説明

スクリーン印刷装置およびスクリーン印刷方法

【課題】目詰まり等の印刷不良を防止できるスクリーン印刷装置およびスクリーン印刷方法を提供する。
【解決手段】スクリーン印刷装置10は、メッシュスクリーン11と、密閉型ヘッド12と、ペースト掻取部材13と、ペースト引延部材14と、を備え、密閉型ヘッド12が一端側から他端側に向かって移動している間、ペースト掻取部材13がメッシュスクリーン11に近接することによりメッシュスクリーン11上の余剰ペーストを掻き取るとともに、ペースト引延部材14がメッシュスクリーン11から離反し、密閉型ヘッド12が他端側から一端側に向かって移動している間、ペースト掻取部材13がメッシュスクリーン11から離反するとともに、ペースト引延部材14がメッシュスクリーン11に近接することによりメッシュスクリーン11上の余剰ペーストを引き延ばす。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、回路基板にクリーム半田や導電性ペーストなどのペーストを印刷するスクリーン印刷装置およびスクリーン印刷方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、スキージヘッドをマスクプレートに対してそれぞれ水平方向に移動させ、昇降させる水平移動手段、昇降手段と、スキージヘッドをマスクプレートに対して押圧する押圧手段とを備え、マスクプレート上でスキージヘッドを移動させることにより、マスクプレートのパターン孔を介して基板にペーストを印刷するスクリーン印刷装置およびスクリーン印刷方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
前述した特許文献1に記載されたスクリーン印刷装置およびスクリーン印刷方法は、密閉型のスキージヘッドにおいて安定した印刷を行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−272584号公報(図1、請求項1)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、特許文献1の密閉型スキージヘッドにおいては、印刷後に印刷方向後側のスキージによりメッシュスクリーン上のペーストを掻き取ってしまうため、メッシュスクリーンの目地に入り込んだペーストが大気中に露出してしまう。これにより、目地に入り込んだペーストが乾燥して目詰まりすることがある。
従って、特許文献1の密閉型スキージヘッドにおいては、次回以降の印刷に印刷不良が生じてしまうことがある。
【0005】
本発明は、前述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、目詰まり等の印刷不良を防止できるスクリーン印刷装置およびスクリーン印刷方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るスクリーン印刷装置は、印刷対象物に対して略平行に配置されるメッシュスクリーンと、前記メッシュスクリーンの上方に配置され、前記メッシュスクリーンの面方向一端側から他端側に向かって摺接移動することにより前記メッシュスクリーンを介して前記印刷対称物にペーストを供給する密閉型ヘッドと、前記メッシュスクリーンの上方における前記密閉型ヘッドの移動方向の前方に配置され、前記密閉型ヘッドと同期移動するペースト掻取部材と、前記メッシュスクリーンの上方における前記ペースト掻取部材の移動方向の前方に配置され、前記密閉型ヘッドと同期移動するペースト引延部材と、を備え、前記密閉型ヘッドが前記一端側から前記他端側に向かって移動している間、前記ペースト掻取部材が前記メッシュスクリーンに近接することにより前記メッシュスクリーン上の余剰ペーストを掻き取るとともに、前記ペースト引延部材が前記メッシュスクリーンから離反し、前記密閉型ヘッドが前記他端側から前記一端側に向かって移動している間、前記ペースト掻取部材が前記メッシュスクリーンから離反するとともに、前記ペースト引延部材が前記メッシュスクリーンに近接することにより前記メッシュスクリーン上の前記余剰ペーストを引き延ばす。
【0007】
本発明に係るスクリーン印刷装置は、前記ペースト掻取部材が略帯状であるとともに、前記メッシュスクリーンの面方向に対して略垂直に近接する。
【0008】
