説明

スライドシェルタ

【課題】 家族が生活し子供を育てる家は安全でなくてはならないがいつ来るか分からない天災や人災に対して無防備である、大地震では倒壊した家の瓦礫に人が埋り直後の火災で火の海となり無残に焼き尽くす、竜巻は家を木葉微塵に吹き飛ばす、日頃の火事はぼやなのに有毒ガスで人が死ぬ、津波では避難できずに流されて死ぬ、堤防で囲まれた町は堤防が災いし天端の高さまで水没する、強盗凶器は逃げ場がないまま殺害される。
【解決手段】 地震、竜巻、火事、津波、水没、強盗凶器はいつその被害者になるか分からない、家族から怪我人を出さないために、命を奪われないためには、地震で潰れない、竜巻で飛ばされない、火事で焼けない、津波から守る、水没から脱出できる、凶器をはね除ける堅牢な避難所スライドシェルタを家の内部に設置する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、地震、竜巻、火事、津波、水没、強盗、凶器、の危機に直面したとき怪我人と犠牲者を出さなくするスライドシェルタに関するものである。
【背景技術】
【0002】
激震に見舞われたとき、竜巻がさし迫っているとき、消す手段を失い全てを焼き尽くす地震直後の大火災、海岸の大津波、江戸時代から3も沈下している地域が津波に襲われたとき堤防の天端の深さの水に沈む下町、ゼロ地域の言葉はよく聞くものの−3に知らずに住む人は、深い海に沈んで初めて気付いたとき既に手遅れ、最近多い強盗凶器の殺人事件と未曾有の大災害は家の中に要塞が無いために発生し多くの怪我人と多くの死者が出ている。
【先行技術文献】
【特許文献1】
【0003】
ツナミシェルタ 特開平 10−159388 公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
地震の特性は微動で始まり微動で終わることが殆どで万に一つが激震となり全てを破壊する、したがって初めの微動を無視しないことが明暗を分ける。
見渡すかぎり広がる海沿いの町で揺れてから数分後電柱の上がわずかに出るような津波が来たなら家も人もはるか沖へ流し去る、上記の先行技術に於ける津波シェルタは人の生体学的考慮がなされていない、瞬時に変わる空気溜まりの気圧の変化で鼓膜が破れ肺が潰れ血管内で発生した気泡で血管が詰まり血液の流れが止まったりする。
井戸により江戸時代から3も沈下した下町は大潮のとき堤防に立つと水面が二階の軒先と同じに見える、0地帯とよく言われるが−3の町もあるここを津波が襲うと堤防の天端まで水を蓄えた巨大な貯水池と化す、下水は止まって町中に逆流し水道はテレメータが切れて盲目となりガスも電気も復旧の目処は立たなくなる。最近多発の殺人事件、鍵を厳重にするだけでは防止できなくなっている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
堅牢なスライドシェルタを家の中に設置して家中で一番居心地がいい安全な避難場所にする、次のようなとき家族が全員避難する、1.地震の揺れがあったとき激震にならないうちに避難する、2.昼間急に夜のように暗くなり風が強くなった竜巻の前兆の広い平野、3.津波地域で大きな揺れがあったとき、4.水没地域で強めの地震があったときさらに水没した時はスライドシェルタを切り離し安全な場所へ避難する、5.不審者が錠を壊して家に侵入しようとしているとき、6.倒壊家屋が出た地震直後の火事は水道が止まって火の海となるので二次避難を考える。
【発明の効果】
【0006】
スライドシェルタは災害のとき家族全員怪我をせず無事に生き残るためのものである、照明、空調、情報、と簡易トイレを備えていて避難してから保管室をスライドさせ居住室にドッキングさせロックすると20の大型車が載って後輪でバウンドしても壊れない、風速90の竜巻にも微動だにしない、20の水に沈んでも完全に水をシャットアウトし1.0気圧を維持し2時間以上の空気がある、火中にも30分以上耐え緊急脱出口から外へ出られる、水没したときは家の外までスライドし基礎から遊離して浸水地区から脱出することができる堅牢な要塞で拳銃や刃物も寄せ付けない。寝室と居間の間に設置すれば殆どの危機に対応できる、保管室に日常使う金庫と貴重品、靴、衣類、水、非常食、寝具を豊富に揃えておくことができる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下添付図面を参照して本発明の実施の形態を説明し本発明の理解に供する、なお以下の実施の形態は本発明を具体化した一例であって本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。