説明

セルロースエステルフィルム、及びそれを用いた偏光板、表示装置

【課題】 本発明の目的は、ロール状に巻かれたフィルムのリターデーション斑が低減された幅広のセルロースエステルフィルム、偏光板作製時の故障が少ない偏光板、及び視認性に優れた表示装置を提供することにある。
【解決手段】 セルロース誘導体と溶液の紫外線吸収スペクトルの最大吸収波長(λmax)が250nmより短波長である棒状化合物とを含むセルロースエステルフィルムであって、該セルロースエステルフィルムが平均一次粒子径0.1〜1.0μmでありかつ相対標準偏差が1〜20%である微粒子を含有し、フィルム表面のピーク密度が1000〜8000(1/mm2)であることを特徴とするセルロースエステルフィルム。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
セルロース誘導体と溶液の紫外線吸収スペクトルの最大吸収波長(λmax)が250nmより短波長である棒状化合物とを含むセルロースエステルフィルムであって、該セルロースエステルフィルムが平均一次粒子径0.1〜1.0μmでありかつ相対標準偏差が1〜20%である微粒子を含有し、フィルム表面のピーク密度が1000〜8000(1/mm2)であることを特徴とするセルロースエステルフィルム。
【請求項2】
前記棒状化合物が1,4−シクロヘキサンジカルボン酸エステル化合物であることを特徴とする請求項1に記載のセルロースエステルフィルム。
【請求項3】
1,3,5−トリアジン環を有する芳香族化合物を含むことを特徴とする請求項1または2に記載のセルロースエステルフィルム。
【請求項4】
フィルム幅が1.5m〜4mの範囲であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のセルロースエステルフィルム。
【請求項5】
下記式(i)で表されるフィルム面内のリターデーション値Roが23℃、55%RH下で20〜300nmの範囲であり、下記式(ii)で表されるフィルム厚み方向のリターデーション値Rtが23℃、55%RH下で70〜400nmの範囲であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のセルロースエステルフィルム。
式(i) Ro=(nx−ny)×d
式(ii) Rt=((nx+ny)/2−nz)×d
〔式中、nxはフィルム面内の屈折率が最も大きい方向の屈折率、nyはnxに直角な方向でのフィルム面内の屈折率、nzはフィルムの厚み方向の屈折率、dはフィルムの厚み(nm)をそれぞれ表す。〕
【請求項6】
請求項1〜5に記載のセルロースエステルフィルムを位相差フィルムとして用いたことを特徴とする偏光板。
【請求項7】
偏光板の表側に用いる偏光板保護フィルムに中空微粒子を有する低屈折率層が塗設されていることを特徴とする請求項6に記載の偏光板。
【請求項8】
請求項1〜5のいずれか1項に記載のセルロースエステルフィルムを用いたことを特徴とする表示装置。
【請求項9】
請求項6または7に記載の偏光板を用いたことを特徴とする表示装置。

【図1】
image rotate


【公開番号】特開2006−342226(P2006−342226A)
【公開日】平成18年12月21日(2006.12.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−168001(P2005−168001)
【出願日】平成17年6月8日(2005.6.8)
【出願人】(303000408)コニカミノルタオプト株式会社 (3,255)
【Fターム(参考)】