説明

スラブ型枠、および合成床版の構築方法

【課題】耐水性や耐食性に優れ、施工の省力化を図ることができると共に、床版の重量を大きく増加させることなく床版の長支間化が可能な、支保工兼用の永久型枠であるスラブ型枠を用いた合成床版の構築方法を提供する。
【解決手段】高強度繊維補強モルタルで一体成形され、横断面がWT型形状を有し、帯状底板11は鉄筋かぶり厚さを備え、2列の帯状ウエブ12それぞれがこの帯状ウエブ12に交差する方向の多数の貫通孔12aを備え、帯状ウエブ12に沿う方向にプレストレスが導入されているWT型スラブ型枠10を、帯状ウエブ12を上側にして支間に並設し、多数の貫通孔12aに鉄筋121を挿通し、帯状ウエブ12相互間にも鉄筋122を配置し、WT型スラブ型枠10上にコンクリート20を打設して、WT型スラブ型枠10と場所打ちコンクリート20とが一体化された、桟橋の合成床版120を構築する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンクリート橋等のスラブ型枠、およびこのスラブ型枠を用いた合成床版の構築方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、コンクリートを場所打ちしてなるRC構造の場所打ち床版が知られている。この場所打ち床版は、支間に支保工および型枠を組み立て、この型枠内に鉄筋を配置しコンクリートを打設することにより構築される床版である。
【0003】
ところが、RC構造の場所打ち床版における最大支間長は一般に5m程度〜7m程度であり、更なる長支間化は困難である。また、支保工や型枠の組み立てが必要であるため、施工の省力化を図ることが困難である。さらに、床版構築後に型枠を撤去するとき床板下面での作業も必要となるが、このRC構造の場所打ち床版を桟橋のような港湾構造物に適用した場合、海面と床版との空間が狭く、波がかかることとなるため床板下面での型枠撤去作業が困難である。
【0004】
また、従来より、FRP(繊維強化プラスチック)から成る型枠を用いた合成床版も知られている(例えば、非特許文献1参照。)。このFRP型枠合成床版は、コンクリート打設時の床版支間に沿う方向の剛性を確保するための補強リブが20cm〜30cm間隔で形成されたFRP材を支保工兼用の永久型枠として用いた合成床版である。FRP材は耐水性や耐食性に優れているため、FRP型枠合成床版を桟橋のような港湾構造物に適用した場合、塩害に対する耐久性が高い。また、そのFRP材が支保工兼用の永久型枠であるため、床版下面における型枠の組み立てや撤去が不要であり、施工の省力化を図ることができる。
【0005】
ところが、このFRP型枠合成床版におけるFRP材は、上述したRC構造の場所打ち床版と同様に、床版の長支間化が困難である。
【0006】
また、従来より、PC(プレストレストコンクリート)版を用いた合成床版も知られている。この合成床版は、支保工や床版下面側の型枠に代えて工場製品のPC版を支間に並べ、このPC版の上部のプレストレス導入直角方向に鉄筋を配置し、コンクリートを打設することにより構築される、PC版と場所打ちコンクリートとが一体化された合成床版である。
【0007】
このようなPC版を用いた合成床版は、支保工が不要であり、床版下面における型枠の組み立てや撤去も不要であるため、施工の省力化を図ることができる。
【0008】
この合成床版は、プレストレスが導入されているPC版を用いることから、床版の長支間化が可能であるものの、床版支間を長くする場合、PC版の自重や場所打ちするコンクリートの自重や作業荷重を支えるためにPC版の厚さを厚くする必要がある。その結果、合成床版厚も厚くなって全体の重量が大きくなり、耐震設計が困難となるおそれがある。
【0009】
