区間に発進立坑と到達立坑を掘削し、発進立坑からシールド掘進機を搬入して発進させ、到達立坑に到達したシールド掘進機は、解体ないし分断されて一部(例えばカッタ等)が地上に引き上げられ、残り(例えばシールドフレーム)はトンネルの構造体として地中に埋設される。
【0004】
この場合、分断されて地上に引き上げられたカッタやその駆動装置などはスクラップ処理されているが、このようにスクラップ処理される産業廃棄物の増加は地球環境にとって好ましくない。このため、シールド掘進機を構成する構造物を回収して再利用を可能にしたシールド掘進機やその回収方法が提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2002−206391号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、前記カッタは、少なくとも回動中心部と、該回動中心部から放射状に設けられたカッタスポークとを有しているため、カッタを回収する場合、カッタスポークがガス切断機により溶断される。なお、前記回動中心部やカッタスポークには切羽地山を掘削するためのカッタビットが設けられており、カッタスポークの先端部にはカッタの半径方向外方の地山を掘削するためのコピーカッタ(オーバカッタともいう)が突没可能に設けられている。
【0007】
しかしながら、前記カッタスポークの内部には、前記シールドフレーム内から回動中心部を通ってコピーカッタ駆動用の油圧や、掘削土砂流動化促進用の作泥剤や、カッタビットの磨耗検出用の電気などを供給するためのホースやケーブルなどからなる供給ラインが挿通されているので、前記カッタスポークの溶断時に前記供給ラインをも溶断してしまい、供給ラインを再利用することができなかった。なお、前記供給ラインを適宜箇所で接続金具により分割可能に構成にすることは可能であるが、カッタスポーク内の接続金具には作業者の手が届きにくいため、カッタスポークの溶断前に予め前記供給ラインを分割して回収することは困難である。
【0008】
本発明は、前記事情を考慮してなされたものであり、カッタスポークの溶断時にカッタスポーク内の供給ラインをも溶断してしまうのを防止でき、供給ラインを再利用することができるシールド掘進機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記目的を達成するために、本発明は、筒状のシールドフレームの前部に地山を掘削するカッタを備え、該カッタは、回転駆動装置により回転駆動又は揺動駆動される回動中心部と、該回動中心部から放射状に設けられたカッタスポークとを有するシールド掘進機において、所定の前記カッタスポークの内部には前記シールドフレーム内から回動中心部を通って油圧、作泥剤、電気などの供給ラインが挿通されており、該供給ラインが挿通されるカッタスポークには溶断により分断可能な分断可能部が設けられ、該分断可能部の内部には溶断時に前記供給ラインを保護するための保護管が設けられていることを特徴とする。
【0010】
前記カッタは、カッタスポークの先端部をつなぐ外周リングを有し、該外周リングにカッタスポークの先端部が着脱可能に取り付けられていることが好ましい。
【0011】
前記油圧の供給ラインは、カッタスポーク内の先端部に設けられたコピーカッタの駆動部に接続される油圧ホースからなることが好ましい。
【0012】
前記作泥剤の供給ラインは、前記シールドフレーム内の隔壁と前記カッタとの間の土砂取込室に臨んで前記カッタスポークに設けられた作泥剤注入孔に接続される作泥剤供給ホースからなることが好ましい。
【0013】
前記電気の供給ラインは、前記カッタスポークに設けられた磨耗検出用カッタビットの磨耗検出部に接続される電気ケーブルからなることが好ましい。
【0014】
前記シールドフレーム内の隔壁には、分断されたカッタスポークの基部側を含む回動中心部や前記外周リングから取外されるカッタスポークの先端側を取り出すための取り出し穴が溶断により形成されることが好ましい。
【0015】
前記保護管は、その長手方向の一端が前記カッタスポークの分断可能部で分断される一方の側に接続板を介して接続されていることが好ましい。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、カッタスポークの溶断時にカッタスポーク内の供給ラインをも溶断してしまうのを防止でき、供給ラインを再利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の実施形態に係るシールド掘進機の要部断面図である。
