説明

スフィンゴシン−1−リン酸受容体拮抗剤と抗微小管剤との間の相乗効果

本発明は、スフィンゴシン−1−リン酸受容体拮抗剤(S1P)と微小管阻害剤の群から選択される少なくとも1つの化学療法剤との投与が癌に対して予想外に優れた治療を提供するという発見に基づく。タキサン化合物のような抗菌剤は、たとえば、パクリタキセル、ドセタキセルなどのように当該技術分野で既知であり、微小管阻害剤として作用するその他の化合物は、たとえば、ビンクリスチン(オンコビン(登録商標)、ビンカサルPSR(登録商標)、VCR)、ビンブラスチン(ベルバン(登録商標)、ベルサル(登録商標))及びビノレルビン、並びに類似の化合物である。本発明は、治療上有効な量の少なくとも1つのスフィンゴシン−1−リン酸(S1P1R)受容体拮抗剤と少なくとも1つの微小管阻害剤とを投与することによって、たとえば、癌細胞のような選択された細胞集団の増殖を調節する方法も提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願との相互参照
本開示は、「スフィンゴシン−1−リン酸受容体拮抗剤」という題目であり、Exelixis,Inc.によって共同所有される、同時に出願された、その米国特許仮出願番号が61/196,495号であり、その開示はその全体が参照により本明細書に組み込まれる特許出願に記載されたS1P受容体拮抗剤と、S1P受容体拮抗剤を含む組成物と、S1P受容体拮抗剤の使用方法と、S1P受容体拮抗剤の作製方法とに関する。
【0002】
本発明は、スフィンゴシン−1−リン酸受容体拮抗剤(S1P)と抗微小管剤の群から選択される少なくとも1つの化学療法剤との投与が、癌に対して予想外に優れた治療を提供するという発見に基づく。タキサン化合物のような抗菌剤は、たとえば、パクリタキセル(ニュージャージー州、プリンストンのブリストル・マイヤーズスクイブからTAXOL(登録商標)として入手可能)、ドセタキセル(ニュージャージー州、ブリッジウオーターのサノフィ・アベンティスからタキソテレ(登録商標)として入手可能)などのように当該技術分野で既知である。抗微小管剤として作用するその他の化合物は、ビンカアルカロイド類、たとえば、ビンクリスチン(インディアナ州、インディアナポリスのイーライリリー社からオンコビン(登録商標)として入手可能)、ビンブラスチン(インディアナ州、インディアナポリスのイーライリリー社からベルバン(登録商標)として入手可能、ベルサル(登録商標))、及びビノレルビンであり、類似の化合物も当該技術分野で既知である。本発明は、治療上有効な量の少なくとも1つのスフィンゴシン−1−リン酸(S1P1R)受容体拮抗剤と少なくとも1つのタキサン又はビンカアルカロイドのような抗微小管剤を投与することによって癌細胞のような選択された細胞の増殖を調節する方法も提供する。
【背景技術】
【0003】
スフィンゴシン−1−リン酸はスフィンゴシンに由来し、スフィンゴ脂質すべてに対して主鎖を提供する。アポトーシス誘発性脂質セラミドの代謝体であるスフィンゴシンのS1Pへのリン酸化にはスフィンゴシンキナーゼ(SphK)と呼ばれる脂質キナーゼが介在する。2つのアイソザイム、SphK1又はSphK2が存在する。S1Pは、いくつかのホスファターゼによるリン酸化を介して可逆的に不活化されてもよく、又はS1Pリアーゼによって非可逆的に不活化されてもよい。S1Pは、細胞小器官及び原形質膜にて細胞内で産生され、次いで分泌される。新しく生成されたS1Pはその後分泌され、アルブミン及びその他の血漿タンパク質と広く結合する。これによって組織中より恐らくは高い濃度で細胞外液にて安定したリザーバが提供され、細胞表面の受容体への迅速な送達が提供される。S1Pは、5つの同族のGタンパク質結合受容体(GPCRs)、S1P−1〜5Rsを介して、炎症反応、細胞増殖、アポトーシス、細胞の移動、リンパ球の輸送及び細胞の老化を含む多様な生物学的機能を調節する。従って、生合成の酵素及び生分解性の酵素の調和した活性が、生理的活性に必要とされる範囲でS1Pの濃度を維持し、調節するのを助ける。
【0004】
S1Pは、血管新生及び腫瘍形成の重要なメディエータであることが示されている。S1Pのレベルを調節する方法の1つはSphKを標的とし、それによってS1Pの生合成に影響を及ぼすことである。SphK1は試験管内で増殖を刺激し、生体内で腫瘍形成性であることが示されている。それはまた、放射線療法や化学療法に耐性を付与し、いくつかの固形腫瘍では上昇する。SphK1の阻害剤は生体内で抗癌効果を有することが示されている。これらの効果はS1Pの形成の阻害に起因する。さらに、S1Pに対するモノクローナル抗体は、マウスの異種移植及び同種移植のモデルにて腫瘍の進行を減らすか、又は腫瘍を排除する。従って、SphKを阻害することによるか、又はS1P特異的な抗体によるS1Pのレベルの低下は抗腫瘍形成効果を有する。
【0005】
すべてではないが多くのS1Pの影響には5つのGPCRsが介在するので、癌治療に対する代替アプローチはS1P受容体の阻害であってもよい。5つの既知のS1P受容体のうち、S1P1Rは血管透過性で重要な役割を担い、S1P1Rのノックアウトマウスは胚性致死の表現型を有することが示されている。さらに、S1P1Rとたとえば、PDGFRのような他の成長因子受容体との間でのクロストークに関する証拠が増えている。従って、S1P1R受容体の拮抗剤は、抗癌療法として臨床的利益を提供する可能性を有する。
【0006】
タキサン、ビンカアルカロイド及びエポチロンのような抗微小管剤は、抗癌剤の主要なカテゴリーである(非特許文献1)。抗微小管剤は、細胞の微小管、特に紡錘体の機能を妨害することによって機能する。正常な紡錘体の機能の破壊はアポトーシス性の細胞死をもたらす。
【0007】
タキサンは抗微小管剤であり、ジテルペンと呼ばれるクラスの化合物の一部である。この種の化合物はTaxus属の植物で産生され、元々それから単離される。たとえば、パクリタキセルは元々、イチイTaxus brevivoliaの樹皮から単離された。最近、タキサン類とその中間体が他の植物種から同様に単離された(非特許文献2)。現在、臨床用途に使用される薬剤のほとんどが、再生可能な供給源(非特許文献3,非特許文献4)としてイチイ種の針状葉からさらに容易に利用可能である天然の前駆体、10−デアデチルバダチンIIIから出発する半合成(非特許文献5)によって製造されている。
【0008】
タキサン類は、癌の治療に使用される薬剤の群である。タキサン類は癌細胞の増殖を妨害する独特の方法を有し、それらは、有糸分裂阻害剤且つ抗微小管剤である。タキサン類は、微小管の安定化剤であり、微小管の崩壊を妨害し、その結果、癌細胞の増殖と分裂の停止を生じる。タキサン類は多種多様な癌の治療に使用されている。
【0009】
ビンカアルカロイド類は、抗微小管剤であり、植物アルカロイドと呼ばれるクラスの化合物の一部である。この種のビンカ化合物は元々、Vinca属、具体的にはVinca roseaという植物から単離された。微小管の安定化剤であるタキサン類とは異なって、ビンカアルカロイド類は、微小管不安定化剤であり、微小管の解重合を引き起こし、有糸分裂の進行を阻害し、最終的にアポトーシス性の細胞死を生じる(非特許文献6)。ビンカアルカロイド類も多種多様な癌の治療に使用されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0010】
【非特許文献1】Rowinsky, E.K., and Tolcher, A. W., Antimicrotubule agents. In: V. T. Devita, Jr., and S. Hellman, and S. A. Rosenberg (eds.) Cancer Principles and Practice, Ed. 6, pp 431−452. Philadelphia: Lippincott Williams and Wilkins, 2001
【非特許文献2】Ottaggio et al., J. Nat. Prod. 2008, 71:58−60
【非特許文献3】Hook, I. et al., Phytochemistry 1999, 52:1041−1045
【非特許文献4】van Rocendaal, E. L. M., et al., Phytochemistry 2000, 53:383−389
【非特許文献5】Holton et al., in Taxol Science and applications; Suffness, M., Ed.; CRC Press: Boca Raton, 1995; pp 97−121
【非特許文献6】Perez, E. A., Molecular Cancer Therapeutics 2009, 8:2086−2095
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明は、少なくとも1つのS1P1R受容体拮抗剤と少なくとも1つの抗微小管剤の使用が癌の治療で予想外優れた成績を生じるという発見に基づく。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明は、治療上有効な量の少なくとも1つのS1P1R受容体拮抗剤と少なくとも1つの抗微小管剤、好ましくはタキサン化合物又はビンカアルカロイド化合物を患者に投与することによって癌の治療が必要な患者において癌を治療する方法を記載する。本発明のS1P1R受容体拮抗剤は、「スフィンゴシン−1−リン酸受容体拮抗剤」という題目であり、Exelixis,Inc.によって共同所有される、同時に出願された、その米国特許仮出願番号が第61/196,495号である特許出願に記載されている。本発明のタキサンは、当該技術分野で周知の化合物であり、ジテルペンと呼ばれるクラスの化合物の一部である。この種の化合物はTaxus属の植物で産生され、元々それから単離される。この種の化合物は微小管の崩壊を妨害し、結果的に癌細胞の増殖及び分裂の停止を生じる。本発明のビンカアルカロイドもまた当該技術分野で周知であり、植物アルカロイドと呼ばれるクラスの化合物の一部である。この種の化合物は、植物Vinca roseaによって産生され、元々それから単離される。この種の化合物は微小管を不安定化させ、結果的に癌細胞の増殖及び分裂の停止を生じる。S1P1R受容体拮抗剤と抗微小管剤、好ましくはタキサン化合物又はビンカアルカロイド化合物は、別々に、又は同一組成物の成分として投与することができる。
【0013】
本発明は、治療上有効な量の少なくとも1つのS1P1R受容体拮抗剤と少なくとも1つの抗微小管剤、好ましくはタキサン化合物又はビンカアルカロイド化合物を投与することによって選択された細胞集団、たとえば、癌細胞の増殖を調節する方法を記載する。本発明のS1P1R受容体拮抗剤は、「スフィンゴシン−1−リン酸受容体拮抗剤」という題目であり、Exelixis,Inc.によって共同所有される、同時に出願された、その米国特許仮出願番号が第61/196,495号である特許出願に記載されている。本発明のタキサンは、当該技術分野で周知の化合物であり、ジテルペンと呼ばれるクラスの化合物の一部である。この種の化合物はTaxus属の植物で産生され、元々それから単離される。この種の化合物は微小管の崩壊を妨害し、結果的に癌細胞の増殖及び分裂の停止を生じる。本発明のビンカアルカロイドは当該技術分野で周知であり、植物アルカロイドと呼ばれるクラスの化合物の一部である。この種の化合物は、植物Vinca roseaによって産生され、元々それから単離される。この種の化合物は微小管を不安定化させ、結果的に癌細胞の増殖及び分裂の停止を生じる。S1p1R受容体拮抗剤と抗微小管剤、好ましくはタキサン化合物又はビンカアルカロイド化合物は、別々に、又は同一組成物の成分として投与することができる。
【0014】
本発明はまた、少なくとも1つのS1P1R受容体拮抗剤と少なくとも1つの抗微小管剤、好ましくはタキサン化合物又はビンカアルカロイド化合物を含む組成物も記載する。本発明のS1P1R受容体拮抗剤は、「スフィンゴシン−1−リン酸受容体拮抗剤」という題目であり、Exelixis,Inc.によって共同所有される、同時に出願された、その米国特許仮出願番号が第61/196,495号である特許出願に記載されている。本発明のタキサンは、当該技術分野で周知の化合物であり、ジテルペンと呼ばれるクラスの化合物の一部である。この種の化合物はTaxus属の植物で産生され、元々それから単離される。この種の化合物は微小管の崩壊を妨害し、結果的に癌細胞の増殖及び分裂の停止を生じる。本発明のビンカアルカロイドもまた当該技術分野で周知であり、植物アルカロイドと呼ばれるクラスの化合物の一部である。この種の化合物は、植物Vinca roseaによって産生され、元々それから単離される。この種の化合物は微小管を不安定化させ、結果的に癌細胞の増殖及び分裂の停止を生じる。組成物は、薬学上許容可能なキャリア、賦形剤又は希釈剤を含むことができる。本発明のこれらの態様及びその他の態様が本明細書で詳細に記載される。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1a】a:対照、S1P1R受容体拮抗剤、パクリタキセル及びS1P1R受容体拮抗剤とパクリタキセルの組み合わせの、ヌードマウスにおけるヒト非小細胞肺癌異種移植に対する抗腫瘍活性を比較するグラフである(Calu−6XNモデルにおけるS1P1R拮抗剤+タキソール)。b:試験に用いた動物がすべて治療からの毒性効果を示さなかったことを説明する図である。
