説明

セルラ通信システムにおける方法および装置

【課題】パワーランピングに起因する干渉を出来るだけ小さくする技術を提供する。
【解決手段】パワーランピングによる送信電力制御の改善は、事前定義済パワーマスクを信号送信の信号送信特徴に適合させ、適合済パワーマスクをサブフレームまたはOFDMシンボルに適用することによって達成される。事前定義は、第1のパワーランプの始点及び終点、第2のパワーランピングの始点及び終点、第1及び第2のパワーランプの特定の時間に於けるそれぞれの第1及び第2の電力レベルである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線通信の分野に関し、特にセルラ通信ネットワークにおける送信電力制御方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
UTRAN(Universal Terrestrial Radio Access Network)は、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)の無線アクセスネットワークを表す用語である。UTRANは、無線ネットワーク制御装置(RNC)と、NodeBすなわち無線基地局とで構成されている。NodeBは移動ユーザ装置(UE)と無線通信し、RNCはNodeBを制御する。RNCは、コアネットワーク(CN)にさらに接続されている。E−UTRAN(Evolved UTRAN)は、高データレート、低レイテンシ(遅延)で、かつパケットに最適化した無線アクセスネットワーク向けのUTRANの進化型である。また、E−UTRANは、e−NodeB(evolved NodeB)で構成されており、e−NodeBは、相互接続され、その上EPC(Evolved Packet Core Network)に接続されている。E−UTRANは、LTE(Long Term Evolution)とも呼ばれ、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)内で標準化されている。
【0003】
例えばE−UTRAN、HSPA(High Speed Packet Access)またはGSM(Global System for Mobile communications)のアップリンクなどの時間多元接続システムでは、送信機が、特定の割り当てられたタイムスロットで送信する。従って、送信機は、タイムスロットの始期に送信を開始し、タイムスロットの終期に送信機の電源を切る。また、送信機の送信電力がタイムスロット毎かまたはタイムスロットの期間内で変化することはありうる。
【0004】
送信機は、通常、送信電力を出力するためにおよび送信電力を停止するために、いくらかの時間を必要とする。この意味することは、送信電力の出力および停止が瞬時に起こらないことである。さらに、オン状態とオフ状態との間の非常に急な移行は、隣接キャリアに好ましくない信号を放出し、隣接チャネル干渉を引き起こすであろう。この隣接チャネル干渉は、一定レベル内に抑えられるべきである。このように、遷移期間すなわち送信機がオフ状態からオン状態へ、またはその逆に切り替わる時間が存在する。これらの遷移期間中における送信機の出力信号は、送信機が完全にオンであるときの出力信号と比較して信号品質が良くないという意味で、不明確な信号となってしまう。図1に遷移期間が示されている。また、遷移期間中の送信電力は、パワーランプ(電力の立ち上げ、立ち下げ)と呼ばれる。
【0005】
図1に示されているように、ランピング継続期間は、サブフレームまたはタイムスロットの長さに比べて通常非常に短いが、その位置は、システム性能に影響を及ぼす位置である。ランピングまたは遷移期間に関して、3つの可能性がある。
・図2aに示されるようにタイムスロット/サブフレームの外側でのランピング
・図2bに示されるようにタイムスロット/サブフレームの内側でのランピング
・図2cに示されるようにタイムスロット/サブフレームの一部内側および一部外側でのランピング
パワーマスクは、タイムマスクとも呼ばれ、例えば遷移イベント中の所与の時間およびランプ開始時における許容送信電力などを規定する。例えば、送信機のランプアップ(立ち上げ)時すなわち送信電力の増加時に、パワーマスクは、遷移イベント前、遷移イベント中、および遷移イベント後にどのくらいの大きさの送信電力が許容されるかと、さらにランプアップをいつ開始すべきかを指定してもよい。許容送信電力は、片側に開いた範囲(オープンレンジ)、すなわち特定のレベル未満として表されてもよいし、間隔、すなわち送信電力XとYとの間として表されてもよい。
【0006】
GSMおよびWCDMA(広帯域符号分割多元接続)においては、パワーマスクがタイムスロットレベル(それぞれ577μsおよび667μs)で規定されていることに注目すべきである。E−UTRANにおいて、パワーマスクは、サブフレームレベル(1ms)およびSC−OFDM(シングルキャリア直交周波数分割多重)シンボルレベルで規定されることになり、例えばサウンディング基準シンボル(SRS)がサブフレームで送信されるときに適用されるであろう。
【0007】
