説明

スマートメータを使用する通信システム及び方法

【課題】スマートグリッド及びスマートメータインフラを通じてスマート家電と通信する方法及びシステムを提供する。
【解決手段】第1ネットワークに接続されたスマートメータが、第1ネットワークに作動的に接続された家電の登録情報を、第1ネットワークを通じて受信するステップであって、この登録情報は家電の固有識別子を含むステップと、登録情報の少なくとも一部とスマートメータを一意的に識別するスマートメータ識別子とを、第2ネットワークに接続された第2演算装置に送信するステップと、第2演算装置によって家電の更新情報を受信するステップと、第2演算装置によって、装置の固有識別子及びスマートメータ識別子を用いて、第2ネットワークを通じて更新情報をスマートメータに送信するステップと、スマートメータによって、更新情報を家電に送信するステップと、更新情報を用いて家電を更新するステップと、を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スマートメータを使用する通信システム及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
エネルギー及びエネルギー生産のための限りある資源の利用への需要が高まりによって、エネルギーをより効率的且つ賢明に生産、分配、及び使用するための、益々多くのエネルギーの生産、伝送、分配、及び消費技術が利用されるようになった。この目的のために、公共サービス事業者は、システムをより効率的に監視し動作させることができるよう、そのエネルギー生産、伝送、分配、及び計測システムと統合された情報技術システムの採用を始めている。結果的に、ベンダー及び製造業者も、家電(例えば、冷蔵庫、洗濯機及び乾燥機、食器洗浄機、冷暖房空調システム、照明システム、レンジ、給湯器等)及び電子機器(例えば、テレビ、ステレオ、コンピュータ等)等の、電力を消費する製品及び装置において、同様の技術の採用を始めた。これらの取り組みは、スマートグリッド、スマートメータ、及びスマート家電技術に大別されることが多い。
【0003】
スマートグリッド技術は、情報技術を現在の電力インフラと融合させる。スマートグリッドは、本質的には、リアルタイムのエネルギー情報及び認識、いわば、よりスマートなエネルギーの選択肢を届ける「エネルギーインターネット」である。スマートグリッドの役割には、(風力及び太陽光等の)より再生可能なエネルギーの統合及び最適化を可能にすること、電力ネットワークの効率を大幅に高めること、及び消費者が生活スタイルを変えることなく自身のエネルギー利用を管理し、料金を節約できるようにすること、が含まれる。
【0004】
スマートグリッド技術は、公共事業者及び消費者による、エネルギー、資源、資金、及び環境の保護を推進する、リアルタイムの認識及び意志決定ツールを提供する。スマートグリッドは、単数の製品というよりは、今日の配電網をよりインテリジェントにするべく共働するハードウェア及びソフトウェアの集合体である。インターネットによって、バラバラの集合体であったコンピュータがより強力なツールに変化したのと同様に、現在の電力インフラにスマートグリッド技術を重ね合わせることは、インターネットをコンピュータに接続し、既に有益である機械を更に改良して、人々がより賢明な決定を行えるようにする情報を提供するようなものである。同様に、スマートグリッド或いは「エネルギーインターネット」は、消費者、企業、及び公共事業者による、よりスマートなエネルギー選択を推進する。
【0005】
スマートグリッドコンポーネントは、伝送及び分配グリッドを制御する、自動化ソフトウェア及びインテリジェント電子ハードウェアシステムを含む。(エネルギー管理システム及び配電管理システム等の)スマートグリッド自動化技術は、リアルタイムでの分配及び伝送グリッドの認識及び制御に役立つ。伝送側では、エネルギー管理システム(EMS)が、グリッドの状態に関するリアルタイムの情報を提供して、公共事業者が様々なグリッド機能を遠隔的に自動化するのを支援する。この自動化技術は、公共事業者が、最善且つ最も妥当な発電の組み合わせ(経済的な配送(economic dispatch)として知られる)を選択すること、消費者及び企業体のコストを低く抑えること、電力の送達における損失及び無駄を低減し、より効率の良いシステムを駆動させること、確実に顧客への安定的な電力供給を行うためのシステムの信頼性を維持することの一助となる。配電管理システム(DMS)は、スマートグリッド自動化技術を備え、これにより、配電網に関するリアルタイムの情報を公共事業者に提供し、公共事業者がグリッド内のスイッチを遠隔制御できるようなる。DMSは、よりスマートな配電網の中核であり、これによって、公共事業者は、分配された再生可能な発電を管理し、グリッド効率化技術を支援し、発送電分離及び停電の復旧を制御できる。DMSなしでは、公共事業者は、配電網に関してほんの僅かなリアルタイム情報しか得られず、よりスマートなグリッドの恩恵の多くについては実現することができない。
【0006】
更に、スマートグリッド技術は配電網を超えて拡大する可能性がある。スマートメータ、スマートエネルギーパネル、及びスマート家電等、家庭でスマートグリッド技術を用いると、消費者は、電気料金設定に関するより正確なデータにアクセスしてこれを認識することができるので、料金を節約して環境フットプリントを低減するのに役立つ。
【0007】
現在、殆どの電力会社は、その生産にかかった費用にかかわらず、その日の電気に対して単一の定価を設定している。殆どの消費者は、一般的に午後2時から午後7時の間の一日のピーク時間帯にエネルギーを生産するにあたり、その他の時間帯よりもはるかに高いコストがかかっていることを知らない。スマートメータは、消費者がその日のエネルギーをよりスマートに選択するのを支援するために、スマートホームエネルギーパネル又はその他のディスプレイ装置を通じて使用時間別料金設定にアクセスできる。電気料金が安くなると、消費者は、オフピーク料金設定時間帯に、高電力消費装置を使用するようになると思われる。スマートメータを用いると、電力の購入は、価格が購買決定に影響するその他の消費財の購入のようになる。例えば、消費者は、消費者の快適性に影響を及ぼすことなく、高額なピーク料金設定時間帯には空調システムを確実に電源オフのままにしておくために、帰宅する前に家を事前に冷房しておくという選択をすることができる。消費者は、ピーク料金を避けてエネルギーコストを下げるために、事前にお湯を沸かしておくこともできる。米国エネルギー省の一年にわたる調査によると、スマートメータによって提供されたリアルタイム料金情報は、消費者にとって、平均で10%、ピーク消費については15%の電気料金の削減に役立ったとされる。
【0008】
また、スマートメータによって、消費者は電気料金を先払いできるようになり、公共事業者は停電の検出及び管理をより良く行えるようになる。先進的メータリングインフラ(AMI)と結合したスマートメータは、グリッドの問題をピンポイントで特定する一助となり、給電されていない顧客を公共事業者が正確に特定できるようになる。これに比べて今日の状態は、現在は多くの公共事業者が、停電を知らせる電話が顧客からかかってくるのを待っている状態である。
【0009】
スマート家電をスマートメータ及びスマートグリッドと連携して稼働させることにより、消費者が何ら悪影響を被ることなく、公共事業者からの価格信号に合わせて、ピーク時間のエネルギー使用及び最高価格を回避することができる。例えば、たとえ家主が仕事中であっても、電力が或る一定のキロワット時あたりの料金に到達すると、ドライヤーを高温から微弱風に自動的に切り替えることができる。或いは、冷蔵庫の自動霜取りを、電気料金の安い時間帯まで遅延することができる。冷凍庫が次のピークエネルギー時間まで霜取り周期を遅延させると、消費者は同じエネルギー量に対してより少ない支払いで済む。(例えば、スマートグリッド及びスマートメータインフラを利用した、スマート家電のソフトウェア又はファームウェアの更新を含めて)スマートメータ及び使用時間帯別設定料金情報にスマート家電を結合すると、エネルギーと料金を節約する方法は数え切れないほどある。スマートグリッド、スマートメータ、及びスマート家電技術によって、公共事業者が家庭のスマート家電と(双方向に)通信することが可能になる。この能力は、エネルギー管理を超える有利な状況を創出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】米国特許第7693670号明細書