【図1b】a:対照、S1P1R受容体拮抗剤、パクリタキセル及びS1P1R受容体拮抗剤とパクリタキセルの組み合わせの、ヌードマウスにおけるヒト非小細胞肺癌異種移植に対する抗腫瘍活性を比較するグラフである(Calu−6XNモデルにおけるS1P1R拮抗剤+タキソール)。b:試験に用いた動物がすべて治療からの毒性効果を示さなかったことを説明する図である。
【図2a】a:対照、及び様々な濃度のS1P1R受容体拮抗剤とパクリタキセルの組み合わせの、ヌードマウスにおけるヒト乳癌異種移植に対する抗腫瘍活性を比較するグラフである(MDA−MB−231XNモデルにおけるS1P1R拮抗剤+タキソール)。b:試験に用いた動物がすべて治療からの毒性効果を示さなかったことを説明する図である。
【図2b】a:対照、及び様々な濃度のS1P1R受容体拮抗剤とパクリタキセルの組み合わせの、ヌードマウスにおけるヒト乳癌異種移植に対する抗腫瘍活性を比較するグラフである(MDA−MB−231XNモデルにおけるS1P1R拮抗剤+タキソール)。b:試験に用いた動物がすべて治療からの毒性効果を示さなかったことを説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明は、少なくとも1つのS1P1R受容体拮抗剤と少なくとも1つの抗微小管剤、好ましくはタキサン化合物又はビンカアルカロイド化合物の投与が癌の治療で優れた成績を生じるという予想外な発見に基づく。適当なS1P1R受容体拮抗剤、タキサン類及びビンカアルカロイド類が本明細書で記載される。
定義
本発明の化合物に関連して「投与」及びその変異体(たとえば、化合物を「投与すること」)は、化合物又は化合物のプロドラッグを治療の必要な動物の系に導入することを意味する。本発明の化合物又はそのプロドラッグが1つ以上のその他の活性剤(たとえば、手術、放射線、化学療法など)との組み合わせで提供される場合、「投与」又はその変異体は、化合物又はそのプロドラッグとタキサンのようなその他の剤との同時導入及び順次導入を含むようにそれぞれ理解される。
【0017】
「癌」は、(a)心臓癌、たとえば、肉腫(血管肉腫、線維肉腫、横紋筋肉腫、脂肪肉腫)、粘液腫、横紋筋腫、線維腫、脂肪腫及び奇形腫;(b)肺癌、たとえば、気管支原性癌(扁平細胞、未分化小細胞、未分化大細胞、腺癌)、肺胞(細気管支)癌、気管支腺腫、肉腫、リンパ腫、軟骨性過誤腫及び中皮腫;(c)消化管癌、たとえば、食道癌(扁平上皮癌、腺癌、平滑筋肉腫、リンパ腫)、胃癌(癌、リンパ腫、平滑筋肉腫)、膵臓癌(腺管癌、膵島細胞腺腫、グルカゴン産生腫瘍、ガストリン産生腫瘍、カルチノイド腫瘍、VIP産生腫瘍)、小腸癌(腺癌、リンパ腫、カルチノイド腫瘍、カポジ肉腫、平滑筋腫、血管腫、脂肪腫、神経線維腫、線維腫)、及び大腸癌(腺癌、管状線種、絨毛腺腫、過誤腫、平滑筋腫);(d)尿生殖路癌、たとえば、腎臓癌(腺癌、ウィルムス腫瘍[神経芽細胞腫]、リンパ腫、白血病)、膀胱癌と尿道癌(扁平上皮癌、移行上皮癌、腺癌)、前立腺癌(腺癌、肉腫)、及び精巣癌(精上皮腫、奇形腫、胚性癌腫、奇形癌腫、絨毛癌、肉腫、間質細胞癌、線維腫、線維腺腫、類腺腫瘍、脂肪腫);(e)肝臓癌、たとえば、肝細胞癌(hepatoma)(肝細胞癌(hepatocellular carcinoma))、胆管癌、肝芽腫、血管肉腫、肝細胞腺腫、及び血管腫癌;(f)骨癌、たとえば、骨原性肉腫(骨肉腫)、線維肉腫、悪性線維性組織球腫、軟骨肉腫、ユーイング肉腫、悪性リンパ腫(細網肉腫)、多発性骨髄腫、悪性巨細胞腫脊索腫、骨軟骨腫(骨軟骨外骨腫症)、良性軟骨腫、軟骨芽細胞腫、軟骨粘液線維腫、類骨骨腫及び巨細胞腫;(g)神経系の癌、たとえば、頭蓋骨癌(骨腫、血管腫、肉芽腫、黄色腫、変形性骨炎、髄膜(髄膜腫、髄膜肉腫、神経膠腫症)、脳癌(星細胞腫、髄芽腫、神経膠腫、上衣細胞腫、胚細胞腫(松果体腫)、多形膠芽細胞腫、乏突起細胞膠腫、シュワン細胞腫、網膜芽細胞腫、先天性腫瘍)及び脊髄癌(神経膠腫、髄膜腫、神経膠腫、肉腫);(h)婦人科癌、たとえば、子宮癌(子宮内膜癌)、頚部癌(頚癌、前腫瘍子宮頸部形成異常)、卵巣癌(卵巣癌[漿液性嚢胞腺癌、ムチン性嚢胞腺癌、未分類癌]、顆粒膜包膜細胞腫瘍、セルトリライディッヒ細胞腫瘍、未分化胚細胞腫、悪性奇形腫)、外陰部癌(扁平上皮癌、上皮内癌、腺癌、線維肉腫、黒色腫)、膣癌(明細胞癌、扁平上皮癌、ブドウ状肉腫(胎児性横紋筋肉腫)、卵管(癌)癌;(i)血液癌、たとえば、血液(急性及び慢性の骨髄性白血病、急性リンパ芽球性白血病、慢性リンパ球性白血病、骨髄増殖性疾患、多発性骨髄腫、骨髄異形成症候群)、ホジキン病及び非ホジキンリンパ腫(悪性リンパ腫);(j)皮膚癌、たとえば、悪性黒色腫、基底細胞癌、扁平上皮癌、カポジ肉腫、黒子形成異常母斑、脂肪腫、血管腫、皮膚線維腫、ケロイド及び乾癬;並びに(k)副腎癌、たとえば、神経芽細胞腫;並びに乳癌を含むが、これらに限定されない細胞の増殖性疾患状態を指す。従って、用語「癌性細胞」は本明細書で提供されるとき、上記で特定された状態のいずれか1つによって冒される細胞を含む。好ましくは、癌は、AIDS関連のカポジ肉腫、血管肉腫、乳癌、膀胱の癌、食道の癌、卵管の癌、膵臓の癌、前立腺の癌、子宮頚癌、結腸直腸癌、胃癌、頭頚部の癌、ホジキン病、白血病、悪性神経膠腫、悪性リンパ腫、悪性黒色腫、子宮体の内膜の悪性腫瘍、肝臓の悪性新生物、鼻咽頭の悪性腫瘍、腹膜の悪性腫瘍、多発性骨髄腫、非小細胞肺癌、脳の乏突起細胞膠腫、骨肉腫、卵巣癌、小細胞肺癌、軟組織肉腫及び精巣癌を指す。
【0018】
「代謝体」は、動物又はヒトの体内にて代謝又は生体内変換;たとえば、酸化、還元又は加水分解によるさらに極性分子への、又は抱合体への生体内変換によって産生される、化合物又はその塩の分解物又は最終産物を指す(生体内変換の議論については、GoosmanとDilmanのThe Pharmacological Basis of Therapeutics” 8.sup.th Ed.,Pergamon Press, Gilman et al.(eds),1990を参照)。本明細書で使用されるとき、本発明の化合物又はその塩の代謝体は体内において化合物の生物学的に活性のある形態であってもよい。一例では、生物学的に活性のある形態、代謝体が生体内で放出されるようにプロドラッグを使用してもよい。別の例では、生物学的に活性のある代謝体が思いがけなく発見され、すなわち、プロドラッグの設計が着手されない。本発明の化合物の代謝体の活性のアッセイは、本開示に照らして当業者に既知である。
【0019】
本発明の目的で「患者」はヒト及びその他の動物、特に哺乳類及びその他の生物を含む。従って、方法は、ヒトの治療と獣医学での応用の双方に適用可能である。別の実施態様では、患者は哺乳類であり、別の実施態様では患者はヒトである。
【0020】
化合物の「薬学上許容可能な塩」は、薬学上許容可能であり、且つ親化合物の所望の薬学活性を持つ塩を意味する。薬学上許容可能な塩は非毒性であることが理解される。好適な薬学上許容可能な塩に関する追加の情報は、参照により本明細書に組み込まれるRemington’s Pharmaceutical Sciences, 17th ed.,Mack Publishing Company,Easton,PA,1985、又は参照により本明細書に組み込まれるS.M.Berge,et al.,“Pharmaceutical Salts,”J.Pharm.Sci.,1977;66:1−19に見い出すことができる。化合物はそれに関連した1つ以上の薬学上許容可能な塩を有することができることも理解される。
【0021】
薬学上許容可能な酸付加塩の例には、たとえば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸などのような無機酸、並びにたとえば、酢酸、トリフルオロ酢酸、プロピオン酸、ヘキサン酸、シクロペンタンプロピオン酸、グリコール酸、ピルビン酸、乳酸、シュウ酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、桂皮酸、3−(4−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、1,2−エタンジスルホン酸、2−ヒドロキシエタンスルホン酸、4−クロロベンゼンスルホン酸、2−ナフタレンスルホン酸、4−トルエンスルホン酸、カンファースルホン酸、グルコヘプトン酸、4,4’−メチレンビス−(3−ヒドロキシ−2−エン−カルボン酸)、3−フェニルプロピオン酸、トリメチル酢酸、3級ブチル酢酸、ラウリル硫酸、グルコン酸、グルタミン酸、ヒドロキシナフトエ酸、サリチル酸、ステアリン酸、ムコン酸、p−トルエンスルホン酸、サリチル酸などのような有機酸と共に形成されるものが挙げられる。
【0022】
薬学上許容可能な塩基付加塩の例には、親化合物に存在する酸性プロトンが、たとえば、ナトリウム、カリウム、リチウム、アンモニウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、マンガン、アルミニウムの塩などで置き換えられる場合に形成されるものが挙げられる。好ましい塩は、アンモニウム塩、カリウム塩、ナトリウム塩、カルシウム塩及びマグネシウム塩である。薬学上許容可能な有機非毒性塩基に由来する塩には、1級、2級及び3級のアミン、天然に存在する置換アミンを含む置換アミン、環状アミン及び塩基性イオン交換樹脂が挙げられるが、これらに限定されない。有機塩基の例には、イソプロピルアミン、トリメチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、エタノールアミン、2−ジメチルアミノエタノール、2−ジエチルアミノエタノール、ジシクロヘキシルアミン、リジン、アルギニン、ヒスチジン、カフェイン、プロカイン、ヒドラバミン、コリン、ベタイン、エチレンジアミン、グルコサミン、メチルグルカミン、テオブロミン、プリン、ピペラジン、ピペリジン、N−エチルピペリジン、トロメタミン、N−メチルグルカミン、ポリアミン樹脂などが挙げられる。例となる有機塩基は、イソプロピルアミン、ジエチルアミン、エタノールアミン、トリメチルアミン、ジシクロヘキシルアミン、コリン及びカフェインである。
【0023】
「プロドラッグ」は、たとえば、血中における加水分解によって、生体内で(通常、迅速に)変換されて上記式の親化合物を生じる化合物を指す。一般的な例には、カルボン酸部分を持つ活性形態を有する化合物のエステル又はアミンの形態が挙げられるが、これらに限定されない。本発明の化合物の薬学上許容可能なエステルの例には、アルキルエステル(たとえば、約1〜約6の間の炭素を有する)が挙げられるが、これらに限定されず、アルキル基は直鎖又は分枝鎖である。許容可能なエステルには、シクロアルキルエステル及びベンジルに限定されないアリールアルキルエステルも挙げられる。本発明の化合物の薬学上許容可能なアミドの例には、1級及び2級及び3級のアルキルアミド(たとえば、約1〜約6の間の炭素)が挙げられるが、これらに限定されない。本発明の化合物のアミド及びエステルは従来の方法に従って調製してもよい。プロドラッグの十分な議論は、あらゆる目的で参照により双方とも本明細書に組み込まれるT. Higuchi and V.Stella,“Pro−drugs as Novel Delivery Systems,”Vol 14 of the A.C.S.Symposium Series及びBioreversible Carriers in Drug Design,ed. Edward B. Roche, American Pharmaceutical Association and Pergamon Press,1987に提供されている。
【0024】
「治療上有効な量」は、患者に投与された際、疾患を有効に治療する、本発明の化合物の量である。「治療上有効な量」を構成する本発明の化合物の量は、化合物の活性、代謝安定性、排泄率及び作用の持続時間、患者の年齢、体重、全身状態、性別、食事及び種、化合物の投与方式及び投与時間、アジュバント又は追加の治療法の同時投与、並びに治療効果が求められる疾患の重症度を含む種々の因子によって異なる。過度の実験をせずに所与の状況に対する治療上有効な量を決定することができる。
【0025】
本明細書で使用されるとき、疾患、障害又は症候群の「治療すること」又は「治療」には、(i)疾患、障害又は症候群がヒトにおいて発生するのを防ぐこと、すなわち、疾患、障害又は症候群の臨床的症状が原因となって、疾患、障害又は症候群に暴露される又はその素因がある可能性があるが、疾患、障害又は症候群の症状を未だ経験していない動物において発症させないようにすること;(ii)疾患、障害又は症候群を抑えること、すなわち、発症を停止すること;及び(iii)疾患、障害又は症候群を軽減すること、すなわち、疾患、障害又は症候群の退行を引き起こすことが挙げられる。当該技術分野で既知であるように、全身送達対局所送達の調整、患者の年齢、体重、全身状態、性別、食事及び種、化合物の投与方式及び投与時間、アジュバント又は治療上活性のある成分の同時投与、並びに治療効果が求められる疾患の重症度は必要であってもよいが、日常の実験で確かめられる。
【0026】
本発明の代表的なS1P1R受容体拮抗剤化合物を以下の表1に示す。
【0027】
【表1−1】