ランピング期間の悪影響を避けるために現在使用されている方法がいくつかある。GSMおよびUTRA−TDD(Universal Terrestrial Radio Access−Time−Division Duplex)においては、実際の信号が送信される少し前に、送信機の電源が入れられる。このやり方では、実際の信号を送信する前に、送信機がオン状態になるための時間がいくらか確保される。タイムスロットの終わりでは、信号を完全に送信するまで送信機の電源は切られない。タイムスロット同士が時間的に隣接しており、タイムスロット外でエネルギーが送信される場合、あるユーザ装置から送信されたエネルギーは、別のユーザ装置からの信号に干渉を引き起こすであろう。この問題を軽減するために、タイムスロット間に極めて短いガードインターバルが挿入される。UTRA−FDD(UTRA−Frequency−Division Duplex)においては、この解決手段が利用されていない。信号が送信されるとき、送信機は十分にオン状態になっておらず、信号送信が完了する前に、送信機の電源が切られてしまう。この場合、信号の符号化および拡散がランピング期間の影響を軽減することになろう。
【0008】
UTRANでは、送信電力制御が、タイムスロットレベルで作用する。この意味することは、送信電力変化がタイムスロットごとに起こり、その結果として送信パワーマスクがタイムスロットベースで規定されていることである。また、E−UTRANでは、送信電力制御がサブフレームベースで作用し、それ故、送信パワーマスクは、サブフレームレベルおよびOFDMシンボルレベルで規定されている。
【0009】
前述したように、E−UTRAアップリンクでは、サブフレームの継続期間が1msである。サブフレームは、14個または12個のSC−OFDMシンボルから構成される。サブフレームの最後のシンボルは、チャネル推定目的で用いられるSRSの送信に使用できよう。SRSは、アップリンクチャネル依存スケジューリングおよびタイムトラッキングを行うためにも使用されてもよい。SRS用の送信電力は、サブフレームの他のシンボルに使用される送信電力とは異なってもよい。図3に異なる送信電力の関係が示されている。しかし、図3に示されるような急峻な送信電力の変更は、実施可能でないことに注目すべきである。
【0010】
E−UTRANでは、アップリンクタイムスロットは、互いに時間的に隣接して置かれる。UTRA向けに存在する最先端の解決手段では、明確な固定のランプアップ期間とランプダウン期間の1組が非特許文献1および2の規格に定められている。従って、信号品質と他のタイムスロットへの干渉との間のトレードオフが、システムを設計するとき設定される。図4は、パワーランプの配置が、送信電力が一定でないことによる信号品質の劣化の問題およびユーザへの干渉の問題を引き起こすことを示す。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0011】
【非特許文献1】3GPP TS 25.101
【非特許文献2】3GPP TS 25.102
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
しかし、例えばサウンディング基準シンボル(SRS)などのある種の信号は、特にアップリンクチャネル依存スケジューリングに利用されるとき、品質が良い必要がある。また他の状況ではスループットを最大にするために、パワーランピングに起因する干渉は、データシンボルなどの他の信号に対してできるだけ少なくする必要がある。
【0013】
その結果、E−UTRANにおける送信電力制御を改善する必要がある。
【0014】
それ故、本発明の一目的は、送信電力の管理を改善する方法および装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明の第1の態様によれば、セルラ通信ネットワークにおける送信電力制御方法が提供される。本方法では、信号送信のサブフレームとOFDMシンボルの少なくとも1つに対して事前定義済パワーマスクが設定される。パワーマスクは、以下のいずれかに関連する少なくとも1つのパラメータによって定義される。それらは、第1のパワーランプの始点、第1のパワーランプの終点、第2のパワーランプの始点、第2のパワーランプの終点、第1および第2のパワーランプのそれぞれ第1および第2の継続期間、ならびに第1および第2のパワーランプの特定の時間におけるそれぞれ第1および第2の電力レベルである。また、本方法では、パワーマスクの少なくとも1つのパワーマスクパラメータの少なくとも1つが、信号送信の信号送信特徴に適合される。また、適合済パワーマスクは、サブフレームとOFDMシンボルの少なくとも1つに適用される。
【0016】
本発明の第2の態様によれば、セルラ通信ネットワークにおける送信電力制御装置が提供される。本装置は、信号送信のサブフレームとOFDMシンボルの少なくとも1つに対して事前定義済パワーマスクを設定するユニットを備える。パワーマスクは、以下のいずれかに関連する少なくとも1つのパラメータによって定義される。それらは、第1のパワーランプの始点、第1のパワーランプの終点、第2のパワーランプの始点、第2のパワーランプの終点、第1および第2のパワーランプのそれぞれ第1および第2の継続期間、ならびに第1および第2のパワーランプの特定の時間におけるそれぞれ第1および第2の電力レベルである。また、本装置は、パワーマスクの少なくとも1つのパワーマスクパラメータの少なくとも1つを信号送信の信号送信特徴に適合させるユニットを備える。また、本装置は、適合済パワーマスクをサブフレームとOFDMシンボルの少なくとも1つに適用するユニットを備える。
【0017】