【発明の概要】
【0011】
したがって、スマートグリッド及びスマートメータ技術を用いたスマート家電との通信を提供する、先に幾つか挙げたような当該技術分野における課題を克服する方法及びシステムが望まれる。
【0012】
本明細書において、スマートグリッド及びスマートメータ技術を用いてスマート家電と通信するための方法及びシステムの実施例を記載する。概して、本発明の実施例は、消費者へソフトウェア又はファームウェアの更新を直接送信することにより、或いは家電又は装置のインターネット又はその他の通信ネットワークへの直接接続を要することにより、家電診断及びスマート家電又は装置のソフトウェア、ファームウェア、又は構成設定の更新に関する現在の方法を改善する。
【0013】
一態様において、メータを用いた、家電との通信方法を提供する。一実施例において、この方法は、(1)第1ネットワークに接続されたメータが、第1ネットワークに作動的に接続された装置の情報を、第1ネットワークを通じて受信するステップであって、この情報は装置の固有識別子を含むステップと、(2)情報の少なくとも一部、及びメータを一意的に識別するメータ識別子を、第2ネットワークに接続された第2演算装置に送信するステップと、(3)第2演算装置によって、装置の更新情報を受信するステップと、(4)第2演算装置によって、装置の固有識別子とメータの識別子とを用いて、第2ネットワークを通じて更新情報をメータに送信するステップと、(5)メータによって、更新情報を装置に送信するステップと、(6)更新情報を用いて装置を更新するステップと、を含む。
【0014】
別の態様において、メータを用いた通信方法を記載する。この方法の一実施例では、(1)第1ネットワークを通じて、第1ネットワークに作動的に接続された装置の情報を受信するステップであって、この情報は装置の固有識別子を含むステップと、(2)第2ネットワークを通じて情報の少なくとも一部を、第2ネットワークに接続された演算装置に送信するステップであって、この情報は装置の固有識別子を含むステップと、(3)第2ネットワークを通じて、装置の更新情報を受信するステップであって、この更新情報は装置の固有識別子を用いて送信されるステップと、(4)第1ネットワークを通じて、装置に更新情報を送信するステップと、を含む。
【0015】
更に別の態様において、メータを用いて装置を更新するシステムを提供する。このシステムの一実施例は、(1)第1ネットワークと、(2)第1ネットワークに作動的に接続されたメータであって、このメータは第1ネットワークに作動的に接続された装置の情報を、第1ネットワークを通じて受信し、この情報は装置の固有識別子を含む、メータと、(3)メータに作動的に接続された第2ネットワークと、(4)第2ネットワークと作動的に接続された第2演算装置であって、このメータは第2ネットワークを通じて、情報の少なくとも一部と、メータを一意的に識別するメータ識別子とを、第2ネットワークに接続された第2演算装置に送信し、第2演算装置は装置の更新情報を受信し、第2演算装置は、装置の固有識別子及びメータ識別子を用いて、第2ネットワークを通じて更新情報をメータに送信し、メータは装置に更新情報を送信し、装置は更新情報を用いて更新される、第2演算装置と、を備える。
【0016】
更に別の態様において、スマートメータを用いて家電を更新する方法を提供する。この方法の一実施例は、第2ネットワークに接続されたスマートメータが、第1ネットワークを通じてスマートメータに作動的に接続された家電の登録情報、及びスマートメータを一意的に識別するスマートメータ識別子を、第2ネットワークに接続された第2演算装置に送信することを含む。第2ネットワークは複数のスマートメータを含み、複数のスマートメータの各々はそれぞれの第1ネットワークに接続されており、各第1ネットワークはそれぞれ1つ以上の家電に接続されている。第2演算装置は、登録情報及びスマートメータ識別子を受信し、登録情報と、登録情報を含むスマートメータ識別子と、複数のスマートメータ及びそれらの1つ以上の家電のそれぞれのスマートメータ識別子とを格納する。これは、各々が1つ以上の登録情報に関連付けられた、複数のスマートメータ識別子を構成する。第2演算装置は、1つ以上の家電のうちの少なくとも1つの更新情報を受信する。第2演算装置は、更新情報を、各スマートメータ識別子の1つ以上の登録情報の各々と比較することによって、更新情報を受信するにあたり選択するスマートメータ識別子を決定する。この識別子が一旦決定すると、第2演算装置は、選択されたスマートメータ識別子に関連付けられた選択されたスマートメータに、更新情報を送信する。この選択されたスマートメータは、家電に更新情報を送信し、この更新情報を用いて家電が更新される。
【0017】
更なる利点は、下記の記述においてその一部が記載されているか、或いは実施によりわかるであろう。これらの利点は、添付の特許請求の範囲に明示する要素及びそれらを組み合わせたものによって実現及び達成されよう。前述の概説も下記の詳細な説明も、クレームされているように、あくまでも例示的且つ説明的なものにすぎず、排他的なものではないことを理解されたい。
【0018】
本明細書に組み込まれ、その一部を構成する添付図面は、発明を実施するための形態と共に実施例を説明し、本方法及びシステムの原理を説明するためのものである。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】例示的な公共エネルギー分配システムの部分ブロック図である。
【図2】第1ネットワークを通じて1つ以上のスマート家電又は装置と通信するように構成され、第2ネットワークを通じて第2演算装置と通信するように構成された、スマートメータの例図である。
【図3】メータの固有識別子を、第1ネットワークを通じて識別されたスマートメータと作動的に接続された家電の1つ以上の装置/家電固有識別子に関連付けるにあたり使用可能な、例示的な表である。
【図4】第1ネットワークを通じてスマート家電及び装置と、並びに第2ネットワークを通じて第2演算装置と通信するように構成された、スマートメータの実施例を示す図である。
【図5】本発明の一実施例による電子メータとして動作可能な構成要素のブロック図である。
【図6】本発明の一実施例によるスマートメータを用いて家電を更新するために適用可能な動作を示す、フローチャートである。
【図7】本発明の別の実施例によるスマートメータを用いて家電を更新するために適用可能なステップを示す、フローチャートである。
【図8】本発明の一実施例によるスマートメータを用いてスマート家電を登録するプロセスの実施例のステップを示す、フローチャートである。
【図9】本発明の一実施例によるスマートメータを用いて家電のファームウェア又はソフトウェア又は構成設定を更新するプロセスの実施例のステップを示す、フローチャートである。
【図10】開示の方法を実行するための例示的な動作環境を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本方法及びシステムを開示及び記述する前に、本システム及び方法は、特定の統合的な方法、特定の部品、又は構成に限定されないことを理解されたい。また、ここで使用する用語は、あくまでも特定の実施形態を記述するためのものにすぎず、限定を意図したものではない。
【0021】
本明細書及び添付の特許請求の範囲で使用するとき、文脈において特に明記しない限り、単数名詞は複数の指示対象も含む。ここで、「約」を伴って或る特定の値から「約」を伴った別の値として範囲を表すことがある。このように範囲を表現するときは、別の実施形態においてその特定の値から及び/又はその別の値までを含む。同様に、近似値として値を表すとき、「約」を伴うことにより、その特定の値がその他の実施形態も構成することを理解されたい。また、各々の範囲の端点は、他の端点に関連していても、他の端点と独立していても有意であることを理解されたい。
