説明

スポンジ製検体容器用ラック

【課題】
本発明は、軽量且つ検体容器用ラックを搭載する装置の形状に合わせた所望の形状に精密に加工された検体容器用ラックを提供する。
【解決手段】
本発明に係る検体容器用ラックは、少なくとも1つの第1のスポンジ層を有し、第1のスポンジ層に、検体容器用ラックが搭載される装置に検体容器用ラックを位置決めするための位置決め手段が設けられている。第1のスポンジ層は硬質性である。第1のスポンジ層は、検体容器用ラックを、自動検体分注機等の装置の正確な位置に安定に固定できる程度に十分な硬質性を備えることが好ましい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、概ね検体分注装置等に用いる検体容器用ラックに関し、特にスポンジ製の検体容器用ラックに関する。
【背景技術】
【0002】
自動検体分注装置は、多数の検体容器用ラックを自動的に搬送し、分注処理を行う。通常、分注装置は装置の構成あるいは製造者によって装置の寸法、形体、処理量が異なっており、それに合わせて検体容器用ラックの形状等も異なる。また、検体容器用ラックを適正および安全に搬送するために、検体容器用ラックには、分注装置あるいは搬送装置の正確な位置に位置決めするための係合凹部あるいは突起部が設けられる。これらの検体容器用ラックは、一般的に非発泡性のプラスチックで構成される。
【0003】
図6に従来の非発泡性のプラスチック製の検体容器用ラックを示す。プラスチック製検体容器用ラック10は、上面部材12および下面部材14が複数の支柱16で固定されており、約220mm×約110mm×約60mmの寸法の略直方体形状に構成されている。上面部材12には、直径約15mmの検体容器18を受け入れるための、直径約18mmの穴20が多数設けられている。下面部材14には検体容器18の下端を受ける切頭円錐形状の凹部22が設けられている。下面部材の側面の一部に、搬送装置(図示せず)と係合し検体容器用ラック10を搬送装置に位置決めするための係合凹所24が設けられている。
【0004】
一方、軟質性スポンジのみからなる検体容器用ラックも存在する。図7に従来の軟質性スポンジ製の検体容器用ラック50を示す。軟質性スポンジ製の検体容器用ラック50は、4層のスポンジ層52、54、56、58からなり、約210mm×約110mm×約55mmの寸法の略直方体形状に構成されている。一番上のスポンジ層52には、検体容器18を受けるための複数の穴60が設けられている。2層目のスポンジ層54は、1層目のスポンジ層52よりもさらに軟らかいスポンジ層であり、検体容器18を安定に立てるための穴60の外周に内接する寸法の十字形状の切れ込み(図示せず)が設けられている。3層目のスポンジ層56は、1層目のスポンジ層と同様の形状の穴(図示せず)が設けられている。4層目のスポンジ層58は、検体容器を落とさないようにするために、また検体容器を安定に支持するために2層目のスポンジ層と同様の形状の十字形状の切れ込み(図示せず)が設けられている。また、4層目のスポンジ層は、1層目および3層目のスポンジと同じ材質のスポンジで構成されている。なお、1層目のスポンジ層52、3層目のスポンジ層56、および4層目のスポンジ層は、軟質ウレタンフォームから形成されており、25%圧縮硬さが約0.090MPaであり、見かけ密度が約62kg/mである。また、より軟らかい2層目のスポンジ層54は、軟質ウレタンフォームから形成されており、25%圧縮硬さが約0.002MPaであり、見かけ密度が約30kg/mである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前述のようなプラスチック製の検体容器用ラックは、強度や形状の安定性には優れるが、相対的に重くまた製造コストが高い。例えば、プラスチックを金型で押し切って製造する場合、プラスチックは通常硬いので金型が長持ちしない。また、プラスチック材料を溶解して、型に流し込み成型する場合、型代および成形費が高額になり、また、型からはみ出した部分を成形しなおす必要がある。さらに、分注装置等の形状により使用できる検体容器用ラックの形状が決定されるため、使用者は分注装置等のメーカーから提供される専用の検体容器用ラックを用いざるを得ないことがある。