本発明の1つの利点は、高品質のユーザから特定の送信信号すなわち基準信号を送信可能であると同時に、他のユーザとの干渉を最小にすることが可能なことである。従って、システムのスループットを高く維持しうる。
【0018】
本発明の別の利点は、異なるユーザに対してサービス品質に違いを付けることが可能なことである。
【0019】
より良い理解のために、以下の図面および本発明の好適な実施形態を参照する。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】送信電力が変更されるかまたは送信機の電源がオンもしくはオフされるときに生じる遷移期間を示す図である。
【図2a】パワーマスクランプのありうる位置を示す図である。
【図2b】パワーマスクランプのありうる位置を示す図である。
【図2c】パワーマスクランプのありうる位置を示す図である。
【図3】アップリンクサブフレームが14のSC−OFDMシンボルから構成される一例を示す図である。
【図4】パワーマスクランプの配置によって引き起こされる信号品質および干渉の問題を示す図である。
【図5】本発明を実施しうる第3世代セルラ通信ネットワークおよびその進化型ネットワークの一般的アーキテクチャを示す図である。
【図6a】パワーマスクおよび様々なパワーマスクパラメータを示す図である。
【図6b】パワーマスクおよび様々なパワーマスクパラメータを示す図である。
【図7a】本発明の方法を示すフロー図である。
【図7b】本発明の一実施形態を示すフロー図である。
【図8】本発明の一実施形態による、パワーマスクパラメータをどのように適合させるかのルールセットの一例を示す図である。
【図9a】本発明の一実施形態による、パワーマスクパラメータをどのように適合できるかの例を示す図である。
【図9b】本発明の一実施形態による、パワーマスクパラメータをどのように適合できるかの例を示す図である。
【図9c】本発明の一実施形態による、パワーマスクパラメータをどのように適合できるかの例を示す図である。
【図9d】本発明の一実施形態による、パワーマスクパラメータをどのように適合できるかの例を示す図である。
【図9e】本発明の一実施形態による、パワーマスクパラメータをどのように適合できるかの例を示す図である。
【図10】本発明の一実施形態による装置を概略的に示すブロック図である。
【図11】本発明の一実施形態による、UEに実装された装置を概略的に示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下の記述では、本発明の完全な理解を提供する手段として、限定でなく説明のために、特定のステップシーケンス、シグナリングプロトコル、およびデバイス構成などの具体的な詳細を記載する。本発明がこれらの具体的な詳細から離れた他の実施形態で実践されてもよいことは、当業者には明らかであろう。
【0022】
また、本明細書の以下で説明する手段および機能が、プログラムされたマイクロプロセッサまたは汎用コンピュータで動作するソフトウェアを使用して、および/または特定用途向け集積回路(ASIC)を使用して、実施されてもよいことを当業者は理解するであろう。本発明について方法およびデバイスの形態で主に記述するが、本発明は、コンピュータプログラムでも、またコンピュータプロセッサおよびプロセッサに結合されたメモリを備え、かつメモリに本明細書に開示の機能を実行しうる1つ以上のプログラムをエンコードされているシステムでも具現されてもよい。
【0023】
図5に、本発明を実施しうる第3世代セルラ通信ネットワークおよびその進化型ネットワークの一般的アーキテクチャが示されている。通信ネットワークは、音声およびパケットデータなどの種々の通信サービスを提供するために広く配備されている。図5に示されるように、セルラ通信ネットワークは、コアネットワークEPC52に接続された1つ以上のeNodeB50を有してもよく、複数のユーザ装置(UE)54が1つのセル内に在ってもよい。上記のように、E−UTRANにおける送信電力制御を改善する必要がある。従って、本発明は、図5に示されるようなセルラ通信ネットワークにおける送信電力制御方法および装置を備える。一実施形態によれば送信電力制御の改善は、事前定義済電力マスクを信号送信の信号送信特徴すなわち送信される信号のコンテンツに適合させ、適合済パワーマスクをサブフレームまたはOFDMシンボルに適用することによって達成される。本方法は、eNodeBなどのネットワークノードまたはUEにおいてさらに実施できよう。
【0024】
パワーマスクは、送信電力をオフからオンへ切り替えるための遷移期間と送信電力をオンからオフへ切り替えるための遷移期間であり、1つまたはいくつかのパワーマスクパラメータによって定義される。パワーマスクの一例が図6aに示されている。パワーマスクは、第1のパワーランプ(立ち上がり)および第2のパワーランプ(立ち下がり)を有する。第1のパワーランプは、始点および終点を有する。また、第2のパワーランプも、始点および終点を有する。図6bにさらに示されているように、パワーマスクは、この例において第1のパワーランプの継続期間および第2のパワーランプの継続期間によって定義される。パワーマスクは、ランプの特定の時間における第1の電力レベルおよび第2の電力レベルによってさらに定義することができよう。
【0025】
これより図7〜11を参照するが、これらの図は、本発明の実施形態による方法のフロー図および装置の略ブロック図を示す。
【0026】