【0028】
【表1−2】

【0029】
【表1−3】

【0030】
【表1−4】

【0031】
【表1−5】

【0032】
【表1−6】

【0033】
【表1−7】

【0034】
【表1−8】

【0035】
【表1−9】

【0036】
【表1−10】

【0037】
【表1−11】

【0038】
【表1−12】

【0039】
【表1−13】

【0040】
【表1−14】

【0041】
【表1−15】

【0042】
【表1−16】

【0043】
【表1−17】

【0044】
【表1−18】

【0045】
【表1−19】

【0046】
【表1−20】

【0047】
【表1−21】

【0048】
【表1−22】

【0049】
【表1−23】

【0050】
【表1−24】

表1に表した本発明のS1P1R受容体拮抗剤化合物は、以下のリストにおいて化合物の全体的な群又は化合物の連続的に若しくは非連続的に番号を付けた亜群又は個々の化合物を含む:
化合物1、(S)−2−(2−(1H−イミダゾール−5−イル)アセトアミド−5−フェニル−N−(4−フェノキシフェニル)ペンタンアミド;化合物2、(2S,4R)−1−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)アセチル)−4−(2−クロロ−4−フルオロベンジル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物3、(2S,4R)−5−(2−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)アセチル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−4−(4−メチルベンジル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物4、(2S,4R)−5−(2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アセチル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−4−(4−メチルベンジル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物5、(2S,4R)−1−(2−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)アセチル)−4−(2−クロロ−4−フルオロベンジル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物6、(2S,4R)−1−(2−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)アセチル)−4−(4−フルオロ−2−メチルベンジル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物7、(2S,4R)−1−(2−(2H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)アセチル)−4−(4−フルオロ−2−メチルベンジル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物8、(2S,4R)−1−(2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アセチル)−4−(4−フルオロ−2−メチルベンジル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物9、(2S,4R)−1−(2−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)アセチル)−4−(2−クロロ−4−フルオロベンジル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物10、(2S,4R)−1−(2−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)アセチル)−4−ベンジル−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物11、(2S,4R)−1−(2−(5−アミノ−3−トリフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アセチル)−4−ベンジル−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物12,1−(2S,4R)−4−ベンジル−2−(5−(4−フルオロフェノキシ)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)ピロリジン−1−イル)−2−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)エタノン;化合物13、3−(ベンジルオキシ)−2−((S)−3−ヒドロキシ−3−フェニルプロパンアミド)−N−(4−フェノキシフェニル)プロパンアミド;化合物14、3−(ベンジルオキシ)−2−(2−フラン−2−イル)−2−オキソアセトアミド)−N−(フェノキシフェニル)プロパンアミド;化合物15、N−(3−(ベンジルオキシ)−1−オキソ−1−(4−フェノキシフェニルアミノ)プロパン−2−イル)−6−(2,5−ジオキソ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド;化合物6、3−(ベンジルオキシ)−2−(2−ヒドロキシ−2−(2−ヒドロキシフェニル)アセトアミド)−N−(4−フェノキシフェニル)プロパンアミド;化合物17、4−(3−(ベンジルオキシ)−1−オキソ−1−(4−フェノキシフェニルアミノ)プロパン−2−イルカルバモイル)フェニルアセテート;化合物18、N−(3−(ベンジルオキシ)−1−オキソ−1−(4−フェノキシフェニルアミノ)プロパン−2−イル)−5−メチルニコチンアミド;化合物19、3−(ベンジルオキシ)−2−(2−メチルスルホニル)アセトアミド)−N−(4−フェノキシフェニル)プロパンアミド;化合物20、N−(3−(ベンジルオキシ)−1−オキソ−1−(4−フェノキシフェニルアミノ)プロパン−2−イル)−1H−インドール−5−カルボキサミド;化合物21、N−(3−(ベンジルオキシ)−1−オキソ−1−(4−フェノキシフェニルアミノ)プロパン−2−イル)−2−ブロモ−5−フルオロベンゼンアミド;化合物22、N−(3−(ベンジルオキシ)−1−オキソ−1−(4−フェノキシフェニルアミノ)プロパン−2−イル)−3,3,3−トリフルオロプロパンアミド;化合物23、(2R)−N−(3−(ベンジルオキシ)−1−オキソ−1−(4−フェノキシフェニルアミノ)プロパン−2−イル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;化合物24、3−(ベンジルオキシ)−2−((R)−(2−クロロフェニル)−2−(ヒドロキシアセトアミド)N−(4−フェノキシフェニル)プロパンアミド;化合物25、(2S)−1−(3−(ベンジルオキシ)−1−オキソ−1−(4−フェノキシフェニルアミノ)プロパン−2−イルアミノ)−1−オキソプロパン−2−イルアセテート;化合物26、3−(ベンジルオキシ)−2−(2−(2−ヒドロキシフェノキシ)アセトアミド)−N−(4−フェノキシフェニル)プロパンアミド;化合物27、3−(ベンジルオキシ)−2−((R)−ヒドロキシ−3−フェニルプロパンアミド)N−(4−フェノキシフェニル)プロパンアミド;化合物28、N−(3−(ベンジルオキシ)−1−オキソ−1−(4−フェノキシフェニルアミノ)プロパン−2−イル)−2−(メチルチオ)ニコチンアミド;化合物29、N−(3−(ベンジルオキシ)−1−オキソ−1−(4−フェノキシフェニルアミノ)プロパン−2−イル)−1−(4−クロロベンジル)−5−オキソピロリジン−3−カルボキサミド;化合物30、(2S,4R)−4−ベンジル−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−1−(2−((1−メチル−1H−インドール−2−イル)メチルアミノ)アセチル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物31、(2S,4R)−4−ベンジル−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−1−(2−フェニルアセチル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物32、(2S,4R)−4−ベンジル−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−1−(2−(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)アセチル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物33、(2S,4R)−4−ベンジル−1−(4−(2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン6−イル)ブタノイル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物34、(2S,4R)−4−ベンジル−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−1−(3,3,3−トリフルオロプロパノイル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物35、(2S,4R)−4−ベンジル−1−(2−(4−ジメチルアミノ)フェニル)アセチル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物36、(2S,4R)−4−ベンジル−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−1−(テトラヒドロフラン−3−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物37、(2S,4R)−4−ベンジル−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−1−(2−(2−メチル−1H−インドール−3−イル)アセチル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物38、(2S,4R)−4−ベンジル−1−(2−ブトキシアセチル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物39、(2S,4R)−4−ベンジル−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−1−((S)−5−オキソテトラヒドロフラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物40、(2S,4R)−4−ベンジル−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−1−((R)−2−ヒドロキシ−2−フェニルアセチル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物41、(S)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−2−(2−(4−ピリミジン−2−イル)ピペラジン−1−イル)プロパンアミド;化合物42、(S)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−2−(2−(4−(3−メトキシフェニル)ピペラジン−1−イル)アセトアミド)プロパンアミド;化合物43、(S)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−2−(2−(4−ピロリジン−1−イル)アセトアミド)プロパンアミド;化合物44、(S)−3−(4−フルオロベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−2−(2−(2−フェニルオキサゾール−4−イル)アセトアミド)プロパンアミド;化合物45、(2S)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−2−(2−オクタヒドロキノリン−1(2H)−イル)アセトアミド)プロパンアミド;化合物46、(2S)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−2−(2−(3−メチルピペリジン−1−イル)アセトアミド)プロパンアミド;化合物47、(S)−2−(2−1H−イミダゾール−5−イル)アセトアミド)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル)プロパンアミド;化合物48、(2S,4R)−1−(2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)アセチル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−4−(2−メチルベンジル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物49、(2S,4R)−1−(2−(1H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)アセチル)−4−(3−フルオロベンジル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物50、(2S,4R)−1−(2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)アセチル)−4−(4−フルオロベンジル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物51、(2S,4R)−1−(2−(1H−1,2,4−トリアゾール−2−イル)アセチル)−4−(3−フルオロベンジル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物52、(2S,4R)−1−(2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)アセチル)−4−(2,4−ジフルオロベンジル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物53、(2S,4R)−1−(2−(1H−1,2,4−トリアゾール−2−イル)アセチル)−4−(2,4−ジフルオロベンジル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物54、(2S,4R)−1−(2−(1H−1,2,4−トリアゾール−2−イル)アセチル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−4−(2−トリフルオロメチル)ベンジル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物55、(2S,4R)−1−(2−(1H−1,2,4−トリアゾール−2−イル)アセチル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−4−(2−メチルベンジル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物56、(2S,4R)−1−(2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)アセチル)−4−(2−クロロベンジル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物57、(2S,4R)−1−(2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アセチル)−4−(2−クロロベンジル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物58、(2S,4R)−1−(2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)アセチル)−4−ベンジル−N−(

4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物59、(R)−N−(2−(ベンジルオキシ)−1−(5−(4−フルオロフェノキシ)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)エチル)−2−(1H−イミダゾール−4−イル)アセトアミド;化合物60、(R)−N−(2−(ベンジルオキシ)−1−(5−(4−フルオロフェノキシ)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)エチル)アセトアミド;化合物61、(2S,4R)−1−(2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アセチル)−4−(3−クロロベンジル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物62、(2S,4R)−1−(2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アセチル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−4−(4−メトキシフェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物63、(2S)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−2−(2−(2−メチルピロリジン−1−イル)アセトアミド)プロパンアミド;化合物64、(2S,4R)−1−(2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)アセチル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−4−(チエン−2−イルメチル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物65、(2S,4R)−1−(2−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)アセチル)−4−((5−クロロチエン−2−イル)メチル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物66、(2S,4R)−1−(2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)アセチル)−4−(5−クロロチエン−2−イル)メチル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物67、(2S,4R)−1−(2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アセチル)−4−(5−クロロチエン−2−イル)メチル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物68、(2S,4R)−1−(2−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)アセチル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−4−(3−メトキシベンジル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物69、(2S,4R)−1−(2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)アセチル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−4−(3−メトキシベンジル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物70、(2S,4R)−1−(2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アセチル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−4−(3−メトキシベンジル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物71、(2S,4R)−1−(2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アセチル)−4−(4−フルオロベンジル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−5−オキソピロリジン−2−カルボキサミド;化合物72、(2S,4R)−1−(2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アセチル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−4−(チオフェン−3−イルメチル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物73、(2S,4R)−1−(2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アセチル)−N−(4−(4−フルオロ−3−メチルフェノキシ)フェニル)−4−(4−フルオロベンジル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物74、(2S,4R)−1−(2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アセチル)−N−(4−(4−フルオロ−2−メチルフェノキシ)フェニル)−4−(4−フルオロベンジル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物75、(2S,4R)−1−(2−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)アセチル)−4−(4−フルオロベンジル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物76、(2S,4R)−1−(2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アセチル)−4−(4−フルオロベンジル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物77、(2S,4R)−1−(2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)アセチル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−4−フェニルピロリジン−2−カルボキサミド;化合物78、(2S,4R)−1−(2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アセチル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−4−フェニルピロリジン−2−カルボキサミド;化合物79、(2S,4R)−1−(2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アセチル)−4−ベンジル−N−(4−(4−クロロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物80、(2S,4R)−1−(2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アセチル)−4−(ベンジルアミノ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物81、(S)−3−(ベンジルオキシ)−2−(3−クロロ−4−メトキシフェニル)プロパンアミド)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)プロパンアミド;化合物82、(2S,4R)−4−ベンジル−1−(2−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)アセチル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物83、(2S,4R)−4−ベンジル−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−1−(2−チオモルフォリノアセチル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物84、(2S,4R)−4−ベンジル−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−1−(2−(2,3,6−トリフルオロフェニル)アセチル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物85、(2S,4R)−4−ベンジル−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−1−(3−メチルチオ)プロパノイル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物86、(2S,4R)−4−ベンジル−1−(3−エトキシプロパノイル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物87、(2S,4R)−4−ベンジル−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−1−(2−(メトキシスルホニル)アセチル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物88、(2S,4R)−4−ベンジル−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−1−(2−(2−メトキシエトキシ)アセチル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物89、(2S,4R)−4−ベンジル−1−(4−(ジメチルアミノ)−4−オキソブタノイル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物90、(2S,4R)−4−ベンジル−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−1−(3−メトキシプロパノイル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物91、(2S,4R)−4−ベンジル−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−1−(4−オキソ−4−(チエン−2−イル)ブタノイル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物92、(2S,4R)−4−ベンジル−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−1−(テトラヒドロフラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物93、(2S,4R)−1−((S)−アセチルピロリジン−2−カルボニル)−4−ベンジル−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物94、(2S,4R)−4−ベンジル−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−1−(2−ピリミジン−2−イルチオ)アセチル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物95、(2S,4R)−4−ベンジル−1−(2,6−ジフルオロフェニル)アセチル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物96、(2S,4R)−4−ベンジル−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−1−(2−ピリジン−4−イルチオ)アセチル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物97、(2S,4R)−4−ベンジル−1−(2−(1,3−ジオキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル)アセチル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物98、(2S,4R)−−1−(2−(1H−インドール−3−イル)アセチル−4−ベンジル−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物99、(2S,4R)−4−ベンジル−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−1−(2−(4−オキソ−2−チオキソチアゾリジン−3−イル)アセチル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物100、(2S,4R)−4−ベンジル−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−1−(2−(4−(2−メトキシエチル)ピペラジン−1−イル)アセチル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物101、(S)−3−(ベンジルオキシ)−2−(2−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)アセトアミド−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)プロパンアミド;化合物102、(S)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−2−(2−(3−トリフルオロメチル)フェニル)アセトアミド)プロパンアミド;化合物103、(S)−tert−ブチル1−(2−((S)−3−(ベンジルオキシ)−1−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニルアミノ)−1−オキソプロパン2−イルアミノ)−2−オキソエチル)ピロリジン−2−カルボキシレート;化合物104、(S)−N−(3−(ベンジルオキシ)−1−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニルアミノ)−1−オキソプロパン2−イル)−5−フェニルペンタンアミド;化合物105、(S)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−2−(2−(4−モルフォリノピペリジン−1−イル)アセトアミド)プロパンアミド;化合物106、(2S,4R)−1−(2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アセチル)−4−(2−フルオロベンジル)N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物107、(2S,4R)−1−(2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)アセチル)−4−(2−フルオロベンジル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物108、(2S,4R)−1−(2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アセチル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−4−(2,4,6−トリフルオロベンジル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物109、(2S)−3−(ベンジルオキシ)−2−(2−(3−ジエチルアミノ)ピロリジン−1−イル)アセトアミド)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)プロパンアミド;化合物110、(2S)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−2−(2−(4−((テトラヒドロフラン−2−イル)メチルピペラジン−1−イル)アセトアミド)プロパンアミド;化合物111、(S)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−2−(2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)アセトアミド)プロパンアミド;化合物112、(S)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−2−(2−(4−(3−トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−イル)アセトアミド)プロパンアミド;化合物113、(2S)−3−(ベンジルオキシ)−N