【0022】
「任意の」又は「任意的な」は、これに続いて記述される事象又は状況が、生じても生じなくてもよいが、当該記述が、その事象又は状況が生じる事例も、その事象又は状況が生じない事例も包含することを意味している。
【0023】
本明細書の記述及び特許請求の範囲を通じて、「有する」及びその変形の「含む」「備えた」等の語は、「〜を含むがこれに限定されない」ということを意味し、例えば、その他の追加的なもの、部品、整数、又はステップを除外することを意図したものではない。「例示的な」は、「〜の一例」であることを意味し、好適な又は理想的な実施形態を指示することを意図したものではない。「〜等」は、限定的な意味ではなく、例示目的において使用されている。
【0024】
開示の方法及びシステムの実施に使用可能な部品が開示されている。ここでは、これら及びその他の部品を開示するが、これらの部品の組み合わせ、その一部分、相互関係、グループ等が開示されている。また、様々な個々の組み合わせ及び集合的な組み合わせ並びにこれらを置換したものに特に明確に言及し、開示することはないかもしれないが、全ての方法及びシステムについて、これらはここで各々に考慮及び記述されていることを理解されたい。このことは、開示の方法のステップを含むがこれに限定されない、本願の全ての態様にもあてはまる。したがって、様々な追加的なステップを実施可能な場合は、これらの追加的なステップを、開示の方法のいかなる実施形態又は実施形態の組み合わせとも合わせて実施可能であることを理解されたい。
【0025】
好適な実施形態及びこれらに含まれる例についての下記の記述、並びに添付図面及び以上及び以下の記述を参照することにより、本方法及びシステムをより簡単に理解できよう。
【0026】
スマート家電は、公共事業者からの使用時間別料金設定に基づいて、最も費用効果の高い時に動作するようにプログラムされた家電である。例えば、スマート冷蔵庫は、あくまでも消費者の生活スタイルを変えることなく、電気料金が最も安い時点に霜取りのサイクルが来るようにする。スマートメータは、スマートグリッドの展開の基本的なブロックに含まれる。これらは、一日の時間によるエネルギー使用量を追跡及び報告して、公共事業者が、オフピーク時間帯に使用される電力については低い料金を課金できるようにする。その結果、消費者は、エネルギーコストを節約するために、エネルギーを大量消費する活動を、料金の安い時間帯に変更するように選択することができる。通常、スマート家電はスマートメータと通信するように構成されており、スマートメータはスマートグリッドと通信するように構成されている。以前は、これらの通信機能は、公共事業者とスマート家電との間で、使用時間情報及び家電制御信号を送信するために使用されていた。しかし、本明細書に記載されるように、これらの通信機能を、例えばスマートグリッド及びスマートメータインフラを利用してスマート家電ソフトウェア又はファームウェアを更新することを含む、付加的な目的のために使用できる。
【0027】
図1を参照すると、本発明の実施例の恩恵を受けるであろうタイプのシステムの図が示されている。図1は、例えば配電システム等の例示的な公共エネルギー分配システムの一部のブロック図である。図1に示すように、公共サービスは、公共事業者100によって、分配システム104を通じて様々な負荷L1〜Ln102に送達される。一態様において、提供される公共サービスは電力である。負荷102による公共サービスの消費量は、メータM1〜Mn106によって、負荷位置で測定される。電気メータの場合、メータ106は、負荷102に応じて、当業者にとって周知の単相又は多相電気メータであってもよい。一態様において、本明細書に記載の電気メータ106は、当業者に周知のスマートメータである。以後、本明細書では、メータ106を「メータ」、「電気メータ」、及び/又は「スマートメータ」と称するが、これらの用語は同義的に使用可能である。スマートメータの非限定的な一例として、ゼネラルエレクトリック社(ニューヨーク州スケネクタディ)から入手可能な、GE I210+cメータがある。一態様において、メータ106は、ネットワークを通じて負荷102と通信するように構成されている。一態様において、本明細書に記載の負荷102は、当業者に周知のスマート家電である。スマート家電は、例えば、とりわけゼネラルエレクトリック社、ワールプール社(Whirlpool Corporation、ミシガン州ベントンハーバー)、米国LG電子(LG Electronics USA、ニュージャージー州イングルウッドクリフス)、等のベンダー又は製造業者から入手可能である。消費量の情報は、主に消費者に料金請求するために公共事業者が利用するが、公共エネルギー分配システムの企画及びプロファイリングを含む、その他の目的にも使用可能である。多くの場合、メータ106はまだ手作業で読み取られているが、これにはコストがかかり、非効率的で、間違いが生じ易い可能性がある。場合によっては、公共事業者100は、公共サービスの負荷102との分離又は接続のスケジューリング、自動メータ読み取り(AMR)、負荷制限及び負荷制御、自動分配及びスマートグリッド用途、停電報告、インターネット、ビデオ、及びオーディオ等の付加サービスの提供等を含む、数多くの目的のために、メータ106との電子的な通信を望む。これらの殆どの場合、メータ106は、当業者にとって周知のように、有線、無線、又は有線と無線との組み合わせであり得る、通信ネットワーク110を通じて、1つ以上の演算装置と通信するように構成可能である。一態様において、通信ネットワークは、スマートグリッドネットワークの少なくとも一部を含む。したがって、図1に示すようなメータ106及びシステムは、公共サービスの単なる送達及び測定を超える能力を有するように構成されている。本明細書には、スマートグリッド及びスマートメータを用いてスマート家電と通信するための方法の実施例が、記載されている。一態様において、スマート家電は、スマートグリッド、スマートメータ、及びスマート家電インフラを用いて、ソフトウェア、ファームウェア、又は構成設定で更新可能である。別の態様において、スマートグリッド、スマートメータ、及びスマート家電インフラを用いて、スマート家電の診断情報を通信可能である。概して、本発明の実施例の技術的効果によると、スマートグリッド及びスマートメータインフラを用いてこのような更新を実行することで、スマート家電ファームウェア又はソフトウェアを更新する現在の方法を改善し、スマートグリッド及びスマートメータインフラを用いてスマート家電の遠隔診断の実行が可能になる。
【0028】
図2は、第1ネットワークを通じて1つ以上の家電又は装置と通信するように構成され、第2ネットワークを通じて第2演算装置と通信するように構成された、スマートメータの例図である。一態様において、本明細書に記載の家電は、当業者に周知のスマート家電である。本明細書で使用する場合、ここでは家電204を「家電」、「スマート家電」、及び/又は「装置」と称するが、これらの用語は同義的に使用可能である。図2に示すように、第1ネットワーク202は、1つ以上のスマート家電204又は装置とメータ106との間で通信するために使用される。一態様において、1つ以上のスマート家電204は、負荷102の少なくとも一部を備え、メータ106と通信するネットワーク202を構成する。メータ106は、分配システム104が提供する公共サービスの消費量も測定する。更に、メータ106は、第2ネットワーク110を通じて通信するように構成されている。一態様において、メータ106は、第2ネットワークを通じて少なくとも第2演算装置108と通信可能である。一態様において、メータ106は、第1ネットワーク202に作動的に接続されている。一態様において、メータ106は、第1ネットワーク106に作動的に接続された家電204の情報を、第1ネットワーク202を通じて受信する。例えば、家電204を、最初にプラグイン又は設置されたときに、登録情報を送信するように構成できる。