図7aは、本発明の第1の実施形態による方法を示すフロー図を示し、70において、信号送信に適用される事前定義済パワーマスクが、信号送信のサブフレームまたはOFDMシンボルに対して設定される。これは、事前定義済パワーマスクを使用して行われてもよい。この事前定義済パワーマスクは、前述のように1つまたはいくつかのパワーマスクパラメータによって定義されている。次いで72において、1つまたはいくつかのパワーマスクパラメータが、信号送信の信号送信特徴に適合される。本発明は、以下のような複数の信号送信特徴の1つ以上に従って、パワーマスクパラメータを適合させる実行可能手段を提供する。
・サブフレームまたはOFDMシンボルで送信される信号のコンテンツ
・次のサブフレームまたはOFDMシンボルで送信される信号のコンテンツ
・例えばトラヒック負荷などの所与の条件
・スケジューリング、リンクアダプテーションおよびタイムトラッキングのような特殊用途向けの基準信号ベースの測定を例えば用いた、ネットワーク構成
・例えばセルサイズなどの配備シナリオ
さらに、次いで74において、サブフレームまたはOFDMシンボルが送信されるとき、適合済パワーマスクがサブフレームまたはOFDMシンボルに適用される。従って、送信電力の変化、すなわちパワーマスクが適用されている信号を送信する送信機の電源オンまたは電源オフの時点、つまり、パワーマスクのランプの位置が、単一の信号送信特徴または信号送信特徴の組み合わせによって決定される。事前定義済パワーマスクの適合は、例えば標準ルールまたはシグナリングによる設定などの様々なやり方で実現されてもよい。
【0027】
標準ルールは、ランプをいつ開始または終了するか、ならびにランプの継続期間を決定するために、利用される。図8では、パワーマスクパラメータをどのように適合させるかのルールセットの一例が示されている。各矢印81〜87はルールを表す。どのサブフレームまたはどのシンボルが送信されたか、ならびに次にどのサブフレームまたはどのシンボルが送信されるかに応じて、特定のルールが選択される。第1の状態ボックス810は、サブフレームまたはシンボルがデータを含むときの、信号送信の信号送信特徴を表す。第2の状態ボックス820は、サブフレームまたはシンボルのコンテンツが制御シンボルまたは基準シンボルであるときの、信号送信の信号送信特徴を表す。第3の状態ボックス830は、サブフレームまたはシンボルがデータを含んでいないときの、信号送信の信号送信特徴を表す。例えば、第3の状態ボックス830は、UEがオフ状態にあるときであろう。オフ状態のUEは、アイドルモードと接続維持モードのどちらにもなりうることに注目すべきである。信号送信の信号送信特徴は、あるサブフレームまたはシンボルから次のサブフレームまたはシンボルへの移り変わりであることもできよう。各ルールは、パワーマスクランプの1つまたはいくつかのパラメータ、すなわち始点、終点および継続期間に関連する。パワーマスクパラメータは、標準に従って定義されてもよいし、また図5に示されるコアネットワーク52から伝達されてもよい。
【0028】
パワーマスクパラメータの適合は、例えばスケジューリング情報のようなネットワーク構成などの信号送信の信号送信特徴によっても決定されてもよい。一例は、基地局すなわちeNodeBからセル内に送信されるスケジューリング情報である。E−UTRANでは、スケジューリング情報は、PDCCH(物理ダウンリンク制御チャネル、Physical Downlink Control Channel)で送信される。アップリンク送信に関してセル内のどのUEもどのサブフレームにもスケジュールされうるので、あらゆるUEがPDCCHで送信されるスケジューリング情報をリッスン(受信)することになっている。スケジューリング情報は、どのサブフレームが使用され、どのサブフレームが使用されないかを示す。スケジューリング情報をリッスンすることによって、UEは、UEがスケジュールされているサブフレームに続くサブフレーム、すなわち次のサブフレームが別のUEで使用されるか否かを判定しうる。次いでUEは、この情報に基づきランプの位置を適合させうる。さらに、信号品質を最高にするために、送信されるサブフレームの次のサブフレームがデータを含まないとき、ルール84は、図9aに示されるように、第2のパワーランプの始点パラメータをサブフレームの外側に始点を置くように調節することによってパワーマスクパラメータの適合を行うルールである。干渉を最小限に抑えるために、送信されるサブフレームの次のサブフレームがデータを含むとき、ルール85は、図9bに示されるように、第2のパワーランプの終点パラメータをサブフレームの内側に終点を置くように調節することによってパワーマスクパラメータの適合を行うルールである。
【0029】
サブフレームがデータを含み、送信されるこのサブフレームの次のサブフレームがデータを含むとき、ルール81は、図9cに示されるように、第2のパワーランプの始点パラメータをサブフレームの内側に始点を置くように調節し、第2のパワーランプの終点パラメータをサブフレームの外側に終点を置くように調節し、かつ第2のパワーランプの継続期間を短縮することによって、パワーマスクパラメータの適合を行うルールである。
【0030】
また別の例は、送信されるOFDMシンボルが基準信号を含むときであり、ルール83、86は、図9dに示されるように、第1のパワーランプの終点パラメータをOFDMシンボルの外側に終点を置くように調節し、かつ第2のパワーランプの始点パラメータをOFDMシンボルの外側に始点を置くように調節することによって、パワーマスクパラメータの適合を行うルールである。