また、このPC版を用いた合成床版を、PC版と場所打ち床版とが確実に一体化された構造とするためには、一般に、コンクリートとの付着を高めるための凹凸が表面に形成されたPC版のその表面上にコンクリートを場所打ちすることによって一体化を行うが、例えば床版の四辺が支持された2方向スラブにおいては、2方向ともに確実に一体化することが困難である。
【0010】
ここで、このPC版を用いた合成床版の下面に引張応力が生じる上からの荷重に対して、PC版のプレストレス導入方向は、PC部材として耐荷力が大きい。ところが、その荷重に対して、PC版のプレストレス導入直角方向は、PC版の上部に配置された鉄筋が抵抗することとなるため、RC構造としての有効高さが小さくなり、大きな荷重に対して抵抗できない。
【0011】
従って、床版の四辺が支持され各床版支間長が同程度の2方向スラブに、PC版を用いた合成床版を適用することは困難である。
【非特許文献1】鋼・コンクリート複合構造連合小委員会、「構造工学シリーズ9−A 鋼・コンクリート複合構造の理論と設計(1)基礎編:理論編」、第1版、社団法人土木学会、平成11年4月30日、p141−142
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明は、上記事情に鑑み、耐水性や耐食性に優れ、施工の省力化を図ることができると共に、床版の重量を大きく増加させることなく床版の長支間化が可能なスラブ型枠、およびこのようなスラブ型枠を用いた合成床版の構築方法を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記目的を達成する本発明のスラブ型枠は、高強度繊維補強モルタルで一体成形され、帯状底板とその片面に立設した帯状ウエブとからなる形状を有し、上記帯状底板は鉄筋かぶり厚さを備え、上記帯状ウエブはこの帯状ウエブに交差する方向の多数の貫通孔を備え、その帯状ウエブに沿う方向にプレストレスが導入されていることを特徴とする。
【0014】
ここで、本発明の高強度繊維補強モルタルとは、例えば、鋼繊維やPVA(Polyvinyl Alcohol)繊維やPE(Polyethylene)繊維などといった短繊維補強材を、水セメント比が約30%以下のセメントに細骨材と共に混入したセメント系超高強度材料である。この高強度繊維補強モルタルは、圧縮強度が100MPa程度〜180MPa程度、曲げ強度が15MPa程度〜25MPa程度、引張強度が8MPa程度であり、従来の、圧縮強度が40MPa程度〜60MPa程度、曲げ強度が6.5MPa程度、引張強度が3.5MPa程度の普通コンクリートに比して高強度で高じん性な材料である。また、この高強度繊維補強モルタルは、粗骨材を使用しない材料であるため、流動性がよく、施工性に優れている。
【0015】
本発明のスラブ型枠は、普通コンクリートに比して水セメント比が低い高強度繊維補強モルタルで一体成形されたものであるため、中性化速度や塩分浸透度が非常に低い。従って、本発明のスラブ型枠を例えば桟橋のような港湾構造物に適用する場合、塩害劣化に対する耐久性が向上する。
【0016】
また、本発明のスラブ型枠は、帯状底板と帯状ウエブとから構成されたものであるため可搬性に優れる。また、本発明のスラブ型枠は、支保工兼用の永久型枠として用いることができるため、施工の省力化を図ることができる。
【0017】
また、本発明のスラブ型枠は、帯状ウエブがこの帯状ウエブに交差する方向の多数の貫通孔を備えたものであるため、その貫通孔に鉄筋を挿通することができる。
【0018】
さらに、本発明のスラブ型枠は、高強度で高じん性な材料である高強度繊維補強モルタルで一体成形され、帯状ウエブに沿う方向にプレストレスが導入されているものであるため、床版支間を長くする場合であっても、帯状底板の厚さを厚くすることなく、帯状ウエブの高さを高くすることによって対応可能である。従って、本発明のスラブ型枠を用いることにより、床版の重量を大きく増加させることなく床版の長支間化が可能である。
【0019】