本発明に係るスクリーン印刷方法は、印刷対象物に対してメッシュスクリーンを略平行に配置し、前記メッシュスクリーンの上方において、前記メッシュスクリーンの面方向一端側から他端側に向かって摺接移動することにより前記メッシュスクリーンを介して前記印刷対称物にペーストを供給する密閉型ヘッドを配置し、前記メッシュスクリーンの上方における前記密閉型ヘッドの移動方向の前方に前記密閉型ヘッドと同期移動するペースト掻取部材を配置し、前記メッシュスクリーンの上方における前記ペースト掻取部材の移動方向の前方に前記密閉型ヘッドと同期移動するペースト引延部材を配置し、前記密閉型ヘッドが前記一端側から前記他端側に向かって移動している間、前記ペースト掻取部材を前記メッシュスクリーンに近接させることにより前記メッシュスクリーン上の余剰ペーストを掻き取るとともに、前記ペースト引延部材を前記メッシュスクリーンから離反させ、前記密閉型ヘッドが前記他端側から前記一端側に向かって移動している間、前記ペースト掻取部材を前記メッシュスクリーンから離反させるとともに、前記ペースト引延部材を前記メッシュスクリーンに近接させることにより前記メッシュスクリーン上の前記余剰ペーストを引き延ばす。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係るスクリーン印刷装置およびスクリーン印刷方法によれば、目詰まり等の印刷不良を防止できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明に係る一実施形態のスクリーン印刷装置の正面図
【図2】本発明に係る一実施形態のスクリーン印刷装置の側面図
【図3】本発明に係る一実施形態のスクリーン印刷方法の基本的動作のフローチャート
【図4】本発明に係る一実施形態のスクリーン印刷方法の第1段階の正面図
【図5】本発明に係る一実施形態のスクリーン印刷方法の第2段階の正面図
【図6】本発明に係る一実施形態のスクリーン印刷方法の第3段階の正面図
【図7】本発明に係る一実施形態のスクリーン印刷方法の第4段階の正面図
【図8】本発明に係る一実施形態のスクリーン印刷装置の変形例の要部正面図
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明に係る一実施形態のスクリーン印刷装置およびスクリーン印刷方法について図面を参照して説明する。
図1および図2に示すように、本発明に係る一実施形態のスクリーン印刷方法を実行するスクリーン印刷装置10は、メッシュスクリーン11と、密閉型ヘッド12と、ペースト掻取部材である掻取スキージ13と、ペースト引延部材であるインク返14とを主として備える。
【0012】
メッシュスクリーン11は、印刷対象物である回路基板15に対して略平行に配置される。
密閉型ヘッド12は、メッシュスクリーン11の上方に配置され、メッシュスクリーン11の面方向一端側から他端側に向かって摺接移動することによりメッシュスクリーン11を介して回路基板15にペーストを供給する。
掻取スキージ13は、メッシュスクリーン11の上方における密閉型ヘッド12の移動方向の前方に配置され、密閉型ヘッド12と同期移動する。掻取スキージ13は、略帯状であるとともに、メッシュスクリーン11の面方向に対して略垂直に近接する。
従って、掻取スキージ13が、略帯状であるとともに、メッシュスクリーン11の面方向に対して略垂直に近接するために、メッシュスクリーン11の目地にペーストを過剰に充填することなく印刷にじみを防止できる。
インク返14は、メッシュスクリーン11の上方における掻取スキージ13の移動方向の前方に配置され、密閉型ヘッド12と同期移動する。
【0013】
スクリーン印刷装置10は、基板位置決め部16の上方にスクリーン印刷機構を配設して構成されている。基板位置決め部16は、Y軸テーブル17、X軸テーブル18およびθ軸テーブル19が段積みされており、これらの上に第1Z軸テーブル20および第2Z軸テーブル21が組み合わせて構成されている。第2Z軸テーブル21上の回路基板下受部22により回路基板15が保持される。
【0014】
スクリーン印刷機構においては、リードスクリュー23がY軸方向に配置されて原動機24に連結されており、このリードスクリュー23に、ヘッド駆動機構部25に有するナット部材26が噛合されている。密閉型ヘッド12は、ヘッド駆動機構部25により上下方向に移動されるとともにリードスクリュー23を介してY軸方向に移動される。
リードスクリュー23には、ヘッド駆動機構部25の側部に、掻取スキージ13をメッシュスクリーン11に対して上下方向およびY軸方向に移動させるためのスキージ駆動機構部27と、インク返14をメッシュスクリーン11に対して上下方向およびY軸方向に移動させるためのインク返駆動機構部28とが噛合されている。ヘッド駆動機構部25とスキージ駆動機構部27とインク返駆動機構部28とは、ベース部材29に支持されている。
【0015】
スクリーン印刷装置10は、密閉型ヘッド12が、スクリーン枠30内に配置されたメッシュスクリーン11の一端側から他端側に向かって移動している間、掻取スキージ13がメッシュスクリーン11に近接することによりメッシュスクリーン11上の余剰ペーストを掻き取るともに、インク返14がメッシュスクリーン11から離反し、密閉型ヘッド12が他端側から一端側に向かって戻り移動している間、掻取スキージ13がメッシュスクリーン11から離反するとともに、インク返14がメッシュスクリーン11に近接することによりメッシュスクリーン11上の余剰ペーストを引き延ばす。