【0031】
また別の例は、送信されるOFDMシンボルの前のOFDMシンボルが基準信号を含むときであり、ルール83、86は、図9eに示されるように、第1のパワーランプの始点パラメータをOFDMシンボルの内側に始点を置くように調節することによって、パワーマスクパラメータの適合を行うルールである。
【0032】
また別の例は、送信されるOFDMシンボルの次のOFDMシンボルが基準信号を含むときであり、ルール82、87は、第2のパワーランプの終点パラメータをOFDMシンボルの内側に置くように終点を調節することによって、パワーマスクパラメータの適合を行うルールである。
【0033】
別の例は、送信されるサブフレームの次のサブフレームが、例えば16QAM(直角位相振幅変調)または64QAMまたはより高次の変調などの高次変調データを含むときである。このルールは、第2のパワーランプの終点パラメータをサブフレームの内側に置くように調節することによって、パワーマスクパラメータの適合を行うルールである。また、送信されるサブフレームの次のサブフレームが、例えばBPSK(二相位相変調)またはQPSK(四相位相変調)などの低次変調データを含むとき、ルールは、第2のパワーランプの始点パラメータをサブフレームの外側に置くように調節することによって行われるパワーマスクパラメータの適合を備える。
【0034】
また、本発明の一実施形態では、信号送信中の信号妨害の閾値を決定できよう。また、信号が強く、信号妨害が所定の閾値以下であるとき、ルールは、第1のパワーランプの終点パラメータをサブフレームの外側に置くように調節し、かつ第2のパワーランプの始点パラメータをサブフレームの外側に置くように調節することによって、パワーマスクパラメータの適合を行うルールとなる。また、信号が弱く、信号妨害が所定の閾値を超える場合、ルールは、第1のパワーランプの始点パラメータをサブフレームの内側に置くように調節し、かつ第2のパワーランプの終点パラメータをサブフレームの内側に置くように調節することによって、パワーマスクパラメータの適合を行うルールとなる。
【0035】
同一または類似のルールがeNodeBで実施される方法に適用されてもよいことに言及すべきである。各eNodeBは、そのeNodeB自身に接続されたUEをスケジュールする。さらに、eNodeBは、相互接続されているので、スケジューリング情報を交換しうる。従って、eNodeBは、サブフレームがスケジュールされるか否かに関する情報を交換しうる。
【0036】
それ故、eNodeBは、原理上、次のサブフレームが別のeNodeBによって使用されるか使用されないかを識別できよう。この理由は、eNodeBが相互接続され、それらがeNodeB−eNodeBインタフェース経由で、スケジューリング情報または少なくとも次のサブフレームがスケジュールされているか否かに関する情報を送受信しうるからである。eNodeBは、相互接続されているので、次のサブフレームが別のeNodeBによって使用されるか使用されないかが分かる。
【0037】
前述のように、事前定義済パワーマスクの適合は、シグナリングによる動的設定により実現されてもよい。基地局すなわちeNodeBが利用するパワーマスクは、基地局内部で動的に設定されてもよい。UTRANのようなシステムでは、RNCは、RNCとNodeBとの間のインタフェースすなわちIubインタフェースを通じたシグナリングによって基地局のパワーマスクを設定できよう。
【0038】
しかし、UEで利用するパワーマスクの適合は、明示的な無線インタフェースシグナリングにも基づいてもよい。例えば大きなセル内の特定のパワーマスクなどの、特定の信号送信特徴を有するセル内で同じ適合済パワーマスクが、すべてのUEによって使用される場合、シグナリングは、eNodeBからブロードキャストチャネルによって送信されてもよい。あるいは、各UEは、RRC(無線リソース制御)シグナリングまたはMAC(媒体アクセス制御)シグナリングによって、特定のパワーマスクに従って送信するように個別に設定されてもよい。図7bは、UE54で実施される本発明の一実施形態を示し、そこでは、UE54がeNodeBから事前定義済パワーマスクをどのように適合させるかのインストラクション(指示)を受信する。この実施形態の1つの利点は、パワーマスクをどのように適合させるべきかの計算がeNodeBで実行されるので、UE54の電力消費が減少されることである。この実施形態の別の利点は、eNodeBが例えばキュー長などのシステム状態、および無線状態についての情報をUEより多く持っていることから、システム性能を最大化しうることである。
【0039】
UEで利用するパワーマスクをシグナリングによって設定する異なるやり方がある。一実施形態では、eNodeBがサブフレームまたはOFDMシンボルの端からの正確な時間オフセットを伝達する。別の実施形態では、eNodeBは、すべてのランプがサブフレームまたはOFDMシンボルの終わりかまたは始まりに開始するように指示する。また別の実施形態では、eNodeBは、複数の仕様を明確に定義済みの適合済パワーマスクの中の1つの適合済パワーマスクの識別子、すなわち複数の標準化されたパワーマスクの中から1つの標準化パワーマスクのアイデンティティ(識別情報)をUEに送信する。上記の事例のすべてにおいて、UEが利用するパワーマスクは、eNodeBから動的または準静的に設定および制御される。