登録情報及びその他任意の情報は、WPAN(例えばジグビー、ブルートゥース)、LAN/WLAN(例えば802.11n、マイクロ波、レーザー等)、WMAN(例えばWiMAX等)、WAN/WWAN(例えばUMTS、GPRS、EDGE、CDMA、GSM(商標)、CDPD、Mobitex、HSDPA、HSUPA、3G等)、RS232、USB、ファイアワイヤ(Firewire)、イーサネット(商標)、無線USB、セルラー、OpenHAN、電力線搬送(PLC)、電力線ブロードバンド(BPL)等のうちの1つ以上を通じて、家電204からメータ106へ、又はその逆に、送信可能である。一態様において、この登録プロセスは自動的に発生する。一態様において、この情報は、家電204の固有識別子を含む。例えば、一例において、固有の家電識別子は、家電204を一意的に識別する、第1ネットワーク202上のアドレスであってもよい。その他の識別子は、例えば、家電204のシリアル番号、又は家電204のモデル番号と組み合わせられたシリアル番号であってもよい。一態様において、メータ106は、第2ネットワーク110を通じて登録情報の少なくとも一部を送信することができる。例えば、一例において、メータ106は、第2ネットワーク110を通じて、固有の家電識別子を第2演算装置108に送信することができる。更に、一態様において、メータ106は、メータ106を一意的に識別するスマートメータ識別子を、第2ネットワーク110に接続された第2演算装置に送信することもできる。例えば、一態様において、メータ106を一意的に識別するスマートメータ識別子は、第2ネットワーク110上のメータ106のネットワークアドレス(例えばIPアドレス、MACアドレス等)であってもよい。メータ106を一意的に識別する登録情報又はスマートメータ識別子、又はその他のいずれかの情報は、WPAN(例えばジグビー、ブルートゥース)、LAN/WLAN(例えば802.11n、マイクロ波、レーザー等)、WMAN(例えばワイマックス等)、WAN/WWAN(例えばUMTS、GPRS、EDGE、CDMA、GSM(商標)、CDPD、Mobitex、HSDPA、HSUPA、3G等)、RS232、USB、ファイアワイヤ、イーサネット(商標)、無線USB、セルラー、OpenHAN、電力線搬送(PLC)、電力線ブロードバンド(BPL)等のうちの1つ以上を通じて、第2演算装置からメータ106へ、又はその逆に、送信可能である。一態様において、第2ネットワーク110は、スマートグリッドネットワークの少なくとも一部を含む。
【0029】
一態様において、第2演算装置108は、家電204の更新情報を受信可能である。例えば、一例において、更新情報は、ソフトウェア更新又はファームウェア更新を含む。一例において、更新情報を、第2演算装置108に電子的に送信可能である。例えば、第2演算装置108は、インターネットに接続可能であり、更新情報を電子的に受信可能である。一態様において、更新情報は、製造業者又はベンダーの演算装置206から第2演算装置に送信される。一態様において、更新情報は、更新されるべき家電204の固有識別子を含む。一態様において、第2演算装置108は、これらの家電について、対応する固有のメータ識別子に関連付けられた固有の家電識別子のリストを保持する。このようなリストを図3に示す。図3は、固有のメータ識別子302を、第1ネットワーク202を通じて識別されたスマートメータ106と作動的に接続された家電204の1つ以上の固有の装置/家電識別子304に関連付けるために使用可能な、テーブルの一例を示す。このようなリストを使用して、第2演算装置108は、更新されるべき家電204に関連付けられたスマートメータ106にのみ更新情報を送信することができる。したがって、一例において、第2演算装置108は、装置204の固有識別子及びスマートメータ識別子を用いて、第2ネットワーク110を通じてスマートメータ106に更新情報を送信する。一旦第2演算装置108から第2ネットワーク110を通じてスマートメータ106が更新情報を受信すると、一例において、スマートメータ106は、第1ネットワーク202を用いて更新情報を家電に送信する。一旦家電204が更新情報を受信すると、家電204はこの更新情報によって更新される。例えば、一例において、家電204のソフトウェアが更新情報によって更新される。
【0030】
別の態様において、例えば冷蔵庫内の水フィルタのフィルタ交換の必要性、圧縮機の過剰電流引き出し、モータの高温等の診断情報が、第1ネットワークを通じてスマート家電204からスマートメータ106へ、及び第2ネットワーク110を通じてスマートメータ106から第2演算装置108へ、送信される。一態様において、更新情報で、診断情報によって特定された問題を修正できる。別の態様において、診断情報に基づいて修理担当者を派遣できる。この診断情報を、ベンダー及び製造業者が使用して、スマート家電の状態、動作特性、及び性能を監視できる。
【0031】
別の態様において、例えば第2演算装置108等の遠隔サーバ上で起動しているソフトウェアは、スマートメータ106及びスマートグリッドインフラを通じてスマート家電204をスキャンし、例えば型式、モデル、シリアル番号、ファームウェア/ソフトウェアのバージョン、及びネットワークアドレス等の家電情報を登録できる。このソフトウェアで、最新の家電ソフトウェア/ファームウェア更新を検索して製造業者のウェブサイトをスキャンし、これらの更新をスマート家電にダウンロードする機会を消費者に提供することもできる。
【0032】
図4は、第1ネットワークを通じてスマート家電及び装置204と、並びに第2ネットワークを通じて第2演算装置108と通信するように構成された、スマートメータ106の実施例を示す。電子メータ404は、スマートメータ106がスマート家電204及び第2演算装置108と通信することを可能にする。一態様において、スマートメータ106の電子メータ404は、第1ネットワーク202を通じて、第1ネットワーク202に作動的に接続された家電204の登録情報を受信する。一態様において、登録情報は、家電204の固有識別子304を含む。電子メータ404は、第2ネットワーク110を通じて、第2ネットワーク110に接続された演算装置108に登録情報の少なくとも一部を送信するように構成されている。登録情報は、家電204の固有識別子304を含む。同様に、電子メータ404は、第1ネットワーク202を通じて家電204から受信した家電診断情報を、第2ネットワーク110を通じて演算装置108に送信することができる。電子メータ404は更に、第2ネットワーク110を通じて家電204の更新情報を受信するように構成されており、この更新情報は、家電204の固有識別子304を用いて送信される。電子メータ404はまた、第1ネットワーク202を通じて、家電204に更新情報を送信するようにも構成されている。一態様において、演算装置108は、家電204を更新するべきか否かを判定するために、第2ネットワーク110及び第1ネットワーク202を通じて家電204をスキャンする。スマートメータ106は、スマートメータ106の計測、監視、及び充電に必要とされるような、1つ以上の変流器(CT)402及び1つ以上の計器用変圧器(PT)を、更に備えている。
【0033】