【0016】
次に、スクリーン印刷方法について説明する。
図3に示すように、スクリーン印刷方法は、基本的な動作として、
密閉型ヘッド(密閉ヘッド)12による加圧動作と掻取スキージ(掻き取りスキージ)13の下降動作(S101)と、
ペーストによる印刷動作(S102)と、
密閉型ヘッド12の加圧停止動作と掻取スキージ13の上昇動作とインク返(インク返し)14の下降動作(S103)と、
ペーストコーティング動作(S104)とからなる。
【0017】
次に、スクリーン印刷方法について詳細に説明する。
図4に示すように、第1段階において、回路基板15に対してメッシュスクリーン11を略平行に配置し、メッシュスクリーン11の上方において、密閉型ヘッド12が位置A1に配置されてメッシュスクリーン11の面方向の一端側から他端側に向かって摺接移動することによりメッシュスクリーン11を介して回路基板15にペーストP1が供給される。
このとき、密閉型ヘッド12とともに移動される掻取スキージ13は下降されており、インク返14は上昇されている。
【0018】
図5に示すように、第2段階において、密閉型ヘッド12が位置A2に向けて移動され、掻取スキージ13が、メッシュスクリーン11の上方における密閉型ヘッド12の移動方向の前方に密閉型ヘッド12と同期移動される。そのため、メッシュスクリーン11上のペーストP1が、掻取スキージ13のY軸方向の移動により掻き取られる。
【0019】
図6に示すように、第3段階において、インク返14がメッシュスクリーン11の上方における掻取スキージ13の移動方向の前方に密閉型ヘッド12と同期移動される。
このとき、密閉型ヘッド12が一端側から他端側に向かって移動している間、掻取スキージ13がメッシュスクリーン11に近接されることによりメッシュスクリーン11上の余剰ペーストP2が掻き取られ、密閉型ヘッド12の位置A2において、掻取スキージ13がメッシュスクリーン11から離反され、インク返14がメッシュスクリーン11に近接される。
【0020】
図7に示すように、第4段階において、密閉型ヘッド12が他端側から一端側に向かって戻り移動され、この間に、インク返14によりメッシュスクリーン11上の余剰ペーストP2が引き延ばされる。このとき、掻取スキージ13により掻き取られたペーストP1がメッシュスクリーン11を覆うためのペーストとなる。これにより、メッシュスクリーン11上にペースト層P3が形成される。
従って、密閉型ヘッド12が一端側から他端側に移動された後に、他端側から一端側まで戻り移動する1ストロークにおいて、掻取スキージ13がメッシュスクリーン11上のペーストP1を充填することなく掻取動作のみを行うとともに、インク返14がメッシュスクリーン11上の余剰ペーストP2を引き延ばすことにより、メッシュスクリーン11上にペースト層P3を形成するために、メッシュスクリーン11上のペースト表面が乾燥してもメッシュスクリーン11内のペーストP1は乾燥しないので、メッシュスクリーン11の目詰まりを防止できる。
【0021】
図8に示すように、本発明に係る一実施形態のスクリーン印刷装置10の変形例は、リードスクリュー23上のヘッド駆動機構部25の両側に、一対の掻取スキージ13をメッシュスクリーン11に対して上下方向およびY軸方向に移動させるための一対のスキージ駆動機構部27が配置されるとともに、一対のインク返14をメッシュスクリーン11に対して上下方向およびY軸方向に移動させるための一対のインク返駆動機構部28が配置される。
従って、変形例のスクリーン印刷装置10は、密閉型ヘッド12の一端側から他端側への往路、および密閉型ヘッド12の他端側から一端側への復路の両方で印刷することができる。
【0022】
以上、説明したように一実施形態のスクリーン印刷装置10によれば、密閉型ヘッド12が一端側から他端側に移動された後に、他端側から一端側まで戻り移動する1ストロークにおいて、掻取スキージ13がメッシュスクリーン11上のペーストP1を充填することなく掻取動作のみを行うとともに、インク返14がメッシュスクリーン11上の余剰ペーストP2を引き延ばすことにより、メッシュスクリーン11上にペースト層P3を形成するために、メッシュスクリーン11上のペースト表面が乾燥してもメッシュスクリーン11内のペーストP1は乾燥しないので、メッシュスクリーン11の目詰まり等の印刷不良を防止できる。
【0023】
また、一実施形態のスクリーン印刷装置10によれば、掻取スキージ13が、略帯状であるとともに、メッシュスクリーン11の面方向に対して略垂直に近接するために、メッシュスクリーン11の目地にペーストを過剰に充填することなく印刷にじみを防止できる。
【0024】