【0040】
図7aに示される方法は、図10に示される装置で実施されてもよい。装置100は、信号送信のサブフレームまたはOFDMシンボルに対して事前定義済パワーマスクを設定するユニット102を備える。装置100は、信号送信の信号送信特徴にパワーマスクの少なくとも1つのパワーマスクパラメータを適合させるユニット104と、サブフレームもしくはOFDMシンボルに適合済パワーマスクを適用するユニット106とをさらに備える。パワーマスクパラメータを適合させるユニット104は、前述の本発明の方法に従ってパワーマスクパラメータを調節するように構成される。
【0041】
また、装置100は、UE54またはeNodeB50内に実装できよう。本発明の一実施形態では、装置は、図11に示されるようにUE54内に実装される。装置は、eNodeB50からパワーマスクパラメータをどのように適合させるかの指示を受信する受信部108をさらに備えることができよう。
【0042】
本発明は、もちろん、本発明の必須の特徴から逸脱することなしに、本明細書に具体的に記載したやり方とは別のやり方で実行されてもよい。本実施形態は、すべての点で例証であり限定でないと見なされるべきである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
セルラ通信ネットワークにおいて送信出力電力を制御する方法であって、
信号送信におけるサブフレームまたはOFDM(直交周波数分割多重)シンボルの少なくとも1つについて所定のパワーマスクを設定する設定ステップであって、前記パワーマスクは、第1のパワーランプが開始される始点、該第1のパワーランプが終了する終点、第2のパワーランプが開始される始点、該第2のパワーランプが終了する終点、該第1のパワーラップが継続する期間である第1の継続期間、該第2のパワーラップが継続する期間である第2の継続期間、該第1のパワーランプにおける特定時点の電力レベルを示す第1のパワーレベル、および、該第2のパワーランプにおける特定時点の電力レベルを示す第2のパワーレベルのいずれかに関連した少なくとも1つのマスクパラメータを有する、設定ステップと、
前記信号送信の特徴を示す信号送信特徴に対して前記少なくとも1つのマスクパラメータを適合させる適合ステップと、
前記適合させられた前記少なくとも1つのマスクパラメータを前記サブフレームまたは前記OFDMシンボルの少なくとも1つに適用する適用ステップと
を有することを特徴とする方法。
【請求項2】
前記方法は、ユーザ装置(UE)によって実行されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記少なくとも1つのマスクパラメータをどのように適合させるか示す指示をネットワークノードから受信するステップをさらに有することを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記指示は、複数の規格化されたパワーマスクのうちの1つを示す識別情報を含んでいることを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記方法は、ネットワークノードによって実行されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記適合ステップは、前記サブフレームに後続する後続サブフレームがデータを搬送するときに、前記サブフレームの内側に前記第2のパワーランプの終点が位置するように該終点についてのマスクパラメータを調整することによって、実行されるステップであることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記適合ステップは、前記サブフレームに後続する後続サブフレームがデータを搬送しないときに、前記サブフレームの外側に前記第2のパワーランプの始点が位置するように該始点についてのマスクパラメータを調整することによって、実行されるステップであることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
前記適合ステップは、前記サブフレームがデータを搬送し、かつ、該サブフレームに後続する後続サブフレームもデータを搬送するときに、該サブフレームの内側に前記第2のパワーランプの始点が位置するように該始点についてのマスクパラメータを調整するとともに、該サブフレームの外側に前記第2のパワーランプの終点が位置するように該終点についてのマスクパラメータを調整し、さらに、前記第2の継続期間の長さを短縮することによって、実行されるステップであることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
前記適合ステップは、前記OFDMシンボルが基準信号を含んでいるときに、前記OFDMシンボルの外側に前記第1のパワーランプの終点が位置するように該終点についてのマスクパラメータを調整するとともに、前記OFDMシンボルの外側に前記第2のパワーランプの始点が位置するように該始点についてのマスクパラメータを調整することによって、実行されるステップであることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