ここで図5を参照すると、本発明の一実施例による、電子メータ404として動作可能な構成要素のブロック図が示されている。電子メータ404として動作可能な構成要素は、本明細書に具体的に図示及び記述されるものを含め、本発明の実施例による1つ以上の機能を実行する様々な手段を含む。しかし、1つ以上の構成要素が、本発明の概念及び範囲を逸脱することなく、1つ以上の類似の機能を実行する代替手段を含み得ることは、理解されるべきである。図示のように、電子メータ404として動作可能な構成要素は通常、1つ以上のプロセッサ504等の、構成要素の様々な機能を実行又は制御する手段を含み得る。図5に示すように、一実施例において、電子メータ404は、メータ入力及びフィルタリング要素502を備える。一態様において、メータ入力及びフィルタリング要素502は、例えば、電圧及び電流入力、1つ以上のADC、及びフィルタリング要素を備えることができる。電子メータ404のこの実施例は、プロセッサ504及びメモリ506を更に備えている。一実施例において、1つ以上のプロセッサ504は、コンテンツ、データ等を格納する揮発性及び/又は不揮発性メモリ等のメモリ506と通信するか、メモリ506を備えている。例えば、メモリ506は、構成要素から送信された、且つ/又は構成要素によって受信されたコンテンツを格納可能である。例えば、メモリは、家電204から受信した登録、診断、及び状態情報を格納可能である。同様に、メモリ506に、家電204に送信されている更新情報を格納してもよい。また、例えば、メモリ506は、本発明の実施例による構成要素の動作に関連付けられたステップを実行するためのプロセッサ用の、ソフトウェア、命令等も含む。具体的には、1つ以上のプロセッサ504を、家電204のソフトウェア又はファームウェアを更新するため、又は診断情報を報告するための、本明細書により詳細に論じるプロセスを実行するように構成してもよい。例えば、一実施例によると、1つ以上のプロセッサ504を、第2ネットワーク110を通じて、第2ネットワーク110に接続された演算装置108に、登録情報の少なくとも一部を送信するように構成可能である。登録情報は、家電204の固有識別子304を含む。同様に、1つ以上のプロセッサ504は、家電204から受信した家電診断情報を、第2ネットワーク110を通じて演算装置108に送信可能である。1つ以上のプロセッサ504は更に、第2ネットワーク110を通じて、家電204の更新情報を受信するように構成されており、この更新情報は、家電204の固有識別子304を用いて送信される。1つ以上のプロセッサ504は、第1ネットワーク202を通じて、家電204に更新情報を送信するようにも構成されている。
【0034】
メモリ506に加えて、1つ以上のプロセッサ504を、少なくとも1つのインターフェース、或いはデータ、コンテンツ等を表示、送信、及び/又は受信するその他の手段に接続可能である。この点に関して、インターフェースは、少なくとも1つの通信インターフェース508、或いはデータ、コンテンツ等を送信、及び/又は受信するその他の手段、並びにディスプレイ510を含む、少なくとも1つのユーザインターフェース及び/又はユーザ入力インターフェース512を含む。一態様において、通信インターフェース508を、第1ネットワーク202を通じて家電204から登録情報を受信するため、及び第2ネットワーク110を通じて第2演算装置108に登録情報の少なくとも一部を送信するために、使用可能である。一態様において、登録情報は、家電204の固有識別子を含む。また、一態様において、通信インターフェース508は、第2ネットワーク110を通じて第2演算装置108にメータ106の固有識別子を送信するために使用可能である。更に、通信インターフェース508は、第2ネットワーク110を通じて第2演算装置108から更新情報を受信するため、及び第2ネットワーク110を通じて家電204の更新情報を送信するために使用可能である。また、ユーザ入力インターフェース512には、キーパッド、タッチ画面、ジョイスティック、又はその他の入力装置等、構成要素がユーザからデータを受け付けることを可能にする装置を幾つでも備えることができる。
【0035】
図6を参照すると、スマートメータを用いて家電を更新するために適用可能な動作が示されている。ステップ602において、第1ネットワーク202に接続されたスマートメータは、第1ネットワークを通じて、第1ネットワークに作動的に接続された家電の登録情報を受信する。一態様において、登録情報は、家電の固有識別子を含む。ステップ604において、登録情報の少なくとも一部及びスマートメータを一意的に識別するスマートメータ識別子が、スマートメータから、第2ネットワークに接続された第2演算装置に送信される。ステップ606において、第2演算装置は、家電の更新情報を受信する。一態様において、更新情報を、第2演算装置に直接ロード可能である(例えばタイピング、メモリ装置からのダウンロード等)。別の態様において、更新情報を、ベンダーのコンピュータから第2演算装置に電子的に送信可能である。ステップ608において、第2演算装置は、装置の固有識別子及びスマートメータ識別子を用いて、第2ネットワークを通じてスマートメータに更新情報を送信する。一態様において、更新情報は、更新されるべき1つ又は複数の装置に関連付けられたスマートメータにのみ送信される。一態様において、第2演算装置は、更新されるべき装置を判定するために、第2及び第1ネットワーク202を通じて家電をスキャンする。ステップ610において、スマートメータは、第1ネットワークを通じて家電に更新情報を送信する。そしてステップ612において、家電は更新情報を受信し、これにより更新される。
【0036】
図7は、スマートメータを用いて家電を更新するために適用可能なステップの、別の態様を示す。ステップ702において、第1ネットワークに作動的に接続された家電の登録情報が、第1ネットワークを通じて受信される。一態様において、登録情報は、家電の固有識別子を含む。ステップ704において、登録情報の少なくとも一部は、第2ネットワークを通じて、第2ネットワークに接続された第2演算装置に送信される。一態様において、登録情報は家電の固有識別子を含む。ステップ706において、装置の更新情報は、第2ネットワークを通じて第2演算装置から受信される。一態様において、更新情報は、家電の固有識別子を用いて送信される。言い換えると、更新情報を送信するためのアドレスは、少なくとも部分的に、家電の固有識別子によって決定される。ステップ708において、更新情報は、第1ネットワークを通じて家電に送信される。
【0037】
図8は、スマートメータを用いてスマート家電を登録するプロセスの一実施例のステップを示す。ステップ802において、まず家電が電源投入される。これには例えば、家電をコンセントに繋ぐこと、又は別途電源に接続することを含む。このステップでは、家電の内部の登録モジュールを起動させることができる。ステップ804において、家電の登録モジュールが、第1ネットワークを通じて家電をスマートメータに登録する。一態様においてこれは、家電のシリアル番号及びモデル番号をスマートメータに登録することを含む。一態様において、登録には、第1ネットワーク上のそのネットワークアドレス等、家電の固有識別子を含む。ステップ806において、スマートメータは、第2ネットワークを通じて公共サービス事業者に関連付けられた演算装置に、家電登録情報の少なくとも一部を送信する。一態様においてこれには、家電のシリアル番号及びモデル番号をスマートメータに送信することを含む。一態様において、公共サービス事業者に送信される情報は、第1ネットワーク上のネットワークアドレス等、家電の固有識別子を含む。一態様において、公共サービス事業者に送信される情報は、第2ネットワーク上のネットワークアドレス等、スマートメータの固有識別子を含む。
【0038】
図9は、スマートメータを用いて家電のファームウェア又はソフトウェア又は構成設定を更新するプロセスの一実施例のステップを示す。ステップ902において、家電の更新情報は、公共サービス事業者に関連付けられた演算装置によって受信される。例えば、更新情報は、公共サービス事業者に電子的又は物理的に送信され、公共サービス事業者の演算装置にロードすることが可能である。本明細書において、更新情報には、家電のファームウェア更新、ソフトウェア更新、又は新たな構成設定を含む。ステップ904において、公共エネルギー演算装置は、更新されるべき家電に関連付けられたスマートメータに更新情報を送信する。この更新情報は、ネットワークを通じて送信される。一態様において、ネットワークは、スマートグリッドネットワークの少なくとも一部を含む。一態様において、更新情報は、更新されるべき家電に関連付けられたスマートメータの固有識別子を含む。一態様において、更新情報は、更新されるべき家電の固有識別子を含む。ステップ906において、スマートメータは、更新されるべき家電に更新情報を送信する。一態様において、この更新情報は、スマートメータに更新情報を送信するために使用されるものとは別のネットワークを通じて、家電に送信される。ステップ908において、家電は更新情報を用いて更新され、確認通知がスマートメータに送信される。一態様において、確認通知は、家電の固有識別子、及び更新の状況(例えば、成功、失敗等)を含む。ステップ910において、確認通知が公共エネルギー演算装置に送信され、この確認通知が家電ベンダー又は製造業者に利用可能となる。