【0006】
これに対して前述のような軟質スポンジ製の検体容器用ラックは、プラスチック製の検体容器用ラックよりも相対的に軽量であり、製造コストも低い。しかし、軟質性スポンジは、形状を精密に加工するのには不向きであり、検体分注装置等の形状に合わせて精密に加工することが困難である。例えば、厚みのある軟質性スポンジを上から金型で垂直に押し切ると、型で軟質性スポンジが押しつぶされて、スポンジが外側に膨らんで歪み、歪んだまま切断されるので、スポンジの側面内側が削られてしまう。また、軟質スポンジ製の検体容器用ラックの所定位置に位置決めのための凹所等を設ける場合、歪みに起因する誤差が生じ、検体容器用ラックを正確な位置に位置決めできず、安全に搬送するという目的を達成できないことがある。さらに、凹所を正確な位置に設けることができたとしても、材質の軟らかさゆえ、検体容器用ラックの搬送中に凹所が広がってしまい、検体容器用ラックを搬送装置等に正確且つ継続的に位置決めすることができなくなることがある。また、検体容器用ラックを繰返し使用しているうちに凹所の形状が歪み、ラックを搬送装置等に正確に位置決めできなくなることもある。
【0007】
このような問題に鑑み、本発明は、軽量且つ検体容器用ラックを搭載する装置の形状に合わせた所望の形状に精密に加工された検体容器用ラックを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記問題点を解決するため、本発明に係る検体容器用ラックは、少なくとも1つの第1のスポンジ層を有し、第1のスポンジ層に、検体容器用ラックが搭載される装置に検体容器用ラックを位置決めするための位置決め手段が設けられている。第1のスポンジ層は硬質性である。第1のスポンジ層は、検体容器用ラックを、自動検体分注機等の装置の正確な位置に安定且つ継続的に固定できる程度に十分な硬質性を備えることが好ましい。
【0009】
本発明によれば、検体容器用ラックを構成する第1のスポンジ層は、25%圧縮硬さが約0.180MPa以上且つ見かけ密度が約160kg/m以上である。
本発明によれば、検体容器用ラックを位置決めするための位置決め手段は、第1のスポンジ層に設けられた突起部または凹部を有する。
【0010】
本発明によれば、検体容器用ラックを構成する第1のスポンジ層は、硬質ウレタンフォームからなる。
本発明に係る検体容器用ラックは、更に第2のスポンジ層を有し、第1のスポンジ層は第2のスポンジ層よりも高い硬質性を有することを特徴としている。
【0011】
本発明によれば、第2のスポンジ層に、検体容器用ラックが搭載される装置に検体容器用ラックを位置決めするための位置決め手段が設けられている。
本発明に係る検体容器用ラックは、更に第3のスポンジ層を有し、第2のスポンジ層は第1のスポンジ層と第3のスポンジ層との間に配置され、第3のスポンジ層は第2のスポンジ層よりも高い硬質性を有することを特徴としている。
【0012】
本発明による自動検体分注機は、上記の検体容器用ラックを備えることを特徴としている。
本発明による検体分注方法は、上記の検体容器用ラックを用いて検体分注を行うことを特徴としている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
図1に本発明の実施形態に係るスポンジ製検体容器用ラック100を示す。検体容器用ラック100は、上面スポンジ層102、中間スポンジ層104、および下面スポンジ層106の3層構成であり、例えば約220mm(幅)×約110mm(奥行き)×約48mm(厚さ)の略直方体形状に構成される。検体容器用ラック100には、例えば検体容器を受ける総計50個の穴108が設けられている。上面スポンジ層102を図2に、中間スポンジ層104を図3に、および下面スポンジ層106を図4に、それぞれ上面図(A)および正面図(B)として示す。
【0014】