前記適合ステップは、前記OFDMシンボルに先行して位置する先行OFDMシンボルが基準信号を含んでいるときに、前記OFDMシンボルの内側に前記第1のパワーランプの始点が位置するように該始点についてのマスクパラメータを調整することによって、実行されるステップであることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
前記適合ステップは、前記OFDMシンボルに後続する後続OFDMシンボルが基準信号を含んでいるときに、前記OFDMシンボルの内側に前記第2のパワーランプの終点が位置するように該終点についてのマスクパラメータを調整することによって、実行されるステップであることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1項に記載の方法。
【請求項12】
前記適合ステップは、前記サブフレームに後続する後続サブフレームが高次変調された信号を含んでいるときに、前記サブフレームの内側に前記第2のパワーランプの終点が位置するように該終点についてのマスクパラメータを調整することによって、実行されるステップであることを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1項に記載の方法。
【請求項13】
前記適合ステップは、前記サブフレームに後続する後続サブフレームが低次変調された信号を含んでいるときに、前記サブフレームの外側に前記第2のパワーランプの始点が位置するように該始点についてのマスクパラメータを調整することによって、実行されるステップであることを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1項に記載の方法。
【請求項14】
前記適合ステップは、信号妨害のレベルが所定の閾値以下であるときに、前記サブフレームの外側に前記第1のパワーランプの終点が位置するように該終点についてのマスクパラメータを調整するとともに、前記サブフレームの外側に前記第2のパワーランプの始点が位置するように該始点についてのマスクパラメータを調整することによって、実行されるステップであることを特徴とする請求項1ないし13のいずれか1項に記載の方法。
【請求項15】
前記適合ステップは、信号妨害のレベルが所定の閾値を超えているときに、前記サブフレームの内側に前記第1のパワーランプの始点が位置するように該始点についてのマスクパラメータを調整するとともに、前記サブフレームの内側に前記第2のパワーランプの終点が位置するように該終点についてのマスクパラメータを調整することによって、実行されるステップであることを特徴とする請求項1ないし14のいずれか1項に記載の方法。
【請求項16】
セルラ通信ネットワークにおいて送信出力電力を制御する装置であって、
信号送信におけるサブフレームまたはOFDM(直交周波数分割多重)シンボルの少なくとも1つについて所定のパワーマスクを設定する設定部であって、前記パワーマスクは、第1のパワーランプが開始される始点、該第1のパワーランプが終了する終点、第2のパワーランプが開始される始点、該第2のパワーランプが終了する終点、該第1のパワーラップが継続する期間である第1の継続期間、該第2のパワーラップが継続する期間である第2の継続期間、該第1のパワーランプにおける特定時点の電力レベルを示す第1のパワーレベル、および、該第2のパワーランプにおける特定時点の電力レベルを示す第2のパワーレベルのいずれかに関連した少なくとも1つのマスクパラメータを有する、設定部と、
前記信号送信の特徴を示す信号送信特徴に対して前記少なくとも1つのマスクパラメータを適合させる適合処理部と、
前記適合させられた前記少なくとも1つのマスクパラメータを前記サブフレームまたは前記OFDMシンボルの少なくとも1つに適用する適用処理部と
を備えることを特徴とする装置。
【請求項17】
前記装置は、ユーザ装置(UE)に実装される装置であることを特徴とする請求項16に記載の装置。
【請求項18】
前記少なくとも1つのマスクパラメータをどのように適合させるか示す指示をネットワークノードから受信する受信機をさらに備えることを特徴とする請求項17に記載の装置。
【請求項19】
前記指示は、複数の規格化されたパワーマスクのうちの1つを示す識別情報を含んでいることを特徴とする請求項18に記載の装置。
【請求項20】
前記装置は、ネットワークノードに実装される装置であることを特徴とする請求項16に記載の装置。
【請求項21】
前記適合処理部は、前記サブフレームに後続する後続サブフレームがデータを搬送するときに、前記サブフレームの内側に前記第2のパワーランプの終点が位置するように該終点についてのマスクパラメータを調整することを特徴とする請求項16ないし20のいずれか1項に記載の装置。
【請求項22】
前記適合処理部は、前記サブフレームに後続する後続サブフレームがデータを搬送しないときに、前記サブフレームの外側に前記第2のパワーランプの始点が位置するように該始点についてのマスクパラメータを調整することを特徴とする請求項16ないし21のいずれか1項に記載の装置。
【請求項23】
前記適合処理部は、前記サブフレームがデータを搬送し、かつ、該サブフレームに後続する後続サブフレームもデータを搬送するときに、該サブフレームの内側に前記第2のパワーランプの始点が位置するように該始点についてのマスクパラメータを調整するとともに、該サブフレームの外側に前記第2のパワーランプの終点が位置するように該終点についてのマスクパラメータを調整し、さらに、前記第2の継続期間の長さを短縮することを特徴とする請求項16ないし22のいずれか1項に記載の装置。