−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−2−(2−(2−(((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)メチルピペリジン−1−イル)アセトアミド)プロパンアミド;化合物114、(S)−3−(ベンジルオキシ)−2−(2−(4−エチルピペラジン−1−イル)アセトアミド)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)プロパンアミド;化合物115、(2S,4R)−1−(2−(4−アセチルピペラジン−1−イル)アセチル)−4−ベンジル−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物116、(2S,4R)−4−ベンジル−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−1−(2−モルフォリノアセチル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物117、(2S,4R)−4−ベンジル−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−1−(2−チエン−2−イル)アセチル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物118、(2S,4R)−4−ベンジル−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−1−(3−ヒドロキシブタノイル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物119、(2S,4R)−4−ベンジル−1−(2−(2,6−ジクロロフェニル)アセチル−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物120、(2S,4R)−4−ベンジル−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−1−(2−ヒドロキシアセチル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物121、(2S,4R)−4−ベンジル−1−(2−エトキシアセチル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物122、(2S,4R)−4−ベンジル−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−1−(2−メトキシアセチル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物123、(2S,4R)−4−ベンジル−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−1−(4−オキソペンタノイル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物124、(2S,4R)−4−ベンジル−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−1−(4−オキソ−4−フェニルブタノイル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物125、メチル4−((2S,4R)−4−ベンジル−2−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニルカルバモイル)ピロリジン−1−イル)−4−オキソブタノエート;化合物126、(S)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−2−(2−(4−ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−イル)アセトアミド)プロパンアミド;化合物127、(S)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−2−(2−(4−(2−フルオロフェニル)ピペラジン−1−イル)アセトアミド)プロパンアミド;化合物128、(S)−2−(2−アゼパン−1−イル)アセトアミド)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)プロパンアミド;化合物129、(2S,4R)−4−ベンジル−1−(2−シアノアセチル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物130、(S)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−2−(2−(4−メチルピペリジン−1−イル)アセトアミド)プロパンアミド;化合物131、(S)−2−(2−1H−イミダゾール−5−イル)アセトアミド)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)プロパンアミド;化合物132、(S)−2−(2−1H−イミダゾール−5−イル)アセトアミド)−3−(4−フルオロベンジルオキシ)−N−(4−(4−クロロフェノキシ)フェニル)プロパンアミド;化合物133、(S)−2−(2−1H−イミダゾール−5−イル)アセトアミド)−3−(4−フルオロベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)プロパンアミド;化合物134、(S)−2−(2−(1H−イミダゾール−1−イル)アセトアミド)−3−ベンジルオキシ−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)プロパンアミド;化合物135、(S)−2−(2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アセトアミド)−3−(4−フルオロベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)プロパンアミド;化合物136、(S)−3−(ベンジルオキシ)−2−(2−クロロアセトアミド)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)プロパンアミド;化合物137、(S)−2−(2−(1H−イミダゾール−1−イル)アセトアミド)−5−フェニル−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ペンタンアミド化合物138、(S)−2−(2−2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)アセトアミド)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)プロパンアミド;化合物139、(S)−2−(2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アセトアミド)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−3−(2−トリフルオロメトキシ)ベンジルオキシ)プロパンアミド;化合物140、(2S,4R)−1−(2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アセチル)−4−ベンジル−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物141、(2S,4R)−1−(2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アセチル)−4−(4−フルオロベンジル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物142、2−(2−(1H−イミダゾール−5−イル)アセトアミド)−3−ベンジルオキシ−N−(4−フェノキシフェニル)プロパンアミド;化合物143、(S)−2−(2−(1H−イミダゾール−5−イル)アセトアミド)−3−ベンジルオキシ−N−(4−フェノキシフェニル)プロパンアミド;化合物144、(S)−2−(2−(1H−テトラゾール−1−イル)アセトアミド)−3−ベンジルオキシ−N−(4−フェノキシフェニル)プロパンアミド;化合物145、(S)−2−(2−(1H−イミダゾール−5−イル)アセトアミド)−3−ベンジルオキシ−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)プロパンアミド;化合物146、(S)−2−(2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アセトアミド)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−フェノキシフェニル)プロパンアミド;化合物147、(S)−2−(2−(1H−イミダゾール−4−イル)アセトアミド)−3−+(ベンジルオキシ)−N−(3−クロロ−4−フェノキシフェニル)プロパンアミド;化合物148、(S)−2−(2−(1H−イミダゾール−4−イル)アセトアミド)−3−+(ベンジルオキシ)−N−(4−(3−クロロフェノキシ)フェニル)プロパンアミド;化合物149、(S)−2−(2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アセトアミド)−3−ベンジルオキシ−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)プロパンアミド;化合物150、(S)−3−(ベンジルオキシ)−2−(2−(3,5−ジメチルイソキサゾール−4−イル)アセトアミド)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)プロパンアミド;化合物151、(S)−2−(2−(1H−ベンゾ[d][1,2,3]−トリアゾール−1−イル)アセトアミド)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)プロパンアミド;化合物152、(S)−3−(ベンジルオキシ)−2−(2−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)アセトアミド)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)プロパンアミド;化合物153、(S)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−2−(2−(4−メチル−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)アセトアミド)プロパンアミド;化合物154、(S)−2−(2−(1H−イミダゾール−4−イル)アセトアミド)−3−(ベンジルオキシ)−N−(3−クロロ−4−(4−クロロフェノキシ)フェニル)プロパンアミド;化合物155、(S)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−2−(2−モルフォリノアセトアミド)プロパンアミド;化合物156、(S)−2−(2−(1H−イミダゾール−4−イル)アセトアミド)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(5−ブロモチアゾール−2−イルオキシ)フェニル)プロパンアミド;化合物157、(S)−2−(2−(1H−イミダゾール−5−イル)アセトアミド)−N−(4−(4−クロロフェノキシ)フェニル)−4−フェニルブタンアミド;化合物158、(S)−2−(2−(1H−イミダゾール−5−イル)アセトアミド)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(p−トリルオキシ)フェニル)プロパンアミド;化合物159、(S)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−2−(2−ピラジン−2−イル)アセトアミド)プロパンアミド;化合物160、(S)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−2−(2−(2−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)アセトアミド)プロパンアミド;化合物161、(S)−2−(2−(1H−イミダゾール−4−イル)−2−メチルプロパンアミド)−3−(4−フルオロベンジルオキシ)−N−(4−(4−クロロフェノキシ)フェニル)プロパンアミド;化合物162、(S)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−2−(2−(2−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)アセトアミド)プロパンアミド;化合物163、(2S,3S)−1−(2−(1H−イミダゾール−4−イル)アセチル)−3−ベンジル−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物164、(S)−2−アセトアミド−3−(4−フルオロベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)プロパンアミド;化合物165、(S)−ベンジル4−(2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アセトアミド)5−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニルアミノ)−5−オキソペンチルカルバメート;化合物166、(S)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−2−(2−(3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミド)プロパンアミド;化合物167、(2S)−2−(2−(1H−イミダゾール−4−イル)プロパンアミド)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)プロパンアミド;化合物168、(S)−2−(2−(1H−イミダゾール−5−イルアセトアミド)−N−(4−(4−ブロモフェノキシ)フェニル)−3−(4−フルオロベンジルオキシ)プロパンアミド;化合物169、(2S,4R)−1−(2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)アセチル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−4−(2,4,6−トリフルオロベンジル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物170、(2S,4R)−1−(2−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)アセチル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−4−(2,4,6−トリフルオロベンジル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物171、(2S,4R)−1−(2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アセチル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−4−(メチルベンジル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物172、(S)−2−(3−(3,5−ジメチルイソキサゾール−4−イル)ウレイド)−3−ベンジルオキシ−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)プロパンアミド;化合物173、(2S,4R)−1−(2−

(1H−イミダゾール−5−イル)アセチル)4−(ベンジルアミノ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物174、(S)−2−(2−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)アセトアミド−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)プロパンアミド;化合物175、(S)−1−(2−(1H−イミダゾール−4−イル)アセチル)−4−ベンジル−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物176、(2S,4R)−1−(2−(1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−1−イル)−4−ベンジル−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物177、(2S,4R)−4−ベンジル−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−1−(2−(5−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)アセチル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物178、(S)−2−(2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アセトアミド−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェニルチオ)フェニル)プロパンアミド;化合物179、(2S,4R)−1−(2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アセチル)−4−(ベンジルアミノ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物180、(2S,4R)−1−(2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アセチル)−4−(2,4−ジクロロベンジル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物181、(S)−2−(2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アセトアミド−3−(2−クロロベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)プロパンアミド;化合物182、(2S,4R)−1−(2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アセチル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−4−(チエン−3−イルメチルアミノ)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物183、3−(ベンジルオキシ)−2−(2−(2−フルオロフェニル)アセトアミド)−N−(フェノキシフェニル)プロパンアミド;化合物184、N−(3−(ベンジルオキシ)−1−オキソ−1−(4−フェノキシフェニルアミノ)プロパン−2−イル)−1H−インドール−4−カルボキサミド;化合物185、2−(2−(3−メチルイソキサゾール−5−イル)アセトアミド)−3−ベンジルオキシ−N−(4−フェノキシフェニル)プロパンアミド;化合物186、N−(3−(ベンジルオキシ)−1−オキソ−1−(4−フェノキシフェニルアミノ)プロパン−2−イル)−4−シクロプロピル−4−オキソブタンアミド;化合物187、N−(3−(ベンジルオキシ)−1−オキソ−1−(4−フェノキシフェニルアミノ)プロパン−2−イル)−1H−インドール−6−カルボキサミド;化合物188、N−(3−(ベンジルオキシ)−1−オキソ−1−(4−フェノキシフェニルアミノ)プロパン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−カルボキサミド;化合物189、N−(3−(ベンジルオキシ)−1−オキソ−1−(4−フェノキシフェニルアミノ)プロパン−2−イル)−3−メチル−2−ニトロベンザミド;化合物190、3−(ベンジルオキシ)−2−(2−(2,5−ジクロロフェニル)アセトアミド)−N−(4−フェノキシフェニル)プロパンアミド;化合物191、3−(ベンジルオキシ)−2−(2−(3−クロロ−2−フルオロフェニル)アセトアミド)−N−(4−フェノキシフェニル)プロパンアミド;化合物192、3−(ベンジルオキシ)−2−(2−(5−クロロ−2−フルオロフェニル)アセトアミド)−N−(4−フェノキシフェニル)プロパンアミド;化合物193、2−(2−(1−アセチルピロリジン−2−イル)アセトアミド)−3−ベンジルオキシ−N−(4−フェノキシフェニル)プロパンアミド;化合物194、(S)−2−{2−((ベンゾイル)(メチルアミノ)アセトアミド}−3−ベンジルオキシ−N−(4−フェノキシフェニル)プロパンアミド;化合物195、(S)−2−(2−(1−メチル−1H−イミダゾール4−イル)アセトアミド)−3−ベンジルオキシ−N−(4−フェノキシフェニル)プロパンアミド;化合物196、(S)−2−(2−(2−フルオロフェニル)アセトアミド)−3−ベンジルオキシ−N−(4−フェノキシフェニル)プロパンアミド;化合物197、(S)−2−(2−(1H−インドール−4−イル)アセトアミド)−3−ベンジルオキシ−N−(4−フェノキシフェニル)プロパンアミド;化合物198、(S)−2−(2−(チエン−2−イル)アセトアミド)−3−ベンジルオキシ−N−(4−フェノキシフェニル)プロパンアミド;化合物199、(S)−2−(2−(2,5−ジクロロフェニル)アセトアミド)−3−ベンジルオキシ−N−(4−フェノキシフェニル)プロパンアミド;化合物200、(S)−2−(2−(1H−イミダゾール−4−イル)アセトアミド)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−ベンジルフェニル)プロパンアミド;化合物201、(S)−3−(ベンジルオキシ)−2−(2−(2,4−ジオキソイミダゾリジン−1−イル)アセトアミド)−N−(4−フェノキシフェニル)プロパンアミド;化合物202、(S)−2−(2−(1H−イミダゾール−4−イル)アセトアミド)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−4−メトキシフェノキシ)フェニル)プロパンアミド;化合物203、(S)−2−(2−(1H−イミダゾール−4−イル)−N−メチルアセトアミド)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−フェノキシフェニル)プロパンアミド;化合物204、(S)−2−(2−(1H−イミダゾール−5−イル)アセトアミド)−N−(4−(4−クロロフェノキシ)フェニル−3−フェニルプロパンアミド;化合物205、(S)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−2−(2−ピペリジン−1−イル)アセトアミド)プロパンアミド;化合物206、(S)−2−(2−(1H−イミダゾール−4−イル)アセトアミド)−3−(ベンジルオキシ)−N−(チアゾール−2−イルオキシ)フェニル)プロパンアミド;化合物207、(S)−2−(3−(1H−イミダゾール−5−イル)プロパンアミド)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)プロパンアミド;化合物208、(S)−2−(2−(1H−イミダゾール−5−イル)アセトアミド)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(シクロヘキシルオキシ)フェニル)プロパンアミド;化合物209、(S)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−クロロフェノキシ)フェニル−2−(3−ジメチルアミノ)プロパンアミド)プロパンアミド;化合物210、(S)−3−(4−フルオロベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−2−(2−モルフォリノアセトアミド)プロパンアミド;化合物211、(S)−2−(2−(1H−イミダゾール−4−イル)アセトアミド)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)プロパンアミド;化合物212、(S)−3−(ベンジルオキシ)−2−(2−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)アセトアミド)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)プロパンアミド;化合物213、(S)−2−(2−(1H−イミダゾール−4−イル)−2−メチルプロパンアミド)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)プロパンアミド;化合物214、(S)−3−(ベンジルオキシ)−2−(2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセトアミド)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)プロパンアミド;化合物215、(S)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−2−(2−ピロリジン−1−イル)アセトアミド)プロパンアミド;化合物216、(S)−2−(2−(2−(1H−イミダゾール−4−イル)エチルアミノ)アセトアミド)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)プロパンアミド;化合物217、(S)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−2−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1−イル)アセトアミド)プロパンアミド;化合物218、(S)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−2−(2−(4−(4−フルオロフェニル)ピペラジン−1−イル)アセトアミド)プロパンアミド;化合物219、(2S)−2−(2−(2,3−ジオキサ−8−アザスピロ[4.5]デカン−8−イル)アセトアミド)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)プロパンアミド;化合物220、(S)−3−(ベンジルオキシ)−2−(2−(4−ベンジルピペリジン−1−イル)アセトアミド)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)プロパンアミド;化合物221、(S)−3−(ベンジルオキシ)−2−(2−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2−(1H)−イル)アセトアミド)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)プロパンアミド;化合物222、(2S)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−2−(2−オクタヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)アセトアミド)プロパンアミド;化合物223、(S)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−2−(2−(4−フラン−2−カルボニル)ピペラジン−1−イル)アセトアミド)プロパンアミド;化合物224、(S)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−2−(2−(4−(4−メトキシフェニル)ピペラジン−1−イル)アセトアミド)プロパンアミド;化合物225、(S)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−2−(2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)アセトアミド)プロパンアミド;化合物226、(2S,4R)−1−(2−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)アセチル)−4−(3,4−ジフルオロベンジル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物227、(2S,4R)−1−(2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)アセチル)−4−(4−クロロベンジル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物228、(2S,4R)−1−(2−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)アセチル)−4−(4−クロロベンジル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物229、(S)−2−(2−(4−(4−アセチルフェニル)ピペラジン−1−イル)アセトアミド)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)プロパンアミド;化合物230、(S)−2−(2−(4−アセチルピペリジン−1−イル)アセトアミド)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)プロパンアミド;化合物231、1−(2−((S)−3−(ベンジルオキシ)−1−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニルアミノ)−1−オキソプロパン−2−イルアミノ)−2−オキソエチル)−N,N−ジエチルピペリジン−3−カルボキサミド;化合物232、(S,E)−N−(3−(ベンジルオキシ)−1−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニルアミノ)−1−オキソプロパン−2−イル)ヘクス−3−エナミド;化合物233、(S)−N−(3−(ベンジルオキシ)−1−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニルアミノ)−1−オキソプロパン−2−イル)−3−メチ