【図2】(a)はカッタスポークと外周リングの接合状態を示す図、(b)は同接合状態を解除した状態を示す図である。
【図3】(a)はカッタスポークの要部の拡大断面図、(b)は(a)のB−B線断面図である。
【図4】シールド掘進機の隔壁に形成した取り出し穴からカッタを分割して回収する状況を概略的に示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下に、本発明を実施するための形態を添付図面に基いて詳述する。
【0019】
図1に示すように、シールド掘進機は、筒状例えば円筒状のシールドフレーム1を有し、このシールドフレーム1の内部にはこれを前後に仕切る隔壁2が設けられ、シールドフレーム1の前部には切羽地山を掘削する回転式のカッタ3が設けられている。このカッタ3と前記隔壁2の間には、カッタ3により掘削された土砂を取り込むための土砂取込室4が形成されている。カッタ3の背面部には土砂取込室4内の土砂を攪拌する攪拌翼5が突設されている。
【0020】
前記隔壁2には、カッタ3を回転駆動するための回転駆動装置6と、土砂取込室4内の下方から土砂をシールドフレーム1の後方に搬出するスクリューコンベヤ7とが設けられている。シールドフレーム1内の隔壁2よりも後方には、掘削したトンネルの内周に沿ってセグメントを組立てるセグメント組立装置と、推進用のシールドジャッキとが設けられている(図示省略)。なお、シールドフレーム1は、中折れ用のジャッキを介して屈曲可能に連結された前胴部と後胴部からなり、前胴部に推進用のシールドジャッキが設けられ、後胴部にセグメント組立装置が設けられていてもよい(図示省略)。
【0021】
前記回転駆動装置6は、カッタ3の回動中心部(回転センターボスともいう)3aに設けられた回転軸としての回転筒体8と、この回転筒体8を前記隔壁2に回転可能に支持する環状の軸受部9と、回転筒体8を駆動歯車10及び環状の従動歯車11を介して回転駆動する駆動部(モータ)12とから主に構成されている。前記回転筒体8は、例えば中空の裁頭角錐状又は裁頭円錐状に形成されており、この回転筒体8の先端部がカッタ3の回動中心部3aの背面部に接続されている。
【0022】
回転筒体8の基端部にはフランジ部8aが設けられ、このフランジ部8aに前記従動歯車11がボルト13で取り付けられている。なお、前記軸受部9は、前記従動歯車11を内側から回転可能に支持しており、この従動歯車11及び前記回転筒体8を介してカッタ3を回転可能に支持している。なお、前記隔壁2は環状に形成され、この隔壁の内周に環状の固定フレーム14が固定されている。この固定フレーム14には前記駆動部12及び軸受部9が取り付けられている。また、固定フレーム14と回転筒体8のフランジ部8aとの間には、シール部材15が設けられている。
【0023】
前記カッタ3は、回転駆動装置6により回転駆動される回動中心部3aと、この回動中心部3aから放射状に設けられたカッタスポーク16とを有している。また、これら複数のカッタスポーク16の先端部に跨って外周リング17が取り付けられている。この場合、図2に示すように、カッタスポーク16の先端部16bには、外周リング17の内周面に当接されて溶接接合される接合片18が設けられており、この接合片18と外周リング17とを接合している溶接部19を溶断することにより外周リング17からカッタスポーク16を取り外すことができるようになっている。
【0024】
前記カッタスポーク16は軸孔20を有する中空の棒状に形成され、何れか一つのカッタスポーク16の先端部16bにはコピーカッタ21が設けられている。このコピーカッタは、その先端部をカッタスポーク16の先端から突没させるための駆動部である油圧ジャッキ21aを有している。なお、前記コピーカッタ21の他に予備のコピーカッタが別のカッタスポークの先端部に設けられていてもよい。また、土砂の流動化を促進するために、一部のカッタスポーク16には土砂取込室4内に向って作泥剤を注入する作泥剤注入孔22が設けられている。
【0025】
前記カッタ3の回動中心部3aの前面部及びカッタスポーク16には切羽地山を掘削するカッタビット23,24が取り付けられている。この場合、一部のカッタスポーク16にはカッタビットの磨耗を検出するために磨耗検出用のカッタビット25が取り付けられている。この磨耗検出用のカッタビット25は、例えば磨耗量を電気的に検出する磨耗検出部25aを内部に有している。
【0026】
所定のカッタスポーク16の内部には、前記シールドフレーム1内から回動中心部3aを通ってコピーカッタ21の駆動用の油圧、作泥剤、或いは磨耗検出用のカッタビット25の磨耗検出用の電気などの供給ライン26が挿通される。これら供給ライン26のうち、前記油圧の供給ライン26aは、例えば油圧ホースからなり、カッタスポーク16内の先端部16bに設けられたコピーカッタ21の駆動部である油圧ジャッキ21aに接続されている。