尚、本発明のスラブ型枠における帯状ウエブは、上記帯状底板の片面に立設した1列以上の連続又は断続したものをいう。
【0020】
また、上記目的を達成する本発明の合成床版の構築方法は、本発明のスラブ型枠を、上記帯状ウエブを上側にして並設し、上記多数の貫通孔に鉄筋を挿通し、そのスラブ型枠上にコンクリートを打設して一体化床版を形成することを特徴とする。
【0021】
本発明の合成床版の構築方法は、本発明のスラブ型枠を用いるものであるため、上述した本発明のスラブ型枠の利点と同様に、耐水性や耐食性に優れ、施工の省力化を図ることができると共に、床版の重量を大きく増加させることなく床版の長支間化が可能である。
【0022】
ここで、上記一体化床版における、スラブ型枠の帯状ウエブと交差する方向は、スラブ型枠上に打設したコンクリートが鉄筋を挿通した貫通孔に充填されることによる、鉄筋とコンクリートのせん断伝達力により、確実に一体化される。また、その一体化床版における、スラブ型枠の帯状ウエブに沿う方向は、スラブ型枠の帯状ウエブにより確実に一体化される。従って、本発明の合成床版の構築方法は、例えば床版の四辺が支持され各床版支間長が同程度の2方向スラブにも適用することができる。
【0023】
尚、本発明の合成床版の構築方法は、本発明のスラブ型枠を、上記帯状ウエブを上側にして支間に並設した後に、上記多数の貫通孔に鉄筋を挿通してもよく、あるいは、本発明のスラブ型枠を、上記帯状ウエブを上側にして地上で並設し、上記多数の貫通孔に地上で鉄筋を挿通した後に、例えばクレーンを用いて支間に一括設置してもよい。
【発明の効果】
【0024】
本発明のスラブ型枠によれば、耐水性や耐食性に優れ、施工の省力化を図ることができると共に、床版の重量を大きく増加させることなく床版の長支間化が可能である。
【0025】
また、本発明の合成床版の構築方法によれば、耐水性や耐食性に優れ、施工の省力化を図ることができると共に、床版の重量を大きく増加させることなく床版の長支間化が可能である。また、例えば床版の四辺が支持され各床版支間長が同程度の2方向スラブにも適用することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【0027】
図1は、本発明の一実施形態であるWT型スラブ型枠10を示す正面図であり、図2は、図1の線A−Aに沿った横断面図である。
【0028】
図1,図2に示すWT型スラブ型枠10は、高強度繊維補強モルタルで一体成形され、帯状底板11とその片面に立設した2列の帯状ウエブ12とからなる形状を有するものである。
【0029】
この高強度繊維補強モルタルは、短繊維補強材である鋼繊維を、水セメント比が約20%以下のシリカフュームセメント(登録商標)に、粒径が約5mm以下の細骨材と共に混入したセメント系超高強度材料である。この高強度繊維補強モルタルは、例えば、圧縮強度が150MPa程度、曲げ強度が20MPa程度、引張強度が8MPa程度であり、従来の、圧縮強度が40MPa程度〜60MPa程度、曲げ強度が6.5MPa程度、引張強度が3.5MPa程度の普通コンクリートに比して高強度で高じん性な材料である。また、この高強度繊維補強モルタルは、粗骨材を使用しない材料であるため、流動性がよく、施工性に優れている。尚、ここに示した高強度繊維補強モルタルは、本発明の高強度繊維補強モルタルの一設計例であって、本発明の高強度繊維補強モルタルはこれに限られるものではない。
【0030】
図1,図2に示すWT型スラブ型枠10は、普通コンクリートに比して水セメント比が低い高強度繊維補強モルタルで一体成形された密実なコンクリートであるため、中性化速度や塩分浸透度が非常に低い。従って、このWT型スラブ型枠10を例えば桟橋のような港湾構造物に適用する場合、塩害劣化に対する耐久性が向上する。
【0031】