ルブタンアミド;化合物234、(S)−3−(ベンジルオキシ)−2−(2−((2R,6S)−2,6−ジメチルモルフォリノ)アセトアミド)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)プロパンアミド;化合物235、(S)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−2−(2−チアゾリジン−3−イル)アセトアミド)プロパンアミド;化合物236、(S)−2−(2−(4−アセチルピペリジン−1−イル)アセトアミド−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)プロパンアミド;化合物237、(2S)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−2−(2−(4−テトラヒドロフラン−2−カルボニル)ピペラジン−1−イル)アセトアミド)プロパンアミド;化合物238、(S)−メチル1−(2−(3−ベンジルオキシ)−1−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニルアミノ)−1−オキソプロパン−2−イルアミノ)−2−オキソエチル)ピペリジン−4−カルボキシレート;化合物239、(S)−3−(ベンジルオキシ)−2−(2−(4−(2−クロロ−3−フルオロベンジル)ピペラジン−1−イル)アセトアミド)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)プロパンアミド;化合物240、(S)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−2−(2−イソインドリン−2−イル)アセトアミド)プロパンアミド;化合物241、(S)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−2−(2−(4−(2−メトキシエチル)ピペラジン−1−イル)アセトアミド)プロパンアミド;化合物242、(S)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−2−(2−(4−(2−エトキシエチル)ピペラジン−1−イル)アセトアミド)プロパンアミド;化合物243、(S)−2−(2−(1H−イミダゾール−4−イル)アセトアミド)−3−(ベンジルオキシ)−N−(3−フェノキシフェニル)プロパンアミド;化合物244、(S)−3−(ベンジルオキシ)−2−(2−(3−ブロモフェニル)アセトアミド)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)プロパンアミド;化合物245、(S)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−2−(3−ニトロプロパンアミド)プロパンアミド;化合物246、(S)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−2−(2−ピリジン−2−イル)アセトアミド)プロパンアミド;化合物247、(S)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−2−(2−ピリジン−3−イル)アセトアミド)プロパンアミド;化合物248、(S)−N−((S)−3−(ベンジルオキシ)−1−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニルアミノ)−1−オキソプロパン−2−イル)−3,7−ジメチルオクト−6−エナミド;化合物249、(S)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−2−(2−フェニルアセトアミド)プロパンアミド;化合物250、(S)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−2−(2−ピリミジン−5−イル)アセトアミド)プロパンアミド;化合物251、(2S,4R)−1−(2−(1H−イミダゾール−5−イル)アセチル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−4−フェニルピロリジン−2−カルボキサミド;化合物252、(2S,4R)−1−(2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アセチル)−4−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物253、ベンジル(3R,5S)−1−(2−1H−イミダゾール−5−イル)アセチル)−5−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)カルバモイル)ピロリジン−3−イルカルバメート;化合物254、(S)−2−(2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アセトアミド)−5−アセトアミド−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ペンタアミド;化合物255、(S)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−2−(2−メチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)プロパンアミド)プロパンアミド;化合物266、(S)−3−(ベンジルオキシ)−2−(2−(3,5−ジメチル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アセトアミド)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)プロパンアミド;化合物257、(S)−ベンジル4−(1−(1H−イミダゾール−4−イル)アセチル)−3−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニルカルバモイル)ピペラジン−1−カルボキシレート;化合物258、(S)−2−(2−(3,5−ジメチル−H−ピラゾール−4−イル)アセトアミド)−3−(4−フルオロベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)プロパンアミド;化合物259、(2S,4R)−1−(2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アセチル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−4−フェノキシピロリジン−2−カルボキサミド;化合物260、(2S,4R)−1−(2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アセチル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−4−(イソインドリン−2−イル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物261、(S)−1−(2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アセチル)−4−ベンジル−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピペラジン−2−カルボキサミド;化合物262、(2S,4R)−1−(2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アセチル)−4−(ベンジルアミノ)メチル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物263、(2S,4R)−1−(2−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)アセチル)−4−(3−クロロベンジル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物264、(2S,4R)−1−(2−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)アセチル)−4−(フルオロベンジル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物265、(2S)−3−(ベンジルオキシ)−2−(2−(2,6−ジメチルモルフォリノ)アセトアミド)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)プロパンアミド;化合物266、(S)−3−(ベンジルオキシ)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−2−(2−チオモルフォリノアセトアミド)プロパンアミド;化合物267、(2S,4R)−1−(2−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)アセチル)−4−(2,4−ジフルオロベンジル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物268、(2S,4R)−1−(2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)アセチル)−4−(3−クロロベンジル)−N−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド;化合物269、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)アセトアミド;化合物270、4−(メチルオキシ)−N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)ベンザミド;4−ベンジルオキシ−N−)2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)フェニルアセトアミド;化合物272、2−ブロモ−5−(メチルオキシ)−N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)ベンザミド;化合物273、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)ブタンアミド;化合物274、2−クロロ−N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)ベンザミド;化合物275、3−クロロ−N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)ベンザミド;化合物276、4−クロロ−N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)ベンザミド;化合物277、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)シクロプロピルアミド;化合物278、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−3−シクロペンチルプロパンアミド;化合物279、3,4−ジメチル−N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)ベンザミド;化合物280、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−2,5−ジメトキシフェニルアセトアミド;化合物281、4−(エチルオキシ)−N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)ベンザミド;化合物282、N−(3−ベンジルオキシ)−1−オキソ−1−(4−フェノキシフェニルアミノ)プロパン−2−イル)−2−エチルヘキサンアミド;化合物283、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)フラン−2−カルボキサミド;化合物284、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−2−メトキシアセトアミド;化合物285、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−3−メトキシフェニルアセトアミド;化合物286、2−メチル−N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)ペンタンアミド;化合物287、4−メチル−N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)ペンタンアミド;化合物288、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)ナフタレン−2−カルボキサミド;化合物289、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)フェノキシアセトアミド;化合物290、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−2−(フェニルオキシ)ピリジン−3−カルボキサミド;化合物291、3,4,5−トリス(メチルオキシ)−N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)ベンザミド;化合物292、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)チオフェン−2−カルボキサミド;化合物293、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ

]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)チエン−2−イルアセトアミド;化合物294、4−(ジメチルアミノ)−N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)ベンザミド;化合物295、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)ヘキサンアミド;化合物296、2−クロロ−N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)ピリジン−3−カルボキサミド;化合物297、3−クロロ−N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド;化合物298、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)ペント−4−エナミド;化合物299、3−クロロ−2−フルオロ−N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)ベンザミド;化合物300、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−4−フェニルブタンアミド;化合物301、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−2−ブロモフェニルアセトアミド;化合物302、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−1−[4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]ピペリジン−4−カルボキサミド;化合物303、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−2−メトキシエトキシアセトアミド;化合物304、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−3−(4−メトキシフェニル)プロパンアミド;化合物305、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−2−アセチルアミノ−4−メチルチアゾール−5−スルホンアミド;化合物306、4−(メチルチオ)−N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)ベンザミド;化合物307、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−2−(メチルチオ)アセトアミド;化合物308、5−フルオロ−2−(メチルオキシ)−N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)ベンザミド;化合物309、2−メチル−4−(メチルオキシ)−N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)ベンザミド;化合物310、5−オキソ−N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)ヘキサンアミド;化合物311、4−ブロモ−2−メチル−N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)ベンザミド;化合物312、4−オキソ−N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−4−(2−チエニル)ブタンアミド;化合物313、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−2−(フェニルチオ)アセトアミド;化合物314、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−2−(1H−ピロール−1−イル)ベンザミド;化合物315、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−2−[2−(メトキシ)エトキシ]エトキシアセトアミド;化合物316、3,5−ビス(メチルオキシ)−N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)ベンザミド;化合物317、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−3−シクロヘキシルプロパンアミド;化合物318、5−オキソ−N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−5−フェニルペンタンアミド;化合物319、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−4−アセチルフェノキシアセトアミド;化合物320、4−[3,4−ビス(メチルオキシ)フェニル]−N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)ブタンアミド;化合物321、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−5−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]フラン−2−カルボキサミド;化合物322、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−3−(1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)プロパンアミド;化合物323、5−オキソ−N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−5−(2−チエニル)ペンタンアミド;化合物324、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−2−オキソ−2−フェニルアセトアミド;化合物325、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−4−(2−チエニル)ブタンアミド;化合物326、5−ニトロ−N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)フラン−2−カルボキサミド;化合物328、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−1,3−ベンゾジオキソール−5−イルアセトアミド;化合物329、1−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)シクロペンタンカルボキサミド;化合物330、4−フルオロ−N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−2−(トリフルオロメチル)ベンザミド;化合物331、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−2−(ピリミジン−2−イル)アセトアミド;化合物332、2,5−ビス(メチルオキシ)−N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)ベンザミド;化合物333、4−(メチルスルホニル)−N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)ベンザミド;化合物334、2−クロロ−4−(メチルスルホニル)−N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)ベンザミド;化合物335、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−2−(4−オキソ−2−チオキソチアゾリジン−3−イル)アセトアミド;化合物336、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)テトラヒドロフラン−3−カルボキサミド;化合物337、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−3−メトキシプロパンアミド;化合物338、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−2−エトキシアセトアミド;化合物339、N,N−ジメチル−N’−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)ブタンジアミド;化合物340、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−N−ベンゾイル−N−メチルアミノアセトアミド;化合物341、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−1H−インドール−3−カルボキサミド;化合物342、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−1H−ベンゾイミダゾール−5−カルボキサミド;化合物343、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−2−(4−エトキシフェニル)アセトアミド;化合物344、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)ペント−4−イルアミド;化合物345、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−4−(プロピルオキシ)ベンザミド;化合物346、2−メチル−N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)ヘキサンアミド;化合物347、4−オキソ−N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)ペンタンアミド;化合物348、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)プロパンアミド;化合物349、4−オキソ−N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−4−フェニルブタンアミド;化合物350、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)キノリン−3−カルボキサミド;化合物351、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)ピラジン−2−カルボキサミド;化合物352、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−2−(5−メトキシ−2−メチル−1H−インド