【0027】
前記作泥剤の供給ライン26bは、例えば作泥剤供給ホースからなり、前記作泥剤注入孔22に接続されている。前記電気の供給ライン26cは、例えば電気ケーブルからなり、前記カッタスポーク16に設けられた磨耗検出用カッタビット25の磨耗検出部25aに接続されている。
【0028】
一方、前記回動中心部3aには、前記供給ライン26をシールドフレーム1内に軸心に沿って導き出すための導管部27を介してロータリジョイント28が接続されており、このロータリジョイント28を介して回転側の供給ラインと固定側の供給ラインとが接続されている。
【0029】
そして、前記供給ライン26が挿通されるカッタスポーク16には、溶断(ガス切断)により分断することが可能な部分を示す分断可能部(分断可能部材ともいう)29が設けられている。カッタスポーク16は、回動中心部3aに固定された基部16aと、中間部である前記分断可能部29と、先端部16bとにより構成され、これらは外径及び軸孔20の内径が同じで、同じ材質からなっている。図3に拡大して示すように、基部16aと分断可能部29の接合部及び分断可能部29と先端部16bの接合部には、内周側に位置決め接合用として一方に凹部30aが、他方に凸部30bが形成されていると共に外周側に溶接接合用の開先部31が形成されている。なお、図3は、分断可能部29が溶断箇所で分断された状態を模式的に示している。
【0030】
前記分断可能部29の内部には溶断時に前記供給ライン26を保護するための保護管32が設けられている。前記保護管32は、溶断時の熱の影響を前記供給ライン26に与えにくくするために、分断可能部29の長さと同じかこれよりも若干長く形成されていることが好ましい。溶断時に保護管29に作用する熱影響を抑制するために、分断可能部29の内面と保護管32と外面との間には隙間33が設けられていることが好ましく、また、保護管32は耐熱性の高い材料からなることが好ましい。また、保護管32の一端は分断可能部29の溶断箇所(溶断ライン)Cで分断される一方の側に接続板34を介して溶接により接続されており、保護管32の他端は分断される他方の側に接続されておらず、自由端になっている。これは、保護管32の両端が分断可能部29の両方の側に接続されていると、分断可能部29を溶断箇所Cで分断してもその一方の側と他方の側が保護管32を介して繋がっていて引き離すことができなくなるからである。
【0031】
本実施形態のシールド掘進機においては、到達立坑35に到達し、この到達立坑35の口径が小さい等の理由により到達立坑35からカッタ3等を回収できない場合、図4に示すようにシールドフレーム1内の隔壁3の中央部に取り出し穴36を形成することにより、カッタ等をシールドフレーム側(トンネル側)から回収できるようになっている。この場合、図1ないし図4に示すように取り出し穴36用の溶断ラインDに沿って固定フレーム14を含むカッタ3の回転駆動装置6が隔壁2から切断され、カッタ3も溶断ラインCに沿って切断され、これらは搬送しやすい大きさに更に適宜分断されてシールドフレーム1側から搬出される。この場合、供給ライン26はロータリジョイント28から外され、図4に示すように外周リング17に取外けられたカッタスポーク16の先端部16b側に繋がった状態にあり、この状態で、カッタスポーク16の先端部16bを外周リング17から取り外すことにより先端部16bと一緒に回収される。なお、外周リング17はシールドフレーム1と同様に地中に埋設される。
【0032】
以上の構成からなるシールド掘進機によれば、所定の前記カッタスポーク16の内部(軸孔20)にはシールドフレーム1内から回動中心部3aを通って油圧、作泥剤、電気などの供給ライン26が挿通されており、該供給ライン26が挿通されるカッタスポーク16には溶断により分断可能な分断可能部29が設けられ、該分断可能部29の内部には溶断時に前記供給ライン26を保護するための保護管32が設けられているため、カッタスポーク16の溶断時にカッタスポーク16内の供給ライン26をも溶断してしまうのを防止でき、供給ライン26をそのまま回収して再利用することができる。
【0033】
前記カッタ3は、カッタスポーク16の先端部16bをつなぐ外周リング17を有し、該外周リング17にカッタスポーク16の先端部16bが取り付けられているため、カッタスポーク16の先端部16bを外周リング17から取り外して回収することができる。