【0039】
以上、上記のシステムを、複数のユニットから成るものとして記述した。当業者は、これが機能的な説明であること、並びにソフトウェア、ハードウェア、又はソフトウェア及びハードウェアの組み合わせが、それぞれの機能を実行できることを、理解するだろう。スマート家電、スマートメータ、スマートグリッド、公共エネルギー演算装置、ベンダー又は製造業者の演算装置等のユニットは、ソフトウェア、ハードウェア、又はソフトウェア及びハードウェアの組み合わせであってもよい。ユニットには、図10に示され、以下に記載されるような、家電更新ソフトウェア1006を備えることができる。例示的な一態様において、ユニットには、図10に示され、以下に記載されるような、コンピュータ1001を備えることができる。
【0040】
図10は、開示の方法を実行するための例示的な動作環境を示すブロック図である。この例示的な動作環境は、動作環境の一例にすぎず、動作環境アーキテクチャの使用法又は機能の範囲のいかなる限定を示唆するようにも意図されない。動作環境は、例示的な動作環境に示す構成要素のいずれか1つ又はそれらの組み合わせに関して、いかなる依存性も必要性も有すると解釈されるべきではない。
【0041】
本方法及びシステムは、その他数多くの汎用又は専用計算システム環境又は構成と共に動作可能である。本システム及び方法と共に使用するのに適しているであろう周知の演算システム、環境、及び/又は構成の例として、パーソナルコンピュータ、サーバコンピュータ、ラップトップ装置、及びマルチプロセッサシステムを含むが、これらに限定されない。更なる例として、セットトップボックス、プログラマブル消費者向け電化製品、ネットワークPC、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータ、スマートメータ、スマートグリッドコンポーネント、上記のシステム又は装置のいずれかを備える分散コンピューティング環境等を含む。
【0042】
開示の方法及びシステムの処理は、ソフトウェアコンポーネントによって実行可能である。開示のシステム及び方法は、1つ以上のコンピュータ又はその他の装置によって実行される、プログラムモジュール等の、コンピュータ実行可能命令の一般的な文脈において記載されることがある。通常、プログラムモジュールは、特定のタスクを実行するか又は特定の抽象データ型を実現する、コンピュータコード、ルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造等を備える。開示の方法は、通信ネットワークを通じて繋がっている遠隔処理ユニットによってタスクが実行される、グリッドベースの分散コンピューティング環境においても実行可能である。分散コンピューティング環境では、プログラムモジュールを、メモリ記憶装置を含む、ローカル及び遠隔コンピュータ格納媒体の両方に配置可能である。
【0043】
また、当業者は、本明細書に開示のシステム及び方法が、コンピュータ1001の形態の汎用演算装置を通じて実現可能であることを、理解するだろう。コンピュータ1001の構成要素は、1つ以上のプロセッサ又は処理ユニット1003、システムメモリ1012、プロセッサ1003を含む様々なシステムコンポーネントをシステムメモリ1012に結合するシステムバス1013を含むが、これらに限定されない。複数の処理ユニット1003の場合、システムは並列計算を利用することができる。
【0044】
システムバス1013は、メモリバス又はメモリコントローラ、周辺バス、アクセラレーテッドグラフィックスポート、及びいずれかのバスアーキテクチャを用いるプロセッサ又はローカルバスを含む、幾つかの可能なタイプのバス構造のうちの1つ以上を表す。一例として、このようなアーキテクチャは、業界標準アーキテクチャ(ISA)バス、マイクロチャネルアーキテクチャ(MCA)バス、強化ISA(EISA)バス、ビデオエレクトロニクススタンダーズアソシエーション(VESA)ローカルバス、アクセラレーテッドグラフィックスポート(AGP)バス、及び周辺機器相互接続(PCI)バス、PCI−Expressバス、PCMCIAバス、ユニバーサルシリアルバス(USB)等を含む。バス1013、及び本明細書に記載した全てのバスは、有線又は無線ネットワーク接続によって実装可能であり、プロセッサ1003、大容量記憶装置1004、オペレーティングシステム1005、家電更新ソフトウェア1006、更新情報データ1007、ネットワークアダプタ1008、システムメモリ1012、入出力インターフェース1010、ディスプレイアダプタ1009、ディスプレイ装置1011、及びヒューマンマシンインターフェース1002を含むサブシステムの各々は、事実上完全な分散システム又は分散アーキテクチャを実現するこの形態のバスを通じて接続された、物理的に離れた場所にある1つ以上の遠隔演算装置又はクライアント1014a、b、cの内部に収容可能である。
【0045】
コンピュータ1001は通常、様々なコンピュータ読み取り可能媒体を備える。読み取り可能媒体は、例えば、非一時的な、コンピュータ1001によってアクセス可能な、いずれの利用可能な媒体であってもよく、例えば、(これらに限定する意図はないが)揮発性及び不揮発性媒体、取り外し可能及び取り外し不可能な媒体のいずれをも含む。システムメモリ1012は、ランダムアクセスメモリ(RAM)等の揮発性メモリ、及び/又は読み取り専用メモリ(ROM)等の不揮発性メモリを含む。システムメモリ1012は通常、更新情報データ1007等のデータ、及び/又は直ちにアクセス可能な且つ/又は処理ユニット1003上で現在起動しているオペレーティングシステム1005及び家電更新ソフトウェア1006を収容する。
【0046】
別の態様において、コンピュータ1001は、その他の非一時的な、取り外し可能/取り外し不可能な、揮発性/不揮発性コンピュータ格納媒体も備える。一例として、図10は、コンピュータコード、コンピュータ読み取り可能命令、データ構造、プログラムモジュール、及びコンピュータ1001のその他のデータの不揮発性記憶装置となり得る、大容量記憶装置1004を示す。大容量記憶装置1004は、例えば、(これらに限定する意図はないが)ハードディスク、取り外し可能磁気ディスク、取り外し可能光ディスク、磁気カセット又はその他の磁気記憶装置、フラッシュメモリカード、CD−ROM、デジタル多用途ディスク(DVD)又はその他の光記憶装置、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、電気的消去再書き込み可能読み取り専用メモリ(EEPROM)等であってもよい。
【0047】
任意的に、一例としてオペレーティングシステム1005及び家電更新ソフトウェア1006を含む、任意の数のプログラムモジュールを、大容量記憶装置1004上に格納できる。オペレーティングシステム1005及びサービス登録ソフトウェア1006(又はそれらの組み合わせ)の各々は、プログラミング及び家電更新1006の要素を含み得る。更新情報データ1007も、大容量記憶装置1004に格納可能である。更新情報データ1007は、当該技術分野で周知の、1つ以上のデータベースのいずれかに格納可能である。このようなデータベースの例として、DB2(登録商標)、マイクロソフト(登録商標)アクセス、マイクロソフト(登録商標)SQLサーバ、オラクル(登録商標)、mySQL、PostgreSQL等を含む。データベースは、集中、又は複数のシステムにわたって分散可能である。
【0048】
別の態様において、ユーザは、入力装置(図示せず)を通じてコンピュータ1001にコマンド及び情報を入力できる。このような入力装置の例として、キーパッド、ポインティングデバイス(例えば「マウス」)、マイク、ジョイスティック、スキャナ、グローブ、及びその他の身体カバー等の触覚入力装置等を含むが、これらに限定されない。これら及びその他の入力装置は、システムバス1013に結合されたヒューマンマシンインターフェース1002を通じて処理ユニット1003に接続可能であるが、パラレルポート、ゲームポート、IEEE1394ポート(ファイアワイヤポートとしても知られる)、シリアルポート、又はユニバーサルシリアルバス(USB)等、その他のインターフェース及びバス構造によっても接続可能である。