ール−3−イル)アセトアミド;化合物353、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−2−メトキシ−2−フェニルアセトアミド;化合物354、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−2R−フェニルプロパンアミド;化合物355、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;化合物356、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)シノリン−4−カルボキサミド;化合物357、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)キノリン−8−カルボキサミド;化合物358、6−ヒドロキシ−N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)ピリジン−2−カルボキサミド;化合物359、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−2−フェニルプロパンアミド;化合物360、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−1−(4−メトキシフェニル)シクロプロパンカルボキサミド;化合物361、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−2−(2,3,6−トリフルオロフェニル)アセトアミド;化合物362、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−2,4−ビス(トリフルオロメチル)ベンザミド;化合物363、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)アセトアミド;化合物364、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−2−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)アセトアミド;化合物365、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)キノリン−4−カルボキサミド;化合物366、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−ベンゾフラン−2−カルボキサミド;化合物367、7−(メチルオキシ)−N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−ベンゾフラン−2−カルボキサミド;化合物368、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−2−(4−フルオロフェニル)アセトアミド;化合物369、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−3−(ピリジン−3−イル)プロパンアミド;化合物370、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−2−(3,4−ジクロロフェノキシ)アセトアミド;化合物371、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−2−(ナフタレン−1−イルオキシ)アセトアミド;化合物372、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−2−p−トリルアセトアミド;化合物373、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−2−(2,5−ジメチルフェニル)アセトアミド;化合物374、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−2−(ベンジルチオ)アセトアミド;化合物375、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−2−(ナフタレン−1−イル)アセトアミド;化合物376、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−3−エトキシプロパンアミド;化合物377、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−2−(3−クロロフェニル)アセトアミド;化合物378、5−ブチル−N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)ピリジン−2−カルボキサミド;化合物379、4−クロロ−3−メチル−N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)ベンザミド;化合物380、4−シアノ−N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)ベンザミド;化合物381、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−2S−メトキシ−2−フェニルアセトアミド;化合物382、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−3−(2,5−ジメトキシフェニル)プロパンアミド;化合物383、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−3−(1H−インドール−3−イル)プロパンアミド;化合物384、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−2−(3−ブロモフェニル)アセトアミド;化合物385、3−メチル−N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)ペンタンアミド;化合物386、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−1H−インドール−2−カルボキサミド;化合物387、4−クロロ−2−フルオロ−N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)ベンザミド;化合物388、2−オキソ−2−[2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)アミノ]エチルアセテート;化合物389、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)チオフェン−3−カルボキサミド;化合物390、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−2−(4−ブロモフェニル)アセトアミド;化合物391、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−2−(2−クロロフェニル)アセトアミド;化合物392、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)アセトアミド;化合物393、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−2−(p−トリルオキシ)アセトアミド;化合物394、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−3−(2−メトキシフェニル)プロパンアミド;化合物395、3−ヒドロキシ−N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)キノキサリン−2−カルボキサミド;化合物396、4−アセチル−N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)ベンザミド;化合物397、メチル4−{[(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)アミノ]カルボニル}ベンゾエート;化合物398、3−フルオロ−N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−5−(トリフルオロメチル)ベンザミド;化合物399、4−[(ジフルオロメチル)オキシ]−N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)ベンザミド;化合物400、3−フルオロ−4−メチル−N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)ベンザミド;化合物401、3−メチル−N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)フラン−2−カルボキサミド;化合物402、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)シクロブタンカルボキサミド;及び化合物403、N−(2−オキソ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]メチル}−2−{[4−(フェニルオキシ)フェニル]アミノ}エチル)−3−(チオフェン−2−イル)プロパンアミド。
【0051】
タキサン化合物は、細胞機能で重要な役割を担う微小管と呼ばれる細胞構造に影響を及ぼすことによって癌細胞の増殖を妨げる。正常な細胞増殖では、細胞が分裂を開始すると微小管が形成される。いったん、細胞が分裂を止めると、微小管は分解されるか、又は破壊される。タキサン化合物は微小管が分解するのを止めるので、癌細胞が増殖及び分裂できないように癌細胞が微小管で塞がれるようになる。
【0052】
タキサン化合物は当該技術分野で既知であり、たとえば、パクリタキセル(ニュージャージー州、プリンストンのブリストル・マイヤーズスクイブからタキソール(登録商標)として入手可能)、ドセタキセル(ニュージャージー州、ブリッジウオーターのサノフィ・アベンティスからタキソテレ(登録商標)として入手可能)などが挙げられる。米国食品医薬品局(FDA)又は外国における同様部局によって認可されるその他のタキサン化合物も本発明の方法及び組成物での使用に好ましい。本発明で使用することができるその他のタキサン化合物には、たとえば、アムステルダムでの癌治療法における新薬に関する第10回NCI−EORTCシンポジウムの100ページNo.382とNo.383(1998年、6月16〜19日)、並びに米国特許第4,814,470号、同第5,721,268号、同第5,714,513号、同第5,739,362号、同第5,728,850号、同第5,728,725号、同第5,710,287号、同第5,637,484号、同第5,629,433号、同第5,580,899号、同第5,549,830号、同第5,523,219号、同第5,281,727号、同第5,939,567号、同第5,703,117号、同第5,480,639号、同第5,250,683号、同第5,700,669号、同第5,665,576号、同第5,618,538号、同第5,279,953号、同第5,243,045号、同第5,654,447号、同第5,527,702号、同第5,415,869号、同第5,279,949号、同第5,739,016号、同第5,698,582号、同第5,478,736号、同第5,227,400号、同第5,516,676号、同第5,489,601号、同第5,908,759号、同第5,760,251号、同第5,578,739号、同第5,547,981号、同第5,547,866号、同第5,344,775号、同第5,338,872号、同第5,717,115号、同第5,620,875号、同第5,284,865号、同第5,284,864号、同第5,254,703号、同第5,202,448号、同第5,723,634号、同第5,654,448号、同第5,466,834号、同第5,430,160号、同第5,407,816号、同第5,283,253号、同第5,719,177号、同第5,670,663号、同第5,616,330号、同第5,561,055号、同第5,449,790号、同第5,405,972号、同第5,380,916号、同第5,912,263号、同第8,808,113号、同第5,703,247号、同第5,618,952号、同第5,367,086号、同第5,200,534号、同第5,763,628号、同第5,705,508号、同第5,622,986号、同第5,476,954号、同第5,475,120号、同第5,412,116号、同第5,916,783号、同第5,879,929号、同第5,861,515号、同第5,795,909号、同第5,760,252号、同第5,637,732号、同第5,614,645号、同第5,599,820号、同第5,310,672号、RE34,277号、米国特許第5,877,205号、同第5,808,102号、同第5,766,635号、同第5,760,219号、同第5,750,561号、同第5,637,723号、同第5,475,011号、同第5,256,801号、同第5,900,367号、同第5,869,680号、同第5,728,687号、同第5,565,478号、同第5,411,984号、同第5,334,732号、同第5,919,815号、同第5,912,264号、同第5,773,464号、同第5,670,673号、同第5,635,531号、同第5,508,447号、同第5,919,816号、同第5,908,835号、同第5,902,822号、同第5,880,131号、同第5,861,302号、同第5,850,032号、同第5,824,701号、同第5,817,867号、同第5,811,292号、同第5,763,477号、同第5,756,776号、同第5,686,623号、同第5,646,176号、同第5,621,121号、同第5,616,739号、同第5,602,272号、同第5,587,489号、同第5,567,614号、同第5,498,738号、同第5,438,072号、同第5,403,858号、同第5,356,928号、同第5,274,137号、同第5,019,504号、同第5,917,062号、同第5,892,063号、同第5,840,930号、同第5,840,900号、同第5,821,263号、同第5,756,301号、同第5,750,738号、同第5,750,562号、同第5,726,318号、同第5,714,512号、同第5,686,298号、同第5,684,168号、同第5,681,970号、同第5,679,807号、同第5,648,505号、同第5,641,803号、同第5,606,083号、同第5,599,942号、同第5,420,337号、同第5,407,674号、同第5,399,726号、同第5,322,779号、同第4,924,011号、同第5,939,566号、同第5,939,561号、同第5,935,955号、同第5,919,455号、同第5,854,278号、同第5,854,178号、同第5,840,929号、同第5,840,748号、同第5,821,363号、同第5,817,321号、同第5,814,658号、同第5,807,888号、同第5,792,877号、同第5,780,653号、同第5,770,745号、同第5,767,282号、同第5,739,359号、同第5,726,346号、同第5,717,103号、同第5,710,099号、同第5,698,712号、同第5,683,715号、同第5,677,462号、同第5,670,653号、同第5,665,761号、同第5,654,328号、同第5,643,575号、同第5,621,001号、同第5,608,102号、同第5,606,068号、同第5,587,493号、同第5,580,998号、同第5,580,997号、同第5,576,450号、同第5,574,156号、同第5,571,917号、同第5,556,878号、同第5,550,261号、同第5,539,103号、同第5,532,388号、同第5,470,866号、同第5,453,520号、同第5,384,399号、同第5,364,947号、同第5,350,866号、同第5,336,684号、同第5,296,506号、同第5,290,957号、同第5,274,124号、同第5,264,591号、同第5,250,722号、同第5,229,526号、同第5,175,315号、同第5,136,060号、同第5,015,744号、同第4,924,012号、同第6,118,011号、同第6,114,365号、同第6,107,332号、同第6,072,060号、同第6,066,749号、同第6,066,747号、同第6,051,724号、同第6,051,600号、同第6,048,990号、同第6,040,330号、同第6,030,818号、同第6,028,205号、同第6,025,516号、同第6,025,385号、同第6,018,073号、同第6,017,935号、同第6,011,056号、同第6,005,138号、同第6,005,138号、同第6,005,120号、同第6,002,023号、同第5,998,656号、同第5,994,576号、同第5,981,564号、同第5,977,386号、同第5,977,163号、同第5,965,739号、同第5,955,489号、同第5,939,567号、同第5,939,566号、同第5,919,815号、同第5,912,264号、同第5,912,263号、同第5,908,835号及び同第5,902,822号に記載されたものが挙げられ、それらの開示は全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0053】