【0034】
前記油圧の供給ライン26aは、カッタスポーク16内の先端部に設けられたコピーカッタ21の駆動部である油圧ジャッキ21aに接続される油圧ホースからなるが、これを分断することなく回収して再利用することができる。
【0035】
前記作泥剤の供給ライン26bは、前記シールドフレーム1内の隔壁2と前記カッタ3との間の土砂取込室4に臨んで前記カッタスポーク16に設けられた作泥剤注入孔22に接続される作泥剤供給ホースからなるが、これを分断することなく回収して再利用することができる。
【0036】
前記電気の供給ライン26cは、前記カッタスポーク16に設けられた磨耗検出用カッタビット25の磨耗検出部25aに接続される電気ケーブルからなるが、これを分断することなく回収して再利用することができる。
【0037】
前記シールドフレーム1内の隔壁2には、カッタ3の回転駆動装置6、分断されたカッタスポーク16の基部16a側を含む回動中心部3aや前記外周リング17から取り外されるカッタスポーク16の先端部16b側を取り出すための取り出し穴36が溶断により形成されるため、回転駆動装置6を含むカッタ3をシールドフレーム1側から容易に回収することができる。
【0038】
前記保護管32は、その長手方向の一端が前記カッタスポーク16の分断可能部29で分断される一方の側に接続板34を介して接続されているため、分断可能部29を容易に分断することができる。
【0039】
以上、本発明の実施の形態を図面により詳述してきたが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の設計変更が可能である。
【符号の説明】
【0040】
1 シールドフレーム
2 隔壁
3 カッタ
3a 回動中心部
4 土砂取込室
6 回転駆動装置
21 コピーカッタ
21a 油圧ジャッキ(駆動部)
25 磨耗検出用のカッタビット
25a 磨耗検出部
26 供給ライン
29 分断可能部
32 保護管
36 取り出し穴

【特許請求の範囲】
【請求項1】
筒状のシールドフレームの前部に地山を掘削するカッタを備え、該カッタは、回転駆動装置により回転駆動又は揺動駆動される回動中心部と、該回動中心部から放射状に設けられたカッタスポークとを有するシールド掘進機において、所定の前記カッタスポークの内部には前記シールドフレーム内から回動中心部を通って油圧、作泥剤、電気などの供給ラインが挿通されており、該供給ラインが挿通されるカッタスポークには溶断により分断可能な分断可能部が設けられ、該分断可能部の内部には溶断時に前記供給ラインを保護するための保護管が設けられていることを特徴とするシールド掘進機。
【請求項2】
前記カッタは、カッタスポークの先端部をつなぐ外周リングを有し、該外周リングにカッタスポークの先端部が着脱可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のシールド掘進機。
【請求項3】
前記油圧の供給ラインは、カッタスポーク内の先端部に設けられたコピーカッタの駆動部に接続される油圧ホースからなることを特徴とする請求項1に記載のシールド掘進機。
【請求項4】
前記作泥剤の供給ラインは、前記シールドフレーム内の隔壁と前記カッタとの間の土砂取込室に臨んで前記カッタスポークに設けられた作泥剤注入孔に接続される作泥剤供給ホースからなることを特徴とする請求項1に記載のシールド掘進機。
【請求項5】
前記電気の供給ラインは、前記カッタスポークに設けられた磨耗検出用カッタビットの磨耗検出部に接続される電気ケーブルからなることを特徴とする請求項1に記載のシールド掘進機。
【請求項6】
前記シールドフレーム内の隔壁には、分断されたカッタスポークの基部側を含む回動中心部や前記外周リングから取り外されるカッタスポークの先端側を取り出すための取り出し穴が溶断により形成されることを特徴とする請求項1に記載のシールド掘進機。
【請求項7】
前記保護管は、その長手方向の一端が前記カッタスポークの分断可能部で分断される一方の側に接続板を介して接続されていることを特徴とする請求項1に記載のシールド掘進機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−209652(P2010−209652A)
【公開日】平成22年9月24日(2010.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−60019(P2009−60019)
【出願日】平成21年3月12日(2009.3.12)
【出願人】(000000099)株式会社IHI (5,014)
【Fターム(参考)】