図2に示す上面スポンジ層102の寸法は、例えば約220mm(幅)×約110mm(奥行き)×約9mm(厚さ)の略直方体形状である。上面スポンジ層102には、検体容器18を受けるための直径約16mmの円形の穴108が5行10列で計50個形成されている。図2(B)において、穴108は仮想線で示されている。検体容器用ラック100を分注機等に安定に設置できように、および検体容器用ラック100を繰返し使用できる強度を備えるように、上面スポンジ層102は硬質性である。このような上面スポンジ層102は、25%圧縮硬さが約0.150MPa以上、見かけ密度が約120kg/m以上であることが好ましく、硬質ウレタンフォームから形成することができる。スポンジの材料、物性、寸法等は、使用目的あるいは検体容器用ラックを搭載する装置の仕様等に応じて適宜変更可能である。また同様に、穴108の形状、寸法、個数、配列等も適宜変更可能であり、搭載する分注機あるいは搬送装置の形状、仕様、あるいは検体容器の寸法等に適合するように構成することができる。なお、本実施例でいう25%圧縮硬さとは、スポンジ層を25%の厚さまで圧縮し、その圧縮されたスポンジ層の硬さのことをいう。試験方法は例えばJIS K6767に準拠することができる。
【0015】
図3に示す中間スポンジ層104の寸法は、例えば約220mm(幅)×約110mm(奥行き)×約30mm(厚さ)の略直方体形状である。中間スポンジ層104には、上面スポンジ層102の穴108と連通する十字形状の穴110が設けられている。穴110は穴108の外周に内接する寸法の十字形状の切れ込みである。中間スポンジ層104は相対的に軟質性であり、十字形状の穴110は弾性的に拡張可能である。従って、上面スポンジ層102の穴108の直径に略等しい直径を有する検体容器からそれよりも細い検体容器まで、安定に固定することができる。中間スポンジ層104の側面には、検体容器用ラックを分注機(図示せず)あるいは搬送するための搬送装置(図示せず)に位置決めするための係合凹所112が設けられている。また、中間スポンジ層104には、分注機あるいは搬送装置に搭載するための穴114および116が設けられている。図3(B)において、穴110、係合凹所112、穴114および116は仮想線で示されている。本実施形態による中間スポンジ層104は、軟質ウレタンフォームからなり、密度40±2kg/m、反発弾性約30%以上、硬さ約0.014MPa、セル数45±5個/25mm、引張強さ約0.15NPa以上、伸び約80%以上、圧縮残歪み約5%以下、繰返し圧縮残歪み約3%以下である。中間スポンジ層104に軽量の軟質性のスポンジを利用することで、検体容器用ラックの重量を軽減することができる。このような軟質ウレタンフォームは、イノアックコーポレーション社からカラーフォーム(登録商標)型式KMO−40の名称で入手できる。なお、中間スポンジ層104の上述の物性は、本発明を限定するものではなく、必要とされる弾性特性や重量、強度等に応じて適宜選択可能である。例えば、検体容器用ラックの重量をより軽減するために、より軽量のスポンジ層を採用してもよい。中間スポンジ層104の厚さを他のスポンジ層102、106よりも厚く構成すれば、検体容器用ラックの重量は相対的に軽減される。また、中間スポンジ層104の穴110の形状および中間スポンジ層104の反発弾性、厚さ等を適当選択することで、検体容器を保持するときの安定性を高めることができる。なお、中間スポンジ層104の穴110、114、116及び係合凹所112を後述の下面スポンジ層106の穴118、122、124及び係合凹所120と同一の形状とすれば、これらのスポンジ層を同一の型を用いて成型できるという利点を有する。他の実施形態として、中間スポンジ層104を他の層のスポンジ層と同一のスポンジを用いて構成してもよい。
【0016】