抗微小管剤として作用するその他の化合物は、たとえば、ビンクリスチン(インディアナ州、インディアナポリスのイーライリリー社からオンコビン(登録商標)として入手可能、ビンカサルPFS(登録商標)、VCR)、ビンブラスチン(インディアナ州、インディアナポリスのイーライリリー社からベルバン(登録商標)として入手可能、ベルサル(登録商標))、及びビノレルビンのようなビンカアルカロイド類であり、同様の化合物もまた当該技術分野で既知である。このクラスの化合物は微小管不安定化剤として作用し、微小管の解重合を引き起こし、最終的には細胞の増殖及び分裂を止め、結果的にアポトーシス性の細胞死を生じる。
【0054】
本発明で使用することができるその他の化合物はタキサンのメカニズムを介して作用するものである。タキサンのメカニズムを介して作用する化合物には、微小管を安定化する効果を発揮し、たとえば、腫瘍細胞やその他の過剰増殖性細胞疾患のような迅速に増殖している細胞に対して細胞傷害性活性を発揮する能力を有する化合物が挙げられる。そのような化合物には、たとえば、エポチロンA、B、C、D、E及びF並びにそれらの誘導体のようなエポチロン化合物が挙げられる。FDA又は外国のその対応部局に認可されているタキサンメカニズムを介して作用するその他の化合物(たとえば、エポチロン化合物)も本発明の方法及び組成物での使用に好まれる。エポチロン化合物及びその誘導体は当該技術分野で既知であり、たとえば、米国特許第6,121,029号、同第6,117,659号、同第6,096,757号、同第6,043,372号、同第5,969,145号、及び同第5,886,026号;並びに国際公開第97/19086号、国際公開第98/08849号、国際公開第98/22461号、国際公開第98/25929号、国際公開第98/38192号、国際公開第99/01124号、国際公開第99/02514号、国際公開第99/03848号、国際公開第99/07692号、国際公開第99/27890号及び国際公開第99/28324号に記載されたものが挙げられ、それらの開示はその全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0055】
本明細書で記載しているように、本発明は、少なくとも1つのS1P1R受容体拮抗剤と、少なくとも1つの抗微小管剤、好ましくはタキサン又はビンカアルカロイドとの使用が癌を治療することにおいて優れた成績を生じるという予想外な発見に基づく。実施態様の1つにおいて本発明は、少なくとも1つのS1P1R受容体拮抗剤と、少なくとも1つの抗微小管剤、好ましくはタキサン又はビンカアルカロイドとを投与することによって、癌を治療する及び/又は選択された細胞集団(たとえば、癌細胞)の増殖を調節する方法を提供する。別の実施態様では、本発明は、少なくとも1つのS1P1R受容体拮抗剤と、タキサンのメカニズムを介して作用する少なくとも1つの化合物とを投与することによって、癌を治療する及び/又は選択された細胞集団(たとえば、癌細胞)の増殖を調節する方法を提供する。当業者は、本発明に記載された方法がタキサン化合物又はタキサンのメカニズムを介して作用する化合物と共に少なくとも1つのS1P1R受容体拮抗剤を投与することを包含することを十分に理解するであろう。本発明の方法では、S1P1R受容体拮抗剤及び抗微小管剤、好ましくはタキサン化合物又はビンカアルカロイド化合物は、同時に、ほぼ同時に、若しくは異なった時間に投与することができ、又は単一組成物の成分であることができる。
【0056】
組成物及び投与
許容された投与経路によって本発明の化合物を患者に投与することができる。許容可能な投与経路には、頬内、皮膚、子宮頚管、副鼻腔内、気管内、腸内、硬膜外、腸内、腹部内、動脈内、気管支内、嚢内、脳内、クモ膜下層内、冠状動脈内、皮内、管内、硬膜内、上皮内、食道内、胃内、歯肉内、回腸内、リンパ管内、髄内、髄膜内、筋肉内、卵巣内、腹腔内、前立腺内、肺内、洞内、脊髄内、滑膜内、精巣内、包膜内、管内、腫瘍内、子宮内、血管内、静脈内、鼻内、鼻腔胃内、経口、非経口、経皮、硬膜周囲、直腸、呼吸器(吸入)、皮下、舌下、粘膜下、局所、経皮、経粘膜、経気管、尿管、尿道口及び膣が挙げられるが、これらに限定されない。
【0057】
本発明の化合物は、許容可能な固形、半固形、液体又は気体の投与形態で投与することができる。許容可能な投与形態には、エアゾール、クリーム、エマルション、気体、ゲル、粒子、塗布薬、ローション、軟膏、ペースト、粉末、溶液、懸濁液、シロップ及び錠剤が挙げられるが、これらに限定されない。許容可能な送達系には、生分解性インプラント(たとえば、ポリ(DL−ラクチド)、ラクチド/グリコリドコポリマー及びラクチド/カプロラクトンコポリマー)、カプセル、圧注器、浣腸、吸入器、子宮内装具、ネブライザー、貼付剤、ポンプ及び座薬が挙げられるが、これらに限定されない。
【0058】
本発明の投与形態は単に本発明の化合物から形成されてもよいし、又は本発明の化合物は、従来の賦形剤、医薬キャリア、アジュバント及び/又はその他の薬剤若しくは医薬剤とともに製剤化されてもよい。許容可能な賦形剤には、(a)たとえば、クロスカメロースナトリウム、クロスプロビドン、ナトリウムデンプングリコレート、ミクロ結晶セルロース、デンプン及びタルクのような抗付着剤;(b)たとえば、セルロース、ゼラチン、ヒドロキシプロピルセルロース、ラクトース、マルチトール、ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドン、ソルビトール、デンプン、糖、スクロース及びキシリトールのような結合剤;(c)たとえば、セルロース、セラック及びゼインのようなコーティング;(d)たとえば、セルロース、架橋ポリビニルピロリドン、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ミクロ結晶セルロース、ナトリウムデンプングリコレート及びデンプンのような崩壊剤;(e)たとえば、炭酸カルシウム、セルロース、二塩基リン酸カルシウム、グルコース、ラクトース、マンニトール、ソルビトール、及びスクロースのような充填剤;(f)風味剤;(g)着色剤;(h)たとえば、ステアリン酸カルシウム、コロイド状二酸化珪素、ベヘン酸グリセリル、モノステアリン酸グリセリル、パルミトステアリン酸グリセリル、水素化植物油、ステアリン酸マグネシウム、三珪酸マグネシウム、鉱物油、ポリエチレングリコール、二酸化珪素、デンプン、ステアレート、ステアリン酸、タルク、ステアリルフマル酸ナトリウム、安息香酸ナトリウム及び亜鉛のような流動促進剤;(i)たとえば、ステアリン酸カルシウム、水素化植物油、ステアリン酸マグネシウム、鉱物油、ポリエチレングリコール、ステアリルフマル酸ナトリウム、ステアリン、ステアリン酸及びタルクのような潤滑剤;(j)たとえば、クロロブタノール、クエン酸、システイン、メチオニン、メチルパラベン、フェノール、プロピルパラベン、パルミチン酸レチニル、セレニウム、クエン酸ナトリウム、ソルビン酸、ビタミンA、ビタミンC及びビタミンEのような保存剤が挙げられるが、これらに限定されない。医薬キャリアには、可溶性ポリマー、不溶性の又は生分解性の天然の及び合成のポリマーで作られた微粒子、マイクロカプセル、リポタンパク質、リポソーム及びミセルが挙げられる。
【0059】
本発明の医薬組成物は、治療上有効な量の本発明の化合物、又はその個々の立体異性体若しくはその立体異性体の混合物、又は薬学上許容可能なその塩を含有し、医薬組成物の残り部分は1つ以上の薬学上許容可能な賦形剤で構成される。一般に、本発明の化合物、又はその個々の立体異性体若しくはその立体異性体の混合物、又は薬学上許容可能なその塩は、薬学上許容可能な組成物の1〜99重量%を構成し、組成物の残り部分は1つ以上の薬学上許容可能な賦形剤で構成される。通常、本発明の化合物、又はその個々の立体異性体若しくはその立体異性体の混合物、又は薬学上許容可能なその塩は、薬学上許容可能な組成物の5〜75重量%を構成し、組成物の残り部分は1つ以上の薬学上許容可能な賦形剤で構成される。本発明の投与形態を調製する方法は、当業者に既知であり、又は明らかであり、たとえば、Remington’s Pharmaceutical Sciences,18th Ed., (Mack Publishing Company, Easton, Pa., 1990)を参照のこと。
【0060】
本発明の化合物の治療上有効な量は、化合物の活性、代謝安定性、排泄率及び作用の持続時間、患者の年齢、体重、全身状態、性別、食事及び種、化合物の投与方式及び投与時間、アジュバント又は追加の治療上活性のある成分の存在、並びに治療効果が求められる疾患の重症度を含む種々の因子によって異なる。
【0061】
本発明の化合物は、1日当たり約0.1〜約10,000mgの範囲における投与量レベルでヒトの患者に投与することができる。従って、約70キログラムの体重を有する正常なヒト成人は、1日当たり、体重キログラム当たり約0.15μg〜約150mgの範囲での投与量を投与され得る。通常、正常なヒト成人は1日当たり、体重キログラム当たり約3mg〜約100mgを投与される。特定の患者に対する本発明の化合物の最適な用量は、当業者によって決定され得る。
【0062】
本発明の化合物と組み合わせて使用するのに好適なその他の剤は、“Cancer Chemotherapy and Biotherapy:Principles及びPractice,”Third edition,B.A.Chabner and D.L.Longo,eds.,2001,Lippincott Williams及びWilkins,Philadelphia,U.S.A.;P.Calabresi及びB.A.Chabner,“Chemotherapy of Neoplastic Diseases”in“Goodman and gilman’s The Pharmacological Basis of Therapeutics,”Tenth edition,J.g.Hardman及びL.E.Limbird,eds.,2001,McGraw−Hill,New York,USA,pp.1381− 1388;and B.A.Chabner,D.P.Ryan,L.Paz−Ares,R.garcia−Carbonero,and P.Calabresi,“Antineoplastic Agents”in“Goodman and gilman’s The Pharmacological Basis of Therapeutics,”Tenth edition,J.g.Hardman及びL.E.Limbird,eds.,2001,McGraw−Hill,New York,USA,pp.1389−1459に開示されている。
【実施例】
【0063】
(実施例1)
S1P1R拮抗剤アッセイ
表1及びリスト1における化合物を特定し、分析するのに用いたS1P1R拮抗剤アッセイは、Gタンパク質結合受容体の活性化による細胞内cAMPの変化を示す蛍光膜電位色素測定アッセイである。ヒトS1P1受容体を発現するように操作したHEK293細胞と環状ヌクレオチドをゲート(CNG)したチャンネルはBDバイオサイエンス80300−250から入手する。高いレベルのcAMPによってCNGチャンネルを活性化して、イオンの流入と細胞膜の脱分極を生じる。膜電位の色素によって膜の脱分極を検出する。A2b受容体の作動薬である5’−(N−エチルカルボキサミド)アデノシン(NECA)による細胞の刺激によってA2bR依存性のcAMPの上昇が誘発される。
【0064】
S1P1R拮抗剤への細胞のその後の暴露は、アデニルシクラーゼの阻害とATPからのcAMPの形成によってS1P1R特異的なシグナル伝達を介して、NECAで誘導したcAMPの上昇を抑える。NECA誘導のcAMP上昇のS1P1R拮抗剤による抑制に試験化合物が打ち勝つ程度がS1P1R拮抗活性の測定である。拮抗活性は、IC50(すなわち、試験化合物の最大応答の半分を誘発するのに必要とされる濃度)として及び/又はEC50(NECAが誘導する刺激の半分を誘発するのに必要とされる濃度)として定量化される。
【0065】
1日目:新しく融解した細胞を、20μLの完全培地にて14,000細胞/ウェルの密度で384穴プレート(コーニング、3683)に入れ、37℃、5%CO及び99%湿度にてインキュベートした。完全培地は、ダルベッコ改変イーグル培地(インビトロゲン、11965−092)10%ウシ胎児血清(ハイクローン、SH30071.03)、250μg/mLのゲネチシン(インビトロゲン、10131−027)及び1μg/mLのプロマイシン(フルカ、82595)を含んだ。
【0066】
2日目:膜電位色素(20μL、BDバイオサイエンス、341833)を各ウェルに加え、プレートを常温で2.5時間インキュベートした。NECAベース溶液中で種々の濃度(≦10μM、1〜3の希釈)にて試験化合物(20μL)をウェルに加え、S1P1R拮抗剤{4−((4−フェニル−5−トリフルオロメチル−2−チエニル)メトキシ)ベンジル}−3−アゼチジンカルボン酸(10nM)の存在下で90分間インキュベートした。NECAベース溶液は、ダルベッコのリン酸緩衝生理食塩水(インビトロゲン、14190−136)、2.5%DMSO(フルカ、41648)25μMのRo50−1724(シグマ、B8279)及び500nMのNECAを含有した。
【0067】
ヒトCB1受容体を発現するHEK293細胞株とCNGチャンネル(BDバイオサイエンス、80500−211)を対応スクリーンとして用いた。CB1R細胞は、500nMのNECAとCB1R作動薬CP−55940(10nM)で刺激し、NECAが誘導したcAMPの高いレベルのCB1R特異的な低下を引き起こした。特異的なS1P1R拮抗剤はCB1Rの活性化に効果を有さない。
【0068】
化合物添加前、時間T=0分と時間T=90分にてパーキンエルマーEnVisionリーダーによってアッセイプレートを読み取った。T90/T0の比としてシグナルを珪酸した。データをActivityBaseXEにて解析し、化合物の濃度の対数(X−軸)対%活性(Y軸)を示すグラフをIC50決定のために生成した。パーセント活性は、以下の式:(シグナル−作動薬対照シグナル)/(NECA対照シグナル−作動薬対照シグナル)×100によって算出した。
【0069】
S1P1R拮抗剤アッセイで使用するのに好適なS1P1R及びCB1Rの作動薬は当該技術分野で既知である。たとえば、フィンゴリモド又は2−アミノ−2−(4−ノニルフェネチル)プロパン−1,3−ジオールは既知のS1P1R作動薬である。フィンゴリモドの作製方法及び使用方法は、欧州特許出願EP0627406に見い出される。
【0070】
1−{4−((4−フェニル−5−トリフルオロメチル−2−チエニル)メトキシ)ベンジル}−3−アゼチジンカルボン酸は、既知のS1P1R作動薬であり、その作製方法及び使用方法は国際公開第03/062252に見い出される。好適なCB1R作動薬は当該技術分野で既知であり、たとえば、WIN55,212−2及びCP−55940が市販されている(それぞれシグマ、W102及びC1112)。
【0071】
本発明のS1P1R拮抗剤は、実施例1に記載された方法で測定され、約1nM〜約2μMの濃度に及ぶIC50値及び/又はEC50値でS1P1R作動薬が誘発した効果を阻害することが見い出された。対照的に、本発明のS1P1R拮抗剤は、CB1Rが誘発した効果を阻害しないことが見い出された。本発明のS1P1R拮抗剤の活性を表2に示すが、その際、文字A〜Cはそれぞれ、化合物が、(i)0.3μM以下の、(ii)0.3μMより大きく、1μM以下の、及び(iii)1μMより大きいEC50又はIC50を有することを示す。
【0072】
【表2−1】