図1,図2に示すように、WT型スラブ型枠10は、横断面がWT型形状を有し、帯状底板11は鉄筋かぶり厚さを備え、2列の帯状ウエブ12それぞれがこの帯状ウエブ12に交差する方向の多数の貫通孔12aを備えている。尚、このWT型スラブ型枠10は、後述するように桟橋の構築に用いるものであるため、帯状底板11の厚さは、塩害による劣化等の耐久性を満足するための鉄筋かぶりが確保される厚さとされており、例えば約40mmとする。上述したように、WT型スラブ型枠10は中性化速度や塩分浸透度が非常に低いため、普通コンクリートに比して鉄筋かぶりを小さくすることができる。また、このWT型スラブ型枠10は、例えば、帯状底板11の幅が1000mm、帯状底板11の長さが6400mmとされ、高さ180mm、幅100mmの帯状ウエブ12に長径120mm、短径50mmの貫通孔12aが形成されている。
【0032】
このように、本実施形態のWT型スラブ型枠10は、帯状底板11と帯状ウエブ12とから構成された幅が1000mmのものであるため可搬性に優れる。また、このWT型スラブ型枠10は、支保工兼用の永久型枠として用いることができるため、施工の省力化を図ることができる。さらに、このWT型スラブ型枠10は、帯状ウエブ12に多数の貫通孔12aを備えたものであるため、その貫通孔12aに鉄筋を挿通することができる。
【0033】
また、図2に示すように、WT型スラブ型枠10には、帯状ウエブ12に沿う方向にPC鋼材13が配置されプレストレスが導入されている。
【0034】
このように、本実施形態のWT型スラブ型枠10は、高強度で高じん性な材料である高強度繊維補強モルタルで一体成形され、帯状ウエブ12に沿う方向にプレストレスが導入されているものであるため、床版支間を長くする場合であっても、帯状底板11の厚さを厚くすることなく、帯状ウエブ12の高さを高くすることによって対応可能である。従って、図1,図2に示すWT型スラブ型枠10を用いることにより、床版の重量を大きく増加させることなく床版の長支間化が可能である。
【0035】
次に、本発明の合成床版の構築方法についての一実施形態である、床版の四辺が支持され各床版支間長が同程度の2方向スラブの桟橋の構築方法について説明する。尚、この桟橋の主梁は既に構築されているものとして説明する。
【0036】
図3は、本発明の合成床版の構築方法についての一実施形態である桟橋の構築方法を説明するもので、この桟橋100の正面図である。また、図4は、図3の線B−Bに沿った横断面図であり、図5は、図3に示すC部の拡大図である。また、図6は、桟橋100における合成床版120の斜視図である。
【0037】
まず、図3,図5に示すように、WT型スラブ型枠10を載置すべき主梁110の上面にモルタル111を打設する。モルタル111の養生後、図3,図4に示すように、主梁110間に、図1,図2にも示すWT型スラブ型枠10を、帯状ウエブ12を上側にして並設する。
【0038】
次に、図6に示すように、WT型スラブ型枠10の帯状ウエブ12に備えられたこの帯状ウエブ12に交差する方向の多数の貫通孔12aに鉄筋121を挿通することにより、帯状ウエブ12と交差する方向の鉄筋121を配置する。また、WT型スラブ型枠10の帯状ウエブ12相互間にも鉄筋122を配置することにより、帯状ウエブ12に沿う方向の鉄筋122が配置される。尚、主梁110上部における鉄筋122の連結は、圧接あるいは継手123によって行う。
【0039】
次に、帯状ウエブ12と交差する方向および帯状ウエブ12に沿う方向の鉄筋121,122が配置されたWT型スラブ型枠10にコンクリート20を打設して、WT型スラブ型枠10と場所打ちコンクリート20とが一体化された、桟橋100の合成床版120を構築する。
【0040】
このようにして構築された桟橋100の合成床版120は、図1,図2を参照して説明したWT型スラブ型枠10の利点と同様に、耐水性や耐食性に優れ、施工の省力化を図ることができると共に、床版の重量を大きく増加させることなく床版の長支間化が可能である。
【0041】