本実施例において図4に示す下面スポンジ層106の寸法は、例えば約220mm(幅)×約110mm(奥行き)×約9mm(厚さ)の略直方体形状である。下面スポンジ層106には、中間スポンジ層104と同様の形状の穴118が設けられている。下面スポンジ層106の側面に、中間スポンジ層104の係合凹所112と連通する係合凹所120が設けられている。また、下面スポンジ層106には、中間スポンジ層104の穴114および116と連通するように、穴122および124がそれぞれ設けられている。図4(B)において、穴118、係合凹所120、穴122および124は、それぞれ仮想線で示されている。本実施形態では下面スポンジ層106は上面スポンジ層102と同様に硬質ウレタンフォームで構成されている。このような下面スポンジ層106は、25%圧縮硬さが約0.180MPa以上、見かけ密度が約160kg/m以上であることが好ましく、硬質ウレタンフォームから形成することができる。下面スポンジ層106が硬質性であるために、係合凹所112の形状を軟質性のスポンジよりも精密に加工することができ、従って、検体容器用ラック100を分注機あるいは搬送装置の正確な位置に、安定且つ継続的に位置決めできる。また、硬質性スポンジは強度が軟質性スポンジよりも優れているために、検体容器用ラックの使用寿命が長くなる。なお、本実施形態では下面スポンジ層106は、上面スポンジ層102と同様の硬質ウレタンフォームから構成されているが、ラックの位置決め手段(係合凹所120、穴122、124等)を精密に加工でき且つラックを繰返し使用できる程度の硬質性を備えるスポンジ層である限り他の材料で構成しても差し支えない。
【0017】
検体容器用ラック100には、検体容器用ラック100を搭載する分注機あるいは搬送装置に位置決めするための位置決め手段(係合凹所112および120、穴114、116、122、124等)が設けられているが、このような位置決め手段は、硬質性のスポンジ層に設ける限り、搭載する分注機あるいは搬送装置の仕様等に応じて適宜変更可能である。なお、図1乃至4に示した実施形態においては、軟質性の中間スポンジ層104にも位置決め手段112、114、116が設けられているが、位置決めの安定性および継続性は、実質的に硬質性の下面スポンジ層106に設けられた位置決め手段120、122、124によって担保される。従って、本実施形態においては、中間スポンジ層104の加工精度を下面スポンジ層106のそれよりも幾分落とすことができ、それゆえ上述したような軟質ウレタンフォームで中間スポンジ層104を形成することができ、ラックの軽量化等の上述したような利点を得ることができる。
【0018】
他の実施形態として、例えば図5に示されるように、検体容器用ラック200の硬質性の下面スポンジ層206の両側部に、搬送方向に平行な係合凹所208を設けて、分注機あるいは搬送装置のガイド(図示せず)に係合するように形成することができる。なお図5に示す実施形態では、係合凹所208は硬質性の下面スポンジ層206の両側部に設けられているが、一方の側部にだけ係合凹所を設けてもよい。このように構成することで、検体容器用ラックは、必ず一定の方向に配置されるので、検体の取り違えを防止することができる。これらの位置決め手段は、硬質性スポンジ層に設けることが重要である。
【0019】
以上のような検体容器用ラックの各スポンジ層は、スポンジ板を金型で押し切ることで簡単に成形することができる。成形された各スポンジ層を両面テープで貼り合せることで検体容器用ラックを組立てることができる。他の組立方法として、各スポンジ層を接着剤等で貼り合せてもよい。
【0020】
本発明の検体容器用ラックはプラスチックよりも軽量なスポンジで構成されるので、従来のプラスチック製の検体容器用ラックよりも成形が容易である。また、プラスチックよりもスポンジは軟らかいので、金型が長持ちするため経済的である。検体容器用ラックの位置決め手段が硬質性スポンジ層に設けられるために、検体容器用ラックの係合凹所等の位置決め手段を精密に加工することができる。これは、軟質性スポンジを金型で押し切る場合、スポンジが圧縮されてスポンジが膨らみ、歪んだ状態でスポンジが押し切られるのに対して、硬質性スポンジの場合、スポンジが圧縮されにくく、その膨らみに起因する歪みが小さいためである。
【0021】