【0073】
【表2−2】

【0074】
【表2−3】

(実施例2)
生体内での非小細胞肺癌の動物モデルにおけるS1P1R受容体拮抗剤とタキサン化合物の相乗効果
この実験では、最大有効用量のS1P1R受容体拮抗剤を最適用量のパクリタキセル(MPバイオメディカルズ、カタログ番号193532)と共に用いた。表1の化合物番号2、50、52又は75をこれらの実験で用いたが、代表的な結果を図1に示す。ヌードマウス(胸腺欠損メスマウス、Taconic Farms,Inc.、群当たり10匹)にヒト非小細胞肺癌細胞(ATCC#HTB−56)(動物当たり1×10個の細胞)を皮下接種した。腫瘍を9日間増殖させた後、動物の1群をS1P1R受容体拮抗剤(100mg/kg、qd、po)で処理した。動物の第2の群は15mg/kg、q3d、ipの用量でのパクリタキセルで処理した。動物の第3の群は、個々の剤について使用した同一の用量とスケジュールを用いてS1P1R受容体拮抗剤とパクリタキセルで処理した。第4の対照群は、各剤個々について使用したビヒクルで処理した。キャリパによって腫瘍の寸法を測定し、次いで式:腫瘍重量(mg)=[腫瘍の体積=長さ(mm)×幅(mm)]/2を用いて重量に変換した。毒性の兆候の指標として体重低下についても動物をモニターした。S1P1R受容体拮抗剤は、10%NMP(n−メチルピロリドン)+90%コーン油を含有する組成で製剤化した。タキソールは12%のクレモフォール、12.5%のエタノール/50%の水を含有する組成で製剤化した。
【0075】
S1P1R受容体拮抗剤の1つによる実験の結果を図1に示す。細胞は0日目に皮下に接種し、9日間増殖させた。1回目の処理のとき、腫瘍は平均およそ100mgであった。投与は31日目まで継続し、4つの群のそれぞれからの一部の動物の腫瘍を測定し、平均した。パクリタキセル群と併用処理群の一部の動物は、処理を停止した後、ある期間モニターした。処理期間の終了時、動物の対照群の腫瘍は、約1500mgの平均サイズに急速に増殖した。処理の後、S1P1R受容体拮抗剤を投与された動物の腫瘍は平均約1150mgであり、パクリタキセルで処理された動物の腫瘍は平均約550mgであった。両方の剤で処理した動物における腫瘍は、処理の後、52%の退縮を示し、平均およそ40mgであった。これらの動物では毒性の証拠はなかった。これらのデータは、S1P1R受容体拮抗剤とパクリタキセルによる処理が予想外に優れた(たとえば、相乗)抗腫瘍効果を有したことを示している。
【0076】
(実施例3)
生体内での乳癌の動物モデルにおけるS1P1R受容体拮抗剤とタキサン化合物の相乗効果
この実験では、S1P1R受容体拮抗剤の4つの異なった用量、0.3mg/kg、3mg/kg、10mg/kg及び30mg/kgを最適用量のパクリタキセル(MPバイオメディカルズ、カタログ番号193532)と共に用いた。化合物番号2、50、52又は75をこの実験で用いたが、代表的な結果を図1に示す。ヌードマウス(胸腺欠損メスマウス、Taconic Farm社、群当たり10匹)にヒトMDA−MB−231乳癌細胞(ATCC#HTB−26)(動物当たり1×10個の細胞)を接種した。腫瘍を21日間増殖させた後、1群の動物を7.5mg/kg、q3d、ipのパクリタキセルで処理した。個々のパクリタキセル群に用いたのと同じスケジュールを用いて、特定の濃度のS1P1R受容体拮抗剤と同一濃度のパクリタキセルで4群の動物を処理した。最終的に、対照群は各個々の剤に使用したビヒクルで処理した。キャリパによって腫瘍の寸法を測定し、次いで式:腫瘍重量(mg)=[腫瘍の体積=長さ(mm)×幅(mm)]/2を用いて重量に変換した。毒性の兆候の指標として体重低下について動物をモニターした。S1P1R受容体拮抗剤は、10%NMP(n−メチルピロリドン)+90%コーン油を含有する組成で製剤化した。タキソールは12%のクレモフォール、12.5%のエタノール・50%の水の組成で製剤化した。
【0077】
S1P1R受容体拮抗剤の1つによる実験の結果を図2に示す。細胞は0日目に皮下に接種し、21日間増殖させた。1回目の処理のとき、腫瘍は平均100mgであった。投与は19日間継続し、4つの群のそれぞれからの腫瘍を測定し、平均した。19日間の処理期間の終了時、対照群の動物の腫瘍は急速に増殖した。19日間の処理の後、パクリタキセルを投与した動物の腫瘍は平均約325mgだった。両方の剤で処理した動物の腫瘍は、パクリタキセルと組み合わせて使用したS1P1R受容体拮抗剤の増える量に対応して腫瘍増殖の量の低下を示した。最高用量のS1P1R受容体拮抗剤で処理した動物は処理の終了時に腫瘍の退行を示し、腫瘍重量は100mg未満だった。これらの動物では毒性の証拠はなかった。これらのデータは、S1P1R受容体拮抗剤とパクリタキセルによる処理が予想外に優れた(たとえば、相乗)抗腫瘍効果を有したことを示している。
【0078】
(実施例4)
生体内での乳癌の動物モデルにおけるS1P1R受容体拮抗剤とビンカアルカロイド化合物の相乗効果
この実験では、最大有効用量のS1P1R受容体拮抗剤をビンクリスチン(Yes Pharma Ltd.、CAS番号2068−78−2、ロット番号80702)の用量と共に用いた。化合物番号2、50、52又は75をこれらの実験で用いた。ヌードマウス(胸腺欠損メスマウス、Taconic Farms,Inc.、群当たり10匹)にヒトMDA−MB−231乳癌細胞(ATCC#HTB−26)(動物当たり1×10個の細胞)を皮下接種した。腫瘍を19日間増殖させた後、2群の動物を0.1又は1mg、q3d、ivの用量でのビンクリスチンで処理した。1群の動物を特定の濃度のS1P1R受容体拮抗剤で処理した。個々のビンクリスチン群で用いたのと同一のスケジュールを用いて、2群の動物を特定用量のS1P1R受容体拮抗剤と同一用量のビンクリスチンで処理した。最終的に、対照群は個々の各剤で使用したビヒクルで処理した。キャリパによって腫瘍の寸法を測定し、次いで式:腫瘍重量(mg)=[腫瘍の体積=長さ(mm)×幅(mm)]/2を用いて重量に変換した。毒性の兆候の指標として体重低下についても動物をモニターした。S1P1R受容体拮抗剤は、10%NMP(n−メチルピロリドン)+90%コーン油を含有する組成で製剤化した。ビンクリスチンは通常の生理食塩水(0.9%NaCl)にて製剤化した。
【0079】
S1P1R受容体拮抗剤の1つとビンクリスチンによる実験の結果は以下のとおりである。細胞は0日目に皮下に接種し、19日間増殖させた。1回目の処理のとき、腫瘍は平均95mgであった。投与は8サイクル(q3d)継続し、6つの群のそれぞれの腫瘍を測定し、平均した。8サイクルの処理の後、0.1mg/kgのビンクリスチンを投与した動物及び1mg/kgのビンクリスチンを投与した動物の腫瘍はそれぞれ平均659mg及び26mgだった。S1P1R受容体拮抗剤と0.1mg/kg又は1mg/kgのビンクリスチンで処理した動物の腫瘍はそれぞれ、平均260mg又は5mgであり、処理後72%又は95%の退縮を示す。これらの動物では毒性の証拠はなかった。これらのデータは、S1P1R受容体拮抗剤とビンクリスチンによる処理が予想外に優れた(たとえば、相乗)抗腫瘍効果を有したことを示している。
【0080】
(実験5)
生体内での乳癌の動物モデルにおけるS1P1R受容体拮抗剤とタキサン化合物の相乗効果
この実験では、最大有効用量のS1P1R受容体拮抗剤を最適用量のドセタキセル(Haorui Pharma Chem,Inc.、CAS番号114977−28−5)と共に用いた。化合物番号2、50、52又は75をこれらの実験で用いた。ヌードマウス(胸腺欠損メスマウス、Taconic Farms,Inc.、群当たり10匹)にヒトMDA−MB−231乳癌細胞(ATCC#HTB−26)(動物当たり1×10個の細胞)を皮下接種した。腫瘍を17日間増殖させた後、1群の動物を7mg/kg、q3d、ipの用量でのドセタキセルで処理した。個々のドセタキセル群で用いたのと同一のスケジュールを用いて、1群の動物を特定用量のS1P1R受容体拮抗剤と同一用量のドセタキセルで処理した。最終的に、対照群は個々の各剤で使用したビヒクルで処理した。キャリパによって腫瘍の寸法を測定し、次いで式:腫瘍重量(mg)=[腫瘍の体積=長さ(mm)×幅(mm)]/2を用いて重量に変換した。毒性の兆候の指標として体重低下についても動物をモニターした。S1P1R受容体拮抗剤は、10%NMP(n−メチルピロリドン)+90%コーン油を含有する組成で製剤化した。ドセタキセルは、12.5%のクレモフォール、12.5%のエタノール及び75%の生理食塩水を含有する組成で製剤化した。
【0081】
S1P1R受容体拮抗剤の1つとドセタキセルによる実験の結果は以下のとおりである。細胞は0日目に皮下に接種し、17日間増殖させた。1回目の処理のとき、腫瘍は平均96mgであった。投与は7サイクル(q3d)継続し、3つの群のそれぞれの腫瘍を測定し、平均した。7サイクルの処理の後、ドセタキセルを投与した動物の腫瘍は平均約310mgだった。両方の剤で処理した動物の腫瘍は、平均186mgだった。これらの動物では毒性の証拠はなかった。これらのデータは、S1P1R受容体拮抗剤とドセタキセルによる処理が予想外に優れた(たとえば、相乗)抗腫瘍効果を有したことを示している。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
癌を治療するための医薬組成物であって、少なくとも1つのS1P1R受容体拮抗剤と少なくとも1つの抗微小管剤との相乗的な組み合わせを含み、S1P1R受容体拮抗剤が表1又はリスト1に提示される化合物から成る化合物の群から選択される医薬組成物。
【請求項2】
抗微小管剤が、タキサンまたはビンカアルカロイドから成る群から選択される請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項3】
タキサンが、パクリタキセル、タキソール(登録商標)、ドセタキセル、またはタキソテレ(登録商標)から成る群から選択される請求項2に記載の医薬組成物。
【請求項4】
S1P1R受容体拮抗剤が、表1の化合物番号2、50、52又は75から成る群から選択される請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項5】
S1P1R受容体拮抗剤が、表1の化合物番号2、50、52又は75から成る群から選択される請求項2に記載の医薬組成物。
【請求項6】
S1P1R受容体拮抗剤が、表1の化合物番号2、50、52又は75から成る群から選択される請求項3に記載の医薬組成物。
【請求項7】
S1P1R受容体拮抗剤が、表1の化合物番号2であり、タキサンがパクリタキセル又はドセタキセルである請求項6に記載の医薬組成物。
【請求項8】
S1P1R受容体拮抗剤が、表1の化合物番号50であり、タキサンがパクリタキセル又はドセタキセルである請求項6に記載の医薬組成物。
【請求項9】
S1P1R受容体拮抗剤が、表1の化合物番号52であり、タキサンがパクリタキセル又はドセタキセルである請求項6に記載の医薬組成物。
【請求項10】
S1P1R受容体拮抗剤が、表1の化合物番号75であり、タキサンがパクリタキセル又はドセタキセルである請求項6に記載の医薬組成物。
【請求項11】
ビンカアルカロイドが、ビンクリスチン、オンコビン(登録商標)、ビンカサルPSF(登録商標)、VCR、ビンブラスチン、ベルバン(登録商標)、ベルサル(登録商標)、又はビノレルビンから成る群から選択される請求項2に記載の医薬組成物。
【請求項12】
S1P1R受容体拮抗剤が、表1の化合物番号2、50、52又は75から成る群から選択される請求項11に記載の医薬組成物。
【請求項13】
S1P1R受容体拮抗剤が、表1の化合物番号2であり、ビンカアルカロイドが、ビンクリスチン、ビンブラスチン又はビノレルビンから成る群から選択される請求項12に記載の医薬組成物。
【請求項14】
S1P1R受容体拮抗剤が、表1の化合物番号50であり、ビンカアルカロイドが、ビンクリスチン、ビンブラスチン又はビノレルビンから成る群から選択される請求項12に記載の医薬組成物。
【請求項15】
S1P1R受容体拮抗剤が、表1の化合物番号52であり、ビンカアルカロイドが、ビンクリスチン、ビンブラスチン又はビノレルビンから成る群から選択される請求項12に記載の医薬組成物。
【請求項16】
S1P1R受容体拮抗剤が、表1の化合物番号75であり、ビンカアルカロイドが、ビンクリスチン、ビンブラスチン又はビノレルビンから成る群から選択される請求項12に記載の医薬組成物。
【請求項17】
対象において癌を治療する及び/又は選択された細胞集団(たとえば、癌細胞)の増殖を調節する方法であって、治療上有効な量の少なくとも1つのS1P1R受容体拮抗剤と少なくとも1つの抗微小管剤とを投与することを含み、S1P1R受容体拮抗剤が表1又はリスト1に提示される化合物から成る化合物の群から選択される方法。
【請求項18】
抗微小管剤が、タキサンまたはビンカアルカロイドから成る群から選択される請求項17に記載の方法。
【請求項19】
タキサンが、パクリタキセル、タキソール(登録商標)、ドセタキセル、またはタキソテレ(登録商標)から成る群から選択される請求項18に記載の方法。
【請求項20】
S1P1R受容体拮抗剤が、表1の化合物番号2、50、52又は75から成る群から選択される請求項17に記載の方法。
【請求項21】
S1P1R受容体拮抗剤が、表1の化合物番号2、50、52又は75から成る群から選択される請求項18に記載の方法。
【請求項22】
S1P1R受容体拮抗剤が、表1の化合物番号2、50、52又は75から成る群から選択される請求項19に記載の方法。
【請求項23】
S1P1R受容体拮抗剤が、表1の化合物番号2であり、タキサンがパクリタキセル又はドセタキセルである請求項22に記載の方法。
【請求項24】
S1P1R受容体拮抗剤が、表1の化合物番号50であり、タキサンがパクリタキセル又はドセタキセルである請求項22に記載の方法。
【請求項25】
S1P1R受容体拮抗剤が、表1の化合物番号52であり、タキサンがパクリタキセル又はドセタキセルである請求項22に記載の方法。
【請求項26】
S1P1R受容体拮抗剤が、表1の化合物番号75であり、タキサンがパクリタキセル又はドセタキセルである請求項22に記載の方法。
【請求項27】
ビンカアルカロイドが、ビンクリスチン、オンコビン(登録商標)、ビンカサルPSF(登録商標)、VCR、ビンブラスチン、ベルバン(登録商標)、ベルサル(登録商標)、又はビノレルビンから成る群から選択される請求項18に記載の方法。
【請求項28】
S1P1R受容体拮抗剤が、表1の化合物番号2、50、52又は75から成る群から選択される請求項27に記載の方法。
【請求項29】
S1P1R受容体拮抗剤が、表1の化合物番号2であり、ビンカアルカロイドが、ビンクリスチン、ビンブラスチン又はビノレルビンから成る群から選択される請求項28に記載の方法。
【請求項30】
S1P1R受容体拮抗剤が、表1の化合物番号50であり、ビンカアルカロイドが、ビンクリスチン、ビンブラスチン又はビノレルビンから成る群から選択される請求項28に記載の方法。
【請求項31】
S1P1R受容体拮抗剤が、表1の化合物番号52であり、ビンカアルカロイドが、ビンクリスチン、ビンブラスチン又はビノレルビンから成る群から選択される請求項28に記載の方法。
【請求項32】
S1P1R受容体拮抗剤が、表1の化合物番号75であり、ビンカアルカロイドが、ビンクリスチン、ビンブラスチン又はビノレルビンから成る群から選択される請求項28に記載の方法。
【請求項33】
少なくとも1つのS1P1R受容体拮抗剤と少なくとも1つの抗微小管剤とを含む組み合わせであって、S1P1R受容体拮抗剤が表1又はリスト1に提示される化合物から成る化合物の群から選択され、組み合わせが癌の治療において治療上相乗効果を有する組み合わせ。
【請求項34】
抗微小管剤が、タキサンまたはビンカアルカロイドから成る群から選択される請求項33に記載の組み合わせ。
【請求項35】
タキサンが、パクリタキセル、タキソール(登録商標)、ドセタキセル、またはタキソテレ(登録商標)から成る群から選択される請求項34に記載の組み合わせ。
【請求項36】
S1P1R受容体拮抗剤が、表1の化合物番号2、50、52又は75から成る群から選択される請求項33に記載の組み合わせ。
【請求項37】
S1P1R受容体拮抗剤が、表1の化合物番号2、50、52又は75から成る群から選択される請求項34に記載の組み合わせ。
【請求項38】
S1P1R受容体拮抗剤が、表1の化合物番号2、50、52又は75から成る群から選択される請求項35に記載の組み合わせ。
【請求項39】
S1P1R受容体拮抗剤が、表1の化合物番号2であり、タキサンがパクリタキセル又はドセタキセルである請求項38に記載の組み合わせ。
【請求項40】
S1P1R受容体拮抗剤が、表1の化合物番号50であり、タキサンがパクリタキセル又はドセタキセルである請求項38に記載の組み合わせ。
【請求項41】
S1P1R受容体拮抗剤が、表1の化合物番号52であり、タキサンがパクリタキセル又はドセタキセルである請求項38に記載の組み合わせ。
【請求項42】
S1P1R受容体拮抗剤が、表1の化合物番号75であり、タキサンがパクリタキセル又はドセタキセルである請求項38に記載の組み合わせ。
【請求項43】
ビンカアルカロイドが、ビンクリスチン、オンコビン(登録商標)、ビンカサルPSF(登録商標)、VCR、ビンブラスチン、ベルバン(登録商標)、ベルサル(登録商標)、又はビノレルビンから成る群から選択される請求項34に記載の組み合わせ。
【請求項44】
S1P1R受容体拮抗剤が、表1の化合物番号2、50、52又は75から成る群から選択される請求項43に記載の組み合わせ。
【請求項45】
S1P1R受容体拮抗剤が、表1の化合物番号2であり、ビンカアルカロイドが、ビンクリスチン、ビンブラスチン又はビノレルビンから成る群から選択される請求項44に記載の組み合わせ。
【請求項46】
S1P1R受容体拮抗剤が、表1の化合物番号50であり、ビンカアルカロイドが、ビンクリスチン、ビンブラスチン又はビノレルビンから成る群から選択される請求項44に記載の組み合わせ。
【請求項47】
S1P1R受容体拮抗剤が、表1の化合物番号75であり、ビンカアルカロイドが、ビンクリスチン、ビンブラスチン又はビノレルビンから成る群から選択される請求項44に記載の組み合わせ。
【請求項48】
S1P1R受容体拮抗剤が、表1の化合物番号2であり、ビンカアルカロイドが、ビンクリスチン、ビンブラスチン又はビノレルビンから成る群から選択される請求項44に記載の組み合わせ。
【請求項49】
少なくとも1つのS1P1R受容体拮抗剤と少なくとも1つの抗微小管剤とを含む1つ以上の成分が充填された1つ以上の容器を含むキットであって、S1P1R受容体拮抗剤が表1又はリスト1に提示される化合物から成る化合物の群から選択されるキット。
【請求項50】
抗微小管剤が、タキサンまたはビンカアルカロイドから成る群から選択される請求項49に記載のキット。
【請求項51】
治療される癌が、AIDS関連のカポジ肉腫、血管肉腫、乳癌、膀胱の癌、食道の癌、卵管の癌、膵臓の癌、前立腺の癌、子宮頚癌、結腸直腸癌、胃癌、頭頚部の癌、ホジキン病、白血病、悪性神経膠腫、悪性リンパ腫、悪性黒色腫、子宮体の内膜の悪性腫瘍、肝臓の悪性腫瘍、鼻咽頭の悪性腫瘍、腹膜の悪性腫瘍、多発性骨髄腫、非小細胞肺癌、脳の乏突起膠腫、骨肉腫、卵巣癌、小細胞肺癌、軟組織肉腫又は精巣癌から成る群から選択される請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項52】
治療される癌が、AIDS関連のカポジ肉腫、血管肉腫、乳癌、膀胱の癌、食道の癌、卵管の癌、膵臓の癌、前立腺の癌、子宮頚癌、結腸直腸癌、胃癌、頭頚部の癌、ホジキン病、白血病、悪性神経膠腫、悪性リンパ腫、悪性黒色腫、子宮体の内膜の悪性腫瘍、肝臓の悪性腫瘍、鼻咽頭の悪性腫瘍、腹膜の悪性腫瘍、多発性骨髄腫、非小細胞肺癌、脳の乏突起膠腫、骨肉腫、卵巣癌、小細胞肺癌、軟組織肉腫又は精巣癌から成る群から選択される請求項17に記載の方法。
【請求項53】
治療される癌が、AIDS関連のカポジ肉腫、血管肉腫、乳癌、膀胱の癌、食道の癌、卵管の癌、膵臓の癌、前立腺の癌、子宮頚癌、結腸直腸癌、胃癌、頭頚部の癌、ホジキン病、白血病、悪性神経膠腫、悪性リンパ腫、悪性黒色腫、子宮体の内膜の悪性腫瘍、肝臓の悪性腫瘍、鼻咽頭の悪性腫瘍、腹膜の悪性腫瘍、多発性骨髄腫、非小細胞肺癌、脳の乏突起膠腫、骨肉腫、卵巣癌、小細胞肺癌、軟組織肉腫又は精巣癌から成る群から選択される請求項33に記載の組み合わせ。

【図1a】
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【図1b】
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【図2a】
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【図2b】
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【公表番号】特表2012−505923(P2012−505923A)
【公表日】平成24年3月8日(2012.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−532299(P2011−532299)
【出願日】平成21年10月16日(2009.10.16)
【国際出願番号】PCT/US2009/061071
【国際公開番号】WO2010/045601
【国際公開日】平成22年4月22日(2010.4.22)
【出願人】(506024489)エグゼリクシス, インコーポレイテッド (50)
【Fターム(参考)】