【0049】
更に別の態様において、ディスプレイ装置1011もまた、ディスプレイアダプタ1009等のインターフェースを通じてシステムバス1013に接続可能である。コンピュータ1001には、2つ以上のディスプレイアダプタ1009を備えることができ、コンピュータ1001には、2つ以上のディスプレイ装置1011を備えることができると考えられる。例えば、ディスプレイ装置は、モニタ、LCD(液晶ディスプレイ)、又はプロジェクタである。ディスプレイ装置1011に加えて、その他の出力周辺機器には、スピーカ(図示せず)及びプリンタ(図示せず)等の構成要素を含まれ、これらは入出力インターフェース1010を通じてコンピュータ1001に接続可能である。本方法のいずれのステップ及び/又は結果も、いかなる形態でも出力装置に出力可能である。このような出力は、テキスト、図形、動画、音声、触覚等を含む、ただしこれらに限定されない、視覚表示のいずれの形態であってもよい。
【0050】
コンピュータ1001は、1つ以上の遠隔演算装置又はクライアント1014a、b、cとの論理結合を用いて、ネットワーク接続された環境で動作可能である。一例として、遠隔演算装置1014は、パーソナルコンピュータ、携帯用コンピュータ、サーバ、ルータ、ネットワークコンピュータ、スマートメータ、ベンダー又は製造業者の演算装置、スマートグリッド構成要素、ピア装置又はその他の一般的なネットワークノード等であってもよい。コンピュータ1001と遠隔演算装置又はクライアント1014a、b、cとの間の論理結合は、ローカルエリアネットワーク(LAN)及び広域ネットワーク(WAN)によって形成可能である。このようなネットワーク接続は、ネットワークアダプタ1008を介して可能である。ネットワークアダプタ1008は、有線及び無線環境のいずれにおいても実装可能である。このようなネットワーク環境は、オフィス、企業内コンピュータネットワーク、イントラネット、及びインターネット等のその他のネットワーク1015において、従来の一般的なものである。
【0051】
説明目的のため、本明細書では、アプリケーションプログラム、及びオペレーティングシステム1005等のその他の実行可能なプログラムコンポーネントを、個別のブロックとして説明するが、このようなプログラム及びコンポーネントは、演算装置1001の異なる格納要素に何度でも格納可能で、コンピュータのデータプロセッサによって実行可能である。家電更新ソフトウェア1006の実装は、任意の形態のコンピュータ読み取り可能媒体に格納されても、任意の形態のコンピュータ読み取り可能媒体を通じて送信されてもよい。開示の方法はいずれも、コンピュータ読み取り可能媒体上で実装されるコンピュータ読み取り可能命令によって実行可能である。コンピュータ読み取り可能媒体は、コンピュータによってアクセス可能な、いずれの利用可能な媒体であってもよい。コンピュータ読み取り可能媒体は、例えば、(これらに限定する意図はないが)「コンピュータ格納媒体」及び「通信媒体」を含む。「コンピュータ格納媒体」は、コンピュータ読み取り可能命令、データ構造、プログラムモジュール、又はその他のデータ等の情報の格納のための何らかの方法又は技術において実現される、揮発性及び不揮発性の、取り外し可能及び取り外し不可能な媒体を含む。例示的なコンピュータ格納媒体は、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ又はその他のメモリ技術、CD−ROM、デジタル多用途ディスク(DVD)又はその他の光記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置又はその他の磁気記憶装置、或いは所望の情報を格納するために使用可能であってコンピュータによってアクセス可能なその他いずれかの媒体を含むが、これらに限定されない。
【0052】
本方法及びシステムには、機械学習及び反復学習等の人工知能技術を採用できる。このような技術の例として、エキスパートシステム、事例に基づく推論、ベイジアンネットワーク、行動に基づくAI、神経回路網、ファジーシステム、進化的計算法(例えば遺伝的アルゴリズム)、群知能(例えばアントアルゴリズム)、及びハイブリッド知能システム(例えば、神経回路網を通じて生成されたエキスパート推論規則又は統計的学習から得られた生成規則)を含むが、これらに限定されない。
【0053】
上述のように、及び当業者によって理解されるように、本発明の実施例を、システム、方法、又はコンピュータプログラム製品として構成することができる。したがって、本発明の実施例は、ハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、又はソフトウェア及びハードウェアのいずれかの組み合わせを含む、様々な手段を備え得る。更に、本発明の実施例は、格納媒体に実装されるコンピュータ読み取り可能プログラム命令を有するコンピュータ読み取り可能格納媒体上のコンピュータプログラム製品(例えば、コンピュータソフトウェア)の形態であってもよい。ハードディスク、CD−ROM、光記憶装置、又は磁気記憶装置を含む、任意の適切な、非一時的コンピュータ読み取り可能格納媒体を利用可能である。
【0054】
以上、本発明の実施例を、方法、装置(即ちシステム)、及びコンピュータプログラム製品のブロック図及びフローチャート解説を参照し、記載した。ブロック図及びフローチャート解説の各ブロック、並びにブロック図及びフローチャート解説のブロックの組み合わせは、コンピュータプログラム命令を含む様々な手段によって実現可能であることは、理解されるだろう。これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ又はその他のプログラム可能なデータ処理装置上で実行される命令が、1つ又は複数のフローチャートブロックにおいて指定された機能を実現する手段を形成するように、マシンを生成するにあたり、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、又は図5を参照して上述した1つ以上のプロセッサ504等のその他のプログラム可能なデータ処理装置に、ロード可能である。
【0055】
また、コンピュータプログラム命令を、コンピュータ又はその他のプログラム可能なデータ処理装置(例えば、図5の1つ以上のプロセッサ504)を特定の態様で機能させ得る非一時的コンピュータ読み取り可能メモリに格納し、コンピュータ読み取り可能メモリに格納された命令で、1つ又は複数のフローチャートブロックにおいて指定された機能を実現するためのコンピュータ読み取り可能命令を含む製品を製造することができる。更に、コンピュータプログラム命令を、コンピュータ又はその他のプログラム可能なデータ処理装置上にロードして、一連の動作ステップをコンピュータ又はその他のプログラム可能な装置上で実行し、コンピュータで実行されるプロセスを生成することにより、コンピュータ又はその他のプログラム可能な装置上で実行される命令で、1つ又は複数のフローチャートブロックにおいて指定された機能を実現することができる。
【0056】
したがって、ブロック図及びフローチャートのブロックの説明は、特定の機能を実施するための手段の組み合わせ、特定の機能を実施するためのステップ及び特定の機能を実施するためのプログラム命令手段の組み合わせをサポートするものである。また、ブロック図及びフローチャートの各ブロックについての説明、並びにブロック図及びフローチャートのブロックを組み合わせたものの説明は、特定の機能又はステップを実施する専用のハードウェアベースのコンピュータシステム、又は専用のハードウェア及びコンピュータ命令の組み合わせによって実行可能であることを理解されたい。
【0057】