以上説明したように、本発明によれば、従来のプラスチック製の検体容器用ラックと比べて軽量な検体容器用ラックを提供することができる。また、硬質性スポンジ層に位置決め手段を設けるようにしたので、従来の軟質性スポンジのみからなる検体容器用ラックよりも位置決め手段を精密に加工することができる。また、本発明の検体容器用ラックはスポンジで構成されるため、従来のプラスチック製の検体容器用ラックよりも容易に形成でき、製造コストも低くなる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の実施形態に係る検体容器用ラックを示す斜視図である。
【図2】図1の検体容器用ラックの上面スポンジ層を示す上面図(A)および正面図(B)である。
【図3】図1の検体容器用ラックの中間スポンジ層を示す上面図(A)および正面図(B)である。
【図4】図1の検体容器用ラックの下面スポンジ層を示す上面図(A)および正面図(B)である。
【図5】本発明の他の実施形態に係る検体容器用ラックを示す斜視図である。
【図6】プラスチック製の検体容器用ラックを示す斜視図である。
【図7】軟質性のスポンジ製の検体容器用ラックを示す斜視図である。
【符号の説明】
【0023】
100 検体容器用ラック
102 上面スポンジ層
104 中間スポンジ層
106 下面スポンジ層
108 穴
110、118 穴
112、120 係合凹所
114、122 穴
116、124 穴

【特許請求の範囲】
【請求項1】
検体容器用ラックであって、
少なくとも1つの第1のスポンジ層を有し、前記第1のスポンジ層に、前記検体容器用ラックが搭載される装置に前記検体容器用ラックを位置決めするための位置決め手段が設けられており、前記第1のスポンジ層は硬質性であることを特徴とする検体容器用ラック。
【請求項2】
請求項1に記載の検体容器用ラックであって、前記第1のスポンジ層は、25%圧縮硬さが0.180MPa以上且つ見かけ密度が160kg/m以上であることを特徴とする検体容器用ラック。
【請求項3】
請求項1または2に記載の検体容器用ラックであって、前記位置決め手段は、前記第1のスポンジ層に設けられた突起部または凹部を有することを特徴とする検体容器用ラック。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれかに記載の検体容器用ラックであって、前記第1のスポンジ層は硬質ウレタンフォームからなることを特徴とする検体容器用ラック。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれかに記載の検体容器用ラックであって、
更に第2のスポンジ層を有し、前記第1のスポンジ層は、前記第2のスポンジ層よりも高い硬質性を有することを特徴とする検体容器用ラック。
【請求項6】
請求項5に記載の検体容器用ラックであって、前記第2のスポンジ層に、前記検体容器用ラックが搭載される装置に前記検体容器用ラックを位置決めするための位置決め手段が設けられていることを特徴とする検体容器用ラック。
【請求項7】
請求項5または6に記載の検体容器用ラックであって、
更に第3のスポンジ層を有し、前記第2のスポンジ層は前記第1のスポンジ層と前記第3のスポンジ層との間に配置され、前記第3のスポンジ層は前記第2のスポンジ層よりも高い硬質性を有することを特徴とする検体容器用ラック。
【請求項8】
請求項1乃至7のいずれかに記載された検体容器用ラックを備えることを特徴とする自動検体分注装置。
【請求項9】
請求項1乃至7のいずれかに記載された検体容器用ラックを用いて検体分注を行うことを特徴とする検体分注方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2008−202940(P2008−202940A)
【公開日】平成20年9月4日(2008.9.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−35763(P2007−35763)
【出願日】平成19年2月16日(2007.2.16)
【出願人】(594166340)株式会社苫小牧臨床検査センター (2)
【Fターム(参考)】