そして、一実施形態のスクリーン印刷方法によれば、密閉型ヘッド12が一端側から他端側に移動された後に、他端側から一端側まで戻り移動する1ストロークにおいて、掻取スキージ13がメッシュスクリーン11上のペーストP1を充填することなく掻取動作のみを行うとともに、インク返14がメッシュスクリーン11上の余剰ペーストP2を引き延ばすことにより、メッシュスクリーン11上にペースト層P3を形成するために、メッシュスクリーン11上のペースト表面が乾燥してもメッシュスクリーン11内のペーストP1は乾燥しないので、メッシュスクリーン11の目詰まり等の印刷不良を防止できる。
【0025】
なお、本発明のスクリーン印刷装置およびスクリーン印刷方法において基板位置決め部,Y軸テーブル,X軸テーブル,θ軸テーブル,第1Z軸テーブル,第2Z軸テーブル等は、前述した一実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形や改良等が可能である。
【産業上の利用可能性】
【0026】
以上述べたように、本発明のスクリーン印刷装置およびスクリーン印刷方法によれば、掻取スキージがメッシュスクリーン上のペーストを充填することなく掻取動作のみを行うために、メッシュスクリーン上のペースト表面が乾燥してもメッシュスクリーン内のペーストは乾燥しないので、メッシュスクリーンの目詰まり等の印刷不良を防止できるものである。以上の結果として、高品質なスクリーン印刷を行え、本発明の産業上の利用可能性は大といえる。
【符号の説明】
【0027】
10 スクリーン印刷装置
11 メッシュスクリーン
12 密閉型ヘッド(密閉ヘッド)
13 掻取スキージ(ペースト掻取部材)
14 インク返(ペースト引延部材)
15 回路基板(印刷対象物)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
印刷対象物に対して略平行に配置されるメッシュスクリーンと、
前記メッシュスクリーンの上方に配置され、前記メッシュスクリーンの面方向一端側から他端側に向かって摺接移動することにより前記メッシュスクリーンを介して前記印刷対称物にペーストを供給する密閉型ヘッドと、
前記メッシュスクリーンの上方における前記密閉型ヘッドの移動方向の前方に配置され、前記密閉型ヘッドと同期移動するペースト掻取部材と、
前記メッシュスクリーンの上方における前記ペースト掻取部材の移動方向の前方に配置され、前記密閉型ヘッドと同期移動するペースト引延部材と、を備え、
前記密閉型ヘッドが前記一端側から前記他端側に向かって移動している間、前記ペースト掻取部材が前記メッシュスクリーンに近接することにより前記メッシュスクリーン上の余剰ペーストを掻き取るとともに、前記ペースト引延部材が前記メッシュスクリーンから離反し、
前記密閉型ヘッドが前記他端側から前記一端側に向かって移動している間、前記ペースト掻取部材が前記メッシュスクリーンから離反するとともに、前記ペースト引延部材が前記メッシュスクリーンに近接することにより前記メッシュスクリーン上の前記余剰ペーストを引き延ばすスクリーン印刷装置。
【請求項2】
請求項1に記載のスクリーン印刷装置において、
前記ペースト掻取部材が略帯状であるとともに、前記メッシュスクリーンの面方向に対して略垂直に近接するスクリーン印刷装置。
【請求項3】
印刷対象物に対してメッシュスクリーンを略平行に配置し、
前記メッシュスクリーンの上方において、前記メッシュスクリーンの面方向一端側から他端側に向かって摺接移動することにより前記メッシュスクリーンを介して前記印刷対称物にペーストを供給する密閉型ヘッドを配置し、
前記メッシュスクリーンの上方における前記密閉型ヘッドの移動方向の前方に前記密閉型ヘッドと同期移動するペースト掻取部材を配置し、
前記メッシュスクリーンの上方における前記ペースト掻取部材の移動方向の前方に前記密閉型ヘッドと同期移動するペースト引延部材を配置し、
前記密閉型ヘッドが前記一端側から前記他端側に向かって移動している間、前記ペースト掻取部材を前記メッシュスクリーンに近接させることにより前記メッシュスクリーン上の余剰ペーストを掻き取るとともに、前記ペースト引延部材を前記メッシュスクリーンから離反させ、
前記密閉型ヘッドが前記他端側から前記一端側に向かって移動している間、前記ペースト掻取部材を前記メッシュスクリーンから離反させるとともに、前記ペースト引延部材を前記メッシュスクリーンに近接させることにより前記メッシュスクリーン上の前記余剰ペーストを引き延ばすスクリーン印刷方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−121250(P2012−121250A)
【公開日】平成24年6月28日(2012.6.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−274747(P2010−274747)
【出願日】平成22年12月9日(2010.12.9)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】