ここに図1は本発明の実施の形態に係る平常時のスライドシェルタの平面図、図2は緊急時の平面図、図3は水没から避難するため屋外へスライドしたときの平面図、図4は平常時のA−A断面図、図5は非常時のB−B断面図、図6は水没から避難するため屋外にスライドしたときのC−C断面図、図7は平常時図1のD−D断面図、図8は居住室のE−E断面図、図9は保管室F−F断面図図10は居住室の車輪付き台車背面図、図11は保管室車輪付き台車背面図、図12はG−G断面図、図13は車輪背面図、図14はH−H断面図、図15は保管室ガード平面図、図16は図15の右側面図、図17は図15の下側と上側の側面図、図18は居住室固定アンカーボルトと床板、図19は保管室スライド装置(1)とドッキングした居住室と保管室を屋外へスライドさせる装置(2)、図20はI−I断面図、図21は保管室固定アンカーボルト、図22はドッキング部ロック装置、図23はドッキング部防水材付き補強材、図24はロック装置、図25はJ−J断面図、図26は緊急脱出口の外側、図27は緊急脱出口の内側、図28上はK−K断面図、下はL−L断面図、図29は居住室上部観視窓、図30はM−M断面図図31は覗き窓、図32はN−N断面図である。
【0008】
本実施の形態に係るスライドシェルタは居住室1を屋外に設置し入口だけを家の壁を貫通させて家の中から出入りできるようにする、平常時保管室2の口は居住室の口と対持させ人が支障なく出入りできる間隔を空けておく、居住室1は図1と図8に示す直角6面体で床1と天井1は水平に、側面1、1、1は垂直に設置し、保管室とドッキングする1は壁を設けない。保管室2は図1と図9に示す直角6面体で床2、天井2は水平に設置し、側面2、2、2は垂直に設置し、居住室とドッキングする2は壁を設けない。居住室1保管室2は家の歪による影響を受けないため家の基礎と縁を切った砕石基礎3と鉄筋コンクリート基礎4の上に設置する、堤防で囲まれた水没地域はドッキングした居住室1と保管室2を屋外へスライドさせるため全体をレール6の上に設置するがほかの災害では居住室1をスライドさせないためレール6とスライド装置(2)と台車7は付けず、付けるのは保管室2部分のみとする、レール6は脱線を防止するため受け台7,8がコンクリート基礎4に触れない深さにし幅も車輪9が横振れしない幅とし両端にはストッパー6を付ける。保管室2はいつでもスライドできる状態にあるため脱線防止ガード図15,16,17,で防護する、水没地域の居住室1はアンカーボルト10でコンクリート基礎4に固定されているが水没時に切り離して避難するときはアンカーボルト10と10を回して居住室1と保管室2を台車7,8,から切り離す。平常時空けてある居住室1と保管室2の間は家の床と同じ高さにする床板11がある保管室2をスライドする時床板11を取り外してから保管室(2)をスライドさせる。コンクリートは衝撃に弱いためドッキング部は強い部材で補強して防水シート12を取り付ける図23、ドッキング部のロック図24,25,は図22のように上下左右均等に掛ける、避難路が確保できる居住室1の側面には緊急脱出扉13を設ける、扉13は外圧に強くするため外径よりも内径を小さくする、扉13の縁と居住室1側の縁には強い部材の枠を付け浸水防止の防水シールを取り付ける、蝶番13、ドアハンドル13、鍵と防水蓋13を付ける、中からは鍵を使わず開け閉めできるタイプのロックにする、居住室1の側面上部には外の様子が鮮明に見える覗き窓14を付ける、常に外の様子を観察し次の計画を立てる、水没地域で水没した時は居住室1と保管室2をドッキングさせたまま屋外までスライドさせ居住氏1のアンカーボルト10と保管室2のアンカーボルト10を回してそれぞれの台車を切り離す、覗き窓14ら水面を確認し観視窓15を開放して水没地域から脱出する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】 平常時平面図
【図2】 非常時平面図
【図3】 水没時平面図
【図4】 平常時A−A断面図
【図5】 非常時B−B断面図
【図6】 水没時C−C断面図
【図7】 基礎とレールD−D断面図
【図8】 居住室E−E断面図
【図9】 保管室F−F断面図
【図10】 車輪付き居住室受台
【図11】 車輪付き保管室受台
【図12】 基礎、レール、車輪、受台G−G断面図
【図13】 車輪
【図14】 H−H断面図
【図15】 保管室ガード平面図
【図16】 保管室ガード右側面図
【図17】 保管室ガード手前側、向い側側面図
【図18】 居住室固定アンカーボルト
【図19】 (1)保管室スライド装置、(2)居住室+保管室スライド装置
【図20】 I−I断面図
【図21】 保管室固定アンカーボルト
【図22】 ドッキング部ロック装置
【図23】 ドッキング部防水材付き補強材