【請求項24】
前記適合処理部は、前記適合ステップは、前記OFDMシンボルが基準信号を含んでいるときに、前記OFDMシンボルの外側に前記第1のパワーランプの終点が位置するように該終点についてのマスクパラメータを調整するとともに、前記OFDMシンボルの外側に前記第2のパワーランプの始点が位置するように該始点についてのマスクパラメータを調整することを特徴とする請求項16ないし23のいずれか1項に記載の装置。
【請求項25】
前記適合処理部は、前記OFDMシンボルに先行して位置する先行OFDMシンボルが基準信号を含んでいるときに、前記OFDMシンボルの内側に前記第1のパワーランプの始点が位置するように該始点についてのマスクパラメータを調整することを特徴とする請求項16ないし24のいずれか1項に記載の装置。
【請求項26】
前記適合処理部は、前記OFDMシンボルに後続する後続OFDMシンボルが基準信号を含んでいるときに、前記OFDMシンボルの内側に前記第2のパワーランプの終点が位置するように該終点についてのマスクパラメータを調整することを特徴とする請求項16ないし25のいずれか1項に記載の装置。
【請求項27】
前記適合処理部は、前記サブフレームに後続する後続サブフレームが高次変調された信号を含んでいるときに、前記サブフレームの内側に前記第2のパワーランプの終点が位置するように該終点についてのマスクパラメータを調整することを特徴とする請求項16ないし26のいずれか1項に記載の装置。
【請求項28】
前記適合処理部は、前記サブフレームに後続する後続サブフレームが低次変調された信号を含んでいるときに、前記サブフレームの外側に前記第2のパワーランプの始点が位置するように該始点についてのマスクパラメータを調整することを特徴とする請求項16ないし27のいずれか1項に記載の装置。
【請求項29】
前記適合処理部は、信号妨害のレベルが所定の閾値以下であるときに、前記サブフレームの外側に前記第1のパワーランプの終点が位置するように該終点についてのマスクパラメータを調整するとともに、前記サブフレームの外側に前記第2のパワーランプの始点が位置するように該始点についてのマスクパラメータを調整することを特徴とする請求項16ないし28のいずれか1項に記載の装置。
【請求項30】
前記適合処理部は、信号妨害のレベルが所定の閾値を超えているときに、前記サブフレームの内側に前記第1のパワーランプの始点が位置するように該始点についてのマスクパラメータを調整するとともに、前記サブフレームの内側に前記第2のパワーランプの終点が位置するように該終点についてのマスクパラメータを調整することを特徴とする請求項16ないし29のいずれか1項に記載の装置。

【図1】
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【図2a】
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【図2b】
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【図2c】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6a】
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【図6b】
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【図7a】
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【図7b】
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【図8】
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【図9a】
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【図9b】
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【図9c】
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【図9d】
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【図9e】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2012−157031(P2012−157031A)
【公開日】平成24年8月16日(2012.8.16)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−55048(P2012−55048)
【出願日】平成24年3月12日(2012.3.12)
【分割の表示】特願2011−512408(P2011−512408)の分割
【原出願日】平成20年12月18日(2008.12.18)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.GSM
2.WCDMA
【出願人】(598036300)テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) (2,266)
【Fターム(参考)】