別途明記しない限り、ここで前述したいかなる方法も、或る特定の順序でそのステップを実施することを必要とするものではないことを理解されたい。したがって、方法クレームは、そのステップが従うべき順序を実際に列挙しているわけではなく、特許請求の範囲又は本明細書において、そのステップが或る特定の順序に限定されると明記しない限り、順序が推測されることは意図していない。このことは、ステップ又は操作フローの構造に対する論理事項、文法構造又は句読点から直接的に想到される意味、本明細書で記述する実施形態の数又は種類を含む、説明目的で記述されなかった、可能性があるあらゆる原理にもあてはまる。
【0058】
本願を通じて、様々な公報を参照している。本方法及びシステムが関連する先行技術をより完全に記述するべく、これらの公報の開示内容は参照により本願に組み込まれている。
【0059】
以上の説明及び関連図面に提示した教示内容の利益を享受する当業者には、ここで前述した本発明について、多くの修正及びその他の実施形態が想到されよう。したがって、本発明の実施形態は、開示した特定の実施形態に限定されることはなく、添付の特許請求の範囲には、修正及びその他の実施形態が含まれることを意図している。また、以上の説明及び関連図面では、要素及び/又は機能の或る例示的なコンテクストにおける実施例を説明しているが、要素及び/又は機能のまた別の組み合わせも、添付の特許請求の範囲から逸脱することなく、代替実施形態により提供することができる。その際、例えば、明確に上記した以外の要素及び/又は機能の組み合わせも、添付の特許請求の範囲に含まれ得ることを理解されたい。ここでは、具体的な表現を用いたが、これらは包括的且つ説明的な意味においてのみ使用されており、限定する意図はない。
【符号の説明】
【0060】
100 公共事業者
102 様々な負荷L1〜Ln
104 分配システム
106 メータM1〜Mn
108 1つ以上の演算装置
110 通信ネットワーク
202 1つ以上のスマート家電間での通信に使用する第1ネットワーク
204 1つ以上のスマート家電
206 製造業者又はベンダーの演算装置
302 固有のメータ識別子
304 1つ以上の固有の装置/家電識別子
402 1つ以上の変流器(CT)
404 電子メータ
406 1つ以上の計器用変圧器(PT)
502 メータ入力及びフィルタリング要素
504 1つ以上のプロセッサ
506 メモリ
508 通信インターフェース
510 ディスプレイ
512 ユーザ入力インターフェース
1001 コンピュータ
1002 ヒューマンマシンインターフェース
1003 処理ユニット
1004 大容量記憶装置
1005 オペレーティングシステム
1006 家電更新ソフトウェア
1007 更新情報データ
1008 ネットワークアダプタ
1009 ディスプレイアダプタ
1010 入出力インターフェース
1011 ディスプレイ装置
1012 システムメモリ
1013 システムバス
1014 1つ以上の遠隔演算装置又はクライアント
1015 ネットワーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
メータ(106)を用いた通信方法であって、
第1ネットワーク(202)を通じて、前記第1ネットワーク(202)に作動的に接続された装置(204)の情報を受信するステップであって、前記情報は前記装置(204)の固有識別子(304)を含む、ステップと、
第2ネットワーク(110)を通じて、前記第2ネットワーク(110)に接続された演算装置(108)に前記情報の少なくとも一部を送信するステップであって、前記情報は前記装置(204)の前記固有識別子(304)を含む、ステップと、
前記第2ネットワーク(110)を通じて、前記装置(204)の更新情報を受信するステップであって、前記更新情報は、前記装置(204)の前記固有識別子(304)を用いて送信される、ステップと、
前記第1ネットワーク(202)を通じて、前記更新情報を前記装置(204)に送信するステップと、を含む方法。
【請求項2】
第1ネットワーク(202)を通じて該第1ネットワーク(202)に作動的に接続された装置(204)の情報を受信する前記ステップが、WPAN、LAN/WLAN、WMAN、WAN/WWAN、RS232、USB、ファイアワイヤ(FireWire)、イーサネット、無線USB、セルラー、OpenHAN、電力線搬送(PLC)、及び電力線ブロードバンド(BPL)のうちの1つ以上を通じて情報を受信するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
第2ネットワーク(110)を通じて該第2ネットワーク(110)に接続された第2演算装置(108)に情報の少なくとも一部を送信するステップが、スマートグリッドネットワークを通じて第2演算装置(108)に情報の少なくとも一部を送信するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記スマートグリッドネットワークが、WPAN、LAN/WLAN、WMAN、WAN/WWAN、RS232、USB、ファイアワイヤ(FireWire)、イーサネット、無線USB、セルラー、OpenHAN、電力線搬送(PLC)、及び電力線ブロードバンド(BPL)のうちの1つ以上を含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記装置(204)の前記固有識別子(304)が、前記装置の前記第1ネットワーク(202)上のネットワークアドレスを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
第2ネットワーク(110)を通じて該第2ネットワーク(110)に接続された第2演算装置(108)に情報の少なくとも一部を送信する前記ステップが、公共サービス事業者の演算装置に情報の少なくとも一部を送信するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
第2演算装置(108)によって装置(204)の更新情報を受信する前記ステップが、第2演算装置(108)で装置(204)のソフトウェア又はファームウェア更新を受信するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
システムであって、
第1ネットワーク(202)と、
前記第1ネットワーク(202)に作動的に接続されたメータ(106)であって、該メータ(106)は、第1ネットワーク(202)を通じて、該第1ネットワーク(202)に作動的に接続された装置(204)の情報を受信し、該情報は、前記装置(204)の固有識別子(304)を含む、メータ(106)と、
前記メータ(106)に作動的に接続された第2ネットワーク(110)と、
前記第2ネットワーク(110)に作動的に接続された第2演算装置(108)であって、前記メータ(106)が、前記第2ネットワーク(110)を通じて、前記情報の少なくとも一部と前記メータ(106)を一意的に識別するメータ識別子(302)とを、前記第2ネットワーク(110)に接続された該第2演算装置(108)に送信する、第2演算装置(108)と、を備え、
前記第2演算装置(108)が前記装置(204)の更新情報を受信し、
前記第2演算装置(108)が、前記装置(204)の前記固有識別子(304)及びスマートメータ識別子(302)を用いて、前記第2ネットワーク(110)を通じて前記メータ(106)に前記更新情報を送信し、
前記メータ(106)が、前記装置(204)に前記更新情報を送信し、
前記装置(204)が、前記更新情報で更新される、システム。
【請求項9】
前記第2ネットワーク(110)がスマートグリッドネットワークを含む、請求項8に記載のシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2012−120426(P2012−120426A)
【公開日】平成24年6月21日(2012.6.21)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2011−249294(P2011−249294)
【出願日】平成23年11月15日(2011.11.15)
【出願人】(390041542)ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ (6,332)
【Fターム(参考)】