また、この合成床版120における、帯状ウエブ12と交差する方向は、WT型スラブ型枠10上に打設したコンクリート20が鉄筋121を挿通した貫通孔12aに充填されることによる、鉄筋121とコンクリート20のせん断伝達力により、確実に一体化される。また、この合成床版120における、帯状ウエブ12に沿う方向は、WT型スラブ型枠10の帯状ウエブ12により確実に一体化される。
【0042】
従って、例えば波による揚圧力などといった、合成床版120の下面に圧縮応力が生じる下からの荷重に対しても、合成構造として抵抗できる。
【0043】
尚、上述した実施形態では、本発明のスラブ型枠を桟橋の構築方法に適用した例を挙げて説明したが、本発明のスラブ型枠はこれに限られるものではなく、例えば橋梁の合成床版やタンクの側壁などといった、版を用いたコンクリート構造物にも適用することができる。
【0044】
また、上述した実施形態では、本発明のスラブ型枠が帯状底板とその片面に立設した2列の帯状ウエブとからなる形状を有するWT型スラブ型枠である例を挙げて説明したが、本発明のスラブ型枠はこれに限られるものではなく、帯状底板とその片面に立設した1列以上の連続又は断続した帯状ウエブとを有するスラブ型枠であればよい。
【0045】
また、上述した実施形態では、合成床版が桟橋である例を挙げて説明したが、本発明の合成床版の構築方法は桟橋の構築方法に限られるものではなく、本発明のスラブ型枠を並設して合成床版を構築する方法であれば、いかなる合成床版の構築方法にも適用することができる。
【0046】
また、上述した実施形態では、本発明のスラブ型枠を、上記帯状ウエブを上側にして支間に並設した後に、上記多数の貫通孔に鉄筋を挿通する例を挙げて説明したが、本発明の合成床版の構築方法はこれに限られるものではなく、本発明のスラブ型枠を、上記帯状ウエブを上側にして地上で並設し、上記多数の貫通孔に地上で鉄筋を挿通した後に、例えばクレーンを用いて支間に一括設置してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本発明の一実施形態であるWT型スラブ型枠を示す正面図である。
【図2】図1の線A−Aに沿った横断面図である。
【図3】本発明の合成床版の構築方法についての一実施形態である桟橋の構築方法を説明するもので、この桟橋の正面図である。
【図4】図3の線B−Bに沿った横断面図である。
【図5】図3に示すC部の拡大図である。
【図6】桟橋における合成床版の斜視図である。
【符号の説明】
【0048】
10 WT型スラブ型枠
11 帯状底板
12 帯状ウエブ
12a 貫通孔
13 PC鋼材
20 コンクリート
100 桟橋
110 主梁
111 モルタル
120 合成床版
121,122 鉄筋
123 継手

【特許請求の範囲】
【請求項1】
高強度繊維補強モルタルで一体成形され、帯状底板とその片面に立設した帯状ウエブとからなる形状を有し、前記帯状底板は鉄筋かぶり厚さを備え、前記帯状ウエブは該帯状ウエブに交差する方向の多数の貫通孔を備え、該帯状ウエブに沿う方向にプレストレスが導入されていることを特徴とするスラブ型枠。
【請求項2】
請求項1記載のスラブ型枠を、前記帯状ウエブを上側にして並設し、前記多数の貫通孔に鉄筋を挿通し、該スラブ型枠上にコンクリートを打設して一体化床版を形成することを特徴とする合成床版の構築方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−144459(P2008−144459A)
【公開日】平成20年6月26日(2008.6.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−332531(P2006−332531)
【出願日】平成18年12月8日(2006.12.8)
【出願人】(000112196)株式会社ピーエス三菱 (181)
【Fターム(参考)】