【図24】 ロック装置
【図25】 J−J断面図
【図26】 居住室緊急脱出扉の外側
【図27】 居住室緊急脱出扉の内側
【図28】 (上)K−K断面図、(下)L−L断面図
【図29】 居住室上面の観視窓平面図
【図30】 M−M断面図
【図31】 覗き窓平面図
【図32】 N−N断面図
【符号の説明】
【0010】
1 居住室
居住室下面
居住室上面
居住室前面
居住室左側面
居住室背面
居住室ドッキング面
2 保管室
保管室下面
保管室上面
保管室前面
保管室左側面
保管室背面
保管室ドッキング面
6 レール
ストッパー
7 居住室台車
8 保管室台車
9 車輪
10 居住室アンカーボルト
10 保管室アンカーボルト
11 床板(保管室をスライドさせるとき取りはずす部分)
12 ジョイント部防水材
13 緊急脱出扉
13 蝶番
13 ラッチ式ドアハンドル
13 鍵と防水蓋
14 覗き窓
15 観視窓
16 外部電源
17 ロック装置
18 ドッキング部補強枠
19 緊急脱出扉補強枠
20 観視窓補強枠
21 防水材
(1) 保管室スライド装置
(2) 居住室+保管室スライド装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
スライドシェルタは人が避難する居住室と金庫、非常時必需品を入れた保管室からできている、居住室は家の外部に設置し入口だけを家の壁を貫通させて家の中に設置し家の中から外へ出ずに避難できるようにする、保管室は家の中に設置し互いの口は人が支障なく出入りできる間隔を空け対持させて設置し金庫は日常的に使用する、2つの部屋はそれぞれ別の台車に乗せ砕石と鉄筋コンクリートでできた専用の基礎に水平に布設したレール上に乗せる、スライド装置は2つある、1つは保管室を居住室へドッキングさせる装置(1)、もう1つはドッキングした2つの部屋をそのまま家の外へスライドさせる装置(2)である、非常時にスライド装置(1)でドッキングさせ内部でロックすると水と空気が遮断される、ロック装置は上下左右に付いている、繰り返されるドッキングと切り離しでジョイント部分が破損するのを防ぐため強い部材で補強しさらに防水シール材で浸水を防ぐ、居住室の外部に避難路が確保できるときその面に緊急脱出扉を設ける、扉は外圧に強くするため外径よりも内径を小さくし居住室側と扉側の双方の縁は強い部材の枠を付け浸水を防止するシール材を付ける、水没からの脱出は居住室と保管室を一体化させたままスライド装置(2)で家の外部へ移動させ、保管室と居住室のアンカーボルトを回して台車から切り離す、上部が水面に出たことを覗き窓から確認し水没地から脱出のため観視窓を開放し形成てなるスライドシェルタ。
【請求項2】
上記スライドシェルタの居住室を固定したままとし、居住室の台車とレールとスライド装置(2)を付けずに形成してなる請求項1に記載のスライドシェルタ。
【請求項3】
上記スライドシェルタの全体を室内に設置し緊急脱出扉だけを家の壁を貫通させて外へ避難できるようにし形成してなる請求項1〜2いずれかに記載のスライドシェルタ。
【請求項4】
上記のスライドシェルタの居住室を外部の地形を考慮し曲げて形成てなる請求項1〜3いずれかに記載のスライドシェルタ。
【請求項5】
上記スライドシェルタの保管室を固定にし居住室を可働にし形成してなる請求項1〜4いずれかに記載のスライドシェルタ。
【請求項6】
上記スライドシェルタの居住室を数個連結し形成してなる請求項1〜5いずれかに記載のスライドシェルタ。
【請求項7】
上記スライドシェルタを地下又は上空に設置し形成してなる請求項1〜6いずれかに記載のスライドシェルタ。
【請求項8】
上記スライドシェルタが矩形、円形、多角形、上が円弧で下が矩形、平面形が小判形、で形成してなる請求項1〜7いずれかに記載のスライドシェルタ。
【請求項9】
上記スライドシェルタがコンクリート、鉄筋コンクリート、遠心力鉄筋コンクリート、樹脂、金属、で形成してなる請求項1〜8いずれかに記載のスライドシェルタ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【公開番号】特開2011−226227(P2011−226227A)
【公開日】平成23年11月10日(2011.11.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−110614(P2010−110614)
【出願日】平成22年4月21日(2010.4.21)
【特許番号】特許第4743333号(P4743333)
【特許公報発行日】平成23年8月10日(2011.8.10)
【出願人】(508338175)
【Fターム(参考)】